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岐阜市・東鶉にある地元密着の人気店「うずらベーカリー」さんに初訪問。 明るくて可愛らしい外観と、焼きたての香ばしい匂いに誘われ、思わずいろいろ買いそうになる中、今回は看板商品のひとつでもある「けいちゃんカレーパン◯」と「パニーニ◎」を購入しました。 まずはけいちゃんカレーパン。これは文句なしに美味しい。外側はカリッというよりはもっちりとした独特の食感で、噛んだ瞬間に中からたっぷりのカレー餡がじゅわっと広がります。中の具材も手抜きなしで、ゴロっとしたお肉や玉ねぎがしっかり入っており、食べごたえも十分。岐阜名物の“鶏ちゃん”をベースにした甘辛さとスパイス感のバランスも絶妙で、「ご当地×本格カレー」の掛け合わせがしっかり成功している一品です。 そして、パニーニ。こちらも想像をはるかに超えてきました。まず驚いたのは、溶け出すほどたっぷりと入ったチーズの量。焼きたてだったこともあり、トロトロとしたチーズのコクと旨みがパン全体に染み渡り、パンの香ばしさと相まって極上の仕上がり。具材とパンのバランスも良く、最後の一口まで満足感が続くクオリティでした。 どちらも“想像以上においしい”というのが率直な感想で、ローカルなベーカリーとは思えないレベルの高さ。ラインナップも豊富なので、今度はスイーツ系や食パンなども試してみたくなりました。 岐阜近郊に立ち寄る際には、ぜひチェックしてほしい名店です。
2025/05訪問
1回
桃山台の人気パン屋「ア・ビアント 桃山台店」で、4種類のパンを購入しました:パンオショコラ、あん塩バター、ツウィーベル・ホワブル、おさつショコラ。どのパンもクオリティが高く、それぞれに個性が光る美味しさでした! ◎パンオショコラ 外は驚くほどサクサクで、バターの香りが一口食べた瞬間にふわっと広がります。中のビターチョコレートは濃厚ながら甘さ控えめで、生地とのバランスが絶妙。本当に美味しく、クロワッサン系が好きな方にはぜひ一度食べていただきたい一品です。朝食や軽食にぴったりで、ついリピートしたくなる完成度の高さでした。 ◎あん塩バター これには感動しました。たっぷり詰まったあんこの濃厚な甘さと、塩味が効いたバターがクロワッサン生地と見事に調和。外側の生地はさっくさくで、これまで食べたどの「あんバター」よりも美味しく、間違いなく“過去一番”の一品です。一口食べるごとに「また食べたい」と思わせてくれる特別なパンでした。 ◯ツウィーベル・ホワブル 外はサクッとした食感で、中は噛み応えのあるハード系の生地。焼き立てならではの香ばしさとともに、玉ねぎの香りがふわっと広がります。濃厚なチーズの塩気が生地に染み込み、ブラックペッパーがアクセントとなって全体の味を引き締めています。玉ねぎの甘み、チーズの旨味、ブラックペッパーのスパイシーさが絶妙にマッチし、シンプルながらも深い味わいが楽しめます。スープやワインと合わせるとさらに美味しさが引き立つ、食べ応えのある一品です。 ◯おさつショコラ 柔らかい生地の中には、さつまいもとビターチョコが程よいバランスで入っており、そこに加わったしっとりとしたくるみが絶妙なアクセントになっています。くるみの香ばしさと優しい食感が、さつまいもの自然な甘さとチョコのほろ苦さを引き立て、全体的に甘すぎず、ちょうど良い仕上がりでした。スイーツとしても軽食としても楽しめる一品で、くるみが加わることでより深みのある味わいに仕上がっています。 どのパンも、素材の良さと丁寧な作り込みが際立ち、「ア・ビアント」ならではのクオリティを感じられるものばかりでした。店内の雰囲気も明るく、焼きたてのパンの香りに包まれながら選ぶ時間が楽しいのも魅力です。 桃山台エリアを訪れる際には、ぜひ立ち寄ってほしいお店です。次回は新作パンや季節限定商品にも挑戦してみたいと思います!
