【SIPSMITH】シップスミス ロンドンドライジン "VJOP #2" 52% 700mlが手に入りました。
シップスミス VJOP ロンドンドライジンは、最高のジントニックのために定番品ロンドン ドライジンに改良を加えたものです。VJOPは、Very Juniper Over Proofの略で、トニックで割っても負けないようジュニパーベリー(Juniper berry、ジンの香りの元)を通常の2倍投入し、よりドライで強い香り、そしてアルコール度数は52%に設定されています。注ぐとジュニパーの芳香が一気に広がります。口当たりは良く、ストレートでもロックでもトニックウォーターで割っても美味しいです。
18世紀の産業革命の頃のジンは「労働者の酒」「不道徳な酒」というイメージがあり、安酒の代名詞でした。中野京子の「怖い絵」シリーズに出てくるウィリアム・ホガースの銅版画『ビール通りとジン横丁』には、健康的な「ビール通り」と対比した堕落し、悪徳にまみれた街が「ジン横丁」として描かれています。
20世紀に入ってカクテルベースの酒として上流階級でも飲まれるようになり、ドライマティーニが好きだったヘミングウェイがアフリカへ猛獣狩りへ行った際にトラック一杯のジンとたった一本のベルモットを持って行った逸話はあまりにも有名です。
私は、Bombay Sapphireを好んでいましたが、最近はドライなTanquerayも飲みます。カクテルでは、ホワイトレディーやギムレット、マティーニなどのアール・デコ時代に生まれたものが好きです。