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ようやく行くことが出来た!府中にある「しんせらてぃ」さん。ご存知の方も多かろうが、TVドラマ「孤独のグルメ」シーズン9(2021年放送)で登場したお店だ。 このシリーズ、五郎さん(松重豊さん)のメニューチョイスと食べっぷりを観るにつけ、毎回取り上げられているお店への期待爆上がりになるが、分けても「しんせらてぃ」さん登場回は直感的に絶対私の好み!と謎の確信を得て、必ず行くと決めていた。 にもかかわらず、放映直後はみんな押しかけるしな…と混雑回避しているうちに、気づけば数年経っていた体たらく。コロナのような不可抗力、あるいは店主の健康やご家族の事情等で大好きなお店が閉店してしまう無念を経験し、行きたいお店にはすぐにでも行くべしとの教訓を得たのに、学習能力がなさすぎる。ホント、私のダメなとこ! さて本題。放送回を復習し、メニューは200種類超えらしいとの予備知識があったにもかかわらず、メニューブック+壁一面に掲示された品数に圧倒される。ある程度目星はつけてお腹も十分に空かせてきたけど、これは迷う…。劇中で五郎さんがメニューを決めかね迷走していたのもむべなるかな。 初回ですべての欲を満たすことは諦め、様子を見ながら少しずつオーダーをお願いする。ご主人お一人で調理されているので、一組オーダーは15種類まで。いや、それでも随分沢山作って頂けるのね…。 ◆岩海苔と筍炒め 前菜には絶対これと決めていたメニュー。にんにくと唐辛子が効いたオイルをまとった岩海苔はサクサク、筍も香ばしくて箸が止まらず、なんならもう一皿追加したかった。この日は次の予定の都合上泣く泣くアルコールを控えたが、お酒が進んでたまらないやつなので次回は必ず…! ◆海老・長いも・クワイの蝦黄醤炒め 字面で既に美味しそう、食べたらやっぱり旨し。ぷりっぷりの海老とシャクシャクの長いも、ホクホクのクワイの取り合わせが心憎い。とろり蝦黄醤の相乗効果で海老の旨味が倍増。もちろんソース一滴も余さず完食。 ◆黒酢の酢豚と割包(カーポー) 酢豚大好き同行者リクエストだったが、肉の揚げ加減、酸味強めの旨酸っぱさ、程よい歯ごたえを残した野菜、餡の濃度…これぞ正に求めていた黒酢酢豚じゃないか…!と私のほうが感涙。どうかすると甘酸っぱさを超えて甘かったり、脂身ベッタベタだったりの仰天酢豚に遭遇した過去の経験上、ことさら酢豚のオーダーには慎重になっていた私だが、こちらの酢豚はどれをとっても理想的だ。「米酢トマトの酢豚」なるバージョン違いもあって、これも気になるぅ。 ふんわり割包と一緒に頂くのも格別で、粉モノも大好き同行者の提案に感謝。オーダーの際お店の方が「割包はどの料理と一緒に召し上がりますか?」と確認のうえ黒酢酢豚と同じタイミングでサーブして下さるというきめ細やかなサービス。大変ありがたかった。 ◆青山椒の麻婆豆腐 見た目だけなら他店でもよく見かけるシンプルで美味しそうな麻婆豆腐。しかし味は凡百のものとは一線を画す。青山椒の清々しい香りと爽快な辛味が印象的で、ひと口目で「旨っ」と声が出た。口内を刺激する攻撃的な辛さではなく、ご飯泥棒的な旨辛さ。とっさにライスを追加。 麻婆豆腐に関しては、断然ココ!と思い定めているお店があるのだが、こちらの青山椒の麻婆豆腐を頂いて、つくづく美味しさに順位はつけ難いと感じ入った。今後は”私的麻婆豆腐ベストスリー”として、こちらの麻婆豆腐も加えたい。 ◆アサリとゴボウのつゆそば(ショウガ) 予定外のライスを頂いてしまい、そろそろお腹がくちくなってきた終盤。