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夕食後に必ず「お茶の時間」なるものがあり、コーヒーと共に母が作ったケーキやタルトを家族で囲む実家だった(当然肥えてた)。なので今でもコーヒーのお供にちょっと甘いものは欲しいし、コースの締めくくりにはデザートがないとさみしい。しかし基本辛党なので、甘いものを食べに行くためだけに出掛けることまではしない。あくまでも本命はゴハン!デザートは脇役で良いのだ! …と思ってた私がわざわざ(近所だけど)食べに出かけてきました、パフェを目当てに金木犀茶店 Sweet Oliveさんへ。西荻の南側にお店があった時から人気で、北口に移転されて私にとって俄然アクセスが良くなった。更に行ってみよう!の気持ちを押されたのは、予約が出来ること(並ぶのホント苦手)と、今回のパフェ構成が断然好みだったから。 ◆ パフェ薫風(初夏のチェリーと五月の爽やかな風) ◆ 水餃子(国産豚挽肉・揚げ豆腐・玉葱)アーモンド入り濃厚バジルソース ◆ ライチブラックティー(アイス) メインのチェリーに「赤紫蘇アイス」「チェリーとローズマリーのアイス」「ハイビスカスのジュレ」「チェリーと薔薇のソース」…と字面だけでもワクワクするラインナップを含む、計11種もの様々なスイーツが端正に配された、見目麗しいビジュアル。全方向隙なしの盛り付けも、シックな配色もお見事で、たちまち心奪われた。 私の心を鷲掴みにした要素は、端麗な見た目だけじゃない。もともと3つの理由でパフェという食べ物に苦手意識があって実は最初の一口を食べるまで一抹の不安が残っていたのだけど、金木犀茶店さんのパフェはその要素を全て払拭してくれた! 理由①「見た目は美しいけど食べると?」。パフェを構成しているスイーツは、フルーツやハーブがきちんと主役を張っていながら全体のバランス加減に感動。「ラベンダー香るメレンゲ」「ブルーベリーのギモーヴ」「ハイビスカスのジュレ」など、おっ!と興をそそるものが盛り沢山だが、それぞれ味や香りの輪郭がありその立ち位置を確立しつつも、慎ましやかに隣のスイーツと寄り添っている印象。全体のトーンは揃っているんだけど、てっぺんからグラスの底まで、ひとつひとつしっかり味わえて、素敵なフルコースを頂いているよう。これまで密かにパフェに抱いていた「パフェにする意味ってある?」という疑問に明快な答えを貰った気分だ(単に私の美味しいパフェ経験値が足りないだけかもだが)。 理由②「アイスが溶けてカオス」。アイスは「赤紫蘇」と「チェリー&ローズマリー」の2種が入っていたが、アイスというよりソルベなので、どろーんと溶けて他のスイーツを邪魔することがない。それぞれは美味しくても、アイスが溶けだすと途端にあちこち味が飛び火して何が何やら…パフェグラスの中でカオス極まる現象がどうも苦手だったのだが、このパフェについては杞憂だった。 理由③「甘く、くど過ぎる」最初の2~3口目こそ美味しいが、最後にはくどさが勝って閉口する結果に終わることの多かったパフェ。こちらのパフェは11種どれもが極限まで甘さが抑えられているうえに、脂肪分の少ないものばかりでちっともくどくなく、口内は終始爽やかなままなのが素晴らしい!最後の一口までうっとりしながら美味しく頂いた。予約客はワンドリンク・ワンスイーツがマストなのでライチブラックティーを頂きましたが、こちらも好みでした。 とはいえ、やはり根が辛党の私。水餃子もしっかり頂き、こちらにも舌鼓を打った。つるんとした皮の中に餡がたっぷり。大きめの玉葱の食感が良く、味付けも好み。揚げ豆腐の控えめなコクが加わりありそうでない風味。さらにアーモンド入りのバジルソースの野趣溢れる風味が良いアクセントで、濃い緑にピンクペッパーが映える美しいビジュアルもさすが。コメントが前後したが、水餃子⇒パフェの順に頂き、最後に甘いもので締められて大満足。 今の北口のお店の場所、元はどこかのお店の倉庫だったのが渡辺有子さんのセレクトショップになって劇的にセンス抜群の佇まいになった。更に金木犀茶店さんが移転してこられてからも素敵な外観は変わらず、店内も隅々まで店主ご夫妻の美意識が宿っている。内装や器はもちろん、カードの紙質やきっとフォントまでこだわって選ばれているんだろうなあ。人気店ゆえ平日12時でも満席ながら、ちっともせせこましくなく、気持ちよく過ごせる空間演出もよくよく練られた末のことだろう。もう少しこの素敵な空間に身を置きたい思いに後ろ髪を引かれながら退店。 西荻の街中でも颯爽と自転車を漕いでいる姿をお見掛けするが、南口でお店をスタートされてからすぐにコロナ禍に突入し、一時期はケーキのデリバリーもされていた金木犀茶店さん(キウイのガラスケーキや、レモンとメレンゲのタルトが美味しかった!)。人気店になってからのオペレーションも含め色々とご苦労も多かっただろうが、ワークショップや展示なども精力的に企画し、楽しんでお店を営んでおられるように思う。西荻文化のひとつとしてもはやなくてはならないお店だなぁと今回改めて実感した。この日のパフェのように、好みのパフェが出てきたらまたハレの日気分で感動体験を味わいに行きたい。 ごちそうさまでした!
