褐色の無さんが投稿したロオジエ(東京/銀座)の口コミ詳細

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褐色の無 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済

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ロオジエ銀座、新橋、内幸町/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.9

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2020/02 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

長寿の秘訣は柳のしなやかさでしょうか、「進化する老舗」のお味を堪能しました!!

1973年開業ですから「マキシム」に遅れること7年くらいでしょうか。半世紀近くも名声を保ち続けている希有な存在で、銀座の老舗中の老舗としての風格は別格です。

ロオジエさんには、実は今回、初めてお邪魔しました。意識的に避けていた訳ではないのですが、予約しようと思うといつも満席で、タイミングを外し続けていたので、そのままになっておりました。

今回は記念日で利用させていただきました。以前にも増して予約が取りにくくなっているようですが、スムーズに席を確保できました。
店内は銀座の高級ブランドショップそのものですね。資生堂さんのコーポレートカラーは「赤」のイメージなのですが、ベージュと白で、洗練されたナチュラルさを感じさせ、変にゴージャス感を出していないところが老舗の貫禄でしょうか。ブランドショップのように、主役はお客様、といった趣きで。

勝手が分からないので、無難に?真ん中のコース「ムニュ・デギュスタシオン」をオーダー。メートルの方に、メニュー選びの際に黒トリュフの濃厚な香りを嗅がせて頂いたので、黒トリュフコースに「動揺」したのですが、予算制約上、パスしました。

【アヴァンアミューズ】
 「アピシウス」さんですとオリーブに当たるのでしょうか、ウニやカラスミなどの小さなフィンガーフード。うーん、最初から、さすがにオシャレです。
 
【アミューズブーシュ】
 ソラマメ、ブロッコリー、ラヴィオリ、イベリコ豚にソースをかけて・・・素晴らしいです。
 
【冷前菜】
キャビア(オシェトラ)と毛蟹(北海道産)、トピナンブール(キクイモ)のラビオル、シトロンキャビア(フィンガーライム)とオイスターリーフ
 キャビア・毛ガニの下には赤ダイコンが。キクイモやフィンガーライムなど、素材が面白いですね。

【温前菜】
鴨フォワグラのポワレ トランペット茸のムースリーヌ、栗/ビーツ/キンカン、カルダモン香るシャンピニョンのブイヨン
 キンカンが主張しているのに驚きました。このお皿だけでなく、全般に酸味を強調したお料理が多いような。ワインとは合いますね。

【お魚】
黒トリュフのクルートを纏ったハタ、カリフラワーのエクラゼ(粗つぶし)と貝類のラケ(照り焼き) レタスのサバイヨンソース
 黒トリュフをまぶしたパイ皮(クルート)と一体となったハタを、レタスのサバイヨンソースで頂戴するのですが、レタス色が鮮やかです。

【お肉】
蝦夷鹿のロティ マダガスカル産黒胡椒 赤キャベツとカシスのフォンデュ
ブレゼしたエポール(肩肉)を詰めたクロロフィル(葉緑素)のパート(薄い生地) キャロットのムースリーヌ、ソースポワブラード
 黒コショウと合わせるエゾシカももちろん美味ですが、健康的な緑の生地で巻かれた肩肉の煮込み?が、思いのほかツボにはまりました。中華風?でしょうか。

【フロマージュ】
 フランス産チーズ。大好きなコンテと、お勧めの熟成した白カビチーズ(名前を失念)が素晴らしかったです。
 
【プレデセール】
 想定外?のプレデセール。四種のプチフールはどれも素晴らしいお味でしたが、アイスの自然な美味しさが絶品でした。

【デセール】
「温かいデセール」「フレッシュフルーツ」「クラシック」からの三択問題。私もパートナーもテーマは「クラシック」で。
「マスカルポーネのクレーム 葛練り風アマレットのジュレ」「ショコラ・テクスチュレ レミーマルタンXOのアイス」--絶品でした!!

