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なんばのルッジェーリで「シチリアピスタチオ」と「イタリアンモンブラン」をテイクアウト。 ショーケースの美しさからして別格で、どれを選んでも間違いなさそうな雰囲気。そんな中でこの2つを選びましたが、どちらも本当に感動レベルの美味しさでした。 まずはシチリアピスタチオ。⭐️ スプーンを入れた瞬間に伝わるねっとり感、その時点でもう期待が確信に変わります。口に入れるとピスタチオの香りが濃密に広がって、香ばしさとコクが見事に両立。濃厚なのに重くなく、甘さも驚くほど上品です。ナッツの油分でベタつく感じが一切なく、最後までピスタチオそのものの旨みで食べ進められる。食べ終えたあとも余韻が長く、香りとコクがずっと続く感じ。正直、これまで食べたピスタチオ系スイーツの中でもダントツで一番でした。 そしてイタリアンモンブラン。◎ こちらは洋酒っぽさのない、栗の素朴な甘みをしっかり引き出したタイプ。クリームはなめらかで口どけが良く、栗の香りがふわっと広がる。中には栗の粒が入っていて、食感がいいアクセントになっています。甘さのバランスも完璧で、重くならず、最後まで自然に食べ進められる。派手さはないのに、一口ごとに「これが本物のモンブランだな」と感じさせてくれる上品さがありました。 どちらも素材の味を最大限に引き出していて、香り・舌触り・余韻すべてが整っている。 ピスタチオの深いコクと、モンブランの優しい甘み。それぞれが全く違う方向で完成されています。 「濃厚だけど重くない」「甘いけど上品」——この両立ができているお店は本当に少ない。なんばでデザートを探すなら、まずここ。間違いなく、通いたくなる一軒です。
2025/10訪問
1回
四ツ橋駅から徒歩すぐの「餅匠しづく 新町店」は、まさに“和菓子の概念が変わる”一軒。モダンで凛とした外観に、丁寧に作られた和菓子が静かに並びます。 和菓子一つひとつは400〜700円ほどとやや高めですが、その分、完成度は非常に高く、価格に見合う価値あり。今回いただいたのは以下の4品: ■ 栗大福(◎) まず驚くのはその栗の存在感。薄い求肥に包まれた中には、ふんわり柔らかく甘み豊かな栗がごろんと。あんこの甘さも絶妙で、主役の栗を引き立ててくれる設計。価格で構えていたハードルを軽々と越えてきた一品で、手土産にすれば間違いなく喜ばれる逸品です。 ■ 黒餅 黒豆つぶあん(◎) こちらはもちもち感がしっかり感じられるタイプ。黒豆の甘さは控えめで、全体としてとても上品な仕上がり。つぶあんの粒感と餅の弾力が好バランスで、噛むたびにじんわり広がる豆の旨みが嬉しい。 ■ 桃大福(◎) これは反則級の美味しさ。なんと、瑞々しい桃が入っている。中のこしあんも控えめで、桃のフレッシュな甘さを邪魔せず引き立ててくれます。口に入れた瞬間、夏の果実の香りがふわりと広がる。季節限定だとしたら、出会えたことに感謝したくなるレベル。 ■ 純水ようかん(◎) なめらかな口当たりと、すっきりとした甘さ。水羊羹というよりも、まるで和製デザートのような佇まい。冷やしていただくと、さらにその美味しさが際立つ。個人的にはリピート確定の一品。 【総評】 和の素材を、洗練された現代の感性で表現する唯一無二の和菓子屋さん。どれも見た目が美しく、味の完成度も非常に高い。季節ごとにラインナップが変わるようなので、また訪問したい。 静かな時間が流れる店内で、ひとつひとつ選ぶ贅沢を。大切な人への贈り物としても、自分へのご褒美としても、自信を持っておすすめできるお店です。
2025/07訪問
1回
食べログ アイス・ジェラート 百名店 2023 選出店
谷町六丁目、松屋町、谷町九丁目/ジェラート・アイスクリーム、カフェ