2025/06訪問
1回
京都・四条大宮「フルーツパーラー ヤオイソ」~驚きの桃三昧セット!~
2016/07訪問
1回
大丸に用事があった母に付き添って午前中に東京駅へ。用事を済ませ、帰る前に一休みしようかと連れ立っていく先は我々の御用達、イノダコーヒさんの大丸東京店。 東京駅にはほかにもヤエチカのアロマ珈琲さんやバビーズなど好きなカフェはあるけれど、なんといってもここは駅から近い!ツーリストもオフィスワーカーもたくさんの東京駅、出来れば人混みをスルーして目的地に辿り着きたい我々にとって、中央線ホームから一歩も外に出ずに用事を済ませられるルートはとっても有難いのだ。 加えて私は初めて京都で出会って以来のイノダコーヒさんファンでもある。京都旅行でイノダコーヒ詣でを加えない旅程はなく、どうしても行けない時には、帰りの新幹線車中用としてビーフカツサンドとアラビアの真珠(コーヒー)を買い求めるくらいだ。 大丸東京店もかれこれ15年以上愛用させていただいているが、こちらのお店の雰囲気も好き。ワインレッドのベルベッドの椅子やカーテンなどクラシックな設えも素敵だし、何よりも八重洲口を一望できる大きな窓に面した波型のカウンター席がとっても落ち着くので、ここにいればしばし巨大ターミナル駅の雑踏を忘れることができる。 とはいえ普段は食事は別の店で済ませてお茶を飲みに来ることが多いので、こちらでフードメニューをオーダーするのはかなり久しぶり。私はどうしてもお気に入りの店ではお気に入りメニューを繰り返しオーダーしてしまう傾向があり、ほかのメニューもトライしてみたいと思いつつ、この日もやっぱり大好物の「ビーフカツサンド+アラビアの真珠」という私的黄金セットに、マッシュルームスープをプラス。 ひと昔前よりボリューミーでビーフカツが更に厚くなっているけど、筋や脂など無駄なところがなく、抵抗なく嚙み切れる柔らかに変わりはない。肉もソースも塩気がきつくないので肉の味がはっきり分かり、香ばしいトーストとほのかに感じるマスタードの辛味との相性もよし。添えられたカリカリベーコンの塩気で味変するのも好き。マッシュルームスープは一口目はあっさり?と感じるも、最後まで頂くと塩気も濃度もちょうどいい。 一方、開拓精神旺盛な母は夏期限定のビーフカツカレーに挑戦。母はどこでも新しい味に果敢にチャレンジする方で、失敗もあるけど意外なヒットメニューに当たることもあり、一緒に食事していて楽しい。味見させてもらったが、大当たり!欧風カレーなので口に入れると炒めた玉葱の甘みが来るが、しっかりとしたコク深さがあり、微かな苦みも混じったような穏やかな大人の辛味が来る。サクサクのビーフカツも柔らかく母でもペロリ。 食べ過ぎであることを重々承知しつつ、デザートにフルーツサンドもオーダーしてシェア。もともとフルーツサンドには目がないのだが、最近巷で話題のフルーツサンドは映え重視、且つ、甘クリーム×甘すぎるフルーツのコンビで胸が焼ける。イノダコーヒさんのフルーツサンドはクリームが甘さ控えめでくどくなく、そのおかげでフルーツ本来の甘味や酸味がちゃんと感じられるのだ。 お腹がくちくなったところで、最後にそれぞれの家用のお土産としてラムロックを購入して退店。ラムロックはチョコレートとラム酒を加えたケーキクラムをチョコ掛けしたものだが、我々このお菓子の大ファン。