「カフェ」で検索しました。
1~20 件を表示 / 全 149 件
なんばのルッジェーリで「シチリアピスタチオ」と「イタリアンモンブラン」をテイクアウト。 ショーケースの美しさからして別格で、どれを選んでも間違いなさそうな雰囲気。そんな中でこの2つを選びましたが、どちらも本当に感動レベルの美味しさでした。 まずはシチリアピスタチオ。⭐️ スプーンを入れた瞬間に伝わるねっとり感、その時点でもう期待が確信に変わります。口に入れるとピスタチオの香りが濃密に広がって、香ばしさとコクが見事に両立。濃厚なのに重くなく、甘さも驚くほど上品です。ナッツの油分でベタつく感じが一切なく、最後までピスタチオそのものの旨みで食べ進められる。食べ終えたあとも余韻が長く、香りとコクがずっと続く感じ。正直、これまで食べたピスタチオ系スイーツの中でもダントツで一番でした。 そしてイタリアンモンブラン。◎ こちらは洋酒っぽさのない、栗の素朴な甘みをしっかり引き出したタイプ。クリームはなめらかで口どけが良く、栗の香りがふわっと広がる。中には栗の粒が入っていて、食感がいいアクセントになっています。甘さのバランスも完璧で、重くならず、最後まで自然に食べ進められる。派手さはないのに、一口ごとに「これが本物のモンブランだな」と感じさせてくれる上品さがありました。 どちらも素材の味を最大限に引き出していて、香り・舌触り・余韻すべてが整っている。 ピスタチオの深いコクと、モンブランの優しい甘み。それぞれが全く違う方向で完成されています。 「濃厚だけど重くない」「甘いけど上品」——この両立ができているお店は本当に少ない。なんばでデザートを探すなら、まずここ。間違いなく、通いたくなる一軒です。
2025/10訪問
1回
四ツ橋駅から徒歩すぐの「餅匠しづく 新町店」は、まさに“和菓子の概念が変わる”一軒。モダンで凛とした外観に、丁寧に作られた和菓子が静かに並びます。 和菓子一つひとつは400〜700円ほどとやや高めですが、その分、完成度は非常に高く、価格に見合う価値あり。今回いただいたのは以下の4品: ■ 栗大福(◎) まず驚くのはその栗の存在感。薄い求肥に包まれた中には、ふんわり柔らかく甘み豊かな栗がごろんと。あんこの甘さも絶妙で、主役の栗を引き立ててくれる設計。価格で構えていたハードルを軽々と越えてきた一品で、手土産にすれば間違いなく喜ばれる逸品です。 ■ 黒餅 黒豆つぶあん(◎) こちらはもちもち感がしっかり感じられるタイプ。黒豆の甘さは控えめで、全体としてとても上品な仕上がり。つぶあんの粒感と餅の弾力が好バランスで、噛むたびにじんわり広がる豆の旨みが嬉しい。 ■ 桃大福(◎) これは反則級の美味しさ。なんと、瑞々しい桃が入っている。中のこしあんも控えめで、桃のフレッシュな甘さを邪魔せず引き立ててくれます。口に入れた瞬間、夏の果実の香りがふわりと広がる。季節限定だとしたら、出会えたことに感謝したくなるレベル。 ■ 純水ようかん(◎) なめらかな口当たりと、すっきりとした甘さ。水羊羹というよりも、まるで和製デザートのような佇まい。冷やしていただくと、さらにその美味しさが際立つ。個人的にはリピート確定の一品。 【総評】 和の素材を、洗練された現代の感性で表現する唯一無二の和菓子屋さん。どれも見た目が美しく、味の完成度も非常に高い。季節ごとにラインナップが変わるようなので、また訪問したい。 静かな時間が流れる店内で、ひとつひとつ選ぶ贅沢を。大切な人への贈り物としても、自分へのご褒美としても、自信を持っておすすめできるお店です。
2025/07訪問
1回
食べログ アイス・ジェラート 百名店 2023 選出店
谷町六丁目、松屋町、谷町九丁目/ジェラート・アイスクリーム、カフェ
大阪・谷町六丁目のジェラート専門店「チルコドーロ」で、クリーミィピスタとミルクのダブルをいただきました。 店名の「黄金のサーカス」にふさわしく、口に入れた瞬間に広がる上質な世界観に、思わず心がふわりとほどけます。 まず印象的だったのが、ピスタチオのやさしさ。 イタリア系のジェラテリアではよくある濃厚さで押すタイプとは違い、こちらのピスタチオは余計な雑味がなく、ナッツの香ばしさと乳の丸みが見事に調和しています。まさに“大人が静かに感動する味”と言えるバランス感。ピスタチオのジェラートにありがちな脂っこさや甘ったるさが一切なく、洗練された余韻を残します。 そして驚きだったのが、ミルクの完成度の高さ。 個人的に、牧場系ミルクの“牛乳の風味が強すぎるジェラート”がやや苦手なのですが、ここのミルクはまったく違う。 驚くほどなめらかで、乳の風味がまろやかに広がりながら、後味はすっと溶けて消える。あくまで素材の良さと技術が光る“品のあるミルク”です。 ふたつを一緒に口に含むと、ピスタチオのナッティーな香ばしさと、ミルクの清らかな甘みがまるでハーモニーのように重なり、これ以上ないほど自然で美しい味の組み合わせに。 チルコドーロは、味わいの主張が強すぎることなく、一流の素材と丁寧な仕事が静かに響いてくる名店。 お店の雰囲気も落ち着いていて、谷六のまち歩きの途中に、肩の力を抜いて立ち寄れる空気感もとてもいい。 「どんなジェラートが好き?」と聞かれたときに、誰にでも安心してすすめられるお店です。 ぜひ、ピスタチオとミルクで“やさしさに包まれる一杯”を味わってみてください。
2025/07訪問
1回
