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宝塚阪急のデパ地下を歩いていると、ふわっと香ばしい匂いに誘われる一角があります。「お肉屋さんのお惣菜 つの田」さん。精肉店が手がけるお惣菜コーナーだけあって、揚げ物やお弁当のクオリティは抜群。その中でも、私が何度もリピートしてしまうのが、シンプルな「コロッケ」です。 価格はなんと1個119円。いまどきこの値段でこのレベルの味に出会えるのは奇跡的だと思います。衣は薄めながら驚くほどサクサクで、時間が経ってもベタつかないのが嬉しい。揚げ油の香りも上品で、変な重さがありません。 中のじゃがいもは、ホクホクとした口当たりに、ほんのり甘みが感じられる絶妙なバランス。甘すぎず、でもちゃんと旨みがある——この「ちょうどよい甘さ」がクセになるんです。具材はシンプルながら、素材の持ち味が活きていて、余計な調味料に頼らない素朴な美味しさが魅力。 正直、これまでいろいろなコロッケを食べてきましたが、つの田さんのコロッケは個人的に“ベスト・オブ・コロッケ”。冷めても美味しいので、テイクアウトしてお弁当に入れてもよし。もちろん、揚げたてをその場で頬張るのも最高です。 宝塚駅直結の立地なので、アクセスも良好。宝塚歌劇の観劇前後や、ちょっとした手土産にもぴったり。夕方は混み合うこともありますが、回転が早いのでストレスは少なめです。 今回はコロッケだけの購入でしたが、次回はメンチカツやお弁当系も試してみたいところ。つの田さんの惣菜は、シンプルだからこそ丁寧さが際立ちます。コスパ・味・手軽さの三拍子が揃った、間違いなくおすすめのお惣菜店です。
2025/05訪問
1回
宝塚の地で愛され続ける「元祖やきもち 河本本舗」。パン屋を併設するという珍しいスタイルながら、その伝統の焼餅は絶品の一言に尽きます。今回は評判の6個入りを購入してみました。 第一印象は、その見た目の美しさです。一つ一つ丁寧に焼き上げられた焼餅は、よもぎの鮮やかな緑色が目を惹きます。手に取ると、しっとりとした質感と程よい重みが、中の餡の存在感を物語っています。 そして驚くのは、その素晴らしい食感。外側はほんのりとした焼き目の香ばしさを感じさせながら、一口かじると信じられないほどのもっちり感が広がります。歯切れの良さと粘り気の絶妙なバランスは、まさに職人技。よもぎの香りと食感が見事に調和し、上品な和の味わいを演出しています。 中の餡は甘めの味わいながら、しっかりとした存在感を持つ逸品。その甘さがよもぎの爽やかな風味と出会うことで、不思議と全体の味わいにまとまりが生まれます。甘党の方には特におすすめしたい一品です。 店内は、パン屋との併設という現代的なスタイルを取り入れながらも、和菓子コーナーは落ち着いた雰囲気を維持。伝統と革新が程よく調和した空間づくりも、この店の特徴といえます。 宝塚大劇場への観劇客や地元の常連さんで賑わう店内では、焼きたての香りが漂い、思わず足を止めてしまいます。パンと和菓子、二つの異なる魅力を同時に楽しめる、新しい形の老舗としても注目です。 6個入りは、自宅用としてはもちろん、手土産としても喜ばれる絶妙なボリューム。一つ一つ丁寧な包装も、贈答用として重宝します。温かいうちに食べると、その美味しさは格別。しかし、少し時間が経っても、もっちりとした食感は健在で、じっくりと味わうことができます。 宝塚観劇の前後や、街歩きの際の小腹満たしにもぴったり。パンと和菓子、どちらも楽しめる新感覚の老舗は、地元の方はもちろん、観光客の方にも新鮮な驚きを与えてくれることでしょう。 伝統の味を守りながらも、時代に合わせた店づくりを実現する。そんな老舗の進化する姿に、好感が持てます。次回は、パンも一緒に購入してみたいと思います。宝塚の銘菓として、手土産にもおすすめの一品です。 お土産選びに迷ったら、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。観光のお供に、贈り物に、自分へのご褒美に。様々なシーンで重宝する、素朴ながらも深い魅力を持った和菓子との出会いでした。
2025/02訪問
1回
長田タンク筋で「ぼっかけオム焼きそば」をいただきました。鉄板から漂う香ばしい香りが食欲をそそり、一口食べた瞬間から期待以上の美味しさに感動しました。 ふわっと仕上がった卵で包まれた焼きそばは、ソースとの絡みが絶妙。そばとご飯のバランスが計算し尽くされており、ばらソースとマヨネーズの相性が抜群です。特にばらソース甘口は、甘さと深みのある味わいが特徴で、この一皿をさらに引き立てていました。 このお店の特徴は、なんと言っても選べるソースのバリエーション。オリジナルの甘口ソースから、ばらソースの甘口・辛口、さらには辛さを極めた「ドラス激辛ソース」まで、自分好みの味わいを追求できます。今回いただいたばらソース甘口は、素材の旨味を引き出し、ぼっかけオム焼きそばをさらに格上げする味わいでした。 また、焼きそばそのものの香ばしさや、具材の一体感も素晴らしい。特に、じっくり煮込まれたぼっかけが味に奥行きを加えており、最後の一口まで飽きさせません。 店内は気さくな雰囲気で、ソースや薬味が揃ったカウンターは自由にアレンジができる楽しみも。自分好みの味付けに仕上げることで、さらに特別な一皿になります。 長田タンク筋は、関西ならではのソウルフードの魅力を存分に堪能できるお店。特にぼっかけオム焼きそばは、他店では味わえない完成度の高さを感じました。次回は他のメニューにも挑戦し、自分好みのソースアレンジで楽しみたいと思います。訪れるたびに新しい発見がある、そんな特別な場所です!