2024/12訪問
1回
阪急「中津駅」から徒歩圏内に位置する「カンテ・グランデ ベーカリー」。前回の訪問でその完成度に感動し、再訪しました。大阪の中で「パネポルチーニ」と並んで何度も通いたくなる、他の人にも自信を持っておすすめしたい名店です。特に、驚くべきはコスパの良さ。これほどのクオリティのパンが200円台から楽しめるなんて驚きです。 今回試したパンはどれも個性豊かで、丁寧な作りが伝わる逸品ばかり。 クロワッサン◯ 大きめサイズで存在感抜群。外側はサクサク、中はしっとりした空洞感があり、噛むたびにバターの芳醇な香りが広がります。職人技が光る、美しく香ばしい一品。 あんバターサンド◯ サクサクの生地にたっぷり詰まった餡とバターが絶妙なバランス。控えめな甘さの餡と塩味の効いたバターが調和し、素朴ながら飽きない美味しさです。 大葉とハーブソーセージ◯ ふんわり香る大葉とハーブソーセージが絶妙にマッチ。軽い味わいで朝食やランチにぴったりです。 きのことソーセージ・グラタンパン◯ 濃厚なクリームときのこの香り、ソーセージの旨味が詰まった一品。リッチな味わいで、寒い季節に温めて食べるとさらに美味しさが引き立ちます。 クルミはちみつベーコン◎ はちみつの甘さとベーコンの塩気がバランスよく調和した絶品パン。甘じょっぱい味わいがクセになり、一度食べるとリピート確定です。 クランベリーとクルミクリームチーズ◎ 今回のイチオシ!外側はサクサク、中はふんわり柔らかく、クリームチーズの濃厚さ、クランベリーの酸味、クルミの食感が絶妙なバランス。これだけでも訪れる価値がある完成度の高い逸品です。 クルミのバトンショコラ◯ 濃厚なチョコレートがぎっしり詰まったバトン型のパン。甘さ控えめで、スイーツ感覚で楽しめます。チョコ好きにはたまらない一品です。 ダッチーズフランス◎ 外はサクサク、中はチーズの塩味が絶妙で、パン自体も噛むほどに自然な甘味が広がります。シンプルながら奥深い味わいで、食べ応えがあります。 クロックムッシュ◯ 上に乗ったチーズがサクサクで香ばしく、控えめなソースが特徴的。全体的に軽めの仕上がりで、食パンにハムとチーズを合わせたシンプルで親しみやすい味わいが楽しめます。朝食や軽食にちょうど良い一品です。 どのパンも素材の良さが際立ち、丁寧に作られているのが伝わります。これほどのクオリティと価格のバランスを両立させたパン屋はなかなかありません。大阪でパンを買うなら、ぜひ一度足を運んでみてください。次回も新しいパンを試すのが楽しみです!
2025/01訪問
1回
食べログ スイーツ WEST 百名店 2023 選出店
梅田、大阪梅田(阪神)、大阪梅田(阪急)/スイーツ、ケーキ、パン
阪急うめだ本店「エシレ・マルシェ オ ブール」で、クイニーアマン(無塩)を購入。フランスA.O.P.認定のエシレバターを贅沢に使用したスイーツが並ぶ中、今回はシンプルながらも職人技が光る一品を選びました。 まず、見た目からして美しい黄金色の焼き色。手に取ると表面はカリッとした質感で、期待感が高まります。一口かじると、周りがサクサクッと心地よい食感で、バターの香りが一気に広がる。このサクサク感がありながら、中はほんのりしっとりとしていて、食感のコントラストが絶妙でした。 そして、何より驚いたのがこのシンプルな美味しさ。余計な装飾や奇をてらったアレンジは一切なく、まさに「王道を突き進んでいる」と感じる一品。使われているのは、バター、小麦粉、砂糖といった極めてシンプルな材料。それなのに、ここまで奥深い味わいになるのは、素材の質と職人の技術のなせる技。 エシレバターの持つナチュラルなコクが、噛むたびにじんわりと口の中に広がり、甘すぎず、でも満足感のある仕上がり。バターの風味はしっかりと感じられるのに、しつこさや脂っこさが全くなく、いくらでも食べられそうな軽やかさがある。 一般的なクイニーアマンはカリカリとしたキャラメリゼが特徴ですが、この無塩バージョンはより生地本来の美味しさを際立たせた印象。シンプルだからこそ、素材の質がそのまま味に直結する。そんなことを改めて実感させてくれる、完成度の高い一品でした。 バターの旨みをしっかり味わいたいなら、これは間違いなくおすすめ。次回は他の焼き菓子や、バターそのものも試してみたくなりました。エシレの魅力が存分に詰まったクイニーアマン、バター好きなら一度は食べるべき逸品です。
2025/02訪問
2回
1回
