KEN21さんが投稿したフィエルテ(神奈川/鎌倉)の口コミ詳細

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KEN21の食べ飲み歩き

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フィエルテ鎌倉、和田塚、由比ケ浜/フレンチ、イノベーティブ

31

  • 夜の点数:4.7

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.7
31回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

蟹&カリフラワームース&キャビアというのはこの世の中でも最高峰の相性の一つ

2025年11月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、22000円、23100円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって右手のお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです(〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ(* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング だいたい5杯ぐらい 7150円

を結果的には頼んだことになります。
自分たちのペースに合わせて飲んだらこうなったというだけです。
いや、、、かみさんは飲み過ぎで今回も撃沈でしたが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価32000円)の内容は以下になります。

・Jean Vesselle Brut Reserve
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、シャルドネ。
  リンゴのような酸が爽快な辛口。
  相変わらず美味しいシャンパンを出してくれます(〃^▽^〃)

・しいたけ/長ネギ/卵黄
  パプリカパウダーを練り込んだエクレア生地で、椎茸クリーム、冷凍卵黄ペースト、
  アンチョビオイルをまとわせた焼き長ネギをサンド。特に長ネギの香りが秀逸。

・甘えび/焦がし玉ねぎ
  ガラスの器の中で瞬間燻製の仕上げ。
  ガレットブルトンヌの上に、焦がし玉ねぎペースト、甘海老マリネ、
  キャビア、フライドオニオンを積み重ねています。
  一口でパクリと頬張ると燻製の香りがしっかりと付いていて、
  玉ねぎの甘みとコクが甘えびの甘さを引き立てています。
  そしてキャビアの塩気と旨味がさらなる昇華を施していますね。

・Vermentino di Sardegna
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・サルディーニャ島の白ワインです。
  ぶどうは、ヴェルメンティーノ。
  ミネラルを感じるジューシーな果実味で、後口に桃のニュアンスもあります。

・京都産 カワハギ/エストラゴン
  カワハギの肝とフォアグラテリーヌを、ディル、エストラゴン、オレンジオイルなどと合わせたもの。  肝とフォアグラのテリーヌのマリアージュが絶妙。
  肝臭さ、脂のくどさのような、お互いの弱点を補完して引き立て合う妙。

・自家製ライ麦パン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。

・D. Aladame Montagny 1er Cru selection V.V 2021
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワインです。
  ぶどうは、シャルドネ。
  少し辛口で果汁感が満載ですね。

・北海道産 ズワイガニ/カリフラワー/キャビア
  ズワイガニの身をカリフラワームースでサンドし、ズワイガニのゼリー、
  キャビア、クルトン、セルバチコなどで仕上げた逸品。
  もはや説明を聞いている段階で生唾物でしたが、食べてみると無茶苦茶旨い!
  蟹&カリフラワームース&キャビアというのはこの世の中でも最高峰の相性の一つ。
  こういう料理が前菜としてバンバン出てくるのがフィエルテの凄味。

・Domaine de Rabusas Côtes-du-Rhône Villages Chusclan 2022
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・コート・デュ・ローヌの赤ワインです。
  ぶどうは、グルナッシュ、シラー、カリニャン。
  甘みと果実味が印象的。タンニンがほとんど無いのでそれが苦手なかみさんもOK。

・仏産 フォアグラ/根セルフィーユ/黒トリュフ
  ソースペリグー、マッシュルームのピューレを皿に敷き、
  米粉をはたいたフォアグラのポワレを鎮座。
  そのフォアグラを、根セルフィーユ、黒トリュフで取り囲んだ一皿。
  相変わらずくどくない美味しさが秀逸なフォアグラ。
  こういうフォアグラを最初に食べれば無茶苦茶好みになると思います。
  チープなフォアグラってざらついた食感で脂がくどいので。
  そして初めての経験となる根セルフィーユ。食べてみるとホクホクとした芋のような食感で、
  無茶苦茶甘みがあるんです。和三盆とか入れてないよね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  そうなんです。和三盆のような上品な甘みがするんです。
  まさに11月下旬が旬の貴重なフランスの食材ですよ。

・Dreissigracker Riesling Organic Trocken 2023
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  ドイツ・ラインヘッセンの白ワインです。
  ぶどうは、リースリング。
  リースリングにしてはシャープなニュアンスで、酸味の強い林檎のテイスト。

・Gibbston Valley GV Collection Pinot Gris 2023
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  ニュージーランド・セントラル・オタゴの白ワインです。
  ぶどうは、ピノ・グリ。
  レモンやカリン、桃のような香りに蜂蜜のようなニュアンスが感じられ、
  甘味と酸味のバランスが良いですね。

・北海道産 白子/静岡県産 桜海老
  皿の上に、甘海老の出汁のソースを敷き、白子のムニエルを鎮座。
  旬が2回ある秋の桜海老をオリーブオイルでソテーしたものを乗せて完成。
  まったりと濃厚な鱈の白子の美味しさは期待通りのもので、
  そこに旬の桜海老の香ばしい香りがアクセントを与えてくれます。
  桜海老が白子に負けていないのが凄い。

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・Bread & Butter Rosé 2023
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。
  アメリカ・カリフォルニアのロゼワインです。
  ぶどうは、バルベーラ、グルナッシュ、マスカット。
  ストロベリーフレーバーが印象的ですが、飲むと甘くないです。

・ブルゴーニュ産 オマールブルー/下仁田ネギ/ヴォナンシエンヌ
  皿の上に、、下仁田ネギのソースとオマールブルーの出汁を敷き、
  バターでミディアムレアに火入れをしたオマールブルーとトリュフ、
  そしてヴォナンシエンヌというじゃがいものパンケーキを積み重ねたもの。
  相変わらず絶妙な火入れのオマールブルーの甘みの素晴らしさ。下仁田ネギがいい仕事をしていて。
  ヴォナンシエンヌとは、フランスのミシュラン獲得シェフである
  ジョルジュ・ブランという方のの祖母が考案されたもののようです。
  言われなければじゃがいもって分からないかも。

・Grains de Confidence 2019
  私とかみさんのワインペアリング8杯目。
  フランス・シャラントの白ワインです。
  ぶどうは、シャルドネ。
  重みのある果実味が深い味わい。色味もそれを感じさせる濃い黄色い。
  そしてバニラのような樽香が後に続きます。

・島根県産 10日熟成 マナガツオ/ヘーゼルナッツ
  10日間熟成した島根県産マナガツオの背と腹の部位を分けて焼き上げ、
  マナガツオのフリット、焦がしバターでソテーしたほうれん草、花ニラを添え、
  ベルモット、エシャロット、ヘーゼルナッツで作ったソースで仕上げた一皿。
  10日間熟成したマナガツオは旨味が凝縮。それでいてフワフワ。
  背と腹側では旨味の要素も異なるのでそれぞれ楽しめるのはいいですね(〃^▽^〃)
  何気にソースに使われているエシャロットの香りと辛みがたまらん。

・Roucas Toumba Vacqueyras La Grande Terre
  私のワインペアリング9杯目。
  フランス・コート・デュ・ローヌの赤ワインです。
  ぶどうは、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル。
  強い果実味が印象的な辛口のフルボディ。
  胡椒のようなシラーらしいスパイシーさ。
  そしてなんだろう?
  栗のようなコクと言うか、そんな後口も感じます。

・宮城県産 青首鴨
  まずは青首鴨ローストのプレゼンテーション。
  青首鴨を薪で骨ごとローストし、むね肉、もも肉コンフィ、
  舞茸のソテー、北海道根セロリピューレ、ソースサルミで仕上げた一皿。
  まさに王道とも言える鴨の味わい方で、フルボディの赤ワインとの相性は鉄板。

・Domaine Saint Severin Gewürztraminer 2022
  私のワインペアリング10杯目。
  フランス・アルザスの白ワインです。
  ぶどうは、ゲヴュルツトラミネール。
  ライチのようなフレーバーで、飲むとデラウェアにも近いような甘み。
  しかしながら実際にはそこまで甘くは無くてそのようなニュアンスを感じるだけです。
  次なるジェラートに合わせて選んでくれました(〃^▽^〃)

・ギリシャ産 塩/スペイン産 オリーブオイル
  器の中には、真っ白なギリシャ産 塩のジェラート。
  そこに、スペイン産 オリーブオイルをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
  本当に塩とオリーブオイルだけ?と思うほどに旨味が濃厚なんです(〃^▽^〃)

・紅玉/カルバドス/ゴルゴンゾーラ
  カカオのラングドシャで、紅玉、シナモン、アーモンドキャラメリゼ、
  ゴルゴンゾーラアイスを包み込んだデセール。

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  ほうじ茶パンナコッタ、ほうじ茶クランブル、マスカルポーネ、花豆、
  アマレットなどを積み重ねたほうじ茶パフェになります。
  焼菓子は、クルミっ子オマージュ コーヒー風味、チョコレートテリーヌムース、
  カカオサブレみたいな感じだったかな?

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・コーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て79950円。一人当たり39975円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、

・北海道産 ズワイガニ/カリフラワー/キャビア

を選出。素晴らしい料理の数々の中でも、これがほんの少しだけ抜きん出ていたというか。

蟹&カリフラワームース&キャビアというのはこの世の中でも最高峰の相性の一つ。
甲殻類好きな私はそのように思っております(〃^▽^〃)

かみさんはもはや選べんとのこと。酔っ払いなので(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回は少し期間が空くのですが、2月頃に伺おうと思っております。
まだまだ寒い時期なので美味しそうな食材がたんまりとありそう(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2025/11現在、3.90ポイント)

  • Jean Vesselle Brut Reserve

  • しいたけ/長ネギ/卵黄

  • ガラスの器の中で瞬間燻製の仕上げ

  • 甘えび/焦がし玉ねぎ

  • Vermentino di Sardegna

  • 京都産 カワハギ/エストラゴン

  • 京都産 カワハギ/エストラゴンアップ

  • 自家製ライ麦パン

  • D. Aladame Montagny 1er Cru selection V.V 2021

  • 北海道産 ズワイガニ/カリフラワー/キャビア

  • 北海道産 ズワイガニ/カリフラワー/キャビアアップ

  • Domaine de Rabusas Côtes-du-Rhône Villages Chusclan 2022

  • 仏産 フォアグラ/根セルフィーユ/黒トリュフ

  • 仏産 フォアグラ/根セルフィーユ/黒トリュフアップ

  • Dreissigracker Riesling Organic Trocken 2023

  • Gibbston Valley GV Collection Pinot Gris 2023

  • 北海道産 白子/静岡県産 桜海老

  • 北海道産 白子/静岡県産 桜海老アップ

  • 自家製ミルクパン

  • Bread & Butter Rosé 2023

  • ブルゴーニュ産 オマールブルー/下仁田ネギ/ヴォナンシエンヌ

  • ブルゴーニュ産 オマールブルー/下仁田ネギ/ヴォナンシエンヌアップ

  • Grains de Confidence 2019

  • 島根県産 10日熟成 マナガツオ/ヘーゼルナッツ

  • 島根県産 10日熟成 マナガツオ/ヘーゼルナッツアップ

  • Roucas Toumba Vacqueyras La Grande Terre

  • 青首鴨ローストのプレゼンテーション

  • 宮城県産 青首鴨

  • 宮城県産 青首鴨アップ

  • Domaine Saint Severin Gewürztraminer 2022

  • ギリシャ産 塩/スペイン産 オリーブオイル

  • 紅玉/カルバドス/ゴルゴンゾーラ

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • コーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2025/11/29 更新

30回目

2025/09 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

洋梨の風味と、バニラの甘い芳香、オマールブルーの旨味がヘブン

2025年9月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、22000円、23100円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって右手のお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです(〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ(* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私とかみさんは、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

を結果的には頼んだことになります。
自分たちのペースに合わせて飲んだらこうなったというだけです。
いや、、、かみさんは飲み過ぎで撃沈でしたが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価30000円)の内容は以下になります。

・Axelle de Vallon Brut
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ。
  熟したリンゴのような酸と蜂蜜のような甘美な甘みが印象的。
  相変わらず美味しいシャンパンを出してくれます(〃^▽^〃)

・さつまいも/黒胡椒
  エクレア生地で、さつまいもクリーム、さつまいもとオレンジを煮てダイス状にカットしたもの、
  ローストアーモンド、ブラックペッパーで仕上げたアミューズ。
  さつまいもの風味と甘みが引き出されていました。

・青森県産 鰯/パニプリ/焼きナス/仏産 キャビア
  パニプリというインドのストリートフードをアレンジ。
  薄焼きの球状の生地(プリ)に、焼き茄子クリーム、鰯、トマト、キャビア。
  パリパリの生地がこれらの全ての食材を纏め上げています。

・Collina del Pernione Sire 2023
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・ロンバルディアのオレンジワインです。
  ぶどうは、シャルドネ。
  ブロンズがかった濃いイエローの色味。
  レモンなどの柑橘系果実の香りに加え、コクもありますね。
  ナチュラルっぽいニュアンスも感じます。

・北海道産 秋刀魚/マッシュルーム
  サクサクのパイ生地を土台にし、マッシュルームのデュクセル、フレッシュマッシュルーム、
  秋刀魚の身を焼き上げて、秋刀魚のわたとコアントローで作ったソースを塗ったもの。
  脂がノリノリの秋刀魚の美味しさに、デュクセルやフレッシュなマッシュルームの風味と旨味。
  これも旨いなあ。こういう秋刀魚の食べ方はフレンチでしか味わえない。

・HONEY MOON 2024
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  スペイン・ペネデスの白ワインです。
  ぶどうは、パレリャーダ。
  果実の完熟感と酸味のバランスタイプ。

・熊本県産 馬肉/自家製ブリオッシュ
  透明の器の中に、エシャロット、シブレットなどの香味野菜を敷き詰め、
  その上にたっぷりの馬肉のタルタルステーキ。さらにこれまたたっぷりのフランス産キャビア。
  添えられるのは自家製ブリオッシュが2切れ。カリカリに焼き上げて。
  スプーンで馬肉のタルタルステーキをよく混ぜて自家製ブリオッシュに乗せて頂きます。
  むふうっ・・・
  結果は分かっていましたが、脳内麻薬であるβ-エンドルフィンが分泌されまくりですわ。
  今まで食べた馬肉のタルタルステーキで一番美味しいです(〃^▽^〃)

・Camille de Labrie Chardonnay 2022
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワインです。
  ぶどうは、シャルドネ。
  白桃のようなフルーティーさがあり優しい味です。

・Auguste Pirou AOC Arbois Savagnin
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。同時に2杯分がサーブ。
  フランス・ジュラの白ワインです。
  ぶどうは、サヴァニャン。
  シェリーっぽいフレーバーとテイストを持っていますね。

・モンサンミッシェル産 ムール貝
  底が深めの器でロワイヤルを作り、ムール貝とピエドムートンというキノコを加え、
  レッドソレルやシブレットで仕上げたものです。
  ムール貝とピエドムートンの洋風茶碗蒸しのようなイメージです。
  ムール貝は小粒ながらも旨味が濃くて美味しいです。
  ピエドムートンとは、フランス語で「羊の足」を意味するキノコの一種ですが、
  私は初めて食べました。

・自家製ミルクパン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。

・Bread & Butter Chardonnay 2022
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  アメリカ・カリフォルニアの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  フレーバーとしてはしっかりとした樽香を感じます。
  飲んでみると、バニラのような甘みとピーナッツバターのようなコク。
  この後のオマールブルーに合わせて。

・ブルターニュ産 オマールブルー/新潟県産 ラフランス/バニラ
  オマールブルーをバターでゆっくりと火入れしたものに、
  フレッシュな洋梨、ディルサラダ、ハーブ、バニラのソースで仕上げた一皿。
  オマールブルーにラフランス、バニラが合うのか未知数でしたがこれがドンピシャ(* ̄∇ ̄*)b
  洋梨って和梨と違ってそれ自体がハーブのような風味を持っています。
  洋梨の風味と、バニラの甘い芳香、オマールブルーの旨味がヘブン。
  特にバニラが合うというのは私は知らなかったのですがフレンチでは良く合わせるそうです。
  ここまでは、熊本県産 馬肉/自家製ブリオッシュがNo.1の座に付いていたのですが。
  創作性という観点で超えましたわ(〃^▽^〃)

・DOMAINE DE BACHELLERY BACCALARIUS
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。
  フランス・ラングドックの赤ワイン。
  ぶどうは、グルナッシュ
  果実味と酸味はしっかりとあるミディアムボディですが、
  タンニンが穏やかですので、タンニンの効いた赤ワインが苦手な
  かみさんも美味しいとのコメント。

・群馬県産 山峰豚/スペイン産 マオンチーズ/伊産 セップ茸
  山峰豚のヒレ肉の中にマオンチーズを挟み込み、揚げ焼きにしてセップ茸のソテーも添え、
  セップ茸クリームソース、クレソンサラダで仕上げた一皿。
  揚げた豚肉の表面が香ばしくて旨いなあ。
  マオンチーズとは、スペインのバレアレス諸島にあるメノルカ島で生産される、
  牛乳を原料としたハードタイプのチーズ。塩気が効いていて豚肉との相性は鉄板。
  セップ茸の香りも秀逸で旨いわあ。

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  ライ麦らしい風味をしっかりと感じます。

・Thomas & Eric Bouletin Vignerons L'Armes Blanches 2020
  私とかみさんのワインペアリング8杯目。
  フランス・コート・デュ・ローヌの白ワイン。
  ぶどうは、シュナン・ブランルーサンヌ、ヴェルメンティーノ。
  爽やか系の美味しさがありますね。

・鹿児島県産 11日熟成スジアラ
   11日間熟成したスジアラを皮目はパリッと、身はしっとりとミディアムレアに焼き上げ、
  ツルムラサキ、パスティスに漬けたいくらを添えて。
  熟成したスジアラの凝縮した旨味に加え、この見事な火入れがいつもながらに素晴らしく。

・Rebelde Tinto 2021
  私とかみさんのワインペアリング9杯目。かみさんは味見程度で。
  ポルトガル・アレンテホの赤ワイン。
  ぶどうは、アリカント・ブーシェ、プティ・ヴェルド、シラー、トウリガ・ナシオナール。
  酸味と果実味が印象的なミディアムボディ。
  シラーも入っているのでスパイシーさも感じますね。
  タンニンもあるのですがそれほど強くないためかみさんもギリセーフ。

・仏産 山鳩
  まずは血でコーティングすることで旨味を増強させている山鳩のプレゼンテーション。
  フランス産山鳩の、むね肉、ささみ、もも肉、肩肉、脳みそと全てを味わい尽くします。
  カラカサタケクリーム煮、クミンを効かせた人参ピューレを添え、仕上げはソースサルミ。
  山鳩は癖の無い肉質ですが、鶏肉に比べると旨味は濃いです。
  コンフィにしたもも肉や、骨付きの肩肉、脳みそはしゃぶるように食べて成仏。

・仏 ロレーヌ産 塩/伊産 オリーブオイル
  器の中には、真っ白なフランス・ロレーヌ産 塩のジェラート。
  そこに、イタリアのバルベーラ社が製造する、
  ロレンツォNo.1 有機エキストラヴァージンオリーブオイルをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
  本当に塩とオリーブオイルだけ?と思うほどに旨味が濃厚なんです(〃^▽^〃)

・BELLEVOYE PRUNE 2200円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  今回は5種類の食後酒の中からこちらをチョイス。約1年ぶりですなあ。
  梅酒(プラムリキュール)の樽で熟成した100%メイドインフランスの
  トリプルモルトウィスキー。
  飲んでみるとピートを使っていないためスモーキーな香りは有りません。
  凝縮したプラムを思わせる濃厚な飲み口でありながら、
  バニラのような杏仁のような甘い芳香が印象的です。
  ウイスキーが苦手な方でもこれは飲めるかも知れませんよ(* ̄∇ ̄*)b

・茨城県産 栗
  ラム酒に漬け込んだ栗の渋皮煮を土台にし、クリームや泡などを積み重ねたもの。
  特に栗の渋皮煮が栗の風味と甘さが秀逸で美味しかったなあ(〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  ラ・フランスリキュール、クランブル、梨のピューレ、
  梨のジュレなどを積み重ねたラフランスパフェになります。
  焼菓子は、クルミっ子オマージュ 落花生風味、ボネ ローズマリーオイル&ヘーゼルナッツ添え、
  キャラメルクッキー プラリネクリーム乗せです。
  ボネはイタリアンで何度か食べたことがありますが、ローズマリーオイルは独自でしょうね。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・コーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て79800円。一人当たり39900円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、かみさんは悩みに悩んだ末に、

・熊本県産 馬肉/自家製ブリオッシュ

を選出。そう。これは凄かった。

私は今回はかみさん同様に、熊本県産 馬肉/自家製ブリオッシュと迷ったのですが、

・ブルターニュ産 オマールブルー/新潟県産 ラフランス/バニラ

を創作性という観点から選出しました。もはや美味しさでは優劣は付けられんので。

次回は11月下旬に訪問しようかなと思っております。
海の恵みが美味しくなる季節ですし、山の恵みやジビエも賑やかになるかなあと(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2025/10現在、3.77ポイント)

  • Axelle de Vallon Brut

  • さつまいも/黒胡椒と青森県産 鰯/パニプリ/焼きナス/仏産 キャビア

  • Collina del Pernione Sire 2023

  • 北海道産 秋刀魚/マッシュルーム

  • HONEY MOON 2024

  • 熊本県産 馬肉/自家製ブリオッシュ

  • 馬肉のタルタルステーキ オンザ自家製ブリオッシュ

  • 自家製ブリオッシュ

  • Auguste Pirou AOC Arbois SavagninとCamille de Labrie Chardonnay 2022

  • モンサンミッシェル産 ムール貝

  • 自家製ミルクパン

  • Bread & Butter Chardonnay 2022

  • ブルターニュ産 オマールブルー/新潟県産 ラフランス/バニラ

  • DOMAINE DE BACHELLERY BACCALARIUS

  • 群馬県産 山峰豚/スペイン産 マオンチーズ/伊産 セップ茸

  • 自家製ライ麦パン

  • Thomas & Eric Bouletin Vignerons L'Armes Blanches 2020

  • 鹿児島県産 11日熟成スジアラ

  • Rebelde Tinto 2021

  • 血でコーティングすることで旨味を増強させている山鳩のプレゼンテーション

  • 仏産 山鳩

  • 仏 ロレーヌ産 塩/伊産 オリーブオイル

  • 5種類の食後酒

  • BELLEVOYE PRUNE

  • 茨城県産 栗

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • コーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2025/10/02 更新

29回目

2025/07 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

ブルターニュ産オマールブルーを抑え、もち麦と焼きとうもろこしのプチプチ食感が今日一に!

2025年7月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。

やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、22000円、23100円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって右手のお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング だいたい5杯ぐらい 7150円

を結果的には頼んだことになります。
自分たちのペースに合わせて飲んだらこうなったというだけです。

さて、この日のシェフおまかせコース(時価33000円)の内容は以下になります。

・Veuve Pelletier Brut
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ。
  熟したリンゴのような酸が印象的。相変わらず美味しいシャンパンを出してくれます(〃^▽^〃)

・煮干し/枝豆
  煮干しパウダーを混ぜたエクレア生地で、枝豆のクリーム、サワークリームをサンド。
  煮干しに枝豆という組み合わせをフレンチシェフが考え付くこと自体が凄いです。

・シェーブルチーズ/無花果/ヘーゼルナッツ
  シェーブルチーズとは山羊のチーズ。そのシェーブルチーズのムース、
  無花果チャツネとローストヘーゼルナッツを層にした甘くないケーキのようなアミューズ。
  シェーブルチーズはやはり羊にも似たような香りがしましたね。

・DOMAINE Saint Severin ALSACE GEWURZTRAMINER 2022
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・アルザスの白ワイン。
  ぶどうは、ゲヴュルツトラミネール。
  ライチのようなフレーバーで、飲むとデラウェアにも近いような甘み。
  しかしながら実際にはそこまで甘くは無くてそのようなニュアンスを感じるだけです。

・北海道産 帆立/イベリコ豚/ローズマリー
  北海道帆立とイベリコ豚のチョリソーを、ローズマリーを刺して串に見立てたアミューズ。
  エストラゴン、パセリ、エシャロットを使ったマヨネーズをかけて、瞬間燻製に仕上げたもの。
  帆立&イベリコ豚チョリソー&マヨネーズ系なので大好物のオンパレード(〃^▽^〃)
  これを2個出せばそれだけでメインになりそう。

・FATTORIA MONDO ANTICO SIRE 2023
  私のワインペアリング3杯目。
  イタリア・ロンバルディアのオレンジワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  柑橘系の果実味に、枇杷や梨のような落ち着いた果実香、
  ハーブやミネラルの香りが広がり、優しいタンニンとフレッシュな酸。

・和歌山県産 鮎のビスク
  鮎を丸ごとセモリナ粉をはたいて火入れしたものに、鮎の頭や内臓と鱧の骨から取ったソースを注ぎ、
  鮎の肝とマデラ酒風味のソースも回しかけて仕上げています。
  鮎そのものよりも無茶苦茶鮎。絶対に和食では出ないフレンチならではの調理法。
  旨いっす(* ̄∇ ̄*)b

・自家製ミルクパン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。

・Terre Grosse Distinto Vino Bianco 2021
  私のワインペアリング4杯目、かみさんの3杯目。
  イタリア・ヴェネトの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・グリ、ヨハニターなど。
  4種類の土着品種のぶどうをブレンド。
  はちみつのようなニュアンスも感じますが、わりと辛口なんです。

・愛知県産 手長海老/北海道産 雲丹/ズッキーニ
  厚めにカットしたズッキーニにパン粉をまぶしたカツを土台にして、
  バターでソテーした手長海老、北海道根室産雲丹、セルバチコ、海老のソースで仕上げています。
  この手長海老が見事な身の厚みでレアの仕上がり具合。
  これだけ大きな尾を持つ手長海老は初めての経験。

・Frivole 2023 IGP Comte Tolosan Cabernet Sauvignon
  私のワインペアリング5杯目、かみさんは試飲程度。
  フランス・シュッド ウエストの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン。
  まずはカカオ系のニュアンス。その後に果実味が来ます。タンニンは穏やか。
  これは比較的にかみさんでも飲みやすい赤ワインだと思います。ただしお試し程度に。

・愛知県産 鰻/山形県産 とうもろこし/仏産 フォアグラ
  皿の下にはプチプチ食感のもち麦のリゾット。
  その上に蒸籠で蒸しあげた鰻、バーナーで炙ったフォアグラを積み重ね、
  山形県産とうもろこしを焼いたものをこれでもかと盛り付けています。
  仕上げには、鰻の骨と赤ワイン・ポルト酒のソースで蒲焼き風の甘みをプラス。
  もち麦と焼きとうもろこしのプチプチ食感に、香ばしさと甘み。
  そこに鰻とフォアグラの旨味。一体感を味わいたかったので途中から鰻とフォアグラを刻んで、
  もち麦と焼きとうもろこしと供にスプーンですくって食べ進めました。
  これも旨いし面白い料理だなあと(〃^▽^〃)

・Sliding Hill Sauvignon Blanc 2024
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの4杯目。
  ニュージーランド・マールボローの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  爽やかなマスカットフレーバー。飲むとギュギュっと詰まった果実感。
  美味しいです。これはもろかみさん好み。

・ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝
  ビジュアルからして美味しいのが決定(* ̄∇ ̄*)b
  バターでレアに火入れをしたブルターニュ産オマールブルーに、宮城県産ムール貝も合わせ、
  パセリ、エストラゴンなども使ったマリニエールソースで仕上げた一皿。
  このソースの味わいがちょっとだけタルタルソースにも似ていて、
  それがブルターニュ産オマールブルーに合います(〃^▽^〃)

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  ライ麦らしい風味をしっかりと感じます。

・Matthieu de Brully Bourgogne Hautes-Côtes-de-Beaune 2019
  私のワインペアリング7杯目、かみさんの5杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  スーシェフ曰く王道の白ワイン。
  果実味、ぶどうの香り、そして樽香。良い白ワインらしいテイストで美味しいです。

・島根県産 10日熟成 アカハタ
  10日間熟成したアカハタに帆立のムースを合わせて蒸し焼きに。
  ツルムラサキはバターと塩でソテーしてアカハタの上に乗せ、
  ソースアルベールで仕上げた一皿。
  ソースアルベールはクラシックなソースですが、
  夏向けに軽やかに、ベルモット多め、フォンドボー少なめで作ったそうです。
  熟成されたアカハタの皮目のゼラチン質がたまらんですよ(* ̄∇ ̄*)b

・Gualdo del Re Eliseo Toscana Rosso
  私のワインペアリング8杯目。
  イタリア・トスカーナの赤ワイン。
  ぶどうは、サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなど。
  タンニンはしっかりありますね。
  サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨンですのでしっかりとした味わい。

・Dubois Bernard Bourgogne Pinot Noir 2023
  かみさんのワインペアリング6杯目。ペアリングラスト。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール。
  ピノ・ノワールらしい果実味が満載。
  華やかな印象で心地良い酸味も。
  タンニンしっかりフルボディが苦手なかみさんでも
  飲めるだろうとのことでかみさん専用にこちらをチョイスしてくれました。

・北海道産 夏鹿
  まずは北海道産夏鹿ローストのプレゼンテーション。
  蝦夷鹿のメス2歳の骨付きロースをローストしてから骨を外し、
  万願寺唐辛子、アンディーブのソテー、ジャガイモのピューレ トリュフ風味を添え、
  ホワイトバルサミコなどを使った黒胡椒ソースで仕上げた一皿。
  蝦夷鹿は10日間くらい熟成されていて、赤身中心のしっかりとした鹿肉の旨味と風味。
  
・Domaine du Salvard Cheverny Blanc 2024
  私のワインペアリング9杯目。ペアリングラスト。
  フランス・ロワールの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  こちらも白ワインの王道のようなテイスト。辛口ながらも白桃のようなニュアンスもあり。
  このタイミングで白ワイン?と思いましたが、次なるデセールに合わせたものだったんです。

・サルディーニャ島 塩/イタリア産 オリーブオイル
  器の中には、真っ白なサルディーニャ島産 塩のジェラート。
  そこに、イタリア産エキストラヴァージンオリーブオイルである、
  Erbology Organic Extra Virgin Olive Oilをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
  本当に塩とオリーブオイルだけ?と思うほどに旨味が濃厚なんです(〃^▽^〃)

・CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO 2420円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は6種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  カルヴァドスです。
  40度の度数がありますので効きますぜえ。
  度数の強い酒を飲みながらのデザートって旨いよねえ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・山梨県産 白桃/アールグレイ
  細かくキューブ状にカットした白桃に、白桃のソース、アールグレイクランブル、
  クレープ生地などを合わせ、KAAPSE Rooibos ROOIBOS LIQUEURという
  ルイボスティーをベースにしたリキュールを使い、アールグレイのアイスを鎮座。
  アールグレイだけにとどまらず、ルイボスティーのリキュールを活用するところが非凡。
  それを食べる私は平々凡々(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  コーヒーパンナコッタ、コーヒークランブル、コーヒームース、
  コーヒージュレなどを積み重ねたコーヒーパフェになります。
  コーヒー系は大好きですのでこれは嬉しい(〃^▽^〃)
  焼菓子は、クルミっ子オマージュ 塩風味、抹茶サブレ オレンジソース添え、
  チョコレートとパッションフルーツのミルフィーユ 塩のラングドシャ添えかな。
  もはや覚えとらんのですが50%は当たってるでしょう(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。撮り忘れ・・・

・アイスコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て84370円。一人当たり42185円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、

・北海道産 帆立/イベリコ豚/ローズマリー
・和歌山県産 鮎のビスク
・愛知県産 手長海老/北海道産 雲丹/ズッキーニ
・愛知県産 鰻/山形県産 とうもろこし/仏産 フォアグラ
・ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝

が決勝に残りました。そして最後までどれを選ぼうか決められず。
味は全て美味しかったので、こうなったら料理としての面白さで選ぼうと。
ということで、

・愛知県産 鰻/山形県産 とうもろこし/仏産 フォアグラ

を選出することにしました。
もち麦と焼きとうもろこしのプチプチ食感に、それらの香ばしさと甘み。
そこに鰻とフォアグラを合わせる大胆さ。そしてスプーンでも食べられる一体感。
これは美味しくて食べていても楽しかったんです(〃^▽^〃)
私が鰻とフォアグラを細かく刻んでいたのをしっかりと見られていたようで(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

かみさんも悩んだ末に、

・和歌山県産 鮎のビスク

を選出していました。
おっ、通だねえ。この料理も面白かったし。和食では絶対にない調理法。

今度は秋に訪問する予定ですが、毛蟹、茸、果物が美味しい季節。
何が出てくるかは訪問してみてのお楽しみですが毎回ワクワクですわ(〃^▽^〃)

そうそう。紹介し忘れましたがシェフはなんと、

7th Japan Collet Award 2025 大賞

に選ばれたんですよ。つまり優勝です(* ̄∇ ̄*)b
贔屓にしているシェフがこのような賞を獲得されるのは自分のことのように嬉しい(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2025/7現在、3.76ポイント)


