「餃子」で検索しました。
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2025/11訪問
1回
JR甲子園口駅近くの商店街にある「味包(みーほう)」。商店街の町中華らしい空気感を持ちながら、特級調理師による本格中華が味わえる数少ない店です。餃子や炒飯、唐揚げももちろん水準以上でしたが、今回特に心を掴まれたのは、海老入りシューマイと海老のマヨネーズ。この2品は間違いなく訪問の価値を決定づける存在でした。 海老入りシューマイ⭐️は、噛んだ瞬間に海老がぷりっと弾ける食感が印象的で、同時に肉の旨みがしっかりと広がります。点心専門店の繊細さを思わせながらも“肉肉しさ”を前に出すバランスが絶妙で、ただ軽やかに流れていく点心では終わらない。口に入れた瞬間の快感と、食べ進めた後の満足感が同居しており、食後に「もう一度この一皿を」と思わせる強い再訪性を持っています。 一方の海老のマヨネーズ⭐️は、さらに鮮烈な体験でした。大ぶりの海老にふんわりと軽やかな衣を纏わせ、濃厚でクリーミーなマヨソースが絡む。ここまでは王道ですが、味包の特筆すべきはその奥行きにあります。ソースの中にナッツ系のペーストが仕込まれており、一口ごとに香ばしさが鼻へと突き抜けていく。この香りの立ち上がりが一皿に立体感を与え、重たさを感じさせないまま贅沢な余韻を残す。食べ進めるほどに中毒性を帯びていき、気づけば「まだ食べたい」と思わせる魅力を備えていました。 脇を固める料理も見事でした。特製手作り焼き餃子◎はもっちりと厚みのある皮が点心の伝統を感じさせ、中の餡は野菜の甘みが主体で軽やか。炒飯◎は玉ねぎの甘みと肉のコクがしっとりと広がり、油の豊潤さも全体をまとめ上げる“深み”のある味わいでした。唐揚げ◯はカリッとした衣にブラックペッパーを効かせ、豪快ながらも計算された仕上がりで、ビールを思わず欲しくさせる一品です。 しかし今回の体験で最も印象を残したのは、やはり海老シューマイと海老マヨ。どちらも「本格中華」と「町中華」の境界を飛び越え、親しみやすさの中にしっかりと技術と独自性を感じさせる仕上がりでした。甲子園口というローカルな街にいながら、東京の名店に匹敵するレベルの点心と中華を楽しめるという驚き。その体験自体が、この店を百名店たらしめる理由だと強く感じました。
2025/09訪問
1回
宮崎の名店「拉麺男」のこってりとんこつを宅麺でいただきました。湯煎を始めた瞬間から、家中に立ち込める濃厚な豚骨の香り。強烈な獣臭でありながら、それが不思議と心を高ぶらせる。まるで自宅がラーメン屋に変わったかのような“背徳的な高揚感”に包まれながら、期待はいやが上にも膨らんでいきます。 ひと口目の衝撃は忘れられません。骨の髄まで煮出したような圧倒的濃度が押し寄せるのに、飲み込んだ瞬間には驚くほど後味が澄み渡る。重厚さと清らかさ、その両極が見事に共存する。まさに呼び戻し製法の真骨頂であり、「臭いのに澄んでいる」という矛盾が、一杯の中で奇跡のように成立しています。無鉄砲のように荒々しい骨粉感で迫るタイプとも異なり、濃厚でありながら洗練された世界観を提示する——この構造こそが拉麺男の唯一無二の魅力だと感じました。 麺は中細のストレート。スープをまとわせるというよりも、芯まで吸い込み、噛みしめるたびに濃厚な旨みが層を成して舌の上に広がる。まるでスープと麺が一体となり、調和しながら口中で物語を紡いでいくような体験です。 具材も秀逸でした。薄切りのチャーシューは脂がほどけるようにとろけ、スープと重なり合うことで甘みを増す。ご飯と合わせたくなる誘惑を抑えるのが難しいほどで、宅麺という枠を超えた贅沢さを感じさせます。 そして味変。紅しょうがや酢を加えれば、一瞬にして表情が変わり、まるで別のラーメンを食べているかのような新鮮さ。辛味噌を溶かせば辛さは暴走せず、コクの奥行きを深める。味変は単なるアクセントではなく、ラーメン全体の物語を次章へと導く“再構築の力”を持っています。 総じて、この「こってりとんこつ」は超濃厚系の理想形。獣臭の濃さ、構造の洗練、最後まで飲ませる説得力。三拍子が揃い、しかも宅麺でここまで完璧に再現されるという事実が驚異です。無鉄砲と並び称されながらも、より幅広い層を惹き込む懐の深さを備えている。 5.0という評価に一切の誇張はなく、むしろそれ以上の価値があるとすら思える一杯でした。濃厚豚骨の極致でありながら、新しい未来を感じさせる——宅麺における“到達点”と呼ぶべき存在です。