奈良の閑静な場所に佇む「ガトー・ド・ボワ ラボラトワール」。洗練されたスイーツで知られるパティスリーで、今回は評判の「フィナンシェラスクショコラ」を購入してみました。 一口目から、その丁寧な仕事ぶりに魅了されます。サクサクとした心地よい食感のラスクと、その表面を覆うビターなショコラの風味は、上品な甘さと苦味のバランスが絶妙。 フィナンシェ特有のアーモンドの香ばしさは、ラスクになることでより一層引き立ち、口の中でショコラの風味と見事なハーモニーを奏でます。一枚一枚丁寧に仕上げられたラスクは、まさにお菓子の芸術品。素材の個性を活かしながら、新しい美味しさを創造する、パティシエの確かな技術が光ります。 このお菓子の魅力は、その食べやすさにもあります。コーヒーや紅茶はもちろん、日本茶との相性も抜群。甘すぎず、でいて満足感のある味わいは、つい手が伸びてしまう中毒性も秘めています。 職人技が光る逸品は、手土産としても喜ばれること間違いなし。上品なパッケージも、贈り物として相応しい佇まいです。 奈良の地で、伝統的なフランス菓子に新しい解釈を加える。そんな意欲的な姿勢に、パティスリーとしての真摯な想いが感じられます。次回は、気になっている他の商品にも挑戦してみたいと思います。奈良観光の際には、ぜひ立ち寄っていただきたい一軒です。
2025/02訪問
1回
宝塚のスイーツ激戦区に店を構える「SHICT」。「一日800個売れる」という店頭の看板を目にして半信半疑で訪れた初回から、今回で4度目の訪問となりました。決して大きくない店構えながら、その実力は確か。一口食べれば、その販売数の理由を納得できることでしょう。 今回も迷わずオーダーしたのが、看板メニューの「シュガードーナツ」。カリッと焼き上げられた外側と、驚くほどもっちりとした内部の食感は、通常のドーナツとは一線を画す美味しさです。シンプルなシュガーコーティングが、生地本来の風味と食感を引き立てています。温かいうちに食べると、その食感の違いがより一層際立ち、思わず笑みがこぼれる美味しさです。 合わせて注文した「いちごチョコレート」も魅力的な一品。ベースとなるドーナツの美味しさはそのままに、贅沢にトッピングされたいちごチップが、食感のアクセントとなって味わいに深みを与えています。パリッとした食感と共に広がるフルーティーな風味、そしてチョコレートの上品な甘さ。この三者の調和が心地よく、最後まで楽しめます。 これまでの訪問経験から、個人的に特におすすめなのが「チョコレート」。チョコレートのコーティングは、厚すぎず薄すぎずの絶妙な加減で、ドーナツ生地との相性が抜群です。チョコレート好きの方には、特にお勧めしたい一品です。 店内はカフェスペースも完備されており、落ち着いた空間でゆっくりと味わえるのも魅力的。温かい飲み物と共に、できたての美味しさを堪能できます。宝塚大劇場への観劇前後や、街歩きの際に気軽に立ち寄れる立地も嬉しいポイントです。観劇客や地元の方々で賑わう時間帯もありますが、回転は比較的スムーズで、待ち時間もそれほど気になりません。 丁寧な接客と清潔な店内も印象的で、スイーツ激戦区の宝塚で、着実にファンを増やしている理由が分かります。宝塚エリアの実力店として、今後さらなる注目を集めることでしょう。 宝塚観劇やお出かけの際は、ぜひ立ち寄っていただきたいお店です。個人的には今後、季節限定メニューにも期待が膨らみます。 最後に重要なお知らせですが、このドーナツを最高の状態で楽しむために、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。それは、店舗でその場で食べるか、購入後なるべく早めに食べることを強くおすすめするという点です。時間が経つと油が染み出してきて、食感が大きく変化してしまいます。実際、今回購入したものは、お昼に買って夜9時には食感が変わってしまいました。 せっかくの美味しさを最大限に楽しむため、お土産として購入される場合は、食べる時間を考慮して購入されることをおすすめします。この極上のドーナツを、ぜひ最高の状態でお楽しみください。
2025/02訪問
2回
梅田を訪れるたびに足を運んでしまう「ぶぶ亭」。今回で4回目の訪問となりますが、何度食べてもその美味しさに感動します。明石焼きが看板メニューとして知られていますが、個人的にはたこ焼きの完成度にも注目してほしいと思っています。 まず、たこ焼きの最大の特徴は、大阪らしいふわとろの食感。一口頬張ると、外側は程よく香ばしく、中はとろけるような柔らかさで、思わず笑みがこぼれます。そして中に入ったタコの大きさと歯応えの良さ!大ぶりのタコがしっかり存在感を放ち、噛むたびにじわっと旨味が広がります。大阪の数あるたこ焼きの中でも、ここ「ぶぶ亭」のたこ焼きはトップクラスではないでしょうか。 以前に食べた「シオヤ」と肩を並べる美味しさと感じますが、梅田に訪れる方には特にこちらのお店を推したいです。出汁の美味しさが光る明石焼きとセットでいただくのもおすすめですが、たこ焼き単品でもそのクオリティの高さにきっと驚くはずです。 また、「ぶぶ亭」の魅力は味だけではありません。駅直結の便利なロケーションで、忙しいスケジュールの合間でも気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイント。梅田の喧騒から少し離れた落ち着いた空間で、大阪らしい味を堪能できるのは格別です。 観光やショッピングで梅田を訪れる方、そして地元の方にもぜひ試してほしいたこ焼きの名店。「ぶぶ亭」のふわとろ食感と絶妙な味付けが、きっとまた次回も食べたいと思わせてくれるはずです。
2024/11訪問
1回