日比谷の洗練された商業施設「シャンテ」の中に店を構える「ル・プチメック」を、今回で3度目の訪問。これまでの訪問で様々なパンを試してきましたが、今回もやはり外せないのが「半熟卵サンド⭐️」です。回を重ねるごとに、この店の実力の高さと安定感を実感させられます。 本場フランスの伝統を継承しながら、日本人の繊細な味覚にも応える実力派ベーカリーとして知られていますが、その評価は訪問を重ねるたびに確信へと変わっていきます。 一口目から、いつもの美味しさに安堵します。ふんだんに使用された卵は見事な半熟加減で、その濃厚な黄身が口の中でとろけるような贅沢な食感。素材の質の高さが存分に活かされた逸品です。何度訪れても、その完成度は揺るぎません。 特筆すべきは、卵本来の風味を最大限に引き出す技術の確かさ。シンプルな具材だからこそ、その実力が如実に表れます。サンドイッチの要となるパンも秀逛で、適度な弾力を持ちながら、決して主張が強くなりすぎない絶妙な焼き加減が印象的です。 「サンドイッチ」という、一見カジュアルな食べ物でありながら、その一つ一つに込められた職人の真摯な姿勢が伝わってきます。素材の選定から、火加減、バランスに至るまで、妥協のない仕事ぶりは常に健在です。 日比谷シャンテという好立地にあり、映画館の待ち時間や、オフィスワーカーのランチタイム、観劇前後の軽食など、様々なシーンで利用できる便利さも魅力。しかし、その品質の高さは、単なる立地の良さだけではなく、わざわざ足を運んでも後悔しない価値があります。 これまで様々なパンを食べてきましたが、3度の訪問を経ても、その特別な美味しさは色褪せることがありません。手の込んだ料理でなくとも、素材の質と確かな技術があれば、ここまでの満足度を実現できることを教えてくれる、そんな一品です。 本格的なフランスパンはもちろん、日本人の感性に寄り添った逸品も楽しめる懐の深さ。3度目の訪問を経た今でも、まだ試していないメニューへの期待が膨らみます。日比谷の街に確かな価値を添える、そんな実力派ベーカリーとの、末長い付き合いになりそうです。 日比谷駅直結の「ル・プチメック 日比谷店」に2回目の訪問です。独創的なパンが揃っており、前回購入したパンがどれも美味しかったので、今回も新しい味を求めて3種類購入しました。このお店のパンは、食事としてはもちろん、お酒と合わせて楽しむのにもぴったりなラインナップが魅力的です。 まずは「舞茸デニッシュ」。サクサクのデニッシュ生地に舞茸がトッピングされています。舞茸の香りが控えめで、全体的に風味も大人しめ。チーズ感もほとんどなく、見た目のインパクトに比べて味わいは少し物足りなさを感じました。もう少し舞茸やチーズの存在感が引き立つと、さらに楽しめそうだと感じました。 次に「鎖につながれたオニオンとチェダーのパン〜ひとつの罪で〜」。ユニークなネーミングに惹かれて購入しました。オニオンの香ばしさがしっかり感じられ、塩気のバランスも良く、食べ応えがあります。ただ、名前にあるチェダーの存在感は控えめで、チーズ好きとしてはもう少しチーズの濃厚さを感じたかったところ。それでも、ワインや軽めのお酒と合わせると相性抜群で、ちょっとしたおつまみとして楽しめる一品です。 最後に「カリーヴルスト」。これが今回の一押しです!スパイシーなカレーの風味が生地に練り込まれ、そこに存在感のあるジューシーなソーセージがアクセントになっています。カレーとソーセージという鉄板の組み合わせが絶妙で、ピリッとしたスパイス感が後を引きます。これはぜひビールと一緒に楽しみたいパンです。 全体を通して感じたのは、このお店のパンはお酒に合うものが多いということ。食事として楽しむのはもちろんですが、特にワインやビールのお供としていただくとより一層美味しさを引き立ててくれる印象です。日比谷というロケーションも便利で、立ち寄りやすいのも嬉しいポイント。ちょっとした手土産や、自分へのご褒美にぴったりです。 2回目の訪問でしたが、今回も新たな発見があり、非常に楽しめました。次回はさらに違ったパンを試してみたいと思います!また訪れるのが楽しみになるお店です。
2025/02訪問
2回
福岡物産展で再び出会えた、あの「福太郎」の明太フランス。前回はプレーンタイプを味わって感動したが、今回はチーズ入りに挑戦。パッケージを開ける前から、チーズがこんがり焼けた香ばしい匂いがふわっと漂い、否応なしに食欲をかき立てられる。 フランスパンは相変わらずふんわりと柔らかく、クラストの軽やかなパリッと感も健在。そこにとろりと溶けたチーズが重なり、香ばしさとコクがぐっと増している。特に表面の焼きチーズの香りは、明太子の旨みと絶妙に調和していて、温めるとその魅力はさらに引き立つ。 中には明太子がたっぷりと詰まっており、一口ごとに舌の上でじゅわっと広がる濃厚な旨み。ペースト状の明太子は塩気がちょうどよく、パンとチーズの風味を邪魔せず、それでいて存在感はしっかり。チーズのまろやかさと合わさることで、プレーンとはまた違った奥行きのある味わいに仕上がっている。 自宅で軽くトーストすれば、外はカリッと中はふわっと。明太子とチーズがとろけ合い、まさに至福の一本。手軽に本場・福岡の味を楽しめるこの一本は、自信をもっておすすめしたい逸品。チーズ好きなら、ぜひ一度は試してほしい。
