KEN21さんが投稿したRISTORANTE IL NODO(神奈川/鎌倉)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

KEN21の食べ飲み歩き

メッセージを送る

この口コミは、KEN21さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

RISTORANTE IL NODO鎌倉、和田塚/イタリアン、海鮮

24

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
24回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

これほどの手を施したカリフラワーは、絶品のイルノード風 鎌倉バーニャカウダソースに負けず

2025年11月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。ディナーコースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥に案内されました。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6~7グラスで適当に ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで、かみさんはフルボディの赤が苦手ですので、
白、オレンジ、ロゼのいずれかからセレクトしてもらって。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Talento Brut 46 2018
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。何度も飲んでいますがこれは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいなんですよね。

・さかな人長谷川さんの神経〆ウスバハギ
  横須賀の長井漁港を拠点とする神経締めの達人である長谷川さんの締めたウスバハギに、
  肝のペーストとクスクスを合わせたカルパッチョ風ワンスプーン。
  肝のコクとクスクスのサラダの酸味。そして神経〆したウスバハギの白身の味わい。
  旨いに決まってますやん(* ̄∇ ̄*)b

・さかな人長谷川さんの神経〆キハダマグロ
  今度は神経〆キハダマグロのタルト。
  サクサクのタルト生地に、木苺ソース、ビーツ、鮪の骨から取ったジュレ、
  キハダマグロのタルタルを積み重ねたもの。
  キハダマグロは68㎏という超大型で透明感のある脂がテカっています。
  食べてみるととてもキハダマグロとは思えない旨味。
  言われなければ間違いなく極上の本鮪と答えると思います。
  今までで食べてきたキハダマグロの中でNo.1(* ̄∇ ̄*)b

・Alto Adige Pinot Grigio Tramin 2023
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・トレンティーノ・アルト・アディジェの白ワインです。
  ぶどうは、ピノ・グリージョ。
  フルーティーな酸味で王道の白ワインの味わい。

・11月 神奈川県 畑、山の収穫
  晩秋の神奈川県の畑と山の収穫。50種類以上の野菜とハーブを使ったインサラータ。
  10種類の調理法、8種類のソース・パウダー、
  渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を添えて。
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  白いキャンパスに描かれた神奈川県 晩秋の畑と山の恵みが映えますわ(〃^▽^〃)

・天城3年アマゴ 黄金イクラ
  天城の3年アマゴをマリネしてから燻製。そこに黄金イクラを合わせて。
  下には発酵させたじゃがいものヴィシソワーズを敷いて。
  わずかに火を入れたアマゴの身はしっとりとしていて燻製香も加わり美味しいです。
  それを後押しするのが無茶苦茶濃厚な旨味を持つ発酵ヴィシソワーズのソース。
  名付けて天城の親子丼(* ̄∇ ̄*)b

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します

・Vigneti Vumbaca Cirò Rosato
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・カラブリアのロゼワインです。
  ぶどうは、ガリオッポ。
  見た目はオレンジワインかと思いましたが、飲んでみるとロゼですね。確かに。

・さかな人長谷川さんの神経〆アカヤガラ
  石板プレートの上にポモドーロソースを敷き、
  神経〆アカヤガラのフリット、藁の香りを移した白菜を添えています。
  アカヤガラは貴重な魚ですが、旨味が凝縮していますよ。
  シェフのマイブームの燻製香を加えた白菜が脇を固めます。

・CAREFIT FARM WINERY Kohaku POP 2023
  私のワインペアリング4杯目。
  山梨県甲州市・ケアフィットファームワイナリーのオレンジワインです。
  ぶどうは、甲州。
  ナチュラルのニュアンスがあり、ビターで辛口でオレンジワインらしい美味しさがあります。
  この後の猪に合わせたそうです。

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2022
  かみさんのペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  バニラの香りのニュアンスが印象的。
  飲み進めると滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらも最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・猪ランプ 鍋
  猪のランプ肉を使ったボタン鍋風です。
  春菊の仲間、キクラゲ、長ねぎ、柿も加えて。
  ランプなのですが猪ってしっかりと脂があるんですね。その脂が旨いんだわ(〃^▽^〃)

・Meroi Nestri Bianco 2022
  私のワインペアリング5杯目。
  イタリア・フリウリの白ワインです。
  ぶどうは、シャルドネ40%、ソーヴィニヨン30%、フリウラーノ20%、その他。
  フルーティーながらもビターさも併せ持っています。
  辛口で美味しいです。

・さかな人長谷川さんの神経〆ヒメジ キノコ
  皿に明日葉を使ったブールブランソース。
  そこに、神経〆したヒメジ、マスタケソテー、ハツタケピューレ、
  万願寺唐辛子と一緒にパイ包みにしたものを鎮座。
  プリプリのヒメジ。いい具合に水分が抜けて旨味が濃くなっています。

・渡辺農園さんのカリフラワー 発酵シラス
  イルノードのスペシャリテ。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイルノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  中央に藁の香りを移したカリフラワーのムニエルを鎮座。
  そこに釜揚げしらす、カレーリーフ、コリアンダーシード、ケールパウダーを添えて。
  カリフラワーと合わせるのは2回目ですが、今回は藁の香りを移したムニエル。
  これほどの手を施したカリフラワーは、絶品のイルノード風 鎌倉バーニャカウダソースに負けない。
  生産者も変態ですが、シェフも変態でんなあ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Bortolusso Schioppettino Sun of Winter 2022
  私のペアリング6杯目。
  イタリア・フリウリの赤ワイン。
  ぶどうは、スキオペッティーノ。
  シラーの様なスパイシーさと果実味を併せ持っています。
  ミディアムボディくらいでタンニンは穏やか。
  かみさんもセーフかなと思って飲ませてみると今回はNGとのコメント。
  日によって違うみたいね。

・Vigneti Vumbaca Cirò Rosato
  かみさんのワインペアリング4杯目。ペアリングラスト。
  私のワインペアリング3杯目と同じロゼワイン。

・小田原猟師宮本さんの鹿ロース 藁
  まずは、ストウブ鍋で鹿ロースが焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上げます。
  白い皿には、マルサラソース。
  その上に箱根で仕留めた68㎏の鹿ロースの燻製ローストを鎮座。
  冬人参のピューレ、藁焼き人参、人参の葉のフリットも脇を固めます。
  これまた甘い人参で旨いわけで(〃^▽^〃)
  本州の鹿ロースの燻製ローストは蝦夷鹿とは異なり本当に癖がありません。
  そこに人参とソースがアクセントになっていて。

・キタッラ 神奈川ネーゼ BOLOGNESE
  自家製キタッラに、みやじ豚、鹿、猪、菜の花で作ったボロネーゼソースを絡めたもの。
  小麦粉も渡辺農園なので、この皿すべてがオール神奈川(*゚Д゚*)
  普通は粉は違うとかあるよねえっ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  なので神奈川ネーゼ(* ̄∇ ̄*)b
  色んな肉の旨味が複雑に絡み合います。これも酒がススムわ。

・新政 Colors 山吹 タンジェリン 2024
  私のペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  秋田県秋田市に蔵を構える、新政酒造の造る純米酒。
  ワイン代わりにもなる酸味が印象的。
  香りは上品で穏やかで口当たりは柔らかく、
  米の旨みとキレの良い後味があります。

・小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態での”ほしゆたか”リゾットのプレゼンテーション。
  この時の香ばしい匂いがたまらんよね(〃^▽^〃)
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培であるほしゆたかの玄米、白米、黒米のリゾットに、
  さかな人長谷川さんの各種イカを加えて炊き上げ、ボラじゃない卵巣から作った
  カラスミ風パウダーを振りかけて完成。今回はイルノード風イカメシ。
  なんちゃってカラスミパウダーでしたが言われなければカラスミと思っちゃいますよ。
  その代わり本物と違ってポロポロ崩れるのでパウダー状でしか使えないそうで。
  なるほど。ボラにはボラの良さがあるってわけですねえ。

・リンゴ
  シナノゴールドのソルベに、さつまいもペーストを搾り、オーガニック薔薇の花を飾り付け。
  言うなれば、シナノゴールドのソルベ モンブラン風。
  無茶苦茶リンゴ果汁が効いていました。

・チーズケーキ ローゼル ローズマリー
  トロトロのチーズケーキに、小田原産ローゼルのジャム、
  ローズマリージェラートを積み重ねたドルチェ。
  ローゼルと、ローズマリーがバリバリのフレーバーを放っています。
  岩塩と思われる塩気がアクセントになっていて美味しいです。

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。
  清涼感が満載です。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  普段はブラックで飲むのですが、最近は添えられた砂糖も活用。
  イタリアンで出されるコーヒーは砂糖を入れて完成なのかも知れません。
  半分ほど砂糖を入れたらいい感じの美味しさに。

これでサービス料10%を加えて〆て45540円。一人当たり22770円。カードでのお支払いです。

この日も晩秋の畑、山、野原、海の恵みを存分に味わうことが出来ました。

渡辺農園さんの野菜を中心に、さかな人長谷川さんの神経締めした魚介類を堪能。
野菜を極上の皿にする技術はイルノードならではなのですが、
そこに、さかな人長谷川さんの神経締めした素晴らしい魚介類が合わさるようになったので、
イルノードの料理がワンランク昇華したような印象を受けます。

それが影響したのでは無いですし、食べログの評価アルゴリズムの不思議さに
翻弄されるお店が多いのですが、イルノードの評価は戻りつつありますね(〃^▽^〃)
昔みたいに4.0ポイント超えの常連になるように私も微力ながら応援したいと思います(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2025/12現在、3.96ポイント)

  • Peri Talento Brut 46 2018

  • さかな人長谷川さんの神経〆ウスバハギ

  • Alto Adige Pinot Grigio Tramin 2023

  • 天城3年アマゴ 黄金イクラ

  • 自家製のライ麦パンとフォカッチャ

  • Vigneti Vumbaca Cirò Rosato

  • さかな人長谷川さんの神経〆アカヤガラ

  • CAREFIT FARM WINERY Kohaku POP 2023

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2022

  • 猪ランプ 鍋

  • 猪ランプリフトアップ

  • Meroi Nestri Bianco 2022

  • さかな人長谷川さんの神経〆ヒメジ キノコ

  • 渡辺農園さんのカリフラワー 発酵シラス

  • Bortolusso Schioppettino Sun of Winter 2022

  • ストウブ鍋で鹿ロースが焼き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 小田原猟師宮本さんの鹿ロース 藁

  • キタッラ 神奈川ネーゼ BOLOGNESE

  • 新政 Colors 山吹 タンジェリン 2024

  • ストウブ鍋で炊き上がった状態での”ほしゆたか”リゾットのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット

  • シナノゴールドのソルベ モンブラン風

  • チーズケーキ ローゼル ローズマリー

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のシェフお任せコース

2025/12/02 更新

23回目

2025/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

渡辺農園さんの野菜を中心に、今回も長谷川さんの神経締めした魚介類を堪能

2025年8月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。ディナーコースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥に案内されました。
実はカウンターはリニューアルが施されていて見事な白木の一枚板のカウンターに(* ̄∇ ̄*)b
なので今回はカウンターの様子も激写しておきました(〃^▽^〃)

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6~7グラスで適当に ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで、かみさんはフルボディの赤が苦手ですので、
白、オレンジ、ロゼのいずれかからセレクトしてもらって。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Talento Brut 46 2018
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。何度も飲んでいますがこれは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいなんですよね。

・小田原谷田さんのスッポン
  タルト生地の上に、小田原産スッポンをソプレッサータというイタリアの煮凝り状態にして、
  胡瓜のピクルスやソースを添えたものです。
  スッポンを食べるのはもしかすると2025年お初かも?
  クニュクニュ食感にスッポンの旨味がじゅわっと。

・さかな人長谷川さんの真鯵
  横須賀の長井漁港を拠点とする神経締めの達人である長谷川さんの締めた真鯵に、
  クスクス、生姜、エゴマを加えたワンスプーン。
  それぞれの味わいが、素晴らしい真鯵の味を引き立ててくれます。
  これを食べると真鯵の素晴らしさを知ることになりますよ(* ̄∇ ̄*)b

・8月 神奈川県 畑、山の収穫
  夏の神奈川県の畑と山の収穫。50種類以上の野菜とハーブを使ったインサラータ。
  10種類の調理法、8種類のソース・パウダー、
  渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を添えて。
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  白いキャンパスに描かれた神奈川県 夏の畑と山の恵みが映えますわ(〃^▽^〃)

・ヴィノジア ネロモーラ ロザート 2024
  私のペアリング2杯目。
  イタリア・カンパーニャのロゼワイン。
  ぶどうは、アリアニコ。
  タンニンは穏やかでさっぱり系で美味しいです。

・La Lastra Vernaccia di San Gimignano 2023
  かみさんのペアリング2杯目。
  イタリア・トスカーナの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルナッチャ。
  柑橘類の香りにドライハーブのニュアンス。
  フレッシュでいきいきとした味わいでわりとスッキリテイストです。

・さかな人長谷川さんの神経〆タコ 畑のビーツ
  神経締めした真蛸のボイルをスライスし、7種類の調理法で調理したビーツ、
  紫蘇の香り、はるみみかんでサラダ仕立てにしたものです。
  クニュクニュ食感の蛸も美味しいのですが、塩だけで発酵させたビーツも美味しい(〃^▽^〃)

・夏の鮎 再構築
  鮎の内臓などをペーストにして万願寺唐辛子に詰め込み、それを春巻きにし、
  胡瓜とレモンで作ったサラダを添えたものです。
  鮎のワタの苦味と万願寺唐辛子の甘み。そこにレモンのシトラスフレーバー。
  名残りの鮎ですが塩焼きとは全く異なる美味しさがあります。

・La Lastra Vernaccia di San Gimignano 2023
  私のペアリング3杯目。かみさんの2杯目と同じです。

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します

・さかな人長谷川さんのアカハタ ナス パプリカ
  神経締めしたアカハタをしっとりと焼き上げ、オクラ、焼き茄子ペースト、
  ハラペーニョドレッシングなどを添えたものです。
  とにかくアカハタが無茶苦茶美味しい(〃^▽^〃) レアの焼き加減が素晴らしく。
  そして大好物の焼き茄子の風味に、ハラペーニョのピリッと感が泣かせます。

・TAKIZAWA WINERY DELAWARE ORANGE 2024
  私のペアリング4杯目。
  北海道・TAKIZAWA WINERYのオレンジワイン。
  ぶどうは、デラウェア。
  デラウェアらしい果実味にタンニンもあって美味しいです。

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2022
  かみさんのペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  バニラの香りのニュアンスが印象的。
  飲み進めると滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらも最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・鎌倉海老のズッパ・ディ・ペッシェ
  まずは活き鎌倉海老のプレゼンテーション。
  夏スペシャルとなる鎌倉海老3段階の1段階目。
  レアに火を入れた鎌倉海老に人参、牛蒡のフリットを従え、
  シェフ自ら席上でズッパ・ディ・ペッシェを注いで完成。
  レアに焼き上がった鎌倉海老の身はプリプリ。
  そこに超濃厚なズッパ・ディ・ペッシェの味わいが折り重なります。
  何気に人参が甘いねえ(〃^▽^〃)

・鎌倉海老のグラタン
  夏スペシャルとなる鎌倉海老3段階の2段階目。
  今度は頭の部位をグラタン風に焼き上げてくれました。
  ソースには粒マスタードの酸味も加わっていて美味しいです。

・鎌倉海老のラビオリ
  夏スペシャルとなる鎌倉海老3段階の3段階目。
  最後はラビオリになっての登場。熟成じゃがいもを使ったラビオリ。
  これで鎌倉海老を余すところなく胃袋に収めたんだと思います(* ̄∇ ̄*)b
  あ、殻はさすがに食ってないけどね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2022
  私のペアリング5杯目。かみさんの3杯目と同じです。

・渡辺農園さんのナス 発酵シラス
  イルノードのスペシャリテ。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  中央に焼き茄子を鎮座。釜揚げしらす、ケールパウダー、もみの木ピクルス、
  カレーリーフ、コリアンダーシードを添えて。
  何度も味わってきたソースですが特に焼き茄子との相性がヘブン。
  このソースの料理が出てきたときには全神経を集中して味わう価値がありますよ(* ̄∇ ̄*)b

・サンドローネ バローロ レ・ヴィーニェ 2006
  私のワインペアリング6杯目。
  イタリア・ピエモンテの赤ワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ。
  チョコレートフレーバーですね。
  飲むと果実味が豊かでタンニンもしっかりとしたザ・フルボディ。
  この後の七谷鴨に合わせた1杯。

・TAKIZAWA WINERY DELAWARE ORANGE 2024
  かみさんのペアリング4杯目。私の4杯目と同じものです。かみさんはペアリングラスト。

・京都七谷鴨ロース 藁
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  切り分けた京都七谷鴨ロースの下に、ツルムラサキロースト、ビーツピューレを敷き、
  木苺、マスタードなどで仕上げたソースをかけています。
  七谷鴨は、株式会社 弥栄が、一流シェフの味覚に応える為に、
  フランス産シャラン鴨に負けない国産鴨を目指し、京都府亀岡市七谷川の畔の
  1000坪の養鶏農場でなるべく自然に近い状態で育てられています。
  シャラン鴨に比べると鉄分の臭いが穏やかで、純粋に鴨の肉の味を楽しめます。
  私自身は京都七谷鴨を食べるのは6回目なのですが、今回のも美味しかったですね。
  藁の燻製香と共に皮が焦げた香ばしさも相まって美味しい(〃^▽^〃)

・Sasso di Sole Rosso di Montalcino 2021
  私のワインペアリング7杯目。私もペアリングラスト。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョベーゼ。
  果実味とスパイシーさが印象的で、タンニンもしっかり。酸味は程良く。
  この後の神奈川ネーゼに合わせた1杯。

・キタッラ BOLOGNESE 神奈川ネーゼ
  自家製キタッラに、みやじ豚、鹿、猪で作ったボロネーゼソースを絡め、
  エゴマで仕上げたボロネーゼ。
  神奈川県産の食材で作ったので神奈川ネーゼ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  前回はタリアッテレでしたが今回はキタッラでの神奈川ネーゼ。
  単純なボロネーゼではなくて色んな肉の旨味が複雑に絡み合います。

・小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態での”ほしゆたか”リゾットのプレゼンテーション。
  この時の香ばしい匂いがたまらんよね(〃^▽^〃)
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培であるほしゆたかの玄米、白米、黒米、緑米のリゾットに、
  神奈川産のバイ貝、ヤマドリダケを加えて炊き上げたもの。
  4種類の米をアルデンテに炊き上げた香ばしさと旨味だけでも十分に美味しい(〃^▽^〃)
  このタイミングでもリアルに一鍋食えます(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・小田原八木下農園ブルーベリー 黒米 バラ
  ブルーベリージェラートの下に黒米を敷いて、オーガニック薔薇を添えたドルチェ。
  これはもう鉄板の美味しさなのですが黒米を敷いているのがアクセントになっていいんです。

・ベルタ ソーロペルジャン 2009 ?円
  私の追加オーダーです。
  イタリア・ピエモンテのグラッパ。
  ぶどうは、ネッビオーロ、バルべーラ、モスカート。
  美しい琥珀色。アルコール度数43度ですのでアタック感が素晴らしいです。

・北イタリア ピエモンテ郷土料理“ボネ” 小田原の山椒
  イタリア・ピエモンテ郷土料理のボネというカカオプリンの上に、
  小田原産の実山椒ジェラートを乗せたものです。
  ボネを食べるのは4回目くらいだと思いますが、このカカオ風味が大好きで(〃^▽^〃)
  さらには実山椒ジェラートのピリッと感が加わってヘブン。

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。
  清涼感が満載です。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  普段はブラックで飲むのですが、添えられた砂糖も活用。
  イタリアンで出されるコーヒーは砂糖を入れて完成なのかも知れません。
  半分ほど砂糖を入れたらいい感じの美味しさに。

これでサービス料10%を加えて〆て46640円。一人当たり23320円。カードでのお支払いです。

この日も晩夏の畑、山、野原、海の恵みを存分に味わうことが出来ました。
夏スペシャルとなる鎌倉海老3段階がありましたので全15皿というコースに。
それでも野菜が中心の仕立てになっていますのでイルノードは太らんのです(* ̄∇ ̄*)b
この週は人間ドックでしたがイルノードなのでセーフでしょう(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

渡辺農園さんの野菜を中心に、今回も長谷川さんの神経締めした魚介類を堪能。
神経締めの達人 長谷川さんは実は海よりも山が好き。
なので秋にかけてはキノコなども登場するのではと思われます。

これからもどんどん進化していくイルノードを楽しんでいきたいと思います(〃^▽^〃)
影響力のあるレビュアーさんで野菜好きな方は必食です(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2025/9現在、3.78ポイント)

  • Peri Talento Brut 46 2018

  • 小田原谷田さんのスッポン

  • さかな人長谷川さんの真鯵

  • 8月 神奈川県 畑、山の収穫

  • ヴィノジア ネロモーラ ロザート 2024

  • La Lastra Vernaccia di San Gimignano 2023

  • さかな人長谷川さんの神経〆タコ 畑のビーツ

  • 夏の鮎 再構築

  • La Lastra Vernaccia di San Gimignano 2023

  • 自家製のライ麦パンとフォカッチャ

  • さかな人長谷川さんのアカハタ ナス パプリカ

  • TAKIZAWA WINERY DELAWARE ORANGE 2024

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2022

  • ・鎌倉海老のズッパ・ディ・ペッシェ

  • 鎌倉海老のグラタン

  • 鎌倉海老のラビオリ

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2022

  • 渡辺農園さんのナス 発酵シラス

  • サンドローネ バローロ レ・ヴィーニェ 2006

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション

  • 京都七谷鴨ロース 藁

  • Sasso di Sole Rosso di Montalcino 2021

  • キタッラ BOLOGNESE 神奈川ネーゼ

  • ストウブ鍋で炊き上がった状態での”ほしゆたか”リゾットのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット

  • 小田原八木下農園ブルーベリー 黒米 バラ

  • ベルタ ソーロペルジャン 2009

  • 北イタリア ピエモンテ郷土料理“ボネ” 小田原の山椒

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • リニューアルしたカウンター

  • リニューアルしたカウンター

  • この日に頂いたシェフお任せコース

2025/09/02 更新

22回目

2025/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

神経締めの達人 長谷川さんの仕入れた海の幸と山の幸のコラボを今後も楽しみに(〃^▽^〃)

2025年5月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。ディナーコースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター手前に案内されました。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6~7グラスで適当に ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで、かみさんはフルボディの赤が苦手ですので、
白、オレンジ、ロゼのいずれかからセレクトしてもらって。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Talento Brut 46 2018
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。何度も飲んでいますがこれは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいなんですよね。

・本日の山菜 味噌 タルト
  サクサクのタルト生地の上に、サワークリーム、自家製味噌、こごみ、
  森のアスパラガスとも呼ばれる珍しい山菜を乗せて。
  山菜らしい風味と茎の粘りがいいっすねえ(〃^▽^〃)
  そこに自家製味噌とサワークリームの異なる発酵食品の旨味を合わせて。

・5月 神奈川県 畑、山の収穫
  晩春の神奈川県の畑と山の収穫。50種類以上の野菜とハーブを使ったインサラータ。
  10種類の調理法、8種類のソース・パウダー、
  渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を添えて。
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  白いキャンパスに描かれた神奈川県 5月の畑と山の恵みが映えますわ(〃^▽^〃)

・La Lastra Vernaccia di San Gimignano 2023
  私のペアリング2杯目。
  イタリア・トスカーナの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルナッチャ。
  柑橘類の香りにドライハーブのニュアンス。
  フレッシュでいきいきとした味わいでわりとスッキリテイストです。

・Cantine Silvestri Bianco Colli Vermentino 2022
  かみさんのペアリング2杯目。
  イタリア・ラツィオの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルメンティーノ。
  シトラスフレーバーが印象的。
  飲むとそれに加えてミネラルを感じます。
  これも美味しいなあ。

・さかな人長谷川さんの神経締めカミナリイカ 北海道長谷川さんのアスパラガス
  横須賀の長井漁港を拠点とする神経締めの達人である、
  長谷川さんの魚を取り扱うようになり、この日はその魚介類が登場しました。
  カミナリイカとは紋甲イカの別名ですが、神経締めしたものを軽くボイルし、
  北海道の長谷川さんのアスパラガスである長谷パラもボイルし、
  ピューレ、サワークリーム、イカ墨シース、山菜、ハーブで仕上げた一皿。
  ダブル長谷川さんの協演ですが、カミナリイカはクニュクニュ食感で旨味に溢れ、
  香りの良いグリーンアスパラガスはシャクシャク食感。
  それを後押しするのが各種ソースなど。

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します

・さかな人長谷川さんの長井タコ
  こちらはまだブランドにはなっていないのですが、長谷川さんが長井漁港近くに根付かせた蛸を
  無茶苦茶柔らかく事前処理をして煮込んで、山菜のわらび、もみじがさと供に、
  芹のサルサヴェルデで仕上げた一皿。
  蛸は柔らかいですよとは聞いていましたが、そこで想像される柔らかさを超えて来ました(*゚Д゚*)
  合わさる山菜の香りとわらびの茎の粘り、芹のサルサヴェルデの清涼感ですよ。

・新政 No.6 X-type
  私のペアリング3杯目。
  秋田県秋田市に蔵を構える、新政酒造の造る生原酒。
  乳酸発酵したような穏やかなヨーグルトのニュアンスがあり、
  同時に米の旨味も味わえる代物。これも旨いわ。

・さかな人長谷川さんの神経締めオオモンハタ スパゲティーニ 鶏節 キャビア
  人肌に温かいスパゲティーニに鶏節で取った出汁、オリーブオイルを回しかけ、
  神経締めしたオオモンハタの切身を乗せてキャビアをトッピング。
  キャビアも味の大事な構成要素ですのでスパゲティーニに混ぜて頂きました。
  神経締めしたオオモンハタは熟成したような旨味を従え、そこに鶏節の旨味も。
  もちろんキャビアも飾りではなく、さらなる塩気と旨味を加えて皿を2ランク昇華。

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2022
  私のペアリング4杯目、かみさんのペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  バニラの香りのニュアンスが印象的。
  飲み進めると滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらも最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・さかな人長谷川さんのマンボウ キタッラ 山菜
  湯がいたマンボウの身、肝、腸をマンボウの塩気だけで煮込み、
  キタッラにその出汁を吸わせて、山菜、キクラゲ、金柑を添えたものです。
  マンボウの腸からは素晴らしい出汁が出るのですが、それを吸ったキタッラがヘブン。
  キクラゲとかも長谷川さんが採取しているんです。
  長谷川さんは海だけでは無くて山にも精通しているんです(* ̄∇ ̄*)b

・さかな人長谷川さんの神経締め方々 白子 春キャベツ
  神経締めしたホウボウの身と白子を春キャベツで包んでローストし、
  ボタンボウフウという海岸で採れる山菜を刻んで入れたブールブランソースで仕上げ。
  ホウボウってイタリアンではアクアパッツァとかでもよく登場する魚ですが、
  神経締めしたその身はシルキーでふわふわで、白子はとろける食感で超濃厚。
  そこに食感を残した春キャベツが包み込んで、ボタンボウフウの香りによる効果もあるのか、
  ブールブランが重すぎなくてジャストフィット。塩気もちょうどいいんです。
  これは旨いわ。

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato
  私のペアリング5杯目、かみさんのペアリング4杯目。かみさんはラスト。
  イタリア・ピエモンテのロゼワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  エチケットからしてロゼなのですが、見た目はオレンジワイン。
  飲んでみてもオレンジっぽいニュアンス。
  タンニンもわりと感じて辛口で美味しいでです。

・春キャベツ 熟成ジャガイモ 発酵シラス
  イルノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿の上に、お好み焼きに見立てた春キャベツと熟成ジャガイモのガレットを乗せ、
  釜揚げしらす、カレーリーフ、ケールパウダー、コリアンダーシードと
  もみの木シードのピクルスを散らし、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、
  生クリームを使って作った絶品のイルノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いたものです。
  このお好み焼き風を食べるのは2回目になりますが、春キャベツにじっくりと火を通した甘みが秀逸。
  それをさらに昇華させるのが絶品のイルノード風 鎌倉バーニャカウダソース(* ̄∇ ̄*)b

・Bortolusso Schioppettino Sun of Winter 2022
  私のペアリング6杯目。
  イタリア・フリウリの赤ワイン。
  ぶどうは、スキオペッティーノ。
  シラーの様なスパイシーさと果実味を併せ持っています。
  ミディアムボディくらいでタンニンは穏やか。
  かみさんもセーフかなと思って飲ませてみるとギリセーフとのコメント。

・神戸ビーフ トウガラシ 藁
  まずは、ストウブ鍋で神戸ビーフが焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上げます。
  神戸ビーフのトウガラシという肩甲骨の部位を藁を使って焼き上げ、
  間引きビーツ、ウドを添えて、ポルト酒のソースで仕上げた一皿。
  神戸ビーフはミディアムレアのレア寄りで好みの焼き加減。
  脂身がきつくなった老体には赤身中心のトウガラシは有り難く(〃^▽^〃)
  ポルト酒だけだと甘いのですが、ウドの苦味がアクセントになっています。
  何気にビーツのホクホクとした大地の旨味もいいね(* ̄∇ ̄*)b

・Paolo e Noemia d'Amico Seiano Rosso 2023
  私のペアリング7杯目。私もラスト。
  イタリア・ウンブリアの赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー、サンジョヴェーゼ。
  ナチュラルのようなフレーバーのニュアンス。
  しっかり目のタンニンに穏やかな酸味。同時にスパイシーでもあります。
  これはあかんタイプだろうなと思ってかみさんに飲ませてみるとやっぱNG(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  とにかくタンニンが苦手みたいね。

・タリアッテッレ 小田原のアミガサダケ
  渡辺農園さんの小麦粉で作った自家製のタリアッテッレに、
  フランスではモリーユ茸と呼ばれるアミガサダケと供に、
  クリームチーズパスタに仕上げたものです。
  ソースが濃厚でこれは確かに赤ワインに合うわ。
  国産のアミガサダケは日本らしい奥ゆかしい香りなんです(〃^▽^〃)
  そうか。前回は小麦粉はさすがに神奈川産じゃないだろうなと勘違いしていましたが、
  冒頭のインサラータでも渡辺農園さんで作られた小麦粉のパイ生地を添えていましたわ。

・小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット イカ
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態での”ほしゆたか”リゾットのプレゼンテーション。
  この時の香ばしい匂いがたまらんよね(〃^▽^〃)
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培であるほしゆたかの玄米、白米、黒米、緑米のリゾットに、
  蛍烏賊、カミナリイカ、アオリイカを加えて炊き上げ、仕上げに山椒の葉を添えて。
  とにかく4種類の米をアルデンテに炊き上げた香ばしさと旨味だけでも美味しいのに、
  そこに蛍烏賊、カミナリイカ、アオリイカの旨味ですよ。アクセントの山椒の葉も秀逸。

・小田原 山北の木苺 平塚横田さんの薔薇
  涼しげなガラスプレートにラズベリーのジェラートを乗せ、
  オーガニックの薔薇の花びら、トレハロースをまぶしてカリカリに焼き上げた薔薇の花びらを添えて。
  ラズベリーの香りもそうですが、薔薇の香りも満載のドルチェです。

・ショコラ カラマンダリンオレンジ
  ガトーショコラを崩して土台にし、葉っぱのエキスで作ったカラマンダリンジェラートを鎮座。
  フレッシュなカラマンダリンとセミドライのカラマンダリンを添えて。
  適度に濃厚なガトーショコラの甘さとコクに、カラマンダリンのシトラス感。
  これも美味しいですよ(〃^▽^〃)

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。
  清涼感が満載です。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  普段はブラックで飲むのですが、前々回からは添えられた砂糖も活用。
  イタリアンで出されるコーヒーは砂糖を入れて完成なのかも知れません。
  半分ほど砂糖を入れたらいい感じの美味しさに。

これでサービス料10%を加えて〆て45780円。一人当たり22890円。カードでのお支払いです。

この日も晩春の畑、山、野原、海の恵みを存分に味わうことが出来ました。

特に今回は長谷川さんの神経締めした魚介類を5皿で活用していましたし、
パスタ・リゾット類も4皿用意されていましたので、イルノード史上最高のボリュームを感じました。
しかしながらそこは野菜も多用するイルノードの料理ですので翌朝には何故か0.6㎏ダウン。
さすがにたまたま体重が落ちるタイミングと合わさったんだとは思いますが、
それでも普通は13皿の料理を頂けば間違いなく太るはず。
ある程度の大食漢の方でも今回のコースを頂けば満足されるのではと思いますよ(* ̄∇ ̄*)b

神経締めの達人 長谷川さんの仕入れた海の幸と山の幸のコラボを今後も楽しみに(〃^▽^〃)
これからもどんどん進化していくイルノードを楽しんでいきたいと思います。

でも、食べログ的には何故か評価が下がるんですけどぉぉぉっ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
野菜や魚介類が大好きな食べロガーの皆さん。イルノードはオススメですよ(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2025/5現在、3.77ポイント)

