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2026/02訪問
1回
千里中央で長年愛され続ける喫茶「ニューアストリア」。平日でも常に行列ができる人気店で、今回はテイクアウトでカツサンドを購入。受け取った瞬間から、ふんわりと立ち上る香ばしい香りが食欲を誘う。パンは軽くトーストされており、指で触れただけでサクッと音がしそうなほど。見た目も美しく整っていて、老舗らしい丁寧な仕事が一目で伝わってくる。包み紙を開けた瞬間のあのワクワク感、まさに喫茶の名作に出会う前の高揚そのものだった。 一口かじると、まず驚くのはパンのしっとり感。テイクアウトにもかかわらず熱々で、まるで店内で食べているかのような仕上がり。薄すぎず厚すぎず絶妙なボリュームのカツは、衣のサクサク感と肉の柔らかさのバランスが素晴らしい。肉はやわらかく、噛むたびにじゅわっと旨みが広がり、脂の甘みが自然と口の中に溶けていく。衣とパンの一体感も完璧で、まるでひとつの料理のようにまとまりがある。 そして、このサンドの味を決定づけているのが、ウスター系の特製ソース。甘辛のちょうど中間を狙ったような絶妙な塩梅で、濃すぎず、それでいてしっかりと存在感がある。このソースがパンとカツの間をしっとりと繋ぎ、一体感をさらに際立たせている。ほんの少し酸味を感じるバランスが絶妙で、口の中に“おいしさの余韻”を残していく。野菜なしのシンプルな構成ながら、全く物足りなさを感じない。むしろ余計なものがないからこそ、素材と職人技の完成度が際立つ。 食べ進めても味が全くぶれず、最後の一口まで一貫して美味しい。ボリュームは程よく、軽やかに食べきれるのに満足感がしっかり残る。喫茶の伝統を感じる「控えめなのに記憶に残る味」。まさに“完成度で勝負するカツサンド”という言葉がふさわしい。 老舗喫茶が長年磨いてきた味わいの集大成であり、まさに大阪の“王道”を体現する一品。派手さはないが、丁寧に作り込まれた職人の味は一度食べたら忘れられない。シンプルなのに贅沢。懐かしいのに新しい。そんな余韻を残してくれる、究極のカツサンドだった。
2025/10訪問
1回
高槻の名店「丹青」。 土曜日の朝9時20分に到着した時点で、すでに8人待ち。開店前から行列ができると聞いて早めに来たものの、ここまで並ぶパン屋は関西でも初めて。10:15にようやく入店。外は暑く、日傘は必須でしたが、お店の方が並ぶお客さんに傘を貸してくださるという心配りも。出る頃にはすでに20人待ち。人気の高さを肌で感じました。 まず真っ先におすすめしたいのが「うめ明太(⭐️)」。これはもう、絶対に食べてほしい一本。たっぷり詰まった明太子が香ばしいフランスパンの塩気と抜群に合い、中はふわふわ。さらに大葉の爽やかな香りがふっと抜け、旨みと香りの波が押し寄せてきます。惣菜パンという枠を超えた完成度で、丹青の実力を感じさせる逸品。 「黒豆とヘーゼルナッツのタルト(⭐️)」は、見た目からして宝石のよう。黒豆がゴロゴロと入り、タルトはサクサク、生地はふわふわ。ヘーゼルナッツの香ばしさが甘みを引き締め、上品でいて満足感のある味わいでした。焼きの香りが本当に良い。 「自家製ショコラティーヌのパンオショコラ(⭐️)」も衝撃的に美味しかった。サクサクと軽快なのに、決して軽すぎない食感。濃厚なチョコレートが層の間にしっかりと溶け込み、口の中でカカオの香りがゆっくり広がります。これまでのパンオショコラの中でも、間違いなくトップクラス。 惣菜系で最も印象に残ったのが「舞茸とベーコンのクロックムッシュ(⭐️)」。 香ばしいベーコンの香りが鼻を抜け、そのあと舞茸の芳醇な香りが追いかけてくる。くるみのカリッとしたアクセントも効いていて、まるで一皿料理のような完成度。これほど香りと旨みのレイヤーが重なった惣菜パンはなかなか出会えません。 「クロワッサン アラクレーム(◎)」は、見た目のずっしり感に反して繊細な口どけ。カスタードと生クリームがたっぷり入っているのに、クロワッサンの香ばしさがしっかりと主張してくる。バターと小麦の香りが立ち上がり、満足感の高い一品。 「クリームチーズレザン(◎)」は、なめらかなチーズとジューシーなレーズンのマリアージュ。噛むたびにレーズンの旨みがじゅわっと広がり、チーズの酸味と見事に調和しています。おやつにもワインにも合いそうな、万能の美味しさ。 そして「ノアレザン(◎)」。 くるみの香ばしさとレーズンの自然な甘みが共演する、クラシックでありながら完成度の高い一品。レーズンは大粒でたっぷり。ほのかな渋みがアクセントになっていて、噛みしめるほどに深い味わいを感じます。生地はギュッと詰まっており、しっとりとした口当たり。パンとしての完成度が高い一方で、素材の力をストレートに感じさせてくれるのも魅力。 一方「レーズンちぎりパン(⭐️)」は、もっちもちの柔らかいパンにジューシーなレーズンがこれでもかと詰まった一品。レーズンの粒が大きく、噛むたびに果汁のように甘みが広がる。