2025/11訪問
1回
ドイツパンって、正直あまり得意じゃなかった。酸味が強くて、どれも似たような味で、なんとなく楽しめないまま避けてきたんだけど…。そんな自分でも「ここのパンは別物」と聞いて気になっていた「キルシュブリューテ」。週3営業&人気店ということで、ようやく土曜に行ってきました。 13時に到着すると、6人ほどの待ち。店主さんはワンオペで大忙しの様子。ひとりでレジも補充も焼き上がり対応もこなしていて大変そうだったけど、待ってる間にパンを眺めたり、焼き上がりの様子を見てるのも楽しい。20分ほどで入店できた。 店内はショーケースのみ。パンの種類はそこまで多くないけど、どれも「丁寧に作られてるなぁ」という雰囲気が伝わってくる。ハード系中心だけど、今回はその中から食べやすそうなものを選んで購入。結果的にどれも大当たりだった。 ■ クランベリーとクリームチーズ ⭐️ ひと口食べて、まず驚いたのがパン生地のふわふわ感。ドイツパン=硬い、という先入観が見事に裏切られる。そして、中に詰まっているクリームチーズの量がすごい。とろりと濃厚で、甘酸っぱいクランベリーと一体になって口の中で広がる。正直、このパンのためだけにまた来たいと思ったほど。 ■ シュネッケ(シナモンロール) ◎ 見た目はシンプルながら、食べてみると印象がガラッと変わる。何層にも重なるデニッシュ生地のような繊細な折り込みに、ほんのり香るシナモン。甘さ控えめで、甘すぎるのが苦手な人にも勧められる大人味。中にはレーズンも入っていて、ほどよい酸味と甘みが生地に寄り添う。これぞ職人技というべきバランス。 ■ ブレッツェル ◎ ドイツパンの象徴とも言える定番中の定番。 表面はパリッと焼かれて香ばしく、中はもっちもちの食感。塩の粒がアクセントになっていて、噛むごとに小麦の香りと塩気がじんわり広がる。 一見シンプルだけど、噛みしめるほどに美味しさが増す。ビールと合わせたくなるような「大人のパン」という印象だった。 ■ ザルツシュタンゲ(塩パン) ◎ これもまた秀逸。塩パンというとバターじゅわ〜系を想像しがちだが、こちらはあくまでハード寄りのもっちり系。表面は軽く香ばしく、中はもっちりとして食べごたえ十分。塩気は主張しすぎず、ふんわりと香る程度で、あくまで小麦の味わいを邪魔しない。食べ終わったあと、じんわりと余韻が残るタイプの美味しさ。 「ドイツパンって酸っぱいし、硬くて食べにくい…」 そんな風に思っていた自分に、「それは偏見だった」と優しく教えてくれたお店だった。 パン一つひとつに対して、手間を惜しまず丁寧に作られていることが伝わってくる。次回はもっとハード系やライ麦パンにも挑戦してみたい。そして、少しずつ自分の中の“ドイツパン像”を、ここ「キルシュブリューテ」で塗り替えていけたらと思う。
2025/11訪問
1回
宝塚南口に新しくできた「ブーランジェリー シュシュ」で、4種類のパンを購入。どれも見た目から丁寧さが伝わり、ひと口食べた瞬間に“地元に愛されるパン屋になるだろうな”と感じる温かみのある味わいだった。 ソーセージエピ ポリッと焼かれた香ばしい生地の中に、肉の旨みがじゅわっと広がる。粒マスタードが程よく効いており、バランスの取れた味わい。ソーセージはしっかりジューシーで、噛むたびに満足感がある。惣菜パンとしての完成度が高く、定番ながら「また食べたい」と思わせてくれる一品。 リッチミルク ふわふわの食感に、ほんのりと優しい甘み。ミルクの香りがやわらかく漂い、軽やかで何個でも食べられる。シンプルながら素材の良さと職人技が際立っており、朝食にもおやつにもぴったりの万能パン。 オレンジショコラ ビターなチョコに、柑橘の爽やかさが絶妙にマッチ。オレンジピールがしっかり香り、全体を引き締めている。甘すぎず、ビター系の大人っぽい仕上がり。オレンジの香りが得意でない人には好みが分かれるかもしれないが、チョコ好きにはおすすめしたい。 黒糖食パン トーストすると外はサクッと香ばしく、中はふわふわ。黒糖の香りがふんわり広がり、ほんのりとした優しい甘みが口の中に広がる。軽くトーストしてバターをのせると、香りと甘みのバランスがさらに際立ち、朝の一枚に最適。 最近オープンしたばかりのお店ながら、種類がとても豊富で、価格も抑えめ。日常使いにも特別な日にも通いたくなるようなベーカリーだと感じた。どのパンにも共通しているのは、奇をてらわないのに印象に残る丁寧な味づくり。 また機会があれば、別のパンもぜひ試してみたい。
2025/10訪問
1回
