酔狂老人卍さんが投稿した宝来家(埼玉/春日部)の口コミ詳細

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『此世をハ と里(り)や お暇尓(に) せん古(こ)う能(の) 煙りと供尓(に) 者(は)ひ 左樣なら』 (十返舎一九)

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宝来家春日部/中華料理、食堂、ラーメン

38

  • 昼の点数:4.2

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 3.6
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
38回目

2023/03 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

井蛙語於海(ゐのなかのかはづがうみをかたり)、夏蟲語於冰(なつのむしがこほりをかたる)

有一日(あるひ)、普請中(ふしんのさなか)、
"粕壁停車塲(かすかべステンショ)"へと下車(おりた)つ。
右手(めて)に"櫻花(さくらのはな)"を見遣(みや)りつゝ、いざ、『寶來家』に、、。
炮(あぶり)、寒鰤(かんぶり)、久方(ひさかた)ぶり。

壁面(かべ)の菜譜(こんだて)を睨(にら)むこと霎時(しばし)。
「あれでもなし、これでもなし、ろくでなし、西洋梨(せいやうなし)」と惱(なや)み、
竟(つひ)に、またもや、またまた、"雲吞麪(こんとんそば)"、
對價(あたひ)、五百八十圓也(ごひやくはちじふゑんなり)。

その"(あぢはひ)"、常態(つね)に一無差異(ことなるところなし)。
"味精(あれ)"?  -----> 無問題(くるしうない)!
嫩(やはらか)き"麪條(きりむぎ)"  -----> 許容範圍内(くるしうない)!
紅白(くすりまみれ)の"鳴門卷(なるとまき)" -----> 無關係(くるしうない)!

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:福倫達(Voigtländer)APO-LANTHAR 2/50 Asph. @F2.8~F4
     福倫達(Voigtländer)SUPER WIDE-HELIAR 4.5/15 ASPH. III @F11
     高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto 微距(Macro)2/50 @F2 ※2018-02

  • "御内儀(おかみ)"、【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "粕壁停車塲(かすかべステンショ)"

  • "粕壁停車塲(かすかべステンショ)"

  • 近傍(ちかく)の"櫻(さくら)"

  • "外觀(かまへ)"

  • "筯(はし)"

  • "雲吞麪(こんとんめん)"

  • "雲吞麪(こんとんめん)"

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、蔥鬆(ねぶかみじんぎり)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、紫菜乾(ほしあまのり)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、滷肉(にぶた)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、菠薐(からな)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、鳴門巻(なるとまき)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、麪條(もろこしのきりむぎ)

  • "碟兒(こざら)"、茄子(なすび)

  • "碟兒(こざら)"、茄子(なすび)

  • "碟兒(こざら)"、蒟蒻(こんにやく)

  • "醃菜(つけもの)"

  • "盌(うつは)"

  • "盌(うつは)"

2023/03/31 更新

37回目

2022/11 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人
  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "水(みづ)"

  • "雲吞麪(こんとんめん)"

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、紫菜乾(ほしあまのり)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、滷肉(にぶた)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、菠薐(からな)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、乾筍(ほしたかむな)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、扁食(へいしん)+菠薐(からな)

  • "雲吞麪(こんとんめん)"、柚(ゆう)

  • "菹(にらぎ)"

  • "蘆菔(おほね)"

  • "枾(かき)"

2022/11/22 更新

36回目

2022/08 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

"韭菜豬肝(にらレヴァ)"を 噉(くら)ふ脇(わき)には "啤酒(むぎのさけ)" 下戸(げこ)には難儀(つらき) 三合五勺(さんがふごしやく、≒633ml)

猛暑(たけだけしきあつさ)には"啤酒(むぎのあはざけ)"!
、、、となるが、庶民(われわれ)であり、世(よ)の風習(ならひ)と云ふもの。
"麥酒(これ)"に適合(よ)き"鍋貼(やきかうじ)"が今一(いまひとつ)ゆゑ、
"韭菜豬肝(にらレヴァ、ぶたきもとにらのいためもの)"一擇(あるのみ)。※←ワカモノコトバ

この雌雄(つがひ)は尋常(つね)のことながら、
此度(こだみ)は、"大業物(おほわざもの)"による"据斬(すへぎり)"が目的(ねらひ)。
かの「七ツ胴(なゝつどう)」にも匹敵(ひとし)き"APO-LANTHAR 2/50 Asph."に、
"MACRO APO-ULTRON 2/35"が何處(いづく)まで肉薄(せま)れる歟(か)?

とは云へ、
嚴密(ひいきめなし)の性能比較(ちからくらべ)なんぞ、
宛然(あたかも)、「挐雲攫霧(くもをひき、きりをつかむ)」が如(ごと)きもの。
徒(いたづら)に「三寸不爛之舌(むだぐち)」叩(たゝ)かば惑人(ひとをまどはす)。

"近接撮影能力(ちかよれるちから)"に限定(かぎる)なら、
"MACRO APO-ULTRON 2/35"が贏(まさ)るは「明若觀火(ひをみるよりもあきらか)」。
ま、そんなこんなで、この"兩品(ふたしな)"、
對價(あたひ)、一千二百五十圓也(いつせんにひやくごじふゑんなり)。

"啤酒(むぎのあはざけ)"三合五勺(さんがふごしやく、≒633ml)。
下戸(げこ)には難儀(つら)き三合五勺(さんがふごしやく)。
"麥酒(これ)"と"●(あれ)"とは二合八勺(にがふはつしやく、≒500ml)まで。
身丈八尺(みのたけはつしやく、≒242cm)、巨人妾(さすがにデカい)。※←イナイケド

"虀(にらぎ)"の"越瓜(しろうり)"を除(のぞ)き通例(つね)の若(ごと)し
"(あぢ)"も"管待(もてなし)"ぶりも、何(なに)もかも
"(かも)"は無(な)けれど、"(うそ)"無(な)く"(さぎ)"も無(なし)。
これで吉(よい)、これが好(よい)!

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【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T4 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:福倫達(Voigtländer)MACRO APO-ULTRON 2/35 @F2.8~F4
              ...
【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto 微距(Macro)2/50 @F2 ※2018-02

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "外觀(かまへ)"

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"、三合五勺(≒633ml)

  • "麥酒(むぎのあはざけ)"

  • "菽(えだまめ)"

  • "菽(えだまめ)"

  • "通心粉沙拉(マカロニ・サラド)"

  • "通心粉沙拉(マカロニ・サラド)"

  • "虀(にらぎ)"、胡瓜(そばうり)

  • "鹹菜(つけもの)"、胡瓜(そばうり)

  • "葅(にらぎ)"、越瓜(しろうり)

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)】

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)】、豬肝(ぶたのきも)

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)】、糵(もやし)+韭(こみら)

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)】、糵(もやし)+韭(こみら)

2022/08/28 更新

35回目

2021/10 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

小半晌(こはんとき)の安(やす)らぎ

久方(ひさかた)ぶりに"韭菜豬肝(にらレヴァ)"を堪能(あぢはふ)。
"韭菜豬肝(にらレヴァ、ぶたきもとこみらのいためもの)"に、
"粳飯(うるしいひ)"、"(しる)"、"(にらぎ)"の附(つ)く"套餐(きまりめし)"、
對價(あたひ)、八百五十圓也(はつぴやくごじふゑんなり)。

通例(つね)の如(ごと)く、"小菜碟兒(こざら)"も附屬(つく)。
輒(すなは)ち、
"金平藕(はちすのねのきんぴら)"に"菠薐(からな)"+"金針菇(えのきだけ)"、
加旃(のみならず)、"甘藷(りうきういも)"と"生薑未醤(くれのはじかみゝそ)"まで。

常態(つね)にも増(ま)してのこの品數(しなかず)!
熟々(つらつら)惟(おもんみ)るに、
杖(つゑ)の老翁(おきな)を慮(おもんばか)りて席(むしろ)讓(ゆず)りしを、
"女將(おかみ)"見逃(みのが)さゞりし故(ゆゑ)ならん。

扨(さて)、茲(こゝ)で"(しる)"はと窺(うかゞ)ふに、
"拉麪(もろこしのきりむぎ)"の"それ"と一無差異(つゆことなるところなし)。
瞬間(またゝくうち)に、一滴(ひとしづく)殘(のこ)さずこれを飮干(のみほ)す。
その容(さま)、如斯(かくのごとし)。

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【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T4 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:Voigtlaender NOKTON 1.2/35 @F2.6~F2.8
              ...
【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto 微距(Macro)2/50 @F2 ※2018-02

