7070JAZZさんが投稿した新政酒蔵(山形/山形)の口コミ詳細

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イリオモテヤマネコ・シーラカンスの神秘性に想いを馳せながら、楽しい食事と美味しいワインを・・・♡

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7070JAZZ (京都府) 認証済

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新政酒蔵山形/日本料理、居酒屋

2

  • 夜の点数:4.1

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.1
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.1
      • |酒・ドリンク 4.1
2回目

2018/08 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.1
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

【再訪】山形、いつも山菜の話題で盛り上がる『地元密着型の小料理屋さん・・・』

お久しぶり、2年ぶりだろうか。やはり、山形に来たら必ず伺いたくなるご夫婦の小料理屋さん。いつもながら家族的な雰囲気が嬉しい。

今夜は、カウンターには地元の年輩のお二人と3名。いつものように料理はおまかせ、というかメニューがないので選べない。『今日は何がありますか?』と聞くこともしなくなった。ですから、おまかせ。

・ノドグロの塩焼き
〜生ビールをお願いすると、待ってましたとばかりに、ノドグロの塩焼きが出てくる。脂ののりは半端なく美味すぎる逸品。それに生ビールもキンキンに凍った器なので痺れるくらいに冷え切って旨い。

・ニラ穂(辛子醤油)
〜本日一番の絶品。あまり使わないニラの穂の部分を軽く茹でて辛子を溶いた醤油で頂きます。穂の歯応えと辛子醤油のベストマッチで悶絶するくらいの旨さ。おかあさんは、こういうシンプルな小料理をさりげなく食べさせてくれる有難いお方。

・山形だし
〜これは山形県村山地方の郷土料理である。夏野菜と香味野菜を細かくきざみ、醤油などで和えたもの。飯や豆腐にかけて食べる。山形のだしと呼ばれている。

・だだちゃ豆(鶴岡白山)
〜鶴岡の白山地区でしか採れない本場のだだちゃ豆。面白いのは通常の枝豆と違って、必ずサヤには豆が2個しか入っていないこと。カウンターの年輩のお二人からだだちゃ豆について教えて頂きます。

お盆くらいに白山地区の畑を通るとだだちゃ豆の特有の香りがするらしく、この地域の土が特殊らしい。ちなみに、日本三大マメ豆は、新潟茶豆・丹波黒豆・だだちゃ豆。

いつもながら、ご主人とおかあさんは仲が良い。何でもやりたい放題のわがままなご主人をたてながら、必ずファローしている。それに山菜や料理の知識は豊富なのに、ひけらかそうとはしない。日本のおかあさんの鏡。

・茄子の餡掛け
〜揚げた茄子をちょっと中華風にアレンジしたおかあさんの意欲作。茄子が旨い、旨い。

・茗荷の卵とじ
〜茗荷は大好物なのだが、ちょっとインパクトがないかな。

・桃(黄金糖)
〜綺麗な黄色が食欲をそそる。また、これが甘くてジューシー。最後の〆にはもってこい。そういえばお中元に送って頂いたこともありました。

いつもながら、山菜などの日本の原風景を思い起こさせるような目から鱗の小料理を頂ける有り難いお店。

ごちそうさまでした。

  • 脂のりのり、ノドグロ塩焼き。

  • 山形のだし。郷土料理なんです。

  • いつも仲良しのご夫婦。ご主人は十四代マニア。

  • 暖簾がでてるのは珍しい。

  • 絶品。ニラの穂先の辛子醤油和え。

  • 地元のほんまもんのだだちゃ豆。

  • 地元の常連さん。写真撮影、ご了解頂いてます。

2019/08/15 更新

1回目

2017/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

【再訪】いつも山形の話題で盛り上がる『地元密着型の小料理屋さん・・・』

今夜も山形の話で盛り上がります。カウンターは5席しかありませんが、いつも多種多様な方が飲んでます。たまたま出会う方々は必ずお知り合いになってしまう。今夜のメンバーは、地元の大学教授OBらしき年輩のご夫婦。先生と呼ばれている風来坊風のかなり太った御仁。初めて伺ったらしい大阪の営業マン。それに小生の5名。

ですから、必ず予約しておかないと残念なことになります。(奥に和室があるようだが全く興味なし)
店内にはメニューはありません。カウンターに座ると、先ずは某かのつまみが準備されている。ほんのり煮付けられた小ぶりのイカ、なずなととんぶりを軽く醤油と胡麻油で和えた小鉢。

今までになく目の前の棚に置いてある『鬼兜』が1杯1000円と書いた紙が貼られている。十四代の高木酒蔵が造っている唯一の貴重な焼酎『鬼兜』は大好物。樽に漬け込んで熟成されているので、ほぼブランデーのような豊潤で柔らかな味わい。それなら頂かない訳にはいきません。(自宅にも大事なお客用に1本キープ中・・・)
いつもながら、大将の山形産のお酒談義は物凄い。本当、山形酒のコレクターですね。お酒が苦手な小生としては単なる聞き役でしかありません。

次は、お造り。白子と鱈の昆布締め。新鮮すぎてピンク色の白子は、ねっとりと舌にまとわりつく旨さ。鱈の昆布締めは初めて頂く一品だが、淡泊な鱈に昆布締めが効いた新鮮な味わい。『鬼兜』のあてに相応しいお造り。

お代わりは、大将お薦めの焼酎『三十六人衆』。菊勇酒蔵の大吟醸酒粕を使ったフルーティーな味わいの焼酎。おつまみは、いつもの山形の馬刺し。この霜降りの見事さ。これを頂きに伺うようになったものです。

すると、お隣の御仁から「52℃の熱燗が旨いよ」とキープされている『三十六人衆』を頂く。確かに香りがたっている。「次は僕のも飲んでみて・・・」と大学教授からも有難いお誘い。(*^^*)
結局、今夜はずっと他のお客のキープ焼酎を飲んでました。

お次は、山形での呼び名が口細カレイ(くちぼそ)の焼き物。通常の名前は、マコカレイですのでよく頂く魚です。そして、気になったのは、和室の団体さんに出されていた鱈汁と馬肉煮込み。ちょっとでいいからとお願いします。

鱈汁は、酒粕とお味噌?
めちゃめちゃ濃くがあって旨い。旨い。酒粕の香りと味を通り越してます。繊細ではないが、こんな旨味の濃い汁物は初めての感覚。それに馬肉の煮込みは、しっかりと煮込んでいるわりに、豆腐の絡みなのか意外にあっさりして馬肉とはわからないくらい。

最近、お料理がちょっとマンネリになったかな~と思ってましたが、見事に大復活の大満足。(*^^*)
なぜか、大将帰り際に大きな鯛の頭(かしら)を持ってきて、明日何かの料理を試してみるらしい。天然の鯛は脂がのってないので、大きな養殖鯛を探していたとのこと。またまた次回も楽しみ。

今夜は、他のお客さんにも恵まれて楽しい時間を過ごさせて頂きました。これも話好きな大将と奥さんの人柄ですね。

ごちそうさまでした。

2018/03/05 更新

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