55回
2020/04 訪問
移転おめでとうございます
緊急事態宣言の直前、
かみさんと2人で、
移転されたばかりの「すし丈」さんへお邪魔してきました。
予約したのは1か月以上前。
まさか、
世の中がこんなことになっているとは思っていませんでした。
お邪魔したら、
かえってご迷惑になるのではないか?
散々迷って、
お邪魔してもいいものか、
電話で確認してしまいました。
お店の場所は、
谷町筋に面した「金剛組」さんの並びです。
この場所なら、
天王寺からでも十分歩ける距離ですので、
2軒目は天王寺で飲みなおすというのもアリでしょう。
お店の外観は、
旧店舗よりも、
モダンでスタイリッシュになりました。
「う~ん、このお店は高そうです。」(笑)
お店の中に入っても、
広々していてモダンでスタイリッシュ!
「うわ~、このお店はめちゃめちゃ高そうです。」(笑)
カウンターの席は12席か13席。
この日は、
コロナ対策の為、
4組それぞれの間を1席空けて座ります。
僕たちは一番奥の席にご案内いただきましたが、
広すぎて大将の増田さんが遠い~。
この席に座ると増田さんの包丁さばきが見えにくいので、
少し寂しい気もします。
さて、
予約のお客さんが揃ったところで、
お料理が一斉にスタートです。
まずは、
のれそれから。
無ミョウバンの雲丹が添えられています。
いつもながら、
お酢と甘さと塩分のバランスが素晴らしいです。
続いては、
八寸のようなアテの盛り合わせ。
あん肝と奈良漬けの最中、
叩いたホタルイカと炭火で炙ったホタルイカ、
茶ぶり海鼠
ほおずき
鯖寿司
大根で作られた行燈の中に蝋燭が燃えています。
桜の枝のあしらいもとてもきれいです。
このアテだけで、
日本酒を4合くらい飲めそうですが、
そんなことをしたら、
足腰立たなくなって大変ですので、
日本酒はちびちびとみみっちくいっときます。
次は、
炙ったタイラギ。
タイラギは一見ホタテのようですが、
歯ごたえがあって食べると全くの別物。
昔、
金沢のお寿司屋さんで初めていただいた時のことを思い出しました。
ガリが小皿で提供されます。
旧店舗とは仕立てが変わったでしょうか?
しっかり辛味のあるシャープなガリでした。
串焼きのねぎまです。
ねぎまと言っても、
鶏肉ではありません。
鮪の大トロの部分を葱と一緒に串にさして焼いています。
火を入れると固くなる鮪ですが、
ここまで脂が乗っていると、
ふわっとして口の中でとろけますね。
葱との相性も抜群です。
ここから握りが始まります。
烏賊の握りは、
細かく包丁目が入っています。
烏賊はできるだけ細かく包丁を入れた方が、
口の中でとろけて甘くなります。
ここまで細かく包丁を入れられるのは、
さすがプロですね。
名物の鯛の握り。
腹側と背側をまとめて握っています。
特大の鱚の握り。
皮は炭火で炙って別に供されます。
これまた名物の焼いた喉黒の手巻き。
気を付けないと溶けた脂がこぼれてきます。
鮪の赤身は漬けに。
赤貝。
シャコシャコの食感と磯の香りが更に日本酒を呼びます。
中トロ。
フルーツトマトと蟹味噌の茶碗蒸し。
お酒のアテになる茶碗蒸しです。
鰺。
光物好きにはたまりません。
車海老。
活けの海老をその場で湯がいて握って下さいます。
旧店舗の時よりも大きくなった気がします。
雲丹の軍艦。
今回は王道の軍艦。
海苔と雲丹は合いますね~。
こんなの、
おいしいに決まってます。
海老の頭は焼いて供されます。
これもお酒が進んで困ります。
煮穴子。
ふわふわです。
舌で簡単につぶれます。
食べてるとほわ~ってします。
最後は玉子で終了。
お腹に余裕があれば、
追加することもできると思いますが、
お腹はそこそこいっぱいなので、
追加はせずに終了。
世界中が大変なことになっている中、
慣れない新店舗での営業は、
さぞかし大変なことでしょう。
お店は、
6月1日から再開されるそうですので、
またお邪魔したいと思います。
ごちそうさまでした。
2020/05/31 更新
久しぶりのすし丈さんにかみさんと2人でお邪魔しました。
席に着いて、
キリンラガービールで喉を潤します。
今回のコースは、
のれそれと雲丹からはじまりました。
春ですねー。
お出しの利いた柔らかい酢加減が絶妙で、
いつも全部飲み干してしまいます。
続いては、
蛍烏賊、
トコブシ、
あん肝と奈良漬の酒肴。
こんなの食べたら、
日本酒を飲まずにはいられません!