  • Peri Talento Brut 46 2018

  • 本日の山菜 味噌 タルト

  • 5月 神奈川県 畑、山の収穫

  • La Lastra Vernaccia di San Gimignano 2023

  • Cantine Silvestri Bianco Colli Vermentino 2022

  • さかな人長谷川さんの神経締めカミナリイカ 北海道長谷川さんのアスパラガス

  • さかな人長谷川さんの神経締めカミナリイカ 北海道長谷川さんのアスパラガスアップ

  • 自家製のライ麦パンとフォカッチャ

  • さかな人長谷川さんの長井タコ

  • さかな人長谷川さんの長井タコアップ

  • 新政 No.6 X-type

  • さかな人長谷川さんの神経締めオオモンハタ スパゲティーニ 鶏節 キャビア

  • さかな人長谷川さんの神経締めオオモンハタ スパゲティーニ 鶏節 キャビアアップ

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2022

  • さかな人長谷川さんのマンボウ キタッラ 山菜

  • さかな人長谷川さんのマンボウ キタッラ 山菜アップ

  • さかな人長谷川さんの神経締め方々 白子 春キャベツ

  • さかな人長谷川さんの神経締め方々 白子 春キャベツアップ

  • Cantina Delsignore La Grazia Rosato

  • 春キャベツ 熟成ジャガイモ 発酵シラス

  • 春キャベツ 熟成ジャガイモ 発酵シラスアップ

  • Bortolusso Schioppettino Sun of Winter 2022

  • 神戸ビーフが焼き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 神戸ビーフ トウガラシ 藁

  • 神戸ビーフ トウガラシ 藁アップ

  • Paolo e Noemia d'Amico Seiano Rosso 2023

  • タリアッテッレ 小田原のアミガサダケ

  • タリアッテッレ 小田原のアミガサダケアップ

  • 炊き上がった状態での”ほしゆたか”リゾットのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット イカ

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット イカアップ

  • 小田原 山北の木苺 平塚横田さんの薔薇

  • 小田原 山北の木苺 平塚横田さんの薔薇アップ

  • ショコラ カラマンダリンオレンジ

  • ショコラ カラマンダリンオレンジアップ

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のシェフお任せコース

2025/05/28 更新

21回目

2025/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

絶品の野菜料理に加えて、大好物の猪まで堪能出来て超満足(〃^▽^〃)

2025年2月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター手前に案内されました。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6~7グラスで適当に ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで、かみさんはフルボディの赤が苦手ですので、
白、オレンジ、ロゼのいずれかからセレクトしてもらって。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・京都丹波ワイン てぐみデラウェア
  私のワインペアリング1杯目。
  デラウェア天然酵母で醸造したスパークリングワイン。
  香りはデラウェアらしいニュアンスを感じますが、
  飲むとしっかりとした辛口テイスト。
  とてもデラウェアとは思えない辛口でいつもながらに美味しい(〃^▽^〃)

・Peri Talento Brut 46 2018
  かみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。何度か飲んでいますがこれは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいなんですよね。

・太刀魚 クスクス クレソン
  太刀魚の皮目を炙ってカルパッチョに。下にはクレソンのクスクスとクレソンを忍ばせ。
  太刀魚の旨味とクスクスの食感、クレソンの風味の協演。
  美味しい。この日はクレソンが大活躍なんですよ(* ̄∇ ̄*)b

・小田原の鹿 モチェッタ 大根
  ミニタルトの上に、コリコリの大根と昨年仕留めた小田原の鹿で作ったモチェッタを積み重ねたもの。
  モチェッタとは鹿などのジビエで作られる干し肉のことのようです。
  そんな凝縮した鹿肉の風味と旨味に大根が合わさります。

・牡蠣フライ
  海藻を練り込んだ衣をまとった牡蠣フライ。
  牡蠣は小粒ながらもジューシーで味が濃いです(〃^▽^〃)
  これはたまらんなあ。

・楠本椎茸園 カラスミ
  なんと写真の撮り忘れ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  ホイル焼きして4ピースにカットした椎茸に、一昨年作ったカラスミパウダーを合わせたもの。
  私は下手な松茸よりも椎茸の方が美味しいのでは?と思っていて、
  この椎茸はそんな持論を後押ししてくれるクオリティ(* ̄∇ ̄*)b
  でも撮り忘れたけど(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Vernaccia di San Gimignano 2022 Le Calcinaie
  私のペアリング2杯目。
  イタリア・トスカーナの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルナッチャ。
  柑橘類の香りにドライハーブのニュアンス。
  フレッシュでいきいきとした味わいでわりとスッキリテイストです。

・2月 神奈川県 畑、山の収穫
  冬の神奈川県の畑と山の収穫。50種類以上の野菜とハーブを使ったインサラータ。
  10種類の調理法、8種類のソース・パウダー、
  渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を添えて。
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  白いキャンパスに描かれた神奈川県 2月の畑と山の恵みが映えますわ(〃^▽^〃)

・Vino di Anna Palmentino Rosso
  私のペアリング3杯目。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネレッロ・マスカレーゼ、ミネッラ、カタラット、グレカニコ。
  このタイミングでの赤は珍しいのですが、この後のカッペリーニに合わせて
  ラズベリーのニュアンスのあるこちらを合わせてきたものです。
  かみさんはこの赤ワインであればギリセーフとのこと。果実味が効いていたので。

・2023 ファンピー ロゼ
  かみさんのペアリング2杯目。
  新潟・カーブドッチのロゼワイン。
  ぶどうは、スチューベン、キャンベル。
  甘いフレーバーなのですが飲むとしっかりとビターテイスト。

・黄金イクラ ビーツ 木苺 カッペリーニ
  皿にサワークリーム、木苺ソース、ビーツのピューレのカッペリーニを乗せ、
  天城アマゴの黄金イクラを燻製したものを乗せ、ハーブをトッピング。
  混ぜ混ぜしながら頂きましたが何んとも言えぬバランス感。
  木苺が突出するわけでもなく、ビーツがでしゃばるわけでもなく、
  黄金イクラが主張するわけでもなく、上手くこれらが調和しているんです。
  赤ワインのVino di Anna Palmentino Rossoのラズベリーテイストとも絶妙にマッチ(* ̄∇ ̄*)b

・Vino di Anna Palmentino Rosso
  私のペアリング4杯目。
  間違って飲み干しちゃったので少し追加。

・ラディッキオタルティーヴォ カチョカヴァロ 米粉
  米粉のクレープ生地の上に、ラディッキオタルティーヴォとカチョカヴァロを乗せたもの。
  巻いて手で持ってかぶりつきながら食べます。
  ラディッキオタルティーヴォとはトレビスの葉を細くしたような野菜なのですが、
  何というかやたらとコクを感じるんです。とてもトレビスの仲間とは思えないくらいの濃い味。
  上に乗る濃厚なカチョカヴァロチーズにも負けていないんです。
  シェフの好きなイタリア食材の一つらしくて、日本で栽培しているものを今回使った模様。

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2021
  私のペアリング5杯目、かみさんのペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  バニラの香りのニュアンスが印象的。
  飲み進めると滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらも最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。

・神奈川県松輪の金目鯛 モモノスケかぶ
  金目鯛をうろこ付きで皮目を焼き上げ、モモノスケかぶを合わせ、
  クレソンと香草香るソースで仕立てた一皿。
  時化で魚介系の仕入れが困難であったこの日の貴重な魚介類。
  とにかく金目鯛も含めて魚って皮目が美味しい(〃^▽^〃)
  ホントこの日はクレソンが大活躍ですわ。

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2021
  私のペアリング6杯目。
  イタリア・フリウリのオレンジワイン。
  ぶどうは、フリウラーノ、リボッラ・ジャッラ。
  いかにもオレンジワインらしいナチュラルなニュアンスでビターテイスト。

・神奈川県二宮の猪ロース 渡辺農園のネギ 小田原の芹、菜の花
  へへへ。大好物の猪(* ̄∇ ̄*)b
  30㎏の仔猪のロース肉に、渡辺農園のネギ 小田原の芹、菜の花、ノビルを積み上げ、
  サルサヴェルデで仕立てた瞬間牡丹鍋仕立て。
  写真では隠れていて見えませんが皿の下にはたっぷりの猪ロース肉。
  30㎏の仔猪くらいが赤身と脂身の層が丁度良くて美味しいんだとか。
  全くもって臭みなんか皆無で、普段食べている豚肉の方が臭みが有ることに気付きます。
  透明感のある旨味の脂身に苦味の効いた各種野菜。これはたまらん(〃^▽^〃)

・新政 産土 2023
  私のペアリング7杯目。
  秋田県秋田市に蔵を構える、新政酒造の造る生酛木桶純米酒。
  生酛木桶純米酒と聞くと何やら癖があるのでは?と勘ぐりそうですが、
  乳酸発酵したようなヨーグルトのニュアンスがあり、柔らかな味わい。
  日本酒の可能性をさらに広げてくれるような純米酒ですね。

・材木座海岸もんざ丸のシラス 菊芋
  イルノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿の上に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイルノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  皮目を香ばしく焼き上げたオーガニック菊芋の上に、釜揚げしらすを乗せ、
  ケールパウダー、カレーリーフ、コリアンダーシードを散らした一皿。
  菊芋の土の香りに、ソースの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  イルノード風 鎌倉バーニャカウダソースは、元々イタリアにあった
  生のしらすを塩と唐辛子で漬け込み発酵熟成させたロザマリーナ(生しらす唐辛子漬け)をヒントに。
  ただしシェフはロザマリーナは美味しくないと感じたそうで、色々とアレンジしたそうです。
  そもそも唐辛子は要らんとか。発酵しらすにはクリームが合うねとか。
  そんな研究をしていくうちにリコッタチーズも合わせたこのソースの味に行き着いたそうです。
  このソースこそがイルノードの最大の発見では無いでしょうか(* ̄∇ ̄*)b

・Grayasusi Etichetta Rosato
  私のペアリング8杯目。
  イタリア・カラブリアのロゼワイン。
  ぶどうは、ガリオッポ。
  ラズベリーのようなフレーバーにビターな印象。
  この後のボロネーゼに合わせて。

・?
  かみさんのペアリング4杯目。かみさんはラスト。
  私とは異なるロゼがサーブされたのですが失念。

・Tagliatelle alle Bolognese 神奈川ネーゼ
  自家製タリアテッレに、みやじ豚、鹿、猪で作ったボロネーゼソースを絡め、
  小田原産トリュフで仕上げたボロネーゼ。
  神奈川県産の食材で作ったので神奈川ネーゼ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  粉は神奈川県じゃネーゼとかは言わんといてよ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  冗談はさておき、下手なジビエっぽさを微塵も感じさせないボロネーゼ。旨いっす。

・PRAEPOSITUS PINOT NERO RISERVA 2020
  私のペアリング9杯目。
  イタリア・トレンティーノ アルト アディジェの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ネロ。
  まずは果実味を感じる芳香。飲むとそれら複雑な果実味が織りなす甘みに、
  酸味、タンニンの効いたフルボディらしいテイスト。
  これはかみさんのアウトな赤ワインですなあ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  かみさんは高級赤ワインほどアウトなんです(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・神奈川県二宮の猪バラ 玉ねぎ シェリービネガー
  へへへ。最後も大好物の猪(〃^▽^〃)
  猪のスペアリブを玉ねぎだけで5時間無水調理。
  そこに紅化粧大根、クレソンを合わせ、シェリービネガーで仕上げ。
  スペアリブの骨は抵抗感ゼロですっと骨離れします。
  この肉がもう絶品でたまらんですわ(〃^▽^〃)
  トロトロの猪のバラ肉の旨味に脂身の甘味。そこにさらに玉ねぎの甘みとコク。
  そしてシェリービネガーの酸味が全体を引き締めてくれます。
  この日は猪尽くしで大満足(* ̄∇ ̄*)b

・クアトロフォルマッジョ 無花果 メレンゲ
  クアトロフォルマッジョのチーズケーキの上に無花果のジェラートを乗せ、
  メレンゲを立てかけたものです。
  無花果のジェラートは無花果の葉から抽出しているのですが、
  これが何とも言えないくらいに無花果の風味を再現してくれていてヘブン(〃^▽^〃)
  シェフの研究によると果肉よりも葉の方が風味が出るそうです。
  このジェラートは感動すら覚えますよ(* ̄∇ ̄*)b

・ナッツ カラメル セミフレッド
  アーモンド、ヘーゼルナッツ、カラメル、塩で作ったセミフレッドに、
  ピンクペッパーを振りかけたものです。
  これはもう奇をてらわずにドストライクなセミフレッドの味わいでしょう。

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。
  レモンバーベナ、スペアミントなどを使っています。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  いつもはブラックで飲むのですが、前回からは添えられた砂糖も活用。
  イタリアンで出されるコーヒーは砂糖を入れて完成なのかも知れません。

これでサービス料10%を加えて〆て45100円。一人当たり22550円。カードでのお支払いです。

この日も冬の畑、山、野原、海の恵みを存分に味わうことが出来ました。

この日は時化で魚介系の仕入れが困難であったために、肉の比重がおのずと上がったのですが、
その影響もあってかいつものイルノードのコースよりもボリュームを感じました。
しかしながらそれでも野菜料理が中心であることには変わりが有りませんので消化が良く、
翌朝の体重を見てもほとんど増えていなかったという(〃^▽^〃)

そうなんです。
イルノードのコース料理って14皿と盛りだくさんの内容では有るのですが、
野菜の構成がかなりの部分を占めるのでやっちまった感が無いんです(〃^▽^〃)
これって基礎代謝の落ちたオッサンには有難いことで(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回は晩春の頃の畑、山、野原、海の恵みを味わいに伺いたいと思います(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2025/2現在、3.84ポイント)

  • 京都丹波ワイン てぐみデラウェア

  • 太刀魚 クスクス クレソン

  • 小田原の鹿 モチェッタ 大根

  • 牡蠣フライ

  • Vernaccia di San Gimignano 2022 Le Calcinaie

  • 2月 神奈川県 畑、山の収穫

  • Vino di Anna Palmentino Rosso

  • 2023 ファンピー ロゼ

  • 黄金イクラ ビーツ 木苺 カッペリーニ

  • ラディッキオタルティーヴォ カチョカヴァロ 米粉

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2021

  • 自家製のライ麦パンとフォカッチャ

  • 神奈川県松輪の金目鯛 モモノスケかぶ

  • Fiegl Dai Dai

  • 神奈川県二宮の猪ロース 渡辺農園のネギ 小田原の芹、菜の花

  • 新政 産土 2023

  • 材木座海岸もんざ丸のシラス 菊芋

  • Grayasusi Etichetta Rosato

  • かみさんのロゼ

  • Tagliatelle alle Bolognese 神奈川ネーゼ

  • PRAEPOSITUS PINOT NERO RISERVA 2020

  • 神奈川県二宮の猪バラ 玉ねぎ シェリービネガー

  • クアトロフォルマッジョ 無花果 メレンゲ

  • ナッツ カラメル セミフレッド

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のシェフお任せコース

2025/02/11 更新

20回目

2024/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

生産者に対する感謝の気持ちがイルノードの料理には表れているんです(* ̄∇ ̄*)b

2024年11月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥に案内されました。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6~7グラスで適当に ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで、かみさんはフルボディの赤が苦手ですので、
白、オレンジ、ロゼのいずれかからセレクトしてもらって。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・CHAMPAGNE LEONCE D’ALBE SPECIAL RESERVE BRUT
  私とかみさんのペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、シャルドネ。
  淡いイエローのビジュアル。
  フレッシュなリンゴ系の酸が心地良く。
  ビターな柑橘系の果実味も感じられ旨いっす(〃^▽^〃)

・天然キノコのジュース
  メニュー外です。
  まずは食前酒のような感じで真っ黒なジュースの登場。
  小田原で採れた黒い岩石のような珍しいキノコのジュース。
  飲んでみると癖の無い漢方茶のような香ばしい味わい。
  胃を活性化させる効能があるのかも知れません。

・石垣鯛カルパッチョとクスクスサラダのワンスプーン
  スプーンにクスクスと生姜のサラダを乗せ、その上に石垣鯛のカルパッチョ。
  石垣鯛はいい感じの脂が乗っていて旨いわ。

・スミイカのタルト
  タルト生地にスミイカのマリネを乗せ、イカスミソース、ディルを乗せて。
  スミイカはねっとりとした熟成感があり旨味が乗っています。

・CHAMPAGNE LEONCE D’ALBE SPECIAL RESERVE BRUT
  私のペアリング2杯目。
  無くなったので追加で注いでもらいました。

・11月 神奈川県 畑、山の収穫
  晩秋の神奈川県の畑と山の収穫。50種類以上の野菜とハーブを使ったインサラータ。
  10種類の調理法、8種類のソース・パウダー、
  渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を添えて。
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  白いキャンパスに描かれた神奈川県 11月の畑と山の恵みが映えますわ(〃^▽^〃)

・Roero Arneis Giacomo Grimaldi 2022
  かみさんのペアリング2杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、アルネイス。
  白桃のような柔らかい果実味を感じさせるフレーバー。
  飲んでみてもそのような印象で後口にミネラル感もありますね。

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato
  私のペアリング3杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  エチケットからしてロゼなのですが、見た目はオレンジワイン。
  飲んでみてもオレンジっぽいニュアンス。
  タンニンもわりと感じて辛口で美味しいでです。

・天城の3年アマゴと本わさび
  天城の3年アマゴをマリネしてほんのり燻製。
  下にはコリンキーとサワークリームを忍ばせ、本山葵ソースをあしらっています。
  わずかに火を入れたアマゴの身はしっとりとしていて美味しい。
  それを後押しするのがピリッとした本山葵ソース。

・黄金イクラ ジャガイモ
  長期熟成したジャガイモのミルフィーユの上にサワークリーム、
  そして天城アマゴの黄金イクラをたっぷりと乗せています。
  黄金イクラの旨味は穏やかで、秀逸なのが香ばしくて相当な枚数を重ねたジャガイモのミルフィーユ。
  なんとお子さんのお弁当で作っていたものをお店でも応用したそうです。
  相当手間が掛かるものですが、その苦労は無茶苦茶報われていますよ(〃^▽^〃)
  単にダイス状にカットしただけではこのような食感を出せないので。
  それにしてもお子さんが羨ましい(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Vernaccia di Oristano
  私のペアリング4杯目。
  イタリア・サルディーニャのロゼワイン。
  ぶどうは、ヴェルナッチャ。
  美しい黄金色。
  飲んでみると辛口でしっかりとした酸味を感じます。
  酒精強化ワインのような力強さも感じましたね。
  この後の皿のためだけにセレクトされたワイン。

・椎茸 ホエー 牡蠣と柿
  ぷっくりとした牡蠣に、柿、椎茸を合わせ、焼き茄子ペーストと落花生をアクセントにし、
  同じく鎌倉のラッテリア ベベ カマクラのホエーを使った食べるスープ。
  海の幸に山の幸。それらを鎌倉ホエーの酸味と旨味がまとめあげてくれます。

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  当然ながら前述した食べるスープにもフォカッチャをちぎって入れて美味しく成仏。

・新政 亜麻猫
  私のペアリング5杯目。
  秋田県秋田市に蔵を構える、新政酒造の造る白麹仕込純米酒。
  通常の清酒用麹に加えて、強い酸味を持つ焼酎用白麹も使用して醸造。
  日本酒とは思えない酸味が印象的で、言われなければ何のワインだろう?となります。
  この後の皿のためだけにセレクトされた日本酒。
  新政酒造も攻めるねえ(* ̄∇ ̄*)b

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2021
  かみさんのペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  バニラの香りのニュアンスが印象的。
  飲み進めると滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらも最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・逗子小坪漁港の平目 畑のカブ カラスミ
  平目のフリットに、カブのピューレ、カブのジュースを添え、
  昨年仕込んだカラスミをかけてアクセントに。
  表面はカリッと中身はフワッとした平目のフリットに蕪の香りが乗ってきます。
  カラスミの塩気と旨味がアクセントになっていますね。

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2021
  私のペアリング6杯目。かみさんの3杯目と同じものになります。

・材木座海岸もんざ丸のシラス カリフラワー
  イルノードのスペシャリテ。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイルノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  中央にカリフラワーのムニエルを鎮座。釜揚げしらす、ケールパウダー、
  カレーリーフ、コリアンダーシードを添えて。
  何度も味わってきたソースですがカリフラワーと合わせるのはお初。
  ソースが乗りやすいようにムニエルにしたんですね(〃^▽^〃)
  今回はこの絶品ソースをあえて残しておきます。

・渡辺農園のバターナッツカボチャ
  先ほどのイルノード風 鎌倉バーニャカウダソースを残しておいた皿に、
  シェフが茹で上がったラビオリを乗せていきます。
  バターナッツカボチャのラビオリ 鎌倉バーニャカウダソースの完成です(* ̄∇ ̄*)b
  ラビオリはモチモチ食感をあえて出さないようにトロトロに口内で溶けるような食感に。
  なのでドルチェが如くバターナッツカボチャの甘味が行き渡ります。
  コース後半なので重たくならないように配慮したそうです。
  この皿でソースも綺麗に拭って完食。残しちゃや~よ!(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Bortolusso Schioppettino 2022
  私のペアリング7杯目。私のペアリングラスト。
  イタリア・フリウリの赤ワイン。
  ぶどうは、スキオペッティーノ。
  お手本のようなフルボディ。この後の鹿に合わせて。

・Vernaccia di Oristano
  かみさんのペアリング4杯目。私のペアリング4杯目と同じものを。
  かみさんもペアリングラスト。

・小田原猟師さんより本州鹿ロース 藁
  まずは、ストウブ鍋で鹿ロースが焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上げます。
  白い皿には、ビーツのピューレ、木苺とポルト酒のソース。
  そこにトレビスのような苦味のある野菜を置いて鹿ロースを鎮座。
  本州の鹿ロースの燻製ローストは蝦夷鹿とは異なり本当に癖がありません。
  仕留めた後の処理も素晴らしいんだと思います。
  さらには内臓の処理も素晴らしかったとのことで、
  鹿のハツとレバー、天然平茸のソテー ヘーゼルナッツ添えも追加で(* ̄∇ ̄*)b
  鹿の内臓って人生初でしたが、処理がいいから食えたんです(〃^▽^〃)
  それにしても天然平茸ってスーパーで売っているものとは見た目も違いますが、
  味が濃くて鹿の内臓に負けていないんです。平茸も凄い。

・小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット 小田原の天然キノコ
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態での”ほしゆたか”リゾットのプレゼンテーション。
  この時の香ばしい匂いがたまらんよね(〃^▽^〃)
  さらにチーズを加えて、それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培であるほしゆたかのリゾットに、
  天然の平茸なども加えて炊き上げていて、チーズのコクも合わさって旨い(〃^▽^〃)
  リアルにストウブ鍋ごと食えます(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・自家製リモンチェロ 1100円
  私のオーダーです。
  イルノードで自家製レモンサワーは飲んだことがあるのですが
  リモンチェロそのものは無いなと思って珍しく頼んでみました。
  小田原八木下農園のレモンを使用して3ヵ月掛かって仕込んだリモンチェロ。
  わりと半透明ですが、レモンの酸味がしっかりとありガツン系のアタック感。
  美味しいけど効きますぜえ(* ̄∇ ̄*)b

・春菊 煎茶 パンナコッタ
  煎茶のパンナコッタの上に春菊のアイスを乗せ、オリーブオイルで風味付け。
  真っ白なパンナコッタですが食べるとしっかりと煎茶の味わい。
  春菊のアイスは程良い春菊の息吹を感じさせるテイスト。春菊好きにはたまらん(〃^▽^〃)
  そこにオリーブオイルですので、まさに青々しい大人のドルチェ(* ̄∇ ̄*)b
  トータルでも美味しい。

・さつまいモンブラン 水野果樹園の紅玉
  プディングのような柔らかめの生地を土台にし、その上に紅玉のソルベを乗せ、
  さらにさつまいものピューレを回しかけ、焼いたメレンゲでコーティング。
  さつまいもの甘みに紅玉の酸味のコラボレーション。
  酸味を加えることでコースの最終ですがペロッと胃に収めることが出来ます。
  ああ、酸味が無くても私はペロッですが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。
  ペパーミントが効いていましたね。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  いつもはブラックで飲むのですが、初めて添えられた砂糖を活用。
  なるほど。イタリアンで出されるコーヒーは砂糖を入れてもいいかもなあ。
  エスプレッソ同様に。

これでサービス料10%を加えて〆て45100円。一人当たり22550円。カードでのお支払いです。

この日も晩秋の畑、山、野原、海の恵みを存分に味わうことが出来ました。

2024年は11月に入っても気温が下がらず、それは当然ながら作物にも影響を与えています。
そんな中でも生産者の方たちが苦労して収穫した秋の恵みを美味しく仕上げて提供。
蕪の葉っぱだって大事な収穫物。ジュースにしたりして美味しく成仏させたりね(〃^▽^〃)
生産者に対する感謝の気持ちがイルノードの料理には表れているんです(* ̄∇ ̄*)b

2024年はこれで最後になりましたが、2025年も美味しい、
畑、山、野原、海の恵みを頂きに参上したいと思います!

ご馳走様です!(2024/11現在、3.93ポイント)

  • CHAMPAGNE LEONCE D’ALBE SPECIAL RESERVE BRUT

  • 天然キノコのジュース

  • 石垣鯛カルパッチョとクスクスサラダのワンスプーン

  • スミイカのタルト

  • 11月 神奈川県 畑、山の収穫

  • Roero Arneis Giacomo Grimaldi 2022

  • Cantina Delsignore La Grazia Rosato

  • 天城の3年アマゴと本わさび

  • 黄金イクラ ジャガイモ

  • Vernaccia di Oristano

  • 椎茸 ホエー 牡蠣と柿

  • 自家製のライ麦パンとフォカッチャ

  • 新政 亜麻猫

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter 2021

  • 逗子小坪漁港の平目 畑のカブ カラスミ

  • 材木座海岸もんざ丸のシラス カリフラワー

  • 渡辺農園のバターナッツカボチャ

  • Bortolusso Schioppettino 2022

  • 鹿ロースが焼き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 本州の鹿ロースの燻製ロースト

  • 鹿のハツとレバー、天然平茸のソテー ヘーゼルナッツ添え

  • ”ほしゆたか”リゾットのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”リゾット 小田原の天然キノコ

  • 自家製リモンチェロ

  • 春菊 煎茶 パンナコッタ

  • さつまいモンブラン 水野果樹園の紅玉

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • 2024年11月のシェフお任せコース

2024/11/20 更新

19回目

2024/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

野菜の美味しさを再確認させてくれたり、新たなる発見をさせてくれたり(〃^▽^〃)

2024年8月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥に案内されました。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6グラス 7700円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで、かみさんはフルボディの赤が苦手ですので、
白、オレンジ、ロゼのいずれかからセレクトしてもらって。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・京都丹波ワイン てぐみデラウェア
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  デラウェア天然酵母で醸造したスパークリングワイン。
  香りはデラウェアらしいニュアンスを感じますが、
  飲むとしっかりとした辛口テイスト。
  とてもデラウェアとは思えない辛口でいつもながらに美味しい(〃^▽^〃)

・逗子小坪漁港のアオリイカ 胡瓜
  香ばしい黒米シートの上にヨーグルトソースを敷き、胡瓜でアオリイカを巻き、
  イカ墨ソースを乗せた一品。
  アオリイカの甘みに胡瓜の瑞々しい風味。そこに黒米シートの食感と香ばしさ。
  全てが合わさって美味しい(〃^▽^〃)

・活サザエ壺焼き アーモンドバター タルト
  まずはサザエの壺焼き状態でのプレゼンテーション。
  その後、殻からサザエの身を取り出し切り分けて、ライ麦パンに乗せてのサーブ。
  久しぶりのサザエですが何度食べても美味しい(〃^▽^〃)
  サザエは間違いなく刺身で食べるよりも火を通すべきだと思います。
  ワタも存分に味わえるもんね。

・真鯛炙りとクスクスサラダのワンスプーン
  良い真鯛が手に入ったとのことでメニュー外の追加料理。
  スプーンにクスクスと生姜のサラダを乗せ、その上に炙った真鯛。
  真鯛はいい感じの脂が乗っていて旨いわ。

・La Lastra Vernaccia di San Gimignano
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・トスカーナの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルナッチャ、トレッビアーノ、トレッビアーノ トスカーノ、マルヴァジア ビアンカ。
  スタンダードに辛口でほんのり甘み。王道の白ワインの味わい。

・8月 神奈川県 畑、山の収穫
  真夏の神奈川県の畑と山の収穫。50種類以上の野菜とハーブを使ったインサラータ。
  10種類の調理法、8種類のソース・パウダー、
  渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を添えて。
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  今回は皿を白いキャンパスに変えての登場ですが映えるよね(〃^▽^〃)

・ビーツ七変化 逗子小坪漁港の真タコ
  小坪漁港の真タコをマリネしてからボイルし、スライスしたものを敷き詰め、
  そこにビーツを、フレッシュ、ピューレ、ボイル、ドライ、ロースト、チップ、
  パウダーに調理し、香草、オーガニック薔薇などを器の中で合わせた一品。
  まずは真ダコの味わいが秀逸。濃いね(〃^▽^〃)
  そこに様々な調理を施したビーツの大地の美味しさ。海と畑の協演。

・パン
  自家製のフォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。

・Carte Or NV Grand Cru Claude Cazals
  私のワインペアリング3杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  しっかりとした辛口でシュワシュワとした飲み口。
  この日はナチュラルなニュアンスも感じました。

・逗子小坪漁港の平目 ピーマン
  白い皿の上に、ピーマンのジュース、玉ねぎピューレ、バーニャカウダソースを敷き、
  平目フリット、フレッシュピーマン、ローストピーマンを積み重ね、ヘーゼルナッツを散らし。
  とにかくピーマンが主役。平目は敢えて崩してピーマンのジュースにまとわせると旨い(* ̄∇ ̄*)b

・Naked Orange 2023
  私のワインペアリング4杯目、かみさんの3杯目。
  山梨県甲州市勝沼町のケアフィットファームワイナリーのナチュラルオレンジワイン。
  ぶどうは、山梨県勝沼産甲州100%。
  色味は綺麗なオレンジ色。
  フレーバーからしてオレンジワインらしく、かつナチュラルワインらしいですね。
  飲んでみるとしっかりとした酸味が口内を支配します。
  その後に程良いタンニンを感じて、これは好みのオレンジワインですよ(〃^▽^〃)

・鎌倉海老 ZUPPA DI PESCE
  鎌倉海老とは鎌倉で獲れる伊勢海老のこと。
  それを殻ごと焼き上げ、皿には紫アスパラガスのグリル、人参ピューレを敷き、
  その上に鎌倉海老の尾の身、牛蒡の素揚げを積み重ね、最後は席上でシェフ自ら、
  濃厚なスープであるZUPPA DI PESCEを注いで完成。
  さらには鎌倉海老の頭の部分は別皿で添えられました(〃^▽^〃)
  鎌倉海老のミディアムレアの火入れが見事で超好み。
  そこに濃厚なZUPPA DI PESCEや鎌倉海老のミソが合わさってヘブン。
  伊勢海老系って材料費が高いのに、火を入れ過ぎてしまってパサつくところが多くて
  非常にもったいないなあと思うのですが、イルノードではそんな心配はご無用(* ̄∇ ̄*)b

・新政 88%低精白酒 涅槃龜 2022
  私のワインペアリング5杯目。
  秋田県秋田市に蔵を構える、新政酒造の造る低精白純米酒。
  精米歩合88%でつくる低精白純米酒。本来は雑味がでやすい低精白ですが、
  吟醸造りの技術を駆使し、雑味がなく上品な味わいに仕上げているそうです。
  シュワッと爽快な微炭酸で、ヨーグルトのような乳酸の風味。
  言われなければ日本酒と思わないかも。美味しいです。

・Bortolusso Chardonnay 2022
  かみさんのワインペアリング4杯目。かみさんはペアリングラスト。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  王道の白ワインのテイスト。
  2杯目に飲んだLa Lastra Vernaccia di San Gimignanoにも似ていますね。

・渡辺農園のナス 材木座海岸もんざ丸のシラス
  イルノードのスペシャリテ。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  中央に焼き茄子を鎮座。釜揚げしらす、リコッタチーズ、ケールパウダー、
  カレーリーフ、コリアンダーシードを添えて。
  何度も味わってきたソースですが特に焼き茄子との相性がヘブン。
  このソースの料理が出てきたときには全神経を集中して味わう価値がありますよ(* ̄∇ ̄*)b

・Sasso di Sole Rosso di Montalcino 2021
  私のワインペアリング6杯目。私もペアリングラスト。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョベーゼ。
  果実味とスパイシーさが印象的で、タンニンもしっかり。酸味は程良く。
  この後の七谷鴨に合わせた1杯。

・小田原志村さんの”ほしゆたか”4穀米リゾット 旬の鮎
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション。
  この時の香ばしい匂いがたまらんよね(〃^▽^〃)
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培である、玄米、白米、黒米、緑米のリゾットに、
  鮎と万願寺唐辛子を合わせて焼き上げ、青柚子で香りづけ。
  鮎は内臓ごと使い、骨せんべいにもしていますので丸ごと利用。
  リゾットはおこげのようにもなっていて超アルデンテ。
  とにかく4殻米を含めて香ばしく、鮎の旨味も出ていて、
  ストウブ鍋の中身を全部平らげたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・京都七谷鴨ロース 藁焼き
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  切り分けた京都七谷鴨ロースの下に、ツルムラサキロースト、焼き茄子ペーストを敷き、
  マルサラ酒で作ったソースを添え、上からはパプリカ・ハラペーニョの
  ピリ辛ソースをかけて仕上げた一皿。
  七谷鴨は、株式会社 弥栄が、一流シェフの味覚に応える為に、
  フランス産シャラン鴨に負けない国産鴨を目指し、京都府亀岡市七谷川の畔の
  1000坪の養鶏農場でなるべく自然に近い状態で育てられています。
  シャラン鴨に比べると鉄分の臭いが穏やかで、純粋に鴨の肉の味を楽しめます。
  私自身は京都七谷鴨を食べるのは5回目なのですが、今回のは一段と味が濃く感じました。
  火入れは見事なレア加減で、焼き茄子ペーストの香ばしさ、藁の燻製香と共に
  皮が焦げた香ばしさも相まって美味しい(〃^▽^〃)

