47回
2018/09 訪問
本当に美味しい鯖の塩焼き
2018年9月
念願の夜に訪問。こちらの鯖の塩焼きは本当に美味しい。皮目がパリッとして、身はふっくらとしている。生臭みなど一切ない。これが本物の鯖の塩焼きである。サーモンの味噌漬け焼きもそうだが、魚の取り扱いが抜群に上手である。鳥の塩焼きも焼き加減が絶妙で、焼き物の技術も素晴らしい。他の料理もきちんと手をかけていて、どれも美味しい。食べるほどに元気になってくる。
小さな店だが、とても落ち着いた居心地のいい空間で、ジャズを中心としたBGMの選択もいい。料理がどれも美味しいので、ついつい日本酒が進んでしまったが、たくさん食べて飲んでも会計は二人で13,000円弱。実にリーズナブルである。ご馳走様でした。
2018/09/04 更新
2018/08 訪問
石巻のさば
2018年8月
7月の終わりから数えると5回目の訪問になる。食べログはこのあたりが便利である。先日行ったコンサートの司会のセイン・カミュが去年の今日、何を食べたか憶えていますか?と客席に向かって叫んでいて、そういえば憶えていないとは思ったが、食べログの行ったカレンダーを見ればすぐにわかるので助かる。ちなみに去年の夏は渋谷のカレー店のまとめを作っていたので、毎日カレーを食べていた。https://tabelog.com/matome/7386/
さて、今回はさばのごま味噌煮をいただいた。食べログにレビューを書いていると、どうしてもまだ行ったことのない店、まだ食べたことのないメニューを選びがちである。安定よりも冒険を求めると言えば聞こえがいいが、浮気性という言い方もできるので是非は保留しておく。
先客が少なかったこともあり、10分弱で提供される。今回の小鉢にはタコウインナーが入っていて、これはこれで懐かしい。胡瓜の酢の物に少しだけあしらった鶏肉がいい。さばは腹身の一番いいところを出していただいた。これが抜群に美味しい。さばにはどうしてもさば臭さがあるが、こちらの煮物にはない。調理技術の高さと素材のよさの両方が揃わなければこうはいかない。いまだ復興の途中にある石巻の漁師の方々に感謝しながらありがたくいただいた。
1機3,000億円もかかると言われるイージスアショアを2機も買うというバカな買い物をやめて、6,000億円を東北の復興や今年の大雨の被災地、熊本地震の回復などに使ってほしいというのは、大半の国民の願いではないだろうか。税金は国民のカネであり、その使い方を決めるのが政治で、政治家は国民の代表である。理屈からすれば、アメリカの軍需産業を潤すために税金を使うのはおかしいだろう。日本人は誰もそんなことを望んでいない。この国の人々は、そんな当たり前のことすらわからないようになってしまったのだろうか。
2018/08/31 更新
2018/08 訪問
表面カリカリ中はジューシーな揚げ鶏
2018年8月
同じ週に2度目の利用。小鉢7つは前回と少し異なっている。毎日変わるのかもしれないが、こちらの料理はハズレが全くないので安心。まだいただいていない揚げ鶏のネギソースを注文。今回も前回に続いてそれほど時間がかからず、15分ほどで提供された。
この日の小鉢の目玉は結構辛く作られている豆の煮物。辛さが夏の暑さに相応しい。暑いときに辛い料理は身体によさそうである。メインの揚げ鶏は、表面がカリカリ、中はジューシーと、まさに揚げ鶏のお手本のような仕上がりで、下味がきちんとついているのでそれだけでいただいても十分。添えられたネギソースをかけると風味が一段上がる。
小鉢といい、この揚げ鶏といい、日本酒と一緒にいただくと至福の時間が過ごせそうである。機会があれば夜の営業時間に来たいものだ。
2018/08/30 更新