2024/12訪問
1回
西宮ガーデンズ4階の「タント タント」で、しらすと大葉のジェノベーゼと小海老とモッツァレラのトマトクリームパスタを注文しました。もちもちの生パスタに、それぞれのソースがしっかり絡み、どちらも大満足の一皿でした。 しらすと大葉のジェノベーゼ ジェノベーゼの濃厚なソースに大葉の爽やかな香りが見事に調和。しらすの塩味が絶妙なアクセントとなり、もちもちの生パスタと相性抜群です。これまで食べたジェノベーゼの中でもトップクラスの美味しさで、一口ごとに感動するほどの完成度の高さでした。和のテイストを取り入れた新しいジェノベーゼのスタイルに驚きました。 小海老とモッツァレラのトマトクリーム トマトの程よい酸味とクリーミーなソースが特徴的。エビの旨味が溶け込んだソースは深みがあり、ぷりぷりの大きなエビがたっぷりと入っているので、食べ応えも十分です。濃厚ながらもくどくなく、生パスタにしっかり絡んで最後の一口まで楽しめました。 充実のサラダバーが魅力的 タント タントのもう一つの魅力は、サラダバーの充実度。新鮮な野菜が豊富に揃っているだけでなく、鶏の煮込み、さつまいもチップス、鰹のカルパッチョなど、軽い一品料理のようなメニューも楽しめます。この内容でパスタにセットされているのは驚きのコスパの良さ。食事をさらに彩ってくれる内容で、大満足でした。 「タント タント 西宮ガーデンズ店」は、こだわりの生パスタと充実したサラダバーが魅力のお店です。特にジェノベーゼは忘れられない美味しさで、リピート間違いなし。次回は名物のチーズリゾットや他のパスタにも挑戦したいと思わせてくれる名店でした。
2024/12訪問
1回
「阪急西宮ガーデンズにある『水野家』で、コロッケをいただきました。店舗は少し小ぢんまりしていますが、どこか温かみのある雰囲気で、スタッフの方の対応もとても丁寧でした。 肝心のコロッケはというと、外側はカリッとサクサク、中はホクホクのじゃがいもがしっかり詰まっていて、噛むたびに甘みが広がります。さらに、胡椒が絶妙に効いているので、ソースをかける必要がないくらい完成度が高い味わいです。揚げたての香ばしい香りも、食欲をそそるポイントでした。 普段はつの田のコロッケをコスパの面でも味の面でもお気に入りとして食べていますが、水野家のコロッケはその味わいだけで個人的には一位です。特に、素材の美味しさをシンプルに引き出している点が印象的でした。 これほど満足感のあるコロッケはなかなか出会えないので、ぜひ一度試してみてほしいです。次回はほかの揚げ物やミンチカツサンドも試してみたいと思っています!