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "茗(ちや)"

  • "甘藷(りうきういも)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)】、"韭(こみら)"+"糵(もやし)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)】、"豬肝(ぶたのきも)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)套餐(きまりめし)】、"金平藕(はちすのねのきんぴら)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)套餐(きまりめし)】、"菠薐(からな)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)套餐(きまりめし)】、"榎蕈(えのきだけ)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)套餐(きまりめし)】、"生薑未醤(くれのはじかみゝそ)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)套餐(きまりめし)】、"湯(しる)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)套餐(きまりめし)】、"湯盌(しるまり)"

  • 【韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)套餐(きまりめし)】、"菹(にらぎ)"

2021/11/16 更新

34回目

2021/08 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

鵟(ノスリ)、懐古趣味拉麪(ノスラー)、懐古趣味拉麪偏愛嗜好症(ノスリスト)

近來(ちかごろ)巷(ちまた)で囂(かまびす)しきは、
町中華(まちゝゆうくわ)」に「懐古趣味拉麪(ノスラー)」なる辭(ことば)。
繪草紙(ゑざうし)、電視節目(でんきかみしばゐ)、網誌(ブログ)、等々(などなど)、
枚舉(かぞふる)に無暇(いとまなし)。

武州東北部(むさしのくにのうしとら)に限定(かぎる)なら、
大宮(おほみや)『多萬里食堂』が一際(ひときは)高名(なだかし)。
とは云へ、冢中枯骨(それがし)が味覺(した)に調和(なじ)むことなく
唯(たゞ)、粕壁(かすかべ)『寶來家』の高(たか)みを再認識(あらためてし)るのみ。

しかはあれど、However、さりながら、
"拉麪(もろこし楚者゛)"、"餛飩麪(こんとん楚者゛)"など"湯麪(しる楚者゛)"に、
"韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"以外(のほか)、
一無佳味(ひとつとしてあぢよきものはなし)。※←卑見(IMHO、わがいやしきおもひ)

但(たゞ)し、御内儀(おかみ)手製(てづから)の"小菜一碟(こざら)"は別(べつ)。
風味清冽(あぢきよらかにすみ)、智辯時季(ときをわきまへ)、
懐舊(なつかしさをおぼ)へ、稀(まれ)に珍味(かゝるめづらしきもの)まで、、。
これが吉(よい)

御内儀(おかみ)、
老骨(それがし)が質問(とひ)に應答(いらへ)て説明(い)ふやう:
「"拉麪(この楚者゛)"の溏油(だし)は"豬骨(ぶたのほね)"に"雞骨(とりがら)"、
 それに蔥(ねぎ)など"蔬菜(あをもの)"も、、。」

加旃(しかのみならず)、
鯷乾(にぼし)など魚介(うみのもの)避(さ)くる、
 先代(さきつおやかた)その儘(まゝ)の廚藝(わざ)に厶(ござ)りまする。」とも。
これで萬事吉祥(よい)!!

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【暗匣】:富士膠片(Fujifilm)X-T4 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:銘匠光學 TTArtisan 1.4/35 @F2~F5.6
              ...
【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto 微距(Macro)2/50 @F2 ※2018-02

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "水(みづ)"

  • "胡椒(こせう)"

  • "餛飩麪(こんとんつゆ楚者゛)"

  • "餛飩麪(こんとんつゆ楚者゛)"

  • "餛飩麪(こんとんつゆ楚者゛)"、餛飩(こんとん)

  • "餛飩麪(こんとんつゆ楚者゛)"、乾筍(ほしたかむな)

  • "餛飩麪(こんとんつゆ楚者゛)"、菠薐(からな)

  • "餛飩麪(こんとんつゆ楚者゛)"、滷肉(にぶた)

  • "盌(まり)"

  • "土荳沙拉(ほどサラド)"

  • "菹(にらぎ)"

2021/09/09 更新

33回目

2021/02 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

飽(あ)きもせず 毎度恆例(いつも)の"餛飩麪(あれ)"に 舌鼓(したつゞみ) 張(は)るは爺(ぢゞい)の 下腹(したはら)ばかり

ま、飽(あ)きもせず、懲(こ)りもせず、毎度恆例(いつも)の『寶來家』。
して、これ亦(また)習慣(ならひ)の"餛飩麪(こんとんめん)"。
加之(くはふるに)、"干蘿蔔絲(きりぼしおほね)"+菘菜(はくさい)の"(にらぎ)"、
、、と、一無新味(ひとつとしてめあたらしきものなし)。

從(したが)ひ、敢(あ)へて記述(しるす)も烏滸(をこ)なれど、
「『小判』を含(ふく)む"餛飩麪(こんとんそば)"の度(さしのめ)にでもなれば、、
との思惑(おもわく)にて、
×あることないこと〇思(おも)ひうかぶことを徒然(つれづれ)なる儘(まゝ)に、、。

硬(かた)く極薄(いとうす)き"叉燒(×やきぶた〇にぶた)"に、
輭(やはらか)く腰(こし)の無(な)き"麪條(きりむぎ)"と、
個々(ひとつひとつ)の構成要素(もの)は貧弱(ひなびて、よはよはし)きものなれど、
これらが都(すべ)て合體(あはさ)ると完璧(きづひとつなきたま)と化(な)る

この邊(あた)りの原理(ことのよし)、
個々(ひとつひとつ)の構成要素(もの)が剛直(つよく、たけだけし)き
桂花』"太肉麪"に彷彿(さもにた)り。
合力(ちからあは)せば、雜兵(ざふへう)能(よ)く將(しやう)を倒(たふ)す

一方(かた)や肉(にく)の薄片(うすぎり)、他方(かなた)肉塊(しゝむら):
(うし)も(ぶた)も、
(すぢ)ある肉叢(しゝむら)は燉(ゆるりにこ)が好適(よ)く
然(さ)もなくば、(やはらか)き部位(ところ)を(うすぎり)にするが吉(よい)。

雙方(どちら)も合理(ことわりにかなふ)」と斷言(いはざるべからず)。
"穗先乾筍(ほさきほしたかむな)"、"低温調理(ぬらりくらりのひいれ)"、など、
徒(いたづら)に流行(はやり)を追(お)ふこともせぬは、
實(げ)に、「街塲中華(まちうくわ©MNH女史✨.:*゚:.。:.)の鑑(かゞみ)」!

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto 微距(Macro)2/50 @F2~F4

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "茗(ちや)"

  • "餛飩麪(こんとんめん)"

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、靑菜(あをな)

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、鳴門巻(なるとまき)

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、乾筍(ほしたかむな)

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、餛飩(こんとん)

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、叉焼(やきぶた)

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、麪條(もろこしのきりむぎ)

  • "湯盌(しるうつは)"

  • "干蘿蔔絲(きりぼしおほね)"

  • "菹(にらぎ)"、菘菜(はくさい)

2021/02/19 更新

32回目

2021/01 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

耳(みゝ)は好(よ)し 潰(つぶ)れ拉(ひし)げた この鼻(はな)の 匂(にほ)ふ風韻(かをり)は 今(いま)盛(さか)りなり

久方(ひさかた)ぶりの『寶來家』。
ま、通常(つね)のごとく"拉麪(もろこしのきりむぎ)"、
對價(あたひ)、なんてふ四百八十圓也(しひやくはつしんゑんなり)。
その"(あぢはひ)"、亦(また)、無所變化(ひとつとしてつねにことなるところなし)

で、あらためて記(しる)すこともあらねど、
それでは何(なん)とも不能收集(おさまりがつかぬ)
そーだッ!、甜瓜曹達(メロンソーダ)の"鰹脯(かつをぶし)"。
"雞肋(とりのあばら)"に、×"カポネ"×"馬骨(うまのほね)"〇"豬骨(ぶたのほね)"。

「〽『寶來家』(はうらいや~) この"豬骨(ぶたぼね)"に 手(て)をかけて~
  "雞肋(とり)"もろともに "溏油(いでしもの~)"、、」
これぞ"懐古趣味拉麪(ノスラー)"の"皇帝(すめらぎ)"・"(いたゞき)"。
"拉麪(もろこしふうつゆ楚者゛)"として銘印(すりこま)れたる"親鳥(おやどり)"。

ま、畧(ほゞ)"親鳥(おやどり)"、、、
ではあるものゝ、老骨(それがし)が"初體驗(ふでをろし)"は、
"(うつは)"を含(ふく)め"かくのごとき拉麪(もの)"、、デアッタキガシマス(©KYTさん
かゝる「記憶(おもひで)の改竄(かきかへ)」は不稀有(めづらしきことにはあらず)

