レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2019/01訪問 2019/01/08
浅草近辺に行くなら必ず立ち寄るべき名店、すべてが美味しい「ボナ・フェスタ」は予約必須です
浅草に初詣に行くついでに「うさぎや」や「亀十」でどら焼きを買って、お昼の時間になったので「ボナ・フェスタ」に連絡、直前でしたがランチの席が空いていました。
お店に着くと、ドアに「只今 満席」の文字が。飛び入りのお客さんを受け付けていないのでしょうね。人気店なので、予約は必須!事前に必ず予約して訪問するようにしましょう。
中に入るといくつか空席がありますが、予約席のようです。
ランチはベースが3,000円くらいとメニューによって追加があります。4,000円くらいを想定しておくと良いと思います。
サラダに使われている自家製生ハムは絶品。なかなかのクオリティで、この段階で想像した味を大きく超えてきます。
スープのボルシチは濃いめの味ですが適度な量。トマトは酸味は控えめでトロトロのお肉が入っていて旨味がすごいです。ニンジンかと思って口に入れたら真っ赤に染まったジャガイモでした。
メインのハンバーグは超絶美味しい! お肉はトロトロと呼べるくらい柔らかく、それを軽く焼いてからローストしています。カリッとした食感とトロトロな柔らかお肉、猛烈な旨味、美味しいソース、付け合せのニンジンは甘く柔らか、ホウレンソウはも香り良くソテーされていて色合いだけでなく味も良い、マッシュポテトも風味がとても良い。すべてパーフェクトです。
デザートは新鮮なフルーツ(イチゴとりんご、クランベリー)にココナッツアイス、玉子の味がしっかりするプリン、カスタードのソースがまた素晴らしい。
食後にコーヒーがつきますが、これにはスノースタイルのブラウンシュガーとホイップクリームが乗っています。普段はブラックコーヒーですが、あえてお店の提案に従ってみようと。
これが正解!
このコーヒーがまた美味しい。グラスの縁についたシュガーを口に含みながらクリームとコーヒーを流し込みます。美味しいし、見た目も可愛らしい。
こちらでは、ありふれた料理を他で食べるのよりも遥かに美味しい味で提供してくれます。ハンバーグもボルシチも連れが食べていたロールキャベツも、一度は食べたことがある料理ですが、過去に食べたものより格段の美味さを感じることは間違いないです。
感動すら覚えるその味は、浅草に行く機会があったら必ず立ち寄るべきです。
「ボナ・フェスタ」、超名店です。
2位
1回
2018/12訪問 2018/12/22
お通しの段階でこれほどの衝撃を受けたのは初めて。来年のミシュランには名前が載るであろうお店
ボクの中でプチ中目ブームが起こってディナーで訪問してみました。
かなり予約が取りづらいお店になってしまっていますが、当日21時に連絡、お店到着は22時少し前でした。
人気店も2巡目以降なら当日でもいけるのは、超有名店も同じです。同じ目黒区内でいうと「鳥しき」「鳥かど」なんかも苦労して鬼電するより、当日2巡目をオススメします。
意外と忙しい芸能人がボクと同じ考えで来ていたりします。
さて、飲み物ですがエビス、プレモルがないのでレモンサワーを。生搾りではございませんが。
ほどなくお通しが来ました。一瞬、キノコに見えましたが、ポテトチップス。この大きさは「インカのめざめ」ですね。
インカのめざめは、アンデス産の高級ジャガイモ「ソラナムフレファ」種を日本向けに改良したもので、糖度が高めな美味しいジャガイモです。栽培の難しい品種でしかも疫病や害虫に弱く、小ぶりなため、収穫も機械を使えず手作業なため、ほんの少ししか生産されておらず、あまり出回っていないようです。
高級フレンチやイタリアンではよく出てくるので、あまり意識していませんでしたが、稀少な食べ物なんですね。
驚きなのは、「RODEO」ではそんな稀少なインカのめざめをさらに氷温熟成しています。しかも8ヶ月!!お通しですよ?
