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ミニャルディーズは薄茶とともに
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ビーツのソルベ、ブルーチーズのムースとテリーヌショコラ
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とちおとめ、ほうじ茶アイスクリーム
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日本の絶品チーズたち
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赤牛のもも肉
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お口直しの茶碗蒸し
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ホタルイカと山菜
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アマダイのポワレ
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2016年早春のカブ
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鰆のお刺身
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大阪・千里の美味しいパンには豆腐+サワークリーム+オリーヴオイルをつけて
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アミューズその２ イノシシ・桜・セロリラブの「アップルパイ」
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アミューズその１ サザエ・カラスミ・紅芯大根・アーモンドとポンカンのシャーベット
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和テイストのウエイティング
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レストランというより、フレンチのベンチャー企業ではないか？
2016年早春、記念日に初めてお邪魔いたしました。レフェルヴェゾンスさんに関しては、もう言い尽くされている感もあるのですが、自らの経験を基に、書かせていただきます。
場所はなかなかに不便なところにあります。昔だと「鄙にもまれな」という常套句が使われそうなところですが、タクシーで来られるお客様が多いのでしょうか。「参道」をイメージしたエントランスを入ると、フレンドリーなサービススタッフに迎えれらます。お店全体に言えることですが、サービスは素晴らしいですね！ 若い方が多いのですが、自然体で心地よいです。
入って驚くのは、外観からは想像もつかない広がりを感じさせるスペースです。地下に個室もあり、もっとこじんまりした印象を持っていたので、驚きました。本日は、個室感のあるボックスシート（ブース席）でお料理を頂戴しました。
最初の一献ということで、日本酒とロゼワインのカクテルをふるまわれました。うーーん、美味しいですね。さらに、イチジクのオイル！と塩漬けのオリーブが供されます。このイチジクのオイルのお味が素晴らしい！
メニューは、「穏やかな」「定点」「陽だまり」「山風」「安らぎと」「囲炉裏端、静かな夜の」「西と東と」「春を待ちわび」「情熱の小さな赤」とネーミングされた、アミューズ、前菜、お魚、お肉、デザートのコース仕立てです。レストランでは、あまりコースを頂戴することはないのですが、同店では一時期、短い期間にアラカルトを提供していたそうですが、現在ではコースのみだそうです。
この点は、好みが分かれるところでしょうが、コースのみという理由はいたってシンプルです。お店のコンセプトが、「春夏秋冬、日本の四季をストーリーで表現する」というものだからです。
日本各地の旬な食材にこだわり、それを独創的なアイディアと卓越した技術で、至高の極みへと昇華するーーその試みが見事に完結されています。外国人客が半数に上る、というのも納得です。西麻布で、日本の素晴らしい「四季」を味わいたいお客様が多いのでしょう。また、その点を意識的に進めている風に感じられます。日本オリジナルを海外へ情報発信、まさしくフレンチの「ベンチャー企業」でしょうか。
10品のお品はどれも素晴らしいものばかりで、やはり魚と野菜のチョイスが素晴らしいと感じました。難を言えば、やや塩味が強いのかな、という点と、メインの肉料理にシェフの斬新さが感じられなかったことです。
塩味については、当方が最初からシャンパーニュ2本を呑む、とお伝えしたので、濃いめの味付けをしていただいたのかもしれません。また、厚かましいのですが、もう少しシャンパーニュなどワインの値付けが優しいと嬉しいです。
ともあれ、写真にあるようにシンプルなお皿に盛られた数多くの食材を頂戴し、実に幸せな気分に浸れました。まだ43歳という若さの生江史伸シェフ、今後、さらに飛躍なさるのが楽しみです。
また、お邪魔いたします！