ガレットブルトンヌさんが投稿した美山荘(京都/京都市左京区その他)の口コミ詳細

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ガレットブルトンヌのレストランガイド

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美山荘京都市左京区その他/日本料理

7

  • 昼の点数:4.8

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 4.8
7回目

2024/11 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

花背の里の紅葉を愛でながら

大好きな「美山荘」にまたお邪魔できることが

でき、本当に幸せです。

京都から車で1時間半。

北山杉の美しい山肌を眺めていると、

だんだん紅葉が鮮やかになっていくのが

わかります。

今年は、例年より2週間ほど遅いようですが、

花背の里は、このときが盛り。


食事前に、ほんのひと時、散策をし、

いつものお座敷に。

川のせせらぎだけが聞こえる静かな

雰囲気の中、食事が始まります。


では、この日の内容です。

まずは、温かいあけび茶を一服。

1,銀杏味噌
  大きな朴葉上に、
  朴葉味噌で和えた銀杏。
  炭火が当ててあり、アツアツを。

  朱塗りの丸盆には、
  このお料理だけのための
  栗の木の手作り箸が。
  近隣の方々が、冬場の仕事として、
  作っているそう。

2,鯉の刺身
  湯引きした皮と、
  菊花の寒天寄せ

  こちらの鯉は、本当に清水で
  育てられているので、
  臭みも一切なく、旨味を感じます。

3,松茸雲吞の白味噌仕立て
  美山の松茸です。

4,八寸
  お皿に美山の秋が広がります。
  ・もってのほか(菊)と
   早生のミカンの胡麻酢
  ・菱の実
  ・落花生
  ・むかごの実   
   杉の枝に刺して
  ・栗のスフレ
  ・もみじ天ぷら
  ・安納芋  猪のベーコンが中に。
  ・栃餅こんにゃく
  ・鱒の燻製 葛の葉焼き
  ・菊花のチップス
   菊葉のピュレ

