ドクターSSさんが投稿した私房菜 きた川（三重/上ノ庄）の口コミ詳細

今回も友人の席に便乗して訪問させて頂くことができた。いつもありがとうございます。

今回は主催者の方がかなりのリクエストを出した料理とのこと。

いつもの通常コースよりもよりグレードアップした料理の数々を楽しむことができた。

また奥様の話として、大将はあることをきっかけに炭火、特に紀州備長炭にこだわるようになったらしい。

偽物も多く出回っていると言われる備長炭だが、こちらの物は正真正銘の本物。この備長炭を能登の珪藻土で作られた角形の七輪に入れ、部屋のすぐ外で料理により深みが出るように寒い中色々な素材に火入れをしてくれたのである。


この日は

季節野菜の彩前菜
クミン風味長芋インゲン
じゃがいも
キヌア
金時草のごま和え
干し椎茸　黒酢

松本畜産の特産松坂牛イチボの紀州備長炭焼き

椎茸の伊勢海老すり身詰め

蓮根とドウマン蟹と帆立の春巻き

ふかひれと鮑の煮込み大根
上海蟹添え

岩清水豚肩ロース肉の山椒塩釜焼き
辻さんのエリンギ添え

松茸と干し貝柱と三つ葉の炒飯

担々麺

杏仁豆腐

いつも素晴らしい料理を楽しませて下さるが今回のきた川さんは特にすごかった！

もちろん今までも めちゃめちゃ美味しかったのは間違いないところではあるが 今回はそこを抜けかなり高いところまで突っ走っていった感がするのである。

偽物の備長炭が出回る中、生産者のところまで出向きそこから仕入れてくるという手間暇のかけ方。

そして海の素材も伊勢湾 三河湾を中心にした極上のものを取り揃え、地元の名産である松坂牛も取り入れた独自の中華を楽しませてもらうことができた。

特にフカヒレの味付けは私にとってはど真ん中のストライクであった。どれもこれも旨過ぎる。

最後の麺はお腹いっぱいのため担々麺しか食べることができなかったのが心残りではあったが、これはまたの機会に取っておこうと思う。

久々に旨さだけでなく、凄みまで感じた料理であった。もうこちらの中華の虜になってしまった。

大将と女将さんには感謝である。

昨年以来1年弱 ぶりの訪問であった。
こちらは 松阪インターから車で約5分程度の場所と 車で行くぶんにはとても交通の便の良いところである。

しかしながら 松阪の市街地からは少々 離れているので 電車で行かれる方は タクシーで行かないといけないようなところである。

お店は 古民家を改装した普通の一軒家なのであるが 庭がとても綺麗で雰囲気も抜群！！

今回もいつもお世話になっているMさんにお誘い頂き訪問することができた。いつもありがとうございます。

そして素晴らしい雰囲気の中 今回も北川シェフの抜群の中華を楽しませてもらうことができた。

この日は

ピーカンナッツ、山椒の効いたアーモンド

前菜
インゲン
キヌア甘酢ラー油クミン
コリンキー
干し椎茸の佃煮
とんぶり
笛吹鯛の刺し身ねぎのソース
錦爽鶏のよだれ鶏
アオリイカを炙ったものジンジャーソース

季節の野菜の移り前菜

菜の花と岩清水豚の焼き餃子

岩牡蠣のフルーツトマトチリソース

とうもろこしと帆立貝とずわい蟹の春巻き

ふかひれとどうまん蟹の煮込み
ふろふき大根和え

松坂牛の焼きしゃぶしゃぶ
蒸し茄子　薬味入りだいだいポン酢

アスパラガス、ヤングコーン、干し貝柱の炒飯

担々麺、あおさの麺、麻辣麺

デザート

もう一品一品が私がどうのこうのと 評価できるレベルではないのである。最初のピーカンナッツは 名古屋の某超有名店のシェフが何度も真似をしようとトライしたが 未だにできていないというレベルのものである。

なるべく 地元 三重 もしくは 愛知の食材を使いこれほどのレベルの高い中華に仕上げているのだ。

また松阪といえば真っ先に頭に浮かぶのが 松阪牛であるが、毎回その真っ盛りを使った料理を織り交ぜてくださるのである。

1日1組のみということもあって予約は1年以上先まで埋まっており点 常連さんに連れて行ってもらうしかないのであるが お誘いを受ければ必ず訪問したい点 そんな 松坂の名店である。