  • Veuve Pelletier Brut

  • 煮干し/枝豆とシェーブルチーズ/無花果/ヘーゼルナッツ

  • DOMAINE Saint Severin ALSACE GEWURZTRAMINER 2022

  • 北海道産 帆立/イベリコ豚/ローズマリー

  • FATTORIA MONDO ANTICO SIRE 2023

  • 和歌山県産 鮎のビスク

  • 自家製ミルクパン

  • Terre Grosse Distinto Vino Bianco 2021

  • 愛知県産 手長海老/北海道産 雲丹/ズッキーニ

  • Frivole 2023 IGP Comte Tolosan Cabernet Sauvignon

  • 愛知県産 鰻/山形県産 とうもろこし/仏産 フォアグラ

  • Sliding Hill Sauvignon Blanc 2024

  • ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝

  • 自家製ライ麦パン

  • Matthieu de Brully Bourgogne Hautes-Côtes-de-Beaune 2019

  • 島根県産 10日熟成 アカハタ

  • Gualdo del Re Eliseo Toscana Rosso

  • Dubois Bernard Bourgogne Pinot Noir 2023

  • 北海道産夏鹿ローストのプレゼンテーション

  • 北海道産夏鹿ロースト

  • Domaine du Salvard Cheverny Blanc 2024

  • サルディーニャ島 塩/イタリア産 オリーブオイル

  • この日は6種類のボトルがズラリと

  • CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO

  • 山梨県産 白桃/アールグレイ

  • ミニャルディーズ

  • アイスコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

  • 7th Japan Collet Award 2025 大賞受賞

2025/07/28 更新

28回目

2025/05 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

甲殻類好きの私がタラバガニを抑えてグリーンアスパラを選出。そんだけ旨いんです(* ̄∇ ̄*)b

2025年5月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、22000円、23100円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって右手のお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円 × 2人前

を結果的には頼んだことになります。自分たちのペースに合わせて飲んだ結果がこれということ。
とても7杯じゃ済んでないんですけどね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ちなみにかみさんは後半いつもの如く撃沈していました(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価28000円)の内容は以下になります。

・Axelle de Vallon Brut
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ。
  柑橘系果実やブリオッシュを思わせる複雑な香りがありますね。
  熟したリンゴのような酸も。相変わらず美味しいシャンパンを出してくれます(〃^▽^〃)

・長野県産 新牛蒡/胡桃
  エクレア生地で、新牛蒡クリーム、ロースト胡桃などをサンド。
  新牛蒡と胡桃の異なる香りの協演(* ̄∇ ̄*)b

・大阪産 鰯
  サブレの上に、玉ねぎのキャラメリゼ、鰯のマリネを積み重ねたもの。
  玉ねぎの甘みに鰯の酸味のある旨味。サブレのサクサク食感が口内でハーモニーを奏でます。

・Ceraudo Grayasusi Rosato 2023
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・カラブリアのロゼワイン
  ぶどうは、ガリオッポ。
  色味は合成着色料を使用したようなイメージですが、
  飲むと色からは想像出来ないしっかりとしたビターテイスト。

・北海道 島放村産 ボタン海老/パプリカ/仏産 キャビア
  ほぼフレッシュに仕上げたボタン海老にパプリカゼリーをまとわせ、
  仏産 キャビア、サラダを添えたものです。
  パプリカゼリーにはオマール海老の出汁を合わせる手の込みよう。
  そりゃあ旨いですよ(〃^▽^〃)

・自家製ライ麦パン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。

・Amphoreus Malvasia Paraschos 2021
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・フリウリの白ワイン。
  ぶどうは、マルヴァジア。
  ライトなフレーバーです。飲むとミネラルを感じてビター。
  次なる皿のタラバガニに合わせて。

・北海道産 タラバガニ/じゃがいも
  土台となるパンにジャガイモとトマトペーストを塗ってペコリーノを振りかけ焼き上げ、
  ほぐしたタラバガニの身を積み重ねて卵黄とエシャロットを使ったルイユで覆った一品。
  甲殻類好きなのでタラバガニは大好物ですが、細かく刻んだエシャロットのルイユがたまらん。
  エシャロットのある無しでは偉い違いですよ。ルイユが重たくならんのですわ。

・Mas Carlot Génération Costières de Nîmes blanc 2023
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・ローヌの白ワイン。
  ぶどうは、ルーサンヌ、マルサンヌ、ヴィオニエ。
  ミネラル感が印象的な白ワイン。

・仏産 グリーンピース/卵
  グリーンピースの冷製スープ、ピューレを注ぎ入れ、新玉ねぎの泡を乗せ、
  グリーンピース、卵黄、クルトンをスープの中に忍ばせたもの。
  青々しいグリーンピースの香りと旨味が満載の逸品。

・Loxarel A Pèl Blanco
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  スペイン・カタルーニャのオレンジワイン。
  ぶどうは、チャレッロ。
  オレンジワインらしいナチュラルらしさが穏やかで美味しいです。
  このオレンジワインは美味しいと感じる方が多いのではと思います。

・伊産 グリーンアスパラ/北海道産 キタムラサキウニ/青森県産 白ミル貝
  イタリア産グリーンアスパラはバターと水、塩でゆっくりと煮て、
  白ミル貝ソテー、キタムラサキウニ、トマトを添え、
  シャンパンソース、エストラゴン、ルッコラなどで仕上げた一皿。
  メニューを見た瞬間に美味しいのは決定していましたが、
  グリーンアスパラのシャクシャク、雲丹のフルフル、白ミル貝のクニュクニュ食感の妙や、
  ソース、ハーブとのマリアージュで相乗効果となって美味しい(〃^▽^〃)

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・VENTOURA CHABLIS 1ER CRU FOURCHAUME 2022
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  王道のシャブリですが、ミネラル感と果実味もあるおよそシャブリらしからぬテイスト。

・北海道産 蝦夷鮑
  まずは、蝦夷鮑の塩釜焼きのプレゼンテーション。
  その後、薄くスライスして、肝を添え、あおさソースで仕上げます。
  今回は鮑の身は敢えて柔らかくせずに食感を残したもの。
  良く噛んで食べますので旨味をじんわりと楽しめますよ。

・Matthieu de Brully Saint-Véran 2019
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  酸味が印象的で樽香も感じます。何となく高級そうな白ワインの味わい。

・知床半島産 7日熟成 バラメヌケ/ほうれん草
  白地のプレートに、ほうれん草、白ワイン、オリーブオイルのソースを敷き、
  皮目をパリッと焼き上げ、身はしっとりとレアに仕上げた7日間熟成バラメヌケを鎮座。
  そこに野生のアスパラソバージュを添えて完成。
  7日間熟成したバラメヌケの身は弾力に富んでいて味が濃いです。
  パリッとした皮はもちろんたまらん美味しさ(〃^▽^〃)
  アスパラソバージュは野生の山菜でアスパラガスとは種類が異なるんです。
  穂はつくしのようで、茎はわらびのようなシャクシャクとした粘りがあります。

・Bread & Butter Chardonnay 2022
  私とかみさんのワインペアリング8杯目。かみさんは少なめに。
  アメリカ・カリフォルニアの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン。
  果実味が印象的で、タンニンは穏やか。
  飲み進めると適度な酸味にチョコレートテイストも感じます。
  フルボディ系の赤が苦手なかみさんでもタンニンが穏やかなので少量サーブされた次第。

・鹿児島県産 サステナブル和牛”熟”/仏産 フォアグラ
  まずはサステナブル和牛”熟”と仏産フォアグラのパイ包み焼きのプレゼンテーション。
  サステナブル和牛”熟”とは、出産を経た母牛(経産牛)を再肥育し美味しい牛肉に仕上げたもの。
  いままでは廃棄されていたものを、動物福祉に配慮し、健康的でストレスフリーな環境で
  飼育することで、持続可能な食肉生産を目指しているようです。
  その和牛熟サーロイン、和牛熟とピスタチオのひき肉、フォアグラ、マッシュルームペーストを
  生ハムで包み込み、さらにパイ生地で包み込んで焼き上げたものです。
  仕上げに、マデラ酒とブラックペッパーのソース、行者ニンニクを添えて。
  これはもう見た目通りのメガトン級のボリューム。
  私でも今回は腹一杯になってしまうほどに。かみさんのヘルプもしてるので(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  肉の噛み応えはしっかりとしていて、生ハムに接していたパイ生地の部分が旨味が浸みて美味い。

・Castarede Bas Armagnac XO 3080円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は6種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  フランス南西部、アルマニャック地方で醸造されるブランデー。度数は40度。
  輝く琥珀色。円熟した香りとまろやかな口当たり。
  力強い味わいですがバニラや完熟したフルーツのような心地良い甘みも感じられます。

・京都産 塩/イタリア産 オリーブオイル
  器の中には、真っ白な京都産 塩のジェラート。
  そこに、イタリア産エキストラヴァージンオリーブオイルである、
  Olio Extravergine Di Oliva Italiano Biologicoをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
  本当に塩とオリーブオイルだけ?と思うほどに旨味が濃厚なんです(〃^▽^〃)
  この日のオリーブオイルは辛味というアタック感も併せ持っていましたね。
  それだけでも調味料になりそうな。

・ココナッツ/エストラゴン/ベルガモット
  ココナッツとヨーグルトのムースに、清見とポンカンを掛け合わせてできた
  不知火という柑橘系の果肉を混ぜ合わせ、エストラゴンの泡で仕上げたデザート。
  夏に向けてこの手のデザートは喜ばれるでしょうね(〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  ヨーグルトサワークリーム、パンナコッタ、キルシュ、レモンの果汁のジュレを積み重ねたもの。
  レモン果汁がビシバシ。
  焼菓子は、クルミっ子オマージュ バニラ風味、蕎麦の実サブレ 白いんげん豆&オレンジピール添え、
  ゴマの焼きメレンゲ きな粉パウダー風味だったような。もはや覚えとらん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・アイスコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て76680円。一人当たり38340円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、

・伊産 グリーンアスパラ/北海道産 キタムラサキウニ/青森県産 白ミル貝

を選出することにしました。

・北海道産 タラバガニ/じゃがいも

とも最後まで迷ったのですが、どちらが頭にフラッシュバックする回数が多かったかの観点で、
わずかにグリーンアスパラの勝利になりました(〃^▽^〃)

かみさんは少々悩んだ末に、

・仏産 グリーンピース/卵

を選出していました。

今度は夏に訪問する予定ですが、とうもろこし、鮎あたりが美味しい季節。
何が出てくるかは訪問してみてのお楽しみ(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2025/5現在、3.76ポイント)

  • Axelle de Vallon Brut

  • 長野県産 新牛蒡/胡桃と大阪産 鰯

  • Ceraudo Grayasusi Rosato 2023

  • 北海道 島放村産 ボタン海老/パプリカ/仏産 キャビア

  • 自家製ライ麦パン

  • Amphoreus Malvasia Paraschos 2021

  • 北海道産 タラバガニ/じゃがいも

  • Mas Carlot Génération Costières de Nîmes blanc 2023

  • 仏産 グリーンピース/卵

  • Loxarel A Pèl Blanco

  • 伊産 グリーンアスパラ/北海道産 キタムラサキウニ/青森県産 白ミル貝

  • 自家製ミルクパン

  • VENTOURA CHABLIS 1ER CRU FOURCHAUME 2022

  • 蝦夷鮑の塩釜焼きのプレゼンテーション

  • 蝦夷鮑の塩釜焼きのプレゼンテーション

  • 北海道産 蝦夷鮑

  • Matthieu de Brully Saint-Véran 2019

  • 知床半島産 7日熟成 バラメヌケ/ほうれん草

  • Bread & Butter Chardonnay 2022

  • サステナブル和牛”熟”と仏産フォアグラのパイ包み焼きのプレゼンテーション

  • 鹿児島県産 サステナブル和牛”熟”/仏産 フォアグラ

  • Castarede Bas Armagnac XO

  • 京都産 塩/イタリア産 オリーブオイル

  • Olio Extravergine Di Oliva Italiano Biologico

  • ココナッツ/エストラゴン/ベルガモット

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • アイスコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2025/05/20 更新

27回目

2025/03 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

【祝 ゴ・エ・ミヨ掲載】7日間熟成太刀魚の凝縮した旨味、鹿児島県産筍の芳香、カレー風味。ヘブン・・・

2025年3月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円 × 2人前

を結果的には頼んだことになります。自分たちのペースに合わせて飲んだ結果がこれということ。
とても7杯じゃ済んでないんですけどね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ちなみにかみさんは帰ってからは撃沈していました(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。

・Champagne Veuve Pelletier Brut
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワール。
  淡い色味のシャンパンゴールドを形成。
  華やかな香りに切れ味するどいシャープさを併せ持ち、
  林檎果汁が凝縮したみたいなテイストも。そしてビター。
  いろんな要素が複雑に絡み合う美味しさです。

・北海道産 蝦夷鹿/伊産 黒トリュフ
  この日は3月としては肌寒い日でしたので身体の温まる
  蝦夷鹿のスープをまずは出してくれました。
  超濃厚なスープに刻んだイタリア産黒トリュフを浮かべて。
  美味しいですし香りも良くて身体も温まる優れもの(〃^▽^〃)

・パプリカ/ベーコン/ペコリーノロマーノ
  エクレア生地でローストアーモンド、トマトのクリーム、チーズなどをサンド。
  トマトの酸味とチーズのコクが生きていました。

・Monna 1475 Toscana Rosato 2023
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・トスカーナのロゼワイン。
  ぶどうは、サンジョヴェーゼ、メルロー、シラー。
  淡いピンク色でバリバリにさくらんぼフレーバー。
  しかしながら飲むとちゃんと辛口で美味しいんです。
  この後の新玉ねぎの甘みに合わせて。

・新玉ねぎ/伊産 黒トリュフ
  新玉ねぎのタルトタタン 黒トリュフ仕立てになります。
  パイ生地の土台の上に、じっくりと炒めた新玉ねぎをキャラメリゼして、
  オーブンで焼いた後に、サワークリーム、黒トリュフをスライスして仕上げたもの。
  新玉ねぎの甘みと風味。そして黒トリュフの風味が絶妙にマッチ(* ̄∇ ̄*)b
  これはいきなり印象に残る候補ですよ。かみさんは感動していました。
  ちなみにこれでもアミューズなんです(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  普通のお店だったら立派な前菜っすよ(* ̄∇ ̄*)b

・自家製ライ麦パン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。

・Alsace Saint Severin Gewurztraminer 2022
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  イタリア・トスカーナのロゼワイン。
  ぶどうは、ゲヴュルツトラミネール。
  青々とした香りと酸味が印象的。そしてライチのようなフレーバーも満載。
  キリッと冷やしてこの後のフォアグラに合わせます。

・仏産 フォアグラ/人参/クミン
  フォアグラのテリーヌのカカオのチュイールでサンド。
  カルダモン、恋ごころ人参のピューレ クミン風味、アリッサムなどを添えています。
  食べてみると無茶苦茶フォアグラのテリーヌとカカオの風味が合うんです(〃^▽^〃)
  ほんのり甘くてカカオ風味ってフォアグラとの相性が鉄板ですよね。
  クミンやブラックペッパーのスパイス感もあるのでドルチェでは無く料理として成り立っています。

・Les Confidentielles 2022
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・ラングドックの白ワイン。
  華やかな香りのワインで、後味にはミネラルを感じます。
  この後の皿の春野菜に合わせて。

・佐賀県産 7日熟成 太刀魚/鹿児島県産 筍/カレー
  佐賀県唐津の鮮魚仲買人である大山さんから仕入れた太刀魚を7日間熟成し、
  サラマンダーで表面を炙り、筍、蕪、菜花をゆっくりとソテーしたもの、ウルイを添え、
  サフランのエスプーマ、カレーソースで仕上げた一皿。
  熟成されて弾力を帯びた太刀魚の美味しさもさることがなら、
  筍の風味が際立っていて筍大好き人間にはたまらんのです(〃^▽^〃)
  日本料理だとどうしてもえぐみを全て取りがちなのですが、
  筍大好きな人ってえぐみも含めて大好きなんです。
  もちろん地中にある筍を掘り起こした新物ですから強いえぐみではなく上品なえぐみ。
  その香りはこの見事な太刀魚に負けないくらいに主張していました(〃^▽^〃)
  洋食で食べてきた筍料理の中でNo.1(* ̄∇ ̄*)b

・Château de Chantegrive Graves 2015
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・ボルドーの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン。
  太めの果実味。そしてミネラル。
  この後の蛍烏賊の濃厚な旨味に合わせて。

・富山県産 蛍烏賊/パプリカ/アンチョビ/黒ニンニク
  パプリカの中に、イカ墨リゾット、イカ下足のミンチを詰め込み、
  蛍烏賊のオリーブオイルコンフィを乗せ、アンチョビ、黒ニンニクのソースで仕上げ。
  期待通りの蛍烏賊のワタの濃厚な旨味が出まくり(〃^▽^〃)
  イカ墨リゾットがいろんな旨味を吸いまくっていてヘブン・・・

・Bread & Butter Chardonnay 2022
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  アメリカ・カリフォルニアの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  フレーバーとしてはしっかりとした樽香を感じます。
  飲んでみると、バニラのような甘みとピーナッツバターのようなコク。
  あまりにも個性的ですのでボトルで頼むと飽きるかも(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  この後のリードヴォーに合わせて。

・仏産 リードヴォー/オマール海老/パセリバター
  ブルターーニュ産オマール海老に、リードヴォーを合わせ、
  オマール海老の出汁で作ったパセリバターソースにクレソン。
  リードヴォーの塩気がしっかりありましたので、逆にオマール海老の甘みを感じました。

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・Muscadet Sèvre et Maine Sur Lie Cuvée Saint Vincent 2023
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。
  フランス・ロワールの白ワイン。
  ぶどうは、ムロン・ド・ブルゴーニュ
  若々しいワイン。デラウェアのようなフレーバーですが
  甘くなくて果実味を凝縮したようなテイスト。

・佐賀県産 13日熟成 マナガツオ/仏産キャビア/ホワイトアスパラ
  佐賀県唐津の鮮魚仲買人である大山さんから仕入れた マナガツオを13日間熟成し、
  背の部分と腹の部分をそれぞれレアに仕上げ、フランス産ホワイトアスパラガスをエチュベにし、
  そらまめ、エストラゴンソース、キャビアで仕上げた一皿。
  柔らかく蒸し煮にされたアスパラはソースとの一体感も味わえます。
  背と腹で異なる弾力と旨味の妙。マナガツオってそのままだと身が柔らかいので、
  味噌漬けにされたりしますが、13日間熟成することで旨味を凝縮。

・Mas d'Agly Réserve 2018
  私とかみさんのワインペアリング8杯目。
  フランス・ラングドックの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー、ムールヴェードル、カリニャン。
  プルーンのような果実味が濃厚でフルボディの様相を呈していますが、
  タンニンが穏やかですのでかみさんでもOKとのコメント。
  この後の仔牛に合わせて。

・仏産 乳飲み仔牛/モリーユ茸
  フランス産乳飲み仔牛のロースをタイムと供に火入れをし、
  モリーユ茸のソテーとモリーユ茸のソース、フランス産春トリュフのスライスで仕上げた一皿。
  産乳飲み仔牛のミルキーな味わいにニンニクとタイムの香りが合わさるのですが、
  フランス産春トリュフが白トリュフ?と思うほどの芳香を放っています。
  目隠しされたら白トリュフと答えると思います(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Côtes du Jura Vin de Paille 2014
  私とかみさんのワインペアリング9杯目。
  フランス・ジュラの白ワイン。
  ぶどうは、サヴァニャン。
  シェリーっぽい風味があり甘口ワインですね。ドルチェに合わせて。

・青ヶ島産 ひんぎゃの塩/スペイン産 オリーブオイル
  器の中には、真っ白な青ヶ島産 ひんぎゃの塩のジェラート。
  そこに、スペイン産エキストラヴァージンオリーブオイルをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
  本当に塩とオリーブオイルだけ?と思うほどに旨味が濃厚なんです(〃^▽^〃)
  ちなみに青ヶ島は伊豆諸島に属する火山島になります。
  八丈島からヘリコプターで約20分。

・Baron G.Legrand Bas Armagnac 1995 3630円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は6種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  フランスのアルマニャック。
  30年熟成したアタック感を存分に楽しんで。

・博多産 あまおう/コロンビア産 カカオ
  皿に豆乳ベースのアマレットのブランマンジェを敷き詰め、あまおうタルタル、
  カカオアイス、カカオのラングドシャで仕上げたドルチェ。

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  レモンのムース、焦がしバター、レモンのコーヒーゼリーなどを積み重ねたもの。
  焼菓子は、クルミっ子オマージュヘーゼルナッツ仕立て、デュカクッキー オレンジガナッシュ、
  コロンビアカカオムースのチョコレートだったような。もはや覚えとらん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て73200円。一人当たり約36600円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、

・佐賀県産 7日熟成 太刀魚/鹿児島県産 筍/カレー

を選出することにしました。太刀魚も、筍も、カレーも大好物なので(〃^▽^〃)

かみさんは少々悩んだ末に、

・新玉ねぎ/伊産 黒トリュフ

を選出していました。今回もアミューズから選出。
アミューズでも半端なく美味しいのがフィエルテなんです(* ̄∇ ̄*)b

今度は晩春に訪問する予定ですが、グリーンアスパラが美味しい季節だね(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2025/3現在、3.77ポイント)

  • Champagne Veuve Pelletier Brut

  • 北海道産 蝦夷鹿/伊産 黒トリュフ

  • パプリカ/ベーコン/ペコリーノロマーノ

  • Monna 1475 Toscana Rosato 2023

  • 新玉ねぎ/伊産 黒トリュフ

  • 自家製ライ麦パン

  • Alsace Saint Severin Gewurztraminer 2022

  • 仏産 フォアグラ/人参/クミン

  • Les Confidentielles 2022

  • 佐賀県産 7日熟成 太刀魚/鹿児島県産 筍/カレー

  • Château de Chantegrive Graves 2015

  • 富山県産 蛍烏賊/パプリカ/アンチョビ/黒ニンニク

  • Bread & Butter Chardonnay 2022

  • 仏産 リードヴォー/オマール海老/パセリバター

  • 自家製ミルクパン

  • Muscadet Sèvre et Maine Sur Lie Cuvée Saint Vincent 2023

  • 佐賀県産 13日熟成 マナガツオ/仏産キャビア/ホワイトアスパラ

  • Mas d'Agly Réserve 2018

  • フランス産乳飲み仔牛のプレゼンテーション

  • 仏産 乳飲み仔牛/モリーユ茸

  • Côtes du Jura Vin de Paille 2014

  • 青ヶ島産 ひんぎゃの塩/スペイン産 オリーブオイル

  • この日は6種類のボトルがズラリと

  • Baron G.Legrand Bas Armagnac 1995

  • 博多産 あまおう/コロンビア産 カカオ

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • ホットコーヒー

2025/03/19 更新

26回目

2025/01 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

ヴァン・ジョーヌを使った独特のソースの風味がさらにこの皿を極上なものに押し上げて

2025年1月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円 × 2人前

を結果的には頼んだことになります。自分たちのペースに合わせて飲んだ結果がこれということ。
とても7杯じゃ済んでないんですけどね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価28000円)の内容は以下になります。

・Charles de Cazanove Tête de Cuvée Champagne
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ。
  綺麗なシャンパンゴールドを形成。
  相変わらず青リンゴの酸のような心地良い酸味が美味しいです。

・ほうれん草/竹炭/赤玉ねぎ
  竹炭を練り込んだエクレアで、ほうれん草ムースとローストアーモンド、
  チャツネをサンドしたアミューズ。ひんやりと冷やされての提供。

・スペイン産 黒トリュフ/じゃがいも
  下に根セロリのピューレを敷いて、その上に飛騨牛を煮込んで作ったコロッケを鎮座。
  さらにその上にスペイン産 黒トリュフをトッピング。
  先ほどの竹炭を練り込んだエクレアとともに黒で統一して来ましたね(〃^▽^〃)
  コロッケは熱々で飛騨牛に加えてゴーダチーズの旨味も。

・Touraine Amboise Blanc Clos du Pavillon 2022
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・ロワールの白ワイン。
  ぶどうは、シュナン・ブラン。
  樽の風味とコク。そして華やか余韻のある白ワイン。

・生ハムのジェラート
  ガラスの器の中にトマトとパプリカのソースを入れて、
  その上に生ハムのジェラート。オレガノ少々、ハーブオイルも効かせて。
  この生ハムのジェラートがむっちゃ美味しくて(〃^▽^〃)

・自家製ミルクパン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。

・Matthieu de Brully Bourgogne Chardonnay 2020
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  これはミネラル感が印象的。塩っぽいテイストというか。
  同時にビターで美味しいです。
  この後の真牡蠣に合わせて。

・広島県産 真牡蠣/ポワロ―/スペイン産 黒トリュフ
  器の底には鶏のコンソメロワイヤルを敷き詰め、その上に58度で2分ポッシェした真牡蠣。
  その上からポワロー、クリーム、黒トリュフで仕上げたソースをたっぷりと。
  底にある鶏のコンソメロワイヤルも含めてかき混ぜて食べるとヘブン(〃^▽^〃)
  真牡蠣もさることながらポワロ―の甘みを堪能する料理でしょう。

・Grains d'Estuaire Cuvée Emma Blanc 2021
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・ シャランテの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨンブラン100%。
  色味はライトイエロー。少し濁ったいてシトラスの果汁感とビターな印象。
  少しナチュラルらしい風味も持っています。

・島根県産 真フグ/カレー
  皿にパセリ、バター、白ワインで作ったソースを敷き、
  昆布脱水した真フグのフリットとハーブを積み重ね、
  サイドにも骨付きの真フグのフリットを添えたものです。
  衣は米粉を使っていてカレー風味でたまらん美味しさ(〃^▽^〃)
  シャンパンとレモンピールの爽やかさも出ていました。
  特に骨付きのフリットのゼラチン質の旨味が秀逸。
  真フグって滅多に食べられないのですがトラフグとは違っていて100%天然物なので希少なんです。

・Gigondas Domaine du Terme 2021
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・ローヌの赤ワイン。
  ぶどうは、グルナッシュ、シラー。
  グルナッシュらしい果実味と、シラーらしいスパイシーさ。
  ボディはフルボディですがタンニンと酸味は穏やかですので
  その手の赤ワインが苦手なかみさんでもこれはOKのようです(* ̄∇ ̄*)b
  この後の真フグ白子をこちらで迎え撃ちます。

・島根県産 真フグ白子/マッシュルーム/仏産 黒トリュフ
  渋い器の中にはマッシュルームのブルーテを注ぎ入れ、
  その中央には温泉卵と真フグ白子のムニエル。
  さらに追い打ちをかけるようにトリュフソースに仏産黒トリュフを削ったものを振りかけて。
  よく混ぜて頂きましたが、ナニコレ状態の美味しさ。
  このマッシュルームのブルーテと温泉卵が泣かせるほどのコクと旨味をプラスしてくれて(〃^▽^〃)
  痛風になってもいい(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  ライ麦らしい風味を感じます。

・Clos Cibonne Tibouren Cuvee Tradition Rose Côtes de Provence 2022
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・プローヴァンスのロゼワイン。
  ぶどうは、ティボーレン、グルナッシュ。
  果実味が豊かで、余韻はビターな印象。

・青森県産 鮟鱇/あん肝
  鮟鱇のムニエルの上に、バーナーで焦げ目を付けたあん肝のテリーヌを乗せ、
  香味野菜や鮟鱇の骨などから取った濃厚なスープ・ド・ポワソンに近いソースを注ぎ入れています。
  鮟鱇は風に当てたりしながら1週間熟成したもの。
  なのでその身はブリンブリンの弾力と旨味を持っています。
  魚介の扱い方が秀逸なフィエルテならではの一皿でしょう(〃^▽^〃)
  ライ麦パンを細かくちぎってソースを含ませて食べるとタマランチ会長(* ̄∇ ̄*)b

・Auguste Pirou AOC Arbois Savagnin
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。
  フランス・ジュラの白ワイン。
  ぶどうは、サヴァニャン。
  シェリーっぽいフレーバーなのですが、飲むと酸味が心地良く。
  シェリーが苦手なかみさんでも美味しいとの評。

・佐賀県産 28日熟成クエ
  7㎏の見事な魚体のクエを28日間熟成。その身をポワレして、
  蕪のロースト、スナップエンドウ、クエのシャンパンフリットを添え、
  ヴァン・ジョーヌソースで仕上げた一皿。
  ヴァン・ジョーヌとはジュラ地方でサヴァニャン種から造られる白ワインの一種。
  28日間熟成して旨味を凝縮させたクエも見事ですが、
  ヴァン・ジョーヌとして最も評価の高い、Domaine Courbet Ch.Chalon 2011を
  使った独特のソースの風味がさらにこの皿を極上なものに押し上げています(* ̄∇ ̄*)b
  ブールブランソースではクエに負けていたかも知れません。
  ちなみに超貴重なDomaine Courbet Ch.Chalon 2011を試飲させて頂きました(〃^▽^〃)
  Auguste Pirou AOC Arbois Savagninにも似ていて複雑な芳香、酸味が印象的ですね。

・Ch. Rigaud Puisseguin Saint Emilion 2018
  私とかみさんのワインペアリング8杯目。かみさんはここでギブアップ。
  フランス・ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー、カベルネ・フラン。
  チェリーの様な果実味と少し枯れた風味。
  タンニンも酸味も程良く感じますね。
  かみさんはこれでギリセーフの赤ワインとの評。
  なので最初から味見程度にもらっています。

・IRANCY Marcel Servin 2017
  私のワインペアリング9杯目。わたしもこれがペアリングラスト。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノノワール。
  シャブリ地区の南西に位置するイランシー。
  赤ワインは「シャブリ」を名乗ることができませんが、実質的には赤のシャブリ。
  飲むとタンニンがしっかりだなあと思いきや、果実由来の甘みも口内を支配して来ます。
  これは美味しいなあ。つうか、むっちゃ高いワインですやん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・スコットランド産 山うずら
  まずは山うずらのパイ包み状態でのプレゼンテーション。
  それを切り分けてのサーブ。
  いわゆるペルドローと言われる山うずらのむね肉とフォアグラをもも肉のパテで包み込み、
  それをほうれん草の葉で包んでパイに仕立て上げ焼いていきます。
  皿の上には、鶏の出汁を煮詰めたものとパプリカピューレのソースを敷き、
  切り分けた山うずらのパイ包み焼き、モリーユ茸、菜の花、黒トリュフを添えて完成。
  もも肉のパテはレバーのようなコクも感じますね。
  むね肉は香りがいいです。そこにフォアグラも合わさってきて、
  ソースを含んだパイ生地との相性は抜群。モリーユ茸と黒トリュフの香りの協演も素晴らしく。
  ちなみにかみさんはクエのところから腹が一杯になっていますので私がヘルプをしていましたので、
  そうなるとソースが足らなそうとシェフが気付いてくれて、急遽ソースサルミも追加(〃^▽^〃)
  鳩の出汁で作ったソースサルミですので山うずらとは異なりますが素晴らしい味変に。

・高知県産 塩/シチリア産 オリーブオイル
  器の中には、真っ白な高知県産塩のジェラート。
  そこに、シチリア産 サレミ レ エキストラヴァージンオリーブオイルをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
  本当に塩とオリーブオイルだけ?と思うほどに旨味が濃厚なんです(〃^▽^〃)
  同じくカウンターにいらっしゃったお客さんたちも唸っていましたよ。

・BELLEVOYE BLANC 2200円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は5種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  ソーテルヌ プルミエクリュクラッセの樽の樽で熟成した
  100%メイドインフランスのトリプルモルトウィスキー。
  フレーバーは普通のウイスキーに思えるのですが、
  飲んでみると上品な甘さを感じるんです。

・熊本県産 甘夏/コンテ
  甘夏の香るクレームブリュレに、レモン、コンテチーズ、パスティスのメレンゲになるのかな?
  を積み重ねたデザートになります。
  この手の柑橘系の味わいは大好物で美味しいです(〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。干し柿のジャムなどを積み重ねたもの。
  焼菓子は、柚子とチョコレート、ローストアーモンド&ヘーゼルナッツにタイム、
  胡桃のプラリネとかだったかな。もはや覚えとらん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・カモミールティー
  かみさんのオーダーです。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て75800円。一人当たり約37900円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、

・島根県産 真フグ白子/マッシュルーム/仏産 黒トリュフ

を選出することにしました。これがほんの少しだけ抜きん出ていたかなと思って(〃^▽^〃)

かみさんは結構悩んだ末に、

・スペイン産 黒トリュフ/じゃがいも

を選出していました。アミューズでも半端なく美味しいのがフィエルテなんです(* ̄∇ ̄*)b

今度は春に訪問する予定ですが、アスパラが美味しい季節だね(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2025/1現在、3.79ポイント)

