15回
2023/08 訪問
夏の思い出、セララバアドの夏
セララバアドでは、四季でメニューが変わります。
創業以来、お邪魔し続け、
橋本シェフの優しいお人柄に触れるとともに、
その優しさを映す、ノスタルジー香る、
心温まるお料理に、いつも感動を新たにします。
夏のメニューは、
あるときは、高原に、
あるときは、海辺にいざなってくれます。
そして、小さいとき、そんなことしたよね、
と思い出させてくれることも。
今回は、ノンアルペアリングを
お願いしました。
では、セララバアドの夏、
始まりです。
1、イケバナ ハモン
ピザ生地にジュニパーベリーや
松の葉の粉末を練りこんで枝に
見立てています。
その枝には、秋田産の生ハムと
香川のオリーブ
2、キャラメルポップコーン
キャラメルの薄い膜の中に、
ポップコーンムースと
その粉末と塩。 一口で!!
繊細そのもの、儚さを感じる一品。
3、朝露
大きな蓮の葉に、朝露に見立てた、
じゅんさい入り梅こぶ茶の玉
4、花蜜
小さいときに、つつじの軸の蜜を吸ったり、
レンゲの花を編んだり、そんな思い出を料理に。
レンゲを編んだ花飾りの中央に、
オレンジ色と黄色のナスタチウムの花が。
その軸をとって、蜜を吸います。
5、ペトリコール ゲオスミン
ガラス容器の底に、黒い艶々の石が。
ペトリコールは、雨が降る前の匂い、
ゲオスミンは、雨上がりの匂い。
雨の匂いなのですが、実はとても科学的なもの
なのです。
ガラスをとって、黒い石の香りを。
その後供されるトマトコンソメジュレ
で作られた雨紋の料理に、
先ほどの黄色の花弁をちぎって
浮かべます。
6、夏の高原
ハーブを内部に入れた透明な皿に、
清水牧場のプティニュアージュチーズと、
レモングラス風味のミルク、
青草の香りのするオリーブオイル、
りんごを薄くしたシートを。
今回は、ここに、桃を合わせています。
ミルクの自然な甘みを楽しめるチーズと、
ラベンダーの香りを楽しみながら。
7、海辺
いつものガラスボックス。
まずは、大きな巻貝を耳にあて、
海の音を楽しみます。
ムール貝の殻の塊の上に、カレー風味の
ムール貝のフライが。
甘海老。
砂に見立てたのは、しらすとアンチョビ。
波は、蛤のジュで。
蓋を開けると、細いボトルに、この日のメニューが。
8、夜海
炭火で炙った白烏賊と、小玉葱、枝豆。
器の蓋に、イカ墨のレース状チップスが。
繊細そのもの。
9、大穴子 雑穀 クレソン
炊き上げた雑穀とトウモロコシの上に、
大穴子のフリット。
フリットの衣は、エスプーマしています。
マーガオをアクセントに。
10、玉手箱
青いリボンのデザインがあしらわれた
陶器の蓋つきの器。
蓋をとると、スモークが。
帆立貝の瞬間燻製と、
細くカットして揚げたズッキーニ。
11、和牛 野菜の涙
低温調理した和牛のロース。
赤ピーマン、茄子、トマトと
その焼き汁のソースで。
サワークリームと西洋山葵を
添えて。
12、檸檬
国産レモンのジュレを、
美しいメレンゲで包んで。
お皿の淵には、抹茶を散らしています。
13、トマト、蛍、木漏れ日
いつものエンボスのお菓子の缶に。
*トマトのマカロン
*シークワーサーの琥珀糖(木漏れ日にみたて)
*透明なレンゲに、
エルダーフラワーとマローブルーの
シロップをゼリーにしたもの。
中に、黄色の粒が入っていて、
レンゲを下から見ると、蛍のよう。
14、線香花火
福岡の花火屋さんの線香花火と、そこからいただいた和紙で
作った線香花火に見えるパチパチキャンデー。
本物の方は、お持ち帰りです。
パンとオリーブオイル
ノンアルコールドリンクペアリング
1、ノンアルシャンパーニュ
2、オレンジとパッションフルーツのソーダ
胡瓜とフェンネルがたっぷり
3、キウイとホップのスパークリング
4、スイカジュースに、日本薄荷の氷
5、凍頂烏龍茶とグレープフルーツ
苦みが効いています。
食後は、ミントとレモングラスのフレッシュハーブティ
まるで、3時間で、夏休みを体験させて
いただいたかのようなディナー。
いつものように、温かい気持ちを
お土産に。
ノンアルシャンパーニュ
イケバナ ハモン
キャラメルポップコーン
朝露
花蜜
ペトリコール ゲオスミン
ペトリコール ゲオスミン
ペトリコール ゲオスミン
オレンジ、パッションフルーツ、ウイキョウの実
オリーブオイル
夏の高原
夏の高原
パン
海辺
海辺
キウイホップスパークリング
ボトルに入ったメニュー
夜海
夜海
夜海
スイカ、薄荷
玉手箱
玉手箱
玉手箱
凍頂烏龍茶とグレープフルーツ
和牛 野菜の涙
檸檬
檸檬
小菓子
小菓子
蛍
線香花火
ハーブティー
2023/08/26 更新
2021/12 訪問
幼いころの冬を思い出す、心温まるお料理です
14回目の「セララバアド」です。
あ、書いていない回もあるので、もっとかもしれません。
年4回、季節ごとに変わるメニューは、
四季を反映すると同時に、橋本シェフ独特の
心温まる、ノスタルジーを感じるお料理です。
特に、冬は、
「あ、そういえば、子供のころ、こんなことが
あったよね」とか、「そうそう、冬ってこうだった」
という、冬景色を思い起こさせてくれて、
なんとも心がほっこりするのです。
この日もシェフズシートへ。
アクリル板が設置されましたが、
キッチンで、お料理が作られ、盛りつけがされるのを
目の前で見ることができ、
ワクワクします。
さて、冬メニューのスタートです。
今回は、ノンアルコールペアリングで。
1、樹氷 コットン
花瓶に活けられた枝には、雪に見立てた
綿と綿あめ。もちろん、綿あめだけ食べられます。
樹氷を表現しているのです。
綿あめの中には、塩とクローブとナッツを
キャラメリゼしたものが。
さらに、ピザ生地で作った枝に
塩漬けのラルドを巻いたもの。
1品目から、真冬の世界へ。
2、毛玉 ビーツ
毛玉をイメージした、という作品。
レフォールで香りをつけたサワークリームを
極細切りにして揚げたビーツで包んであり、
本当に毛玉のよう。
この感性に、毎回酔います。
美しいだけでなく、本当に美味。
3、林檎 マンチェゴチーズ
真っ赤な紅玉が丸ごと登場。
その中央が垂直にくりぬいてあり、
りんごのチュイールで巻いたマンチェゴチーズの
アイスクリームが。
4、Gift
なにかが紙で包まれて登場。
紙を広げると、そこには、手のひらが
モノクロで印刷されていて、
その上に、小さなタルトが。
タルトの中には、牡丹海老、根セルフィーユ、
グレープフルーツ。
エディブルフラワーを美しくトッピング。
手のひらは、橋本シェフの愛娘とか。
5、折り鶴
もう代表作ともいえる、根セロリの折り鶴。
あまりにも繊細な仕事で、毎回ため息です。
隣りには、岩手産ホロホロ鶏の白レバー。
根セロリをコンソメで炊き、生姜ときのこの
ソースと。
6、冬の大地
パースニップピュレの上に、黒オリーブのパウダーで
大地を表現。
その上に、ミニ冬野菜が並びます。
テーブルに供されてから、シェフが、
雪にみたてた発酵バターのパウダーをかけてくれます。
いつ見ても、キュートそのもの。
7、帆立貝 カルドッソ
煮込んだスープの米料理。
大麦、米、葉にんにくに、
帆立貝。
貝の出汁のコクがたまりません。
8、百合根 白子 トリュフ
百合根のエスプーマに、トリュフの香りを
つけたミルクの泡。
鶏の出汁のソース。
白子のフリットを浮かせ、
黒トリュフをたっぷり散らして。
9,アンコウ チョリソ
じゃが芋とくるみで包んだアンコウを
ソテー。
トマトとチョリソーをシート状にし、
レザーを表現。
玉葱ソース。
燻製ベーコンの泡を。
なんと、チョリソーをそう使うとは・・・。
10、紀州鴨
低温調理してから、黒ニンニク、スパイス、
赤ワインのタレを皮目に塗って、サラマンダーに。
揚げた海老芋
くるみのピュレ
春菊ソース
プチベールのソテー
滋味豊かな鴨です。
10、対照 カカオ
2つのカカオデセール。
ひとつは、大きくて、冷たくて、軽い
もうひとつは、小さくて、温かく、濃厚
まず、一つ目。
なんと大きなショコラのかき氷、に見えますが、
エスプーマした氷だそう。
カカオのパウダーがたっぷり。
一瞬、こんなにたくさん食べられるかしら、
と思いますが、軽いので、スイスイです。
もうひとつは、
蓋つきのフェルトの容器に入った
チョコレートケーキ。
隣には、雪の結晶をのせた苺。
その上から、雪に見立てたホワイトチョコの粉末を
シェフが目の前で、振りかけてくれます。
11、ミニャルディーズ
夏場には、海辺をあしらった料理に使用される
箱型ガラスケース。
その蓋に、曇らせたシートを貼ってあります。
「冬の曇った日の窓ガラス」をイメージとのこと。
あまりの抒情豊かなプレゼンテーションに感動します。
しかも、曇ったガラスを指でなぞると、バラの香りが。
中身は、
・エルダーフラワーのシロップのスノードーム
・小さな小さな飴のドームの中には、極小のチョコレートケーキ
・封印の蝋を象ったラズベリーソーダとホワイトチョコ
・栗とフランボワーズのタルト
フレッシュハーブティ(ミント、レモングラス、生姜)
パンとオリーブオイル
お供は、ノンアルコールペアリング
1、薔薇の香りのノンアルマティーニ
Japanese Craft Gin 欅
2、りんごスパークリング
ホップの香り
3、黄ビーツと生姜
土の香りがします。
冬の大地とベストマッチ
4、知覧茶 ゆたかみどりと漬けた金柑
5、ひとつだけ、赤ワインをいただきました。
信州たかやまワイナリー 2018
メルロー&カベルネ
毎冬ですが、橋本ワールドに魅了されました。
シェフの優しいお人柄が成せるファンタジーの世界。
しばし、子供のころに戻り、幸せな世界に
浸らせてくれます。
そして、帰り際。
寒くないようにと、ホッカロンがプレゼントされます。
温かさに包まれる冬の宵。
ファンタジーの入り口
メニュー
マティーニ
マティーニ
樹氷 コットン
樹氷 コットン
コットンの中には
毛玉 ビーツ
毛玉 ビーツ
林檎スパークリング
林檎 マンチェゴチーズ
林檎 マンチェゴチーズ
作業するシェフとスタッフ
Gift
Gift
Gift
ぱんとオリーブオイル
折り鶴
折り鶴
黄ビーツ 生姜
シェフとスタッフ
冬の大地
冬の大地
帆立貝 カルドッソ
帆立貝 カルドッソ
知覧茶
ゆり根 トリュフ 白子
ゆり根 トリュフ 白子
アンコウ
シェフ
アンコウ チョリソー
アンコウ チョリソー
赤ワイン
紀州鴨
紀州鴨
対称 カカオ
対称 カカオ
対称 カカオ
対称 カカオ
ハーブティ
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
2021/12/27 更新
2021/01 訪問
心が温かくなる「セララバアド」の冬
創業以来通い続けているこちら。
今回は初めてランチタイムに伺いました。
ちなみに、ランチは土曜日のみです。
橋本シェフがにこやかに、シェフズシートに案内して
くれます。
前回は、シェフズシートとキッチンの間には、
ビニールが吊り下げられた状態でしたが、
今回は、アクリル板が設置され、対策も万全。
このシートだと、キッチンの様子が手に取るように
見えるので、シェフとスタッフさんたちの無駄のない
整然とした動きを見るのも、楽しみのうち。
さて、冬メニューのスタートです。
橋本シェフの冬のワールドは、
幼いころの冬景色を思い起こさせてくれて、
本当に、
心の芯まで温めてくれます。
今回は、ノンアルコールペアリングで。
1、樹氷 コットン
キッチンでは、スタッフの一人が、
綿あめを作っています。
花瓶に活けられた枝に、その綿あめをつけます。
樹氷に見立てているのです。
そのうち、ひとつは本物のコットン。
もうひとつは、塩とクローブとナッツをキャラメリゼして、
綿あめにくるんでいます。
さらに、ピザ生地で作った枝に
ラルドを巻いたもの。
真冬の景色が広がります。
2、毛玉 ビーツ
毛玉をイメージした、という作品。
レフォールで香りをつけたサワークリームを
極細切りにして揚げたビーツで包んであり、
本当に毛玉のよう。
これを初めて見たときは、心底感動しました。
美しいだけでなく、本当に美味。
3、林檎 マンチェゴ
真っ赤な紅玉が丸ごと登場。
その中央が垂直にくりぬいてあり、
りんごのチュイールで巻いたマンチェゴチーズの
アイスクリームが。
4、ボタン海老とグレープフルーツのタルタル
コースとは別に、シェフからプレゼントの一品。
セルフィーユの根の上に、ボタン海老と
グレープフルーツのタルタル。
セルフィーユの根の甘さが感動的。
焼き石にのせて登場します。
5、折り鶴 根セロリ
開店当初はこれが話題になりました。
根セロリの折り鶴。
あまりにも繊細な仕事に脱帽です。
フォアグラの脂でソテーしたインカのめざめの
上に、味噌をかくし味にしたフォアグラと
キノコと生姜のソース。
6、冬の大地
パースニップピュレの上に、黒オリーブのパウダーで
大地を表現。
その上に、ミニ冬野菜が並びます。
テーブルに供されてから、シェフが、
雪にみたてた発酵バターのパウダーをかけてくれます。
