oggeti209さんが投稿したSchwarzwaldstube(ドイツ/バーデン・ビュルテンベルク州)の口コミ詳細

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“食”は、生理的欲求であり、自己実現の欲求でもある。

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oggeti209 (男性・東京都) 認証済

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Schwarzwaldstubeバーデン・ビュルテンベルク州/フレンチ

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 5.0
      • サービス 5.0
      • 雰囲気 5.0
      • CP
      • 5.0
      • 酒・ドリンク 5.0
1回目

2013/06 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

人生最高のフレンチ


このホテルには、今まで三回宿泊しています。

ジビエの季節になりましたので、再度、掲載いたします。
皆さん、ぜひ店のホームページを開いて綺麗な写真をご覧ください。http://www.traube-tonbach.de/de/schwarzwaldstube-in-baiersbronn

ドイツの黒い森地方(シュヴァルツヴァルト)は、フランスとの境に位置しますのでフレンチの美味しい店がたくさんあります。車で美しい山間を抜け、一般道であるワインディングロードを制限速度上限の80~100km/hで気持ち良く走ると、家々が点在する村のゾーンに入りますが、そこは制限速度が30km/hであり、どの車もゆっくり走ります。このレストランはTonbach村の突き当たりにあります。

速度無制限のアウトバーンを200km/hオーバーで飛ばす同じ人が、車の前後がガラガラなのにピッタリ30km/hを守っています。規則を守るべきところがあり、解放するところがあるドイツ社会には、フラストレーションが溜まりにくい人間の本質を見抜いたシステムが浸透しています。因みにアウトバーンには街路灯がありません。インターチェンジなど一部を除いて、トンネルの中も道路脇に小さな反射板があるだけです。そこを200km/hオーバーで疾走するのですが、全く怖くありません。しかも電気エネルギーの消費が少ないですから、国として、発電のための化石燃料の輸入量を抑えることができます。交差点はロータリー式ですから停止せず抜けていくことができ燃料消費が少なく無駄がありません。そんな質実な国民ですが、美味しいものを求めることに関しては世界共通の欲求を持っています。

***

今まで世界のあちらこちらで美味しいフレンチを食べてきましたが、ここが最高です。
本当は食べログに載せたくなかったのですが、予約がなかなか取れないレストランですから、貴重な情報としてご紹介いたします。

知り合いのドイツ人から「あそこでのディナーは、予約で1年先まで埋まっているので残念ですが用意できませんでした」と言われ意気消沈していると「明日の昼であれば1席だけご用意できます」とホテル支配人から言われ、仕事を他の人に任せて行ってきました。

メニューはフランス語で書かれていました。
メートル・ド テルが「ドイツ語か英語で詳しく説明することできますが、如何いたしましょうか?」と言ってくれたので英語による丁寧な説明を受け、ジビエ料理の鴫(シギ)が特別に入荷したというのでViandeにしました。Entréeは、生の帆立貝と生の牡蠣のモザイク仕立てです。何でこんな山奥に新鮮な魚介類が入荷するのか不思議でしたが、もの凄く新鮮で美味しかったです。ここは、黒い森地方(シュヴァルツヴァルト)ですので車で1時間も走ればフランス国境を越えることができます。ストラスブールまで行ってアルザスワインを楽しむことができます。FromageもDessertも地元産のもからイタリア、フランスまで豊富に揃えてあり、選択する楽しみが増します。

確認したら写真を撮っても良いというので、手持ちの古いNOKIAで記録しましたが、画質がこのように悪く申し訳ございません。

このレストランにはかなりのセレブリティが集っているように見受けました。昼食にもかかわらず盛装してここで食事することが特別なことであるかのように振舞っていました。しかし、レストランの接客はとても丁寧で優しく、心から寛ぐことのできるもてなしです。

シェフHarald Wohlfahrt 氏は、現代のフレンチにおいて最も優れた料理人の一人であることに間違いはありません。
 https://de.wikipedia.org/wiki/Harald_Wohlfahrt

2022/03/02 更新

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