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歴史の裏打ちされたロンドンのインド料理店「マハラジャ」
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グールマン
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| 店名 |
Maharaja
|
|---|---|
| ジャンル | インド料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+44) 02077271135 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
イギリス50 Queensway, London W2 3RY |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥4,000~¥4,999 ¥2,000~¥2,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 |
| 料理 | ベジタリアンメニューあり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| サービス | 複数言語メニューあり(英語) |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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イギリスのインド料理は最高に美味しい。
35年ほど前に短期留学でイギリスを初めて訪れた時に、友人に連れられてきたベイズウォーター駅周辺のクィーンズウェイがとても気に入って、暇な時にはひとりでもたびたび来ていた。
当時のクイーンズウェイは、私が当時から大好きだったギリシャ料理店が立ち並び、右を見ても左を見ても「タベルナ(ギリシャ語で『食堂』)」という看板に満ち溢れていた。
その道を奥に進むと今度はインド料理店が建ち並んでいた
ある日私は一軒の賑わっているインド料理店にひとりで入店した。
イギリスでインド料理店に入ったのは初めてだった。
ひとりの店員が注文を取りに来た。
「何にしますか?」
「この中で一番辛いのはどれですか?」
「マトンカレーです」
「ではマトンカレーをお願いします」
しばらくすると、店の店主と思しき人が現れ再び私に問いかけてきた。
「辛いものがお好みですか?」
「はい」
「それでは、あなたのために特別に辛くしましょうか?」
「お願いします」
すると、先ほどの店員が水の入ったピッチャーと大きなグラスを持ってきた。
「えっ? 俺、とんでもないこと言ったのかなあ?」
この頃の私は渋谷にあった往年の人気カレー専門店「ボルツ」で「20倍カレー」を完食するほど辛い物が好きだったのだが、さすがに不安になってきた。
程なく、「マトンカレー」(と「ライス」と山盛りの「ナン」)が運ばれてきた。
ところが、この「マトンカレー」・・・大して辛くない。
「ボルツ」でいうと・・・と言ってもわかりにくいので「ココイチ」で言うと「2辛」ぐらい。
その後に分かったことだが、ロンドンのイギリス人相手のカレー(インド料理)は日本に比べても全然辛くないのだそうだ。
それどころか、コクと香ばしさにあふれていてとても美味しい。
日本のインド料理よりもはるかに多くのスパイス類を使っていることがわかる。
さすがかつてはインドを植民地にしていたイギリスだ・・・などと思った。
私はその後卒業旅行で再び訪れた時にもこの店に立ち寄った。
私は、その後もロンドンに来るたびに時間があるとこの辺りを徘徊している。
ただ就職後10年以上はロンドンに来ていなかったので、残念ながらその時の店は無くなっていた。
また周囲にあったギリシャ料理店も数店を除いて全て無くなって、中国料理店や商店が取って代わって立ち並び、この辺りは大きく様変わりしていた。
その中で、昔から変わらずこの街を見つめていたのがベイズウォーターの駅前にあるここ「マハラジャ」だった。
私が久々のロンドンで来たこともないこの店のことを覚えていたのは、最初の頃に共にこの辺りを訪れたイギリス人の友人に、
「『マハラジャ』ってどういう意味なんだろうね?」
とたまたま尋ねた時、彼はインドとの関係が深いイギリス人らしく、
「王の中の王、つまり『大王』という意味だよ」
と教えてくれたことをなんとなく覚えていたから。
でも、この「マハラジャ」という言葉は、その後ひょんな事から日本人の若者なら知らない者はいないというポピュラーな言葉になった(笑)
いつもの通り前置きが必要以上に長くなってしまったが・・・、
ここ「マハラジャ」はこの辺りのインド料理の中でも結構辛い料理を出す店。
でもそれは決して奇をてらったものではなく、正統派の北インド料理の体をなしている。
また、「タンドーリチキン」や「ティカ」などもとても美味しい。
人気は今日本でも人気になっている「バターチキン」。
ここのものはとてもコクがあってほんのりとした甘さを感じることができる。
また「マトンティカカレー」は深いコクの中にもスパイシーな辛さが心地よい。
ライスにもナンにも合う優れものだ。
ちなみに、クイーンズウェイの奥には今でもインド料理店が多く残っている。
無くなった多くのギリシャ料理店の代わりには中国料理をはじめ、タイやマレーシアのアジアの新興国の料理店をはじめ、アラビアやペルシャ、アフリカの料理店もある。
世界中から人と物が集まっているロンドン。
モダンブリティッシュも良いけど、世界各国の料理を味わうならニューヨークとともにロンドンは最も食べ歩きの楽しい街だと思う。
今回のロンドンでも、私は二度の夕食を友人やスタッフとこの街で楽しんだ。
(もう一軒はギリシャ料理の「サントリーニ」)