大阪・谷町六丁目のジェラート専門店「チルコドーロ」で、クリーミィピスタとミルクのダブルをいただきました。 店名の「黄金のサーカス」にふさわしく、口に入れた瞬間に広がる上質な世界観に、思わず心がふわりとほどけます。 まず印象的だったのが、ピスタチオのやさしさ。 イタリア系のジェラテリアではよくある濃厚さで押すタイプとは違い、こちらのピスタチオは余計な雑味がなく、ナッツの香ばしさと乳の丸みが見事に調和しています。まさに“大人が静かに感動する味”と言えるバランス感。ピスタチオのジェラートにありがちな脂っこさや甘ったるさが一切なく、洗練された余韻を残します。 そして驚きだったのが、ミルクの完成度の高さ。 個人的に、牧場系ミルクの“牛乳の風味が強すぎるジェラート”がやや苦手なのですが、ここのミルクはまったく違う。 驚くほどなめらかで、乳の風味がまろやかに広がりながら、後味はすっと溶けて消える。あくまで素材の良さと技術が光る“品のあるミルク”です。 ふたつを一緒に口に含むと、ピスタチオのナッティーな香ばしさと、ミルクの清らかな甘みがまるでハーモニーのように重なり、これ以上ないほど自然で美しい味の組み合わせに。 チルコドーロは、味わいの主張が強すぎることなく、一流の素材と丁寧な仕事が静かに響いてくる名店。 お店の雰囲気も落ち着いていて、谷六のまち歩きの途中に、肩の力を抜いて立ち寄れる空気感もとてもいい。 「どんなジェラートが好き?」と聞かれたときに、誰にでも安心してすすめられるお店です。 ぜひ、ピスタチオとミルクで“やさしさに包まれる一杯”を味わってみてください。
2025/07訪問
1回
奈良の閑静な場所に佇む「ガトー・ド・ボワ ラボラトワール」。洗練されたスイーツで知られるパティスリーで、今回は評判の「フィナンシェラスクショコラ」を購入してみました。 一口目から、その丁寧な仕事ぶりに魅了されます。サクサクとした心地よい食感のラスクと、その表面を覆うビターなショコラの風味は、上品な甘さと苦味のバランスが絶妙。 フィナンシェ特有のアーモンドの香ばしさは、ラスクになることでより一層引き立ち、口の中でショコラの風味と見事なハーモニーを奏でます。一枚一枚丁寧に仕上げられたラスクは、まさにお菓子の芸術品。素材の個性を活かしながら、新しい美味しさを創造する、パティシエの確かな技術が光ります。 このお菓子の魅力は、その食べやすさにもあります。コーヒーや紅茶はもちろん、日本茶との相性も抜群。甘すぎず、でいて満足感のある味わいは、つい手が伸びてしまう中毒性も秘めています。 職人技が光る逸品は、手土産としても喜ばれること間違いなし。上品なパッケージも、贈り物として相応しい佇まいです。 奈良の地で、伝統的なフランス菓子に新しい解釈を加える。そんな意欲的な姿勢に、パティスリーとしての真摯な想いが感じられます。次回は、気になっている他の商品にも挑戦してみたいと思います。奈良観光の際には、ぜひ立ち寄っていただきたい一軒です。
2025/02訪問
1回
宝塚のスイーツ激戦区に店を構える「SHICT」。「一日800個売れる」という店頭の看板を目にして半信半疑で訪れた初回から、今回で4度目の訪問となりました。決して大きくない店構えながら、その実力は確か。一口食べれば、その販売数の理由を納得できることでしょう。 今回も迷わずオーダーしたのが、看板メニューの「シュガードーナツ」。カリッと焼き上げられた外側と、驚くほどもっちりとした内部の食感は、通常のドーナツとは一線を画す美味しさです。シンプルなシュガーコーティングが、生地本来の風味と食感を引き立てています。温かいうちに食べると、その食感の違いがより一層際立ち、思わず笑みがこぼれる美味しさです。 合わせて注文した「いちごチョコレート」も魅力的な一品。ベースとなるドーナツの美味しさはそのままに、贅沢にトッピングされたいちごチップが、食感のアクセントとなって味わいに深みを与えています。パリッとした食感と共に広がるフルーティーな風味、そしてチョコレートの上品な甘さ。この三者の調和が心地よく、最後まで楽しめます。 これまでの訪問経験から、個人的に特におすすめなのが「チョコレート」。チョコレートのコーティングは、厚すぎず薄すぎずの絶妙な加減で、ドーナツ生地との相性が抜群です。チョコレート好きの方には、特にお勧めしたい一品です。 店内はカフェスペースも完備されており、落ち着いた空間でゆっくりと味わえるのも魅力的。温かい飲み物と共に、できたての美味しさを堪能できます。宝塚大劇場への観劇前後や、街歩きの際に気軽に立ち寄れる立地も嬉しいポイントです。観劇客や地元の方々で賑わう時間帯もありますが、回転は比較的スムーズで、待ち時間もそれほど気になりません。 丁寧な接客と清潔な店内も印象的で、スイーツ激戦区の宝塚で、着実にファンを増やしている理由が分かります。宝塚エリアの実力店として、今後さらなる注目を集めることでしょう。 宝塚観劇やお出かけの際は、ぜひ立ち寄っていただきたいお店です。個人的には今後、季節限定メニューにも期待が膨らみます。 最後に重要なお知らせですが、このドーナツを最高の状態で楽しむために、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。それは、店舗でその場で食べるか、購入後なるべく早めに食べることを強くおすすめするという点です。時間が経つと油が染み出してきて、食感が大きく変化してしまいます。実際、今回購入したものは、お昼に買って夜9時には食感が変わってしまいました。 せっかくの美味しさを最大限に楽しむため、お土産として購入される場合は、食べる時間を考慮して購入されることをおすすめします。この極上のドーナツを、ぜひ最高の状態でお楽しみください。