日比谷の洗練された商業施設「シャンテ」の中に店を構える「ル・プチメック」を、今回で3度目の訪問。これまでの訪問で様々なパンを試してきましたが、今回もやはり外せないのが「半熟卵サンド⭐️」です。回を重ねるごとに、この店の実力の高さと安定感を実感させられます。 本場フランスの伝統を継承しながら、日本人の繊細な味覚にも応える実力派ベーカリーとして知られていますが、その評価は訪問を重ねるたびに確信へと変わっていきます。 一口目から、いつもの美味しさに安堵します。ふんだんに使用された卵は見事な半熟加減で、その濃厚な黄身が口の中でとろけるような贅沢な食感。素材の質の高さが存分に活かされた逸品です。何度訪れても、その完成度は揺るぎません。 特筆すべきは、卵本来の風味を最大限に引き出す技術の確かさ。シンプルな具材だからこそ、その実力が如実に表れます。サンドイッチの要となるパンも秀逛で、適度な弾力を持ちながら、決して主張が強くなりすぎない絶妙な焼き加減が印象的です。 「サンドイッチ」という、一見カジュアルな食べ物でありながら、その一つ一つに込められた職人の真摯な姿勢が伝わってきます。素材の選定から、火加減、バランスに至るまで、妥協のない仕事ぶりは常に健在です。 日比谷シャンテという好立地にあり、映画館の待ち時間や、オフィスワーカーのランチタイム、観劇前後の軽食など、様々なシーンで利用できる便利さも魅力。しかし、その品質の高さは、単なる立地の良さだけではなく、わざわざ足を運んでも後悔しない価値があります。 これまで様々なパンを食べてきましたが、3度の訪問を経ても、その特別な美味しさは色褪せることがありません。手の込んだ料理でなくとも、素材の質と確かな技術があれば、ここまでの満足度を実現できることを教えてくれる、そんな一品です。 本格的なフランスパンはもちろん、日本人の感性に寄り添った逸品も楽しめる懐の深さ。3度目の訪問を経た今でも、まだ試していないメニューへの期待が膨らみます。日比谷の街に確かな価値を添える、そんな実力派ベーカリーとの、末長い付き合いになりそうです。 日比谷駅直結の「ル・プチメック 日比谷店」に2回目の訪問です。独創的なパンが揃っており、前回購入したパンがどれも美味しかったので、今回も新しい味を求めて3種類購入しました。このお店のパンは、食事としてはもちろん、お酒と合わせて楽しむのにもぴったりなラインナップが魅力的です。 まずは「舞茸デニッシュ」。サクサクのデニッシュ生地に舞茸がトッピングされています。舞茸の香りが控えめで、全体的に風味も大人しめ。チーズ感もほとんどなく、見た目のインパクトに比べて味わいは少し物足りなさを感じました。もう少し舞茸やチーズの存在感が引き立つと、さらに楽しめそうだと感じました。 次に「鎖につながれたオニオンとチェダーのパン〜ひとつの罪で〜」。ユニークなネーミングに惹かれて購入しました。オニオンの香ばしさがしっかり感じられ、塩気のバランスも良く、食べ応えがあります。ただ、名前にあるチェダーの存在感は控えめで、チーズ好きとしてはもう少しチーズの濃厚さを感じたかったところ。それでも、ワインや軽めのお酒と合わせると相性抜群で、ちょっとしたおつまみとして楽しめる一品です。 最後に「カリーヴルスト」。これが今回の一押しです!スパイシーなカレーの風味が生地に練り込まれ、そこに存在感のあるジューシーなソーセージがアクセントになっています。カレーとソーセージという鉄板の組み合わせが絶妙で、ピリッとしたスパイス感が後を引きます。これはぜひビールと一緒に楽しみたいパンです。 全体を通して感じたのは、このお店のパンはお酒に合うものが多いということ。食事として楽しむのはもちろんですが、特にワインやビールのお供としていただくとより一層美味しさを引き立ててくれる印象です。日比谷というロケーションも便利で、立ち寄りやすいのも嬉しいポイント。ちょっとした手土産や、自分へのご褒美にぴったりです。 2回目の訪問でしたが、今回も新たな発見があり、非常に楽しめました。次回はさらに違ったパンを試してみたいと思います!また訪れるのが楽しみになるお店です。
2025/02訪問
2回
滋賀県近江八幡市にある「ラ コリーナ近江八幡」は、自然と調和した建築とお菓子のテーマパークのような施設で、クラブハリエやたねやのスイーツが楽しめる観光名所。観光バスも多数乗り入れる人気スポットで、焼きたてバームクーヘンをはじめ、限定商品も豊富です。今回は施設内で購入できる限定スイーツをいくつか食べたので、その感想をまとめてみます。 ■バームクーヘンミニ ⭐️ やっぱり王道。外側のシャリッとした砂糖のコーティングと、中のしっとり・ふわっとしたバームクーヘンのコントラストが最高。甘さが強めで、少量でも満足感がある。これを食べると「クラブハリエってすごいな」と毎回思わされる。 ■どらバター (ラコリーナ限定)◎ ふわふわの生地に包まれた、やわらかめのバターとあんこの組み合わせが絶妙で、バターの香りは控えめなのに存在感はしっかり。甘さもくどくなく、最後まで飽きずに食べられる逸品。 ■福寿芋 ◎ 芋好きにはたまらない。中の餡が甘く、さらにゴロッと入ったお芋が自然な甘さと食感をプラスしていて、和菓子らしい素朴さと満足感の両立ができていた。 ■栗饅頭 黒(ラコリーナ限定) ◯ こちらは正直言ってやや普通。栗の風味はしっかりしていて美味しいんだけど、よくある和菓子の延長線上にある印象で、特別な感動までは至らなかったが安定していた。 どれもラコリーナらしく、丁寧なつくりと素材の良さが感じられるものばかりでした。スイーツ好きとしては、今後も季節限定品や別店舗限定の商品も試していきたいと思える場所です。観光の合間に立ち寄っても、お土産としても満足度の高いスイーツが揃っているので、また訪れたいと思います。
2025/11訪問
1回