レーズンが苦手な人でも思わず「これは美味しい」と言ってしまうほどの出来。素朴だけど忘れられない味わいでした。 「自家製ラムトマトカレーのパニーニ(◎)」は、ラム・ナス・カボチャなど具材が豊富で、噛むたびに味が変化。スパイス感よりも素材の旨みが際立つタイプで、丁寧に作られた“料理系パン”という印象です。 「ダブルトマトとイベリコベーコンハラペーニョ(◯)」は、ベーコンの脂がしっかり旨みを出し、ハラペーニョの辛さは控えめ。ナッツの食感がアクセントになる一方で、少し好みは分かれるかもしれません。 「クロワッサン(◎)」は、シンプルで王道。甘さ控えめでバターの香りが心地よく、朝食にぴったりの一品。 そして最後に「丹精のドーナツ(ショコラ)(◎)」。ふわふわでもっちりした生地に、甘さ控えめのショコラソースがとろりと広がる。派手さはないのに記憶に残る、まさに“丹青らしい上質な余韻”を感じました。 どのパンをとっても香り高く、構成が緻密。素材を生かしながらも、驚きと楽しさを兼ね備えている。 関西でこれほど完成度の高いパン屋は本当に稀です。開店前に並ぶ価値、間違いなくあります。高槻に行くなら“丹青で朝を迎える”――それだけで一日が特別になる、そんなお店です。
2025/09訪問
1回
岐阜市・東鶉にある地元密着の人気店「うずらベーカリー」さんに初訪問。 明るくて可愛らしい外観と、焼きたての香ばしい匂いに誘われ、思わずいろいろ買いそうになる中、今回は看板商品のひとつでもある「けいちゃんカレーパン◯」と「パニーニ◎」を購入しました。 まずはけいちゃんカレーパン。これは文句なしに美味しい。外側はカリッというよりはもっちりとした独特の食感で、噛んだ瞬間に中からたっぷりのカレー餡がじゅわっと広がります。中の具材も手抜きなしで、ゴロっとしたお肉や玉ねぎがしっかり入っており、食べごたえも十分。岐阜名物の“鶏ちゃん”をベースにした甘辛さとスパイス感のバランスも絶妙で、「ご当地×本格カレー」の掛け合わせがしっかり成功している一品です。 そして、パニーニ。こちらも想像をはるかに超えてきました。まず驚いたのは、溶け出すほどたっぷりと入ったチーズの量。焼きたてだったこともあり、トロトロとしたチーズのコクと旨みがパン全体に染み渡り、パンの香ばしさと相まって極上の仕上がり。具材とパンのバランスも良く、最後の一口まで満足感が続くクオリティでした。 どちらも“想像以上においしい”というのが率直な感想で、ローカルなベーカリーとは思えないレベルの高さ。ラインナップも豊富なので、今度はスイーツ系や食パンなども試してみたくなりました。 岐阜近郊に立ち寄る際には、ぜひチェックしてほしい名店です。
2025/05訪問
1回
桃山台の人気パン屋「ア・ビアント 桃山台店」で、4種類のパンを購入しました:パンオショコラ、あん塩バター、ツウィーベル・ホワブル、おさつショコラ。どのパンもクオリティが高く、それぞれに個性が光る美味しさでした! ◎パンオショコラ 外は驚くほどサクサクで、バターの香りが一口食べた瞬間にふわっと広がります。中のビターチョコレートは濃厚ながら甘さ控えめで、生地とのバランスが絶妙。本当に美味しく、クロワッサン系が好きな方にはぜひ一度食べていただきたい一品です。朝食や軽食にぴったりで、ついリピートしたくなる完成度の高さでした。 ◎あん塩バター これには感動しました。たっぷり詰まったあんこの濃厚な甘さと、塩味が効いたバターがクロワッサン生地と見事に調和。外側の生地はさっくさくで、これまで食べたどの「あんバター」よりも美味しく、間違いなく“過去一番”の一品です。一口食べるごとに「また食べたい」と思わせてくれる特別なパンでした。 ◯ツウィーベル・ホワブル 外はサクッとした食感で、中は噛み応えのあるハード系の生地。焼き立てならではの香ばしさとともに、玉ねぎの香りがふわっと広がります。濃厚なチーズの塩気が生地に染み込み、ブラックペッパーがアクセントとなって全体の味を引き締めています。玉ねぎの甘み、チーズの旨味、ブラックペッパーのスパイシーさが絶妙にマッチし、シンプルながらも深い味わいが楽しめます。スープやワインと合わせるとさらに美味しさが引き立つ、食べ応えのある一品です。 ◯おさつショコラ 柔らかい生地の中には、さつまいもとビターチョコが程よいバランスで入っており、そこに加わったしっとりとしたくるみが絶妙なアクセントになっています。くるみの香ばしさと優しい食感が、さつまいもの自然な甘さとチョコのほろ苦さを引き立て、全体的に甘すぎず、ちょうど良い仕上がりでした。スイーツとしても軽食としても楽しめる一品で、くるみが加わることでより深みのある味わいに仕上がっています。 どのパンも、素材の良さと丁寧な作り込みが際立ち、「ア・ビアント」ならではのクオリティを感じられるものばかりでした。店内の雰囲気も明るく、焼きたてのパンの香りに包まれながら選ぶ時間が楽しいのも魅力です。 桃山台エリアを訪れる際には、ぜひ立ち寄ってほしいお店です。次回は新作パンや季節限定商品にも挑戦してみたいと思います!