2025/02訪問
2回
梅田を訪れるたびに足を運んでしまう「ぶぶ亭」。今回で4回目の訪問となりますが、何度食べてもその美味しさに感動します。明石焼きが看板メニューとして知られていますが、個人的にはたこ焼きの完成度にも注目してほしいと思っています。 まず、たこ焼きの最大の特徴は、大阪らしいふわとろの食感。一口頬張ると、外側は程よく香ばしく、中はとろけるような柔らかさで、思わず笑みがこぼれます。そして中に入ったタコの大きさと歯応えの良さ!大ぶりのタコがしっかり存在感を放ち、噛むたびにじわっと旨味が広がります。大阪の数あるたこ焼きの中でも、ここ「ぶぶ亭」のたこ焼きはトップクラスではないでしょうか。 以前に食べた「シオヤ」と肩を並べる美味しさと感じますが、梅田に訪れる方には特にこちらのお店を推したいです。出汁の美味しさが光る明石焼きとセットでいただくのもおすすめですが、たこ焼き単品でもそのクオリティの高さにきっと驚くはずです。 また、「ぶぶ亭」の魅力は味だけではありません。駅直結の便利なロケーションで、忙しいスケジュールの合間でも気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイント。梅田の喧騒から少し離れた落ち着いた空間で、大阪らしい味を堪能できるのは格別です。 観光やショッピングで梅田を訪れる方、そして地元の方にもぜひ試してほしいたこ焼きの名店。「ぶぶ亭」のふわとろ食感と絶妙な味付けが、きっとまた次回も食べたいと思わせてくれるはずです。
2024/11訪問
1回
日比谷の洗練された商業施設「シャンテ」の中に店を構える「ル・プチメック」を、今回で3度目の訪問。これまでの訪問で様々なパンを試してきましたが、今回もやはり外せないのが「半熟卵サンド⭐️」です。回を重ねるごとに、この店の実力の高さと安定感を実感させられます。 本場フランスの伝統を継承しながら、日本人の繊細な味覚にも応える実力派ベーカリーとして知られていますが、その評価は訪問を重ねるたびに確信へと変わっていきます。 一口目から、いつもの美味しさに安堵します。ふんだんに使用された卵は見事な半熟加減で、その濃厚な黄身が口の中でとろけるような贅沢な食感。素材の質の高さが存分に活かされた逸品です。何度訪れても、その完成度は揺るぎません。 特筆すべきは、卵本来の風味を最大限に引き出す技術の確かさ。シンプルな具材だからこそ、その実力が如実に表れます。サンドイッチの要となるパンも秀逛で、適度な弾力を持ちながら、決して主張が強くなりすぎない絶妙な焼き加減が印象的です。 「サンドイッチ」という、一見カジュアルな食べ物でありながら、その一つ一つに込められた職人の真摯な姿勢が伝わってきます。素材の選定から、火加減、バランスに至るまで、妥協のない仕事ぶりは常に健在です。 日比谷シャンテという好立地にあり、映画館の待ち時間や、オフィスワーカーのランチタイム、観劇前後の軽食など、様々なシーンで利用できる便利さも魅力。しかし、その品質の高さは、単なる立地の良さだけではなく、わざわざ足を運んでも後悔しない価値があります。 これまで様々なパンを食べてきましたが、3度の訪問を経ても、その特別な美味しさは色褪せることがありません。手の込んだ料理でなくとも、素材の質と確かな技術があれば、ここまでの満足度を実現できることを教えてくれる、そんな一品です。 本格的なフランスパンはもちろん、日本人の感性に寄り添った逸品も楽しめる懐の深さ。3度目の訪問を経た今でも、まだ試していないメニューへの期待が膨らみます。日比谷の街に確かな価値を添える、そんな実力派ベーカリーとの、末長い付き合いになりそうです。 日比谷駅直結の「ル・プチメック 日比谷店」に2回目の訪問です。独創的なパンが揃っており、前回購入したパンがどれも美味しかったので、今回も新しい味を求めて3種類購入しました。