3回
2009/11 訪問
京都ネーゼ再訪、今度はひとりネーゼ
<2009年11月9日訪問>
「京都ネーゼ」は料理が美味しいし、ワインも美味しい。
でも、それだけではない。
シェフの森さんのホスピタリティが拔群なのである。
料理のハーフ・ポーションでの提供や、ワインですらハーフで出してくれる。
これは、ひとりでレストランに行くときには、とてもありがたいことだ。
少しでも多くの種類の料理を食べ、少しでも多くの種類のワインを味はひたいので。
また、ひとりでの食事はともすると寂しいものになりがちだが、ここでは大丈夫。
森シェフやスタッフとの會話で樂しいこと限りなし。
そんなこんなで、大好きな「京都ネーゼ」、 去年の12月以來2度目の訪問である。
「京都ネーゼ」は木屋町三條の交叉點から3つ目のビル(だつたと思ふ)の3階にある。
この看板が目印。 (寫眞1)
かけつけ3杯ではないけれど、たて續けにスプマンテを2杯。
寫眞を撮つたものの、見事なピンボケ・・・
こちらのお店では、客に生ハムのスライスをさせてくれる。
この寫眞はじつはヤラセ。
この前にもうスライスしてゐたのだが、「寫眞、撮りませうか?」の聲にポーズをとり、マダムに撮つて頂いた。
「あ、顏は入れないでくださいね!」 (寫眞2)
食べられる花。
香りが良くて、食べると口がサッパリする。
ウイキョウの花だつたかな?(自信なし) (寫眞3)
私の大好きなメニュー「淡海地鷄(内藏)のスモーク」が登場。
「カメラの用意はよろしいですか?あけますよ~」 (寫眞4)
フタをとると、煙がたちのぼる。
皿の左上に漂ふ煙。 (寫眞5)
いろいろな部位があつて樂しめる。
ちなみに、「淡海」は「オオミ」ではなく「タンカイ」と讀むのださうだ。
萬葉集などの讀みとは違ふのね。 (寫眞6)
赤ワイン。
見ればわかる、て。
ちなみに、この日は赤を5杯(たぶん)飮んだと思ふ。(寫眞7)
ん?
この料理食べたかな?
寫眞撮つてゐるんだから食べたんだらうなあ・・・ (寫眞8)
白ワイン。
見ればわかる、て。
ちなみに、この日は白を2杯(たぶん)飮んだと思ふ。 (寫眞9)
こちらで使つてゐる卵。
有精卵ですよ、有精卵!
とつても濃厚な味はひの卵なのである。 (寫眞10)
パスタ。
見たらわかる、ちうねん!
覺えてゐません、すんません・・・
を、皿の奧にひつそりと佇んでゐる黒いモノは? (寫眞11)
マクロで寄つてみた。
こんなにザラザラといふかブツブツしてゐるんだなあ。 (寫眞12)
「淡海地鷄」?