定番ですが、冬野菜にすべて仕事が施されています。
キュートそのもの。
7、蟹 カルドッソ
スペインの煮込んだスープの米料理。
今回は、大麦で。
蟹とホワイトアスパラガスをふわふわの
蕪蒸し仕立てにしたものが中央に。
8、百合根 白子 トリュフ
百合根のエスプーマに、トリュフの香りを
つけたミルクの泡。
鶏の出汁のソース。
白子のフリットを浮かせ、
黒トリュフをたっぷり散らして。
9、紀州鴨
焼き目がきちっとついた鴨。
揚げた海老芋
くるみのピュレ
春菊ソース
10、カカオ対照
2つのカカオデセール。
ひとつは、大きくて、冷たくて、軽い
もうひとつは、小さくて、温かく、濃厚
まず、一つ目。
なんと大きなショコラのかき氷、に見えますが、
エスプーマした氷だそう。
カカオのパウダーがたっぷり。
大きいのに、軽いので、すんなり食べられます。
もうひとつは、
蓋つきのフェルトの容器に入った
チョコレートケーキ。
隣には、雪の結晶をのせた苺。
その上から、雪に見立てたホワイトチョコの粉末を
シェフが目の前で、振りかけてくれます。
11、ミニャルディーズ
夏場には、海辺をあしらった料理に使用される
箱型ガラスケース。
その蓋に、曇らせたシートを貼ってあります。
「冬の曇った日の窓ガラス」をイメージとのこと。
あまりの抒情豊かなプレゼンテーションに感動します。
しかも、曇ったガラスを指でなぞると、バラの香りが。
中身は、
・エルダーフラワーのシロップのスノードーム
・小さな小さな飴のドームの中には、極小のチョコレートケーキ
・封印の蝋を象ったラズベリーソーダとホワイトチョコ
・栗とフランボワーズのマカロン
フレッシュハーブティ(ローズマリー、レモングラス、アップルミント
パンとオリーブオイル
お供は、ノンアルコールペアリング
1、ベリー入りのノンアルシャンパーニュ
2、りんごとジャスミン
りんごの氷のヘタは、クローブで、
溶けてくると、香りが。
3、黄ビーツと生姜
土の香りがします。
冬の大地とベストマッチ
4、八女茶と漬けた金柑
5、澱紅(てんこう)という中国の紅茶に
花梨、カカオ、苔桃
ノンアルのブラッシュアップされています。
今回も、橋本シェフの詩情豊かな日本の冬に魅了されました。
シェフのお人柄そのもの。
寒い冬。 今年は、温かさがより一層身に沁みます。
ベリー入りノンアルシャンパーニュ
タグつき
樹氷 コットン
樹氷 コットン
樹氷 コットン
毛玉 ビーツ
毛玉 ビーツ
リンゴとジャスミン
林檎 マンチェゴ
林檎 マンチェゴ
林檎 マンチェゴ
ボタン海老のタルタル
ボタン海老のタルタル
折り鶴 根セロリ
折り鶴 根セロリ
パン
黄ビーツ 生姜
冬の大地
冬の大地
蟹 カルドッソ
蟹 カルドッソ
八女茶 金柑
ゆり根 白子 トリュフ
澱紅(てんこう)という中国の紅茶に花梨、カカオ、苔桃
紀州鴨
紀州鴨
紀州鴨
カカオ対照
カカオ対照
カカオ対照
カカオ対照
カカオ対照
カカオ対照
カカオ対照
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
栗
スノードーム
ラズベリーソーダ
スノードーム
ハーブティ
2021/01/17 更新
2020/06 訪問
6年目の夏
開店以来、四季折々にお邪魔しています。
6年目の夏となりました。
いつもの、シェフズシートですが、
コロナ対策で、キッチンとの間にビニールシートが。
テーブルは、16席を12席に減らしての営業です。
始めに渡される小冊子には、シェフ作「セララバアドの旅」が綴られています。
このストーリーに沿って、お料理が登場するのです。
しかも、今回は、ストーリーにかわいい女の子が登場。
さて、彼女はだれでしょう。
橋本シェフの夏メニュー、開始です。
1、イケバナ ハモン
ピザ生地にジュニパーベリーや
松の葉の粉末を練りこんで枝に見立てています。
その枝には、北海道どろ豚の生ハムと香川のオリーブ
2、キャラメルポップコーン
キャラメルの薄い膜の中に、ポップコーンムースと
その粉末と塩。 一口で!!
3、朝露
大きな蓮の葉に、朝露に見立てた、じゅんさい入り梅こぶ茶の玉
4、花蜜
小さいときに、つつじの軸の蜜を吸ったり、
レンゲの花を編んだり、そんな思い出を料理に。
レンゲを編んだ花飾りの中央に、オレンジ色のナスタチウムの花が。
その軸をとって、蜜を吸います。
5、ペトリコール ゲオスミン
ガラス容器の底に、黒い艶々の石が。
ペトリコールは、雨が降る前の匂い、
ゲオスミンは、雨上がりの匂い。
雨の匂いなのですが、実はとても科学的なもの
なのです。
ガラスをとって、黒い石の香りを。
その後供されるしじみの出汁で作られた雨紋の料理に、
先ほどのオレンジの花弁をちぎって浮かべます。
6、夏の高原
ハーブを内部に入れた透明な皿に、
清水牧場のプティニュアージュチーズと、
レモングラス風味のミルク、
青草の香りのするオリーブオイル、
りんごを薄くしたシートを。
今回は、ここに、桃を合わせています。
ミルクの自然な甘みを楽しめるチーズと、
ラベンダーの香りを楽しみながら。
7、海辺
いつものガラスボックス。
ムール貝の殻の塊の中に、ひとつだけ食べられるムール貝が。
カレー風味で、中身は、ムールのエキス。
砂に見立てたのは、しらすとアンチョビ。
波は、蛤のジュで。
蓋を開けると、細いボトルに、この日のメニューが。
今回は、大きな巻貝が添えられています。
耳に近づけると、はっきり海の音が。
不思議です。
ここで、音楽が渚の音に。
8、夜海
炭火で炙った白烏賊と、小玉葱、枝豆。
器の蓋に、イカ墨のレース状チップスが。
繊細そのもの。
9、穴子 雑穀 クレソン
炊き上げた雑穀とトウモロコシの上に、穴子のフリット。
フリットの衣は、エスプーマしています。
クレソンのソースと黒酢のソースで。
10、玉手箱
今回の新作です。
青いリボンのデザインがあしらわれた陶器の蓋つきの器。
蓋をとると、
帆立貝の燻製と、細くカットして揚げたズッキーニ。
11、那須高原和牛 マコモダケ
低温調理し、さらにローストした和牛。
ジャガイモのピュレ。
マコモダケと。
11、ピニャコラーダ
沖縄の島本爺が作った伝説的な極上パイナップルのはずですが、
収穫が極めて短く、昨年はタイムリーだったのですが、
今年はダメでした。
で、ゴールデンパイナップルで。
少し凍らせたフレッシュのパイナップルを、
スクイーズして、液体窒素で凍らせた究極の
ピニャコラーダ
12、夏の夕暮れ
私が最も気に入っているデセールです。
中央には、満月に見立てた琵琶のコンポート。
赤紫蘇のシロップに、レモンシュガーを落とすと、
紫から群青に。
刻々と変わる暮れなずむ夏の空。
詩情豊かで、胸がキュンとします。
13、よもぎ 蛍 木漏れ日
いつものエンボスのお菓子の缶に。
*よもぎのマカロン
*シークワーサーと琥珀糖のゼリー(木漏れ日にみたて)
*透明なレンゲに、
エルダーフラワーとマローブルーのシロップをゼリーにしたもの。
中に、黄色の粒が入っていて、レンゲを下から見ると、蛍のよう。
14、線香花火
福岡の花火屋さんの線香花火と、そこからいただいた和紙で
作った線香花火に見えるパチパチキャンデー。
本物の方は、お持ち帰りです。
パンとオリーブオイル
ノンアルコールドリンクペアリング
1、シャンパーニュ
ここだけお願いして、アルコールのほうに。
2、オレンジとパッションフルーツのソーダ
胡瓜とフェンネルがたっぷり
3、ノンアルコールビールとジンジャー
レモングラスの香り
4、スイカジュースに、日本薄荷の氷
5、凍頂烏龍茶とグレープフルーツ
苦みが効いています。
食後は、ミントとレモングラスのフレッシュハーブティ
世界的な未曾有の事態と、
2か月に及ぶ自粛で、
陰鬱になりがちな昨今ですが、
橋本シェフのお料理は、そんな気分を
吹き飛ばしてくれるほど、
温かさと懐かしさと癒しをもたらしてくれます。
「人は人を旅する」
セララバアドの旅。
まだまだ、これからも楽しみです。
セッティング
シャンパーニュ
イケバナ ハモン
イケバナ ハモン
キャラメルポップコーン
朝露
朝露
花蜜
ペトリコール ゲオスミン
ペトリコール ゲオスミン
オレンジとパッションフルーツのソーダ
夏の高原
夏の高原
パン
キッチン
ジンジャービア
海辺
海辺
海辺
夜海
夜海
スイカ
穴子 雑穀 クレソン
穴子 雑穀 クレソン
玉手箱
玉手箱
凍頂烏龍茶とグレープフルーツ
キッチン
那須高原和牛 マコモ
那須高原和牛 マコモ
ピニャコラーダ
夏の夕暮れ
ヨモギ 蛍 木漏れ日
ヨモギ 蛍 木漏れ日
蛍
線香花火
ハーブティ
2020/06/19 更新
2020/03 訪問
桜と和歌、セララバアドの春
今年も「セララバアド」の春が巡ってきました。
この春も、すべての料理に、和歌をペアリングさせ、
より、料理の感性を深く味わうことができます。
メニューの裏のバーコードを読み取ると、
スマホで、料理ごとの和歌を読めます。
厳選された和歌ばかりで、情緒豊か。
桜に始まり、桜で終わる、日本の春。
何度いただいても新鮮な感動がある橋本シェフの
お料理には、繊細な感性と、心のやさしさを感じます。
春に登場するメニュー「トペニ ワッカ」は、
楓の樹液を球体にしているものですが、
シェフが厳寒の冬、秩父の山奥にある楓の生産者の
ところまで足を運び、実際に樹液が採取されるところを
見て、仕入れをしています。 まだ、生産量も少ない
国内産の楓の樹液です。 そんなたった2cmの球体に
労を惜しまない橋本シェフの思いが詰まった料理なのです。
では、春の世界スタートです。
コースは、11000円
そのほかに、アルコールかノンアルのペアリングを
選びます。
今回はノンアルペアリングを選びました。
*印は、ドリンクペアリング
1、桜
桜の枝に見立てたグリッシーニに、
馬肉の味噌漬けを生ハム仕立てにしたものを
巻きつけたものと、
香川産オリーブが、
桜の花とともに。
<和歌>
在原業平 古今和歌集
*桜スパークリング
岩手県くずまきワイン
ソメイヨシノ酵母
グラスに、タグがついていて、
料理名とペアリングドリンク名が
書いてあります。
2、フィトンチッド
ドーム型のガラスケースが登場。
上部に渡された枝には、松が。
ドームをとって、内部を鼻に近づけると、森の香り。
下部には、茸、松の葉、松の実をパウダー状にした
サブレに、柚子の花のピクルス。
*きよみ、リンデン、炭酸のドリンク
3、トペニ ワッカ
アイヌ語で、楓の樹液という意味。
① 球体に仕上げたものをスプーンで。
② その楓の樹液を煮詰めたのがメープルシロップなので、
それで炊いたりんご、と
揚げた豚の皮にブーダンノワールを塗ったもの。
野草のサラダを
揚げたタピオカの上に。
4、白魚 スマック タコス
いつも、小菓子を入れるエンボスの缶に、
白魚のタコス
根セロリチップ
チコリ
文旦
スマックは、中東のゆかりのようなスパイス
5、春の高原
清水牧場のクアルク(チーズ)をムースに。
ローズウォーター、クランベリー、はちみつで仕上げた、
美しいピンクの泡。
皿の縁には、ビーツと
リンゴで作られた小さな蝶々が3匹。
カラフルな草花を詰め込んだガラス容器で供され、春爛漫。
6、棚田 八海山サーモン 蕪
昆布〆したうす切りの蕪で、
八海山の虹鱒を包み、
段々状にすることで、棚田をイメージ。
虹鱒のいくらを散らして。
7、雨紋
水面に打つ雨をイメージ。
しじみの出汁ジュレに、甘エビと小さな青野菜。
ジュレの表面に雨紋を作っています。
*ルバーブ
カルダモンとアーモンド
8、春の大地
アボガドと蕗味噌で作った大地に、
ブラックオリーブを。
そこに、山菜のフリット。
9、筍 蛍烏賊
筍の先っぽでカバーされた料理が。
カバーを取ると、中からは、
トマトベースの蛍烏賊
10、桜海老、海藻、うど
あさり出汁で炊いた大麦、押し麦、うど
揚げた桜海老をたっぷりかけて。
*抹茶 林檎
点茶
抹茶が入った茶碗が登場。
あとから、温かいリンゴジュースを注ぎ、
茶筅で混ぜます。
11、春霞 鮎魚女
皮目をパリっと焼いた鮎魚女の入った
器が登場。
あとから、シェフがひとつひとつ、
そこに霞をたなびかせます。
12、ホロホロ鶏
岩手のホロホロ鶏を低温調理。
空豆、アスパラガス
キノコのソース
*薫香和紅茶
ウィスキー樽と文旦
グラスの淵に、文旦を添えて、
香りを楽しめます。
13、檸檬
レモンムース
六(ジン)のジュレ
きれいにメレンゲで飾って
周囲には、抹茶を。
14、小菓子 ガラス箱で
ヤラズノ雨 エルダーフラワーゼリーに雨を
*最後の一品なので、この名前
和紙 綿あめを平らにして、和紙のように。
薔薇 マカロン
蕗の薹 焼き菓子
*スペシャル
この日は、友人たちの中に、
バースデーの人がいました。
シェフ特製ガトーショコラでお祝い。
15、ハーブティー
カモミールとオレンジ
パンとオリーブオイル
相変わらず、めくるめく橋本ワールド。
まるで、童話の中を旅しているような
時間です。
ドリンクペアリングのタグ
セッティング