氷温熟成はとても素晴らしい熟成法で、0℃からそれぞれの氷結点までの凍りそうで凍らない温度帯が「氷温域」で、ジャガイモは-3℃が氷温域。
冷蔵とくらべ3〜5倍長い期間鮮度が保たれる上に、氷温域にさらされた食材は「凍るまい」として、細胞内にあるでんぷんやたんぱく質の分解を始めて水溶性の糖やアミノ酸になり、うまみが増して美味しくなる、という仕組み。
ガイアの夜明けで「雪室」の特集を見たときに感動を覚えました。
説明が長くなりましたが、稀少なインカのめざめを氷温熟成させて作ったポテトチップス。糖度が通常の倍16度くらいまで上がっているのでかなり甘く感じます。自然な甘さ。
さらに一工夫、揚がったポテチをサラダスピナーを使って油を落とす、という手間までかけています。下に敷いた紙に油がほとんどつかない不思議さ。
そして風味づけにトリュフ塩。
ボクがいままで食べてきたお通しの中でダントツ1位のお通し。素材も手間も、もちろん味も抜群です。
しかも、帰りにお土産に持たせてくれました。サービスも満点です。
・・・と、お通しだけで長くなってしまったので、他の料理も。
お任せで出していただきましたが、最初はミネストローネ風の料理。トリッパ(牛の胃袋ハチノス)と野菜をトマトで煮込んだ料理。
これがまた抜群に美味い!
素材一つ一つがハメーモニーを奏でている感じ。演奏者れぞれも上手いけど、全体として交響曲となって次元の違う食べ物になっている感じ。
そして炙りカチョカヴァロのブルスケッタ。焼いたバケットに炙ったカチョカヴァロという南イタリア発祥の硬質チーズをのせたもの。表面は香ばしくカリッと、中はモチモチ。シンプルなのにとても美味しい。
そしてこちらのお店の真骨頂のお肉料理。北海道産のエゾ鹿です。とても柔らかく、クセは全くない。味もしっかりしていて、ジビエの処理をしっかりしているのが分かります。松野さんありがとう!!
続いて宮崎牛のランプ。脂の少ない部位で表面は焦げ目をつけて、中はレア感を残しています。そのためお肉は表面カリッと、そしてとても柔らかい。付けダレがニンニクが入ってなお美味しい。
途中、サラダをはさんで、最後はこちらの名物のミートスパゲッティ。
テーブルで作る、という説明が意味が分からなくて「テーブルでミートソースを3時間煮込むんですか?」と意味の分からない質問をしてしまいました(笑)
正解はスパゲットーニというしっかりしたパスタに炭と薪で焼いた熱々ハンバーグを乗せて、ソースをかけたらそのハンバーグを崩して全体に混ぜていきます。
あっという間にパスタとハンバーグがミートソースになります。
仕上げに24ヵ月熟成のパルミジャーノレッジャーノをパスタが見えなくなるまで山のようにかけて出来上がり。
ハンバーグはハンバーグ専門店と引けを取らないレベル。それをミートソースに使うとは・・・
大満足でお店を出ました。思い返すと、お通しの段階でその満足感は約束されていたのかなーと。
ビブグルマンにすら載っていないのはミシュランの手落ちでしょう。
ミシュラン2020では必ず「RODEO」が載っていると思います。1つ星か、最低でもビブグルマンに選ばれるでしょう。そして予約は取りづらくなりますね。
また行きたいお店。立地もついでの客を想定していない場所です。自信があるんでしょうね。
価格も1万円程度とリーズナブル。素晴らしいお店です。
ご馳走さまでした。
3位
1回
2018/07訪問 2019/01/23
日本の頂点に輝く最高峰の和食。世界一美味しいのは和食だと思わせられる芸術的な料理を食べられる幸せ
前々から行きたかった「松川」。同級生の格闘家宮田君が予約をとってくれたので初めて行くことができました。もう7月なので3ヶ月以上前ですね。
せっかくなので、知り合いの社長さんも誘って、宮田君もジムのお客さんを誘って総勢7名での訪問。
