22回
2024/06 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~仔山羊を食べる~
2024.6. 千倉 初鰹のカルパッチョ 粒山椒とトマトのソース
2024.6. 赤肉メロン クインシーメロンと水牛モッツァレラと2種生ハムのサラダ
2024.6. 今季初物! 天然稚鮎のフリット
2024.6. ムラサキイカのイカスミ冷製カッペリーニ
2024.6. 信州 小林牧場 乳飲み仔山羊 いろいろ部位盛り合わせ
2024.6. 北の里 自然牛の厚切りレアカツレツ
2024.6. 日向夏のバスクチーズケーキ
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2024/07/06 更新
2022/04 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~仔豚を食べる~
2022.4.
仔豚を食べる/Osteria Austro
10日熟成!千倉直送 真鯛のカルパッチョ♡
今回のカルパッチョは真鯛をハーブのソースでいただきます。厚めに切り付けられた真鯛は確りと身に脂がまわっており、旨味が抜群。やはりこのお店は肉だけでなく、魚も侮れない。
佐賀ホワイトアスパラのグリル 阿波すず香と卵とチーズのソース♡
旬のホワイトアスパラを定番の卵とチーズのソースと共に。今年からは新たに『阿波すず香』という柚子と酢橘を掛け合わせて作られた新しい柑橘を加えており、卵とチーズの濃厚な旨味の中で生える『阿波すず香』の爽やかな酸味と香りが秀逸で、ホワイトアスパラの甘味を際立たせています。
リコッタチーズとほうれん草を詰めたラビオリ ドライトマトのソース♡
珍しくラビオリがあったので注文。モチモチとした生地の中で、リコッタチーズの濃厚さとドライトマトソースの濃厚さがそれぞれを高めあうような味わい。食べ応えのある大きさと量で満足度も高め。
皮付き乳飲み仔豚の3種部位ロースト♡
肉で四季を感じられる「Osteria Austro」の春は恒例の仔シリーズ。通年、仔豚・仔羊・仔牛・仔山羊がありますが、今回いただいたのは仔豚。
3種とメニューに書いてありましたが、皿の上にはもも肉・骨付きロース・バラ肉・脛肉の4種が盛られています。肉質は柔らかく、どこかミルキーな味わいがし、特にバラ肉の脂に至っては融点が低いのか瞬時に口溶けて、物凄く甘くさらりとしています。あとふた皿くらいはペロリと食べられそうな美味しさ。
紅ほっぺのティラミス
ドルチェも豊富な「Osteria Austro」。今回は旬のフルーツである『紅ほっぺ』を使ったティラミスにしました。濃厚なマスカルポーネクリームに確りとした『紅ほっぺ』の酸味があり、後味もさっぱりとした味わい。
今年も肉で感じる春を堪能させていただきました。仔シリーズはジビエよりも数がないので、より貴重な肉だと思います。やはりまだ乳飲みだから肉もどこかミルキーで、肉質も柔らかく純真無垢のような味わいが美味しかったです。「Osteria Austro」ではまだ仔シリーズは続くようで、どれもなかなか味わえない食材ばかりなので、貴重な出逢いと共に味わいもオススメです。
2022.4. 10日熟成!千倉直送真鯛のカルパッチョ
2022.4. 佐賀ホワイトアスパラのグリル 阿波すず香と卵とチーズのソース
2022.4. リコッタチーズとほうれん草を詰めたラビオリ ドライトマトのソース
2022.4. 皮付き乳飲み仔豚の3種部位ロースト
2022.4. 紅ほっぺのティラミス
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2022/05/03 更新
2022/01 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~阿波すず香を食べる~
2022.1.
爽やかな出逢い~阿波すず香~字
ジビエシーズンもそろそろ終盤の中でやってきたのは、馬車道にある竹内宏さんの「Osteria Austro」。このお店の最大の特徴は、なんと言っても「肉」で感じる四季。ジビエというとやはり秋〜冬が最盛期ですが、春には仔シリーズ、夏には鹿や猪などがあり、肉を通して四季を味わえるイタリアンです。今回もA4用紙にびっしりと書かれたメニューの中から私が選んだものは…
2週間熟成 外房アオハタのカルパッチョ 茎わさびソース♡
熟成されたアオハタは甘味が咀嚼の度に溢れてきて、ほんのりとピリリとした茎わさびソースが美味しい。
牡蠣のフリット 燻りがっこのタルタルソース♡
薫香ある燻りがっこのタルタルソースの中で、確りとした牡蠣の旨味が美味しい。そして、添えてあるのが徳島県産の『阿波すず香』という新しい品種の柑橘。本当に新しい品種だそうで、徳島県外で使っているのはココだけらしい。酢橘と柚子の掛け合わせだそうで、果汁が多く香りもあり、皮も美味しい。
北海道 たらの白子の温製サラダ 阿波すず香風味♡
アンチョビと焦しバターで仕上げた「Osteria Austro」の冬の定番料理。今年はレモンではなく、『阿波すず香』を使って更なる進化を遂げたというひと皿。濃厚なアンチョビバターソースの中で、クリーミーな白子が実に美味しい。そして、レモンよりも酸味が柔らかく、香りが強い『阿波すず香』がここでも素晴らしく活きています。
佐那河内 完熟すだちの優しいトマトソース スパゲッティーニ♡
ひと口食べると、広がるのは酢橘の爽やかな酸味と優しいトマトの酸味。トマトソースに酢橘という味わったことのない組み合わせですが、実にさっぱりと食べられて美味しい。余計な具が入っていない分、酢橘の印象が強く残るスパゲッティーニ。
下田猪のポルケッタ♡
どシンプルなポルケッタ。しかしながら、コレが美味しい。ガツンとくる肉の旨味と脂の甘味が口の中に溢れて、ジビエで気になるクセや臭みなどは微塵もありません。「Osteria Austro」のジビエはソース・ジュなどのシンプルな仕立てが多いのは、下処理を含めたジビエのクオリティに対する信頼の表れだと思います。この『ポルケッタ』も実に美味しい。
Vieux Calvados Pierre Huet
珍しく最後はカルヴァドス。パリの英国大使館やバッキンガム宮殿や超一流レストランでも愛飲されている「ピエール・ユイット」のもの。
今回は特定のジビエ目当てではなかったので、マニアックなメニュー構成にはしませんでした。いつ訪れても確りと下処理されたジビエを使った料理は数多く、素材の旨味を活かしたシンプルな仕立てが美味しい。その中で今回光っていたのは、『阿波すず香』という柚子と酢橘の交配から生まれた新しい柑橘。個人的に料理の中で「酸」というアクセントが最近好きなので、とても心に響きました。
竹内シェフ、いつもありがとうございます!またどうぞ宜しくお願いします!
2022.1. 2週間熟成 外房アオハタのカルパッチョ 茎わさびソース
2022.1. 牡蠣のフリット 燻りがっこのタルタルソース
2022.1. 阿波すず香
2022.1. 北海道 たらの白子の温製サラダ 阿波すず香風味
2022.1. 佐那河内 完熟すだちの優しいトマトソース スパゲッティーニ
2022.1. 下田猪のポルケッタ
2022.1. Vieux Calvados Pierre Huet
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2022/02/16 更新
2021/09 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~天然きのこを食べる~
2021.9.