有左程(さるほど)に、昨日(きのふ)、"電氣紙芝居(テレヴィジョン)"にて、
 )「獨裁者ヒトラー 演説の魔力
 )「海の向かふに遺された江戸
の二番組(ふたつ)を視聽(みたり)。

)には、
無否應(いやがおうでも)、"あれ"を想起(おもひおこさずといふことなし)。
"大衆迎合・煽動主義(たみにおもねり、たぶらかさんとするわるだくみ)"は、
東瀛(ひのもと)を含(ふく)む全世界(つゝうらうら)に蔓延(はびこ)りつゝあり。

書肆(ふみや)の"賣筋商品(うれすぢ)"を觀察(み)、
"網站動畫(ネットのうごくゑ)"を閲覽(なが)むれば"、
近來(ちかごろ)、頓(とみ)に、"それ"の「跳梁跋扈(ほしいまゝにのさばる)」こと、
明若觀火(ひをみるよりもあきらか)」。

扨(さて)、):
"シーボルト"や"モース"が夥(あまた)"民具(たみのだうぐ)"を持歸(もちかへ)り、
保存之(これをたくはへおき)しは周知(あまねくしらる)。
その中(なか)に、"羅宇屋(らうや)"、"鑄掛屋(いかけや)"の名(な)も、、。

昭和三十年代初頭(せうわさんじふねんだいはじめ)、
輒(すなは)ち、"拉麪(もろこしふうの楚者゛きり)"に邂逅(めぐりあひ)たる頃(ころ)、
生家(わがうまれしいへ)にも"羅宇屋(らうや)"、"鑄掛屋(いかけや)"の聲(こゑ)。
但(たゞ)し、"羅宇屋(らうや)"は「ピーー」と云ふ甲高(かんだか)き音(おと)のみ。

"鑄掛屋(いかけや)"の掛聲(かけごゑ)はと云ふと、
(なべ)、(かま)、藥罐(やかん)、蝙蝠傘(かうもりがさ)の修繕(なほし)」
と云ふもの。
遉(さすが)に"蝙蝠傘(かはほりがさ)"は明治以降(めいじのみよゝりのち)のもの。

昭和三十年代初頭(あのころ)、
江戸(えど)の名殘(なごり)を多(おほ)く留(とゞ)めながらも、
"文明開化(ぶんめいかいくわ)"の恩恵(めぐみ)も弊害(いらぬつきもの)もあり、
海洋汚染(うみのよごれ)に因(よ)る"赤潮(あかしほ)"も屡(しばしば)。

"目黑川(めぐろがは)"と云ふと、
やれ"(さくら)"だの"咖啡店(カフェ)"だのと「人口膾炙(もてはやさるゝ)」も、
往古(そのかみ)は、"屎尿處理舟(をわいぶね)"往來(ゆきか)ひ、
"メタン"の泡沫(うたかた)浮(う)かむ汚穢(こぎたな)き川(かは)なりき。

就中(わきても)、河口(うみにちか)き"品川(しながは)"では顯著(あらは)。
「淀(よど)みに浮(う)かむ泡沫(うたかた)は、
 かつ消(き)え、かつ結(むす)びて
 久(ひさ)しく留(とゞ)まりたる例(ためし)なし。(©鴨長明ぱいせん)」

"拉麪(もろこしふう楚者゛きり)"も、
"(すし)"同樣(とおなじく)「日進月歩(ひゞすゝみゆくもの)」。
過半(あらかた)、"泡沫(うたかた)"として消滅(きえさる)ものゝ、
"拉麪(こやつ)"ばかりは「永垂不朽 (すゑのよまでくちることなし)」。 ※←IMHO

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto 微距(Macro)2/50 @F2~F4

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "茗(ちや)"

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、菠薐(からな)

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、乾筍(ほしたかむな)

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、盌(うつは)

  • "マカロニ"

  • "葅(にらぎ)"

2021/01/13 更新

31回目

2020/09 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

"餛飩麪(こんとんめん)"探訪(たづねあるき) --【第四囘(そのし)】--

【2020-08-24】:
  ・"韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"
  ・"啤酒(むぎのあはざけ)"
【2020-09-24】:
  ・"餛飩麪(こんとんめん)"

この二品(ふたしな)、
名店(よそ)にも不劣(まけず)、"冠状病毒(はやりやまひ)"にも不屈(まけず)、
 通常(つね)に不變(かはらぬ)佳味(よきあぢ)。」
、、と斷言(いふ)ばかりでは何(なん)とも無爲無策(てをこまねくばかりのまぬけ)。

"餛飩麪(こんとんめん)"を探訪(たづねある)きて當家(こちら)を評價(みる)に、
あまりに風味(あぢとかをり)刺戟的(つよ)き『新華』、
"(むぎのこ)"に"綠球藻(クロレラ)"摻(まぜ)て練(ね)る『長春樓』より、
手擀(ての)し"餛飩(こんとん)"『桃源鄕』と雙璧(ふたつにならぶ)頂點(いたゞき)。

やはり、"餛飩麪(こんとんめん)"は當家(こちら)が東正横綱(ひがしせいよこづな)。
「"味精(あれ)"は?」と詰問(と)はるれば、
「まッ、いーんダよッ、些細(こまけー)ことはッ!©毒さま✨.:*゚:.。:.」
と、「將錯就錯(ひらきなほり、けつをまくる)」他(ほか)無術策(すべなし)。

當家(こちら)、
"韭菜豬肝(ぶたきもとこみらのいためもの)"と、
"拉麪(もろこしのきりむぎ)"の等類(たぐひ)は華美(このうへなくよきあぢ)なれど、
"咕嚕肉(すぶた)"は、眞言(まこと)に不味(あぢよろしからず)。

"炒飯(やきめし)"は粳飯(うるしいひ)が團塊(こりかたま)り、
味(あぢ)にも締(し)まり無(なし)。
"醤汁炒麪(ソースやきそば)"、"炸豬排蓋飯(かつれつどんぶり)"、何(いづ)れも、
何(なに)かゞ不足(たりぬ)一味(ひとあぢ)不足(たりぬ)

"(しほけ)"歟(か)?、"味精(あれ)"歟(か)?
"味精(あれ)"を效(き)かさば、それなりの味(あぢ)になるが通例(つね)。
これほど精麁(よしあし)の分(わ)かるゝ原因(ことのよし)、
妄(みだ)りに"味精(あれ)"や"(これ)"に頼(たよ)らぬことにあらん。←IMHO

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:旭光學 賓得(Pentax)S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.8~F5.6
     高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-微距(Macro)2/50 @F2.8※2018-02

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "小菜碟兒(こざら)"

  • "小菜碟兒(こざら)"

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"

  • "小菜碟兒(こざら)"

  • "小菜碟兒(こざら)"

  • "小菜碟兒(こざら)"

  • "小菜碟兒(こざら)"

  • "餛飩麪(こんとんめん)"

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、餛飩(こんとん)

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、叉焼(やきぶた)

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、乾筍(ほしたかむな)

  • "餛飩麪(こんとんめん)"、盌(まり)

2020/10/09 更新

30回目

2020/07 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

衒奇(きをてら)ひ 欺民(たみをあざむ)く 廚藝(くりやわざ) それとは「天地懸隔(たがふ)」 "雲呑麪(うんどんのそば)"

"餛飩(こんとん)":
その名(な)、無七竅(なゝつのあなのな)き"渾沌(ばけもの)"に由來(ちなむ)は、
旣(すで)に彼此(をちこち)にて記(しる)せしこと。
輒(すなは)ち、"混沌(こんとん)"(="渾沌")→"餛飩(こんとん)"。

"(さんはい)"、"(かうしう)"近邊(あたり)などでは、
知(し)る限(かぎ)り、"銀錠形(いにしへのしろかねをかたどる)"が常態(つね)。
元來(もとより)、"華北(もろこしのきた)"發祥(うまれ)と云ひ、
"東北(もろこしのうしとら)"でも"かゝる象(かたち)を採(と)る。

"華南(もろこしのみなみ)"や"本朝(わがくに)"では"雲呑(うんどん)"と書(か)く。
その形狀(なり、すがたかたち)も↑とは大異(おほいにことなる)。
これに"麪條(きりむぎ)"配搭(くみあはせ)たる"雲呑麪(うんどんそば)"は、
「"華南(そのあたり)"起源(うまれ)」、と、"維基百科(あれ)"は説明(いふ)。

と、まァ、窮屈(かたくるし)き能書(なうがき)はこれくらゐにして、
當家(こちら)の"餛飩麪(こんとんそば)"、いや、"雲呑麪(うんどんそば)":
所謂(いはゆる)"日式(ひのもとしき)"。
それも典型的(ゑにゑがきたるがごとき)"街塲中華(まちうか©MNH女史)"の"それ"。

近會(ちかごろ)の、
衒奇(ひとをあざむき、めをくらま)す小賢(こざか)しき廚藝(くりやわざ)とは、
天地懸隔(あめつちほどのたがひ)」。
「"堯舜(げうしゆん)"×"桀紂(けつちう)"ほどの差(ひらき)」と云ふべき歟(か)?