  • Charles de Cazanove Tête de Cuvée Champagne

  • ほうれん草/竹炭/赤玉ねぎ、スペイン産 黒トリュフ/じゃがいも

  • Touraine Amboise Blanc Clos du Pavillon 2022

  • 生ハムのジェラート

  • 自家製ミルクパン

  • Matthieu de Brully Bourgogne Chardonnay 2020

  • 広島県産 真牡蠣/ポワロ―/スペイン産 黒トリュフ

  • Grains d'Estuaire Cuvée Emma Blanc 2021

  • 島根県産 真フグ白子/仏産 黒トリュフ

  • 島根県産 真フグ/カレー

  • Gigondas Domaine du Terme 2021

  • 島根県産 真フグ白子/マッシュルーム/仏産 黒トリュフ

  • 自家製ライ麦パン

  • Clos Cibonne Tibouren Cuvee Tradition Rose Côtes de Provence 2022

  • 青森県産 鮟鱇/あん肝

  • Auguste Pirou AOC Arbois Savagnin

  • 佐賀県産 28日熟成クエ

  • Domaine Courbet Ch.Chalon 2011

  • Ch. Rigaud Puisseguin Saint Emilion 2018

  • IRANCY Marcel Servin 2017

  • 山うずらのパイ包み状態でのプレゼンテーション

  • スコットランド産 山うずら

  • 高知県産 塩/シチリア産 オリーブオイル

  • この日は5種類のボトルがズラリと

  • BELLEVOYE BLANC

  • 熊本県産 甘夏/コンテ

  • ミニャルディーズ

  • カモミールティー

  • ホットコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2025/02/05 更新

25回目

2024/12 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

スプーンで混ぜ合わせたときの混然一体となった極上の旨味

2024年12月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング だいたい5杯くらい 7150円

をオーダーです。これらは我々だけの専用メニューです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。

・Hubert Noiret Origines Champagne
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノ ノワール、ピノ ムニエ。
  綺麗なライトゴールドの色味。
  リンゴの蜜のような濃密な味わいで後口は心地良いビター感。
  これも旨いっすねえ(〃^▽^〃)

・人参/デュカ/アーモンド
  デュカを練り込んだエクレアで、人参ムースとアーモンドローストを
  スパイシーにサンドしたアミューズ。
  デュカのスパイス感と人参の甘みの協演。

・鎌倉産 落花生
  ホロホロ食感のサブレの上に、鎌倉産落花生アイスを乗せ、
  自家製のカラスミパウダーを振りかけたものです。
  この落花生のアイスと風味とカラスミの塩気と旨味が合うねえ(〃^▽^〃)
  ちなみにアミューズ、前菜的なものはここまで。以降はメイン級が続きます。

・Cantina Giara MELECH 2022
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  イタリア・プーリアのオレンジワインです。
  ぶどうは、グレコ 、マルヴァジア。
  飲み口はビターな口当たりなのですが、余韻は何と言うんだろう?
  ミネラル?スーシェフいわく鰹出汁のようなニュアンスなので
  この後の牡蠣に合わせたそうです。

・宮城県産 真牡蠣/牡蠣
  真牡蠣の殻に牡蠣クリームを注ぎ入れ、真牡蠣自体は軽くポッシェ。
  そこにマスの卵の塩漬け、エシャロット、オリーブオイル、ディルで仕上げた一皿。
  この生のようでいて生では無い絶妙な火入れがたまらん(〃^▽^〃)
  私は完全な生牡蠣よりも、ほんの少しでも火を入れた牡蠣の方が大好きです。
  牡蠣の旨味成分が活性化するように思えます。

・Domaine Villepeyroux Forest Marsanne 2021
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ラングドックの白ワインです。
  ぶどうは、マルサンヌ。
  綺麗な黄金色で、桃のような果実味とミネラル感。

・オマール海老/蕪/ラフランス/キャビア
  深めの器に蕪のブランマンジェを注ぎ入れ、ギリギリの火入れを施したオマール海老に、
  洋梨スライス、蕪のスライス、キャビア、オマール海老の出汁のコンソメジュレを加え、
  アマランサスで彩りを添えたものです。
  もはや食材名を読んで、サーブされた料理を見て旨いと確信。
  そして実際に食べてみてそれが現実になり、思わず笑みがこぼれ、
  「シェフ・・・、天才。」という言葉が口から自然に発せられます(〃^▽^〃)
  色々と食材を使っていますが、スプーンで混ぜ合わせたときの混然一体となった極上の旨味。
  ラフランスも蕪も脇役じゃないぜみたいな。

・自家製ミルクパン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。

・Albana Di Romagna Codronchio Monticino Rosso 2021
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  イタリア・エミリア ロマーニャの白ワインです。
  ぶどうは、アルバーナ。
  面白い酸味のあるテイスト。私のつたない語彙で申せばパッションフルーツとかの。
  この後の毛蟹に合わせて。

・石川県産 毛ガニ/燻製 カリフラワー
  良い毛蟹が手に入ったので余計な手は加えずに茹でただけ。
  合わせるのはほんのり燻製香をつけたカリフラワーのブルーテ。
  燻製香はきつ過ぎないのでカリフラワーの風味と甘みを引き立てていて、
  それが甲殻類である毛蟹にドンピシャとマッチしています(〃^▽^〃)

・Ch. Haut Grelot Selection Blanc 2022
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・ボルドーの白ワインです。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  ほろ苦さはありますが、ソーヴィニヨン・ブランらしい飲みやすさも。

・島根県産 白子
  白子のパイ包焼き状態でのプレゼンテーション。
  それを切り分けて皿に乗せ、アルベールソースで仕上げた一皿。
  白子のパイ包焼きは、白子を帆立のムースで包み込み、それをさらにちりめんキャベツで包んで、
  パイ生地を被せて焼き上げたものです。
  白子のトロトロ食感とコク、そこに帆立のムースの香り、パイ生地の重量感のある食べ応え。
  私は半分、かみさんは1/4個分食べましたが、ズドンと来る美味しさ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  フィエルテに来るときにはリミッターを解放していますので(* ̄∇ ̄*)b

・MY GIRL 2022
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。かみさんは少なめでお願いして。
  スペインの赤ワインです。
  ぶどうは、マルスラン、ガルナッチャ。
  シャープな酸味、軽やかな果実味と旨味。自然派らしい余韻。
  タンニンは弱めなのでかみさんでもギリセーフ。

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  ライ麦らしい風味を感じます。

・名古屋県産 鰻
  鰻を蒸してサラマンダーで焼き上げ、群馬県原木舞茸、スペイン産黒トリュフを積み上げ、
  鰻の頭や骨の出汁、コニャックなども加えた甘みのあるソースで仕上げた一皿。
  香ばしく焼き上げた鰻はふんわりと柔らかくなっていて、さらには舞茸の香ばしさも。
  この甘めのソースが鰻の蒲焼に慣れ親しんだ日本人には合うわけで(〃^▽^〃)
  シェフも日本人の嗜好性を考えてこのソースにしたそうです。

・Dubois Bernard Bourgogne Aligote Élevage en fûts de chêne 2021
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。
  フランス·ブルゴーニュの白ワインです。
  ぶどうは、アリゴテ。
  程良い樽香に、細い酸を感じます。

・青森県産 鮟鱇
  青森県産鮟鱇をムニエルにしアロゼ。
  シャンパンソース、シブレットを皿に敷き、ちぢみほうれん草の上に鮟鱇のムニエルを鎮座。
  鮟鱇の身はむっちりとした弾力。それをソースに浸しながら食べ進めます。
  別皿には自家製鮟肝のサーブ。これまたワインが進むねえ(〃^▽^〃)

・Le Haut Medoc De Maucaillou 2019
  私とかみさんのワインペアリング8杯目。かみさんは超少なめでお願いして。
  フランス·ボルドーの赤ワインです。
  ぶどうは、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン。
  フルボディの味わいで、果実味、酸味が効いていて、程良いタンニン。
  しかしながらかみさんはこのレベルのタンニンでもアウトでした。
  フルボディになるとダメなんでしょうね(* ̄∇ ̄*)b
  私がヘルプするので問題無いんですけど。

・スコットランド産 山鳩
  大きなココット鍋での山鳩とハーブのブレゼのプレゼンテーション。
  山鳩はピジョンラミエと言われるジビエの一つ。
  鳩は何度か食べたことがありますが山鳩は初めてかも?
  白い皿の上には、胸肉ロースト、胸肉とフォアグラのブレゼ、
  頭と脳ミソ、もも肉コンフィ、ささみ、根セロリのビューレ。
  それらをソースサルミで仕上げています。
  作っている最中からブレゼ時のハーブの香りが充満し、
  ソースサルミを作っているときの何とも言えない芳醇で濃厚な香り。
  出てきた皿は山鳩の命を余すことなく頂く料理に仕上がっています。
  それぞれの部位の味わいの違いと調理法の違い。濃厚なソース。
  旬の根セロリのビューレが味変的な役割も担っています。

・Badia di Morrona La Suvera 2020
  私のワインペアリング9杯目。
  イタリア・トスカーナの白ワインです。
  ぶどうは、ビオニエ、ヴェルメンティーノ、シャルドネ。
  このタイミングでペアリングがサーブされるのは初めて。
  この後の塩のジェラートに合わせた1杯。
  リッチな白ワインテイストでビターな後味。

・長崎県 五島列島産の塩/シチリア産 オリーブオイル
  器の中には、真っ白な長崎県五島列島産の塩のジェラート。
  そこに、シチリア産 サレミ レ エキストラヴァージンオリーブオイルをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。

・CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO 2420円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は5種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  カルヴァドスです。
  40度の度数がありますので効きますぜえ。
  度数の強い酒を飲みながらのデザートって旨いよねえ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・兵庫県産 丹波栗/プラリネ
  栗の渋皮煮、マスカルポーネクリーム、チョコレートクランチ、
  アーモンドクランチ、プラリネアイス、カカオラングドシャなどを積み立てたデセール。
  ルビルルというフランス産100%濃縮リンゴ果汁に、厳選したヨーロッパ産の栗を
  プレミアムアルコールに長時間漬け込んだリキュールをアクセントに。
  ルビルルだけを試飲させてもらいましたが、リンゴの酸と栗の風味がして美味しい(〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  スパイシーパンナコッタ、スパイス塩のクランブル、紅玉コンポートなどを積み重ねたもの。
  焼菓子は、クルミっ子オマージュ カカオ風味、ブラックカカオのシュトーレン、
  柚子のピールローストアーモンドサブレ 黒豆乗せだったかな。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・アイスコーヒー
  私のオーダーです。
  何気にフィエルテのアイスコーヒーって雑味が無くてスッキリと美味しい(〃^▽^〃)

これで〆て73450円。一人当たり約36725円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
前回計上し忘れのCastarede Bas Armagnac XO 3080円を計上しました(* ̄∇ ̄*)b
お店の粗利に大きな影響を与えますのでちゃんと支払わないとね。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、

・オマール海老/蕪/ラフランス/キャビア

が今回は抜きん出ていました。☆☆☆のスペシャリテ級ですよ(* ̄∇ ̄*)b
しかしながら2度と出てこないんですけどね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
フィエルテでは同じ皿は出てきません。我々のコースの場合は特に。

ちなみにアミューズらしいものが2品出たあとの、

・宮城県産 真牡蠣/牡蠣

以降の皿は全てメイン級の料理ばかり。
これらの料理全てがそんじょそこらのフレンチでは太刀打ちできないであろうクオリティ。
だと、井の中の蛙ですが思っております(〃^▽^〃)

2024年の人生へのご褒美訪問もこれで最後。
しかしながら2025年は1月からスタートする予定(* ̄∇ ̄*)b
へへへ、今から楽しみじゃあ(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/12現在、3.80ポイント)

  • Hubert Noiret Origines Champagne

  • 人参/デュカ/アーモンド、鎌倉産 落花生

  • Cantina Giara MELECH 2022

  • 宮城県産 真牡蠣/牡蠣

  • Domaine Villepeyroux Forest Marsanne 2021

  • オマール海老/蕪/ラフランス/キャビア

  • 自家製ミルクパン

  • Albana Di Romagna Codronchio Monticino Rosso 2021

  • 石川県産 毛ガニ/燻製 カリフラワー

  • Ch. Haut Grelot Selection Blanc 2022

  • 白子のパイ包焼き状態でのプレゼンテーション

  • 島根県産 白子

  • 島根県産 白子アップ

  • MY GIRL 2022

  • 自家製ライ麦パン

  • 名古屋県産 鰻

  • Dubois Bernard Bourgogne Aligote Élevage en fûts de chêne 2021

  • 青森県産 鮟鱇

  • 自家製鮟肝

  • Le Haut Medoc De Maucaillou 2019

  • 山鳩とハーブのブレゼのプレゼンテーション

  • スコットランド産 山鳩

  • Badia di Morrona La Suvera 2020

  • 長崎県 五島列島産の塩/シチリア産 オリーブオイル

  • この日は5種類のボトルがズラリと

  • CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO

  • 兵庫県産 丹波栗/プラリネ

  • ミニャルディーズ

  • アイスコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2024/12/04 更新

24回目

2024/10 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

この世に一つで二度と味わうことのない我々だけのフィエルテ特別コース(* ̄∇ ̄*)b

2024年10月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 6杯ちょい。 7920円

をオーダーです。これらは我々だけの専用メニューです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。

・Champagne Veuve Pelletier Brut
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ ムニエ60%、シャルドネ35%、ピノ ノワール5%。
  綺麗なライトゴールドの色味。
  コクのあるシャンパンで後口は心地良いビター感。
  これも旨いっすねえ(〃^▽^〃)

・黒ゴマ/さつまいも/オレンジ
  黒ゴマを練り込んだエクレアに、さつまいもペースト、ベーコン、玉ねぎ、オレンジピール。
  全体的なまとまりがいいのですが、特にオレンジピールのビターなアクセントが秀逸(〃^▽^〃)

・宮城県産 本鮪/仏産 キャビア/サワークリーム
  鮪のタルタルをサンドし、上にサワークリーム、キャビア、エストラゴン。
  見た目で旨いのは決定ですが、食べて天国(〃^▽^〃)
  バブリーなキャビアの量が男前で素敵です。

・Saint-Veran Matthieu de Brully 2019
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  これはミネラル感が印象的。塩っぽいテイストというか。
  同時にビターで美味しいです。

・島根県産 蛤/押し麦
  かなり大粒な島根県産 蛤にブルゴーニュバターとパセリのパン粉を施し、
  下には押し麦のリゾットを忍ばせた逸品。
  これが旨いのなんの(〃^▽^〃)
  この蛤はなんと5切れにカット。それほどの大きさがあるんです。
  そこに王道のブルゴーニュバターですが、火入れ加減や旨味が王道を超えています。
  蛤の出汁をたっぷりと吸いまくった押し麦のリゾットはプニュプニュ食感で、
  それ自体も蛤ではと思うほどの美味しさ。なんか得した気分になります。
  この時点でこれは印象に残る一皿の候補になりました(〃^▽^〃)

・自家製ライ麦パン
  今回のはかなりダークな焼き上がりで風味も強いですね。
  ここまで来ると自家製ミルクパンとの違いもハッキリしてきます。
  ソースを拭うのにちょうどいい柔らかさで、皿を綺麗にするのには必需品。

・Chardonnay Coteaux du Pont du Gard
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・コトー・デュ・ポン・デュ・ガールの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  南国を思わせるようなトロピカルなニュアンス。
  この後のボタン海老に合わせて。

・北海道産 ボタン海老/雲丹/アホブランコ
  皿の上にアホブランコ、人参のムースを敷き、フレッシュなボタン海老、雲丹、
  マスの塩漬けを乗せ、レーズン、海老の自家製オイルのアクセントを加え、セルフィーユで彩りを。
  凄いボタン海老が手に入ったとのことで余計な手を加えずにそのまま生で提供。
  これが鮮度抜群にも関わらず熟成したようなねっとり感と旨味があるんです(*゚Д゚*)
  仕込みをしなくても仕込んだようなボタン海老クオリティ。これは凄い。
  もちろんその他の素材も総動員して一皿の美味しさを作りあげています。

・COTES DU JURA G.P.S 2023
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・ジュラの白ワイン。
  ぶどうは、ガメイ・ブラン主体。
  果実味がありますね。奥行きのあるミネラル感にリンゴの酸も。
  この後のオマールブルーに合わせて。

・ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝
  まずはブルターニュ産オマールブルーの藁で燻したところのプレゼンテーション。
  オマールブルーはムニエルした後に藁で燻し、水とタイムで煮たムール貝と合わせ、
  サフランソース、ブロッコリースプラウトで仕上げたもの。
  いつもながらに見事な火入れのオマールブルーですが今回は薫製香もまとわせて(〃^▽^〃)
  宮城県産のムール貝も旨いなあ。ファミレスとかで乗っかって来るのとは大違い。

・Malvasia Dòce Madeira 1990
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  ポルトガルのマディラ酒。
  ぶどうは、マルヴァツィア。
  アルコール度数は高めながらもカラメルのような甘みがありかみさんでもOK。
  この後のフォアグラとソースペリグーに合わせて。

・仏産 フォアグラ/ハタケシメジ/大黒ほんしめじ/黒トリュフ
  フォアグラは米粉で表面をカリッと香ばしく焼き上げ、中はトロトロの状態。
  そこに秋の味覚である天然のハタケシメジ、大黒ほんしめじ。
  仕上げに黒トリュフのソースペリグー。
  下手なところで食べるとフォアグラってざらついて風味も悪いのですが、
  フィエルテで頂くものにはそのようなものは皆無でこの日も素晴らしい。
  米粉でカリッとさせているのがたまらん(〃^▽^〃)
  そこにソースペリグーがいい具合に絡むわけで。

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・Mâcon-Villages Mémoire du Terroir Joseph Burrier 2021
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  飲んでみるととにかく酸味が印象的。林檎?レモン果汁?
  とにかくそのような酸のオンパレードでこれは旨いなあ。

・島根県産 黒鮑/青のり
  まずは黒鮑のパイ包み焼きのプレゼンテーション。
  8時間蒸し焼きにした極厚の黒鮑に、帆立のムース、ほうれん草で包んでパイ包み焼きに。
  それをカットして、鮑の肝ソース、青のりの白ワインソースで仕上げ。
  黒鮑を頂けるだけでも貴重なのにこれだけ極厚のものが頂ける幸せ(〃^▽^〃)
  青のりのソースも相性いいのですが、鮑の肝ソースには昆布の出汁も加えてムッチャ合います。
  これも凄い一皿なんですけど。アミューズからずっとメイン級(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Emma Farnea 2021
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。かみさんはここでギブアップ。
  イタリア・ヴェネトのオレンジワイン。
  ぶどうは、モスカート ジャッロ、モスカート ローザ。
  綺麗なオレンジ色。
  飲むとナチュラルらしいニュアンスの風味。

・島根県産 9日間熟成 マトダイ/松茸
  この日は島根県が大活躍(* ̄∇ ̄*)b
  9日間熟成したマトダイを米粉をはたいてムニエルにし、
  浅利と松茸の出汁も加わったベルモットソースをかけ、青森県産焼き松茸のスライスで仕上げ。
  マトダイは身が崩れやすくなっていてトロトロ食感。もはや敢えて崩してソースと一体化させて。
  マトダイは、フレンチでは「聖ペテロ」と呼ばれる程の高級食材なんです(* ̄∇ ̄*)b
  これも凄かったなあ。マジっすか。

・Domaine de la Jasse Vieilles Vignes 2021
  私のワインペアリング8杯目。私もペアリングラスト。
  フランス・ペイ・ドックの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニョン。
  これぞお手本のようなフルボディというテイスト。
  これで次なる皿のヒドリガモを迎え撃ちます。

・鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルー
  まずは原木の舞茸のプレゼンテーション。
  そして出されたお皿の上には当たり前ではない光景が(*゚Д゚*)
  なんとヒドリガモのむね肉でオマールブルーとフォアグラを挟みこむという暴挙に(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  ヒドリガモは個体としては小さな鴨になるのですが、そんなのは関係なく味が濃いです。
  これはジビエ好きな方でも満足されるのではと思いますよ(〃^▽^〃)
  そこにヒドリガモもも肉のコンフィ、原木の舞茸蒸し焼き、愛知県産銀杏、
  カリカリ牛蒡を添えて、マデラソースで仕上げています。
  これだけの豪華キャストの中でも負けない舞茸の風味と味の強さ。これも凄い。
  こんな料理を出そうとは普通のシェフでは思わないでしょうね。
  それぞれの食材が超メイン級にも関わらず、それを合わせてくる大胆不敵さ。
  このコースは我々にだけ提供する特別コースなので、我々の好みを知っているから出しているんです。
  この世に一つで二度と味わうことのない我々だけのフィエルテ特別コース(* ̄∇ ̄*)b

・Castarede Bas Armagnac XO ?円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は5種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  フランス南西部、アルマニャック地方で醸造されるブランデー。度数は40度。
  輝く琥珀色。円熟した香りとまろやかな口当たり。
  力強い味わいですがバニラや完熟したフルーツのような心地良い甘みも感じられます。
  ところで下書き時にレシートを見るとこれが計上されていません(*゚Д゚*)
  シェフっ!次回払うからね!
  スーシェフの給料から差し引かないでね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・フランスロレーヌ産 塩/チリ産 オリーブオイル
  底の深い器の中には、真っ白な塩のジェラート。
  そこに、More Chile ICONO スパイシー EXVオリーブオイルをかけて完成。
  ミルクベースのジェラートに塩だけですが、More Chile ICONO スパイシー EXV
  オリーブオイルをかけることで旨味とスパイシーさを与えてくれるんです(〃^▽^〃)
  
・山形県産 ラフランス/カルダモン/コロンビア産 カカオ
  皿に、カルダモンソース、カルダモンアイス、ラフランス、アーモンドロースト、
  ハニーステビア、コロンビアカカオムース、ミルクの泡を積み重ねたものです。
  ぱっと見モンブランに見えますが全然味の構成は違いますよ(* ̄∇ ̄*)b

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  パンナコッタ、きなこムース、ほうじ茶キャラメルムースなどを積み重ねたパフェ。
  焼菓子は、アーモンドカカオクランブル ドライフィグ乗せ、
  クルミっ子オマージュ 緑茶仕立て、キャラメルチーズケーキ オレンジソース掛け。
  最後の最後まで楽しませてくれます(〃^▽^〃)

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て68720円。一人当たり約34360円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
本来はここに計上し忘れのCastarede Bas Armagnac XOが3000円前後加わるはずです。
そちらは次回訪問時にお支払いするとして(* ̄∇ ̄*)b

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、

・島根県産 蛤/押し麦
・北海道産 ボタン海老/雲丹/アホブランコ
・ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝
・仏産 フォアグラ/ハタケシメジ/大黒ほんしめじ/黒トリュフ
・島根県産 黒鮑/青のり
・島根県産 9日間熟成 マトダイ/松茸
・鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルー

がノミネート。メイン級全部じゃん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

その中でも、島根県産 蛤/押し麦と鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルーが
ほんの少しリードしたかも???と思い、もはやえいや!の領域で、

・鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルー

を選出することにしました(〃^▽^〃)

下書きの時に読み返してみても「これ!」という決定打では無くて全部が素晴らしいんです。

というのも、この日も鬼気迫るくらいの怒涛の食材のオンパレード。
メイン級が7品もあるんですから(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

宮城県産本鮪、仏産キャビア、島根県産蛤、北海道産ボタン海老、雲丹、
ブルターニュ産オマールブルー、宮城県産ムール貝、島根県産黒鮑、
仏産フォアグラ、黒トリュフ、島根県産マトダイ、青森県産松茸、鹿児島県産ヒドリガモ。
書いていても疲れるくらいの高級食材の数々(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

別に食材に頼っているわけではありませんよ。
それぞれの料理の特長を記載させていただいた通り、そこにはシェフならではの組合せやアクセントが。

2024年の人生へのご褒美訪問も残すところ12月のみ。
12月になるとさらに美味しい食材も増えてきますぜ(* ̄∇ ̄*)b

そして2025年は1月からスタートする予定。くうっ、楽しみじゃあ(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/10現在、3.76ポイント)

  • Champagne Veuve Pelletier Brut

  • アミューズ

  • 黒ゴマ/さつまいも/オレンジ

  • 宮城県産 本鮪/仏産 キャビア/サワークリーム

  • Saint-Veran Matthieu de Brully 2019

  • 島根県産 蛤/押し麦

  • 島根県産 蛤/押し麦アップ

  • 自家製ライ麦パン

  • Chardonnay Coteaux du Pont du Gard

  • 北海道産 ボタン海老/雲丹/アホブランコ

  • 北海道産 ボタン海老/雲丹/アホブランコアップ

  • COTES DU JURA G.P.S 2023

  • ブルターニュ産オマールブルーの藁で燻したところのプレゼンテーション

  • ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝

  • ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝アップ

  • Malvasia Dòce Madeira 1990

  • 仏産 フォアグラ/ハタケシメジ/大黒ほんしめじ/黒トリュフ

  • 仏産 フォアグラ/ハタケシメジ/大黒ほんしめじ/黒トリュフアップ

  • 自家製ミルクパン

  • Mâcon-Villages Mémoire du Terroir Joseph Burrier 2021

  • 黒鮑のパイ包み焼きのプレゼンテーション

  • 島根県産 黒鮑/青のり

  • 島根県産 黒鮑/青のりアップ

  • Emma Farnea 2021

  • 島根県産 9日間熟成 マトダイ/松茸

  • 島根県産 9日間熟成 マトダイ/松茸アップ

  • Domaine de la Jasse Vieilles Vignes 2021

  • 原木の舞茸のプレゼンテーション

  • 鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルー

  • 鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルーアップ

  • この日は5種類のボトルがズラリと

  • Castarede Bas Armagnac XO

  • フランスロレーヌ産 塩/チリ産 オリーブオイル

  • More Chile ICONO スパイシー EXVオリーブオイル

  • 山形県産 ラフランス/カルダモン/コロンビア産 カカオ

  • 山形県産 ラフランス/カルダモン/コロンビア産 カカオアップ

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • ホットコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2024/10/16 更新

23回目

2024/08 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

フィエルテのフレンチは日常食ではありません。人生へのご褒美なんです(* ̄∇ ̄*)b

2024年8月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 6杯ちょいコース 7920円

をオーダーです。これらは我々だけの専用メニューです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。

・Champagne J. Contet Pere & Fils Brut
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノノワール50%、ピノムニエ35%、シャルドネ15%。
  綺麗なライトイエローの色味。
  後半味わいが伸びてくるシャンパン。
  いずれにせよフィエルテで飲むシャンパンはどれも旨い(* ̄∇ ̄*)b

・デュカ/玉ねぎ
  デュカを練り込んだエクレアで、玉ねぎムースをサンド。
  濃厚な玉ねぎの甘みにデュカのスパイシーなアクセントが加わります。

・とうもろこし/キャビア
  涼しげなガラスの器の中にカカオクッキーを敷き、その上にとうもろこしクリーム、
  フランス産キャビア、シブレット、焼きとうもろこしを乗せたもの。
  とうもろこしの甘みにキャビアの塩気と旨味の協演。
  これまたアミューズから凄いんですけど(〃^▽^〃)

・Rosé d'Emraude Domaine de Saint-Guilhem
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・シュドウェストのロゼワイン。
  ぶどうは、ネグレット50%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、シラー20%。
  色味はロゼにしてはダーク調でライトな赤にも見えます。
  フレーバーはストロベリーを思わせますが、飲むと紹興酒のようなニュアンス。
  わりとビターで度数よりもアルコールを感じますね。
  次なるガスパチョに合わせて。

・フルーツトマト/ガスパチョ/クロアチア産 本鮪
  これまた涼しげなガラスの器でのサーブ。
  本鮪のタルタルの上に被せるようにアボカドを乗せ、
  フルーツトマトのガスパチョを注ぎ入れ、シブレットを散らしたもの。
  鮪とアボカドは鉄板の相性ですが、そこにガスパチョの甘みと酸味、旨味が加わりヘブン。

・Château Picque Caillou Pessac-Léognan Blanc 2022
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ボルドーの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン。
  こちらはしっかりと冷やしての提供。
  パッションフルーツのようなしっかりとした酸味が美味しい(〃^▽^〃)

・鹿児島県産 車海老/パプリカ
  冒頭に活きた状態での車海老のプレゼンテーション。
  身はミキュイ、頭はフリットにした車海老に、
  パプリカピューレ、ムース、泡、海老の出汁のムースを添えて。
  身はミキュイですが尻尾はちゃんと食べられるように調理。
  車海老の美味しさをパプリカを使って演出&昇華。これもたまらん。

・自家製ミルクパン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。

・Du Grappin Bourgogne Aligote 2021
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、アリゴテ・ドレ100%。
  酸が印象的で飲み進めるとビター。複雑な余韻もあって好みのタイプ。
  この酸が次なる皿の出汁とも合うとのことで。

・兵庫県産 鱧/千葉県産 蛤
  陶器製の器で仕上げた鱧と蛤スープ。
  鱧は骨切りをして軽く炙っています。
  普通はこれだけで完成なのですが、ベルガモットオイルを加えることで、
  山椒にも似たピリッとしたアクセントを感じるんです。
  これが絶妙で美味しかったなあ(〃^▽^〃)
  自家製ミルクパンをちぎって入れてスープも一滴も残さず完飮。
  ペース配分を間違っちゃってミルクパンも完食しちゃった(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  本当は次の皿で完食するつもりだったのに(^^;

・Marcel Servin Chablis 2020
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ミネラルを感じるテイスト。レモンのような酸もありますね。
  重たいデラウェアみたいな印象もあり、シャルドネにしては果実味たっぷり。
  しかしながらしっかりとビターで辛口で美味しいです。
  次なる皿のオマールブルーに合わせた1杯。

・ブルターニュ産 オマールブルー/北海道産 雲丹
  まずはレモングラスとタイムで火入れをしたオマールブルーのプレゼンテーション。
  オマールブルーはバターで仕上げ、バターナッツカボチャのピューレと
  雲丹のソースを添え、ハニーステビアを散らして完成。
  バターナッツカボチャの甘みとオマールブルーの甘みと旨味の競演。
  まさかの雲丹が引き立て役のソースになるとは(*゚Д゚*)
  甘いだけでは無くてハーブと一緒に火入れをしたことで爽やかさも併せ持つんです(* ̄∇ ̄*)b
  何気に二人でしっかりと1尾分の爪肉が乗っていたのがヘブン(〃^▽^〃)
  この部位は無茶苦茶味が濃いんですよねえ。

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  以前よりもライ麦らしい風味が増したような気がします。

・Grains de Confidence Chardonnay 2019
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・シャランテの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  色味はオレンジワインのようなライトオレンジ。
  飲むとドライマンゴーのような果実感に、濃いバニラのような樽香。
  しっかりとしたボディのある白ワイン。次なる濃厚な一皿に合わせて。

・三陸産 帆立/仏産 リードヴォー
  帆立をレアにソテーし、フランス産リードヴォーを合わせ、
  セロリ、胡瓜、パプリカを刻んだブールブランソースで仕上げた一皿。
  これぞクラシックなフレンチという濃厚さがありますね。
  Grains de Confidence Chardonnay 2019とのマリアージュもいいです(〃^▽^〃)

・Chablis Premier Cru Montmains 2021
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。かみさんはラスト。というよりギブアップ。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  綺麗なライトイエロー。
  リンゴの酸のようなニュアンスがあり、ミネラル感もあります。
  次なる金目鯛に合わせた1杯。

・千葉県産 11日熟成 金目鯛
  皿の中央に11日熟成 金目鯛の松笠焼きを鎮座。
  サイドには、金目鯛のシャンパンフリットを添えて、シャンパンソース、シブレットで仕上げ。
  これまたフィエルテお得意の熟成技を駆使した魚料理。
  身の火入れはもちろん見事な半生で、鱗はパリパリの揚げ焼き状態に。
  和食の技術も併せ持つフレンチはそりゃあ旨いでしょう(* ̄∇ ̄*)b

・Andre Perret Saint-Joseph 2020
  私のワインペアリング8杯目。
  フランス・ローヌの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー100%。
  シラー100%とは思えないくらいに果実味があり、シラーらしいスパイシーさも。
  タンニン、酸味もあって、これぞお手本のようなフルボディというテイスト。
  この後の夏鹿をこれで迎え撃ちます。

・北海道産 夏鹿/仏産 フォアグラ
  まずは夏鹿とフォアグラのパイ包み焼き状態でのプレゼンテーション。
 北海道産夏鹿のメスのロースでフランス産フォアグラ、ほうれん草のピューレを挟みこみ、
  それをほうれん草の葉で包み込んでパイ包み焼きにしたものです。
  万願寺唐辛子と枝豆のソテーを添え、シェリービネガー、
  フォンドボーで仕上げた赤ワインソースを皿に敷いて。
  夏鹿なのでサッパリ系かと思いきや、熟成をしているので肉の味が濃いです。
  そこにフォアグラの油分にパイ生地の油分が来ますので、ヘヴィーな一皿に。
  シェフ曰く「旨けりゃいいかなと思って。」。
  そう。フィエルテのフレンチは日常食ではありません。人生へのご褒美なんです(* ̄∇ ̄*)b

・Dietrich & Fils Gewürztraminer Réserve 2019
  私のワインペアリング9杯目。
  フランス・アルザスの白ワイン。
  ぶどうは、ゲヴュルツトラミネール。
  まさにライチのような芳香で甘さのあるデザートワイン。
  塩のジェラートに合わせて。

・シチリア産 塩/チリ産 オリーブオイル
  陶器の中には、真っ白なシチリア産 塩のジェラート。
  そこに、チリ産のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
  グルタミン酸のような出汁の旨味を感じたので塩かな?と思いきや、
  シェフ曰く、チリ産のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルの旨味だそうです(*゚Д゚*)
  そんな凄いオリーブオイルがあるんだ。極上の玉露のような旨味ですよ。