このお店のパンは、食事としてはもちろん、お酒と合わせて楽しむのにもぴったりなラインナップが魅力的です。 まずは「舞茸デニッシュ」。サクサクのデニッシュ生地に舞茸がトッピングされています。舞茸の香りが控えめで、全体的に風味も大人しめ。チーズ感もほとんどなく、見た目のインパクトに比べて味わいは少し物足りなさを感じました。もう少し舞茸やチーズの存在感が引き立つと、さらに楽しめそうだと感じました。 次に「鎖につながれたオニオンとチェダーのパン〜ひとつの罪で〜」。ユニークなネーミングに惹かれて購入しました。オニオンの香ばしさがしっかり感じられ、塩気のバランスも良く、食べ応えがあります。ただ、名前にあるチェダーの存在感は控えめで、チーズ好きとしてはもう少しチーズの濃厚さを感じたかったところ。それでも、ワインや軽めのお酒と合わせると相性抜群で、ちょっとしたおつまみとして楽しめる一品です。 最後に「カリーヴルスト」。これが今回の一押しです!スパイシーなカレーの風味が生地に練り込まれ、そこに存在感のあるジューシーなソーセージがアクセントになっています。カレーとソーセージという鉄板の組み合わせが絶妙で、ピリッとしたスパイス感が後を引きます。これはぜひビールと一緒に楽しみたいパンです。 全体を通して感じたのは、このお店のパンはお酒に合うものが多いということ。食事として楽しむのはもちろんですが、特にワインやビールのお供としていただくとより一層美味しさを引き立ててくれる印象です。日比谷というロケーションも便利で、立ち寄りやすいのも嬉しいポイント。ちょっとした手土産や、自分へのご褒美にぴったりです。 2回目の訪問でしたが、今回も新たな発見があり、非常に楽しめました。次回はさらに違ったパンを試してみたいと思います!また訪れるのが楽しみになるお店です。
2025/02訪問
2回
大阪駅直結、LUCUA1100の中にあるロースタリー系コーヒーショップ。買い物の合間に立ち寄りやすく、豆・ドリップバッグの購入と店内利用の両方ができる。 今回試したのは「エチオピア シダモ」と「オリジナルブレンド シン」。 ■エチオピア シダモ ◯ ひと口目から酸味が立ち上がるタイプ。柑橘というより、熟した果実のような明るさが先行し、その後ゆっくりとコクが追いかけてくる印象。普段ブラジルや深煎り中心で飲んでいる人にはコントラストがはっきりしていて、気分転換用としては有効。常飲というより、変化をつけたいとき向き。 ■オリジナルブレンド シン ◎ 深煎りをベースにしながら、全体が丁寧に調和したブレンド。しっかりとした重厚感はあるものの、苦味だけが前に出ることはなく、角の取れた落ち着いた味わいに仕上がっている。看板ブレンドと呼ぶにふさわしい完成度で、深煎りを好むなら安心して選べる一杯。 ブラジル系の安定感が好みなら「シン」、酸味でリセットしたいときに「シダモ」。その日の気分で選ぶのが正解。
2026/02訪問
1回
食べログ カフェ WEST 百名店 2025 選出店
天神橋筋六丁目、天満、扇町/カフェ、ケーキ、コーヒースタンド
天満駅から少し歩いた、飲食店が密集するエリアの中にありながら、どこか空気が落ち着いている一角。そこにあるのが SANWA COFFEE WORKS 天満本店。外観からして主張が強すぎず、それでいて「ちゃんとコーヒーをやっている店」だということが自然と伝わってくる佇まいで、天満という街の温度感にうまく溶け込んでいる印象。 店内にはシングルオリジンを中心に多くの豆が並び、浅煎りから深煎りまで振れ幅も広い。 特徴的なのは、ドリップバッグで味を確かめてから豆を選べる点で、コーヒー好きはもちろん、これから好みを探したい人にとってもかなり親切な設計。今回はそのドリップバッグで、ケニアAAとブラジルサントス(ダークロースト)を飲み比べてみた。 ■ブラジルサントス ダークロースト ◎ こちらは方向性がはっきりしていて、深く濃い飲み口からガツンとくる力強さがあり、その後にスモーキーな香りが一気に抜けていく。酸味はほぼ感じず、いわゆる「THE 深煎り」を求める人にはかなり刺さるタイプ。重さはあるが雑味はなく、輪郭のはっきりした一杯。 ■ケニアAA ◎ まろやかさがありつつ、しっかりとした深みも感じられる一杯。ブラジルサントスを飲んだ後だと酸味が立って感じられるが、いわゆる尖った酸ではなく、果実感のあるきれいな酸で、後味まで素直。