2025/09訪問
1回
銀座エリアに佇む「銀座亭」。高級店が立ち並ぶ銀座にあって、気取りすぎない雰囲気と確かな実力で存在感を放つ中華料理店です。"街中華"という括りで言えば、間違いなく最高峰に位置する実力の持ち主。今回は評判の「マーボー春雨丼◎」と定番の「餃子◯」で、その実力の程を確かめてみました。 まず目を見張るのは、マーボー春雨丼の圧倒的なボリューム感。街中華ならではの気前の良さを感じさせる盛り付けながら、その味わいは決して量に頼るだけではありません。たっぷりと盛られたご飯の上に、アツアツの春雨あんが惜しみなくかかり、春雨の滑らかな食感と、ご飯の粒立ちの良さが見事にマッチ。熱々のあんと共に、春雨とご飯が絡み合う瞬間の美味しさは、街中華の枠を超えた完成度です。 特筆すべきは、あんの完成度の高さ。春雨という繊細な食材と相性の良い、絶妙な味付けととろみ加減。ご飯との相性も抜群で、最後の一口まで飽きることなく楽しめます。これだけのボリュームがありながら、完食したくなる美味しさは、まさに職人技といえるでしょう。 サイドメニューとして注文した餃子も見逃せない一品。大ぶりな存在感を放つ餃子は、ニンニクの風味がしっかりと効いた本格派。皮の焼き加減も絶妙で、パリッとした食感が楽しめます。確かにもう少しジューシーさがあってもいいかもしれませんが、これはこれで十分な完成度。街中華の定番メニューとして、十二分の実力を見せつけています。 特に印象的なのは、酢こしょうとの相性。餃子の肉の旨味と、酢こしょうのさっぱりとした風味が見事な調和を生み出し、より食欲をそそる味わいへと昇華されます。この組み合わせは、仕事帰りのビールのおつまみとしても最高の選択となりそうです。 中華料理の定番メニューをしっかりと押さえながら、マーボー春雨丼のような独自メニューにも果敢に挑戦する。そんな意欲的な姿勢は、街中華の新たな可能性を示唆しているようです。気取らない親しみやすさと確かな技術、そして程よい創意工夫。街中華に求められる要素を高いレベルで実現している、まさに理想形といえる存在です。 銀座という立地でありながら、親しみやすい価格帯と雰囲気を保ちつつ、料理の質では妥協を許さない。そんなバランス感覚も、この店の大きな魅力です。ランチタイムはもちろん、仕事帰りの一杯や、買い物の合間の軽い食事にも重宝する、末永く通いたくなる名店です。
2025/02訪問
1回
長田タンク筋で「ぼっかけオム焼きそば」をいただきました。鉄板から漂う香ばしい香りが食欲をそそり、一口食べた瞬間から期待以上の美味しさに感動しました。 ふわっと仕上がった卵で包まれた焼きそばは、ソースとの絡みが絶妙。そばとご飯のバランスが計算し尽くされており、ばらソースとマヨネーズの相性が抜群です。特にばらソース甘口は、甘さと深みのある味わいが特徴で、この一皿をさらに引き立てていました。 このお店の特徴は、なんと言っても選べるソースのバリエーション。オリジナルの甘口ソースから、ばらソースの甘口・辛口、さらには辛さを極めた「ドラス激辛ソース」まで、自分好みの味わいを追求できます。今回いただいたばらソース甘口は、素材の旨味を引き出し、ぼっかけオム焼きそばをさらに格上げする味わいでした。 また、焼きそばそのものの香ばしさや、具材の一体感も素晴らしい。特に、じっくり煮込まれたぼっかけが味に奥行きを加えており、最後の一口まで飽きさせません。 店内は気さくな雰囲気で、ソースや薬味が揃ったカウンターは自由にアレンジができる楽しみも。自分好みの味付けに仕上げることで、さらに特別な一皿になります。 長田タンク筋は、関西ならではのソウルフードの魅力を存分に堪能できるお店。特にぼっかけオム焼きそばは、他店では味わえない完成度の高さを感じました。次回は他のメニューにも挑戦し、自分好みのソースアレンジで楽しみたいと思います。訪れるたびに新しい発見がある、そんな特別な場所です!