2024/11訪問
1回
創業大正7年。加東市に根差した歴史ある精肉店「繁本精肉店」。 黒毛和牛にこだわる本格派ながら、実は惣菜コーナーの完成度がすさまじい。 夕方には揚げ物目当てに地元の常連でにぎわうこの店で、評判の揚げ物を色々購入。 ●和牛コロッケ(◎) まず90円という価格設定に驚く。しかも、この価格帯でこの美味しさは反則。衣はサクッと軽やか。中はほんのり甘くてホクホクなじゃがいも。甘すぎず、肉感と旨味がきちんと残る絶妙なバランス。 「つの田」の名コロッケに次ぐ存在として、堂々の2位認定。 ●豚ヘレかつ(◎) こちらは文句なしの名品。 とにかく柔らかい。豚の旨みがしっかりと詰まっており、衣はサクサク。このクオリティのとんかつを揚げたてで出されたら、専門店顔負けです。 ●カニクリームコロッケ(◎) クリームが濃厚でコクがあり、口に入れた瞬間とろける食感。 蟹の風味も控えめではあるがしっかり主張していて、満足度が高い。 ●チキンチーズ大葉巻き(◎) 濃厚なチーズがこれでもかというほど詰まっており、大葉の爽やかさと相まって飽きがこない。 冷めても美味しいのがポイント。 ●ハムカツ(⭐️) これは個人的に一番のヒット。 衝撃的に分厚い。しかもジューシー。 ハムの旨味が段違いで、子どもの頃に夢見た“理想のハムカツ”を具現化したような一品。 どれを選んでもハズレなし、しかも5〜6品買っても1,000円以内に収まるという驚愕のコスパ。 精肉店としての質の高さはもちろん、惣菜だけでも通う価値がある名店です。 加東市方面に行くことがあれば、絶対に立ち寄って損はありません。
2025/07訪問
1回
JR灘駅から徒歩3分、阪神岩屋駅からもほど近い場所にある「洋食SAEKI」。神戸で洋食といえば必ず名前が挙がる名店です。店内は落ち着いた雰囲気で、家庭的ながらも丁寧な接客が心地良い空間。特にランチタイムは行列必至の人気店で、訪問時も多くの地元の方で賑わっていました。 今回いただいたのは、名物のヘレビーフカツ。この一皿に込められたこだわりは、食べる前から視覚で伝わってきます。箸を入れるだけで分かる、驚くほど柔らかいお肉。ひと口食べれば、舌の上でとろけるような食感と、上質な赤身肉ならではの深い旨みが広がります。 外側の衣は軽やかでサクッと香ばしく揚げられ、脂っぽさを一切感じさせない絶妙な仕上がり。添えられた特製デミグラスソースは濃厚ながらも優しく、お肉との相性が抜群です。さらに、マスタードを少し加えることで、味わいにキリッとしたアクセントが生まれます。 付け合わせのキャベツはみずみずしくシャキシャキ、ポテトサラダは滑らかな口当たりで、食事全体のバランスが取れているのも好印象。どの要素を取っても手抜きがなく、丁寧に作り込まれているのが伝わります。 ヘレビーフカツはもちろんのこと、ミックスフライやオムライスなど、他のメニューも非常に評判が良いので次回もぜひ試してみたいと思いました。アクセスの良さも魅力の一つで、灘エリアを訪れる際には外せない一軒。時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
2024/03訪問
1回
宝塚のスイーツ激戦区に店を構える「SHICT」。「一日800個売れる」という店頭の看板を目にして半信半疑で訪れた初回から、今回で4度目の訪問となりました。決して大きくない店構えながら、その実力は確か。一口食べれば、その販売数の理由を納得できることでしょう。 今回も迷わずオーダーしたのが、看板メニューの「シュガードーナツ」。カリッと焼き上げられた外側と、驚くほどもっちりとした内部の食感は、通常のドーナツとは一線を画す美味しさです。シンプルなシュガーコーティングが、生地本来の風味と食感を引き立てています。温かいうちに食べると、その食感の違いがより一層際立ち、思わず笑みがこぼれる美味しさです。 合わせて注文した「いちごチョコレート」も魅力的な一品。ベースとなるドーナツの美味しさはそのままに、贅沢にトッピングされたいちごチップが、食感のアクセントとなって味わいに深みを与えています。パリッとした食感と共に広がるフルーティーな風味、そしてチョコレートの上品な甘さ。この三者の調和が心地よく、最後まで楽しめます。 これまでの訪問経験から、個人的に特におすすめなのが「チョコレート」。