これを一氣呵成(ひといき)に「狼餐虎咽(むさぼりくらふ)」や、
かくのごとき景狀(ありさま)に、、。
善哉(よきかな)、善哉(よきかな)、(やりがんな)、
かけて嬉(うれ)しや、"誕生佛・天井天下唯我獨尊(ほとけ)"に"千歳蘽(あまちや)"。

この日(ひ)の白眉(とびきり、きはめつき)は"(にらぎ)"。
"黃瓜(そばうり)"の"鹹菜(しほづけ)"ならで、"糠漬(ぬかみそづけ)"。
粗茗(そちや)"も"臍茗(へそちや)"も御茶(おちや)の一種(うち)。」
♪晝飧(ひるめし)の、"鹽分(しほけ)"を流(なが)す湯呑(ゆのみ)の"(ちや)"。

、、、、、、
な~ンてことは、かの陸羽(りくう)"茶經(ちやきやう)"の何處(どこ)にも無(なし)。
まッ、存在(あ)る道理(わけ)もネーし、、。
殘念(ざんね~~~~ん)!、んちゃ!

茶經(19/69)六之飮】には、
「"觕茶(そちや)"、"散茶(さんちや)"、"末茶(まつちや)"、"餠茶(へいちや)"、
 乃斫(すなはち、きり)、乃熬(すなはち、いり)、乃煬(すなはち、あぶり)、
 乃舂(すなはち、つ)く。」と、、。

"觕茶(そちや)"とは、その葉(は)の儘(まゝ)斫(き)り
"散茶(さんちや)"は釜熬(かまい)り、"末茶(まつちや)"は粉(こ)にする。
"餠茶(へいちや)"を舂(つ)くとは、
"磚茶(たんちや)"・"普洱茶(ふじちや)"を舂(つ)き崩(くづ)すことを指(さ)す。

茶經(4/69)一之源】には、
茶之爲用(ちやのきゝめ)は、味"至寒"(あぢ、いたりてさむく)、、」
 若熱渴(もしねつありてのどがゝはき)、、、のことあらば
 四五啜(しごすゝりにて)、"醍醐(だいご)"・"甘露(かんろ)"に抗衡(ならぶ)」

と、「解熱(ねつをさます)に著效(きゝめ)あり」と説明(とく)。
i.e.,(すなはち)、
雲吞麪(うんどんめん)”の肥膩(あぶら)・鹽分(しほけ)のみならず、
朱明(なつ)の暑(あつ)さ凌(しの)ぎにも有効(きゝめあり)と云ふこと歟(か)?

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.8~F5.6
     高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-微距(Macro)2/50 @F2.8※2018-02

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • 湯呑(ゆのみ)の"茗(ちや)"

  • "雲呑麪(うんどんそば)"

  • "雲呑麪(うんどんそば)"

  • "雲呑麪(うんどんそば)"、乾筍(ほしたかむな)+餛飩(こんとん)

  • "雲呑麪(うんどんそば)"、鳴門巻(なるとまき)+靑梗菜(せいかうな)

  • "雲呑麪(うんどんそば)"、靑梗菜(せいかうな)

  • "雲呑麪(うんどんそば)"、叉焼(やきぶた)

  • "雲呑麪(うんどんそば)"、紫菜乾(ほしあまのり)

  • "雲呑麪(うんどんそば)"、柚(ゆう)

  • "雲呑麪(うんどんそば)"、餛飩(こんとん)の餡(あん)

  • "雲呑麪(うんどんそば)"、麪條(もろこしのきりむぎ)

  • "盌(うつは)"

  • "葅(にらぎ)"、黃瓜(そばうり)の糠漬(ぬかづけ)

  • "葅(にらぎ)"、黃瓜(そばうり)の糠漬(ぬかづけ)

  • "煮物(にもの)"、茄子(なすび)

  • "煮物(にもの)"、茄子(なすび)

  • "煮物(にもの)"、胡蘿蔔(せりにんじん)

  • "櫻紙(さくらがみ)"

  • "團扇(うちは)"

2020/07/11 更新

29回目

2020/05 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

〽阿保(あほ)に吉(よし) 腹中(はらのなか)には 葷(なまぐさ)の 豬肝(きも)と韭菜(こみら)で 今(いま)膨(ふく)れたり

蟄居(ひきこもり)明(あ)けの粕壁宿(かすかべじゆく)。
その枕詞(まくらことば)は「みゝによし」。
〽耳(みゝ)によし 粕壁宿(かすかべじゆく)の 街塲中華(まちうか©MNH女史)に 
 匂(にほ)ふ"韭菜豬肝(ぶたきも、こみらのいため)"。

否(いや)、
こりャ「みゝによし」と云ふより「はなによし」歟(か)、、、?
とかなんとか、
意味不明(わからぬ)こと呟(つぶや)きつゝ潛(くゞ)る暖簾(のれん)は『寶來家』。

正午前(ひるまへ)とは云へ、席(せき)は半(なか)ば埋(う)まり、
沓(くつ)を脱(ぬ)ぎて小上(こあが)りに、、。
と、厠(かはや)の扉(とびら)に、
「肆内(なか)で想思草(たばこ)ふかすは罷(まか)りならぬ!との貼紙(はりがみ)。

此度(こだみ)需(もとめ)しが、
"韭菜豬肝(ぶたきもとこみらのいため)"に"啤酒(むぎのあはざけ)"なるは、
勿論(いふもさらなり)。
對價(あたひ)、一千二百五十圓也(いつせんにひやくごじふゑんなり)。

當日(このひ)の"小菜碟兒(こざら)"は、
"(たかむな)"、"茄子(なすび)"、"毛豆(えだまめ)"、"玉蜀黍(なんばんきび)"。
常態(つね)のことながら、適度(ほどよ)き淡味(うすあぢ)
"韭菜豬肝(ぶたきもとこみらのいため)"も尋常(つね)のごとし。

これぞ、「眼福(めによし)」、「口福(くちによし)」!
〽阿保(あほ)に吉(よし) 腹中(はらのなか)には 葷(なまぐさ)の 
 豬肝(きも)と韭菜(こみら)で 今(いま)膨(ふく)れたり。
とかなんとか、支離滅裂(をかしな)こと呟(つぶや)きつゝ辭去(いとまごひ)。

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:莱茨(Leitz)Elmarit-R 2.8/35 @F5.6
     高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-微距(Macro)2/50 @F2.8

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "小菜碟兒(こざら)"、笋(たかむな)

  • "小菜碟兒(こざら)"、茄子(なすび)

  • "小菜碟兒(こざら)"、毛豆(えだまめ)

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"、糵(もやし)+韭(こみら)

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"、韭(こみら)

  • "小菜碟兒(こざら)"、玉蜀黍(なんばんきび)

  • "貼紙(はりがみ)"

2020/05/29 更新

28回目

2020/02 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.6
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

『寶來家』 初體驗(はじめてためす) "油炸鮮蠔(かきフライ)" 無論(むろん)All Right(オーライ) 口許(くちもと)笑(わら)ひ

【二月十日(にがつとほか)】
 ・"湯麪(もろこしのしるそば)" ※冩眞(しやしん)失錯(しくじる)
  ※對價(あたひ)、六百圓也(ろつぴやくゑんなり、=\600.__)。

【二月廿日(にがつはつか)】
 ・"油炸鮮蠔(かきフライ)"
  ※對價(あたひ)、七百五十圓也(しちひやくごじふゑんなり、=\750.__)。

"湯麪(もろこしのしるそば)"は"以前(まへ)"に秋毫不變(すこしもかはるところなし)。
豕肉(ぶたにく)、甘藍(はぼたん)、胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)、糵(もやし)、
麪條(きりむぎ)は"拉麪(もろこしの楚者゛)"より太目(ふとめ)。
辣油(なんばんこせうあぶら)をかけて狼餐虎咽之(これをむさぼりくらふ)。