酸味とコクのバランスがよく、ケニアらしさを無理なく楽しめる仕上がりだと思う。 個人的な好みで言えば、どちらかというとブラジルサントス。ただ、このしっかりした濃さが続くと、ふと一息つきたくなる瞬間もある。そんな時に、このケニアAAの存在がちょうどいい。濃さに寄り切らず、酸味も主張しすぎないため、口の中をリセットするように自然に切り替えられる。この2種は、対立ではなく、気分で行き来できる関係性にあると感じた。 どちらもドリップバッグとは思えないほど豆の個性がきちんと出ていて、この店の焙煎や設計の丁寧さがよく伝わってくる。まずはドリップバッグでいくつか試し、好みが見えてきた段階で豆を買う、という使い方が一番しっくりくる。種類も多く、焙煎の振れ幅も広いので、通うたびに新しい発見がありそうだ。 天満でコーヒーを「ついで」に飲むのではなく、ちゃんと選んで、ちゃんと楽しみたい人向けの一軒。 濃い一杯に身を委ねたい日も、少し肩の力を抜きたい日も、気分に合わせて選べる安心感がある。コーヒーとの距離感を、少しだけ心地よく整えてくれる店だと思う。
2026/02訪問
1回
西梅田・ハービスプラザに入る、東京発の実力派ブーランジェリー。オフィスが集まる落ち着いたエリアらしく、比較的ゆったりしていて、商業施設内でも少し大人びた空気感がある。 立地はあくまで便利な場所だが、パンのクオリティは「ついで買い」で済ませるレベルではなく、明確に実力派。ヴィエノワズリー、ハード系、惣菜パンまで一通り揃い、どれを取っても作りの丁寧さが伝わってくる。“ハービスにあるから寄る店”ではなく、“ここにあるから安心して買う店”という立ち位置。 ■ パン・オ・ショコラ ⭐️ 何層にも折り重なった生地は、表面がサクッと割れ、中はふわっとほどける理想的な食感。その中に、量も質も妥協のない濃厚なチョコレートがしっかり入っていて、最後まで主役で居続ける。 甘さ、ビター感、ボリューム、そのすべてが高い水準でまとまっていて、パン・オ・ショコラというジャンルの中でもトップクラス。これはぜひ買ってほしい。 ■ クロワッサン・パリ ◎ 層の立ち方が美しく、噛んだ瞬間のパリパリ感が心地いい。バターは上品で主張しすぎず、食事にも合わせやすい仕上がり。個人的にはもう少し甘さがあっても好みだが、完成度は非常に高い。 ■ セーグル・フリュイ ◯ レーズンやオレンジが入ったフリュイ系。ライ麦の酸味は控えめで、フルーツの甘みが前に出るタイプ。フリュイ好きにはおすすめだが、自分の好みではなかったため評価は控えめ。 ブルディガラは、改めて安定感が強い店だと感じる。特にパン・オ・ショコラは、ハービスという立地を抜きにしても十分に目的買いする価値がある一品。落ち着いた空間で、確実に美味しいパンを買いたいときに思い出したい一軒。西梅田エリアでの信頼度はかなり高い。
2026/02訪問
1回
玉川駅近くの自家焙煎コーヒー専門店。豆ごとに焙煎度がチャートで見えるようになっていて、浅煎り〜深煎りの違いが視覚で分かるのが良い。また、カップコメントが付いているので、豆を選ぶ時点で味の方向性が多少読める。単に“なんとなく深煎りを”ではなく、狙いを持って選べる設計がありがたい店。 この日はテイクアウトで コスタリカ ラ カンデリージャ(100g) を購入。開封すると深煎りらしい香りが立つが、いざ抽出すると濃厚さと甘みが同居する一杯。 ■コスタリカ ラ カンデリージャ(100g) ⭐️ 深煎りの濃厚さが前に出るタイプ。苦味とコクがちゃんと厚く、力強いコーヒーを飲みたい時に答えが出る味。濃度の厚みはあるのに、後味がべったり残らないところが特徴。ラベルにある通りスイートネスがきちんと出ていて、濃いめ寄りでも苦味だけで押す方向には振れていない。舌に響く濃厚さの陰に、ほのかな甘さが残る設計。 深煎り好きが“重すぎない濃さ”を求める時にちょうどいい。ガツンと来るけれど引きずらないので、食後でも飲み疲れしない方向。普段の深煎りだけでなく、少し甘さの余韻も楽しみたい人に合う一杯。種類豊富なラインナップだけに、別の焙煎度でも試してみたくなる店。
2026/01訪問
1回