・小田原山北 山の様子 クロモジ モミの木
  クロモジとは爪楊枝にも使われる和ハーブ。
  それを使ったパンナコッタとジェラートに、モミの木新芽のオリーブオイルを垂らして。
  無茶苦茶滑らかでフルフルのパンナコッタに、森林の香りが凄い。
  まさに食べる森林浴が如く。

・畑の瓜達 ココナッツ
  カクテルグラスに、ココナッツアイス、西瓜のジェラート、胡瓜のマリネ、
  胡瓜のソルベを積み重ねたドルチェ。
  胡瓜のマリネは甘く仕上げることでドルチェらしい仕立てになっています。
  個人的には西瓜のジェラートがたまらん(〃^▽^〃) これも瓜だもんね。

・ピエモンテ伝統”ボネ” 実山椒
  イタリア・ピエモンテ郷土料理のボネというカカオプリンと
  クッキーを砕いたものを皿に敷いて、実山椒ジェラートを乗せたもの。
  ボネを食べるのは3回目くらいだと思いますが、このカカオ風味が大好きで (〃^▽^〃)
  さらには実山椒ジェラートのピリッと感が加わってヘブン。

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。
  レモンバーベナとミントだっけかな。

・福岡県奥八女・原島さんのほうじ茶(冷)
  私のオーダーです。数年ぶりにこれにしようかなと思って(〃^▽^〃)
  冷たいのにほうじ茶らしい香りが立つんです。雑味も無くて美味しい。

これでサービス料10%を加えて〆て44440円。一人当たり22220円。カードでのお支払いです。

この日も真夏の畑、山、野原、海の恵みを存分に味わうことが出来ました。

何度もお伺いしていますが、シェフの料理構成やそのコンセプトが我々の舌に合ってるんです(〃^▽^〃)
野菜を中心に味わう松井料理という独自のジャンルになりますが、ちゃんと魚介も肉も出ますし、
野菜だけを食べていても全くもって不満を感じることはありません。
それどころか、野菜の美味しさを再確認させてくれたり、新たなる発見をさせてくれたり(〃^▽^〃)

次回は秋の恵みを頂きに参上しますね(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2024/8現在、4.00ポイント)

  • 京都丹波ワイン てぐみデラウェア

  • 逗子小坪漁港のアオリイカ 胡瓜

  • 活サザエ壺焼き アーモンドバター タルト

  • 真鯛炙りとクスクスサラダのワンスプーン

  • La Lastra Vernaccia di San Gimignano

  • 8月 神奈川県 畑、山の収穫

  • 8月 神奈川県 畑、山の収穫アップ

  • ビーツ七変化 逗子小坪漁港の真タコ

  • 自家製のフォカッチャとライ麦パン

  • Carte Or NV Grand Cru Claude Cazals

  • 逗子小坪漁港の平目 ピーマン

  • Naked Orange 2023

  • 鎌倉海老にZUPPA DI PESCEを注いで完成

  • 鎌倉海老 ZUPPA DI PESCE

  • 鎌倉海老の頭のロースト

  • 新政 88%低精白酒 涅槃龜 2022

  • Bortolusso Chardonnay 2022

  • 渡辺農園のナス 材木座海岸もんざ丸のシラス

  • Sasso di Sole Rosso di Montalcino 2021

  • ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”4穀米リゾット 旬の鮎

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション

  • 京都七谷鴨ロース 藁焼き

  • 小田原山北 山の様子 クロモジ モミの木

  • 畑の瓜達 ココナッツ

  • ピエモンテ伝統”ボネ” 実山椒

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • 福岡県奥八女・原島さんのほうじ茶(冷)

  • シェフお任せコースの内容

2024/08/20 更新

18回目

2024/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

【祝】ゴ・エ・ミヨ2024選出!野菜の持つ苦味と酸味を大切に表現。

2024年5月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥に案内されました。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6+αグラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで、かみさんはフルボディの赤が苦手ですので、
白、オレンジ、ロゼのいずれかからセレクトしてもらって。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・スパークリングワイン
  私のワインペアリング1杯目。
  デラウェア天然酵母で醸造したスパークリングワイン。
  香りはデラウェアらしいニュアンスを感じますが、
  飲むとしっかりとした辛口テイスト。
  とてもデラウェアとは思えない辛口でいつもながらに美味しい(〃^▽^〃)

・Peri Talento Brut 46 2018
  かみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。何度か飲んでいますがこれは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいなんですよね。

・鰹炙り アーティチョーク
  こちらはメニュー外。
  鰹が手に入ったので急遽追加したそうです。
  鰹を炙って、アーティチョークをユダヤ風にカリカリに揚げたものを添えて。
  初鰹の身はモチモチ食感で、アーティチョークのコクがアクセントに。

・Peri Talento Brut 46 2018
  私のワインペアリング2杯目。
  先ほどかみさんが飲んでいたものと同じです。

・神奈川県産 自家製味噌 サワークリーム 絹さや タルト
  サクサクのタルト生地に自家製サワークリームと渡辺農園の大豆や小田原の麹で仕込んだ
  自家製味噌を忍ばせ、ボイルした絹さやを乗せたものになります。
  一口でパクリといきましたが、乳酸菌と麹菌のハーモニーでより一層美味しくて(〃^▽^〃)

・縞海老 薔薇 ヤマモモ 黒米
  香ばしい黒米のシートの上に、縞海老のタルタル、縞海老の素揚げ、
  ヤマモモソルベ、オーガニック薔薇を積み重ねたものです。
  もったいないのですが一口でこちらも頂きますが、
  香ばしさや、縞海老の甘み、ヤマモモの甘酸っぱさ、薔薇の香りの協演ですよ(〃^▽^〃)

・5月 神奈川県 畑、山の収穫
  晩春の神奈川県の畑と山の収穫。50種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  晩春の野菜とハーブを50種類以上、10種類の調理法、8種類のソース・パウダーを添えて、
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  これぞまさしくイルノードの神髄ですね(〃^▽^〃)
  野菜好きにはたまらんと思いますよ。

・Roero Arneis 2022
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、アルネイス100%。
  シトラス系の酸味で、そこそこしっかりと辛口で美味しいです。

・小坪漁港のアオリイカ 北海道長谷川さんのグリーンアスパラ
  アオリイカはカルパッチョ風とエンペラの炙りの2段仕込みで、
  通称長谷パラのボイルとピューレを合わせ、クスクス、サワークリーム、
  イカ墨ソース、フェンネルでサラダ仕立てに。
  アオリイカの火入れも秀逸ですし、世界にも通用するのではと思われる
  長谷パラの香りも素晴らしく。

・パン
  自家製のフォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。

・北海道長谷川さんの紫アスパラ 小田原のウド エシャレット
  紫長谷パラを鴨の脂でローストし、猪のパンチェッタ、ウドのソテー、
  エシャレットの素揚げを添え、玉ねぎピューレ、小松菜のソースで食します。
  もう紫長谷パラの濃い味わいはヘブン・・・
  さらには猪のパンチェッタが追い打ちをかけるようにコクを倍増。
  エシャレットの素揚げ、玉ねぎピューレ、小松菜のソースも素晴らしい仕事ですよ。

・Vigne Sannite Campania Aglianico Rosato
  私のワインペアリング4杯目。
  イタリア・カンパニアのロゼワイン。
  ぶどうは、アリアーニコ100%。
  色味も美しく、甘くない美味しいロゼ。

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter
  かみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  シャルドネですが、Roero Arneis 2022にも似たニュアンス。

・逗子小坪漁港の平目 小田原の山菜達 芹香るサルサ・ヴェルデ
  平目、芹、わかめ、山菜、姫竹を煮込み、
  アンチョビとケイパーで仕立てた芹のサルサ・ヴェルデを乗せたものです。
  芹の香りが秀逸。もちろんスープはパンを浸して一滴も残さずに完飮。

・Baglio di Pianetto Viognier 2022
  私のワインペアリング5杯目。
  イタリア・シチリアの白ワイン。
  ぶどうは、ヴィオニエ100%。
  果汁感たっぷりながらもしっかりとした辛口でこれも旨いなあ。
  かみさんはこれがお気に入り。

・春キャベツ ジャガイモ 材木座海岸もんざ丸のシラス 発酵
  イルノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿の上に、お好み焼きに見立てた春キャベツとジャガイモのガレットを乗せ、
  釜揚げしらす、カレーリーフ、ケールパウダーを散らし、
  生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイルノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いたものです。
  今回はいつもと趣向を変えてお好み焼きのニュアンスも表しましたが、
  いずれにせよ絶品のソースは万能ですなあ(* ̄∇ ̄*)b

・Bortolusso Shioppettino
  私ののワインペアリング6杯目。
  イタリア・フリウリの赤ワイン。
  ぶどうは、スキオペッティーノ100%。
  タンニンと酸味がしっかりと出ています。かみさんはアウトなタイプ(* ̄∇ ̄*)b

・Vigne Sannite Campania Aglianico Rosato
  かみさんのワインペアリング4杯目。かみさんはペアリングラスト。
  私の4杯目と同じロゼです。

・小田原志村さんの”ほしゆたか”4殻米リゾット ホタルイカ
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション。
  この時の香ばしい匂いがたまらんよね(〃^▽^〃)
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培である、玄米、白米、黒米、緑米のリゾットに、
  ホタルイカも合わせ、仕上げにオーガニック薔薇を添えたものです。
  リゾットはおこげのようにもなっていてパエリアっぽさもあります。
  とにかく4殻米を含めて香ばしく、ホタルイカの旨味も出ていて、
  ストウブ鍋の中身を全部平らげたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Friuli Colli Orientali Rosso 2019
  私のワインペアリング7杯目。私もペアリングラスト。
  イタリア・フリウリの赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン。
  果実味のしっかりとしたフルボディ。甘みすら感じますよ。
  これも美味しい。

・宮崎県山崎牛カイノミ 稲藁 麦藁
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された宮崎県山崎牛カイノミのプレゼンテーション。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  ローストしたカイノミの下には、人参ピューレ、サワークリームを敷き、
  人参ロースト、人参の葉のフリットを添え、ポルト酒のソースで仕上げた一皿。
  とにかく燻製香が素晴らしく、カイノミの火入れも好みのドンピシャ(〃^▽^〃)

・小田原 山の恵み 蕗の薹 蕗 クロモジ モミの木
  蕗の薹の塩のセミフレッドを中心にクロモジのアイス、山ウドの新芽フリット、
  香ばしく焼いたメレンゲを添えたもの。
  とにかく蕗の薹のセミフレッドが秀逸でしたね(〃^▽^〃)
  これぞ大人のドルチェというか。

・2種類盛り合わせ
  チーズケーキ 木苺のジェラート乗せとガトーショコラ 実山椒アイス乗せの2種類。
  チーズケーキもガトーショコラも濃厚で、そこに木苺の甘酸っぱさ、
  実山椒アイスの痺れのアクセントが秀逸で美味しい(〃^▽^〃)

・湘南フレッシュハーブティー
  私とかみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

これでサービス料10%を加えて〆て44990円。一人当たり22445円。カードでのお支払いです。

この日も晩春の畑、山、野原、海の恵みを存分に味わうことが出来ました。
イルノードの料理は、苦味と酸味を大事にしていると思います。
なので大人の方向けのテイストに仕上がっているんですよね。
おそらく小学生に食べさせてもそれほど好みじゃ無いのかも知れません。
その代わり、人参嫌いな子供でも食べてくれる野菜本来の美味しさがそこにあるわけで(〃^▽^〃)

美味しいだけでは無くて食後感も良くて、翌朝の体重なんかもやっちまうことが無いんです。
これだけの皿数の料理を頂いているにも関わらず。むしろ200g減ったし。

次回は夏の恵みを頂きに参上しますね(* ̄∇ ̄*)b

そうそう。
2024年3月19日にゴ・エ・ミヨ2024が発刊されましたが、イルノードは2021年から連続選出(* ̄∇ ̄*)b

2015年以降、ミシュランから神奈川県は評価されなくなりましたが、
2021年からは代わりにゴ・エ・ミヨが神奈川県を評価してくれるようになりました。
神奈川県の中でも鎌倉のお店の選出が圧倒的に多く、その全てのお店に伺ったことが有りますし、
イルノードを含む4店舗には定期的に伺わせていただいております。
贔屓のお店が世界的にも権威のあるガイドブックで評価されることは嬉しくて(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/5現在、3.90ポイント)

  • デラウェア天然酵母で醸造したスパークリングワイン

  • Peri Talento Brut 46 2018

  • 鰹炙り アーティチョーク

  • 鰹炙り アーティチョークアップ

  • 神奈川県産 自家製味噌 サワークリーム 絹さや タルト

  • 縞海老 薔薇 ヤマモモ 黒米

  • 縞海老 薔薇 ヤマモモ 黒米アップ

  • 5月 神奈川県 畑、山の収穫

  • Roero Arneis 2022

  • 小坪漁港のアオリイカ 北海道長谷川さんのグリーンアスパラ

  • 小坪漁港のアオリイカ 北海道長谷川さんのグリーンアスパラアップ

  • 自家製のフォカッチャとライ麦パン

  • 北海道長谷川さんの紫アスパラ 小田原のウド エシャレット

  • 北海道長谷川さんの紫アスパラ 小田原のウド エシャレットアップ

  • Vigne Sannite Campania Aglianico Rosato

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter

  • 逗子小坪漁港の平目 小田原の山菜達 芹香るサルサ・ヴェルデ

  • 春キャベツ ジャガイモ 材木座海岸もんざ丸のシラス 発酵

  • 春キャベツ ジャガイモ 材木座海岸もんざ丸のシラス 発酵アップ

  • Bortolusso Shioppettino

  • ストウブ鍋で炊き上がった状態の4殻米リゾット ホタルイカのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”4殻米リゾット ホタルイカ

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”4殻米リゾット ホタルイカアップ

  • Friuli Colli Orientali Rosso 2019

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された宮崎県山崎牛カイノミのプレゼンテーション

  • 宮崎県山崎牛カイノミ 稲藁 麦藁

  • 宮崎県山崎牛カイノミ 稲藁 麦藁アップ

  • 小田原 山の恵み 蕗の薹 蕗 クロモジ モミの木

  • チーズケーキ 木苺のジェラート乗せとガトーショコラ 実山椒アイス乗せ

  • チーズケーキ 木苺のジェラート乗せとガトーショコラ 実山椒アイス乗せアップ

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • ゴ・エ・ミヨ2024に選出

  • この日に頂いたシェフお任せコース

2024/05/22 更新

17回目

2024/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

海の旨味と春の息吹を感じる苦味の共演ばかりか、乳酸菌と麹菌のハーモニーまでもが楽しめます!

2024年3月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥に案内されました。

この日は満席となる3組6名での晩餐になります。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6+αグラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・スパークリングワイン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  デラウェア天然酵母で醸造したスパークリングワイン。
  香りはデラウェアらしいニュアンスを感じますが、
  飲むとしっかりとした辛口テイスト。
  とてもデラウェアとは思えない辛口でこれは美味しい(〃^▽^〃)

・神奈川県産 自家製味噌 サワークリーム ほうれん草 タルト
  サクサクのタルト生地にサワークリームと渡辺農園の大豆や小田原の麹で仕込んだ
  自家製味噌を忍ばせ、ほうれん草を乗せたものになります。
  一口でパクリといきましたが、乳酸菌と麹菌のハーモニーでより一層美味しくて(〃^▽^〃)

・小田原山北の鯉 セリ クレソン グリーンマスタード
  メニューに記載は無かったのですが、急遽入荷できたとのことで追加したそうです。
  小田原山北の鯉の竜田揚げにセリ クレソンを積み上げ、グリーンマスタードを乗せて。
  こちらも一口でパクリといきましたが鯉の竜田揚げはフワフワで、
  泥臭さなんか微塵も感じませんでした(〃^▽^〃)
  プロが調理すると鯉も旨いねえ(* ̄∇ ̄*)b

・Casa Lucciola Verdicchio di Matelica 2020
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ。
  エレガントなフレーバー。
  飲むとミネラルかな?そんなニュアンスを感じますね。
  程良い酸味とビターな味わいで美味しいです。

・3月 神奈川県 畑の収穫
  3月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  初春の野菜とハーブを40種類以上、10種類の調理法、8種類のソース・パウダーを添えて、
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  一皿目からイルノードの神髄が味わえるんです(〃^▽^〃)
  毎日の食卓の最初にこれが出てくればどれだけ幸せなことか・・・

・ホタテ ヨーゼフさんのトマト クスクス ハーブ
  皿の下にクスクスを忍ばせ、サワークリームと小松菜のピューレかな?を敷いて、
  帆立のロースト、フルーツトマト、スナップエンドウ、ハーブを盛り付けたもの。
  帆立をローストした香ばしさとレアの旨味で野菜を食べる贅沢(* ̄∇ ̄*)b

・CANTINA TRAMIN KELLEREI Selida Gewürztraminer 2021
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・トレンティーノ アルト アディジェの白ワイン。
  ぶどうは、ゲヴェルツトラミネール。
  果実味が心地良いですね。かみさんは好みでした。
  ちなみにかみさんにはフリウリのシャルドネが3杯目としてサーブされていました。

・イタリア産ホワイトアスパラ 穴熊パンチェッタ 山の香り
  イタリア産ホワイトアスパラはソテーにしてからフリットにするという手の込みよう。
  小田原猟師森さんの仕留めた穴熊のパンチェッタ、小田原産ノビルと蕾菜を添えて。
  ホワイトアスパラは周りはサクッと中はシャクシャクとジューシー。
  この香りがたまらんよね(〃^▽^〃)

・パン
  自家製のフォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  この後は食べるスープが控えていますしね(* ̄∇ ̄*)b

・Naked Orange 2022
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。かみさんはペアリングラスト。
  山梨県甲州市勝沼町のケアフィットファームワイナリーのナチュラルオレンジワイン。
  ぶどうは、山梨県勝沼産甲州100%。
  色味は綺麗なオレンジ色。
  フレーバーからしてオレンジワインらしく、かつナチュラルワインらしいですね。
  飲んでみるとしっかりとした酸味が口内を支配します。
  その後に程良いタンニンを感じて、これは好みのオレンジワインですよ(〃^▽^〃)

・小坪漁港の平目 ジャガイモ 人参 ブイヤベース
  シェフが席上で最後の仕上げにスープを注いで完成。
  平目のソテーの上に、これまたカリカリに焼いたジャガイモのソテーを乗せ、
  イタリア漁師のごった煮スープであるズッパディペッシェを回しかけたもの。
  ズッパディペッシェの濃厚な味わいにカリカリに焼いたジャガイモのアクセントが素晴らしく。
  なんつーかカラムーチョのような背徳の美味しさというか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・HINEMOS 純米酒
  私のワインペアリング5杯目。
  神奈川県小田原市に蔵を構える、株式会社RiceWineの造る純米酒。
  甘みを感じますが嫌味ではないです。イタリアンにも合いますね。

・菊芋 もんざ丸のシラス 発酵
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿の上に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  皮目を香ばしく焼き上げたオーガニック菊芋の上に、釜揚げしらす、カレーリーフを散らし、
  落花生、モミの木の新芽、コリアンダーシードパウダーで仕上げたものです。
  菊芋の土の香りに、ソースの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  今回は菊芋の残り半分をあえて潰してペースト状にし、
  これら絶品ソースたちとの一体感をより一層楽しんで食べました(〃^▽^〃)

・Langhe Nebbiolo Capisme E 2021
  私のワインペアリング6杯目。
  イタリア・ピエモンテの赤ワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ。
  果実味が印象的で程良いタンニンを感じます。
  かみさんはこの程度のタンニンもダメな模様。
  私は美味しいですけどね(〃^▽^〃)

・キタッラ ホタルイカ 蕗の薹
  キタッラはイタリア中部アブルッツオ地方の郷土手打ち生パスタ。
  ギターの弦のように針金を張って生地を押し切りして作ります。
  エッジの効いた断面になりますのでその食感も楽しく。
  そのパスタに、旬の蛍烏賊、アサリ、蕗の薹、菜の花を加えて。
  海の旨味と春の息吹を感じる苦味の共演ですね(〃^▽^〃)

・ラビオリ 猟師森さんの仕留めた猪バラ肉 春キャベツ
  滑らかにした猪バラ肉とリコッタチーズをラビオリで包み、
  クタクタに煮込んだ春キャベツを加え、マルサラソースで仕上げた一皿。
  猪の風味とマルサラソースの甘みが良く合いますよ。

・Vignanica Mamertino Rosso 2017
  私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネロ・ダーヴォラ60%、ネレッロ・マスカレーゼ30%、ノチェーラ10%。
  ビジュアルからしてフルボディの様相。
  飲んでみても、果実味、酸味、タンニン。
  そしてボディと、全てを兼ね備えたザ・フルボディ。

・京都七谷鴨ロース 稲藁 麦藁
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  切り分けた京都七谷鴨ロースの下に玉ねぎのピューレを敷き、
  からし菜エンドウを散らし、ポルト酒のソース、菜の花ソテーとジュースで仕上げたもの。
  京都七谷鴨ロースは、株式会社 弥栄が、一流シェフの味覚に応える為に、
  フランス産シャラン鴨に負けない国産鴨を目指し、京都府亀岡市七谷川の畔の
  1000坪の養鶏農場でなるべく自然に近い状態で育てられています。
  シャラン鴨に比べると鉄分の臭いが穏やかで、純粋に鴨の肉の味を楽しめます。
  私自身は京都七谷鴨を食べるのは3回目なのですが、今回のが一番美味しく感じました。
  日本人であれば鉄分というか血の臭いが穏やかなこちらの方を好まれるかも。
  あとは菜の花のジュースがアクセントになって旨いんだよねえ(〃^▽^〃)
  ポルト酒のソースだけだと飽きちゃうところを。

・小田原 山の恵み 蕗の薹 クロモジ モミの木
  クロモジのジェラート、蕗の薹のセミフレッドを乗せ、
  香ばしく焼いたメレンゲを添えたものです。
  これはとにかく蕗の薹のセミフレッドが秀逸でしたね(〃^▽^〃)
  これぞ大人のドルチェというか。

・ガトーショコラ 八木下農園さんのヴェルガモット
  シェフにしては珍しくガトーショコラを焼いたそうで。我々はお初。
  超濃厚でまったりとしたガトーショコラにヴェルガモットの葉っぱのジェラートを乗せ、
  ヴェルガモットの皮を散らしたドルチェ。
  ヴェルガモットの皮がかなりビターで、カクテルのような味わいを与えてくれます。
  これも大人のドルチェですよ(* ̄∇ ̄*)b

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。

これでサービス料10%を加えて〆て44440円。一人当たり22220円。カードでのお支払いです。

今回も旬の食材はもとより、自家製味噌、鯉の竜田揚げ、ズッパディペッシェ、
キタッラ、ラビオリ、ガトーショコラなど、イルノードではお初となる料理も楽しめて(〃^▽^〃)

2024年のイルノード詣では上々の滑り出しで、次回は初夏の恵みを頂きに参上します!

ご馳走様です!(2024/3現在、3.88ポイント)

  • デラウェア天然酵母で醸造したスパークリングワイン

  • 神奈川県産 自家製味噌 サワークリーム ほうれん草 タルト

  • 小田原山北の鯉 セリ クレソン グリーンマスタード

  • 小田原山北の鯉 セリ クレソン グリーンマスタードアップ

  • Casa Lucciola Verdicchio di Matelica 2020

  • 3月 神奈川県 畑の収穫

  • ホタテ ヨーゼフさんのトマト クスクス ハーブ

  • ホタテ ヨーゼフさんのトマト クスクス ハーブアップ

  • CANTINA TRAMIN KELLEREI Selida Gewürztraminer 2021

  • イタリア産ホワイトアスパラ 穴熊パンチェッタ 山の香り

  • イタリア産ホワイトアスパラ 穴熊パンチェッタ 山の香りアップ

  • Naked Orange 2022

  • 小坪漁港の平目 ジャガイモ 人参 ブイヤベースの仕上げ

  • 小坪漁港の平目 ジャガイモ 人参 ブイヤベースアップ

  • HINEMOS 純米酒

  • 菊芋 もんざ丸のシラス 発酵

  • 菊芋 もんざ丸のシラス 発酵アップ

  • Langhe Nebbiolo Capisme E 2021

  • キタッラ ホタルイカ 蕗の薹

  • キタッラ ホタルイカ 蕗の薹アップ

  • ラビオリ 猟師森さんの仕留めた猪バラ肉 春キャベツ

  • ラビオリ 猟師森さんの仕留めた猪バラ肉 春キャベツアップ

  • Vignanica Mamertino Rosso 2017

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション

  • 京都七谷鴨ロース

  • 京都七谷鴨ロースアップ

  • 小田原 山の恵み 蕗の薹 クロモジ モミの木

  • 小田原 山の恵み 蕗の薹 クロモジ モミの木アップ

  • ガトーショコラ 八木下農園さんのヴェルガモット

  • ガトーショコラ 八木下農園さんのヴェルガモットアップ

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のシェフお任せコース

2024/03/06 更新

16回目

2023/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

野菜の苦味を美味しいと感じられるのは経験を積んだ大人の特権

2023年12月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター手前に案内されました。

BGMはいつものジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6+αグラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡からのスタートで。
いつもこんな感じでペアリングは柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Talento Brut 46 2018
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。何度か飲んでいますがこれは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいなんですよね。

・食用菊「もってのほか」 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢ベルジュ
  食前酒のような感じで小さな円筒グラスでのサーブ。
  山形県は食用菊の生産量で全国1位を誇る主産地。
  その食用菊の数ある品種の中でも、独特の風味と味の良さ、美しさから、
  「食用菊の王様」と呼ばれている代表的な品種が、「もってのほか」です。
  それをベルジュという葡萄酢に浮かべたもの。
  菊花はえぐみなんてものは一切無くて食感もいいです。
  そこにベルジュの酸味と甘み。いきなり腹が減りますよ(* ̄∇ ̄*)b

・12月 神奈川県 畑の収穫
  12月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  冬の野菜とハーブを40種類以上、11種類の調理法、8種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  一皿目からイルノードの神髄が味わえるんです(〃^▽^〃)
  特に野菜の苦みと酸味が秀逸なのですが、この日の皿もそれが満載(* ̄∇ ̄*)b
  野菜の苦味を美味しいと感じられるのは経験を積んだ大人の特権。

・Salarola Bianco Del Veneto Ca’ Orologio 2022
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・ヴェネトの白ワイン。
  ぶどうは、フリウラーノ、モスカート、リースリング。
  ライトオレンジ色の綺麗な色味。見た目はオレンジワインに見えます。
  シトラスのフレーバー。飲んでもそのようなニュアンスで、爽快な酸が美味しい。
  これはかみさんも気に入っていましたね。

・ウニ タルト
  サクッとした薄いタルト生地の上に、クリームチーズと雲丹を乗せて。
  雲丹の甘みが引き出されていました。

・小田原のムキタケ アナグマ
  見事な大きさのムキタケはステーキにして、同じ山で獲れたアナグマのパンチェッタ、
  クスクスと生姜のサラダをワンスプーンに。
  ムキタケという茸は初めて食べたと思いますが柔らかい食感ですね。癖は無く。
  アナグマのパンチェッタは極少量でしたがそれでも存在感を発揮していました。

・Tufilla Simone Capecci 2022
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、パッセリーナ。
  酸味と苦味を併せ持つテイストで、次なるクレープに合わせて。

・サゴシ 小松菜7変化 カラタチ 米粉
  小坪漁港のサゴシをしっとり焼き上げ、渡辺農園の無農薬小松菜を、
  フレッシュ、ピューレ、ボイル、発酵、ロースト、チップ、パウダーに調理し、
  カラタチという柑橘のジャムを忍ばせ、無農薬米粉で作ったクレープを敷いたもの。
  これらをクレープで巻いて食べるのですが、名付けて湘南クレープ(* ̄∇ ̄*)b
  手で持ってかぶりついて頂きましたが、サゴシがメインでは無く小松菜がメイン。
  あらゆる小松菜の味わいにサゴシが魚介系の旨みを加え、
  カラタチジャムが柑橘特有の甘みと酸味を与えてくれます。
  それらを風味の良い無農薬米粉のクレープが包み込んでくれて。

・パン
  自家製のフォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  この後は食べるスープが控えていますしね(* ̄∇ ̄*)b

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter
  私のワインペアリング4杯目。かみさんの3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  バニラの香りのニュアンスが印象的。
  飲み進めると滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらも最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・小田原山北の天然ナメコと椎茸 トリュフ 田芹 牡蠣と柿
  冬の味覚を食べるスープです。
  天然ナメコ、椎茸、山北の黒トリュフ、天然の田芹、牡蠣と柿を、
  大根のピューレ、鎌倉産のホエーで作った食べるスープに仕立てたもの。
  天然ナメコ、椎茸、牡蠣も旨いのですが、何気に田芹の根っこが秀逸。
  素揚げにしていて香ばしくて土の香りが満載で美味しくて(〃^▽^〃)

・菊芋 もんざ丸のシラス 発酵 コリアンダーシード
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿の上に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  皮目を香ばしく焼き上げた菊芋の上に、釜揚げしらす、カレーリーフを散らし、
  落花生、モミの木の葉のピクルス、コリアンダーシードパウダーで仕上げたものです。
  菊芋の土の香りに、ソースの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  周りを固めるカレーリーフやコリアンダーシードも無くてはならない存在。
  何度食っても旨い・・・

・AFS ORIGINAL TANK
  私のワインペアリング5杯目。
  千葉県いすみ市に蔵を構える、木戸泉酒造の造る純米酒。
  匂いを嗅いでみるとシェリー酒のニュアンス。なのでワインだと思っていました。
  しかしながらボトルを見せていただくとなんと日本酒(*゚Д゚*)
  飲んでみるとやはりシェリー酒っぽさもあるのですが、
  ヨーグルトのような酸味が印象的です。なんというか旨いなあ。
  かみさんにも飲ませてみるとかみさんも悪く無いとの評。
  これは面白いですし美味しいです(〃^▽^〃)

・モモノスケ カブ 白子 鵠沼魚醤
  モモノスケというカブのロースト、フレッシュ、ピューレの3種類の調理法に、
  白子と鵠沼魚醤ソースのムニエルを合わせ、カブの葉の素揚げを添えたものです。
  贅沢にも白子はモモノスケのソース代わり(* ̄∇ ̄*)b
  特にモモノスケのローストの甘みを引き出していてたまらんです(〃^▽^〃)
  こういうのがイルノードの真骨頂だろうなあ。

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato 2020
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの4杯目。かみさんのペアリングラスト。
  イタリア・ピエモンテのロゼワインです。
  ぶどうは、ネッビオーロ。
  ロゼなのですがオレンジワインと見間違うような色味。
  このロゼは、しっかりとした酸味にタンニンすら感じる辛口仕様。
  こういうロゼならウェルカムです(* ̄∇ ̄*)b

・小田原志村さんの”ほしゆたか”三殻米 魚介 野沢菜
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション。
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培である、玄米、白米、黒米のリゾットに、
  魚介類や野沢菜を加えたものです。そこに柚子の皮を散らして。
  アルデンテのリゾットに仕上がっていて香ばしくて美味しい(〃^▽^〃)
  ストウブ鍋の中身を全部平らげたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Tenimenti d'Alessandro Il Bosco Syrah 2013
  私のワインペアリング7杯目。私のペアリングラスト。
  イタリア・コルトナの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー100%。
  私は2009年にオーストラリア旅行に行った際に
  シラーが美味しかったので毎晩シラーの赤ワインをボトルで空けていました。
  それから割とシラーの赤ワインを好む傾向にあるんです (〃^▽^〃)
  こちらもシラーらしいスパイシーな印象で、これから迎え撃つ、
  小田原産鹿との相性も抜群でした。

・猟師森さんの仕留めた鹿ロース 稲藁 麦藁
  まずは、ストウブ鍋で焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上げます。
  白い皿に敷いたソースは、ポルト酒のソース。そこに人参のピューレも添えて。
  その上に鹿のロースを鎮座させ、人参の葉のフリット、
  人参のローストを添えたものです。
  小田原さんの鹿肉は蝦夷鹿とは異なり、本当に癖が少なくて。
  ノンストレスで仕留めたんでしょうね。赤身はきめ細かく風味が豊かで。

・春菊 八女熟成煎茶 パンナコッタ
  春菊のジェラート、八女熟成煎茶のパンナコッタになります。
  春菊のジェラートは凄く尖ったテイスト。俺は春菊だろ?と言わんばかりに。
  なんというかこれで酒を飲みたい気にさせてくれるというか。
  八女熟成煎茶のパンナコッタにはオリーブオイルもかけて。
  小松菜7変化に続いて青臭いシリーズの第二弾 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・水野果樹園リンゴ”フジ” 平塚横田さんのバラ
  カクテルグラスでのサーブ。
  リンゴのソルベに薩摩芋パウダーをかけ、オーガニックバラを添えたもの。
  直前にジェラートを食べていますので、ジェラートとソルベの違いが分かりますよ(* ̄∇ ̄*)b
  そして無茶苦茶リンゴ果汁が素敵でした。

・ヴァシュラン 八木下さんのはれひめマンダリン
  クリームの上に、セミフレッド、はれひめ、ジェラートを乗せ、
  サックサクの焼いたメレンゲでサンドにしたものです。
  ナッツ系のアクセントもありましたね。

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。

これでサービス料10%を加えて〆て44440円。一人当たり22220円。カードでのお支払いです。

この日も旬のムキタケを始め、アナグマ、カラタチ、天然ナメコ、小田原産トリュフ、鹿などの
貴重な食材だけではなく、畑に茂っている野草なども含めた季節の草花、野菜、山菜、果物。
それらの海の恵み、山の恵みに感謝をしながら美味しく頂くことが出来ました(〃^▽^〃)