悩みに悩んだ最後のオーダーはアサリとゴボウのつゆそば。スープは今回選んだ「ショウガ」のほか「にんにくBP(ブラックペッパーかな?)」もある。粉モノ・飯モノに続き麺まで…?と我ながら暴挙と感じるも、珍しいメニューだし絶対美味しそうな気配に抗えず…。 食べてみれば、ほーらやっぱり!こんなつゆそば食べたことない!と未体験の味に舌が喜び胃も元気を取り戻す。 アサリとゴボウのエキスがたっぷりなのは言わずもがな。中太麺に負けないくらいしっかりした旨味だけれど、濃厚というよりは奥深いと表現したい。オイリーさはなくすっきりと芯の通った味わいで、ごぼうの香気が旨さに拍車をかけている。 スープをぐいぐい飲みつつ、ウマウマ汁を吸った麺もつるつる口に吸い込まれ、丼の底からはお宝の如くざっくざくとアサリとゴボウが現れ…腹パンなのに取り憑かれたように貪ってしまった。 ふだんはあまり心惹かれるものがないので省略する中華デザートだが、こちらはホームメイドアイス(この日だけでも8種類!)、ゼリー、バナナの春巻、蓮の実餡のきんとん風、2種餡の白玉団子ココナッツ風味…とめくるめくラインナップでこれまた迷いに迷う。お腹一杯だったのでは…という心の声はこの際無視だ。 ◆キンモクセイのアイス 金木犀独特の華やかな香り、蜂蜜由来のコクとやさしい甘さ、滑らかな口どけにうっとり。ふだんあまりアイスを食べないのだけど、これは美味しい!フランボワーズや紹興酒のアイスも美味しそうだったなー。 ◆杏仁豆腐 この杏仁豆腐、私史上最高だった…。濃厚なのに後味すっきり、香り高さも別格で、この衝撃にふさわしい表現が見つからない。口当たりは一般的なものに比べてややソリッドで、豆腐然としているのがまた良き。 前述「孤独のグルメ」では、この極上杏仁をたっぷり食べたいというお客さんの希望で生まれた「3倍杏仁」(量が三倍)に五郎さんも舌鼓を打っていた。舌だけなら3倍どころか永遠に食べ続けられそうだが、もはや胃に寸分の隙もなし。次回は絶対3倍杏仁! 改めて振り返るに、どれもが2~3種類の食材を組み合わせたシンプルな調理法。メニューに並ぶ多くは馴染み深い定番、聞いたこともないような突飛な料理は見当たらない。良い意味で見た目も飾らず、町中華的な親しみやすさを覚えるビジュアルだ。しかしその美味しさは曰く言い難く、不遜な言い方だが「只モノではない…」的な感動を覚える。日常の延長上にある料理が感動の味わいに昇華されていると言えばいいだろうか。 けれど本当にすごいなと思うのは、こんなにも美味しいのに、食べる人に「美味しさと対峙する」的な緊張感をまったく感じさせない点だ。傑出した美味に感心しつつ、くつろいだ気持ちで食事を楽しみ、しみじみとその余韻に浸ることが出来る。味・接客・お店の雰囲気すべてを通して、肩の力を抜いて楽しく味わって、と言われているような気持ちになるのだ。 その根底にあるのはやはり、しんせらてぃ(Sincerity)の店名に違わぬ「誠実さ」なのだろう。声高に無添加無化調と謳わずとも良いもので丁寧に作られていることは明白だし、気負いなく細やかな心配りを絶やさない接客にも誠実さを感じる。 卓越した技術と研ぎ澄まされたセンスをひけらかし客を魅了するのは簡単だろうに、そんな気配は微塵も見せず淡々と数多くの料理を提供する。なんて実直で懐の深いお店かと思う。末永く通いたいと思えるお店がこの日またひとつ増えた。 胃のキャパが追い付かず諦めたメニューも多く、あまりに気に入ってしまったため、私にしては珍しいことなのだが、その場で次回の予約もお願いした。今から来月が楽しみでならない。 ごちそうさまでした!