2024/12訪問
1回
1回
滋賀・堅田にある「らーめん与七」。今回はとんこつラーメンを取り寄せていただきましたが、その見た目からしてインパクト大。まず目に飛び込んでくるのは、丼の半分以上を覆うように並べられた大判チャーシュー。麺もスープもその下に隠れるほどで、ビジュアルだけで気分が上がる一杯です。 スープをひと口すすると、意外にもまろやかで甘みのある豚骨。豚骨特有のクセや臭みはまったく感じられず、クリーミーで非常に飲みやすい。軽やかさがありながらも、しっかりとコクがあり、バランスの良さが際立ちます。時間が経つとチャーシューの旨味がじわりとスープに溶け出し、全体にとろみと深みが加わっていく変化も楽しめました。 麺は中太のストレート。もちもちとした食感が特徴で、スープとの絡みも良好。細麺では味わえない、食べごたえと安心感があり、ひと口ごとに豚骨の旨味をしっかりと運んできてくれます。 中でも印象的だったのはやはりチャーシュー。脂っこさは抑えられ、しっかりとした肉の旨味が楽しめるタイプ。ほどよい厚みで、噛むたびに豚の風味がじゅわっと広がります。量もたっぷりで、スープとの一体感が後半になるほど増していく構成。脂身が少ない分、最後まで重たさを感じずに楽しめました。 メンマもまた、しっかりと味が染み込んでいて、適度な歯ごたえがあり、全体の中で良いアクセントになっていました。 総じて、ド派手なインパクトで押すラーメンではなく、各要素が丁寧に仕上げられた“じんわりと旨い”一杯。チャーシューのボリュームと質、スープの変化、麺の食感のバランスがしっかりと取れていて、食べ進めるほどに満足感が高まっていくラーメンでした。
2025/11訪問
1回
イオンモール伊丹昆陽3階のフードコートにある「どうとんぼり神座」で、味玉ラーメンの大盛と餃子を注文しました。関西ではすっかりおなじみの神座ですが、久しぶりに食べるとやっぱりこの安心感は特別。まず器の大きさに目を奪われ、たっぷり入ったスープと麺を見た瞬間に、ちょっと得したような満足感が先にやってきます。フードコートの一角でこのボリューム感に出会えるのは嬉しい限りです。 神座といえば、やはりこのスープ。透明感のある醤油ベースに、コンソメのようなまろやかな旨味がじんわり広がる独特の味わいで、一口目から「ああ、これこれ」と思わず頷いてしまう懐かしさがあります。決して濃すぎず、かといって物足りなさもなく、すっきりとした後味が何よりの魅力。たっぷり入った白菜はシャキッとした食感を残しつつも甘みがじわっと滲み出て、スープ全体を柔らかく包み込むような印象です。食べ進めるごとに出汁と野菜の甘みが混ざり合っていき、最初よりも後半の方がスープのコクが増していく、この味の変化がまた神座らしさなんですよね。 麺は細めのストレートタイプで、つるりとしたのど越しの良さに加え、ぷつぷつとした歯切れの良さが特徴的。スープとの絡みも非常に良く、一口ごとにスープの旨味をしっかり持ち上げてくれます。大盛にしたことで量はしっかりありますが、細麺ならではの軽やかさもあって、最後まで飽きることなく食べ進められました。味玉は半熟具合が絶妙で、黄身の濃厚さとスープの旨味が溶け合い、全体を一段とまろやかにしてくれる存在感。スープに沈めながら少しずついただくと、味わいの変化を楽しめておすすめです。 一緒に頼んだ餃子は、見た目こそシンプルながら、薄めの皮がパリッと香ばしく焼かれ、中の餡はふわっとやわらか。肉と野菜のバランスが良く、スープを飲みながら交互に食べるとちょうどいいリズムで箸が進みます。突出した個性はありませんが、ラーメンのお供としては十分満足できる仕上がりです。 全体を通して、やっぱり神座は“飽きずに食べられるラーメン”という印象が強いですね。あっさりとしているのに物足りなさはなく、スープ・麺・野菜・味玉すべてのバランスがよく整っているので、食べ終わった後の満足感が心地よい。フードコートという気軽さもあって、買い物ついでにさっと立ち寄れるのも嬉しいポイント。次回はチャーシューを追加したりと、違うアレンジも試してみたくなりました。
2025/08訪問
1回