一斉スタートであり、店内も狭いことから、ストウブ鍋のプレゼンテーションでは、
その匂いをお客さん全員で同時に共有できる喜びもあるんです。
狭いことにもメリットはあるんですよ(* ̄∇ ̄*)b

そしてどの月に伺っても必ず初めて出会う食材があるんです。
今回で言えば、ムキタケ、カラタチ、田芹は初めて食べたと思います。

2023年のイル ノード詣ではこれで締めくくりますが、
また2024年には新たなる食材の発見を期待して(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/12現在、3.89ポイント)

  • Peri Talento Brut 46 2018

  • 食用菊「もってのほか」 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢ベルジュ

  • 12月 神奈川県 畑の収穫

  • Salarola Bianco Del Veneto Ca’ Orologio 2022

  • ウニ タルト

  • 小田原のムキタケ アナグマ

  • Tufilla Simone Capecci 2022

  • サゴシ 小松菜7変化 カラタチ 米粉

  • サゴシ 小松菜7変化 カラタチ 米粉アップ

  • 自家製のフォカッチャとライ麦パン

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter

  • 小田原山北の天然ナメコと椎茸 トリュフ 田芹 牡蠣と柿

  • 小田原山北の天然ナメコと椎茸 トリュフ 田芹 牡蠣と柿アップ

  • 菊芋 もんざ丸のシラス 発酵 コリアンダーシード

  • 菊芋 もんざ丸のシラス 発酵 コリアンダーシードアップ

  • AFS ORIGINAL TANK

  • モモノスケ カブ 白子 鵠沼魚醤

  • モモノスケ カブ 白子 鵠沼魚醤アップ

  • Cantina Delsignore La Grazia Rosato 2020

  • ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”三殻米 魚介 野沢菜

  • 小田原志村さんの”ほしゆたか”三殻米 魚介 野沢菜アップ

  • Tenimenti d'Alessandro Il Bosco Syrah 2013

  • ストウブ鍋で焼き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 猟師森さんの仕留めた鹿ロース 稲藁 麦藁

  • 猟師森さんの仕留めた鹿ロース 稲藁 麦藁アップ

  • 春菊 八女熟成煎茶 パンナコッタ

  • 春菊 八女熟成煎茶 パンナコッタアップ

  • 水野果樹園リンゴ”フジ” 平塚横田さんのバラ

  • 水野果樹園リンゴ”フジ” 平塚横田さんのバラアップ

  • ヴァシュラン 八木下さんのはれひめマンダリン

  • ヴァシュラン 八木下さんのはれひめマンダリンアップ

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • シェフお任せコース

  • 使ている食材の一部

2023/12/21 更新

15回目

2023/09 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

野菜好きにはこの苦味と酸味がヘブンに感じます。まさに大人の特権でしょう(* ̄∇ ̄*)b

2023年9月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。
我々はカウンター奥側に案内されました。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング 6グラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング 4グラス ?円

でお願いして。どちらも泡付きの。
そんな杯数のペアリングは無いのですが、柔軟に対応いただいてるんです(〃^▽^〃)

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Talento Brut 46 2017
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  イタリア・ロンバルディアのスパークリングワインです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なレモンイエローの色味。青りんごのフレーバー。
  飲むとレモンのようなしっかりとした酸味を感じます。
  そして後口にはピールのようなビター感。これは美味しい(〃^▽^〃)
  シャンパンと同じ製法みたいですね。

・9月 神奈川県 畑の収穫
  9月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  晩夏の野菜とハーブを40種類以上、10種類の調理法、8種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な風味・食感・味・見た目を楽しむ料理。
  一皿目からイルノードの神髄が味わえるんです(〃^▽^〃)
  特に野菜の苦みと酸味が秀逸なんですよ。野菜嫌いな方は来ないと思いますが、
  野菜好きにはこの苦味と酸味がヘブンに感じます。まさに大人の特権でしょう(* ̄∇ ̄*)b

・YellowMagicWinery ORDINARY ORANGE 2022
  私のワインペアリング2杯目。
  山形県・YellowMagicWineryのオレンジワイン。
  ぶどうは、山形県産セイベル、ロザリオビアンコ。
  ライトオレンジ色の綺麗な色味。
  甘い芳香を感じますが、飲むとオレンジワインらしいビター感。
  美味しいです。

・平塚横田さんの畑 人参 薔薇
  オーガニック人参のピューレ、カダイフで巻いて揚げた人参、人参のサラダ、
  人参の葉のフリット、人参パウダー、キャラウェイ、人参と同系色の薔薇を積み重ねたもの。
  この一皿で人参を主役にした様々な調理法で頂けます。
  人参の甘みを含め、人参のいろんな表情を魅せてくれますよ(〃^▽^〃)
  特にカダイフで巻いて揚げた人参のホクホクとした甘みが秀逸。

・逗子小坪漁港の真タコ ビーツ ワンスプーン
  ワンスプーンの料理です。
  スプーンの上には、真タコのボイル、ビーツのロースト、発酵ビーツ、
  ビーツパウダー、黒米チップ。
  真タコとビーツの赤紫が印象的なワンスプーン。
  わりと一口が大きめですがパクリと口に放り込むと、まずはタコの香りが良いです。
  そこにいろんなビーツの食感と味わい。さらには黒米チップの香ばしさ。
  この香ばしさが加わることで一層昇華している印象を受けました(〃^▽^〃)

・Poggio della Costa 2021
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  イタリア・ラツィオの白ワインです。
  ぶどうは、グレケット。
  綺麗なレモンイエローの色味。
  フルーティーなフレーバーなのですが飲むと甘くなくてビターで美味しいです。
  かみさんはこれがお気に入りでしたね。

・ウニ 発酵トマト カッペリーニ 紫蘇オイル
  皿には雲丹と発酵トマトで作ったガスパチョを敷き詰め、
  その上にカッペリーニを巻いて、ペンタスをトッピング。
  そして紫蘇オイルのアクセントも加えて完成。
  綺麗な一皿なのですが、美味しく食べるためには混ぜて頂きます。
  トマトの酸味と雲丹のコクがカッペリーニにまとわりついて旨いっす。
  フェンネル?っぽい風味も効いていたような。

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  私の場合は、自家製フォカッチャ ⇒ ライ麦パンという順番で。
  最後の肉料理はライ麦パンで〆る寸法。

・逗子小坪漁港かず丸さんのクエ 玉ねぎ ピーマン バジル
  白い皿に、玉ねぎピューレ、ピーマンジュース、ピーマン千切り、
  バジリコのソース、ヘーゼルナッツロースト敷き、
  その上に皮目をしっかりと焼き上げたクエを鎮座。
  高級魚クエ。それが逗子で獲れるんですから相模湾もすげえなあと。
  イルノードでは私は初めて食べるクエですが、頑張って仕入れたみたいですよ(〃^▽^〃)
  一見してあっさりに見える白身魚ですが、そこはクエ。
  これだけのソースを従えても、自分の美味しさを最大限に発揮できる底力があります。

・Meroi Chardonnay 2021
  私のワインペアリング4杯目、かみさんの3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワインです。
  ぶどうは、シャルドネ。
  やや透明がかったレモン色。
  飲んでみると、酸味と甘みと苦みのバランスがいいですね。
  オールラウンドプレーヤーというか王道というか、美味しい白ワインです。

・逗子小坪漁港かず丸さんの鎌倉海老 夏野菜とヴェルモット
  まずは生きた状態での鎌倉海老のプレゼンテーション。
  初めてイルノードに伺ったときの食材も鎌倉海老でものすごく印象に残っています(〃^▽^〃)
  伊勢海老は伊勢で獲れたものですが、鎌倉で獲れたものは鎌倉海老と言います。
  深緑のプレートに、焼き茄子ソース、ヴェルモットソース、マンゴーピクルス、
  オクラを敷き、グリルした鎌倉海老の身を乗せ、たっぷりの夏牛蒡チップスをトッピング。
  プリプリ、クニュクニュ食感のちょうどいい火入れの鎌倉海老の尾の身に、
  焼き茄子の香ばしさや、マンゴーの甘み、牛蒡の土の香りが合わさり、
  海の幸と山の幸の協演極まれり状態(〃^▽^〃)
  甲殻類好きとしてはたまらんわけですよ。

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato 2020
  私のワインペアリング5杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワインです。
  ぶどうは、ネッビオーロ。
  ロゼなのですが最初はオレンジワインと見間違うような色味ですね。
  昔に飲んでいたロゼって甘いという印象しか無かったのですが、
  このロゼは、しっかりとした酸味にタンニンすら感じる辛口仕様。
  こういうロゼならウェルカムです(* ̄∇ ̄*)b

・鎌倉渡辺農園のナス もん座丸のシラス 発酵 コリアンダーシード
  イルノードのスペシャリテ。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  中央に焼き茄子を鎮座。発酵しらす、釜揚げしらす、リコッタチーズ、
  ケールパウダー、カレーリーフ、フレッシュコリアンダーシードになるのかな。
  何度も味わってきたソースですが特に焼き茄子との相性がヘブン。
  このソースの料理が出てきたときには全神経を集中して味わう価値がありますよ(* ̄∇ ̄*)b

・リングイネ 鎌倉海老 小田原夏のキノコ トマト
  鎌倉海老の尾の身は先ほどグリルで頂いたのですが、今度は頭の部分をリングイネで。
  トマトソースをベースに、ヤマドリダケ、ホウキタケなどの夏のキノコとともに味わいます。
  鎌倉海老のミソの部分をほじくってリングイネに絡めて頂きましたが旨いわあ(〃^▽^〃)
  細い脚なのですがそれでもポキっと折ると中から脚肉が出てきますので大事に頂きました。

・Fattoria La Lecciaia Sangiovese 2013
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの4杯目。ペアリングラストです。
  イタリア・トスカーナの赤ワインです。
  ぶどうは、サンジョベーゼ。
  酸味とタンニンのしっかりと効いた辛口。ボディはミディアム~フルボディの間くらい。
  この後の肉料理を迎え撃ちます。

・鹿児島県北薩摩牛カメノコウ AMGHバーナー ヴィシソワーズ
  カメノコウとは、牛の内モモより下部の球状の部位。赤身の美味しいところです。
  それをAMGHバーナーで炙り、炙ったねぎやヴィシソワーズと供に。
  AMGH バーナー(遠赤外線炭火バーナー)とは、神奈川県秦野市のメーカーが
  製造・販売を行っているガスバーナーで、特殊な素材を通して炎を出すことで、
  七輪や炭火と同様の遠赤外線を放射させることが出来ます。
  遠赤外線の効果で既存のバーナーのガス臭さを無くし、炭火焼以上の食材の香りや旨み、
  食感を引き出すことができるバーナーなんだそうです。
  イルノードは、テナントの制約があり炭火が使えないんです。
  なので最善の策としてこのような特殊バーナーを使っているんです(〃^▽^〃)
  カメノコウは上ロースのようなスライス状態になったものを巻いていて、
  それをナイフでカットしながら頂きましたが、赤身の美味しさが堪能できましたね。

・京都七谷鴨ロース 稲藁 麦藁
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  切り分けた京都七谷鴨ロースに、北海道長谷川さんのアスパラガス、通称ハセパラ、
  みず、山菜のピクルスを添え、マルサラ酒と木苺のソースで仕上げたものです。
  京都七谷鴨ロースとは、株式会社 弥栄が、一流シェフの味覚に応える為に、
  フランス産シャラン鴨に負けない国産鴨を目指し、京都府亀岡市七谷川の畔の
  1000坪の養鶏農場でなるべく自然に近い状態で育てられています。
  とにかく藁で燻された香りが素晴らしいです(〃^▽^〃)
  そして鴨の味が濃くて風味もしっかり。鴨自体が素晴らしい。
  私もそれほどシャラン鴨を数多く食べているわけではありませんが、
  鴨を食っている感は十分に感じ取られ、全くもって海外にも負けない鴨だと思います。
  ちなみに私自身は京都七谷鴨を食べるのは2度目。

・山のデザート くろもじパンナコッタ モミの木新芽
  くろもじとは爪楊枝にも使われる和ハーブ。
  それを使ったパンナコッタに、モミの木新芽のオリーブオイルを垂らして。
  無茶苦茶滑らかでフルフルのパンナコッタに、森林の香りが凄い。
  まさに食べる森林浴が如く。

・小田原中戸川さんの無花果
  カクテルグラスでのサーブ。
  無花果のジェラート、皮付き無花果を乗せ、無花果の葉のオリーブオイルと、
  鎌倉のニホンミツバチの蜂蜜をかけて仕上げたドルチェ。
  無花果のジェラートを食べると、穏やかな甘みで無花果らしい風味が満載。
  これほどまでに無花果を感じるジェラートは無いでしょう(〃^▽^〃)
  無花果の葉を使ったそうですが本当に素晴らしい。

・秋始まる 渡辺農園さんのさつまいモンブラン 木苺
  木苺のジェラートをさつまいもクリームで覆い、メレンゲを添えたものです。
  さつまいもクリームが滑らかで食べているとさつまいもであることも忘れていました。
  木苺の甘酸っぱさの対比があるのでペロッと無くなっちゃいますね(〃^▽^〃)

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。

これでサービス料10%を加えて〆て43890円。一人当たり21945円。カードでのお支払いです。

9月に訪問したのは初めてであり、これで全ての月をコンプリートしました(* ̄∇ ̄*)b

この日も旬の鎌倉海老を始め、クエ、北薩摩牛カメノコウ、京都七谷鴨などの
高級食材だけではなく、畑に茂っている野草なども含めた季節の草花、野菜、山菜、果物。
それらの海の恵み、山の恵みに感謝をしながら今宵もシェフが渾身のコースに仕立ててくれて(〃^▽^〃)

シェフはチャリ通勤なんです。雨の日も雪の日も。猛暑の季節なんか大変なんです(^^;
私の自宅からも近いのでローカル話も普通に出来る間柄で。

そしてシェフ自ら鎌倉の農家や小坪漁港へ出向いて、厳選した旬の食材一つ一つに
真摯に向き合った極上の料理を我々に提供してくれているんですよ(* ̄∇ ̄*)b

非常に小さなお店ですし、シェフとソムリエールだけですので迎えられる人数にも
制限がありますが、その分、その日のお客様一人一人に向き合ったサービスを提供できます。

キャビア、フォアグラ、トリュフ、ジビエ、オマールなどの食材を使った
派手なイタリアンではありませんが、野菜好きな我々にとっては一皿目からド派手で
無花果の葉まで使ったジェラートなんかは感動すら覚える皿の数々。
そういった意味ではオープン当初からブレないで「尖った」イタリアンなんだと思います。

日本人って野菜好きなのかなと思いきや、食べロガーに関してはそうでも無さそうな印象。
鎌倉の御成通りから少し入った欧風野菜料理のヴェジトゥスなんかも
2016年1月10日にオープンしているのに口コミ数はわずか8件のみ・・・
鎌倉駅からすぐのお店なのに7年以上も経過してたったこれだけしか食べロガーが来ない現実。
ちなみにヴェジトゥスは評価平均でいうと3.83であり美味しいお店です。

この日は久しぶりに渡辺農園さんの茄子も購入して茄子の漬物と焼き茄子で頂きました。
まだ残っているので残りは炒め物系にしようかなと画策しております(* ̄∇ ̄*)b

私とかみさんはいい感じに好みが似ているのでお店選びで苦労することがありません。
酒の好みは若干違いますが、それもお店のラインナップの許容範囲内で収まるので問題なく。
前述した通り、そんな我々は野菜も大好きですので、今後もイルノードでは
野菜がメインの料理を思う存分堪能したいと思います。

予定通り、翌朝の体重は全く増減無しでした。これだけの皿数を食べてですよ(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/9現在、3.92ポイント)

  • Peri Talento Brut 46 2017

  • 9月 神奈川県 畑の収穫

  • YellowMagicWinery ORDINARY ORANGE 2022

  • 平塚横田さんの畑 人参 薔薇

  • 平塚横田さんの畑 人参 薔薇アップ

  • 逗子小坪漁港の真タコ ビーツ ワンスプーン

  • 逗子小坪漁港の真タコ ビーツ ワンスプーンアップ

  • Poggio della Costa 2021

  • ウニ 発酵トマト カッペリーニ 紫蘇オイル

  • ウニ 発酵トマト カッペリーニ 紫蘇オイルアップ

  • 自家製フォカッチャとライ麦パン

  • 逗子小坪漁港かず丸さんのクエ 玉ねぎ ピーマン バジル

  • 逗子小坪漁港かず丸さんのクエ 玉ねぎ ピーマン バジルアップ

  • Meroi Chardonnay 2021

  • 逗子小坪漁港かず丸さんの鎌倉海老 夏野菜とヴェルモット

  • 逗子小坪漁港かず丸さんの鎌倉海老 夏野菜とヴェルモットアップ

  • Cantina Delsignore La Grazia Rosato 2020

  • 鎌倉渡辺農園のナス もん座丸のシラス 発酵 コリアンダーシード

  • 鎌倉渡辺農園のナス もん座丸のシラス 発酵 コリアンダーシードアップ

  • リングイネ 鎌倉海老 小田原夏のキノコ トマト

  • リングイネ 鎌倉海老 小田原夏のキノコ トマトアップ

  • Fattoria La Lecciaia Sangiovese 2013

  • 鹿児島県北薩摩牛カメノコウ AMGHバーナー ヴィシソワーズ

  • 鹿児島県北薩摩牛カメノコウ AMGHバーナー ヴィシソワーズアップ

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された京都七谷鴨ロースのプレゼンテーション

  • 京都七谷鴨ロース 稲藁 麦藁

  • 京都七谷鴨ロース 稲藁 麦藁アップ

  • 山のデザート くろもじパンナコッタ モミの木新芽

  • 山のデザート くろもじパンナコッタ モミの木新芽アップ

  • 小田原中戸川さんの無花果

  • 小田原中戸川さんの無花果アップ

  • 秋始まる 渡辺農園さんのさつまいモンブラン 木苺

  • 秋始まる 渡辺農園さんのさつまいモンブラン 木苺アップ

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のシェフお任せコース

  • この日の食材の一部

2023/09/13 更新

14回目

2023/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

シェフですら全部を把握しきれない種類の野菜をたんまりと (* ̄∇ ̄*)b

2023年6月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入ります。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

いつもはカウンター奥に案内されるのですが、この日は手前に案内されました。
実は今宵は我々のみの貸切状態になってしまったんです (*゚Д゚*)
数日前から予約が入らないのを私も知っていたのですが、珍しいことに貸切になるとは。
正直、お店にとっては大打撃ですもんね (u_u*) 私もイルノードでの貸切は初めての経験。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

飲み物は私は、

・ワインペアリング シャンパン+5グラス ?円

かみさんは、

・ワインペアリング シャンパン+4グラス 7700円

をチョイスして。

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Peri Reserve Chardonnay 2017
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ビターな口当り。爽快な泡立ち。しっかりとした辛口で旨いです (〃^▽^〃)
  強いて言うなれば青りんごの酸のようなニュアンスが印象的だったかも。

・6月 神奈川県 畑の収穫
  6月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  初夏の野菜とハーブを40種類以上、4種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な調理法で、様々な野菜やハーブを、様々な風味・食感・味・見た目で楽しむ料理。
  一皿目からイル ノードの本領発揮というか神髄 (〃^▽^〃)
  野菜などの苦みや酸味、辛味、甘み、香りを愉しむ料理。野菜好きにはヘブン (* ̄∇ ̄*)b
  発酵した酸味とか山菜の苦味とかが小宇宙を形成してますよ。

・Cave d'Occi Funpy Blanc 2022
  私のワインペアリング2杯目。
  新潟の白ワイン。
  ぶどうは、デラウェア、ナイアガラ、ソーヴィニヨンブラン。
  デラウェアではありますが、イメージするような甘さは無くてスッキリと辛口。
  ちなみにかみさんの2杯目は、ソーヴィニヨンブラン主体でフルーティーなテイストでした。

・食べるバーニャカウダ 新ニンニク 自家製アンチョビ タルト
  もったいないけどパクっと一口で。
  ニンニクとアンチョビも効いていてまさにバーニャカウダですわ。
  新ニンニクはオイニーは気になりませんよ (* ̄∇ ̄*)b

・平塚横田さんのエシカルローズ 縞海老
  下には黒米シートを敷いて、その上に刻んだ縞海老とカタバミ、エシカルローズ。
  縞海老の甘みにエシカルローズのバラの風味。
  秀逸なのが下に敷いた黒米シートのハードな食感と香ばしさ。
  これのおかげで無茶苦茶昇華した一皿に仕上がっているんです (〃^▽^〃)
  このシートを敷くかどうかがシェフのセンスの問われるところなんでしょうね。

・畑の旬 カルチョーフィ アッラ ジュディア
  ローマの初夏の風物詩としてローマっ子が愛する料理の一つ。
  分かりやすく書くと、ユダヤ風アーティチョークという料理ですね。
  アーティチョークを素揚げにして塩味風味に。
  食べてみるとホクホクとした食感でコクがありますよ。
  アーティチョークって日本では珍しいのですが、この食べ方は美味しいなあ。
  最初に見たときは金目鯛のうろこ揚げかと思った (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Verdicchio di Matelica 2020 Casa Lucciola
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ。
  果実味、甘み、酸味があり、スタンダードに美味しい辛口白ワイン。

・小坪漁港のアオリイカ 北海道長谷川さんのグリーンアスパラ
  茹でたグリーンアスパラを中心に据え、ピューレにしたり炙ったりと
  様々な調理法を駆使したアスパラに、レアの火入れのアオリイカとイカ墨ソースを合わせて。
  グリーンアスパラも美味しいけどアオリイカも秀逸だったなあ。

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  今回の初仕事はイカ墨ソースとグリーンアスパラピューレを綺麗に拭うこと。

・鎌倉ホエー 岩ガキ 金柑 山の春の香り
  鎌倉ホエーの食べるスープです。
  北海道岩牡蠣、椎茸、セリ、みず、ウド、金柑、大根ピューレなどを、
  鎌倉産のホエーで作ったスープ仕立て。ゴーダチーズの泡で仕上げて。
  私は牡蠣の品質に対してうるさいのですが、北海道岩牡蠣は侮れない美味しさ。
  シェフに産地を聞いたくらいです。
  鎌倉産ホエーの酸味とミルキーさとの相性が鉄板なんでしょうね。

・Le Vigne di Sammarco Rosato 2022
  私のワインペアリング4杯目。
  イタリア・サレント半島のロゼワイン。
  ぶどうは、ネグロアマーロ。
  まさにブーケのようなフレーバー。
  しかしながら飲んでみるとちゃんと辛口で甘ったるく無いんです。
  このギャップが面白いですね。基本的にイルノードでは辛口を揃えているので。

・アオリイカげそ ハセパラ イカ墨 カダイフ
  アオリイカのげそも成仏させないとね (〃^▽^〃)
  ハセパラとは北海道長谷川さんのグリーンアスパラの通称です。
  カダイフを崩してイカ墨ソースに浸して食べるとこれまたウマウマで。

・金目鯛ウロコ焼き
  皿に発酵トマトのソースと山菜を敷き、その上に金目鯛ウロコ焼きを鎮座。
  パリパリの鱗はもはやヘブンですが、そこに加わる発酵トマトソースの酸味と旨み。
  そしてこの山菜は苦味がしっかりと効いていて無茶苦茶アクセントになっていました。
  大人の味わいですよ。

・VIGNE SANNIO CODA DI VOLPE DOP
  私のワインペアリング5杯目。かみさんの4杯目。
  イタリア・カンパーニャの白ワイン。
  ぶどうは、コーダ・ディ・ヴォルペ。
  しっかりとした果実味と酸味。これも辛口で美味しいです。

・ズッキーニのロースト ピューレ チップス 桜海老
  厚めに切ったズッキーニのローストが秀逸。中心部分がトロトロで。
  そこに桜海老の塩味と香ばしさと旨みが加わります。
  糸素麺状にカットしたズッキーニがこれまた美味しくて。
  ズッキーニってこんなに美味しいんだと感激しますよ (〃^▽^〃)
  こういうのを食べると自宅でも作りたくなるんだけど、
  絶対に似たようには作れん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・春キャベツ ジャガイモ もんざ丸のシラス 発酵 コリアンダーシード
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  カリカリに香ばしく焼いたジャガイモのガレット、キャベツ、発酵キャベツ、
  キャベツと黒キャベツのパウダーなどを組み合わせた料理。
  コリアンダーシードのピクルスを散らして仕上げています。
  毎度のことながら絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースですが、
  キャベツやジャガイモのガレットと食べると不思議とお好み焼き風にも感じます。

・ホタテ 浅利 山菜 カラスミ 自家製タリアッテレ
  イル ノードはイタリアンなんだぜえと思い出させてくれる一品。
  薄い生地のタリアッテレに熟成した自家製カラスミの塩気と旨みがまとわりついて。
  さらにそこに帆立やアサリの旨みですよ。もはや鉄板の美味しさ (* ̄∇ ̄*)b

・ Gulfi Nerojbleo IGT 2013
  私のワインペアリング6杯目。かみさんの5杯目。ワインペアリングラスト。
  イタリア・シチリアの赤ワイン。
  ぶどうは、ネロ・ダーヴォラ。
  これぞフルボディという深い味わい。でも丸みもあるんですよね。
  これでこの後の夏鹿を迎え撃ちます。

・小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロース 稲藁 麦藁
  まずは、ストウブ鍋で焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上がります。
  白い皿に敷いたソースは、ポルト酒と本山葵で作ったソース。
  その上に夏鹿のロースを鎮座させ、人参の葉とエシャレットのフリット、
  人参のローストを添えたものです。
  夏鹿はこれぞ赤身と言わんばかりの超ヘルシーな肉質で柔らかく。
  何気に人参が甘くて (〃^▽^〃)

・山デザート くろもじパンナコッタ モミ新芽 山ぶどう新芽
  くろもじとは爪楊枝にも使われる和ハーブ。
  それを揚げて、モミ新芽、山ぶどう新芽でパンナコッタを取り囲んだデザート。
  まずはパンナコッタが無茶苦茶旨いのですが、くろもじとか新芽とか、
  これぞイル ノードでしか頂けないドルチェ。

・桑の実 緑米 バラ
  カクテルグラスに緑米を忍ばせ、桑の実ジェラート、バラ。
  これは見た目にも華やかなデザートですなあ。
  桑の実の酸味でさっぱりと頂けます。

・ピエモンテ伝統カカオパウダー”ボネ” 実山椒 ビーツ
  イタリア・ピエモンテ郷土料理のボネというカカオプリンを皿に敷いて、
  実山椒ジェラート、ビーツのフリットを積み重ね、ビーツソースで仕上げたもの。
  ボネのカカオ風味が結構好きで (〃^▽^〃)
  今回は実山椒ジェラートがこれまた私好みのピリッと感。

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。

これでサービス料10%を加えて〆て45540円。一人当たり22770円。

いやあ、今宵も大満足ですよ (〃^▽^〃)

今回は初めて訪問する6月の食材だったのですが、今までには食べたことのない食材を
色々と頂くことが出来ました。実は月には関係なく使う食材が豊富過ぎて
毎回初めて耳にする食材にお目にかかりますけどね。
そもそもシェフですら全部を把握しきれない種類があるので (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

例えば一番最初に出される定番のインサラータだって、シェフが真面目に数えたところ、
50種類以上の食材を使っていたことが判明したんです。
公称の40種類をはるかに超えていたんですねえ (* ̄∇ ̄*)b

私は野菜が大好きなのですが、自宅では量は食べられても種類は食べられないんです。
しかしながらイル ノードに来たら数え切れないのですが、少なくとも80種類くらいの
野菜を食べることになるのかも知れません。だってインサラータだけで50種類超えるもん。

野菜中心のコース仕立てですので、食べ終えた直後は腹一杯に感じるのですが、
消化が良いのですぐに胃は落ち着いてきます。

ワインペアリングと同時にチェイサーもたらふく飲むので、
一時的には水ぶくれで体重は増加しますが、そんなのはすぐに戻り、
体重増加とかの悲しい現実にはならないのも嬉しいんですよね (* ̄∇ ̄*)b
これだけの数の料理を食べてそうなんですよ。

実はまだ訪問していないのが9月。
9月は鎌倉海老の時期だそうですので、そんな海の幸とか茄子あたりが旬になってくるのかな?
てなことで次回は9月が確定 (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/6現在、3.92ポイント)


  • Peri Reserve Chardonnay 2017

  • 6月 神奈川県 畑の収穫

  • Cave d'Occi Funpy Blanc 2022

  • 食べるバーニャカウダ 新ニンニク 自家製アンチョビ タルト

  • 平塚横田さんのエシカルローズ 縞海老

  • 平塚横田さんのエシカルローズ 縞海老アップ

  • 畑の旬 カルチョーフィ アッラ ジュディア

  • Verdicchio di Matelica 2020 Casa Lucciola

  • 小坪漁港のアオリイカ 北海道長谷川さんのグリーンアスパラ

  • 小坪漁港のアオリイカ 北海道長谷川さんのグリーンアスパラアップ

  • 自家製のライ麦パンとフォカッチャ

  • 鎌倉ホエー 岩ガキ 金柑 山の春の香り

  • Le Vigne di Sammarco Rosato 2022

  • アオリイカげそ ハセパラ イカ墨 カダイフ

  • アオリイカげそ ハセパラ イカ墨 カダイフアップ

  • 金目鯛ウロコ焼き

  • 金目鯛ウロコ焼きアップ

  • VIGNE SANNIO CODA DI VOLPE DOP

  • ズッキーニのロースト ピューレ チップス 桜海老

  • ズッキーニのロースト ピューレ チップス 桜海老アップ

  • 春キャベツ ジャガイモ もんざ丸のシラス 発酵 コリアンダーシード

  • 春キャベツ ジャガイモ もんざ丸のシラス 発酵 コリアンダーシードアップ

  • ホタテ 浅利 山菜 カラスミ 自家製タリアッテレ

  • ホタテ 浅利 山菜 カラスミ 自家製タリアッテレアップ

  • Gulfi Nerojbleo IGT 2013

  • 小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロースのプレゼンテーション

  • 小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロース 稲藁 麦藁

  • 小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロース 稲藁 麦藁アップ

  • 山デザート くろもじパンナコッタ モミ新芽 山ぶどう新芽

  • 山デザート くろもじパンナコッタ モミ新芽 山ぶどう新芽アップ

  • 桑の実 緑米 バラ

  • 桑の実 緑米 バラアップ

  • ピエモンテ伝統カカオパウダー”ボネ” 実山椒 ビーツ

  • ピエモンテ伝統カカオパウダー”ボネ” 実山椒 ビーツアップ

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • ゴ・エ・ミヨ2023にも順当に選出

  • この日のシェフお任せコース

2023/06/07 更新

13回目

2023/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

旬の畑・山・野原・田んぼ・川・海の恵みを様々な調理法で堪能

2023年2月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fにあります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入り、手指消毒をしながら席へ。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席 (* ̄∇ ̄*)b
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は2組計4名での晩餐になります。

飲み物は私は、

・ワインペアリング シャンパン+4グラス 7700円

かみさんはメニュー外で、泡、白、白の3杯をソムリエールに見繕ってもらうことにしました。

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Carte Or NV Grand Cru Claude Cazals
  私のワインペアリング1杯目。かみさんの1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ビターな口当り。爽快な泡立ち。しっかりとした辛口で旨いです (〃^▽^〃)

・2月 神奈川県 畑の収穫
  2月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  真冬の野菜とハーブを40種類以上、6種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な調理法で、様々な野菜やハーブを、様々な風味・食感・味・見た目で楽しむ料理。
  一皿目からイル ノードの本領発揮というか神髄 (〃^▽^〃)
  野菜などの苦みや酸味、辛味、甘み、香りを愉しむ料理。野菜好きにはヘブン (* ̄∇ ̄*)b
  野菜嫌いな方はそもそもイル ノードのコンセプトと合わんので (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato
  私のワインペアリング1.5杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  エチケットからしてロゼワインなのですが、色味などの見た目はオレンジワイン。
  飲んでみてもオレンジっぽいニュアンスで、程よい甘みと酸味があり、
  わりとビターで美味しいです。こういうロゼならアリなんだよな。
  タンニンもわりと感じて辛口で美味しい。

・小さなタルト 天城のアマゴの黄金イクラ 発酵ジャガイモ
  サクサクの薄いタルト生地に、発酵ジャガイモピューレ、サワークリーム、
  アマゴの黄金イクラを乗せ、オリーブオイル、ディルで仕上げたもの。
  まずは黄金イクラのビジュアルが素敵ですよね (〃^▽^〃)
  それを愛でてから一口でパクリと。
  黄金イクラのプチプチな旨味に、発酵ジャガイモピューレ、サワークリーム、
  ディルなどの旨味、酸味、芳香が合います。

・Cantine Benvenuto CELESTE
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・カラブリアのロゼワイン。
  ぶどうは、カラブレーゼ100%。
  ストロベリーチックなフレーバー。
  飲むとCantina Delsignore La Grazia Rosatoにも似ていますが、
  もう少しエレガントな印象を持ちました。
  これはこの後の皿に合わせた1杯。

・Stè Verdicchio dei Castelli di Jesi
  かみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ100%。
  ビターなニュアンスで、程良い酸味。そして高貴な芳香。これも旨い。

・天城下山さんの12ヶ月アマゴ再構築 中戸川さんの青トマト 梅
  アマゴを捌いてヒレと内蔵などをばらして、骨は煎餅にして、
  それらを春巻の皮で巻いて再構築。
  皿の中央には、湘南ポモロンというトマトの青い状態のものと、
  梅、わさび菜などを合わせたディップを用意。それに浸けて頂きます。
  香ばしさ、苦味、甘み、酸味、辛味、食感。いろんな要素との協演です。
  何気に梅風味が心地よくて (* ̄∇ ̄*)b