2018/08 訪問
鮭の味噌漬け焼きは絶妙の塩梅
2018年8月
2回目の利用である。前回売切れだったサーモンの味噌焼きを注文。今回は先客が少なかったこともあって、10分とちょっとで提供された。
小鉢の内容は前回と少し違っていて、ジャガイモの千切りの和え物やもやしのナムル風、卯の花、野菜と揚げのおひたしなど。いずれもはんなりした味付けである。
メインのサーモンの味噌漬け焼きは、漬け具合といい焼き方といい、申し分のない出来栄え。白味噌に漬けた西京焼きは自分でも作ることがあるが、とてもこれほど美味しくは出来ない。西京焼きを含めてここ数年でいただいた味噌漬け焼きの中で一番だ。鮭自体も肉厚でかなりいいものであることはすぐに分かるが、調理技術が高いからより一層美味しくなっている。
次に来店したお客さんにサーモンが売り切れたと伝えていたから、今回いただけてとてもラッキーだったと思う。
2018/08/30 更新
2018/07 訪問
待つ価値のある手の込んだ定食
2018年7月
入店するなり、お急ぎではないですか?と聞かれる。一瞥して店の広さと客の入り具合、働いているのがご夫婦らしい二人だけなのを確認して、料理提供は30分以上かかりそうだと判断。食べるのを10分とすれば、40分か50分で店を出られそうだと計算して、大丈夫ですと答えた。
卓上にメニューはなく、黒板から注文する感じである。12時半過ぎで既に2品が売り切れとのこと。豚のごまみそ焼き1,290円に決定。時刻は12時35分。カウンターに座っていると、キッチンの熱が伝わってきて、結構暑い。
待っている間に2名客が入店したが、提供に3、40分かかりますよという奥さんの説明を聞いて帰って行った。待てない人はしょうがない。やり取りを聞いて、こちらの料理が出るのも3、40分後かと覚悟していたら、注文から23分後に提供された。そんなに遅くはない。3、40分というのは、混んだ時のことを想定して奥さんが長めに言ったのだろう。正直である。客よりも商売優先の人なら、それほどかかりませんよとどんどん客を入れるだろう。
さて、最初に箸置きと箸、それから小鉢が7つ乗った丸いお盆、そして味噌汁、ごはん、メインの豚のごまみそ焼きの順に出される。味噌汁はちゃんと出汁の味がするほっこりした一杯である。小鉢は酢の物、苦瓜、きんぴら、玉子焼き、ひじき、豆の煮物、浅漬けの七つで、どれも特徴的で優しい味付けだ。日本酒が欲しくなる。豚のごまみそ焼きは脂がほどよく落ちて食べやすい。味噌のパンチが効いていて、ご飯によく合う。
全体に甘すぎず辛すぎず、濃すぎず薄すぎずで、無理なく箸がすすむ。いつの間にか暑さなどまったく気にならなくなっている。食べ終わる頃にはなんだかとても元気が出てきた気がした。こういう手の込んだ定食を提供してくれるご主人に感謝。ご馳走さまでした。
2018/08/30 更新
2018年9月
そぼ降る雨で客足は鈍いかと思いきや、目当てだった「たらコロッケ」は売切れとのこと。さんまの塩焼きに惹かれるが、2日前に食べたばかり。ということで必然的にまだいただいたことがない「とりの塩味からあげ」1,020円ということになった。
小鉢7品はいつも通り、ひとつひとつがどれも美味しい。これだけで日本酒が2合ほど飲めそうである。からあげは10分ほどで提供された。いんげんと茄子を揚げたものが添えられて、茄子の皮が光ってきれいである。軽く振られた塩が丁度よく、茄子の揚げ物としては秀逸。
からあげは中まで丁度火が通ったくらいの揚げ具合で、いつもながら見事である。鶏の味が濃いからあげで、とても食べごたえがある。いつもながら、食べ終わるととても元気になるランチである。今日もご馳走様でした。