5,美山の松茸 炭火焼
  
6,うさぎの肉の山椒焼き
  こちらで初のうさぎです。
  秋田産。
  蕪のペーストと、削ったくるみを。
  とても柔らかなうさぎで、感動。

7,茄子のぬか漬け寿司
  シャリと茄子の間に鯖が。
  
  生姜は、大徳寺納豆で炊いています。

8,お椀
  鰻
  辛子豆腐
  丹波黒豆の枝豆
  香茸

9,子持ち鮎 味噌幽庵漬け
  杉板焼き

10、鍋
  雉、むき茸のすき焼き
  雉は丹後の平飼いです。
  山椒と。

11、なめ茸雑炊 
  お麩入り

  香の物
  ・沢庵
  ・はやと瓜のぬか漬け
  ・柴漬け
  ・昆布

12、デザート
  どんぐりのチュイール
  どんぐりのムース
  柿のアイス
  どんぐりの蜜がけ

13、栃餅
   これがありえないほど美味。

14、お薄


お供は、
・日本酒 弥栄鶴


本当に、桃源郷があったら、ここではないか、

と、静けさに包まれて、そう思います。

10年以上変わらず美しい女将の

優雅な接客にも心癒されます。

  • 美山の紅葉

  • 美山の紅葉

  • 美山の紅葉

  • 入口

  • 美山の紅葉

  • 室内

  • 小川を見下ろして

  • 室内

  • あけび茶

  • 室内から

  • 室内

  • 銀杏

  • 銀杏

  • 銀杏

  • 日本酒

  • 栗の木の箸

  • 鯉の刺身、松茸雲吞の白味噌

  • 鯉の刺身

  • 松茸雲吞の白味噌

  • 急須

  • 八寸

  • 八寸

  • 松茸

  • 松茸

  • 設え

  • うさぎ

  • うさぎ

  • 茄子の寿司

  • 茄子の寿司

  • お椀

  • お椀

  • 子持ち鮎

  • 子持ち鮎

  • 子持ち鮎

  • 雉の鍋

  • なめ茸雑炊

  • なめ茸雑炊

  • 香の物

  • 菓子

  • 菓子

  • 栃餅

  • お薄

  • 設え

  • 美山の紅葉

2024/11/20 更新

6回目

2023/04 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

春を待つ、摘み草料理

数年ぶりでお邪魔しました。

京都から車で1時間半ほど。

深い山の中にある、旅籠兼日本料理のお店です。


京都市中は、桜が満開でしたが、

こちらへ来る道すがら、みごとな野生のつつじの

群生は見られたものの、

まだこちらでは、桜の蕾がかたいまま。


お座敷からは、真下に流れる川のせせらぎと、

鳥の声だけが聞こえ、

テラスに出ると、瞑想でもしたいような

心地よい微風を感じます。


この日も、大将と女将が、久々の再会を

喜んでくれました。

では、初春の献立、内容です。

1,あけび茶

2,一献
  竹野酒造 八栄鶴

3,先付
  手つきの籠に。
  ・蕗の薹白和え
  ・こごみのくるみ味噌和え
  ・猪の燻製
  ・栃餅の衣で揚げたこんにゃく
  ・うるいに包んだ独活の梅肉和え
  ・蕨の海苔巻き
  ・川海老
  ・山吹の煮凝り

   ここまでは、栗の木の箸でいただきます。

   山菜ひとつひとつに、丁寧な仕事がしてあり、
   感心します。

4,鯉のお造り
  大悲山の、きれいな水で育った鯉です。
  くさみが一切なく、鯉の概念が変わります。
  揚げた皮
  菜の花の酢味噌和えと。
 
  菜種油と塩で。

5,白味噌椀
  よもぎ豆腐入り

6,山菜の天ぷら
  これが摘み草料理のひとつ。

  ・すじ海老とこごみのかき揚げ
  ・つつじ
  ・行者にんにく
  ・タラの芽
  ・のびる
  ・酸葉

   これを、土塩でいただきます。
   山菜が育った「土」というわけです。

7,筍
  へしこ
  花山椒
  揚げた姫皮をまぶして。

8,猪
  杉板の上に、春キャベツ。
  その中に、猪と焼いた蕗の薹、
  焦がし醤油。
  杉の香りが映っています。

9,蒸し寿司
  ひうお
  鱒の卵
  つくし
  錦糸玉子

10、煮物椀
  朱のお椀の蓋をとると、
  中には、鮮やかな緑の汁が。
  うすいえんどう豆の翡翠仕立てです。
  ぐじ、胡麻豆腐、
  独活の千切りと。

11、あまごの炭火焼
  蕗の薹の天ぷら
  蕗味噌

  石を焼き、その上に、蕗味噌と、
  煮切酒。

  すばらしいプレゼンテーションです。

12、炊き合わせ
  餅巾着
  椎茸
  蚕豆
  蕪餡で。

13、ご飯
  芹と鴨の炊き込みご飯
  香の物

14、水物
  酒粕とミルクのアイスクリーム
  日向夏のメレンゲ
  いちご

15、焼いたよもぎ餅
 
16、お薄

お供は、
・能登 宗玄 純米酒


毎回思いますが、

こちらでしか味わうことができない

唯一無二のお料理です。

美しい大地、美しい水、澄んだ空気の

恵みを感じます。

また、すぐお邪魔したいほどです。


  

