魚菜っ葉さんが投稿した鮨 兵頭(愛媛/新居浜)の口コミ詳細

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鮨 兵頭新居浜/寿司

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

夏の鮨を味わいに新居浜 「鮨 兵頭」へ
カウンターを7名で貸切りにしてもらっての鮨会です。
皮切りの一品は
「無花果の白和え」
よく冷やされた器にちょこんと盛り付けられたお料理の美しさ…一品目から息をのみます。白和えのら爽やかな味わいと無花果の優しい甘みの取り合わせが素晴らしいですね。

「秋鰆の南蛮漬け」
この時期の鰆は端境期だと思われがちですが敢えて
南蛮漬けにして、黄身酢を加えてなんて仕立ては、かつての江戸っ子が初鰹を好んだような”粋”の演出なのかもしれません。もちろん味だってお見事です。
器の真ん中にスッと茗荷を立てるという夏らしい演出もさすがです!

「アコウのお刺身」
神経〆から5時間寝かせたアコウです。噛めば噛むほど甘みが際立ちます。

「帆立と九条葱のかき揚げをイリコ出汁で」
九条葱の爽やかさと帆立の甘みと食感をかき揚げに閉じ込めておいてはひとつまみほどの白米に載せて、そこにイリコ出汁を注ぐという手の込んだお料理です。イリコ出汁に滲み出るかき揚げの油の香りも秀逸です。

「太刀魚の塩焼き」
指宿で捕れた指6本の太刀魚です。太刀魚の塩焼きは大好物ですよ!以前は夏場の大衆魚だったのですけど昨今では高級魚ですよね。
この指6本の塩焼きは脂乗りも最高です!
この夏の想い出にさえなりそうな最高の味わいです!
 
「茶碗蒸し」
見た目はシンプルな茶碗蒸しです。
「少しずつ残った魚の端切れから出汁を摂った茶碗蒸しです。」だなんて大将はおっしゃいますが、なんのなんの…最高の味わいですよ。
鰹出汁をベースに鯛や椎茸の旨みがしっかりと閉じ込められています。帆立も入っているのかな?鮑もはいってます!どの食材も小さくカットされていて全体のバランスが絶妙です。

「鯵フライの大葉ばさみ タルナシソース」
肉厚な鯵の身に大葉を挟んだフライにたっぷりとソースをかけていただきます。タル梨ソースってネーミングです。
若手くんのアイデアでタルタルソースに刻んだ梨が入っています。梨果汁の甘味が爽快感を引き立てます!夏場の鯵との爽やかなマッチングが素晴らしい!いやぁ素晴らしいセンスです!

「イシモチの南蛮漬け」
これはね今日のコースには含まれてなかったのですが、仕込みの中に好物のイシモチの南蛮漬けを見つけたものですから、ねだってしまいました。
イシモチが食べられるのはこの時期だけですものね。少し厚めのコロモを纏ったイシモチをしっかりと酢につけて骨まで軟らかく仕上がっています。
甘めの南蛮酢にはビールですよね!

程よく舌も胃袋も満たされてきましたよ。
鈍感なボクでさえ、
今日のテーマは「夏鮨」なのだなぁと気づきはじめましたよ。

秋から冬の脂の乗った鮨をイメージしがちですが、こうした夏の鮨の旨味を味あわせていただけるのも素晴らしいですね!脂乗りの旨味ばかりではなく素材の活き活きとした生命力の美味さをあらためて痛感しています。

さぁ、にぎりです。

「ヒラメの昆布〆」
白身の淡白な旨味が昆布〆でグッと引き立てられています!

「伯方島の鯵」
大きな夏鯵です!美味!

「稚内産イクラ」
“日本一早いイクラですよ。成熟し切ってないから粒は小さいてますけど甘味は今です!”と大将。
パクリと口に含むとその甘みに圧倒されます。
まるで良質の玉子かけごはんのような甘味です。
それでいて後味を残さない峻烈な甘味です。

「お味噌汁」を挟んで…この味噌は鬼北町高田商店のお味噌ですって。
大将のご出身が八幡浜なものですから幼い頃におばあちゃんが作ってくれていた懐かしいお味噌汁の味わいだそうです。

「ケンサキイカ」
へベスを絞っていただきます。へベスって何?って方はググッてみて下さいね。
ただでさえ長文になってますから、ここでは書きません

「舞鶴の本マグロ」
脂は少なめですけど、そのぶん身の旨みが味わえます。まさに「夏鮨」の真骨頂ですね。
赤酢の酢飯でいただきます。
大将はネタに沿って赤酢飯と通常の酢飯を使い分けていらっしゃってます。

「根室のアカウニ」
うん!大将の手から手へ受け取りそのまま口に運びます。
夏のアカウニ!最高です!

「今治桜井産の車海老」
身の厚み。絶妙な火の通し方によるぶるりんとした食感!ここで食べる車海老はいつだって最高です。

「アナゴ 長崎対馬産」
長崎対馬のアナゴこそがトップブランドです。
ふっくらと豊かな身の味わいは唯一無二だと言って良いでしょう。いつ食べても素晴らしい

「たまご焼き」
優しいお味です。丁寧で繊細な仕上がりです。

ひと通りのお料理が終わったのですが
「今日、食べてない食材はありますか?」ってボクの質問に「シメサバがあります。佐田岬の鯖ですからハナサバですね。この時期のサバはイマイチなのですが、この個体は素晴らしかったので仕入れてきました」って心をそそられるじゃないですか…

「シメサバ炙り」
肉厚のサバを酢で〆たものをバーナーの強火で炙ります。サバの脂がバーナーの火でチリチリと燃え上がる様子も素晴らしいですね。

そしてさらに「なにかもう一度食べたいものはありますか?」って
ボクは「稚内産のイクラ」をリクエストします。
本日のテーマ「夏鮨」を最も感じられたのは、あの甘味の強い若々しいイクラだったのです。
もう一度しっかりと味わって舌に記憶をとどめます!

それにしても、今夜も最高のラインナップでした。
また、来なきゃね。
ご存知の通り”予約の取れないお店”です!

「次の予約はいつ頃なら取れます?」
大将はパラパラとスケジュール帳をめくって…

「来年の7月なら取れますねぇ」ですって。
予定を組まなきゃ

2025/09/07 更新

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