自家焙煎珈琲工房 カフェ バーンホーフ 三番街店。 焙煎度がチャートで可視化されていて、深煎り・中深煎り・浅煎りが一発で分かるのがありがたいところ。カップコメントも添えてあるので、ただ飲むだけじゃなく「この苦味はこういう方向の苦味か」という確認ができるのが良い。コーヒーを趣味として積み上げたい人には、地味に強い仕組み。 深煎り好きなので、今回はインディアAPAAを選択。 ■インディア APPA ◎ カップコメントはストロング・ビター・シャープ。飲んだ瞬間から、言葉通りのストロングが来る一杯。香りよりも先に“濃度”が立って、舌に厚みが乗るタイプ。苦味はしっかり深く、ビターの芯がぶれない。ここまでガツンと振り切ってくると、深煎りの安心感というより覚悟がいる方向。 それでも不思議と重たく引きずらないのがシャープの意味。余韻は短めで、いつまでも口に残って支配する感じじゃない。強いのにキレる。濃いのに、飲み終わりは意外とスッと引く。この設計があるから、濃厚なのにもう一口が進む。 普段から深煎りを飲んでいる側でも「結構濃い」と感じる濃度感。眠気を殴って起こす系のパンチ。食後の締めにも合うし、買い物途中のリセットにも刺さる味。甘いものと合わせたら、コーヒーが主役で全部持っていくタイプ。 種類が豊富なので、次は別の深煎りで“強さのベクトル違い”も試したくなる店。また、中深煎りで、同じ店の解釈を確認するのも面白そうな一軒。
2026/01訪問
1回
京都のパン好きなら一度は名前を聞く、ファイブラン。ハード系の小麦感と、甘い系の完成度を両立させる実力派という立ち位置。店に入った瞬間から焼き色の美しさが目に入ってきて、パンの表情だけで期待値が上がるタイプの一軒。見た目だけが派手なパンではなく、香りと食感でしっかり勝負してくる構成。買って帰ってからも満足感が伸びるパン屋という印象。 ■パティシエール(クリームパン) ⭐️ 外はカリッと、中はふわっと。ここまではよくあるようで、決定的に違うのがクリームの密度。たっぷり入っているのに甘さは重くならず、バニラも過剰に主張しない設計。口に入れた瞬間の“ちょうどよさ”が綺麗にまとまっていて、最後まで崩れない完成度。クリームパンの中でも上位に食い込む実力。素直に強い一品。 ■パン・オ・ショコラ ⭐️ サクサク感がまず強烈で、層の立ち上がりが気持ちいい。中のチョコは量がしっかり多く、甘さも濃厚寄りで満足感が高いタイプ。バターの香りとチョコの厚みが噛むたびに重なって、テンションが落ちない仕上がり。定番なのに雑さがなく、完成度で押し切ってくる強さ。迷ったら買うべき枠。 ■ジャンボソーセージ - マスタードソース ◎ ソーセージが極太で、噛んだ瞬間に肉の香りが広がる本格派。脂の旨みとスパイス感の出方が明確で、パンに負けない主役の迫力。パン生地は柔らかめで一体感があり、噛み切りやすさも含めて計算済みの構成。食べ応えがありつつ、雑に重くならないまとまり。惣菜パンで満足感を取りに行くならこの一本。 ■ハニーミルクドーナツ ◎ 表面はカリッと、中はもちもち。ここに蜂蜜系の甘さがきちんと乗って、シンプルに強い。変に香料で盛るのではなく、生地と甘さのバランスで勝負するタイプ。口当たりが軽くて、食後に重さを残さないのも良いところ。気づいたらなくなる系の危険なドーナツ。 ■明太フランス ◯+ 焼き色と形がまず綺麗で、手に取った瞬間の香ばしさが強い。小麦感が濃く、噛み締めるほど旨みが出る生地の説得力。食感もかなり強めで、歯を使って食べるタイプの一本。ただ、明太子はもう一段“主役感”が欲しくなるバランス。生地の存在感が勝つぶん、明太の量か塩気の押し出しが増えるとさらに化ける余地。 総じて、甘い系と惣菜系のどちらにも芯があり、パンの“噛む楽しさ”をしっかり残してくる店。万人向けに寄せすぎず、でも尖りすぎず、その中間で完成度を積み上げたライン。京都のパン屋巡りの一軒として入れておく価値。しっかり記憶に残る強さ。
2026/01訪問
1回
烏丸駅からほど近い場所にあるベーカリー「RUFF」。繁華街のど真ん中というよりは、少し路地に入った落ち着いたエリアにあり、買い物や用事の合間にふらっと立ち寄れる使い勝手の良いパン屋だ。店内はコンパクトながらも焼きたての香りがしっかり漂っていて、ハード系から惣菜パン、甘い系まで幅広く並ぶタイプで、日常使いにも向いている印象を受ける。 今回購入したのは「あんバター」と「チーズフォンデュフランス」。どちらもフランスパンをベースにしたパンだが、方向性がまったく違っていて、RUFFの懐の広さがよくわかる組み合わせだった。 ■あんバター ◯+ 見た目のインパクトがとにかく強い。フランスパンに対して、あんことバターの量が遠慮なく挟まれていて、持った瞬間にずっしりくる重量感がある。