白丸シンプルを注文しました。 一風堂といえば、やはりこの 白丸元味。シンプルながらも計算され尽くした豚骨スープが楽しめる一杯です。スープをひと口飲んだ瞬間、クリーミーで甘みのある豚骨の旨味がじわっと広がります。豚骨特有のクセや臭みは一切なく、まろやかでコクのある味わいが特徴的。長時間炊き出された豚骨スープならではの深みと、程よいニンニクのアクセントが加わり、どこか上品さも感じる仕上がりになっています。 細ストレート麺は、スープとの絡みが絶妙。パツンとした歯切れの良さがあり、スープをまといながら口の中でほどけていく食感が心地よいです。最初は硬めの食感を楽しみ、時間とともにスープを吸って少し柔らかくなる変化もまた一興。博多ラーメンらしく、替え玉をしてもスープの濃度が薄まりにくいのも嬉しいポイントです。 トッピングはシンプルながら、スープや麺の美味しさを引き立てるバランスの良い構成。チャーシューは薄めですが、スープに馴染みやすく、豚の脂の甘みが加わることでさらにコクが増します。辛もやしを加えながら、自分好みにカスタマイズできるのも一風堂ならではの楽しみ方ですね。 今回は替え玉もしましたが、意外とお腹いっぱいになり、半替え玉で十分だったかもしれません。博多ラーメンはついつい替え玉をしてしまいますが、スープとのバランスを考えると程よい量で食べるのがベストかもしれませんね。 千円で大満足のクオリティ。博多ラーメンが好きな方はもちろん、まだ豚骨ラーメンに馴染みがない方にもおすすめしたい一杯でした。 阪急梅田駅の横にある一蘭は インバウンド需要で常に大行列 ですが、一風堂 梅田店は12時のピークタイムでも回転が良く、待ち時間なしで入れるのが魅力的。落ち着いて美味しい豚骨ラーメンを食べたい方には、こちらの店舗をおすすめします。 やはり一風堂の安定感はすごいですね。次回は赤丸も試してみたいです。
2025/03訪問
1回
高知の「ひろめ市場」といえば、美味しい地元グルメが集結する活気あふれるスポット。その中でも特に行列が絶えない人気店が、この「ひろめで安兵衛」。名物の屋台餃子を求め、観光客や地元の人々で常に賑わっています。今回、訪問時にはなんと40分待ちの大行列。これほどの人気店となると、自然と期待が高まります。 ようやく席に着き、注文していた餃子が到着。まず目を引くのは、そのサイズ感。一般的な餃子よりも小ぶりで、屋台餃子らしい食べやすい一口サイズ。見た目はシンプルですが、表面の焼き色がとても美しく、黄金色にパリッと仕上がっているのが分かります。さらに、食欲をそそる香ばしい香りが漂い、期待感が一気に高まります。 そして、一口食べた瞬間に衝撃が走るほどのサックサクの食感!まるで揚げたての春巻きのように軽やかで、口の中で心地よい音が響きます。このカリッとした食感こそが、安兵衛の餃子ならではの魅力。皮はパリパリなのに、中の餡はむにゅっとした柔らかい食感で、まるで浜松餃子を思わせるような仕上がり。ひと口で食べられるサイズ感も相まって、どんどん箸が進んでしまいます。 餡は豚肉と野菜のバランスが絶妙で、肉の旨味をしっかり感じつつも、野菜の甘みがじんわりと広がる優しい味わい。強すぎるニンニクの風味もなく、軽やかに食べられるので、何個でも食べたくなるような中毒性があります。そして、この餃子の最大の特徴が、特製のタレ。甘めの醤油ベースに酸味がほんのり効いており、餃子のカリカリ食感とジューシーな餡の味わいをさらに引き立ててくれます。お好みで刻みにんにくや辛味を加えることで、また違った味わいを楽しめるのもポイント。 東京・恵比寿にも系列店があり、行列のできる人気店として知られていますが、やはり本場・高知で食べる屋台餃子は格別。特に、ひろめ市場の活気ある雰囲気の中で、ビールと一緒に味わうと、さらに美味しさが増します。まさに高知ならではのグルメ体験といえるでしょう。 全体的に軽やかで、胃もたれしにくいのも嬉しいポイント。揚げ焼きならではの香ばしさと、口の中でじゅわっと広がる旨味のコントラストがクセになる味わいです。〆の一品としても最適で、最後にサクッと食べて帰るのにもピッタリ。 高知のご当地グルメの中でも、間違いなく一度は試してほしい逸品。長時間並ぶ価値は十分にあり、屋台餃子の概念を覆す美味しさを体験できるはず。高知を訪れるなら、ぜひ立ち寄ってほしい名店です!
2025/02訪問
1回
名古屋の餃子好きにとって外せない名店、「餃子酒場 一世一代 本店」。今回初訪問しましたが、店内は大人気で満席!期待を胸に特製餃子をテイクアウトしました。 家に持ち帰り、まずは一口。カリッと焼き上がった皮の香ばしさが口いっぱいに広がります。そして、その中から現れるフワッとした餡の軽やかな食感!ジューシーさと素材の旨みがバランス良く調和していて、驚くほど上品な味わいです。餃子といえば「食べ応え重視」のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、こちらの餃子は「いくらでも食べられる軽さ」が特徴的。それでいて物足りなさを一切感じさせない完成度の高さに感動しました。 テイクアウトでもこのクオリティなのだから、店内で出来立てをいただく日が今から楽しみです。加えて、餃子の種類も豊富と聞いているので、次回はほかの味も試してみたいと思います。 名古屋の餃子好きだけでなく、全国の餃子ファンにも自信を持っておすすめできる一軒。気軽に訪れられる居酒屋ながら、味は一流。何度でも通いたくなるお店です!
