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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
The Clove Club
|
|---|---|
| ジャンル | ヨーロッパ料理、イノベーティブ、創作料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+44) 02077296496 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
イギリスShoreditch Town Hall 380 Old Street, London EC1V 9LT |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
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特徴・関連情報
| 利用シーン |
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|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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最近、ようやくといっていいレベルでようやくイギリスにも美食の波が訪れているようで、2018年の世界のベストレストランにはイギリスのお店が4店舗ランクインしています。そちらの33位がこちら。
2017年には26位を獲得しており、上位の常連と言えます。
とはいえ、それほど予約困難なわけではなさそうです。Web経由で、事前決済にてスルッと予約完了。テイスティングメニューが£145＝2万円ちょっと、6コースメニューが£95＝14000円弱となっています。今回は後者を選択。
入り口はかなりかしこまった感じがするので、ビビりながら入ると、中はリラックスした雰囲気。カウンターで1人で料理を楽しむ人もいますし、店員さんはデニムにスニーカーの人もいます。
途中で海老出汁の蕎麦が登場したり、色んな所で日本の食材がクローズアップされています。
加えて、アミューズとしてフライドチキン（ファストフードへのアンチテーゼ）がでてくるなど、最近のモダンなお料理店の基本をしっかり踏襲。
アミューズが終わって最初の皿はスズキのお刺身風、とのことでフェンネルの香りが面白いですが、これは純粋に居酒屋のカルパッチョの域をでないですね…
続いてはサーモンのミキュイ。軽いミルクのソースにカリッと調理したアーモンドがベストマッチ。柔らかに火が通されたサーモンの調味も穏やか。
ラングスティーヌのソテーは、ビスク風のソースでオーセンティックな美味しさ。英国産のアスパラの調理も適切で、適度な野性味が残ります。立て続けに出てきたのは、その殻でとった出汁で食す蕎麦。これは全然だめですね。海老の出汁は単体で美味しいのですが、蕎麦と合わせる意図が解らない…加えて蕎麦はボロボロ。無理せずパスタにしよう。
鮟鱇のソテーはスモーク香のきいたベーコンのソース。筋肉質な鮟鱇の身質に、ベーコンのスモーキーな旨味があわさって印象的。トリュフやバジルのソースで味変も可能で、本日一番のお料理でした。
肉料理の1皿目は鴨。薄切りなので軽く食べられますが、皮目のカリカリ感が薄切りでも伝わってくるさすがの火入れ。春といえばのホワイトアスパラも鴨の風味と対象的に瑞々しく、意図のある取り合わせ。別皿で供されたのは椎茸に鴨のミンチを詰めたもの。じゃがいもを薄切りにしてパリパリにしたものと供されます。こちらも少し和を感じさせる取り合わせ。
メインは鹿肉。こちらは純粋に王道の美味しさ。
アヴァン・デセールはバジルのソルベ。羊のミルクのヨーグルトが敷いてあり、さっぱりしすぎない。
メインのデザートはポップコーンを砕いたものをのせた、日本産マンゴーのソルベ。ポップコーンが香ばしく、食感のアクセントにもなりますね。
全体的に日本への意識を強く感じますが、和食の真似事をした系のやつは、まったく美味しくないので、それはなくていいんじゃないかなと…洋食系の料理は文句なく美味しいので、ベースはとても美味しいレストランだと思います。全体的にやや塩梅キツめなのと、提供温度低めなのも気になるが…どっちにしてロンドンにおいてはイケてる料理が出てくるのは間違いないので、とてもいいと思います。
飲み物はティーペアリングを依頼したのですが、こちらも富士山の天然水でいれた緑茶を始め、日本のお茶が百花繚乱。
ちなみに日本のお茶は、残念ながら淹れ方の問題なのか、あまり美味しくないですし、料理とあっている感覚も1～2品しかありませんでした。
安い方のコースが£95＋ソフトドリンクペアリングが£50＋サービスとVATその他で£40くらいはかかりますので、合計3万円弱/人のお食事です。ロンドンの物価を考えると…という感じはなくはないですが、であれば日本なら他のレストラン行くなというのが正直なところ。
いろいろむずかしいなぁ、ほんとに。