銀座と変わらないクオリティの高級寿司ならここ : Sushi REI

高級なお寿司屋さんがホーチミンにあると、噂では聞いていた物の行くタイミングがありませんでした。
そんな中、会社の上司が是非行ってみようと言うことになり、1週間前に予約。
当日を迎えました。

場所はレタントン中心部から歩いて15分くらいでしょうか。動物公園、テレビ局の近くにあります。
大通りから一本入った所に突如現れる灰色の建物。
ちょっと周りの景色と違った雰囲気がします。
入口には店員さんが立っておられて予約の確認をして中に入ります。
入って見ると、ここはベトナムなの？って思ってしまうような作り。
白木のカウンターと奥に個室があります。個室は4人以上で行けば使用出来るようです。
日本人の職人さん1名とベトナム人の職人さん。それに日本人の女性店員さんもいて安心出来る感じです。
板場の壁には鱗をモチーフにした板が4,000枚貼られていて、これも圧巻のデザイン。日本の有名寿司店より広いし作りも凝っているのが凄いと思います。

ここはお任せ【3,000,000ドン（1万5千円程度）】だけなので、まずは飲み物をオーダーしましょう。
はじめはビールということで15万ドンの生のグラスをお願いします。
ビールの価格は日本とあまり変わらないのも面白い。
さてさて先付けが出てきます。筍に桜の塩漬けをあしらったもの。
うーん！美味しいじゃないの～期待通りの味わい。
がぶがぶとビールは飲めませんがクリーミーな泡立ちのビールが料理と合います。
そして剣先イカの煮物。玉子が詰まっていてこれも美味しい。ほんのり甘い味付けも素晴らしいと思います。
そしてお作り。マグロ、金目鯛が乗っています。そしてわさびも目の前で摺って出してくれる。これがまた辛さと味が良い。
聞くところによると魚はすべて築地から空輸しているとのこと。ここまでやっているお店はベトナムでは恐らくここしか無いと思ってしまうくらい凄い。
お作りも素晴らしいしビールが進んじゃいます。ここで既に2杯目に突入～
次にズワイガニの茶碗蒸し。蟹がタップリで凄く美味しい～ここまで来ると凄すぎます。
焼き物はサクラマス。これは無くてもいいかな～と思ってしまいました。とは言えミョウガがこんなに美味しいとは思いもしません。
ここから寿司のスタート。
まずは鯛。これは白酢を使ってあっさりと仕上げてあるしゃり。しゃりは小さく温度も人肌程度。ほぐれも良くてこれは旨い。ガリも自前で作っていてこれも旨い。良い感じです。
そしていか。ベトナムでは味わえない柚が掛かっています。香りが良くてとても良い。
次に赤貝の貝柱。こちらでは絶対に味わえない海苔の香りと食感。素晴らしいです。
ここで日本酒にスイッチ。一番な安価ものをチョイスしてみました。
そして中トロが出てきます。赤酢を使っていてちょっと個性的。でもこれが凄い味わい。濃厚な味が口いっぱいに広がります。
次に穴子。タレと塩の2種が出てきました。半貫にしてあってこれも良い感じです。
食べて見ると、これはちょっと臭みがあってイマイチ。タレはまだごまかせても塩はちょっとダメかも。
次に鯖。薄切りにしてあるものを2枚重ねにしてあるのが面白い。香りも良くてこれは美味しい。
そして車エビ。茹でたてを裁いて出してくれる。赤酢とマッチしていてエビの甘みが口いっぱいに広がります。うん。美味しい！
そして煮蛤。柔らかく上品な甘みでとても美味しい～日本でもこんなの滅多に食べられない～！
次にノドグロ。これもまた濃厚な味わいでとても良い感じ。
最後は雲丹。手巻きにして出してくれます。大粒の雲丹が素晴らしい。味の余韻に浸っていたい感じでした。
椀ものは生わかめを使った蛤しんじょ。蛤のダシがきいていて美味しい事。
〆はやっぱり玉子。柔らかくふんわり焼き上げたもの。これも甘みが上品でおいしかった。
デザートはあまおうを使ったワインジュレがけ。日本の果物なんて久しく食べていなかったので感動しちゃいました。

前述したとおり、水を含めた材料をすべて日本から空輸。
それもほぼ毎日。
それでこの価格で味を考えれば安いのかもしれない。
ちなみに職人さんは名古屋のお店で修行され、13年目（ホーチミンは2年）とのこと。
流石日本人オーナーのお店は違いました。

また何かの機会があれば伺ってみたいとは思います。

※現在は夜のみの営業。おすすめコースのみになっています。