晩夏から本格的なジビエシーズンに突入する間の季節である中秋に馬車道にあるイタリアン「Osteria Austro」のメニューを賑わせているのは、天然きのこ。5年以上通わせていただいていますが、実はあまり食べたことのない食材だったりします。B5サイズにビッシリと書かれたメニューリストから私が今夜選んだものは…
追熟した信州『黄金桃』と『水牛モッツァレラ』セミドライトマト2種生ハムサラダ♡
この時期の名物料理である黄金桃を使ったサラダ。マンゴーのような甘味、プロシュートと短角牛のもも肉ハムの塩味、水牛モッツァレラのクリーミーなコクが三位一体となって実に美味しい。
秋ハモと『香茸』『天然舞茸』信州野菜のフリット♡
別皿に添えられているのは、茗荷といがぶりっこを入れたタルタルソース。ハモは厚みがあってジューシーで美味しいですが、やはり今の時期の天然キノコの前では霞んでしまいます。香茸はその名の通り香ばしい香りが素晴らしく、天然舞茸は上品な香りとシャキッとした食感も心地よい。山の恵みの偉大さを感じられるひと皿です。
新秋刀魚のコンフィを添えた徳島『さなみどり』のスパゲッティーニ♡
今年初の秋刀魚はパスタ。聞き慣れない『さなみどり』とは徳島県で作られている新しい品種の酢橘だそうで、種が殆どなくて果肉が多いので果汁が多い。その『さなみどり』をギュッと絞ってからいただきます。秋刀魚は身だけでなく肝も入っているようで、旨味と香りが濃厚。そこに『さなみどり』の酸味が加わることで全体が締まり、美味しい。
天然舞茸のリゾット♡♡
メニューにはなかったのですが、リゾットもオススメということで作っていただきました。天然ならではの脳腫した舞茸の香りが官能的で、リゾットにはチーズの濃厚さもあり実に好み。コレは山盛りで食べたい!
青森短角牛『北の里自然牛』のタリアータ♡
メインはジビエもあったのですが、久しぶりに牛にしてみました。青森八甲田山麓で放牧されている日本短角牛の一種で「幻の赤べこ」と呼ばれているそうで、やはり「Osteria Austro」は牛も侮れない。ソースはアカヤマドリというキノコで旨味が凄い。そして赤身の短角牛なので、確りと咀嚼できる肉質で溢れる旨味がたまらなく美味しい。
ナガノパープルのテリーヌ
信州のナガノパープルの果実だけでなく、果汁もたっぷりと使っているので、濃厚な味わいだけでなく芳醇な香りも楽しめるドルチェ。
本当はもっとキノコ尽くしにも出来たのですが、新秋刀魚が食べたかったので2品だけになってしまいました。やはり天然きのこは香りや食感が別物で、自然の恵みとは素晴らしいことを実感します。もう少し、きのこ料理を食べておけば良かったなぁ。
次の訪問時にはきっとジビエも本格化しているはず。「Osteria Austro」のメニューリストが大変なことになってそうで、今から楽しみです。
竹内シェフ、ありがとうございました。また宜しくお願いします!
2021.9. 追熟した信州『黄金桃』と『水牛モッツァレラ』セミドライトマト2種生ハムサラダ
2021.9. 秋ハモと『香茸』『天然舞茸』信州野菜のフリット
2021.9. 新秋刀魚のコンフィを添えた徳島『さなみどり』のスパゲッティーニ
2021.9. さなみどり
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2021.9. 青森短角牛『北の里自然牛』のタリアータ
2021.9. ナガノパープルのテリーヌ
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2021/10/30 更新
2021/08 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~仔山羊を食べる~
2021.8.
旬を感じるイタリアン
久しぶりにやってきた馬車道にある「Osteria Austro」はジビエに特化しており、ジビエ=秋〜冬という概念を変えてくれるイタリアンです。手渡されたメニューは相変わらずビッシリと料理が並び、「悩む」というアラカルトの醍醐味を堪能できます。メインの肉料理だけでも短角牛・黒豚・ラム・仔山羊・ツキノワグマ・穴熊・エゾヒグマ・夏鹿があり、その中から私が選んだのは…
今夜のメニュー
旬の渡り蟹のマリネ♡
予約日の前日にシェフから「急遽、活け渡蟹が入荷したのでどうですか?」というメールをいただき、即答で食べます!と伝えた「OsteriaAustro」の夏の名物料理。
軽くレモンを絞って食べると、キラキラと光る透明な生の身はトロリとしていて、ミソと一緒に食べると一段と美味しい。去年は食べたいと思いつつも、渡蟹の入荷がなくて食べられなかったので、2年ぶりに食べることができて嬉しかった。
テナガタコのカルパッチョ♡
いつもカルパッチョはありますが、タコのカルパッチョは珍しいので注文。
上にかけられたトマトと茗荷のソースで、夏らしい酸味のある爽やかな味わい。テナガタコのモチモチとして弾力ある食感が実に美味しい。
北海道『クリガニ』とそのミソのトマトソースリングイネ♡
供された瞬間から立ち上る蟹の香りが凄い。モチモチとしたリングイネの食感の中、トマトの酸味でたっぷりと入れられたクリガニの甘味とミソのコクが際立って美味しい。
乳飲み仔山羊のいろいろ部位食べ比べ♡
通年だともう過ぎているのですが、コロナ禍の影響で屠殺が出来なかったそうで、この真夏の時期に出逢えた仔山羊。
盛り合わせされた部位はバラ肉やロース肉などありますが、胡椒などの香辛料を使わずに仕立てるので、ミルキーで純粋無垢な味わいを堪能できます。都内のお店でもまず見かけないであろう希少なレバー・タン・ハラミの内臓も添えてあり、それぞれ部位によって食感も旨味も違って素晴らしい味わい。特にレバーがサクッと歯切れの良さがあり、舌に絡まるような甘味のある旨味がたまりません。
何気に約1年ぶりの訪問となってしまいましたが、やはりメニュー内容から見ても竹内シェフはヘンタイだなと再確認できました。勿論、褒め言葉ですが。次回はメニューにもちょっとずつ載っていましたが、秋のキノコを食べにまた伺います。
記事URL:http://lovehappydays.blog54.fc2.com/blog-entry-2474.html
2021/09/06 更新
2020/08 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~穴熊を食べる~
2020.8.