ケンケン鰹と玉葱。
玉葱はトップゴールド(?)という品種。
鰹には生臭さのかけらもなくて、
さすがすし丈さんのお魚は違うなーと感心しきりです。
焼き胡麻豆腐。
登板で焼いた胡麻豆腐に胡麻だれをかけて、
ダブル胡麻でいただきます。
お好みで山葵をちょいとつけて。
こんなふうに焼いた胡麻豆腐は初めてでしたが、
なかなかにおいしいものですね。
定番の北寄貝串焼き。
大好きな北寄貝です。
間違いのないおいしさ。
白魚の天ぷらです。
袋に揚げたての白魚と胡椒、乾燥梅干しを入れて、
しゃかしゃか振っていただきます。
おすし屋さんらしからぬ斬新な趣向ですが、
お店のモダンな雰囲気にも合っていておもしろい!
握りは剣先烏賊から。
350回?包丁目を入れた剣先烏賊は、
口の中に入れると甘くてとろとろにとろけます。
茶碗蒸しは、
剣先烏賊の下足、木耳、蟹味噌とフルーツトマトが入っています。
旨味の相乗効果がすごい。
明石の鯛。
爽やかでおいしいです。
サヨリ。
肉厚で噛みしめるたびに口の中で旨味が増幅していきます。
千葉の金目鯛は漬けで。
焼いたサヨリの皮が香ばしくてお酒を呼びます。
焼いた喉黒の手巻き。
すし丈さんのスペシャリテ。
今回は山口産で特に脂がのりのりで!
服に脂をこぼさないように気をつけないといけません。
ほんとに何度いただいても飽きないおいしさです。
また食べたい!
鮪。
中トロの中にトロが隠された2段仕込みです。
身の艶めかしさと脂のおいしさを同時に楽しめます。
お味噌汁。
お出汁がよく利いていて、
アオサの香りがとてもよく合います。
鰺。
爽やかな香りと身の食感、弾力、旨味。
極上の青物のおいしさと言ったら、
言葉にするのが難しいです。
車海老。
活け車海老をボイルしたてで握っています。
ほの温かくてミキュイな火入れが素晴らしい。
これも定番ですが、
何度食べてもおいしいです。
北海道のバフンウニ。
ウニのお寿司は軍艦が一番好きかも。
煮穴子。
ふわっふわです。
振り柚子なしでお願いするのを忘れてしまいました。
僕は柚子なしの方が穴子の香ばしい香りがする気がして好きなんです。
煮蛤。
すしネタで一番好きなものの一つ。
蛤が硬すぎず柔らかすぎずで上手いなぁと思いました。
焼いた車海老の頭と尾。
香ばしい足と尾をポリポリ齧って良し。
海老味噌の濃厚な頭を日本酒と合わせて良し。
締めは玉子。
甘くてデザートの代わりになりますね。
この日はお昼ごはんが遅かったこともあって、
お腹はかなりいっぱい。
今度はもっとお腹を空かせて来なきゃな~。
お会計は2人で4万円ちょっと。
めっちゃおいしかったです。
また来まーす!