「海鮮」で検索しました。
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2014/11訪問
1回
臼杵のふぐには定評があり、その昔希代の食通として有名な政治家木下謙二郎(1869年〜1947年)の著した「美味求心(びみぐしん)」(1925年)にも「ふぐのなかでも豊後(大分)のものは格別」と特記されています。 臼杵のふぐがおいしい理由はその漁場にあります。 豊後水道には、あわびやさざえといったふぐの大好物が豊富にあり、かつ黒潮の急激な海流がその身をしまったもの にしてくれているのです。 その歯ごたえと口の中に広がる独特のうま味と風味は、臼杵で育ったふぐならではのおいしさだと言われる由縁です。 その臼杵市のふぐを食べに来るのは昨年に続いて2度目。 臼杵市の名店「ふぐまさ」をお伺いします。 ここに十数年通い続けている愛媛の社長ご夫妻のご紹介です。 このご夫妻が初めて臼杵市を訪れた際に漁協の組合長に「臼杵市で最も美味しいふぐ料理屋を教えてほしい」と申し入れて教えてもらったのがここ「ふくまさ」なのです。 店内に入るなりほのかな潮の香りに鼻腔をくすぐられます。 卓に着いて、まずは大分の郷土料理の「りゅうきゅう」とビールで口火を切ったら後は次々と現れるふぐ料理の名品です。 先ずは大皿に一人前ずつ盛られた「ふぐ刺し」…この厚みが絶妙で歯応え、うま味、香りの三者が完璧です。 続いて「ふぐ鮨」は酢めしとふぐの相性が素晴らしく大分らしい甘めの刺身醤油がばつぐんに合います。 ここでビールから地元酒造「久家本店」の「一の井手」に変更します。 ふっくらと焼き上がった「白子の塩焼き」は、わざと裏返して箸先で突っついて舐めるようにいただきます。醤油もポン酢も付けないで、うっすらとした塩味だけで愉しみます。 「ひれ酒」の香ばしさとの組み合わせも良いですね。 「唐揚げ」…これが他店の唐揚げと格段に違いがあるのはふぐ肉の旨味がその要因のひとつ、もうひとつはコロモにあるはずです。そのコロモの秘密を大将にお伺いしようとしたのですが上手くはぐらかされてしまいました 酒を久家本店の大吟醸「名残り雪」に変更します。 そして「鍋」の登場です。ふぐの美味しさは言わずもがな…地元野菜の美味しさも格別です。大分椎茸の厚みと旨味、白菜の甘み…。 ここで「白子酒」をいただきます。丁寧に裏漉しした白子を純米酒の中で撹拌してわずかに本みりんを加えたら出来上がりです。クリーミーな舌触りとほんのりとした甘みです。 そして〆の雑炊です。お見事!三杯目をおかわりしてもまだ食べ飽きません。鍋を傾けて残さず食べ切ります。 これまで食べたふぐのうちで(昨年のここ「ふくまさ」も含めて)最高のふぐ料理でしたね。 一品ごとのお料理に、まさにふぐの旨味が凝縮されています。わざわざ船に乗って来るだけの価値は十二分にありますねぇ〜。
2025/03訪問
2回
「笑食寝 たきぐち」(わたね たきぐち) 7月末に予約をしておいてお伺い出来ました。 いまや大人気店ですから早めに予約しておかないとね。 お料理はいつも通り20余点…どれも丁寧なお料理です。しかも美しい (特にこの日のかぼちゃの透けるような黄色には目を奪われました。) これだけのお料理を毎日5時間かけて作っていらっしゃる、しかも作り置きはしないということですからただただ頭が下がります。 ひとつひとつのお料理を箸で摘み上げて、その素材やお料理の仕上がりをゆっくりと眺めてから口に運び丁寧に味わう…そんな食事方法になります。 松山からだと片道2時間弱の道のりになりますが 「「笑食寝 たきぐち」(わたね たきぐち)のためだけに車を走らせる価値は十分にあります 松野町にお住まいの方々、松野町ファンの皆さん! 「笑食寝(わたね) たきぐち」ですよぉ〜 昨年(2023年)6月のオープンですから1年半ほどです。大洲「随(まにまに)」のオーナーさんのご紹介でお伺いしました。さすがお勧めいただくだけの素晴らしいお料理です。 眼の前に運ばれて来たお料理を見た途端に品数を数えることを断念して「全部で何品目のお料理ですか?」って奥さんに訊ねると「全部で21品目の日替りのお料理を準備しています。そこにお刺身とサラダですね。」ってつまりおかずが23品目、お味噌汁とおかわり自由のごはんが加わりますから25品目のお料理ということです。 そしてもちろん、ひとつひとつのお料理が丁寧な出来上がりなんです。奇を衒わない素朴な味わいなのがたまりません! ご主人に「これだけのお料理を作るのは大変でしょう?」ってお話すると「毎日5時間ほどで出来ますよ」。しかも「作り置きはしません」ですって。 どれだけお料理が好きなんですか 昨年、公務員を退職されて…こうした家庭的な佇まいのお店を持つことが夢だったんだそうです。「笑食寝(わたね)」笑って食べて寝る…って人間らしい活き活きとした暮らし方がここの店名なのです。 もちろん、全くの素人にこれほどのお料理が作れるはずもありません。お訪ねすると「若い頃に10年ほど宇和島のほづみ亭で働いてました。」とのことです。しっかりと修行を積まれた後に 今、こうして夢が叶って奥さんとふたりでお料理を作っていらっしゃるわけです…「人生の楽園」みたいな素敵なお話ですよね。 だからこそ、こんなに丁寧で素朴な味わいのあたたかみ溢れるお料理を作ることが出来るのでしょうね。 お料理からもおふたりのお人柄がうかがえます。 今日は秋が始まったばかりですが、 もう少しして冬の時期に散らつく雪を眺めながら、このお料理をぬる燗でいただくなんて最高でしょうね。 その頃までに何度かお伺いさせていただきます。 そうそう、この「おまかせ定食」は1,500円ですよ。素晴らしい!