去年いただいた新しい夏の逸品を求めてやってきたのは、馬車道にある肉で旬を感じられるイタリアン「Osteria Austro」。今回の目的料理はオーナーシェフの竹内宏さんが作り出した『渡蟹のマリネ』という旬の渡蟹を活けのまま使う珍しい料理なのですが…活渡蟹が入荷せず…。まあ、致し方ありませんね。
今回の献立
千倉漁港直送 10日間熟成『ヤイトハタ』のカルパッチョ 日向夏のソース
熟成することで旨味の増した濃密なヤイトハタの味わいに、爽やかで後味に甘味が残る日向夏のソースが印象的。やはり肉だけでなく、魚も侮れない。
『水牛モッツアレラ』と自家製セミドライトマト『川中島白桃』と生ハム2種♡
パルマ産の生ハムと自家製イノシシの生ハムでいただく川中島白桃と水牛モッツアレラ。パルマ産の生ハムの塩気で甘味を引き出し、イノシシの生ハムでは旨味をそれぞれに累乗させるので、より白桃と水牛モッツアレラが華やぎます。個人的にはイノシシの方が好み。
白レバーレアスモーク
プリッと口の中で弾けると、薫香と旨味が広がります。舌に絡みつくような旨味は濃厚で美味しい。
ムギイカの冷製イカスミカッペリーニ♡
夏の「Osteria Austro」の定番パスタ。濃密で旨味の強いイカスミソースが実に美味しい。中に入れられたトマトの酸味もいいアクセントで、時折感じるムギイカのモチモチとした食感もたまらない。
沖縄ロイヤルポークのTボーンのグリル
大ボリュームの400g!確りと焼かれた身は噛み締めると、ジュワリと旨味が溢れてきます。部位はほぼロース肉でしたが、ちょっとあったヒレ肉が柔らかくて実に美味しい。
穴熊のいろいろ部位 そのズーゴのソース♡
限定10食の最後の1食というこの時期にしては有り得ないくらいの極上の穴熊にありつけました。部位としては脛肉の煮込み・首肉・腿肉・骨付きロース・バラ肉。内臓は肺・レバー・ハツ・腎臓という内容。内臓まであるとは、相変わらずヘンタイなお店ww部位によってはジビエらしくワイルドな噛みごたえのもありますが、どの部位も噛む度に旨味が溢れて、特に脂身は素晴らしい甘味が感じられます。滅多に味わえないだろう穴熊の内臓は、部位毎の独特な食感を楽しめ、脂身とはまた違う甘味があります。
内容的には十分すぎるほどの満足感がありましたが、やはり渡蟹は食べたい!タイミング次第ですが、次回こそは是非!
2020.8. 千倉漁港直送 10日間熟成『ヤイトハタ』のカルパッチョ 日向夏のソース
2020.8. 『水牛モッツアレラ』と自家製セミドライトマト『川中島白桃』と生ハム2種
2020.8. 白レバーレアスモーク
2020.8. ムギイカの冷製イカスミカッペリーニ
2020.8. 沖縄ロイヤルポークのTボーンのグリル
2020.8. 穴熊のいろいろ部位 そのズーゴのソース
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2020/08/25 更新
2020/05 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~乳飲み仔山羊を食べる~
2020.5.
緊急事態宣言が解かれて、徐々に日常を取り戻しつつある中で、季節は春から夏へと着実に巡っていきます。馬車道にある肉でも旬を感じられるイタリアンレストラン「Osteria Austro」には、毎年このくらいの時期に楽しみにしている肉があります。
それは『乳飲み仔山羊』。
仔豚・仔牛・仔羊と続いていた乳飲みシリーズの最後を飾るのが、この仔山羊です。再入荷予定などはないそうで、このタイミングを逃すと来年まで食べることができない食材。オーナーシェフの竹内 浩さんにお願いして、席数を減らしている中で入れていただきました。
今回の献立
信州山菜のフリット盛り合わせ with 初夏のハモ
元々、ハモが入っているフリットにしたのですが、間違えたらしく山菜モリモリな盛り合わせになりました。山菜にはさほど興味がないので疎いのですが、内容はタラの芽・山ウドの新芽・コシアブラ・行者ニンニクの芽・モミジガサ・山葡萄の新芽・根曲たけ・ヨブスマソウだそう。苦味もあったり、香りもあったりと春を閉じ込めたようなフリットです。後から持ってきて下さったハモのフリットもジューシーで美味しい。しかし、イタリアンレストランでこれだけの種類の山菜を揃えられるって驚きです。
丸ごと鮎のコンフィ 信州山菜だけで作ったソース もち麦のリゾット♡
鮎のコンフィがドーンと乗せられたインパクト大なリゾット。このリゾットには信州山菜がたっぷりと入れられており、ほろ苦くてオトナな味わい。ザクザクとした根曲たけ?とプチプチとしたもち麦の食感も面白い。鮎のコンフィと共に食べれば、山と川の恵が口の中に広がるようです。
春の肉!乳飲み仔山羊のいろいろ部位食べ比べ♡
今回の目的料理で、春のこの時期しか食べることができない乳飲み仔山羊です。構成はロース・バラ・脛肉・骨付きロース・レバー・ハツ・タン。あまり食べ馴染みのない食材ですが、私は牛・豚・鶏以外の肉としては一番好きな肉です。
産まれて間もない乳飲みなので、固い脛肉ですらも柔らかくてどこかミルキーな味わいは勿論ですが、胡椒などの香辛料をかけるだけでも台無しになるような繊細で無垢な味わいが素晴らしい。肉も珍しい中で、更にレアな内臓は各部位毎に食感と甘味がありますが、特にハツがプリッとした食感の中に甘味が広がって、実に美味しかったです。
フキノトウのクレームブリュレ
あまりドルチェまで食べないのですが、ちょっと気になったので追加。見た目は普通のクレームブリュレですが、一口目の味わいがまさにフキノトウ。香りがブワッと広がった後に、甘味が後から追いかけてくる感じ。
コロナ禍の影響で始めたテイクアウトも継続され、更にレストランは席数をかなり減らしているので、早めの予約が必須となりました。このお店はタイミングを逃すと、二度と食べられない食材も多くあり、偶然の出逢いを必然へ変えられて良かったです。竹内シェフ、ありがとうございました。
次回は夏くらい?渡蟹は今年もやるのかしら?楽しみです。12570
2020.5. 信州山菜のフリット盛り合わせ with 初夏のハモ
2020.5. 初夏のハモ
2020.5. 丸ごと鮎のコンフィ 信州山菜だけで作ったソース もち麦のリゾット
2020.5. 春の肉!乳飲み仔山羊のいろいろ部位食べ比べ
2020.5. フキノトウのクレームブリュレ
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2020/06/17 更新
2020/04 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~乳飲み仔羊を食べる~
2020.4.