2024/12訪問
1回
阪急「中津駅」から徒歩圏内に位置する「カンテ・グランデ ベーカリー」。前回の訪問でその完成度に感動し、再訪しました。大阪の中で「パネポルチーニ」と並んで何度も通いたくなる、他の人にも自信を持っておすすめしたい名店です。特に、驚くべきはコスパの良さ。これほどのクオリティのパンが200円台から楽しめるなんて驚きです。 今回試したパンはどれも個性豊かで、丁寧な作りが伝わる逸品ばかり。 クロワッサン◯ 大きめサイズで存在感抜群。外側はサクサク、中はしっとりした空洞感があり、噛むたびにバターの芳醇な香りが広がります。職人技が光る、美しく香ばしい一品。 あんバターサンド◯ サクサクの生地にたっぷり詰まった餡とバターが絶妙なバランス。控えめな甘さの餡と塩味の効いたバターが調和し、素朴ながら飽きない美味しさです。 大葉とハーブソーセージ◯ ふんわり香る大葉とハーブソーセージが絶妙にマッチ。軽い味わいで朝食やランチにぴったりです。 きのことソーセージ・グラタンパン◯ 濃厚なクリームときのこの香り、ソーセージの旨味が詰まった一品。リッチな味わいで、寒い季節に温めて食べるとさらに美味しさが引き立ちます。 クルミはちみつベーコン◎ はちみつの甘さとベーコンの塩気がバランスよく調和した絶品パン。甘じょっぱい味わいがクセになり、一度食べるとリピート確定です。 クランベリーとクルミクリームチーズ◎ 今回のイチオシ!外側はサクサク、中はふんわり柔らかく、クリームチーズの濃厚さ、クランベリーの酸味、クルミの食感が絶妙なバランス。これだけでも訪れる価値がある完成度の高い逸品です。 クルミのバトンショコラ◯ 濃厚なチョコレートがぎっしり詰まったバトン型のパン。甘さ控えめで、スイーツ感覚で楽しめます。チョコ好きにはたまらない一品です。 ダッチーズフランス◎ 外はサクサク、中はチーズの塩味が絶妙で、パン自体も噛むほどに自然な甘味が広がります。シンプルながら奥深い味わいで、食べ応えがあります。 クロックムッシュ◯ 上に乗ったチーズがサクサクで香ばしく、控えめなソースが特徴的。全体的に軽めの仕上がりで、食パンにハムとチーズを合わせたシンプルで親しみやすい味わいが楽しめます。朝食や軽食にちょうど良い一品です。 どのパンも素材の良さが際立ち、丁寧に作られているのが伝わります。これほどのクオリティと価格のバランスを両立させたパン屋はなかなかありません。大阪でパンを買うなら、ぜひ一度足を運んでみてください。次回も新しいパンを試すのが楽しみです!