普段は予約の時間くらいに家を出てお店に行くことが多いボクですが(近場ばかりなので)、この日はさすがに30分以上前に家を出て歩きで「松川」に向かいました。自宅マンションから歩いて14分の距離ですが、宮田君の話では分かりづらい場所とのこと。
間違いなくたどり着けるように歩きで向かいました。
Googleマップの案内だとスペイン大使館前のスペイン坂を通って歩道橋に上がって行く道を選択していて、普段通る道ではないのですごく分かりづらく感じました。帰りも歩きで帰りましたが、別ルートで帰ったらANAコンチのすぐ裏手で、こっちから来ていれば分かりやすかったですね。
ほどなくして全員集合して入り口のすぐ隣りの部屋へ案内されました。
最初にお茶がお盆にだされました。これはこれから始まる繊細な料理の味をしっかり感じられるよう、味覚のセンサーを研ぐための工夫なのかなーと感じました。
一品目はアワビとウニ。入れ物が大きな木の器に氷がギッシリと敷き詰められていて蓋がされています。その蓋を開けるとガラスのお皿にアワビとウニが。見た目も美しい上に味は一級品。いきなりバットで頭を殴られた気分でした(笑)
二品目はキスとキャビアです。キスは一口サイズ。それにキャビアが乗っています。器も渋めの色で芸術作品を見ているよう。これと比べて多くの洋食は白い皿にソースで見た目を整えるものが多く、芸術性では雲泥の差ですね。
三品目はカレイと赤ウニ。ウニが抜群の美味しさ。カレイの白さとウニの黄色さ、それと同系色の器の色で料理が引き立つ絶妙な配色。超一流の料理とは単に味のみに非ず、ですね。
四品目はホゼと冬瓜のお椀。色が薄いホゼ、冬瓜に対して暗い色のお椀。出汁がとても味わい深く、最低限の味付け。ボクが求めていた味はこれだったと確信した。いままで和洋中様々な料理を食べてきましたが、それらはここにたどり着くための旅路だったのだ。
五品目は毛ガニともずく。お皿の代わりに蓮の葉を使ってきました。綺麗な蓮の葉にもずく、そして毛ガニが。蓮は純粋さや善性の象徴で、そこに体の内部を浄化してくれるもずく。そして毛ガニと優しい味のジュレ。ここまでどれもがホームラン級の味わいです。
六品目。炙ったバチコ、揚げたトウモロコシ、じゅんさい。今度は木の板の上に葉っぱ、その上に料理を乗せるスタイル。それにしても料理の出し方がめちゃめちゃ凝ってますね。料理はどれも一口サイズでバチコは旨味の凝縮が凄まじい。そしてトウモロコシは固まりなのにしっかり中まで揚がっています。揚げ物のわずかな油をじゅんさいで流すため、ですね。
7品目は鮎の塩焼きと賀茂茄子。炭火ごと焼かれた鮎を持ってきてくれましたが、7匹の鮎が仲良く泳いでいるように焼きあがっていました。これを見せる演出。口の中で躍動感をもって美味さが広がります。そして賀茂茄子は1個真っ黒に焼きあがった状態を持ってきてくれて、まるで爆弾のような外観。そこから切り分けられた賀茂茄子は香りといい味といい口の中で美味しさが爆発します。
8品目は再び鮎です。今度の鮎は串刺しにされた7匹の鮎をもう1本の串でひとまとめにされて焼かれています。先ほどの鮎がそれぞれ躍動感をもって各々が泳いでいましたが、今後は一体感をもっているように思えます。これはこの日の参加者7人へのメッセージだったのかと。あえて鮎を続けた意味はそこにあったように思えます。
9品目は天然ウナギとゴボウです。ゴボウは揚げてあってウナギの骨のような食感に仕上がっています。ウナギはやはり一口サイズですが、美味しいですね。島根県宍道湖産のウナギとのこと。宍道湖は同じくウナギで有名な浜名湖と同様に汽水湖で魚の種類が豊富で育ちも良いので、松川さんの手にかかるとさらにそのポテンシャルを発揮してくれます。
10品目はハモのしゃぶしゃぶ。最初の頃に生の魚、その後焼いた魚が続いたので、半生で高級魚ハモいただいて料理は終了。肉を使わずにここまで美味しさを作り出せるのは欧米人にはできない芸当ではないでしょうか。