2026/02訪問
1回
気がついたら2025年も残り1か月!今年もたくさん美味しいものを頂いたのに、ちっともリアルタイムに記録できてなかったので、ここらでラストスパートをかけ、今年の「味わいの思い出」振り返りをしていきたい。タイムラグあり・順不同だが、順番に関しては意図はなし。 2025年後半に最も夢中になって足繁く通ったレストラン、それは東小金井にあるSuzie-Qさん。 その魅力は一言では説明しきれないが、個人的な推しポイントは、 ●私が大好きなアメリカンダイナーメニューが揃い踏み ●とりわけガンボスープなどアメリカ南部料理もあるのが素敵 ●目移りするほどのメニューの多さ!量もアメリカ仕様 ●気取りのないザ・ダイナーな雰囲気がとっても落ち着く ●朝から営業でアメリカンテイストのモーニングが楽しめる ●オールデイダイニングなので時間を気にせず利用できる ●しかも!時間問わず全メニューが楽しめる!(エッグベネディクトのみ10時まで) ●コンフォートフードを謳っていて、パンを始め自家製も多く、どれをとっても舌と体に心地よい。 ●なにより、どれもこれも美味しい…! この半年随分通い詰めたがとても制覇できるメニュー数ではないので、時に家人をも巻き込んで行くたびに色々なメニューに挑戦。1回だけでは書ききれないので印象深いものから挙げていくと… ◆ フィリーチーズステーキサンド 初訪問でオーダーしたのは、メニューにあったら絶対頼む大好物のフィリーチーズステーキ。たっぷりのスライスビーフと甘いソテードオニオン、とろりチーズ(グリドルで調理されているのでチーズの一部がクリスピーになってるのも嬉しい!)の調和が素晴らしく、自家製の胚芽パンやマヨネーズもしみじみ美味しい。ラフなビジュアルと、どどーんとはみ出るボリューム感はアメリカっぽさ満載だが、全方位に神経が行き届いていることに感動して、再訪を決意した一品。お供はグアバジュース。 ◆チキンガンボスープ クラムチャウダーもとっても美味しいけど、繰り返し頼んでしまうのはガンボスープ。チキン、オクラ、ソーセージ、セロリ、オニオン、パプリカなどのたっぷりの具がスパイスと共に煮込まれたトマトベースのスープには「美味しい」が溶けてる。具沢山なのでこれ一杯でも十分な満足感を得られるが、しっかりした味なので胚芽パンをお供にしても。ガンボライスもあるので食べてみたいが、他のものが食べられなくなっちゃうのが怖くてトライ出来てない。 ◆アップルサイダードーナツ 浜町のジャンゴさん以外でなかなかお目にかかれなかったアップルサイダードーナツが、こんなに近くにあったなんて…。Suzie-Qさんはパン・ビスケット・ワッフルなど、とにかく粉もの全般が美味しくて、ドーナツも然り。さっくりした食感で甘さ控えめだが、りんごとシナモンがふわっと香り、幸せな気持ちに。オーダーの都度揚げてくれるので店内で出来立てを頂くのがベストだけど、数時間のうちに食べてもらえる確証があるときにはテイクアウトして手土産にすることも。 ほかにもまだまだ魅力的なメニューが目白押しなので、近々第2弾として記録しておきたい。 ごちそうさまでした!
