3回
2024/12 訪問
なんだなんだ、すごい格段にレベルが上がったぞ。
やられた。3皿目のアオリイカ。サーブされたお皿はとても上品。小さいかぶの下にアオリイカ、さらにその下にはウジョアチーズのババロアがあり、ベルガモットのソースをかけています。
一口掬って口に入れた途端、ガツンとこれでもかとのベルガモットの香りが脳天まで駆け抜けるようです。その後、かぶの歯ごたえとアオリイカのねっとり感、そして甘味が口の中に広がってきます。もう香り、味、食感すべてが楽しい一皿。しかしそのベルガモット衝撃は、二口目、三口目には慣れてきて、料理全体が調和してくるから不思議です。
また、デザートの土付きにんじんのムースとだいだいのアイス、そしてボルボロンです。にんじんのムースは素材の甘味を引き出していて、でもにんじん独特の香りは抑えてあります。だいだいのアイスは心地よい酸味。この二つが合わさったときに、お互いの風味を引き立てあい、口の中で調和が広がります。お代わりしたかったです。
12月、1月のメニュー
ポロ葱と鱈の塩漬けのスープ
タパス3種。ドライイチジクを練りこんだパンに生ハム、生サラミの下におおまさりのペースト、そしてニンニクを練りこんだタルト、ピコージョピーマンの上にきぬのりを載せパイ生地で巻いてウニ
衝撃の一皿 アオリイカ
真鱈のソテーにカリフラワーのソース、そして生カリフラワーを載せて、パプリカのオイルかけ
鰆とマッシュルーム
イベリコ豚
車海老のパエリア
浅利のリゾット
ボルボロンとだいだいのアイス
こだわり卵のプリン
2024/12/19 更新
2024/06 訪問
2024/07/03 更新
半年、楽しみにしてきたeman。前回はものすごくレベルアップしていたので、今回はその期待を超えられるか、難しいんじゃないかと私の期待も調節しながら、でもワクワクしての訪問となりました。
今回はハーブの香りをうまく使った食材、ソースとの組み合わせに驚き、感心させられた圧巻の2時間でした。
特に、Tapasのエゴマは育ちすぎずまだ柔らかさを残した早摘みのものを使い、ほんのりとエゴマの風味が伝わり、甘えびの甘さを引き立てました。
また、抜群の火の通りのアイナメに合わせた山椒の白い泡、そして山椒の木の芽がピルピルというソースにアクセントを加えていました。
さらに、デザートのマンゴーアイスクリームに合わせた新生姜、最初は新生姜!?と驚きましたが、マンゴーに爽やかさを加えるアクセントになっていました。
ペアリングのスペイン、そして国産のワインもお料理との相性が抜群でした。
次はまた半年後…、長いなぁ。。。
・1皿目 Cazpaccho
島トマトを使ったガスパチョ
・2皿目 Tapas
23ヶ月熟成の生ハムの下にイチジクを練りこんだフォカ
ピキードピーマン(赤ピーマン)で作ったムースが入ったパイに、北海道の無添加のウニとキヌノリを載せて
甘えびをスペイン産パプリカパウダーで作ったオイルでマリネして、スペイン発祥のチュロスをエゴマの葉で巻いて
・ 3皿目 Esparragos Verdes
淡路島のフルーツ玉ねぎをオーブンでしっかりローストして、横には旬のしろいか、グリンピースをさっと炒めたものとフルーツ玉ねぎのピューレ
シードル(リンゴ酒)とバターを使ったソースにエストラゴンというハーブを添えて
・ 4皿目 Pescado
宮城で採れたアイナメ、皮のほうはバリっと焼き、中は少しレアに仕上げて、山椒から取った山椒水で作った白い泡を載せて
下の黄色いソースはピルピルというバスク地方の伝統的なソース。アイナメの皮、頭のゼラチン質を煮込んでうま味を凝縮したもの。イタリアンパセリと山椒の木の芽のスパイス感のあるソースを添えて
・ 5皿目 Carne
イベリコ豚の肩ロース(プレサ)を塊のまま炭火で焼いて切り分けています。赤いソースがソースもルーナというモロッコ風のスパイシーなソース。付け合わせで石川産の皮つきヤングコーンとハーブを添えて。
・ 6皿目 Paella
岩手の石黒農場のホロホロ鳥のもも肉を使ったパエリア
・7皿目 Meloso
渡り蟹のビスクのリゾット。ギューッとうま味が凝縮されています。
・8皿目 Postre
デザート鹿児島の完熟マンゴーを使ったアイスクリーム、下が新生姜とスペイン産のサフランを作ったムース
平飼いの卵を使ったプリン、カラメルは濃い目にローストして
ドミニカ共和国の豆を使ったコーヒーで仕上げでした。