「滋賀県」で検索しました。
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2025/11訪問
1回
近江八幡駅から車で10分弱、地元でも人気の中華「是的菜館」へ。日曜18:30着で店内は満席、30分ほどの待ち時間がありましたが、スタッフの丁寧な対応と熱気のある店内の雰囲気で待ち時間もそれほど気にならず。予約しておくのがベストです。 このお店の魅力は、“高級すぎないのに、丁寧で上品”。中華というと重たく濃い味のイメージもありますが、ここは全体的に優しく、でも満足感はしっかりある、そんなちょうど良さが光っていました。 五目春巻(⭐️) 一口目から「うまっ」と声が出る春巻。皮はパリパリ、なかの餡はとろとろで熱々。野菜の甘みととろみのバランスが絶妙で、王道ながら、しっかり印象に残る仕上がりでした。 皮から手作り水餃子(ネギ焼醤油)(⭐️) これはマストで頼んでほしい逸品。もちもちの手作り皮に包まれた餡はジューシーで旨味たっぷり。少し甘めのネギ醤油ソースがまた最高。焼き餃子も頼みましたが、断然この水餃子の方が好みでした。 皮から手作り焼き餃子(◯) こちらも肉汁じゅわ〜系。にんにく不使用なので軽めで食べやすいですが、個人的には最初からニンニク入りが好み。卓上のにんにくチップ&醤油でカスタマイズすることでパンチが出て◎。 海老マヨ(ハーフ)(◎) これも上品。マスタードの効いた特製ソースが珍しく、でも主張しすぎずマヨネーズとバランス良く調和。エビはプリプリで衣も軽く、油っこさは皆無。少量でも満足感あり。 国産特製レバニラ炒め(醤油)(⭐️⭐️) 今回のハイライト。とにかくレバーが柔らかく、臭みゼロ。タレも甘めの醤油ベースでしっかり絡みつつ、重くない。見た目も華やかで、ボリュームも申し分なし。レバニラ好きなら一度は試すべきレベルの逸品。 自家製叉焼入り五目炒飯(ハーフ)(⭐️) しっとりパラパラ系で理想的な炒飯。自家製チャーシューの香ばしさと旨味がアクセントになっていて、ハーフとは思えない満足感。これも絶品でした。 店全体の印象としては「ちゃんとした味のする町中華」。高級すぎず、でもひとつひとつが丁寧で、誰かに紹介したくなるようなお店。観光ついでにも、地元の普段使いにも。再訪確定です。予約はお早めに。
2025/11訪問
1回
滋賀・堅田にある「らーめん与七」。今回はとんこつラーメンを取り寄せていただきましたが、その見た目からしてインパクト大。まず目に飛び込んでくるのは、丼の半分以上を覆うように並べられた大判チャーシュー。麺もスープもその下に隠れるほどで、ビジュアルだけで気分が上がる一杯です。 スープをひと口すすると、意外にもまろやかで甘みのある豚骨。豚骨特有のクセや臭みはまったく感じられず、クリーミーで非常に飲みやすい。軽やかさがありながらも、しっかりとコクがあり、バランスの良さが際立ちます。時間が経つとチャーシューの旨味がじわりとスープに溶け出し、全体にとろみと深みが加わっていく変化も楽しめました。 麺は中太のストレート。もちもちとした食感が特徴で、スープとの絡みも良好。細麺では味わえない、食べごたえと安心感があり、ひと口ごとに豚骨の旨味をしっかりと運んできてくれます。 中でも印象的だったのはやはりチャーシュー。脂っこさは抑えられ、しっかりとした肉の旨味が楽しめるタイプ。ほどよい厚みで、噛むたびに豚の風味がじゅわっと広がります。量もたっぷりで、スープとの一体感が後半になるほど増していく構成。脂身が少ない分、最後まで重たさを感じずに楽しめました。 メンマもまた、しっかりと味が染み込んでいて、適度な歯ごたえがあり、全体の中で良いアクセントになっていました。 総じて、ド派手なインパクトで押すラーメンではなく、各要素が丁寧に仕上げられた“じんわりと旨い”一杯。チャーシューのボリュームと質、スープの変化、麺の食感のバランスがしっかりと取れていて、食べ進めるほどに満足感が高まっていくラーメンでした。