チョコレートのコーティングは、厚すぎず薄すぎずの絶妙な加減で、ドーナツ生地との相性が抜群です。チョコレート好きの方には、特にお勧めしたい一品です。 店内はカフェスペースも完備されており、落ち着いた空間でゆっくりと味わえるのも魅力的。温かい飲み物と共に、できたての美味しさを堪能できます。宝塚大劇場への観劇前後や、街歩きの際に気軽に立ち寄れる立地も嬉しいポイントです。観劇客や地元の方々で賑わう時間帯もありますが、回転は比較的スムーズで、待ち時間もそれほど気になりません。 丁寧な接客と清潔な店内も印象的で、スイーツ激戦区の宝塚で、着実にファンを増やしている理由が分かります。宝塚エリアの実力店として、今後さらなる注目を集めることでしょう。 宝塚観劇やお出かけの際は、ぜひ立ち寄っていただきたいお店です。個人的には今後、季節限定メニューにも期待が膨らみます。 最後に重要なお知らせですが、このドーナツを最高の状態で楽しむために、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。それは、店舗でその場で食べるか、購入後なるべく早めに食べることを強くおすすめするという点です。時間が経つと油が染み出してきて、食感が大きく変化してしまいます。実際、今回購入したものは、お昼に買って夜9時には食感が変わってしまいました。 せっかくの美味しさを最大限に楽しむため、お土産として購入される場合は、食べる時間を考慮して購入されることをおすすめします。この極上のドーナツを、ぜひ最高の状態でお楽しみください。
2025/02訪問
2回
「甲陽園駅」から徒歩圏内に位置する、焼き菓子の名店「ツマガリ」。 地元で長年愛されているこちらのお店に初訪問しました。焼き菓子が豊富に揃い、どれにしようか迷うほどのラインナップ。その中で今回選んだのは、定番商品の「パルミエ」です。 ■パルミエ ひと口食べると、バターの芳醇な香りがふんわり広がり、表面の砂糖が織り成す甘さが絶妙。サクサクとした軽やかな食感が心地よく、気づけば手が止まらないほどの美味しさです。シンプルだからこそ素材の良さが際立ち、お店の実力を感じられる一品でした。丁寧に個包装されているため、贈り物としても重宝しそうです。 ツマガリの店内は、まるで宝石箱のように可愛らしく整えられており、どれを選んでも間違いないと思わせる安心感があります。商品のパッケージにも高級感があり、自宅用はもちろん、お土産やギフトにもぴったり。 焼き菓子のラインナップが非常に豊富で、「これは絶対試してみたい」と思うものがたくさんありました。特に、店頭に並ぶ季節限定商品にも興味津々です。 「ツマガリ」は、ちょっと贅沢なおやつタイムを演出してくれる素晴らしいお店でした。焼き菓子好きの方は、ぜひ一度訪れてみてください!
2025/01訪問
1回
1回
食べログ うどん WEST 百名店 2024 選出店
西宮(阪神)、さくら夙川、香櫨園/うどん、親子丼、うどんすき
讃岐うどんの名店「讃歌うどん はんげしょう」。注文したのは看板メニューの「とり天ぶっかけ」。正直、食べる前から期待が高かったのですが、それを遥かに上回る美味しさに驚かされました。 まず、麺。冷たいぶっかけスタイルで提供されるうどんは、ツヤツヤと光り輝き、見た目からして美しい。コシは強く、それでいてしなやかさもあり、一口噛むたびに小麦の香りがふわりと広がります。噛み応え抜群の麺に、ぶっかけ出汁が程よく絡み、喉越しはまさに極上。冷たさがさらに麺の美味しさを引き立てていました。 そして主役のとり天。衣はカリッと軽やかで、中の鶏肉は驚くほどジューシー。一口食べると肉の旨味があふれ出し、口の中いっぱいに幸せが広がります。添えられた大根おろしとレモンの爽やかさが絶妙なアクセントになり、揚げ物の重さを一切感じさせない完成度でした。 さらに、トッピングの青ネギとすりおろした生姜が、全体の味を引き締める役割を果たしています。シンプルながらも計算し尽くされたバランスで、うどん、出汁、とり天、それぞれが互いを引き立て合う一杯に仕上がっていました。 讃岐うどんというジャンルの枠を超えた、もはや芸術品とも言える「とり天ぶっかけ」。これほどの完成度を誇る一杯に出会えるのは、うどん好きとして大きな幸運です。次回訪問時も、迷わず再注文したいと思います。讃岐うどんファンのみならず、全ての麺好きに自信を持っておすすめしたいお店です!
