2000/01訪問1回目
【本格フレンチとの邂逅、そして日本のフレンチへの開眼】
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satotsuji
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
Le Gavroche（ルガブローシュ）
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+44) 02074080881 |
| 予約可否 |
完全予約制 |
| 住所 |
イギリス43 Upper Brook Street London W1K 7QR |
| 交通手段 |
地下鉄のMarble Arch駅から、Park Laneを4分ほど歩き、Upper Brook Streetで左折して直進2分。43番がお店の前です。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、AMEX） |
席・設備
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
|---|---|
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
メニュー
| ドリンク | ワインにこだわる |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| サービス | 2時間半以上の宴会可、ソムリエがいる |
| ドレスコード | 完全フォーマルです。 |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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【1999年初頭初訪問】
古い話で恐縮です。
私が本格的な欧州のフレンチと邂逅したのが当店であるため、ご紹介もかねてお伝えします。
こちらのお店は、最高位ではミシュランで星３つも取った店でした。
現在でも２つ星で、英国のフレンチの中でもトップクラスのお店の筈です。
90年代末、丁度、晩秋からロンドンに滞在していた私は、年明けの重要な式典やら会合の準備に
明け暮れていました。
スペインの重要なパートナー候補との提携話の詰めもあり、そのパートナーが自社側につくか
あるいは欧米系側の会社につくか、という重要な会談をする場でもありました。
最後の詰めをロンドンでの年初の重要な式典の前後で行っていたわけですが、
協力のお礼にと、そのオーナー兼社長、幹部をお呼びして接待をすることになりました。
極めて重要なパートナーをどちらにつけるか、という重要な接待でもあります。
自社の心遣い、思いの丈を知っていただく為に、利用したのが当店でした。
アレンジ全体を任されていた若かりし日の私は、
当時、ロンドンで一番のフレンチレストランと誉れ高い当店を選ぶことにしました。
今は、他にもお店が出ていますし、ミシュラン３つ星もありますから、状況は違うでしょうが、
最高級の部類のお店であることは変わりません。
当初、食事を一緒に、とオーナー兼社長と、幹部、そしてオーナーの娘さんも同席されましたが、
幹部はまさか最高級フレンチでの接待とは思わずに、ネクタイをせずに来たため、
受付でネクタイを借用してつけることになりました。
また、オーナーがワインリストを開くと、綺羅星のごとくならぶ超高級ワインの名前を目の当たりにし、
さすがに超高級ワインをボトルでオーダーするのは接待では過剰と思われたのか、無難にハウスワインを
注文されました。
完全にサプライズです。
私は、フォアグラの前菜、そして、ドーバーソールのムニエル、を中心に食べました。
この時のフォアグラの見事な味付けが素晴らしかったのに比して、ドーバーソールは微かに
魚のニオイが感じられたのを記憶しております。
帰国後に、銀座レカンで食べたフルコースの魚介の味付けがあまりにも見事であったため、
日本のフレンチを見直したのでした。
当時の感想であるため、今とは無論ちがうでしょうが、肉はル・ガヴローシュのフレンチが最高と思いましたが、
魚介を扱ったフレンチに関しては銀座レカンが最高と思った次第です。
それは、その後に食べた、当時の銀座ロオジエなどと比較しても、同じ感想を持ちました。
その後食べたシェイノに銀座レカンと同じ幻影を見たので、素晴らしいと思いました。
結局、その会社は、我々側と提携することに決まり今でもお付き合いがありますが、
重要な接待で、どういう風にもてなしをすれば良いか、まさに身をもって学ぶことが出来ました。
まさに一期一会であろうと思います。
お店側も一期一会で対応して下さったと思います。
今度は、個人で利用してみたいと思っております。
食べログをご利用されている皆様に、こういうお店もある、ということを知っていただこうと思いUpいたしました。
なお気になるご予算は、当時で６人で４０万円弱、と接待費としてもかなりの金額でしたが、価値ある接待でもありました。