・BELLEVOYE PRUNE 2200円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  今回は7種類の食後酒の中からこちらをチョイス。約1年ぶりですなあ。
  梅酒(プラムリキュール)の樽で熟成した100%メイドインフランスの
  トリプルモルトウィスキー。
  飲んでみるとピートを使っていないためスモーキーな香りは有りません。
  凝縮したプラムを思わせる濃厚な飲み口でありながら、
  バニラのような杏仁のような甘い芳香が印象的です。
  ウイスキーが苦手な方でもこれは飲めるかも知れませんよ(* ̄∇ ̄*)b

・福島県産 白桃/生姜/バニラ
  生姜とバニラのクレームブリュレの上に、フレッシュな白桃、クリームチーズクリーム、
  バニラアイス、生姜オイルで仕上げたデセール。
  白桃は果物の中でも上位に入る好物なのでこれは嬉しい(〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  マンゴーパンナコッタ、塩、マンゴームース、オレンジ、ラムネなどを積み重ねたパフェ。
  焼菓子は、クルミっ子オマージュ ジャスミン茶&レーズン仕立て、デュカサブレ、
  シナモンケーキだったかな?に白餡とりんごのコンポートを乗せたもの。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・アイスコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て70920円。一人当たり約35460円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが私は、

・ブルターニュ産 オマールブルー/北海道産 雲丹

を選出し、かみさんは悩んだ末に、

・兵庫県産 鱧/千葉県産 蛤

を選出しました。ベルガモットのアクセントが秀逸だったとのことで。
そうそう。ベルガモットを入れる入れないでは天と地ほどの差が有っただろうなあと。
平凡と天才の差くらいでしょうか。

今宵も超ド級の美味しい料理を腹がパンパンになるまで堪能させて頂きました。
2024年の人生へのご褒美訪問も残すところ10月と12月。
冬に向かってどんどんと美味しい食材も増えてきますぜ(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2024/8現在、3.78ポイント)

  • Champagne J. Contet Pere & Fils Brut

  • デュカ/玉ねぎ、とうもろこし/キャビア

  • とうもろこし/キャビア

  • Rosé d'Emraude Domaine de Saint-Guilhem

  • フルーツトマト/ガスパチョ/クロアチア産 本鮪

  • Château Picque Caillou Pessac-Léognan Blanc 2022

  • 活きた状態での車海老のプレゼンテーション

  • 鹿児島県産 車海老/パプリカ

  • 鹿児島県産 車海老/パプリカアップ

  • 自家製ミルクパン

  • Du Grappin Bourgogne Aligote 2021

  • 兵庫県産 鱧/千葉県産 蛤

  • 兵庫県産 鱧/千葉県産 蛤リフトアップ

  • Marcel Servin Chablis 2020

  • レモングラスとタイムで火入れをしたオマールブルーのプレゼンテーション

  • ブルターニュ産 オマールブルー/北海道産 雲丹

  • ブルターニュ産 オマールブルー/北海道産 雲丹アップ

  • 自家製ライ麦パン

  • Grains de Confidence Chardonnay 2019

  • 三陸産 帆立/仏産 リードヴォー

  • 三陸産 帆立/仏産 リードヴォーアップ

  • Chablis Premier Cru Montmains 2021

  • 千葉県産 11日熟成 金目鯛

  • 千葉県産 11日熟成 金目鯛アップ

  • Andre Perret Saint-Joseph 2020

  • 夏鹿とフォアグラのパイ包み焼き状態でのプレゼンテーション

  • 北海道産 夏鹿/仏産 フォアグラ

  • 北海道産 夏鹿/仏産 フォアグラアップ

  • Dietrich & Fils Gewürztraminer Réserve 2019

  • シチリア産 塩/チリ産 オリーブオイル

  • 7種類の食後酒

  • ELLEVOYE PRUNE

  • 福島県産 白桃/生姜/バニラ

  • 福島県産 白桃/生姜/バニラアップ

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • アイスコーヒー

2024/08/12 更新

22回目

2024/06 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

毎度のことながら☆☆☆レストランのスペシャリテ級の皿を出してくるフィエルテ

2024年6月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 6杯ちょいコース 7920円

をオーダーです。これらは我々だけの専用メニューです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。

・Charles de Cazanove Tête de Cuvée Champagne
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール 50%、シャルドネ 30%、ピノ・ムニエ 20%。
  綺麗なシャンパンゴールドを形成。
  相変わらずシトラス系の酸が心地良くて美味しいです。

・焼きナス/アーモンド/竹炭
  竹炭エクレアで、焼きナスとアンチョビクリームをサンド。
  アクセントに、生のアーモンドをスパイス&ハーブで煮含めて
  香ばしくローストしたものも加えています。
  これらのテイストやテクスチャーが複雑に組合わさって旨いなあ(〃^▽^〃)
  アーモンドは本当におつまみ風味に仕上がっていましたよ。
  カルディとかで売ってそう (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・鳥取県産 鰯/仏産 キャビア
  自家製フォカッチャの上に、炙った鰯、キャビア、シブレットを積み重ねたアミューズ。
  これがアミューズなんですから贅沢なもんですよ(^^;
  これらの組合せで美味しくないわけが無いでしょう (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Chanzy Bouzeron 'Les Trois 2021
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、アリゴテ。
  骨太のニュアンスですが、酸のバランスが良くて、この後の皿の甘みを引き出す役割。

・新玉ねぎ/北海道産 雲丹/福島県産 ホワイトコーン
  底が深めの器に、新玉ねぎの冷製スープを注ぎ入れ、
  フレッシュな雲丹とホワイトコーンを散りばめ、シブレットで仕上げたもの。
  全ての素材の甘みを引き出していてこれもたまらん(〃^▽^〃)

・Marsanne Louis Cheze 2021
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ローヌの白ワイン。
  ぶどうは、マルサンヌ100%。
  綺麗な黄金色。丸みのあるニュアンスですが、口に含むと香りがぶわっと来ます。
  トロピカルなフレーバーもありますが、後口にビター感もある美味しい白ワイン。
  このタイプのテイストは珍しいと思いました。唯一無二のような。

・自家製ミルクパン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  今回はレシピを見直したそうですが、本当にミルク感たっぷりのフレーバーに変身。
  これだけで完結するくらいの美味しさに変わっていますね。
  ソースを拭うのにちょうどいい、程よい柔らかさは健在で(* ̄∇ ̄*)b
  皆さん、フィエルテの絶品ソースは残さんでくださいよ。
  残されるとシェフは凹みますので (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・愛知県産 鮎/水ナス
  鮎の身はセモリナ粉をはたいて揚げ焼き風に仕立て、頭と骨はカリカリのせんべいに。
  それらの間に隠れるように細切りの水ナスを忍ばせ、鮎のジェラート、鮎のソース、
  ジャガイモのピューレ、抹茶の泡で仕上げた一皿。
  抹茶の泡を合わせるアイデアが凄いんですけど鮎の苦味とベストマッチ(* ̄∇ ̄*)b
  骨せんべいの香ばしい旨味に、鮎のジェラートのワタの凝縮した旨味。
  これぞフレンチならではの鮎の食べ方でしょう(〃^▽^〃)

・Domaine Laffitte Colombard & Ugni Blanc
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・シュッド・ウエストの白ワイン。
  ぶどうは、コロンバール、ユニ・ブラン。
  淡いレモンイエローの色味で、飲んでみるとむっちゃグレープフルーツのようなシトラス感。
  これも旨いなあ。

・長崎県五島列島産 岩ガキ<椿>/アスパラソバージュ
  椿というブランド岩ガキを本当にギリギリの火入れでポッシェし、
  ブールブランソースを回しかけ、アスパラソバージュを添えた一皿。
  岩ガキはレアという表現もそぐわないほどに全体的にギリギリに火が入っています。
  これぞフレンチと言わんばかりの。
  アスパラソバージュってつくしみたいな形をしていますが、
  ヨーロッパに広く自生する山菜で、アスパラとは別分類に属します。
  ユリ科オオアマナ属の多年草で、別名「アスペルジュ・ソバージュ」、
  「アスパラガスソバージュ」ともいわれています。
  でも穂先の部分はアスパラっぽさがあってコクがあるんです(〃^▽^〃)

・Montoya Chardonnay Monterey 2020
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  アメリカ・カリフォルニアの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  フィエルテでは珍しいアメリカの白ワイン。
  酒屋が是非試して欲しいとのことで持ってきたそうです。
  トロピカルフルーツや黄桃などの甘い香りのニュアンス。
  ボディはほどほどに果実味と酸味のバランスが良いですね。

・ブルゴーニュ産 オマールブルー/花ズッキーニ
  出ました、オマールブルー(〃^▽^〃)
  その上、花ズッキーニと来ましたのでこのメニューを見た瞬間にヤバいのではとの予想。
  オマールブルーをバターでブレゼしたものにムースを合わせ、
  花ズッキーニでそれらを包み込み、刻んだ野菜を炒めて、
  オマールブルーの出汁と少量のクリームとバターで作ったソースで仕上げた一皿。
  もうこれが旨いのなんの。なんちゅー旨味を出しまくっているのか。
  オマールブルーの出汁でこれだけの旨味が出せるのか???
  味覇(ウェイパー)使ってないよねというくらい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  毎度のことながら☆☆☆レストランのスペシャリテ級の皿を出してくるフィエルテ。
  そのどれもが一期一会のその場限りの料理というのが凄いんです(* ̄∇ ̄*)b
  シェフも二度と同じものを作れんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  自家製ミルクパンがリニューアルしたことで
  より一層ライ麦パンとの違いが克明になりました。

・Château Coulane Madiran 2018
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。かみさんはお試しでほんの少量。
  フランス・シュッド・ウエストの赤ワイン。
  ぶどうは、タナ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン。
  スモーキーなフレーバーが印象的。ヒノキのような感じもあります。
  飲むとドライフルーツ系のテイストでフルボディのわりには飲みやすいかも。
  次なる鰻とフォアグラに合わせた1杯。

・愛知県産 鰻/仏産 フォアグラ
  まずはパイ包み焼きの状態でのプレゼンテーション。
  その上部には「うなぎパイ」と書かれていて (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  それから切り分けていきます。
  鰻を蒸し焼きにしてから皮目を香ばしく焼き上げたもので、
  フォアグラをサンドし、パイ包み焼きにしたもの。
  そこに、鰻の骨から取った赤ワインとポルト酒の甘いソースで仕上げています。
  トロトロのフォアグラに、香ばしく焼き上がった鰻の旨味と香り。
  それらを纏め上げるパイ生地に甘酸っぱいソース。
  くはあっ。これぞ、ザ・クラシックな一皿でしょう(* ̄∇ ̄*)b

・Miraval Rose Provence 2022
  私とかみさんのワインペアリング7杯目。
  フランス・プロヴァンスのロゼワイン。
  ぶどうは、サンソー、グルナッシュ、シラー、ロール。
  フレッシュなシトラス系のアロマ。
  口に含むとリッチでフルーティーなテイストが広がり、
  その後にミネラルや酸も感じますね。これも美味しい。

・長崎県五島列島産 13日熟成 スジアラ
  フィエルテお得意の熟成技です。
  13日間熟成したスジアラは皮目を香ばしく焼き上げ、
  スジアラのシャンパンフリット、グリーンアスパラ、スナップエンドウを添えて、
  ビネグレットソース、エストラゴンで爽やかに仕上げた一皿。
  しっとりとして味の凝縮したスジアラの身に、皮目の香ばしさ、
  そこにビネグレットソースなどの爽やかな酸味が心地良く。

・Famille Perrin Gigondas La Gille 2020
  私とかみさんのワインペアリング8杯目。かみさんはお試しでほんの少量。
  フランス・ローヌの赤ワイン。
  ぶどうは、グルナッシュ80%、シラー20%。
  グルナッシュらしい果実味と、シラーらしいスパイシーさ。
  ボディはフルボディ。この後の小鴨をこちらで迎え撃ちます。

・鹿児島県産 小鴨/愛知県産 無花果
  無花果の文字が期待をさせてくれます(〃^▽^〃)
  ニンニクとタイムを詰めてローストした小鴨を切り分け、
  ローストした無花果、もも肉、むね肉、ささみ、舞茸を積み重ね、
  小鴨のジュ、フォンドヴォー、赤ワインなどのソースで仕上げ。
  期待通りにじっくりと焼かれた無花果の甘みが小鴨の味をさらに昇華。
  骨付きもも肉はむしゃぶるように食べ進め。

・Héritage du Temps Muscat de Rivesaltes 2020
  私のワインペアリング9杯目。かみさんはギブアップ。
  フランス・ラングドックの酒精強化ワイン。
  ぶどうは、ミュスカ・ド・リヴァルテ。
  マスカットフレーバーでデザートワインらしい甘みを持っていますが癖は無いです。

・スペイン産 塩/スペイン産 オリーブオイル
  陶器の中には、真っ白なスペイン産 塩のジェラート。
  そこに、スペイン・アンダルシア州コルドバに根付いた品種、ピクアル100%の
  エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ALEXIS MUNOZをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
  そう思わせる、その加減が凄いんだと思います(* ̄∇ ̄*)b

・Capitain Gagnerot Fine de Bourgogne Grande Reserve 2860円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  今回は6種類の食後酒の中から新顔のこちらをチョイス。
  ブルゴーニュのブランデー。
  赤・白ワインを仕込んだ際に生じる、樽の底にたまった澱から造る
  フィーノというブランデーらしいです。
  45度の度数がありますが、ぶどうの搾りかすから造るマールよりもアタック感が強いかも。
  特に芳香の強さを感じます。
  かみさんが眠そうにしていたので匂いを嗅がせると飛び起きました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・長崎県産 リュバーブ/キウイ/クレームダンジュ
  クレームダンジュ、リュバーブアイス、リュバーブのソースの上から、
  仕上げにシェフ自らフローズンルビーキウイをスライスしながらかけて完成。
  甘酸っぱいクレームダンジュに、これまた甘酸っぱいリュバーブ、ルビーキウイの協演。

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  カルダモンやシナモンのスパイスパンナコッタ、ブルーベリームース、
  シャルトリューズのジェルなどを積み重ねたパフェ。
  焼菓子は、燻製したクルミっ子オマージュの煙っ子、デュカクッキー、
  紅茶のケーキ アーモンドプラリネ添えになります。
  デュカクッキーはこれまた酒が欲しくなる味わいですよ。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て71580円。一人当たり約35790円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、
私もかみさんもこの皿の感動を超えることは出来ずに意見は一致。
ということで、

・ブルゴーニュ産 オマールブルー/花ズッキーニ

を選出しました。

もはや有り得ないくらいのオマールブルーの旨味が出まくっていて、
その旨味を吸いまくった野菜が天国で育てられたような極上の美味しさに昇華。
毎度のことながら☆☆☆レストランのスペシャリテ級の皿を出してくるフィエルテ。
そのどれもが一期一会のその場限りの料理というはかなさ。

次回の訪問は8月になりますが、超意外なことに4年振りの8月訪問になるんです(*゚Д゚*)
夏真っ盛りの8月上旬になるのですがどんな食材に出会えるのか楽しみ(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/6現在、3.79ポイント)

  • Charles de Cazanove Tête de Cuvée Champagne

  • アミューズ

  • 焼きナス/アーモンド/竹炭

  • 鳥取県産 鰯/仏産 キャビア

  • Chanzy Bouzeron 'Les Trois 2021

  • 新玉ねぎ/北海道産 雲丹/福島県産 ホワイトコーン

  • 新玉ねぎ/北海道産 雲丹/福島県産 ホワイトコーンリフトアップ

  • Marsanne Louis Cheze 2021

  • 自家製ミルクパン

  • 愛知県産 鮎/水ナス

  • 愛知県産 鮎/水ナスアップ

  • Domaine Laffitte Colombard & Ugni Blanc

  • 長崎県五島列島産 岩ガキ<椿>/アスパラソバージュ

  • 長崎県五島列島産 岩ガキ<椿>/アスパラソバージュアップ

  • Montoya Chardonnay Monterey 2020

  • ブルゴーニュ産 オマールブルー/花ズッキーニ

  • ブルゴーニュ産 オマールブルー/花ズッキーニアップ

  • 自家製ライ麦パン

  • Château Coulane Madiran 2018

  • 鰻のパイ包み焼きの状態でのプレゼンテーション

  • 愛知県産 鰻/仏産 フォアグラ

  • 愛知県産 鰻/仏産 フォアグラアップ

  • Miraval Rose Provence 2022

  • 長崎県五島列島産 13日熟成 スジアラ

  • 長崎県五島列島産 13日熟成 スジアラアップ

  • Famille Perrin Gigondas La Gille 2020

  • 鹿児島県産 小鴨のローストのプレゼンテーション

  • 鹿児島県産 小鴨/愛知県産 無花果

  • 鹿児島県産 小鴨/愛知県産 無花果アップ

  • Héritage du Temps Muscat de Rivesaltes 2020

  • スペイン産 塩/スペイン産 オリーブオイル

  • エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ALEXIS MUNOZ

  • 6種類の食後酒

  • Capitain Gagnerot Fine de Bourgogne Grande Reserve

  • 長崎県産 リュバーブ/キウイ/クレームダンジュ

  • 長崎県産 リュバーブ/キウイ/クレームダンジュアップ

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • ホットコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2024/06/11 更新

21回目

2024/04 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

イノベーティブな皿も出せますが、フィエルテの真骨頂はクラシカルな皿(* ̄∇ ̄*)b

2024年4月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 5杯コース 7150円

をオーダーです。

さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。

・Champagne Charles Montaine Brut
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール63%、シャルドネ22%、ピノ・ムニエ15%。
  ピノ・ノワールが多めですが綺麗なシャンパンゴールドを形成。
  甘酸っぱいニュアンスで、余韻はスッと抜けていく印象。
  いずれにせよ旨いですよ(〃^▽^〃)

・トースト/デュカ/フルムダンベール
  黒胡椒、レーズン、デュカの香り。
  フルムダンベールという青カビチーズを使ったエクレア。

・仏産コンテ
  コンテチーズのドーナツです。揚げ立てなので温かいです。

・Château du Moulin 2021
  私のワインペアリング2杯目。ほぼ1杯目と同時にサーブ。
  フランス・ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー。
  ミディアムボディくらいの重さでスパイシー。
  マッコウクジラのハツに合わせた1杯。

・マッコウクジラ ハツ/イベリコ豚/胡桃
  カリッと焼いたパンの上に、マッコウクジラのハツのコンフィ、
  イベリコ豚のチョリソー、刻み野菜などを盛り付けたアミューズ。
  マッコウクジラは初めて食べますね。貴重な経験ですよ。

・Audacia Chenin Blanc 2022
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  南アフリカの白ワイン。
  ぶどうは、シュナンブラン。
  酸化防止剤の代わりにルイボスを使ったワイン。
  白桃のニュアンスがあり果実味がしっかり。

・北海道産 雲丹/新玉ねぎ
  雲丹のフラン、フレッシュな雲丹、新玉ねぎのブルーテ、シブレット。
  新玉ねぎの甘みと雲丹のコクと旨味が出ています。シブレットがきりッと締めてくれて。

・自家製ミルクパン
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  なのでこれで新玉ねぎのブルーテを綺麗に拭って完食。

・Saint Vincent Muscadet 2022
  私のワインペアリング4杯目、かみさんの3杯目。
  フランス・ロワールの白ワイン。
  ぶどうは、ミュスカデ。
  ミュスカデらしい爽やかで青々とした印象ですが、ミネラルのある骨格も併せ持ちます。

・鹿児島県産 そら豆/富山県産 蛍烏賊/三陸産 帆立
  これはメニューを見たときに好みだろうなと直感(〃^▽^〃)
  そら豆のソテー、そら豆のニョッキ、蛍烏賊のコンフィ、レアに仕上げた帆立。
  そこにパセリのソースをまとわせて。
  青々としたそら豆の美味しさに蛍烏賊のワタの濃厚な旨味。
  それらをまとめるパセリの爽やかさ。これは旨いねえ(〃^▽^〃)

・Montagny 1er Cru Aladame 2021
  私のワインペアリング5杯目、かみさんの4杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  果実味とその旨味が強いです。余韻に残る酸味もしっかりと。

・Chateau Haut Grelot Selection Blanc Blaye Cotes de Bordeaux 2021
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの5杯目。
  フランス・ボルドーの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  ドライアプリコットのニュアンスで果実味しっかり。
  温度が上がるとトーステッドな香ばしさも。

・仏産 ホワイトアスパラ/愛知県産 手長海老
  これもメニューを見たときに好みだろうなと直感(〃^▽^〃)
  ホワイトアスパラのピューレに押し麦のリゾットを加え、
  ホワイトアスパラのムニエル、4尾分の手長海老のミソを詰めた頭、そして卵。
  これは期待通りに秀逸(〃^▽^〃)
  ホワイトアスパラガスのコクに、手長海老のミソを主体とした旨味。
  頭の殻の部分は香ばしさと旨味の結晶ですよ。
  かみさんは頭の殻を残したので私がもらって成仏(* ̄∇ ̄*)b

・Rosé d'Emraude Domaine de Saint-Guilhem 2019
  私のワインペアリング7杯目、かみさんの6杯目。
  フランス・フロントンのロゼワイン。
  ぶどうは、ネグレット、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー。
  苺のフレーバーをビシバシ感じます。
  飲むとサクランボのような甘酸っぱさがありますが、決して甘いのではなくて美味しいです。

・仏産 リードヴォー/仏産 黒トリュフ/広島県産 牡蠣
  仏産リードヴォーと広島県産牡蠣のヴォロヴァンです。
  ヴォロヴァンとは、フランスのクラシカルな料理の一つで、
  パイをくり抜いて今回の場合は、リードヴォー、牡蠣、玉ねぎ、ベーコン、
  トリュフなどをこれでもかと詰め込んだもの。
  もはや溢れまくっていますが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  リードヴォーと牡蠣をどのように組み合わせるんだろうと思いましたが、
  ここまでど直球に濃厚なソースとパイ生地で合わせてくるとは思いませんでした。
  なるほど。これであれば確かにリードヴォーと牡蠣が融合しますね(* ̄∇ ̄*)b
  ちなみにフランス産黒トリュフは旬の時期に仕入れたものを冷凍保存していたものです。
  フレッシュな状態のまま保存していますので香りが飛んでいなかったですね。

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・CHATEAU DE BOIS BRINCON ANJOU BLANC TERRE DE GRES 2020
  私のワインペアリング8杯目、かみさんの7杯目。
  フランス・ロワールの白ワイン。
  ぶどうは、シュナン・ブラン。
  白桃の蜜のニュアンスを感じますね。同時にミネラル感も。

・島根県産 9日間熟成 甘鯛
  9日間熟成した甘鯛松笠焼きをアサリの出汁とほうれん草も使った春菊のスープに浮かべ、
  ベルガモットオイルで香りづけをしたものです。
  熟成した甘鯛は程良く水分が抜けて旨味が凝縮。パリパリの鱗もたまらんです(〃^▽^〃)
  そこに春菊などの爽やかな香りに追い打ちをかけるのがベルガモットオイル。
  これはかなりのアクセントになっていましたよ。
  この前の皿が超濃厚でしたので、今度は柑橘系の爽やかさを出したのかも知れません。

・Domaine des Ronze Les Charmes Morgon 2019
  私のワインペアリング9杯目。
  フランス・ボジョレーの赤ワイン。
  ぶどうは、ガメイ。
  酸味とタンニンがしっかりとあります。それを生かすために温度は低めに。
  飲み進めると甘みも感じます。この後の乳飲み仔牛にはジャストフィット(〃^▽^〃)

・仏産 乳飲み仔牛
  フランス産乳飲み仔牛のロースをグリエールチーズを混ぜ込んだパン粉でバターソテー。
  そこに茨城県産グリーンアスパラ、熊本県産筍、モリーユ茸を添え、
  エシャロットとマデラ酒のマデラソースで仕上げた一皿。
  乳飲み仔牛は相変わらずミルキーな香りとテイスト。幼い命を大事に頂きます。
  グリーンアスパラ、筍、モリーユ茸と脇役も豪華キャストで、
  エシャロットの辛みと酸味でどんどんと胃の中に納まっていきます。
  これも旨いなあ。

・BELLEVOYE BLANC 2200円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  今回は5種類の食後酒の中から久しぶりにこちらをチョイス。
  ソーテルヌ プルミエクリュクラッセの樽の樽で熟成した
  100%メイドインフランスのトリプルモルトウィスキー。
  フレーバーは普通のウイスキーに思えるのですが、
  飲んでみると上品な甘さを感じるんです。
  次回は、これも久しぶりとなるBELLEVOYE PRUNEを頂こうかなあと(〃^▽^〃)

・HINEMOS SANJI 純米酒 0円
  なんとサービス(〃^▽^〃)/ 少しだけ飲ませてくれました。
  神奈川県小田原市に蔵を構える、株式会社RiceWineの造る純米酒。
  燻製や穀物、杉の木を連想する香りがしますね。
  しっかりとした酸味もありますので白ワインのニュアンスも感じます。
  なるほど。これなら洋食にも合いますね。
  同じく鎌倉のイタリアンであるイルノードでも出してたんですよ。

・五島列島産 塩/シチリア産 オリーブオイル
  器の中には、真っ白な五島列島産の塩のジェラート。
  そこに、シチリア産 Terrazzino オーガニック エキストラバージン
  オリーブオイルをかけて完成。
  相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。

・愛知県産 せとか/サフラン/DITA
  ザクザクのキャラメル生地を土台に、愛知県産せとか、ジュレ、ヨーグルトジェラート、
  DITAのゼリーシートを積み重ね、サフランソースで仕上げたデセール。
  高貴なサフランの香りがせとかの柑橘フレーバーにマッチング。

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  カンパリのパンナコッタ、クランブル、甘夏ムース、ジュレなどを積み重ねた
  カクテルを飲み始めた頃を思い出させる甘いカクテル風ミニパフェ。
  焼菓子は、黒糖ときなこを使ったクルミっ子オマージュ
  焦がしバターケーキ ラフランスのプラリネ添え、
  アールグレイのサブレ レモンジャムとラングドシャ添え。
  最後のお茶菓子に至るまで丹精込めてますよね(〃^▽^〃)

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・アイスコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て70150円。一人当たり約35075円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、

・鹿児島県産 そら豆/富山県産 蛍烏賊/三陸産 帆立
・仏産 ホワイトアスパラ/愛知県産 手長海老
・仏産 リードヴォー/仏産 黒トリュフ/広島県産 牡蠣
・仏産 乳飲み仔牛

がノミネートされた感じですかね。

私もかみさんも少々悩みます。甲乙付けがたいというか。
何かの基準を設けないと決められなかったので、アスパラと甲殻類好きなところを考慮して、

・仏産 ホワイトアスパラ/愛知県産 手長海老

を私は選出しました。

かみさんは意外にも、

・仏産 リードヴォー/仏産 黒トリュフ/広島県産 牡蠣

を選出していました。この日の中では一番ヘビーな料理なのですが。
確かにこれだけヘビーにも関わらず私のヘルプ無しで完食していたんです。
実は私も決勝戦に残っていたのがこの皿でしたよ(* ̄∇ ̄*)b

どちらの料理もフィエルテを象徴するようなクラシカルな皿だったのではと思います(〃^▽^〃)

次回は6月に伺いますが、どんな食材や料理に出会えるのかワクワク(〃^▽^〃)
鮎の季節にも入りますのでそんな食材も出てくるかもしれませんね。
下書きの時に調べてみると6月に訪問したのは2021年6月以来ですので3年振りになります。
そういった意味でも楽しみな訪問になりそうです(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2024/4現在、3.79ポイント)

  • Champagne Charles Montaine Brut

  • アミューズ盛合せ

  • Château du Moulin 2021

  • マッコウクジラ ハツ/イベリコ豚/胡桃

  • Audacia Chenin Blanc 2022

  • 北海道産 雲丹/新玉ねぎ

  • 自家製ミルクパン

  • Saint Vincent Muscadet 2022

  • 鹿児島県産 そら豆/富山県産 蛍烏賊/三陸産 帆立

  • 鹿児島県産 そら豆/富山県産 蛍烏賊/三陸産 帆立アップ

  • Montagny 1er Cru Aladame 2021

  • Chateau Haut Grelot Selection Blanc Blaye Cotes de Bordeaux 2021

  • 仏産 ホワイトアスパラ/愛知県産 手長海老

  • 仏産 ホワイトアスパラ/愛知県産 手長海老アップ

  • Rosé d'Emraude Domaine de Saint-Guilhem 2019

  • 仏産 リードヴォー/仏産 黒トリュフ/広島県産 牡蠣

  • 仏産 リードヴォー/仏産 黒トリュフ/広島県産 牡蠣アップ

  • 自家製ライ麦パン

  • CHATEAU DE BOIS BRINCON ANJOU BLANC TERRE DE GRES 2020

  • 島根県産 9日間熟成 甘鯛

  • Domaine des Ronze Les Charmes Morgon 2019

  • 仏産 乳飲み仔牛

  • 仏産 乳飲み仔牛アップ

  • 5種類の食後酒

  • BELLEVOYE BLANC

  • HINEMOS SANJI 純米酒

  • 五島列島産 塩/シチリア産 オリーブオイル

  • 愛知県産 せとか/サフラン/DITA

  • 愛知県産 せとか/サフラン/DITAアップ

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • アイスコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2024/04/11 更新

20回目

2024/02 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

海老の王様 オマールブルーと、ジビエの王様 ベキャスを味わう贅沢

2024年2月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 5杯コース 7150円

をオーダーです。

さて、この日のシェフおまかせコース(時価38500円)の内容は以下になります。

・Champagne Louis Blanc Blanc de Blancs Brut
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ。
  外観は淡いゴールド。フレーバーはシトラス系かな。
  飲んでみるとシャルドネ100%らしいキレのある艶やかな酸と、
  丸みのある果実感があり、調和の取れた味わいがあります。
  スーシェフ曰く後半伸びる余韻があると説明がありましたが、
  ミネラルの余韻が心地良く続く印象でしょうかね。
  いずれにせよ毎回美味しいシャンパンを選んでくれています(〃^▽^〃)

・トマト/パプリカ/干し椎茸/アーモンド
  パプリカパウダーを使ったエクレアで、ドライトマトと干し椎茸のクリーム、
  ローストアーモンドをサンドしたものです。
  トマトの酸味と椎茸の旨味の二重の旨味の相乗効果。

・ズワイガニ/サフラン
  ズワイガニのサフラン風味のミニコロッケにサフランソースをトッピング。
  一口でパクッとするとサフランの風味に包まれたズワイガニの旨味。
  そしてサクサクの衣。これも旨いなあ。20個くらい食いたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・あん肝/ラルド/からすみ
  自家製ブリオッシュの上に鮟肝とラルドという豚脂の塩漬けを乗せたもの。
  これが鮟肝が無茶苦茶濃厚で、さらにはそこにラルドの旨味が追い打ちをかけると。
  ブリオッシュもバターたっぷりですのでこれだけでも素敵なカロリー (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  背徳感のある美味しさですよ(* ̄∇ ̄*)b
  これはさすがに20個食うと危険 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Rare Carignan Blanc Vin de France Olivier Coste 2022
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・ラングドックの白ワイン。
  ぶどうは、カリニャン。
  フレーバーは南国系のニュアンス。
  飲んでみると白ぶどうらしいフルーティーさにミネラル感のある後味。

・富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワー
  皿の下にカリフラワームースを敷いてその上にたっぷりのキャビア。
  これだけの量のキャビアを隠していることが奥ゆかしくて素敵 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  そしてねっとりとした白海老の身の上にフレッシュなカリフラワーをスライス。
  混ぜて頂きましたが全ての味が合わさった時に極上のテイストの完成。
  この料理は凄い。かみさんもうっとりしていました。

・自家製ミルクパン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b

・Domaine Daulny Sancerre Le Clos De Chaudenay 2021
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ロワールの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさを持っていますが、
  グレープフルーツのようなフレーバーとテイストに特長があります。
  この後の貝類の皿に合わせた1杯。

・帆立/ミル貝/北寄貝/蛍烏賊/新玉ねぎ/海藻
  4種類の貝をあおさ、ふのり、塩昆布、あかもくなどの海藻を使ったバターで仕上げた一皿。
  帆立は周りをカリッと焼き上げ、中はレアで黒トリュフをサンドするという手の込みよう。
  ミル貝と北寄貝はスライスしての火入れ。それぞれの旨味と風味が異なるのが分かります。
  蛍烏賊はコンフィにしてあって、そらまめや新玉ねぎクリームがアクセントに。
  これも旨いなあ。貝類は大好物ですしねえ(〃^▽^〃)

・élevage en fut de chene Bourgogne Aligoté 2021
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、アリゴテ。
  2杯目のRare Carignan Blanc Vin de France Olivier Coste 2022にも似たニュアンス。
  飲み続けると程良い酸味も感じてきて美味しいです。

・北海道 白子/白いんげん豆
  北海道産白子のムニエルに、ベーコンと玉ねぎを炒めてアサリの出汁と、
  バターとオリーブオイルを乳化させたスープで煮込んだ白いんげん豆。
  白子もグチャッと潰しながら頂きましたが脳がとろける美味しさ。
  これもたまらん。旨過ぎる。
  これらの出汁を吸った白いんげん豆も秀逸なんです(* ̄∇ ̄*)b

・Ventoux Rouge Cyparis 2020
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・コート・デュ・ローヌの赤ワイン。
  ぶどうは、カリニャン、グルナッシュ、シラー。
  赤ワインですがバニラのニュアンスを持ちミディアムボディくらいのやや軽め。
  かみさんは重たい赤は好まないのですが、このくらいだと全然OK。
  この後のオマールブルーの皿に合わせて。

・ブルターニュ産 オマールブルー/鹿児島県産 牛頬肉
  オマールブルーのソテーに牛頬肉のラビオリを添え、
  ペリグーソース、焦がし玉ねぎの泡、フランス産冬トリュフで仕上げた一皿。
  オマールブルーに牛を合わせる斬新さ。
  ペリグーソースとスライス黒トリュフによる挟み撃ち。
  あくまでも主役となるオマールブルーの風味を生かすために。
  なのでガツンとした味わいではないです。

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・Domaine Bohrmann Bourgogne Les Belles Gouttes Branco 2020
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  シャルドネにしては穏やかな酸味とフルーティーさ。

・Château Picque Caillou Pessac-Léognan Blanc 2019
  私のワインペアリング7杯目。6杯目と同時にサーブされました。
  フランス・ボルドーの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン。
  こちらはしっかりと冷やしての提供。
  パッションフルーツのようなしっかりとした酸味が美味しい(〃^▽^〃)

・愛知県産 9日熟成 舌平目/グラチネ
  メニューを見たときに期待をしていた一皿。見た目は期待通り(* ̄∇ ̄*)b
  帆立のピューレを敷いて、縮みほうれん草とベルモットやクリームなどで作ったソースを
  グラチネにし、舌平目の蒸し焼きを鎮座させています。
  意外にも舌平目は弾力のある食感。9日間熟成していますので水分が抜けているためかも。
  なので味も濃くなっているんだと思います。
  まったりとしたソースとの相性は鉄板で期待通りの美味しさ(* ̄∇ ̄*)b
  これはかなり印象に残りましたよ。ボリュームも凄いですが。

・Château Haut Rocher St.Emilion Grand Cru 2016
  私のワインペアリング8杯目。
  フランス・ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー65%、カベルネ・フラン20%、
  カベルネ・ソーヴィニヨン12%、マルベック3%。
  第一印象はスパイシー。メルローとは思えないほどに。言われなければシラーかと思います。
  野性味溢れるテイストで、しっかりとしたフルボディ。
  この後のベキャスに合わせた1杯。

・スコットランド産 ベキャス
  まさかの人生初ベキャス(* ̄∇ ̄*)b
  もも肉と頭はコンフィに。頭には脳みそが入っていますのでホジホジしながら頂いて。
  むね肉はフォアグラを挟み込み、その周りをむね肉と内臓のミンチで覆いパイ包み焼きに。
  北海道産根セロリのピューレ、牛蒡のバルサミコ酢を従え、ソースサルミで仕上げ。
  人生初ベキャス。意外にもそれほどの癖は感じず、雷鳥に比べると食べやすいです。
  10日間熟成くらいですので癖が少ないのかも知れません。
  しかしながら内臓を含んだ部分がとにかく味が濃くて旨いわ。
  赤ワインとの相性は鉄板ですし。
  内臓の旨さがベキャスの特長なんでしょうかね。
  ちなみに脳みそはほんの少量でしたが秋刀魚の肝に近い苦味を感じました。
  
・CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO 2420円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は8種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  カルヴァドスです。
  40度の度数がありますので効きますぜえ。
  度数の強い酒を飲みながらのデザートって旨いよねえ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・イスラエル産 死海の塩/スペイン産 オリーブオイル
  ガラスの器の中には、真っ白な塩のジェラート。
  そこに、スペイン・アンダルシア州コルドバ産コールドプレスの
  Antología エクストラバージン オリーブオイルをかけて完成。
  ミルクベースのジェラートにイスラエル産 死海の塩だけのジェラートですが、
  これが旨いのなんの(〃^▽^〃) 旨味すら感じる塩ですよ。ミネラルが凄いんだろうなあ。
  そこに超高級オリーブオイルの香りがプラスされて。
  ここ最近は塩ジェラートがブームですが、どこの塩も素晴らしいもんです。

・いちご/クロワッサン/アールグレイ
  マスカルポーネクリーム、苺スライス、苺ソース、竹炭のメレンゲ、
  アールグレイラングドシャ、アールグレイパンナコッタだったかな。
  わりと賑やかなデザートでしたね。

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  カルダモンのジュレやりんごのコンポートなどを積み重ねたタルトタタン風ミニパフェ。
  焼菓子は、玄米茶サブレ、クルミっ子オマージュ クランベリーバージョンなど。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て95370円。一人当たり約47685円。タッチレスのPayPayでのお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回もマジで迷いますよ。

・富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワー
・帆立/ミル貝/北寄貝/蛍烏賊/新玉ねぎ/海藻
・北海道 白子/白いんげん豆
・ブルターニュ産 オマールブルー/鹿児島県産 牛頬肉
・愛知県産 9日熟成 舌平目/グラチネ
・スコットランド産 ベキャス

がノミネートされました。最多ノミネートかも?