母に至っては右党のくせに、サバランやババ、カヌレ、シュトーレンなどラム酒を使った菓子が大好きで、ラムロックもその一つ。チョコ掛けだけど甘さ控えめ、たっぷり染み込んだラム酒がコーヒーと超絶合うので、買わずして帰れない。ラムロックは1/2個でも十分なインパクトなので、私は半分ずつ、二夜に渡ってのお楽しみとしている。 ところでこの日の驚きは、アラビアの真珠にミルクと砂糖が別添えになって提供されたこと!アラビアの真珠といえばあらかじめミルクと砂糖が入った状態でサーブされるのはイノダでは当たり前のことなのだけど、東京店でクレームが入ったため提供の仕方を変えたのだとか。京都でも東京でもちゃんとお店の方が「ミルクと砂糖を入れて提供しますよ」と断りを入れてオーダーを取ってくれるのに、それでもクレーム入れる?? 私は普段ガチガチのブラックコーヒー派で、砂糖とミルクを入れて飲むコーヒーはアラビアの真珠を除き、まずない。この機会に乗じて初めてブラックのアラビアの真珠を飲んでみたら、ブラックでもすごく美味しい!そして、この深入りの苦みとコクあってこそ、ミルクと砂糖を入れても美味しいんだな、と改めて実感。 途中から別添えのミルクと砂糖を入れて「完成形」にしてみても当然美味しいのだけど、なんか最初から入っていないとアラビアの真珠って気がしない…。お店の方曰く「言ってくだされば最初から砂糖とミルクを入れてお出ししますので遠慮なくお申し付けください」とのことだったので、次回はお言葉に甘えてお願いしようっと。 ごちそうさまでした!
2025/08訪問
1回
来月から業態変更されると聞き、その前にと吉祥寺NERORIさんを訪問。 これまでに一度イタリアンからフレンチに業態変更されているけど、どちらも店名に因んだ柑橘を取り入れた料理という路線は一緒だった。来月からはハンバーグのお店に変わるそうなので、今回は思う存分柑橘料理を堪能しよう!とお腹を空かせて臨んだ。 まずは 海老と柑橘風味のクレープシュゼット、アメリケーヌソース。 海老そのものより海老味噌とか海老出汁のような旨味に目がなくて、アメリケーヌソースの文字で即決。柑橘を忍ばせたベシャメルソースをクレープで包んでいて、濃厚な海老エキスのアメリケーヌソースと絡めて頂くと、芳醇な海老の香りと甘じょっぱい癖になる味わいが広がってうっとり。 ラムとオリーブ、セミドライトマトのパイ包み焼き。 サクサクパイの中はラム肉ぎっしり。セミドライトマトが良いアクセントで、添えられた発酵レモンでさっぱり味わえる。ソースが私にはやや味濃い目でした。 黒毛和牛の炭火焼き、モルネーソース、干した夏のキノコとサマーポルチーニのクーリ。 他のメインが鴨とクネルで、それなら黒毛和牛の方が…とやや消去法的なチョイスだったが、火入れ加減がとても好みで肉の味も濃く、いいお肉を食べた満足感が十二分に味わえたのでこれをオーダーして本当に良かった…。 ベシャメル+チーズのモルネーソースも、肉に合うのかな?と半信半疑だったけど、チーズの風味を湛えた軽い口当たりで、肉の旨味を邪魔しない名脇役。濃厚なポルチーニソースとの対比も楽しく、後から思い返しても印象的な一皿! スープドポワソンと鰆のクネル、クリームチーズ豆腐。 上記3品で様子を見てからオーダーされても…とアドバイスされたけど、スープドポワソンに目がないのでやっぱり外せなかった一品。