2025/08訪問
1回
ようやく行けた!国領にある「手作り餃子の店 吉春」さん。そして、久々に餃子を食べて感動に震えた…。 姉弟で切り盛りされているカウンターだけのお店。お二人の優しく温かい接客でカウンター越しでも威圧感を感じず、無駄のない所作に見惚れながらワクワクと出来上がりを待てる、居心地よい空間でした。他のお客様も餃子好きと見え、会話の端々に按田餃子さんなど他の有名どころの名前も聞こえてきた。うんうん、あそこもここも美味しいよね、と密かに賛同。 さて、2部制予約で、17時からの1部組に滑り込めた私たち。鼻息荒くカウンターに陣取ってじっくりメニューを吟味。魅力的な季節限定(春セロリ、スペアミント、にんにくの芽)3種全てと、王道吉春餃子をオーダーして後は胃袋と相談…の心づもりが、供される餃子どれも美味過ぎて、早々に「トマトと炒り卵」「ピーマン」の2種を追加。 まず特筆すべきは皮の美味しさで、特に水餃子は表面とぅるんと滑らかで瑞々しい口当たり、噛めばむちっと楽しい歯応えで、水餃子ってやっぱり皮が大事!と改めて思い知る。しかも粉もの特有の重さは皆無でお腹にずっしり来ないから、すいすい平らげてしまえる軽やかさだ。 餡がこれまた絶品で、塩味強すぎずちょうど良い加減の味付き肉餡は、組み合わせの野菜もどんとこい!と懐深い存在感を放つ。それでいて野菜の香り・甘み・苦み・酸味といった主張を消すことなく、むしろ相乗効果で更に旨さに拍車がかかっている感じ。この絶妙な旨さをどう表現したらいんだろう?何もつけずにそのままがベストで、一口目から美味しい~と唸り、食べ終えるまで感動が続いた。 そしてもうひとつのお楽しみは生姜汁湯圓~♪ 台湾に行くとかき氷よりも湯圓一筋の私、しかも生姜に目がないと来たらデザートはこれ一択!(デザートもうひとつは濃厚杏仁豆腐)餃子の皮があれほど美味しいのだから、湯圓だって言うまでもなかろう…。果たして中の餡は私の一番好きな「花生湯圓」で、陶然と舌鼓を打ち至福の宴を終えました。 お持ち帰りした花巻も間違いない美味しさ。たまに遭遇する妙に甘さが勝ってる系統とは一線を画し、ほの甘さがちょうど良く小麦香るタイプ。こちらもグルテンずしん系ではないので、お腹に響くことなくぱくぱくいけちゃう罪な逸品でした。 ******************************************** この日のオーダー ◆ 春セロリと豚肉の水餃子(季節限定) ◆ スペアミントと牛肉豚肉の水餃子(季節限定) ◆ にんにくの芽と豚肉の焼き餃子(季節限定) ◆ トマトと炒り卵の水餃子(本日の餃子) ◆ ピーマン餃子(水餃子)※焼き餃子もある ◆ 吉春餃子(焼き餃子)※水餃子もある ◆ よだれ鶏 ◆ 馬鈴薯の胡麻シャキシャキ和え ◆ 生姜汁湯圓◆ 花巻(テイクアウト) **************************************************** 定番もまだ制覇してないし、季節がわりの餃子も楽しみ過ぎるので、絶対また行く! ごちそうさまでした!