・逗子小坪漁港のサバ 畑の小松菜 八木下さんの青日向夏 志村さんの米粉
  鯖をしっとり焼き上げ、フレッシュ、ピューレ、ボイル、発酵、
  ロースト、チップ、パウダーにした7変化の無農薬小松菜、
  青日向夏ジャムを合わせ、無農薬米粉で作った湘南クレープを敷いたもの。
  そのクレープで巻いてかぶりついて頂きます。
  鯖がメインでは無くあくまでも小松菜がメインの一皿。
  あらゆる小松菜の味わいに鯖が魚介系の旨みを加え、
  青日向夏ジャムが柑橘系特有のビター感と甘みと酸味を与えます。
  青磁の皿での提供ですのでイル ノードお得意の青一色の一皿 (* ̄∇ ̄*)b

・Erba Voglio Colline Novaresi Bianco
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、エルバルーチェ100%。
  飲み口はミネラルを感じますね。複雑なテロワールが思い浮かぶというか。
  傾向としては、かみさんの2杯目のStè Verdicchio dei Castelli di Jesiに似てるかも。

・鎌倉ホエー 椎茸 牡蠣と柿 小田原のトリュフ
  鎌倉ホエーの食べるスープです。
  椎茸、牡蠣、柿、セリ、クレソンを、鎌倉産のホエーで作ったスープ仕立て。
  そこに爽やかな香りの小田原さんの黒トリュフを添えて。
  牡蠣は臭みも無くて旨いです。味が濃い。
  柿はリンゴでいうと紅玉みたいな酸味が印象的なもの。食感もコリコリしていて。
  これであれば確かに相性がいいのかも。
  鎌倉産のホエーの酸味とミルキーさもあって美味しいです。

・パン
  自家製のライ麦パンとフォカッチャです。
  腹を満たすためというより、ソースを綺麗に成仏させるために活用します。
  当然ながら前述した食べるスープにもフォカッチャをちぎって入れて美味しく成仏。

・逗子小坪漁港の黒アワビ 鎌倉大根
  まずは黒鮑のステーキのプレゼンテーション。
  くうっ。これを4人で食べるんですから贅沢ですなあ (* ̄∇ ̄*)b
  その後、皿に鎌倉大根のピューレと黒鮑の肝ソースを敷いて、
  黒鮑と鎌倉大根のステーキを鎮座。大根の葉を飾り付け完成です。
  黒鮑のステーキは程よい感じに食感もありつつ食べやすいくらいの柔らかさ。
  身自体の旨味もありますが、鎌倉大根のピューレと肝ソースのアクセントが絶妙で。
  そして添えられた鎌倉大根のステーキが鮑に負けていないんです。
  鎌倉古来種の希少な大根なのですが、しっかりとした食感に、それに比例した味の濃さ。
  旨いです。
  クミンかな?ちょっとカレーのようなスパイシーさもありましたね。
  漁師さん曰く、鮑が劇的に獲れなくなっているそうです。
  絶滅危惧種にならないように祈るしかないですね・・・
  我々に出来ることは地球温暖化による生態系の変化をなるべく減らすように、
  個々の単位で省エネなどに取り組んでいくこと。
  我家は自宅でもウォームビズにしていて、余ほど寒くない限りは床暖などの暖房は使いません。
  夏季シーズンも熱中症には気を付けながらも窓を開けたりして冷房はなるべく使わず。

・唎酒 No.497
  私のワインペアリング3.5杯目。
  新潟県南魚沼市に蔵を構える、八海醸造の造る純米大吟醸。
  その芳香は説明された通りのスモモのニュアンス。
  飲んでみると大吟醸らしい甘みが印象的なのですが、
  スモモのような酸味も同時にありますので嫌味じゃなくて。
  黒鮑と鎌倉大根のステーキに合わせてくれた一杯ですがまさにドンピシャ (〃^▽^〃)

・Bortolusso Chardonnay Sun of Winter
  かみさんのワインペアリング3杯目。かみさんはペアリングラスト。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  かすかなバニラの香りのニュアンス。
  滑らかで伸びやかな酸と繊細なミネラルを感じます。
  甘みはありながらもこれで肉料理も賄いますので、
  最後まで塩味のミネラルとスパイシーさが効いていて、
  すっきりと切れの良い後味に仕上がっています。

・渡辺農園の菊芋 もんざ丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿に、生しらすを発酵したものとリコッタチーズ、生クリームを使って作った
  絶品のイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソースを敷いて、
  皮目を香ばしく焼き上げた菊芋の上に、釜揚げしらす、カレーリーフを散らし、
  コリアンダーのパウダーで仕上げたものです。
  菊芋の土の香りに、リコッタチーズの酸味と旨味、
  発酵しらすの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  山椒のようなアクセントを与えるカレーリーフも無くてはならない存在。
  何度食っても旨いものは旨いわ・・・

・Stè Verdicchio dei Castelli di Jesi
  私のワインペアリング4杯目。かみさんの2杯目と同じものになります。

・タリアテッレ ホタテ 浅利 山のクレソン 自家製カラスミ
  一応イタリアンをベースにしていますのでプリミ・ピアッティも出ます (* ̄∇ ̄*)b
  タリアテッレに、刻んだ帆立と浅利を合わせ、自家製カラスミで仕上げたパスタ。
  シコシコとしたタリアテッレに貝類の旨味&カラスミの旨味。鉄板ですわ (* ̄∇ ̄*)b

・Tenimenti d'Alessandro Il Bosco Syrah 2013
  私のワインペアリング5杯目。私のペアリングラスト。
  イタリア・コルトナの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー100%。
  私は2009年にオーストラリア旅行に行った際に
  シラーが美味しかったので毎晩シラーの赤ワインをボトルで空けていました。
  それから割とシラーの赤ワインを好む傾向にあるんです (〃^▽^〃)
  こちらもシラーらしいスパイシーな印象で、これから迎え撃つ、
  蝦夷豚、オリーブ牛との相性も抜群でした。

・北海道産蝦夷豚ヒレ肉 香川県オリーブ牛ランプ 畑の麦藁 稲藁
  まずは、蝦夷豚ヒレ肉とオリーブ牛ランプが焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  この段階で部屋中に藁の燻製香が漂います。これが甘い芳香で石焼き芋みたい (〃^▽^〃)
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上げます。
  イル ノードとしては珍しいのですが、本州すら飛び出して、北海道と香川県からの恵み。
  手前が蝦夷豚ヒレ肉の藁焼き。マルサラソースにベルガモットを合わせて。
  言われなければ豚らしくない肉質で。いかにも健康そうな雑味の無い美味しさ。
  奥がオリーブ牛ランプの藁焼き。玉ねぎピューレ、菜の花のジュース、
  カラスノエンドウとあさつきの根っこのフリットなどで仕上げています。
  オリーブ牛を食べるのは3回目くらいだと思いますが、その名のイメージ通りに
  赤身中心であっさりとした肉の旨味を堪能できます。

・畑の春菊 リンゴ 奥八女熟成煎茶 パンナコッタ
  春菊とりんごのソルベ、奥八女熟成煎茶のパンナコッタになります。
  春菊オイルで仕上げているそうで。
  春菊とりんごのソルベはりんごの酸味のある果汁が春菊のえぐみをいい意味で消しています。
  これは春菊が苦手な方でも美味しく感じるかも知れません。
  かみさんは春菊がそれほど得意ではないのですがバクバク食べていましたので。
  そもそもイル ノードでは好き嫌いが無くなるんですよ。全部美味しいので (〃^▽^〃)
  個人的にはパンナコッタが無茶苦茶煎茶フレーバー満載で感動。
  なかなか煎茶でここまでフレーバーを出すのは難しいので。抹茶でも難しいのに。

・ヴァシュラン イチゴ セミフレッド メレンゲ
  クリームの上に、チーズのセミフレッド、レモンの葉っぱのソルベを乗せ、
  サックサクの焼いたメレンゲでサンドにしたものです。
  そういうお菓子をフランスではヴァシュランというんだそうで。
  今回は、ショートケーキを再構築したヴァシュラン。
  特に秀逸だったのが、レモンの葉っぱのソルベ。
  レモン果汁じゃなくて葉っぱを使ったところがミソ。
  分かりやすいレモンフレーバーではなくて、じんわりと感じるのが素晴らしい (〃^▽^〃)

・湘南フレッシュハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのハーブを使ったハーブティー。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。
  私の定番ですがここ2回はハーブティーにしたのでお久しぶり。

これでサービス料10%を加えて〆て41690円。一人当たり20845円。

いやあ、今宵も大満足ですよ (〃^▽^〃)

40種類以上の野菜を使ったインサラータから始まり、黄金イクラ、アマゴ再構築、
7変化の無農薬小松菜、鎌倉ホエーの食べるスープ、黒鮑と鎌倉大根のステーキ、
イル ノード風 鎌倉バーニャカウダソース、自家製カラスミ、
北海道産蝦夷豚ヒレ肉、香川県オリーブ牛ランプ等々、
旬の畑・山・野原・田んぼ・川・海の恵みを様々な調理法で堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

まだ伺ったことが無い月がありますので、2023年度はそれらをコンプリートしたいと思います。

お腹いっぱいに食べて、帰ってから速攻体重計に乗ると素敵な増量をしているのですが、
翌朝には結構戻っていて、ほぼ帳消し状態になるんですよ。
やっぱり野菜中心に食べているから消化も良いんだと思います (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/2現在、3.93ポイント)

  • Carte Or NV Grand Cru Claude Cazals

  • 2月 神奈川県 畑の収穫

  • Cantina Delsignore La Grazia Rosato

  • 小さなタルト 天城のアマゴの黄金イクラ 発酵ジャガイモ

  • 小さなタルト 天城のアマゴの黄金イクラ 発酵ジャガイモアップ

  • Cantine Benvenuto CELESTE

  • Stè Verdicchio dei Castelli di Jesi

  • 天城下山さんの12ヶ月アマゴ再構築 中戸川さんの青トマト 梅

  • 天城下山さんの12ヶ月アマゴ再構築

  • 中戸川さんの青トマト 梅

  • 逗子小坪漁港のサバ 畑の小松菜 八木下さんの青日向夏 志村さんの米粉

  • 逗子小坪漁港のサバ 畑の小松菜 八木下さんの青日向夏 志村さんの米粉アップ

  • Erba Voglio Colline Novaresi Bianco

  • 鎌倉ホエー 椎茸 牡蠣と柿 小田原のトリュフ

  • 鎌倉ホエー 椎茸 牡蠣と柿 小田原のトリュフアップ

  • 自家製のライ麦パンとフォカッチャ

  • 黒鮑のステーキのプレゼンテーション

  • 逗子小坪漁港の黒アワビ 鎌倉大根

  • 逗子小坪漁港の黒アワビ 鎌倉大根アップ

  • 唎酒 No.497

  • Bortolusso Chardonnay Sun of Winter

  • 渡辺農園の菊芋 もんざ丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー

  • 渡辺農園の菊芋 もんざ丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダーアップ

  • Stè Verdicchio dei Castelli di Jesi

  • タリアテッレ ホタテ 浅利 山のクレソン 自家製カラスミ

  • タリアテッレ ホタテ 浅利 山のクレソン 自家製カラスミアップ

  • Tenimenti d'Alessandro Il Bosco Syrah 2013

  • 蝦夷豚ヒレ肉とオリーブ牛ランプが焼き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 北海道産蝦夷豚ヒレ肉 香川県オリーブ牛ランプ 畑の麦藁 稲藁

  • 蝦夷豚ヒレ肉の藁焼き

  • オリーブ牛ランプの藁焼き

  • 畑の春菊 リンゴ 奥八女熟成煎茶 パンナコッタ

  • 畑の春菊 リンゴ 奥八女熟成煎茶 パンナコッタアップ

  • ヴァシュラン イチゴ セミフレッド メレンゲ

  • ヴァシュラン イチゴ セミフレッド メレンゲアップ

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のシェフお任せコースの内容

2023/02/08 更新

12回目

2022/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

40種類以上の野菜を使ったインサラータから始まり、ドルチェまで珠玉の全12皿

2022年11月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入り、手指消毒をしながら席へ。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。2名掛けテーブルもあるのですが使っていません。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席 (* ̄∇ ̄*)b
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は3組計6名での晩餐になります。この日も満席御礼ですね (〃^▽^〃)
おそらく前日くらいに急遽1組増えたのではと思われます。良かった良かった!

飲み物は私は、

・ワインペアリング シャンパン+4グラス 7700円

かみさんはメニュー外で、泡、白、白の3杯をソムリエールに見繕ってもらうことにしました。

この日に頂いたシェフお任せコースの内容は以下になります。

・Carte Or NV Grand Cru Claude Cazals
  私のワインペアリング1杯目。かみさんの1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  しっかりとした辛口でシュワシュワとした飲み口。
  いつもながらに美味しいです。

・11月 神奈川県 畑の収穫
  11月の神奈川県の畑の収穫。40種類以上の野菜を使ったインサラータです。
  皿の中央には渡辺農園さんで作られた小麦粉で作り上げたパイ生地を忍ばせて、
  晩秋の野菜とハーブを40種類以上、6種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な調理法で、様々な野菜やハーブを、様々な風味・食感・味・見た目で楽しむ料理。
  一皿目からイル ノードの本領発揮というか神髄というか (〃^▽^〃)
  2022年に入ってからコースの構成を見直して一皿目はインサラータを出すようになりました。
  なぜに一皿目にアミューズとかではなくインサラータを出すかというと、
  無茶苦茶手間暇掛かかるのでコースの途中では出せんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Casa Lucciola Verdicchio di Matelica 2020
  私のワインペアリング2杯目。かみさんの2杯目。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ100%。
  ミネラルっぽいニュアンスを感じますね。
  果実味、酸味とバランス良く、なかなかの辛口で美味しいです。

・逗子小坪漁港の収穫 太刀魚 カワハギ
  ワンスプーンが2つ乗った料理。
  一つは、太刀魚炙り 生姜とクスクスのサラダ。寿司のような味わいを楽しみます。
  もう一つは、カワハギ肝和え 根セロリとリンゴのピューレ。

・逗子小坪漁港の収穫 サバ
  薄いタルト生地にサバの炙り。
  そこに5種類の調理法を駆使した小松菜を合わせます。
  フィンガーライムもアクセントに加え、言うなれば青いタルト。
  小松菜の良い意味での青臭さ、辛味がサバに合いますよ (* ̄∇ ̄*)b

・Cantina Delsignore La Grazia Rosato
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワイン。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  確かにエチケットからしてロゼなのですが、
  見た目はオレンジワイン。飲んでみてもオレンジっぽいニュアンス。
  タンニンもわりと感じて辛口で美味しいでです。

・天城下山さんの3年アマゴ 0年イクラ ジャガイモ
  鱒のような見事な大きさの3年もののアマゴを使用。
  皮目はパリパリにソテーし、自家製サワークリーム、発酵したジャガイモのピューレ、
  落花生、そしてアマゴの黄金いくらも合わせて、ディルでアクセントを。
  何度かこの黄金いくらを食べていますが、アマゴなのに下手な鮭よりも見事な大きさ。
  それでいて綺麗なレモンイエローで美しい。そして美味しいと。

・小田原志村さんのマコモダケ 小坪漁港のカマス 小田原山北のトリュフ
  深緑の皿に、甘い玉ねぎのピューレ、焼いたマヨネーズを敷き、
  マコモダケソテー、カマスフリットを乗せ、小田原の黒トリュフを散らしたもの。
  カマスの身がふわふわで、マコモダケはシャクシャクで食感の妙を味わえます。
  玉ねぎのピューレはホント甘くて、マヨネーズのコクと酸味と合わせると複雑な味わいに。
  イタリアの黒トリュフは強い芳香がありますが、小田原のは穏やかな香り。
  イル ノードの料理にはこれくらいがちょうどいいとのことで使用しています (* ̄∇ ̄*)b

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のスープを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  私の場合は、自家製フォカッチャ ⇒ ライ麦パンという順番で。
  最後の肉料理はライ麦パンで〆る寸法。

・Timorasso Derthona 2020
  私のワインペアリング4杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、ティモラッソ100%。
  華やかなレモンや青リンゴのような酸のニュアンス。
  フローラルなフレーバーもありながらもちゃんと辛口。

・Bortolusso Chardonnay 2017
  かみさんの3杯目。これでラストにして。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  複雑なブーケのようなフレーバーにシャルドネらしい辛口テイスト。
  かみさんもこれは絶賛。これは旨いなあ。好み。
  私とかみさんで異なる白ワインを出してくれたので両方楽しめました (〃^▽^〃)

・秋のスープ 鎌倉ホエー 白子 牡蠣と柿 茸 里芋
  秋の味覚を食べるスープです。
  白子、牡蠣、柿、クリタケ、椎茸、里芋、ナスを、
  鎌倉産のホエーで作ったスープ仕立て。
  牡蠣と柿はまさにオヤジギャグですが、何かしら反応してあげないと
  シェフは凹みますのでヨロシクです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・渡辺農園の焼きナス もん座丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー
  イル ノードのスペシャリテ。
  焼き茄子を主体にし、発酵しらす、釜揚げしらす、リコッタチーズ、
  ケールパウダー、カレーリーフ、コリアンダーシード。
  発酵しらすとリコッタチーズを使ったソースを敷いているのですがこれが秀逸で。
  言うなればイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソース。
  何度も味わってきたソースですが特に茄子との相性が良いように思います (* ̄∇ ̄*)b
  このソースを開発出来たことがイル ノードの一つの勲章でしょうか。

・小田原志村さんの無農薬米リゾット 天城の12ヵ月アマゴ
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション。
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの無農薬栽培である、玄米、白米、黒米のリゾットに、
   天城の12ヵ月アマゴの内蔵、骨せんべいを加えたものです。そこに柚子の皮を散らして。
  内蔵の苦味や骨の香ばしさ、米自体の香ばしさも加わりホント旨いなあ。
  前半戦でアマゴの身は頂きましたが、この料理でアマゴも骨も含めて成仏。

・Demarie Roero Riserva 2017
  私のワインペアリング5杯目。ペアリングラスト。
  イタリア・ピエモンテの赤ワイン。今回はピエモンテで攻めますね。
  ぶどうは、ネッビオーロ100%。
  綺麗な濃いルビー色。
  飲んでみるとカシスのような果実味がしっかりと出ています。
  これぞフルボディという味わいというか。
  この後の鹿肉などのジビエに合わせます。

・小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロース 畑の麦藁、稲藁
  まずは、ストウブ鍋で焼き上がった状態の鹿ロースのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上がります。
  白い皿に敷いたソースは、発酵したブルーベリーで作ったソース。
  そこに完熟した山椒の実を加えてアクセントに。
  ロースト長ねぎととにも鹿ロースが添えられます。
  発酵したブルーベリーで作ったソース単独でも美味しいのですが、
  この完熟した山椒の実が痺れ好きにはたまらん (〃^▽^〃)
  この手のジビエの風味との相性が鉄板なんだと思います。

・小田原猟師森さんの仕留めた猪バラ 玉ねぎ ジャガイモ 春菊
  まさかの猪も登場。
  涼し気なガラスのプレートに、砕いたジャガイモ、10時間煮込んだ猪バラ肉、
  玉ねぎの水分だけで甘みを出したもの、春菊を乗せています。
  アクセントに胡椒もかけていますね。
  これがそれぞれを単独で食べるよりも、猪も含めてすべて細かく裂いて、
  ジャガイモも潰しちゃって、全部混ぜ合わせたものを口に放り込むとヘブン・・・
  はあっ・・・ シ・ア・ワ・セ。
  猪のバラ肉と甘い玉ねぎだけだとくどくなるのですが、胡椒、春菊、
  そしてシェリービネガーで酸味を加えていることで、全体としてくどくない仕上がりに。
  やっぱ計算され尽くしてるんですねえ。

・小田原中戸川さんのイチジク実と葉 チーズセミフレッド
  これまた涼し気なガラスのプレートに、イチジクのコンポート、チーズセミフレッドを置いて、
  さらにその上に、イチジクの葉のジェラートを乗せて、オリーブオイルで仕上げ。
  このジェラートが秀逸で、食べてみると本当にイチジクそのものの味なんです (〃^▽^〃)
  これは凄いなあ。果肉よりも葉の方が風味が強いのかも知れません。
  ジェラートに仕立ててこれほどまでに果実そのものの味を再現するのって相当難しいので。
  これも感動しましたねえ。

・”サツマイモブラン”梨 ほうじ茶
  梨とほうじ茶ソルベを皿の中心に盛り付け、そこにシルクスイートのペーストを搾り、
  焼きメレンゲを添えた”サツマイモブラン”。
  こちらもほうじ茶の香ばしい香りがしっかりとソルベに出ていて、
  シルクスイートペーストとの味の対比を醸し出していました。

・湘南フレッシュハーブティー
  私とかみさんのオーダーです。
  横濱ハーブナーセリーのレモンバーベナ、薔薇、クローブなどの
  5種類のハーブを使ったハーブティー。

これでサービス料10%を加えて〆て41690円。一人当たり20845円。

いやあ、今宵も大満足ですよ (〃^▽^〃)

40種類以上の野菜を使ったインサラータから始まり、ドルチェまで珠玉の全12皿。
どれ一つ取ってもイマイチなものは無く、抑揚もあって飽きないで愉しめるんです (* ̄∇ ̄*)b

大体我々が訪問するときには、初めて利用される方がカウンターに同席されるのですが、
どのお客さんを見ても皆さん満足されて帰ってらっしゃるのが分かります。

私ももしこの日が初めてのイル ノードだとしたらびっくりしますもん。
その驚きと感動があるので今もこうしてイル ノードの料理と酒を楽しみに (* ̄∇ ̄*)b

2022年はこれが最後のイル ノードとなりますが、2023年も松井料理を堪能しに
イル ノードに伺って参りたいと思います!

ご馳走様です!(2022/11現在、3.94ポイント)

  • Carte Or NV Grand Cru Claude Cazals

  • 40種類以上の野菜を使ったインサラータ

  • Casa Lucciola Verdicchio di Matelica 2020

  • 逗子小坪漁港の収穫 太刀魚 カワハギ

  • 太刀魚炙り 生姜とクスクスのサラダ

  • カワハギ肝和え 根セロリとリンゴのピューレ

  • 逗子小坪漁港の収穫 サバ

  • サバの炙りと5種類の調理法を駆使した小松菜のタルト

  • Cantina Delsignore La Grazia Rosato

  • 天城下山さんの3年アマゴ 0年イクラ ジャガイモ

  • 天城下山さんの3年アマゴ 0年イクラ ジャガイモアップ

  • 小田原志村さんのマコモダケ 小坪漁港のカマス 小田原山北のトリュフ

  • 小田原志村さんのマコモダケ 小坪漁港のカマス 小田原山北のトリュフアップ

  • 自家製フォカッチャとライ麦パン

  • Timorasso Derthona 2020

  • Bortolusso Chardonnay 2017

  • 秋のスープ 鎌倉ホエー 白子 牡蠣と柿 茸 里芋

  • 秋のスープ 鎌倉ホエー 白子 牡蠣と柿 茸 里芋アップ

  • 渡辺農園の焼きナス もん座丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー

  • 渡辺農園の焼きナス もん座丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダーアップ

  • ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの無農薬米リゾット 天城の12ヵ月アマゴ

  • 小田原志村さんの無農薬米リゾット 天城の12ヵ月アマゴアップ

  • Demarie Roero Riserva 2017

  • ストウブ鍋で焼き上がった状態の鹿ロースのプレゼンテーション

  • 小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロース 畑の麦藁、稲藁

  • 小田原猟師森さんの仕留めた鹿ロース 畑の麦藁、稲藁アップ

  • 小田原猟師森さんの仕留めた猪バラ 玉ねぎ ジャガイモ 春菊

  • 小田原猟師森さんの仕留めた猪バラ 玉ねぎ ジャガイモ 春菊アップ

  • 小田原中戸川さんのイチジク実と葉 チーズセミフレッド

  • 小田原中戸川さんのイチジク実と葉 チーズセミフレッドアップ

  • ”サツマイモブラン”梨 ほうじ茶

  • ”サツマイモブラン”梨 ほうじ茶アップ

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • 湘南フレッシュハーブティー

  • この日のシェフお任せコース

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • ドリンクメニュー

  • 食材の一部

2022/11/15 更新

11回目

2022/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

言うなればイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソース。脳が痺れますよ (* ̄∇ ̄*)b

2022年8月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入り、手指消毒をしながら席へ。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。2名掛けテーブルもあるのですが使っていません。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席 (* ̄∇ ̄*)b
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は3組計6名での晩餐になります。これで満席御礼ですね (〃^▽^〃)

飲み物は私は、

・5種ワインペアリング 7700円

かみさんはこの日はノンアルをアラカルトで攻めることにしました。

この日に頂いた内容は以下になります。

・Carte Or NV Claude Cazals
  私のワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  しっかりとした辛口でシュワシュワとした飲み口。美味しいです。

・栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢「ベルジュ」スパークリングジュース 880円
  かみさんのオーダーです。
  今回でこれを飲むのは4回目になりました。
  葡萄酢の穏やかで爽やかな酸味と程よい甘みが効いています。

・8月 畑の様子
  8月の畑の恵み 30種野菜のインサラータです。
  皿の中央にはパイ生地を忍ばせて、5種類のソース、各種パウダーを添えて、
  様々な味で様々な野菜の様々な料理を頂くインサラータ。
  苦味、酸味、辛味、甘み、旨味、塩味。
  それぞれの美味しさを味わえますし、合わせたときの美味しさも味わえます (〃^▽^〃)

・ガスパッチョ 小田原中戸川さんのトマト ウニ カッペリーニ 紫蘇
  皿の中央にはペンタスをトッピングし雲丹を忍ばせた冷製カッペリーニが鎮座。
  下には紫蘇で作ったソースが敷かれているのかな。
  そして仕上げとしてシェフが席上で、湘南ポモロンを発酵したものと
  フレッシュなものを活用したガスパッチョをスープとして注ぎ入れ完成。
  紫蘇と発酵したトマトの酸味と雲丹との相性が良く、これがカッペリーニに絡んで旨いっす!

・Verdicchio Classico Superiore 2020
  私のワインペアリング2杯目です。
  イタリア・マルケの白ワイン。
  ぶどうは、ヴェルディッキオ100%。
  辛口でフルーティーさを感じます。ただし初めて飲む印象の白ワインのテイスト。
  ハーブっぽいニュアンスを感じるというか。美味しいです。

・アサヒドライゼロ 880円
  かみさんのオーダーです。
  他のお店で飲んだ時にわりと美味しかったとの印象でこちらを。
  甘く無いので料理全般に合わせやすいんですよ。

・逗子小坪漁港の収穫 太刀魚炙り クスクス 葉生姜
  ワンスプーンの料理です。
  クスクスと葉生姜のサラダを乗せ、その上に寿司ネタのように太刀魚炙りを鎮座。
  小坪漁港の漁師たちの新たな挑戦として沖縄で有名な海ぶどうを育成しているようで、
  それだけだとプチプチ食感にしかならないので燻製にしたものをトッピング。
  一口でパクっと食べると寿司のような味わいで面白いです。
  後味には燻製香が効いていますよ。

・YellowMagicWinery 赤
  私のワインペアリング3杯目です。
  山形県YellowMagicWineryの赤ワイン。
  2019年9月27日に開設しましたのでまだ新しいワイナリーですね。
  色味は薄いルビー色。
  フレーバーは花のような甘いニュアンス。
  飲んでみるとフレーバーから想像するような甘さは無くて、
  複雑なブーケのような華やかなテイストが広がります。
  これも旨いなあ。次なる皿、甘鯛に合わせた一杯。

・小坪漁港の甘鯛 鎌倉のナス パプリカ ハラペーニョ
  皿の上にナスのピューレを敷き、パプリカやハラペーニョで作ったソース、
  万願寺唐辛子を忍ばせ、甘鯛鱗焼きを鎮座。
  上にはエゴマや葉唐辛子のフリットをトッピング。
  これはさすがに甘鯛の鱗がパリパリで旨いですよ (〃^▽^〃)
  身はフワフワで、それとナスのピューレなどを混ぜ合わせて食べ進めました。

・パン
  ライ麦パンと自家製フォカッチャです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のスープを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。

・逗子小坪漁港かず丸さん 鎌倉海老 蛤 ツルムラサキ
  まずは、タジン鍋で蒸し上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一人前に皿に取り分けてサーブされます。
  皿の下には極上のスープ。
  ツルムラサキ、冬瓜、ニンギョウタケ、ヤマドリタケモドキを忍ばせ、
  鎌倉海老と蛤がその上に鎮座。
  最後にバジル抽出オリーブオイルを回しかけて完成です。
  何というんでしょうかね。白いブイヤベースでしょうか。
  身をほじほじしますので、この料理の時だけは皆さん会話も忘れて無我夢中。
  そして男前な量がありますからねえ。メイン1.5皿分はあるでしょう。
  極上のスープにフォカッチャをちぎって投入して、スプーンで食べると至福 (〃^▽^〃)

・Chardonnay Bortlosso 2017
  私のワインペアリング4杯目です。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  これは単独で飲んでも美味しい白ワインなのですが、
  沿岸エリアのぶどうなので海のミネラルがたっぷりな味わいに仕上がり、
  この後のしらすの皿との相性が抜群。これぞマリアージュの妙 (* ̄∇ ̄*)b

・小田原八木下農園からのヴェルガモットソーダ 990円
  かみさんのオーダーです。
  ヴェルガモットシロップのソーダ割りです。
  まさにヴェルガモットらしい精油のニュアンスもある芳香が特長的。
  高級なレモンサワーの味わい。

・渡辺農園の焼きナス もん座丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー
  イル ノードのスペシャリテ。
  焼き茄子を主体にし、釜揚げしらすに発酵した生しらす、リコッタチーズを使った
  極上のソースを敷き、カレーリーフを散らし、コリアンダーシードパウダーを添えたもの。
  今回の焼き茄子は切り方が違うため、いつもよりも量が多めに感じますね。
  そこに合わさるまったりと濃厚で旨みがたっぷりのスペシャリテソース。
  言うなればイル ノード風 鎌倉バーニャカウダソース。脳が痺れますよ (* ̄∇ ̄*)b
  そしてカレーリーフとコリアンダーシードパウダーが味を引き締めます。
  あああっ・・・ シ・ア・ワ・セ。

・小田原志村さんの有機栽培お米”にこまる” 鎌倉海老 小田原山北 夏キノコ
  まずは、ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション。
  それを一皿ごとに取り分けてくれます。
  小田原志村さんの有機栽培である、玄米、白米、黒米のリゾットに、
  鎌倉海老、杏茸、香茸だったかな?に、ハーブを叩いたものを入れて仕上げた逸品。
  畑、海、山の食材のコラボレーション。それぞれの米の香ばしさが秀逸で。
  そこに鎌倉海老の旨みと、キノコの風味、食感も加わるのでたまらんですよ (〃^▽^〃)

・Taurasi Santandrea 2016
  私のワインペアリング5杯目です。ペアリングラスト。
  イタリア・カンパーニャの赤ワイン。
  ぶどうは、アリアニコ100%。
  非常にベリーのニュアンスを感じる、果実味の溢れるフルボディの赤で、
  この後のブルーベリーソースを使った夏鹿に合わせた一杯。
  これまた見事なマリアージュで無茶苦茶美味しかったですよ (* ̄∇ ̄*)b

・小田原猟師森さんの仕留めた夏鹿ロース 畑の藁
  まずは、ストウブ鍋で焼き上がった状態でのプレゼンテーション。
  その後に一皿ごとに取り分けてソースをかけて仕上がります。
  白い皿に敷いたソースは、ポルト酒と発酵させたブルーベリーで作ったソース。
  その上に、万願寺唐辛子、夏のネギ、ヤマドリダケモドキを乗せ、
  さらにその上に、夏鹿のロースを積み上げたものです。
  ヤマドリダケモドキは傘の部分が添えられましたが、食感が蒸されたナスが如く
  フワフワの食感で味も美味しいんです。
  ポルチーニ茸の方がもちろん美味しいんでしょうけど、空輸していない美味しさが
  小田原で採れたばかりのヤマドリダケモドキにはあるんです (* ̄∇ ̄*)b
  そして秀逸なのが発酵させたブルーベリーで作ったソース。
  この塩気と熟成した酸味、甘味が夏鹿のロースにベストマッチ。旨いっす!
  