しかしながらメニューを見た瞬間に期待をしていた、

・愛知県産 9日熟成 舌平目/グラチネ

を選出することにしました。グラチネも大好きなので(〃^▽^〃)

でも、

・スコットランド産 ベキャス

は別格ですよ。
日本人でこれを食べたことがある人ってどれくらいいるのか。
それだけ貴重な経験をさせてもらいましたし、ベキャスに対して苦手じゃないことが
分かっただけでもこれから積極的に食べようという意欲も芽生えて。
そもそも私の伺うお店では取り扱って無いんですけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ちなみにかみさんは、

・富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワー

を選んでいました。そうそう。これも凄かったもんなあ。

今宵は、海老の王様 オマールブルーと、ジビエの王様 ベキャスを味わう贅沢。
神奈川県でこれだけのコースを頂けるお店って他にあるんだろうか???

次回は春に訪問しますが、アスパラガスの季節ですねえ。貝も美味しいだろうなあ。
2024年のスタートはため息の連続でしたが、これが年末まで続きます(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2024/2現在、3.77ポイント)

  • Champagne Louis Blanc Blanc de Blancs Brut

  • アミューズ3種

  • Rare Carignan Blanc Vin de France Olivier Coste 2022

  • 富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワー

  • 富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワーアップ

  • 富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワーリフトアップ

  • 自家製ミルクパン

  • Domaine Daulny Sancerre Le Clos De Chaudenay 2021

  • 帆立/ミル貝/北寄貝/蛍烏賊/新玉ねぎ/海藻

  • 帆立/ミル貝/北寄貝/蛍烏賊/新玉ねぎ/海藻アップ

  • élevage en fut de chene Bourgogne Aligoté 2021

  • 北海道 白子/白いんげん豆

  • 北海道 白子/白いんげん豆アップ

  • 北海道 白子/白いんげん豆リフトアップ

  • Ventoux Rouge Cyparis 2020

  • フランス産冬トリュフのプレゼンテーション

  • ブルターニュ産 オマールブルー/鹿児島県産 牛頬肉

  • ブルターニュ産 オマールブルー/鹿児島県産 牛頬肉アップ

  • 自家製ライ麦パン

  • Château Picque Caillou Pessac-Léognan Blanc 2019、Domaine Bohrmann Bourgogne Les Belles Gouttes Branco 2020

  • 愛知県産 9日熟成 舌平目/グラチネ

  • 愛知県産 9日熟成 舌平目/グラチネアップ

  • Château Haut Rocher St.Emilion Grand Cru 2016

  • スコットランド産 ベキャスのプレゼンテーション

  • スコットランド産 ベキャス

  • スコットランド産 ベキャスアップ

  • 食後酒に8種類のボトルがズラリと

  • CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO

  • イスラエル産 死海の塩/スペイン産 オリーブオイル

  • いちご/クロワッサン/アールグレイ

  • いちご/クロワッサン/アールグレイアップ

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • ホットコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2024/02/10 更新

19回目

2023/11 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

食材の素晴らしさもありますが、このような極上の一皿に仕上げてくれるのはシェフの力量

2023年11月下旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 5杯コース 7150円

をオーダーです。

さて、この日のシェフおまかせコース(時価33000円)の内容は以下になります。

・Henri de Verlaine Brut Champagne
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ。
  ライトゴールドの色味。上品できめ細やかな泡立ち。
  飲んでみると、リンゴのような酸にハーブっぽさも。
  ふくよかな果実味しっかりとありながらも余韻はドライ。
  毎度のことながら美味しいシャンパンです(〃^▽^〃)

・人参/柿/カルダモン/コーヒー
  人参のムース、柿のピクルスを忍ばせたカルダモンとコーヒー風味のエクレア。
  人参の甘みが際立っています。

・じゃがいも/ゴーダ
  こちらは熱々のアミューズ。
  ゴーダチーズとジャガイモのミルフィーユ仕立てのドフィノア。
  周りはパセリのパン粉をまとわせて揚げたものです。
  プチサイズのじゃがいものグラタンの味わいですが、
  ゴーダチーズとパセリの味わいがいいっすねえ(〃^▽^〃)

・佐賀県産 7日熟成 スマガツオ
  まずはその見事なスマガツオのプレゼンテーション。
  佐賀県唐津の鮮魚仲買人である大山さんから仕入れたスマガツオ。
  フィエルテは大山さんから鮮魚を仕入れているのですが、今回は特に絶賛級。
  これがカツオ?と言わんばかりの脂の乗り具合。
  それをフランス産キャビア、デュカなどのスパイスとともにワンスプーン仕立てに。
  一口で頂きましたが、カツオのような血合の癖も無く、これは何でしょう?と
  聞かれれば間違いなく上等な本鮪のトロと答えるでしょうね。
  キャビアの塩気とコクが引き立て役に回るくらいなんですよ。

・DOMAINE 'ALZIPRATU FIUMESECCU CORSE CALVI 2021
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・コルシカ島の白ワイン。
  ぶどうは、マルヴォワジー・ド・コルス95%、ビアンク・ジョンティーレ5%。
  すっと身体に馴染む飲み口。酸は穏やか。
  土着品種でもあるのでミネラルっぽさも感じます。そしてビターでもあるという。

・自家製ミルクパン
  いつもながらに可愛らしい形状。
  程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
  皆さん、フィエルテの絶品ソースは残さんでくださいよ。
  残されるとシェフは凹みますので (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・蕪/北海道産 雲丹/仏産 キャビア
  このメニューを見たときに、蕪はスープ仕立てにするのかな?と予想していたのですが、
  そんな素人の想像を超える一皿となっての登場ですよ。
  煌びやかな白地のプレートの中央に、これまたアイボリーな色味のものが。
  皿の下には北海道産 雲丹を忍ばせ、その上に蕪のブランマンジェ。そして蕪のソース。
  さらにその上にたっぷりのフランス産キャビアを乗せて完成。
  底の方の雲丹もかき混ぜながら食べるのですが、蕪の美味しさを出しまくっていて、
  フランス産キャビアですら引き立て役に。
  これは凄い・・・ 印象に残った一皿の候補が早くも登場。
  つうかスマガツオも候補に挙げられるほどの素晴らしさでしたが。

・Domaine Louis Cheze Cuvée Ni vu mais connu V.S.I.G. 2018
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ローヌの白ワイン。
  ぶどうは、ヴィオニエ100%。
  全体的に白桃のようなニュアンス。独特なフレーバーも。
  甘みも有るのですが同時にほろ苦さも。
  次なるフォアグラに合わせて。

・仏産 フォアグラ/あんぽ柿/仏産 トリュフ
  まずはイタリア産白トリュフとフランス産黒トリュフのプレゼンテーション。
  フランス産フォアグラのテリーヌにあんぽ柿も練り込み、周りにあんぽ柿を配し、
  秋のフランス産トリュフで仕上げた一皿。
  貴重なフランス産フォアグラのテリーヌの美味しさをあんぽ柿が見事に昇華。
  このタッグは素晴らしい。日仏合作の一皿というか(* ̄∇ ̄*)b
  これだけ濃厚でまったりと美味しいフォアグラも滅多にお目に掛かれません。
  さらにナイスアシストをしてくれるのが胡桃とレーズンとクランベリーのパン。
  スパイスも効いていてフォアグラのテリーヌとあんぽ柿を乗せて食べるとウマウマ。
  これはヤバい。
  これも印象に残る一皿の候補に。

・Domaine Hurst SY’RO 2021
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・アルザスのロゼワイン。
  ぶどうは、シルヴァネールルージュ100%。
  黒ぶどうを使っているのでロゼワインにはなるのですが、
  オレンジワインの製法で作ったそうなので作り手としてはオレンジワインと言いたいと。
  色味はまさにオレンジワインのそれですね。
  飲んでみると、ほろ苦さやキリッとした印象からオレンジワインらしさを感じます。
  さくらんぼやブラッドオレンジのようなニュアンスも。

・北海道産 根セロリ/白子/伊産 白トリュフ
  白い皿に根セロリのブルーテを注ぎ入れ、北海道産白子のムニエルを中央に鎮座。
  そこにイタリア産の白トリュフをスライスして完成。
  これもメニューを見た瞬間にヤバイと思いましたが、
  根セロリのブルーテも含めて有り得ない美味しさ。白トリュフの甘い芳香も。
  これは脳が痺れる旨さ・・・
  間違いなくこれも印象に残る一皿の候補にノミネート。

・Thibault Liger Belair Bourgogne Les Charmes 2020
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  果実味の爽やかさが印象的。くどくない甘さも。
  いかにも高級そうな白ワインのテイスト。
  この後のブルゴーニュ産オマールブルーとの相性は鉄板。

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・ブルターニュ産 オマールブルー/カネロニ
  オマールブルーの身とマッシュルームのデュクセルをカネロニで包み、
  その上にもオマールブルーの身を据えて、ベシャメルソースをグラチネ。
  熱々の皿での提供となります。
  私はグラタンのような熱々料理が大好きなのですが、それがオマールブルーで実現。
  マッシュルームのデュクセルも超好みで、オマールブルーの香りとの相乗効果が凄い。
  これも秀逸な一皿。もちろん印象に残る一皿の候補に。

・Chanzy Rully En Rosey Blanc 2021
  私とかみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  まずは旨味が来てその後に果実味。
  そのようにスーシェフから説明を受けましたが確かにその通り。
  樽香のようなニュアンスも感じました。
  この後の鰆に合わせて。

・佐賀県産 18日熟成 鰆/北海道産 いくら
  こちらも前述した大山さんから仕入れた佐賀県産の6㎏の鰆。
  6㎏の鰆って一体 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  その鰆を皮目はパリッと、身はレアに焼き上げ、鰆のレモンフリット、
  カリフラワーのグリルを添え、パスティスの香りを付けたいくらを散らし、
  カリフラワーピューレ、白ワインのハーブソースで仕上げた一皿。
  とにかく18日間熟成した鰆の身は凝縮した旨み。絶対に熟成しないとこうはならない。
  大山さんの目利きも素晴らしいのでしょうが、それをこの料理に仕立てたのはシェフの凄さ。
  何気にカリフラワーのグリルの味が濃くて旨いわ。この中においても存在感を発揮。

・Château Haut Rocher St.Emilion Grand Cru 2016
  私のワインペアリング7杯目。
  フランス・ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー65%、カベルネ・フラン20%、
  カベルネ・ソーヴィニヨン12%、マルベック3%。
  第一印象はスパイシー。メルローとは思えないほどに。言われなければシラーかと思います。
  野性味溢れるテイストで、しっかりとしたフルボディ。
  この後の雷鳥に合わせた1杯。

・MAISON PERRAUD Morgon "Grand Cras" 2019
  私のワインペアリング7杯目。こちらも同時にサーブ。ペアリングラスト。
  フランス・ボジョレーの赤ワイン。
  ぶどうは、ガメイ。
  ご存じボジョレーヌーボーで有名なガメイ種の赤ワイン。
  ナチュラルなニュアンスがあり、旨味にナッツ系の香りも。
  フレッシュベリー系の香りも感じて余韻としては酸味が残る感じ。
  ちなみに私はボジョレーヌーボーを飲んだことがありません(* ̄∇ ̄*)b

・スコットランド産 ライチョウ/コーヒー
  今宵のジビエはスコットランド産雷鳥。初雷鳥なのでラッキー(〃^▽^〃)
  むね肉はフォアグラを包み込んでソテー。もも肉はコンフィに。
  ピエブルーと百合根を散らし、雷鳥のジュとコーヒーのソースで仕上げた一皿。
  雷鳥は鳥類の中でも癖が強いですよとシェフから説明を受けましたが、
  むね肉を食べてみるとジビエらしい風味はしつつも、それほどの癖は感じず。
  続いてもも肉のコンフィを食べると、こちらの方が風味が強くなり確かに癖があるかも。
  しかしながらコーヒーのソースと一緒に食べるととにかく旨いわ。
  料理の温度が下がってくると確雷鳥というかキジ科の鳥らしい風味が強くなりましたね。
  初雷鳥は美味しかったですよ(〃^▽^〃)

・DOMAINE TARIQUET BAS-ARMAGNAC V.S.O.P. 2850円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は6種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  フランス南西部、アルマニャック地方で醸造されるブランデー。度数は40度。
  輝く琥珀色。円熟した香りとまろやかな口当たり。
  力強い味わいですがバニラや完熟したフルーツのような
  心地良い甘みも感じられ美味しいです。ちびちびと大事に頂きました。

・五島列島 塩/スペイン産 オリーブオイル
  底の深い器の中には、真っ白な塩のジェラート。
  そこに、スペインアンダルシア州コルドバ産コールドプレスのオリーブオイルをかけて完成。
  ミルクベースのジェラートに五島列島の塩だけのジェラートですが、
  これが旨いのなんの(〃^▽^〃) 旨味すら感じる塩ですよ。ミネラルが凄いんだろうなあ。
  そこに超高級オリーブオイルの香りがプラスされて。

・鎌倉産 栗/りんご/アーモンド
  栗の渋皮煮、りんごのコンポート、カカオのマカロンに栗とりんごリキュールを振り掛け、
  アーモンドのプラリネを添え、ラズベリーソースで仕上げた一皿。
  映えるし旨いね。栗とアーモンドが大好物なので(〃^▽^〃)
  このメニューを見たときにタルト系かな?と予想しましたが、
  当然ながら私のド素人の読みなんかは外れまくりですわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。カルダモンのパンナコッタ、ライムのムース、ゴールデンキウイの。
  焼菓子は、カカオサブレの土台に、カカオピューレ、アーモンド、レモンピールを乗せたもの。
  これが無茶苦茶旨い。これだけ食った後に感動できるクオリティ。
  そしてシュトーレン。クリスマスの定番の焼菓子ですが、初めて食べるかも?
  最後にクルミっ子オマージュ レモンピールとあんぽ柿バージョン。
  これは柑橘系の爽やかさとジューシーさが加わって本家のクルミっ子を凌駕。

・カモミールティー
  かみさんのオーダーです。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て84810円。一人当たり約42405円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
残念ながら超PayPay祭は外れましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回もマジで迷いましたわ。

・蕪/北海道産 雲丹/仏産 キャビア
・仏産 フォアグラ/あんぽ柿/仏産 トリュフ
・北海道産 根セロリ/白子/伊産 白トリュフ
・ブルターニュ産 オマールブルー/カネロニ

がノミネートされました。かみさんも同意見。

もはやどれも甲乙付け難いんです。なので何かを基準に選ぶしかないと。

で、私が選んだのが、

・北海道産 根セロリ/白子/伊産 白トリュフ

白トリュフの素晴らしさに1票を入れて。

かみさんは、

・ブルターニュ産 オマールブルー/カネロニ

を選んでいました。そうそう。それも感動の美味しさだったもんねえ。

今宵のコースもすべてがメイン級の料理ばかり。
メニューの一部を切りだして見せても、皆さん溜息をつく食材ばかりですからねえ。

フランスやイタリア、大山さんから取り寄せる食材の素晴らしさもありますが、
それらをこのような極上の一皿に仕上げてくれるのはシェフの力量。

2023年はこれが最後の訪問となりましたが、2024年は訪問月を変えて、
2023年とは異なる月の料理を堪能していきたいと思います(* ̄∇ ̄*)b
2024年もむっちゃ楽しみ(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/11現在、3.79ポイント)

  • Henri de Verlaine Brut Champagne

  • アミューズ

  • 佐賀県産 7日熟成 スマガツオ

  • 人参/柿/カルダモン/コーヒー

  • じゃがいも/ゴーダ

  • DOMAINE 'ALZIPRATU FIUMESECCU CORSE CALVI 2021

  • 自家製ミルクパン

  • 蕪/北海道産 雲丹/仏産 キャビア

  • 蕪/北海道産 雲丹/仏産 キャビアアップ

  • Domaine Louis Cheze Cuvée Ni vu mais connu V.S.I.G. 2018

  • 仏産 フォアグラ/あんぽ柿/仏産 トリュフ

  • 仏産 フォアグラ/あんぽ柿/仏産 トリュフアップ

  • 胡桃とレーズンとクランベリーのパン

  • Domaine Hurst SY’RO 2021

  • 北海道産 根セロリ/白子/伊産 白トリュフ

  • 北海道産 根セロリ/白子/伊産 白トリュフアップ

  • Thibault Liger Belair Bourgogne Les Charmes 2020

  • 自家製ライ麦パン

  • ブルターニュ産 オマールブルー/カネロニ

  • ブルターニュ産 オマールブルー/カネロニアップ

  • Chanzy Rully En Rosey Blanc 2021

  • 佐賀県産 18日熟成 鰆/北海道産 いくら

  • 佐賀県産 18日熟成 鰆/北海道産 いくらアップ

  • MAISON PERRAUD Morgon "Grand Cras" 2019とChâteau Haut Rocher St.Emilion Grand Cru 2016

  • スコットランド産 ライチョウ/コーヒー

  • スコットランド産 ライチョウ/コーヒーアップ

  • この日は6種類のボトルがズラリと

  • DOMAINE TARIQUET BAS-ARMAGNAC V.S.O.P.

  • 五島列島 塩/スペイン産 オリーブオイル

  • 鎌倉産 栗/りんご/アーモンド

  • 鎌倉産 栗/りんご/アーモンドアップ

  • ミニャルディーズ

  • ミニパフェ

  • 焼菓子

  • カモミールティー

  • ホットコーヒー

2023/11/30 更新

18回目

2023/09 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

今回はオマールブルーのサラダ仕立て。オマールブルーの香りと甘みを存分に堪能。

2023年9月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 大体5杯コース 7150円

をオーダーです。

「概ね」とか「大体」という形容詞が付くのは無視してください (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
料理のコース自体が時価になりますので皿数とかも柔軟に変わる都合上、
それに合わせるワインのペアリング数も必然的に変わる可能性があるためです(* ̄∇ ̄*)b

さて、この日のシェフおまかせコース(時価28600円)の内容は以下になります。
ちなみにこの日はまさかのデジカメを忘れてしまい、慣れないスマホでの撮影でした(u_u*)

・De Villemandy Brut Reserve Premier Cru
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。
  ライトゴールドの色味。心地良い泡立ちに林檎のような酸。
  細く長く余韻を楽しめるシャンパンです。

・南瓜/オレンジ/ヘーゼルナッツ
  ブラックカカオのエクレア生地で、南瓜のクリーム、オレンジジャム、
  ヘーゼルナッツをサンドしたアミューズ。
  このオレンジジャムを忍ばせたところにセンスを感じますね(〃^▽^〃)

・北海道産 鰯
  まん丸仕上げのカラフルな鰯のコロッケに、鰯の炙りを乗せ、
  ルイユとディルで仕上げたものです。
  一口でパクリと食べると、鰯の風味が満載なのですが、同時にフレンチだなあと。
  こういう鰯の食べさせ方は和食には無いので(〃^▽^〃)

・MOLIERE SORORE BLANC ORGANIC 2021
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  ナチュラルらしいフレーバーにしっかりとした酸味。

・北海道産 毛ガニ
  とうもろこしの冷製スープに炙りとうもろこし、毛蟹のほぐし身、いくら、
  セロリなどを加え、パスティスで仕上げたもの。
  クリーミーでとうもろこしの甘さと香ばしさが毛ガニの風味と甘さを引き立てますね(〃^▽^〃)
  毛ガニは大好物なので超嬉しいです。

・ Domaine Bart Marsannay Les Etalles 2019
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  ラ・フランスのようなフレーバーに、飲むとバニラのニュアンス。
  程良いミネラル感も感じていかにも美味しい白ワイン。
  同じブルゴーニュのシャルドネの白ワインなのに、
  MOLIERE SORORE BLANC ORGANIC 2021とは全然異なる性格を持っています。

・自家製ライ麦パン
  焼き立てのフカフカ。
  ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです(〃^▽^〃)
  ハード系だと拭いにくいでしょ?
  毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。

・ブルターニュ産オマールブルー/ラフランス
  真っ白な大きなキャンパスにクールブイヨンでレアに火入れをした
  オマールブルーの身のスライス。さらにはオマールブルーの爪の部分も(〃^▽^〃)
  そこにラフランスのスライス、ラフランスのタルタル、フランス産キャビア、シブレット、
  レッドソレルを添え、オマールブルーのクリームソースで仕上げた一皿。
  今回はオマールブルーのサラダ仕立てにしてくれましたね。
  もはや理想とも思えるオマールブルーの火入れ。生でもなくミディアムレアでもなく。
  これ以上ない絶妙なレア加減。私の好みにドストライクの。
  オマールブルーの香りと甘みを存分に堪能できるのも、ラフランスや、
  キャビア、ハーブ、ソースなどのおかげ。これは珠玉の一皿でしょう(* ̄∇ ̄*)b
  こういうソースを残さないためにも先ほどサーブされた自家製ライ麦パンが大活躍。

・CLOTILDE DAVENNE IRANCY
  私とかみさんのワインペアリング4杯目。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール。
  次なる秋刀魚に合わせた赤ワイン。
  ボディもそれほど重くは無くて温度も低めにすることで、秋刀魚にジャストフィット。

・Gonzalez Byass TIO PEPE
  私とかみさんのワインペアリング5杯目。
  スペイン・アンダルシアのシェリー酒。
  ぶどうは、パロミノ。
  綺麗なレモンイエロー。
  これ以上のドライな白ワインは無いのではと思うほどの辛口。
  こちらも秋刀魚に合わせた一杯です。

・北海道産 秋刀魚/トランペット茸
  秋刀魚とトランペット茸を春巻にし、セルバチコを添えて。
  秋刀魚のはらわたの苦味が先ほどの赤ワインやシェリー酒と合うんだなあ(〃^▽^〃)

・Louis Cheze Condrieu Pagus Luminis 2018
  私のかみさんのワインペアリング6杯目。
  フランス・コート デュ ローヌの白ワイン。
  ぶどうは、ヴィオニエ100%。
  全体的に白桃のようなニュアンス。
  甘みも有るのですが嫌味じゃないです。
  次に控える黒鮑に備えて。

・島根県産 黒鮑/伊産 トリュフ
  6時間半蒸し焼きにした黒鮑を大きめにスライスし、バターの香りをまとわせ、
  卵黄フリット、ヴィネグレット、鮑の肝ソース、葉を模したカカオクッキーを飾ったもの。
  黒鮑の火入れは見事でクニュクニュ食感と旨みが素晴らしく。
  卵黄フリットは一度冷凍にしてから揚げたそうですが、この卵黄の旨みが、
  各種ソースと合わさることで味変になります。
  これも素晴らしい一皿。

・Chemin de L'ESTUAIRE 2019
  私のワインペアリング7杯目。
  フランス・ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニョン。
  色味はいかにもフルボディを思わせるダーク調。
  ブラックベリーのフレーバーで、飲むとしっかりとしたタンニンと酸味。
  カベルネ・ソーヴィニョンらしい果実味も来ますね。
  この後の濃厚な鰻に合わせた一杯。

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・愛知県産 鰻/鎌倉産 落花生/仏産 ジロール茸
  愛知県産鰻は蒸籠で蒸して直火焼きしたもの。
  そこに鎌倉産 落花生を砕いたもの、フランス産ジロール茸を散りばめ、
  鰻の骨の赤ワインソース、グレンフィディックソースで仕上げた一皿。
  これがもう旨いのなんの(〃^▽^〃)
  鰻料理専門店では絶対に味わえない鰻料理。これぞフレンチならではでしょう。
  蒸し上げたことで鰻の身は柔らかく、直火焼きしたことで皮目はパリッと。
  そこに2種の濃厚ソースが合わさることで、蒲焼のたれとは全く異なる世界へ誘います。
  この料理も素晴らしかったです。
  もちろん先ほどサーブされた自家製ミルクパンでソースも綺麗に成仏。

・Prince Florent de Mérode Ladoix 1er Cru Hautes Mourottes
  私のワインペアリング8杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  フレッシュな柑橘系のニュアンスでミネラル感もあります。
  とにかく果実味も凄くて良い白ワインのお手本のよう。

・鹿児島県産 14日熟成 甘鯛
  14日間熟成した甘鯛を松笠仕立てにし、三陸産帆立をレアに焼き上げ、
  蛤、国産ムール貝、セロリで、超濃厚なブイヤベースに。
  熟成した甘鯛は水っぽさが無くなり身の旨みが凝縮。
  甘鯛のような水分の多い魚は絶対に熟成するなど水分を抜いたほうが旨いです。
  それは一夜干しでもいいですし。
  超濃厚スープももちろんパンで綺麗に拭って完飲ですよ(* ̄∇ ̄*)b
  
・焼きおにぎり
  まさかのメニュー外 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  いい感じに焼き上げた焼きおにぎりの上に、蟹味噌を乗せ、シブレットを散らし、
  そこに先ほどの超濃厚スープを注ぎ入れて焼きおにぎり 魚介スープリゾットの完成。
  最初は崩さないで食べて、その後は崩してリゾット風にして食べました。

・Pinot Noir Burgundy Capitain Gagnerot 2020
  私のワインペアリング9杯目。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール。
  ミックスベリー系のニュアンス。それほど重く無くてミディアム寄りかな。
  この後のホロホロ鳥をこれで向かい撃ちます。

・仏産 ホロホロ鳥
  程良く火を入れたホロホロ鳥のむね肉ソテーに、もも肉のコンフィ、
  ピエブルーとつるむらさきのソテーを添え、イタリア産黒トリュフを刻んだもの、
  鶏の出汁とバタークリームの濃厚ソースで仕上げた一皿。
  エストラゴンも効かせています。
  ホロホロ鳥は脂身の部分に厚みがあるのが特長。
  チキンに比べると味も濃くて風味が強いです。

・BELLEVOYE PRUNE 2200円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  今回は5種類の食後酒の中からこちらをチョイス。
  梅酒(プラムリキュール)の樽で熟成した100%メイドインフランスの
  トリプルモルトウィスキー。
  飲んでみるとピートを使っていないためスモーキーな香りは有りません。
  凝縮したプラムを思わせる濃厚な飲み口でありながら、
  バニラのような杏仁のような甘い芳香が印象的です。
  これって飲んでないよなあと思って選んだのですが、飲んでたわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・イタリア プーリア州の塩/スペイン産 オリーブオイル
  底の深い器の中には、真っ白なジェラート。
  そこに、Olive Japan 3年連続金賞受賞のスペインアンダルシア州コルドバ産
  早摘み 収穫4時間以内搾油 コールドプレス 単一品種のオリーブオイルをかけて完成。
  ミルクベースのジェラートにイタリア プーリア州の塩だけのジェラートですが、
  これが旨いのなんの(〃^▽^〃)
  そこに超高級オリーブオイルの香りがプラスされて。

・山梨県産 白桃/レモンタイム
  シリアルを練り込んだフィナンシェを土台にし、バニラとカルダモンのジェラート、
  フレッシュな白桃、バーナーで炙った白桃、ヨーグルトパウダー。
  白桃は大好物なのですが、いろんな顔を見せてくれてこれも旨いねえ(〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  ほうじ茶パンナコッタ、白胡麻クランブル、ラム酒、天津甘栗、ほうじ茶泡。
  焼菓子は、クルミっ子オマージュ、ラングドシャ チャイとプラムジャム乗せ、
  そばの実のビスケット 韃靼そばのクリーム乗せ。
  正直に言うと覚えとらんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て75350円。一人当たり約37675円。タッチレスのPayPayでお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回も迷いましたねえ(^^;

・ブルターニュ産オマールブルー/ラフランス
・島根県産 黒鮑/伊産 トリュフ
・愛知県産 鰻/鎌倉産 落花生/仏産 ジロール茸

あたりがノミネートされました。

しかしながら最初にノミネートされたオマールブルーを抜くことが出来ずに、

・ブルターニュ産オマールブルー/ラフランス

を選出することにしました。ちなみにかみさんも同じ意見でした。

いやあ、今宵はいつも以上に食って飲んだわ。
というのも今回はかみさんの調子が途中から想像以上に悪くなって、
私が相当な量をヘルプすることになったんです。

実は前夜に飯や しみづに伺って21品もの料理を食べていたんです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
後で数えてみたらそんなに食ってたんだ(^^;
その影響なのか持病が出たのか分からないのですが、朝から微熱が有ったので、
朝から昼までは大人しく寝てたんですよね。夕方には熱は引いたのと朝よりは調子が良くなり。

私はそんなことも無くて、翌日のランチ、つまりこの日のランチは、
中華飯店 吉祥楼で、ランチコースを食ってくるという余裕を見せましたが(* ̄∇ ̄*)b
それでもさすがにフィエルテの前なので一番重たいコースは避けて、2番目にしておきました。