2024/11訪問
1回
神戸・三宮にある「天一軒」は、高架下にひっそりと佇む老舗の街中華。JR三ノ宮駅東口から徒歩2分という好立地ながら、どこか昔ながらの雰囲気を残した店構えが印象的です。店内に入ると、中華鍋を振る音が響き渡り、「これぞ街中華!」といった空気感に包まれます。カウンター席とテーブル席があり、サクッと食事を済ませるにも、じっくり味わうにも最適な一軒です。 今回はチャーハンと鶏もも(カタメ)を注文しました。 チャーハンは注文してからわずか1分で提供される驚きの速さ。そのスピード感だけでも、この店の手際の良さが伝わります。しっとり系で、ご飯一粒一粒がほどよく油をまとい、ふんわりとした仕上がり。パラパラ過ぎず、ベチャッともしない絶妙な食感です。味付けは濃すぎず、シンプルながらもコクがあり、具材のバランスが絶妙。卵のまろやかさとご飯の食感が相まって、スプーンが止まらなくなる美味しさでした。 鶏もも焼きは「やわらかめ」と「かため」から選べますが、この日は「やわらかめ」が売り切れ。仕方なく「カタメ」を注文しましたが、これが結果的に大当たり。表面はこんがり香ばしく、噛むとコリコリとした食感が楽しい。しっかりとした噛み応えがありながらも固すぎず、鶏の旨みを存分に味わえます。 さらに、卓上の自家製ラー油をつけると、また違った美味しさに。ラー油は辛さ控えめで、味に深みをプラスするタイプ。鶏もものジューシーさと合わさると、グッと味が引き締まり、後を引く美味しさに。見た目はケチャップのような赤い塊が浮いていて驚きましたが、これもラー油。しっかり混ぜてから使うと、より風味が立って美味しくいただけます。 「天一軒」は、提供スピードの速さと、シンプルながらも奥深い味付けが魅力の街中華。チャーハンはサクッと食べられる軽さがありながらも満足感が高く、鶏もも焼きはカリッと香ばしく、噛むほどに旨みが広がる逸品でした。 また、テイクアウトも可能なので、自宅や職場で本格中華を楽しむのにも便利。特に「鶏もも焼き+チャーハン」の組み合わせは、持ち帰りにもピッタリ。 三宮で「ザ・街中華」を味わいたいなら、ぜひ立ち寄ってみてください。スピーディーに、そしてしっかり美味しい一皿が楽しめるお店です。
2025/02訪問
1回
名神高速道路・多賀SA(下り)のフードコート内にある【餃子の王将 EXPASA多賀店】。おなじみの味を高速道路でも楽しめるという安心感に加え、旅の途中に立ち寄る非日常感が加わることで、ちょっと特別な気分に浸れるのも魅力です。週末の夜20時ごろ、車での長旅の腹ごしらえとして利用しました。 この日は豪快に、餃子2人前、炒飯(大盛)、肉と玉子のいりつけ、鶏の唐揚げ、麻婆豆腐を注文。まさに“王将フルコース”といったラインナップです。 まずは唐揚げ◯。一般的に脂がのったモモ肉が使われがちですが、こちらは意外にもあっさりとした後味。鶏むね肉でしょうか。衣はサクサク、中はふんわり。そこに王将名物の“マジックパウダー”がふりかけられており、塩気と旨味のバランスが絶妙。このパウダーの存在が、あっさり系の唐揚げにしっかりとしたジャンキーさを与え、全体を一段引き上げている印象です。 炒飯(大盛)◯は、王将らしい“パラッパラ”系の仕上がり。玉子とネギ、チャーシューがバランスよく入っており、スプーンが止まらなくなる安定の美味しさ。ただ個人的には、もう少ししっとり感が加わるとさらに好みでした。高速道路でこのクオリティなら満足度は十分高いです。 餃子◯は安定の美味しさ。今回はテイクアウト仕様の器での提供だったため、焼き立てのパリパリ感は控えめですが、あの王将独特のジューシーな餡の味は健在。ニンニクの風味が絶妙で、こってりすぎず、でもしっかりパンチがある。1人前では足りず、2人前がちょうどよかったです。 麻婆豆腐◯は、見た目ほど辛さはなく、最初は甘めの餡がしっかり豆腐に絡むマイルド系。しかし後半になるにつれ、じんわりと辛さが追いかけてくる仕立て。花椒系の痺れは控えめで、万人向けの味わいです。ただ、食べ進めるうちに餡の水分がやや分離して“シャバシャバ”感が出てくるのが気になりました。もう一歩、深みのあるコクが加わればなお良し。 そして本日のMVPが「肉と玉子のいりつけ⭐️」。これは本当に美味しかった。柔らかい豚肉とふんわり玉子が絶妙な火入れで絡み合い、タレが全体を包み込むような味付け。しょっぱすぎず甘すぎず、白ごはんが欲しくなるような“黄金比”のバランス。ボリュームもあり、最後まで飽きずに楽しめました。 高速SA内というロケーションで、これだけ安定感と満足感のある中華が食べられるのは本当にありがたいですね。提供スピードも非常に早く、時間がない中でもしっかり食事を取りたいドライバーにぴったり。