  • あけび茶

  • 室内

  • 室内

  • 先付

  • 先付

  • 先付

  • 先付

  • 八栄鶴

  • 鯉のお造り、白味噌椀

  • 鯉のお造り

  • 白味噌椀

  • 菜種油と塩

  • 山菜の天ぷら

  • 山菜の天ぷら

  • 土塩

  • 女将

  • 蒸し寿司

  • 蒸し寿司の器

  • 蒸し寿司

  • お椀

  • うすいえんどう豆の翡翠仕立て

  • あまご焼き

  • あまご焼き

  • 炊き合わせ

  • 炊き合わせ

  • 香の物

  • 芹と鴨の炊き込みご飯

  • 芹と鴨の炊き込みご飯

  • 水物

  • 水物

  • よもぎ餅

  • よもぎ餅

  • お薄

  • 室内

  • 室内

  • 外観

  • 外観

2023/04/08 更新

5回目

2019/11 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

日本の秋に囲まれ、秋の料理を愛でる

日本料理は、四季を映し、皿の中に四季を表現するのが、

特徴的ともいえます。

こちらは、四季が表現された料理を楽しむだけでなく、

すぐそこに、その四季を感じることができる、

稀有な場所でもあります。

というのも、京都市内から山道をうねうねと車で1時間半ほど。

人里離れた山間にひっそりと佇む料理旅館です。


今年の紅葉は例年より遅く、まだ枝先のほんの僅かでしたが、

それでも、山間の息を飲むような紅葉の美しさと、

清流のせせらぎの音だけに囲まれていただく

美山の料理は、市中では体験できない貴重なものです。


もうこちらにお邪魔するようになって、何年か経ちますが、

いつも美しい女将の楚々とした品の良い接客に

心が癒されます。

今回は、いつにも増して、料理に進化が見られ、

きわめて満足度の高い内容でした。

では、お献立です。

まず、あけび茶がふるまわれます。
山間で摘んだあけびを干して造る自家製です。

1、一献
  朱塗りの丸盆に、
  手ぬぐいと、酒杯。
  銀杏みその朴葉炉
  姫大根 あちゃら漬け
 
  本醸造の生酒がふるまわれます。

2、向付
  鯉造り
  薬味おろし

3、汁
  新米餅
  水からし
  白味噌仕立て

  この、えもいわれぬコク。
  これにつられて、やってきます。

4、八寸
  ・ぽろたん 栗
  ・本黒豆 共和え
  ・川海老  脇の清流でとれたもの
  ・栃もちこんにゃく
  ・地玉子味噌漬け
  ・鮎一夜干し
  ・小豆かるかん
  ・生落花生  丹波 蒸し焼きに。

