4回
2024/08 訪問
もはや芸術品
涼しげなヒグラシの鳴き声を聞きたくて。
そしてまた、丸祇羅ワールドにハマりたくて。
平日なのに、相変わらずの人気。
10分程待って入店。
本日はチキンマッパスカリー。
その他は、マトンカリー、カキエビカリー、レモンポークカリー、夏野菜コルマ、梅干しサバカリー、丸祇羅的バターチキンカリー。
丁寧に、時間をかけて料理の説明をしてくれるお店、そうそうないよね。
一通り説明をお聞きして注文したのは、レモンポークカリー、夏野菜コルマ、丸祇羅的バターチキンカリー。
トッピングは無しで。
ベースのチキンマッパスカリー。
マッパス?
調べてみたら、南インド・ケララ州でシリア・クリスチャンと呼ばれるコミュニティ発祥のカレーとか。
いただいてみると、スパイスの使い方がシンプルで、ほんのりココナッツミルクの風味。
柔らかく煮込まれたチキンとベストマッチ。
レモンポークカリー。
てっきりレモン風味のカレーかと思ったら、どうやらそうではなく、レモンで育った「レモンポーク」というブランド豚らしい。
でも、気のせいかレモンの酸味と爽やかさを感じる。
ポークは、ルーはなく、とっても柔らかでジューシー。
夏野菜コルマ。
これ、玉ねぎ?
濃厚でこってりとした玉ねぎの甘みと旨み、鶏肉の旨み、そしてスパイスが三位一体となっている。
丸祇羅的バターチキンカリー。
事前の説明で「普通のバターチキンカレーとは異なる唯一無二のバターチキンカレーですよ」とあった通り、ルーは無く、骨付きのチキンが煮込まれたもの。
かぶりつくと、身はホロリと骨から離れ、瞬時にスパイスの刺激がピリリ。
それぞれの味を堪能した後は、恒例の混ぜ混ぜタイム。
パリップ、フェンネルキーマ、チャトニ、副菜と共に、本能のままに、混ぜては食べ、食べては混ぜ。
口に入れる度に異なる、丸祇羅ワールド。
もう、美味しいとしか表現のしようがない美味しさ。
インドカレーでもない、欧風カレーでもない、唯一無二の丸祇羅カレー。
カレーとしては少々お高めだけど、それだけの価値は十分にある。
2025/02/02 更新
2024/04 訪問
丸祇羅WORLD
並んでいたら諦めようと、ビルの階段に近づく。
おっ、階段下には並び無し。
階段にも並び無し。
入口にも…並び無し!
運良くすんなり入店し、カウンターへ。
初めてではないけれど久しぶりなので、メニューを説明してもらうことに。
本日はポークカリー。
その他エビカキカリー、新じゃがフィッシュカリー、南インド式チキンカリーから、チキンカリーをチョイス。
オススメの、平日限定のショウガとミョウガのスパイス蕎麦。
トッピングは、ホタテアチャールと、ベンガル式さつまいもマッシュのピリ辛。
以上を注文。
まず運ばれたのは、ショウガとミョウガのスパイス蕎麦。
これ、本格的。
舌を痺れさせるミョウガの刺激、ショウガの酸味、スパイシーなつゆが三位一体となっている。
椎茸もいいアクセント。
「つゆはカレーにかけても美味しいですよ」と言われたけど、そんなことする時間も惜しくて、あっという間に完食。
と、来ましたよプレートが。
相変わらずの芸術的なビジュアル。
崩して食べるのが勿体無いくらい。
副菜の5品は中央のバスマティライスの上に。
ホタテのアチャールとチキンカリーは小さな器に。
バスマティの両側には、ポークカリーとパリップ、チャトニ、フェンネルキーマ。
心を落ち着かせてポークカリーから。
ホロリと柔らかなポークがゴロゴロと。
スパイス感は思ったほどなく、食べやすい。
チキンカリー。
こちらもチキンがホロホロ。
ルーは奥の深さを感じる。
遠くからココナッツの風味、これが南インド式と謳ってる所以かな。
2種のカリーの味を堪能した後は、副菜やフェンネルキーマ、パリップ、アチャールなどを混ぜながらいただく。
すると、味が幾重にも変化をし、気付くと丸祇羅WORLDにハマっている。
関内の福富町、ちょっと怪しいビルの3階。
勇気を出して階段を上がれば、絶品のカレー。
BGMのひぐらしの鳴き声も、心を整えて真摯にカレーに向き合う重要なスパイス。
2024/04/22 更新
2023/09 訪問
非日常異空間のカレーに、ハマる
横浜で、今や押しも押されもせぬカレーの人気店、丸祇羅さんへ。
横浜と言っても、かなりディープな地区の、さらにディープな建物の3階。
初めての人は通り過ぎてしまうこともあるかも。
並んでいたら諦めようかと思っていたら、タイミング良く待ちなし。
怪しげな階段を上がり、無機質な扉を開けると、そこは異国。
静かに虫の鳴き声が流れる非日常の空間でカレーをいただく。
こちらは、日替わりのワンプレートが基本で、これに別のカレーやトッピングなどを追加してカスタマイズするスタイル。
本日のメインは、スリランカフィッシュカレー。
これを、海苔と梅干しアチャールがのる平日限定盛りに。
カレーは、オレンジポークビンダルとマンガロールチキンを追加。
さらに、スタッフさんオススメのスパイス味玉。
洋梨ラッシーをいただきながら待っていると、来ましたよ、カレーが。
おーっ!