2025/08訪問
2回
新年のご挨拶にお伺いしました。 あらかじめ電話予約していた「ビリ鯖」 この時期は鯖は美味しいんです。 鰹はちょいと弱くなるので鯖のみ予約! 「この時期は鯖が美味しいですねぇ」っておかあさんに確認すると… 「もうちょっとしたら白子を持つようになるから、そうすると味が落ちるんよねぇ」って相変わらず正直な方です。 それにしても、 外はずいぶんと冷え込んできましたので「藤娘」をぬる燗でいただきます。 キリリと身の引き締まった鯖です。こんなに新鮮で弾力に富んだ鯖は漁師町でなければ先ず食べられないでしょう。幸せ そして本日のおすすめは「地物伊勢海老焼き」 やや小さめの伊勢海老ではありますが まず香りが素晴らしい! テーブルに届いた瞬間から 磯の香りと焼き弾けた殻の香りが相俟って眩暈してしまいそうです。 箸先を身に突っ込んでメリっとすくった身を口中に運ぶと香りと同時にその身の甘さがズンっと伝わってきます。 「あぁ〜」ってうめき声が上がってしまいます。 これはぬる燗より酸味の効いた炭酸が相応しいそうですから「直七サワー」を注文します! この選択が当たり!直七の爽快感が伊勢海老に見事に合います! となると…箸先で突つくなんて面倒です。 指先に力を込めて、メリメリと身を引き剥がすことにしましょう。 火の通り具合が絶妙ですからきれいに身がほぐれます。 パクリと口に放り込んでおいては、鼻から抜ける磯の香りと伊勢海老の味の甘みを味わったところに直七サワーの爽快感!ちなみに直七とは↓ (https://www.city.sukumo.kochi.jp/taberu_theater/calendar/autumn/5816.html) 伊勢海老の塩焼きは手掴みで食べるのが最良ですな! 芳ばしく焦げた殻の一部までバリバリと味わいます その食感と香りだけでも直七サワーがあおれますやん さてさて、今夜はこれくらいにしておいて… 2軒目「あや食堂」に出かけましょうかね ビリカツオとビリ鯖をハーフハーフで… この時期のビリ鯖は最高ですね!身の締まりが素晴らしく奥歯で噛むたびにキュッキュッって音がしていそうです。 一方のビリカツオはシルキーな舌触りが楽しめます。最良のものはシルキーでさらに身がむっちりとしているのです。 うんまい 前回の「味劇場ちか」は旬の主力食材をほぼ放出済み!という状態でした…それでも美味しい!という「ちか」の実力にはおどろきましたが… さて、その際に大将(社長と呼ばれています)が「欲しいもんは先に電話で予約しといたらええんよ!」とおっしゃってくださいましたのでその通りに。 16時過ぎに電話して… 「今日は旭ガニはあります?」電話口は社長の奥さんです。「ありますよぉ〜。今日は特大、大、中、小と揃ってるけど、今日もお一人?…なら中か小やね。」この奥さんのハイトーンボイス、それでいてスローペースの声に癒されます 「ビリカツオはあります?」「ありますよぉ〜。」「じゃあ、それも。」「ビリカツオは早う来んとビリカツオやなくなるよぉ。鮮度が大事なんよ。」 …ビリカツオというのは、その日の最後に水揚げされたカツオを(ビリッケツ)大急ぎで運んで来て、すぐに食べようというものです。 「それでも置いといてください!」 「あと、ビリ鯖もありますよぉ〜」 「あぁ!それもそれも!」 「なら、ビリカツオとビリ鯖のハーフハーフにしとこうか?」って。「よろしくお願いします❣️ 」 お店に21時過ぎにお伺いすると、社長が「片桐さんやね?」って「はいはい、そうです。」 カウンターに腰掛けて、まずは生ビール! 直ぐに旭ガニが登場します!料理人の有馬さんが 「中サイズの特上を置いといたでぇ!」って。 包丁で割った甲羅の中からは白くムッチリとした身が弾けています!…うーむあまい!指先で摘んでむしゃむしゃと齧ります。 続いて「ビリカツオとビリ鯖」 鮮度の良いカツオは食感がとてもシルキーなんです。肌理細やか!そして赤ちゃんの唇のように柔らかくプックリしています。ただし味は淡いものが多いのです。が、今日のものはしっかりしています。 逆に言うなら…少し時間が経ったせいかもしれません。 その一方でビリ鯖は最高です。カツオのシルキーさに対して、鯖は身の締りがポイントです。この鯖は一息には噛み切れない力強さがあって、それでもグッと噛み締めると脂が溢れ出してきます。濃厚です。「もう!こんなに!脂がのってるんですね!」 「これから寒くなってくるとますます美味いよね」って。 「そうかぁ、これから秋、冬にはなにが美味しくなりますか?」 「まずはモズクガニ(上海蟹ね)、鯖はますます脂が乗るしね。あと11月になるとクエよね。11月の頭に仕入れたのを1週間ほど寝かせておいて刺身にするとビックリするほど美味しいですよ!」 そうね!そしてフグも始まりますものね。 美味しいものの話題は尽きません。 カニスプーンで蟹味噌を堪能して、カツオと鯖の味わいを満喫して…「なすの揚げびたし」も! 「四万十鶏の唐揚げ」はハーフで。 サワーは「四万十仏手柑」を絞って。 