2023/09訪問
1回
自然豊かな環境に佇む「レストラン ラ・フォンテーヌ」。この特別な空間で味わったのは、一皿でさまざまな味覚を楽しめる大人気メニュー「大人のお子様ランチ」。その豪華さと味わいにすっかり魅了されました。 まず目を引くのは、プレートに盛り込まれた料理の種類の豊富さ。ポタージュスープの優しい口当たりで始まり、季節のサラダや厳選されたお肉プレート、シェフ自慢のパンや三田米、さらにデザートまで、一皿にこれほどの満足感が詰まっているのは驚きです。特にお肉料理は柔らかさと旨味が際立ち、シンプルながら素材の良さを最大限に引き出した一品。どれも丁寧に作られていて、一口ごとに「贅沢」の二文字を実感しました。 また、このプレートのボリューム感は想像以上。ランチとしては十分すぎるほどの量で、お腹も心も大満足。ただし、少食の方や軽めのランチを求める方には少々多いかもしれません。シェアするのも一つの選択肢です。 さらに、このレストランの魅力は料理だけではありません。自然に囲まれたロケーションは、窓の外に広がる景色と相まって特別感を演出。木々のぬくもりを感じながら、リラックスして食事を楽しめる空間が広がっています。 「ラ・フォンテーヌ」でのひとときは、ただの食事ではなく、特別な体験そのもの。特に「大人のお子様ランチ」は、少し贅沢をしたいときや大切な人との時間を過ごすのに最適な一皿です。有馬温泉を訪れる際には、ぜひ立ち寄りたいレストランの一つだと強く感じました。
2023/09訪問
1回
淡路島の絶景スポット「うずの丘」でいただいたのは、淡路牛、生うに、島たまごを贅沢に使った一皿。その華やかなビジュアルと期待を裏切らない味わいに、心から感動しました。 まず、主役の淡路牛。程よくサシの入った柔らかなお肉は、噛むたびに濃厚な旨味が溢れ出し、その存在感は圧倒的です。そして生うには、とろけるような舌触りと甘みが特徴的で、濃厚ながらも上品な味わい。さらに、島たまごのまろやかなコクが全体を優しく包み込み、料理のバランスを見事に整えています。 この一皿の完成度は、地元淡路島の食材が持つポテンシャルの高さを存分に感じさせるものでした。また、絶景を眺めながら味わえるというシチュエーションも格別。料理だけでなく、目の前に広がる鳴門海峡の景色が、この特別な体験にさらなる彩りを添えてくれます。 淡路島に来たなら、ぜひ一度は訪れてほしい名店「うずの丘」。地元食材の真価を存分に堪能できる一皿と、絶景が織りなす至福のひとときが待っています。次回はまた違うメニューも試してみたいと思います!
2023/09訪問
1回
イオンモール伊丹のフードコートで見かけた「漁師の船上チラシ」。正直、こういう場所で“ちゃんとした海鮮丼”に出会えるとは思っていなかったけれど、いい意味で期待を裏切られた。注文したのは、名前からして惹かれる「漁師の船上チラシ」。その名に違わぬ、海の恵みが惜しげもなく盛られた一杯だった。 まずボリューム。見た瞬間「これは多いな」と思えるほど、器いっぱいに敷き詰められたネタたち。男の自分でもしっかり満腹になる量で、女性ならおそらくお腹いっぱいになるはず。見た目の満足感からすでに◎。 ネタはサーモン、いくら、マグロ、カニ、イカなどバラエティ豊か。ありがちな「安いネタで数だけ揃えた」感じではなく、それぞれがしっかりうまい。中でも印象に残ったのはイカ。ねっとりとした甘みと独特の柔らかさが絶妙で、フードコートレベルとは思えないクオリティ。マグロは「普通に美味しい」部類ではあるけれど、筋ばった感じや臭みは一切なく、丁寧に扱われていることが伝わってきた。サーモンは脂の乗りがよく、いくらとあわせて食べるとちょっとした贅沢感すらある。 鮮度も申し分なし。いくらのプチプチ感はしっかり残っていて、冷凍ものにありがちな水っぽさや味のぼやけも感じない。全体的に「ちゃんと魚を知ってる人が仕入れてるんだろうな」という印象を受けた。 そして価格。税込で1450円というのは、正直かなり“アリ”だと思う。このボリュームとネタの質なら、専門店顔負けとは言わないまでも、少なくとも“フードコートだからこの程度”という言い訳はいらないレベル。コスパは◎。 買い物ついでや家族連れでも気軽に立ち寄れる立地で、これだけの海鮮丼が味わえるのは嬉しい誤算だった。また来よう、と思える一杯。
2025/11訪問
1回