・小田原山北のブルーベリー 平塚横田さんの薔薇 パンナコッタ
  フレッシュなブルーベリーのジェラートを主軸に、黒米のリオレを忍ばせ、
  フレッシュな薔薇、砂糖をまぶして焼いた薔薇、薔薇のパンナコッタを添え、
  鎌倉山で採れた二ホンミツバチの蜂蜜をかけたものです。
  ブルーベリーのジェラートの濃厚さや、各種薔薇のフレーバーとテイスト。
  今回使用した蜂蜜は、鎌倉でもイル ノードを含めて4軒のみでしか、
  入手できない貴重なものなんだそうです。
  それにしても今回はブルーベリーが大活躍。

・ゴボーネ 実山椒 ビーツ
  実山椒のジェラートを核に、キューブ状にしたカカオプリン、
  そこにゴボウのコンポートを乗せ、ゴボウフリット、ビーツのフリットを合わせたもの。
  イタリア・ピエモンテ郷土料理ボネとゴボウの組み合わせになるんです。
  単なる語呂合わせだけではなく核となった実山椒のジェラートがこれまた旨くて。
  実山椒のピリッとした痺れのアクセントと甘さがジャストミート (* ̄∇ ̄*)b
  我々の好みを知っているか如くのドルチェですよ。

・湘南ハーブティー
  私とかみさんのオーダーです。
  私はいつもコーヒーを頼むのですが、今回はこちらにしてみました。
  横濱ハーブナーセリーのレモンバーベナ、レモンタイム、
  モヒートミントを使ったハーブティー。
  添えられるのがエルダーフラワーシロップなので味変用に活用。
  とにかくフレッシュハーブの鮮烈な香りが相変わらず素敵です (〃^▽^〃)
  エルダーフラワーシロップを入れると白濁して半透明の色味に。
  それほど甘く無いので結局は全部投入しちゃいました。

これでサービス料10%を加えて〆て39600円。一人当たり19800円。

2022年4月頃から皿数を減らして、1皿のボリュームを少し増やして
コース全体の構成をマイナーチェンジしているのですが、
このスタイルでも何ら違和感が無いというか、常に満足の内容に感じます。
皿数を減らしたと言っても14皿が12皿になっただけですので、相変わらず皿数は多めなんです。

皿数が多過ぎると印象に残りにくいとのことで、人間の記憶に残りやすい
構成にしたのがその真意になります。もちろんポジティブな変更 (* ̄∇ ̄*)b
私の場合は、その日のメニュー表を見渡すとどれが印象に残ったのかを
思い出せるのですが、それは食べログ病というか普通の方には難しいでしょうしね。

2022年も2021年に引き続き、フランス発のガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」に掲載。
もちろん2023年も掲載されるでしょうし、早くミシュランも評価してくれる日を心待ちにして。

ご馳走様です!(2022/8現在、3.93ポイント)

  • Carte Or NV Claude Cazals

  • 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢「ベルジュ」スパークリングジュース

  • 8月 畑の様子

  • 8月 畑の様子アップ

  • ガスパッチョ 小田原中戸川さんのトマト ウニ カッペリーニ 紫蘇

  • ガスパッチョ 小田原中戸川さんのトマト ウニ カッペリーニ 紫蘇アップ

  • Verdicchio Classico Superiore 2020

  • アサヒドライゼロ

  • 逗子小坪漁港の収穫 太刀魚炙り クスクス 葉生姜

  • 逗子小坪漁港の収穫 太刀魚炙り クスクス 葉生姜アップ

  • YellowMagicWinery 赤

  • 小坪漁港の甘鯛 鎌倉のナス パプリカ ハラペーニョ

  • 小坪漁港の甘鯛 鎌倉のナス パプリカ ハラペーニョアップ

  • ライ麦パンと自家製フォカッチャ

  • タジン鍋で蒸し上がった状態でのプレゼンテーション

  • 逗子小坪漁港かず丸さん 鎌倉海老 蛤 ツルムラサキ

  • 逗子小坪漁港かず丸さん 鎌倉海老 蛤 ツルムラサキアップ

  • 逗子小坪漁港かず丸さん 鎌倉海老 蛤 ツルムラサキアップ

  • Chardonnay Bortlosso 2017

  • 小田原八木下農園からのヴェルガモットソーダ

  • 渡辺農園の焼きナス もん座丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダー

  • 渡辺農園の焼きナス もん座丸さんのシラス カレーリーフ 畑のコリアンダーアップ

  • ストウブ鍋で炊き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの有機栽培お米”にこまる” 鎌倉海老 小田原山北 夏キノコ

  • 小田原志村さんの有機栽培お米”にこまる” 鎌倉海老 小田原山北 夏キノコアップ

  • Taurasi Santandrea 2016

  • ストウブ鍋で焼き上がった状態でのプレゼンテーション

  • 小田原猟師森さんの仕留めた夏鹿ロース 畑の藁

  • 小田原猟師森さんの仕留めた夏鹿ロース 畑の藁アップ

  • 小田原山北のブルーベリー 平塚横田さんの薔薇 パンナコッタ

  • 小田原山北のブルーベリー 平塚横田さんの薔薇 パンナコッタアップ

  • ゴボーネ 実山椒 ビーツ

  • ゴボーネ 実山椒 ビーツアップ

  • 湘南ハーブティー

  • 2022年も2021年に引き続き、フランス発のガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」に掲載

  • この日のシェフお任せコース

  • この日の食材の一部

2022/08/30 更新

10回目

2022/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

食材・生産者に常に感謝をしながら、それらをバランス良く、皿全体として纏め上げるセンス

2022年5月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 14520円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ジャストに到着。
ドアを開けて店内に入り、手指消毒をしながら席へ。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。2名掛けテーブルもあるのですが使っていません。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席 (* ̄∇ ̄*)b
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は2組計4名での晩餐になります。
たまたまなのかも知れませんが、カウンターに同席する方は若いカップルの場合が多く、
大抵の場合は女性側の誕生日祝いに利用しているんです。
今回もそのシチュエーションでしたがホント幸せそうで裏山 (#^.^#)

飲み物は私は、

・EMODELA 2020 7700円
  滋賀県東近江市のヒトミワイナリーの醸造するオレンジワイン。
  ぶどうは、デラウェア100%。
  デラウェアらしい甘い芳香なのに飲むとタンニンがしっかり。
  酸味も有り辛口でかつ飲みやすいです。
  以前、ソムリエールがイチオシしていて、
  コース全般を通して合わせられるワインと仰っていましたので、
  今回はこれをボトルで入れて愉しもうという趣向です (〃^▽^〃)
  最近になってオレンジワインの実力を再認識することがあり、
  まさに白と赤の両方の性質を持つオレンジワイン。
  合わない料理を探す方が難しいくらいではと思います。
  和食の場合は使う調味料によっては難しいとは思いますけど。

かみさんは、

・3種ワインペアリング ?円 ※泡、白、白という構成のかみさんバージョン。

をオーダーすることにしました。

この日に頂いた内容は以下になります。

・本日のシャンパン
  かみさんのワインペアリング1杯目。
  Carte Or NV Claude Cazals。シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  しっかりとした辛口でシュワシュワとした飲み口。美味しいです。

・5月 春の収穫 畑・山の様子
  イルノードを10回利用して来ましたがこの構成はお初。
  いきなりのサラダ盛合せです。
  春野菜・山菜を使った25種類のサラダです。
  フレッシュだけではなく、素材に応じていろんな調理法を駆使しています。
  下には小麦粉で作ったパイ生地を忍ばせていて単なるサラダじゃないぜ!
  というアクセントを与えてくれます。
  ソースも、人参やレタスを使った手間のかかるものを敷いて。
  漬物みたいな酸味、春の苦味、辛味など、いろんな要素を楽しむサラダ (〃^▽^〃)
  これを見てウキウキしない人っているのかなあ?と思うくらいですよ。

・渡辺農園 春の人参を収穫
  人参のピューレを敷き、カダイフで巻いて揚げた人参、人参のサラダ、
  人参チップス、山人参の葉っぱのフリット、人参の花、
  人参畑のわきで採取したカタバミという野草、発酵した人参のパウダー等々、
  とにかく人参尽くしのイルノードお得意の一皿。
  人参の甘みを含め、人参のいろんな表情を魅せてくれますよ (〃^▽^〃)

・神奈川県 収穫と収穫
  小田原で採れたコシアブラの天ぷらに、小坪漁港で揚がった蛸のボイルのフリット。
  ゼッポリーニをアレンジして、小坪漁港で採れたアカモクバージョンのフリット仕立て。
  神奈川県の山の収穫と海の収穫なので収穫と収穫なんです。
  全く異なる食材ですが、天ぷらとフリットという技術を使ったコラボレーション。
  名残りの春の恵みでしょうかね。

・Greco di Tufo L’Ariella 2020
  かみさんのワインペアリング2杯目です。
  イタリア・カンパーニャの白ワイン。
  ぶどうは、グレコ100%。
  程良い酸味と果実味。白桃のようなニュアンスを持ちます。美味しいです。

・北海道長谷川さんのアスパラ 小坪漁港のアオリイカ サワークリーム
  北海道長谷川さんのアスパラ、通称長谷パラのボイルを鎮座し、ピューレを敷き、
  小坪漁港のアオリイカのカルパッチョ、炙りを重ねあわせ、
  クスクス、イカ墨のソース、サワークリーム、ハーブなどで仕上げたものです。
  私もかみさんもアスパラガスは大好物ですが、このコクがたまらん (〃^▽^〃)
  そして2種の調理法を施したアオリイカも素晴らしく。
  イカ墨のソースがこれまた後押ししてくれますよ。

・天城下山さんの3年アマゴ 仏産ホワイトアスパラ 春の恵み
  しっとりと仕上げたアマゴと、仏産ホワイトアスパラのソテーを2大メインにし、
  パリッと焼いたアマゴの皮、炙ったマヨネーズ、エシャロット、
  よもぎ、みずなどの春の山菜でわきを固めたものです。
  マヨラーとしては、この焼きマヨネーズが素敵に効いていて美味しい (〃^▽^〃)
  グリーンとホワイトと2台巨頭のアスパラガスを堪能出来てシアワセ。

・パン
  ライ麦パンと自家製フォカッチャです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  喜び勇んでパクパク食べちゃダメよ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  まだまだ料理は続くんですからね (* ̄∇ ̄*)b

・小坪漁港の真鯛 蛤 浅利 ワカメ 小田原のマニアックな山菜達
  久しぶりにタジン鍋バージョンの料理。
  まずは蒸し上がった状態でタジン鍋の蓋を外してのプレゼンテーション。
  それから一人前に取り分け、熱々スープをかけて仕上げていきます。
  皿の中には、小坪漁港の真鯛、蛤、ワカメ。
  そこに覚えきれないマニアックな山菜やサルサベルデを添えて。
  とにもかくにもスープが絶品。全ての旨みがここに集結しているので。
  山菜やワカメをスープに浸しながら食べ、最後はパンをちぎってスープを浸して完食。
  はあっ・・・ 旨い!

・白ワイン
  かみさんのワインペアリング3杯目です。ペアリングラスト。
  銘柄は失念しましたが、ぶどうはシャルドネ100%。
  洋梨のニュアンスを持ち、辛口なのにフルーティー。
  この次のカキフライに合わせたものです。

・"カキフライ" 真鶴漁港の岩カキ 海藻ハバノリ 湘南ポモロン
  湘南ポモロン、レタスを敷き、ハバノリを使った海藻パン粉で、
  真鶴漁港の岩カキをフライにしたものです。
  小ぶりな岩牡蠣なのですが、愛媛の田舎の海で獲って食べた
  牡蠣にも似たような味がして懐かしい味わい。味が濃くて臭みが無いんです。

・渡辺農園の新玉ねぎ もんざ丸さんのシラス 葉山椒 畑のコリアンダー
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  新玉ねぎのローストを主役に据え、しらす、発酵生しらす、クリームソース、
  リコッタチーズ、ケールパウダー、コリアンダーシードピクルス、葉山椒で仕上げた一皿。
  毎度のことながら絶品のソースを味わう料理ですが、今回は葉山椒のアクセントが素敵。
  これは個人的にはヒットでしたね (〃^▽^〃)

・小田原志村さんの"にこまる""黒米"リゾット 春の貝 小田原山菜
  まずはストウブ鍋での"にこまる""黒米"リゾットのプレゼンテーション。
  それから皿に取り分けてくれます。
  貝はサザエを使用。それをスライスし、山菜と供に"にこまる""黒米"リゾットに。
  とにかくアルデンテに仕上げた"にこまる""黒米"リゾットの食感と香ばしさ、
  サザエの食感と風味と旨み、山菜の苦味が一体化。
  ホント旨いよね。理屈抜きに2合くらい食いたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  リアルに顎も疲れそうだけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Dom. Trapet Marsannay Rouge 2018 ?円
  私のオーダーです。
  オレンジワインのEMODELA 2020のボトルがちょうど無くなったので、
  肉料理に合わせてこちらをソムリエールに選んでもらいました。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
  ピノ・ノワールらしい果実感が印象的。
  タンニンと酸味をしっかりと感じ取れ、これで仏シャラン鴨を迎え撃ちます。

・仏シャラン鴨ロース 藁 春キャベツ マデラ酒 小田原アミガサタケ
  まずはストウブ鍋でのシャラン鴨ロース 藁焼きのプレゼンテーション。
  こういう魅せるエンターテインメントは記念日で訪問されている方なんかは
  特に嬉しいでしょうし、記憶に残りますし、そもそも脳の準備が出来ますよね。
  これから美味しいものが出てくるぞ!的な。
  そういう見せ場を何度も作ってくれるのは有り難いと思いますよ。
  エンターテインメントだけではなくて藁焼きの薫製香が直に嗅げるので、
  本当に料理の美味しさを伝える意味でも重要なんですよ (* ̄∇ ̄*)b
  てなことで一人前に切り分けてのサーブ。
  シャラン鴨ロース 藁焼きを鎮座させ、春キャベツブレゼ、発酵春キャベツ、
  アミガサタケのソテー、マデラ酒のソースで仕上げたもの。
  アミガサタケってモリーユ茸のことですが、これがいい香りを放ってくれます。
  シャラン鴨もしっとりとミディアムレアの火入れで、きめ細かい肉質。

・小田原 山北の木苺 平塚横田さんの薔薇 小田原の黒米
  木苺のソルベ、薔薇のパンナコッタに黒米のリオレを忍ばせ、
  オーガニック薔薇、オリーブオイルなどで仕上げたドルチェ。
  サクサク食感のスナックもいいアクセントに。

・摘み草デザート セミフレッド 畑の蕗の薹 塩
  シロップで煮込んだキャラブキを敷き、蕗の薹のセミフレッドを鎮座。
  蕗を使って焼いたパン、塩なども添えて出来上がったドルチェ。
  イルノードお得意のセミフレッドですが、特にこの手の苦味系は美味しいよね (〃^▽^〃)
  大人のスイーツというコンセプトが感じ取れるので。

・湘南ハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  これは公式FBを見てかみさんが絶対に頼むと決めていたもの。
  1杯目は、横浜市泉区のハーブナーセリーのレモンバーベナ、
  レモンタイム、モヒートミント、横田さんの薔薇。
  2杯目は、小田原八木下さんの柑橘を乾燥させたものを投入。
  最後に、八木下さんの柑橘ジャムを投入することで味変三段階。
  とにかくフレッシュハーブの鮮烈な香りが印象的です。
  そして酸味や甘みが加わっていく味変。
  これは確かに美味しいですよ。
  ティーバッグのハーブティーとは天と地ほどの違い。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  スッキリとした苦味が印象的。私の定番。
  よくよく考えれば私も湘南ハーブティーにすれば良かった (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  かみさんとは異なるものを頼む癖が・・・

これでサービス料10%を加えて〆て43340円。一人当たり21670円。

今宵も大満足の晩餐 (* ̄∇ ̄*)b

大好物のアスパラガスは2種類食えるし、これまた大好物の貝類も食えたし、
郷愁を誘うようなカキフライの味や、定番の発酵生しらすを使ったソース。

その中でも毎回光るのは野菜や山菜たち。
何度も言及していますが、イルノードはイタリアンではありません。
イタリアンの技術・調理法は使っていますが、純粋イタリアン、
クラシカルなイタリアンを求めている方には方向性が合わないかも知れません。

イルノードの料理はあくまでも野菜が主役。
イタリアンというのに語弊があるのであれば、松井料理なんですよ (〃^▽^〃)
このコンセプトは一切揺らぐことなくこれからも続けてくれることでしょう。

そうはいっても私も10回訪問させて頂きましたが、どのお客様も皆さん
心底喜んでお店を後にしています。なので松井料理に満足されているんでしょう。

お店の空間自体は狭いながらもゆったりとしたカウンター席。
目の前には一生懸命料理に取り組んでいる振りの松井シェフ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
もちろん冗談ですよ (* ̄∇ ̄*)b

ワンオペのときには全然余裕が無かったと思いますが、
待望のソムリエールを迎えてから、ワインペアリングのサービスも始められ、
より一層イルノードの料理を愉しむことが出来るスタイルに。

神奈川を中心とした食材・生産者に常に感謝をしながら、
それらをバランス良く、皿全体として纏め上げるセンス。
一皿に3種類の調理法を活用するだけでも大変なのに、6種類くらいは活用しますので、
仕込みや調理にも相当な苦労があると思います。

そして小松菜なら小松菜!人参なら人参!キャベツならキャベツ!と常に主役は野菜たち。
松井料理はぶれません。

一見の方には怖そうに見えるかも知れませんが、シェフは無茶苦茶お話好き。
分からないことがあれば素直に質問すればどれだけ忙しくても答えてくれますよ (* ̄∇ ̄*)b
今回はレタスのソースが分からないので答えを探していたら、シェフが察してくれて
レタスのソースですよ!と教えてくれたんです。
普通、ほとんど水分のレタスがこんな粘度を持つソースになるなんて夢にも思わずですよ。
これも野菜への感謝を忘れずにレタスの外葉を上手く活用してソースにしたんです。

入店するときもニコニコ。
食べている間も終始ニコニコ。
食べ終えてからは我々のみになりましたので、シェフとソムリエールと談笑。
階段を降りて角送りをされるまで、終始幸せな気分に浸らせてくれる。

かみさんと二人で帰りながら「今度はいつ来よう?」とウキウキですわ (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2022/5現在、3.93ポイント)

  • EMODELA 2020

  • Carte Or NV Claude Cazals

  • 5月 春の収穫 畑・山の様子

  • 春野菜・山菜を使った25種類のサラダ

  • 渡辺農園 春の人参を収穫

  • カダイフで巻いて揚げた人参

  • 神奈川県 収穫と収穫

  • 小田原で採れたコシアブラの天ぷらに、小坪漁港で揚がった蛸のボイルのフリット

  • Greco di Tufo L’Ariella 2020

  • 北海道長谷川さんのアスパラ 小坪漁港のアオリイカ サワークリーム

  • 北海道長谷川さんのアスパラ 小坪漁港のアオリイカ サワークリームアップ

  • 天城下山さんの3年アマゴ 仏産ホワイトアスパラ 春の恵み

  • 天城下山さんの3年アマゴ 仏産ホワイトアスパラ 春の恵みアップ

  • ライ麦パンと自家製フォカッチャ

  • タジン鍋の蓋を外してのプレゼンテーション

  • 小坪漁港の真鯛 蛤 浅利 ワカメ 小田原のマニアックな山菜達

  • 小坪漁港の真鯛 蛤 浅利 ワカメ 小田原のマニアックな山菜達アップ

  • 白ワイン

  • "カキフライ" 真鶴漁港の岩カキ 海藻ハバノリ 湘南ポモロン

  • "カキフライ" 真鶴漁港の岩カキ 海藻ハバノリ 湘南ポモロンアップ

  • 渡辺農園の新玉ねぎ もんざ丸さんのシラス 葉山椒 畑のコリアンダー

  • 渡辺農園の新玉ねぎ もんざ丸さんのシラス 葉山椒 畑のコリアンダーアップ

  • ストウブ鍋での"にこまる""黒米"リゾットのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの"にこまる""黒米"リゾット 春の貝 小田原山菜

  • 小田原志村さんの"にこまる""黒米"リゾット 春の貝 小田原山菜アップ

  • Dom. Trapet Marsannay Rouge 2018

  • ストウブ鍋でのシャラン鴨ロース 藁焼きのプレゼンテーション

  • 仏シャラン鴨ロース 藁 春キャベツ マデラ酒 小田原アミガサタケ

  • 仏シャラン鴨ロース 藁 春キャベツ マデラ酒 小田原アミガサタケアップ

  • 小田原 山北の木苺 平塚横田さんの薔薇 小田原の黒米

  • 小田原 山北の木苺 平塚横田さんの薔薇 小田原の黒米アップ

  • 摘み草デザート セミフレッド 畑の蕗の薹 塩

  • 摘み草デザート セミフレッド 畑の蕗の薹 塩アップ

  • 湘南ハーブティー

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のメニュー

  • この日の食材の一部

2022/05/23 更新

9回目

2022/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

この幸せな気分を味わうために。それこそがレストランたる所以。

2022年3月初旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時数分前にお店に到着。
既にお店の電気が点いていましたのでドアを開けて店内に入り、
まずは手指消毒をしてから席に案内されます。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。2名掛けテーブルもあるのですが使っていません。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席(^^)/
気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

BGMはジャズ。しっとりとした大人の雰囲気の。

今宵は2組計5名での晩餐になります。この人数で満席御礼です。
キャパ的には12席分あるのですが、コロナ禍以前から本当の満席にしたことはありません。
私の経験上、MAX6名までに制限しているのではと思われます。
十分なサービスを提供出来るのがそのくらいとのお考えなんですね (〃^▽^〃)

飲み物は私は、

・6種ワインペアリング ?円 ※デフォでは5種なのですが1種類増やしてもらって。

かみさんは、

・3種ワインペアリング ?円 ※泡、白、白という構成のかみさんバージョン。

をオーダーすることにしました。

それぞれのお値段が分かりませんが、合計して9000円なので
間違いなくペアリングにした方がお得ですよ (* ̄∇ ̄*)b

この日に頂いた内容は以下になります。

・本日のシャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  スッキリ辛口でシュワシュワとした飲み口。相変わらず美味しいです。

・小坪漁港 かず丸さんのメカブ 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢ベルジュ
  食前酒のような感じで小さなカクテルグラスでのサーブ。
  ベルジュという葡萄酢の酸味と甘味、叩いたメカブの風味ととろみ。
  メカブの海藻臭さを葡萄酢ベルジュが見事に打ち消しています。
  そこにあるのは爽やかな風味と旨みのみ。

・真鶴漁港 義新丸さんの赤ナマコ クスクス ワサビ茎 ハーブ
  赤ナマコをスライスし、サワークリーム、クスクス、ロマネスコ、フェンネル、
  ディル、わさびの茎、ほうれん草チップを積み上げたものです。
  クニュクニュ食感の赤ナマコに、クスクスのプチプチ感、
  ほうれん草チップのサクサク感、ハーブなどの香りが合わさり秀逸。

・天城下山さんの3年アマゴ 仏産ホワイトアスパラ 小田原のノビル
  ほんのり火入れした3年物のアマゴのマリネに、
  仏産ホワイトアスパラのソテーを寄り添い、パリッと焼いたアマゴの皮、
  ノビルと菜の花素揚げ、自家製マヨネーズを添えたものです。
  アマゴのしっとりとしたレアの食感と風味、
  アスパラのコク、素揚げした野菜の香ばしさと甘み、マヨネーズの旨み。
  食材を刻んでこれらを混ぜ合わせて食べると至福ですよ (〃^▽^〃)
  前菜なのにメイン級の一皿なんすけど。

・Bortolusso Sauvignon 2019
  私とかみさんのワインペアリング2杯目です。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  ソーヴィニヨン・ブランらしいハーブ・柑橘系の香りと、適度な苦味と塩味。
  酸味は少ないです。かみさんの好みのタイプの白ワイン。
  この後の2皿に登場する、日向夏ジャムやベルガモットに合わせた白ワインと思われます。

・小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜6変化 小田原志村さんの黒米粉”湘南クレープ”
  鰆をしっとり焼き上げ、フレッシュ、ピューレ、ボイル、発酵、
  ロースト、チップにした6変化の無農薬小松菜、日向夏ジャムを合わせ、
  無農薬黒米で作った湘南クレープを敷いたものです。
  そのクレープで巻いてかぶりついて頂きます。
  鰆がメインでは無く小松菜がメインの一皿。
  あらゆる小松菜の味わいに鰆が魚介系の旨みを加え、
  日向夏ジャムが柑橘特有の甘みと酸味を与えています。
  それらを風味の良い黒米のクレープが包み込んでくれて。

・天城下山さんの12ヵ月アマゴ 再構築 小田原八木下さんのベルガモット
  アマゴを捌いてヒレと内蔵などをばらして春巻きで巻いて再構築。
  そこにベルガモットの甘みのあるソース、蕾菜を散らして。
  何気に蕾菜がハーブのような役割を果たしつつ、カリッとした食感のアクセントも。
  これがあるのと無いのとでは料理の表情が変わってきますね。

・小坪漁港の平目 山北のクレソン 長崎楠本さんの椎茸 小坪のカラスミ
  皿にバターソースを敷き、平目と椎茸、天然クレソンを蒸し煮にしたものを乗せ、
  たっぷりとカラスミをかけたものです。
  もはや料理名を見た瞬間に旨いのが決定。
  食べてみてその通りの結果に。
  椎茸の風味と旨み、平目のふわふわしっとりとした身の旨さ、
  天然クレソンの風味に、塩分控えめのカラスミが無茶苦茶合う (* ̄∇ ̄*)b
  パスタソースとして食べても天国だろうなあ。
  カラスミを塩分控えめにしているところがミソなんです。
  椎茸やクレソンの風味や味に勝ち過ぎないように。

・パン
  ライ麦パンと自家製フォカッチャです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  喜び勇んでパクパク食べちゃダメよ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  まだまだ料理は続くんですからね (* ̄∇ ̄*)b

・Koshu Fermented On Skins 2019
  私のワインペアリング3杯目。
  甲州のオレンジワイン。
  ぶどうは、甲州種100%。
  白ワイン用葡萄品種の甲州種を果皮や種と一緒に醗酵させたものです。
  なので少し赤味を帯びたオレンジ色に染まるのでオレンジワイン。
  見た目通りに赤ワインにも近いタンニンを感じます。
  そしてしっかりとした酸味と辛味。
  この銘柄を飲むのは2回目ですが、今回は自然派ワインみたいな
  独特のフレーバーを感じました。かみさんはそれが苦手だった模様。

・神奈川解禁 かず丸さんの黒アワビ 真鶴のハバノリ カツレツ
  これだけの食材をコースに織り込んでいるのに、さらに黒鮑まで (*゚Д゚*)
  真っ白な皿に黒鮑の肝のソースを敷き、パン粉にハバノリとワカメも練り込んだもので、
  黒鮑を贅沢にもカツレツにし、フレッシュ甘草、ハバノリチップスを積み上げた一皿。
  黒鮑自体にも何か手を施しているんだと思いますが柔らかくて。
  衣自体の風味に甘草やハバノリの風味、肝のソースのコク。
  贅沢ですわあ (〃^▽^〃)

・Chardonnay Cru Chale 2019
  私のワインペアリング4杯目。かみさんの3杯目。かみさんはワインペアリングラスト。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  ナッツ、バニラを思わせるような甘い芳香。
  この後の甘鯛、菊芋、しらすをこれで迎え撃ちます。

・小坪漁港の甘鯛 春野菜 バーニャカウダ ヘーゼルナッツ
  山芋、春野菜、フロマージュブランを使ったバーニャカウダソースを敷き、
  その上に甘鯛の松笠揚げを鎮座。
  よもぎの素揚げを飾り付け、ヘーゼルナッツをたっぷりと削って仕上げたもの。
  甘鯛は鱗を食ってナンボですが、こちらもサクサクのカリカリで旨いわあ。
  そこによもぎ、春野菜などの苦味、山芋のシャクシャク感。
  それらをヘーゼルナッツの香ばしさが纏め上げています。

・平塚横田さんの菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ
  イル ノードのスペシャリテソースを使った料理。
  皿にクリームソースを敷き、皮目を香ばしく焼き上げた菊芋の上に、
  釜揚げしらすに、生しらすを発酵したものとリコッタチーズを使って作った
  絶品のソースに、カレーリーフを散らして仕上げたものです。
  菊芋の土の香りと、生しらすを発酵した濃厚な旨味がベストマッチ。
  茄子で作っても旨いですが菊芋も旨いです。

・Rosso Cerbaiona
  私のワインペアリング5杯目。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョヴェーゼ、ピノ ネロ。
  この後のホタルイカに合わせているのでフレッシュな印象の赤をセレクト。
  なのでボディはミディアムくらいで酸味の軽やかなテイストです。

・小田原志村さんの”にこまる””黒米リゾット” 旬のホタルイカ 名残りのほうれん草
  まずはストウブ鍋での旬のホタルイカ 黒米リゾットのプレゼンテーション。
  蓋を開ける前からいい匂いが立ち込めますが、開けた瞬間に部屋中がいい匂いに。
  いったん下げて、一人前に盛り付けてのサーブ。
  旬のホタルイカ、ほうれん草、蕗の薹を使った黒米のリゾット。
  黒米の香ばしい香りにバリバリのアルデンテの仕上がり具合。
  ホタルイカのワタの旨みが凄すぎます。なんでこんなに旨いんだろう???
  そこに蕗の薹の春の苦味もアクセントに加わって。
  ストウブ鍋ごと食いたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  こんなに小さなホタルイカなのに美味しさという点では高級イカに負けません。
  こういうホタルイカだとフリットにしても美味しそう (〃^▽^〃)

・Vigna Nica Mamertino di Milazzo Rosso 2017
  私のワインペアリング6杯目。ワインペアリングラスト。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、ネーロ・ダヴォーラ、ネレッロ・マスカレーゼ、ノチェーラ。
  これぞフルボディという赤ワインのテイスト。
  果実味がとにかく素晴らしくまったりと舌に絡みつきます。
  これは旨いですし、好みです (* ̄∇ ̄*)b
  この後に控える、猪と鹿というダブルメインに合わせた一杯。

・猟師森さんより猪ロース 玉ねぎ 菜の花 野草
  シーズン最後となる猪。そのロースしゃぶしゃぶを使った料理。
  菜の花、玉ねぎのピューレを敷き、菜の花、ブロッコリー、プチベールのグリルに、
  猪ロースのしゃぶしゃぶを3枚重ねあわせ、ノビル素揚げ、
  菜の花のパウダーで仕上げたものです。
  とにかく猪の味が秀逸。これはさすがに猪メインの料理ですよ。
  3枚とも火入れを変えていて、ミディアム、ミディアムレア、レアにしゃぶしゃぶ。
  これだけ厚みのある脂なのに全然くどく無いですし、臭みなんか皆無。
  国産豚なんかよりも全然美味しいんです。これはたまらん。

・猟師森さんより鹿ロース 藁 鎌倉の人参 リンゴ ポルト酒
  まずはストウブ鍋で鹿ロースの藁焼き状態のプレゼンテーション。
  いったん下げて最後の仕上げを行います。
  サーブされたのはルージュ一色とでも申しましょうか。紅のディッシュ。
  皿にポルト酒と発酵したリンゴを加えたソースを敷き、
  人参のピューレ、人参のローストを添え、その上に鹿ロース藁焼きを鎮座。
  さらに上にりんごを散らしたものです。
  ポルト酒とリンゴの甘くて酸味のある味わいに、
  柔らかくレアに火を入れた鹿ロース藁焼きが凄く合います。
  伊豆で仕留めた鹿らしいのですが、本州の鹿らしく癖も少なくて、
  人参の甘みとかとも調和しているんです。
  イル ノードでは野菜を美味しく食べてもらいたいという想いから、
  トリュフでもなんでも癖の強い食材は使いません。
  あくまでも野菜が主役であるというスタンスはブレないんです。
  それこそがイル ノードらしさなので (〃^▽^〃)

・Villa de Varda Acquavite 1975 3300円
  私のオーダーです。
  イタリア・トレンティーノのグラッパ。
  ぶどうは、ピノ・ネロ、テロルデゴ。
  ソムリエールからオススメのグラッパがあるとの案内を受けていて、
  ワインペアリングとは別枠で食後酒として試してみることにしました。
  2本並べられましたがその説明からしてこちらのグラッパが断然推し。
  お値段も相当なものですが、滅多に飲まないグラッパですのでこちらをチョイス。
  1975年10月20日、現在の当主ルイージ・ドルツァンに、
  長男ミケーレが生まれたことを祝い、ピノ・ネロとテロルデゴのワインを
  銅窯で6回蒸留。その後3日間で零度まで冷却してぶどうの油分と不純物を除去。
  オークの小樽で43年間熟成したグラッパ。
  ということは瓶詰されたのが2018年で、この日飲むのが46年以上の時を超えて。
  色味はブランデーよりも琥珀色になるのかな。
  アルコール度数は40%としっかりとあります。
  飲んでみた第一印象は、柔らかなブランデーの味わい。丸みがあるというのか。
  かみさんに飲ませると匂いを嗅いだだけでアウトなくらいに度数はきついのに。
  何口も飲み進むにつれ余計にそう感じるんです。
  無茶苦茶高価なグラッパですけど、その実力を十分に感じ取れました。
  46年以上の時間は伊達じゃないぜみたいな。

・小田原中戸川さんの湘南ポモロン ビーツ リコッタチーズ
  こちらも情熱的な赤が印象的なドルチェ。
  湘南ポモロンというトマトに、発酵ビーツを重ねあわせ、
  リコッタチーズアイスを乗せて、ビーツパウダー、オリーブオイルで仕上げたもの。
  湘南ポモロンの酸味と旨みに、発酵ビーツの食感と塩気が心地良く。

・セミフレッド 畑の蕗の薹 塩
  皿に細かくスライスしたアーモンドを敷き、
  蕗の薹を混ぜ込んだセミフレッドを鎮座。
  上には素揚げした蕗の薹。
  塩とアイスの甘さは鉄板の相性ですし、蕗の薹の大人の味わいが秀逸。
  大人の階段を登る途中の若い方に食べていただきたいドルチェ。

・熊本県自然栽培やぶきた 紅(くれない) +100円
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生します。
  自然栽培のやぶきた・在来種の二番茶を、
  しおらせた後に、揉み込んで発酵させて作った紅茶です。
  紅茶ではあるのですがタンニンが穏やかでスッキリとした味わい。
  優しい味のダージリンティーというか。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  苦味が印象的。私の定番。

これでサービス料10%を加えて〆て40260円。一人当たり20130円。

今回はワインペアリング5杯のところを6杯飲んだのと、
さらには高価なグラッパを追加でオーダーしましたので、初の2万円台/人を
マークしましたが、それでも全然お得であることに変わりはありません。

なにせ今宵も全14皿。
それも、鰆、平目、黒鮑、甘鯛、猪、鹿というメイン級食材のオンパレード。
それらメイン級食材を脇役にさせてしまうほどの野菜、ハーブ、野草、果物の数々。

どの皿もイマイチなものは一つも無くて、入魂の逸品揃い。

入店してから、階段を降りて角送りをされるまで、終始幸せな気分に浸らせてくれて。

この幸せな気分を味わうために。それこそがレストランたる所以。

ご馳走様です!(2022/3現在、3.93ポイント)