2025/11訪問
1回
錦市場の真ん中で、立ち寄らずにはいられない香ばしい匂いを漂わせる「餃子専門店 唐や」。観光で歩き疲れた身体に、熱々の餃子とおにぎりというシンプルな組み合わせが染み渡りました。 まずは看板の餃子。一口サイズでぱくっと食べられる小ぶりさなのに、皮はカリッと香ばしく、噛むと内側からじんわり肉の旨みが広がっていきます。油っぽさは控えめで軽快に食べ進められるのに、しっかりと「肉を食べている」実感があるのが秀逸。ニンニクを効かせていない分クセがなく、観光中でも気にせず食べられるのは魅力ですが、逆に「ニンニクあり」もぜひ試してみたいと思わせる余白を残しています。 一緒に頼んだおにぎりはシーチキンと梅の二種類。炊き立ての米の甘みを引き出したシンプルな作りで、餃子の香ばしさをリセットしながら、しっかりお腹を満たしてくれる存在でした。特に梅は酸味が爽やかで、油の余韻をすっと洗い流してくれる。小ぶりの餃子とおにぎり、この相性の良さは“軽食以上、食事未満”という絶妙なポジションを作り出しています。 タレは酸味を抑えつつコクを増したタイプで、餡の旨みをさらに押し上げ、気づけば箸が止まらない。食べ終えた後には「もう一皿…」と心の中でつぶやいてしまう後引き感があります。 観光客なら、錦市場を歩く途中で「ちょっと小腹を満たす」に最適。地元の人なら、飲んだ帰りに「締めの餃子とおにぎり」という贅沢な寄り道にもぴったり。軽快さと満足感を両立させた唐やの餃子は、シンプルだからこそ記憶に残る味でした。
2025/09訪問
1回
大阪に来るとつい手に取ってしまう定番中の定番、551蓬莱の豚まん。今回は阪急大阪梅田駅店で2個購入しました。行列ができていても回転が早く、買い物帰りや電車に乗る前にさっと寄れるのが便利です。袋を受け取った瞬間からふわっと立ち上がる湯気と独特の香りに、食べる前から気持ちが高まります。 ひと口かじると、まず印象に残るのが皮の存在感。551の豚まんは厚めに仕上げられていて、噛んだ時にしっかりとした弾力を感じます。もちもちと歯を押し返すような食感が特徴的で、単なる“器”ではなく皮そのものを楽しませる作り。中の餡はジューシーな豚肉と玉ねぎがたっぷり詰まっていて、熱々の肉汁がじわっと広がる瞬間はやはり格別です。シンプルながらも力強さがあり、食べ応えのある仕上がり。 一方で、個人的な好みを言えば、ふかふかで比較的薄めの皮が特徴の「蓬莱本館」の豚まんが軽やかで食べやすく好きだったりもします。551のもっちり系とは対照的で、同じ「蓬莱」の名を冠しながらこれほど違いがあるのは面白いところ。厚めの皮で餡を受け止める551と、柔らかい皮で餡の旨みを際立たせる本館、どちらも甲乙つけがたく、食べ比べの楽しさを教えてくれます。 全体として、551の豚まんは「がっつり食べたい時」や「大阪らしいパンチを味わいたい時」にぴったり。厚みのある皮とジューシーな餡が組み合わさることで生まれる一体感は、長年愛されてきた理由を物語っています。お土産や差し入れとしてだけでなく、自分用に熱々をその場で頬張るのもまた格別。やはり大阪を代表する一品だと改めて感じました。
2025/09訪問
1回