5、強肴
  焼き松茸
  かぼす

  女将が炭火に炙ったまま、持ってきて、
  取り分けてくれます。

6、お凌ぎ
  岩魚 にぎりすし
  わらいぶし仕立て

7、土瓶蒸し
  松茸、雉丸、水菜、柚子

8、焼物
  子持ち鮎の杉板焼
  すだち

9、炊き合わせ
  名物、きのこ鍋
  舞茸、虚無僧茸、なめ茸、れんこん餅
  むかご、ねぎ
  
  いつも思いますが、この出汁、
  他ではけして味わえません。

10、御飯
  栗御飯
  香の物

11、水物
  大城柿 キャラメリゼしてあります
  ナッツアイス
  さる梨

12、菓子  
  くるみ葛焼き

13、お薄


こちらのきのこ鍋をいただくと、

本当に、日本の秋を実感します。

毎回いただく料理のクオリティはもちろん

ですが、

今回、例えば、土瓶蒸しの中に入っていた

雉丸(雉団子)には、はっとするほどの

旨味と滋味があったり、と

ディテールが確実に進化していることが

わかります。


帰りには、美男美女カップルである

大将と女将が、見えなくなるまで、

見送ってくださいました。


  • 女将

  • 一献

  • 一献

  • 姫大根あちゃら漬け

  • 向付

  • 鯉造り

  • 八寸

  • 土瓶蒸し

  • 土瓶蒸し

  • 子持ち鮎杉板焼き

  • 子持ち鮎杉板焼き

  • 子持ち鮎

  • きのこ鍋

  • きのこ鍋

  • 香の物

  • 栗御飯

  • 黒御飯

  • 水物

  • 大城柿

  • ナッツアイス

  • くるみ葛焼き

  • お薄

  • 山の紅葉

  • 山の紅葉

  • 室内

  • 室内

  • 月見台

  • 土瓶蒸し

  • 大将と女将

  • 女将

  • 岩魚のにぎりすし

  • 焼き松茸

2019/11/10 更新

4回目

2019/04 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

春を待つ山郷で愛でる美山料理

昨年秋に続き、お邪魔しました。

京都市内は、桜が満開でしたが、市内から1時間半

山間に入ったこちらは、1か月以上季節が戻ります。

まだ、桜の芽も固いですが、お料理には、もう春が近いことが

感じられます。

毎回、訪れるごとに、こちらの実力には驚かされます。

まず、その独創性。

山間ならではの地の利を生かした山菜や魚。

プレゼンテーションの妙は相変わらず。

そして、女将をはじめとした皆さんの心温まる

ホスピタリティ。

今回も、右手にある個室で、

川のせせらぎを聴きながらの食事です。


それでは、今回の内容です。

まずは、あけび茶。


1、地酒
  丹後の「八坂鶴」亀寿ハイブレンド
  昔ながらの製法で作られているもので、
  かなり限定品です。

2、春の摘み草籠

  地元の人が、この籠をもって、山菜取りに
  行く、という籠に、八寸が。
  その美しさにしばしみとれます。

  
  ・うるい 梅ゼリー
  ・こんにゃくの栃餅あられ揚げ
  ・川海老 素揚げ
  ・のびるの根
  ・こごみ
  ・猪ベーコンと三つ葉
  ・蕨の干瓢巻き
  ・いさぎ (琵琶湖の魚)