しかしながら普通の胃袋のかみさんは中盤くらいから調子が悪くなって、
食欲が減退してしまったんです。なのでその分私がヘルプをさせて頂きました。
自宅に戻って体重計に乗ると普段の体重の+4㎏ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
まあ、2日後には元に戻りましたけどね(* ̄∇ ̄*)b

シェフやスーシェフにはご心配をおかけして申し訳なかったです<(_ _)>

料理の美味しさは自分の食欲があってこそですので、そこは万全にして望みたいものですね。
今回は私も含めて反省ですわ。あんなに前夜に食うとは思ってもいなかったので(^^;
飯や しみづのご主人とフィエルテのお二人は親友同士ですので、
その話でも盛り上がりましたねえ。この4人で貸し切りにしたいよねとか。

次回はその反省を踏まえて体調を万全にして腹を空かせて望みます!
何とか11月には伺いたいのですが、かみさんの人間ドックの月なので
それよりも前には入れられないのが厳しいところ。中旬から下旬のどこかで調整だなあ。

ご馳走様です!(2023/9現在、3.79ポイント)

  • De Villemandy Brut Reserve Premier Cru

  • アミューズ

  • 南瓜/オレンジ/ヘーゼルナッツ

  • 北海道産 鰯

  • MOLIERE SORORE BLANC ORGANIC 2021

  • 北海道産 毛ガニ

  • 北海道産 毛ガニアップ

  • Domaine Bart Marsannay Les Etalles 2019

  • 自家製ライ麦パン

  • ブルターニュ産オマールブルー/ラフランス

  • ブルターニュ産オマールブルー/ラフランスアップ

  • CLOTILDE DAVENNE IRANCY

  • Gonzalez Byass TIO PEPE

  • 北海道産 秋刀魚/トランペット茸

  • 北海道産 秋刀魚/トランペット茸アップ

  • Louis Cheze Condrieu Pagus Luminis 2018

  • 島根県産 黒鮑/伊産 トリュフ

  • 島根県産 黒鮑/伊産 トリュフアップ

  • Chemin de L'ESTUAIRE 2019

  • 自家製ミルクパン

  • 愛知県産 鰻/鎌倉産 落花生/仏産 ジロール茸

  • 愛知県産 鰻/鎌倉産 落花生/仏産 ジロール茸アップ

  • Prince Florent de Mérode Ladoix 1er Cru Hautes Mourottes

  • 鹿児島県産 14日熟成 甘鯛

  • 鹿児島県産 14日熟成 甘鯛アップ

  • 焼きおにぎり

  • 超濃厚スープを注ぎ入れて焼きおにぎり 魚介スープリゾットの完成

  • 仏産 ホロホロ鳥

  • 仏産 ホロホロ鳥アップ

  • 5種類の食後酒のプレゼンテーション

  • BELLEVOYE PRUNE

  • Olive Japan 3年連続金賞受賞のスペインアンダルシア州コルドバ産 早摘み 収穫4時間以内搾油 コールドプレス 単一品種のオリーブオイル

  • イタリア プーリア州の塩/スペイン産 オリーブオイル

  • 山梨県産 白桃/レモンタイム

  • 山梨県産 白桃/レモンタイムアップ

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • ホットコーヒー

2023/09/22 更新

17回目

2023/07 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

最初から最後まで息を尽かせぬ怒涛の美味しさ

2023年7月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 大体5杯コース 7150円

をオーダーです。

「概ね」とか「大体」という形容詞が付くのは無視してください (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
料理のコース自体が時価になりますので皿数とかも柔軟に変わる都合上、
それに合わせるワインのペアリング数も変わる可能性があるためです(* ̄∇ ̄*)b

さて、この日のシェフおまかせコース(時価26400円)の内容は以下になります。

・TAITTINGER NOCTURNE SLEEVER
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。
  ライトゴールドの色味。上品できめ細やかな泡立ち。
  旨味とコクのあるタイプで、この後のアミューズ3品をこれで合わせていきます。
  それにしても相変わらず美味しいシャンパンを出してくれますよねえ(〃^▽^〃)

・ヤングコーン/アーモンド
  エクレア生地で、ヤングコーンとアーモンドクリーム、アーモンドローストをサンド。
  アーモンドの香ばしさにヤングコーンの風味と甘み。

・ホワイトコーン/仏産 キャビア
  サブレ生地の上に焼いたホワイトコーン、キャビア、シブレットを乗せて。
  ホワイトコーンの甘みにキャビアの塩気。これはたまらん(〃^▽^〃)
  口に放り込むときに偶然にもひっくり返って、キャビアとホワイトコーンが
  舌の上になるように入ったのですが、これが功を奏してかより一層美味しく感じたんです。
  いきなりアミューズから印象に残った一皿の候補が登場ですよ(* ̄∇ ̄*)b

・三重県産 トリガイ
  皿の下にマッシュルームのリゾットを忍ばせ、トリガイソテー、雲丹、
  貝の出汁のエスプーマで仕上げたものです。
  これも単にトリガイだけを使うのではなく、それぞれの相乗効果を考えたうえで、
  マッシュルームのリゾットや雲丹を合わせているんです。
  これも絶品ですわ。

・Grains de Cocotte Blanc 2021
  私とかみさんのワインペアリング2杯目。
  フランス・シャラントの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ50%、ソーヴィニヨン・ブラン50%。
  レモンや完熟していないパイナップルのニュアンス。
  これは冷蔵庫でキンキンに冷やしての提供です。

・和歌山県産 鮎/ガスパチョ/水ナス
  鮎の身を細切ジャガイモで包み込んでカリカリに焼き上げ、
  ガスパチョと鮎の肝のソースを張り、皮を綺麗に剥いだ水ナス、
  鮎の骨せんべいを合わせたもの。
  これまた複雑な味わいですが、鮎の肝のソースが全体を纏め上げ、
  鮎の料理だろ?と主張をしています。
  それにしても皮を剥いだ水ナスがこれほどフレッシュな味わいがするとは。

・自家製ライ麦パン
  焼き立てのフカフカ。まずは一口だけ焼き立ての状態を楽しんで。
  ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
  ハード系だと拭いにくいでしょ?
  毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
  今回は大事に食べ過ぎて途中からペースアップしましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Bistrot Chic Merlot Cabernet Syrah 2021
  私とかみさんのワインペアリング外のサービス。
  フランス・ヴァン・ド・ペイの赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー、カベルネソーヴィニヨン、シラー。
  シラーらしいスパイシーさもありながら、バニラやレーズンを思わせる甘みも。
  当初は赤ワインが苦手なかみさんには提供されていなかったのですが、
  私のを味見して気に入ると提供されていました(〃^▽^〃)

・鮎のジェラート
  なぜにサービスワインが振舞われたかというと、こちらのサービス皿があったから(〃^▽^〃)
  オマールのエキスなども活用した鮎のジェラート。今度は尾っぽの鮎の骨せんべいを添えて。
  これが無茶苦茶まったりと濃厚で鮎の風味がビシバシ。
  バゲットに塗ってかぶりつきたい衝動に駆られますよ(* ̄∇ ̄*)b
  そしてBistrot Chic Merlot Cabernet Syrah 2021との相性も抜群(〃^▽^〃)

・Les Champs de Cris Pouilly-Fumé 2022
  私とかみさんのワインペアリング3杯目。
  フランス・ロワールの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  ふくよかな果実味。ミネラルよりも果実味が主張。

・徳島県産 鱧
  骨切りをしてしっかりと炙った鱧に、焼き上げた枝豆を合わせ、
  アサリと魚介のスープをたっぷりと張ったものです。シブレットも散らして。
  このスープがナニコレ状態の旨み(*゚Д゚*)
  炙った鱧の旨みと焼いた枝豆の香ばしさとともにヘブンな美味しさを形成。
  これでにゅうめんを作ったら日本最高峰になるのではと。
  これは感動ものでしたよ(* ̄∇ ̄*)b

・Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits Petite Vigne 2019
  私のワインペアリング4杯目。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール。
  ピノ・ノワールらしい果実味があるかと思いきや、
  少し経ってからズンと来るタンニン。そして酸味も。
  ナチュラルらしい芳香もありますね。およそピノ・ノワールとは思えないような。

・仏産 リードヴォー/仏産 ジロール茸/黒トリュフ
  ビジュアルからしてクラシックな皿の様相。
  リードヴォーのムニエルに、ジロール茸を合わせてペリグーソースで仕上げたもの。
  ペリグーソースはそれほど濃厚さを出さずにサッパリ目に。
  このペリグーソースの加減が皿全体の美味しさを左右するんでしょうねえ。
  リードヴォーのムニエルを生かすために。

・Chateau Haut Grelot Selection Blanc Blaye Cotes de Bordeaux 2021
  私のワインペアリング5杯目、かみさんの4杯目。
  フランス・ボルドーの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  ドライアプリコットのニュアンスで果実味しっかり。
  温度が上がるとトーステッドな香ばしさも。
  市販価格はお値打ちなのにクオリティが高いんです。

・千葉県産 伊勢海老
  今回はオマールブルーではなくて珍しく伊勢海老。
  伊勢海老は火入れをすると身が固くなりやすいため、細心の注意を払い、
  ゆっくりとバターで火入れをしたものです。
  伊勢海老のラビオリも加え、アルマニャックを加えた伊勢海老のクリームソースで。
  伊勢海老料理専門店でも味わえないしっとりとした身の伊勢海老。
  フィエルテにかかれば伊勢海老もちゃんと美味しいよね(* ̄∇ ̄*)b

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  これで伊勢海老のソースなどを残さないように成仏させます(* ̄∇ ̄*)b

・Macon Milly Lamartine Joseph Burrier 2021
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの5杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  飲んでみるととにかく酸味が印象的。林檎?レモン果汁?
  とにかくそのような酸のオンパレードでこれは旨いなあ。
  
・佐賀県産 24日熟成 スジアラ
  これぞフィエルテの真骨頂でしょうか。24日間熟成したスジアラ。
  ただでさえ美味しいスジアラをここまで熟成してフィエルテの見事な火入れで仕上げた一皿。
  スジアラのシャンパンフリットにアスパラソバージュも添えて。
  ディル、セルフィーユ、粗挽きのホワイトペッパーも加えた魚介ソースとともに。
  とにかくしっとりふわふわのスジアラの身が見事。非の打ち所がないです。
  この火入れがあってこそ熟成技も光るってもんですよね(* ̄∇ ̄*)b
  いくら熟成をして旨味を凝縮したって、カチカチに火を入れては台無しですもん。

・MAISON PERRAUD Morgon "Grand Cras" 2019
  私のワインペアリング7杯目、かみさんの6杯目。ペアリングラスト。
  フランス・ボジョレーの赤ワイン。
  ぶどうは、ガメイ。
  ご存じボジョレーヌーボーで有名なガメイ種の赤ワイン。
  ガメイを飲むのは初めてかも?ボジョレーヌーボーをそもそも飲んだことが無いので。
  ナチュラルなニュアンスがあり、旨味にナッツ系の香りも。
  フレッシュベリー系の香りも感じてガメイも旨いもんだなあと初体験。

・北海道産 マンガリッツァ豚
  ハンガリーで国宝に認定されている「マンガリッツァ豚」。
  世界で唯一“食べることのできる国宝”というとっても希少な豚。
  私は今回で3回目くらいのような記憶。ただし今まではソーセージのような加工品だった気も。
  まずはマンガリッツァ豚の塊肉の状態でのプレゼンテーション。
  それを切り分けて仕上げを行います。
  そのマンガリッツァ豚のソテーに、アンディーブとアサリの出汁のキャラメリゼ、
  焼き空豆、アーティチョークのピューレ、コニャッのソースで仕上げ。
  とにかくマンガリッツァ豚の火入れが見事。そのほとんどがピンク色に染まっています。
  実は周りの固くなった部分は削ぎ落して、中心部分のジャストな火入れの部分だけを提供。
  甘いコニャックのソースもいいのですが、アーティチョークのピューレとの相性も良く。
  豚でもここまで仕上げるぜ的なフィエルテの底力を見ましたね(* ̄∇ ̄*)b
  ちなみに周りの固くなった部位は賄いで美味しく頂いているそうです。

・DOMAINE TARIQUET BAS-ARMAGNAC V.S.O.P. 2860円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  この日は7種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
  千葉県産 伊勢海老のソースにも使われていたものです。
  フランス南西部、アルマニャック地方で醸造されるブランデー。度数は40度。
  輝く琥珀色。円熟した香りとまろやかな口当たり。
  力強い味わいですがバニラや完熟したフルーツのような心地良い甘みも感じられ。

・高知県産 美味海 天日塩/シチリア産 オリーブオイル
  白亜のジェラート。
  おそらくベースはミルクジェラートだと思いますが、高知県産 美味海 天日塩を加え、
  シチリア産 オリーブオイルで仕上げたシンプルなジェラート。
  シンプルじゃないのはその味わい。むっちゃウマいやん(*´∀`*)
  鎌倉でジェラートといえばジェラテリア・イル・ブリガンテが人気ですが、
  このジェラートは間違いなくそれを超えていると思いますよ(* ̄∇ ̄*)b
  ちなみにジェラテリア・イル・ブリガンテのジェラートって
  2200円が当たり前のお値段になっていました。すげえなあ(*゚Д゚*)

・宮崎県産 マンゴー/レモングラス
  パンペルデュというフレンチトーストのようなものの上に、フレッシュな宮崎県産マンゴー。
  その中にはカリッと香ばしいヘーゼルナッツ。
  レモングラスとジンジャーのジェラートや、マンゴーソース、オレンジソース、
  シャルトリューズのエスプーマ、ハニーステビアなどで回りを固めています。
  これはとにかく華やかで美味しいですね(〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はスペシャルティコーヒー風ミニパフェ。
  コーヒークランブル、コーヒーリキュール、コーヒーゼリー、コアントロー、
  キルシュなどで層を成したミニパフェ。コーヒーが苦手なかみさんが絶賛。
  焼菓子は、クルミっ子レモンピールバージョン、アメリカンチェリーの練り切り、
  ブラックガレットブルトンヌ。
  これまたかみさんは練り切りを大絶賛。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・エスプレッソダブル
  私のオーダーです。ダブルでお願いしました。
  前回エスプレッソを頼んだ時は砂糖を付けたのですが今回は付けず。
  今回は付けない気分だったという訳で(* ̄∇ ̄*)b

これで〆て71610円。一人当たり約35805円。タッチレスのPayPayでお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回も迷いましたねえ(^^;

・ホワイトコーン/仏産 キャビア
・徳島県産 鱧
・佐賀県産 24日熟成 スジアラ
・北海道産 マンガリッツァ豚

あたりがノミネートされました。今回はアミューズからもノミネート。
それだけ最初から最後まで息を尽かせぬ怒涛の美味しさがあると言うことです(* ̄∇ ̄*)b

どれも甲乙つけがたい美味しさと感動を与えてくれた皿ばかり。

悩みに悩んだ末、絞り出した答えが、

・徳島県産 鱧

しっかりと炙った旬の鱧の美味しさはもとより、そこに注ぎ込まれた
スープの美味しさが秀逸でそれが忘れられなかったかなと(〃^▽^〃)

かみさんは、

・ホワイトコーン/仏産 キャビア

を選んでいました、アミューズから初選出ですね(* ̄∇ ̄*)b
そう。これもヘブンな美味しさだったもんねえ。

フィエルテは毎回異なる料理を提供してくれますし、
予想もしない調理法で登場することもしばしば。

なので卓上に置かれた素材のみが記されたメニューを最初に読んでも、
どんな料理が出てくるのかは実際にサーブされるまでのお楽しみ。
そもそもシェフ自身も最後の最後で調理法やソースを変更することもあるんです。
オープンキッチンですので、お客さんの表情や食べ進み具合、会話などを通じて、
急遽ソースを変えてみようとか、この料理も付けてみようとかのアレンジがあるんです。

それもあるのでワインペアリングを考えるスーシェフも大変。
おいおいおい、急遽赤ワインをセレクトしないと!とか、
こうなったら2種類出しちゃえ!とかね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回は初秋の頃になると思いますが、またワクワクさせてくれる料理を期待して(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2023/7現在、3.78ポイント)

  • TAITTINGER NOCTURNE SLEEVER

  • アミューズ

  • ヤングコーン/アーモンド

  • ホワイトコーン/仏産 キャビア

  • 三重県産 トリガイ

  • 三重県産 トリガイアップ

  • Grains de Cocotte Blanc 2021

  • 和歌山県産 鮎/ガスパチョ/水ナス

  • 和歌山県産 鮎/ガスパチョ/水ナスアップ

  • 自家製ライ麦パン

  • Bistrot Chic Merlot Cabernet Syrah 2021

  • 鮎のジェラート

  • 鮎のジェラートアップ

  • Les Champs de Cris Pouilly-Fumé 2022

  • 徳島県産 鱧

  • 徳島県産 鱧アップ

  • Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits Petite Vigne 2019

  • 仏産 リードヴォー/仏産 ジロール茸/黒トリュフ

  • 仏産 リードヴォー/仏産 ジロール茸/黒トリュフアップ

  • Chateau Haut Grelot Selection Blanc Blaye Cotes de Bordeaux 2021

  • 千葉県産 伊勢海老

  • 千葉県産 伊勢海老アップ

  • 自家製ミルクパン

  • Macon Milly Lamartine Joseph Burrier 2021

  • 佐賀県産 24日熟成 スジアラ

  • 佐賀県産 24日熟成 スジアラアップ

  • MAISON PERRAUD Morgon "Grand Cras" 2019

  • マンガリッツァ豚の塊肉の状態でのプレゼンテーション

  • 北海道産 マンガリッツァ豚

  • 北海道産 マンガリッツァ豚アップ

  • この日は7種類のボトルがズラリと

  • DOMAINE TARIQUET BAS-ARMAGNAC V.S.O.P.

  • 高知県産 美味海 天日塩/シチリア産 オリーブオイル

  • 宮崎県産 マンゴー/レモングラス

  • 宮崎県産 マンゴー/レモングラスアップ

  • ミニャルディーズ

  • スペシャルティコーヒー風ミニパフェ

  • クルミっ子レモンピールバージョン

  • アメリカンチェリーの練り切り

  • ブラックガレットブルトンヌ

  • ハーブティー

  • エスプレッソダブル

  • この日のシェフおまかせコース

2023/07/22 更新

16回目

2023/05 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

ゴ・エ・ミヨ 2023で3トックを獲得!オマールブルーのムースはこの世のものとは思えない美味しさ。

2023年5月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 7杯 8800円

かみさんは、

・ワインペアリング 3杯 4400円 ※シャンパーニュバージョン

をオーダーです。

この日のシェフおまかせコース(時価26400円)の内容は以下になります。

・Henri de Verlaine Brut Champagne
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ。
  ライトゴールドの色味。上品できめ細やかな泡立ち。
  飲んでみると、ふくよかな味わいが有るのですが、後半はスッキリとしてきます。
  やはり酒が旨いと全然違うようね (〃^▽^〃)
  1杯目の酒が美味しく無いとその後のワクワク感につながらないわけで。

・トマト/クミン
  竹炭を練り込んだエクレア生地で、トマトチャツネをサンド。そこにデュカで風味付け。
  トマトチャツネとデュカは鉄板の相性でしょうね。
  そこに竹炭と白胡麻の風味が加わって。

・岩手県産 牡蠣/ディル
  中くらいの大きさの牡蠣の下にジャガイモのクリーム、ハーブオイルを敷き、
  牡蠣の上にはキャビア、ディル、コリアンダーの花。
  もったいないけどスプーンでパクっと一口で。
  牡蠣のミルキーな味わいに、キャビアの塩気と旨み、ハーブなどの爽やかさ。
  コリアンダーの花って初めて見ましたが、食べてみても
  それほどコリアンダー!という個性は強く無かったです。
  コリアンダー、パクチーがちょっと苦手なかみさんでも全然大丈夫でしたので。

・2021 VdF Blanc 'Sorore'
  私のワインペアリング2杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ナチュラルなのですが、旨味を持っているようなフレーバー。
  飲んでみても少し昆布出汁のようなニュアンスがあります。

・伊産 グリーンアスパラ/北海道産 毛ガニ/カラスミ
  ぶっといイタリア産グリーンアスパラガスの上に、毛蟹のほぐし身、エシャロット、
  シブレット、6ヶ月熟成した自家製カラスミをたっぷりと乗せ、
  サイドにも毛蟹の脚肉に竹炭パテを塗り、自家製のほうれん草マヨネーズ、
  エストラゴンマヨネーズを配したものです。
  もはや見た瞬間に旨いのが決定 (* ̄∇ ̄*)b
  甲殻類好きに取って毛蟹はもちろんヘブン。
  そこに6ヶ月熟成した自家製カラスミですよ。無茶苦茶旨いわけですよ。
  それを旬のイタリア産グリーンアスパラガスと一緒に食べちゃうんですから。
  さらには自家製のマヨネーズも大活躍。マヨラー冥利に尽きます (〃^▽^〃)

・自家製ライ麦パン
  焼き立てのフカフカ。まずは一口だけ焼き立ての状態を楽しんで。
  ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
  ハード系だと拭いにくいでしょ?
  毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。

・Cigalus Blanc 2020 Gerard Bertrand
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  フランス・ラングドックの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブラン。
  熟した白桃や柑橘類の香りにはちみつやバニラのニュアンス。
  ミネラルや苦味も感じますね。高級感溢れる白ワイン。

・北海道産 ホワイトアスパラ/カカオ/北海道産 雲丹
  まずは、北海道産ホワイトアスパラのカカオニブの塩釜焼きでのプレゼンテーション。
  切り込みを入れて中を開けると、キャベツに包まれて蒸されたホワイトアスパラの姿が。
  それを取り出して最後の仕上げを行います。
  カカオの香りを移して蒸し焼きにされたホワイトアスパラガスに、
  たっぷりの雲丹のサバイヨンソースをかけ、さらに雲丹を乗せて炙ったものです。
  むっちゃくっちゃ濃厚に見えるのですが、実際に食べてみるとスッキリしているんです。
  溶かしバターの上澄みだけを使うのがミソだそうです。
  なので雲丹の濃厚さは出しつつも、ホワイトアスパラガスの風味も引き立てる極上の一皿に。
  伊産 グリーンアスパラ/北海道産 毛ガニ/カラスミがこの日のトップかなと思っていましたが、
  いきなりの同率首位に浮上ですわ (* ̄∇ ̄*)b
  ところでホワイトアスパラガスを包んでいたキャベツは激ウマだろうなと伝えたら、
  味見をさせてくれました (〃^▽^〃) やっぱ旨いねえ。
  あれだけ蒸し焼きにされたのにシャキシャキ食感が残っていたのが凄いなあと。

・Domaine Pignier Cellier des Chartreux Côtes du Jura Chardonnay 2018
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  やはりこちらにした方が良かったとのことで杯数カウントはそのままでのサーブ。
  フランス・ジュラの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  フレーバーとテイストはシェリーにも似たニュアンス。
  ただしシェリーほどの個性の強さは無くて、穏やかに似ている印象。
  先ほどの皿の雲丹のコクとこの白ワインの個性が合うはずとのことでサービス (〃^▽^〃)。

・SYLVANER INTEMPOREL 2021
  私のワインペアリング4杯目。
  フランス・アルザスの白ワイン。
  ぶどうは、シルヴァネール。
  ナチュラルらしく少し濁っています。飲んでみるとしっかりとした酸味。
  この酸味は私は好きなんですよねえ (〃^▽^〃)
  かみさんも味見をして気に入っていました。

・スープ・ド・ポワソン
  フィエルテに初めて訪問した時にサーブされたのがこちら (〃^▽^〃)
  その頃と同様にむっちゃ濃厚そうなダークな色味。
  そういえば当時は甲殻類を一切使っていなかったのですが、
  今回は毛蟹や甘海老も素材として登場しましたので使っているかもですね。
  いずれにせよ複雑で濃厚な美味しさは健在ですし、
  今回は、イカゲソと甘海老のブルスケッタも添えられました。
  カリカリに焼かれたトーストと供にそのまま食べてもいいのですが、
  少なくとも最後はトーストをスープ・ド・ポワソンに浸して食べるのが流儀。
  なので3切れ程の量を最後に投入して完食ですよ (* ̄∇ ̄*)b

・Domaine Louis Cheze Cuvée Ni vu mais connu V.S.I.G. 2018
  私のワインペアリング5杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
  フランス・ローヌの白ワイン。
  ぶどうは、ヴィオニエ100%。
  色味はやや濃いめの黄金色。
  飲んでみると厚みがある味わいで、果実味と苦味があります。
  飲み進めていくと余韻はべっこう飴のようなニュアンスも。
  この後の超絶絶品皿をこれで迎え撃ちます。

・ブルターニュ産 オマールブルー/三浦産 ズッキーニ
  オマールブルーさまのお目見え。
  今回は旬のズッキーニの花の中にオマールブルーのムースを詰め込み、
  サイドにもオマールブルーのプリプリの身、ズッキーニを添えたものです。
  ソースはコニャックも加えることで重たくなり過ぎないキレの良い味に仕上げています。
  ズッキーニもオマールブルーと一緒に炒めているのでその出汁を吸っていてヘブン・・・
  そしてズッキーニの花に包まれたオマールブルーのムースがこれまたヘブン・・・
  くはあっ・・・マジっすか?この世のものとは思えない美味しさ。
  ここまでグリーンアスパラとホワイトアスパラが同率首位だったのですが、
  オマールブルーさまが抜き去っていきました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  極上のシェフ渾身のソースは絶対に残せんので、これで綺麗に拭い取って。
  うちらって他のお店でも必ず言われるのですが、ものすごく綺麗に食べて頂けて
  シェフも感激しておりますと伝えられるんです。
  逆に言うと皆さん残すんですかね?と伺ってみると、最初の方は綺麗に食べてくれても、
  後半になるとお腹の具合も影響するんだと思いますが残される方が多いですと。
  ふうん。私なんかは貧乏性なので、この絶品ソースを残すなんて考えられないし。
  だって超高級素材であるオマールブルーの出汁とかも使ってんすよ?

・Savigny-les-Beaune 2018
  私のワインペアリング6杯目。かみさんにもお裾分けでサーブ。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  これは王道の高級感溢れる白ワインの味わい。

・長野県産 穴子/三陸産 帆立
  クラシックフレンチの王道ともいえる穴子と帆立のパイ包み焼き。
  ソースには、トマトの果肉、セルフィーユ、エストラゴン、ディル、パセリ。
  各種ハーブの爽やかさと、特にトマトの果肉の酸味がサッパリ感を演出。
  何もしないと後半のここでは重た過ぎると思うのですが、
  それを感じさせないようにソースに工夫をしているんです (* ̄∇ ̄*)b
  あれもこれも食いたい病の我々仕様とも言えます (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Grains d'Estuaire Cuvée Emma Blanc 2021
  私のワインペアリング7杯目。本当はここでラスト。
  フランス・ シャランテの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨンブラン100%。
  今回はナチュラルが良く登場しますね。
  色味はライトイエロー。青りんごの酸味があり、その後は果実味も感じます。

・鹿児島県産 15日熟成 マハタ
  まずは鹿児島県産15日熟成マハタのプレゼンテーション。
  塩を振って余分な水分を落としているのですが、
  さすがはスーパーのパック入り魚とは違って、そのドリップも透明なんすけど。
  15日間熟成した8㎏のマハタの背の部分になるのですが美しいよね。
  つまりそれは美味しいと言うことにもつながります (* ̄∇ ̄*)b
  マハタは皮目を香ばしく焼き上げて身はしっとりと。
  マハタのシャンパンフリットを添えて、グリーンピース、スナップエンドウ、
  クレイジーピーを盛り付け、桜海老のソースで仕上げたものです。
  熟成したマハタの味わい。魚のほとんどは釣ったその日に食べても旨味は乗っていません。
  それは歯応えを食べるようなもんです。熟成してナンボなんです。
  寿司屋だって多かれ少なかれ熟成したものを出しています。
  そしてフィエルテの熟成技は、藤沢の熟成鮨のプロである鮨 しみづ直伝。
  つまりこの皿は日仏合作の一皿ともいえるでしょうね (* ̄∇ ̄*)b
  たまたまかも知れませんが、今回の桜海老のソースも和を感じますしね (〃^▽^〃)
  そして春らしい豆の青々しさがこれまた良いんだわ。
  グリーンピースの薄皮だってシェフたちが苦労して剥いてるんすよ。

・Chateau du Glana 2016
  私のワインペアリング8杯目。概ね7杯コースのラスト。
  フランス・ ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ ソーヴィニヨン、メルロー。
  これぞフルボディの王道という味わい。この後の穴熊君を迎え撃ちます。
  これはフルボディの中でも雑味も無くて、かなり飲みやすいと感じたのですが、
  かみさんに味見をさせるとやはり苦手なタイプだそうです。

・宮崎県産 穴熊/仏産 フォアグラ
  穴熊のロワイヤル フォアグラ添えです。クラシックフレンチの超王道。
  穴熊の肉を開いて中にはミンチを詰め込んでロワイヤルに。
  今回の穴熊は季節柄脂を蓄えていなくて痩せているので、フォアグラも加えたそうです。
  そこに漆黒のロワイヤルソースをたっぷりと注ぎ込み、空豆のグリル、
  新人参のピューレも添えて完成です。
  穴熊って食べる直前まで知らなかったのですが、熊ではなくてイタチ科の動物。
  メニューを見たときには、ツキノワグマの子供かと思っていました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  もちろん初めて食べる貴重な食材ですよ。
  これだけでも2人前あるのではと思われるボリューム。
  周りの肉はちょっとパサついた印象がありますが、中に詰めたミンチはしっとりと。
  この漆黒のロワイヤルソースは無茶苦茶重そうに見えるのですが、
  酸味がしっかりと効いていてこれまたサッパリと頂けるように調整されているんです。
  赤ワイン、ボルト酒、コニャックなどで煮込んでいき、
  バター、フォンドヴォーなどで仕上げていく手間暇かかるソースなんでしょうねえ。

・WHITE TEA SPARKLING SILVER NEEDLE 1430円
  かみさんのオーダーです。
  ワインペアリングは終わってしまったのですが、口が寂しくなったのでこちらを。
  フランスのホワイトティースパークリング。ノンアルです。
  原材料は、リンゴ、シーバックソーン(サジー)、白茶。
  酸味のある味わいでしたね。

・ヒマラヤ 岩塩/シチリア産 オリーブオイル
  ヒマラヤ岩塩のアイスクリーム シチリア産 オリーブオイル仕立てです。
  まずはシンプルにヒマラヤ岩塩のアイスクリームだけを食べます。
  岩塩のアイスクリームって美味しいけどフィエルテのだと格別だね (〃^▽^〃)
  その後にシチリア産 オリーブオイルとも混ぜて頂くと、
  エキストラバージンオリーブオイルらしい青々しさが加わります。

・Marc de Bourgogne Egrappé 2420円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  こちらはブルゴーニュのブランデー。45度の度数がありますので効きますぜえ。
  45度らしい素晴らしいアタック感。
  かみさんは最近ではもはや臭いも嗅がなくなりました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・百花蜂蜜/レモン
  シェフが千葉県で出逢った百花蜂蜜を使ったデザート。
  フロマージュブランの上にレモングラスのアイスクリームを乗せて、
  レモンのクリーム、レモンバーム、百花蜂蜜などをあしらって。
  とにかく全体的な印象はレモンレモンレモン。
  そして百花蜂蜜だけを舐めてみると無茶苦茶華やかな香りとテイスト。
  百花というネーミングに嘘偽り無しで、これはシェフもびっくりするわ (〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はカカオのパンナコッタのミニパフェ。
  キルシュのジュレ、マルサラ酒のムース、キャラウェイクランブル、
  カカオムース、塩のクリームなどで層を形成しています。
  焼菓子は、宇治抹茶金時クルミッ子、アールグレイのガレットブルトンヌ、ピーカン太郎。
  ちなみにピーカン太郎は、ピーカンナッツプラリネの周りに、ラングドシャ、
  ピーカンナッツクッキーで包み込んでボール状にしたもの。
  いつもどこかのお店の真似になっているので今回はオリジナルを (* ̄∇ ̄*)b
  なのでピーカン太郎は、仮名でネーミング募集中。
  中心がプラリネなのでイメージよりも手に持つと柔らかさを感じます。
  食べてみるとピーカンナッツのいろんなフレーバーにテイスト。旨いっすよ。
  でもこれって何かに似てるんだよなあと。
  帰ってから調べてみたら、オーストラリア発祥のブリスボールでしたわ。
  ただしブリスボールは、

   No Sugar(砂糖不使用)
   No Gluten (グルテンフリー)
   No Additives(添加物なし)

  をコンセプトとしていますので、今回のピーカン太郎とは異なっていました。
  フィエルテではこのコンセプトは有り得ないと思いますので (* ̄∇ ̄*)b
  最後の添加物なしはそうかもしれないですけど。

  さて、ネーミング募集の件ですが、
  ピーカンナッ子は如何でしょうか (* ̄∇ ̄*)b

  クルミッ子のネーミングをパクっとるやんけ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  それも語感がイマイチだし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。撮り忘れてるね(^^;

・アイスコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て69850円。一人当たり約34925円。タッチレスのPayPayでお支払い。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回はある程度目星を付けていました。

前述した通り、

・伊産 グリーンアスパラ/北海道産 毛ガニ/カラスミ
・北海道産 ホワイトアスパラ/カカオ/北海道産 雲丹

が同率首位で並んでいたのですが、

・ブルターニュ産 オマールブルー/三浦産 ズッキーニ

がそれらを抜き去っていきました。舐めんなよと。

とにかく旬のズッキーニの花の中に詰め込んだオマールブルーのムース。
この世のものとは思えない美味しさでした。
さらにはオマールブルーの旨味をたっぷりと吸い込んだズッキーニ。
脳内麻薬であるβ-エンドルフィンが分泌されまくった瞬間です。

そしてフィエルテも遅ればせながら、ゴ・エ・ミヨ 2023で3トックを獲得しました (〃^▽^〃)
そりゃあそうでしょう。これだけ美味しいフレンチなんですから。そもそもが遅いわ。

神奈川県はミシュランが調査してくれないので、ゴ・エ・ミヨだけが頼り。
やはりこういうのがあるとシェフたちのモチベーションも上がりますもんね (〃^▽^〃)
2024年は4トックがもらえるように、あくまでも自然体で頑張って欲しいです!

