36回
2025/09 訪問
作り置きは一切しないお気に入りの割烹
またまた 2ヶ月ぶりに大好きな割烹にお邪魔することができた。
今回は私主催の貸切会、おそらく予約したのは2年ぐらい前だと思う。 もう昔過ぎて覚えていない・・
ただ 最近では以前にも増してこちらに伺えるのが待ち遠しくて仕方がない。
その 待ち遠しさというのは俗に言う予約困難店に行く時とはちょっと違うのである。
ずっと帰ることができなかった故郷に帰る感覚という表現で正しいかどうか分からないがそんな感じなのである。
この日は
お造り3種
目一鯛
太刀魚
ヤリイカ
わたりがに
蛸と春子の柚子酢
出汁巻き玉子
はんぺん
やりいかと干し芋の天ぷら
〆あじ握り
強餅
牛肉と茗荷の鋤焼き
宇宙一の天むす✕3
高級食材を使った料理も好きではあるが、こちらのようなふつうの食材に恐ろしいほどの手間暇をかけた料理の方が私は好みかもしれない。
作り置きを一切せず、ワタリガニは注文が入ってから手際よく剥き始める。はんぺんはすり身をすり鉢でおろすところから。刺し身も身は骨についた状態で保存しており注文があってから初めて骨から外すといった具合だ。
どの料理も作り置きしないからあの味わいがあるのだろう。どれも抜群に美味しいのでいつも選択に悩むのである。
通称「宇宙一の天むす」は料理が終盤に差し掛かると客は皆我先にと注文する。こちらで使用する土釜ご飯は量が限られているため天むすの個数に制限があるのだ 。
また天むす以外の卵かけご飯とかかんぴょう巻き などをオーダーする人がいると天むすの個数はますます少なくなる。
大将が冷蔵庫から 殻付きのエビを取り出し、 その場で殻をむいて天ぷらに仕上げ、そして 熱々ご飯の中に入れて完成なのである。
最近では自分自身、この天むすを頬張っている時が一番幸せな気がする。
天むすだけでなくどの料理を食べても幸せな気分にさせてくれる極上の割烹 なのだ。
2025/09/26 更新
2025/07 訪問
どれもこれも滋味深い料理たち
大好きな花いちさんに2ヶ月ぶりの訪問であった。西区の住宅街の中にひっそりと佇むまさに個人の住宅を改造したようなお店でアットホームな最高の料理を楽しませてもらうことができるのである。
大将と奥様が作り出すこちらの料理に惚れ込んで日本全国から多くの人が殺到しているようだ。誰もが知っている有名な和食の大将たちもこちらの常連客のようである。
この日は
お造り
太刀魚、ヤリイカ
カツオ、キス
水茄子と貝柱の生姜味噌和え
はんぺん
ヤリイカと干し芋の天ぷら
強餅
出汁巻き玉子
〆あじ握り
牛肉と茗荷のすき焼き
天むす3個
黒蜜寒天
またまた最高の料理を楽しませてもらうことができた。 いつもお刺身は三種でお願いしているのだが この日はカツオがとても美味しそうだったため これを追加。
短冊からではなく オーダーが入ってからわざわざ 骨付きの身から外して提供するという細かさがこの刺身をさらなる高みに持っていっているようであった。
魚の臭みなどは全く感じられず、おいしさだけを感じる刺身を楽しめるのはそう多くはないだろう。
定番のイカと干し芋の天ぷらは 大特殊納豆の香りがする塩との相性が抜群!!
そして誰もが一度は真似をするだし巻き卵はふわふわでとても美味しいものであった。
そして食事の最後の楽しみは何と言っても宇宙一 と言われる 天むす であろう。
オーダーが入ってから冷蔵庫からエビを取り出し 頭を取り殻をむき、きれいに仕上げて天ぷらにする。
その海老天を 熱々の釜炊きご飯に入れて出来上がるのだ。
少々大きめの天むすではあるが 私はいつも3個は食べないと満足できないのである。
もう最初から最後まで大満足であった。 次の訪問が待ち遠しい。
またよろしくお願いします。
2025/07/28 更新
2025/05 訪問
毎日でも食べたい料理ばかり!
