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ロンドン金融街のバンカー御用達のジェイソン・アサートンの店
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グールマン
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| 店名 |
City Social
|
|---|---|
| ジャンル | ヨーロッパ料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+44) 02078777703 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
イギリスTower 42, 25 Old Broad St, London EC2N 1HQ |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥20,000~¥29,999 ¥6,000~¥7,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 |
| 個室 |
有 |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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先日行われたサッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝は、リバプール対トットナムというイギリスのチーム同士の戦いになった。
ロンドン事務所のスタッフのひとりが熱狂的なトットナムのファンで、準決勝のあたりからまるで仕事になっていない。
4月に予定していた私のイギリス出張も、イギリスのEU離脱がはっきりしないために中止になったこともあり、他のスタッフから文句が来るぐらい彼はサッカーに夢中になっていたようだ。
彼は、私がロンドンに滞在中は、友人知人といるとき以外はほとんど行動を共にしている。
もっぱらの話題はやはりサッカー。
私はトットナムと長年ライバル関係にあるアーセナルのファン。
(といっても、私は根っからの『グーナー』(アーセナルファン)ではなく、長年アーセナルの監督をしていたアーセン・ヴェンゲル氏が名古屋グランパスの監督をしていた時に、当時名古屋にいた私は、本業とは関係ないある分野でクラブのサポートをしていて、彼の人間性と華麗なサッカーにに心惹かれただけの事)
よって、スパーズ(トットナム)ファンでありながら私と同じくヴェンゲル氏を尊敬してやまない彼とは、アーセナルファンが集まるキングスクロス駅辺りのパブやスポーツバーに行くのが常だった。
だからと言って、私がスパーズファンのたまり場であるリバプールストリートに行くことはまずな無いのだが・・・。
そんな私も今回は、「万が一スパーズ(トットナム)が奇跡でも起こしたら、その時はリバプールストリートで酒でもおごるよ」と挑発していたのだ。
ということで・・・、
ロンドン出張初日、私は一人のスタッフには内緒でスタッフ全員の食事会をセッティングするよう秘書の女性にお願いしておいた。
元々、スパーズが勝っても負けても、この難しい政治状況の中、その慰労を兼ねて食事会をするつもりでいたからだ。
「リバプールストリートに近ければ多少高級なところでも良いよ」とだけオーダーした私に対して彼女が選んだのがこの店だった。
ここ「シティ・ソーシャル」はリバプールストリートからロンドンの金融中心地「シティ」方面に行ったところにある「タワー42」という高層ビルの24階にあるミシュラン1つ星のレストラン。
専用の入口から専用のエレベーターで行くこの店は、その眺望を最大限生かした凝った作りになっていて、バーのみでの利用もできる。
この店を手掛けるのは、ゴードン・ラムジーやヘストン・ブルメンタールと並ぶイギリスのスターシェフであるジェイソン・アサートン。
今話題のホテル「ザ・ロンドン・エディション」のメインダイニング「バーナーズ・タベルン」で有名なジェイソン・アサートンは、エキセントリックなラムジーや、マニアックなブルメンタールと違って女性に人気があるらしい。
ビクトリア駅近くにあるニューヨークイタリアンのレストランも予約困難な人気店である。
この店を選んだ女性もやはりジェイソン・アサートンの店に行きたかったとのことだった。
日本に比べて高層ビルの少ないロンドンでは、眺めの良い高級レストラン自体がさほど多くない。
ここは「シティ」と呼ばれるロンドンの金融街のバンカーたちがそのステイタスとして多く利用しているようだ。
メニュー自体はオーソドックスだが、種類も多く多彩な要望には応えられるようになっている。
また、シティで働く食事に制限の多いユダヤ系の人にも対応できる料理も用意している。
私たちは、シャンパーニュを楽しみながら各々が好みの料理をオーダーした。
私がオーダーしたのは「ホタテとしめじの前菜」と「テマナラムのロースト」。
「ホタテとしめじの前菜」はまさにさっぱりとした前菜で、ゆずの風味がうれしい一品だった。
「テマナラム」は和牛にも匹敵するといわれる希少なブランドラムで一度食べたいと思っていた。
さすがに霜降りというわけではないが、ラムにしては濃い肉の味が特徴で、下に絡みついてくるような甘みがとても印象的だった。
「ホタテ」ではゆずを使ってオリジナリティーを表現していながら、「テマナラム」では一転素材の味を前面に押し出してくるところは、硬軟織り交ぜたシェフの柔軟性と力量を推し量ることができる。
デザートは私の「チョコレートタルト」をはじめ、どれも見た目にも味も素晴らしく、特に女性陣には大好評だった。
入店時にはまだ明るかった外の景色もすっかり夜景に変わり、また違った趣を見せていた。
確かに料理も良かったが、やはりこの店は雰囲気と景色がその盛り上がりをより一層演出している。
私はこの後、リバプールストリートのトットナムファンの集まるパブにでも連れてゆかれると思っていたのだが、トットナムファンの彼は、女性陣を帰して、男3人でいつものキングスクロスのパブに向かった。
話題は言うまでもなく「トットナム敗北の愚痴」だった。
でも私は別に構わない。
これで彼が思いっきり憂さを晴らして仕事に集中してくれるのなら・・・。