扨(さて)、初體驗(はじめて)の"油炸鮮蠔(かきフライ)":
配搭(あしらひ)は、甘藍絲(はぼたんせん)、胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)。
"米飯(うるのこめひめいひ)"、"(にらぎ)"、"未醤湯(みそしる)"、
に、"菠薐(からな)"、"土芋沙拉(ほどサラド)"、"茄子(なすび)"も附屬(つく)。

久喜(くき)『福吉』の"それ"と比較(くら)べ、
ヤマヤ』の"それ"同樣(とおなじく)、油炸(あげ)も顏色(いろ)も穩當(おだやか)。
配搭(つけあはせ)の甘藍絲(はぼたんせん)・胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)は、
明白(あきらか)に手切(てぎ)り。

"未醤湯(みそしる)"は、萊菔(おほね)と三葉芹(みつばぜり)。
"米飯(こめのいひ)"輭(やはらか)なれど、非必不好(かならずしもあしからず)。
褻(け)の食(うけ)として何無不足(なにかたらざるところやある)
實(げ)に、染垂阿爺(しみたれおやぢ)に相應(ふさはし)き大衆食堂(めしや)

ナザレなる 厩(うまや)に生(う)まれ 磔(はりつけ)に
 なるも運命(さだめ)か 悲(かな)しき救世主(メシヤ)
〽毒(どく)盛(も)られ 民谷岩(たみやおいは)は 「恨(うら)めしや~
 四谷(よつや)田宮神社(たみや)は 陽運寺(てら)が恨(うら)めし

、、、とは、當家(こちら)とは一切無縁(つゆゆかりなし)
卍(まんじ)無錢(ぜになし)、一二三(ひふみ)に無牙(はなし)。
四方山話(よもやまばなし)にもならぬ放言(いゝッぱなし)の與太噺(よたばなし)、
閑話(とりとめもな)き"油炸鮮蠔(かきフライ)"の一節(ひとふし)。

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-微距(Macro)2/50 @F2.8

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • 御内儀(おかみ)【掲載許可濟】2018-02撮影

  • "油炸鮮蠔(かきフライ)"

  • "油炸鮮蠔(かきフライ)"

  • "油炸鮮蠔(かきフライ)"、"甘藍絲(はぼたんせん)+胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)"

  • "菠薐(からな)"

  • "土芋沙拉(ほどサラド)"

  • "茄子(なすび)"

  • "菹(にらぎ)"

  • "未醤湯(みそしる)"

  • "米飯(うるのこめひめいひ)"

  • "拌飯素(ふりかけ)"

2020/02/29 更新

27回目

2020/01 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

梅花(むめ)が咲(さ)き 俄惡德覆面商法(にはかざくら)も 狂(くる)ひ笑(ざき)

ま、尋常(つね)のごとく『寶來家』。
「怨入骨髓(うらみほねみにしみわたる)」"韭菜豬肝(ぶたきもとこみらのいため)"。
"啤酒(むぎのあはざけ)"と合計(あはせ)、
對價(あたひ)、一千二百五十圓也(いつせんにひやくごじふゑんなり)。

その他(ほか)は↓添附圖像(ゑ)のごとし。
この中(なか)で時季(とき)を得(え)たるものは"款冬(ふき)"。
喜歡(す)き、"款冬(ふき)"、清楚(すつきり)、"蕗薹(ふきのとう)"。
生憎(あいにく)當日(このひ)は、"(ふき)"の"葉柄(くき)"耳(のみ)。

其處彼處(そこかしこ)、"梅蕾(むめのつぼみ)"も綻(ほころ)び、
彼此(をちこち)に、"寒緋櫻花(かんひざくら)"も向咲(さきな)んとす。
巷(ちまた)に跳梁跋扈(のさばる)、阿毘羅吽缺蘇婆訶(あびらうんけんそはか)、
そこはか、まさか、俄惡德覆面商法(にはかざくら)の狂(くる)ひ笑(ざき)

費(か)くる一手間(ひとてま)この"(さら)"に、
二手間(ふたてま)要(か)ゝるはあの"沙拉(サラド)"、 
"惡德覆面詐欺商法(ステマ)"に騙(か)ゝるは愚者(おろかもの)。
冢中枯骨(それがし)も、一杯(いつぱい)喰(く)つたは無面目(めんぼくなし)

凱歌(かちほこ)る、剽竊(ぱくり)、糖炒栗子(あまぐり)、暴利(ぼつたくり)、
蒙古(むくり)に高麗(こくり)、松浦(まつら)の濵(はま)、
〽「石川(いしかは)や 濵(はま)の眞砂(まさご)は 盡(つ)くるとも、
  世(よ)に盜人(ぬすびと)の種(たね)は盡(つ)きまじ」 ©石川五右衞門ぱいせん

、、、とかなんとか、、
"啤酒(むぎのあはざけ)"舐(な)めつゝ、愚痴(ぐち)ること霎時(しばし)。
軈而(やがて)運搬(はこばれきたり)し"韭菜豬肝(ぶたきもとこみらのいためもの":
これ、これ、これぞ、當家(こちら)の極印附(きはめつき)の一品(ひとしな)。

目附(めつき)、札附(ふだつき)、狐憑依(きつねつき)。
今宵(こよひ)の月(つき)は晦日月(みそかづき)。
愛想(あいさう)盡(つ)きたり、あの惡德覆面詐欺商人(さくら)。
早晩(おそかれはやかれ)、惡運(あくうん)盡(つ)くるは無疑(うたがひなし)

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:高千穗光學(Olympus)瑞光(Zuiko)Auto-微距(Macro)2/50 @F2.8
     東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.8~F4 ※女將(おかみ)

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "油炸豆腐(あげどうふ)"

  • "茄子(なすび)"と"蕗(ふき)"

  • "茄子(なすび)"

  • "茄子(なすび)"

  • "款冬(ふき)"

  • "菹(にらぎ)"

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"

  • "土荳沙拉(ほどサラド)"

2020/02/02 更新

26回目

2020/01 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

"豬肝(きも)"が無(な)く 身包(みぐる)み剥(は)がれ? かはに×浮(う)く〇巻(ま)く 簀巻(すまき)"春捲(はるまき)" 皮(かは)は鳶色(とびいろ)

「久々(ひさびさ)、"韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"!」
と斷乎決意(かたくこゝろにちかふ)も、
豬肝(ぶたきも)の在庫拂底(たくはへおきがな)く
 本日(けふ)これより後(のち)に屆(とゞ)く豫定(はづ)」との應答(いらへ)。

已(や)むことを得(え)ずして、
"拉麪(もろこしのきりむぎ)"+"春捲(はるまき)"、
對價(あたひ)、七百六十圓也(しちひやくろくじふゑんなり)。
女將(おかみ)の配慮(きくばり)により、"春捲(はるまき)"は二本(にほん)。

朝起牀(あさおき)て、"豬肝(きも)"の無(な)くては少々困惑(ちとこまる)。
賭博狂(かけぐるひ)、身包(みぐる)み剥(は)がれ無着衣(きものな)く、
筵(むしろ)に卷(ま)かれ、大川(おほかは)に、
浮(う)かむは"簀卷(すまき)"、"春捲(はるまき)"、"磯部マキ(←※知る人稀)"。

半點(いさゝか)油炸(あ)げが强(つよ)く鳶色(とびいろ)と化(な)るは、
かの"韭菜豬肝(あれ)"に同(おな)じ。
ξ(ぐざい)は、"笋絲(たかむなせん)"、"胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)"など。
"(つなぎ)"が多(おほ)く、舌觸(したざは)り滑(なめ)らか。

茲(こゝ)で"和物(あへもの)"はと觀察(み)るに、
"鹿尾菜(ひじき)"、"蘿蔔絲(おほねせん)"、"胡蘿蔔絲(せりにんじんせん)"、
"紫甘藍絲(むらさきはぼたんせん)"、と、多種多樣(さまざま)。
上(うへ)にかゝるは"摺胡麻(すりごま)"歟(か)?