2025/11訪問
1回
土山サービスエリアで休憩中、ふと香ばしい匂いに足を止めた先にあったのが「こなやはん」。目に飛び込んできたのは、鉄板の上でじゅうじゅうと音を立てるたこ焼き。サービスエリアにしては珍しく、注文を受けてから仕上げるスタイルで、焼きたてが味わえるというのもポイントです。 今回いただいたのは「九条ネギたこ焼き(6個入り)◎」。箱を開けた瞬間、驚くほどたっぷりとのせられた九条ネギがまず目を引きます。これだけ惜しみなく使ってくれるのは、地元のこだわりを感じますし、視覚的にもとても食欲をそそられました。 ひと口頬張ると、そのふわとろ感に思わず笑みがこぼれる。たこもぷりっとした食感で存在感があり、しっかりと美味しい。出汁の香りとともに、どこか懐かしくて、でもちゃんと「上質な味わい」になっているのが嬉しいところ。 そして主役とも言える九条ネギ。通常の青ねぎにありがちな「辛さ」や「青臭さ」はなく、むしろほんのりとした甘みがたこ焼きの出汁と絡んでやさしく口の中に広がります。シャキシャキとした食感がアクセントになり、ふんわりとしたたこ焼きとのコントラストが絶妙。ネギの量も十分で、「ネギ好きにはたまらない」と思える仕上がりでした。 ソースも濃すぎず、どちらかというとネギや出汁の風味を引き立てる脇役として控えめに使われている印象。全体的に、派手さよりも丁寧な仕事ぶりが光る一品で、サービスエリアという場所を忘れてしまいそうになる完成度です。 関西圏在住で普段から本格たこ焼きを食べ慣れている方でも、きっと満足できる味。ちょっとした立ち寄りでこのクオリティに出会えるとは思っていなかったので、うれしい驚きでした。旅の途中で、ちょっと小腹を満たすだけでなく、ほっと一息つける時間を与えてくれる、そんなたこ焼きでした。
2025/11訪問
1回
滋賀県近江八幡市にある「ラ コリーナ近江八幡」は、自然と調和した建築とお菓子のテーマパークのような施設で、クラブハリエやたねやのスイーツが楽しめる観光名所。観光バスも多数乗り入れる人気スポットで、焼きたてバームクーヘンをはじめ、限定商品も豊富です。今回は施設内で購入できる限定スイーツをいくつか食べたので、その感想をまとめてみます。 ■バームクーヘンミニ ⭐️ やっぱり王道。外側のシャリッとした砂糖のコーティングと、中のしっとり・ふわっとしたバームクーヘンのコントラストが最高。甘さが強めで、少量でも満足感がある。これを食べると「クラブハリエってすごいな」と毎回思わされる。 ■どらバター (ラコリーナ限定)◎ ふわふわの生地に包まれた、やわらかめのバターとあんこの組み合わせが絶妙で、バターの香りは控えめなのに存在感はしっかり。甘さもくどくなく、最後まで飽きずに食べられる逸品。 ■福寿芋 ◎ 芋好きにはたまらない。中の餡が甘く、さらにゴロッと入ったお芋が自然な甘さと食感をプラスしていて、和菓子らしい素朴さと満足感の両立ができていた。 ■栗饅頭 黒(ラコリーナ限定) ◯ こちらは正直言ってやや普通。栗の風味はしっかりしていて美味しいんだけど、よくある和菓子の延長線上にある印象で、特別な感動までは至らなかったが安定していた。 どれもラコリーナらしく、丁寧なつくりと素材の良さが感じられるものばかりでした。スイーツ好きとしては、今後も季節限定品や別店舗限定の商品も試していきたいと思える場所です。観光の合間に立ち寄っても、お土産としても満足度の高いスイーツが揃っているので、また訪れたいと思います。
2025/11訪問
1回