アートかと思うほどの見事なビジュアル。
作り手のセンスが存分に発揮されていて、いただく前からダウン寸前。
どの場所からスプーンを入れようかと、美しすぎて迷ってしまう。
オレンジポークビンダルとマンガロールチキンは小さなカップに。
メニューによると、プレートを彩るのは、パリップ(何?)、フェンネルキーマ、みつ葉キャベツ、水菜、人参、赤玉ねぎ和え、四角豆マサラ、パイナップルチャトニ(何?)。
どれがどれなのか、正直不明だけれど、よーく混ぜていただくと、とにかくめちゃくちゃ美味しい!
ビジュアルだけでなく、しっかりと混ぜることで味の頂点に持っていく計算され尽くした一品。
辛さは程良く、それ以上にスパイスの使い方が秀逸。
スパイスも、ピリリッではなく、じんわりと優しい。
ポークビンダルは豚肉がとても柔らかく煮込まれていて、肉全体的にスパイスが染み渡り、深い味わい。
マンガロールチキンもまた表情が異なり、とても美味しい。
ポークも、チキンも、これだけで一皿お願いしたくなる。
気に入ったのは、フェンネルキーマ。
カレー感は少ないながらも香りが良く、カレーと一緒に頂くとまた違った味わいを楽しむことができる名脇役。
そしてスパイス味玉。
一口目でビックリ。
オススメだけあって、スパイスと卵の甘みが融合していて、今まで食したことのない味わい。
溶け出した黄身がカレーの味をより一層マイルドにしてくれる。
あれこれと混ぜながら食べ進めるていくと、口に入れる度にテイストが変化して、次から次へと新たな感動が。
ビジュアルも、お味も、まさに芸術品。
毎日異なるカレーを提供しているので、恐らく何回通っても飽きずに、新たな出会いを楽しめる丸祇羅さん。
スタッフの方も説明や対応もフレンドリーで丁寧だし、なるほど人気店な訳だ。
すっかり丸祇羅さんの虜になり、また来るぞと心で叫びながらビルの階段を降り、店を後にする。
ご馳走様でした!
2023/09/28 更新
約1年半もご無沙汰。
スパイスの沼にどっぷり浸かりたくなり、久しぶりの訪問。
オープンちょい前に到着。
階段に並びは…なし!
いいぞ、すんなりと入店。
初めてオープン時に入店。
「いつものように、お一人ずつメニューを説明すると時間かかるぞ」と思ってたら、オープンと同時に入店した全員のお客様を席に着かせ、一斉に大きな通るお声で一品ずつ丁寧に説明。
なるほど!
まるでカレーについての講演を聞いているようで、これだけでも引き込まれる。
お見事!
本日はチキンカリー。
で、説明をお聞きして、これにサルサDEポークカリーとアフガンシークマライを追加。
トッピングは、スパイス味玉とホタテのアチャールを注文。
連れは、チキンカリーにカキエビカリーと丸祇羅的バターチキンカリー。トッピングは、カマスのスパイス焼きとスパイスチキン蕎麦。
チキンカリー。
口に入れると出汁の優しい旨み旨みが広がり、その後をスパイスが静かに追いかけ、辛さは角がなく心地良い。
ほろりとほどけるチキンは味染み抜群で、カレーと一体になって余韻を残す。
サルサDEポークカリー。
スパイスの立体感と、サルサの酸味、香味野菜のキレが一気に広がる。
じっくり煮込まれたポークは柔らかく、濃いのに重たさは皆無。
後半にかけて酸味、辛味、旨味がきれいに重なる。
アフガンシークマライ。
スパイシーな肉団子の中にハーブやスパイスがたっぷりの自家製肉団子。
噛むほどに肉の旨みが滲む。
生クリームとバターの使い方が絶妙で、濃度が高く華やか。
刺激に頼らず、深みで魅せる、丸祇羅の懐の深さを感じる。
スパイス味玉。
半熟のコクにクミンやコリアンダーの余韻が重なり、シンプルなのに印象は鮮明。
カレーの合間に挟むと、味の輪郭がクッと締まる。
ホタテのアチャール。
口の中で広がるのは、ホタテの甘みとスパイスの爽やかな刺激。
アチャール特有の酸味が輪郭を与え、後味にはほのかな苦味と香りが残る。
さあ、後半は恒例の混ぜ混ぜタイム。
3種のカリーとフェンネルキーマ、チャトニ、副菜を少しずつ、組み合わせの妙を楽しみながら混ぜていただく。
味が幾重にも変化し、出汁の旨みとスパイスが溶け合い、和とインドが静かに握手したような奥行きを感じる。
額に汗がじんわりと滲むが、そんなこと気にならず、最後までスプーンが止まらない。
刺激だけに頼らない、計算された美味しさがここにある。
スパイスチキン蕎麦。
一口いただいたが、これも凄い。
カマスのスパイス焼き。
魚は苦手なのでこれはいただかなかったけれど、連れは黙々とバクバク。
丸祇羅WORLDをしっかり堪能。