高槻の住宅街にひっそりと佇む「ラ・ギャミヌリィ」は、地元の方々から長年愛されているパン屋さんです。お店に一歩足を踏み入れると、焼き立ての香ばしいパンの香りがふわっと漂い、並んだパンの数々に思わず目移りしてしまいます。特筆すべきはその種類の豊富さと価格の手頃さ。200円以下で買える商品も多く、日常に寄り添いながらもクオリティの高いパンを楽しめる、まさに「近所にあったら嬉しい」と心から思えるお店です。 今回いただいた中で印象的だったのが「もちもちパン◎」。名前の通り弾力のあるふわふわの食感が心地よく、噛むほどに優しい甘みが広がります。表面はキャラメリゼされていてカリッと香ばしく、もちもちとした内側とのコントラストが絶妙でした。これで162円というのは信じられないほどで、コスパを考えるとついもうひとつ手に取りたくなる魅力があります。 そして「牛すじ粗挽き肉と野菜カレーパン◎」も印象深い一品。衣はざっくざくで食感が心地よく、中には王道の日本式カレーがぎっしり詰まっています。最近はスパイスを効かせた本格派が増えていますが、こちらは牛すじの旨みと野菜の甘みが溶け込んだ懐かしい味わい。どこかホッとするような、でも確かな食べごたえがあり、街のパン屋で出会えるカレーパンとしては大満足の仕上がりでした。 全体を通して、「ラ・ギャミヌリィ」は華美な演出ではなく日常の中で確かな幸福感を届けてくれるお店だと感じました。毎日の朝ごはんやちょっとしたおやつにぴったりなパンが揃っていて、しかも財布に優しい価格設定。こうしたお店が近所にあれば、きっと毎週末に通ってお気に入りを探すのが楽しみになるはずです。高槻に立ち寄る機会があれば、観光スポット巡りの合間にでもぜひ訪れてほしい、そんな温かみのあるベーカリーです。
2025/09訪問
1回
高槻にある「ジュエ ボワット」は、パン好きにとって間違いなく心躍る名店。種類豊富で一つひとつが丁寧に作られており、食べるたびに新しい感動を与えてくれます。今回はいくつかのパンをいただきましたが、特に印象に残ったものをご紹介します。 (⭐️)パンオショコラ 外はパリッと香ばしく、中はふわふわ。その中に濃厚なチョコレートがこれでもかと詰まっており、口に入れた瞬間に「これは歴代トップクラス」と断言できる完成度。チョコのコクと生地の軽やかさが一体となり、他ではなかなか出会えない贅沢な味わいです。 (⭐️)メロンパン ふわふわでありながらモチッとした弾力があり、今までのメロンパンの概念を覆す一品。控えめな甘さの生地と食感のコントラストが見事で、新しい「メロンパン体験」ができました。 (◎)クロワッサン 何層にも重なる生地が美しく、ひと口かじるとザクッと小気味良い音が響きます。口の中でバターの香りがじゅわっと広がり、軽やかでいて奥深い。シンプルながら技術の高さが際立ち、王道でありながら特別感のあるクロワッサンでした。 (◎)クリームパン ぎっしりと詰まったクリームは、濃厚すぎずバニラがほんのり香る絶妙なバランス。ふんわり生地との相性も抜群で、シンプルながら心から「また食べたい」と思わせてくれる安心の味わいです。 (◎)イチジクのデニッシュ サクサクのパイ生地に、イチジクの甘みとプチプチとした食感が加わり、噛むごとに味の奥行きが広がります。控えめなクリームが全体をまとめ、素材の良さを引き立てていました。 全体を通して、ジュエ ボワットのパンは「ただ美味しい」を超えて、食べるごとに新しい発見をくれる存在。価格も良心的で、もし近所にあったなら通い詰めてしまうこと間違いなし。高槻を訪れる際にはぜひ立ち寄ってほしいパン屋です。
2025/09訪問
1回
谷町六丁目の住宅街にひっそりと佇む「TANI ROKU BAKERY PANENA」。ハード系に強いと評判のベーカリーで、週末の昼前に訪問。種類豊富なパンがずらりと並ぶショーケースに圧倒されつつ、いくつか気になるパンを購入。 ●舞茸とサラミとコーンのピザ(◎) これは率直に「うまい」と言いたくなる完成度。ベシャメルソースのコクがしっかり効いていて、舞茸の旨みとサラミの塩気がしっかり調和。ピザ生地ももっちりしつつ、表面は香ばしく、食感のメリハリが心地よい。 ●レモンバジルの酵母スコーン(◯) ずっしりとした重みのあるスコーンで、食べ応えは十分。バジルの香りとレモンの爽やかさが絶妙なバランスで、大人っぽい味わい。スタバのスコーンを想像して食べると、かなり意表を突かれるタイプ。噛むほどに風味が広がる。 ●極太ソーセージのシュクルート(◎) 名前に偽りなしのボリュームあるソーセージが主役。肉の旨みがしっかり感じられ、酸味のきいたザワークラウトと粒マスタードがハード系のパンと一体化。食べ進めるごとに美味しさが増していく、満足度の高い一品。 ●プティバゲット(◎) 他のパンが比較的重めだったので、こちらの軽さがちょうどいいアクセントに。外はパリッと香ばしく、中はふわっと軽い食感。個人的にはフランスパンでは東京・ヴィロンがNo.1だが、それに次ぐレベル。小麦の風味がやや控えめなので、もう少し香りが立てば首位も狙えるかも。 ●ポークウインナーのハニーマスタード(◎) ハード目の生地にドンと乗ったソーセージ。その上にかかったチーズは焼かれてカリカリとした食感を生み、食べ進めるほどに心地よいアクセントに。ソーセージの下にはハニーマスタードが敷かれており、甘さと塩気のバランスが見事。完成度の高さを感じさせる一本で、惣菜系パンの中でも特に印象に残る味わいだった。 ハード系を軸にしつつも、惣菜パンやスコーンなどジャンルを問わずハイクオリティ。どれを選んでも“間違いない”印象で、地元の方々に愛される理由がよくわかります。特にピザとシュクルートは再訪確定レベル。パン好きにはぜひ立ち寄ってほしい一軒です。