京阪・びわ湖浜大津駅を降りてすぐの場所にある「三井寺力餅本家」。明治時代から続く老舗で、滋賀を代表する銘菓のひとつとして知られています。観光客はもちろん、地元の方にも長年愛されてきたお店で、その店構えからも歴史の重みが感じられます。 名物の「力餅」は、手に取りやすい小ぶりのサイズ。口に入れるとしっとりと柔らかく、もちもちとした食感が広がります。上からたっぷりとかけられているのは抹茶入りの青大豆きな粉。鮮やかな緑色が目に鮮やかで、ひと口食べると香ばしさとほんのりとした甘さ、そこに抹茶のほろ苦さが加わり、後味まで上品にまとまっています。甘さはあくまで控えめで、素朴さの中に洗練された風味を感じることができました。 難点を挙げるなら、このきな粉がとてもさらさらしているため、どうしても食べるときにこぼれてしまうこと。ただ、それすらも昔ながらの和菓子らしい魅力であり、現地でいただくからこその楽しみとも言えるでしょう。包装された状態で見ても素朴で可愛らしく、旅の途中でひと休みにいただくと、不思議と心まで和む味わいです。 また、この力餅は日持ちが短いため、お土産として遠方に持ち帰るのにはあまり向きません。だからこそ「ここに来てこそ食べられる特別な味」としての価値があり、観光の際にわざわざ立ち寄る理由にもなると思います。琵琶湖や三井寺の観光と合わせて楽しめば、滋賀の魅力をより深く感じられるはずです。 総じて、素朴ながら滋賀らしさと老舗の誇りを感じさせる銘菓。粉のこぼれやすさすら愛嬌の一つで、現地で食べるからこそ味わえる格別の美味しさでした。大津を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。
2025/08訪問
1回
「博多とんこつ 真咲雄」の看板メニュー「のうとん(替玉付き)」を宅麺で注文しました。自宅で本格的な博多とんこつラーメンを楽しめるということで期待していましたが、期待以上の満足感を得ることができました。 まず、スープを温めて袋を開けた瞬間、広がる豚骨の香りに驚きました。まるでお店にいるかのような、濃厚でパンチの効いた豚骨の香り。これだけでテンションが上がります。一口スープをすすれば、その濃厚さに圧倒されます。豚骨の旨味が凝縮されたスープはクリーミーでありながら、どっしりとしたコクが特徴的で、最後まで飽きずに飲み続けたくなる美味しさでした。 麺は博多らしい極細麺で、茹で時間も短く、簡単に調理できるのが嬉しいポイント。極細ながらもしっかりとしたコシがあり、スープとの絡みも抜群です。すすった瞬間に豚骨スープの濃厚な味わいと麺の小麦の香りが一体となり、何度もすすりたくなるような中毒性があります。 チャーシューは程よい厚みがあり、しっかりとした歯ごたえが特徴的。柔らかすぎず、噛むたびに肉の旨味がしっかりと感じられるタイプです。濃厚なスープとの相性も良く、スープと一緒に食べることでさらに美味しさが引き立ちます。 そして今回の「のうとん」には替玉が付いており、そのボリュームに驚きました。最初の一杯でも十分満足感がありましたが、替玉を加えることでさらに麺の美味しさを楽しむことができます。ただ、強いて言うならば、替玉を入れる頃にはスープが少なくなってしまい、スープがもう少し多ければ最後の一口まで完璧だったと感じました。それでも、替玉とスープを絡めて食べる瞬間は最高でした。 この「のうとん」は、自宅で楽しむ博多とんこつラーメンとしては間違いなくトップクラスの完成度だと思います。スープの濃厚さ、極細麺のコシ、チャーシューの歯ごたえ、そして替玉というボリューム感が揃った一杯は、大満足の体験でした。 次回はもう少し早めにスープを調整しながら替玉を楽しむなど、より美味しく食べる方法を試してみたいと思います。「博多とんこつ 真咲雄」の「のうとん」は、豚骨ラーメン好きにはたまらない一杯で、自宅で博多の味を堪能できる贅沢な体験でした。ぜひ一度お試しください!