11品目はしめで笹の葉を練りこんだヒヤムギ。器がまた工夫を凝らしてあります。何と、大きな氷をくり抜いてガラスの器ならぬ、氷の器にヒヤムギが入っています。冗談で「これ使い回ししてますよね?」と聞くと笑って否定されていました。冷えた汁だと徐々にぬるくなるし、氷ではムラが出る。氷の器だと汁が冷たい状態が続いて視覚だけでなく、汁の状態も一番美味しい状態にずっと保たれていますね。ほんの数分で食べ終わってしまうにもかかわらず、その何倍もの時間をかけて器を作っているわけで。畏敬の念しか抱かないですね。。。
十二品目、しめにもう1品、ゴハンと味噌汁。お米は鳥取県のコシヒカリ。日本人のDNAが細部まで及んでいるからか、最後に白飯と味噌汁があると安心しますね。あっという間に食べ終わってしまします。
十三品目。デザートで水羊羹。この水羊羹は見た目の派手さはありませんが、芸術品。極限までその内部に水分を含んでいて、口に入れると一瞬でとけてしまうので固体であったことを忘れてしまいます。どうやって作るのか、なぜ立方体の形状を維持できるのか、不思議です。
最後は抹茶でほっと一息。
「松川」は日本中から最高の食材を仕入れて、素材の良さを最大限に引き出す調理法をとっていると思います。味の濃い料理に慣れていると繊細な味わいに気づかず素通りしてしまう人がいるかもしれません。
誰でも来れるわけではない(金額的にも、予約的にも)ですが、「松川」に来るにはかなりトレーニングをしてからでないとランチでも5万円する価値に気付けないと思います。
「松川」に誘ってくれて同級生の宮田君には感謝です。年末のRIZINで引退試合を迎えますが、埼玉スーパーアリーナに全力で応援にかけつけようと思います。
4位
1回
2018/12訪問 2019/02/17
オープン3ヵ月でミシュラン1つ星獲得。すでに数ヶ月待ちの人気店になった「山﨑」はわざわざ行く価値があるお店です。
知人にお誘いを受けて12月最後の港区ディナーに行ってきました。
お店は「山﨑」、今年8月にオープンしてたった数ヶ月でミシュラン2019の1つ星を獲得したお店です。店主はまだ31歳、若いイケメンですがその技術は確かなものです。というか、群を抜いていて感動ものです。
19:30にお店に着き、他に2組が揃ってから一斉に料理がスタートしました。
小柱の飯蒸しが最初に出て、この段階で只者ではない美味しさを痛感しました。めちゃめちゃ美味しいんです。
白烏賊、海鼠(なまこ)、細く切った白烏賊に長芋の昆布締めで和えたもの、その上に海鼠の卵巣の塩漬けをのせた一品。
鱈の白子と白味噌の椀、鱈の白子と白味噌からなるもので甘みがあって濃厚な旨味の白子と相まって豊かな一品に仕上がっています。
海老芋の唐揚げは形が均一じゃないのに、しっかり中まで火が通って均一の柔らかさ。表面の衣の食感と芋の柔らかさが絶妙で、海老芋の味と香りが後味に残る最高の一品でした。
すっぽんの焼いたものとすっぽんの肝、すっぽんは骨が多いけどあまりの美味しさにしゃぶりつくしてしまいます。源泉掛け流しの中で育てられていて臭みのない肝は絶品。感動の一品です。
真鴨、2週間熟成させてから羽をむしって肋骨をつけたまま焼いた一品。シェリーワインビネガーと赤ワインを煮詰めたソースが敷かれた上に鴨が美しく乗せられています。鴨の骨と黒にんにく、醤油、みりんで作ったタレが上にかけられている2重の味付け。鴨自体が抜群の美味しさなのに、タレの二重奏が加わって美味しさの三重奏を奏でています。味はしっかりしているので、万人が美味しいと感じる一品です。
小蕪。すっぽん、真鴨と、味付けが濃いものが続いたのを受けて小蕪の繊細な味付けで落ち着きます。実はこれが一番好きでした。石川県では正月の定番料理とされています。年末だったので正月をイメージしていたのでしょうか。