掉尾(いやはて)に"黑荳(くろまめ)":
かの"丹波篠山黑荳(たんばさゝやまのくろまめ)"より薄(うす)く小振(こぶ)りながら、
なかなかに美味(よきあぢ)。
蓋(けだ)し、調劑(あぢつけ)の妙(めう)なるべし。

---------------------------------------
【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.8~F4

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • "春捲(はるまき)"

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"

  • "盌(まり)"

  • "和物(あへもの)"

  • "葅(にらぎ)"

  • "黑荳(くろまめ)"

2020/01/07 更新

25回目

2019/12 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

「酒足飯飽(おいしうござつた)!」

有一日(あるひ)粕壁(かすかべ)まで遠征(き)たりしその理由(わけ)は、
偏(ひとへ)に、
×純粋無垢(けがれなき)〇狼心狗肺(よこしま)なる下心(したごゝろ)にあり。
晝飧(ひるめし)はまたも『宝来家』。

"鮮蠔(なまがき)"も"新垣(あらがき)"も大好物(おほおいにこのむところ)なれど、
唐突(いきなり)の"樽柹(たるがき)"には当惑(めんくらふ)。
"拉麪(めん)"を啖(くら)ふは、×密夫(まをとこ)〇丈夫(をのこ)の意地(いぢ)。
×衣桁(こんなところ)〇食桌(つくゑ)に"(うめ)"だ、"醃梅(うめぼし)"だ。

かくて、
"拉麪(もろこしのきりむぎ)"+"半雞蛋蓋飯(たまごどんぶりめし、なかば)"、
對價(あたひ)、七百八十円也(しちひやくはちじふゑんなり)。
"樽柹(たるがき)"のほか、図絵(づゑ)のとほりの副菜(しなじな)。

"雞蛋蓋飯(たまごどんぶりめし)"は、
前回(まへ)の"炸豬排蓋飯(かつれつどんぶりめし)"に似(に)るも、
纔(わづ)かに甘(あま)めで、"火候(ひいれ)"、均一(ひとし)からず
かゝる(むら)、硬輭(かたさ・やはらかさ)の対比(さ)も愉(たの)しきもの。

敷物(しきもの)、愚者(しれもの)、無頼漢(ならずもの)。
織物(をりもの)、智者(きれもの)、半端者(はんぱもの)。
良品(エーもん)、贋物(パチもん)、非正規品(バッタもん)。
寺門(じもん)、雷紋(らいもん)、倶利伽羅紋々(くりからもんもん)。

空(から)の"拉麪(らあめん)"の(まり)には"雷紋(らいもん、≒いかづちがら)"。
背(そびら)の×堀右衛門(ほりゑもん)×文身(ほりもん)、
〇腫瘍(できもん)を、襤褸(つゞれ)にて遮蔽(おほひかく)し、辞去(いとまをこふ)。
實言(まこと)、「酒足飯飽(おいしうござつた)!」

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.8
     旭光學 賓得(Pentax) S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.8 ※2019-07

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • "樽柹(たるがき)"

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、①

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、②

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"の盌(まり)

  • "半雞蛋蓋飯(たまごどんぶりめし、なかば)"、①

  • "半雞蛋蓋飯(たまごどんぶりめし、なかば)"、②

  • "半雞蛋蓋飯(たまごどんぶりめし、なかば)"、米飯(うるのこめひめいひ)

  • "瓜哇芋(じやがたらいも)"+"通心粉(マカロニ)"+"胡蘿蔔(せりにんじん)"

  • "葅(にらぎ)"

  • "醃梅(うめぼし)"

  • "辣油(なんばんこせうあぶら)"は作料(てうみれう)

2019/12/17 更新

24回目

2019/11 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

唐變木卍(このあほ)は、智慧(ちゑ)も腕力(ちから)も無(な)かりけり。

またも木下藤吉郎(きのしたとうきちらう)。
臍下(へそした)、朝(あした)、鼻下(はなのした)、
伸(の)ばして嚮(むか)ふ武州粕壁宿(むさしのくにはよきみゝのまち)『寶來家』。
當日(このひ)は快晴(くもひとつなきあをぞら)。

(あをぞら)に誘(いざな)はれ、
足取(あしど)り輕(かろ)く、『寶來家』の扉(とびら)を開(ひら)く。
時刻(ころ)は西洋時辰儀(せいやうどけい)十一字過(じふいちじすぎ)。
窗際(まどぎは)には旣(すで)に老翁(おきな)が一人(ひとり)蟠踞(わだかまる)。

"鴨脚子(ぎんなん)"を一(ひと)つ二(ふた)つと銜(ついば)みつゝ、
慢慢地(ゆるり)、玻璃盞(ヒイドロコツプ)に"啤酒(あはざけ)"を呷(あふ)る。
冢中枯骨(それがし)、已(や)むことを得(え)ずして、その隣席(となり)に、、。
隣席(となり)の老翁(ぢゞ)は能(よ)く"啤酒(さけ)"呑(の)む爺(ぢゞい)

毎度(いつもいつも)頑固(かたくな)に、
"拉麪(もろこしのきりむぎ)"、"韭菜豬肝(ぶたきもとこみらいため)"ばかりでは、
何(なん)とも「頑迷固陋(いしあたま)」と云ふもの。
唐變木卍(このあほ)は、「智慧(ちゑ)も腕力(ちから)も無(な)かりけり」。

と云ふ情由(わけ)にて、
此度(こだみ)は初(はじめて)の"炸豬排蓋飯(ぶたのかつれつどんぶりめし)"、
對價(あたひ)、七百圓也(しちひやくゑんなり)。
いざ、暗匣(カメラ)の異常動作(くるひ)し前囘(まへ)の雪辱(はぢをそゝ)がん

と、陸續(つぎつぎ)に來店(のれんをくゞる)(おきな)に(おみな)。
十一字十七分(じついちじゞふしちふん)には、六組(むくみ)、七人(なゝたり)。
先客(さきのきやく)も"啤酒(むぎのあはざけ)"に"(さかな)"のみ。
その後(のち)、最後(いやはて)までの小半晌(こはんとき)この面子(かほぶれ)

i.e.,(すなはち)、
養生所(やうじやうしよ)の待合室(まちあひべや)と同一(おなじ)。
營業開始(くちあけ)と同時(ひとし)く
暇(ひま)な老人(としより)が競(きそ)ふがごとくに蝟集(むらがりつどふ)

冢中枯骨(それがし)も、亦(また)、その内(うち)の一人(ひとり)。
列舉(ならべてかぞふ)れば、
 い)♂ "啤酒(むぎのあはざけ)"→"拉麪(もろこしのきりむぎ)"
 ろ)♂ "炸豬排蓋飯(ぶたのかつれつどんぶりめし)" ※←卍(まんじ)
 は)♀ "拉麪(もろこしのきりむぎ)"
 に)♀ "拉麪(もろこしのきりむぎ)"        ※←は)の連(つ)れ
 ほ)♂ "炒蔬菜肉(にくとあをものいため)+"啤酒(むぎのあはざけ)"
 へ)♂ "拉麪(もろこしのきりむぎ)
 と)♂ "炸豬排蓋飯(ぶたのかつれつどんぶりめし)"

と、七人中四人(なゝたりのうちのよたり)が"拉麪(もろこしのきりむぎ)"。
かくのごとく、この"拉麪(もろこしきりむぎ)"、大人氣(なのめならざるけしき)。
冢中枯骨(それがし)も、亦(また)、これを當家(こちら)の"白眉(はくび)"とす。
否(いな)!、「待塲中華(まちうか©MNHぱいせん)の頂點(いたゞき)」と云ふべき。

閑話休題(それはさておき)、
當日(このひ)の"炸豬排蓋飯(ぶたのかつれつどんぶりめし)":
"(しる)"は"中華風(もろこしふう)"のものか、"未醤湯(みそしる)"。
冢中枯骨(それがし)、霎時(しばし)惱(なや)みて"未醤湯(みそしる)"に、、。

"盌(まり)"が塑材(プラ)なるに半點(いさゝか)落膽(きもおとさゞるべからず)。
"雞卵(にはとりのたまご)"への火候(ひいれ)は適當(ほどよ)く、
なほ、輭(やはらか)さを保持(たもつ)ぞ喜歡(いといみじ)。
"三葉芹(みつばぜり)"の(あを)さも吉(よし)。

扨(さて)、その口味(あぢ)はと吟味(うかゞ)ふに、
當家(こちら)特有(ならでは)の「温和(やさしくおだやか)」なる醢醯(あぢつけ)。
"(しほけ)"、"(あまさ)"、ともに然(しかり)。
「足(たれり)」とするか「不足(たらざり)」とするかは、依個人(ひとによる)。