約1年ぶりに訪問することが叶った。いつもお世話になっている友人の席にご一緒させて頂くことができたおかげである。いつもありがとうございます！！

こちらは松坂インターから車で約5分ととても便利の良い場所にあるのだが、お店はとても細い路地の奥にあるので車で行かれる方は最後の最後で気を抜かない方が良いだろう。

今回は6名の席であったが同席者には世界を股にかけて飛び回る超有名なフーディーの方2名も一緒だったのでいろいろな情報を得ることができ有意義な食事会であった。

この日は

最初に
ピーカンナッツ、アーモンド、地物落花生の塩茹で

季節野菜の彩り前菜
蓮根干し海老、ジャガイモの細切りととんぶり
細切り人参とキヌア
金時草を湯葉で巻いたもの、干し椎茸黒酢
三重県産イサキにネギと生姜と山椒、フィンガーライム、コリンキー
焼き茄子のサラダ、ミント
紹興酒で漬けた蒸し鶏
毛蟹と枝豆、塩水雲丹と

岩清水豚と生姜の焼き餃子、三重県産の小麦粉で作った皮

伊勢海老のフレッシュトマトソース、銀杏、中華ハム入りのフォカッチャ

三重県産まこも筍とどうまん蟹、岩手の帆立貝の春巻き

ふかひれの上海蟹の煮込み
蕪の柔らか蒸し　ジャスミンライス

辻さんのエリンギの網焼き
松阪牛フィレ肉、すだち

白茄子の四川風辛味煮込み（魚香茄子）

担々麺　または　あおさ麺　または　麻辣麺

本日のデザート
フルーツと杏仁豆腐

返馬団子のような白玉団子、栗庵

いつもながらどうしてこんな発想が出てくるのだろう？？と思えるぐらい素晴らしい料理ばかりであった。
斬新さが際立ち地産地消を意識しているためか地物が多いのだが、それでいて決して中華の王道からは外れることはないものばかりであった。

最初の前菜は手間暇を恐ろしくかけてありシェフもきちんと説明して下さったのではあるが、私が理解しきれずにいたので間違っているかもしれない・・・

餃子は伊勢産の小麦粉から皮を作ったというこだわりようで咬むと口の中に肉汁が溢れる美味しいものであった。

また松阪という土地柄、やはり松阪牛はいつも食べさせてくれるのであるが、この日はちょっと変わった趣向で焼いた松阪牛をタルタルにしてエリンギと一緒に頂くという趣向であった。
口の中で牛の旨味が広がるメチャ旨の物であった。

地物の最高級食材が北川シェフにかかるとこういう抜群の中華になる、そんなお店である。訪問はなかなか難しいが機会があれば必ず行きたい、そんなお店であった。

松阪という不便な場所にありながら予約が全国から殺到・・新規予約は受け付けず今や1年以上待ちとなっているきた川さんに9カ月ぶりに訪問することができた。

今回もいつもお世話になっているMさんの席である。Mさん、いつもありがとうございます！！

こちらは松坂インターからは３～４分ととても近いのだが、松阪の街中からは車で15分ほどと少々距離があり、田んぼの真ん中の集落の中の1軒家なのである。奥には駐車場があるが、途中の道がかなり狭いので大きい車で行かれる方は擦らないように注意された方が良いだろう。

私にとって2回目の訪問ではあるが前回同様、他では食べることのできない北川シェフのオリジナルの中華を楽しませて頂いた。

こちらの中華は基本に忠実でありながら他のどことも違うものである。大胆さと繊細さのコントラストが感動を呼んでいるのだ。中華でありながら和食以上に季節感を感じることができ、最初から最後まで全く手抜かりなし・・完璧とはこういうものなのだろうということを教えてもらった気がした。

またこの日のメンバーは幹事のMさんご夫妻、名古屋では知らない人がいないぐらい有名なアントンさん、そして世界を股にかけて活躍されているHさん、中津川で本業の他に手広く食材、料理関係の仕事をされているOさん、そして私であった。


この日は

唐辛子と山椒味のカシューナッツ、クルミ

季節野菜の彩り前菜
コリンキー、搾菜とクミン風味
人参とキヌア素麺南瓜、オクラ、紀伊長島産のガス海老とドレッシング、
白いかと黄にら、イサキと青茄子、ネギと生姜
多気町の干ししいたけ