2025/01訪問
1回
1回
京都の住宅街に溶け込むように佇む フリップアップ。派手さはないけれど、気づけば地元の人にしっかり愛されている、そんな空気をまとったパン屋さんだ。観光の途中に立ち寄るというより、少し歩いてでも「今日はここに行こう」と目的地にしたくなるタイプのお店。 ■ベーグル チョコレート ◎ 噛んだ瞬間にわかるレベルでもちもち。むぎゅっと歯を押し返してくるような密度もあり、これまで食べてきたベーグルの中でもかなり印象に残る食感だ。チョコレートは甘さ控えめでビター寄り。個人的にはもう一段甘さがあっても嬉しいが、この大人っぽさが生地の旨さを引き立てているとも言える。 ■ベーグル チーズ ◎ よりストレートにこの店の実力が伝わる一品。余計な装飾はなく、ベーグル特有のもっちり感と小麦の風味、そこにチーズのコクが素直に重なる。噛むほどに「シンプルにうまい」という言葉がしっくりくるタイプで、食事にも合わせやすそうだ。 ■レーズンぱん ◎ 一枚が極厚で、断面を見るとレーズンがこれでもかというほど詰まっている。正直、レーズンが得意ではない人もいると思うが、これは別。甘みと酸味のバランスがよく、生地との一体感があるので、気づけばすっと食べ終えてしまう。レーズンパンの印象を少し変えてくれる存在だ。 全体を通して感じたのは、奇をてらわず、素材と食感を大事にしているお店だということ。どれも派手な味付けではないのに、しっかり記憶に残る。毎日食べても飽きなさそうで、近くにあったら間違いなく通ってしまうタイプのパン屋だ。 ここはシンプルにおすすめ。京都に行く理由が一つ増える、そんな一軒。次は別のベーグルや食事系のパンも試してみたくなる、再訪前提のお店でした。
2026/01訪問
1回
神戸・元町に本店を構える老舗ベーカリー、イスズベーカリー 元町店。1946年創業という歴史を持ち、地元では知らない人がいない存在だ。観光地・南京町からもほど近く、日常使いと観光の両方に溶け込む立地。赤と金のロゴが入ったパッケージを見るだけで、神戸のパン文化を感じさせる。 その中でも名物級の存在が「トレロン」。 ■トレロン ◎+ 外側はカリッとした軽快な食感。噛んだ瞬間の歯切れの良さが心地よい。そしてすぐに、中のジューシーなソーセージの旨味が広がる。このコントラストが非常に完成度高い。 パン生地は軽やかでありながら、ソーセージの塩味を受け止めつつ、全体をまとめ上げている。派手さに頼らない、王道のバランス。だからこそ強い。 日常の延長線上にあるのに、食べると確実に満足できる。こういうパンがある街は強い、と素直に思わせてくれる一品。イスズベーカリーを語るなら、まずはトレロンから。神戸らしい普遍的な美味しさがここにある。
2026/02訪問
1回
HANAKAGO は烏丸エリアにある人気のパン屋で、地元でも評価が高い一軒。クラシックなタッチと風味のバランスを大事にしていて、軽さと深さを両立させたパン作りが特徴。 ■ 塩パン ⭐️ うますぎる。もっちもちの生地で、噛むほどにふんわりとした甘みが感じられる。塩の効かせ方も絶妙で、しっかり塩気を感じつつも角が立たない。過去食べた塩パンの中でも頭ひとつ抜けていて、これは素直におすすめできる一品。 ■ ブルーチーズと蜂蜜 △ これだけは正直苦手だった。ブルーチーズの香りが鼻にストレートに抜けてきて、好みの方向性ではなかった。好きな人にはたまらない組み合わせだと思うが、自分の舌には合わなかった。蜂蜜の甘さと塩気のコントラスト自体は面白い発想。 ハナカゴのパンはどれもサイズ感がしっかりしていて、一つで満足感があるタイプ。素材の香りや味を丁寧に引き出す設計で、塩パンのようにストレートにうまいものもあれば、ブルーチーズのように個性が強いものもある。全体の印象としては、「シンプルに旨いパンを上質な形で食べたい時に選びたい店」。烏丸界隈でパンを選ぶなら、塩パン目的で訪れる価値は十分ある。ブルーチーズ系などの変わり種も、ハナカゴらしい挑戦として捉えられるので、好みを広げたい人にも楽しい一軒。
2023/01訪問
1回
三宮・生田ロード沿いにある、神戸を代表する老舗ベーカリーの一軒。観光客も多い立地だけど、地元の人が普段使いしている感じも強く、朝から夕方まで途切れず人が入る。ハード系から総菜パン、甘い系まで守備範囲が広く、「今日はどれを買っても外さない」という安心感がある店。 ■チョコドーム ⭐️ これは、見た目からしてもう勝ち。ずっしりとしたボリュームで、手に取った瞬間に満足感がある。 表面はサクッと軽く、何層にも重なった生地がほどよく香ばしい。その中に詰まったチョコはしっかり濃厚で、甘さもコクも遠慮がない。だけど、生地が軽い分、重たくなりすぎず最後まで気持ちよく食べ切れる。 チョコが主役ではあるけれど、生地の存在感もきちんとあって、単なる甘いパンで終わらないのがさすがイスズベーカリー。 「今日は甘いのいきたいな」という日に、迷わず手に取っていい一品。初訪問ならまずこれを選んでほしいし、分かっていてもついまた買ってしまうタイプのパン。素直に、美味しい。おすすめ。