調子に乗って〆の「焼き鯖寿司」を二貫も注文したのは食べ過ぎでしたね。 お会計は6,330円。 食事中に大降りになっていた雨もようやく上がって まだまだ蒸し暑い夏の夜道を上機嫌でホテルへ帰ります。 「本日のおすすめ」に旭ガニって書いてあります。ウキウキしながら店内に入って早速注文すると …売切れましたって 呆然としたまま「生中550円」ともう一つのおすすめ「芋のつる煮280円」を注文します。 すると、これが美味しいんです。 鰹節であっさりと炊いているのですが油揚げのアクセントが効いていて残暑の一品目にベストマッチです。この一品だけで生中が空いてしまいます。 「刺身はなにがおすすめ?」って尋ねます。目の前の小さなメニュー表から取り外されているのは鯖とビリカツオかなぁなんて想像していると 「今夜は鯛ですね」って。…鯛なら瀬戸内のものの方が美味しいんだけどなぁと思いながらもオーダーします。 すると、これが美味しいんです。 しばらく寝かせて旨味を醸した刺身です。西日本では新鮮で身が締まったものが好まれますが、東日本では数日寝かせてイノシン酸を増やします。 この「鯛の刺身880円」はまさにそれ。 ねっとりとした食感で旨味が濃いですね。 さて、いつもなら卓上の本日のおすすめを確かめながらカウンター越しに板前さんのアドバイスを聞くのですがいかんせん今夜は売切れが多い 続いて「鯨の竜田揚げ」を初めてオーダーします。 これは給食で食べたことがありませんし、期待も出来ません… すると、これが美味しいんです。 浅く生姜醤油に漬け込んだ鯨肉は柔らかく仕上がっていて竜田揚げのサクリとした食感とのバランスが素晴らしいですし生姜醤油の香りが鯨肉に良く馴染んでいます。 卓上の小さなメニューを見て「ハラボってなんですか?」と尋ねます。「カツオの胸ビレのところです」「生でたべるんですか?」「塩焼きにします。」 そうかそうか、大正市場でも時々見かけるやつですね。「はらんぼ」って呼んでました。 一人前330円ですから、なんて軽くみていました。 すると、これが美味しいんです。 塩焼きです。しっかりとした塩加減なのはカツオの脂が強いからでしょう。カシリとした表面の下に脂乗りの良い身が隠れています。上手に焼き上げられた鯛のカマ。それより少し(高知らしい)野生味があるような印象です。 生中をおかわりしながら(生中派ではないのですが今夜のお料理には生中がベストマッチですね) 「ガシラの唐揚げ450円」です。 これはボクの定番!カウンターの上に置いてある素揚げしたガシラを注文を受けてから2度揚げします。 パリッパリに揚がったガシラを指先で摘んで、オリジナルポン酢にワンバウンドさせて丸ごと齧ります。口中で骨まで弾けます!美味い!香ばしい!ビールビール そして〆の「焼き鯖寿司」 ここに通うようになって以来、これを食べずに帰ったことはありません。(以前は2切れ食べていたけど最近は一切れね) お茶を準備してもらってゆっくりと味わいます。 この頃には店内もだいぶん落ち着いてきて板前さんたちも少し余裕が出来ます。 馴染みの板前さんが寄ってきて「今日もよく食べましたなぁ」とボクのお腹をさすります 「今日はおすすめが終わってけど美味しかったぁ!」と伝えてレジへ。 「3,973円です!」って安い❣️ いつも驚かされます。しかも今夜は「旅クーポン」を2,000円分もらってますから… 美味しいもんを存分に食べて1,973円。 いっそ四万十市に住もうか!なんて思ってしまいますよ この時期のおすすめ看板で見かけるのが「旭ガニ」です。これまでも何度か「美味いですよ!」って勧められていたのですが軽く見ていました。 まぁ「こんな安いカニが美味しいはずはないだろう」という勝手な思い込みです。注文したことがない。 ところが今回はカツオも鯖も品切れしていたので「旭ガニ」を注文したのですよ! するとね!これが超美味❣️甘みとも旨味ともなんともかんとも!とにかく美味い! カニの旨味というより伊勢海老の旨味に近いかもしれませんね。身もきめ細かですし、臭みもほぼありません。身離れも良いですし、なんなら殻ごと齧れます。 「これ美味いですねぇ〜。まいりました!」って馴染みの板さんに伝えると 「ミソもたっぷり入ってるでしょう!」ってドヤ顔です(笑) たしかにたしかに。ミソも超美味ですわぁ。 「旭ガニはいつまで食べられますの?」って訊くと 「梅雨の頃が旬です。この辺りでは7月までですね。…でもねぇ、去年は秋頃まで獲れてたんですよ。黒潮のせいかなぁ…」って。 これは何度か来なきゃ!もう一杯おかわりしようかとも思うのですが他のお料理も気になります。 「いさきの刺身をハーフで」 これも板前さんのおすすめです。このいさきはしっとりとした脂がのってます! 「美味しいねぇ」って言うと 両手の指で示しながら「美味しいでしょ!50㎝ほどはありましたからねぇ」って。いさきは初夏が旬ですものね! さらにおすすめの「焼き牡蠣」 お隣り席の若いカップルは「美味しい美味しい」とおかわりしてます。 