上海蟹の炊き込みご飯。蟹の旨味を限界まで引き出した一品で、味付けがしっかりしているので非常に分かりやすい美味しさとなっています。これも誰もが美味しいと感じることができる料理ですね。
すっぽんの玉子のTKG。ご飯にすっぽんの玉子(卵黄)とそぼろ、で親子丼となったところに筋子が添えられています。すっぽんの玉子は68℃のお湯に浸けて半熟になったものを醤油漬けにされています。不思議なのが、醤油漬けにされている玉子はエッグタルトのような形を保っていますが、ご飯にのせて数分するとその形を失って流れ出していきます。
安納芋のジェラート。安納芋で焼き芋を作って、それを潰して食事の終了のタイミングに合わせて作ったもので、出来立ての美味しさは格別です。サツマイモとアイスは相性が良いので、それを可能な限り質を高めた一品ですね。
料理はどれも美味しいです。薄味ではなくどちらかというと分かりやすい味付けをされている印象。お酒も非常に良いものがあり、ワインも店主自身がソムリエの資格を持っているのでよいものが揃っています。
一点だけ気になるのは、外国人のスタッフの方はけっこうガッツリと刺青が入っていて、袖を捲っているので隠れることもなく若干違和感を感じました。なので雰囲気は少し低めになっています。
5位
1回
2018/11訪問 2018/12/02
SATOブリアン系列のグルメ独占地域、阿佐ヶ谷で日本一の焼き肉を
この日は知り合いに誘われてグルメ会に代打で参加してきました。
お店は焼き肉業界に燦然と輝く一番星「SATOブリアン」系列4店舗目の「サトブリDA」。系列店は全部で5店舗(SATOブリアン、SATOブリアンにごう、サトブリDA、SATOブリアン昼ブリ、ヒレ好きSATOさん)。
系列店がすべて徒歩数分圏内にあって正にサトブリ系列でのグルメ独占地域となっている阿佐ヶ谷。六本木からはちょっと距離があるのでなかなか行こうという気にならなかったこのお店にやっと訪問できました。
この日は11月30日だったので、銀座の「アンジェリーナ」で食後用に期間限定の和栗モンブランを買って、そのまま車で阿佐ヶ谷に向かいました。
「サトブリDA」は駅とほぼ一体化した建物内にあるので、その前の駅前の通りを通ると、驚きの狭さ!!! レクサスで来るところじゃない!!!!
なんとか近くのコインパーキングに停めることができましたが、一方通行で先に行くともっと狭いつころがあるので、帰りがめちゃめちゃ不安になりました(笑)
さて、サトブリですが、店内は非常に狭く3テーブルですが固定されたシートとテーブルの間隔が激狭! 駅前の道だけじゃなく店内、テーブルも狭い。。。
まぁ美味しいお肉が食べられるならその辺は目をつぶりましょう。
オーダーは予約時に確定していて、「SATO本店スペシャル〜2018」です。価格はこのエリアの飲食店としては破格と思われる16,000円。エリア的に平均客単価は10,000円しないお店が多いはずですが、この価格設定。さすが日本一の焼き肉店。
さて、料理としてはキムチとカクテギがまず最初にテーブルに置かれ、続いて和牛のビーフシチュー。肉が美味いとビーフシチューも当然のように美味いです。お肉がとても柔らかい。
ここでサラダを挟んでからお肉がスタートします。
最初は牛タン(タン元)と特上ハラミです。どちらのお肉も分厚くて肉肉しい。スタッフさんが焼いてくれますが、中がうっすら赤さが残るくらいでハサミで半分に切ってお皿にとってくれます。やはり焼き肉はスタッフさんが適度な焼き加減で提供してくれる方が良いなーと。
タン元だけあって柔らかく味わい深い。香りも良く、極上の牛タンでした。
続いて特上ハラミ。肉厚で食べ応えがあります。ハラミは比較的脂の少ない部位ですが、肉質が良いためサシがしっかり入っていて甘みも旨味も兼ね備えています。
続いてカイノミとランプ。カイノミは希少部位でヒレに近いため、柔らかさと旨味を兼ね備えて牛肉本来の美味しさを味わえるお肉。うん、実に美味い!!!