2025/05訪問
1回
台湾には数回行ってるが、現地では食べたいものが多すぎるのが悩みの種。朝昼晩の食事に、豆花や湯圓など甘いものも加わると、もうほぼ食べっぱなし。食事の合間に必死に歩いて消化…みたいな始末だ。よって滞在中のトライを諦めざるを得なかったのが、お腹にずっしりきそうな台湾おにぎり・飯糰(ファントン)。 何しろもち米おにぎりの中に油條が入るんだもの、腹持ちバツグンというし、すっごく興味はあれど、これを食べたら一食、いや、ヘタしたら二食分の食事をキャンセルしなければならないかも…と思うとなかなか手が出なかった。 だから2022年に大久保に飯糰専門店の「東京巷口飯糰店」さんがオープンと聞いた時は歓喜して即買いに走った。台湾好きとしては飯糰食べておかねばという半ば興味本位の入口だったが、びっくりするほどおいしくて、以来超がつくほどお気に入りだ。最近こそ飯糰を提供する店も出てきたので都度食べ比べてはいるが、個人的にはこちらが目下不動のNo.1! そのままの見た目は笑っちゃうくらい「映え」とは無縁(でもだからこそ好きだ)。長さ20㎝ぐらいの白い物体はずっしり持ち重りするので、知らなければいったい何コレ?!となるが、断面を見て更に中身にのけぞる。油條(揚げパン)が丸々一本!高菜や煮卵はいいとして、ほかには肉でんぶ、干し大根、ピーナッツ…と日本のおにぎりの具としては思いもよらない具材がたくさんだ。 しかーし!こちらの飯糰ときたら、斬新な組み合わせや重たげな見た目に反し、ぺろりといけちゃう軽やかさと病みつきになる旨さであっさりと想像を超えてくる。持ち重りするのは具がたっぷりだからで、断面を見てもわかる通り、もち米メインというより、周りをもち米で覆って具を支えているといった感じだろうか。 美味しさの決め手は、味付けもさることながら全体のバランスだ。台湾味といえば「甘じょっぱい」が定番だが、甘過ぎず塩辛苦もなく、量・味ともにどれもちょうどいい塩梅で、ピシッと完璧にまとまっている。甘じょっぱい肉でんぶ、コク出し担当の油條、五香粉の香りをまとった煮卵、軽い酸味の高菜、とそれぞれ個性派揃いで存在感も抜群ながら、どれも主張し過ぎず他の具材と見事に調和しているのが凄い。 そして食感もお気に入りの理由の一つだ。もちもちのお米、ざくざく油條、カリカリピーナッツ、コリコリ干し大根にしっとり肉でんぶ、と口の中が愉快愉快。 私はいつも鮪魚(ツナ)入りを好んで買うのだけど、このツナが入ると更に旨味マシマシでうまーい!今回はさらに夏限定の麻辣飯糰を。穏やかな辛味と痺れがこれまた絶妙なバランスで、旨さが膨らむ。 こちらの飯糰は家人も大のお気に入りなので、鮪魚(ツナ)の他に、原味(オリジナル)や香腸(台湾ソーセージ)、期間限定バージョンなど、いつも違う味を2本買い求め、半分こずつして楽しむ。合計一本でお腹いっぱい…と言いたいところだが、なにしろ美味しいのでもうちょっと行けるかも?といつも思ってしまう。次回はいよいよ3本買っちゃおうかな…。 イートインスペースはないけれど、大久保駅の南口から歩いてすぐのところにあってアクセスは良好。私は所用を済ませた帰りがけに買ってそそくさと総武線に飛び乗り、一路帰宅してパクつくのが常だ。その際には必ず大好物の米獎(ピーナッツシェイク)も一緒に。ほんのり甘くとろりとしたこのドリンク、日本でももっとポピュラーになったら嬉しい。 今回は東京巷口飯糰店さんのインスタで紹介されていた麻辣飯糰に食欲がかき立てられるあまり、炎天下にもかかわらず西荻から直行・とんぼ返りしてゲット。夏が苦手でモノグサな私を立ち上がらせるほどの飯糰、恐るべしだ。 ごちそうさまでした!