追加オーダーしたのでメインと順序が逆になったけど、ラストを飾るに相応しい、魚介エキスたっぷり濃密なスープドポワソンでした。こちらも味濃い目?と思いきや、スープの下に隠れているチーズ豆腐でいい塩梅にまろやかに、さらに旨味が追いかけてくる感じに。クネルってあんまり得意じゃなかったんだけど、こういう食べ方はいいなー。 デザートは大好きなタルトシトロンで即決。レモンコンフィとヨーグルトのエスプーマ、バニラアイスと共に。(うっかりタルトシトロン本体を撮り忘れたがエスプーマの下にいます) これはホントにすごい。サクサクというよりバリバリといった固めのタルト生地の中にはバター香るレモンカード。ちゃんとすっぱいのが嬉しい。これだけでも満足なのに、シュワシュワ、ピリッとした口当たりのヨーグルトのエスプーマが、未体験の美味しさで大感動!これもう一回食べておきたいな…。 5品いずれも取り合わせのセンスがとっても好みで、酸味や甘酸っぱさ、その奥のあえかな苦みなど、柑橘の良さがちゃんと活きているメニューが素晴らしかった。同席者は自家製ジンジャーエールが出色、とドリンクも気に入っていた。 勝手な言い分だが、これらが食べられなくなってしまうのはとても残念。レトロモダンな内装も、カウンターやテラス席で雰囲気が変わる席の配置も素敵なので、もっと足繁く通えば良かったと心残りも。 吉祥寺のみならず、事情は様々ながら個性溢れるお店が次々と姿を消したりメニューを変えたりするのを目の当たりにして、毎回複雑な思いを抱く。通いたいお店は星の数ほどあり、だが時間も食べられる量も限られていて歯がゆいことこの上ないが、とにかく行きたいとなったら機を逃さず行くべし!と心に誓った。 ごちそうさまでした!
2025/06訪問
1回
千日前「丸福珈琲店 千日前本店」~ワインのような、うっとり芳醇珈琲~
2016/02訪問
1回
食べログ スイーツ TOKYO 百名店 2023 選出店
浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町/フルーツパーラー、カフェ、かき氷
浅草「フルーツパーラーゴトー」~なんという僥倖~
2016/07訪問
1回
ある日の午前中、高円寺ぽえむMANO A MANO COFFEEさんにて。 久しぶりに来たので大のお気に入り・キャラメルクリームのフルーツミックスサンドを…と思ったら、今は季節のフルーツサンドしかないとのこと。残念! 気を取り直して、今が旬の無花果と、シャインマスカット&ナガノパープルをハーフ&ハーフで。色合いが美しく、ピシッと切り口鮮やかなフルーツサンドはキャラメルクリームでなくともやっぱり美味しい。普段は「本日の深煎り」をオーダーするが、この日はいきなり寒さが厳しくなった日で温かいものが飲みたくなり、スパイスカフェラテをお供に。こちらもスパイスが効いててほっとする一杯だった。 以前は午前中なら割と空いていたので、一番奥の窓に面したカウンター席で本を読みながらのんびりなんてことも出来たけど、今は平日でも早い時間から満席に。駅から近いし、雰囲気良いし、フルーツサンドやタルトはもちろんフードやコーヒーも美味しいもんね。居心地の良さと美味しいものを求めてみんなが集まるのも納得。 ごちそうさまでした!