桜スパークリング
桜
桜
フィトンチッド
トペニ ワッカ
トペニ ワッカ
フィトンチッド
きよみ、リンデン、炭酸
トペニ ワッカ
白魚 スマック タコス
白魚 スマック タコス
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2020/03/22 更新
2019/06 訪問
今年の夏も「セララバアドの旅」を
開店以来、ずっとお邪魔しています。
5年目の夏となりました。
いつもの、シェフズシートで、
シェフや、新人くんたちとお話をしながら。
新作も加わり、「セララバアドの旅」はますますわくわく度を
増しています。
始めに渡される小冊子には、「セララバアドの旅」が綴られています。
これだけでも、なんとも心温まる詩情豊かさを感じられるのですが、
その上に、そのポエムと同じお料理が登場するのです。
物語は、こう締めくくられています。
「この旅で見つけた素敵なものは、全部誰かにあげて
しまったので、手元にはただのひとつも残りませんでした。
みんなの喜ぶ姿が、セララバアドにとって一番の
「素敵なもの」だったのです。
最後に見つけた素敵なものは、心の中にありました。」
シェフの気持ちが投影されています。
そんな温かな心をもつ、橋本シェフの夏メニュー、
開始です。
1、イケバナ ハモン
ピザ生地にジュニパーベリーや
松の葉の粉末を練りこんで枝に見立てています。
その枝には、北海道どろ豚の生ハムと香川のオリーブ
2、キャラメルポップコーン
キャラメルの薄い膜の中に、ポップコーンムースと
その粉末と塩。
3、朝露
大きな蓮の葉に、朝露に見立てた、じゅんさい入り梅こぶ茶の玉
4、花蜜
小さいときに、つつじの軸の蜜を吸ったり、
レンゲの花を編んだり、そんな思い出を料理に。
ガラスボトルの上には、レンゲを編んだ花飾り。
そのガラスボトルには、ナスタチウムのオレンジ色の花。
まず、その花の蜜を吸ってみます。 ほんのり甘い。
・新作の沖縄の作家さんのガラス皿に、
稚鮎のフリットと透明なガスパチョのゼリー。
オレンジの花弁をちぎって、ちょっとほろ苦くして。
5、夏の高原
ハーブを内部に入れた透明な皿に、
清水牧場のプティニュアージュチーズと、
レモングラス風味のミルク、
青草の香りのするオリーブオイル、
りんごを薄くしたシートを。
ミルクの自然な甘みを楽しめるチーズです。
ラベンダーの香りを楽しみながら。
6、海辺
いつものガラスボックス。
ムール貝の殻の塊の中に、ひとつだけ食べられるムール貝が。
カレー風味で、中身は、ムールのエキス。
砂に見立てたのは、しらすとアンチョビ。
波は、蛤のジュで。
蓋を開けると、細いボトルに、この日のメニューが。
今回は、大きな巻貝が添えられています。
耳に近づけると、はっきり海の音が。
不思議です。
ここで、音楽が渚の音に。
7、夜海
炭火で炙った白烏賊と、小玉葱、枝豆。
器の蓋に、イカ墨のレース状チップスが。
繊細そのもの。
8、穴子 雑穀 クレソン
炊き上げた雑穀とトウモロコシの上に、穴子のフリット。
フリットの衣は、エスプーマしています。
クレソンのソースと黒酢のソースで。
9、海 森 循環
新作です。
シェフが、宮城県唐桑で出会った帆立貝。
森が豊かになると、海も芳醇になる、という循環で
生まれた帆立貝。
身が厚く、しっかりした旨味があります。
大きな帆立貝の殻で蓋をして、登場。
皿の底には、燻したお茶の葉を敷り、森のイメージ。
その上に、焼き石と帆立貝。
ロメスコソースで。
素敵なお皿は、珍しい鉄製。
でも、とても薄いのです。
実は、森の養分を吸収するには、鉄分が
必要だそうで、そこから新作の鉄皿にしたそう。
10、那須高原和牛 マコモダケ
今回は、イチボを低温調理し、
さらにロースト。
ジャガイモのピュレ。
マコモダケと。
11、ピニャコラーダ
今回は、とってもタイムリーでした。
沖縄の島本爺が作った伝説的な極上パイナップルが
入荷していたのです。時期が短いので、滅多に
お目にかかれません。
旨味と甘みがギュっと詰まっています。
少し凍らせたフレッシュのパイナップルを、
スクイーズして、液体窒素で凍らせた究極の
ピニャコラーダ
12、夏の夕暮れ
私が最も気に入っているデセールです。
中央には、満月に見立てた琵琶のコンポート。
赤紫蘇のシロップに、レモンシュガーを落とすと、
紫から群青に。
暮れなずむ夏の空。
詩情豊かで、胸がキュンとします。
13、よもぎ 蛍 木漏れ日
いつものエンボスのお菓子の缶に。
*よもぎのマカロン
*シークワーサーと琥珀糖のゼリー(木漏れ日にみたて)
*透明なレンゲに、
エルダーフラワーとマローブルーのシロップをゼリーにしたもの。
中に、黄色の粒が入っていて、レンゲを下から見ると、蛍のよう。
14、線香花火
福岡の花火屋さんの線香花火と、そこからいただいた和紙で
作った線香花火に見えるパチパチキャンデー。
本物の方は、お持ち帰りです。
パンとオリーブオイル
ノンアルコールドリンクペアリング
1、ノンアルコールシャンパーニュ
2、オレンジとパッションフルーツのソーダ
胡瓜とフェンネルがたっぷり
3、ノンアルコールビールとジンジャー
レモングラスの香り
4、スイカジュースに、日本薄荷の氷
5、凍頂烏龍茶とグレープフルーツ
苦みが効いています。
食後は、ミントとレモングラスのフレッシュハーブティ
温かな雰囲気に包まれて、
セララバアドの旅は終わり、
そして、初夏の宵も暮れていきました。
物語が綴られた小冊子
ノンアルコールシャンパーニュ
イケバナ ハモン
イケバナ ハモン
キャラメルポップコーン
朝露
朝露
オレンジとパッションフルーツのソーダ
花蜜
花蜜
花蜜
稚鮎のフリット
稚鮎のフリット
オリーブオイル
夏の高原
夏の高原
パン
橋本シェフ
海辺
海辺
ノンアルコールビールとジンジャー
橋本シェフ
夜海
スイカジュースと日本薄荷の氷
橋本シェフ
穴子 雑穀 クレソン
穴子 雑穀 クレソン
海 森 循環
海 森 循環
海 森 循環
お肉をカット
那須高原和牛 マコモダケ
那須高原和牛 マコモダケ
凍頂烏龍茶とグレープフルーツ
ピニャコラーダ 調理中
ピニャコラーダ
夏の夕暮れ
小菓子
蛍
フレッシュハーブティー
線香花火
2019/06/30 更新
2018/10 訪問
秋の森、落ち葉の音を聴きながら
4年目の秋となりました。
落ち葉を踏みしめる秋の森に連れていって
くれるかのような、ロマンティックで、ポエティックな
演出。 この夜も、深まる秋を実感できる
素晴らしいお料理とプレゼンテーションでした。
コースは、10000円。
ドリンクマリーアジュコースがマストで、
アルコール 6000円、 ノンアルコール 5400円。
この日は、アルコールペアリングでいただきました。
それでは、秋の森へ。
テーブルには、落ち葉型に切り抜いたメニューのネックレス。
1、イケバナ
生け花が登場。
白く焼き上げた生地で枝を作り、
そこに、和歌山産鴨の生ハムが。
本物の枝には、香川産オリーブが刺さっています。
2、スパークリングマスカット
マスカットとマスカットワインのゼリーを
エスプーマし、二酸化炭素を加えて、
シュワシュワに。
3、根セロリ カンナ
と、メニューに書かれていて、カンナ?と
花なのかと思いきや、
登場したのは、鉋屑のカンナ。
そのカンナのように、根セロリを薄くして
ロール状にし、サワークリームと生粒胡椒、
フェンネルを。
繊細そのもの。
4、森の朝
苔と朝霧を演出しています。
アボガド、ピスタチオ、オレンジジュースのムースを
減圧して気泡を大きくし、苔に見立てています。
テーブル上で、森の香りのエッセンスを注ぐと、
朝霧がふわーっと。
タイムの泡をのせた、茸の出汁のスープがつきます。
5、落葉の森
いつものガラス箱の中には、落ち葉が。
上部には、森が表現されています。
トリュフを探す豚。 豚足、耳、尻尾を使った
トリュフ風味のコロッケの隣りに、ハーブオイルを
つめた豚ちゃんが。
アスパラのソテー
揚げ銀杏
巨峰に見立てたのは、フォアグラと砂肝のムースと
ポルト酒。
赤すぐりをあしらって。
6、烏賊 茸
白烏賊に茸を詰めて焼き上げています。
マッシュポテト、甲殻類のソース
マイクロセルフィーユを添えて
7、マジャク
有明産 穴シャコを皮ごと揚げたもの。
地元で、「マジャク」と呼んでいる、とか。
アムチュールという青マンゴーのスパイスを塗って
あり、ちょっと酸味がします。
シャルドネビネガーの泡
酸味のあるマンゴー
8、丹波黒鶏 ほおずき 藁
丹波黒鶏を瞬間燻製したもの。
藁とスモークをつめたガラスの器の上に
シートが張られ、鶏を少し動かして、
シートを叩くとスモークが漏れてくる、
という凝った演出。
丹波黒鶏の極上の旨味が楽しめます。
紅芋とさつま芋を薄くシートにして、
葉の形に。
枝に見立てたシュー生地も。
9、セレ豚
セレ豚に、ジャガイモのピュレ、マコモ茸、
ドリイイチジクを。
10、栗 どんぐり カカオ
栗のシートで器を覆ってから、バーナーで焼きます。
中には、どんぐりリキュールのアイスと
チョコレートのムース。
何度も冷蔵庫に入れたり出したりしながら作成。
11、松ぼっくり
アーモンドにチョコレートをコーティングし、
松ぼっくりの形に。
12、お菓子の缶
いつものエンボスのある楽しい缶には・・
栗のケーキ
オリーブオイルゼリー
あんぽ柿とシナモンのマカロン
** サプライズで、バースデーケーキが登場。
これは驚きで、本当にうれしかったです。
最後に、ハーブティ(ミント、レモンバウム、レモングラス、生姜)
パンはいつもの焼き立て。
飲み物は、
ペアリング それぞれ2種からのチョイス
*シャンパーニュ
Gran Reserva Jean de Villare
① 星
岩手くずまきワイン
凍結果汁仕込み
② ASAHIMACHI WINE
シャルドネ 2017
1735本限定醸造
③ 山の井
会津の日本酒。純米造り。
④ 赤ワイン
Farmer's Merlot
City Farm
農場は大阪ですが、醸造は清澄白河
ペアリングとは別に、
*食後酒
Kogyoku Dessert 2015
紅玉のアイスワイン
これが最高に美味でした。
*ガス入りウォーター
橋本シェフのクリエイティビティ、繊細さが
ますます全開で、
毎回、大満足です。
秋の宵、心温まり、静かに更けていきました。
葉の形のメニュー
シャンパーニュ
シャンパーニュ
こんな食前酒も
いけばな
いけばな
いけばな
メニュー
スパークリングマスカット
根セロリ カンナ
根セロリ カンナ
白ワイン
白ワイン
森の朝
森の朝
森の朝
星
落葉の森
落葉の森
落葉の森
落葉の森
茸のスープ
オリーブオイル
パン
白ワイン
烏賊 藁
烏賊 藁
マジャク
マジャク
マジャク
日本酒
丹波黒鶏
丹波黒鶏
丹波黒鶏
日本酒
山の井
赤ワイン
セレ豚
セレ豚
セレ豚
赤ワインのタグ
紅玉アイスワイン
栗 どんぐり カカオ
栗 どんぐり カカオ
松ぼっくり
松ぼっくり
松ぼっくり
小菓子
バースデーケーキ
バースデーケーキ
紅玉アイスワイン
2018/11/01 更新
2018/08 訪問
セララバアドの旅 夏編
4年目の夏となりました。
オープン以来、1年4シーズン毎回お邪魔しているので、
通算14回目となりました。
このごろは、「セララバアド」に夏のメニューをいただきにいく、
というより、「セララバアド」の夏メニューをいただくと、
夏が来た、と感じるようになりました。
「エルブジ」「マルティン・ベラサテギ」「ノーマ」での修業を経た
橋本シェフ。 日本でも、素材を追求する旅に頻繁に出かけ、
生産者さんと直接会って交流を深め、
素材に一切の妥協がないです。
いつものように、シェフズシートが用意されていました。
卓上には、「セララバアドの旅」と記された小冊子と、
ラベンダーが一輪。
セララバアドの旅が、コースの内容とシンクロし、
まさに、ストーリーとともに食事を楽しめます。
幼いときの記憶、夏の高原、夏の海、そして、夏の夕暮れ。
日本の夏をいながらにして詩情豊かに体験させてくれます。
料理に合わせて音楽も変わります。
風の音、さざ波・・・。
では、夏のメニューです。
1、イケバナ ハモン
ピザ生地にジュニパーベリーや
松の葉の粉末を練りこんで枝に見立てています。
その枝には、北海道どろ豚の生ハムと香川のオリーブ。
ドウダンつつじの葉とともに、花のように活けられて登場。
2、キャラメルポップコーン
キャラメルの薄い膜の中に、ポップコーンの粉末。
3、朝露
大きな蓮の葉に、朝露に見立てた、じゅんさい入り梅こぶ茶の玉
4、花蜜
小さいときに、つつじの軸の蜜を吸ったり、
レンゲの花を編んだり、そんな思い出を料理に。
ガラスボトルの上には、レンゲを編んだ花飾り。
そのガラスボトルには、ナスタチウムのオレンジ色の花。
まず、その花の蜜を吸ってみます。 ほんのり甘い。
別皿で供される透明なガスパチョのゼリーに、
オレンジの花弁をちぎって
浮かべて、いただきます。花弁のほろ苦さを楽しめます。