2025/02訪問
1回
名神高速を走るとき、休憩スポットとしてよく利用する多賀サービスエリア。夕方前のちょっと小腹が空いたタイミングで、店内を歩いていると「人気ランキング1位」の文字が目に入りました。半熟卵が丸ごと入った月見カレーパン◯。これは気になる…と迷わず購入。 手に持つと、ふかっとした弾力を感じる生地。丸く愛嬌のある見た目ながら、表面はカリッと薄い衣に包まれていて、揚げパン特有の重さは控えめ。割ってみると、中央に半熟卵がしっかりと姿を見せ、黄身が少しとろっと広がり始める。視覚的にもワクワクさせてくれます。 口に運ぶと、まず驚いたのは生地のもちもち感。弾力感があって、食感がとても好み。噛むごとにパンそのものの甘みが感じられ、単なる包み役ではなく、主役の一つとして成立している印象。これはなかなか出会えないタイプで、サービスエリアのパンとは思えない仕上がりです。 肝心のカレーは辛さ控えめで、挽肉の旨みを感じる優しいテイスト。スパイスでガツンと来るというよりは、卵のまろやかさと寄り添うバランス。半熟卵が混ざることでより一体感が出て、後半の味変としてもしっかり力を発揮してくれています。 一方で、個人的にはもう少しカレーの量が欲しいところ。生地が美味しい分、カレーが引き立て役に回っている印象で、カレー感をぐっと前に出してくれるとさらに満足度が上がりそう。とはいえ、この「パンが主役」スタイルも嫌いではなく、惣菜パンと揚げパンの中間を行くような独自のバランスが面白いところです。 多賀SAに寄ったら、次は2位のタクマヨパンや、コッペパン系も試してみたい。旅の途中で偶然出会ったパンとしては、記憶に残る満足感でした。
2025/11訪問
1回
名神高速道路・多賀SA(下り)のフードコート内にある【餃子の王将 EXPASA多賀店】。おなじみの味を高速道路でも楽しめるという安心感に加え、旅の途中に立ち寄る非日常感が加わることで、ちょっと特別な気分に浸れるのも魅力です。週末の夜20時ごろ、車での長旅の腹ごしらえとして利用しました。 この日は豪快に、餃子2人前、炒飯(大盛)、肉と玉子のいりつけ、鶏の唐揚げ、麻婆豆腐を注文。まさに“王将フルコース”といったラインナップです。 まずは唐揚げ◯。一般的に脂がのったモモ肉が使われがちですが、こちらは意外にもあっさりとした後味。鶏むね肉でしょうか。衣はサクサク、中はふんわり。そこに王将名物の“マジックパウダー”がふりかけられており、塩気と旨味のバランスが絶妙。このパウダーの存在が、あっさり系の唐揚げにしっかりとしたジャンキーさを与え、全体を一段引き上げている印象です。 炒飯(大盛)◯は、王将らしい“パラッパラ”系の仕上がり。玉子とネギ、チャーシューがバランスよく入っており、スプーンが止まらなくなる安定の美味しさ。ただ個人的には、もう少ししっとり感が加わるとさらに好みでした。高速道路でこのクオリティなら満足度は十分高いです。 餃子◯は安定の美味しさ。今回はテイクアウト仕様の器での提供だったため、焼き立てのパリパリ感は控えめですが、あの王将独特のジューシーな餡の味は健在。ニンニクの風味が絶妙で、こってりすぎず、でもしっかりパンチがある。1人前では足りず、2人前がちょうどよかったです。 麻婆豆腐◯は、見た目ほど辛さはなく、最初は甘めの餡がしっかり豆腐に絡むマイルド系。しかし後半になるにつれ、じんわりと辛さが追いかけてくる仕立て。花椒系の痺れは控えめで、万人向けの味わいです。