日曜日の11:00に「廣東料理 民生 ヒルトンプラザウエスト店」へ訪問。開店と同時に入れるかと思いきや、すでに50人以上の行列ができており、最終的に席に着けたのは13:00。2時間待ちというのは久しぶりで、否応なく期待値が高まります。この待ち時間を考えると、それだけの価値がある名店なのだと改めて実感しました。 席に着いてすぐ提供されたお茶が美味しい。香ばしく、ほんのり甘みがあり、油を使う中華料理との相性が抜群。温かいお茶を飲んでいるだけで、食事への期待がさらに高まります。このあたりの細かい部分までクオリティが高いのは、老舗ならではのこだわりを感じます。 さらに、前菜の提供スピードも驚異的。わずか1分後に、サラダ、なめこと卵のスープ、メンマの3品が運ばれてきました。長時間待った後でも、すぐに料理が提供されるこのスムーズな流れは、さすが人気店といったところ。 サラダはシャキシャキの新鮮な葉野菜に、軽めのドレッシングがかかっており、サッパリとした味わい。油を多く使う中華料理の前に、この一皿が出てくることで口がリフレッシュされ、食欲がより高まります。 なめこと卵のスープは、とろみのある優しい味わい。なめこのぬめりと卵のふわふわ感が絶妙に合わさり、ホッと落ち着く一杯です。中華スープながら、出汁の旨みがしっかりと感じられ、これだけで満足度が高いクオリティでした。 メンマは、程よく味が染み込んでおり、柔らかさの中にもコリっとした食感が楽しめる仕上がり。メンマ特有の発酵感もあり、箸休めとしても絶妙なバランスでした。 この前菜の提供スピードとクオリティの高さは、食事の満足度を一段と引き上げるポイント。ここまでスムーズな流れなら、メインも期待せずにはいられません。 そして、驚くことにメインの酢豚と海老マヨも、注文からわずか5分で提供。この提供スピードの速さは、長時間待った後の空腹にはありがたいポイント。素早く熱々の料理が味わえるのは、オペレーションの良さと職人の手際の良さを感じます。 ■酢豚 運ばれてきた瞬間、照りのある甘酸っぱいソースが絡んだ豚肉が食欲をそそります。驚いたのは、そのボリューム感。豚肉は大ぶりのものが5個も入っており、一つ一つがしっかりとした食べ応え。外側はカリッと香ばしく揚げられ、中はジューシーで、甘めの濃厚なソースが絶妙に絡んでいます。濃厚ながらクドさがなく、最後まで飽きずに楽しめるバランスの良さが際立ちます。 野菜はピーマンのみという、シンプルな構成。派手さはないものの、豚肉の旨みと甘酸っぱいソースをダイレクトに味わえる仕上がり。肉をしっかり楽しみたい派には大満足の酢豚です。 ■海老マヨ 次に、人気メニューの海老マヨ。見た瞬間に分かる、エビの大きさ。しっかりとしたサイズの海老がゴロッと入り、プリッとした食感が際立っています。衣は薄めで軽やかに揚げられており、海老の食感をダイレクトに楽しめる仕様。 マヨネーズソースは、甘さとコクのバランスが良く、濃厚すぎず、海老の旨みをしっかりと引き立てています。ほんのりとした酸味が全体をまとめており、後味はしつこくなく、最後まで飽きずに楽しめる絶妙な味わい。エビのサイズ感と、マヨネーズの濃厚さのバランスが最高で、海老好きならぜひ試してほしい一品です。 ここで嬉しいポイントが、ご飯とスープがおかわり自由なこと。広東料理はしっかりとした味付けのものが多いので、ご飯が進む料理ばかり。食べる量を気にせず、思い切り堪能できるのは嬉しい限りです。 最後に提供されたのは、コーヒーゼリー。これがまた良い仕上がり。コーヒーの濃厚な風味がしっかり感じられ、程よい苦味がアクセントになっています。そこに添えられたミルクが絶妙な甘さで、全体をまろやかにまとめてくれます。中華料理の後に、こうした爽やかなデザートが出てくるのは嬉しいポイント。最後まで抜かりない構成で、満足度がさらに高まりました。 全体的に丁寧な仕上がりで、料理の提供スピード、味、サービス、どれを取ってもクオリティが高い。2時間待った甲斐がある美味しさでした。酢豚の大ぶりな肉、海老マヨのプリプリ感、デザートのコーヒーゼリーまで、どれも食べ応えがあり、満足度の高いランチになりました。 ただ、どうしてももう一度2時間待つかと言われると、それはないなと思ってしまうのも正直なところ。 店内の回転はそれなりに速く、13時を過ぎると待ち時間が減り始めていたので、次回訪れるなら時間をずらして13時以降に来るか、コース料理を予約する形で利用したいと思います。 味に関しては申し分なし。長時間の待ち時間さえうまく調整できれば、また訪れたいと思える名店でした。 ■評価基準 5.0 ここ程美味しい店はない 4.5 人に自信を持ってお勧めできる 4.0 美味しいが、機会があれば行く程度 3.5 期待していたほどではなく、普通だった 3.0 可もなく不可もなく 2.5 ちょっと物足りない、期待外れ 2.0 美味しくはない 1.5以下 まずい、二度といかない
