ちゃんぱるぱるさんが投稿した鈴田式(東京/六本木)の口コミ詳細

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東京レストラン探検

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鈴田式乃木坂、六本木、麻布十番/日本料理

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  • 夜の点数:4.5

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2026/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

薪火が紡ぐ全14皿の官能的組曲

西麻布の静寂に包まれた「The City 西麻布」の2階。極寒の1月の夜、20:30。1日3回転の最終スロットは、港区を奔走する僕らにとって、ようやく手にする「自分を取り戻すための聖域」である
この超予約困難店の全8席のプラチナシートを分かち合うのは、我々ともう一組のカップルのみ。今夜の連れは、常に最先端の美を追い求めるインスタグラマーだ。彼女がスマートフォンのレンズを向ける先には、薪の爆ぜる音と共に、至高のドラマが待ち構えている

饗宴の幕開けを飾るのは、今宵の主役である巨大な「松葉蟹」のプレゼンテーションである。その圧倒的な威容を前に、彼女のシャッター音も高らかに響き、期待は一気に最高潮へ達する

1. 松葉蟹の煮麺
凍えた身体を芯から温める一椀。蟹の身が贅沢に泳ぐ出汁は、驚くほど深みがある。旨味を吸い尽くした南関あげのジューシーさと、サクッとした揚げ蕨のほろ苦さが、味覚を鮮烈に覚醒させる

2. トラフグのたたき
クリスタルな器に盛られた冬の王者は、薪火で表面を炙り、官能的な燻香を纏っている。添えてある燻製キャビアの塩気が弾力を引き立て、あん肝醤油の濃厚なコク、あるいは柑橘と塩という対極のタレが、フグのポテンシャルを極限まで引き出す

3. 椎茸の薪焼き、発酵椎茸ソース、蘇(そ)を削って
肉厚な椎茸から溢れるエキスは、まさに「山の肉」の咆哮である。発酵ソースの深みと、仕上げに削りかけられた古代のチーズ「蘇」のミルキーな粉末が、薪の香りと三位一体となり、味覚を深淵へと誘う

4. 薪焼きの牛ヒレの飯蒸し
蓋を開けた瞬間に爆発する薫香。薪火でしっとりと、官能的なまでに柔らかく焼き上げられた牛ヒレ肉は、まさにモノリスの如き存在感だ。菜の花のほろ苦さが、冬から春へと移ろう季節の叙事詩を奏でる

5. 松葉蟹と聖護院かぶのお吸い物
金蒔絵の富士山が描かれた壮麗な器。薪火の熱狂の合間に、蟹の純粋な甘みと聖護院かぶの優しさが、昂った感覚を一度リセットする。この引き算の美学こそ、コース全体を一編の詩へと昇華させる

6. クエの揚げ物の白菜あんかけ
「白いダイヤ」クエの脂を衣に閉じ込める贅沢。熱によって増幅されたクエの甘みを、白菜あんの包容力が優しく包み込む。天面に添えられた揚げ蓮根の軽快なリズムが、構成の妙を物語る

7. ドライトマトのソルベ
凝縮された太陽の酸味による、鮮烈な洗礼。干し葡萄の重厚な甘みが、冷涼なソルベに知的な奥行きを与え、次なる「肉」という真打ちを迎えるための完璧なインターミッションとなる

8. 薪焼きのホタテ
帆立の殻に鎮座するのは、薪火の洗礼を受けた大粒のホタテ。その上から降り注ぐ黒トリュフの雨。軽やかなエスプーマソースが香りを増幅させ、最下層のマッシュポテトがすべてを一つの完成された美食へと纏め上げる

9. 松葉蟹、ふかひれ、ほうれん草の鍋仕立て
白味噌と蟹味噌の背徳的なスープが、ふかひれの繊維一本一本にまで、絡みつくように浸透している。蟹の旨味を何倍にも増幅させたこの鍋は、まさに冬の恵みの「濃縮還元」である

10. 薪焼きした月輪熊とセリの土鍋ご飯
今夜のクライマックス。薪火で燻された熊の脂は、驚くほど澄んだ甘みを持つ。セリの鮮烈な香りが、山の神からの贈り物を最高のご馳走へと変え、深いコクの赤出汁がその余韻をどこまでも深めていく

11. カイノミの手巻き寿司
薪の残り香を纏ったカイノミ。パリッとした最高級の海苔の食感と共に、肉の脂が口内で一気に解き放たれる。指先から本能へと伝わる、直接的な旨味の暴力である

12. 塩そば
スープを廃し、麺の生命力をダイレクトに突きつける自家製十割そばである。小麦粉を一切使わないため、雑味のない蕎麦本来の野性味あふれる香りが噛み締めるほどに鼻を抜ける。上質な油と塩のエッセンスだけで和えられた麺は、これまでの重層的な旨味を、凛とした喉越しで鮮やかに断ち切る

13. 燻製ミルクアイス、ウィスキーと共に
冷たい燻製という贅沢。アイスの純真な甘みに、琥珀色のウィスキーをひと垂らしすれば、甘美な酔いと香ばしさが重なり合い、会話をさらに艶やかに加速させる

14. 台湾カステラ
フィナーレは温かな誘惑である。焼き立てふわしゅわのカステラに、トリュフが香る蜜が寄り添う。添えられたザラメは、ガリガリとした主張を排し、生地の食感に寄り添うような柔らかな甘みを見せる

15. 冷製の金宣茶
デザートとともに供されるのは美しく透き通った冷製の金宣茶。グラスから立ち上がるバニラやミルクのような甘い乳香が、薪火の熱狂を優しく鎮め、凛とした幕引きを告げる

帰り際、手渡されたのは今夜の記憶を封じ込めた重みのある紙袋である。中には、あの月輪熊の炊き込みご飯と、デザートの台湾カステラが収められていた。
薪の香りを微かに纏ったまま、僕たちは帰宅の途につく。隣でスマートフォンを操り、今夜の余韻を世界へ発信しようとする彼女を横目に、明日の朝、このお土産を口にする瞬間に思いを馳せる

(この内容は妄想に基づくフィクションですっ)

  • 入り口

  • 松葉蟹のプレゼンテーション

  • 2つの炉釜がみえるライブ感溢れるカウンター

  • 松葉蟹の煮麺

  • トラフグのたたき

  • 椎茸の薪焼き、発酵椎茸ソース、蘇(そ)を削って

  • . 薪焼きの牛ヒレの飯蒸し

  • 松葉蟹と聖護院かぶのお吸い物

  • クエの揚げ物の白菜あんかけ

  • ドライトマトのソルベ

  • 薪焼きホタテ

  • 松葉蟹、ほうれん草、ふかひれの鍋仕立て

  • 薪焼きした月輪熊とセリの土鍋ご飯

  • カイノミの手巻き寿司

  • 塩そば

  • 燻製ミルクアイス

  • 金宣茶

  • 台湾カステラ

  • お土産

2026/02/01 更新

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