3、鯉の刺身 
  皮は湯引き。

4、お椀 
  白味噌、鯨ベーコン、三つ葉

5、山菜天ぷら
  ・蕗の薹
  ・タラの芽
  ・つくし
  ・酸葉
  ・こごみと車海老のかき揚げ
  ・山つつじ
  ・行者にんにく
  ・こしあぶら

6、筍 
  竹を半分に割った器に、
  筍の皮をかぶせて、登場。
  皮を取ると、
  中から、炙った筍、からすみ、木の芽、むら芽が。
      
7、京都牛
  京都牛のバラ、芽独活、花山椒
  醤油のタレ
  

8、しのぎ 
  蒸し寿司(ちらし寿司)
  こごみ
  氷魚(ひうお) 稚鮎です。
  いわなの卵

9、煮物 
  うすい豆
  揚げたまじか(にごい)
  桜餅
  独活
  柚子の花

10、アマゴの炭火焼き
  炭火で焼かれながら火鉢で登場。
   眼下を流れる川でとれたもの。
  葉山葵の甘酢漬け

11、炊きあわせ
  筍、蕗、餅、若芽、蚕豆の茶巾

12、ご飯
 蕗味噌
    
   香の物

13、日向夏ゼリー

14、よもぎ餅

お薄

お供は、純米吟醸酒 「夜明け前」


こちらの白味噌のお椀には、いつも感心させられます。

そして、今回は、山菜の天ぷらの仕上がりの良さに驚嘆。

からりとした食感と、山菜の香り高さ。 素晴らしいです。

あまごの炭火焼も秀逸でした。


帰りは、女将と3名の中居さんたちが、整列して、

いつまでも見送ってくれました。

  • 外観

  • 外観

  • 店内

  • 月見台

  • 眼下を流れる川

  • 店内

  • あけび茶

  • 室内

  • 室内

  • 摘み草籠

  • 摘み草籠

  • 八寸

  • 白味噌椀と鯉の刺身

  • 鯉の刺身

  • 白味噌椀

  • 山菜天ぷら

  • 京都牛バラの煮込み

  • 蒸し寿司

  • うすい豆の汁

  • あまご

  • あまご

  • 炊き合わせ

  • 香の物

  • 蕗味噌

  • ご飯

  • ご飯

  • 日向夏ゼリー

  • 日向夏ゼリー

  • よもぎ餅

  • お見送り

  • お見送り

  • お薄

  • お薄

2019/04/10 更新

3回目

2018/11 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3

京都の奥座敷、せせらぎの音を聞きながら

もう何度もお邪魔している「美山荘」ですが、

今回は、ことのほか秀逸でした。

いつものように、向かって右側の川に面した

建物の個室へ。

月見台と呼ばれるテラスがついていて、

そこからは、美しい紅葉とせせらぎの音を

楽しむことができます。

しーんと静まり返った山の中。

さらさらと流れるせせらぎの音以外、なにも聞こえません。


そこへしずしずと料理が運ばれてきます。

それでは、この日の食事です。

日本酒をいれて、30000円ほど。

1、アケビ茶
  燻製香の利いたお茶からスタートです。

2、一献
  朱塗の杯に弥栄鶴がふるまわれます。

3、銀杏

  七輪の上に、棒葉が。
  そこには、たっぷりの味噌に生姜、椎茸、銀杏が。

4、鱒のお造り

  皮は湯引きで。

5、お椀

  白味噌に、新米のお餅と芥子
  
  毎回、これがお目当てなほど、好みです。

6、八寸

  *枝豆の和え物
  *菱の実
  *川海老の天ぷら
  *茹で落花生
  *黄身の味噌漬け
  *蒟蒻の揚げ物
  *かるかん (副料理長が鹿児島の出身なので)
  *鮎
  *紫芋のチップスを葉の形に。
  *さつま芋を銀杏の形に。

7、松茸

  炭火の上に、たくさんの松茸をのせて、
  女将登場。
  本当にいつお会いしても、楚々とした品のある
  美しい女将です。
  
  名残の松茸をかぼすでいただきました。

8、おこわ

  黄色に色づいた蔓と葉を巻きつかせた
  竹かごに、おこわの入った竹の皮が
  並びます。
  竹の皮を開けると、
  むかご、百合根、椎茸、しめじの入った
  おこわが。

9、土瓶蒸し

  松茸と鯉です。
  こちらの池で飼っている鯉で、
  とても洗練されたお味。

10、子持鮎の杉板焼き
 
   この時期の鮎は、卵をもっていて、
   栄養がぞちらに行くので、身には一仕事。
   味噌幽庵焼きで、杉の香りを移していました。
   これが秀逸。
   かぼすをちょっと絞っていただきます。

11、きのこ汁

  この時期の「美山荘」の真骨頂。
  舞茸、なめ茸、虚無僧茸、黒皮茸に
  海老芋を入れた、えもいわれる汁です。
  粉山椒と。

12 、栗ご飯

   大好物が続いて登場。
   ほくほくの栗がたっぷりです。

   香の物

13、代白柿
  柿の葉茶アイスクリームに、さるなし
  くるみの葛餅

14、お薄

お供は、早瀬浦。


秋の味覚満載な時期ですが、

それにしても、それ以上に今回はどれも

仕事が際立っていました。

深山ならではの秋。

満喫させていただきました。


  