ランプはサシはほとんどなく、きめの細かく柔らかい赤身。表面の色が変わったくらいに炙って中は赤いままいただきます。肉の旨味最高ですね。
そしてヒレ。1頭の牛から3%しかとれないと言われる部位ですね。高級部位なのでレアで、卵黄をからめていただきます。贅沢に一口でいただくと口の中が美味しさでいっぱいにない、噛んで飲み込むまでじっくり時間をかけていただきます。
お肉単体としては最後でサーロイン。綺麗にサシが入っていて、焼きあがったお肉にもサシが見えます。当然、柔らかく甘みもありジューシー。大満足のお肉たちでした。
しかしサトブリはこれでは終わりません。
続いてブリカツサンド。ヒレの中でも最も柔らかい部分であるシャトーブリアンを焼いたパンで挟んた逸品。サトブリ系列の代名詞ですね。パンで挟んである上にお肉も厚みがあるものの、シャトーブリアンの抜群の柔らかさで簡単に噛み切れます。
お腹いっぱいですが、もはや自分との戦い(笑)
お肉系最後はサトブリ系列のもう一つの代名詞ブリメシ。シャトーブリアンにウニを乗せてゴハンに乗せていただく。こんな贅沢があるだろうか。満腹の向こう側にさらなる美味しさが待っていました。
そして締め(???)に冷麺。満腹すぎてお腹のドアが壊れてる感じですが、それでもペロリと平らげてしまいます。量がかなり少なめにしてくれています。・・・優しさなんですかね(笑)
本当の最後にデザート。白桃のシャーベットです。
ほっと一息つける感じ。
これでもか、というくらいに美味しいお肉の大砲を次から次へと打ち込んできて、その迫力は開国を迫る黒船のようです。 ボクのお腹は簡単に全てを受け入れて白旗をあげるのでした(笑)
・・・満足の食事を終えて駐車場へ。車を停めるときに感じたイヤな予感は的中し、一方通行のすぐ先の道は狭くてギリギリまで頑張っても通れませんでした。仕方なく数mくらい一方通行を戻って駐車場へ。
すると駐車場の奥が閉じていなくて、私道の先に公道に繋がっています。その私道もまた狭いのですが、ここしかこの窮地を脱することができなさそうなのでトライ。なんとか駐車場を脱出して一安心・・・するもつかの間、今度は狭い道に90度のカーブ。ここも10回くらい切り返して、ミラーの角度を調整しながら、車と壁のスペースが数cmというところを何とか切り抜けることに成功しました。
いま思い返しても胃酸が逆流しそうになるくらい困難な運転でした。
車で行く場合には少し遠くても広めの駐車場が良いですね(笑)
「松川」や「山﨑」は予約がそもそも取れないのでなかなか行けませんが、支払った金額以上の感動を得られます。やはり和食が食べ物の中で一番美味しいと思います。世界三大料理とかいう言葉がありますが、トルコ料理はもちろんフレンチより中華より断然和食が美味しいと思います。
とはいえ、洋食ももちろん美味しいです。フレンチ寄りでは「ボナ・フェスタ」、イタリアン寄りでは「RODEO」に行けば食事で感動を得られます。この両店は数日前なら予約はとれるし、当日でもタイミングが合えば予約がとれます。
「サトブリDA」はネットで予約をとれば行けます。お肉ではサトブリ系列は最高峰ですね。一度は行っておいた方が良いと思います。
今年も良質なレストランをたくさん見つけていきたいと思います。