P.S.
アカン・・・ 今回も7632文字も書いてしまった (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2023/5現在、3.78ポイント)

  • Henri de Verlaine Brut Champagne

  • トマト/クミン

  • トマト/クミンアップ

  • 岩手県産 牡蠣/ディル

  • 岩手県産 牡蠣/ディルアップ

  • 2021 VdF Blanc 'Sorore'

  • 伊産 グリーンアスパラ/北海道産 毛ガニ/カラスミ

  • 伊産 グリーンアスパラ/北海道産 毛ガニ/カラスミアップ

  • 自家製ライ麦パン

  • Cigalus Blanc 2020 Gerard Bertrand

  • 北海道産ホワイトアスパラのカカオニブの塩釜焼き

  • 北海道産ホワイトアスパラのカカオニブの塩釜焼き

  • 北海道産 ホワイトアスパラ/カカオ/北海道産 雲丹

  • 北海道産 ホワイトアスパラ/カカオ/北海道産 雲丹アップ

  • Domaine Pignier Cellier des Chartreux Côtes du Jura Chardonnay 2018

  • SYLVANER INTEMPOREL 2021

  • スープ・ド・ポワソン

  • スープ・ド・ポワソンリフトアップ

  • イカゲソと甘海老のブルスケッタ

  • イカゲソと甘海老のブルスケッタアップ

  • Domaine Louis Cheze Cuvée Ni vu mais connu V.S.I.G. 2018

  • ブルターニュ産 オマールブルー/三浦産 ズッキーニ

  • ブルターニュ産 オマールブルー/三浦産 ズッキーニアップ

  • 自家製ミルクパン

  • Savigny-les-Beaune 2018

  • 長野県産 穴子/三陸産 帆立

  • 長野県産 穴子/三陸産 帆立アップ

  • Grains d'Estuaire Cuvée Emma Blanc 2021

  • 鹿児島県産15日熟成マハタのプレゼンテーション

  • 鹿児島県産 15日熟成 マハタ

  • 鹿児島県産 15日熟成 マハタアップ

  • Chateau du Glana 2016

  • 宮崎県産 穴熊/仏産 フォアグラ

  • 宮崎県産 穴熊/仏産 フォアグラアップ

  • WHITE TEA SPARKLING SILVER NEEDLE

  • ヒマラヤ 岩塩/シチリア産 オリーブオイル

  • 食後酒のプレゼンテーション

  • Marc de Bourgogne Egrappé

  • 百花蜂蜜/レモン

  • 百花蜂蜜/レモンアップ

  • ミニャルディーズ

  • カカオのパンナコッタのミニパフェ

  • 宇治抹茶金時クルミッ子、アールグレイのガレットブルトンヌ、ピーカン太郎

  • アイスコーヒー

  • ゴ・エ・ミヨ 2023で3トックを獲得

  • この日のおかませコース

2023/05/09 更新

15回目

2023/03 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

肉だろうが魚だろうが野菜だろうが何を食っても旨いのがフィエルテ (* ̄∇ ̄*)b

2023年3月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなで私は、

・ワインペアリング 7杯 8800円

かみさんはいつもの3杯ではなく珍しく、

・ワインペアリング 5杯 7150円

をオーダーです。

この日のシェフおまかせコース(時価24750円)の内容は以下になります。

・CHAPUY Grand Cru Extra Brut Champagne Blanc de Blancs
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ライトゴールドの色味。上品できめ細やかな泡立ち。
  飲んでみると、フレッシュな柑橘系の香りと、キレのある酸。
  毎度ながら美味しいシャンパンを出してくれますね (〃^▽^〃)

・カカオ/ビーツ/バルサミコ
  カカオを練り込んだエクレア生地で、ビーツ、バルサミコのクリームをサンド。
  ブラックカカオが凄く効いていてカカオ好きは大満足でしょうね。

・自家製からすみ/サントモールサンドレ
  自家製からすみとサント・モール・サンドレチーズのミルクレープ仕立て。
  自家製からすみは、パスティスという、スターアニス、リコリス、
  フェンネル等のハーブで風味付けされたリキュールに漬けたもの。
  それに山羊のチーズであるサント・モール・サンドレを合わせていますので、
  ミルクレープという可愛いネーミングとは裏腹の酒が欲しくなるアミューズ。
  シャンパンもいいですが、これは日本酒との相性は最高でしょうね (* ̄∇ ̄*)b

・Domaine Pignier Cellier des Chartreux Côtes du Jura Chardonnay 2018
  私のワインペアリング2杯目。
  フランス・ジュラの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  フレーバーとテイストはシェリーにも似たニュアンス。
  ただしシェリーほどの個性の強さは無くて、穏やかに似ているかなと。
  次なる皿がわりとしっかりとした魚料理ですので、
  この力強い白ワインを合わせた模様。

・自家製ライ麦パン
  焼き立てのフカフカ。まずは一口だけ焼き立ての状態を楽しんで。
  ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
  ハード系だと拭いにくいでしょ?
  毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。

・佐賀県産 13日熟成 ヨコワ
  コースの始まりに、佐賀県産 13日熟成 ヨコワのプレゼンテーションがありました。
  ヨコワとはクロマグロ(本鮪)の幼魚のことを指します。
  関東ではメジマグロの方が聞きなれていると思いますが。
  幼魚とはいってもそこは数百㎏にもなるクロマグロですので60㎏前後あるそうです。
  そのヨコワの中トロから大トロの腹身の部分を13日間熟成。
  その大トロの部位をミキュイ。ほぼ生に近いくらいの。
  その上にうるいやハーブを乗せ、アサリ出汁のエスプーマ、
  黒トリュフのビネグレットソースをあしらったもの。
  フィエルテお得意の熟成技ですが、そんじょそこらの寿司割烹では
  なかなか食べられないクオリティのヨコワですよ。
  熟成したヨコワの大トロのくどくない脂の旨味と、各種ハーブ、
  アサリの出汁の泡、黒トリュフのビネグレットソースが見事に調和。
  これは凄い・・・

・Chateau de Lussac Le Blanc 2018
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  フランス・ボルドーの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン85%、ソーヴィニヨン・グリ15%。
  ソーヴィニヨン・ブラン主体ですが、わりとボディのある飲み口。
  ミネラルと酸味が効いていて全体としては辛口で美味しいです。

・ロワール産 ホワイトアスパラガス/北海道 帆立
  北海道 帆立の貝殻を皿にして、じゃがいもクリームを下に敷き、
  ロワール産 ホワイトアスパラガスのバターソテー、
  北海道 帆立のミキュイ、芽キャベツの葉を盛り付け、
  パセリを使ったブルゴーニュバターで仕上げた一皿。
  とにかく全ての食材への火の通し加減が完璧。グレイト (* ̄∇ ̄*)b
  なので芽キャベツの葉まで素晴らしく美味しいんです。

・Pouilly Fuissé Les Vieux Murs Loron 2019
  私のワインペアリング4杯目。かみさんの3杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  これはエチケットの風格からしてやばい白ワインです。
  まずは光沢のあるレモンイエローのビジュアル。
  フレーバーには樽香を感じます。
  飲んでみると、グレープフルーツや完熟りんごなどのふくよかな果実香に
  樽香由来のトースティーなニュアンスも。
  この白ワインの特長が次なる皿の甘みを引き出すそうです。

・ブルターニュ産 オマールブルー/百合根
  絶妙な火入れのオマールブルーに、百合根とアボンダンスチーズを練り込んだニョッキ、
  百合根のフリットを合わせ、オマールブルーの出汁に、ディルやセルフィーユで
  仕上げたソースを注ぎ入れ、上にはレッドソイルをあしらった一皿。
  オマールブルーの出汁や、百合根のフリットの良い匂いが漂って来ます (〃^▽^〃)
  食べてみると見た目以上のオマールブルーの出汁を感じますね。こりゃあ凄いわ。
  百合根はニョッキとフリットという全く異なる食感でオマールブルーをサポート。
  これぞ同じ料理は二度と出さないフィエルテの真骨頂でしょう (* ̄∇ ̄*)b
  百合根もここまで仕上げてもらえて本望だと思います。

・Alsace Pfaff Riesling 2020
  私のワインペアリング5杯目。かみさんの4杯目。
  フランス・アルザスの白ワイン。
  ぶどうは、リースリング。
  美味しい青りんごの要素を持ち、酸味が心地良いです。

・北海道産 白子/ゴルゴンゾーラ
  北海道産 白子のムニエ ゴルゴンゾーラの焦がしバターソースです。
  白子の下には縮みほうれん草のソテーも鎮座。
  これは食材名を見ていた時からヤバイと思っていましたが、
  食べてみてまさにその通りになりました。
  尿酸値がヒートアップするくらいに旨いやんけ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  外はカリッと、中はトロっとしたお手本のような白子のムニエルに、
  ゴルゴンゾーラの深いコクのある旨味と酸味、香り。
  そして焦がしバターのこれまた違う角度からのコクのある旨味、香り。
  ため息が出るほどに旨いっす・・・

・SYLVANER INTEMPOREL 2021
  私のワインペアリング5.5杯目。かみさんの4.5杯目。
  フランス・アルザスの白ワイン。
  ぶどうは、シルヴァネール。
  美味しい青りんごの要素を持ち、酸味が心地良いです。
 濁った色味のナチュラルワイン。
  フレーバーはオレンジワインのニュアンス。
  飲んでみてもオレンジワインのような印象があり、酸味とビター感。
  これも旨いなあ。

・Cotes De Provence Cuvee NOWAT Dupere Barrera 2021
  私のワインペアリング6杯目。かみさんの5杯目。
  フランス・プロヴァンスのロゼワイン。
  ぶどうは、グルナッシュ、サンソー、シラー。
  ロゼらしい淡いピンクの色味。
  飲んでみると僅かに甘み。しかしながら辛口でフルーティーなフレーバーも。

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  食事は残り4皿ですので (* ̄∇ ̄*)b

・仏産リードヴォー/モリーユ茸
  クニュクニュ食感のリードヴォーに、モリーユ茸に豚足、イカミンチ、
  ほうれん草を詰め込み、モリーユパウダーでフリットしたものを合わせ、
  コニャック、マデラ酒のソースで仕上げたものになります。
  まずはモリーユ茸の香りが凄い。食べるとさらにそれを感じます。
  そこにクニュクニュとした食感で少し脂っぽさを加えるリードヴォー。
  今回はモリーユ茸を主役にしてリードヴォーはアクセントに徹していましたね。

・Rift 71 Chardonnay 2021
  私のワインペアリング7杯目。かみさんの6杯目。かみさんはラスト。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  透明感のあるライトイエロー。
  フレーバーは意外にも日本酒のニュアンス。
  しかしながら飲んでみるとこれぞ王道の白ワインのテイスト。
  酸味と香りが心地良く、辛口で旨いわあ。

・伊豆下田産 14日熟成 金目鯛
  皿の中央に14日熟成 金目鯛の松笠焼きを鎮座。
  サイドには、金目鯛のシャンパンフリット、スナップエンドウ、菜の花のソテー。
  フランス産キャビアとシブレットを合わせたソースで仕上げたものです。
  これまたフィエルテお得意の熟成技を駆使した魚料理。
  身の火入れはもちろん見事な半生で、鱗はパリパリの揚げ焼き状態に。
  フィエルテの魚料理はそんじょそこらの割烹料理店をも凌ぐクオリティ。
  肉だろうが魚だろうが野菜だろうが何を食っても旨いのがフィエルテ (* ̄∇ ̄*)b

・Domaine des Chanssaud Chateauneuf du Pape Rouge 2019
  私のワインペアリング8杯目。ペアリングラスト。
  フランス・ローヌの赤ワイン。
  ぶどうは、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードルなど。
  色味は深みのあるルビー色。
  フレーバーはスパイシーな果実。
  飲んでみてもその印象通りで、シラーを含むスパイシーさが印象的。
  ところがこの後の皿の仔牛を食べてから飲むと、
  チョコレートフレーバーのニュアンスも感じるんです。
  こりゃあ驚いたわ。これぞまさにマリアージュの妙というか。

・ブルターニュ産 乳飲み仔牛
  コースの始まりに、ブルターニュ産 乳飲み仔牛のプレゼンテーションがありました。
  その仔牛を骨付きで直火焼き。赤身の多い部位をメインにし、
  脂身の多い部位には、白いんげん豆煮込みも合わせ、
  全体としてはソースペリグーで仕上げたものになります。
  乳飲み仔牛をフィエルテで食べるの2回目。ブルターニュ産はお初になります。
  そもそも乳飲み仔牛を食べる機会って滅多に無いのですが、
  大人の牛特有の臭みが一切なくて、ミルキーはママの味という印象の仔牛肉。
  そのミルキーな肉質に大人のソースペリグーのテイストが合わさり。
  今回はヨコワといい、幼き食材を頂きまくってますね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Marc de Bourgogne Egrappé 2420円
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  こちらはブルゴーニュのブランデー。45度の度数がありますので効きますぜえ。
  飲んでみるとカルバトスのようなニュアンス。
  45度らしい素晴らしいアタック感。
  かみさんは臭いを嗅いだだけでアウト (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・キウイフルーツ/エストラゴン/カモミール
  カモミールのブランマンジェを沈め、フレッシュなキウイを乗せ、
  ジンとエストラゴンのソースで仕上げたデザート。
  なんつうかジンを使うとビターで大人のデザートに昇華するみたいな。
  私がジンが好きだからかも知れませんけどね。

・バナナ/ホワイトチョコレート
  クランブル生地を下に敷き詰め、マダガスカル産バナナ、ホワイトチョコレートムース、
  カカオのビネガーシート、ライムの皮で仕上げたデザート。
  まさにバナナの控えめな甘さと風味を堪能できますよ (〃^▽^〃)

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  今回はいつもと様子が違うなあと思っていたら、
  フィエルテ全月訪問コンプリートプレートになっていました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  確かに前回のレビューでまだ訪問していない月としては3月があると書いていましたが、
  ちゃんとそれを覚えていてくれてお祝いまでしてくれるとは涙ちょちょ切れ・・・
  1つ目はヨーグルトムース、ラムネのジュレのミニパフェ。
  焼菓子は、そば風味クルミっ子、藁風味ガナッシュのマカロン、
  ローストアーモンドガナッシュだったけかな?
  もはやシェフたちとのお話に夢中で覚えとらんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。

これで〆て67870円。一人当たり約33935円。タッチレスのPayPayでお支払い。

超PayPay祭の期間中でしたのでドキドキしながら抽選を見守りましたが、
しっかりと3等をゲットし、1357円分のポイントが付与されました (* ̄∇ ̄*)b
1357円と言ったらそれだけでも少しリッチなランチが食えますもんね (〃^▽^〃)

今宵も超高価な自家製からすみ、佐賀県産13日熟成ヨコワ、ロワール産ホワイトアスパラガス、
ブルターニュ産 オマールブルー、北海道産 白子、仏産 リードヴォー、モリーユ茸、
伊豆下田産14日熟成金目鯛、ブルターニュ産乳飲み仔牛という超豪華キャストを堪能。
幼いながらも旨さは大人をも凌ぎそうなヨコワや乳飲み仔牛は美味しかったなあ。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今宵も迷いますぜ。

・佐賀県産 13日熟成 ヨコワ
・ロワール産 ホワイトアスパラガス/北海道 帆立
・ブルターニュ産 オマールブルー/百合根
・北海道産 白子/ゴルゴンゾーラ

が候補に挙げられるのですが、どれも甲乙つけがたいクオリティ。

しかしながら尿酸値ヒートアップで、ギルティー100%の

・北海道産 白子/ゴルゴンゾーラ

を選出することにしました。

かみさんはその場では選べなかったのですが、後日聞いてみると、

・ロワール産 ホワイトアスパラガス/北海道 帆立

を選出しました。

何故に私たちがフィエルテに通うかというと、フィエルテでは同じ料理は出ません。
毎日違う料理が提供されるんです。
なので料理を見ればそれがいつの日の料理かが分かるくらいなんです。

そして通えば通うほど、自分たちの好みを学習していってくれて、
より一層満足感の高い料理を堪能することが出来るんです (〃^▽^〃)
今風にいうとAIを活用したデジタルトランスフォーメーションが如く。
なので常に進化していってくれるんです。

オマールブルー1つを取っても、常に表情の異なる魅力を見せてくれて、
アミューズからミニャルディーズに至るまで、緩急織り交ぜたコース編成。
どこかで失速する感じは無くて、常に高揚感に包まれた時空。

もちろん料理は好みなので合う合わないはあると思いますが、
シェフたちのホスピタリティはどなたにでも合うのでは無いかと思いますよ (* ̄∇ ̄*)b

これからも通い続けたいお店の一つ。フィエルテ。
通えるように頑張って働きます (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

次回はGWの頃に伺いたいと思います!

P.S.
 最近かみさんから「こんな長い文章を誰が読むんだよ!」とディスられていますので、
 何とか文字数を減らすような意識は持っているのですが、それでも6698文字 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

ご馳走様です!(2023/3現在、3.75ポイント)

  • CHAPUY Grand Cru Extra Brut Champagne Blanc de Blancs

  • アミューズ

  • カカオ/ビーツ/バルサミコ

  • 自家製からすみ/サントモールサンドレ

  • Domaine Pignier Cellier des Chartreux Côtes du Jura Chardonnay 2018

  • 自家製ライ麦パン

  • 佐賀県産 13日熟成 ヨコワのプレゼンテーション

  • 佐賀県産 13日熟成 ヨコワ

  • 佐賀県産 13日熟成 ヨコワアップ

  • Chateau de Lussac Le Blanc 2018

  • ロワール産 ホワイトアスパラガス/北海道 帆立

  • ロワール産 ホワイトアスパラガス/北海道 帆立アップ

  • Pouilly Fuissé Les Vieux Murs Loron 2019

  • ブルターニュ産 オマールブルー/百合根

  • ブルターニュ産 オマールブルー/百合根アップ

  • Alsace Pfaff Riesling 2020

  • 北海道産 白子/ゴルゴンゾーラ

  • 北海道産 白子/ゴルゴンゾーラアップ

  • SYLVANER INTEMPOREL 2021とCotes De Provence Cuvee NOWAT Dupere Barrera 2021

  • 自家製ミルクパン

  • 仏産リードヴォー/モリーユ茸

  • 仏産リードヴォー/モリーユ茸アップ

  • Rift 71 Chardonnay 2021

  • 伊豆下田産 14日熟成 金目鯛

  • 伊豆下田産 14日熟成 金目鯛アップ

  • Domaine des Chanssaud Chateauneuf du Pape Rouge 2019

  • ブルターニュ産 乳飲み仔牛のプレゼンテーション

  • ブルターニュ産 乳飲み仔牛

  • ブルターニュ産 乳飲み仔牛アップ

  • 食後酒のプレゼンテーション

  • Marc de Bourgogne Egrappé

  • キウイフルーツ/エストラゴン/カモミール

  • バナナ/ホワイトチョコレート

  • バナナ/ホワイトチョコレートアップ

  • ミニャルディーズ

  • ヨーグルトムース、ラムネのジュレのミニパフェ

  • そば風味クルミっ子、藁風味ガナッシュのマカロン、ローストアーモンドガナッシュ

  • ハーブティー

  • ホットコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2023/03/08 更新

14回目

2023/01 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

オマールブルー、白トリュフ、キャビア。いつも貴重な経験をさせてもらっています <(_ _)>

2023年1月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなでスーシェフからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、

・ワインペアリング 7杯 7205円

かみさんも、

・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン

をオーダーです。

この日のシェフおまかせコース(時価27500円)の内容は以下になります。

・ANDRE CLOUET SILVER BRUT NATURE
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
  色味はやや濃いめのライトイエロー。
  ピノ・ノワール100%らしい骨太でしっかりとした味わいの骨格が特徴。
  シャルドネとのブレンドよりもコクを感じますね。
  いずれにせよ旨いのは間違いないです (〃^▽^〃)

・キューバサンド
  最近巷のカフェでも出現率の増えて来たキューバサンド。
  フィエルテでは、パプリカパウダーやブラックペッパーを練り込んだエクレア生地で、
  豚肉をベーコンとマッシュルームと一緒に煮込んでミキサーにかけたペーストをサンド。
  もちろん巷のキューバサンドとは似ても似つかない料理ですがこれが旨いんです。
  ベーコンとマッシュルームと一緒に煮込んだら旨いよなあ(^^;

・広島県産 牡蠣
  牡蠣のポシェに、牡蠣をハーブと一緒に炊いてピューレにした
  牡蠣マヨネーズをまとわせ、仏産キャビアを乗せたものです。
  牡蠣のポシェはほぼ生に近い状態で、牡蠣マヨネーズとキャビアが旨味を底上げ。

・蝦夷鹿
  蝦夷鹿のコンソメスープです。
  フィエルテにしては珍しくプチスープをアミューズで出してきました。
  色味は濃い茶褐色。
  フレーバーは鹿そのものを感じます。
  飲むと色味通りの濃厚な味わい。
  あったかいこれを飲んで胃の準備をしてくださいということですね (* ̄∇ ̄*)b

・Domaine Courbet Cotes du Jura Chardonnay 2018
  私のワインペアリング2杯目。
  フランス・ジュラの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  飲んでみると苦味があるのですが、その後に蜂蜜の後味も。
  しっかりと辛口で美味しいです。

・青森県産 甘エビ/仏産 キャビア
  お初の皿でのサーブ。フランス ベルナルドのプレート。
  豆乳と自家製ハーブオイルを使ったソースに、根セロリのピューレを合わせ、
  15分間昆布〆した甘エビを鎮座。そこに仏産キャビアとハーブをあしらって。
  15分間昆布〆していますのでフレッシュなものよりももっちりとした甘エビの食感。
  これはかみさんの大好物のパターンだなあ (* ̄∇ ̄*)b

・自家製ライ麦パン
  焼き立てのフカフカ。
  ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
  ハード系だと拭いにくいでしょ?
  毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。

・Domaine du Petit Métris Savennières 'Clos de la Marche' 2019
  私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
  フランス・ロワールの白ワイン。
  ぶどうは、シュナン・ブラン100%。
  シトラスフレーバーでミネラルを感じる辛口。これも美味しいです。

・仏産 フォアグラ/白無花果/胡桃/黒胡椒
  フォアグラをどのように提供してくれるのかなと思いきやテリーヌでした。
  白無花果と胡桃を効かせたフォアグラテリーヌを、黒胡椒のサブレでサンド。
  玉ねぎとリンゴ、バルサミコのジャムを添えて。
  手掴みで頂きましたが、白無花果の酸味と甘み、黒胡椒のシャープな辛味との相性が抜群。
  さらにジャムも活用するとその酸味と甘みが増強されてウマウマ (〃^▽^〃)
  フォアグラなのですが全然重たさは無くて、確かにこれだと白ワインだわ。

・Cigalus Blanc 2020 Gerard Bertrand
  私のワインペアリング4杯目。
  フランス・ラングドックの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブラン。
  熟した桃や柑橘類の香りにはちみつやバニラのニュアンス。
  冷えた状態と温度が上がる状態では異なり、だんだんとバナナのような甘みも。
  そしてその後は苦味も出てきます。
  非常にフレーバーの強い白ワインなのですが、香箱蟹を邪魔せず、
  白トリュフの香りを強調するとのことでセレクト。
  むっちゃ高いワインで、もちろん美味しいです。

・富山県産 香箱蟹/カリフラワー/マルケ産 白トリュフ
  まずはマルケ産 白トリュフのプレゼンテーション。
  そばに置いただけで漂う甘い芳香。まさに白トリュフさまです。
  他店では黒トリュフはがっかりすることもあるのですが、白トリュフでは皆無。
  そもそも白トリュフを出してくれるお店なんか他に鎌倉では見当たりません(^^;
  シェフがその白トリュフさまを席上でスライスして仕上げます。
  スーシェフから「従量課金制です。」とのシャープな突っ込み (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  フィエルテのホスピタリティはスーシェフのこの感性も影響を与えています (* ̄∇ ̄*)b
  さて、皿にはカリフラワークリームを敷き詰め、香箱蟹のほぐし身、
  外子、内子をまぜたところに、前述した通りマルケ産 白トリュフのスライスをこれでもかと。
  香箱蟹の旨味、カリフラワーのコク、甘い白トリュフの芳香。
  混ぜて食べるとこれらが口内でケミカルリアクションですわ (* ̄∇ ̄*)b
  なんつー贅沢でしょうか(^^;

・ Rose D'alsace Domaine Hurst 2018
  私のワインペアリング5杯目。
  フランス・アルザスのロゼワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール。
  フルーティーで、エッジの効いたテイスト。
  程よいタンニンと酸味。甘ったるさは皆無。飲みやすい赤ワインみたいな。

・北海道産 北寄貝/ポワロー/伊産 黒トリュフ
  まずは北寄貝のプレゼンテーション。この状態になってもまだギリギリ生きていましたね。
  北寄貝をバターソテーしたものに、ゆっくりと火を入れたポワローを合わせ、
  伊産 黒トリュフ、ピーカンナッツ、ポワローのソース、トリュフのビネグレット、
  ハーブをあしらったものです。
  まずは北寄貝の身の甘みが秀逸。一番甘みの出る火入れなんでしょうね。
  そして期待通りのポワローの旨味と甘み。
  洋葱ってじっくりゆっくりと火を入れるとホント美味しいよね (〃^▽^〃)

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  食事は残り3皿ですので (* ̄∇ ̄*)b

・2017 Auxey-Duresses Blanc, Benjamin Leroux
  私のワインペアリング6杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ。
  ブーケのような複雑なフレーバー。
  飲んでもそのような印象の酸味、旨味などが華やかに口内を支配します。
  これは旨い。

・ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み
  2回お目見えしなかったオマールブルーさま。
  焦らし作戦かなと思いましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  しかしながら超円安の中でも今宵は登場してくれましたぜ (* ̄∇ ̄*)b
  オマールブルーの身を帆立のムースで包み、さらにちりめんキャベツで包み、
  それをパイ生地で包んで焼き上げ、オマールブルーの出汁や
  エストラゴンも加えたサバイヨンソースを添えたものです。
  とにかくオマールブルーの旨味がパイ生地に包まれたことでしっかりと閉じ込められ、
  帆立のムース、ちりめんキャベツ、パイ生地にまでその旨味が移っています。
  そしてエストラゴンも刻んで入れたサバイヨンソースがこれを後押し。
  オマールブルーの出汁も加えているのでより一層一体感も出ますし、
  エストラゴンのエスニックな香りもアクセントになるんですよ (* ̄∇ ̄*)b
  焦らし作戦は見事に成功で、オマールブルーさまの美味しさを再確認。
  オマールブルーだって鎌倉では他のお店で見たことがありません。
  白トリュフ、キャビアも含めて、いつも貴重な経験をさせてもらっています <(_ _)>

・Alsace Pinot Gris Cuvee Albert 2019
  私のワインペアリング7杯目、かみさんの4杯目。かみさんにはサービス (〃^▽^〃)
  フランス・アルザスの白ワイン。
  ぶどうは、ピノ・グリ。
  オレンジの果汁と皮のビター感。
  なぜか先ほど飲んだBenjamin Lerouxにも似たニュアンスも?
  何と合わせるかで表情が変わるもんね。酒って。
  これも素晴らしく美味しい白ワイン。

・福島県産 鮟鱇
  フィエルテでは初めて食べる鮟鱇。
  真っ白なキャンパスの上に、ベーコンと刻んだシブレットを加えた白ワインソース。
  その上に、ほうれん草のバターソテー、そして鮟鱇のバターソテー、ハーブ。
  脇には鮟鱇のレモンシャンパンフリットを添えて。
  まずは揚げ立てのフリットから頂きますが、トラフグか?と思うほどの旨味。
  そのジューシーな旨みとレモンシャンパンの味が絶妙に合うんだなあ (〃^▽^〃)
  そして鮟鱇のバターソテー。
  フォークとナイフで切り進めますが、身の弾力が素晴らしく。
  しっかりと旨みのある白ワインソースがこの身を受け止めてくれます。
  鮟鱇は大好物ですので期待をしていましたが、その期待を超えました (* ̄∇ ̄*)b

・Dom. Armelle et Jean Michel Molin Fixin Rouge Vieilles Vignes 2018
  私のワインペアリング8杯目。ペアリングラスト。
  フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
  ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
  ピノ・ノワールらしいベリー系の果実味が印象的で、程よい甘みがあります。
  タンニンは大人しく、酸味は程良く。
  次の料理は鳩の塩釜ですので、重たいワインは避けたようですね。

・仏産 鳩/塩
  まずは塩釜状態の鳩のプレゼンテーション。
  塩釜をたたき割り、各部位に切り分け、むね肉はそのままカットし、
  もも肉はスパイシーなフリットに。
  そこに、白いんげん豆の煮込みと百合根のフリット、黒トリュフも添えます。
  ソースは少量のジュのソースかな?
  鳩が直接塩に当たらないようにキャベツの葉で包んでいるのですが、
  それによりいい感じに鳩の肉の内部にまで塩味が浸み込んでいます。
  何気に旨いのがもも肉のスパイシーフリット。小さいけど濃厚でしたね。
  これは鳩の香りと旨みをダイレクトに味わえる料理で美味しかったです (〃^▽^〃)

・Baron Patrick Reserve Personnelle X.O. 3080円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  今回も5種類の中からこちらをチョイス。これを頼むのは5回目ですね。
  私の中の愛称では、ハクション大魔王コニャック (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  しかしながら私が最後で飲み干しちゃいました。入荷が困難ですので今後はお目見えせず。

・ヨーグルト/ぽんかん
  ぽんかんの果肉、ブラックタピオカ、エストラゴンに、
  ヨーグルトのエスプーマだったかな。
  とにかくシュワシュワっと弾ける爽快感にビターなテイスト。
  そこにぽんかんの柑橘類の甘みが合わさります。
  今宵はエストラゴンが大活躍ですね。
  このように的を絞ってくれるとハーブやスパイスの味を覚えやすいです (* ̄∇ ̄*)b
  でも、すぐに忘れるんですけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・苺/マスカルポーネ
  コーヒースポンジを土台にし、カカオのラングドシャロール。
  その中に刻んだフレッシュな苺、マスカルポーネクリーム、アマレットの泡を詰めこみ。
  サイドにはマスカルポーネチーズアイスを添えて。
  これはシェフの新作のようですね。
  コーヒースポンジとカカオのラングドシャロールが秀逸でした。

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はバニラのパンナコッタとリンゴのミニパフェ。
  バニラのパンナコッタ、カカオクランブル、リンゴのコンポート、
  アールグレイの泡と積み重ねたものです。
  焼菓子は、そば粉のクレープゆずジャムロール、クルミっ子オマージュ 白ごまバージョン、
  スモークバターマカロンになります。
  白ごまバージョンのクルミっ子は、セサミっ子として
  本家も真似てくれないかなとのスーシェフ談。
  相変わらず冴えてますね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・エスプレッソダブル
  私のオーダーです。ダブルでお願いしました。
  いつも砂糖を付けないのですが、エスプレッソは
  砂糖を入れて飲むのが本筋らしいので今回は入れて飲みました。
  まあ、入れるか入れないかは気分次第かな。

これで〆て69135円。一人当たり約34568円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も蝦夷鹿、仏産 キャビア、仏産 フォアグラ、富山県産 香箱蟹、
マルケ産 白トリュフ、北海道産 北寄貝、伊産 黒トリュフ、
ブルターニュ産 オマールブルー、福島県産 鮟鱇、仏産 鳩という超豪華キャストを堪能。
盆と正月がいっぺんに来たような (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

超円安の中でこれだけの食材を調達するのは厳しいものが有ったと思います。

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今宵も迷いますぜ。

・富山県産 香箱蟹/カリフラワー/マルケ産 白トリュフ
・北海道産 北寄貝/ポワロー/伊産 黒トリュフ
・ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み
・福島県産 鮟鱇
・仏産 鳩/塩

が候補に挙げられるのですが、これまた悩むなあと(^^;

その中から、

・ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み
・福島県産 鮟鱇

が決勝戦に残り、オマールブルーさまは永久欠番的な扱いだなと感じ、

・福島県産 鮟鱇

を選出することにしました (〃^▽^〃)

かみさんは、

・富山県産 香箱蟹/カリフラワー/マルケ産 白トリュフ

を選出していました。なるほど。これも素晴らしいからねえ。

今宵もクラシカルな技法をベースに、新作なども織り交ぜながら、
期待以上の料理と酒、ホスピタリティを提供してくれました。

2023年も幸先よくスタートできましたよ。
この次の日から個人的には仕事始めになったのですが、
そのブルーな気持ちをオマールブルーが癒してくれて (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

まだ訪問していない月としては3月があるのですが、もちろんそこに予約を入れたいと思います。
3月の春の食材にもめっちゃ期待してね (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2023/1現在、3.78ポイント)


  • ANDRE CLOUET SILVER BRUT NATURE

  • アミューズ

  • キューバサンド

  • 広島県産 牡蠣

  • 蝦夷鹿

  • Domaine Courbet Cotes du Jura Chardonnay 2018

  • 青森県産 甘エビ/仏産 キャビア

  • 青森県産 甘エビ/仏産 キャビアアップ

  • 自家製ライ麦パン

  • Domaine du Petit Métris Savennières 'Clos de la Marche' 2019

  • 仏産 フォアグラ/白無花果/胡桃/黒胡椒

  • 仏産 フォアグラ/白無花果/胡桃/黒胡椒アップ

  • Cigalus Blanc 2020 Gerard Bertrand

  • マルケ産 白トリュフのプレゼンテーション

  • 富山県産 香箱蟹/カリフラワー/マルケ産 白トリュフ

  • 富山県産 香箱蟹/カリフラワー/マルケ産 白トリュフアップ

  • Rose D'alsace Domaine Hurst 2018

  • 北海道産 北寄貝/ポワロー/伊産 黒トリュフ

  • 北海道産 北寄貝/ポワロー/伊産 黒トリュフアップ

  • 自家製ミルクパン

  • 2017 Auxey-Duresses Blanc, Benjamin Leroux

  • ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み

  • ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包みアップ

  • Alsace Pinot Gris Cuvee Albert 2019

  • 福島県産 鮟鱇

  • 福島県産 鮟鱇アップ

  • Dom. Armelle et Jean Michel Molin Fixin Rouge Vieilles Vignes 2018

  • 塩釜状態の鳩のプレゼンテーション

  • 仏産 鳩/塩

  • 仏産 鳩/塩アップ

  • 5種類の中から食後酒をチョイス

  • Baron Patrick Reserve Personnelle X.O.