ただ、食べ進めるうちに餡の水分がやや分離して“シャバシャバ”感が出てくるのが気になりました。もう一歩、深みのあるコクが加わればなお良し。 そして本日のMVPが「肉と玉子のいりつけ⭐️」。これは本当に美味しかった。柔らかい豚肉とふんわり玉子が絶妙な火入れで絡み合い、タレが全体を包み込むような味付け。しょっぱすぎず甘すぎず、白ごはんが欲しくなるような“黄金比”のバランス。ボリュームもあり、最後まで飽きずに楽しめました。 高速SA内というロケーションで、これだけ安定感と満足感のある中華が食べられるのは本当にありがたいですね。提供スピードも非常に早く、時間がない中でもしっかり食事を取りたいドライバーにぴったり。
2025/11訪問
1回
滋賀・彦根の名店「ラーメンにっこう」。ラーメン好きの間では言わずと知れた存在で、特に鶏白湯ラーメンの名手として名高い。今回は、その看板メニューのひとつ「鶏白湯塩ラーメン」を取り寄せてじっくりと味わった。 目の前に広がるのは、黄金色のスープに中太ストレート麺。その上には、薄くスライスされたチャーシュー、カイワレ、味玉がバランスよく配置されている。派手さはないが、隅々まで整えられた美しさが一杯の中に宿っている。 まずスープをひと口。鶏の旨味がしっかりと感じられる一方で、意外なほどすっきりとした飲み口。いわゆる“濃厚鶏白湯”とは一線を画し、まるで上品な出汁のようなやさしさとキレを併せ持つ。塩味のバランスも絶妙で、素材ひとつひとつの輪郭を丁寧に引き出している印象だ。 そして何より感動したのが、麺の存在感。中太ストレート麺はもちもちとした弾力があり、喉越しは非常になめらか。つるっと軽快にすすれるので、気づけばどんどん箸が進んでしまう。「このラーメンは、麺が主役かもしれない」──そう思えるほど、完成度が高い。 チャーシューは脂が程よくのっていながら、驚くほどあっさりとした口当たり。スープとの一体感も素晴らしく、ラーメン全体に自然な深みを加えてくれる。重たさを感じさせない仕上がりで、食後の余韻も心地よい。 全体を通して、鶏白湯ラーメンとしてはかなりあっさりめの仕上がり。それゆえ、女性にも食べやすく、飲み会のあとや「今日はこってり系はちょっと…」という日にもぴったりだと思う。しっかりと満たされるのに、身体にはやさしい。そんな余白のある一杯だった。
2025/11訪問
1回
真夏の昼下がり、こってり系よりも、あっさりとキレのある麺が恋しくなる。そんなときにふと足を運んだのが「麺や 江陽軒」。注文は「塩つけそば(並)」一択。こういう日こそ、塩の優しさが沁みるのだ。 まず目に入るのは、艶やかで端正に盛られた麺。箸で手繰ると、想像以上にしなやかで、ひと口すするたびに感じるつるもち感。そのままでも小麦の香りがふんわりと漂い、冷水でキリリと締められた麺は、夏にぴったりの清涼感。 対するスープは、塩の透明感をベースに、動物系と魚介の旨みがじんわりと重なる構成。過剰な主張はないのに、奥行きがある。塩味なのに“淡くない”。飲み干せるほどの軽やかさとコクが共存しているのが見事だ。 スープの中には柔らかくスライスされたチャーシューとメンマ、刻みネギが控えめに佇む。この引き算の美学が、主役である麺とスープをより際立たせている。全体として、奇をてらわず、ひたすら“おいしいつけ麺とは”を追求した印象。 特筆すべきは、全体のバランスの良さ。塩味ベースでここまで満足感のあるつけそばは、ありそうでなかなか出会えない。重さがなく、それでいて物足りなさもないという絶妙なラインを保っている。 これはきっと、暑さに関係なく定期的に食べたくなるやつ。次は醤油や限定麺にも挑戦したくなった。