2026/02訪問
1回
なんばの人波を抜けた先にあって、気持ちの速度だけを落としてくれる店。外の賑やかさを引きずったまま入っても、席に腰を下ろす頃には不思議と呼吸が整っている。観光地の真ん中にありながら、ちゃんと「喫茶店の時間」が流れている一軒。 ■ホットコーヒー ◎ 一口目から輪郭が太い。ガツンとした苦味が前に立ち、酸味は控えめ。最近主流のマイルド路線とは明確に違う方向で、濃さを正面から出してくるタイプ。飲み進めても芯が崩れず、後味にもきちんとコーヒーの存在感が残る。深煎り好きが安心して頼める味。 内装は装飾多めで豪華、それでいて落ち着きがある。レトロという言葉がそのまま当てはまる空間で、写真より実際に座ったときの印象が強い。席数が多く、混んでいても窮屈さを感じにくいのがありがたいところ。観光で歩き疲れた身体を、そのまま預けられる余白がある。 フードメニューも幅広く、軽く済ませる使い方から、少し長居する選択肢まで用意されている。今回はコーヒーだけだったが、次は何か一品添えて、もう一段階ゆっくりしてみたくなる。 派手さと落ち着きが同居していて、濃いコーヒーがその空気をきちんと支えている。なんばで「休憩する」という行為が、ちゃんと意味を持つ場所。急がなくていい時間が、自然に許される純喫茶。
2026/01訪問
1回
食べログ パン WEST 百名店 2022 選出店
大阪、大阪梅田(阪神)、西梅田/パン、サンドイッチ、ベーグル
デ・トゥット・パンデュース エキマルシェ大阪店。大阪駅直結でサクッと買える立地が強く、パンデュースの味を日常に落とし込んでくれるありがたい存在。 ■パンデュースのシナモンロール ⭐️ これはうまい。まず見た目からして王道の渦巻きで、艶のあるグレーズがしっかり主張。ひと口目で感じるのは、シナモンの香りの立ち方が上品なこと。効いてはいるのに強すぎず、鼻に抜けるスパイス感と甘さのバランスがちょうどいい。 生地はふわふわで、軽いのにパサつかない質感。噛むたびにほどけていく柔らかさがありつつ、層の重なりでちゃんと“パンの食べ応え”も残る構成。甘さも十分で満足感があるのに、後味が重たくなりすぎないのが良いところ。コーヒーでも紅茶でも成立する万能さ。 シナモンロールって好みが分かれるジャンルだけど、これはど真ん中の王道をきれいに仕上げた一品。駅ナカでこの完成度が買えるのは強い。とりあえず一個買っておけば間違いない枠。
2026/01訪問
1回
京都・まっしゅ京都は、素材感のある菓子パンとデニッシュに定評のあるベーカリーで、観光客向けというよりは地元に根付いた実力派という印象の店。この日はその中でもマロンデニッシュを購入。 ■マロンデニッシュ ⭐️⭐️ 見た瞬間に目を引くのが、中央にどんと乗った栗の存在感。まるで主役のように鎮座していて、周囲を囲むマロンペーストと粉糖をまとったデニッシュ生地の層も美しい。 ひと口かじると、まず外側のデニッシュがザクッと音を立てるほど香ばしく、バターの風味がしっかり広がる。その後に続くのが、ねっとりとしたマロンペーストの濃厚な甘さ。ムースのような軽さではなく、和栗寄りのコクがあり、「栗を食べている」という実感がはっきりあるタイプだ。 中央の栗も食感のアクセントとしてよく効いていて、ほくっとした歯ざわりが全体を単調にさせない。甘さはしっかりあるが、粉糖のキレとデニッシュのバター感で重くなりすぎず、最後までバランスが崩れないのが見事。 サイズ感も思ったよりしっかりしていて、軽いおやつというよりは満足感のある一品菓子パン。これは店の看板級だと思える完成度で、正直かなり印象に残る。 まっしゅ京都は、奇をてらったパンではなく、素材と作り込みで勝負してくるタイプの店だと改めて感じた。特にこのマロンデニッシュは、デニッシュ好き・栗好きのどちらにも刺さる完成度で、わざわざ選ぶ価値のある一品。次回は他のデニッシュや菓子パンも色々試してみたくなる。
2026/01訪問
1回