新型コロナウィルスの為、テイクアウトが主体の「おうちでアウストロ」となっている馬車道の「Osteria Austro」。人数制限がありますが、店内でも食べられるとのことで応援の意味を持ちつつ、再訪です。
メニューに魚は少なかったですが、こんな状況にもかかわらず、豊富なラインナップで迷います。肉でも旬を感じられるのがこのお店のウリでもあり、春の肉と言えば『乳飲み仔シリーズ』です。来店時には『乳飲み仔羊』があったので、メインはそれにして後は春を感じられる料理にしました。
今夜の献立
香川県産 ホワイトアスパラガスのグリル ポーチドエッグとロディジャーノがけ
定番のオランデーズソースではなく、ポーチドエッグとロディジャーノというふわりとしたチーズでいただく料理。ロディジャーノと黄身の濃密な旨味とホワイトアスパラガスの甘味、そこに黒胡椒のアクセントが心地よく響きます。
蛤とフキノトウのスパゲティーニ♡
「Osteria Austro」で久しぶりにいただくパスタは、春の息吹を感じられるもの。
蛤の旨味の中で、フキノトウのほろ苦さと八ヶ岳産のトマトの酸味が一陣の春風のように口の中を駆け抜けていきます。
乳飲み仔羊のいろいろ部位盛り合わせ♡
部位はバラ肉・ロース・もも肉・すね肉。乳飲み仔羊は羊っぽい香りもないので、香草などを使わずに塩のみでシンプルに焼くことで、仔羊が持つ繊細な甘味や旨味そして特有のミルキーさも損なうことなく味わえます。固いイメージのあるすね肉でさえもとても柔らかく、実に美味しい。肉でも四季を感じられる「Osteria Austro」らしい春の楽しみの1つです。
テイクアウト主体になってどうなのかと思いましたが、同じ時間に全ての料理を仕上げなくてはいけないので、とても忙しいらしい。嬉しい悲鳴というやつですね。こういう状況でも集客できるのは、料理の味わいだけでなく、そこで働く人の人徳なんだと感じました。
竹内シェフ、今回は貴重な体験をありがとうございました。お身体だけは気をつけてください。
記事URL:http://lovehappydays.blog54.fc2.com/blog-entry-2370.html
2020/04/22 更新
2020/01 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~長期熟成青首鴨を食べる~
2020.1.
ジビエシーズンもそろそろ終盤。今年も去年に続き、是非食べたいと思って、馬車道にある「Osteria Austro」の竹内浩さんにお願いしたのが青首鴨の熟成。クリスマス前から熟成していただいたので、3週間半という長期熟成となりました。
当日、メニューを見る。
コースもあることはあるのですが、基本的にオーダーはアラカルト。ということは、自分の好きな料理が食べられるわけですが…このお店が1番賑わうジビエシーズンなので、食べたい料理が多すぎる。そして、ジビエの中にしれっとキアーナ牛や短角牛などもあるので、正直困ります。
今夜の献立
千倉直送 船上締めクロダイのカルパッチョ
メニューの90%は肉料理ですが、必ずある数少ない魚料理の1つ。相変わらずの素晴らしいボリュームで、魚を食べたという満足感があって、私的に外せない。クロダイは確りと寝かせているようで、甘味と脂があって美味しい。
神奈川黒トリュフたっぷりかけたカチョエペペトンナレッリ
実は神奈川県でも黒トリュフは取れることは知っていたのですが、実際に目にすることはなかったので、勿論オーダー。メニュー通りにたっぷりとかけられた神奈川県足柄産の黒トリュフは、ちゃんとふわりと香ります。小粒で華やかな香りはないながらも、たっぷりと削れば、ちゃんと香ってくれるそうです。プリプリモチモチとしたトンナリッリに濃厚なチーズがよく絡んで、美味しい。黒トリュフの風味を殺していない控えめな黒胡椒の量も○。
3週間半熟成青首鴨のいろいろな部位盛り合わせ♡
部位の内容は手羽元・手羽先・胸肉・腿肉・砂肝・ハツ・頭(タン)。ニオイは去年と同じようにさほど気にならない程度で(頭はちょっとしましたが)、身は熟成したことで脱水されて身が程よく締まっており、旨味も凝縮している感じ。だから咀嚼することなく、食べた瞬間から旨味がガツンときます。今年はまさかの内臓もあって、特にハツがしっとりとした中に旨味があって美味しい。個体差もあるのでしょうが、実に綺麗な熟成で素晴らしい味わいでした。
竹内シェフ、今回は滅多にない貴重な経験をありがとうございました。
ジビエシーズンのうちに、もう一種食べたいものがあるので、また宜しくお願いします。
記事URL:http://lovehappydays.blog54.fc2.com/blog-entry-2356.html
2020/02/06 更新
2019/12 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~仔熊を食べる~
2019.12.
ジビエシーズン真っ只中。フレンチやイタリアンもメニューが賑わい出して、どのお店でどのジビエを食べるか迷います。それでもやはりこのお店は押さえておきたいところ。やってきたのは、馬車道にある肉で旬を感じられるイタリアン「Osteria Austro」です。「そろそろ鴨でも食べに行くかな」と思っていたところ、オーナーシェフの竹内 浩さんから極上の仔熊が入荷したと連絡をいただき、今回の訪問となりました。
メニューを見ると、やはりジビエの種類がハンパなく、その中にしれっとキアーナや短角牛もあったりして、仔熊を食べようと決めていたのに心揺らぐのはいつもの事。
千倉直送 旬の寒ブリの炙りカルパッチョ
肉がウリのお店ですが、魚介類も侮れません。寝かせて身に脂をまわした寒ブリの表面を軽く炙って、5ミリはあろうかという厚さで供されます。一口食べるだけで、唇に脂がびっしりと付くくらいに濃厚な脂と食べ応えもあり、実に美味しい。
タラの白子の温菜サラダ♡
アンチョビとケッパーの焦がしバターソースでいただくタラの白子。「Osteria Austro」の冬の定番スペシャリテ。バターで更に濃密となった白子のクリーミーさがアンチョビのアクセントでより際立ち、口の中で剣先立つパン粉がサクサクと心地よく音を立てます。
花咲カニとセルバチコのポモドーロスパゲティー
軽やかなトマトの酸味、たっぷりと入れられた花咲カニの甘味、ルッコラに似たハーブのセルバチコの苦味が一体となったポモドーロ。久しぶりにパスタをいただきましたが、旬の食材で作られるパスタは、主役になりうる美味しさです。
富山 ツキノワグマ1歳メス 仔熊のいろいろ部位盛り合わせ♡♡
右からバラ・肩ロース・モモという熊にしては珍しい異なる部位の食べ比べ。バラはプルンと脂の甘味が広がり、モモは旨味も濃くて驚くほどに柔らかい。そして中でも白眉的なのは、肩ロース。脂味はジュワっと広がり、強烈な甘味が口の中を支配します。…凄い。牛肉が幼稚に思えるほどの濃厚な旨味と濃密な甘味が素晴らしく、旬の肉の力に圧倒されます。
信州 濃厚栗カボチャのブディーノ
イタリアのプリン。もっと強烈に甘いのかと思っていましたが、栗カボチャ本来の甘味だけみたいで、じんわりと甘い感じ。
実は今回は青首鴨をいただこうかなと思っていたのですが…この仔熊にして大正解でした。シェフから常連向けにこの仔熊の情報を流したところ、瞬殺で売り切れたというのも納得できる美味しさでした。個人的には今シーズン中に青首鴨と猪を食べたいと思っているので、また伺いたいと思っています。
竹内シェフ、スタッフの方々。今回もありがとうございました。次回も楽しみにしています。15080
2019.12. 千倉直送 旬の寒ブリの炙りカルパッチョ
2019.12. タラの白子の温菜サラダ
2019.12. 花咲カニとセルバチコのポモドーロスパゲティー
2019.12. 富山 ツキノワグマ1歳メス 仔熊のいろいろ部位盛り合わせ
2019.12. 信州 濃厚栗カボチャのブディーノ
記事URL:http://lovehappydays.blog54.fc2.com/blog-entry-2319.html
2019/12/21 更新
2019/08 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~活け渡蟹を食べる~
2019.8.