5、夏の高原
ハーブを内部に入れた透明な皿に、
清水牧場のプティニュアージュチーズと、
レモングラス風味のミルク、
青草の香りのするオリーブオイル、
りんごを薄くしたシートを。
ミルクの自然な甘みを楽しめるチーズです。
ラベンダーの香りを楽しみながら。
6、海辺
いつものガラスボックス。
ムール貝の殻の塊の中に、ひとつだけ食べられるムール貝が。
カレー風味で、中身は、ムールのエキス。
砂に見立てたのは、しらすとアンチョビ。
波は、蛤のジュで。
蓋を開けると、細いボトルに、この日のメニューが。
ここで、音楽が渚の音に。
7、夜海
炭火で炙った白烏賊と、小玉葱、枝豆。
器の蓋に、イカ墨のレースが。 繊細そのもの。
8、はも 雑穀 クレソン
炊き上げた雑穀とトウモロコシの上に、はものフリット。
フリットの衣は、エスプーマしています。
クレソンのソースと黒酢のソースで。
9、鮎 茄子 いり番茶
いつものガラス容器の瞬間燻製から、これに変わりました。
木の蓋つき容器。
中には、炒り番茶がたくさん詰められ、その中央に焼き石。
ヒマワリの種をつけて揚げた鮎のロールに
鮎の魚醤で味付けした茄子のピュレと、万願寺唐辛子。
炒り番茶の風味を鮎に移しています。
蓋の上には、みょうがのピクルス
10、とちの木牛
栃木牛のランプとイチボを低温調理し、
さらにロースト。
ものすごく上質で、柔らか。
ごぼうとまこも茸のフリット、ポテトのピュレ。
11、ピニャコラーダ
少し凍らせたフレッシュのパイナップルを、
スクイーズして、液体窒素で凍らせた究極の
ピニャコラーダ
12、夏の夕暮れ
メニュー名はこれで、私が最も気に入っているデセールですが、
今回、リピーターには、新作を用意してくれていました。
チョイスできましたが、新作にトライ。
きれいに細工した半球のメレンゲで覆われた
レモンムースと、国産ジン「季の美」のジュレ、
抹茶パウダーと、金箔を散らして。
オトナのデセールです。ジンのほろ苦さが素敵。
13、よもぎ、木漏れ日、蛍
いつものエンボスのお菓子の缶に。
*よもぎのマカロン
*シークワーサーと琥珀糖のゼリー(木漏れ日にみたて)
*透明なレンゲに、
エルダーフラワーとマローブルーのシロップをゼリーにしたもの。
中に、黄色の粒が入っていて、レンゲを下から見ると、蛍のよう。
14、線香花火
福岡の花火屋さんの線香花火と、そこからいただいた和紙で
作った線香花火に見えるパチパチキャンデー。
本物の方は、お持ち帰りです。
パンとオリーブオイル
ドリンクペアリング
1、ノンアルシャンパーニュ
ここからノンアルコールペアリング
2、デコポン、胡瓜、ういきょう
刻んだ果肉がざくざく入っています。
3、黄パプリカとしょうが
低温でローストしたパプリカにしょうがのスパイスです。
4、スイカジュースに和薄荷の氷
鮎には、これ。
5、凍頂烏龍茶にグレープフルーツの香り
最後は、ハーブティで。
スペアミント、ペパーミント、レモンバーベナ、レモングラス。
シェフズシートだと、キッチンの動き、連携などが
真近で見られます。
メインのお肉を出し終わると、デセールに入る前に、
シェフは、キッチンの焼物をするパートを、きれいに
片づけ、磨きあげます。 毎回のルーティンですが、
いつも、感心します。
今回も、新たなスタッフさんが入りました。
相変わらずの居心地の良さ、
シェフの優しいお人柄、
見事な夏の宵への誘い。
大満足でした。
「セララバアドの旅」
イケバナ ハモン
イケバナ ハモン
ノンアルシャンパーニュ
キャラメルポップコーン
朝露
朝露
花蜜
デコポン、きゅうり、ういきょう
デコポン、きゅうり、ういきょう
花蜜
花蜜
花蜜
夏の高原
夏の高原
パン
パン
海辺
海辺
ボトルにメニュー
ムール貝
夜海
夜海
夜海
はも 雑穀 クレソン
はも 雑穀 クレソン
はも 雑穀 クレソン
スイカ 薄荷
鮎 茄子 炒り番茶
鮎 茄子 炒り番茶
シェフ
凍頂烏龍茶 GF
とちの木牛
とちの木牛
おおやぶみよさんのガラス器
シェフ
シェフ
ピニャコラーダ
ピニャコラーダ
メレンゲのデセール
メレンゲのデセール
季の美
ハーブティ
小菓子
蛍
線香花火
2018/08/05 更新
2018/04 訪問
世界初、和歌とのペアリングディナー
4回目の「セララバアド」の春が巡ってきました。
毎回、橋本シェフのクリエイティビティの高さには驚きますが、
今回は、心底驚きました。
なんと、すべての料理に、和歌をペアリングさせました。
より、料理の感性を深く味わうためです。
メニューの裏のバーコードを読み取ると、
スマホで、料理ごとの和歌を読めます。
厳選された和歌ばかりで、情緒豊か。
桜に始まり、桜で終わる、日本の春。
作者名だけ書くので、どの作品か想像してみてください。
メニュー構成は昨年とほぼ同じなのですが、
何度いただいても新鮮な感動があります。
春に登場するメニュー「トペニ ワッカ」は、
楓の樹液を球体にしているものですが、
シェフが厳寒の冬、秩父の山奥にある楓の生産者の
ところまで足を運び、実際に樹液が採取されるところを
見て、仕入れをしています。 まだ、生産量も少ない
国内産の楓の樹液です。 そんなたった2cmの球体に
労を惜しまない橋本シェフの思いが詰まった料理なのです。
では、春の世界スタートです。
1、桜
桜の枝に見立てたグリッシーニに、
馬肉の味噌漬けを生ハム仕立てにしたものを
巻きつけたものと、
香川産オリーブが、
桜の花とともに。
<和歌>
在原業平 古今和歌集
2、蛍烏賊 タピオカ
揚げたタピオカの器の上に
グリーンピース、いくら、蛍烏賊。
3、ここでサプライズサービス
シェフから特別に一皿のサービスが。
カダイフで作った鳥の巣の上に、
アーティチョーク、チョリソーソース、
ウズラ卵が。
4、フィトンチッド
ドーム型のガラスケースが登場。
上部に渡された枝には、松が。
ドームをとって、内部を鼻に近づけると、森の香り。
下部には、茸、松の葉、松の実をパウダー状にした
サブレに、柚子の花のピクルス。
5、トペニ ワッカ
アイヌ語で、楓の樹液という意味。
① 球体に仕上げたものをスプーンで。
② その楓の樹液を煮詰めたのがメープルシロップなので、
それで炊いたりんご、と
揚げた豚の皮にブーダンノワールを塗ったもの。
野草のサラダ
<和歌>
紀貫之 古今和歌集
6、枯山水
四角のガラス箱の中が枯山水に。
本当の石のうち、一個だけが石に見立てたジャガイモ。
苔に見立てたものは、アンチョビパセリバターを
ふわふわに仕上げたもの。
<和歌>
作者不明 古今和歌集
7、春の高原
清水牧場のクアルク(チーズ)をムースに。
ローズウォーター、クランベリー、はちみつで仕上げた、
美しいピンクの泡。
皿の縁には、青い苺のピクルス、と
リンゴで作られた小さな蝶々が3匹。
カラフルな草花を詰め込んだガラス容器で供され、春爛漫。
<和歌>
春の野に
霞たなびき咲花の
かくなるまでに逢はぬ君から
8、春の大地
アボガドと蕗味噌で作った大地に、
ブラックオリーブを。
そこに、山菜のフリット。
<和歌>
光孝天皇 古今集
9、雨紋
水面に打つ雨をイメージ。
しじみの出汁ジュレに、甘エビと小さな青野菜。
ジュレの表面に雨紋を作っています。
<和歌>
柿本人麻呂 万葉集
10、桜海老、海藻、うど
あさり出汁で炊いた大麦、押し麦、うど
揚げた桜海老をたっぷりかけて。
<和歌>
与謝野蕪村
11、春霞 美雪鱒
新潟産の美雪鱒を低温調理し、
鱒の骨でとった出汁と、クレソンオイルを。
そこに、霞をたなびかせます。
美雪鱒は、ニジマスとイワナの掛け合わせ。
レアなテクスチュアがすばらしい。
そして、霞の演出には、息を飲みます。
<和歌>
和泉式部 後拾遺集春上
12、ホロホロ鶏 空豆
岩手のホロホロ鶏に、
筍、空豆、アスパラガス
ホロホロ鶏のジュとクリームのソースに、木の芽オイルを。
胸肉は低温調理
腿肉は、フライパンで焼き、天火で。
砂肝も。
<和歌>
行基菩薩 玉葉和歌集
13、芽吹き
チョコレートと貴醸酒ムース
バニラで甘く煮た牛蒡
ココアメレンゲ
生姜のアイスクリーム
ミントで芽吹きを
<和歌>
藤原家隆 壬二集
14、小菓子 (エンボスの缶の中に)
ヤラズノ雨 エルダーフラワーゼリーに雨を
*最後の一品なので、この名前
<和歌> 柿本人麻呂 万葉集
苺 薄くした苺の飴
<詩> 宮沢賢治
和紙 綿あめを平らにして、和紙のように。
桜 マカロン
<和歌> 伊勢物語
15、ハーブティー
パンとオリーブオイル
お供は、
最初は、シャンパーニュ
Jean de Villare Grande reserve brut
ソフトドリンクペアリング
1、リンデンと清見オレンジ
2、八海山甘酒とジンジャーエール
塩漬けのペッパーをそえて
3、りんごジュース
抹茶とグリーンピースの泡を浮かべて
4、ラプサンスーチョンのスモーク
と、日向夏のパウダー
今回の満足度は、いつにも増して、素晴らしかったです。
シェフとマダムのいい笑顔に見送られて、
帰路につきました。
桜
シャンパーニュ
準備中
蛍烏賊 タピオカ
蛍烏賊 タピオカ
メニュー
鳥の巣
鳥の巣
リンデン 清見オレンジ
トペニ ワッカ
トペニ ワッカ
トペニ ワッカ
フィトンチッド
枯山水
枯山水
枯山水
シャンパーニュ
パンとオリーブオイル
準備中
春の高原
春の高原の蝶々
青いちごのピクルス
春の大地
春の大地
甘酒とジンジャエール
雨紋
雨紋
桜海老 海藻 うど
桜海老 海藻 うど
リンゴジュース
シェフ
春霞 美雪鱒
春霞 美雪鱒
霞を
ホロホロ鶏 空豆
ホロホロ鶏 空豆
ラプサンスーチョン
芽吹き
芽吹き
小菓子
小菓子
小菓子の箱
ハーブティ
2018/04/15 更新
2018/02 訪問
真っ赤な毛玉、曇りガラスの中の小菓子たち、日本の冬を謳います
3年目の冬がまた巡ってきました。
今回も満席。
橋本シェフがにこやかに、シェフズシートに案内して
くれます。
料理人の一人が交代し、ニューフェイス登場。
コース全体の手順を覚えるのは、なかなか大変かと
思いますが、すっかり慣れた様子。
さて、冬メニューのスタートです。
昨年のものと比べ、半分くらい新メニューになっています。
美味しいものは何度でもいただきたいので、
半分チェンジくらいがいい頃合です。
1、樹氷 コットン
花瓶に活けられた枝に、コットンがついています。
樹氷に見立てているのです。
そのうち、ひとつは本物のコットン。
塩とクローブとナッツをキャラメリゼして、
綿あめにくるんでいます。
もうひとつは、ピザ生地で作った枝に
ラルドを巻いてあります。
出だしから真冬の景色で、幻想的。
2、毛玉 ビーツ
毛玉をイメージした、という作品。
レフォールで香りをつけたサワークリームを
極細切りにして揚げたビーツで包んであり、
本当に毛玉のよう。
美しいだけでなく、本当に美味。そして繊細。
3、林檎 マンチェゴ
真っ赤なリンゴが丸ごと登場。
その中央が垂直にくりぬいてあり、
りんごのチュイールで巻いたマンチェゴチーズの
アイスクリームが。
4、馬肉 雲丹 黒米
黒米のチップスの上に、
馬肉のタルタルと雲丹。
その上に、シャルドネビネガーの泡
これは、初でしたが、クリスマスの特別
メニューに登場したようです。
ねっとりしたタルタルと雲丹が美味。
5、折り鶴 フォアグラ
根セロリの折り鶴。
オープンしたときは、これが話題になりました。
フォアグラの脂でソテーしたインカのめざめの
上に、味噌をかくし味にしたフォアグラ。
花梨ジャムが底に。
6、冬の大地
パースニップピュレの上に、黒オリーブのパウダーで
大地を表現。
その上に、ミニ冬野菜が並びます。
テーブルに供されてから、シェフが、
雪にみたてた発酵バターのパウダーをかけてくれます。
定番ですが、冬野菜にすべて仕事が施されています。
7、蟹 ホワイトアスパラガス カルドッソ
スペインの煮込んだスープの米料理。
今回は、蟹とホワイトアスパラガスをふわふわの
蕪蒸し仕立てにしたものが中央に。
蕪蒸し、とは、またまた驚かせてくれます。
8、百合根 トリュフ
百合根のエスプーマに、トリュフの香りを
つけたミルクの泡。
鶏の出汁のソース。
白子のフリットを浮かせ、
黒トリュフをたっぷり散らして。
シェフズシートは準備の段階をすべて
目の前で見られるので、臨場感たっぷり。
視覚だけでなく、鶏スープの芳香は
作っているときから、立ち上ります。
9、鮟鱇 チョリソ スモーク
いつものように、パッキン付きのコンテナーで
瞬間燻製。
中身は、ジャガイモを纏わせて焼いた鮟鱇と、
チョリソ。
ソースは、玉ねぎ。
コンテナーの隣りには、金柑のコンポートが。
とても立派な鮟鱇の切り身で、食べでがあります。
10、紀州鴨 黒にんにく 紅玉
紀州鴨は合鴨なので、ものすごく大きいです。
橋本シェフが皮目に焼き色をつけるところや、
焼き上がった肉をきれいに掃除するさまを
じっくり拝見。
鴨と下仁田葱がたっぷり盛り付けられます。
輪切りにした葱の中に、葱の緑の部分のソースを
いれてあります。