福岡物産展でたまたま見かけた「福太郎」の明太フランス。福岡・天神の名店として有名だが、今回訪れたのはお店ではなく催事ブース。とはいえ、パッケージ越しからも伝わる明太子の存在感に、自然と期待が高まる。 自宅で温め直して一口かじると、まず驚いたのはパンの食感。フランスパンという名に反して、ガリガリと硬いものではなく、ふんわりと歯切れのよいやさしい口当たり。クラストはほんのりパリッと、クラムはしっとり柔らかく、子どもからお年寄りまで幅広く好まれそうな仕上がりだ。 そこに乗る明太子は、まさに主役。切れ目の奥までたっぷり詰め込まれたペースト状の明太子は、舌にのせた瞬間にじゅわっと広がり、旨みが直球で押し寄せてくる。塩気はちょうどよく、しっかりとした味わいなのに後味は軽やかで、パンと馴染むことで一体感のある美味しさに仕上がっている。 温めることで明太子がほんのり溶け出し、パンの表面に染みるように馴染んでいく。焼き立てのような芳ばしさが立ち上がり、香りでも食欲をそそられるのが印象的だった。パンの柔らかさと明太子のコク、どちらもバランスがよく、飽きずに最後まで楽しめる。 今回選んだのはプレーンタイプだったが、チーズ入りや辛口などのバリエーションもあるようで、次回はぜひ違う味にも挑戦してみたくなる。天神まで足を運ばずとも、この味に出会えたことに感謝。 家庭で手軽に、ちょっとした贅沢気分を味わえる一本だった。
2025/11訪問
1回
阪急西宮ガーデンズの「TOOTH TOOTH パティスリー&カフェ」で、洋梨とプラリネクリームのパルフェ・ポワール、シャインマスカットのタルト、シトロンシュプリーム、TOOTH TOOTHブレンドをいただきました。館内2階の北モールに位置する店舗は、買い物の合間に立ち寄りやすいアクセスの良さがありながら、席数も多くゆったりとしており、ガラスケースに並ぶ色鮮やかなスイーツを眺めているだけで気持ちが華やぎます。天井も高く開放的で、明るい光に包まれた空間は非日常感があり、特別なおやつ時間を演出してくれます。 まず注文したパルフェ・ポワール⭐️は、この日の中でも最も印象的な一品でした。洋梨のジューシーで瑞々しい甘さが口いっぱいに広がり、それを包み込むようにプラリネクリームの濃厚さと上品な甘さが重なります。両者が主役として並び立つ構成は、ありがちな「どちらかに寄る」パフェとは違って、一口ごとに違った印象を与えてくれるのが魅力的。さらにアーモンドのメレンゲやフィアンティーヌがざくざくと食感を加え、層の変化で楽しませてくれました。全体の色合いも秋らしいトーンで、食べ進めるほどに季節感を味わえる仕上がり。濃厚さと爽やかさが最後まで同居し、余韻として両方が残る完成度の高さに「最高」という言葉しか出ませんでした。 シャインマスカットのタルト◎は、旬の果実をそのまま頬張るような贅沢さが光る一皿。大粒のマスカットがごろごろと並び、そのパリッとした張りのある食感と上品な甘みを、しっとりとしたタルト台と濃厚なクリームがしっかりと支えていました。単にフルーツを乗せただけではなく、台とクリームの存在感が合わさることで、果実の魅力がより立体的に浮かび上がる印象。見た目の華やかさと素材の力強さを兼ね備えた、ご褒美感あふれるタルトでした。 ドリンクは紅茶を2種類。シトロンシュプリーム◎は口に含んだ瞬間にレモンの爽快な酸味が立ち上がり、スイーツをいただいた後の舌をすっと洗い流してくれるような存在でした。リフレッシュ感が強く、単体で楽しむなら朝にぴったり。目覚めの一杯として飲めば、気分を切り替えてくれる紅茶だと思います。一方のTOOTH TOOTHブレンド⭐️は落ち着いたコクのある香りと強めの渋みが特徴で、余韻がじんわりと続き、大人っぽい落ち着きを感じさせてくれました。スイーツと合わせたときは控えめに引き立てるのではなく、むしろ共演するように存在感を放ち、最後には自然とほっとした気分に導いてくれる、力のある紅茶でした。 4品を通して感じたのは、コース料理のような流れで軽やかにまとまるというよりも、それぞれがしっかりと個性を放つアラカルト的な体験。それでも「華やかさ」と「高級感」というTOOTH TOOTHらしい個性が空間全体に漂い、特別なひとときとしてまとまっている点が魅力でした。店内は明るく華やかでありながら、落ち着いた雰囲気もあり、非日常感を演出してくれるのもこのお店ならでは。 総じて、TOOTH TOOTHは“クラシックな洋菓子をベースにしながらも、果実や紅茶の個性を活かして現代的に仕立てる”というスタイルを確立していると感じました。ガーデンズの華やかな空間で、季節を映すスイーツと紅茶のペアリングを楽しむ時間は格別。次回は別の季節のタルトやパフェを試し、また違う表情のTOOTH TOOTHを味わいたいと思います。
2025/09訪問
1回
マクドナルドの期間限定シリーズは、毎回楽しみにしているルーティンのひとつ。奇抜なコンセプトでも、しっかり仕上げてくるところが魅力で、今回も気になる2種類を食べ比べてみた。 まずは「油淋鶏マヨチキン(◎)」から。チキンは厚みがあり、衣はサクサクで歯切れよく、食感はさすがマックという安心感がある仕上がり。マヨは控えめでくどくなく、バランスは良かった。ただ、油淋鶏ソースについてはもう少し量が欲しかったのが正直なところ。せっかくの香味だれの風味がやや物足りなく感じてしまい、あと一歩ジャンキーさがあれば記憶に残る味になったかもしれない。とはいえ、味そのものは上品で、安定感のある一品だった。 一方の「焦がしにんにくマヨたまごてりやき(⭐️)」は、食べる前から勝負に出ている香り。袋を開けた瞬間に広がる焦がしにんにくの香ばしさが食欲をかき立てる。実際に食べてみると、てりやきの甘さと焦がしにんにくの香りが重なり、口の中で濃厚に広がる。卵はぷるっとしていて存在感あり、定番のてりたま系よりも個性をしっかり感じられる仕上がりだった。後味にはややジャンキーな重さが残るが、それも含めて「今しか食べられない満足感」があった。 どちらも魅力はあるが、味の完成度で言えば焦がしにんにくがやや上。