前回の訪問時に食べられなかった「Osteria Austro」の夏の新作料理。それはオーナーシェフの竹内 浩さんが韓国料理の『カンジャンケジャン』をヒントにして作られた活け渡蟹を使ったもの。つまり活け渡蟹が入荷した時にしかオンメニューしないので、なかなかタイミングが難しい。予め竹内シェフに入荷したら連絡して欲しいと伝えておいたところ、僅か1週間ほどで入荷の連絡をいただいたので、早くも再訪となりました。
渡蟹の生マリネ♡
渡蟹は漬け込んでいますが、想像よりも味がきつくなくて、身の甘さと円やかな内子と蟹味噌が楽しめ、ふわりと香るスパイス?ハーブ?の香りで、後味も爽やか。蟹好きにはたまらない美味しさです。
今回のお目当ての料理はメニューに書いてあるものの僅か1食のみだったようで、絶対に食べたい方は取り置きがベストだと思います。9月中旬くらいまでは食べられるかな?多分。
キアーナ牛のグリル200g
何故か普通にメニューにあるトスカーナ州の至宝と言われる『キアーナ牛』。部位としては、肩ロースだそう。赤身肉としては、とてもキメが細かくて柔らかく、旨味も十分に楽しめます。しかしながら、前回いただいた『短角経産牛』に比べると、多少劣るかな。
竹内シェフ、スタッフの方々、閉店間際にありがとうございます。この夏の間に食べられて良かったです。また宜しくお願いします。7940
記事URL:http://lovehappydays.blog54.fc2.com/blog-entry-2317.html
2019/09/08 更新
2019/08 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~短角経産牛を食べる~
2019.8.
Facebookやメールなどで入荷した食材などの情報を得てながらも、先に予約したお店ばかりになってしまい、なかなか再訪できずにいた馬車道にあるイタリアン「Osteria Austro」へ。ここは秋〜冬だけでなく、一年中何らかのジビエがメニューにあり、肉で季節を感じることのできるいう稀有なイタリアンです。今の時期だと『ツキノワグマ』『夏鹿』がメインで、『エゾヒグマ』や『キョン』といったちょっと珍しいものもあり、紙にギッシリと書かれたメニューには「!」という料理もあるので、よーく見ないといけません。で、今回の私の選択は…。
実食
3週間熟成!千倉直送金目鯛のあぶりカルパッチョ
カルパッチョとしては切りつけはすごく厚いので、食べ応え抜群。1つ1つ身には脂がまわっていて、食べると唇にその脂が付くくらい。下に添えられている金目鯛の魚卵スモークを付けて食べると、更に旨味は加速し、フェンネルを巻いて食べると香りも華やぎます。
信州初物!トウモロコシ『ゴールドラッシュ』冷製ポタージュ
個人的にトウモロコシのポタージュは、冷製の方がより甘味を感じられて好きなので、メニューを見た瞬間に決めた料理。スープはトウモロコシの食感が楽しめるようなザラリとした感じで、甘味も際立っています。
信州『川中島白桃』と水牛のモッツァレラ『ブッファラ』自家製生ハムのサラダ♡
川中島白桃の強烈な甘味、ブッファラの無垢なミルキー感、鹿と豚肩肉の生ハム(コッパ)の塩気、この三味が口の中で一体となる口内調理は絶妙。このお店の夏のスペシャリテ。
北海道 幻の短角経産牛のタリアータ♡
日本に流通している短角牛は僅か1%くらいで、今回いただく経産牛は現役を引退した10歳の母牛だそうで、まず入荷しない代物らしい。夏でもジビエがあるので、ジビエを推している竹内シェフが牛肉を推してくるのは珍しくてオーダー。
真っ赤な赤身は確りとした噛みごたえ。でも噛めば噛むほどに旨味が溢れて、ずっと噛んでいたくなるほど。ほんのちょっと付いていた脂身は甘く、実に美味しい。もう少し火入れしたのならば、固くて仕方のない感じになるのでしょうけど、実に素晴らしい仕上げです。
今回は、私にしては意外とバランスのいいオーダーだったような気がします。夏のスペシャリテのサラダはいただけましたが、新作の『活け渡蟹のマリネ』は時化で入荷がなかったので出逢うことができず。出来るならば、この夏の間にリベンジしたいです。
竹内シェフ、今夜もご馳走さまでした。渡蟹入荷したら、また宜しくお願いします。9660
2019.8. 3週間熟成!千倉直送金目鯛のあぶりカルパッチョ
2019.8. 信州初物!トウモロコシ『ゴールドラッシュ』冷製ポタージュ
2019.8. 信州『川中島白桃』と水牛のモッツァレラ『ブッファラ』自家製生ハムのサラダ
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2019/09/08 更新
2019/02 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~熟成青首鴨を食べる~
2019.2.
2/15に鳥類ジビエのシーズンが終わる中で、滑り込むようにやってきたのは馬車道にあるジビエ系イタリアンの「Osteria Austro」。前回は青首鴨狙いで来店したのですが、前日にシェフから「穴熊も入荷したよ」との連絡を受けて急遽変更したので、今回は未食の青首鴨を食べに来たわけです。前回の訪問時に竹内シェフから熟成も出来ると言われたので、3週間という長期熟成をお願いしてみました。
今夜の献立
千倉漁港直送 イシダイのカルパッチョ その肝のスモーク添え
コレは本当に白身なのか?と思うくらい、身に脂がまわっていて実に美味しい。添えられている肝と卵のスモークも濃厚で、一緒に巻いて食べると甘美な味わい。メニューの中で魚料理は今の時期だと特に数少ないですが、ほぼ必ず『鮮魚のカルパッチョ』はあるので必食です。
信州高山 ツキノワグマのランプロースト♡♡
今夜、僅か限定1食だった料理。たっぷりとついた白身(脂)は、これでもラルド用に少し取ったという。全くクセもニオイもない赤身は噛むたびに旨味が溢れ出し、白身はトロリととろけて広がる甘みが素晴らしい。食べ終えても、口の中には脂の甘みが残っていて、余韻が続く味わい。
近年では九州地方のツキノワグマが絶滅し、中部地方でも絶滅危惧種に指定されているそうで、近いうちには食べられなくなるかも?だそう。確かにこの美味しさなので、乱獲するのも無理はないかな。
茨城 3週間熟成 青首鴨のいろいろ部位食べ比べ ロースト・ぺヴェラーダ♡
竹内シェフに頼んで3週間熟成していただいた青首鴨。部位の内容は、腿・ササミ・胸・手羽元・手羽先・首・頭と、本当に色々で鴨全てを食べる構成です。
なかなかの長期熟成なので、ちょっと心配していたニオイですが…さほどでもなく、ちょっと強いかな?くらい。身には脂が確りとまわっていて、肉質は引き締まっていながらも、どの部位も柔らかくて極上の旨味です。やはり傷がついていない網取りの鴨ということと竹内シェフの腕がこの綺麗な熟成になったのだと思います。おそらくは今季最後の青首鴨、最後に相応しい美味しさでした。
今夜も素晴らしい料理で満足です。構成が確りとしているコースもいいですが、やはり数ある料理の中から好きなものを選ぶアラカルトの楽しさはいいですね。ジビエシーズンは終わりますが、熟成中のものもあるみたいなので3月くらいまでは食べられるかも?春になったら、仔シリーズが始まります。コレには賛否両論があるのですが、味わい的にはとても素晴らしい肉です。機会を見つけて、今年もいただきたいです。
今夜もご馳走さまでした。また宜しくお願いします。14700
2019.2. 千倉漁港直送 イシダイのカルパッチョ その肝のスモーク添え
2019.2. 信州高山 ツキノワグマのランプロースト
2019.2. 茨城 3週間熟成 青首鴨のいろいろ部位食べ比べ ロースト・ぺヴェラー
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2019/02/27 更新
2019/01 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン~穴熊を食べる~
2019.1.
