子育て始めました(時価)さんが投稿したorgan(東京/西荻窪)の口コミ詳細

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子育て始めました(時価) (50代前半・男性・東京都) 認証済

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organ西荻窪/ビストロ、ワインバー

41

  • 夜の点数:5.0

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
  • 昼の点数:5.0

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2014/10 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

ビオワインの生産者が息づいているお店

(11/10/2014)
 通い始めて2年になる。

 オーナーシェフのK氏の言葉を借りれば、ビオワインはカウンターカルチャーであり、ロックの精神に基づいた作り手の精神の表現だ。
 フランスの格付けAOCをものともせず、独自の生産方法で作られている。
 ひとつの方向を向いているが、そこに協調性は感じられない。一つ一つが唯一無比であり、作り手の魂そのものなのだ。
 我々は生産者に会うことはなかなかできないが、「通訳」としてのスタッフを通し、その神髄に触れることができる。「通訳」は多くの生産者に会い、その交流を含めて語らってくれる。

 ただ、通訳は主役にはなれない。原本があって初めて訳本が出来上がるからだ。
 しかし、通訳にはセンスが必要だ。
 それは料理とのマリアージュである。

 ワインはワインとして独自の主張をしている。しかし、料理の存在によってワインの新たな側面が強調されるのだとしたら、もはやこれは「新訳」となる。
 ビオワインの中には飲む者を選ぶ「作品」がどれだけ多いことか。
 繊細かつ荒々しいそんな振り切ったワインたちをどうやってひとつの物語に組み込むのか。
 言ってみれば生涯独身を決めた50男に結婚相手を見つけるようなものだ。

 そもそもカウンターカルチャーをそこまで高尚なものに高めることは、生産者が望まない「脱線」なのではないか。
 それに、K氏の料理もロックでなければならない。それは生産者に対する敬意だからだ。
 同じ精神性を保ちつつ、双方が個性を全面に出してもぶつかり合わないという神業を要求される。針の目に糸を 通すようなそんなことが可能なのか。


 しかし、K氏の世界は常に進化している。自分でも言っているように守りに入らない。
 だからorganの料理は肝試しに似ている。
 牛肉のステーキのように、美味しいが美味しいのが当たり前のメニューがほとんど存在しない。
 メニューを見ても写真がないので想像するしかない。
 珍しいジビエや聞いたこともないソースの羅列に客の想像力は限界を超える。
 もちろん、スタッフは詳しい説明をしてくれる。
 しかし、最後は自己責任だ。個人的には、ここは勝負の場だと思っている。
 でも、それはK氏の狙いなのだ。

 何が出てくるかは分からない。
 出てきて初めて、それがひとつの写真のような「作品」であることを知る。
 食べてみて初めて、その美味しさを理解できる。
 そして最後にビオワインとのマリアージュに気付かせてくれる。
 
 今は亡き生産者も、引退してしまった生産者も、ここでは息を吹き返し、ただそこに「居る」ことを実感できる。
 全ての生産者が祝福していた。「ありがとう」というよりも、「お前もすごいな」という心を許した友に対する労いの言葉のように思えた。
 この店には生産者が今も生きている。


 氏は国内のワイナリーにも足繁く通い、栽培段階から関わっている。
 私はそう遠くない将来、独自のドメーヌを立ち上げ、ワインの製造に関わっていくのではないかな、などと期待している。


(5月/2014)
このお店の魅力をどう言葉で表現すればよいのか分りませんでした。
だから今まで何も書けませんでした。


こんなに多くのビオワインを用意しているお店がありますか?
こんなに多くのグラスワインを用意しているお店がありますか?(常時20種類程度)
こんなにビオワインの魅力を教えてくれるお店がありますか?
こんなにビオワインを好きにさせてくれるお店がありますか?

こんなにワインを愛しているスタッフが何人も揃っている店がありますか?
こんなに直に会ってきたワインの生産者を情熱的に語れるスタッフがいますか?
こんなに安い値段でこんなにたくさんの料理を出せる店がありますか?
そして例外なく美味しい店がありますか?


こんなに客に気配りをしている店がありますか?
こんなに客の一挙手一投足を観察し、何を求めているかを常に探そうとしている店がありますか?
お客さんに喜んで欲しいから、酵母の段階から自家製パンを作ってしまう店がありますか?


こんなにワインに詳しくない人間が行っても、ワインの話で十分楽しませてくれるホスピタリティの高いお店がありますか?
こんなに平日も休日もお客さんが溢れかえっている活気のあるお店が西荻窪にありますか?
どんなに予約がいっぱいでも、カウンターだけは予約を取らず、飛び込みのお客さんのために空けてくれているお店がありますか?
そんなに気配りをしても、すぐにその席もいっぱいになってしまう人気のある店がありますか?
しかしその場合に備えて、立ち飲みスペースがあって、そこではスタッフとの会話がすごく弾んでしまう店がありますか?
ワイン1杯だけでも快く対応してくれる店がありますか?


こんなに1人で行っても、必ずスタッフの誰かが相手をしてくれて、オーナーも話し相手になってくれて、最後は常連さんに紹介してくれるお店がありますか?
そしてその常連さんがみんないい人で、この店をこよなく愛していて、その全員が紹介を受けた人をこころよく受け入れてくれる店がありますか?


こんなにオーナーがワインを愛し、お客さんを愛し、店を愛し、スタッフを愛している店がありますか?
こんなに最初から楽しくて居心地のいいお店がありますか?


こんなに言葉で書いても表現しきれないもどかしさを痛感するお店がありますか?
そして、これだけのことを書いても書き足りないから、結局予約なしでいいから一人でいいから行ってみて欲しいお店がありますか?


初めてでも、「ただいま」という気持ちにさせてくれるお店がありますか?
あなたには、「おかえり」と迎えてくれるスタッフがいるお店がありますか?

・・・見つけることができましたね?

【補足】
 全部、三軒茶屋/uguisuを除いてですよ?

  • ビオの神 Christian Chaussardに見守られて。

  • メーカーズディナーも。ルーシー・マルゴー。

  • レスカルポレットはブランコだけじゃない。

  • 金井醸造。

2018/05/18 更新

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