「なすの揚げ浸し」もこの時期のボクのお気に入りです!油を吸わせたなすにカツオ出汁を浸み込まさせています。コクと爽快感が同時に味わえるんです。 〆はいつもの「焼きサバ寿司」 ここでお茶を淹れてもらいます。 旭ガニをもう一杯食べるのは諦めて… 「明日来てもカニはあります?」って、なお未練がましく尋ねると。 「明日は市場がお休みだから無いねぇ。」ですって。 今夜はお料理のほかに軽く2杯ほど呑んで4,000円弱ですよ。相変わらず安くて美味いなぁ。 味劇場ちか旭ガニツアーを企画しようかなぁ!なんて。 四万十の晩ごはんは「味劇場ちか」 いつも通りの間違いない味…なのですが GWの最中ですからビリカツオやビリ鯖はありません。 お造りは「石鯛」、 今日イチ美味しかった「イカの子の煮付け」、 季節ですね「破竹とえんどう豆」、 この時期に毎年食べている「ナスの揚げびたし」 少し脂が欲しくて「イカゲソのバター焼き」 いつもの〆は「焼きサバ寿司」…どれも美味! 本日は始めて2階カウンター席から板場を見下ろしながら飲っています。 なるほど、こうした演出が味劇場というネーミングの由来なのでしょう。 明るい時間から飲み始める背徳感が酔いに勢いをつけてくれるのですが… 料理人の包丁捌きを見るだけの独り呑みはちょいとだけ時間を持て余しますねぇ。 帰り道には今年初めてのカエルの鳴き声…初夏ですねぇ。 美味しい食材がますます目白押しです。 一言目には…暑いですねぇって。 こんなに暑いと食欲はなくなるし…(ホントです) ビールだけでいいやって! いつもの「味劇場ちか」へ。 いつも通り「びりカツオ」と「びり鯖」をどちらもハーフサイズで盛り合わせてもらってゆっくりと味わいます。 厨房を半円形に囲むカウンターにひとり腰掛け、 しかも感染防止の為のプラスチックボードに挟まれて、 眼前には柱が、その柱の奥のTVではコメンテーターが賑やかにオリンピックのハイライトを語っていますが…柱のせいでまったく見えません。 ざわつく店内で独り客はボクだけです。 カツオも鯖も、最も美味しい時期は真夏ではないなぁ…なんて思いながら…それなら鮎でもと思いますが今夜は品切れだそうです。 2品目は「焼き鳥」を。 ここで焼き鳥を食べるのは初めてです。 塩派なボクですが、今夜はタレで。 うん!美味い。 専門店の破壊力はありませんがイメージ通りの味わいです。 熱帯夜、生ビール、焼き鳥の組み合わせは風物詩ですものね。 大学生の頃、彼女とちょいちょい出掛けてた下北沢の「名児爺」って焼き鳥屋を連想してしまいます。 3品目は「ガシラの唐揚げ」 前回来た時にカウンターの上に並んでるのを見つけて注文したお気に入りです。 こぶりなガシラ(ホゴ)を背開きにして中骨を抜いて身と骨を別々に揚げています。 これを摘みあげて、指先でパシリと折って、かるくポン酢(おそらく自家製でしょう。酸味が絶妙にやわらかい)に浸して口に運びます! 鼻から抜ける香ばしさとガシガシとした歯応えとガシラの身の甘さが、この上なく夏のビールにあいます! 4品目の「焼き鯖寿司」で〆ます。 肉厚な鯖と、そこに窮屈なほどに押し込まれた酢飯を炙ったものです。 酢飯の表面が少し焦げて香ばしく、 夏鯖とはいえ…その脂と酢飯とがベストマッチです。 今夜は一切れだけで〆ようと思っていたのですが…食べ終わる頃に、ついもう一切れを追加してしまいます^_^ そして「赤出し」もね。 4,000円弱の支払いを済ませて 店外に出ると来年通りの蒸し暑い夜です。 いつもの夏と違うのは コロナ禍のストレスと東京オリンピックの歓喜が 日常にすっかり浸透しているってことです。 おやすみなさい。 酒呑み(ボクは違います)にとっての夏の醍醐味のひとつは “明るいうちから呑む!”ということだそうですね。 19時を過ぎてもまだ明るい宵の口ですから とぼとぼと歩いて「味劇場ちか」へ。 ボクが一人目の客かななんて考えながら店内に入るとすでに出来上がっているお客もいたりします。 「ありゃ、こんな時間からお客がいるんですねぇ!」って訊ねると 「お盆の頃には、17時開店と同時に満席になることもあったからねぇ。」って。 「ただし、コロナになる前やけどね。」だそうです。 アクリル板で仕切られたカウンターに座って見渡すと「旭ガニ」がズラリと並んでいます。眼の前には「ガシラの唐揚げ」も。 まずは四万十の地酒「藤娘」の常温を手元に貰って「ビリ鯖」と「ビリカツオ」の刺身をどちらもハーフで注文します。 そして「ガシラの唐揚げ」。ガシラをボク達はホゴって呼びます。 これは、注文を受けてからニ度揚げしますから頭も骨もガリガリ齧れるんです。香ばしくて骨の間の身が美味しいんです。 そもそもガシラなんて頭が大きいばかりで身体自体は小さいですから、こうして食べるのがよろしいのでしょう。 今夜は時間がありますからゆっくりと食べます。 「ビリ鯖」「ビリカツオ」はいつも通りのオーダーですが日毎に味の違いがあるのも、当たり前ですが面白いですね。…これは昨日のものの方が上等でした。とは言え、このレベルのものはそうそう食べられないはずです。 