かぶりつくと、まずあんこの存在感が一気に広がり、しっかり甘くて豆の風味も濃い。バターも厚切りで、口の中でじわっと溶けてコクを足してくる。ただ、このバターの塩気がやや強めで、あんこの甘さを引き締めるというより、少し主張しすぎている印象もあった。パン自体は表面がザクっと、中はほどよく歯切れがよく、サイズ感や食べ応えは文句なし。甘いものをがっつり食べたいときにはハマるタイプだが、バランス面では好みが分かれそうだ。 ■チーズフォンデュフランス ⭐️ 正直、名前からはよくあるチーズ系のパンを想像していたのだが、いい意味で完全に裏切られた。中に入っているチーズがとにかくたっぷりで、しかもとろとろ。よくある「焼いたら固まってしまったチーズ」とはまったく違い、口に入れるとクリーミーに伸びて、パンと一体化する感覚がある。塩気もきつすぎず、乳のコクと旨味が前に出てくるタイプで、フランスパンの小麦の香りとも相性が良い。パン生地は外が香ばしく、中はもっちりしていて、噛むほどに小麦の甘さが出てくる。その上でこのチーズの量と質なので、シンプルながら満足度が非常に高い一品だった。これは確実にリピートしたい。 全体を通して感じたのは、RUFFは「見た目のボリューム」だけでなく、「中身の作り込み」で勝負しているパン屋だということ。あんバターのような王道系でしっかりインパクトを出しつつ、チーズフォンデュフランスのような、食べて初めて良さがわかるパンも用意している。この振れ幅があるのは強い。烏丸周辺でパンを買うなら、甘い系も惣菜系もまとめて試せる店として、覚えておいて損はない一軒だと思う。
2026/01訪問
1回
梅田・阪急三番街の中で、気づけば何十年も変わらずそこにあり続けるベーカリー。流行りの高級志向や個性派パン屋が次々と現れては消えていく中で、「安くて、ちゃんとうまい」という立ち位置を一切崩さないのが、このカスカードだと思う。久しぶりに訪れると、懐かしさと同時に、今もなお現役で戦っているパン屋だと実感させられる。 ■じっくり煮込んだカレーパン ◎ これがやっぱりうまい。最近よくあるスパイス全開、香り先行型のカレーパンではなく、あくまで“普通のカレー”を主役にしたタイプ。衣はザクッと香ばしく、中のカレーは甘みとコクがしっかりあって、どこか安心感がある味わいだ。正直、おしゃれ系ベーカリーの尖ったカレーパンより、こういう王道が好きだなと改めて思わされる一品。 ■焼きフランキー ◎ 見た目からして間違いないが、食べるとさらに納得。表面はパリッと、中はふわっとしたパン生地に、ジューシーなウインナーがしっかり収まっている。余計な味付けはなく、パンとソーセージの相性を素直に楽しめる構成で、これぞ定番の強さという感じ。地味だけど、何度でも食べたくなるタイプだ。 ■看板メニューの自家製クリームパン ⭐️ 人気No.1という肩書きに偽りなし。割ると中にはクリームがたっぷり詰まっていて、量だけでなく質も高い。濃厚だが重すぎず、バニラビーンズの主張も控えめで、最後までくどさが残らない。甘いパンが得意でない人でも、これは素直に「うまい」と言えるバランスだと思う。さすが長年支持されてきた定番。 全体を通して感じるのは、とにかく安定感。価格は良心的で、味はブレない。派手さはないが、日常にしっかり寄り添ってくれるパン屋という印象が強い。購入時にパンが潰れないよう、きちんとパックに入れてくれる気配りも地味にうれしいポイントだ。 一点だけ注意するとすれば、支払いは現金のみなところ。ただ、それを差し引いても「また行こう」と思わせてくれる安心感がある。久しぶりに食べて、やっぱりカスカードはこうでなくちゃ、と思えた。梅田で気取らず、ちゃんとおいしいパンを食べたい時に、間違いなく選択肢に入る一軒だ。
2026/01訪問
1回
滋賀県近江八幡市にある「ラ コリーナ近江八幡」は、自然と調和した建築とお菓子のテーマパークのような施設で、クラブハリエやたねやのスイーツが楽しめる観光名所。観光バスも多数乗り入れる人気スポットで、焼きたてバームクーヘンをはじめ、限定商品も豊富です。今回は施設内で購入できる限定スイーツをいくつか食べたので、その感想をまとめてみます。 ■バームクーヘンミニ ⭐️ やっぱり王道。外側のシャリッとした砂糖のコーティングと、中のしっとり・ふわっとしたバームクーヘンのコントラストが最高。甘さが強めで、少量でも満足感がある。これを食べると「クラブハリエってすごいな」と毎回思わされる。 ■どらバター (ラコリーナ限定)◎ ふわふわの生地に包まれた、やわらかめのバターとあんこの組み合わせが絶妙で、バターの香りは控えめなのに存在感はしっかり。甘さもくどくなく、最後まで飽きずに食べられる逸品。 ■福寿芋 ◎ 芋好きにはたまらない。中の餡が甘く、さらにゴロッと入ったお芋が自然な甘さと食感をプラスしていて、和菓子らしい素朴さと満足感の両立ができていた。 ■栗饅頭 黒(ラコリーナ限定) ◯ こちらは正直言ってやや普通。栗の風味はしっかりしていて美味しいんだけど、よくある和菓子の延長線上にある印象で、特別な感動までは至らなかったが安定していた。 どれもラコリーナらしく、丁寧なつくりと素材の良さが感じられるものばかりでした。スイーツ好きとしては、今後も季節限定品や別店舗限定の商品も試していきたいと思える場所です。観光の合間に立ち寄っても、お土産としても満足度の高いスイーツが揃っているので、また訪れたいと思います。
2025/11訪問
1回
福岡物産展でたまたま見かけた「福太郎」の明太フランス。福岡・天神の名店として有名だが、今回訪れたのはお店ではなく催事ブース。とはいえ、パッケージ越しからも伝わる明太子の存在感に、自然と期待が高まる。 自宅で温め直して一口かじると、まず驚いたのはパンの食感。フランスパンという名に反して、ガリガリと硬いものではなく、ふんわりと歯切れのよいやさしい口当たり。クラストはほんのりパリッと、クラムはしっとり柔らかく、子どもからお年寄りまで幅広く好まれそうな仕上がりだ。 そこに乗る明太子は、まさに主役。切れ目の奥までたっぷり詰め込まれたペースト状の明太子は、舌にのせた瞬間にじゅわっと広がり、旨みが直球で押し寄せてくる。塩気はちょうどよく、しっかりとした味わいなのに後味は軽やかで、パンと馴染むことで一体感のある美味しさに仕上がっている。 温めることで明太子がほんのり溶け出し、パンの表面に染みるように馴染んでいく。焼き立てのような芳ばしさが立ち上がり、香りでも食欲をそそられるのが印象的だった。パンの柔らかさと明太子のコク、どちらもバランスがよく、飽きずに最後まで楽しめる。 今回選んだのはプレーンタイプだったが、チーズ入りや辛口などのバリエーションもあるようで、次回はぜひ違う味にも挑戦してみたくなる。天神まで足を運ばずとも、この味に出会えたことに感謝。 家庭で手軽に、ちょっとした贅沢気分を味わえる一本だった。
2025/11訪問
1回
千里中央で長年愛され続ける喫茶「ニューアストリア」。平日でも常に行列ができる人気店で、今回はテイクアウトでカツサンドを購入。受け取った瞬間から、ふんわりと立ち上る香ばしい香りが食欲を誘う。パンは軽くトーストされており、指で触れただけでサクッと音がしそうなほど。見た目も美しく整っていて、老舗らしい丁寧な仕事が一目で伝わってくる。包み紙を開けた瞬間のあのワクワク感、まさに喫茶の名作に出会う前の高揚そのものだった。 一口かじると、まず驚くのはパンのしっとり感。テイクアウトにもかかわらず熱々で、まるで店内で食べているかのような仕上がり。薄すぎず厚すぎず絶妙なボリュームのカツは、衣のサクサク感と肉の柔らかさのバランスが素晴らしい。肉はやわらかく、噛むたびにじゅわっと旨みが広がり、脂の甘みが自然と口の中に溶けていく。衣とパンの一体感も完璧で、まるでひとつの料理のようにまとまりがある。 そして、このサンドの味を決定づけているのが、ウスター系の特製ソース。甘辛のちょうど中間を狙ったような絶妙な塩梅で、濃すぎず、それでいてしっかりと存在感がある。このソースがパンとカツの間をしっとりと繋ぎ、一体感をさらに際立たせている。ほんの少し酸味を感じるバランスが絶妙で、口の中に“おいしさの余韻”を残していく。野菜なしのシンプルな構成ながら、全く物足りなさを感じない。むしろ余計なものがないからこそ、素材と職人技の完成度が際立つ。 食べ進めても味が全くぶれず、最後の一口まで一貫して美味しい。ボリュームは程よく、軽やかに食べきれるのに満足感がしっかり残る。喫茶の伝統を感じる「控えめなのに記憶に残る味」。まさに“完成度で勝負するカツサンド”という言葉がふさわしい。 老舗喫茶が長年磨いてきた味わいの集大成であり、まさに大阪の“王道”を体現する一品。派手さはないが、丁寧に作り込まれた職人の味は一度食べたら忘れられない。シンプルなのに贅沢。懐かしいのに新しい。そんな余韻を残してくれる、究極のカツサンドだった。