2回
2024/12 訪問
美味しい地物と地元の日本酒
去年に引き続き年末の訪問です。
3日前に電話した時は9時以降の遅い時間なら
席があるとのことで予約。
温泉入ってゆっくり待ってたら9時15分くらいに席が空いたと電話があり、お店に向かうと8席のカウンターが2巡目でほぼ埋まり最後の1席でした。
初めてみる若衆がサポートに入っていて、聞くと7月からだそうで、店主の前の修行先の後輩なんだとか。
瓶ビールで始めると突き出しはウスバハギの肝ポン酢。のっけから日本酒向きの肴です。
ココはビール向きの肴が少ないのでビールに合わせるツマミを頼むのも難しく、ウスバハギには手をつけずビールを飲み切り、日本酒を。
ココは静岡の地酒もそこそこ置いてて、隣の客には初しぼりをいくつかオススメしてたので、自分も正雪を。
注文は刺身からシロアマダイ昆布締め、活きイサキ、そしてアジ。
シロアマダイは最近湘南でも割と釣れている。
昆布締めで水分が抜けた身は少しネットリ。
もっと昆布風味強めでもいいかも。
活けイサキは、活けという割には身は柔らかめ。
やっぱ梅雨時が良いのかしら。
シロアマダイとイサキは地元のダイダイでと勧められました。レモンや酢橘より柔らかい酸味。
アジは今厳しい時期だそうで。
でも明日は、市場が休みとなる明後日に備えて2日分仕入れなければいけないそうで、それに比べれば今日は良いと。
いつもと変わらず美味しいアジ。
次は焼き物でカイワリ。
ホントはクエ狙いだったのだけど今日はなし。
なんでも昨日までの数日はあったとかで残念。
クエがあったらカブト焼きを食べたかった。
ココは塩加減が絶妙なのです。
カイワリは刺身の方になかったので多分当日仕入れじゃないかもなと思ってたけど、やっぱり若干水分量少なめ。でも充分美味しい。
お酒はいつも頼む臥龍梅へ。
ツマミはワサビ漬け。
刺身に添えられるワサビもそうだけど
ココのワサビはめっちゃ香りが良く。
そして海苔も品質高い。
以前勧められたように、裏のざらっとした方をペロッと舐めて香りを楽しんでから食べます。
握りはアオリイカ、しめ鯖、太刀魚。
そして他の客にサクどりする前の塊を見せていたマグロ。
普段は地物しか頼まないけれど、津軽海峡で獲れたハラカミだというので。大間と同じ場所で獲れたそうで、水揚げの場所が違うだけで安くなると。
トロの前に赤身を頂いて、次にトロ。
脂が強いけどまろやか。
けど、シャリが今日はイマイチに感じ。
以前は余り気にならなかったのだけど。
脂が強いと余計イマイチに感じるのかしら。
アジ巻きと味噌汁、そしてお酒をもう1本頼んで会計は12,000円強。
素晴らしいコスパです。
2月はめっちゃ美味しいイワシが出ると聞いていたけど、来年もイワシ狙いの予約が多いんだとか。
私もイワシ狙って機会を窺いたいと思います笑
2024/12/28 更新
夏休みスタートということで熱海へ。
もはやこの店に行きたいから熱海へ行っていると言っても良い。
候補だった3日間のうち夜の1回転目は予約で一杯だったけど21時くらいからの2回転目は1日だけ辛うじて席があった。
お通しはハモ。地物だそうだ。
この辺はハモも獲れるのか。
まずはお刺身で、メイチダイ昆布締めとしめ鯖。
昆布締めは昆布の加減が丁度良く、昆布の香りが微かに、そして旨味しっかり。
しめ鯖は新鮮だからなのか酢をあまり感じないとても淡い締め方。噛み締めると脂がじんわり。
コレは過去ベスト5に入る美味しいしめ鯖です。
焼き物は最初イサキを頼んでいたのだけど、
注文して30分くらい経ってから「今日は終わってしまってます」とお弟子さん。
急遽ヘダイに切り替え、今から焼くんじゃ時間かかるな、と山葵漬けと塩辛を。
塩辛は重厚で生臭みはなし。添えられた柑橘が清涼さを加えて。
イカは以前と異なり細作りでした。
お酒は臥龍梅の夏バージョンからオリジナルへ。
ヘダイは思ったより脂があって、イサキよりコチラで正解だったかも。
以前私がクエのカブト焼きを絶賛していたことを覚えているご主人は「先日20キロのクエが上がったんですが大きすぎてウチでは扱えず、東京に行ってしまいました」と語る。
さて握りへ。
・ヒラメ昆布締め
・クロシビカマス
コレはいわゆるスミヤキ。
昔小田原の泰平丸で60メートルくらいの深場で五目釣りした時に釣った事がある。
当時は外道だったけど今じゃ高級魚なんだとか。
でも骨が多いのでハモみたいに骨切りするらしい。
果たして全く舌に当たらず、とても美味しく頂きました。
・アオリイカ
昔泰平丸でアオリイカ釣ったなーと思い出して。
いかにもアオリイカというネットリ感。
・アジ
ココのアジはいつも肉厚で素晴らしい。
・クロムツ
伊豆ではポピュラー。炙ってあって頬張ると脂がジンワリ。
・アジ巻き
ワサビ巻きと迷った末。アジと酢飯、海苔、大葉、ゴマが一体となって美味し。
この日は伊東で按針祭があり、魚が高く売れると普段出港しない漁船も出船したとかで魚種も豊富でラッキーでした。