『青首鴨』が食べたくて、去年のうちに予約を入れておいた馬車道にあるイタリアン「OsteriaAustro」。一年中ジビエを扱っているお店ですが、トップシーズンの今は特にメニューが賑わっています。予約日当日、竹内シェフから「極上の脂の穴熊、入荷したよ」と連絡を受けたので、本日のスペシャルジビエの『穴熊』に変更して訪問です。
やはり、メニューにはジビエが凄い。『猪』なんて当たり前で、他には『サルセル』や『雉』、『アライグマ』なんてものもあったりします。迷いに迷って、私が選んだメニューは…。
千倉直送 黒ムツの炙りカルパッチョ♡
メニューの85%くらいは肉系料理ですが、実は魚もオススメ。
口に入れると薫香がふわりと香り、炙ってある皮目から溶け出した脂がその身を包み込んでるよう。切りつけも厚くて、魚を食べている!という感じになります。
旬のタラの白子の温製サラダ アンチョビバターソース♡
冬の名物料理。メニューには記載されていませんでしたが、事前にお願いしておいたので、無事に私のところへ。
表面にまぶしてあるパン粉がカリカリとした食感を与えて、クリーミーな白子の甘さが口のいっぱいに広がります。アンチョビバターソースにも負けない白子の甘さが素晴らしい。
下田産 穴熊のいろいろな部位盛り合わせ♡
「内臓もあるけど?」の言葉で、内臓も付けていただきました。内臓は、ハツ・腎臓・フワ・レバー・膵臓。身はスネの赤ワイン煮込み・ネック・バラ・モモ・ハラミという本当にいろいろな部位です。なかなかここまでの部位を一度に食べられるお店もないのでは?と思っています。
ジビエは固体差の出る食材ですが、かなりオススメするだけあって、実に素晴らしい味わい。赤身の部位はワイルドなとこもありながらも、噛み締める度に旨味が溢れてきます。白身の部位は歯を押し返すような弾力があって、さらりとした脂の甘味が広がります。内臓も健康的な穴熊だったのでしょう。柔らかな部位などはなく、プリプリシコシコとした異なる食感のリズムが素晴らしい!『青首鴨』も捨てがたい食材でしたが、後悔のない選択でした。
次回はまだ未定ですが、ジビエシーズン中には伺いたいと思っています。今度こそは『青首鴨』をいただこう。
今夜もご馳走さまでした!9730
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2019/01/29 更新
2018/09 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~北海道酪農大の研究牛を食べる~
2018.9.
一年中、何かしらのジビエがあり、肉で旬を感じることができるイタリアン「Osteria Austro」に再訪。今の時期だとジビエは鹿や熊が主流でしょうか。でも今回は特に目的の食材もなく、取り置きしている食材もなく、予約せずにふらりとやってきました。
扉を開けると、テーブル席は満席で、カウンターも1席だけ空いてるだけだったので、いいタイミングでした。竹内シェフが「xxxxの帰り?」と、私の行動パターンは読まれているみたいw
実食
信州産 黄金桃とブッファラのカプレーゼ
強いて言うならば、この黄金桃が食べたかった。黄金桃という甘味の強い桃とモッツァレラチーズ、自家製のブレザオラしたハムとボイルハムで作ったカプレーゼ。
黄金桃の甘さが異なる塩気の2種類のハムでより際立ち、モッツァレラチーズとの相性も抜群。この黄金桃の季節だけのスペシャリテ。
根室秋刀魚のスパゲッティ キモバター風味 ♡
メニュー名から美味しいと思っていた料理。全体的に秋刀魚の身とほろ苦い肝とバターが絡み合って、濃厚なスパゲッティになっています。更に上に盛られた秋刀魚のコンフィを崩して、混ぜ込むとより秋刀魚感が出て、美味しい。
北海道酪農大の研究牛のモモ肉のタリアータ セルバチコ添え ♡
北海道の酪農大の学生がアンガス牛と食肉用ホルスタインを掛け合わせて造った牛で、北海道の酪農大のある街?のコープでしか買うことが出来ないという珍しい牛。
肉質はサシなどは全くない真っ赤な赤身。でも柔らかく、噛みしめる度に旨味が溢れて出し、食べ終えた後に甘みが口の中に広がります。とろけるようなサシありの肉も魅力的ですが、旨味を味わうとしたらこのような赤身肉が1番かと思います。メインの肉料理といえばジビエに定評のあるお店ですが、ポピュラーな牛や豚などがオンメニューされていた場合は、要チェック。普通に手に入るような肉はあまりないので、珍しいものが多いです。
黄金桃のベリーニ
ドルチェもかなりの種類を揃えていますが、今夜の〆はベリーニで。
イタリアンやフレンチは特にオシャレなお店が多くなって、大きな皿にちょこんと盛られるような多種多皿のコースが主流。でもこのお店のように(コースもあるみたいだけど)好きなものをがっつりと食べる方が好みかな。もう少ししたら、ジビエシーズン到来!このお店が1番賑わう時期です。今年もまたお世話になります。10300
2018.9. 信州産 黄金桃とブッファラのカプレーゼ
2018.9. 根室秋刀魚のスパゲッティ キモバター風味
2018.9. 北海道酪農大の研究牛のモモ肉のタリアータ セルバチコ添え
2018.9. 黄金桃のベリーニ
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2018/10/10 更新
2018/05 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~乳飲み仔牛を食べる~
2018.5.