伊勢志摩産の蒸し鮑と北海道産の花咲蟹の冷菜
黒酢と生姜風味のジュレ

白いとうもろこしと毛蟹と帆立貝の春巻き
とうもろこしのスープ

ふかひれと冬瓜のフルーツトマトと干し貝柱のあんかけ

松阪牛フィレ肉の四川山椒焼き
雲丹、金時草、じゃばら酢

金爽鶏のチキンライス
二種のソース添え

担々麺、あおさの麺

デザート
桃と杏仁豆腐、スイカのソース
白玉団子黒胡麻の餡入り　生姜のスープ

コーヒー

どれもぐうの音が出ないほど素晴らしい料理ばかりでった。メインは松阪の名物、松阪牛のフィレを中華風に頂くことができたし、しめのご飯はシンガポール名物のチキンライス、しかもただのチキンライスではなかった。ご飯は日本米とジャスミンライスを混ぜたものを使い食感を際立たせていた。ソースも中華を基本にしながらどこかエスニックを感じさせてくれる、そんな奥深いチキンライスであった。

どの料理も単なる伝統的な「中華」ではなく一捻りも二捻りもしてありそれが絶妙な味わいを醸し出しているのである。言わば北川シェフのオリジナル料理なのだ。ともすれば伝統から外れることによって悪い方向に行く店が多い中、こちらの料理はそこから何段も上の方に完成しているようなのである。
ご一緒させて頂いた世界レビュアーランキングトップの方も、この手の中華でこれだけ完成しているのはこちらと茶禅華ぐらいであろうということをおっしゃっていたが、私も全く同感であった。

ここでしか味わうことができない唯一無二の味、また機会があれば必ず訪問したい。

いつか行けたらいいな～～と思っていた店なのだがある日天の声がかかった。Mさん、いつもありがとうございます！！
伊勢道松坂インターより車で約5分ととても近く、車で行く人にとても便利な場所に位置しているのである。
ただお店は民家を改造しているようで周囲の景色としっかり馴染んでおり、初めて行く人にとっては場所も少々分かりにくい・・そんな感じであった。

そして中に入ると古民家風の部屋には横並びにテーブルが置かれていた。今回は5名での食事会であったので向かい合わせに座ることとなった。

スタッフは大将と奥様のお二人のみ。しかし手慣れたもので最初から最後までサービスに関して不満に思うことは一度もなくスムーズなコースの流れであった。細かいところまで気を使って下さり感謝である。

この日は

胡桃とカシューナッツのお菓子

季節野菜の彩り前菜
鰻を揚げたもの、とんぶり山椒、金時草、湯葉、ミル貝と柿、青パパイヤ
ガス海老、金爽鶏のよだれ鶏
干しシイタケのつくだ煮

松阪豚と松阪牛の焼き餃子

鰆と黄韮の炒め

蓮根と花咲ガニと帆立貝柱の春巻き

フカヒレステーキ　上海蟹あんかけ

伊勢海老のトマトチリソース

松阪牛フィレ肉の黒胡椒焼き
辻さんのエリンギ添え、マスタードソース

松阪豚の台湾魯肉飯

麺は選択
あおさの麵、麻辣麺

デザート
杏仁豆腐　メロンソース
抹茶の餡の饅頭

コーヒー


どれも恐ろしくキレを感じる正統派中華でビックリした。正直あの立地であそこまで美味しい中華を頂けるとは思っていなかったのである。

前菜は野菜を上手く使い食欲を増進させてくれたものが揃っていた。特に金爽鶏を使ったよだれ鶏はメチャ旨！！そして干し椎茸の佃煮は旨味たっぷりでアテにするのもよさそうな物であった。

餃子は皮は厚めであったがこれも意図してのことだろう。その皮の旨味と食感が松阪豚、松阪牛の旨味が相まってモッチリとした食感に仕上がっていた。

春巻きはサクサク、これほどカラッと揚がった春巻きは食べたことがなかったぐらいである。これも感動的な一品であった。

そして何といっても美味しかったのがフカヒレの姿煮に上海蟹を入れたものであった。ここのフカヒレは私が食べ歩いた中でもかなり別格の美味しさ・・・これはクセになりそうだなあ～～

メインの松阪牛のフィレ肉は中華という感じはしなかったが、フィレステーキとしては抜群の美味しさであった。しっとりとした食感に旨味がしっかりあり「これぞ松阪牛！！」というものであった。サシはなく満腹になりかけた頃に食べても美味しく頂けた。

〆はアオサの麺、担々麺、麻辣麵からの選択であったが私はアオサの麺、そして麻辣麺を選択・・
美味しかったのだが麻辣麺は予想よりもかなりの激辛！！私には少々辛過ぎてスープは断念せざるを得なかった涙

今や一年待ちらしいが、その予約困難な理由がはっきりわかる料理の数々であった。また機会があれば訪問したい。

Mさん、またよろしくお願いいたします。