2025/08訪問
1回
滋賀県・余呉で販売されている「ムーンアイスデザート」の豆乳アイス。無添加・無香料、そしてオーガニック大豆を使用した“からだにやさしい”アイスとして、一部で知られる存在です。 今回選んだのは「苺味」。手のひらサイズのカップに詰まった素朴な佇まいながら、スプーンを入れるとシャリっとした心地よい感触が広がり、口に運ぶと苺の甘みがほんのりと広がります。いわゆる濃厚系ではなく、素材のやさしさを生かした軽やかな味わいで、ナチュラル志向の方には特に好まれるであろう仕上がりです。 一方で、個人的には豆乳特有の風味がやや気になったのも正直なところ。普段からソイラテや豆乳系ドリンクが苦手な私にとっては、少しクセを感じました。ただ、これは完全に好みの問題。豆乳好きの方や、ソイ系スイーツを日常的に選ぶ方には、むしろこの豆乳感が魅力に映るはずです。 なにより、このアイスに込められたこだわりが素晴らしい。オーガニック大豆のみを使い、添加物を一切加えないという誠実な姿勢は、味の奥行きにもつながっているように感じます。ヴィーガンの方やアレルギーに配慮したスイーツを探している方、小さなお子さんのいる家庭にも安心しておすすめできる一本です。 控えめながらも真摯に作られた、そんな印象のアイスでした。苺のほかにも様々なフレーバーが用意されているようなので、次は別の味も試してみたいと思います。
2025/08訪問
1回
米原駅近くの「たい風」で、煮卵ラーメンと炒飯のセットを注文。 炒飯はパラパラ系で、油っこさがなく控えめな味付け。ラーメンと一緒に食べることを前提にしたような、主張しすぎないバランスの良さがある。付属のチャーシューを炒飯にのせて食べてみると、これが驚くほどうまい。単品で「焼豚炒飯」として出せば間違いなく人気メニューになりそう。チャーシューの柔らかさと炒飯の食感がよく合っていた。 ラーメンはあっさり系の豚骨スープで、クセがなく食べやすい。細めの麺はスープと馴染みやすく、量もちょうど良い。チャーシューは薄切りながら柔らかく、豚の旨味がしっかり感じられるタイプで、好みの味だった。 煮卵は中までしっかり味が染み込んでいて、白身がやや茶色くなっている。中の黄身はほどよく半熟で、過度なとろみはなく、食べやすい仕上がり。見た目以上に丁寧に作られている印象だった。 炒飯に添えられていた紅生姜をラーメンに入れてみたところ、スープにほどよいキレが出て、味変としてはかなり効果的。卓上に常備されていてもよいくらいだと感じた。 ラーメン・炒飯ともに飛び抜けた個性ではないが、全体的に完成度が高く、組み合わせで満足感が出るセット。駅近で立ち寄りやすく、出張や旅行途中の一食にもぴったり。地味ながらしっかり満足できる、そんな一軒だった。
2025/08訪問
1回
東名・名神高速を利用する際によく見かける「まる天」。老舗練り物店で、サービスエリアや観光地での食べ歩き定番としておなじみです。今回は多賀SA(上り線)で休憩がてら立ち寄り、「チーズ棒」をいただきました。 揚げたてを手渡され、袋から取り出すと湯気と共に磯の香りがふわっと広がります。柔らかなすり身の中にチーズがしっかり練り込まれており、かじるとじゅわっと旨味とコクが広がります。チーズの塩気と魚の旨味がバランスよく、シンプルながら飽きのこない味わい。小腹満たしや車内での軽食にぴったりです。 まる天は他にも「たこ棒」「えびマヨ棒」など種類豊富ですが、チーズ棒は特に万人受けしやすく、お子様やチーズ好きの方にもおすすめ。サービスエリアでのドライブ休憩時に、温かい揚げたてを頬張れば疲れも和らぎます。