オーナーシェフから色々と入荷する食材の情報をいただいていて、これは食べたい!と思ったら予約するのが、最近のスタイルとなっている馬車道にある「Ostria Austro」。「旬を感じるのは魚や野菜だけでなく、肉も同じ」というコンセプトの下、ジビエに力を入れており、日毎に変わるメニューは確かに旬を感じられます。
今回の私の目的食材は、春のジビエである『仔シリーズ』。大抵は仔豚・仔牛・仔羊・仔山羊の順で入荷しており、ちょうど訪問時には仔牛があったので、久しぶりにメジャーな肉をいただきます。
実食
千倉漁港直送 メジナのカルパッチョ 白子のスモーク添え
「Ostria Austro」は肉もだけでなく魚も美味しく、代表的なのはカルパッチョ。分厚い切りつけのメジナは脂たっぷりで甘みもあり、美味しい。添えられたスモークした白子と卵も、薫香と苦味がいいアクセントになっていて、◎。
鮎と信州山菜のもち麦リゾット
メニューを渡された時に、「鮎のコンフィが1匹丸ごと乗っていていいですよ」と勧められたので、注文。
モチモチとしたもち麦リゾットには数種の山菜が入っていて、まるで山の恵みをいっぺんに食べているかのような料理。そして、上にドーンと乗せられた鮎のコンフィはほろ苦くも、実に美味しい。そのまま食べてもよし、リゾットに混ぜ込んでもよし。
乳飲み仔牛のビステッカ フィレンツェの風 Tボーンステーキ
4センチ幅に切られた約400グラムくらいのTボーン。さすがのボリュームですが、そこは乳飲み仔牛。牛肉というと赤身ですが、乳飲み仔牛なので白っぽい肉なのも特徴的で、脂はさらりとして肉質はきめ細かく、筋でさえも柔らかく、味わいもどこかミルキー。実に美味しかったです。
コース料理も勿論、良さはありますが、アラカルトは実に楽しい。元々、メニューの多くはシェアできる量なので、1人で食べるとかなり満足度は高いです。おそらくは、そろそろ『仔山羊』が入荷するのかな?食べる機会が少ない肉ですが、トップクラスに美味しいので、興味がある方は是非。9160。
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2018/06/04 更新
2018/02 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~下田猪を食べる~
2018.2.
ジビエのトップシーズン。年中何かしらのジビエを提供している馬車道にあるイタリアン「Osteria Austro」はまさに今、真骨頂を迎えています。ジビエなどの情報を竹内シェフからいただいており、「白子りませんか?」の言葉に時間を作ってやってきました。
店内は早い時間に来店された方で満席。当日予約でしたが、空いていたのはラッキーかも。久しぶりにメニューを見て、食べたい料理が多すぎて迷います。うーん…。
実食
若松葉ガニのカルパッチョ シチリアレモンオイル
おすすめされた前菜の1つ。透明な身はレモンの香りと爽やかを纏い、生ならではの甘さが映えます。さっきまで活きていたというなかなか出会えない生の松葉蟹!いい瞬間に来ました。
旬のタラの白子の温製サラダ
コレが本日のラスト白子。予め、シェフに言っておいたので、取り置きしてくれていました。良かった♡
表面にはパン粉をまぶしてあるので、カリカリ。そして、中はとろーりとクリーミー。冬は美味しい食材が多くて、作るのも食べるのもたっのしー!
下田猪のグリル 内臓煮込み 盛り合わせ
鴨系のジビエや本州鹿もあったのですが、なんとなくこの下田猪に惹かれたのでオーダー。シェフが信頼を寄せてらっしゃる下田の猟師の方のパーフェクトな血抜きの猪らしい。
内臓はレバーとハツ。煮込みはスネ肉をフェンネルと共に煮込んでいるそうで、肉の部位は腿肉。ソースはチョコレートの甘みと苦みが特徴的なドルチェフォルテ、ジビエのソースとしては定番ですね。他店でも猪はいただきましたが、やはりこのお店のは美味しい。臭みなどは微塵もなく、適度な脂もあり、噛むたびに旨味が溢れて出してくるかのようで、その味も実に濃い。今の季節はジビエを取り扱っているお店も多いですが、内臓などを普通にオンメニューしているお店は稀有だと思います。
完成されたコース料理も素晴らしいですが、自由に食べたい料理を食べるアラカルト主体は、やはり楽しい。ジビエの狩猟期間はそろそろ終盤ですが、熟成期間もあるので、3月上旬くらいまでは食べられるかなと思っています。今年は他店でジビエの王様と称される『べキャス』を食べたので、べキャス欲が湧きませんが、来年はこのお店で『国産べキャス』を食べようと思っています。
春になれば、恒例の仔シリーズが!夏になれば、熊が!四季を感じられるイタリアンは、素晴らしい!
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2018/02/24 更新
2017/11 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~xxxxxxxを食べる~
2017.11.
11周年を迎えた「Osteria Austro」に、再訪。ジビエシーズン突入ということで、徐々に鳥系の入荷も予想される中で、予てより気にはなっていた超レアなアレが入荷したと聞き、シェフに連絡を取って取り置きしてもらいました。
実食
寒鯖のスモーク
一枚一枚が厚みがあり、口に入れるとスモークの薫香を感じながら、鯖がゆっくりと溶けていきます。鯖にクセなどはなく、濃厚な脂は唇にルージュを引くかのよう。鮨店の鯖もいいけど、たっぷりと食べられるこういう料理もいいなぁ。
千倉漁港直送 熟成太刀魚の炙りカルパッチョ スモークオリーブとディル風味
皮目を炙ることで脂が溶け、ごく少量の味付けで、太刀魚本来の味わいを殺すことなく堪能できます。元々、シェアできる量を独り占めなので、たっぷりと食べられて至福です。
アルバ産白トリュフ リゾットパルメジャーノ
今週に入荷したばかりという旬のアルバ産白トリュフ。供されると、白トリュフの芳醇な香りが、まずは鼻を擽ります。味わいは極濃厚で、米の食感も素晴らしい。秋から冬にかけて、こういう濃厚な味わいが恋しくなります。あまりリゾットに出逢わないので、出逢えて良かった♡
鳥取産 xxxxxxxのロースト
内容は手羽先、手羽元、ササミ、胸肉、腿肉。内臓は脳味噌、ハツ、砂肝、レバー。
コイツは、なんて鳥なんだ。まるで全身は筋肉で出来ているかのような肉質で、ササミなんて僅かしかありません。腿肉は顎が疲れるくらいに固く、手羽元は骨から肉が離れないほど。しかし、胸肉は味も濃くて、実に美味しい。そして、予想通りに脳味噌は他の鳥の群を抜いて美味しい。クセもなく、ねっとりとしており、溶ける寸前のレバーのような感じ。
ジビエシーズンとなり、旬の肉料理をうたっているこのお店の真骨頂が、ついにやってきます。ふらりと来てもジビエは必ずありますが、食べたいものがあるのであれば、確りとした予約をして食材の取り置きがベターです。今年こそは、生命の煌めきを感じてみませんか?
2017.11. 寒鯖のスモーク
2017.11. 千倉漁港直送 熟成太刀魚の炙りカルパッチョ スモークオリーブとディル風味
2017.11. アルバ産白トリュフ リゾットパルメジャーノ
2017.11. 鳥取産 xxxxxxxのロースト
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2017/12/01 更新
2017/06 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~仔山羊を食べる~
2017.6.