  • 部屋から月見台を

  • 銀杏味噌

  • 銀杏味噌

  • 一献

  • 銀杏味噌

  • お箸

  • 白味噌椀

  • 八寸

  • 松茸

  • 松茸

  • 松茸

  • 松茸

  • 酒器

  • おこわ

  • おこわ

  • おこわ

  • 土瓶蒸し

  • 土瓶蒸し

  • 土瓶蒸し

  • 鮎の杉板焼き

  • 女将

  • 鮎の杉板焼き

  • 鮎の杉板焼き

  • 鮎の杉板焼き

  • きのこ汁

  • きのこ汁

  • 女将

  • 女将

  • きのこ汁

  • きのこ汁

  • 香の物

  • 栗御飯

  • 栗御飯

  • 水物

  • 水物

  • くるみの葛餅

  • くるみの葛餅

  • お薄

  • お椀

  • 敷地内の紅葉

  • エントランス

  • 入口

  • 月見台

  • 床の間

  • 部屋から

  • 部屋から

  • 月見台と紅葉

2018/11/08 更新

2回目

2017/04 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0

春爛漫の美山荘

昨年秋に引き続き、お邪魔しました。

京都市内は桜が満開ですが、この山の中はまだ春はもう少し先。

道中、山の中に、たくさんの紫の花の群生が見えました。

なんだろうと運転手さんに聞くと、つつじ、とのこと。 珍しい野生の紫のつつじです。

山の中も、春の足音が少し聞こえています。

さて、今回も川のせせらぎの聞こえる和室です。

月見台に出ると、ちょっと肌寒さを感じ、桜のつぼみはまだ固いです。

しかし、お料理は春爛漫でした。 そして、「美山荘」ならではの、山菜が盛りだくさん。

1、地酒         まずは、丹後の地酒を

2、八寸         蕗の薹 白和え
             うるい 梅ゼリー
             こんにゃくの栃餅あられ揚げ
             琵琶湖のもろこ
             黄身の味噌漬け
             えんどう豆 豆腐 (黄身の味噌漬けと串に刺されて)
             川海老 素揚げ
             のびる
             こごみ 松の実

3、お椀         白味噌  蚕豆葛寄せ

4、鯉の刺身       皮は揚げてあります。
             蕨の昆布〆
             のびると辛み大根をおろしたもので。

5、自然薯        酢をきかせたタレで。

6、天ぷら        野草   酸葉(すいば、と読みます)
                  行者にんにく
                  こごみ
                  タラの芽
                  こしあぶら
                  タンポポの葉
                  つつじの花

7、筍          筍のプレゼンテーションが秀逸でした。
             外見は、筍が土から出てきたような状態で、皮つきでお皿に。
             しかし、皮はかぶせてあるだけで、ぽこっと上に引き抜けます。
             中から、本体が登場。
             付け焼きにしてあり、究極に柔らか。

8、いのししのコンフィ  油漬けにしてあります。
             野三つ葉
             蕗の薹
             椎茸   と一緒にすき焼き仕立てに。

9、しのぎ        蒸し寿司
             こごみ、いたどり、ぜんまい、つくし
             氷魚(ひうお) 稚鮎です。
             湯葉の錦糸をかけて。

10、煮物        薄切りの蕪で、甘鯛、ウド、たんぽぽ、わさびの花を覆っています。
             すまし汁で

11、アマゴの炭火焼き  炭火で焼かれながら火鉢で登場。
             美しいプレゼンテーションです。

             夏みかんの入った酢で。

12、炊きあわせ     筍、菜の花、うずら団子

13、ご飯        鱒とせりの炊き込みご飯

             香の物   蕪、菜の花、沢庵、昆布

14、牛乳ゼリー     美山町の牛乳です。
             はっさくのマーマレード
             クコの実
             野人参の葉