りんごのピュレも。
黒にんにくのチップと。
11、白い吐息
鼻からスモークがでるマカロン
これも冬メニューの定番で、
橋本シェフが各テーブルでやって
みせる度に、爆笑が。
12、モンブラン
栗のクリームを白いメレンゲの壁で
囲ってあります。
いちごの上には、雪の結晶
13、ミニャルディーズ
いつも途中に登場するガラスケースが
今回は、最後に。
このケースの中にミニャルディーズが入っているのですが、
その蓋に、曇らせたシートをひとつひとつ貼ってあります。
「冬の曇った日の窓ガラス」をイメージとのこと。
あまりの抒情豊かなプレゼンテーションに感動します。
しかも、曇ったガラスを指でなぞると、バラの香りが。
中身は、
エルダーフラワーのシロップのスノーボール
みかんとカモミールのマカロン
封印の蝋を象ったラズベリーソーダとホワイトチョコ
パチパチオランジェット
ハーブティ
パンとオリーブオイル
お供は、ノンアルコールペアリング
1、りんごとセロリ、カルダモン
2、黄ビーツと生姜
3、みかん、ジュニパーベリー、ローズマリー
4、ベリーとローズティー
ノンアルのラインアップも進化して、ますます
美味に。
今回は、「蒼」という山ブドウで作ったワインを試飲させて
いただきました。 確かに、山ブドウの味ですが、
そこはワイン。 ベリーのテイストに、奥行きとほのかな苦みを
感じます。 超レアなワインとのこと。
コースの前半は、かなりイノベイティブな要素が多いですが、
単に奇を衒った斬新さではなく、すべてに味の組み合わせが
考えつくされ、本当においしく仕上がっています。
メインの魚や肉は、ボリューミーで、しかも、肉の仕事は
3つ星での経験を如実に感じさせる仕上がり。
今回も、橋本シェフが、日本の真冬を謳い上げてくれました。
シェフのお人柄を反映してか、いつも、心が温かくなります。
スタート
メニュー
樹氷 コットン
樹氷 コットン
毛玉 ビーツ
毛玉 ビーツ
林檎 マンチェゴ
りんごとセロリとカルダモン
馬肉 雲丹 黒米
馬肉 雲丹 黒米
折り鶴 フォアグラ
折り鶴 フォアグラ
パン
オリーブオイル
冬の大地
冬の大地
黄ビーツ、生姜
蟹 ホワイトアスパラガス カルドッソ
蟹 ホワイトアスパラガス カルドッソ
ミカン ジュニパーベリー ローズマリー
ローズマリーが
百合根 トリュフ
鮟鱇 チョリソ スモーク
鮟鱇 チョリソ スモーク
山ブドウのワイン
鴨をカット
ベリーとローズティー
紀州鴨 黒にんにく 紅玉
紀州鴨 黒ニンニク 紅玉
紀州鴨
白い吐息、の用意
鼻から白い吐息
準備中
雪を降らせて
モンブラン
曇った窓ガラスを演出
ミニャルディーズ
スノードーム
ラズベリーとホワイトチョコの封印蝋
フレッシュハーブティ
2018/02/04 更新
2017/11 訪問
落ち葉の音を聞きに・・・
3年目の秋となりました。
1年に4回のメニューチェンジ。 11回目の訪問となります。
新作も次々登場し、橋本シェフのクリエイティビティの引出しの
多さに、いつも感動します。
特に、秋は私が大好きな季節。
詩情豊かな里の秋を彷彿とさせてくれる作品に、心が温まります。
コースは、9800円。
ドリンクマリーアジュコースがマストで、
アルコール 4500円、 ノンアルコール 3800円。
さて、今回も、落ち葉を踏む、サクサクという音が聞こえてきそうな
橋本ワールドの始まりです。
いつものように、シェフズテーブル。
料理人の二人も、かなり動きがよくなっていて、すっかりベテラン。
ニューフェイスも入っていました。
テーブルには、落ち葉型に切り抜いたメニューのネックレス。
1、イケバナ 生け花が登場。
白く焼き上げた生地で枝を作り、
そこに、和歌山産鴨の生ハムが。
本物の枝には、国産オリーブが刺さっています。
2、オブジェ 米のスナック
海藻と雲丹風味で、まさに造形が現代アート
3、スパークリングマスカット マスカットとマスカットのワインゼリーに
エスプーマで、二酸化炭素を注入。
つるんとして、喉にすべりこみます。
4、森の朝 苔と朝霧を演出しています。
アボガド、ピスタチオ、オレンジジュースのムースを
減圧して気泡を大きくし、苔に見立てています。
テーブル上で、森の香りのエッセンスを注ぐと、
朝霧がふわーっと。
5、落葉の森 ガラス箱の中には、落ち葉が。
上部には、森が表現されています。
トリュフを探す豚。 豚足、耳、尻尾を使った
トリュフ風味のコロッケの隣りに、ハーブオイルを
つめた豚ちゃんが。
アスパラのソテー
揚げ銀杏
巨峰に見立てたのは、フォアグラと砂肝のムースと
ポルト酒。
赤すぐりをあしらって。
6、マジャク 穴シャコを皮ごと揚げたもの。
地元で、「マジャク」と呼んでいる、とか。
アムチュールという青マンゴーのスパイスを塗って
あり、ちょっと酸味がします。
シャルドネビネガーの泡
マンゴー
7、スケット スペインの魚介の煮込みのことですが、
これをアレンジし、帆立とジャガイモのピュレ
海老、蟹、鯛の出汁で。
アーモンドミルクの泡
ニンニク、パセリ、アーモンドオイルのソース
8、茸 ハツ きのこと大麦を炊いたもの
牛ハツのカツレツ
生姜のソース
9、丹波黒鶏 黒鶏を瞬間燻製に。
ローストしたほおずきをずらすと、
下の穴から燻製の香りが・・・。
紅芋とさつま芋のチップス
枝に見立てた、カレー風味のシュー生地
10、セレ豚 紅玉 セレ豚に、りんごのピュレ、マコモ茸、フェンネル
11、サルベージされた月 ラム酒につけた柿のジュースの球体
カカオニブとミント
液体からすくい上げるので、サルベージ
秋の月です。
12、どんぐり カカオ これが大変。
前回は、慣れていなくて、初日はかなり焦がした、と
シェフ。
今回は、かなり慣れた手つきに。
栗のシートで器を覆ってから、バーナーで焼きます。
中には、どんぐりリキュールのアイスと
チョコレートのムース。
何度も冷蔵庫に入れたり出したりしながら作成。
13、松ぼっくり 新作のデザート
アーモンドにチョコレートをコーティングし、
松ぼっくりの形に。 美しい・・・。
14、お菓子の缶 いつものエンボスのある楽しい缶には・・
栗のケーキ
オリーブオイルムース
ジャスミンティーとライチのマカロン
最後に、ハーブティ(フレッシュレモングラス、ローズマリー、しょうが)
パンはいつもの焼き立て。
ペアリングノンアルコール
1、松の葉のシロップとジュニパーのソーダ割り
森の朝と最高にマッチング
2、オレンジ、人参、パッションフルーツ、しょうが
オレンジの味が勝っています。
3、梨、ベルベーヌ、塩
ジューサーで搾りたての梨が美味
4、ざくろジュース、緑茶のタンニン、クローブ
ほろ苦さが効いています。
ノンアルコールもかなり充実し、一段と美味になってきました。
シェフは忙しく動きながらも、いろいろ話もしてくださり、
楽しい限り。
中学生のきのこ博士から預かっている国産トリュフ、なるものを
見せてくれました。米漬けにしてあります。 ものすごくいい香り。
うーむ、これが登場する日も近いか・・・。
メニュー
メニューのセッティング
イケバナ
イケバナ
オブジェ
オブジェ
スパークリングマスカット
調理中
橋本シェフ
森の朝
森の朝
ドリンク1
国産トリュフ
落葉の森
落葉の森
落葉の森
落葉の森
パン
ドリンク2
ドリンク2
マジャク
マジャク
マジャク
スケット
スケット
盛り付け中
茸 ハツ
茸 ハツ
ドリンク3
ベルべーヌが
盛り付け中
丹波黒鶏
丹波黒鶏
丹波黒鶏
セレ豚
セレ豚
ドリンク4
煎茶の道具も
サルベージされた月
サルベージされた月
栗のシートに焼き目を
栗のシート
割ると
松ぼっくり
お菓子の缶
松ぼっくり
松ぼっくり
松ぼっくり
ミニャルディーズ
ハーブティ
2017/11/21 更新
2017/07 訪問
せららばあど、夏の夕暮れ
3年目の夏となりました。
オープン以来、1年4シーズン毎回お邪魔し、橋本シェフの詩情豊かな世界と
その進化を楽しませていただいています。
今回も、新作がいろいろ登場。
そして、料理に合わせて音楽が変わりました。
何度いただいても感心するのは、「夏の夕暮れ」。
青紫の夕空にぽっと浮かんだ満月。 そして、刻々と暮れゆく夏の空。
ノスタルジックな気分に浸らせていただきました。
今回も、シェフズシートで、臨場感も満載。
さて、では、夏のメニューです。
1、イケバナ ハモン ピザ生地にジュニパーベリーや松の葉の粉末を練りこんで
枝を。
その枝には、北海道どろ豚の生ハムと香川のオリーブ。
ドウダンつつじの葉とともに、花のように活けられて登場。
2、キャラメルポップコーン キャラメルの薄い膜の中に、ポップコーンの粉末。
3、朝露 大きな蓮の葉に、朝露に見立てた、じゅんさい入り梅こぶ茶の玉
4、花蜜 小さいときに、つつじの軸の蜜を吸ったり、
レンゲの花を編んだり、そんな思い出を料理に。
ガラスボトルの上には、レンゲを編んだ花飾り。
そのガラスボトルには、ナスタチウムのオレンジ色の花。
まず、その花の蜜を吸ってみます。 ほんのり甘い。
別皿で供される透明なガスパチョのゼリーに、花弁をちぎって
浮かべて、いただきます。花弁のほろ苦さを楽しめます。
5、夏の高原 ハーブを内部に入れた透明な皿に、
沖縄から取り寄せた山羊乳で作った自家製チーズと、
レモングラス風味のミルク、青草の香りのするオリーブオイル、
りんごを薄くしたシートを。
クセのないクリーミーな山羊チーズです。
6、渚 いつものガラスボックス。
ムール貝の殻の塊の中に、ひとつだけ食べられるムール貝が。
カレー風味で、中身は、ムールのエキス。
砂に見立てたのは、しらすとアンチョビ。
波は、蛤のジュで。
蓋を開けると、細いボトルに、この日のメニューが。
ここで、音楽が渚の音に。
7、夜海 新作です。
炭火で炙った白烏賊と、小玉葱、枝豆。
器の蓋に、イカ墨のレースが。 繊細そのもの。
8、穴子 雑穀 クレソン 雑穀とトウモロコシの上に、穴子のフリット。
クレソンのソースと黒酢のソースで。
9、鮎 茄子 いり番茶 新作です。
いつものガラス容器の瞬間燻製から、これに変わりました。
木の蓋つき容器。
中には、炒り番茶がたくさん詰められ、その中央に焼き石。
ヒマワリの種をつけて揚げた鮎のロールに
鮎の魚醤で味付けした茄子のピュレと、万願寺唐辛子。
炒り番茶の風味を鮎に移しています。
蓋の上には、みょうがのピクルス
10、とちの木牛 マコモ茸 ランプを低温調理
ものすごく上質で、柔らか。
ごぼうのフリット、ポテトのピュレ、マコモ茸
11、ピニャコラーダ 少し凍らせたフレッシュのパイナップルを、
スクイーズして、液体窒素で凍らせた究極の
ピニャコラーダ
12、夏の夕暮れ これは昨年初めていただいて感心しましたが、
やはり、何度いただいても秀逸。
青紫蘇のシロップに、琵琶のコンポート。
夏の夜空に浮かぶ満月を表現。
添えられたトンカ豆の香りのレモンシュガーを落とすと、
空が紫から群青へ。 暮れゆく夏の夜空です。
13、よもぎ、コーン、蛍 いつものエンボスのお菓子の缶に。
よもぎのマカロン
ホワイトチョコとコーンのエアチョコ
透明なレンゲに、
エルダーフラワーとマローブルーのシロップをゼリーにしたもの。
中に、黄色の粒をいれてあり、
レンゲを下から見ると、蛍のよう。
14、線香花火 福岡の花火屋さんの線香花火と、そこからいただいた和紙で
作った線香花火に見えるパチパチキャンデー。
ドリンクペアリング
1、シャンパーニュ
ここからノンアルコールペアリング
2、トマトのエキスとオリーブオイル 4に合わせて
3、パプリカとしょうが 6に合わせて
4、スイカジュースに和薄荷の氷 9に合わせて
5、烏龍茶にグレープフルーツの苦みと香りを 10に合わせて
6、桃酒 これは、追加で。
大きな一升瓶に「桃酒」と書かれていておいしそうなので
注文してみました。 オトナのネクター。
最後は、ハーブティで。
パンとオリーブ
若手料理人さんたちも、成長著しく、連携がよくなっています。
橋本シェフの奥様も、とてもよく気が付く方で、仲睦まじくて微笑ましい限り。
ノンアルコールペアリングが、かなり進化してきました。
大満足な夏の宵でした。
セッティングにラベンダーが
シャンパーニュ
イケバナ ハモン
イケバナ ハモン
イケバナ ハモン
キャラメルポップコーン
朝露
朝露
準備中
花蜜
花蜜
花蜜
花蜜
パン
橋本シェフ
夏の高原 準備中
夏の高原
夏の高原
準備中
渚
渚
渚
渚
パプリカとしょうが
夜海
夜海
穴子 雑穀 クレソン
穴子 雑穀 クレソン
スイカジュースに和薄荷の氷
鮎、準備中
鮎の蓋にみょうが
鮎 茄子 炒り番茶
鮎 茄子 いり番茶
シェフズシートからのみ可能なショット
とちの木牛
とちの木牛
烏龍茶にグレープフルーツの香り
桃酒
ピニャコラーダ作成中
ピニャコラーダ
夏の夕暮れ
ハーブティ
蛍
小菓子
蛍
線香花火
2017/07/08 更新
2017/04 訪問
3年目の春メニュー。新作もクリエイティブ
「セララバアド」にも春がめぐってきました。