土曜の昼12時ちょうどに阪急・武庫之荘駅から徒歩数分の「らーめん専門 和心」へ。すでに店前には8人の待ち。住宅街の静かな通りに佇む店構えからは想像できないほどの人気ぶりで、地元の方に愛されているのが伝わってくる。待っている間も、醤油と煮干しの香ばしい香りが漂ってきて、期待値が自然と上がる。回転は比較的スムーズで、25分ほどで入店。店内は静かで落ち着いた雰囲気、年配のご夫婦から若いカップルまで客層は幅広い。店員さんの対応もとても丁寧で、接客の面でも“和心”という店名がしっくりくる。 この日は「煮干しブラックチャーシュー」に車麩をトッピングで注文。黒光りするスープの上に、美しく並んだチャーシューと車麩、そして青ネギ・刻み玉ねぎ・青のりが彩りを添える。着丼の瞬間からすでに美味しい。まるで絵画のような一杯に思わず見惚れてしまう。 まずスープを一口。名前に“ブラック”とあるが、尖った印象はなく、煮干しがしっかり効いていながら、えぐみや雑味は一切ない。むしろ醤油の丸みのある甘みと、煮干し出汁の深いうま味が溶け合い、非常に上品な味わい。よくある“がつんと煮干し”系とは一線を画し、「苦手な人でもこれは美味しいと思える煮干しラーメン」に仕上がっているのがすごい。自分自身、東京で食べた某有名店のような強烈すぎる煮干しが苦手だっただけに、ここのスープは感動レベルだった。 麺は中細のストレート麺で、硬めの茹で加減。これがまたスープとよく合う。啜った時の歯ごたえとスープの絡み方のバランスが非常に良く、食べ進めるごとにどんどん引き込まれていく。麺量もちょうどよく、最後まで飽きずに楽しめた。 チャーシューは赤身が美しい肩ロース系で、脂身は控えめ。見た目よりもずっとしっとりしていて、肉の旨みがぎゅっと凝縮されているタイプ。何枚も惜しみなく盛られていて、ラーメン全体の主役のひとつとしてしっかり存在感を放っていた。 車麩のトッピングは珍しく、スープを吸ってふわっとした食感になっていて、これはこれで面白い。ただ、強い印象を残すというよりは、全体のバランスを邪魔せず支える名脇役といった立ち位置。 価格はやや高めだが、一杯一杯を丁寧に作っているのが伝わってくるので納得感は高い。とにかくスープの完成度が抜群で、二郎系のようなジャンクさでもなく、淡麗系のあっさりでもない、“煮干し”を核に据えた独自のバランスが確立されている印象。ラーメン激戦区の関西においても、しっかりと個性を放つ一杯だった。 煮干し系に苦手意識のある人にこそ、一度食べてほしい。並んででもまた食べたいと思える味だった。
2025/10訪問
1回
甲東園駅近くにある家系ラーメンの人気店「あくた川」。お昼どきに訪れましたが、数人の行列もなく、すぐに入店できました。店内は明るく清潔で、カウンター席中心ながらゆとりのある配置。女性一人でも入りやすい雰囲気です。今回は味玉ラーメンを“麺かため・味濃いめ”で注文。 スープをひと口飲んだ瞬間、家系らしいコクの深さと出汁の厚みがしっかりと広がり、思わず唸る完成度。塩気は強めながらも角が立たず、旨みが何層にも重なって口いっぱいに広がります。鶏油は控えめで、香ばしさとまろやかさが共存。濃厚ながら重すぎない絶妙なバランスで、全体のまとまりが非常にいい。まさに“飲み干せる家系”という表現がぴったりです。 麺は中太のストレートで、かためにしたことで適度な弾力とハリがあり、スープをしっかりと受け止めてくれます。噛むたびにスープが絡み、力強いスープと麺の一体感を感じる仕上がり。最後までのびることなく、終始心地よい食感でした。 炙りチャーシューは香ばしく、脂の甘みと赤身の旨みが絶妙なバランス。ほろっとほどける柔らかさがありながら、噛むたびに肉の旨みが滲み出てくる。味玉は黄身までしっかりと味が染みていて、スープと一緒に食べるとさらに深みが増します。ほうれん草や海苔といった定番のトッピングも丁寧に仕上げられており、特に海苔をスープに浸して食べる瞬間は格別。白ご飯がほしくなるほどの相性でした。 全体としては、家系の「ガツンとした力強さ」と「出汁の上品な深み」が見事に共存した一杯。濃厚でありながらもまとまりがあり、後味はすっきりと心地よい。食べ終えたあとも旨みの余韻が長く続き、「次はご飯を合わせたい」と自然に思える満足度の高さでした。 清潔感のある店内、丁寧な一杯、そしてこのバランス感。甲東園で“本気の家系”を求めるなら、まずここを選んで間違いないと思います。
2025/10訪問
1回