冢中枯骨(それがし)にこの"(あまみ)"は適度(ほどよ)く、
"(しほけ)"は"梅子乾(うめぼし)"加(くは)へて適(ほどよし)。
淡味(うすあぢ)でも"溏油(だし)"により適切(よ)き醢醯(あぢつけ)となるは、
京坂(にし)の"蓋飯(どんぶりめし)"を考慮(み)れば「明若觀火(あきらか)」。

"未醤湯(みそしる)"には、石蓴(わかめ)+三葉芹(みつばぜり)+蘿蔔(おほね)。
これも亦(また)、温和(やさしくおだやか)。
愚按(やつがれおもふに)、
"炸豬排蓋飯(かつどん)"+"未醤湯(みそしる)"は蕎麥店(楚者゛や)に限(かぎ)る。

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.8
     旭光學 賓得(Pentax) S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.8 ※女主人
     高千穗光學(Olympus)Zuiko Auto 3.5/21 @F11

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • 外觀(かまへ)

  • "鴨脚子(ぎんなん)"

  • "炸豬排蓋飯(ぶたのかつれつどんぶりめし)"

  • "炸豬排蓋飯(ぶたのかつれつどんぶりめし)"、斷面(きりくち)

  • "未醤湯(みそしる)"

  • "未醤湯(みそしる)"、石蓴(わかめ)+三葉芹(みつばぜり)+蘿蔔(おほね)

  • "梅乾(うめぼし)"

  • "土芋沙律(じやがたらいものサラド)"

  • "葅(にらぎ)"、白菜(はくさい)+黃瓜(きうり)

  • "紅生薑絲(あかきくれのはじかみせん)"

  • "辣油(なんばんこせうあぶら)"は醢醯(てうみれう)

2019/12/02 更新

23回目

2019/11 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

使卍食饈(まんじによきものくはす)は、「對牛彈琴(うしにむかひてことをひく)」がごとし

卑鄙齷齪(あまりにいやし)」き冢中枯骨(それがし)には、
炮鳳烹龍(あまりにすご)」き『レ・セゾン』での午餐(ひるげ)。
實(げ)に、「(ねこ)に小判(こばん)」、「(ぶた)に眞珠(かひのたま)」
あるいは、「下戸(げこ)に"ピンドン"」、「醜女(ブ●)に和氏璧(かしのたま)」

河童(かつぱ)の好(す)きな"尻子玉(しりこだま)"、
狹眞魚(さんま)を偸(ぬす)む猫(ねこ)の"タマ"、
唐變木(たうへんぼく)の"瓢碌玉(へうろくだま)"、
その名(な)は、醉狂亭卍(すいきやうていまんじ)たま、埼玉(ださいたま)。

となると、翌日(あくるひ)は分相應(みのたけにあ)ひたる晝飧(ひるめし)となるが、
道理(ものゝことわり)であり、人倫(ひと)ゝしての分別(わきまへ)と云ふもの。
かくて、
暗匣(カメラ・オブスクラ)の障碍(さはり)も忘(わす)れ、當家(こちら)に、、。

西洋時辰儀(せいやうどけい)十一字(じふいちじ)過(す)ぎ。
旣(すで)に、窗際(まどぎは)には老媼(おひたるめのこ)が一人(ひとり)。
某(それがし)はその隣(となり)に着席(こしをおろし)、"餛飩麪(こんとんそば)"、
對價(あたひ)、五百八十圓也(ごひやくはちじふゑんなり)を需(もと)む。

"餛飩麪(こんとんそば)"は平生(つね)のごとし。
「籠原(かごはら)の女兒(むすめ)持參(もちきたり)し」と云ふ"鴨脚子(ぎんなん)"、
"金平牛蒡(きんぴらうまふゞき)"、"紅白膾(あかとしろのなます)"に"(かき)"。
"紅白膾(こうはくなます)"の上(うへ)には"食用菊(もつてのほか)"が載(の)る。

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.8
     旭光學 賓得(Pentax) S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.8 ※女主人

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • "鴨脚子(ぎんなん)"

  • "餛飩麪(こんとんそば)"

  • "餛飩麪(こんとんそば)"、餛飩(こんとん)

  • "餛飩麪(こんとんそば)"、叉焼(×やきぶた、〇にぶた)

  • "金平牛蒡(きんぴらうまふゞき)"

  • "紅白膾(あかとしろのなます)"+"食用菊(もつてのほか)"

  • "柹(かき)"

2019/11/22 更新

22回目

2019/10 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味3.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

「井底之蛙(ゐのなかのかはづ)」、「夏蟲語冰(こほりをかたるなつのむし)」

日光街道糟壁宿(につくわうかいだうかすかべじゆく)と云ふと、
鐵路(くろがねのみち)の東側(ひがしがは)。
となると、
晝飧(ひる)は『Bien』、若(も)しくは『寶來家』と相成(あひな)るが尋常(つね)。

寶來家』となると
"拉麪(もろこしきりむぎ)"か"韭菜豬肝(ぶたきもとこみらのいためもの)"、
二者擇一(ふたつにひとつ)。
これぞ、×「王八蛋(まをとこされしまぬけ)」〇「閉目塞聽(●●のひとつおぼえ)」

實言(まこと)、
井底之蛙(ゐのなかのかはづ)」、「夏蟲語冰(こほりをかたるなつのむし)」。
これを忸怩(は)ぢ、此度(こだみ)は"炒麪(やきそば)"+"啤酒(むぎのあはざけ)"、
對價(あたひ)、一千二百圓也(いつせんにひやくゑんなり)。

菜單(しながき)には什錦炒麪(ごもくやきそば)"すらあるものゝ、
かゝる街塲中華(まちうか©MNH女史)では避之(これをさく)るが習慣(ならひ)。
所謂(よにいふ)"ソースやきそば"を期待(のぞみ)て、需之(これをもとむ)。
はてさて、如何(いか)なることに相成(あひな)る哉(や)?

頂上(いたゞき)に紅生薑絲(あかきくれのはじかみのせん)の載(の)るは、
其處(そこいら)の"ソースやきそば"に同(おな)じ。
"乾苔粉(のりのこ)"が、
"石蓴(あをさ)"ならで"紫菜(あまのり)"と云ふが相違點(ことなるところ)。

ξ(ぐざい)は、肉片(ぶたにくうすぎり)に、甘藍(はぼたん)、(もやし)。
"酱汁(ソース)"による調劑(あぢつけ)」とのことなれど、
"酱汁風味(ソースのあぢとかをり)"が稀薄(うす)く、"(すみ)"比較强(つよめ)
とは云へ、當家固有(こちらならでは)の優(やさ)しき口味(あぢ)

"例湯(しる)"も亦(また)然(しかり)。
巷(ちまた)の街塲中華(まちうか©MNH女史)の"それ"は、
"湯麪(しるそば)"の(しる)より、なほ漿醬(しやうゆ)が優越(まさる)も、
當家(こちら)の"それ"は最温和(いとおだやか)なる醢醯(あぢつけ)

かくて、
"拉麪(もろこしきりむぎ)"同樣(とおなじく)これを「狼餐虎咽(むさぼりつくす)」。
但(たゞ)し、
"生臙脂(かひがらむし)"塗(まみ)れの"紅生薑絲(あれ)"ばかりは除外(のぞく)。

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:東蔡(Carl Zeiss Jena)紅 MC Pancolar 1.8/50 @F2.8
     旭光學 賓得(Pentax) S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.8 ※女主人

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "菽(えだまめ)"

  • "煮物(にもの)"、茄子(なすび)

  • "煮物(にもの)"、炸魚餠(つけあげ)の等類(たぐひ)

  • "煮物(にもの)"、炸魚餠(つけあげ)の等類(たぐひ)

  • "炒麪(やきそば)"

  • "炒麪(やきそば)"、麪條(そば)

  • "炒麪(やきそば)"、麪條(そば)

  • "葅(にらぎ)"、甘藍(はぼたん)

  • ”湯(しる)”

  • ”湯(しる)”の盌(まり)

2019/11/02 更新

21回目

2019/10 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

醯(すにつけ)て 甜(あまみ)隨伴(ともな)ふ 菊花(きくのはな) 「延命樂(もつてのほか)」と 女主(ひと)は稱(い)ふなり

漸(やうや)う颱風(のわけ)去(さ)りて、拔(ぬ)くるがごとき蒼穹(あをぞら)。
されど、河川(かはのみづ)は奔流(はげしくながれ)
收穫(かりをはり)てなほ靑(あを)き田(た)は冠水(みづにつか)りて、
畦(あぜ)に農夫(ひと)の姿(すがた)なし。