15、よもぎ餅

お供は、純米吟醸酒 「夜明け前」


いつもながら、完璧なホスピタリティ。

静かな山あいの里の落ち着いた時間。

美しい女将の笑顔。

もうすぐ来る春を力いっぱい感じさせてくれる料理の数々。

とことん楽しませてくれるプレゼンテーション。

いい時間でした。


  • 和室の設え

  • 月見台から

  • つぼみはかたいです

  • 掛け軸

  • あまご

  • あまご

  • 炊き込みご飯をかき混ぜて

  • 初めのプレゼンテーション

  • 初めのプレゼンテーション

  • 八寸

  • 八寸

  • 鯉の刺身とお椀

  • 鯉の刺身

  • 白味噌椀

  • 自然薯

  • 自然薯

  • 天ぷら

  • 天ぷら

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  • いのししのコンフィ

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  • 香の物

  • ご飯

  • 牛乳ゼリー

  • よもぎ餅

  • 抹茶

2017/04/14 更新

1回目

2016/11 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0

あの午餐は、夢か現か・・・・

<2016年11月>

 1年ぶりの再訪です。

 急速に色づいた紅葉が青空に映え、まさに錦絵の世界を創りだしてくれました。

 思いがけず、ちょっと早い紅葉の見ごろとなり、この幸運に感謝です。

 昨年同様、通常は宿泊棟となる座敷を使用させていただきました。

 月見台に出ると、小川のせせらぎだけが聞こえ、なんとも風流です。

 さて、この日は、ランチで、25000円のコースをお願いしてありました。

 京の山の秋を表現したお皿には、登場するたびに、ため息がでます。

 そして、この時期の名物、きのこ鍋は、想像をはるかに超える美味さ。

 本当にこの時期に来られてよかったです。

 さて、料理です。

1、銀杏の朴葉焼き      大きな朴葉に、味噌和えの銀杏がたっぷり
               蕪の甘酢を添えて

2、鯉の刺身と皮

3、白みそ椀         豆腐、香草

4、八寸           菊菜と菊葉のお浸し
               地卵の黄身の味噌漬け
               川海老の素揚げ
               ひしの実
               生らっかせいの塩ゆで
               こんにゃく
               栃餅のあられまぶし
               紅葉に見立てた芋チップ

5、松茸の炭火焼き      京北町の松茸です。 すだちで。

6、おこわ          むかごと百合根と椎茸

7、土瓶蒸し         松茸とぐじ

8、子持ち鮎の杉板焼き    味噌幽庵漬けの鮎です。 卵がたっぷり。

9、虚無僧茸         トマトと麹を和えた酢で。
               虚無僧のかぶりものに形が似ているから、この名前が。

10、きのこ鍋        土鍋に、舞茸、なめ茸、ねずみ茸、そして、蓮根餅が。
               かつお、昆布の出汁に、茸からの出汁が出て、えもいわれぬ旨みが。
               3種類以上の茸だと、出汁が相乗効果になってより美味、と
               女将が説明してくれました。
               これは、噂には聞いていましたが、聞きしにまさる美味しさ。

               山椒の粉。 これについていたスプーンがなんと栗で作ったスプーンなのです。
               栗のいがが爆ぜると、中から3つか4つの栗が出てきますが、いくつかにひとつ、
               実が入っていないものがあり、その皮だけのものをとって、土地の老人がスプーンに、
               作ったきたそうです。 
                

11、栗御飯         土鍋に栗がたっぷり

12、香の物         はやと瓜、たくあん、柴漬け、昆布

13、柿、柿の葉アイス、さるなし(キィウイの原種で日本で自生)

14、栃餅

15、抹茶

お供は、まず、エビスビール。

食事の前に、丹波の地酒、「弥栄鶴」

途中で、長野の大吟醸「夜明け前」

 美しいプレゼンテーションに魅了されました。

 まさに、これは夢か現か・・・・・。

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<2015年10月>

京都市内から車で1時間ほど。 北山杉を愛でながら、山深く分け入っていきます。

秋の晴天に恵まれ、真っ青な空に、色づき始めた紅葉が映えて、輝きを放っています。

かねてより、訪問したかったので、わくわくです。 想像以上のすばらしいロケーション、料理、ホスピタリティ、すべてに満足しました。

今回は、通常宿となるお部屋で食事をいただきました。 床の間には、季節の掛け軸とお花が。 

外には、テラスが。 聞けば、これは「月見台」と呼んでいるそうです。 さすが、風流。 その月見台の外には、渓谷のせせらぎ。 対岸の紅葉も

ほのかに色づいています。 爽やかな秋空。  静かにしていると、聞こえるのは、川のせせらぎだけ。 これ以上の舞台があるでしょうか。

こんな素晴らしい環境でいただけるとは、それだけで、テンションが上がります。

この日のお献立。

あけび茶

弥栄鶴 (丹後の地酒)

1、一献      銀杏みそ  
          蕪 あちゃら漬け(柑橘の甘酢漬けです)
          朴葉炉

          大きな朴の葉で、銀杏を味噌焼きに。

2、向付      鯉造り   琵琶湖の鯉をこちらの山水の生簀で越冬させた、とのこと。 臭みまったくなしです。
          共皮    皮せんべいです。
          間引大根  昆布〆