2025/07訪問
1回
とんかつけい太 @tonkatsukeita さんで、ふっくら瑞々しい絶品とんかつを頂くたびつくづく思う。ここ西荻に開店してくれてありがとう! 予約いっぱいの人気店なので思い立った日には食べられないのは難だが、それでもLINE予約すればちゃんとありつけるから安心。(来月予約を毎月指定日に電話で早い者勝ちみたいな方法は少々苦手。電話予約って時と場所を選ぶから意外と面倒って思っちゃうタイプ) 店主のご実家である鹿児島の養豚場が育てた六白黒豚を使ったとんかつ、といった口上は今更述べるまでもなく、前情報皆無でも納得の美味しさ。 おまけに艶々ご飯(炊き加減がとっても好み!)も具沢山豚汁もトリュフ/青じそドレで頂く瑞々しいキャベツも香の物も、全てに神経が行き届いているので満足感は200%になる。 写真は六白黒豚ヒレかつ膳。お肉は単に「柔らか~い♪」って表現じゃ及ばない、とびきり切れ味良いナイフをスーッと肉に入れて切り分ける時の気持ちよさに似た快感。 一口目で肉に歯を立てる感覚はあるも、きめ細かい繊維は咀嚼を邪魔することなくふんわりと歯が吸い込まれ、そこから染み出す肉汁や立ち昇る香りにうっとりしている間にさらっと食べ終えてしまう。 とんかつは好きで以前はあちこち食べに行っていた方だが、年齢と共にとんかつ巡りの頻度が低くなっちゃったので、こんなに好みのとんかつを、近所で食べられるのはとっても有難い。 母からは、もうとんかつは一生このお店のだけ食べるってことでいいわとの一言も。けい太さんには年配のお客様や成人の家族連れも多くて、それも納得。 お店で頂く以外にも、半額メンチやハンバーグ、カツサンドなどのテイクアウト告知が出るといそいそと予約してお持ち帰りするなど何かと愛用させてもらってます♪ 店構えにはあんまりこだわりはお持ちでないようで(失礼!)西荻名物南口の飲み屋ひしめく路地の入口にある雑居ビル地下の立地、看板もシンプルであんまり目立たないから、初めて連れて行く人は「ここで美味しいとんかつ食べられるの…?」みたいな顔に(^^; だけど店内はすっきりシンプル&清潔感あり、こぢんまりと落ち着いた雰囲気。大上段に構えることないナチュラルな姿勢のお店なので、緊張を強いられることなく和やかに食事が出来るのもいい。 どれだけ人気店になっても、都心に出て行かずにずっと西荻にあってほしいな~。 ごちそうさまでした。 #美味しいってしあわせ #揚げ物苦手だけど #とんかつは好き #ヒレカツ派 #豚汁大好き #脂っこくない #ご飯がおいしい #キャベツも美味しい #西荻窪
2024/02訪問
1回
昨日から浜松に。浜松に来るのは2回目で、前回は日中浜松で餃子のハシゴをしたのち、静岡に移動して旬香亭さんでディナーして日帰り、というなかなか強行な駆け足旅だった。 前回食べた浜松餃子の中で、私的ぶっちぎりトップが福みつさん。機会があればぜひもう一度!と切望していたので、今回の浜松滞在中の福みつさん再訪問は必然だった。 記録を遡ったら前回伺ったのはなんと10年前。あの頃より店舗は改装され駐車場も整備されていたが、お店の佇まいは記憶と大差なく、ファミレス的なカジュアルさ、アットホームな雰囲気は変わらない。近所の方々の日常利用も多くて、地元に愛されているのが良くわかるが、親しみやすいお店の雰囲気ゆえアウェイの人間にも敷居が低く、気楽な気持ちで行ける店だ。 10年前は浜松餃子巡りで他店もハシゴするので数を控えめにしたのだが、今回は福みつさんオンリーで挑む。繁盛店でとにかくお客さんが途切れることがない様子だが、通し営業なのと回転が早いので平日はそれほど待たされる印象はない。今回も平日のランチタイムを少し過ぎた時間帯だったので10分も待たずに入店し、意気揚々とオーダー。こちらのメニューは餃子10個~40個までの5個刻みの単品か、10・15・20個にご飯と味噌汁・キムチか漬物がついた定食のみ。