巳刻(みのこく、≒10a.m.)より運行(うごきはじめ)たる鐵路(くろがねのみち)。
紆餘曲折(あれやこれやとかさなり)、漸(やうや)う來(き)たりし『寶來家』。
西洋時辰儀(せいやうどけい)十一字廿分(じふいちじにじつぷん)と云ふに、
旣(すで)に、三組(みくみ)六人(むたり)もの先客(かたがた)

勿駭(おどろくなかれ)、
消費税(みつぎ)變更(かは)れど、菜單(しながき)は以前(まへ)の儘(まゝ)
"啤酒(むぎのあはざけ)"に"韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"、
對價(あたひ)、一千二百五十圓也(いつせんにひやくごじふゑんなり)。

口味(あぢ)も亦(また)、尋常(つね)に一無差異(つゆことなるところなし)
"膩分(あぶら)"、"鹵味(しほけ)"、"あれ"、何(いづ)れも温和(やさし)く、
上漿(したあぢ)を施(ほどこ)し、
强(つよ)く炸(あ)げたる"豕肝(ぶたのきも)"が"啤酒(むぎのさけ)"に調和(あふ)。

邂逅(あ)ふは別離(わかれ)の契機(はじめ)、
朱明(なつ)の餘波(なごり)の"(えだまめ)":
白藏(あき)來(き)たれど、"毛豆(こやつ)"ばかりは「春夏冬(あきなし)」。
再審之扉(あくことなし)」!

掉尾(いやはて)には甘酢漬(あまずづけ)にせし"菊花(かはらよもぎのはな)":
女主人(をんなあるじ)、
この"菊花(かはらよもぎのはな)"を"延命樂(もつて)"と號(よびな)す。
越後(ゑちご)で稱(い)ふ"かきのもと"に同一(おなじ)。

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:旭光學 賓得(Pentax) S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.8~F3.5
     福倫達(Voigtlaender) COLOR-SKOPAR 4/21 P VM @F11

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • 外觀(かまへ)

  • 外觀(かまへ)

  • 團扇(うちは)

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "啤酒(むぎのあはざけ)"

  • "菽(えだまめ)"

  • "菽(えだまめ)"

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"、豬肝(ぶたのきも)

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"、韭(こみら)+糵(もやし)

  • 菊花(かはらよもぎのはな)"延命樂(もつてのほか)"

  • 菊花(かはらよもぎのはな)"延命樂(もつてのほか)"

2019/10/14 更新

20回目

2019/09 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

もはや、「不磨(いろあせ)ぬ古典(ふることぶみ)」

〽千腹蟲啼卍欲餵(ちひきのはらむしなきて、まんじ、うゑんとす)
 魚餠三角田樂風(つけあげ、さんかく、でんがくふう)
 ×三兆四百八十圓(さんてうしひやくはつしんゑん)。
 〇"拉麪(らあめん)"、對價(あたひ)"四百八十圓也(しひやくはつしんゑんなり)。

尋常(つね)のごとく、"拉麪(これ)"には、種々雜多(あれやこれや)が附屬(つく)。
"煮物(にもの)"は蘿蔔(おほね)に炸魚餠(つけあげ、さつまあげ)。
"(にらぎ)"が白菜(はくさい)+菘根片(おほねのうすぎり)。
廚(くりや)の女夫(めをと)は生平(つね)に不變(かはらず)。

有左程(さるほど)に、
近來(ちかごろ)の"拉麪(らあめん)"の激流(はげしきながれ)を瞻(み)るに、
當家(こちら)、舊態依然(むかしからすこしもかはらず、ふるきまゝ)、
一周(ひとまはり)どころか十周(とまはり)もの遲延(おくれ)

さはあれ、愚按(やつがれおもふに)、
現状(いま)の"拉麪(らあめん)":
その"滄海桑田(はげしくかはり)"・"周章狼狽(あはてふためくさま)"は、
進化(しんくわ)の袋小路(ふくろこぢ)」にでも嵌(はま)りたるが如(ごと)し。

世(よ)に、「一周遲(ひとまはりおく)れの魁(さきがけ)」なる辭(ことば)あり。
當家(こちら)、
一周(ひとまはり)どころか、「十周遲(とまはりおく)れの先陣(さきがけ)」
古(ふる)きがゆゑに、なほ、新(あらた)しきものゝ先(さき)を行(ゆ)く

徒(いたづら)に新規性(めあらたしさ)を追求(おひもとむ)ることなく
"泰然自若(すこしもあはてず)"、只顧(ひたすら)我道(わがみち)を歩(あゆ)む
これを「不磨(いろあせ)ぬ古典(ふることぶみ)」と號(い)ふ。
停滯(あしぶみ)・瀬踏(せぶみ)、不必惡(かならずしもあしきことにあらず)

腳(あし)が三本(さんぼん)八咫烏(やたがらす)、
烏(からす)の行水(みづあみ)、誰(だれ)より迅速(はやし)。
兵貴神速(いくさはすばやさをたつとぶ)」
かくて、掉尾(いやはて)の一滴(ひとしづく)も平定(たひら)げ退却(いとまごひ)。

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:旭光學 賓得(Pentax) S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.4~F4

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、紫菜乾(あまのり)

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、筍乾(ほしたかむな)

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、菠薐(はふれんさう、からな)

  • "拉麪(もろこしのきりむぎ)"、麪條(きりむぎ)

  • 瓷盌(うつは)

  • "煮物(にもの)"

  • "葅(にらぎ)"

2019/09/28 更新

19回目

2019/09 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

不變(おな)じ味(あぢ)の×貉(むじな)〇"韭菜(こみら)"、、+"豬肝(ぶたきも)"

颱風(のわけ)一過(す)ぎたる有一日(あるひ)、
またも『寶來家』に伺(うかゞ)ひ、
"韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"+"啤酒(むぎのあはざけ)"、
對價(あたひ)、一千二百五十圓也(いつせんにひやくごじふゑんなり)。

"啤酒(これ)"の外(ほか)は尋常(つね)に同(おな)じ。
同(おな)じ味(あぢ)の×貉(むじな)〇"韭菜(こみら)"、、に"豬肝(ぶたきも)"。
"切干蘿蔔(きりぼしおほね)"の佳味(よきあぢ)もまた平生(つね)のごとし。
作(つく)りたて歟(か)?、なほ温(ぬく)もりを保(たも)つ。

"(にらぎ)"は胡瓜(そばうり)の糠漬(ぬかづけ)。
今朝(けさ)漬(つ)けたばかり
とのことにて、慥(たしか)に半點(いさゝか)淺(あさ)めなれど、
糠(ぬか)の芳香(よきかをり)、口腔(くち)より竅(はな)に擴散(ひろがる)

掉尾(いやはて)に"靑梅酒漬(あをうめのさけづけ)":
「貰(もら)ひ物(もの)」との説明(よし)。
梅酒(むめしゆ)の"梅(うめ)"とは異質(こと)なるも、美味(よきあぢ)。
珍(めづら)しく當日(このひ)の客(きやく)は冢中枯骨(それがし)一人(ひとり)。

辭別(いとまごひ)にあたり、"女主人(をんなあるじ)"と二言三言(ふたことみこと)。
「"拉麪(もろこしのきりむぎ)"の溏油(だし)は、
 雞骨(とりがら)+豕骨(ぶたのほね)+甘藍(はぼたん)などの蔬菜(あをもの)」
「これは先代(せんだい)の廚藝(わざ)を蹈襲(ひきつぎ)たるもの」

「されど、この"韭菜豬肝(ニラレバ)"は、
 他店(よそ)に修業(うでをみがき)し檀那(だんな)の廚藝(わざ)
以爲(おもふに)、
上記二品(このふたしな)は、待塲中華(まちうか©MNH女史)の譽(ほまれ)

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【暗匣】:東京通信工業 索尼(Sony)α7 III 無反光鏡可換鏡頭照相機(みらーれす)
【鏡珠】:旭光學 S-M-C 琢磨(Takumar)1.8/55 @F2.4~F2.8

  • 三代目女主人(さんだいめをんなあるじ)【掲載許可濟】2019-07撮影

  • "啤酒(むぎのさけ)"

  • "胡瓜(そばうり)"

  • "切干蘿蔔(きりぼしおほね)"

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"

  • "韭菜豬肝(ニラレバ、ぶたきもとこみらのいためもの)"

  • "葅(にらぎ)"、胡瓜(そばうり)糠漬(ぬかづけ)

  • "靑梅酒漬(あをうめさけづけ)"

2019/09/13 更新

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