3、汁       香茸とうふ
          からし
          白みそ仕立て

4、口取      むかご  葛よせ

5、八寸      菱の実
          鮎風干し
          虚無僧茸 味噌漬け
          川海老
          生落花生 塩焼き
          はつか大根  柿ゆべし入り
          地卵味噌漬け オレンジ色に輝いてました
          栃もちこんにゃく

6、強肴      焼き松茸     炭火入りの大きな器の上に、松茸がたっぷり。 プレゼンテーションが素晴らしい。
                   福井、名田庄村のもの。

7、お凌ぎ     鯖寿司
          大徳寺生姜   
          鯖の皮目を炙ってあります。 中に山椒が。

8、土瓶蒸し    松茸、鰻、水菜、柚子

9、焼き物     子持ち鮎  杉板焼き  すだちで。

10、炊合     ひろうす
          舞茸
          紫ずきん
          庵仕立て

11、ご飯     栗ごはん  柴栗を天日干ししたもの
          香の物

12、水菓子    木の実アイス、柿のすり流し

13、菓子     栃餅

お薄

京の山郷の秋、満喫の献立でした。 

食事の終わりに、女将さんが挨拶にきてくださいました。 聞きしに勝る美女です。 いろいろな方からこちらの女将さんのことは伺っていましたが、

なんとも楚々とした艶のある方でした。 

京都市内に戻ってきて、振り返ると、なんともこの3時間半に及ぶ午餐が夢の中のできごとのよう。 山の中で、なにかの魔法にでもかかっていたかの

ような、そんな気分にさせてくれるほど、心地よい時間でした。


          

  • 抹茶

  • 栃餅

  • 柿と柿の葉のアイス

  • 香の物

  • 栗御飯

  • 栗御飯

  • きのこ鍋

  • 山椒

  • きのこ鍋

  • 女将

  • 女将

  • 虚無僧茸

  • 子持ち鮎の杉板焼き

  • 子持ち鮎の杉板焼き

  • 子持ち鮎の杉板焼き

  • 子持ち鮎の杉板焼き

  • 土瓶蒸し

  • 土瓶蒸し

  • 夜明け前

  • おこわ

  • おこわ

  • おこわ

  • 松茸

  • 松茸

  • 松茸

  • 松茸

  • 八寸

  • 八寸

  • 白みそ椀

  • 鯉の刺身と皮

  • 白みそ椀、鯉の刺身

  • エビスビール

  • 弥栄鶴

  • 銀杏の朴葉焼き

  • 銀杏の朴葉焼き

  • こんな景色を見ながら

  • 月見台

  • 月見台

  • 内装

  • 内装

  • 紅葉

  • 紅葉

  • 内装

  • 内装

  • 欄間

  • 内装

  • 内装

  • 外観

  • 外観

  • 敷地の紅葉

  • 入口

  • 入口その2

  • こんな山の中です

  • 装飾

  • 個室

  • 月見台

  • 床の間

  • 月見台から見下ろす渓谷

  • 月見台からの眺め

  • あけび茶

  • 銀杏みそ

  • 銀杏みそ

  • 手ぬぐい

  • 鯉造り、香茸とうふ

  • 鯉造り

  • 香茸とうふ、白みそ仕立て

  • 日本酒

  • むかご

  • むかご

  • 八寸

  • 景色を愛でながら

  • 焼き松茸

  • 焼き松茸

  • 焼き松茸

  • 鯖寿司

  • 土瓶蒸し

  • 土瓶蒸し

  • 土瓶蒸し

  • 骨董のお皿

  • 子持ち鮎 杉板焼き

  • 杉板焼き

  • 子持ち鮎の杉板焼き

  • 炊き合わせの器

  • 炊き合わせの器

  • ひろうす

  • 栗ごはん

  • 栗ごはん

  • 香の物

  • 栗ごはん

  • 木の実アイスと柿すり流し

  • 木の実アイスと柿すり流し

  • 栃餅

  • 栃餅

  • 抹茶

2016/11/19 更新

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