ご飯や汁物に胃を明け渡す余裕はないので、私も同行者も餃子単品で、まずは15個ずつ。 焼き餃子に関する自分の好みは「カリッとクリスピー、餡はあっさり」で、東京なら例えば浅草の餃子の王さまがそれに当たる。福みつさんの餃子もこの好みの範疇ではあるのだけど、唯一無二といえるのがその軽やかな皮の焼き加減。とにかくパリサクで、超薄焼きせんべいの如くひたすら軽快。どうやったら焼き餃子でこんなに軽快な歯ごたえに仕上げられるんだろう?揚げ餃子みたいにクリスピーなのに、油敷いて焼いているのかな?と思えるほどオイリーとは無縁で、後味がひたすら軽い。 齧った時のカリッと小気味良い音と歯応えの後には、ジューシーというよりさっくりと表現したい、大きめに切った蒸し野菜のような状態の熱々の餡が現れる。餡の中身はキャベツと葱と肉と聞いたことがあるど、肉の気配は僅かで圧倒的にキャベツの甘みと旨みが冴え渡っていて、これが軽やかな皮と相まって後を引くことこの上ない。 そう、この餃子は永遠に食べ続けられそうなのだ。小ぶりな上に前述の通りの軽やかさなので、サクサクと音を立てながら次々に口の中に吸い込まれていく。リズミカルに咀嚼しつつ旨さに恍惚という福みつ餃子ハイになるあまり、同行者との会話も疎かになる有様だ。 そして今回は餃子以外で「チャンジャと干し大根和え」なる漬物との嬉しい出会いも。前回は気が付かなかったのだが、福みつさんは漬物類もお得意なようで、白菜キムチ・オイキムチ・カクテキなどのキムチ類や、セロリ・みょうが・えごまの葉の漬物などがメニューにラインナップ。オーダーしてみたらまさかの容器ごと大容量で提供されたのだが、この干し大根がまた歯応え良くチャンジャの旨味もしっかりで、侮れない逸品。食べきれない分はそのまま持ち帰れるのもすごく嬉しい! 餃子サクサクの合間にこの漬物をカリポリつまめば、歯応えの強弱と味の緩急でさらに美味しさ倍増される感じで、餃子サクッ→ビールぷはぁっ→餃子サクッ→漬物ポリポリ→ビールクイッ→餃子サクッ…と無限ループに突入。15個ではやっぱり全然足りない!というか、浜松にそんなに来る機会はないのでここで止めたら後悔する!と追加オーダーした。 しめて25個、心ゆくまで堪能しました…。もっと食べられる気もするけど、食べ過ぎると本当に美味しいものの価値は半減してしまうので、このあたりが潮時。(しかし1時間後にはもう恋しくて、また食べたくなってしまった)ちなみに後から追加した方が再度焼き立ての熱々が食べられるので、最初から25個頼むより結果的には良かった。厨房の方にはお手数かけることになるのだけれど。 餃子は持ち帰りもできるけど、この独特な焼き方は家では再現不可能なため、持ち帰り餃子も焼いた状態でしか提供していない。いや、たとえ隣に住んでいたとしても、店内提供される熱々サクサクには敵わないだろう。次に浜松に行く機会を得たらもう福みつさんの近くに泊まりたい。そして昼夜どちらも餃子を頂き、お土産には漬物類をたくさん買って、自宅で漬物をつまみながらまた餃子の味を反芻したいなぁ。 ごちそうさまでした!
2025/10訪問
1回
アヒルの空さんは私にとって秘密の隠れ家みたいなビストロだ。道路に面した正面が入口かと思いきや、右奥にある潜り戸みたいな小さな扉から入店するところからもうアジトっぽい。ドアは窓付きで、横にある格子窓から温かな明かりも見えるし、決して入りにくいという意味ではないのだけど。 実際、飴色の木工家具に暖色照明が点いた店内は入りにくいどころか、コジーな雰囲気で落ち着く。しかし!入店したらうかうかしてはいられない。何をおいてもまずはメニューとにらめっこして食べたいものを漏れなくオーダー。のんびりと店内を眺めまわすのはそれからだ。 こちらはお二人で切り盛りされているお店だが、予約時に必ず念押しされるのが、料理の提供にお時間いただきますの旨。席に余裕のある時は「言われるほど遅くないけどな…」と感じるけど、満席時にはやはりそれなりに待たされることも。