2025/07訪問
1回
中之島・リーガロイヤルホテル1Fにある「メリッサ」は、その立地からしても期待値が高まるベーカリー。ホテル併設と聞いて、雰囲気だけのパン屋かと思いきや、どれも手が込んでいて驚かされました。今回はテイクアウトでいくつか試してみましたが、全体的にクオリティが高く、特にカレーパン系は秀逸でした。 ◆ 欧風カレーパン ◎ 個人的に大ヒット。これぞ理想的な欧風カレーパン。 外はサクッと軽快な食感、中はモチッと弾力のある生地で、絶妙な食感バランス。中のカレーは辛すぎず、ほんのりスパイスが香るマイルドタイプで、コク深く上品な味わい。洋食店で出てくるカレーをそのままパンに詰めたような感じで、何度でも食べたくなる美味しさでした。 ◆ カレーとウインナーのクロワッサン ◎ こちらもカレー系ですが、まったく別物。クロワッサン生地のサクサク感が秀逸で、噛むたびにバターの香りがふわっと広がります。中のカレーは欧風カレーパンよりもさらに優しく、玉ねぎの甘みを感じる仕上がり。そこにジューシーなウインナーとチーズが合わさり、完成度の高い惣菜パンになっています。異なる2種のカレーをメニューに取り入れているのも、かなりのこだわりを感じます。 ◆ コーンウインナーブリオッシュ ◯ ブリオッシュのやわらかさと甘み、ジューシーなウインナー、シャキッとしたコーンマヨ。この組み合わせ自体はやや定番感があるものの、素材一つひとつが丁寧に作られている印象。口当たりがよく、お子様でも好まれそうな味わいです。ただ、他と比べると印象はやや控えめ。 ◆ レモンとホワイトチョコのリュスティック △ 見た目から爽やかさが伝わる一品。実際、レモンの香りと酸味は心地よく、食後感は軽やか。ただしホワイトチョコは存在感控えめで、ナッツの食感がやや強めに出てしまい、全体のバランスが少し崩れてしまった印象。 やはりホテル併設だけあって、どのパンもビジュアル・味ともに洗練されており、「見た目だけじゃない」と思わせてくれる実力派ベーカリーでした。特にカレーパンの2種類は、それぞれ個性が際立っていて必食。パン好き・カレー好き、どちらの方にもおすすめできるお店です。
2025/07訪問
1回
土曜日の昼下がり、「ブーランジェリー・イアナック」へ初訪問。都電荒川線・東池袋四丁目から少し歩いたところにある、地元でも評判のパン屋さん。ハード系が充実していて、全体的に「小麦の力強さ」と「具材とのバランス」がしっかりしている印象。 ●ゴルゴンゾーラとくるみのパン ◎ 香りがかなり強くて少し構えてしまったけれど、実際に食べると意外にマイルド。滑らかなクリームチーズとくるみの香ばしさが絶妙で、ワインに合わせたくなるような一品。はちみつも効いてて、塩気と甘みのバランスが良かった。 ●くるみとぶどうのパン ◎ 個人的に苦手意識のあったくるみ×ぶどうの組み合わせ。でも、これは美味しい。生地がふんわりしつつも程よく弾力があり、ぶどうのジューシーさとくるみの食感がうまく調和していた。くるみのゴリゴリ感が控えめなのも好印象。 ●ロングウインナーバゲット ◯ 見た目はザ・ハード系。全粒粉っぽい風味の強めな生地に、ジューシーなソーセージが合わせられていて、食べ応えあり。個人的にはもう少し塩気が控えめでも良かったかも。 ●バターチキンチーズカレー ◯ パン自体がハード寄りなので、やや噛みごたえはあるけど、カレーは甘辛バランス良く万人向け。プチトマトの酸味がアクセントになっていた。 ●今週末のキッシュ(ガパオ) ◯ ちゃんとガパオ感が出ていた。ピリ辛でナスやズッキーニもゴロっと入っていて、キッシュというより「総菜パン」に近い感覚。普通に美味しいけど、特別感はそこまでなかったかも。 ●ヴィエノワショコラ ◯ バター感と甘さは控えめで、チョコチップがかなりたっぷり。全体として美味しかったけど、他店とあまり差がない印象。これは好み次第。 全体的には、ハード系・食事系のバランスがしっかりしていて、日常使いにも向いている印象。◎のパンは特に印象的で、再訪して他の種類も試したくなった。好みとしては甘めのパンやリッチ系も強いともっと楽しめそう。
2025/06訪問
1回