2025/02訪問
1回
品川駅から徒歩圏内に位置する「餃子マニア 品川本店」。スタイリッシュな空間で、餃子好きにはたまらない多彩なメニューを楽しめるお店です。店内はネオンが光り、まるでネオ居酒屋のような今どきの雰囲気。オシャレで入りやすい空間が広がり、一人でもグループでも訪れやすい印象です。 土日に訪問しましたが、店内は人でいっぱいで大盛況。特に週末は予約をしておくと安心です。賑やかな雰囲気の中で、出来立ての餃子を楽しむ時間は特別なひとときでした。 今回いただいたのは「マニア餃子(小)」「シソ餃子」「アサリ餃子」、さらに「白ごはん」と「ウーロン茶」。どれもそれぞれの個性が際立つ一品でした。 「マニア餃子」はこのお店の鉄板メニュー。モチモチとした厚めの皮に包まれた餡からは、ジュワッと肉汁が溢れ出し、噛むたびに幸せを感じます。ニンニク控えめのあっさりとした仕上がりながら、満足感は十分。初めての方にはぜひ試してほしい一品です。 「シソ餃子」は特におすすめ。焼き餃子とは違った柔らかい食感と、シソの爽やかな香りが魅力です。一口食べると、じんわりと広がる風味が口の中で調和し、さっぱりとした後味が楽しめます。シソの香りが餃子にここまで合うとは驚きです。 「アサリ餃子」は、アサリの旨味が口いっぱいに広がるユニークな一品。他ではなかなか出会えない味わいで、海の風味を楽しみたい方にぴったりです。 さらに、お通しのザーサイはおかわり自由という嬉しいサービス。2回目にはラー油をかけてアレンジしてみましたが、ピリ辛のアクセントが加わり、クセになる美味しさでした。餃子の箸休めとして最高の存在感を放っています。 店内の居心地も良く、賑やかなネオンの雰囲気が今どきらしさを感じさせます。ネオ居酒屋のようなこの空間は、友人と過ごすのも一人でふらっと立ち寄るのも楽しい選択肢。 品川エリアで餃子を楽しむなら「餃子マニア 品川本店」は外せません。特に「マニア餃子」と「シソ餃子」は必食の一品。次回はさらに新しい餃子メニューを試したいと思います。ぜひ訪れてみてください!
2025/01訪問
1回
名神高速の土山サービスエリアを訪れた際、少し休憩を兼ねて立ち寄った売店で、ふと目に入った「松阪牛まん⭐️」。思わず引き寄せられてその場でひとつ購入。蒸したてを手渡され、すぐに近くのベンチでいただくことに。 まず手に持った瞬間、しっとりとした皮の感触に「これはちゃんとしたやつだな」と期待が膨らむ。かぶりついてみると、ふわふわの皮が驚くほどやわらかくて、口あたりがとてもなめらか。厚すぎず、それでいて存在感のある生地は、餡の旨味を受け止める絶妙なバランス。 中の具はというと、松阪牛ならではの上質な脂の甘みと旨味が口いっぱいに広がり、思わず唸ってしまうほどジューシー。豚まんのようなガツンとした脂っこさではなく、牛肉らしいコクと甘さが前面に出ていて、後味も軽やか。甘めの味付けがまたご飯系ではない「おやつ肉まん」として完成度を高めている。しかも、ゴロッと入った肉が贅沢で、「これで580円なら納得」と思える満足度。 これまで肉まんといえば551の豚まんを筆頭にしてきた自分としては、この松阪牛まんはかなり新鮮な驚きがあった。豚まんのジューシーさも好きだけど、こちらはより繊細で、少しリッチな味わい。味の奥行きと素材の良さをしっかり感じられる。皮もこちらの方がやわらかく、食べやすさも◎。 サービスエリアの軽食でここまでのクオリティに出会えるとは正直思っていなかった。ドライブ中のちょっとした楽しみとしてはもちろん、ちゃんと「このために立ち寄る価値あり」と思える完成度。テイクアウトも可能だけど、やっぱり蒸したてをその場で食べるのが一番おいしい。 また土山SAを通るときには、ぜひ再訪してもう一度食べたい。ご当地感もありつつ、しっかり美味しい。そういう一品でした。