約2ヶ月ぶりに訪問することができた。こちらは2026年までは予約で満席、2027年はご夫婦とも高齢のため 店を続けるかどうかまだ決めていないということで予約は取っていないらしいのである。
今回の予約もおそらく3年ほど前に取ったものであろう。 もうこのような状況になるとと いつ予約を取っていつ行くのかというのがわからなくなってきてしまうのだ。
それでも定期的にこちらのお店に通えるだけでも幸せなのである。
この日はいつもの定番の料理を楽しませてもらうことができた。 8割は定番料理だったがほんの少し季節のものを織り交ぜて楽しむようにさせて頂いた。
この日は
お造り
アオリイカ、シマアジ、赤貝
わたりがに
海老と椎茸の豆打ちあえ
だし巻き
はんぺん
アオリイカと干し芋の天ぷら
強餅の雑煮
牛肉と茗荷の鋤焼き
宇宙一の天むす✕3
どれも普通の料理なのだが その「普通」をここまでの高みに持っていっているのはこの店以外私は知らない。
刺身は注文が入るたびに骨付きの身から刺身を切り出し、はんぺんはすり身をするところから始まる。
そして こちらのお店の名物である 宇宙一の天むす は 注文が入ると大将と奥様が海老の殻を剥き始め 衣を着けて揚げ、 釜で炊いたご飯をくるんで完成させる。
これが食事の最後にいただくと涙が出るぐらい美味しい。 この瞬間こそ日本人に生まれてよかった、名古屋に居て良かったと思えるのである。
消して贅沢な料理ではなく 私たちが 普段食べている晩御飯の延長線上にあるものなのである。
こういう料理が一番 ホッとし心の琴線に響くものなのだ。
大将と女将さんには 末永く続けて欲しいと切に願ってやまない。
ずっと通いたい 名店である。
2025/05/27 更新
2025/03 訪問
一番くつろげる カウンター割烹
大好きな割烹に2ヶ月ぶりに訪問することができた。
こちらのお店ではかつては4年先5年先まで予約を受け付けていたが、ご主人、奥様ともご高齢になり年齢的に不安が出てきたことを機に予約を取るの止めてしまったとのことであった。
まだまだ健康なのでイケるとは思うとのことであるが一抹の不安があるらしい。
今現在では2026年末までは予約が全て埋まっているのだが、 そういう理由で2027年度の予約についてはまだ未定とのことであった。
この日は、
お造り
こち
シマアジ
アオリイカ
出汁巻き玉子
ワタリガニ
甘鯛一塩
ゲソ、赤貝、スナップエンドウの酢味噌和え
干し芋とアオリイカの天ぷら
アジの早寿司
はんぺん
牛肉と茗荷の鋤焼き
強餅の雑煮
宇宙一の天むす×3
どの料理も滋味深く美味しい。
私は高級食材を使った豪華な料理も好きなのではあるが やはり最後にきつくところはこういう料理なのであろう。
こちらでは 大将お任せのコースもあるが やはりアラカルトで食べるのが醍醐味であろう。
作り置きの料理は一切ない。 大将は注文を受けてから素材を料理し提供してくれるのである。
例えば はんぺんなどは魚をすり鉢ですりおろす とから始めるのだ。普段家庭で食べ慣れている料理でもここまで手間暇をかけるとこんなに美味しくなるんだということを教えてくれる料理たちなのである。
そして やはり ここで一番有名なのは宇宙一の天むす であろう。 この宇宙一という称号は決して大将は自分でつけたわけではなく お客さんたちの間から自然に出てきた名前のようなのである。
実際 オーダーが入ると海老の殻を剥くところから始め、そこから海老天を作り、ご飯の中に入れるという天むす は涙が出るほど美味しいものなのだ。
この天むすを食べるために皆さん指折り数えて 訪問の日を待つのであろう。 また伺うのを楽しみにしてますね。
2025/04/04 更新
2025/01 訪問
肩肘張らず一番ホッとできる割烹
約2か月ぶりの訪問である。こちらの店は2026年まで予約で満席。それ以降はご夫婦ともにご高齢なので営業できるかどうか分からず予約はまだ取っていないとのことである。
今回の予約も多分2年ぐらい前にお願いしたような・・・・昔過ぎてもう覚えていない。
いつものように今回もリラックスして抜群に美味しいものを楽しむことができた。メニューはいつも通りの物でそう変化はないがそれでも季節によって微妙に変化してくるのだ。