2025/10訪問
1回
アヒルの空さんは私にとって秘密の隠れ家みたいなビストロだ。道路に面した正面が入口かと思いきや、右奥にある潜り戸みたいな小さな扉から入店するところからもうアジトっぽい。ドアは窓付きで、横にある格子窓から温かな明かりも見えるし、決して入りにくいという意味ではないのだけど。 実際、飴色の木工家具に暖色照明が点いた店内は入りにくいどころか、コジーな雰囲気で落ち着く。しかし!入店したらうかうかしてはいられない。何をおいてもまずはメニューとにらめっこして食べたいものを漏れなくオーダー。のんびりと店内を眺めまわすのはそれからだ。 こちらはお二人で切り盛りされているお店だが、予約時に必ず念押しされるのが、料理の提供にお時間いただきますの旨。席に余裕のある時は「言われるほど遅くないけどな…」と感じるけど、満席時にはやはりそれなりに待たされることも。色々なものをたくさん食べたい私にとって、早めにオーダーしておくが肝心なのだ。なんなら絶対に食べ逃したくないものは予約時にお願いしておく。 しかしお待ちかねの料理がテーブルに運ばれてくれば、そんな待ち時間なんてまったく些細なことだと思えてしまう。 まずもって皿の上の姿が美しい。インスタ映えを意識した凝った見かけではなく、食材そのものの鮮やかな色味、飴色の艶、食欲を掻き立てる「料理」そのものの美しさだ。キャロットラペのピシリと切り揃えられた細い千切りはその切り口に背筋が伸びるようだし、季節の果物とブラータチーズのカプレーゼ風は綺麗な色味の取り合わせを乱すことをためらう。 そして、細部まで丁寧に味を行き渡らせた料理はしっかりした味わいと十分なボリュームで、とにかく私の好みど真ん中ストライク。多分メニューの殆どは制覇しているが、何度食べても飽きないし、毎回感動を覚える。 お気に入りメニューのひとつは、クセがつよいグリーンサラダ。春菊、ルッコラ、パクチー、ハーブ類、主張の強い葉物同士に、酸味の利いた甘酸っぱいドレッシングと甘いトマトとの調和で不思議とまとまり良く、香草好きの私のためにあるサラダ?!かと思う。 サラダと言えば、蒸し鶏と紫キャベツ、ローストナッツのコールスローも甲乙つけがたい。ザクザクナッツにしっとり蒸し鶏、シャキシャキ紫キャベツで、食べるサラダと言いたいボリューム感。元々グリーンサラダもコールスローもあまり好きじゃないのに、アヒルの空さんのサラダは別モノ。毎回必ずどちらかはオーダーしている。 オニオングラタンスープは他の所でも書いたが、絶対に頼むオールタイムベスト。この食欲をそそる褐色の焦げ目をご覧あれ。サイズはS/M/Lとあり写真はSだが、本音を言えば一人でLを抱えて食べてしまいたいくらい好き。私の他にもファンが多いそうで、冬場以外でも提供してくださるのが本当に嬉しい。 牛ほほの煮込み自家製パイ包み焼き赤ワインのソース。コロナ禍にこの味に焦がれ、テイクアウト提供されていた時にもゲットしたほどお気に入り。牛ほほ煮そのものが美味なのはもちろんだが、しっかり焼きの厚めのパイ生地と赤ワインソースがこれまた絶品。同じく牛のほほ煮込みをパートブリック包みにし温泉卵を添えたバージョンが以前メニューにあったが、そちらも捨てがたい。 この日頂いた季節のパスタは珍しい取り合わせに惹かれ、百合根と銀杏のカルボナーラ。アルデンテ加減といいソースの塩味やとろみがあつらえたように好みに刺さる。定番パスタのお気に入りは帆立と生海苔の柚子胡椒クリームリングイネだけど、ジェノベーゼだろうがボロネーゼだろうが和風ソースだろうが、何を選んでも正解。これまた出色の自家製パン(販売してほしい)で最後の一滴までソースを余さずに。 夏場ならこれを食べるために予約する皮つきヤングコーンのローストや、ズッキーニのリピエーノも外せない。お料理を待つ間のワインのお供には、キャロットラペのほかにオリーブもどき(小桃の酢漬け)もいい。 私はお料理を食べ過ぎて到達できないことも多いけど、終日テイクアウトできる焼き菓子を含め、胡椒が効いた名物濃厚チーズケーキなどの自家製デザートも忘れてはならない。前に頂いたデザートワインをかけたラムレーズンとチーズのアイスクリームも美味しかったなぁ。 ほかにも大好きなメニューがたくさんあるのだけど、なにやら好きが高じて狂気じみてきたので今日はここまで。 私の中でシェフは孤高の芸術家・職人のイメージ。奥のキッチンで寡黙に調理されている姿を盗み見しながら、「今日も美味しく頂いてます…」と心の中で称賛している。職人さんなのだから妥協を許さず、完璧なものに仕上げるには多少時間がかかってたって仕方なかろう。ええ、こんなに好みにぴったりな美味しい料理を頂けるならばたとえ何時間だって待ちますとも! ごちそうさまでした!