「Osteria Austro」から仔シリーズの最後となる『仔山羊』が入荷したと連絡を受けたので、早速食べに行ってきました。ずっとバイト募集をしていましたが、ついに新しく可愛い女の子が入ったみたいで、お店の雰囲気も華やかです。さて、そんな中で本日のメニューから今夜は…。
実食
天津小湊 熟成金目鯛のカルパッチョ
7~9月まで禁漁となる天津小湊産の金目鯛をじっくりと熟成させたカルパッチョ。上にはクレソンとその花、揚げた鱗を乗せ、スモークした肝と卵巣、皮目を炙ったハラミの部位も盛り付けてあります。
凄い脂が身に行き渡った金目鯛。鱗のパリパリとした食感も楽しめて、美味しい。
トリッパの炙り焼き
ついつい注文してしまうトリッパ。焼いても煮ても美味しいトリッパは、大好きです。
仔山羊の色々盛り合わせ
今夜のメインの仔山羊です。色々盛り合わせというだけあり内容はバラ軟骨、ゲタカルビ、食道、レバー、タン、腎臓、モモ、ロース、バラ、スネ煮込みです。
なんというジューシーさ。そして、臭みやクセなどは皆無で、例えどんなラムを食べたとしてもこの仔山羊に比べたら、クセを感じてしまうだろうと思うほどに無垢な味わいです。牛豚鶏以外の肉では、この仔山羊が1番美味しいと思います。初となる貴重な内臓でオススメは、食べ応えのあるレバー。プリッとしながらも、とろりととろける食感は素晴らしい。
貴重な仔シリーズは、この仔山羊で終わりです。これからのジビエですと、この日もオンメニューしていた『夏鹿』『羆』や害獣駆除で獲るのがメインとなるかな。確かにジビエに力を入れているお店ですが、千倉などから直送されている魚介類も侮れません。旬をちゃんと感じられるイタリアンです。
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2017/06/30 更新
2017/03 訪問
横浜ジビエ系最強イタリアン ~仔豚を食べる~
2017.3.
ジビエシーズンが終わり、魅力的な肉料理がないと思われがちですが、春には春のお楽しみがあります。それは『仔シリーズ』です。春は出産時期なので、産まれて間もない乳飲み肉を食べることができる貴重なシーズンなのです。馬車道にある「Osteria Austro」では、毎年この時期になると仔豚・仔羊・仔山羊・仔牛が順にオンメニューされ、私も毎年何かしらを食べています。お店のHPを見ると、『仔豚』が入荷したそうなので、早速食べに行ってきました。
日毎に変わるメニューの中で、今夜はこんな感じでオーダー。
実食
千倉漁港直送 10日間熟成メジナのカルパッチョ ハラコスモーク添え
10日熟成しているので、モチモチとした食感の中での甘みが凄い。添えられたほろりと苦味の走る卵と白子のスモークはそのままでも美味しいですが、身と共に食べると絶品です。
トリッパのグリル メイヤーレモン添え
オレンジの香りのする不思議なメイヤーレモンを搾って。トリッパもこれだけのボリュームだと食べ応えがあります。柔らかく、臭みもないし、煮込みという料理は多いけど、グリルもいいなと思った品です。
千葉 乳飲み仔豚のピアットウニコ
本日の私的メイン。ピアットウニコとは、盛り合わせのこと。でもここでの盛り合わせは、仔豚の色々な部位です。バラ肉、モモ肉は勿論のこと、スネ肉や頬肉などの頭部の部位を全て使って、豚の持つゼラチン質だけで固めた煮凝りがワンプレートになっています。
皮はパリパリとした食感で焼き上げ、肉の部位はしっとりとロースト。その脂はとても甘くてジューシー、豚の持つ微かなクセすらもありません。まさにイノセントポーク!年に一度の出逢いですが、思い出になる味わいです。
次回の『仔シリーズ』は、仔羊かな?個人的には『仔山羊』は必食。また宜しくお願いします。
記事URL:http://lovehappydays.blog54.fc2.com/blog-entry-1938.html
2017/04/03 更新
2024.6.
仔山羊を食べる/Osteria Austro
千倉 初鰹のカルパッチョ 粒山椒とトマトのソース♡
トマトの酸味が心地よく、粒山椒の爽やかな刺激がとても鰹に合って美味しい。鰹といえば、生姜や葱などを合わせることが多いですが、トマトという新しい出逢いは新鮮。
赤肉メロン クインシーメロンと水牛モッツァレラと2種生ハムのサラダ♡
赤肉メロンの「クインシーメロン」に合わせる生ハムは白いのが蝦夷豚パンチェッタで、赤いのが鹿肉のもの。クリーミーな水牛モッツァレラの中で、やや青い香りのある赤肉メロンの甘味が蝦夷豚パンチェッタの塩味で際立ち、鹿肉生ハムで旨味がプラスされて美味しい。
今季初物! 天然稚鮎のフリット♡
サックサクの衣を纏った稚鮎は頭から骨まで柔らかくて、骨っぽさを感じません。しかしワタのほろ苦さは確りとあり、スナック感覚で食べられちゃう美味しさ。
ムラサキイカのイカスミ冷製カッペリーニ♡
「Osteria Austro」の夏の看板メニューである真黒なパスタ。イカスミの旨味をギュッと凝縮しており、冷製だからこそその旨味を強く感じられます。スペシャリテの名に相応しい美味しさです。
信州 小林牧場 乳飲み仔山羊 いろいろ部位盛り合わせ♡♡
まさか「乳飲み仔シリーズ」の中でも一番好きな仔山羊に出逢えるとは!構成は…右から腎臓・レバー・ハツ・腿肉・Tボーン・ヒレ・脛肉で、ソースはこの仔山羊のジュというまさに仔山羊を丸ごと味わえるような料理です。どの部位を食べても、どこかミルキーな風味がして純粋無垢な味わいがします。胡椒などの香辛料を使っていないので、仔山羊の風味をダイレクトに感じられるのも◯
北の里 自然牛の厚切りレアカツレツ♡
青森県十和田八甲田山麓に放牧され、草を中心に食べて育てられた北の里自然牛は、旨味が強い短角牛。咀嚼するごとに溢れる旨味は、バルサミコソースにも負けない濃厚さ。
日向夏のバスクチーズケーキ
とろりと濃密なチーズの味わいに爽やかな日向夏がいいアクセント。添えてある佐藤錦のコンポートも美味しい。
実に2年ぶりにやってきたのは、横浜・馬車道にある「Osteria Austro」。ここは肉料理、特にジビエに特化しており、時期的に今はジビエのトップシーズンではないにも関わらず、確りとジビエがメインを張るとても稀有なイタリアンです。厨房にいらっしゃるのは、オーナーシェフの竹内 浩さんのみですが、「いつ作っているのだろう?」と思うほどに手早く供され、どの料理もハズレなく美味しい。コースもありますが、シェアできるボリュームのアラカルトで好きなものをガッツリといただくのが一番。特に肉が好きな方にはお勧めなイタリアンです。