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ライン川を挟んだドイツとアルザスのクリスマスマーケットを尋ねる旅の途中、カイゼルベルクの街に一夜の宿を求め候。 街はMarché de Noël一色、コルマール近くの「フランスの美しい村」とは言え普通は観光客が三々五々群れる田舎町が殆ど竹下通りか埼京線かという具合にて候。 こちらのお店は以前立ち寄った折、一口食べた鹿肉の舌に纏わる内臓にも似た滋味に刮目した覚え有之候。さればMarché de Noël訪問に妻の誕生祝いを兼ねて再訪と相成候。 初手のアミューズ・ブッシェお口の楽しみから引き込まれ燻製鰻も香しい。 メニューもこの程度は理解出来るも次の「灰色山ウズラのブーダンブラン」と言われても全く見当も付かずただ”美味しい”の一言。 「奇妙なアルザスの森の王のタルタル。キャビア添え」は、鹿肉のタルタルの謂い也か？ 肉とキャビアなど悪趣味な料理。思わずtokyoにまま見られるステーキのウニ添えを思い出し、それでも鹿肉のタルタルとは若干身の危険を覚える。 出てきたモノはシカニクノタルタルにキャビアを載せ、上に氷になったソースを置いたモノ。 これが意に反し中々の優れもの海と森の王が見事なコラボを演じたる様に思わず脱帽した次第にて候。つづいて「我が山のノロジカヘーゼルナッツ添え」。 言うまでも無く森の豊かな滋味口中に広がりアルザスのふくよかな自然に思いを寄せる。 已矣乎！ 近頃京師に流行るジビエとは、花の都パリの「お造り」同様と喝破せり。 それぞれ歴史と文化を背景に種類も違えば育ちも処理も異なりジビエと一括りにせず違うモノと考えるのが理の当然。 こちらのお店と以前伺った南仏テュルビー・ジェロームの山鳩は双璧にて候。 そうそう気軽にこれる距離では無いだけに生きているうちにもう一度お邪魔出来るかどうか、なんとも心細き次第。 アルザスにお立ち寄りの際は是非ともお勧め申し上げ候。
2024/12訪問
1回
以前よりお伺いしたいお店でしたが地の利を得ず中々伺えませんでした。今回は友人を訪れた帰路多少並んでも食べられれば・・・との思いで伺ったところ30分ほど待たせていただき無事念願を果たすことが出来ました。 緑豆チヂミが甘めのジャンで香り引き立ち揚げ油と絡み中々美味しく、冷麺のスープは端麗にして上品錦糸卵を纏う姿は金物の器に蹲踞し美しくご亭主の心づくしが伝わります。 麺のおいしさは今まで食べた中で一番と言って差し支え有りません。 先ず第一に申し述べたいのは待たされたとは言え（これは自分の選択ですが・・・）大変気持ちよく店を出ることが出来たこと。料理店はウマイ不味いと言ってもそれは何よりも心地よく客を送り出してナンボのもの。こちらのお上は混雑し忙しい店の中、笑顔忘れることなく対応し単に店内ばかりではなく厨房においてもその笑顔でチームワークをしっかり繋いでおりました。またご主人は厨房を纏めながら客席にもそっと気を配りご夫婦の息の合った笑顔を忘れぬ采配は店の雰囲気を盛り上げております。ここまでのご両人のご苦労と覚悟を思えば当に「艱難辛苦汝を玉にす」と言う事であるのか、笑顔を忘れなかったからこそここまでたどり着けたのかなど考えつつご両人の末永き幸を願い店を去りました。
2025/07訪問
1回
ピエモンテは日本人で！
2015/11訪問
1回
ファミリービジネス
2015/03訪問
1回
ヴィーナスの港にて
2015/03訪問
1回
ラリックの王宮
2024/12訪問
1回
三つ星への道
2022/10訪問
1回
The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店
食べログ イタリアン WEST 百名店 2025 選出店
笠師保/イタリアン、オーベルジュ
素朴に、静か、嫋やかに
2021/04訪問
1回
Hostellerie Jerome 満腹の一夜
2回
敬服致します。
2016/05訪問
1回
The Tabelog Award 2025 Silver 受賞店
食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2025 選出店
恵比寿、目黒/フレンチ
Grand Maison 一考
2023/12訪問
1回
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素晴らしいタルト！