3回目の春メニューには、また新たな要素が加わり、ワクワクします。
1、桜 桜の枝に見立てたグリッシーニに、
馬肉の味噌漬けを生ハム仕立てにしたもの、と
どろぶたの生ハムを巻きつけて。
他の枝には、香川のオリーブの生姜風味が。
2、フィトンチッド 新作です。
ドーム型のガラスケースが登場。
上部に渡された枝には、松が。
ドームをとって、内部を鼻に近づけると、森の香り。
下部には、茸、松の葉、松の実をパウダー状にした
サブレに、柚子の花のピクルス。
3、トペニ ワッカ アイヌ語で、楓の樹液という意味。
① 球体に仕上げたものをスプーンで。
② その楓の樹液を煮詰めたのがメープルシロップなので、
それで炊いたりんご、と
揚げた豚の皮にブーダンノワールを塗ったもの。
野草のサラダ
4、枯山水 四角のガラス箱の中が枯山水に。
本当の石のうち、一個だけが石に見立てたジャガイモ。
苔に見立てたものは、アンチョビパセリバターを
ふわふわに仕上げたもの。
5、春の高原 清水牧場のクアルク(チーズ)をムースに。
ローズウォーター、クランベリー、はちみつで仕上げた、
美しいピンクの泡。
皿の縁には、青い苺のピクルス、と
リンゴで作られた小さな蝶々が3匹。
カラフルな草花を詰め込んだガラス容器で供され、春爛漫。
6、春の大地 アボガドと蕗味噌で作った大地に、
ブラックオリーブを。
そこに、山菜のフリット。
7、雨紋 春って、そういえば、なにげに雨が多いですよね。
水面に打つ雨をイメージ。
しじみの出汁ジュレに、甘エビと豆。
ジュレの表面に雨紋を作っています。
8、桜海老、海藻、うど あさり出汁で炊いた大麦、押し麦、うど
揚げた桜海老をたっぷりかけて。
9、山女魚 野芹 瞬間燻製で。
奥多摩の山女魚
うずらの温泉卵
ホワイトアスパラガス、野芹
チョリソのパン粉
焼きみかんのピュレ
蓋をあけると、ふわりと煙があがり、鼻をくすぐる燻製香が。
10、ホロホロ鶏 岩手のホロホロ鶏に、
アスパラガス、小蕪、マッシュルーム
ホロホロ鶏のジュとクリームのソースに、木の芽オイルを。
11、芽吹き チョコレートと貴醸酒ムース
バニラをココアで甘く煮た牛蒡
いちご
生姜のアイスクリーム
12、小菓子 ヤラズノ雨 エルダーフラワーゼリーに雨を
*最後の一品なので、この名前
苺ミルク 薄くした苺の飴に、ミルクボトル形状の小さな紙。
その紙に、ミルクの香りが。
和紙 綿あめを平らにして、和紙のように。
桜 マカロン
13、ハンドドリップ煎茶 今回から初登場。
鹿児島産の煎茶。
2椀でて、右が一煎目、左が二煎目。
ソフトドリンクペアリング
1、ぶどうのビネガー たっぷりのハーブをいれ、周囲にもあしらって。
2、八海山甘酒とジンジャーエール 塩漬けのペッパーをそえて
3、りんごジュース 抹茶とグリーンピースの泡を浮かべて
4、緑茶 グレープフルーツ果肉を液体窒素で凍らせたものを浮かべて。
ソフトドリンクも精度がアップしてきました。 凝ってます。
いつもながら、本当によく考え抜かれています。
「神は細部に宿る」そのものです。
最後まで、深く頷かされました。
桜
桜
オリーブの種入れ
フィトンチッド
トペニ ワッカ
トペニ ワッカ
フィトンチッド
メープルシロップで炊いたリンゴ
フィトンチッド
枯山水
枯山水
ブドウビネガー
パン
オリーブオイル
春の高原
春の高原
りんごの蝶々
青い苺のピクルス
春の大地
春の大地
甘酒とジンジャーエール
塩漬けペッパー
雨紋
雨紋
雨紋
桜海老 海藻 うど
桜海老 海藻 うど
りんごジュース
山女魚
山女魚
山女魚
ホロホロ鶏
ホロホロ鶏
緑茶
芽吹き
芽吹き
ハンドドリップ煎茶
小菓子
ヤラズノ雨
和紙
苺ミルク
桜
2017/04/17 更新
2017/02 訪問
「冬」というストーリーのロマンを満喫
3周年目を迎えられました。
相変わらずの人気です。
1年に季節ごと4回のメニューチェンジがあり、
開店以来お邪魔しているので、今回で9回目となりました。
橋本シェフが、シェフズシートに案内してくれます。
この席、目の前で、調理と盛り付けが展開するので、臨場感抜群。
橋本シェフと二人の料理人による、連携プレイが見事。
昨年と重なるメニューもあるのですが、今回は、
「冬」をモチーフに、なんだか心がほっこりするストーリー性のある
構成で、またまた橋本シェフのクリエイティビティに脱帽でした。
特に、最後に登場したミニャルディーズの演出には、心底感動。
さて、いつものように、
シャンーパーニュと、生ハムで。
シャンパーニュは、CHEURLIN.
生ハムは、久々に入ったという、どろ豚の腿とロース。
それに、香川のオリーブと、オリーブオイルが注入されたパフが。
さて、コースの開始です。
1、柚子 日本酒 H&C グラスの中に、ホットとクールの日本酒が、
濃度のせいで、交じりあわずに。
柚子の風味がきいていて、アペリティフがわり。
2、毛玉 ビーツ 毛玉をイメージした、という作品。
レフォールで香りをつけたサワークリームを
繊細にカットしたビーツで包んであり、
本当に毛玉のようで、口にいれると溶けました。
3、林檎 チーズ 真っ赤なリンゴが登場。
その中央が垂直にくりぬいてあり、
りんごで巻いたマンチェボチーズが。
4、折り鶴 フォアグラ 根セロリの折り鶴。
これが美しいだけでなく、美味。
フォアグラの脂でソテーしたインカのめざめの
上に、味噌をかくし味にしたフォアグラ
5、冬の大地 パースニップピュレの上に、黒オリーブのパウダーで
大地を表現。
その上に、ミニ冬野菜が並びます。
テーブルに供されてから、シェフが、
雪にみたてた発酵バターのパウダーをかけてくれます。
6、豚 栗 カルドッソ スペインの煮込んだスープの米料理。
豚ほほ肉と栗が入っています。
清水牧場のバッカスというチーズをかけて。
7、百合根 トリュフ 百合根のエスプーマに、トリュフの香りを
つけたミルクの泡。
鶏の出汁のソース。
そして、黒トリュフをたっぷり散らして。
準備しているときから、トリュフの芳香が。
8、帆立貝 洋梨 スモーク いつものように、パッキン付きのコンテナーで
瞬間燻製。
中身は、立派な帆立貝と洋梨。
ソースは、トマト、ピーマン、アーモンドに、
新潟のかんずり。
ものすごく熱くした石に海藻をのせ、
磯の香りを漂わせながら、登場。
9、紀州鴨 黒にんにく 紅玉 鴨と下仁田葱。
輪切りにした葱の中に、葱の緑の部分のソースを
いれてあります。
葱を真っ黒に焼いたパウダー
りんごのピュレ
黒にんにくのチップと。
10、白い吐息 鼻からスモークがでるマカロン
これは昨年も登場し、橋本シェフが
各テーブルでやってみせる度に、爆笑が。
11、モンブラン 栗のクリームを白いメレンゲの壁で
囲ってあります。
いちごの上には、雪の結晶
12、ミニャルディーズ いつも途中に登場するガラスケースが
今回は、最後に。
このケースの中にミニャルディーズが入っているのですが、
その蓋に、曇らせたシートをひとつひとつ貼ってあります。
「冬の曇った日の窓ガラス」をイメージとのこと。
これは、もうやられました。 なんて、ポエムなのか・・・。
しかも、曇ったガラスを指でなぞると、バラの香りが。
中身は、
スノーボール、京人参といよかんのマカロン、
ラズベリーソーダとホワイトチョコ、
パチパチオランジェット
13、レオンマートルティー
パンとオリーブオイル
飲み物は、ノンアルコールペアリングで、
1、りんご、セロリ、カルダモン
2、みかん、ローズマリー、ジュニパーベリーの実をこしたもの
3、レモンマートルとエルダーフラワーのシロップに、生姜を漬け込み
4、ミックスベリー、ざくろ、クランベリー、ピンクペッパー、クローブ
初期よりも、ノンアルコールのクオリティがかなりよくなりました。
相変わらず、手間暇をおしまない、繊細な仕事とオリジナリティ。
これだけの多忙な日々のいつ、考えているんだろう・・・・、と
作業を見ながら、思いました。
次回、どんなに驚かせてくれるのか、楽しみです。
テーブルセッティング
シャンパーニュ
シャンパーニュ
生ハム
生ハム
柚子 日本酒 H&C
毛玉 ビーツ
毛玉 ビーツ
りんご、セロリ、カルダモン
準備中
林檎 チーズ
林檎 チーズ
メニュー
折り鶴 フォアグラ
折り鶴
パン
オリーブオイル
みかん ローズマリー ジュニパーベリー
冬の大地
冬の大地
冬の大地
カルドッソ潤儀中
カルドッソ準備中
橋本シェフ
豚 栗 カルドッソ
カルドッソ
レモンマートル しょうが
百合根 トリュフ
百合根 トリュフ
スモーク準備中
帆立貝 洋梨 スモーク
熱した石に海藻
帆立貝 洋梨 スモーク
紀州鴨 黒ニンニク 紅玉
紀州鴨
下仁田葱
ミックスベリー ざくろ クランベリー
白い吐息
準備中
モンブラン
雪の結晶
モンブラン
モンブラン
モンブラン
レモンマートルティー
冬の曇った窓ガラス
ミニャルディーズ
2017/02/05 更新
2016/11 訪問
サプライズとポエム、感動です。
<2016年11月>
早いもので、もうすぐ開店2年です。 そして、私は季節ごとに伺い、8回目の訪問となりました。
毎回、橋本シェフの技とクリエイティビティが楽しみです。
そして、今回もシェフズシート。 料理を作る過程をつぶさに見られてワクワクします。
秋メニューは、昨年と半分ほどかぶっていましたが、今回の圧巻は、デセール。
ま、なんと、手の込んだデセール。 これ、フツーやらないでしょ!! と思える技です。
では、今回のコース「秋の森」です。
毎回、メニューの出し方も凝りまくっていますが、今回は、白い葉がたくさん盛り付けられていて、
それを一枚一枚ひっくり返すと、メニューになっていて、なおかつ、糸でつながっています。 おしゃれです。
まずは、シャンパーニュ「エドモンド シュルラン」を。
料理の間は、ノンアルコールドリンクペアリングで。 これがまたかなり進化していました。
1.アミューズは、 ① 海藻風味の米菓子
② 和歌山産鴨の味噌漬けを昆布のタルトにのせて
糸瓜のピクルス、 いちじく
2、スパークリングマスカット マスカットとマスカットの間に、エスプーマの機械で二酸化炭素を注入し、プチプチした食感に。
3、森の朝 苔を表現しています。 アボガド、ピスタチオ、オレンジジュースを液体窒素で、スポンジ状に。
本物の植物の上にあしらわれ、そこに森のエッセンスを注ぐと、白いスモークが・・・。 朝もやです。
*ドリンク1 ジュニパーベリーと松の葉 ちょっと甘めです。
4、落葉の森 ガラス箱。 夏はこれが砂浜だったのですが、今回は、たくさんの落ち葉を入れて。
ガラス箱の上には、トリュフを探す豚が。 豚の中には、ハーブオイルが。
豚足、豚の耳、しっぽのトリュフコロッケ。
巨峰に見立てたのは、フォアグラと砂肝のムースにポルト酒をいれて。
土に見立てたのは、オリーブ、パン粉、玉葱で、これも美味。
*ドリンク2 梨とバジルを塩で仕上げたもの ちょっと塩味。
5、Heidi ネーミングからチーズかな、と想像しました。
清水牧場の「山のチーズ」を焼いたもの。
別皿に、茸のスープと茸のソテー ひばのオイルで。 8種類の茸を使っています。
両方、木の肌の優しい丸皿で供されました。
6、リゾット にんにく、パセリ、アーモンドオイル、海老の出汁で炊いた大麦と米のリゾットの上に、
才巻海老を。
*ドリンク3 人参とパッションフルーツ 甘味と酸味
7、丹波黒鶏 焼いて燻製に。
ガラスの深皿のくぼみにラップを貼り、その上に料理が。
ラップの穴から燻製の煙を注入してあり、穴にはほうずきが。
ほうずきをどけると、燻製の煙がもくもく出てくる仕掛け。 本当によく考えられています。
添えられた枝は、シュー生地で作られていて、食べられます。
*ドリンク4 柿のミントティー
8、セレ豚 「セレブー」というらしいですが・・・・。
全国の種豚を作っている人が手掛けている豚で、最高の肉質です。 かなり希少とのこと。
玉ねぎ、まこも茸、ジャガイモのピュレ。
9、デセール なにやら、キッチンが慌ただしくなりました。
パイ生地を伸ばすようなゴム製のシートに、薄い膜状のものが挟まっています。
器にその膜状のものを蓋のようにかぶせ、上部をバーナーで炙ります。
中身にアイスクリームがはいっているので、溶けないように、なんども冷蔵庫に出し入れを繰り返し、
蓋の端をきれいにカット。 それをまた冷やして、供します。
その膜はなにか、橋本シェフに聞いたところ、
「北欧で海老芋を素材に作られているものを、栗でアレンジしました。 寒天などで作り、一度、
乾かしています」 とのことでしたが、気の遠くなるような手間です。
しかも、初日には、蓋をするとき全部落ちて、失敗したとのこと。
しかし、この果敢なチャレンジに脱帽です。
中には、どんぐりのアイスクリーム、チョコレートムース。
10、ミニャルディーズ ジャスミンとライチのマカロン
オリーブオイルのグミ
栗のチーズ
トリュフ風味のチョコ
いつものお菓子箱で。
ますます、予約至難ですが、次回が楽しみです。