宝塚南口に新しくできた「ブーランジェリー シュシュ」で、4種類のパンを購入。どれも見た目から丁寧さが伝わり、ひと口食べた瞬間に“地元に愛されるパン屋になるだろうな”と感じる温かみのある味わいだった。 ソーセージエピ ポリッと焼かれた香ばしい生地の中に、肉の旨みがじゅわっと広がる。粒マスタードが程よく効いており、バランスの取れた味わい。ソーセージはしっかりジューシーで、噛むたびに満足感がある。惣菜パンとしての完成度が高く、定番ながら「また食べたい」と思わせてくれる一品。 リッチミルク ふわふわの食感に、ほんのりと優しい甘み。ミルクの香りがやわらかく漂い、軽やかで何個でも食べられる。シンプルながら素材の良さと職人技が際立っており、朝食にもおやつにもぴったりの万能パン。 オレンジショコラ ビターなチョコに、柑橘の爽やかさが絶妙にマッチ。オレンジピールがしっかり香り、全体を引き締めている。甘すぎず、ビター系の大人っぽい仕上がり。オレンジの香りが得意でない人には好みが分かれるかもしれないが、チョコ好きにはおすすめしたい。 黒糖食パン トーストすると外はサクッと香ばしく、中はふわふわ。黒糖の香りがふんわり広がり、ほんのりとした優しい甘みが口の中に広がる。軽くトーストしてバターをのせると、香りと甘みのバランスがさらに際立ち、朝の一枚に最適。 最近オープンしたばかりのお店ながら、種類がとても豊富で、価格も抑えめ。日常使いにも特別な日にも通いたくなるようなベーカリーだと感じた。どのパンにも共通しているのは、奇をてらわないのに印象に残る丁寧な味づくり。 また機会があれば、別のパンもぜひ試してみたい。
2025/10訪問
1回
毎年話題を呼ぶブラックサンダーとミスドのコラボが、今年も登場しました。昨年に続くこのシリーズ、今回は4種類を食べ比べてみましたが、それぞれの持ち味がしっかりと立っていて「どれも食べてほしい」と思わせる仕上がりでした。 一番印象に残ったのはやはりチョコファッション。最初にかじったときのガリッとしたザクザク感は思わず笑ってしまうほどのインパクトで、その後は重厚な生地と馴染んで最後まで食べ飽きない。途中で効いてくるストロベリーチョコの酸味が味に変化を与えてくれるので、濃厚さの中にリズムが生まれ、コラボの中で一番の“優勝”だと感じました。 次におすすめしたいのがチョコレート。王道のブラックサンダーらしさをそのまま再現しつつ、ミスドのふんわりとしたドーナツらしさがしっかり活きていて、ひと口で「これぞコラボだ」と納得できる完成度。ゴテゴテせず、それでいて満足感のある仕上がりで、誰にでもすすめやすいバランスの良さがありました。 三番手はエンゼル。表面のザクザク感にふんわり生地とホイップが合わさり、軽やかなのに甘さを持続させてくれるタイプ。濃厚で力強いチョコファッションに比べると調和重視の仕立てで、優しい甘さを楽しみたいときにはぴったりです。 最後にポン・デ・チョコデビル。こちらはブラックサンダーコラボではありませんが、見た目の可愛さでハロウィン気分を盛り上げてくれる存在。味はいつものポン・デ・リングにチョコをまとわせた安心感があり、驚きは少ないものの“見て楽しい、食べてホッとする”一品でした。 全体を通して感じたのは、大きな驚きよりも生地やクリームの違いをどう活かすかという“微差の楽しみ”が中心だったということ。その中でもチョコファッションは突出した完成度で、このシリーズの真価を示しているように思えました。気分や好みに合わせて選べるラインナップなので、ぜひ複数買って食べ比べてほしいです。
2025/09訪問
1回
阪急西宮ガーデンズの「TOOTH TOOTH パティスリー&カフェ」で、洋梨とプラリネクリームのパルフェ・ポワール、シャインマスカットのタルト、シトロンシュプリーム、TOOTH TOOTHブレンドをいただきました。館内2階の北モールに位置する店舗は、買い物の合間に立ち寄りやすいアクセスの良さがありながら、席数も多くゆったりとしており、ガラスケースに並ぶ色鮮やかなスイーツを眺めているだけで気持ちが華やぎます。天井も高く開放的で、明るい光に包まれた空間は非日常感があり、特別なおやつ時間を演出してくれます。 まず注文したパルフェ・ポワール⭐️は、この日の中でも最も印象的な一品でした。洋梨のジューシーで瑞々しい甘さが口いっぱいに広がり、それを包み込むようにプラリネクリームの濃厚さと上品な甘さが重なります。両者が主役として並び立つ構成は、ありがちな「どちらかに寄る」パフェとは違って、一口ごとに違った印象を与えてくれるのが魅力的。さらにアーモンドのメレンゲやフィアンティーヌがざくざくと食感を加え、層の変化で楽しませてくれました。