  • 本日のシャンパン

  • 小坪漁港 かず丸さんのメカブ 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢ベルジュ

  • 小坪漁港 かず丸さんのメカブ 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢ベルジュアップ

  • 真鶴漁港 義新丸さんの赤ナマコ クスクス ワサビ茎 ハーブ

  • 真鶴漁港 義新丸さんの赤ナマコ クスクス ワサビ茎 ハーブアップ

  • 天城下山さんの3年アマゴ 仏産ホワイトアスパラ 小田原のノビル

  • 天城下山さんの3年アマゴ 仏産ホワイトアスパラ 小田原のノビルアップ

  • Bortolusso Sauvignon 2019

  • 小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜6変化 小田原志村さんの黒米粉”湘南クレープ”

  • 小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜6変化 小田原志村さんの黒米粉”湘南クレープ”アップ

  • 天城下山さんの12ヵ月アマゴ 再構築 小田原八木下さんのベルガモット

  • 天城下山さんの12ヵ月アマゴ 再構築 小田原八木下さんのベルガモットアップ

  • 小坪漁港の平目 山北のクレソン 長崎楠本さんの椎茸 小坪のカラスミ

  • 小坪漁港の平目 山北のクレソン 長崎楠本さんの椎茸 小坪のカラスミアップ

  • ライ麦パンと自家製フォカッチャ

  • Koshu Fermented On Skins 2019

  • 神奈川解禁 かず丸さんの黒アワビ 真鶴のハバノリ カツレツ

  • 神奈川解禁 かず丸さんの黒アワビ 真鶴のハバノリ カツレツアップ

  • Chardonnay Cru Chale 2019

  • 小坪漁港の甘鯛 春野菜 バーニャカウダ ヘーゼルナッツ

  • 小坪漁港の甘鯛 春野菜 バーニャカウダ ヘーゼルナッツアップ

  • 平塚横田さんの菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ

  • 平塚横田さんの菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフアップ

  • Rosso Cerbaiona

  • ストウブ鍋での旬のホタルイカ 黒米リゾットのプレゼンテーション

  • 小田原志村さんの”にこまる””黒米リゾット” 旬のホタルイカ 名残りのほうれん草

  • 小田原志村さんの”にこまる””黒米リゾット” 旬のホタルイカ 名残りのほうれん草アップ

  • Vigna Nica Mamertino di Milazzo Rosso 2017

  • 猟師森さんより猪ロース 玉ねぎ 菜の花 野草

  • 猟師森さんより猪ロース 玉ねぎ 菜の花 野草アップ

  • ストウブ鍋で鹿ロースの藁焼き状態のプレゼンテーション

  • 猟師森さんより鹿ロース 藁 鎌倉の人参 リンゴ ポルト酒

  • 猟師森さんより鹿ロース 藁 鎌倉の人参 リンゴ ポルト酒アップ

  • オススメのグラッパ2本

  • Villa de Varda Acquavite 1975

  • Villa de Varda Acquavite 1975アップ

  • 小田原中戸川さんの湘南ポモロン ビーツ リコッタチーズ

  • 小田原中戸川さんの湘南ポモロン ビーツ リコッタチーズアップ

  • セミフレッド 畑の蕗の薹 塩

  • セミフレッド 畑の蕗の薹 塩アップ

  • 熊本県自然栽培やぶきた 紅(くれない)

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のディナーメニュー

2022/03/08 更新

8回目

2021/12 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

魚介類をソースにして主役の野菜たちを味わう。これぞイル ノードの真骨頂。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ちょうどにお店に到着。
既にお店の電気が点いていましたのでドアを開けて店内に入り、
まずは手指消毒をしてから席に案内されます。

店内はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
毎度のことですが、この席がシェフの目の前ですので特等席(^^)/
とはいってもコースの提供中はシェフは調理に集中していますので、
無駄口を叩く暇は無いんですけどね(^^;
それでも気になった食材があればすぐに聞ける位置にいるのは心強く。

この日もBGMはジャズ。

今宵は3組計6名での晩餐になります。この人数で満席御礼です(^^)

飲み物は私は、

・5種ワインペアリング ?円

かみさんは、

・3種ワインペアリング ?円

をオーダーすることにしました。

それぞれのお値段が分かりませんが、合計して9180円なので
間違いなくペアリングにした方がお得ですよ(^^)

この日に頂いた内容は以下になります。

・本日のシャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  銘柄は失念。
  しっかりと辛口で相変わらず美味しいです。

・渡辺農園の大根 ポタージュ 大根さや 葉
  円筒状の器でのサーブ。
  一本丸ごと大根を使ったポタージュ。
  大根の葉を香ばしく焼いたものと小田原産黒トリュフを添えて。
  大根の甘みが出ていて、穏やかな風味の小田原産黒トリュフが花を添えます。
  じんわりと美味しい(^^)

・小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 小田原の天然ナメコ
  まずはサザエの壺焼きの状態でプレゼンテーション。
  サザエとアーモンドバターのいい香り(^^)
  一旦下げて最後の仕上げを施してから完成です。
  バゲットの上に、刻んだ活サザエ アーモンドバター壺焼き。
  そこに小田原の天然ナメコのソテーを添えて。
  天然ナメコはソテーにしているからかヌルヌルは弱まっていますね。
  シャキシャキ食感でスーパーで売っているナメコとは違います。
  そこにアーモンドバターをまとったサザエの旨み。
  サザエは壺焼きや刺身が有名ですが、この食い方が一番好きかも。

・森の名工 楠本さんの椎茸 畑の野草 春菊 ラルド
  珍しく関東近郊を飛び出し長崎の食材を。
  春菊のペーストを皿に敷き、長崎県楠本さんの椎茸ステーキ、椎茸チップ、
  はこべなどの野菜の素揚げをあしらったもの。
  この椎茸ステーキが旨いんだよなあ(^^)
  そんじょそこらの松茸よりも椎茸の方が味が濃くて美味しいと思うんですけど。
  そこに春菊やはこべなどの野草の苦味が加わって極上ですやん。
  生産者同士の横のつながりから楠本さんの椎茸に出逢ったそうです(^^)

・Torraccia del Piantavigna 2019 Barlàn Rosato
  私のワインペアリング2杯目。
  イタリア・ピエモンテのロゼワイン。
  ぶどうは、ネッピオーロ100%。
  フルーティーな甘い芳香。ロゼらしく。
  しかしながら飲み口はタンニンがしっかりとあり辛口です。
  なかなかの美味しさ。

・天城 下山さんの3年アマゴ 黄金いくら 本ワサビ 畑のビーツ 横田さんのバラ
  鱒のような見事な大きさの3年もののアマゴを使用。
  アマゴをマリネして燻製し、自家製サワークリームと黄金いくらを乗せ、
  真空調理したビーツ、発酵したビーツ、パウダーにしたビーツ、
  オーガニックの薔薇を添えたものです。
  アマゴ自体の身の美味しさ、燻製香、黄金いくらの旨みもありますが、
  この色鮮やかな様々な調理法のビーツが秀逸なんです(^^)

・Roero Arneis 2020 DEMARIE
  かみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、アルネイス100%。
  白桃のようなニュアンス。甘いだけでは無くて奥に辛さも備えていて。
  これはまさにかみさん好みですよ。

・粉雪ベルベル 1320円
  これはワインペアリング外の追加オーダー。
  この後に 八木下さんのベルガモットを使った料理が来ますので、
  それとの相性を考えての提案です。もちろんその提案に乗っかります(^^)
  伊豆韮山のクラフトビール 反射炉ビヤの醸造する
  ベルガモットを使用したベルジャンホワイト。
  330ml瓶でアルコール度数は5.5%。
  ベルガモットの柑橘フレーバーが程よく効いていて、
  苦いビールが苦手なかみさんでも美味しいとの評。
  その後の小松菜の皿とも相性が良かったです(^^)

・天城下山さんの12か月アマゴ再構築 ケール ハヤトウリ 八木下さんのベルガモット
  アマゴを捌いて骨は煎餅にして、それらをケールに巻いて春巻にしたもの。
  ベルガモットのソースを敷き、 ハヤトウリ、プチベールを添えています。
  春巻の中にはピリッとした唐辛子のアクセントも。これは嬉しい(^^)
  香ばしさ、苦味、甘み、辛味、いろんな要素との協演です。

・小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜色々
  皿に小松菜のピューレを敷き、その上にボイルした小松菜、発酵した小松菜。
  そしてその上に皮がパリパリで身はしっとりの鰆。
  さらにその上にフレッシュな小松菜、ローストした小松菜、小松菜のチップス。
  まさに小松菜6変化!サイドには青日向夏のジャムも添えて。
  そして皿は青磁。イル ノードお得意の青一色の一皿の出来上がり。
  とにかくこれは小松菜の辛味、風味、苦味を味わう皿。
  しっとりと身の柔らかい鰆には申し訳ないのですが、
  フォークで身をほぐして、小松菜のピューレ、青日向夏のジャムと混ぜて、
  それを贅沢にもソースにして小松菜を食べ進めました(^^)
  魚介類をソースにして主役の野菜を味わう。これぞイル ノードの真骨頂。
  シェフからのアドバイスではなく私独自のやり方なんですが、
  なんとなくこういう風に食べた方がイル ノードらしいよなと考えて(^^)  

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。
  そもそも皿数が多いのでパンをがっつかないように。

・渡辺農園 芋煮会 ホタテ ヨモギ 八木下さんの青日向夏
  皿にイタリアンパセリオイル、じゃがいもペーストを敷き、
  その上に帆立のローストを鎮座。脇を里芋、薩摩芋、ジャガイモで固め、
  八木下さんの青日向夏スライス、蓬の素揚げをトッピング。
  甘じょっぱい芋煮を想像していた私が馬鹿でしたが、
  なんともお上品でゴージャスな芋煮会ですよ(^^)
  帆立のローストも香ばしさと甘み、旨みが出ていて美味いなあ。
  そして青日向夏の柑橘系のビター感、甘みに、蓬の苦味、
  イタリアンパセリオイルの香りも合わさってこれまたたまらん一皿に。

・White Noise 2019
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
  オーストラリア・ヴィクトリアの白ワイン。
  ぶどうは、リースリング60%、ゲヴュルツトラミネール40%。
  自然派ワインなのですが癖も無くて、Roero Arneis 2020 DEMARIEにも似た味わい。
  やや軽めでほんのり甘いです。かみさんも美味しいと。
  その代わりエチケットは自然派ワインらしいアヴァンギャルドなものでした。

・長田ファーム湘南地鶏 小田原山北クレソン 小坪漁港の天然ワカメ
  湘南地鶏と小田原山北のクレソンをアンチョビとケイパーも加えて
  蒸し煮にして温サラダ仕立てに。そこにクレソンのピューレ、ワカメも添えて。
  たまたまなのですが、イル ノードで鶏を食べるのは初めてかも?
  もちろん今回も地鶏は脇役に徹していて、その出汁をまとったクレソンが主役。

・白子ムニエル 渡辺農園のカブ もものすけ 鵠沼醤油
  皿の上に鵠沼魚醤のソース、白カブのピューレを敷き、
  その上に、白子ムニエル、もものすけのソテーを鎮座。
  さらに白カブのスライス、カブの葉のローストを飾り付け。
  これまた贅沢に白子ムニエルを潰して、鵠沼魚醤のソース、
  白カブのピューレと混ぜ合わせてソースにして、
  甘くて美味しい渡辺農園のカブ もものすけを食べるという趣向。
  これが絶品なんすよ(^^)/
  食べやすさも考えて、それぞれの素材も切り刻んで、
  スプーンで食べるようなイメージ。
  まさかの白子がソース扱いにされ、もものすけの引き立て役に回ると。
  先ほどの鰆は自分で勝手にソースにして食べたのですが、
  こちらの皿はシェフからの指示でソースにして食べたものです。
  やっぱこういう食べ方がイル ノードの真骨頂なんだなあと実感。
  皆さんも容赦なくソースにして食べてください!

・DELAOle 2020
  私のワインペアリング4杯目。
  滋賀県・ヒトミワイナリーのオレンジワイン。
  ぶどうは、デラウェア100%。
  デラウェアらしい甘い芳香なのに飲むとタンニンがしっかり。
  酸味も有り辛口でかつ飲みやすいです。
  白子のムニエルに合わせたものですが、白と赤の特長を併せ持つ
  オレンジワインならではの鉄板の相性でしたね(^^)
  このワインは2回目ですが旨いなあ。

・旬の菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ
  イル ノードのスペシャリテのアレンジバージョン。
  皮付きの菊芋ローストと釜揚げしらすに、生しらすを発酵したものと、
  リコッタチーズ、ケールを乗せ、クリームソースを敷き、
  カレーリーフを散らして仕上げたものです。
  いつもはナスで作ることが多いのですが今回は菊芋。
  菊芋の土の香りと、生しらすを発酵した濃厚な旨味がベストマッチ。
  山椒のようなアクセントを与えるカレーリーフも無くてはならない存在。
  初めて食べる人はびっくりすると思うんだけどなあ。旨過ぎて。

・Franconia 2018 Bortolusso
  私のワインペアリング5杯目。これで私もラスト。
  イタリア・フリウリの赤ワイン。
  ぶどうは、フランコニア100%。
  果実味が印象的。凝縮したベリー系の。
  何となくですがサンジョヴェーゼみたいな。
  タンニンと酸味もなかなか。
  フルボディでは無いですがミディアムのややフル寄り。

・小田原猟師森さんの猪ロース 藁 人参 発酵リンゴ ポルト酒
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された猪肉のプレゼンテーション。
  ちゃんと見せ場を作ってくれますぜ!
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  皿の上にポルト酒のソース、人参のピューレを敷き、
  金美人参と紫人参のロースト、発酵リンゴを忍ばせ、
  その上に、猪のロースを重ねあわせ、人参の葉のフリットを飾り付け。
  そうそう、フロマージュブランも添えられていました。
  この皿はとにかく猪が旨い(^^)/
  赤身と脂身が1対1くらいの比率なので重たいイメージがあるのですが、
  その脂身が甘くて胃にもたれないんです。
  人参のピューレ、フロマージュブランもいい仕事をしてくれるのですが、
  圧巻なのが発酵リンゴの存在。
  この酸味が猪の脂身と調和してさらに美味しく頂けたんです(^^)
  いやあ、旨いわ。私が2021年に食べた猪No.1です!いや、2020年を含めても。
  この皿は猪とリンゴが主役でしたね。イル ノードでは珍しく肉が主役。

・湘南カルボナーラ 長田ファーム卵 猟師森さん猪バラ肉 小田原黒トリュフ
  イタリアンのコースでは珍しいカルボナーラ。
  お客様からの要望もあったり、重たいカルボナーラでも
  コースの〆だったらいいかなということで出してみたそうです。
  地鶏でも登場した長田ファームの卵と、猪バラ肉、黒トリュフによるカルボナーラ。
  〆ですが200gくらい食えそうなんすけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・リンゴのクラフティ 小松菜最終形態
  リンゴのクラフティというリンゴの焼きカスタードプリンの上に、
  小松菜の最終形態となる小松菜のジェラートを乗せたもの。
  そこにオリーブオイルを垂らして。
  小松菜の辛味と苦味が満載のまさに大人味のジェラート。
  子供は泣いちまうぜみたいな。
  リンゴのクラフティと混ぜて食べると角が取れて凄く美味しくなります(^^)
  ジェラートだけ食べるとさすがに青臭いので。
  つうかこのジェラートに塩とか振って、おつまみにもなりそうですけど。

・セミフレッド ナッツ 塩 サツマイモ はるみ ハーブ
  アーモンド、ヘーゼルナッツ、塩で作ったセミフレッドに、
  サツマイモ、はるみという柑橘のスライス、バラ、ハーブを散らしたもの。
  私は柑橘類とその皮が好きなのですが、ここでもそれが使われていて、
  ビターな味わいを加えてくれるのが嬉しい(^^)
  イル ノードの料理には野菜もそうですが、果実の酸味、苦味、甘みも
  効果的に加えたり、添えたりするのが好きなんです。

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子) +100円
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生します。
  まさに柚子風味の紅茶です。かみさんの定番。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  今回のはわりと苦味が印象的だったかも。私の定番。

これでサービス料10%を加えて〆て38280円。一人当たり19140円。

今宵も全14皿。
イマイチなものは一つもなくて、全て大満足(^^)/

いつもボリュームが凄いんですけど、野菜がメインなので胃に収まりやすいんです。
そうは言っても魚介類や肉も使っていますので、胃には蓄積されていくのですが、
野菜や果実の酸味、苦味、甘み、渋みなどを効果的に配して、
胃にもたれなくて、飽きないで、ワクワクしながら食べ進められるんです(^^)

イル ノードはイタリアンの技法をベースにしていますので、
食べログのジャンル的にもイタリアンが筆頭になっていますが、
何度も紹介している通り、生産者が大事に育てた野菜を主役にした料理なんです。
イノベーティブでも無いですし、野菜料理でも無いですし。
なのでご本人も仰っている通り「松井料理」なんでしょうね(^^;

今回の皿の中では、鰆をソースにして小松菜を頂き、
白子をソースにしてカブのもものすけを頂くと。冗談抜きにホント美味しいんです。

普通は逆なのですが、そういうレストランが有ってもいいじゃないですか。
そんなイル ノードをこれからも応援します!

ご馳走様です!(2021/12現在、3.95ポイント)


  • 本日のシャンパン

  • 渡辺農園の大根 ポタージュ 大根さや 葉

  • 渡辺農園の大根 ポタージュ 大根さや 葉アップ

  • サザエの壺焼きの状態でプレゼンテーション

  • 小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 小田原の天然ナメコ

  • 小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 小田原の天然ナメコアップ

  • 森の名工 楠本さんの椎茸 畑の野草 春菊 ラルド

  • 森の名工 楠本さんの椎茸 畑の野草 春菊 ラルドアップ

  • Torraccia del Piantavigna 2019 Barlàn Rosato

  • 天城 下山さんの3年アマゴ 黄金いくら 本ワサビ 畑のビーツ 横田さんのバラ

  • 天城 下山さんの3年アマゴ 黄金いくら 本ワサビ 畑のビーツ 横田さんのバラアップ

  • Roero Arneis 2020 DEMARIE

  • 粉雪ベルベル

  • 天城下山さんの12か月アマゴ再構築 ケール ハヤトウリ 八木下さんのベルガモット

  • 天城下山さんの12か月アマゴ再構築 ケール ハヤトウリ 八木下さんのベルガモットアップ

  • 小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜色々

  • 小坪漁港の鰆 渡辺農園の小松菜色々アップ

  • 自家製フォカッチャとライ麦パン

  • 渡辺農園 芋煮会 ホタテ ヨモギ 八木下さんの青日向夏

  • 渡辺農園 芋煮会 ホタテ ヨモギ 八木下さんの青日向夏アップ

  • White Noise 2019

  • 長田ファーム湘南地鶏 小田原山北クレソン 小坪漁港の天然ワカメ

  • 長田ファーム湘南地鶏 小田原山北クレソン 小坪漁港の天然ワカメアップ

  • 白子ムニエル 渡辺農園のカブ もものすけ 鵠沼醤油

  • 白子ムニエル 渡辺農園のカブ もものすけ 鵠沼醤油アップ

  • DELAOle 2020

  • 旬の菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ

  • 旬の菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフアップ

  • Franconia 2018 Bortolusso

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された猪肉のプレゼンテーション

  • 小田原猟師森さんの猪ロース 藁 人参 発酵リンゴ ポルト酒

  • 小田原猟師森さんの猪ロース 藁 人参 発酵リンゴ ポルト酒アップ

  • 湘南カルボナーラ 長田ファーム卵 猟師森さん猪バラ肉 小田原黒トリュフ

  • 湘南カルボナーラ 長田ファーム卵 猟師森さん猪バラ肉 小田原黒トリュフアップ

  • リンゴのクラフティ 小松菜最終形態

  • リンゴのクラフティ 小松菜最終形態アップ

  • セミフレッド ナッツ 塩 サツマイモ はるみ ハーブ

  • セミフレッド ナッツ 塩 サツマイモ はるみ ハーブアップ

  • 宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子)

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • シェフお任せコース

2021/12/21 更新

7回目

2021/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

生産者から譲り受けた大事な食材をイルノードが余すことなく調理

2021年10月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時ちょうどにお店に到着。電車が1本無くなっちゃってギリギリに・・・
既にお店の電気が点いていましたのでドアを開けて店内に入り、
まずは手指消毒をして席に案内されます。

お店はシェフとソムリエールのいつもの布陣。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
この席が、シェフの目の前ですので特等席(^^)/

この日はジャズのBGMが流れていました。珍しい。

我々のあとすぐに全員が揃い、今宵は2組計4名での晩餐になります。

飲み物は私は、

・5種ワインペアリング ?円

かみさんは、

・3種ワインペアリング ?円

をオーダーすることにしました。

それぞれのお値段が分かりませんが、合計して9300円なので
間違いなくペアリングにした方がお得ですよ(^^)

この日に頂いた内容は以下になります。

・本日のシャンパン
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  Claude Cazals Carte Or Blanc de Blancs Grand Cru N.V.です。
  シャルドネ100%でグレープフルーツのようなビター感。
  しっかりと辛口で美味しいです。

・小坪漁港 カマス 炙り 葉生姜 エゴマ クスクス
  スプーンの上にクスクスを敷き、 葉生姜 パリパリに仕上げたエゴマ、
  そしてカマスの炙りを乗せて、一口でパクリと。
  カマスの程よい脂、エゴマのパリパリ食感、葉生姜の香り。
  それらを下支えするクスクス。
  いいスタートです(^^)

・小坪漁港の真タコ 天城本ワサビ 畑のビーツ 紫蘇
  ビーツの赤紫が印象的な一皿。
  真空調理したビーツ、発酵したビーツ、真タコ、自家製サワークリーム。
  いろんなビーツの食感と味わい。そして紫蘇がアクセントに。

・小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 天然香茸
  まずはサザエの壺焼きの状態でプレゼンテーション。
  サザエとアーモンドバターのいい香り(^^)
  定番のサザエですが、一旦下げて最後の仕上げを施して完成です。
  バゲットの上に、刻んだ活サザエ アーモンドバター壺焼き。
  そこに天然香茸のグリルを添えて。
  この香茸の香りと旨味がサザエに負けないんです。
  香茸とサザエ、アーモンドバターのコラボレーションによる至福の一皿。
  同じ素材を使っても全然違う表情を見せるんですよ(^^)
  それが季節・旬であるし、天然素材の良いところでしょう。

・Demarie Roero Arneis 2019
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・ピエモンテの白ワイン。
  ぶどうは、アルネイス100%。
  テイストは、桃とアプリコットのニュアンスがあります。
  フルーティーで柔らかい口当たりと飲み心地。

・天城下山さんの12か月アマゴ再構築 ピーマン 胡瓜 八木下さんのベルガモット
  アマゴとはヤマメのことですが、12か月のアマゴをマリネして火入れ。
  骨は骨煎餅にして、ほぐした身と春巻きの皮で包んで揚げたものです。
  下には茸のピクルスとベルガモットソースを敷いて、
  ピーマンと胡瓜を刻んだものを散らしたものです。
  アマゴが再構築されてパワーアップした旨味と、
  ベルガモットの柑橘の香りの協演。

・天城下山さんの3年アマゴ 渡辺農園の長ネギ マヨネーズ
  3年ものアマゴですので鱒のような見事な大きさに。
  長ネギと茸の炙りとマヨネーズを敷いて、ギリギリに火を入れたアマゴを鎮座。
  そしてカリカリに焼き上げた皮を添えて完成。
  炙った長ネギはフレッシュ感を残していてシャキシャキ。
  そこに特製マヨネーズのコクと酸味と旨み。
  アマゴの身はしっとりとレア。低温調理のような仕上がりですよ。
  もちろんパリパリの皮は絶品でねえ(^^)

・小田原山北のモクズガニ クレソン 香茸 志村さんのマコモダケ
  これも貴重な食材のオンパレード(^^)
  TVでも紹介された天然食材ハンター 谷田さんの獲ったモクズガニの身をボイルし、
  香茸、マコモダケのグリルも合わせ、クレソンのペースト、クレソンのパウダー、
  フレッシュクレソンで仕上げたものです。
  それぞれ異なる旨味、甘味、苦味、酸味が味わえる一皿。
  
・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  腹を満たすためというより、この後の皿のソースを
  綺麗に残さずに拭い取るために大事に活用します。

・ DELAOle 2020
  私のワインペアリング3杯目。
  滋賀県・ヒトミワイナリーのオレンジワイン。
  ぶどうは、デラウェア100%。
  デラウェアらしい甘い芳香なのに飲むとタンニンがしっかり。
  辛口でかつ飲みやすいです。
  今回の中ではソムリエールイチオシのワインでした。
  コース全般を通して合わせられるワインと仰っていましたが、
  まさに白と赤の両方の性質を持つオレンジワインだからこそでしょうね(^^)

・小坪漁港のイサキ カダイフ 渡辺農園の人参 レモン
  これまたオシャレな岩盤プレートでのサーブ。
  人参のピューレ、人参のグリル、人参パウダーを敷き、
  イサキのカダイフ巻き揚げを鎮座させ、その上に人参のマリネ、人参の葉のフリット。
  そしてレモンで仕上げたものです。
  まさかのイサキのカダイフ巻き揚げがソース代わりで、
  人参を主役に食べるイルノードお得意の野菜メインの一皿。
  人参嫌いの方も克服出来るかもよ?

・小坪漁港の太刀魚 秋野菜 バーニャカウダ 谷田さんの小田原トリュフ
  白菜、つるむらさき、金時草をボイルしてバーニャカウダに仕立て上げ、
  その上に、カリカリに焼き上げた太刀魚を乗せ、小田原の黒トリュフで仕上げ。
  太刀魚は皮はカリカリで身はとろとろ。たまらんです。
  黒トリュフは良い土の香りがして変にガス臭く無いのが好み(^^)
  そこに野菜のシャキシャキ感も加わり、これも旨いなあ。

・Passion Weissburgunder Riserva 2017
  私のワインペアリング4杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
  イタリア・トレンティーの白ワイン。
  ぶどうは、ピノビアンコ100%。
  しっかりと辛口でこれからの皿を引き立ててくれます。

・小坪漁港かず丸さんの鎌倉海老 渡辺農園秋の芋達 ヨモギ 青ミカン
  ジャガイモのピューレを敷いて、鎌倉海老のロースト、ジャガイモ、
  サツマイモ、里芋のロースト、青ミカンスライスも添え、蓬の素揚げもトッピングし、
  イタリアンパセリとオリーブオイルを使ったオイル、
  青みかんのソースで仕上げた一皿。
  オイル、蓬、青ミカンが、鎌倉海老の甘みを引き出しています。
  特に青ミカンがいい仕事をしている印象を受けました。

・渡辺農園の米ナス もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ
  もはやイルノードのスペシャリテと言っても過言ではない一皿。
  米ナスステーキと釜揚げしらすに、生しらすを発酵したものと、
  リコッタチーズで作ったソースを敷き、カレーリーフを散らして仕上げたもの。
  とにかくしらすを発酵したソースが絶品で、ナスを極上の逸品へと昇華。
  山椒のようなアクセントを与えるカレーリーフも無くてはならない存在。
  このソースを瓶詰で売って欲しい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・タリアテッレ 鎌倉海老 山北の天然舞茸 トマトソース
  高級感漂う渋い色合いのプレートでのサーブ。
  自家製タリアテッレ トマトソースに、天然舞茸、オオモミタケ、
  ホウキタケというこれまた珍しい茸のソテーを合わせ、
  これまた贅沢にも鎌倉海老の頭のグリルを添えたものです。
  私を含めて全員、頭の身をほじくるときには無言 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  イルノードで食べた中では一番豪華なパスタではと思います。
  ボリュームも含めて。

・Taurasi Radici 2010 Mastroberardino
  私のワインペアリング5杯目。これで私もラスト。
  イタリア・カンパーニャの赤ワイン。
  ぶどうは、アリアニコ100%。
  貴重なものを入荷したようで、小田原の鹿肉に合わせてのサーブ。
  酸味のあるプラムのようなテイストで、フルボディ過ぎないフルボディ。
  蝦夷鹿ではなく本州の鹿肉にはこのくらいがジャストなんだと思います。

・小田原漁師原さんの鹿ロース 藁 渡辺農園のナス ハラペーニョ ポルト酒
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された鹿肉のプレゼンテーション。
  写真の撮影タイムですぜ!
  イルノードではこういう見せ場も作ってくれるので
  特に若いカップルの方などには思い出となり喜ばれると思います(^^)
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  鹿肉のロースを中心に従え、茄子のピューレを敷き、
  四角豆、いんげん、万願寺とうがらし、パプリカのソテー、
  そしてハラペーニョソースとポルト酒のソースで仕上げたものです。
  鹿肉は想像した通りにアッサリとした赤身の味わいで、
  サーブされた赤ワインとの相性は見事。
  肉食ってるけど、野菜も食ってる感覚になるのがイルノードらしさ。

・秋のはじまり ナシ ナス ほうじ茶 フロマージュブラン
  梨と茄子をダイス状にカットし、フロマージュブランを合わせ、
  ほうじ茶アイスを乗せて、初摘みのオリーブオイルで仕上げたドルチェ。
  茄子をドルチェに?と思われるかも知れませんが、
  イルノードでは野菜をドルチェに使うのは当たり前のことであり、
  今回も自然に調和していました。
  個人的には、アイスがよくここまでほうじ茶フレーバーを出せたなあと。

・「ゴボーネ」イタリア・ピエモンテ郷土料理ボネとゴボウの組み合わせ
  まさに語呂合わせのようなネーミング。
  しかしながら内容はお茶ら気では無くて、ボネなるカカオプリンが
  無茶苦茶濃厚で好みのドストライク(^^)
  そこに牛蒡チップスの香ばしさ、ピンクペッパーのシャープな辛味が加わり、
  大人のドルチェの完成です。

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子) +100円
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生。
  まさに柚子風味の紅茶ですよ。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  よくあるエスプレッソマシン抽出では無いのでスッキリとした味わいです。

これでサービス料10%を加えて〆て36960円。一人当たり18480円。

いやあ、今宵も大満足なんすけど(^^)/
そして普段よりも料理のボリュームも有ったかな?

とても12100円で提供できる皿数と食材では無いですよ。
リアルに感謝ですもんm(_ _)m

天然食材ハンターの谷田さんの特番が、Nスタで放映されましたので、
そちらを拝見してからの訪問となりましたが、イルノードがお付き合いをしている
生産者の方々がどれだけ食材を大事にし、環境を大事にされているのかが分かります。
生産者から譲り受けた大事な食材をイルノードが余すことなく調理する。
そして美味しくて、そしてリーズナブルで、そして居心地も良くて(^^)

これで2回連続でワインペアリングとともに料理を楽しむことが出来ました。
願わくば年内にもう一度伺いたいところですので、百合子の発言には注視したいです。
百合子が酒を飲むな!と言うと、神奈川県も道連れになりまして・・・

飲食店 = 禁酒ではなくて、何かしらの緩和策も期待しながら
次回伺える日を楽しみにして待つことにします(^^)

長い目で見ればそういうことも有ったよねえと笑って語れる未来に向かって。

ご馳走様です!(2021/10現在、3.89ポイント)


  • Claude Cazals Carte Or Blanc de Blancs Grand Cru N.V.

