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2016/08訪問1回目
おそろしく美味しいBun Thit Nuong
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imosa
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
NGHI XUAN
|
|---|---|
| ジャンル | ベトナム料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+84) 838230699 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
ベトナム5/9 Nguyen Sieu, District1, Ho Chi Minh City |
| 交通手段 |
ドンコイ通りから徒歩5分 |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
席・設備
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| ホームページ | |
| 備考 |
フエ料理 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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Hai Ba Trung(ハイバーチュン)通りからNguyen Sieu通りに進んですぐの路地を入った奥にあるNghi Xuan(ギースアン)。
ここはベトナム中部の街、フエの料理がいただけるそうです。
フエという街は昔王都があったらしく、中でも高級なフエ料理については「宮廷料理」と呼ばれることもあるようです。
ベトナム料理の原型とも言われることもあるそうで、本やブログなどで日本で言う京料理に例えている方もおられました。
昼はセットメニューもあるそうですが、典型的なフエ料理を幾つかアラカルトで注文することにします。
バインベオ、フエの珍味、ブンティッヌーンをお願いしてみます。
ガイドブックにも大抵載っていることの多いお店ではありますが、昼は割とガラガラ。
まず最初にバインベオ。
渡航前にいろいろ勉強してきた限りでは、フエの料理の大きな特徴としてお米の粉を餅状に加工することが多いらしく、この料理などもその典型かと。
ベトナムでは米はタイ米であり、北部では年に二回収穫する二毛作、南部では三回収穫する三毛作が行われるとのこと。
米自体のクオリティの問題もありますが、米を加工する文化はそういった米の豊富な環境から生まれてきたのかもしれません。
米粉を溶いて皿の上で蒸したバインベオ。
そこに海老のデンブ、豚皮を揚げたもの、ネギが載っているので、ここにヌクマムベースの薄味のタレをひと匙かけ、これをスプーンで十字に切り込みを入れるなどして少しずつ食べていきます。
柔らかい餅のような食感なので口当たりも良く、豚皮もサクサク、海老デンブも香りが良くて美味しいです。
フエの珍味はカクロアイバインフエという米粉のクレープで海老デンブを包んだもの。
バインベオとほぼ同じような素材の料理ではありますが、ベトナム料理にもこういう繊細さを備えた料理があるものかと驚きました。
バインボットロックは海老と豚肉をタピオカ生地で包んだもの。
醤油ベースのようなタレで食べやすくも感じられ、食感も米粉とは違いプリプリした感じです。
バナナの葉に米粉生地と海老すり身を塗って焼いたバインナムは、箸で上手く巻きながらロール状にし、タレで食べます。
珍味はどれも似たような素材ばかり使っているようではありながら、微妙な食感やタレの組み合わせ方で違いを付けていました。
そしてブンティッヌーン。
ブンはフエが起源と言われる米粉麺です。
同じ米粉麺でもフォーやフーティウと違って数日寝かせるのが特徴だとか。
Thitは肉、Nuongは焼く、なのでそのまま訳すと焼肉麺ということになるでしょうか。
揚げ春巻きが入っているのは嬉しいサプライズ。
タレをかけて混ぜて食べてみるとハーブの香りが驚くほど新鮮で、日本で食べるハーブの如何に香りのしないものであったかを思い知らされます。
そのままでも充分美味しい焼き豚肉や揚げ春巻きではありますが、鮮やかなハーブに彩られることで余計な脂っこさは消え、肉の旨みが引き立つように思います。
ブンティッヌーンは他でも食べましたけど、ここのはやっぱり完成度が高いですね。
カフェスアダーは練乳をミルク兼甘味料にしたベトナム風アイスコーヒー。
コーヒー自体がかなり濃いので練乳を混ぜるくらいでちょうど良いくらい。
ベトナム滞在中は何度となく口にさせてもらいましたが、ここのは特に美味しい。
普通ベトナムコーヒーはロブスタ種を使うと聞いていましたが、良いお店はアラビカ種を使うこともあるのだそうです。
ここは果たしてどうか分かりませんが、豆も悪いものではないはずです。
ホーチミン市内にはフエ料理が食べられるお店が、手頃なものから家族経営のものまで幾つもありますが、ここは王道のフエ料理のように思います。
もちろんフエの宮廷料理を知っているわけではありませんので、素材や調理法に至るまで手を抜かず作っているという意味で、ですが。
日本人の舌にも合う、美味しいフエ料理を楽しむことができました。