3回
2017/05 訪問
春光亭(R・R)@2017年05月17日(水)の昼ごはん
記事URL:http://blog.livedoor.jp/docca0312/archives/71051258.html
2017/05/26 更新
2017/03 訪問
春光亭(R)@2017年03月01日(水)の昼ごはん
待ちに待ったと言っても過言ではない「春光亭」さんのリニュアルオープンです。
場所は安城寺町です。
以前のお店をたたんで以来、この場所に店舗を借りたという噂を耳のしたのは
半年以上も前のことです。毎月、その家賃を払い続けながらも再開店しないまま
だったのですが、ようやく3月1日のオープンです。その当日にお伺いします。
午前中から映画を見ていましたので13時頃にお店に到着します。
数日前からSNSでリニュアルを伝える噂が散見されていたせいでしょう、
店外にまで5名ほど列が出来ていますが迷わず並びます。
15分ほどで店内に入ることが出来ました。
店内に入るとすぐに食券機があります。「味玉そば900円」を選びます。
満席の店内を見渡すと・・・・食べている人より待っている人が多い状態です。
席数に対して提供のスピードが間に合っていません。
チケットを握り締めたまま待つことおよそ20分ほど。
ようやく席に着くことが出来ましたが、
ここからまだまだ待ち時間が長く続くことは明白です。
事情を知らない方々は
「再開したのだからお客さんの入りが落ち着いてから行けば良いのに」って
おっしゃるかもしれませんが、店主さんの生真面目な性格を考え合わせると
いつ休業になるかが心配なのです。食べられるときに食べておかなきゃって
わけなんです。店主さんの仕事ぶりに見惚れながらカウンターを暖め続けいています。
およそ20分が経過。
食べ終わったお客さんたちはそれぞれがドンブリを
厨房カウンター隅の下げ棚に積み上げています。そのうち、
下げ棚に並びきらなくなったものがどんどんカウンターの隅を占領していきます。
お客がひとりが帰るとひとりがその席に着きながら食券を店主に渡します。
店主の眼前には十数枚の食券が無造作に並べられています。
カウンターに座った私はその食券の無造作な羅列をみながら
「一体、この方法で順番間違いなくラーメンを提供できるものなのか?」と
不思議に見守っています。しばらくはうまくいっているようでしたが
そのうち、やはり破綻してしまいました。困惑している店主の様子に
各々の客が手を挙げたり、あるいは他のお客さんを指差したりしながら
どうにか混乱を最小限に留めているようです。
・・・・・カウンターで30分が過ぎた頃
ようやく「味玉そば」が到着します。店内に入って以来ずっと春光亭の香りに
包まれていました。魚介スープの懐かしい香りです。それがついに到着しました!!
お店に到着してからおよそ60分が経過しています。休日で良かった(笑)
カウンターで確認できたのは、一度に茹でられる麺は4つのようです。
4つのテボを鍋に仕掛けたらタイマーが4分のカウントダウンを始めます。
その間にスープを準備してはいるものの、茹で上がった麺をドンブリに移してから
トッピングなどを仕上げます。そして配膳。さらに前後の工程を含めて
およそ9分に4食提供出来るとして1時間に26杯ほどでしょうか・・・・。
まぁ、そんなことはさておき
そんなことはさておきこの存在感です!! この香り!! この美しさ!!
先の店舗の2016年4月の閉店以来11ヶ月振りの、
新店舗に到着以来60分待ちの「味玉そば」です。
ドンブリがシンプルな白い器に変わっています。
写真では確認できませんがこの器のフォルムが美しい!!
トッピングは鶏肉と水菜、海苔、メンマに味玉です。
まずは、スープを一掬い、厳かに啜ります・・・・美味い!! きっと以前より美味い!!
11ヶ月振りの懐かしさと60分の待ち侘びた感をスパイスに加えているとしても
このスープはさらに美味しくなっています!! 間違いありません!!
魚の出汁がキリリと際立って鋭くなっていますが、同時に滑らかです。
第一印象で連想したのは東京新橋「纏」の「煮干そば」です。
魚介の旨味と酸味が見事です!!
麺は北海道の小麦粉「春よ恋」。表面こそツルリとしていますが
噛み締めるとモッチリとした歯応えです。これにスープがよく絡んでいます。
ご覧の通りの平打ち麺です。この麺さえも以前より旨味が増しています。驚きました!!