全体の色合いも秋らしいトーンで、食べ進めるほどに季節感を味わえる仕上がり。濃厚さと爽やかさが最後まで同居し、余韻として両方が残る完成度の高さに「最高」という言葉しか出ませんでした。 シャインマスカットのタルト◎は、旬の果実をそのまま頬張るような贅沢さが光る一皿。大粒のマスカットがごろごろと並び、そのパリッとした張りのある食感と上品な甘みを、しっとりとしたタルト台と濃厚なクリームがしっかりと支えていました。単にフルーツを乗せただけではなく、台とクリームの存在感が合わさることで、果実の魅力がより立体的に浮かび上がる印象。見た目の華やかさと素材の力強さを兼ね備えた、ご褒美感あふれるタルトでした。 ドリンクは紅茶を2種類。シトロンシュプリーム◎は口に含んだ瞬間にレモンの爽快な酸味が立ち上がり、スイーツをいただいた後の舌をすっと洗い流してくれるような存在でした。リフレッシュ感が強く、単体で楽しむなら朝にぴったり。目覚めの一杯として飲めば、気分を切り替えてくれる紅茶だと思います。一方のTOOTH TOOTHブレンド⭐️は落ち着いたコクのある香りと強めの渋みが特徴で、余韻がじんわりと続き、大人っぽい落ち着きを感じさせてくれました。スイーツと合わせたときは控えめに引き立てるのではなく、むしろ共演するように存在感を放ち、最後には自然とほっとした気分に導いてくれる、力のある紅茶でした。 4品を通して感じたのは、コース料理のような流れで軽やかにまとまるというよりも、それぞれがしっかりと個性を放つアラカルト的な体験。それでも「華やかさ」と「高級感」というTOOTH TOOTHらしい個性が空間全体に漂い、特別なひとときとしてまとまっている点が魅力でした。店内は明るく華やかでありながら、落ち着いた雰囲気もあり、非日常感を演出してくれるのもこのお店ならでは。 総じて、TOOTH TOOTHは“クラシックな洋菓子をベースにしながらも、果実や紅茶の個性を活かして現代的に仕立てる”というスタイルを確立していると感じました。ガーデンズの華やかな空間で、季節を映すスイーツと紅茶のペアリングを楽しむ時間は格別。次回は別の季節のタルトやパフェを試し、また違う表情のTOOTH TOOTHを味わいたいと思います。
2025/09訪問
1回
JR甲子園口駅近くの商店街にある「味包(みーほう)」。商店街の町中華らしい空気感を持ちながら、特級調理師による本格中華が味わえる数少ない店です。餃子や炒飯、唐揚げももちろん水準以上でしたが、今回特に心を掴まれたのは、海老入りシューマイと海老のマヨネーズ。この2品は間違いなく訪問の価値を決定づける存在でした。 海老入りシューマイ⭐️は、噛んだ瞬間に海老がぷりっと弾ける食感が印象的で、同時に肉の旨みがしっかりと広がります。点心専門店の繊細さを思わせながらも“肉肉しさ”を前に出すバランスが絶妙で、ただ軽やかに流れていく点心では終わらない。口に入れた瞬間の快感と、食べ進めた後の満足感が同居しており、食後に「もう一度この一皿を」と思わせる強い再訪性を持っています。 一方の海老のマヨネーズ⭐️は、さらに鮮烈な体験でした。大ぶりの海老にふんわりと軽やかな衣を纏わせ、濃厚でクリーミーなマヨソースが絡む。ここまでは王道ですが、味包の特筆すべきはその奥行きにあります。ソースの中にナッツ系のペーストが仕込まれており、一口ごとに香ばしさが鼻へと突き抜けていく。この香りの立ち上がりが一皿に立体感を与え、重たさを感じさせないまま贅沢な余韻を残す。食べ進めるほどに中毒性を帯びていき、気づけば「まだ食べたい」と思わせる魅力を備えていました。 脇を固める料理も見事でした。特製手作り焼き餃子◎はもっちりと厚みのある皮が点心の伝統を感じさせ、中の餡は野菜の甘みが主体で軽やか。炒飯◎は玉ねぎの甘みと肉のコクがしっとりと広がり、油の豊潤さも全体をまとめ上げる“深み”のある味わいでした。唐揚げ◯はカリッとした衣にブラックペッパーを効かせ、豪快ながらも計算された仕上がりで、ビールを思わず欲しくさせる一品です。 しかし今回の体験で最も印象を残したのは、やはり海老シューマイと海老マヨ。どちらも「本格中華」と「町中華」の境界を飛び越え、親しみやすさの中にしっかりと技術と独自性を感じさせる仕上がりでした。甲子園口というローカルな街にいながら、東京の名店に匹敵するレベルの点心と中華を楽しめるという驚き。その体験自体が、この店を百名店たらしめる理由だと強く感じました。