『【休日の料理】いろいろ作りました。』oggeti209さんの日記

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“食”は、生理的欲求であり、自己実現の欲求でもある。

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oggeti209 (男性・東京都) 認証済

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スーゴ・アッラ・プッタネスカ (Sugo alla puttanesca) を作ってみよう。

冷蔵庫にアンチョビ、塩漬けオリーブ、塩漬けケッパーがあり、イタリアで買った唐辛子もあります。塩味と辛味を利かせた刺激的なナポリ名物のパスタソースになりますかどうか。

去年、庭に実った約200粒のオリーブの塩漬けを使うのですが、この種を抜き取るのがひと仕事です。神が作った自然の恵みを愛おしむようにナイフで切り込みを入れ、一つずつ丁寧に果肉と種を分けました。塩味はチョット強めですが、ソースにすれば丁度良いかもしれません。

名前のputtanaは、娼婦のことです。
由来には諸説あり、「昼食時にも忙しく、海のものも畑のものもごった混ぜにしてパスタと和えて食べた」、「客をもてなすためのパスタ」、「体力を回復するために食べたパスタ」、「刺激的な味わいが娼婦を思わせるパスタ」、「たまに味わえば美味だが、毎日のように食べれば飽きるパスタ」などイタリア人は面白可笑しく考えますが、私には、どれも当て嵌まるような気がします。

***

休日でも朝の早い私は、ひとり台所に立って料理を始めました。

1、昆布と鮪節、鰹節で一番出汁と二番出汁を引く。
2、美味しい菊乃井豆腐とがんもと大根を薄味の出汁で炊く。(夕食用)
3、同時に蕎麦つゆを作る。(出汁10、醤油3、味醂1、砂糖0.5の割合)
4、起きて来た母と妻に朝食を作る(冷や飯に沢庵、簡単)
5、フレンチプレスでコーヒーを淹れる
6、プッタネスカを作る。(ソースのみ)
7、昼食用のスパゲティ・ボンゴレ・ビアンコを作る。(12時頃)
8、アサリの苦手な母に鮪丼を作る。

これらを同時進行させ、段取りを考えて手際よく作りました。

どれも美味しく出来上がりましたが、中でもスパゲティ・ボンゴレ・ビアンコが秀逸でした。(手前味噌ですが、)
スパゲッティーニでもなく、リングイネでもなく、12分茹でのスパゲティを使いました。アル・デンテでモッチリして凄く美味しいです。(もう作っていないLATINI社のスパゲティです)

大蒜をオリーブオイルで焦がさないようにゆっくり(30分ぐらい)熱して、砂抜きした多目のアサリをフライパンに投入し、安めのイタリアの白ワインを適当に注ぎ、蓋をして蒸らします。塩味は、アサリとパスタから出てきますから、一切加えません。そこに茹で上がったスパゲッティを入れ、汁とオリーブオイルを乳化させ、出来上がりです。刻んだイタリアンパセリを振って皿に盛りつけます。

(母は、アサリが苦手なので、鮪の短冊をそぎ切りして丼にしました)

昼間から妻と二人でボトルを一本開けてしまいました。
休日はリラックスしますね〜。


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