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<2016年7月>
7回目の訪問となりました。
またもや、驚かされました。
橋本シェフのとどまるところを知らないクリエイティビティ。
進化を続けています。
今回は、夏の高原、山羊、そして夏の夕暮れのお話しです。
一番乗りで到着しました。 今回もシェフズシート。 うれしい限り。
時間があったので、橋本シェフともいろいろお話しできました。
シャンパーニュをいただきながら、鴨の味噌漬けを。
さて、いよいよスタートです。
1、キャラメルポップコーン
2、朝露 大きな蓮の葉の上に、じゅんさいを閉じ込めた梅こぶ茶のジェル
3、花蜜 トマト 昔、つつじの花の根本をチューチュー吸った思い出。
ナスタチュームの花の根本をチューチューし、
その後、花弁を、水信玄餅に見立てた
トマトの透明な液体のジュレ に散らして
いただきます。 ちょっとビターな花弁の味がアクセントに。
4、夏の高原 自家製山羊のチーズ 、レモングラス風味のミルク
香川産オリーブオイル
ラベンダーの香り
5、渚 いつものガラス箱
夏の海岸になっています。
ムール貝のクリーム煮
しらす、アンチョビ、藻塩でできた砂
蛤のエスプーマで波を
シェフが先週石垣島でとってきた貝が中にたくさん。
ちなみに、ムール貝の上半分の貝殻は、砂糖で作られていて食べられます。
ディテールまで本当に驚きます。
そして、ボトルの中にはメニューが。
6、深海 イカ墨のカプセル
白いかのソテー
イカのスープ、イカ墨のパエリアのチップ
枝豆、フェンネル
イカ墨のカプセルを割ると、スープが真っ黒に。
7、穴子 雑穀 クレソン 雑穀のリゾットの上に、穴子のフリット
黒酢をつめたソースと、クレソンのソースで
8、鮎の燻製 木製の長方形ボードの上に、唐揚げにした鮎の頭。
その口に、唐揚げの背骨とみょうがのピクルスが立てかけてあります。
ガラスボトルに、鮎の身と、鮎の魚醤であえた茄子のピュレ
これを燻製に。
9、短角牛 55度で2時間半低温調理したもの
もも肉ですが、ちょっと脂感もある部位
ポテトのピュレ、牛蒡のフライ、 静岡のマッシュルーム屋さんの巨大マッシュルーム
10、ピニャコラーダ フレッシュなパイナップルをミキサーでジュースに。
液体窒素でその場で固めた究極にフレッシュなパイナップルのソルベに、
ココナッツとラム酒
11、夏の夕暮れ 赤紫蘇のシロップに、桃のコンポート
夏の夜空に浮かぶ三日月です。
トンカ豆のスティックにのったレモンシュガーをいれると、
夏の夜空は、赤から紫に。
昨年も感動した作品。
12、お菓子箱 エンボスのお菓子箱に、ミニャルディーズ
よもぎのマカロン
コーンとホワイトチョコを軽く仕上げたもの
梅のケーキ
13、線香花火 福岡の花火屋さんとのコラボ
本物の線香花火の脇に、先っぽに球形のチョコとパチパチキャンディがついた線香花火
ソフトドリンクペアリング
1、トマト、バジル、エキストラバージンオリーブオイル
2、パプリカ、しょうが
3、スイカ、和はっかの氷
4、凍頂ウーロン茶にグレープフルーツの皮
今回も新作が数点登場していて、本当に楽しめました。
シェフが休暇で石垣島に行っていらしたので、そこからインスパイアされたアイテムも。
シェフズシートだと、目の前で繰り広げられる段取りを見るのも、実に楽しいです。
日本の夏を、高原や海、そして、夕暮れと多彩に表現。
詩的情緒あふれる構成でした。
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<2016年3月>
先月に引き続き、またまたお邪魔しました。
今回は、メニューも春バージョンに。
昨年とかぶっているものもありますが、ディテールがちょっとづつ進化しています。
それにしても、橋本シェフは、本当に、勉強熱心。
先月、私が教えたレストランにもう行っていて、話が弾みました。
さて、春全開の料理です。
この日は、赤ワインをグラスで。 大阪の合名山という銘柄で、メルローです。
1、鯛茶漬け これは意表をつかれる出だしです。
梅こぶ茶の玉に、昆布〆した鯛。 スプーンの上にのっているので、一口で。
かなり、梅こぶが効いています。
2、枯山水 いつものガラスケースが、今回は、枯山水に。
インカのめざめを石に見立て、
アンチョビバターソースを軽く仕上げたものを苔に見立てて。
3、春の高原 清水牧場のチーズムース
ローズウォーター、クランベリー、はちみつでできた薄いピンクの泡。
リンゴでできた蝶々が飛んでいます。
4、春の大地 アボガドと蕗味噌の大地に、ライ麦パンとブラックオリーブで土を。
その上には、山菜のフリット
5、ホタルイカ、小玉葱 これに、グリーンピースを加えて、ミントのオイルで
6、マテ貝、ウド、海藻 大麦を、マテ貝の肝ソース、海藻と昆布のオイルで。
海藻の香りが口いっぱいに広がります。
7、ヤマメ、芹、ホワイトアスパラガス いつもの、瞬間燻製です。ウズラ卵の温泉卵で。
ヤマメがあまりに大きいので、あとでシェフに聞いたところ、
奥多摩で養殖されているもので、産卵などをしないよう、かなり成長させるそうです。
8、ホロホロ鶏、クレソン、筍 和歌山のホロホロ鶏です。 素晴らしい火入れ。ジューシーです。
パースニップのピュレ、プティベールと。
9、春の大地 Ⅱ デセールです。
バニラで甘く煮た牛蒡、ガトーショコラとナッツで、大地を。
日本酒とチョコのムース、 竹炭とココアのメレンゲ
生姜のアイス
10、ミニャルディーズ いつもの缶で。
オリーブオイルグミ、桜のマカロン、パチパチチョコ、
和紙 (綿あめを平たくし、エディブルフラワーをはさんで、押し花に)
ハーブティ
満足度の高い構成と内容でした。
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<2016年2月>
5回目の訪問です。
2016 Winter Menu。 またまた、期待を軽く上回ってくれました。
サプライズの連続なので、それを期待される方は、これを読まずにお出かけください。
今回は、シェフズテーブルでした。 作っているところの写真も満載です。
この席だと、橋本シェフともかなりおしゃべりができるし、キッチンの臨場感たっぷりで、楽しめます。
今年から、ソフトドリンクペアリングも登場。 仏やスペインのレストランでは、かなり見受けましたが、日本では、
まだまだ珍しく、早速注文。
それでは、お料理から。
1、生ハム、オリーブ、オリーブオイルボール コースとは別に
2、柚子 日本酒 H&C なにかと思ったら、グラスに液体が登場。
柚子の風味の日本酒が、グラスの中で、Hot & Cool に分れています。 あら、不思議。
3、薄氷 チーズ 本当にポエムの世界です。
ピューレにして低温で揚げた透明の極薄ポテトチップス。
パルメザンチーズの泡をつけていただきます。
4、セロリアック 折り鶴 フォアグラ この折り鶴は昨年オープン当初も登場したようですが、
根セロリで作られた折り鶴は、おいしく、かつ優美。
初めて、「なんだか、食べるのがもったいない」と思いました。
フォアグラの脂で揚げたインカのめざめの上に、フォアグラがのっています。
5、冬の大地 大地は、パースニップのピュレと、黒オリーブ。
そこに、小さな根菜たちが植わっています。
雪に見立てた発酵バターのパウダーをテーブルでかけてくれます。
6、才巻海老 菜の花 オマールや蟹の出汁で炊いた大麦の上に、才巻海老と菜の花、トリュフ。
鮮やかなコントラスの色使いがきれい。
7、百合根 トリュフ 百合根のエスプーマムースに、トリュフ風味のミルクの泡
8、豚 蕪 金柑 イベリコ豚の赤身、栗、胡桃 アスパラガス、小玉葱
リンゴのピューレ。
金柑をソースがわりにいただきます。
9、白い吐息 ここからデセールですが、これには、お店全員が笑いました。
液体窒素で軽く凍らせた円柱状のミント。
「食べ方をお見せします」と橋本シェフ。 口にいれたとたんに、鼻から煙が。
みんな、マネして食べて、大笑い。
10、モンブラン ホワイトチョコとベリーをホワイトチョコの壁で覆って。
添えられた苺の上には、雪の結晶が。 細部まで本当に、こだわっています。
11、スノーボール 中に、真っ白な雪の結晶と雪に見立てたものが入っていて、プルンプルン揺らすと、
まさにスノーボール。
12、ラズベリーソーダ いつものガラス箱に、上記のスノーボールのほか、
ラズベリーソーダ、パチパチチョコ、京人参とオレンジのマカロンが。
ハーブティ
ダッチオーブンのパン
シャンパーニュ
ソフトドリンクペアリングは、
1、ベリー
2、リンゴジュースにセロリの風味をつけたもの
3、ハーブティ、しょうが、かりんシロップ
4、白菜+梅シロップ
橋本シェフは、「ソムリエさんと試行錯誤しながら作りました。白菜のは、ちょっとアヤシイでしょ?」 と。
ハーブティと白菜あたりから、ちょっとアヤシイですが、「noma」のソフトドリンクペアリングは、もっとアヤシイものもかなりあるので、
これは、お遊びとして、おもしろいです。 かなりの試行錯誤の末という様子がわかります。
いやはや、今回も、おいしく、楽しく、感動させていただきました。
次回が楽しみです。
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<2015年11月>
4回目の訪問となりました。
さらに進化していました。
いったい、橋本シェフのクリエイティビティの源泉はなんなのか。 唸ります。
秋は、「森」がテーマ。 夏に使用していたガラス箱がすっかり深い秋となって登場し、そこには・・・・。
毎回楽しませてくれるうえに、料理としての美味しさをはずしていません。
さて、今回は。
まずは、ワイン。 リストを見たら、カーブドッチのモグラがあったので、これにしました。
シャルドネですが、個性のある風味。 好みです。
1、生ハム コースが始まる前に、オプションで。
今回は、埼玉の杜仲高麗豚。
パドロン スペインではふつうにある野菜ですが、日本では入手困難。 生ハムの生産者が作っているとのこと。
オリーブ
オリーブオイルのキューブ
2、スパークリングマスカット マスカットとマスカットの間に、エスプーマの機械で二酸化炭素を注入し、プチプチした食感に。
3、森の朝 苔を表現しています。 アボガド、ピスタチオ、オレンジジュースを液体窒素で、スポンジ状に。
本物の植物の上にあしらわれ、そこに森のエッセンスを注ぐと、白いスモークが・・・。 朝もやです。
4、落葉の森 ガラス箱。 夏はこれが砂浜だったのですが、今回は、たくさんの落ち葉を入れて。 中央の牧の中にメニューが入っています。
ガラス箱の上には、トリュフを探す豚が。 もう脱帽のクリエイティビティ。
豚足、豚の耳、ハーブオイルのトリュフコロッケ
巨峰に見立てたのは、フォアグラと砂肝のムース
5、Heidi ネーミングからチーズかな、と想像しました。
清水牧場の「山のチーズ」を焼いたもの。
別皿に、茸のスープと茸のソテー ひばのオイルで
両方、木の肌の優しい丸皿で供されました。
6、どろ豚 栗 どろ豚のほほ肉と葉にんにくを米と雑穀で炊いたもの
7、スモーク 野菜の涙 毎回登場する密閉容器。 今回は、帆立と焼いた茄子、揚げたズッキーニの瞬間スモーク。
赤ピーマンと玉ねぎのジュで。
8、紀州鴨 リンゴ 山ぶどう リンゴピュレ、さるなし、九条ネギ、山ぶどうソースで。
9、柿 マスカルポーネ どんぐり 柿とマスカルポーネのエスプーマ
ドングリのリキュールのアイス
柿リキュールのキャビア
10、お菓子の缶の中に トリュフチョコ、 バラとライチのマカロン、栗のケーキ、オリーブオイルのゼリー
ハーブティ べにふうき&レモンマープル
満足でした。 まさに魅了されます。
食後、橋本シェフと、9月に訪れたバスクの「マルティン・ベラサテギ」の話で盛り上がりました。
スタッフの一人、ホセが橋本シェフのことを覚えていたのですが、とんだ爆笑話があったのです。
今後がますます楽しみになりました。
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<2015年7月>
3度目の訪問です。 夏メニューになりました。
まず、お断り。 こちらに予約ができていて、当日のサプライズを期待する方は、番号がついている行からは、読まないほうがよりワクワクすると思いますので、老婆心ながら。
天才には、自らそのオーラを放っているタイプの人と、フツーに見えて実は天才というタイプがいます。 橋本シェフは間違いなく、後者のタイプ。
3度目にして、改めて、橋本シェフの天才ぶりを確信しました。
私の専門分野は、マーケティングおよびブランディングです。 ブランディングには、背景に流れるストーリーというものが目下大変要になってきており、
大企業もそれには大きな労力を費やしています。 橋本シェフは、そんなことは知らずに(?)、たぶん天性の感性でやってしまっている、のでしょうね。
ただただ驚くばかり。