京都の下町に根づく老舗ベーカリー、焼きたてパン マンハッタン。派手さはないものの、店頭に並ぶパンはどれも香ばしく焼き色が美しく、価格も手頃。日常使いのパン屋として長く愛されてきたことが、ひと目で伝わってくる。 この店の最大の特徴は、とにかく“サクサク”の食感。どのパンも外側の軽快な歯切れが印象的で、噛んだ瞬間の小気味よさがある。 ■あんバタ ◎ まず驚くのがその食感。表面はしっかりサクサク、中にはたっぷりの粒あんとバター。甘さは素直で、バターの塩気が全体を引き締める。クラシックな組み合わせだが、軽やかな生地との相性が良く、最後まで重たさを感じさせない。 ■マヨネーズ ◎ 一見シンプルだが、噛むとジュワッと広がるジャンキーなマヨネーズの旨み。サクサクの生地との対比が心地よい。余計な装飾はなく、ストレートに「うまい」と言わせる力がある。 ■塩パン ◎ 塩の効かせ方が秀逸。表面のサクサク感に続いて、内側はほどよくしっとり。塩味が前に出すぎず、油脂のコクと一体になっている。これまで塩パンに強い印象を持たなかった人でも、評価が変わる完成度。 ■サンライス ◯ いわゆるメロンパン。外側は軽やかにサクサク、バターの香りも穏やかに広がる。突出した個性というより、安定感のある一品。日常のおやつとしてちょうどいい。 全体として、奇をてらわず、焼きの技術と食感で勝負する店。価格も抑えめで、気取らず通えるのが強み。派手さよりも“毎日食べたい”を大切にする人に向いている。
2026/01訪問
1回
梅田・阪急三番街の中で、気づけば何十年も変わらずそこにあり続けるベーカリー。流行りの高級志向や個性派パン屋が次々と現れては消えていく中で、「安くて、ちゃんとうまい」という立ち位置を一切崩さないのが、このカスカードだと思う。久しぶりに訪れると、懐かしさと同時に、今もなお現役で戦っているパン屋だと実感させられる。 ■じっくり煮込んだカレーパン ◎ これがやっぱりうまい。最近よくあるスパイス全開、香り先行型のカレーパンではなく、あくまで“普通のカレー”を主役にしたタイプ。衣はザクッと香ばしく、中のカレーは甘みとコクがしっかりあって、どこか安心感がある味わいだ。正直、おしゃれ系ベーカリーの尖ったカレーパンより、こういう王道が好きだなと改めて思わされる一品。 ■焼きフランキー ◎ 見た目からして間違いないが、食べるとさらに納得。表面はパリッと、中はふわっとしたパン生地に、ジューシーなウインナーがしっかり収まっている。余計な味付けはなく、パンとソーセージの相性を素直に楽しめる構成で、これぞ定番の強さという感じ。地味だけど、何度でも食べたくなるタイプだ。 ■看板メニューの自家製クリームパン ⭐️ 人気No.1という肩書きに偽りなし。割ると中にはクリームがたっぷり詰まっていて、量だけでなく質も高い。濃厚だが重すぎず、バニラビーンズの主張も控えめで、最後までくどさが残らない。甘いパンが得意でない人でも、これは素直に「うまい」と言えるバランスだと思う。さすが長年支持されてきた定番。 全体を通して感じるのは、とにかく安定感。価格は良心的で、味はブレない。派手さはないが、日常にしっかり寄り添ってくれるパン屋という印象が強い。購入時にパンが潰れないよう、きちんとパックに入れてくれる気配りも地味にうれしいポイントだ。 一点だけ注意するとすれば、支払いは現金のみなところ。ただ、それを差し引いても「また行こう」と思わせてくれる安心感がある。久しぶりに食べて、やっぱりカスカードはこうでなくちゃ、と思えた。梅田で気取らず、ちゃんとおいしいパンを食べたい時に、間違いなく選択肢に入る一軒だ。
2026/01訪問
1回
食べログ パン WEST 百名店 2022 選出店
四天王寺前夕陽ケ丘、大阪上本町、桃谷/パン、サンドイッチ
テレビで紹介されているのを見かけてから、ずっと気になっていたパン屋。ようやくタイミングが合い、今回初訪問となった。 店に入ってまず圧倒されるのは、パンの種類の多さ。惣菜系、甘い系、ハード系、食事パンまで幅が広く、どれもそれなりに主張がある。正直、最初はどこから手を伸ばすべきか迷うレベルだ。「これは近所にあったら確実に通ってしまうな」と思わせる、街のベーカリーとして理想的な空気感がある。 今回は気になるものをかなり幅広く購入。結果としては、“飛び道具的な驚き”よりも、“安定感と層の厚さ”を強く感じるラインナップだった。 ■カレーパン ◎ まず驚かされるのが中のカレー。生地はもちもちで噛み応えがあり、揚げパンとしては油っぽさが控えめ。その分、主役は完全にカレーのルーにある。スパイス感とコクのバランスがよく、「パン屋のカレー」としては一段レベルが高い。生地そのものは他店でも同等以上に美味しいところはあるが、このルーの完成度は明確な強み。 ■パンペルデュ(フレンチトースト) ◯ しっかりと卵液が染み込み、口当たりはやさしい。 甘さも控えめで食べやすく、奇をてらわない王道タイプ。突出はしないが、安心して選べる一品。 ■ショコラ ⭐️ これは印象に残る。生地はふわふわで軽く、中には円を描くようにチョコレートが練り込まれている。