褐色の無さんが投稿したアコルドゥ(奈良/近鉄奈良)の口コミ詳細

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褐色の無 (60代後半・男性・神奈川県) 認証済

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アコルドゥ近鉄奈良/イノベーティブ、スペイン料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2023/06 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

溢れる奈良愛/圧倒的なコスパ&タイパ/完璧な接遇--驚異的なお店でした!!

「奇跡のカブ」で有名なパリ山下農園の山下朝史さんが、パリで活躍する星付き日本人シェフには、ある共通の弱点あるとのこと。フレンチではなく「アコルドゥ」さんのようなスパニッシュだと、どうなのかな?と同店にお邪魔して感じました。改めて山下さんに質問したいと感じました。

奈良県庁の近く、地元の食材、特に奈良県産の野菜を豊富に使ったお料理で評価は高まる一方の「アコルドゥ」さん。

お店のサイトでは、川島宙シェフは「ホテル西洋銀座」のご出身だそうで、その後も日本各地のホテルなどで活躍。スペインに渡ったのち、2008年に同店をオープン。いったん2014年に閉店し、2016年に再開。

お邪魔した日は猛烈な暑さで、奈良公園の鹿さんも、日陰で涼んでいました。
そういう暑い日にウェイティングルームで供されたのが、

●大和橘の若葉、レモングラス、ミントのハーブティー

で、清涼感を頂きました。

当日のメニューは前菜6品にお魚、お肉、そしてデザート。ワインペアリングはデザートまで9種提供されます(税サ別で1万円)。

当日のペアリングリストは下記のとおり。

1.【スペイン】リョパール ブリュット レセルバ 2019
2.【スペイン】キンタ・アポロニア
3.【日本】篠峯(しのみね)ろくまる(奈良・千代酒造)
4.【フランス】トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン
5.【イタリア】アルタモーラ エトナ ロザート2021
6.【スペイン】バルバディージョ マンサニーニャ ソレアール(ソーダ割)
7.【チリ】ドメーヌ デ グラス アンテュー シャルドネ 2020
8.【スペイン】ダマナ クリアンサ 2016
9.【スペイン】バルバディージョ オロロッソ
 シェリーが2度供されましたが、それを除けば、スペイン外の比率が高いとも言えるでしょう。
 
さて、メニューです。
テーブル上にメニューカードの入った箱があるのですが、「汝、覗くなかれ!」ということで、何が出てくるのか?ミステリーツアーの趣向でストーリー仕立てが大好きなご様子です。

⚫︎前菜1「マルミタコ モダン」
 スペイン郷土料理の「マルミタコ」を和を効かせて現代風に装う一品。
 本来煮込み料理のマルミタコですが、カツオのたたきを煮込むのではなくトマト水で浮かべ、パプリカジェラート、大和郡山の「大和丸なす」と合わせる、絶妙なスターターでした。

⚫︎前菜2「半生のエビと森」
 エビを奈良県産「ひらきなめこ」やモリーユ茸などのキノコペーストと合わせます。森=キノコのメタファー。

⚫︎前菜3「蛙 初めて鳴く」
 カエル料理が出るわけではなく、「うすいえんどう」(グリーンピース)のフラン。美しい緑が水田をイメージさせ、カエルが鳴く季節=春を象徴しています。やや季節は夏に向かっていますが・・・。

⚫︎前菜4「土にまみれた野菜」
 「土」=カリカリのオリーブで、奈良の伝統野菜「大和まな」をサワークリームで頂きます。「黄綬褒章」を受章した大和高田市の上田喜章氏が栽培する「大和まな」。アブラナ科の野菜で小松菜に似ているでしょうか。「奇跡の大和まな」!

⚫︎前菜5「青魔滅のクスクスと大和肉鶏」
 「夏越(なごし)ごはん」をイメージした一品。大和鶏の胸肉の下にはご飯ではなくクスクス、枝豆や鶏のジュレも。

⚫︎前菜6「三輪山本の手延べパスタ麺 初夏の恵みとはぐくむもの」
 「三輪そうめん」は有名ですが、デュラム小麦を使ったそうめんに、奈良県産のズッキーニやウニ、さらにミントシャーベットで爽快に頂きます。

⚫︎お魚「魚とベニエ 二枚貝と土の香り」
 お魚はキンメダイ。二枚貝はハマグリ。ヤングコーンのベニエも美味しい!

⚫︎お肉「大和牛のアサード ラヴェンダーと若い実」
 流石に神聖な鹿は提供できなく、美味な大和牛でした。アサードというアルゼンチン風の焼き方に、いかにもというエスプーマの演出。大好きなラヴェンダーの香りは良いですね。

⚫︎デザート1「ケソと金柑」
 奈良の「令和カマンベール」とキンカン。合わないはずがありません。

⚫︎デザート2「クローブ カフェ チェリー」
 奈良のお茶「やまとみどり」を使ったデザート。
 
⚫︎デザート3「奈良蜂蜜のジェラート エルダーエアー」
 レモンジェラートですが、こちらも爽快感があります。

●ミニャルディーズ 
 日本茶とメレンゲ菓子。
 
パンは「全粒粉」「玉ねぎパン」「バターで焼き上げたパン」の3種。
オリーブオイルは「オヒブランカ プレミアム エキストラバージン」です。

全体的に、意外に塩味が結構強く、ワインと合わせることで相乗効果を生むので、ペアリングは必須でしょう。

サーブされるテンポも良く、きびきびした接遇も完璧。
懐にも優しく、時間も無駄にしない--令和の時代に必須のコスパとタイパに優れたお店だと感心しました。皆さん、こういうお店は大好きですね。

また、秋冬の季節に伺いたいものです。
ご馳走様でした!!!

  • マルミタコ モダン

  • リョパール ブリュット レセルバ 2019

  • 半生のエビと森

  • キンタ・アポロニア

  • 蛙 初めて鳴く

  • 篠峯(しのみね)ろくまる。水田メタファーなので日本酒ですね。

  • 土にまみれた野菜

  • ロワールのトゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン

  • 青魔滅のクスクスと大和肉鶏

  • アルタモーラ エトナ ロザート2021

  • 三輪山本の手延べパスタ麺 初夏の恵みとはぐくむもの

  • バルバディージョ マンサニーニャ ソレアール。ソーダ割で頂きます。

  • 魚とベニエ 二枚貝と土の香り

  • ドメーヌ デ グラス アンテュー シャルドネ 2020

  • 大和牛のアサード ラヴェンダーと若い実

  • ダマナ クリアンサ 2016

  • ケソと金柑

  • バルバディージョ オロロッソ。ここはやはりシェリーですね。

  • 奈良のお茶「やまとみどり」

  • クローブ カフェ チェリー

  • 奈良蜂蜜のジェラート エルダーエアー

  • 日本茶とメレンゲ菓子

  • オヒブランカ プレミアム エキストラバージン

  • 全粒粉パン

  • 玉ねぎパン

  • バターで焼き上げたパン

  • 卓上のメニューカード入れ

  • 明るい店内です。

  • 【番外編】日陰で涼む鹿さん

2023/06/30 更新

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