「藤娘」が空いたので「ダバダ火振り」をロックで。この栗焼酎には華やかな香りがあります。 「四万十鶏の唐揚げ」もハーフで注文します。 これまでも気にはなっていたのですけど、初めて注文します。ハーフといっても三切れもあります。 まずはコロモから立ち上ってくる香りに魅惑されて、いやがおうにも食欲がさらに加速します。 ガブリと齧ると肉汁が溢れ出ます。 外のコロモはカリリと揚がっているのに、内側の四万十鶏はぷっくりとしています。この揚げ加減は絶妙です。お見事! どんな料理でも美味しく仕上げてくださいます。 そして、今夜も天然鮎をいただきます。 じつは今夜の鮎は茶漬けで食べたいなぁと思っていたのです。なーに手間は取らせません。 熱いご飯の上に鮎をそのままのせて出汁を掛けて 山葵を添えてもらって食べたい! なんてのをお願いしようと考えていたのですが もうお腹がいっぱいです。 鮎一匹だけを食べるのが精一杯です。 今夜は早い時間から食べ始めたから もっと あれこれと食べようと思っていたんですけどねぇと、 少しばかりの心残りをかかえて店外に出ると 辺りはすっかり夜の景色です。 なぜかウキウキとしてしまいます 四万十市の夜は必ず「味劇場ちか」に居ます。 まずは「ダバタ火振り」をロックでお願いしたら、 「びりカツオ」(この日一番最後に水揚げされたカツオです。)の刺身をハーフサイズで… 今日のカツオは今シーズン最高です! シルキーな食感でその身がねっとりと舌に纏わりついてきます。 「清水サバのタタキ」もハーフで。 自家製のポン酢とサバの相性が抜群です。 もう感動しかありません! 「太刀魚の塩焼き」これがtoday’s specialですね! 大きな切り身がデンと登場します。 パリパリに炙られた皮とその下のしっとりとした白身のバランスが最高です! 皮に振られた塩気と白身とを同時に口に運ぶと良い塩加減になるのですが、身が厚いものですから、そのうち塩気が足りなくなります。 と、塩を振られてカリカリに焦げている背鰭を箸先で崩しては白身と一緒に食べます。 白身の豊潤な旨味と、塩気と香ばしさと栗焼酎とのマリアッジュは飛び切りですなぁ! さて、ここの「海鮮サラダ」はこれまで食べたことがなかったのですが、ここの海鮮サラダは絶対に美味しいはずです! という予想がハズレるわけがありません!海鮮がたっぷり! さらに、驚いたことにはトマト! 特別なものではないのでしょうが、初夏の味わいが濃厚なトマトです。 そしてドレッシングに独特な甘味があるのです…食べたことあるけど思い出せない味というのはあるもので…しばらく悩んで出た結論は…梅酒、梅シロップ…?気になってしょうがないので大将に質問するとわざわざ厨房まで確認に行ってくれます…「南高梅を使ってます。」って。 この辺りで〆られれば良いのですが…つい「豚角煮」を注文してしまいました…。脂身がとろりと蕩けて最高です。「ビールを一杯だけください!」って。角煮を箸先でほぐしながらビールで流し込む作業は大好きです。 最後に炭水化物…いつもなら「焼きサバ寿司」なのですが、今夜のおすすめ「本鮪3種盛り」がずっと気になってますもので…。行っときましょう!ビールにも合うはずです!間違いない! 「お兄さん!この近所に住んでるのかと思ってましたよ。」って馴染みの店員さんに声をかけられますから 「そもそも、この近所じゃないし、お兄さんと呼ばれる歳でもないな。」っ応えておきます。 どうやら、 四万十市の飲食店も一昨日から 20時までの営業自粛期間なんだそうです。 そんなこととはを知らずに立ち寄ったものですから 地元のひとではないと見破られたようです。(笑) さて、時計に眼をやると18時半。 いつも通りの 「びりカツオとビリ鯖をハーフで!」と注文しますが 「もう、今夜のびりカツオは硬いところしか残ってないんでカツオにしてください。」って言うから「はいはい。」って素直に片手を上げて見せます。 一人前の半分ずつを一皿に盛り付けてもらうのがハーフ&ハーフ。 そして「酔鯨」を冷やで! つい、うーん!と唸ってしまいます。 刺身と相性が良いのでスルスルと入るんです。 本日のおすすめの「シイ貝の塩茹で」 小さめの紫い貝のことをこの辺りではシイ貝と呼ぶようです。 二枚貝を開いたらそのまま指先で摘んで口に放り込むと、貝の新鮮さが一口で伝わってきます! ここのおすすめは間違いがない! 「茄子の揚げ浸し」は初夏の逸品ですし、 「土佐ジローの出汁巻」「とり天」を食べ終える頃には酔鯨を数杯重ねています。 「ラストオーダーです!」って声が聞こえてから そろそろ〆の「焼鯖ずし」を注文します。 ついつい二切れも頼んでしまいましたが、 後悔のない味です! 最後に緑茶を淹れてもらって仕上がりますが もちろん、まだ20時です… 店を出ると…近隣の店も灯りを落として 四万十の夜はひっそりとしていますから、 あの汗、酒臭い夏の宵の喧騒さぇ懐かしく思えてきます! 旭ガニは地物のカニなんだそうです。 この辺りでは梅雨の頃から獲れ初めてそろそろ終盤。