【ミニャルディーズ(フリヤンディーズ】
 ワゴンサービスですが、何と言ってもチョコレートが美味しそうです。ただ、もうお腹に入りそうになかったので、黒ビールのショコラ一粒を。

【コーヒー、紅茶&日本茶、ハーブティー】
 私は紅茶のマルコポーロを。
 
さすがにパンのクオリティもレベルが高いです。とくに栗のパンは良かったですね。

合わせるワインですが、銘柄が公開されていないので「予習」できませんでしたが、お見せいただいたリストは、さすがに充実していました。高齢者にも優しく?文字フォントが大きく読みやすいです。
ここでも無難?に、ペアリングコース(6グラス、16,000円)をお願いしました(最初のリースリングは50ml、残りは80ml)。
乾杯用にシャンパーニュを追加しました。私は横浜君嶋屋さんの「モンキュイ」で、パートナーは「ユリス・コラン」を。
実はペアリングメニューで、お魚と合わせるのが「コラン」だったので、パートナーは差し替えてもらい、
「ピュリニィ・モンラッシェ 1er クロ・ド・ラ・ガレンヌ2015 ドメーヌ・デュック・ド・マジェンタ」を。
 それも良かったかな。
 いずれにせよ、合わせてもボトル1本分にも満たず、いつも二人でボトル2本以上空けているので(飲み過ぎ?)、通常食べられないデザート類も堪能させて頂きました。

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ペアリングワインは以下の通りです。

○「エルデナー・トレップヒェン・カビネット2017 ドクター・ローゼン」
 =>>(ペアリング)アミューズ
 モーゼルのリースニング。やはり、かなり甘めですね。

○「サントリーニ2018 イエア・ワインズ」
 =>>(同)冷前菜
 ドイツの次は南に下ってギリシャ(サントリーニ島)です。海風の塩分とキャビアが合うとのこと、なるほど、こういう味わいですか、確かに・・・。
 
○「満寿泉 純米大吟醸“子”干支ボトル2020」
 =>>(同)冷前菜
 こちらも冷前菜に合わせます。ギリシャ×日本だと、日本に軍配? 満寿泉はやはり美味しい! 干支ボトルも可愛らしいです。

○「ムガ・プラド・エネア グラン・レセルバ2004」
 =>>(同)温前菜
 続いて西へ。スペイン・リオハのテンプラーニョはこの手のお料理とよく合いますね。

○「ユリス・コラン レ・マイヨン2015」
 =>>(同)お魚
 ここでやっとフランスへ。シャンパーニュの「コラン」とハタを合わせます。ブラン・ド・ノワールが苦手なパートナーも納得。黒っぽくない酸味が立った、美味なシャンパーニュでした。

○「ユベール・リニエ モレ・サン・ドニ2002」
 =>>(同)お肉
 蝦夷鹿には、やはりピノで。ブルゴーニュ、モレ・サン・ドニですが、もっと飲みたかった・・と思っていたら、ボトルにわずかに残っていたワインを注いで頂きました。パートナーが「なぜあんたなのよ?」という目で見ておりましたが・・・。

私は不勉強でよく分からないのですが、著名な醸造家のワインが多かったようですね。
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ロオジエさんは、資生堂さんの働き方改革により、昨年(2019年)から、日曜日・月曜日がお休みになったとのこと、良い事ですね!
当日は比較的暖かい冬の日で、床暖房が効いているため、少々暑かったでしょうか。

二十数年前、「アピシウス」さんでお世話になった武田雅之さん(現アシスタントディレクター)に再会でき、非常に愉しかったです。この歳になると、懐かしい昔話も貴重だということを実感しました。

ワインの値頃感も分かったので、次回はスペシャリテのアラカルトとボトルで楽しみたいと思います。

ご馳走様でした!!!

  • 黒トリュフのクルートを纏ったハタ(after)

  • 黒トリュフのクルートを纏ったハタ(before)

  • 蝦夷鹿のロティ(after)

  • 蝦夷鹿のロティ(before)

  • 鴨フォワグラのポワレ(after)

  • 鴨フォワグラのポワレ(before)

  • アミューズブーシュ(after)

  • アミューズブーシュ(before)

  • アヴァンアミューズ

  • 絶品でした!

  • マスカルポーネのクレーム 葛練り風アマレットのジュレ

  • ショコラ・テクスチュレ レミーマルタンXOのアイス

  • 黒ビールのショコラ

  • 「モンキュイ」(右)と「ユリス・コラン」

  • 「エルデナー・トレップヒェン・カビネット2017 ドクター・ローゼン」

  • 「サントリーニ2018 イエア・ワインズ」(左)「満寿泉 純米大吟醸“子”干支ボトル2020」

  • 「ムガ・プラド・エネア グラン・レセルバ2004」

  • 再び「ユリス・コラン レ・マイヨン2015」と「ピュリニィ・モンラッシェ 1er クロ・ド・ラ・ガレンヌ2015 ドメーヌ・デュック・ド・マジェンタ」

  • 「ユベール・リニエ モレ・サン・ドニ2002」

  • 干支のねずみさん

  • キャビア(オシェトラ)と毛蟹(北海道産)

2020/02/15 更新

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