どこを食べてもチョコが当たる設計で、甘さと食感のバランスが非常に良い。甘い系の中では間違いなくおすすめ枠。 ■メロンパン ◯ クッキー生地がとにかくサクサク。中の生地とのコントラストがはっきりしていて、食感を楽しむタイプのメロンパン。味は王道だが、仕上がりは丁寧。 ■きのことチェダーチーズのタルティーヌ ◎ きのこが想像以上にたっぷり使われており、旨味が前に出てくる。チェダーチーズのコクも強く、惣菜パンとしての満足度は高い。個人的にはホワイトソースがもう少し多いと好みだが、素材の味を活かす方向性と考えると納得感はある。 ■グリュイエールチーズとクルミのフランスパン ◎ チーズとクルミの組み合わせは意外と珍しいが、相性は良好。グリュイエールのコクとクルミの香ばしさが噛むたびに広がる。派手さはないが、しっかり美味しい。クルミ好きには特に刺さる一品。 ■チーズクッペ ⭐️ 外はカリッと、中はふわっと。そして中にはチーズが惜しみなく入っている。シンプルだが完成度が高く、「これを買いに来てもいい」と思わせる力がある。迷ったらこれと言えるおすすめパン。 ■マカダミアナッツのカンパーニュ ◯ マカダミアナッツがゴロゴロ入っており、香りも良い。ただ、マカダミア特有のシャリっとした食感がやや前に出るため、好みは分かれそう。ナッツ好きには評価が上がるタイプ。 ■明太フランス ◎ フランスパンはしっかりとした歯応えで、小麦の香りが強い。明太子も量が多く、塩気と旨味のバランスが良い。「明太子が主役」になりすぎないところが好印象。 ■クルミとレーズンの食パン ⭐️ クルミとレーズンを同時に楽しめるのは意外と珍しい。香ばしさと甘みのバランスがよく、そのままでも美味しい。食パン系の中では完成度が高く、リピートしたくなる。 ■レーズンロール ⭐️ とにかくふわふわ。中央に入った砂糖の甘さが絶妙で、レーズンが苦手でも「これは美味しい」と思える仕上がり。甘い系パンの隠れた名作。 ■フランス産カマンベールチーズのプティ・バゲット ◎ カマンベールがたっぷり使われており、ややクセのある大人向けの味。ワインなどお酒との相性を想像させる一品で、食事パンとして優秀。 ■ブロックベーコンとじゃがいものエスカルゴバター ◎ フランスパンは噛み応えがあり、ブロックベーコンとじゃがいもがゴロゴロ。エスカルゴバターの風味が全体をまとめ、満足度の高い惣菜パン。 全体を通して感じたのは、チーズ・レーズン・クルミ系の強さ。チーズ単体、チーズ×ナッツ、レーズン×ナッツなど、組み合わせの引き出しが多く、他店ではあまり見かけない構成もあって選ぶ楽しさがある。 一方で、事前の評判から想像していたような「一口目で驚かされる尖ったパン」が連発する、というタイプではなく、全体的には安定感重視の実力派という印象。派手さよりも、日常的に食べて「やっぱり美味しい」と感じるパンが多い。 近所にあれば確実に通いたくなるし、何度か訪れて自分なりの定番を見つけたくなるタイプのベーカリー。初訪問なら、まずはチーズ系・レーズン系を中心に選ぶのがおすすめだと思う。
2025/12訪問
1回
ドイツパンって、正直あまり得意じゃなかった。酸味が強くて、どれも似たような味で、なんとなく楽しめないまま避けてきたんだけど…。そんな自分でも「ここのパンは別物」と聞いて気になっていた「キルシュブリューテ」。週3営業&人気店ということで、ようやく土曜に行ってきました。 13時に到着すると、6人ほどの待ち。店主さんはワンオペで大忙しの様子。ひとりでレジも補充も焼き上がり対応もこなしていて大変そうだったけど、待ってる間にパンを眺めたり、焼き上がりの様子を見てるのも楽しい。20分ほどで入店できた。 店内はショーケースのみ。パンの種類はそこまで多くないけど、どれも「丁寧に作られてるなぁ」という雰囲気が伝わってくる。ハード系中心だけど、今回はその中から食べやすそうなものを選んで購入。結果的にどれも大当たりだった。 ■ クランベリーとクリームチーズ ⭐️ ひと口食べて、まず驚いたのがパン生地のふわふわ感。ドイツパン=硬い、という先入観が見事に裏切られる。そして、中に詰まっているクリームチーズの量がすごい。とろりと濃厚で、甘酸っぱいクランベリーと一体になって口の中で広がる。正直、このパンのためだけにまた来たいと思ったほど。 ■ シュネッケ(シナモンロール) ◎ 見た目はシンプルながら、食べてみると印象がガラッと変わる。何層にも重なるデニッシュ生地のような繊細な折り込みに、ほんのり香るシナモン。甘さ控えめで、甘すぎるのが苦手な人にも勧められる大人味。中にはレーズンも入っていて、ほどよい酸味と甘みが生地に寄り添う。これぞ職人技というべきバランス。 ■ ブレッツェル ◎ ドイツパンの象徴とも言える定番中の定番。 表面はパリッと焼かれて香ばしく、中はもっちもちの食感。塩の粒がアクセントになっていて、噛むごとに小麦の香りと塩気がじんわり広がる。 一見シンプルだけど、噛みしめるほどに美味しさが増す。ビールと合わせたくなるような「大人のパン」という印象だった。 ■ ザルツシュタンゲ(塩パン) ◎ これもまた秀逸。塩パンというとバターじゅわ〜系を想像しがちだが、こちらはあくまでハード寄りのもっちり系。表面は軽く香ばしく、中はもっちりとして食べごたえ十分。塩気は主張しすぎず、ふんわりと香る程度で、あくまで小麦の味わいを邪魔しない。食べ終わったあと、じんわりと余韻が残るタイプの美味しさ。 「ドイツパンって酸っぱいし、硬くて食べにくい…」 そんな風に思っていた自分に、「それは偏見だった」と優しく教えてくれたお店だった。 パン一つひとつに対して、手間を惜しまず丁寧に作られていることが伝わってくる。次回はもっとハード系やライ麦パンにも挑戦してみたい。そして、少しずつ自分の中の“ドイツパン像”を、ここ「キルシュブリューテ」で塗り替えていけたらと思う。
2025/11訪問
1回
千里中央駅の改札を抜け、地下に広がるせんちゅうパルの一角に佇む「喫茶いち」。 老舗らしい落ち着いた佇まいで、通勤客から買い物帰りの人まで、世代を問わずに愛され続けている喫茶店です。今回は名物のカツサンドをテイクアウト。紙袋を開けた瞬間、香ばしいトーストの香りと、ソースの甘辛い匂いがふわりと広がり、思わず笑みがこぼれました。 パンはしっかりめにトーストされ、外はカリッと香ばしく、中はしっとり。時間が経ってもパサつくことなく、むしろほどよく落ち着いた柔らかさがあり、丁寧に作られているのが伝わります。見た目も実に端正で、断面から覗く厚切りカツの迫力に圧倒されるほど。いかにも“喫茶のカツサンド”という、懐かしさと上品さの両方を兼ね備えた風格です。 主役のカツはかなり厚めで、ボリューム満点。 噛んだ瞬間にサクッと衣が弾け、次にやわらかい豚肉のうまみがじゅわっと広がります。脂身も軽やかで、重たさを感じさせない絶妙な火入れ。 ソースは全体を包み込むようにパンにしみ込んでおり、控えめながらも確かな存在感。濃すぎず、甘辛さと香ばしさのバランスが完璧で、まさに“王道の一体感”です。 食べ進めるごとに満足感が高まる一方で、飽きのこない上品な仕上がり。 ニューアストリアのカツサンドと食べ比べると、アストリアが「喫茶のバランス型」だとすれば、いちは「ボリュームと香ばしさの完成形」。 どちらも美味しいですが、こちらの方が“食べ応え重視”で、カツそのものの存在感が際立ちます。 パンと肉、そして控えめなソースの三位一体が見事にまとまり、噛むたびに「昔ながらの喫茶の誇り」が伝わってくるようです。 テイクアウトでここまで完成度が高いのは驚き。 温かいうちはもちろん、少し冷めても美味しいのがこのサンドの強み。仕事帰りや休日のランチに持ち帰っても、喫茶店の香りと温もりがそのまま味わえる――そんな一品でした。 食べ終えたあとには、「やっぱり喫茶店のカツサンドっていいな」と心から思わせてくれる満足感。 派手さはなくとも、ひとつひとつが丁寧で、まるで時代を超えて守られてきた味のよう。 千里中央に立ち寄ったら、ぜひ一度この厚切りカツをかじってほしい。きっと“あぁ、こういうサンドが本当の喫茶の味なんだ”と実感できるはずです。
2025/10訪問
1回
三宮エリアを代表する老舗ベーカリーで、神戸土産としても定番の一軒。店内には惣菜パンから菓子パンまで幅広く並び、時間帯によっては次々と焼き上がりが補充される活気のある雰囲気。本店らしく品数も多く、地元客と観光客が入り混じる空間は、神戸のパン文化そのものを体現している印象。 ■牛すじ煮込みカレー ⭐️ これは文句なしにうまい。手に取った瞬間からずっしりとした重量感があり、期待値は自然と上がる。表面はサクッと軽やかに揚がっていて、噛んだ瞬間に心地よい音が立つ。 中のカレーは欧風寄りで、牛すじの旨みがしっかり溶け込んだなめらかな口当たり。辛さはほとんどなく、コクと甘みで押してくるタイプなので、万人受けしつつも満足度が高い。牛すじも存在感があり、単なる「カレーパンの具」に収まらず、きちんと主役を張っている。 油っぽさが前に出すぎないのも好印象で、最後まで重たさを感じずに食べ切れる。この完成度なら、自分の中では“カレーパンのベスト候補”と言っていいレベル。 総じて、イスズベーカリーらしい「分かりやすく美味しい」をしっかり突き詰めた一品。派手さよりも完成度で勝負してくるタイプで、初めての人にも、何度も通っている人にもおすすめできる。次に来た時も、結局またこれを手に取ってしまいそう。