茹でる前から紅いから旭ガニだとか…。 これは思いのほか身が詰まっています。 指先で摘んで磯の香りと一緒に口に運ぶとしっかりとした弾力と甘さが押し寄せてきますから、つい「おぉ!」なんて呻いてしまうのです(笑)。 さらにミソをカニスプーンで何度もすくって、すくって、すくって。ほんの僅かなカニミソでも濃厚ですねぇ、ひとサジごとにビールがすすみます…なんて言いたいのですが、じつは今夜はノンアルコールです(笑)。 この旭ガニには冷酒が絶対に合いますよ!身にカニミソを絡ませて四万十の地酒かなんかでチビチビやるのが最高でしょう! あとは、いつものビリカツオの刺身をハーフサイズで。ビリカツオの名前の由来はその日の漁一番最後の水揚げのものだからなのです。味と鮮度は言わずもがな、加えてシルキーな舌触りはここでだけ味わえるものです。 手づくり寄せ豆腐は夏の間だけのお楽しみですから注文しないではいられません!これも冷酒が良いなぁ! そうそう今回は豚角煮も注文したのです。 丁寧に作られてますね。ここでは海のものばかりを食べるのですがこうした居酒屋定番メニューも特段に美味しいのです。さすがです! さて、〆の中トロマグロのにぎりは 隣席の大阪から来ているイケメンサーファー父子が絶賛していたので注文してみます。 彼らが「これは大トロでしょ!」って言う通り口に運んだ途端に脂がふんわりととろけます! これもすごいですよ!とにもかくにも、ここ「あじ劇場ちか」は何を食べても美味し過ぎます! 〆の〆にいつも通りの焼き鯖寿司を一切れを注文して熱いお茶を淹れてもらうのです。 店を出ると激しい雨も上がり、少し秋めいた風が流れています。 次回は秋の旬を食べに来るのだぁ!って一人ガッツポーズです!(笑) 「今夜のビリカツオは最高ですよぉ〜!」って。 「ビリカツオってなんですか?」って尋ねると 今日の漁の最後に水揚げされたカツオなんだそうです。夕方に捕れたものを今夜いただく。 「しかも、今日のカツオは力がある!」なんて力説を聞きながら…ホントかなぁなんて疑いながら口に運んでビックリ! 確かに最高の美味しさです!脂のりと身のきめ細かが素晴らしい! まさに、これまで食べたカツオの中で最善のものです!「味劇場ちか」さんの清水サバは毎回美味しいのですが カツオでもここまでのものを手に入れてくるんですね。おそらくこのカツオも土佐清水のものなのでしょうね。 川海老の唐揚げ、土佐ジロー鶏の玉子焼き、そして鯖寿司の炙り!はいつもの私のお決まりですが 茄子の揚げ浸し 鯖味噌煮ニンニク丸ごと入り なんてメニューも美味! 素晴らしい! #味劇場ちか #居酒屋 #四万十市
2023/01訪問
16回
居酒屋の実力を測るには「ポテサラ」を食べろ!って言うのは居酒屋ラバーの間では広く知られるところですが 焼鳥屋の実力を測るなら「レバー」を食べろ!って言うのがボクの提言です 初めて連れて来てもらった「八朗」です。 早速「レバー」と「ぼんじり」を焼いてもらったのですが…どちらも素晴らしい この「レバー」表面を炭火でしっかりと強く焼いていながら芯の部分はレアなままです。 それでいて臭みも雑味もまるでなく旨味だけが見事に凝縮されています。すごい 「ぼんじり」も同様です。食感の確かさ脂の甘さがズッシリと伝わってきます。 この2品だけでその実力を存分に知ることになりました。 このほかの焼鳥も全て上質です。 さらに野菜も完璧なものばかりです。 なかでも「生ヤングコーンの炭火焼き」は皮を巻いたままで眼前に届けられますから自身で皮を剥いて食べるのですが、その火入れ加減が絶妙で身の柔らかさと炭焼きならではの香り、そしてそのヒゲの旨さには痺れてしまいます。絹糸のようなヒゲを指先で摘んで口に運ぶと強烈な甘みが広がります! これもこの時期だけのお宝食材ですね。 「ひげにんにくの天ぷら」の揚げ具合も最高なのはコロモの加減が精巧だからですね。 「極太アスパラの塩茹で」も素晴らしい もう、何もかもが素晴らしい 食材への目利きとこだわりが真摯なのですね。 そして正確に計算された火入れ加減はセンスと経験なのですね! 〆に「レバー」を2本追加しましたよ。(炭水化物ではなく「レバー」をリピートしたかったんです。) しばらくは通ってしまいそうです。 感激しましたよ。
2025/06訪問
1回
