なかせんどうさんが投稿した三たて蕎麦 やじま(埼玉/川越)の口コミ詳細

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蕎麦探訪byなかせんどう

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閉店三たて蕎麦 やじま本川越、川越市、西川越/そば

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/11 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

こだわりの土作り、粉作り、探求の捏ね技、「うまいそば」が生まれます。『三たて蕎麦 やじま』

【2010年11月11日】
辛味大根の収穫時期をねらって訪問しましたが、今年は、暑い日が続き、種まきを遅らせたそうです。
メニューの「二八の、おろしそば、800円」のところが二本線で消えていました。残念。
今回は、鴨汁せいろ専門家が同行しているため、店主の嫌がる、鴨せいろの注文を先にしました。
わたしは、まず、そばがきです。
食べ初めてすぐ、香りが弱いことに気づきましたが、甘さは良く、生クリーム・ふわふわ、うまいです。

次に、十割せいろ、・・・これは、紛れも無い新そばの香り、心の奥で唸ります、((う~うまいですね。))・・・
専門家に十割を少し渡し、二八も口に運ぶと、十割より上品だが、十分に香りもあるし、甘さもそばの甘さです。
こしは少し軟らかい程度。これなら、間違いなく新そばだ。・・・・・

すると店主が、”2年前”のそばだけど、保存が良いから、色も緑で、匂い香りも新そばとかわらないでしょう?といいます。
正直ですね、この店は。

写真では、区別が付かないと思いますが、行って食べれば分かりますから、訪問してください。
やっぱり、うまいそば屋は、いつでも、うまいのですね。

【2010年9月22日】
結論から言うと、印象に残る、うまいそばが食べられました。
埼玉県の川越という山間の地でも無い畑で、これほど良い蕎麦が出来るものなのか?。
3町歩の畑で、自家栽培、自家製粉、手打ちも自己流だそうですが、’こしの際立つ’、生粉打ち十割・そばは他の店では無い味です。

この店の周りは田んぼと畑です。
近くの田んぼには鷺が群れをなし、のどかな田園風景が国道254号まで続いています。
田畑の中に大きな看板が見えます。JR川越線の南古谷駅からシャトルバスで、川越北部ふれあいセンター行き(42系統)の「谷中」停留所から見える信号のところにも看板があります。
停留所から店はすぐですが、残念ながら、1日2本の循環路線で、時間が合わない為、店への訪問には車しか考えられません。

店内はカウンター3席程度と、小上がり、6+6+4+4席で、飾りはほとんどありませんが、お客も蕎麦に集中出来て良い感じです。
店には天ぷらも無く、店も純粋にそばに専念しているように思えます。
まず、お茶では無く、そば湯が出てきます。これが甘いそば湯で、おいしいです。もうそばのうまさは、確実です。

十割せいろ、950円。☆☆☆☆☆以上。
粗挽きで、色は緑がかっています。
ほしはほとんど無し、匂い香りは豊富なそばで、噛めばしっかりとした、こしが感じられ、それなのにほど良い、なめらかさも兼ね備えています。噛む度に、甘さを感じ、香りが沸き立ち鼻に心地よいです。最後は、ばらばらになる時の”切れ”る感じもあります。
打ち粉もそば、十割蕎麦の中でも、味が雲上です。

十割田舎せいろ、950円。☆☆☆☆☆。
そば好きでないと、この匂い香りは強過ぎると感じるでしょう。
せいろより、色も黒く、ややざらついた表面で、太さも太いですから、噛む事が必要になります。
噛む前に、匂い香りがより豊潤なことを意識させられます。
噛めば、こしを越えた力強さがあり、甘さも強く、ごく僅かな苦味があり、うまいです。
十割と知らされなければ、農林61号の地粉の二八と間違うかも知れません。しかし噛み切る時の”さわやかさ”バラバラ感はやはりそばです。

そば汁、☆☆☆☆☆半分。
やや赤い汁。溜り醤油と他の醤油が足されているような複雑なうま味があり、鼻でかつおを感じました。甘くはないですが、うま味は豊富で、濃い辛口です。うまいです。
葱は極薄切り、わさびも、甘さのある極上物です。

そばがき、800円。☆☆☆☆☆以上。
そばが粗挽きなのに、そばがきは同じ粉とは思えないほど、細かい状態で、なめらか。
しっとりした粉の中に空気がたくさん入っている為、甘さは非常に甘く感じて、うまいです。
生クリームみたいです。
たれは、醤油とうまみを感じるたれで、そばがきとは良い組み合わせです。

話を聞くと、自家栽培の辛味大根も11月中旬には採れるとの話で、次回は「おろし」と、「鴨」と「刺身」にしたいと思いました。

農業指導員の作る土から出来る蕎麦は、良く。
作った人だから分かる粉の製法も的を得ていて。
長年「出張そば屋」として巡回し蕎麦を打った経験も、今のそばの味に生きていると思えるそばでした。


  • のどかな、場所でした。

  • 農家の前に店があります、裏手には小屋があります。

  • ここも店の畑なのかな?。大きな看板。

  • 十割せいろ、950円。雲上のそば。

  • 十割せいろの拡大。粗挽き、でもなめらか。

  • 葱は極薄切り、わさびも上級品。

  • ややかつおを感じる、うま味が濃い辛口。

  • 十割田舎せいろ、950円。匂い香り豊潤。こしは強い。

  • 十割田舎の拡大。

  • そばがき、800円。ふわふわ、とろ~り、あま~い。

  • そばがき、拡大。

  • 谷中バス停留所は、ふれあいセンター行きが1日2循環。

  • 鴨せいろ、1100円。断られても注文しました。鴨汁せいろ専門家が同行ですから注文せずには来られません。

  • 鴨の汁。辛め目のつゆが、・・専門家は甘党です。私はうまいと思うけど。

  • 鴨せいろは、二八のそばです。単品のせいろは、700円。

  • 左が十割。右が二八。色・太さの違いが写真で分かるかな?。

2010/11/14 更新

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