  • 小坪漁港 カマス 炙り 葉生姜 エゴマ クスクス

  • 小坪漁港の真タコ 天城本ワサビ 畑のビーツ 紫蘇

  • 小坪漁港の真タコ 天城本ワサビ 畑のビーツ 紫蘇アップ

  • 小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 天然香茸

  • 小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 天然香茸アップ

  • Demarie Roero Arneis 2019

  • 天城下山さんの12か月アマゴ再構築 ピーマン 胡瓜 八木下さんのベルガモット

  • 天城下山さんの12か月アマゴ再構築 ピーマン 胡瓜 八木下さんのベルガモットアップ

  • 天城下山さんの3年アマゴ 渡辺農園の長ネギ マヨネーズ

  • 天城下山さんの3年アマゴ 渡辺農園の長ネギ マヨネーズアップ

  • 小田原山北のモクズガニ クレソン 香茸 志村さんのマコモダケ

  • 小田原山北のモクズガニ クレソン 香茸 志村さんのマコモダケアップ

  • 自家製フォカッチャとライ麦パン

  • DELAOle 2020

  • 小坪漁港のイサキ カダイフ 渡辺農園の人参 レモン

  • 小坪漁港のイサキ カダイフ 渡辺農園の人参 レモンアップ

  • 小坪漁港の太刀魚 秋野菜 バーニャカウダ 谷田さんの小田原トリュフ

  • 小坪漁港の太刀魚 秋野菜 バーニャカウダ 谷田さんの小田原トリュフアップ

  • Passion Weissburgunder Riserva 2017

  • 小坪漁港かず丸さんの鎌倉海老 渡辺農園秋の芋達 ヨモギ 青ミカン

  • 小坪漁港かず丸さんの鎌倉海老 渡辺農園秋の芋達 ヨモギ 青ミカンアップ

  • 渡辺農園の米ナス もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ

  • 渡辺農園の米ナス もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフアップ

  • タリアテッレ 鎌倉海老 山北の天然舞茸 トマトソース

  • タリアテッレ 鎌倉海老 山北の天然舞茸 トマトソースアップ

  • Taurasi Radici 2010 Mastroberardino

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された鹿肉のプレゼンテーション

  • 小田原漁師原さんの鹿ロース 藁 渡辺農園のナス ハラペーニョ ポルト酒

  • 小田原漁師原さんの鹿ロース 藁 渡辺農園のナス ハラペーニョ ポルト酒アップ

  • 秋のはじまり ナシ ナス ほうじ茶 フロマージュブラン

  • 秋のはじまり ナシ ナス ほうじ茶 フロマージュブランアップ

  • 「ゴボーネ」イタリア・ピエモンテ郷土料理ボネとゴボウの組み合わせ

  • 「ゴボーネ」イタリア・ピエモンテ郷土料理ボネとゴボウの組み合わせアップ

  • 宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子)

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • この日のシェフお任せコース

2021/10/14 更新

6回目

2021/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

優雅な空間と時間、料理、サービスを提供することがレストランの使命

2021年7月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も、

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

開店時間の18時前にお店に到着。
18時一斉スタートですので絶対に遅刻はできません!ビシッ!
お店の電気が点いてからドアを開けて店内に入るとすぐにソムリエールに迎えられます。

手指消毒をして席に案内をされます。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
最近は必ずこちらに案内されるのですが、シェフの目の前ですので特等席(^^)

BGMはありません。
以前は音量は小さめで洋楽ロック系のナンバーをかけていましたが、
そういえば最近はかけてないですね。

18時ちょうどくらいに全員が揃い、今宵は3組計6名での晩餐になります。

ということで私は、

・5種ワインペアリング ?円 ※逆算すると4600円に?安過ぎるので何か間違ってるな。

かみさんは、アラカルトオーダーで攻めることにしました。

この日に頂いた内容は以下になります。

・シャンパン
  私のワインペアリング1杯目。
  シャルドネ100%でどっしりと重量感のあるテイスト。

・グラススプマンテ 990円
  かみさんのオーダーです。
  シャンパンに比べると色味も薄くて軽いテイストがありますが、
  これでも十分に美味しいです。

・小坪のアオリイカ 中戸川さんの湘南ポモロン 渡辺さんの四葉胡瓜 サワークリーム
  下にピーマンとそのソースを敷き、四葉胡瓜のスライスにサワークリーム、
  アオリイカ、湘南ポモロンというトマト、フェンネルの花をトッピング。
  オリーブオイルも掛かっていてよく混ぜて頂きます。
  サワークリームの爽やかさとフェンネルの花の香りがマッチ。
  そこにトマトの酸味と味の濃い胡瓜の食感、アオリイカの旨味。
  これらが一体となってたまらんよね(^^)

・小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 渡辺農園のふだん草
  まずはサザエの壺焼きの状態でプレゼンテーション。
  サザエとアーモンドバターのいい香り(^^)
  一旦下げて最後の仕上げを施して完成です。
  バゲットの上に、刻んだ活サザエ アーモンドバター壺焼き。
  そこにふだん草のチップスを添えて。
  ふだん草とはホウレン草の仲間みたいですが、柔らかな苦味と酸味がありました。
  癖は無くて食べやすいです。
  サザエって観光地では刺身で出されることも多いですが、
  私の持論として、貝類は火を通すなどの仕事をした方が間違いなく美味しいです。
  これを食べるとそれを確信しますよ(^^)刺身を全否定するわけではないですが。

・白ワイン ヴェルヴェッキオ
  私のワインペアリング2杯目。
  柑橘系のフレーバーで飲むとスッキリ辛口テイスト。
  オールラウンドプレイヤー的な白ワインに思えました。

・初夏の稚鮎 渡辺農園のピーマン 胡瓜 八木下さんのベルガモット
  皿に、ベルガモットソース、ピーマン、焼いた四葉胡瓜を敷き、
  その上に、ライスペーパーを巻いて揚げた稚鮎を鎮座。
  全体的に甘酸っぱい印象で、言葉は悪いですが高級な南蛮漬け。
  こういう稚鮎の食べ方は初めてですが新鮮ですね(^^)
  大体が塩焼きとか天ぷらが多いので。

・天城 下山さんの3年アマゴ 渡辺農園のビーツ(発酵) 横田さんの薔薇 紫蘇
  3年アマゴのマリネで黄金いくらを巻き込み、
  下と上から渡辺農園のビーツ(発酵)で挟み込み、
  オーガニックの薔薇、野草のかたばみ、オリーブオイルを散らしたもの。
  ビーツは1ヶ月塩漬けにしていますので、紫色ではなくて茶色くなっています。
  これが何気に大根でも蕪でも無くて、しょっぱくも無く、ポリポリ食感で旨いと。

・小坪漁港のサバ 渡辺農園のズッキーニ色々 八木下さんの甘夏
  皿の上に甘夏のペーストを敷き、サバのソテーとズッキーニ5变化を添えたもの。
  5変化とは、ズッキーニのペースト、マリネ、グリル、ボイル、チップスだったかな。
  イルノード定番の皿も含めて青で纏め上げた一皿。
  この美味しいサバですら、ズッキーニを味わうためのガルニ代わりかも。

・白ワイン ピエモンテ シャルドネ
  私のワインペアリング3杯目。
  2杯目よりもライトな印象、
  まさかの写真撮り忘れ・・・

・真鶴岩の岩牡蠣 ヴァポーレ 渡辺農園の新玉ねぎ 万願寺唐辛子 空心菜
  皿の上に、新玉ねぎのピューレ、万願寺ジュースを敷き、
  蒸した岩牡蠣、空心菜を積み重ね、おかのりの素揚げをトッピングしたものです。
  新玉ねぎの甘みもありますが、苦味を味わう料理でしたね。
  おかのりって陸海苔と書くのですが、確かに海苔っぽいかも。

・自家製レモンサワー 880円
  かみさんのオーダーです。
  八木下さんのレモンを使用した自家製リモンチェッロを炭酸で割ったものです。
  レモンピールの苦味がしっかりと効いています。
  一度飲んだことがありますが旨いねえ(^^)
  飲みやすくて気付きにくいのですが、わりとアルコール度数も高いと思います。

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  この後の皿のソースを食べきるために大事に活用します。

・小坪漁港かず丸さんの鱧 渡辺農園のナス パプリカ ハラペーニョ モロヘイヤ
  皿の上に、ナスのピューレを敷き、
  サイドに、パプリカ・万願寺・ハラペーニョのソースだったかな。
  ナスのピューレの上には蒸したナス、鱧のローストを鎮座させ、
  モロヘイヤのチップスをあしらったものです。
  鱧は神経〆してから骨切りを施したもの。
  茄子も見事ですが、この皿は鱧の香ばしさと美味しさが秀逸。

・夏のホタテ 渡辺農園のジャガイモ ヨモギ 西内小夏 レモン
  皿の上に、西内小夏というミカンとレモンで作ったソースを敷き、
  その上に、帆立ローストとジャガイモを鎮座。
  そしてヨモギチップスを添えたものです。
  帆立ローストは貝柱がしまっていて味が濃いです。
  そこに柑橘系の爽やかさとヨモギの苦味のコントラスト。
  帆立の甘みを上手く引き出していると思いました(^^)

・ロゼ サンジョベーゼ
  私のワインペアリング4杯目。
  ロゼって甘いイメージがあるのですが全くそんなことはなく、
  いい意味でロゼらしくない辛口で美味しかったです。

・小坪漁港かず丸さんのアオリイカ part2 カダイフ イカ墨 湘南レッド
  アオリイカの2回目の登場なのでpart2。
  アオリイカのゲソと墨を使ったソースにアオリイカの身、
  湘南レッドという紫玉ねぎを合わせ、カダイフを乗せたものです。
  カダイフをソースに混ぜ込んで、なんちゃってパスタパエリアみたいに食べます。
  こういう趣向も面白いですね。
  part2で出てくるのも食材を余すことなく使い切りたいから。
  野菜とかも食べれる部分は全部使い切っているんだと思いますよ。
  おそらくイルノードの生ごみは最小限のものしか無いと思います。

・自家製レモンサワー 880円
  かみさんのオーダーです。同じものをお代わり。

・渡辺農園の焼きナス もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ
  皿の上に、1ヵ月発酵したシラスとクリームソースを使ったソース、
  ケールパウダーをアクセントに散らし、焼きナスを鎮座させ、
  リコッタチーズ、釜揚げシラス、カレーリーフをあしらったものです。
  この発酵シラス使ったソースがこれまた秀逸で(^^)
  そして無茶苦茶香ばしい焼きナスの香り、釜揚げシラス、カレーリーフが
  混然一体となって極上の一皿に仕上がっています。
  この皿はイルノードのスペシャリテと言っても過言では無いかも。
  このソースを自宅に常備したいくらい。
  鎌倉バーニャカウダソースみたいなネーミングで。

・常温 スパゲッティ ホワイトアスパラ ウニ イタリアンパセリオイル
  シェフから言われて知ったのですが、実はイタリア人は冷製パスタを食わないんです。
  イタリア人からするとパスタは温かいもので、せいぜい常温で食べるくらいだと。
  目からうろこでしたが、冷製カッペリーニというのは日本人の発明なんでしょうね。
  蕎麦、素麺、冷やし中華の感覚があるのですぐに思いついたんでしょう。
  で、こちらは皿の上に、ホワイトアスパラのピューレを敷いて、
  イタリアンパセリとオリーブオイルを使ったオイルを回しかけ、
  その上に、常温にしたパスタ、雲丹、人参の花を乗せたものです。
  イタリアンパセリオイルが雲丹の甘さを引き出していました。
  初めて常温のパスタを食べましたが、違和感が無かったです。こういう料理だなと。

・赤ワイン キャンティ
  私のワインペアリング5杯目。これがラスト。
  ぶどうはサンジョベーゼを使っていましたが、果実味が印象的でした。
  そして程よいタンニンと酸味。美味しいです。
  次が赤身肉なのでそれほどのフルボディでは無いものをチョイスしたんでしょうね。

・岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園のトウモロコシ 谷田さんのサマートリュフ
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された短角牛のプレゼンテーション。
  サザエの壺焼きもですが、こういう見せ場を作ってくれるのがいいですね(^^)
  記念日とかの思い出のショットにもなりますもん。
  その後一旦引き下げて、1人前に取り分け、仕上げを行います。
  ちなみにストウブ鍋の中には、トウモロコシの実だけではなくて、
  芯、葉、ひげも全て入れて活用していました。
  先日、マイレビ様が自炊した、トウモロコシの芯も活用した土鍋ご飯を
  アップされていましたが、イルノードと同じことをやっていることに
  逆にそのマイレビ様に尊敬の念を抱きましたね(^^)
  さて、出来上がったものは、皿の上に、トウモロコシのピューレを敷き、
  そしてトウモロコシの実、短角牛サーロインを乗せ、
  トウモロコシのひげ、サマートリュフをトッピングし、
  それだけだと甘くなるので、赤ワインのソースもサイドに添えたものです。
  とにかくこれもトウモロコシを味わい尽くす料理と言っても過言ではありません。
  前述した通り、使える部分は全部使い切っているでしょ?
  芯とか葉まで出汁を取るために活用しているんです。ひげはちゃんと食うと。

・長谷川さんのアスパラ 八女の熟成煎茶パンナコッタ 八木下さんのレモン
  皿の上に、八女の熟成煎茶パンナコッタを乗せ、
  レモンのコンフィ、グリーンアスパラのソルベ、チップスを添えたものです。
  そこに初摘みオリーブオイルを回しかけて。
  オリーブオイルとレモンが極上のソースに。
  アスパラの良い意味での青臭さも感じ取れて、
  パンナコッタの煎茶の香りも立っています。素晴らしいです。

・小田原の木苺 平塚横田さんのバラ 鎌倉のヨモギ
  木苺のジェラートを中央に乗せ、ヨモギを使ったパンのようなものを
  細かくしたものを添えて、フレッシュなものとチップスにした
  オーガニック薔薇を散らしたものです。
  この中ではヨモギが絶妙なアクセントになっていて良かったです。

・福岡県奧八女 原島さんのほうじ茶(冷)
  コースの締めくくりのドリンク。
  珍しく私もかみさんも同じものをチョイス。2人とも初めて頼むもの。
  冷たいのにほうじ茶らしい香りが立つんです。雑味も無くて美味しい。

これでサービス料10%を加えて〆て34705円。一人当たり17353円。

今宵ももちろん満足ですよ(^^)
それもノンアルでは無くてちゃんとワインと料理を楽しむことが出来ましたので。

確かシェフがお店のメルマガか何かに書かれていたことに非常に共感を覚えました。
公式FBを眺めても書いて無いのでメルマガだった可能性が?

それを読んだ時に私が思ったことは、飲食店にはいろいろなジャンルがあります。
食堂のように空腹を満たすのが第一の役割のものもありますし、
グランメゾンのように、優雅な空間と時間、料理、サービスを提供することで、
記憶に残る、記念になる価値を提供するところも。

そしてイルノードもグランメゾンでは無いですがレストランなんです。
イタリアンじゃ無くて、松井料理レストランですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

冗談はさておき、レストランというジャンルは、単に空腹を満たすためだけではなく、
お客様に幸せな気分を味わってもらう空間だと思っています。

私のようにお気に入りのお店として何度も訪問する方もいるでしょうし、
よく見かけたのが、若いカップルの方が誕生日記念で利用していたこと。
本当に嬉しそうでしたし幸せそうでしたよ(^^)
家族や親せきの集まりでも利用していますしね。

そんなお客様の笑顔を見るためにシェフは自宅からチャリンコを使って出勤し、
畑や山を飛び周り、生産者と実際に会って、食材を確保しているんです。

そこに来ての禁酒令ですよ・・・

オープンキッチンであるが故に、シェフはその雰囲気を察するそうです。
やはりノンアルだとそこに制限が加わるんだなと。
レストランとしての使命をこれでは全うできないんだなと。

今のシステムだと、飲食店という大きな括りでしか対策はとれません。
そういう歯がゆさを数行のメルマガ?を読んだ時に私も感じたんです。

何度も書いていますが、緊急事態になろうが、まん延防止等重点措置になろうが、
イル ノードは一貫して密ではありませんし、感染対策はしっかりと行っております。
あと、地元の方はご存じだと思いますが、夜の鎌倉は人がいません!
この状況を実際に見てみてから禁酒令を出して欲しいです!!!

ご馳走様です!(2021/7現在、3.91ポイント)

  • シャンパン

  • グラススプマンテ

  • 小坪のアオリイカ 中戸川さんの湘南ポモロン 渡辺さんの四葉胡瓜 サワークリーム

  • 小坪のアオリイカ 中戸川さんの湘南ポモロン 渡辺さんの四葉胡瓜 サワークリームアップ

  • サザエの壺焼きの状態でプレゼンテーション

  • 小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 渡辺農園のふだん草

  • 小坪漁港の活サザエ アーモンドバター壺焼き 渡辺農園のふだん草アップ

  • 白ワイン ヴェルヴェッキオ

  • 初夏の稚鮎 渡辺農園のピーマン 胡瓜 八木下さんのベルガモット

  • 初夏の稚鮎 渡辺農園のピーマン 胡瓜 八木下さんのベルガモットアップ

  • 天城 下山さんの3年アマゴ 渡辺農園のビーツ(発酵) 横田さんの薔薇 紫蘇

  • 天城 下山さんの3年アマゴ 渡辺農園のビーツ(発酵) 横田さんの薔薇 紫蘇アップ

  • 小坪漁港のサバ 渡辺農園のズッキーニ色々 八木下さんの甘夏

  • 小坪漁港のサバ 渡辺農園のズッキーニ色々 八木下さんの甘夏アップ

  • 真鶴岩の岩牡蠣 ヴァポーレ 渡辺農園の新玉ねぎ 万願寺唐辛子 空心菜

  • 真鶴岩の岩牡蠣 ヴァポーレ 渡辺農園の新玉ねぎ 万願寺唐辛子 空心菜

  • 自家製レモンサワー

  • 自家製フォカッチャとライ麦パン

  • 小坪漁港かず丸さんの鱧 渡辺農園のナス パプリカ ハラペーニョ モロヘイヤ

  • 小坪漁港かず丸さんの鱧 渡辺農園のナス パプリカ ハラペーニョ モロヘイヤアップ

  • 夏のホタテ 渡辺農園のジャガイモ ヨモギ 西内小夏 レモン

  • 夏のホタテ 渡辺農園のジャガイモ ヨモギ 西内小夏 レモンアップ

  • ロゼ サンジョベーゼ

  • 小坪漁港かず丸さんのアオリイカ part2 カダイフ イカ墨 湘南レッド

  • 小坪漁港かず丸さんのアオリイカ part2 カダイフ イカ墨 湘南レッドアップ

  • 渡辺農園の焼きナス もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフ

  • 渡辺農園の焼きナス もんざ丸さんのシラス 中戸川さんのカレーリーフアップ

  • 常温 スパゲッティ ホワイトアスパラ ウニ イタリアンパセリオイル

  • 常温 スパゲッティ ホワイトアスパラ ウニ イタリアンパセリオイルアップ

  • 赤ワイン キャンティ

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された短角牛のプレゼンテーション

  • 岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園のトウモロコシ 谷田さんのサマートリュフ

  • 岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園のトウモロコシ 谷田さんのサマートリュフアップ

  • 長谷川さんのアスパラ 八女の熟成煎茶パンナコッタ 八木下さんのレモン

  • 長谷川さんのアスパラ 八女の熟成煎茶パンナコッタ 八木下さんのレモンアップ

  • 小田原の木苺 平塚横田さんのバラ 鎌倉のヨモギ

  • 小田原の木苺 平塚横田さんのバラ 鎌倉のヨモギアップ

  • 福岡県奧八女 原島さんのほうじ茶(冷)

  • 2021年7月上旬のシェフお任せコース

2021/07/20 更新

5回目

2021/04 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

時短&ノンアルという2重苦での営業でも満足させてくれます(^^)

2021年4月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのイタリアン。

場所は、JR鎌倉駅東口から徒歩4分ほどの住宅街の一角。
駅から見て、小町通りの1本左手の路地沿いにある建物の2Fになります。

この日も

・シェフお任せコース 12100円 × 2人前

を予約しての訪問です。コースはこれ1本のみですので。

鎌倉は、まん延防止等重点措置区域に追加指定されてしまいましたので、
18:00~20:00(酒類の提供は無し)という時短営業、酒無しという2重苦での営業。
前回の訪問時も緊急事態宣言に入ってしまい、20:00までの時短営業でしたので、
2回続けての苦しい措置の中での訪問となりました。
私はイル ノードに何かを持ってますねえ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

どうも予約時点の状況と予約日の状況がガラリと変わってしまって・・・
それでもお店を応援したいですし、料理が美味しいのは折り紙付きですので、
コロナキャンセルはしないで楽しみにしての訪問です(^^)/

ちなみに再訪の予約を入れたのは、まん延防止等重点措置区域に
横浜市、川崎市、相模原市が指定され、鎌倉市が指定されなかった直後。
それから数日後に、まん延防止等重点措置区域に鎌倉市が追加指定されるとは
思ってもいませんでしたが、こちらのお店は、換気、マスク、2組限定など、
感染対策をしっかり実施していますし、食材の生産者を守るために
必死に営業を続けているんです。協力金だけもらって休めばいいという話ではありません。
そういうシェフの姿勢を知っていますので、余計にお店を応援です。

開店時間の18時前にお店に到着。
18時一斉スタートですので絶対に遅刻はできません!ビシッ!
前回は逆に早すぎたのですが、今回はお店の電気が点いているのを確認して入店。

入って正面には厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
右手には、4名掛けテーブル1卓。

我々はカウンター奥に案内されました。
18時ちょうどくらいに若いカップルの方が来店し、カウンター手前に案内され、
今宵はこの4名での晩餐のスタートになります。
そういえば前回も若いカップルの方でしたね。私が20代の頃はケチだったので
諭吉が何枚も飛ぶようなお店には絶対に行けなかったのですが(^^;

ということで私もかみさんも、

・ノンアルコールペアリング 3400円 × 2人前 ※価格は間違っている可能性も?

をオーダーすることにしました。この日はノンアルですけん!
大人になってから人生初のノンアルコールコースディナー。
そして人生最後でありたい(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日に頂いた内容は以下になります。

・栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢「ベルジュ」スパークリングジュース
  ノンアルコールペアリング1杯目です。
  今回でこれを飲むのは3回目になりました。
  葡萄酢の酸味と甘みが効いています。

・平塚 横田さんのオーガニック薔薇 甘海老タルタル 畑のカタバミ
  生の甘海老を刻んだタルタルと、甘海老の頭を素揚げしたものを中心に、
  オーガニック薔薇、薔薇のチップス、カタバミという野草で彩りを。
  甘海老って珍しくもない食材なのですが、頭の素揚げが濃厚で、
  これだけの実力を秘めていたんだなあと実感しました。
  それを後押ししてくれたのが薔薇であり野草であり。

・ホワイトアスパラ 天城の3年アマゴ 自家製マヨネーズ 春の野草
  通常は1皿ずつのサーブなのですが時短営業ですので2品を1皿に。
  ホワイトアスパラのソテーとレアに仕上げた天城の3年アマゴの上に、
  こごみ、わらび、エシャレットなどを添えたもの。
  ホワイトアスパラのシャクシャク感、アマゴのしっとり感、
  炙った自家製マヨネーズの香ばしさ。
  それらをまとめるのが上に乗った食感の異なる野草たち。
  これも旨いなあ。

・小坪漁港 平目 フレッシュヒジキ 鎌倉 旬の筍
  フワフワに仕上げた平目に鎌倉の名残りの筍のグリル。
  そこにひじきのバーニャカウダソース、ひじきを添えたものです。
  新たなひじきの美味しさを発見ですよ。

・TOASTED CINNAMON & YUZU
  ノンアルコールペアリング2杯目です。
  まずはシナモンの香りが印象的。
  飲むとオレンジと柚子の風味がふんわりと。ほんのりと酸味と甘みもあります。

・白ミル貝 春の豆 グリーンオリーブ
  スナップエンドウ、絹さやを土台に、ミル貝のスライスに刻んだグリーンオリーブを
  まとわせ、フロマージュブラン、コシアブラ、春菊の花をトッピング。
  フロマージュブランの酸味と、野草などの苦味、白ミル貝の甘みの協演。
  これも旨いなあ。白ミル貝の甘みを最大限に引き出しているのではと。

・春のホタテ 山北 中戸川さんの湘南ポモロン クスクス サワークリーム
  クレソン風味のクスクスを敷き、緑と赤のトマトである湘南ポモロンを
  刻んだものも合わせ、帆立のグリルを鎮座させ、サワークリームをかけ、
  雪の下という野草、ディル、ディルの花を添えたものです。
  雪の下は大人の苦味を感じますね。クスクスのハーブ感、
  トマトとサワークリームの酸味、野草の苦味、そしてディルの清涼感。
  それらが帆立の甘みをこれまた引き出しているようです。
  ほんと旨いわ(^^)

・小坪漁港の鰆 渡辺農園の春キャベツ色々 八木下さんの日向夏
  キャベツのピューレを敷いた上に鰆のソテーかな。
  その上に発酵キャベツ、キャベツのチップスを添え、
  日向夏の皮も使ったジャムをあしらったものです。
  皿も淡いブルーで、イル ノードお得意の青一色のプレート。
  キャベツのチップスはそのままパリパリ食べても美味しいですが、
  今回私は砕いてピューレ等と混ぜて頂きました。
  日向夏のジャムの甘み、苦味、酸味と、発酵キャベツの酸味、旨みがアクセントに。
  これも素晴らしい一皿。
  鰆のことを言及するのを忘れるくらいに野菜たちが主役なんですよ(^^;
  かみさんは特に日向夏のジャムに感動していましたね。

・パン
  自家製フォカッチャとライ麦パンです。
  この後の皿のソースを食べきるために大事に活用します。

・レモングラスティー
  ノンアルコールペアリング3杯目です。
  まさにその名の通りで、フレッシュなレモングラスのフレーバーが満載。

・小坪漁港(ホウボウ、蛤、浅利、新ワカメ) 山北の山
  まずは目の前でタジン鍋でのプレゼンテーションがあり、その後仕上げに入ります。
  サーブされたものは、ホウボウ、蛤、浅利、新ワカメの蒸し煮。
  茎付きのセリをたっぷりと従えて。
  もちろんそれぞれの具材も美味しいのですが、それらのエキスの出まくったスープ。
  これを飲み干さないと罰が当たります。
  ということで、自家製フォカッチャを細かくちぎって全て投入して
  それらを食べることでスープも完飲です。
  無茶苦茶濃厚な出汁が出ていてシ・ア・ワ・セ(^^)
  直前にサーブされた自家製フォカッチャは、余生短く速攻成仏しました。

・小坪漁港の甘鯛 ウロコ焼き 春の苦味 ノイリープラット蕗の薹ソース
  ノイリープラットと蕗の薹を使ったソースを敷き、
  アスパラ、うど、こごみを乗せ、さらにその上に
  うろこをパリパリに仕上げた甘鯛を鎮座。
  蕗の薹の苦味とノイリープラットのほのかな甘み。
  甘鯛の食べ方としては最強ではと思われるパリパリのうろこ。
  これもたまらんです(^^)

・平塚 横田さんの菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス(発酵) カレーリーフ
  リコッタチーズのソースを敷いて、菊芋のステーキを乗せ、
  発酵しらす、カレーリーフを散らして仕上げた一品。
  菊芋の土の香りに、リコッタチーズの酸味と旨味、
  発酵しらすの旨味と塩気が合わさり素晴らしい一皿に。
  カレーリーフは、インドやスリランカでよく使われるハーブ。
  その名称からいわゆるカレーに使われそうなイメージですが、
  本場では、サンバル(豆・野菜料理)やトーレンなどの炒め物に
  フレッシュなものを使います。
  イル ノードでもフレッシュなカレーリーフを刻んでの使用。
  味は馴染みが無いので説明が難しいのですが、ルッコラとみかんの葉を
  足して2で割ったような風味でしょうかね。
  それだけをかじっても癖も少なくて普通に食べれますよ。

・生しぼりフレッシュジュース
  ノンアルコールペアリング4杯目です。
  清見オレンジの生しぼりフレッシュジュースです。
  まさに清見オレンジそのままの柑橘系の甘さと酸味です。

・小田原 志村さんの”にこまる”玄米リゾット 旬のホタルイカ 山北の木の芽
  まずはストウブ鍋で炊き上がりのリゾットのプレゼンテーションがあります。
  その後、皿に盛りつけ仕上げです。
  玄米をアルデンテに炊き上げ、旬のホタルイカ、山菜、筍も加えたものです。
  最後には木の芽もあしらって春の香りをさらに追加。
  固めに仕上がった玄米の食感が心地よく、ホタルイカの火入れが絶妙で、
  玄米の固さと香ばしさ、ホタルイカのワタの旨味が染みまくって至福(^^)
  4人前の鍋ごとスプーンで根こそぎ食いたい衝動に駆られますぜ。

・LO CHA TOH プーアル 2010
  ノンアルコールペアリング5杯目です。これでペアリングラスト。
  老茶頭という冠が付いています。
  「茶頭」とは、熟茶をつくるために倉庫に山積みにした茶葉に水を掛けて、
  温度を保ち、麹菌などの活動によって発酵を促せる「渥堆」の工程で、
  一部の茶葉と茶葉がくっついて玉のような塊になった状態のことです。
  それから作った貴重なプーアル茶らしいです。
  飲んでみるとそもそもプーアル茶の経験が乏しすぎて分からんです(^^;
  もちろんペットボトルのプーアル茶やウーロン茶とは違うような気も。
  芸能人格付けのように目隠しで出されたら分からんかもなあ・・・

・岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園の玉ねぎ 菜の花 山北の自然
  まずはストウブ鍋で藁とともに燻された短角牛のプレゼンテーション。
  イル ノードってこういう見せ場を作ってくれるのがいいですね(^^)
  初めて来られた方もリピーターの方もその光景を共有することで一体感が生まれて。
  その後、仕上げ工程を行い、皿に玉ねぎのピューレ、菜の花のジュースを敷き、
  2口大にカットした短角牛サーロインを乗せ、
  よもぎとカラスエンドウの野草の素揚げ、花山椒を散らしたものです。
  まずは玉ねぎのピューレの甘みが来て、その後に菜の花のジュースの
  辛味と香り。そして野草の苦味と花山椒の鮮烈な香り。
  この花山椒が素晴らしい仕事をしてくれています。ありがとう、花山椒!
  短角牛サーロインは赤身でミディアムレアの焼き加減。
  赤身特有のあっさり感と、肉を食ってる感もあり、前述したピューレ、ジュース、
  添え物と一緒に食べたり、そのまま食べることで様々な表情を見せてくれます。

・旬の筍 プーアル茶パンナコッタ トスカーナ初摘みオリーブオイル
  筍のシャーベットを土台にし、老茶頭のプーアル茶のパンナコッタを乗せ、
  筍の姫皮のマリネを被せたものです。
  いい意味で筍臭く無く、筍も立派なデザートに徹していました。
  姫皮もこれで成仏ですなあ。

・セミフレッド 畑の蕗の薹 塩 フキのマチェドニア
  シロップ漬けのようなフキのマチェドニアを敷いて、
  その上に蕗の薹を混ぜ込んだセミフレッド。
  しっかりと蕗の薹の苦味が出ていて大人のアイスですぜ!

・宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子) +100円
  かみさんのオーダーです。こちらは追加料金が発生。
  まさに柚子風味の紅茶ですよ。

・MUIのおまかせ焙煎コーヒー
  私のオーダーです。
  いつもと違う福岡県奥八女・原島さんのほうじ茶(冷)にしようとも考えたのですが、
  直前にプーアル茶を飲んでいたのでやっぱコーヒーにしようと思いこちらを。
  この日のは苦味が柔らかくて、スッと胃に収まるようなテイストに感じました。

これでサービス料10%を加えて〆て34210円。一人当たり17105円。

時短営業ですので2時間で終わらせる必要があるのですが、
同じく時短営業の前回の11品を超えて今回は14品(パン込み)と品数アップ。
いわゆる通常期と同じ品数を出していたと思います。
その代わり一部、2品を1皿に盛りつけるなどの時短テクニックもありましたが。

そして今回はノンアルでしたので食べるペースもおのずと早くなり、
前回ほど急いで食べて飲んだ印象は無いですね。

時短&ノンアルという2重苦での営業となりましたが、
それでもこれだけの満足感を味わわせてくれました(^^)
だから不利な条件が揃っても楽しみに出来るんですよ。

次回は2重苦の営業では無い、久しぶりの通常営業に伺いたいものです。

ということでオリンピック開催月となる2021年7月初旬前後あたりに
照準を合わせて予約をしたいと思います。
その頃であれば、オリンピックを目前に控えていますので、
国も自治体もそれに合わせて調整・対策をするのではと思われますので。

冒頭でも述べましたが、緊急事態になろうが、まん延防止等重点措置になろうが、
イル ノードは一貫して密ではありませんし、感染対策はしっかりと行っております。
あと、地元の方はご存じだと思いますが、夜の鎌倉って人がいませんから。

ご馳走様です!(2021/5現在、3.92ポイント)

  • 栃木県ココファームワイナリーの葡萄酢「ベルジュ」スパークリングジュース

  • 平塚 横田さんのオーガニック薔薇 甘海老タルタル 畑のカタバミ

  • 平塚 横田さんのオーガニック薔薇 甘海老タルタル 畑のカタバミアップ

  • ホワイトアスパラ 天城の3年アマゴ、小坪漁港 平目 フレッシュヒジキ 鎌倉 旬の筍

  • ホワイトアスパラ 天城の3年アマゴ 自家製マヨネーズ 春の野草

  • 小坪漁港 平目 フレッシュヒジキ 鎌倉 旬の筍

  • TOASTED CINNAMON & YUZU

  • 白ミル貝 春の豆 グリーンオリーブ

  • 白ミル貝 春の豆 グリーンオリーブアップ

  • 春のホタテ 山北 中戸川さんの湘南ポモロン クスクス サワークリーム

  • 春のホタテ 山北 中戸川さんの湘南ポモロン クスクス サワークリームアップ

  • 小坪漁港の鰆 渡辺農園の春キャベツ色々 八木下さんの日向夏

  • 小坪漁港の鰆 渡辺農園の春キャベツ色々 八木下さんの日向夏アップ

  • 自家製フォカッチャとライ麦パン

  • レモングラスティー

  • タジン鍋でのプレゼンテーション

  • 小坪漁港(ホウボウ、蛤、浅利、新ワカメ) 山北の山

  • 小坪漁港(ホウボウ、蛤、浅利、新ワカメ) 山北の山アップ

  • 小坪漁港の甘鯛 ウロコ焼き 春の苦味 ノイリープラット蕗の薹ソース

  • 小坪漁港の甘鯛 ウロコ焼き 春の苦味 ノイリープラット蕗の薹ソースアップ

  • 平塚 横田さんの菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス(発酵) カレーリーフ

  • 平塚 横田さんの菊芋 材木座海岸もんざ丸さんのシラス(発酵) カレーリーフアップ

  • 清見オレンジの生しぼりフレッシュジュース

  • ストウブ鍋で炊き上がりのリゾットのプレゼンテーション

  • 小田原 志村さんの”にこまる”玄米リゾット 旬のホタルイカ 山北の木の芽

  • 小田原 志村さんの”にこまる”玄米リゾット 旬のホタルイカ 山北の木の芽アップ

  • LO CHA TOH プーアル 2010

  • ストウブ鍋で藁とともに燻された短角牛のプレゼンテーション

  • 岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園の玉ねぎ 菜の花 山北の自然

  • 岩手県短角牛サーロイン 藁 渡辺農園の玉ねぎ 菜の花 山北の自然アップ

  • 旬の筍 プーアル茶パンナコッタ トスカーナ初摘みオリーブオイル

  • 旬の筍 プーアル茶パンナコッタ トスカーナ初摘みオリーブオイルアップ

  • セミフレッド 畑の蕗の薹 塩 フキのマチェドニア

  • セミフレッド 畑の蕗の薹 塩 フキのマチェドニアアップ

  • 宮崎県五ヶ瀬の有機和紅茶(柚子)

  • MUIのおまかせ焙煎コーヒー

  • フランス発のガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」に掲載されました

  • この日のシェフお任せコース

2021/05/02 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