トサカにひびが入り、くちばしも下がかけてゐるけれど、どこか健氣な鷄くん。
「京都ネーゼ」を見守つてくれ給へよ。 (寫眞13)
この日は3時間滯在。
7時間半がこれまでの最長滯在時間なのだとか。
凄い人がゐたものだ。
寫眞に撮つたのは、頂いた料理のほんの一部分。
美味しい料理を食べてゐると、寫眞を撮るのを忘れてしまふ。
じつは、自分でもどれだけ食べたのか覺えてゐなかつたりする・・・
不覺にも「ローマの休日」を觀て涙した私。
こんどは「カサブランカ」に挑戰しようかな。
でも、きつとまた涙が出るのだらうなあ。
「A lot of water under the bridge.」
京都の鴨川に似合ひさうなセリフだ。
ボギーが云ふからサマになるんだけどね。
<2008年12月12日訪問>
京都Bホテルの稀代のコンシェルジュ・AKさんに教へて頂いた、新進氣鋭のイタリアン、 京都ネーゼ に行つて來た。
このお店は豫約をしないと入れない。
夜遲くであれば、當日聯絡しても入れるらしいが、その場合も席が空いたら聯絡をしてくれるといふスタイル。
キッチン前のカウンター席。
やはりシェフと會話をしながら、美味しい料理を頂けるのが良い。
他のお客さんが注文した料理を見て、「あ、あれ美味しさう。こちらにも下さい」なんてことも出來る。
寫眞1は、鷄(内臟)。
正式な名前は忘れたけれど、これがとつても美味しかつた。
どうやら、稀代のコンシェルジュ・AKさんもお氣に入りだとか。
よく見ると、トサカが入つてゐる。
食べるのは生れて初めてだが、これがなかなか齒ざはりが獨特で美味しいのだ。
こちらは雉。(寫眞2)
山屋の間で「キジを撃つ」といふのは「排泄する」の意で、それが轉じて「キジ=排泄物」とされてゐる。
なので、キジを喰ふといふのは・・・
いやいや尾籠な話で恐縮。
これも齒ごたへがしつかりしてゐて(固いわけではなく)、噛めば噛むほど口の中に美味しさが廣がる逸品だつた。
生ハム。(寫眞3)
店内に生ハムをスライスする機械があつて、自分でスライスさせてくれる。
ハムの塊をセットするのは店のスタッフのかたがしてくれるので、客はミシンの彈み車のやうなまるいハンドルを廻すだけ。
それでも、自分でスライスするとさらに美味しく感じるから不思議。
雲丹のパスタ。(寫眞4)
これは、他のお客さんが注文したのを見て、思はず注文してしまつた。
雲丹の生臭さをまつたく感じさせない、それでゐて潮の香が樂しめる。
ワインや料理が美味しいことはもちろんだが、このお店はシェフの森博史さんとおしやべりできるのが樂しい。
先日のこと、といふ前振りで、
「100歳のお客樣がいらつしやつたんですよ。イタリアン初めてで、コースを完食されたんですよ!嬉しかつたですね〜」
さらりと仰るけれど、100歳のお客樣にも食べられるやうに工夫をされたに違ひないのだ。
かういふ、お客樣視點で料理を出せるのがシェフの素晴らしいところなのだと思ふ。
京都なので、なかなか行けないけれど、また是非行つてみたい。
スキンヘッドの客はお斷り、なんて云はないよね?
<使用カメラ> 「 Canon IXY DIGITAL 800 IS 」
京都 ネーゼ (Kyoto nese キョウトネーゼ) (イタリアン / 三条、京都市役所前、三条京阪)
12/12_京都ネーゼ - 仙丈亭日乘
20091109 寫眞1
20091109 寫眞2
20091109 寫眞3
20091109 寫眞4
20091109 寫眞5
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20081212_寫眞1
20081212_寫眞2
20081212_寫眞3
20081212_寫眞4
記事URL:http://blog.goo.ne.jp/sonetets/e/07a22556fb1b55e62f3e2d131f252340
2009/11/14 更新
『京都ネーゼ』@木屋町三条上ル
2008年12月以来、15回目の訪問。
今回は高校同期の二人と一緒です。
18時の予約で5分前に来たら、すでに二人ともカウンターに座ってました。
いつも美味しい、そして気持ちの安らぐお店なんです。
オムレツが旨かった。
森シェフが作るところを見せてくれましたが、左手は前後に、右手は円を描くように、その速さたるや、もう…
パスタを二種類いただいたのですが、これまた美味かった!
料理ももちろん、カウンターで森シェフとお話しできて、幸せでした。
ご馳走さまでした♪
あ、写真は撮り忘れたもの多数。
料理はそれぞれ3人が食べやすいようにハーフポーションで提供するなど心遣いしてくださいました
どうもありがとう!
京都に来たら、また伺いますね♪