  • ヨーグルト/ぽんかん

  • ヨーグルト/ぽんかんリフトアップ

  • 苺/マスカルポーネ

  • 苺/マスカルポーネアップ

  • ミニャルディーズ

  • バニラのパンナコッタとリンゴのミニパフェ

  • そば粉のクレープゆずジャムロール、クルミっ子オマージュ 白ごまバージョン、スモークバターマカロン

  • ハーブティー

  • エスプレッソダブル

  • この日のシェフおまかせコース

2023/01/12 更新

13回目

2022/11 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

クラシックフレンチということは、それだけ長い年月受け継がれてきたレシピであり、そこにこそフレンチの神髄が

2022年11月上旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

まだ新型コロナが収束しない中ですが、7回連続で予定通りに訪問出来ました。

ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。じゅるっ。

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。

そんなこんなでスーシェフからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、

・ワインペアリング 概ね7杯 7205円

かみさんも、

・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン

をオーダーです。

今回レシートを眺めると「概ね7杯コース」と明記されていました。
いままでは口頭で「概ね7杯です。」とネタ的に伝えられていましたが、
まさかのレシート上でも採用した模様 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ただし誰にでもという訳では無いと思いますので文句は言わないでね (* ̄∇ ̄*)b
いっぱい食べて飲んだ方への特典と考えましょう。

さて、この日のシェフおまかせコース(時価27500円)の内容は以下になります。

・CHAMPAGNE CHAPUY BRUT TRADITION
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ50%、ピノ・ノワール25%、ピノ・ムニエ25%。
  色味は淡いライトイエロー。
  リンゴ果汁が弾けるような爽快感と酸のニュアンス。
  いつもながらにフィエルテで飲むシャンパンは旨いわ (〃^▽^〃)

・カカオ/胡桃/カボチャ
  カカオベースのエクレア生地で、カボチャクリームをサンドし、
  ローストアーモンド、くるみで仕上げたエクレア。

・ポルチーニ茸/バターナッツ/雲丹
  ポルチーニ茸を使った柔らかいサブレを土台にし、バターナッツ、
  雲丹を積み重ねたプチタルト。
  口に放り込むと、ポルチーニ茸の芳香と雲丹の旨味が合わさり至福 (〃^▽^〃)

・Cote de Nuits -Villages Blanc Domaine De La Poulette 2019
  私のワインペアリング2杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  バニラの芳香でキャンディのような甘み有り。
  酸の穏やかなパッションフルーツのようなニュアンスも。
  ただし辛口でもありますので好みで美味しいです。

・山口県 下関 とらふぐ/ゴルゴンゾーラ
  とらふぐの身と皮をデュカ、ゴルゴンゾーラ、キャビアでタルタルにし、
  とらふぐのから揚げを添えたものです。
  まずはとらふぐのから揚げから頂きますが、骨周りの部位であり、
  とにかくとらふぐの旨味が満載。「ふぐって何が美味しいの?」と思われている方は、
  これを食べれば何故に重宝されているかが理解できるのではと思います。
  こうやって食べるとふぐって全然淡白では無くて、身と脂の旨味が満載の魚なんです。
  そしてタルタル。添えられたハーブも混ぜんこんで頂きましたが、
  デュカのスパイス感、ゴルゴンゾーラの塩気とコク、キャビアの塩気と旨み。
  そしてハーブの香りなどがとらふぐの身と皮と混然一体となり、
  まさにフレンチらしい掛け算の美味しさが堪能できます。
  和食とは違ったアプローチ。だからフレンチも食いたくなるんですよ (〃^▽^〃)
  新たな美味しさの発見につながりますので。和食だけ食ってても世界は広がらんと。

・自家製ミルクパン
  焼き立てのフカフカ。まずは熱々の状態で一口食べてと。
  ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
  パンは毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。

・CLOTILDE DAVENNE SAINT BRIS 2018
  私のワインペアリング3杯目。かみさんの2杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン100%。
  シャブリと近いエリアで作られたワイン。
  ミネラル感が豊富で、ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかなフルーティーさ。

・岩手県産 牡蠣/エストラゴン/クレソン
  牡蠣ムニエルに、エストラゴンピューレ、ほうれん草、ルッコラ、
  セルフィーユ、ディル、クレソンのサラダなどで仕上げた一皿。
  ハーブの中にはぷっくりとムニエルになった牡蠣が鎮座。
  その牡蠣の旨味とエストラゴンやクレソンなどの苦味がアクセントになって秀逸。
  牡蠣好きのかみさんは唸りっぱなしでしたね。

・Domaine Hurst, SY’RO 2020
  私のワインペアリング4杯目。
  フランス・アルザスのオレンジワイン。
  ぶどうは、シルヴァネールルージュ100%。
  黒ぶどうを使っているので本来はロゼワインと言えそうですが、
  オレンジワインの製法で作ったそうなのでオレンジワインらしいんです。
  しかしながら色味はまさにロゼのそれですね。
  ただし飲んでみると、ほろ苦さやキリッとした印象からオレンジワインらしさを感じます。
  さくらんぼやブラッドオレンジのようなニュアンスも。

・北海道産 白子/ポワロー
  黒地の皿にポワローソースを敷き詰め、中央に白子のムニエルを鎮座。
  さらに北海道産いくらの塩漬けを散らして仕上げています。
  これが尿酸値ヒートアップの脳が痺れる旨さ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  何といってもポワローソースの甘みと香ばしさとコクが秀逸で、
  それが白子にまとわりついてたまらんのです。
  さらにはいくらの塩気と旨みとコクがそれを後押しして。
  これは私もかみさんも唸りっぱなしの逸品でした。
  一滴も残すことなくミルクパンで綺麗に拭って成仏。

・自家製ライ麦パン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。
  ミルクパンとは異なり香ばしさを感じます。

・Domaine de Baronarques 2015
  私のワインペアリング5杯目。かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
  フランス・ラングドックの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  はちみつレモンのようなニュアンスがあり、伸びの有る香り。
  飲み進めるとトーストのような香りもあるため、この後のパイ生地との相性もいいと。

・仏産 リードヴォー/青森県産 平茸
  ヴォロヴァンというクラシックフレンチになります。
  パイ生地の器に具材とソースを詰めて焼いた料理で、
  最近ではフランスの歴史あるレストランでもなかなかお目にかかれないようです。
  それを鎌倉で頂けるんですからホント有難い話です (* ̄∇ ̄*)b
  パイ生地の中には、リードヴォーとブラックペッパーにバターソースかな?
  上には平茸のソテー、イタリア産黒トリュフを散らして完成。
  パイ生地のサクサク食感に、リードヴォーのクニュクニュ食感。
  そしてソースなどと相まった旨み。
  さらには平茸の香ばしさと黒トリュフの芳香。
  これはブヒるぜ!的な古典料理ですが、今日は許す!
  クラシックフレンチということは、それだけ長い年月受け継がれてきたレシピであり、
  そこにこそフレンチの神髄があるのではと思います (* ̄∇ ̄*)b
  映えるイノベーティブな料理ももちろんワクワクしますが、
  クラシックフレンチを知らずしてフレンチは語れないと思いますので、
  これからもフィエルテでこのような料理に出逢えることを期待しています (〃^▽^〃)

・ブルゴーニュ・アリゴテの白ワイン
  私のワインペアリング6杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、アリゴテ。
  最初酸っぱいのですが、人間の感性で酸っぱさに慣れてくるとの説明。
  飲み進めているとピーナツバターのニュアンスも感じてきました。
  ところで撮り忘れてるんすけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・鹿児島県産 手長海老/豚タン
  皿に手長海老の出汁の泡のソースを敷き詰め、豚タン、フライドオニオン、
  桜えび、椎茸を練り込んだラビオリに、レアにソテーした手長海老。
  さらにはそこにイタリア産白トリュフをたっぷりとスライスして仕上げた逸品。
  スライスしている側から甘い芳香が漂って来ます。なんという贅沢・・・
  ピエモンテの塩が手長海老の甘さを引き出していて、そこに白トリュフの芳香。
  ふうっ・・・ たまらんでしょう。

・Saint Romain Blancau Bas De Poillange Domaine Capitain Gagnerot 2018
  私のワインペアリング7杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  飲み込んだあとにまずは果実味。
  ライムのような爽やかさに酸味もしっかり。

・佐賀県産 22日熟成 マナガツオ
  佐賀県産マナガツオを22日間熟成したフィエルテお得意の熟成シリーズ。
  手前が背肉のソテーで、奥が腹身のソテー。
  シャンパンフリット、あやめ雪かぶ、スナップエンドウのソテーを添え、
  シブレットと、パスティスという、スターアニス、リコリス、
  フェンネル等のハーブで風味付けされたリキュールで作ったソースで仕上げ。
  そのままで食ったって美味しいマナガツオを22日間も熟成したんですから、
  さらに旨みが凝縮してきめ細かい身になって旨いのなんの (〃^▽^〃)
  皮がパリッパリなのに、身はしっとりとミディアムの火入れ。
  やっぱ魚ってこうじゃないと美味しくないよね。
  パサパサのウェルダンはご勘弁です (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・Chateau Simard Saint-Emillion 2007
  私のワインペアリング8杯目。
  フランス・ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、メルロー80% カベルネ・フラン20%。
  メルローの穏やかな野性味と果実味。
  まさにまったりとした辛口フルボディの味わい。
  この後のペルドロー(ヤマウズラ)をこれで迎え撃ちます。

・スコットランド産 ヤマウズラ
  ペルドロー(ヤマウズラ)になります。うずらは食べたことがありますが
  ペルドロー(ヤマウズラ)は人生初のジビエだと思います。これは嬉しい (〃^▽^〃)
  その中でも、くちばしと脚が赤かったのでペルドロールージュではと思われます。
  白地の皿に、鴨と鶉の骨から取った出汁と、フォンドボーのクリームを敷き、
  セルフィーユの根っこのバターロースト、ペルドローのソテーを重ね、
  イタリア産黒トリュフを刻んだものを散らし、もも肉・レバー・背脂のミンチコロッケ、
  奈良県産銀杏を添えたものになります。
  まずは揚げ立てのコロッケ。これが噛んだ瞬間にレバー由来の濃厚な香りが立って、
  肉の旨味が凝縮されたような味わいを楽しめます。これは旨いなあ。
  そしてむね肉がメインと思われるソテーですが、白身のような色味で、
  食べるとキジ科特有の香りがするものの、あくまでも香りという程度で、
  癖も無くあっさりと食べられる肉質になりますね。
  それでも鶏肉と比べると香りと旨みは濃厚ですよ。
  添えられたセルフィーユの根っこがホクホクしていて甘みが出ていてこれまた秀逸。
  たっぷりとペルドロールージュを堪能させて頂きました (〃^▽^〃)

・りんご
  りんごのキャラメルコンポートを沈め、りんごのピューレ、カルバドス、
  炭酸で作ったムースをたっぷりとかけたデザート。
  コンポート、ピューレ、カルバドスという3種類のりんごを堪能。

・BELLEVOYE BLANC 2200円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  今回は1種類のカルバドス、2種類のウイスキーの中からこちらをチョイス。
  ソーテルヌ プルミエクリュクラッセの樽の樽で熟成した
  100%メイドインフランスのトリプルモルトウィスキー。
  フレーバーは普通のウイスキーに思えるのですが、
  飲んでみるとおフランスをイメージする上品な甘さを感じるんです。
  こういうウイスキーは下手に割ったりしないでそのままで味わった方がいいですね。
  前回は、BELLEVOYE PRUNEを頂きましたがBLANCもいいっすよ (* ̄∇ ̄*)b

・ヘーゼルナッツ/洋梨/利平栗
  黒地の皿でのサーブ。
  下には温かいフィナンシェを忍ばせ、利平栗渋皮煮、洋梨、ヘーゼルナッツアイスを乗せ、
  上から冷凍渋皮煮のスライス、ローストナッツをトッピング。
  見た目は茶色一色ですが、その代わり栗とナッツ類の香ばしさ、甘味、コクが出ていて
  これは本当に美味しいですよ (* ̄∇ ̄*)b

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はチャイのミニパフェ。
  シナモン、カルダモン、ビッツ、カルドバスと柚子のクリーム、
  コアントロー、アマレット、焦がしバター、ミルクの泡など。
  もう1つは焼菓子。
  クルミっ子オマージュほうじ茶バージョン、マカロン、
  ザラメ塩のフレークの焼菓子だったかな?もはや覚えとらん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。
  レモングラスジンジャーのハーブティー。

・ホットコーヒー
  私のオーダーです。ブラックで。

これで〆て68255円。一人当たり約34128円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵もポルチーニ茸、とらふぐ、イタリア産黒トリュフ&白トリュフ、岩手県産牡蠣、
北海道産白子、仏産リードヴォー、鹿児島県産手長海老、佐賀県産マナガツオ、
スコットランド産ペルドロールージュという超豪華キャストを堪能。
特に人生初と思われるペルドロールージュは貴重な経験になりました (〃^▽^〃)

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今宵も迷いますぜ。

・山口県 下関 とらふぐ/ゴルゴンゾーラ
・岩手県産 牡蠣/エストラゴン/クレソン
・北海道産 白子/ポワロー
・仏産 リードヴォー/青森県産 平茸
・鹿児島県産 手長海老/豚タン
・スコットランド産 ヤマウズラ

あたりは非常に印象深かったのですが、わずかな差で、

・北海道産 白子/ポワロー

を挙げることにしました。かみさんも同様の意見でしたね。牡蠣と迷っていましたが。

そして今回感じたのは、クラシックフレンチの美味しさ。
前回も舌平目の料理でクラシックフレンチの技法に触れたのですが、
今回もリードヴォーのヴォロヴァンという料理でクラシックフレンチの技法を堪能。
既に言及していますが、クラシックフレンチということは、それだけ長い年月
受け継がれてきたレシピであり、そこにこそフレンチの神髄があるのではと思います。

ヴォロヴァン以外にも他の料理でもシェフはそういう技法をベースに
フィエルテの料理を作っているんだと思います。
シェフも「クラシックは旨い。」と自信満々に笑顔で答えてくれていましたので (* ̄∇ ̄*)b

さて、2022年のフィエルテは今宵で最後にしますが、2023年は1月早々から
フルスロットルでフィエルテの料理を堪能しに伺います!

2023年も美味しい料理とお酒を宜しくです (〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2022/11現在、3.77ポイント)

  • CHAMPAGNE CHAPUY BRUT TRADITION

  • アミューズ

  • カカオ/胡桃/カボチャ

  • ポルチーニ茸/バターナッツ/雲丹

  • Cote de Nuits -Villages Blanc Domaine De La Poulette 2019

  • 山口県 下関 とらふぐ/ゴルゴンゾーラ

  • 山口県 下関 とらふぐ/ゴルゴンゾーラアップ

  • 自家製ミルクパン

  • CLOTILDE DAVENNE SAINT BRIS 2018

  • 岩手県産 牡蠣/エストラゴン/クレソン

  • 岩手県産 牡蠣/エストラゴン/クレソンアップ

  • Domaine Hurst, SY’RO 2020

  • 北海道産 白子/ポワロー

  • 北海道産 白子/ポワローアップ

  • 自家製ライ麦パン

  • Domaine de Baronarques 2015

  • 仏産 リードヴォー/青森県産 平茸

  • 仏産 リードヴォー/青森県産 平茸アップ

  • 鹿児島県産 手長海老/豚タン

  • 鹿児島県産 手長海老/豚タンアップ

  • Saint Romain Blancau Bas De Poillange Domaine Capitain Gagnerot 2018

  • 佐賀県産 22日熟成 マナガツオ

  • 佐賀県産 22日熟成 マナガツオアップ

  • Chateau Simard Saint-Emillion 2007

  • スコットランド産 ヤマウズラ

  • スコットランド産 ヤマウズラアップ

  • りんご

  • 1種類のカルバドス、2種類のウイスキーの中からチョイス

  • BELLEVOYE BLANC

  • ヘーゼルナッツ/洋梨/利平栗

  • ヘーゼルナッツ/洋梨/利平栗アップ

  • ミニャルディーズ

  • レモングラスジンジャーのハーブティー

  • ホットコーヒー

  • ペルドロールージュ

  • イタリア産黒トリュフ&白トリュフ

  • この日のシェフおまかせコース

2022/11/07 更新

12回目

2022/09 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

フィエルテの定点観測だけでも、いろんな料理や技術に触れることが出来るので満足

2022年9月中旬に再訪です。

この日はかみさんとディナー。
 
やって来たのがこちらのフレンチ。

場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。

まだまだ新型コロナが収束しない中ですが、なんとか6回連続で予定通りに訪問出来ました。

ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。

階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。

我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)

さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。

席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。じゅるっ。

こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、

・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円

というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。

お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
私は初回訪問以来ずっと勘違いをしていたのですが、
ソムリエだと思っていた方は、実はスーシェフだったという事実。
ワインのプレゼンがプロ級なのでずっと勘違いしてたわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

料理の出来るソムリエと思っていましたが、
ワインのプレゼンが上手なスーシェフだったんですよねえ(^^;
てなことを冒頭で笑い話にしたりと。

そんなこんなでスーシェフからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、

・ワインペアリング 7杯 7205円

かみさんも、

・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン

をオーダーです。

この日のシェフおまかせコース(時価24750円)の内容は以下になります。

・Comtesse Lafond Brut NV
  私とかみさんのワインペアリング1杯目。
  シャンパンです。
  ぶどうは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。
  色味は綺麗なライトイエロー。
  飲んでみると色味とも波長の合うレモンのような素敵な酸を感じます。
  これは何度か飲んでいますが今回が一番美味しく感じました。
  その時の体調なんだろうなあと。

・椎茸/胡桃/レーズン
  魚粉を混ぜ込んだエクレア生地で椎茸クリームをサンドし、
  レーズンとバルサミコで作ったクリーム、胡桃をトッピング。
  エクレアに魚粉を混ぜたことで、椎茸との相乗効果で出汁のような味わいにも。
  魚粉を使ったところにシェフのセンスが光りますね (* ̄∇ ̄*)b

・南瓜/ゴルゴンゾーラ
  南瓜とゴルゴンゾーラを使ってミルクレープ仕立てに。塩を振りかけて。
  しっとりと柔らかくて、南瓜の甘みとゴルゴンゾーラの旨みと塩気が合いますね。

・Marcel Servin Chablis 2019
  私のワインペアリング2杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ミネラルを感じるテイスト。レモンのような酸もありますね。
  これも美味しい。
  次なる皿の花咲蟹に合わせた1杯。

・北海道産 花咲蟹
  花咲蟹の甲羅の上に、南瓜の焼きクレープに花咲蟹の身をほぐしたものを入れ、
  その上にキャビアを散らしたものと、花咲蟹のクリームコロッケを鎮座。
  私は甲殻類が大好物。そして蟹とキャビアの相性は鉄板以上を約束。
  口に放り込んだ瞬間に蟹の風味と甘みが広がり、
  即座にキャビアの旨みと塩気が後を追って来ます。パーフェクト (* ̄∇ ̄*)b
  花咲蟹のクリームコロッケには、パプリカ、唐辛子、柚子の皮、フェンネルでアクセント。
  特にフェンネルの甘くて爽やかな芳香が全体を包んでいました。

・自家製ライ麦パン
  焼き立てのフカフカ。
  ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
  ハード系だと拭いにくいでしょ?
  毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
  今回のはいつもよりも香ばしく感じましたね。

・2020 Domaine Daulny‘Le Clos De Chaudenay’Sancerre Loire
  私のワインペアリング3杯目。かみさんの2杯目。
  フランス・ロワール地方の白ワイン。
  ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
  ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさを持っていますが、
  白桃のようなフレーバーとテイストに特長があります。
  この後の牡蠣と白桃の皿に合わせた1杯。

・岩手県 大船渡 牡蠣/福島県産 白桃/仏産 キャビア
  大船渡産牡蠣は軽く火を通して、大きめにカットし、
  フレッシュな白桃、豆乳レフォールソース、ハーブオイルを回し入れ、
  白桃ゼリーシートを牡蠣に被せ、キャビア、マイクロセルバチコを添えたものです。
  とにかくレアの火入れの牡蠣の身がクリーミーで、そこに白桃の甘みが加わり、
  豆乳レフォールソースやハーブオイルなどがそれらを押し上げてくれて、
  これまたキャビアの旨みと塩気も加わって。
  かみさんは特に牡蠣好きですがこれには唸っていましたね。

・chateau picque caillou 2017
  私のワインペアリング4杯目。
  フランス・ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン。
  カベルネ・ソーヴィニヨンと聞くとどっしりタイプのフルボディを連想しますが、
  比較的に穏やかな果実味で、タンニンも穏やかな赤ワイン。
  次なる皿のフォアグラやマッシュルームソースとの相性を考えた1杯。

・北海道 厚岸 秋刀魚/仏産 フォアグラ
  黒地の皿にブラウンマッシュルームのヴルーテソース、秋刀魚の肝ソースを敷き、
  中央にフォアグラのポワレ、秋刀魚の炙りを鎮座。
  脂がノリノリの秋刀魚はフォアグラをも手下に出来るほどの美味しさ。
  ブラウンマッシュルームソースの香りとともに旨いねえ。

・cotes du rhone 2019
  私のワインペアリング5杯目。
  フランス・ローヌの赤ワイン。
  ぶどうは、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル。
  ブルーベリーのニュアンス。ただし余韻がないんです。
  飲むとすぐに霧散していく不思議な後口。記憶で愉しむ赤ワイン。
  この後のオマールブルーをこれで迎え撃ちます。

・ブルターニュ産 オマールブルー/仏産 ポルチーニ茸
  オマールブルーとポルチーニ茸は軽くソテー。
  ペリグーソースで食べるのですが、さらには追いトリュフでスライスもかけて。
  オマールブルーの味が相変わらず濃くて、これだけのキャストに負けません。
  これまたトリュフの香りも素晴らしくて旨いなあ (〃^▽^〃)

・自家製ミルクパン
  このタイミングで2個目のパンのサーブ。

・Hautes Cotes de Nuits Les Dames Huguette 2019
  私のワインペアリング6杯目。かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  飲んでみるとシャルドネなのですがいろんなフレーバーを感じます。
  あとは南国チックな風味もありますね。

・仏産 ジロール茸/仏産 ムール貝/長崎県産 穴子
  蒸籠で蒸し、皮目に香ばしく焼き目を付けた穴子に、
  穴子のスープを注ぎ入れ、ジロール茸、ムール貝も合わせたスープです。
  とにかくこれはスープの味わいを楽しむ料理ですね。

・Hautes Cotes de Nuits Les Dames Huguette 2019
  私のワインペアリング6.5杯目。かみさんの3.5杯目。
  メニューに無い料理が登場するのでサービスで注ぎ足してくれました (〃^▽^〃)

・タリオリーニのスープパスタ
  穴子のスープに椎茸、フライドオニオンも加え、タリオリーニのスープパスタに。
  イメージはカップヌードル。違うのはスープが極上なところ (* ̄∇ ̄*)b
  麺の形や細さが本当に日清カップヌードルに似てるんですわ。

・DOMAINE HENRI GERMAIN MEURSAULT 2017
  私のワインペアリング7杯目。
  フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
  ぶどうは、シャルドネ100%。
  ムルソーとしては比較的に若い2017年ものだそうですが、
  それでも余韻のめちゃくちゃある果実味を感じます。
  それにしてもこれって無茶苦茶高いのでは (*゚Д゚*)

・愛知県産 舌平目/高知県産 松茸
  舌平目のムニエルで帆立のムースを巻き込み、贅沢にも松茸を添えたものです。
  それなりにフレンチは食べてきたのですが、意外にも舌平目は初体験。
  今回はそれをシェフがクラシックな料理に仕上げてくれました。
  とにかく舌平目のふわふわ加減とソースとの相性が抜群。
  そこに国産松茸の香りが加わって。
  これは旨いわ。素晴らしい。

・Chatelain Gavine, Côtes du Rhône 2019
  私のワインペアリング7.5杯目。既定の7杯を超えました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  フランス・ローヌ ヴァレーの赤ワイン。
  ぶどうは、シラー、グルナッシュ。
  まずは果実味が印象的です。タンニン、酸味は抑えられた感じです。
  カカオのニュアンスもありました。

・Château Le Bourdieu Médoc 2016
  私のワインペアリング8杯目。
  フランス・ボルドーの赤ワイン。
  ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー。
  こちらはベリー系のニュアンス。タンニンと酸味はしっかりと。
  バニラの芳香も感じます。

・広島県産 猪
  猪のロースを焼き上げて、バラ肉は、スターアニス、クローブ、ローリエ、
  マディラ酒で角煮のような仕上がりに。
  バターナッツカボチャのピューレを添え、コニャックソースで仕上げた一皿。
  ロースには脂身も付いているのですが、この脂が甘くて旨いわ。
  猪のバラ肉煮込みはスターアニスの芳香がしっかりと出ています。
  かみさんは、スターアニス(八角)はそれほど得意では無いのですが、
  中華の東坡肉とは違うようで、これは美味しいとの評。
  赤ワインが2種類提供されたのは、ロースとバラ肉では異なるからとの配慮。
  猪がメニューに有ったので嬉しかったのですが、その期待通りに美味しくて (* ̄∇ ̄*)b

・BELLEVOYE PRUNE 2200円
  私のオーダーです。
  ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
  食後酒もサーブされるようになっています。
  今回は2種類のウイスキーの中からこちらをチョイス。
  梅酒(プラムリキュール)の樽で熟成した100%メイドインフランスの
  トリプルモルトウィスキー。
  飲んでみるとピートを使っていないためスモーキーな香りは有りません。
  凝縮したプラムを思わせる濃厚な飲み口でありながら、
  バニラのような杏仁のような甘い芳香が印象的でした。
  これは美味しいウイスキーですよ。まさにデザートには打ってつけの。
  それでもしっかりと度数は43度あるんです。

・かしおれ
  これって何だろう?カフェオレ?と思いきや、カシスオレンジの略でした。
  紅茶のケーキに、カシスのムース、オレンジとアールグレイソースだったかな?
  まぜて食べるとカシスオレンジになるという趣向。

・山形県産 白桃/生姜/カルヴァドス
  桃のクランブルに生姜アイス、
  シャンパン、カルバドスで焼き上げた桃に桃のグラニテだったような。
  この辺りになるとお客さんは我々だけになったので、
  お話に夢中で覚えとらんわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

・お茶菓子
  ミニャルディーズです。
  1つ目はミニパフェ。
  アルザスのデザートワイン、アロエ、ミルクの泡などで仕上げたもの。
  もう1つは焼菓子。
  クルミっ子オマージュ、スモークバルサミコマカロン、黒トリュフの焼菓子。

・ハーブティー
  かみさんのオーダーです。

・アイスコーヒー
  私のオーダーです。2回連続でアイスコーヒーで〆。

これで〆て62755円。一人当たり約31378円。タッチレスのPayPayでお支払い。

今宵も北海道産花咲蟹、大船渡産牡蠣、仏産キャビア、仏産フォアグラ、
ブルターニュ産オマールブルー、仏産ポルチーニ茸、仏産ジロール茸、
仏産ムール貝、長崎県産穴子、愛知県産舌平目、高知県産松茸、広島県産猪という
超豪華キャストに溢れた料理を思う存分堪能させて頂きました (* ̄∇ ̄*)b

最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、花咲蟹、牡蠣、オマールブルー、
猪などの顔ぶれも、素晴らしい料理の一言なのですが、舌平目を食べるのが人生初であったことと、
それをクラシカルな技術で調理してくれたものが本当に美味しくて (〃^▽^〃)
添えられた国産の松茸も今シーズン初めて頂いたんです。国産は無茶苦茶貴重ですからねえ。

2022年2月中旬に再訪したときに、

京都 吉兆 嵐山本店では、お客様に出した料理はデータベース化して、
 3年間は同じ料理を出さないという噂を聞いたことがあります。
 フィエルテはもしかすると一生出さないかも知れません。
 それくらい無限のレパートリーを秘めているんです。」

と記載したのですが、実際にシェフに伺ってみると、
逆に同じ料理を作れんと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

写真などを見直すことで、ある程度はどのように作ったかは思い出せるそうですが、
元々同じ料理を出すつもりも無さそうですので、リアルに同じ料理は一生出ないのかも。

お店の中には、来店頂いたときの感動を壊したくないので、
料理写真の撮影やSNSなどへの投稿はお断りをされているところもあります。
しかしながらフィエルテでは、同じ料理はどうせ出ませんので、私がどれだけ詳しく
口コミを書いてネタばらしをしても、他の方はその料理を食べれないんです。
もちろん、同時期に伺って「KEN21」に出した料理を出して欲しい!とリクエストすれば、
食材の許す範囲で作ってくれるとは思いますけどね。

シェフは、映えるだけのチャラい料理では無く、今回の舌平目のように
クラシカルな料理も得意としていますので、そういうバラエティの豊富さも魅力 (〃^▽^〃)

私はコロナ禍になってからは、都内の様々なフレンチに伺っていないのですが、
フィエルテの定点観測だけでも、いろんな料理や技術に触れることが出来るので満足です。

ゴーマンかましてよかですか?

現時点では、井の中の蛙で結構毛だらけ猫灰だらけ!
フィエルテに通うことで、フィエルテの方が私の好みに合わせてくれるんです (* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2022/9現在、3.75ポイント)

  • Comtesse Lafond Brut NV

  • アミューズ

  • 椎茸/胡桃/レーズン

  • 南瓜/ゴルゴンゾーラ

  • Marcel Servin Chablis 2019

  • 北海道産 花咲蟹

  • 北海道産 花咲蟹アップ

  • 自家製ライ麦パン

  • 2020 Domaine Daulny‘Le Clos De Chaudenay’Sancerre Loire

  • 岩手県 大船渡 牡蠣/福島県産 白桃/仏産 キャビア

  • 岩手県 大船渡 牡蠣/福島県産 白桃/仏産 キャビアアップ

  • chateau picque caillou 2017

  • 北海道 厚岸 秋刀魚/仏産 フォアグラ

  • 北海道 厚岸 秋刀魚/仏産 フォアグラアップ

  • cotes du rhone 2019

  • ブルターニュ産 オマールブルー/仏産 ポルチーニ茸

  • ブルターニュ産 オマールブルー/仏産 ポルチーニ茸アップ

  • 自家製ミルクパン

  • Hautes Cotes de Nuits Les Dames Huguette 2019

  • 仏産 ジロール茸/仏産 ムール貝/長崎県産 穴子

  • 仏産 ジロール茸/仏産 ムール貝/長崎県産 穴子アップ

  • タリオリーニのスープパスタ

  • タリオリーニのスープパスタアップ

  • DOMAINE HENRI GERMAIN MEURSAULT 2017

  • 愛知県産 舌平目/高知県産 松茸

  • 愛知県産 舌平目/高知県産 松茸アップ

  • Chatelain Gavine, Côtes du Rhône 2019

  • Château Le Bourdieu Médoc 2016

  • 広島県産 猪

  • 広島県産 猪アップ

  • BELLEVOYE PRUNE

  • かしおれ

  • 山形県産 白桃/生姜/カルヴァドス

  • ミニャルディーズ

  • ハーブティー

  • アイスコーヒー

  • この日のシェフおまかせコース

2022/09/13 更新

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