食べログ パン EAST 百名店 2022 選出店
栄生、亀島、東枇杷島/パン、サンドイッチ、ケーキ
名古屋・栄生に本店を構える人気ベーカリー「Le Supreme. 栄生本店」。 名古屋駅直結の「JR名古屋タカシマヤ店」にも出店している、地元で高い支持を集めるパン屋さんです。 栄生本店は住宅街の一角にありながら、朝からお客さんが絶えず、特に週末は行列必至の人気店。 「素材の良さを最大限に生かす」をコンセプトに、丁寧に焼き上げられるパンたちは、どれも個性豊かでファンが多いです。 今回はそんなLe Supreme.で、人気No.1に輝くあんぱんを購入しました。 手に取った瞬間にまず感じたのは、ずっしりとした重み。 コンパクトなサイズ感ながら、ぎゅっと詰まった密度の高さが伝わってきます。 表面はつややかに焼き上げられ、黒ゴマがアクセントになっていて、シンプルながらとても上品なビジュアル。 ひと口かじると、まず驚くのは生地の柔らかさ。 ふわっと軽やかで、弾力がありながらも口どけがよく、まさに「職人技」を感じさせる仕上がりです。 ただふわふわなだけではなく、噛みしめるとほんのりとした甘みがじんわり広がり、素朴ながら奥深い味わい。 中にたっぷり詰まった粒あんは、ほどよく豆の粒感が残されていて、舌触りが絶妙。 甘すぎず、かといって物足りなさもなく、ちょうどよい上品な甘さ。 口の中で生地とあんこが一体となって広がる感覚は、まさに幸福そのものでした。 全体として、重たさやくどさが一切なく、最後の一口まで軽やかに美味しく食べられるあんぱんです。 「毎日食べても飽きない」という口コミにも納得。 奇をてらわない王道の味ですが、生地の完成度とあんこのバランスの良さが群を抜いています。 また、Le Supreme.は他にもクロワッサンやバゲットなど、フランス仕込みの本格的なパンが充実していますが、このあんぱんの完成度の高さは別格だと感じました。 あくまでシンプル。けれど、一つ一つにこだわりを込めて、誠実に作られていることが伝わってくる、そんなあんぱん。 パン好きはもちろん、普段あまりあんぱんを食べない人にも一度試してほしい逸品です。 次回は、別のパンも買い足して、またゆっくりと楽しみたいと思います。
2025/04訪問
1回
新宿に佇む「エディアールベーカリー 新宿本店」。数多くのベーカリーがしのぎを削る新宿エリアにあって、独自の存在感を放つ名店です。今回は、パティスリー顔負けの本格派パン「ショコラトゥルヌ◎」を求めて訪れました。 このパンと出会って、まず驚かされるのは、その独特な食感。一般的なパイ生地とは一線を画す、力強い歯応えがあります。サクサクとした表面は、まるで本格的なフランス菓子のよう。ただ軽やかなだけではない、確かな存在感を持つ生地は、職人の技術の高さを物語っています。 中に詰められたチョコレートにも、店の矜持が感じられます。毎回安定した量と質で提供される信頼性は、日常的に通う価値のある実力店であることの証。チョコレートの上質な甘さと、生地の奥深い食感が織りなすハーモニーは、思わず目を閉じて味わいたくなるほどの完成度です。 ベーカリーでありながら、時にパティスリーの領域すら感じさせる、そんな意欲的な一品。単なるチョコレートパンの枠を超え、菓子パンの新境地を開拓しているとも言えるでしょう。 パン作りへの真摯な姿勢は、この一品からも十分に伝わってきます。新宿のパン激戦区で、着実にファンを増やしている理由が分かる、そんな納得の味わいでした。 しっかりとした歯応えと、安定した美味しさを求める方には、特におすすめしたい看板商品です。
2025/02訪問
1回
堺方面へ向かう途中、人気の「泉北堂 本店」へ立ち寄り。外観は落ち着いた雰囲気で、地元の人がひっきりなしに訪れていた。店内に入ると香ばしい小麦とバターの香りが広がり、種類豊富なパンがずらり。どれも形が整っていて美しく、まさに“王道ベーカリー”の風格。今回はデニッシュチョコとチーズパンを購入した。 デニッシュチョコ⭐️ 焼き色のついた生地の上に、角切りチョコがしっかりトッピングされており、見た目からして存在感がある。かじると外はサクッ、中はしっとりふんわり。噛むたびに生地からバターの香りがふわっと立ち上がる。トッピングのチョコは甘すぎず、ほんのりビター寄り。熱を受けてとろけた部分と、少し食感を残した部分が混ざり合い、香ばしい生地とのバランスが絶妙。しっかりと甘さを感じながらも後味が軽く、コーヒーと合わせたくなる味わいだった。見た目のインパクトに対して味は上品で、どの層を食べても均一に美味しい。泉北堂らしい、安定感と技術を感じるデニッシュ。 チーズパン⭐️ 中央にクリームチーズがたっぷりと入っており、見た目の通りチーズ好きにはたまらない一品。表面は香ばしく焼かれ、外はふわっと、中はもっちり。