愛南町に来たからには「市場食堂」です! 四国でのかつおの水揚げ量はここ深浦漁港が一番なのです。 しかも、ここでは釣り上げたその日のうちに水揚げされるため鮮度が高いんです。 特に「愛南びやびやかつお」と呼ばれるものは 船上で活け締めし即、血抜き処理を行い、そのまま細かく砕かれた氷で急速に低温処理しますから格段に鮮度が良いんです。 これを目当てに県内外からお客が訪れています。 さて、月曜日の12時前です。 直ぐに食事が出来るだろうなんて思っていると、なんのなんの5組待ちです。 平日のお昼前でもこんなに人気なのですね。 しかも「びやびやかつお」を積見込んだ船から帰ってくるのは13時前だそうです。 …14時には宇和島市役所にお伺いしますので「びやびやかつお」は諦めざるを得ませんね、残念 とは言え、愛南町のかつおです! 昨日水揚げされたものでしょうが鮮度はばつぐんです。 鮮度の良いものは「たたき」ではなく「刺身」でいただくに限ります! ぷっくりと肉厚の身は優しい弾力で唇に触れて、そのまま舌先に運ぶと旨味をグイグイと押し込めてきます! いや、すごい ここを訪れるのは十数年振りになりますが当時よりはるかに美味しく感じるのは漁業のテクノロジーが進歩しているせいなのでしょうね。 いかに鮮度を保つかということが追求されているに違いありません。極めて旨い! 感動しながら食べていると漁港の組合長がおみえになりました。 びやびやかつおの水揚げを待っていられないことを告げると 「船が帰って来るのが12時45分、そこからかつおを引き揚げて、ここで食べられるのは13時やなぁ。しょうがないねぇ。次回はワシに電話してゆっくり来てやぁ!」とおっしゃっるとスタスタと漁港に帰って行かれます。 その背中を見送った後に、時間の許す限りじっくりとかつおを味わいます。 舌先と脳内にこの美味さをしっかりと刻み込んでおきます。 さて、お会計の段になりますと 「お代は組合長からいただいてます!」ってことです。加えて「組合長が帰る前に船に寄ってくださいとのことですよ。」って伝言です。恐縮です。 もちろん、御礼を告げるためにも「びやびやかつお」の水揚げが始まったばかりの漁港に向かいます。すると、さらなるサプライズが待っていました! 続きは次回に…
2025/05訪問
2回
2度目の訪問です。幼い子どもをふたり連れてましたから個室を準備してもらいましたが、とても丁寧な対応をしていただけました。ありがとうございます。 ただ、残念なのは今回のコースのお料理の素材は前回より劣ってましたね。前回が良すぎたのかな?今回は3連休の最終日だったのでイマイチだったのかなぁ? 前回が素晴らしかっただけにちょいと残念でした。 「飲み放題付きで存分に食べられて…なおかつお高くないところね」ってのが月一同級生会のテーマです。 今回は「仁平」を選びます。初めてお伺いしますが前述の条件を存分に満たすのだという噂です。 入店すると卓上にはズラリと料理が並んでいます。 「刺身の盛合わせ」は甘エビ、マグロ、鯛、ハマチ、イカ、タコ。 それとは別に「カツオのたたき」 「酢のもの」はエビ。「ボイルしたイカ」には酢味噌が添えられています。「タコの柔らか煮」。 なるほど、お料理をズラリと並べておいて、あとは飲み放題の注文を取るだけの仕組みかぁなどと思いながら、先ずは「生中」で乾杯しましょう! ってグイーッと煽りながらお料理に手を伸ばします。 おかわりは「瓶ビール」を! すると「帆立貝の塩焼き」です!旬のコーンも添えられています。 まだ、先のお料理に手をつけ始めたばかりですから卓上は大混雑になっています!もちろん、うれしい混乱ですよ! ビールを愉しみながらお互いの近況を語り合っていると…次は「鯛の煮付け」です。しかもかなりしっかりしたサイズの煮皿です。蓋を開けてみると…うっすらとした煮汁に淡い味わいの鯛。まさにこんな味付けが好きです!ゴボウ、サヤインゲン、豆腐には木の芽があしらわれてますよ。 おかわりは「冷酒」にしましょう!クイクイ ってやってると…「サザエの壺焼き」です。 …「置くところがないよぉ〜!」って笑いながらクイクイ 「シマアジのカシラの塩焼き」コレが美味い 白身のシマアジですが脂乗りが良いんですよね。カマの辺りは最高の旨味を味合わせてくれます。 そこに「牛肉のたたき」肉はこれが唯一です。 さらに大好物の「ホゴの唐揚げ」…指先でちぎって頭までガリガリと齧り尽くします! さすがのボクでもお腹はいっぱいですし…酔いも回ってきました。 このまでおよそ90分。テーブルにはまだまだたくさんのお料理が並んでいますから「ハイボール」を注文します。 ようやく〆の「炊き込みご飯」と「潮汁」です。これはしっかりとした味付けですね。大食漢だと噂されるボクでさえ、もう動けない なんとデザートまであります「スイカ」! それでも、オーダーストップまで時間がありますから「ハイボール」をおかわりしましょう。 「食べ尽くし、呑み尽くし」の2時間です。 …これで5,500円(税込)ですよ! 素晴らしい幹事の手腕です…幹事はボクですけどね。テヘっ! #例会 #飲み放題 #同級生会
2024/07訪問
2回