油淋鶏は食べやすさと軽やかさがある分、あと一押しのインパクトが欲しかった。とはいえ、マックのチキン系はやっぱり外さないなという実感はしっかりあった。 阪急西宮ガーデンズのマクドナルドで「トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見◎」をいただきました。今年の月見シリーズは、ここに完成形を見たと言っても過言ではありません。 まず圧巻なのは3枚重ねのビーフパティ。ジューシーで肉の旨みがぎゅっと詰まっており、しっかりと存在感を放っています。ボリュームだけでなく味の濃さでも満足させてくれるので、トリプルを選んだ瞬間に“正解だった”と確信しました。そこに絡むのが甘辛いすき焼き風フィリング。濃厚でジャンキーさ全開なのに、卵がとろりと溶け込むことで全体が一気にマイルドにまとまり、絶妙なハーモニーが生まれます。そして特筆すべきはバンズ。ふわふわでありながらもっちりとした弾力があり、ビーフ・ソース・卵を優しく包み込むことで、一口ごとに「完成度の高さ」を実感させてくれます。これがあるから、豪快なボリューム感が最後まで心地よく食べ進められるのです。 さらに今回は、ナゲットの「瀬戸内レモンペッパーソース◎」も一緒に注文。これが想像以上に絶品でした。レモンの爽やかな酸味がしっかり効いていて、そこにピリッとしたペッパーの刺激が加わることで、揚げ物の油っぽさをリセットしてくれる。バーガーでガッツリ満足した後にナゲットを頬張ると、味覚が切り替わってもうひと口、もうひとつと手が伸びてしまう魔力がありました。まさに“すき焼き月見とベストマッチの相棒”と呼びたくなる存在感です。 そして締めに選んだのが「月見マックシェイク 山梨県産シャインマスカット◎」。これがまた素晴らしかった。ひと口でマスカットの瑞々しい甘さと爽やかさが弾け、濃厚なハンバーガーの後に飲むと、一気に口の中がリセットされていく。クリーミーでありながらもすっきりとした後味で、季節限定ならではの“特別なご褒美感”を演出してくれます。 バーガー、ナゲット、そして限定シェイク。この三つを組み合わせることで、ただのファストフードが一気に「秋のフルコース」に変わり、満足感と特別感を兼ね備えた体験になりました。今年の月見は、このセットでこそ本領発揮だと胸を張っておすすめできます。 阪急西宮ガーデンズのマクドナルドで「チーズ月見バーガー」をいただきました。先日「トリプルすき焼き月見」を食べたばかりだったので、最初はややボリューム控えめに感じたものの、ひと口食べた瞬間に“王道の安定感”が伝わってくる。ふわっと香ばしいバンズの香り、チーズと卵の黄金コンビ、そしてマクドナルドらしい肉の香りが重なり、シンプルながらも完成された一体感があります。 チーズは濃厚でしっかり主張しつつ、卵のまろやかさをうまくまとめてくれる存在。固めに焼かれた黄身がソースと絡むと、味に安定感が出て、全体のバランスを支えてくれる。派手さはないけれど、食べるほどに「やっぱりこれだよな」と思わせる、完成された安心感がある。 ビーフパティは厚みの主張は控えめながらも、肉の旨みがしっかり。トマトクリーミーソースの酸味と甘みが絶妙で、味に立体感を与えている。全体をまとめるチーズの塩味、ソースのまろやかさ、卵の優しさが見事に調和していて、シンプルながら飽きがこない。まさに月見シリーズの完成形といえる一杯です。 食べ終えた後は、しっかり食事をした満足感がありながらも、重さは残らない。毎年の季節限定として安心して楽しめる、まさに“安定の王道”という言葉がぴったりのバーガー。奇をてらわず、素材それぞれの良さを生かした味の組み立てが心地よく、改めてマクドナルドの定番の強さを感じました。 期間限定メニューが充実していたので、3種まとめて食べ比べ。店内は夕方でも混雑気味で人気の高さを実感。 ● ザク切りポテト&肉厚ビーフ やみつきチーズペッパー(◎) 食べ応え満点の一品。 肉厚ビーフのジューシーさに、ポテトパティのザクっとした食感が加わり、噛みごたえ抜群。そこにバーベキューソースの甘辛さとスモークチーズソースが重なって、味に厚みが出ている。 特にチーズソースはスモーキーな風味がしっかりしていて、濃厚ながらもくどさは感じず。ただ、ややペッパーの主張が強すぎてチーズ感が埋もれ気味かも?そこだけ整えれば、完成度はさらに上がる印象。 ● ガーリックシュリンプ(◯) エビ系バーガーとしては過去一の完成度。 ぷりぷりのエビカツにガーリックチップがしっかり効いていて、旨味と香ばしさが直撃。ロースト感のあるえびの旨みも上手に活かされており、ソースのスパイシーさが後を引く。ただ、パンとレタスとの一体感が少し物足りない。マヨやチーズでつなぎを加えれば、全体がよりまとまってくる気がする。エビ単体のクオリティはさすがマック。 ● 肉厚ビーフチーズロコモコ(◎) ふわっとした目玉焼きと、どっしりした肉厚パティの組み合わせが最高。チェダーチーズと甘めのバーベキューソースが絶妙に絡み合い、一体感のある味わい。バーベキューソースの甘さがやや強めだけど、そこも含めてロコモコらしい味わいに仕上がっている。 今回の3種はどれも完成度が高く、中でも「ザク切りポテト&チーズペッパー」と「チーズロコモコ」は甲乙つけがたい満足感。今後の期間限定も期待したいところ。マクドの期間限定はやっぱり侮れない。定番メニューに飽きた人にこそぜひ試してほしい。
2025/10訪問
4回