まるでナンのような弾力がありながら、口に入れるとふんわりほどける。チーズはしっかり濃厚で、塩気もちょうどよく、生地の甘みとよく合う。温めると中のチーズがとろりと溶けて香りがさらに引き立ち、パン全体の一体感が増す。シンプルながら完成度が高く、パンというよりチーズ料理を食べているような満足感があった。ボリューム感もあり、ひとつでしっかり満たされる。 全体として、泉北堂のパンはどれも“安心して買える美味しさ”。奇をてらわず、素材の良さと職人の丁寧さがしっかり伝わってくる。価格も手頃で、日常に寄り添う“ちょっといいパン屋”という印象。特にこのチーズパンはリピート確定レベル。 派手さはないが、何度でも通いたくなる良店だと改めて感じた。
2025/10訪問
2回
高槻の名店「丹青」。 土曜日の朝9時20分に到着した時点で、すでに8人待ち。開店前から行列ができると聞いて早めに来たものの、ここまで並ぶパン屋は関西でも初めて。10:15にようやく入店。外は暑く、日傘は必須でしたが、お店の方が並ぶお客さんに傘を貸してくださるという心配りも。出る頃にはすでに20人待ち。人気の高さを肌で感じました。 まず真っ先におすすめしたいのが「うめ明太(⭐️)」。これはもう、絶対に食べてほしい一本。たっぷり詰まった明太子が香ばしいフランスパンの塩気と抜群に合い、中はふわふわ。さらに大葉の爽やかな香りがふっと抜け、旨みと香りの波が押し寄せてきます。惣菜パンという枠を超えた完成度で、丹青の実力を感じさせる逸品。 「黒豆とヘーゼルナッツのタルト(⭐️)」は、見た目からして宝石のよう。黒豆がゴロゴロと入り、タルトはサクサク、生地はふわふわ。ヘーゼルナッツの香ばしさが甘みを引き締め、上品でいて満足感のある味わいでした。焼きの香りが本当に良い。 「自家製ショコラティーヌのパンオショコラ(⭐️)」も衝撃的に美味しかった。サクサクと軽快なのに、決して軽すぎない食感。濃厚なチョコレートが層の間にしっかりと溶け込み、口の中でカカオの香りがゆっくり広がります。これまでのパンオショコラの中でも、間違いなくトップクラス。 惣菜系で最も印象に残ったのが「舞茸とベーコンのクロックムッシュ(⭐️)」。 香ばしいベーコンの香りが鼻を抜け、そのあと舞茸の芳醇な香りが追いかけてくる。くるみのカリッとしたアクセントも効いていて、まるで一皿料理のような完成度。これほど香りと旨みのレイヤーが重なった惣菜パンはなかなか出会えません。 「クロワッサン アラクレーム(◎)」は、見た目のずっしり感に反して繊細な口どけ。カスタードと生クリームがたっぷり入っているのに、クロワッサンの香ばしさがしっかりと主張してくる。バターと小麦の香りが立ち上がり、満足感の高い一品。 「クリームチーズレザン(◎)」は、なめらかなチーズとジューシーなレーズンのマリアージュ。噛むたびにレーズンの旨みがじゅわっと広がり、チーズの酸味と見事に調和しています。おやつにもワインにも合いそうな、万能の美味しさ。 そして「ノアレザン(◎)」。 くるみの香ばしさとレーズンの自然な甘みが共演する、クラシックでありながら完成度の高い一品。レーズンは大粒でたっぷり。ほのかな渋みがアクセントになっていて、噛みしめるほどに深い味わいを感じます。生地はギュッと詰まっており、しっとりとした口当たり。パンとしての完成度が高い一方で、素材の力をストレートに感じさせてくれるのも魅力。 一方「レーズンちぎりパン(⭐️)」は、もっちもちの柔らかいパンにジューシーなレーズンがこれでもかと詰まった一品。レーズンの粒が大きく、噛むたびに果汁のように甘みが広がる。レーズンが苦手な人でも思わず「これは美味しい」と言ってしまうほどの出来。素朴だけど忘れられない味わいでした。 「自家製ラムトマトカレーのパニーニ(◎)」は、ラム・ナス・カボチャなど具材が豊富で、噛むたびに味が変化。スパイス感よりも素材の旨みが際立つタイプで、丁寧に作られた“料理系パン”という印象です。 「ダブルトマトとイベリコベーコンハラペーニョ(◯)」は、ベーコンの脂がしっかり旨みを出し、ハラペーニョの辛さは控えめ。ナッツの食感がアクセントになる一方で、少し好みは分かれるかもしれません。 「クロワッサン(◎)」は、シンプルで王道。甘さ控えめでバターの香りが心地よく、朝食にぴったりの一品。 そして最後に「丹精のドーナツ(ショコラ)(◎)」。ふわふわでもっちりした生地に、甘さ控えめのショコラソースがとろりと広がる。派手さはないのに記憶に残る、まさに“丹青らしい上質な余韻”を感じました。 どのパンをとっても香り高く、構成が緻密。素材を生かしながらも、驚きと楽しさを兼ね備えている。 関西でこれほど完成度の高いパン屋は本当に稀です。開店前に並ぶ価値、間違いなくあります。高槻に行くなら“丹青で朝を迎える”――それだけで一日が特別になる、そんなお店です。