鶏胸肉です。おそらく低温で調理しているのでしょう。
しっとりと蒸し鶏に近い仕上がりです。
それを削ぎ切りにしているのはスープを馴染ませやすくしているのかも知れません。
味玉を箸で割ると中から黄身がトロリと溢れだしてきます。
塩気が利いていますからあっさりスープのアクセントになるのです。
それにしても!!
およそ1年振りに営業を再開した「春光亭」さんの「味玉そば」で出来上りは
予想を上回る素晴らしさです。間違いなくこれまでを上回る完成度です。
このレベルのラーメンが愛媛県内で食べられるのはうれしい限りです。
(後日談)
じつは、あまりに美味しかったもので翌々日の金曜日のランチタイムにも
お伺いしたのですが、あまりの混雑具合に諦めました。
・・・来週になれば仕事の合間にでも寄れる程度に落ち着くだろうと・・・・
すると月曜日には
「いろいろなシステムの見直しが必要になり、
しばらくお休みさせていただきます。
大変申し訳ございません。」
春光亭
という貼紙がなされていたということです。
心配していたことが思いのほか早く起こってしまいました。
ただただ再開を待つばかりです。
記事URL:http://blog.livedoor.jp/docca0312/archives/69755906.html
2017/05/26 更新
今回の記事のタイトルは「春光亭(R・R)」としました。
前回の春光亭さんの移転RenewalOpen記事には「春光亭(R)」とタイトルを
つけました。 →「春光亭(R)@2017年03月01日」
その際には、しばらく振りの再開を喜ぶと同時に、またいつ閉店するのだろう
って心配したものですが残念なことに開店5日後に閉店していました。
その春光亭さんが2ヶ月半を経てReRenewalOpenするという情報をいただいて
駆けつけたという段取りです。
もっとも空いているのは開店初日、しかもできるだけ早い時間だと認識しています。
時間が経つに連れて情報がSNSで瞬く間に拡散していくのは前回経験済みです。
さて、
11時開店だと聞いてはいたもののおうかがいできたのは12時半です。
店外には10名ほどの待ち客がいますが、前回のオープンと違うのは
店内客の少なさです。3月の折りには店内のテーブル・カウンターまで
ぎっしりと客を詰め込んでしまったもので店主さん一人がてんてこ舞いしていたのです。
ですので、こうして店外で待ってはいるものの待ち時間は格段に短いはずです。
なんと10分で着席することができました。あらためて店内を確認しますと
大きなテーブルが1卓8名、もう一方が調理場からもっとも遠い位置の4人掛けが1卓です。
他のテーブルとカウンターはクローズされています。
そして、店内にはアルバイトの女の子が2名もいます。これまではすべてを
ひとりで賄おうとしていましたから店主がテーブルまで赴いて注文を訊き
厨房に戻って調理をしながら、帰る客に頭を下げるという慌しい状況でした。
みかねた客が自ら空いたドンブリをカウンターの隅に返却しますが
店主には洗う余裕すらなく、ただただ積み重なっていくという有様でした。
さらに、さらに「番号札」が導入されているじゃないですか。この番号札が
1から15まであり、調理カウンターにはテーブル配置図が置かれていて
番号札何番の客がどの位置に座り、何を注文しているかが一目瞭然です。
ようやく、これで食べる私たちも落ち着いて食べることができます(笑)
うっしゃぁー!!これで存分にラーメンに集中出来ます!! 今回は「味玉そば(大)1,050円」
しかも店頭についてから29分で着丼するというスピーディな対応です。素晴らしい!!
まずはスープをズズっと音を立てて味わいます。空気と一緒にスープを吸い込むと
旨味がいっそう引き立つのです。
鶏チャーシューは低温調理なのでしょう、しっとりとやさしく仕上がっています。
メンマ・水菜・焼き海苔・味玉!!
加水率の高い麺はもっちりとした歯応えです。やや塩気が強めですが
スープによく絡んで最高です。「大盛り」にしたのはこの麺が好きだからです。
味玉をふたつに割って黄身の甘味をアクセントにしながらじっくりと味わいます。
どんなふうに食べたって美味しいラーメンなのですが
それでもウェイティングのお客さんの視線を浴びながら、
あるいは慌しい店主の所作を視界に入れながらの食事は思ったより気忙しいものです。
願わくば、このまま安定して春光亭さんの美味しいラーメンが食べ続けられますように。
切に切に、そう思うのであります。