名古屋の老舗喫茶店コンパル 栄西店で、名物のエビカツサンドと味噌カツサンドを注文しました。コンパルといえば、サンドイッチの名店として地元の人々や観光客に愛され続ける存在。今回は、人気の高いこの2種類を試してみましたが、どちらも期待を大きく上回る美味しさでした。 ■エビカツサンド ◎ まずは、コンパルといえば外せないエビカツサンド。サクサクの衣をまとったエビカツが、ふわっとしたパンに挟まれ、一口かじるとエビのぷりぷりとした食感が口いっぱいに広がります。エビカツ自体にもしっかりとした旨みがあり、そこに絡むたっぷりのタルタルソースが絶妙なアクセントに。タルタルは酸味とコクのバランスが良く、エビの甘みをしっかり引き立ててくれます。さらに、ほんのり甘みのあるパンとの相性も抜群。エビカツはサクッとした食感を残しながらも、パンとの一体感があり、食べ進めるごとにその完成度の高さを実感しました。これは間違いなく、コンパルに来たらマストで食べるべき一品です。 ■味噌カツサンド ◯ 続いて味噌カツサンド。こちらは名古屋らしい一品で、分厚いカツに甘辛い味噌ダレがしっかり染み込んでいます。味噌ダレは濃厚でありながら、甘みが強くクセになる味わい。カツのサクサク感とジューシーさがしっかり残っており、そこにふわふわのパンが加わることで、全体のバランスが絶妙に整っています。一口食べると、カツの旨みと味噌ダレのコクが一気に広がり、思わず次の一口を急ぎたくなる美味しさ。味噌ダレの甘みがしっかり効いているので、ご飯にも合いそうですが、パンとの相性も完璧でした。 総評 どちらのサンドイッチもボリュームがしっかりあり、満足感抜群。手に持つとずっしりとした重量感があり、一つでしっかりとお腹を満たしてくれるのも嬉しいポイントです。また、コンパルのサンドイッチは作り置きではなく、注文後に丁寧に作られるため、常にできたての美味しさを楽しめるのも魅力の一つ。 また、喫茶店らしい落ち着いた雰囲気も◎。モーニングやランチ、軽食にもぴったりで、テイクアウトも可能なので、忙しい時やお土産にも最適です。名古屋の喫茶文化を象徴する一軒として、訪れる価値は十分にあります。 名古屋に来たら、ぜひ一度試してほしい名店の味。次回はカツサンド以外のメニューにも挑戦してみたいと思います。
2025/03訪問
1回
高知県香南市にある「ジェラッテリアクリーム」は、地元で絶大な人気を誇るジェラート専門店です。国道沿いに位置し、駐車場も完備されているため、車でのアクセスも良好でした。訪問時には、次々と地元の車が入ってきており、店内のイートインスペースは満席。まさに地元の人々に愛されるお店だと実感しました。 ジェラートの種類は豊富で、どれも素材の良さが活かされていました。そして何より驚いたのが、価格の安さです。Sサイズで2種類選べて350円という破格のコスパの良さ。大阪で同じクオリティのジェラートを食べたら確実に500円は超えるので、価格設定が非常に良心的だと感じました。味だけでなく、コストパフォーマンスの面でも魅力的なジェラート店でした。 今回いただいたフレーバーの中で、特に美味しかったものから順に紹介します。 ■ティラミス 今回食べた中で、間違いなく一番美味しかったのがこのティラミスです。ティラミスのジェラートはよく見かけますが、ここのものは特に完成度が高いと感じました。程よい苦味がありつつ、濃厚なマスカルポーネのコクとクリーミーな甘さが絶妙なバランスで共存しています。カカオの香りがふんわりと広がり、後味はさっぱり。重たすぎず、それでいて深みのある味わいが楽しめます。他のフレーバーとは一線を画す美味しさで、これを食べるためだけに再訪したくなるレベルでした。スイーツ好きにはぜひ試してほしいです。 ■マダガスカルチョコレート ティラミスに次いで、非常に満足度の高かったのがこのチョコレートです。マダガスカル産のカカオを使用しており、香りが豊かで、チョコレートの濃厚さが際立ちます。甘すぎず、ビター感がしっかりあるので、大人向けのチョコレートジェラートといった印象でした。滑らかな口当たりで、口の中でじんわりと溶けるたびにカカオの芳醇な風味が広がります。チョコレート好きなら迷わずこれを選ぶべきだと感じました。 ■いちご 安定の美味しさでした。酸味と甘みのバランスが良く、いちごのフレッシュな味わいがしっかりと感じられます。特別な驚きはないものの、王道のいちごジェラートとしてしっかりとしたクオリティでした。万人受けする味で、子供から大人まで楽しめるのが魅力です。どのフレーバーにするか迷ったら、これを選べば間違いないと思います。 ■ピスタチオ ピスタチオジェラートはどこでも人気がありますが、ここのものは比較的あっさりしている印象でした。濃厚さよりも、ナッツの香ばしさが引き立つ、軽めの仕上がりになっています。そのため、ピスタチオの強い風味を求める人には物足りないかもしれませんが、個人的にはこのくらいのバランスの方が食べやすくて好みでした。しつこさがないので、何種類かのジェラートを組み合わせるときにも良い選択肢になりそうです。 ■ぶんたん 高知ならではの柑橘系フレーバーです。ぶんたんの酸味と甘みのバランスが取れた、ジューシーなジェラートでした。柑橘感が強めで爽やかな味わいですが、甘みとの調和が取れていて、後味は非常にスッキリしています。とても美味しかったですが、柑橘系が好きかどうかで好みが分かれそうです。暑い日に食べると、より一層美味しく感じられると思います。 ■きなこもち 和のテイストを活かした、優しい甘さのジェラートです。きなこの風味が前面に出ているものの、濃すぎず程よいバランスで仕上がっています。さらに小さなお餅が入っていて、もちもちとした食感が楽しいです。ジェラートの滑らかさと、もちの弾力が合わさることで、最後まで飽きずに楽しめました。 ■八朔チーズ これは一風変わった組み合わせでしたが、意外にも美味しかったです。八朔の皮が入っており、ほんのりとした苦味と爽やかな柑橘の酸味が特徴的でした。一方で、チーズのコクが加わることで、まろやかさが増し、クセになる味わいになっています。