2025/08訪問
1回
名神高速道路・大津サービスエリア(上り線)にある「丸十精肉店」さんに立ち寄り、小腹満たしに牛串と餃子フランクを注文してみました。テイクアウト形式で、その場で焼き上げてくれるスタイルなので、食欲をそそる香りに思わず足が止まります。 ■ 牛串(△) しっかりと炭火で焼いて提供してくれるため、香ばしさは十分。アツアツの状態で手渡されるのも嬉しいポイントです。ただ、肉質はやや硬めで、脂身の少なさが少し気になりました。赤身中心の部位だったのか、ジューシーさという点ではやや物足りない印象。「まぁ普通かな」と感じる一品でしたが、炭火焼きの香りで満足感はある程度補われています。 ■ 餃子フランク(◯) こちらは一転して好印象。しっかりジューシーで、口に入れると肉汁がじゅわっと広がり、餃子風味のスパイスが良いアクセントに。見た目以上にボリュームもあり、一本でかなりの満足感。これで500円なら、高速のSAグルメとしては十分コスパが良いと感じました。 観光地価格になりがちなサービスエリア内でも、こうした“アツアツ&香ばしさ”を売りにするお店は、ちょっとした非日常感があって楽しいですね。次回は牛タン串など、別のメニューにも挑戦してみたいと思います。
2025/05訪問
1回
食べログ ステーキ・鉄板焼き WEST 百名店 2024 選出店
篠原、近江八幡、武佐/ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ
名神高速の土山サービスエリアを訪れた際、少し休憩を兼ねて立ち寄った売店で、ふと目に入った「松阪牛まん⭐️」。思わず引き寄せられてその場でひとつ購入。蒸したてを手渡され、すぐに近くのベンチでいただくことに。 まず手に持った瞬間、しっとりとした皮の感触に「これはちゃんとしたやつだな」と期待が膨らむ。かぶりついてみると、ふわふわの皮が驚くほどやわらかくて、口あたりがとてもなめらか。厚すぎず、それでいて存在感のある生地は、餡の旨味を受け止める絶妙なバランス。 中の具はというと、松阪牛ならではの上質な脂の甘みと旨味が口いっぱいに広がり、思わず唸ってしまうほどジューシー。豚まんのようなガツンとした脂っこさではなく、牛肉らしいコクと甘さが前面に出ていて、後味も軽やか。甘めの味付けがまたご飯系ではない「おやつ肉まん」として完成度を高めている。しかも、ゴロッと入った肉が贅沢で、「これで580円なら納得」と思える満足度。 これまで肉まんといえば551の豚まんを筆頭にしてきた自分としては、この松阪牛まんはかなり新鮮な驚きがあった。豚まんのジューシーさも好きだけど、こちらはより繊細で、少しリッチな味わい。味の奥行きと素材の良さをしっかり感じられる。皮もこちらの方がやわらかく、食べやすさも◎。 サービスエリアの軽食でここまでのクオリティに出会えるとは正直思っていなかった。ドライブ中のちょっとした楽しみとしてはもちろん、ちゃんと「このために立ち寄る価値あり」と思える完成度。テイクアウトも可能だけど、やっぱり蒸したてをその場で食べるのが一番おいしい。 また土山SAを通るときには、ぜひ再訪してもう一度食べたい。ご当地感もありつつ、しっかり美味しい。そういう一品でした。