さて、新たなメニュー。 春に続き、2番目というのは、最も難しいです。 なぜなら、1回目でぐんと上がった期待値を凌駕しなければならないから。
結論からいいますと、橋本シェフ、あっさりクリアしてくれました。
さて、いつものように、まずは、赤ワインをグラスで。 新しいソムリエくんが入っていて、フランス コレス島のサンジョベーゼ(仏語もあります)を勧めてくれました。
お料理です。
1、キャラメルポップコーン 7時までに到着した人のみ。
液体窒素で凍らせたポップコーンのムースの中に、ポップコーンのパウダー。 一口で。
2、朝露 鮮やかなハスの葉に、朝露が一粒。 美しいです。
「傳」でも似たようなものをいただきました。
露の中には、じゅんさい。 露は、梅こぶ茶でできています。
3、夏の高原 ハーブがたくさん詰まったガラス容器に、
沖縄から取り寄せた山羊ミルクで作った自家製チーズと香川の青味のあるオリーブオイル
山羊独特の臭みはなく、美味。
一房のラベンダーの香りを楽しみながら。
4、渚 実は、前の料理を食べているときに、目の前のキッチンで、次の料理が着々と準備されているのが見えます。
前回にはなかったガラスの箱が用意されています。
運ばれてくると、ガラスケースの中は、貝殻と、ガラスのボトル。
ガラスケースの上には、ムール貝が一つ、とムール貝の殻が数個。 殻のうちのひとつがなんと、食べられます。
砂に見立てたジャコ。 渚に見立てた海藻と昆布オイル。 波は、はまぐりのジュースです。
ムール貝を食べ終わって、ケースの蓋を開け、ボトルを取り出すと、その中に、メニューが入っています。
なんと今回のメニューの裏には、セララバアドとヤギの物語が書かれているのです。 その物語こそ、今回のメニューの
構成そのものです。 しかも、途中で終わっているところが、また心憎い。
5、牡丹海老 柚子 日本酒でマリネし、頭だけボイルしています。 なので、頭の味噌も食べられます。
柚子の泡の香りがたちます。
6、穴子 雑穀 クレソン 雑穀のリゾットのうえに、フリットした穴子。 クレソンとポルト酒、黒酢のソースで。
温かくて、ホッとします。
7、鶏 ほおずき スモーク これは前回も登場した密閉容器で。 瞬間スモークした鶏肉が入っていて、柔らかいほおずきをつぶしてソース替わりに。
ゴーヤとみょうがのピクルス。
8、ラム スパイス ヨーグルト 骨付きラムの中に、ラムのジュが入っているので、一口で、と言われました。
う~~~む、まさに、ラムの小龍包です。 これは格別美味。
9、ピニャコラーダ キッチンで、パイナップルが次々ジューサーにかけられ、ジュースと実に分けられていきます、
それが入ったボールに、液体窒素を何度も投入しながら、目の前で、超フレッシュなソルベができます。
ココナッツとラム酒をいれて、ピニャコラーダに。
10、桃 紫蘇 トンカ これは、「夏の夕暮れ」を表現。
鮮やかな紫色の赤紫蘇シロップに、桃のコンポートが浮かびます。
添えられたクッキーの上の、レモンシュガーをとかすと、なんと、紫から紅色へ変化。 夏の夕景が目の前に。
もう、ブラボーです。
11、夏野菜 オリーブオイル エンボスのクッキー缶に入ったミニャルディーズ。
赤ピーマンのマカロン、 オリーブオイルのグミ、トマトのマドレーヌ、コーンとホワイトチョコ
ヴェルヴェーヌで〆。
手の空いた橋本シェフと、今度行くバスクの話で、かなり盛り上がり。 橋本シェフが修行した「マルティン・ベラサテギ」のベラサテギシェフによろしく伝えてください、
と、いろいろ伝言もお預かり。
さて、それを聞いていた、新人ソムリエくんが話しかけてきました。 彼は、「ミッシェル・ブラス」で修行後、「TIRPSE」にいたそうで、私のことを覚えていてくれました。
数か月前に、バスクを旅したそうで、またまたその話で盛り上がり。 なんと、「カン・ロカ」にも行ってきたという強者でした。
そして、彼は、来週弾丸で、バルセロナの「エルブジ」再来といわれる「Disfrutar」にも行くそうです。 私も秋にブッキングしているので、楽しみ。
食事中も五感だけでなく、一編の物語で、脳内まで楽しませてくれたうえ、シェフやスタッフとの話でさらに悦楽の宵となりました。
次回は11月に。 どんな秋の宵になるのか、今から楽しみです。
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<2015年6月> 2回目
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<2015年5月>
「エルブジ」「ノーマ」「マルティン ベラサテギ」などで修行をしてきたシェフのお店で、モダーンガストロノミーを楽しめる、ということで、
この1月にオープンして以来、話題沸騰。 すでに、予約もかなり取りにくい状況です。
当然興味津々でしたが、一方で、「なんちゃってノーマ」という酷評もあり、ある人からは、「ノーマに行ったことがあるんだったら、行くことないんじゃない」とまで
言われました。 が、賛否両論なほど、好奇心は掻きたてられるもの。 というわけで、この日、過度な期待はまったくせず、伺いました。
結果、実に楽しく、満足度高く、シェフのフィロソフィーを体感した宵となりました。
世界のトップクラスで修行をした、という勲章が、時には重荷になるのだと、同情します。
橋本シェフは、けしてマネをしているのではなく、 きちんとモダンガストロノミーを自分のものにし、なおかつ、日本の身土不二を取り入れ、さらに、細部に至るまで、細やか
な神経を使っているということがよくわかります。
店名「セララバアド」は、シェフが幼いときに読んだ宮沢賢治の「学者アラムハラドの見た着物」に登場する子供の名で、その童話から感じた誠実さを料理でも表現したい、
と語っていました。 そう語るシェフの表情、物腰は、誠実そのもの。 お人柄に惚れました。
さて、店内は、北欧調のシンプルな内装。 キッチンはシェフと男性が一人。 サービスは、ソムリエールと女性が一人。
2か月ほど前に予約をしたので、前日お店から電話がありました。 「明日、来ていただけますか? 7時から全員ご一緒のスタートになります。 早めに来ていただければ
生ハムなどもご用意してあります」 とのこと。
生ハムにつられて、20分前には到着。 笑
十勝産ドロ豚の生ハムには、球状カプセルに入ったオリーブオイルが。 すでに、モダーンガストロノミーが始まっています。
広島三次のメルローをお供にしました。
さて、この日の全13品がスタートです。
1年で4回しかメニューが変わらないとのことなので、サプライズがなくなると困りますから、あまり詳細は書きません。
1、ホタルイカと昆布のタルト エンボスのクッキーの缶に入れて登場。 これ、「ノーマ」でもデセールでやっていました。
2、ストーンポテト ホンモノの石の中に、どれかひとつ、食べられる石が・・・。
3、春の高原 フレッシュハーブをたくさん詰めたガラス容器に、フロマージュブランのムースと、ローズウォーターなどの泡
お皿の淵には、小さな小さなリンゴの蝶々が止まっています。 芸コマ。
4、春の大地 ① ライ麦パンとブラックオリーブを大地に見立て、中には、アボガドとふき味噌。
そのうえに、山菜などのフリット で、芽吹きを表現。
5、スモークエッグ モダーンガストロノミーの真骨頂。 燻製の煙を温泉卵と一緒に閉じ込めて登場。
6、北寄貝 ウド 海藻 岩のりとうどのリゾットに、北寄貝
7、才巻海老 葉の花 ビスクを焼いています。 70度のくらいのエスプーマで仕立ててあります。
スプーンに1cm角のゼリーが。 焼酎のはなたれと柚子ジューズだそうです。芸こま。
8、短角牛 蚕豆 筍 真空調理です。
9、春の大地 ② デセール
ゴボウのガトーショコラを大地に見立て、生姜のグラス、苺にリキュールと、苺ミルクをいれたもの
10、ミニャルディーズ 4種 フランボワーズと山椒
パチパチオレンジ
オリーブオイルグミ
よもぎ マカロン
カモミールブレンド
生ハムと最後のお茶は別料金ですが、コースが6800円。 これはもう破格です。
1か月に1回くらい内容が変われば、毎月行きたいところですが、シェフに尋ねたら、「二人しかいないので、季節ごとの年4回が精いっぱいです」とのこと。
深く納得。 二人で、これを考え、毎日作り上げている、と想像しただけでも気が遠くなります。 「だれか手伝ってあげて~~」と言いたいくらいです。
ヨーロッパにおけるモダーンガストロノミーは、「サプライズ」にかなり走っていて、脳を驚かせることに注力しているため、「ノーマ」でもすべてが美味、というわけ
ではありませんが、 こちらでは、「サプライズ」と「旨さ」のバランスがよく取れています。
ツッコミどころも多々ありましたが、 それよりも、まだまだこれからがとても楽しみです。
夏メニューになったころの予約をとって、帰ってきました。
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
その栗シートを壊すと
出来上がり
丁寧に炙っています
バーナーで炙ります
栗のシートのデセール作成中
セレ豚
セレ豚
柿のミントティー
丹波黒鶏
丹波黒鶏
人参とパッションフルーツ
才巻海老
才巻海老
盛り付け中
目の前で盛り付け
茸のソテー
茸のソテー
山のチーズ
山のチーズ
バゲット
橋本シェフ
梨とバジル
トリュフと豚
落ち葉の森
落ち葉の森
メニュー
森の朝、食べ終わったところ
ジュニパーベリーと松の葉
森の朝
森の朝
スパークリングマスカット
木の葉のメニュー
鴨の味噌漬け
鴨の味噌漬け
海藻風味の米菓子
エドモンド シュルラン
エドモンド シュルラン
木の葉のメニュー
線香花火
線香花火
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
夏の夕暮れ
夏の夕暮れ
ピニャコラーダ
橋本シェフ
凍頂ウーロン茶とグレープフルーツの皮
マッシュルーム
短角牛
短角牛
巨大マッシュルーム準備中
鮎の燻製
鮎の燻製
鮎の燻製
準備中
穴子、雑穀、クレソン
穴子、雑穀、クレソン
スイカ、和はっかの氷
深海に
深海
深海
パプリカ、しょうが
ムール貝の殻 食べられます
渚
渚
山羊のチーズ
夏の高原
バゲット
オリーブオイル
花蜜 トマト
花蜜 トマト
トマト、バジル
準備中
朝露
朝露
キャラメルポップコーン
鴨の味噌漬け、左のクラッカーにはオリーブオイルが。
シャンパーニュ
シャンパーニュ
ハーブティ
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
ミニャルディーズ
春の大地 2
春の大地 2
ホロホロ鶏
ホロホロ鶏
出来上がり
鶉の卵も
瞬間燻製
ヤマメ、芹、ホワイトアスパラガス
マテ貝、ウド、海藻
マテ貝、ウド、海藻
ホタルイカ、小玉葱
ホタルイカ、小玉葱
春の大地
蝶々も
春の高原
パン
枯山水
枯山水
合名山
赤ワイン
鯛茶漬け
鯛茶漬け
春のメニュー
ハーブティ
スノーボール
パチパチチョコ
スノーボール
スノーボール、ラズベリーソーダほか
モンブラン
いちごと結晶
モンブラン
モンブラン
キッチン
白い吐息
液体窒素
キッチン
白菜 梅シロップ
豚 栗 胡桃 ウイキョウ
豚 栗 胡桃 ウイキョウ
鮃 蕪 金柑
鮃 蕪 金柑
鮃 蕪 金柑
キッチン
百合根 トリュフ
ハーブティ しょうが
才巻海老 菜の花
才巻海老 菜の花
キッチン
パン
冬の大地
冬の大地
キッチン
キッチン
リンゴジュース セロリ
セロリアック 折り鶴 フォアグラ
セロリアック 折り鶴 フォアグラ
キッチン
キッチン
ベリージュース
薄氷 チーズ
柚子 日本酒 H&C
オリーブ
生ハムとオリーブオイルボール
シャンパーニュ
シャンパーニュ
ポップアップをあしらったメニュー
生ハム
一口オリーブオイルをそえて
ホタルイカと昆布のタルト
こんなお菓子の缶で登場
ストーンポテト
アップです
エディブルフラワー
春の高原
りんごの蝶々
オリーブオイル
ダッチオーブンで焼いたパン
春の大地
スモークエッグ
蓋をあけると
スプーン型のクルトン
北寄貝、うど、海藻
アップです
才巻海老 ビスク
焼酎はなたれと柚子ジュースのゼリー
短角牛、蚕豆
アップです
春の大地 その2
カモミールブレンド
フランボワーズと山椒、パチパチオレンジ、オリーブオイルグミ、よもぎとマカロン
広島三次のメルロー
奥会津のスパークリングウォーター
キャラメルポップコーン
朝露
アップです
夏の高原
アップです
渚
貝殻が
ムール貝のアップ
ボトルにメニュー
ガラス箱の中
ダッチオーブンで焼いたパン
ボタンエビ
アップです
穴子 雑穀 クレソン
アップです
鶏 ほおずき スモーク
2016/11/26 更新
「エルブジ」「ノーマ」での修業経験がある橋本シェフが率いるお店。
1年で4回のメニューチェンジ。
季節を映した独創的、クリエイティブな料理です。
詩情豊かで繊細な料理には、いつも感動します。
2018/02/04 更新