ただ、チーズの風味が強めなので、柑橘系×チーズの組み合わせが好きかどうかで評価が分かれそうです。 ■はぶ茶 「はぶ茶?どんな味だろう?」と興味本位で頼んでみましたが、予想を大きく超えて美味しかったです。ほうじ茶のような焙煎された茶葉の香ばしさが特徴的で、濃厚な風味が楽しめました。ただ、甘さはかなり控えめで、お茶の風味をそのまま味わうような感覚です。 ■総評 「ジェラッテリアクリーム」は、素材の味を大切にした本格派ジェラートが楽しめる名店でした。どのフレーバーも個性があり、それぞれがしっかりとしたコンセプトを持っています。特にティラミスとマダガスカルチョコレートは完成度が高く、絶対にリピートしたいと思える味わいでした。また、高知ならではのぶんたんや八朔チーズといったご当地フレーバーが充実しているのも魅力的で、観光で訪れた人にもおすすめできます。 そして何より、Sサイズで2種類選べて350円という価格設定が素晴らしいです。これだけ本格的なジェラートがこの価格で楽しめるのは、高知ならではのコスパの良さだと感じました。大阪で食べたら確実に500円は超えるクオリティなので、お得感があります。 地元の人が次々と訪れ、イートインスペースが常に満席だったのも納得のクオリティでした。高知に行った際には、ぜひ立ち寄るべきジェラート店の一つです。
2025/02訪問
1回
カフェ・ド・ランブルで購入した「スマトラ◎」のコーヒー豆について、その魅力を存分にお伝えしたいと思います。この銀座に佇む老舗コーヒー専門店は、1948年創業の歴史を持ち、ネルドリップによる一杯が多くのコーヒー愛好家を魅了してきました。今回購入したスマトラの豆は、カフェ・ド・ランブルの豆の実力を改めて感じさせる、素晴らしい一品でした。 まず、袋を開けた瞬間に広がる深い焙煎の香りが印象的です。力強く豊かな香りが鼻をくすぐり、これから味わう一杯への期待感が一気に高まります。豆を挽いている間にも、焙煎の香ばしさと独特の濃厚なアロマが広がり、すでに至福のひとときを予感させてくれます。 淹れたコーヒーは、濃い琥珀色で、一目でそのコクの深さを感じさせる見た目。ひと口飲んだ瞬間、まず驚かされるのは、そのガツンとした濃厚な味わいです。力強さがありながらも、決して苦すぎることはなく、絶妙なバランスで舌の上に広がります。この豆の特徴の一つとして、酸味が一切感じられない点が挙げられます。酸味のあるコーヒーが苦手な方にとって、これは間違いなく魅力的なポイントだと思います。私自身も酸味が控えめなコーヒーを好むため、このスマトラの豆は非常に飲みやすく、すぐに気に入りました。 濃厚で深い味わいながら、驚くべきことに後味は非常に軽やかで、飲み終えた後に口の中にしつこさが残りません。この「濃厚なのに軽やか」というギャップがたまりません。どっしりとした存在感のある一杯ですが、何杯でも飲みたくなるほどの飲みやすさがあり、朝の目覚めの一杯や、午後のリラックスタイムにもぴったりです。 また、このスマトラの豆をネルドリップで淹れることで、さらにそのポテンシャルが引き出されているように感じました。滑らかで雑味のない仕上がりは、カフェ・ド・ランブルの豆が持つ質の高さを再確認させてくれます。ネルドリップによる抽出は手間がかかるものの、その手間を惜しむ価値があると感じさせてくれる一杯でした。 カフェ・ド・ランブルは、ただ「コーヒーを売る店」ではなく、「コーヒーを極めた職人の世界」に触れることができる特別な場所だと感じます。店内は薄暗く落ち着いた雰囲気で、コーヒーそのものに集中できる環境が整っています。焙煎機が設置された空間に漂う香ばしい香り、そして一杯一杯を丁寧に淹れる姿勢に、このお店が長年愛されている理由が詰まっています。 今回購入したスマトラの豆は、個人的に大満足の味わいでした。ガツンと濃厚なコーヒーが好きな方、酸味の少ない豆を探している方にはぜひおすすめしたい逸品です。また、次回は別の産地の豆も試してみたくなりましたし、店内でネルドリップの一杯を味わうのも楽しみです。カフェ・ド・ランブルは、コーヒーを愛するすべての人に訪れてほしい名店。スマトラの豆を通じて、その魅力をしっかりと堪能しました。次回の訪問が今から楽しみでなりません。
2025/02訪問
1回
新宿駅近くに佇む「ショーグンバーガー 新宿店」。アクセスの良さもあってか、店内は9割が外国人客で賑わう、新宿の新たな人気スポットとなっています。10分程度の待ち時間はありましたが、回転は比較的スムーズ。今回はベーシックなチーズバーガーを注文してみました。 一目見て「あー好きな味だ」と直感した通り、これぞハンバーガーという王道の美味しさに出会えました。 サクサクとした食感の心地よいバンズが、素直に美味しい。その中に収まるのは、ゴツゴツとした粗挽きの存在感たっぷりなパティ。整いすぎない、どこか荒々しさのある佇まいが、かえって食欲をそそります。 隠し味的な存在感を放つのが、程よい辛みのマスタード。パティの肉々しさとの相性が絶妙で、全体の味わいを引き締めています。個人的には、このマスタードの量をもう少し増やしてもらえると、より一層風味が際立つのではないかと感じました。 パティは粗々しい肉々しさを全面に押し出しながら、確かな職人技で仕上げられた逸品。荒々しさの中にも、計算された美味しさが確実に息づいています。 このバーガーの魅力は、おそらく理屈抜きの「美味しさ」にあるのでしょう。そう、余計な装飾を必要としない、本質的な美味しさ。だからこそ、国境を超えて多くの人々を魅了しているのかもしれません。 新宿のハンバーガー激戦区にあって、独自の存在感を放つ一軒。観光客はもちろん、買い物や仕事の合間のランチにも気軽に立ち寄れる立地の良さも魅力です。外国人観光客に人気のスポットとなっていますが、その実力は確か。本物のハンバーガーを求める方にこそ、足を運んでいただきたい店舗です。