東京から帰省する元同僚のリクエストは「さかな工房丸万」 さらにアナゴが食べたいと言う注文も叶えるべく早々に予約をしての飲み会です。 元々は魚屋さんだったそうですね。創業は1879年と言いますから明治12年。現在の大将は4代目だそうです。「私はね、この道50年の目利きですから美味しい魚しか出しません。この居酒屋を初めてからも25年ほどになりますかねぇ」って。本気か冗談なのかわからない口調です。 そしてなにより「孤独のグルメ2017年大晦日スペシャル」で取り上げられて以来は大人気店です。 さて、ここでの注文の方法は2通りありまして、 カウンターに並べられている魚を選んで調理方法を相談するやり方と あらかじめコースを指定する方法です。 前者の方法だともちろん値段は時価(20,000円払った方も) 後者だと2,500円(だったかな?)から1,000円刻みで指定出来ます。 今回も後者の方法で5,500円コースをお願いしました。 付き出しは「ホタルイカの沖漬けとシラス」 合わせるお酒は「焼酎のロック」にしましょう。 お刺身は「ハマチ、中トロ、サーモン、ホタテ、イカ、白身(は忘れてしまいました…マゴチかな?) 1人に2切れずつ準備してくださってるところが豪勢ですな。 続いて「太刀魚の塩焼き」…昨今では、このサイズの太刀魚を手に入れることが難しくなってると聞きますからありがたいことです。塩加減が絶妙ですから酒がすすみます。 続いて「ふぐの煮付け」あっさりとした煮上がりです。付け合わせはネギと牛蒡と人参。 さて、こんなふうに書いているとあっという間に食べ終えそうなのですが、一品一品が十分な間を取りながら提供されます。「遅くてすみません」っておっしゃいますが、 むしろ、その間に太刀魚の身をほじってみたり、ふぐの骨間の肉をこそいでみたりとその旨みを存分に味わい尽くすことが出来ます。 五品目は「アナゴのたたき」です。同僚のリクエストを叶えてくださったのですが、注文したイメージは照焼きだったのですが、これは素晴らしいですね。皮の部分は香ばしくしっかりとした焼き加減ですが、内側はレアな状態でねっとりとした舌触りとその甘さが強く感じられます。 この身で芽ねぎを巻いてもみじおろしで食べたらさらに味わい深いだろうなぁなんて想像してしまいます。 六品目「ちかの天ぷら」…「ちか」なんて魚は初耳なのですが北海道辺りで水揚げされる魚だそうです。見た目も味も「ワカサギ」に近いのですが「チカ」は海水域の魚です。 柔らかい白身で口中で押し潰すことの出来る食感とじんわりと広がる甘みを特筆すべきですね。 白子の天ぷらも添えられていましたが、こちらは一転かなり濃厚な味わいです。白子好きなボクにはありがたい そして〆のごはんは「山葵ごはん」茎山葵が混ぜ込まれたシンプルなものですが、しじみ汁との相性がばつぐんで酔いが気持ち良く満たされていきます。 肩の力が抜けていくような味わいですね。 そうそう、ここのお料理はシンプルなものばかりですよね。手の込んだ方法ではなく、盛り付けを思案するでもなく、魚それぞれの個性に任せた調理方法なのでしょうかね。 およそ3時間に亘る食事会では懐かしい話を限りなく喋り続けました。次回はお盆休みに飲みましょうって約束して解散です
2024/04訪問
1回
子持ちカレイの煮付けをメインに選びます。 大鉢はちゃんぽん、小鉢ははるさめサラダ。 刺身、野菜サラダ、たまご丼で900円 …ご馳走さまでした。 #松山ランチ #松山グルメ #ぎりちゃん松山 #カレイの煮付け #ちゃんぽん #たまご丼 #昼定食 #定食 #定食屋 「鯖味噌煮定食」11月からランチが値上げです。 850円→900円 それでも安いなぁ。 ありがたいことです。 花かれんのAランチ(850円) 穴子天としらすご飯と副菜が数点…満足 家庭的なご飯シリーズ …独り暮らしだと煮魚なんてほぼ食べる機会がありません。 というわけで煮魚が食べたくなったら「花かれん」 赤魚の煮付け、刺身3種はハマチ、マグロ、サーモン。豚肉とピーマンの炒めもの、野菜サラダ、スパゲティのマヨネーズ和え、具沢山味噌汁、漬物に明太子ご飯(お米も美味しい)食後にはアイスコーヒー(もちろんホットでも)がついて850円(税込)。ありがとうございます。
2023/03訪問
4回
「旬膳・郷土膳 和日輔」 宇和島です。生家も売れてしまったものですから 帰省することも少なくなりました。 こうして、なにかの機会に帰るたびにあちらこちらと行きたくなるのですがそれもままなりません。 以前、まさにこの場所には「ときわ食堂」ってレストランがありましてね、多くの料理人さんや中居さんが働いていらっしゃいました。 我が家は女将さんと仲良くさせていただいたものですからちょいちょいとお伺いしてました。 幼稚園の頃のボクは”ざるそば”が大好物でしたが、それよりもまかないの”鶏レバーの甘辛煮”がたまらなく好きで自宅にまで届けていただいてました さて、「旬膳・郷土膳 和日輔」です。 ひとつひとつがとても丁寧なお料理です。 料亭かホテルのそれのような精緻な出来上がりですね。 昼間から冷酒が欲しくなります 和日輔さんで「なつかしオムライス」にエビフライをトッピング。和日輔さんと言えば和食なのですが…オムライスには目がないものでつい。(笑) 「なつかしオムライス」にトマトケチャップソース。残念なのは玉子を贅沢に使って内側がとろけるようにくるんであるんです。 たまごはもっと薄くパサパサの方が「なつかし」って印象なんですけどね。 これは少しリッチな「昭和の洋食屋さんのオムライス」です。
2025/08訪問
4回
広島三昧 牡蠣小屋@2014年11月19日㈭の晩ごはん