色々なものをたくさん食べたい私にとって、早めにオーダーしておくが肝心なのだ。なんなら絶対に食べ逃したくないものは予約時にお願いしておく。 しかしお待ちかねの料理がテーブルに運ばれてくれば、そんな待ち時間なんてまったく些細なことだと思えてしまう。 まずもって皿の上の姿が美しい。インスタ映えを意識した凝った見かけではなく、食材そのものの鮮やかな色味、飴色の艶、食欲を掻き立てる「料理」そのものの美しさだ。キャロットラペのピシリと切り揃えられた細い千切りはその切り口に背筋が伸びるようだし、季節の果物とブラータチーズのカプレーゼ風は綺麗な色味の取り合わせを乱すことをためらう。 そして、細部まで丁寧に味を行き渡らせた料理はしっかりした味わいと十分なボリュームで、とにかく私の好みど真ん中ストライク。多分メニューの殆どは制覇しているが、何度食べても飽きないし、毎回感動を覚える。 お気に入りメニューのひとつは、クセがつよいグリーンサラダ。春菊、ルッコラ、パクチー、ハーブ類、主張の強い葉物同士に、酸味の利いた甘酸っぱいドレッシングと甘いトマトとの調和で不思議とまとまり良く、香草好きの私のためにあるサラダ?!かと思う。 サラダと言えば、蒸し鶏と紫キャベツ、ローストナッツのコールスローも甲乙つけがたい。ザクザクナッツにしっとり蒸し鶏、シャキシャキ紫キャベツで、食べるサラダと言いたいボリューム感。元々グリーンサラダもコールスローもあまり好きじゃないのに、アヒルの空さんのサラダは別モノ。毎回必ずどちらかはオーダーしている。 オニオングラタンスープは他の所でも書いたが、絶対に頼むオールタイムベスト。この食欲をそそる褐色の焦げ目をご覧あれ。サイズはS/M/Lとあり写真はSだが、本音を言えば一人でLを抱えて食べてしまいたいくらい好き。私の他にもファンが多いそうで、冬場以外でも提供してくださるのが本当に嬉しい。 牛ほほの煮込み自家製パイ包み焼き赤ワインのソース。コロナ禍にこの味に焦がれ、テイクアウト提供されていた時にもゲットしたほどお気に入り。牛ほほ煮そのものが美味なのはもちろんだが、しっかり焼きの厚めのパイ生地と赤ワインソースがこれまた絶品。同じく牛のほほ煮込みをパートブリック包みにし温泉卵を添えたバージョンが以前メニューにあったが、そちらも捨てがたい。 この日頂いた季節のパスタは珍しい取り合わせに惹かれ、百合根と銀杏のカルボナーラ。アルデンテ加減といいソースの塩味やとろみがあつらえたように好みに刺さる。定番パスタのお気に入りは帆立と生海苔の柚子胡椒クリームリングイネだけど、ジェノベーゼだろうがボロネーゼだろうが和風ソースだろうが、何を選んでも正解。これまた出色の自家製パン(販売してほしい)で最後の一滴までソースを余さずに。 夏場ならこれを食べるために予約する皮つきヤングコーンのローストや、ズッキーニのリピエーノも外せない。お料理を待つ間のワインのお供には、キャロットラペのほかにオリーブもどき(小桃の酢漬け)もいい。 私はお料理を食べ過ぎて到達できないことも多いけど、終日テイクアウトできる焼き菓子を含め、胡椒が効いた名物濃厚チーズケーキなどの自家製デザートも忘れてはならない。前に頂いたデザートワインをかけたラムレーズンとチーズのアイスクリームも美味しかったなぁ。 ほかにも大好きなメニューがたくさんあるのだけど、なにやら好きが高じて狂気じみてきたので今日はここまで。 私の中でシェフは孤高の芸術家・職人のイメージ。奥のキッチンで寡黙に調理されている姿を盗み見しながら、「今日も美味しく頂いてます…」と心の中で称賛している。職人さんなのだから妥協を許さず、完璧なものに仕上げるには多少時間がかかってたって仕方なかろう。ええ、こんなに好みにぴったりな美味しい料理を頂けるならばたとえ何時間だって待ちますとも! ごちそうさまでした!
2025/06訪問
1回
田原町「パンのペリカン」~いままでも、これからも~