2025/02訪問
1回
新宿に佇む「エディアールベーカリー 新宿本店」。数多くのベーカリーがしのぎを削る新宿エリアにあって、独自の存在感を放つ名店です。今回は、パティスリー顔負けの本格派パン「ショコラトゥルヌ◎」を求めて訪れました。 このパンと出会って、まず驚かされるのは、その独特な食感。一般的なパイ生地とは一線を画す、力強い歯応えがあります。サクサクとした表面は、まるで本格的なフランス菓子のよう。ただ軽やかなだけではない、確かな存在感を持つ生地は、職人の技術の高さを物語っています。 中に詰められたチョコレートにも、店の矜持が感じられます。毎回安定した量と質で提供される信頼性は、日常的に通う価値のある実力店であることの証。チョコレートの上質な甘さと、生地の奥深い食感が織りなすハーモニーは、思わず目を閉じて味わいたくなるほどの完成度です。 ベーカリーでありながら、時にパティスリーの領域すら感じさせる、そんな意欲的な一品。単なるチョコレートパンの枠を超え、菓子パンの新境地を開拓しているとも言えるでしょう。 パン作りへの真摯な姿勢は、この一品からも十分に伝わってきます。新宿のパン激戦区で、着実にファンを増やしている理由が分かる、そんな納得の味わいでした。 しっかりとした歯応えと、安定した美味しさを求める方には、特におすすめしたい看板商品です。
2025/02訪問
1回
阪急宝塚駅直結のソリオ宝塚内に店を構える「たからづか牛乳 ソリオ宝塚店」。地元の牛乳メーカーとして長年愛され続けてきた「たからづか牛乳」の直営店で、今回は評判の加糖ヨーグルトを求めて訪れました。 早速購入して開封してみると、その驚くべき質感に思わず目を見張ります。トロリとした滑らかな表面は、まるでクリームのよう。湯田ヨーグルトが好きでよく食べる私ですが、このヨーグルトの驚異的な滑らかさは、まさにそれに匹敵する完成度。一口すくってみれば、その評価が決して誇張ではないことが分かります。 特筆すべきは、その食感の変化を楽しませる構成。表面のなめらかなヨーグルトから、底に敷かれたザラメの心地よい食感まで、一つの容器の中で異なる味わいが楽しめます。甘さ加減も絶妙で、ヨーグルト本来の爽やかな酸味とザラメの優しい甘みが見事なハーモニーを奏でています。 地元の牛乳メーカーならではの特徴は、その鮮度にも表れています。新鮮な生乳を使用した豊かな風味は、添加物に頼らない本物の味わい。素材本来の美味しさを大切にする、職人たちの真摯な姿勢が伝わってきます。 店舗はソリオ宝塚内の好立地に位置し、宝塚大劇場への観劇前後や、ショッピングの合間に気軽に立ち寄れるのも魅力的。清潔感のある店内では、ヨーグルト以外にも様々な乳製品が並び、地元の方々の日常使いはもちろん、宝塚土産としても重宝します。 スーパーマーケットなどでは出会えない、専門店ならではの逸品。大手メーカーのヨーグルトとは一線を画す、職人技の光る味わいは、手土産としても自信を持って推せる一品です。パッケージも洗練されており、贈答用としても安心して選べます。 次回は、気になっていた他の乳製品にも挑戦してみたいと思います。宝塚という土地で、長年培われてきた確かな技術と味わいに出会えた喜びを感じています。地域に根差した乳製品の専門店として、その価値は何度訪れても色褪せることがありません。 宝塚観光の際には、ぜひ立ち寄っていただきたい一軒。地元の誇る味わいに触れる、贅沢なひとときを過ごすことができます。忙しい日常の中で、ほっと一息つける、そんな癒しの逸品との出会いでした。
2025/02訪問
1回
千里中央で長年愛され続ける喫茶「ニューアストリア」。平日でも常に行列ができる人気店で、今回はテイクアウトでカツサンドを購入。受け取った瞬間から、ふんわりと立ち上る香ばしい香りが食欲を誘う。パンは軽くトーストされており、指で触れただけでサクッと音がしそうなほど。見た目も美しく整っていて、老舗らしい丁寧な仕事が一目で伝わってくる。包み紙を開けた瞬間のあのワクワク感、まさに喫茶の名作に出会う前の高揚そのものだった。 一口かじると、まず驚くのはパンのしっとり感。テイクアウトにもかかわらず熱々で、まるで店内で食べているかのような仕上がり。薄すぎず厚すぎず絶妙なボリュームのカツは、衣のサクサク感と肉の柔らかさのバランスが素晴らしい。肉はやわらかく、噛むたびにじゅわっと旨みが広がり、脂の甘みが自然と口の中に溶けていく。衣とパンの一体感も完璧で、まるでひとつの料理のようにまとまりがある。 そして、このサンドの味を決定づけているのが、ウスター系の特製ソース。甘辛のちょうど中間を狙ったような絶妙な塩梅で、濃すぎず、それでいてしっかりと存在感がある。このソースがパンとカツの間をしっとりと繋ぎ、一体感をさらに際立たせている。ほんの少し酸味を感じるバランスが絶妙で、口の中に“おいしさの余韻”を残していく。野菜なしのシンプルな構成ながら、全く物足りなさを感じない。むしろ余計なものがないからこそ、素材と職人技の完成度が際立つ。 食べ進めても味が全くぶれず、最後の一口まで一貫して美味しい。ボリュームは程よく、軽やかに食べきれるのに満足感がしっかり残る。喫茶の伝統を感じる「控えめなのに記憶に残る味」。まさに“完成度で勝負するカツサンド”という言葉がふさわしい。 老舗喫茶が長年磨いてきた味わいの集大成であり、まさに大阪の“王道”を体現する一品。派手さはないが、丁寧に作り込まれた職人の味は一度食べたら忘れられない。シンプルなのに贅沢。懐かしいのに新しい。そんな余韻を残してくれる、究極のカツサンドだった。