そして極上素材ではないが大将と女将さんは手間暇を惜しむことがなく
「料理とはこういうものだ!!」
という素材に頼らない極上の味わいを楽しませてくれたのである。
この日は
お造り
イカ、寒びらめ、太刀魚
わたりがに
はんぺん
いかと干し芋の天ぷら
出汁巻き玉子
甘鯛一塩
雑煮
牛肉と下仁田ネギのすき焼き
宇宙一の天むす✕2
今回は正月らしくお雑煮も頂いた。こちらの餅は敢えて米粒を感じさせるところでつくのを止めている「強餅」である。もちろん自家製・・・この食感は慣れると離れがたくなるものである。
イカと干し芋の天ぷら、出汁巻き玉子はこちらを代表する一品である。単純な料理ではあるがこの境地に達している料理人は未だ見たことがないのだ。
最後はいつも通り宇宙一の天むすでしめることができた。これぞ花いちの醍醐味だなあ~~
また伺いますね~~
2025/01/27 更新
2024/10 訪問
幸せに溢れるカウンター割烹
2ヵ月ぶりに訪問させてもらうことができた。今回は仲間うちでの貸切会である。こちらではカウンター貸切は基本的には6名だが、詰めれば7名まで大丈夫とのことである。
おまかせのコースもあるようだが私はいつも食べたいものを好きなだけ・・というスタイルでお願いしている。ただ大将に負担がかからないように同じ料理は全員分一緒に作れるように最初の時にまとめてお願いしているのである。
今回もいつもの料理、そしてこの季節だけのものを織り交ぜて頂くことができた。大将と奥様の温かい接客にも癒されていつも幸せを感じることができる割烹なのである。
この日は
お造り
鯛、キス、ケンサキイカ
ワタリガニ
サザエ、ゲソ、百合根の酢みそ
サワラの西京焼き
だし巻き玉子
アオリイカと干し芋の天ぷら
牛肉と茗荷の鋤焼き
栗と里芋
雑煮(強餅、万願寺)
宇宙一の天むす×3
やはりどの料理も滋味深いものばかりである。刺身も臭みは全くなく高級店にも勝るとも劣らないそんな素晴らしいものであった。
またみんなが真似しようとチャレンジするが誰ひとりとしてマネできたことがないふわふわの出汁巻き玉子も絶品であった。
こちらのお店では素材は聞かれないと教えてくれないが、卵は一宮の平飼いの卵とのこと。抗生剤などを一切使わず自然のエサで育てた物らしい。
こういう情報は店の売りになるので他店では自慢げに話す大将も多いが、こちらではあくまでも控え目で謙虚な姿勢がこちらの大将と奥様の人柄を感じさせてくれるのである。
そしていつも3個は食べたい「宇宙一の天むす」も楽しめ、約3時間の至福の時間を堪能することができた。
2026年までは満席、2027年以降はご自身が店をやれるかどうか分からないのでまだ予約は取ってないとのこと。末永く続けて欲しいと切に思うのである。
2024/10/28 更新
2024/08 訪問
最高に幸せを感じる割烹!!
とっても大好きはこちらの店に久しぶりに訪問することができた。ご一緒させて頂いた皆様、どうもありがとうございました!!
店内は「The 昭和!!」という感じで私のような年代には妙に落ち着く・・そんな空間なのである。若い人にもきっと古き良き時代を感じてもらえるのでは・・・と思うのだ。
そんな中、美味しい料理と共に寡黙な大将と優しい女将さんと過ごす時間は何物にも代えがた私にとってはそんな感じなのである。
この日も好きなものを好きなだけ食べることができた。これ以上の幸せってあるのかな?と思えるぐらいなのである。
お造り
太刀魚、イカ、キス
水茄子と貝柱の生姜味噌
わたりがに
やりいかと干し芋の天ぷら
だしまき玉子
はんぺん
〆あじ握り
牛肉と茗荷の鋤焼き
強餅
宇宙一の天むす
この日も最高であった。どの料理もとても美味しかった。全く飾り気のないものばかりであるが、どれも細かいところまで大将が手間暇かけているのがよく分かるものばかりなのである。
いつも頂く「わたりがに」は茹でて剥いて時間が経つと嫌な臭みが出てくるものだがこちらでは一度たりともそういう経験をしたことがないのである。
それは注文が入ってからかにの身をほぐし始めるという徹底的に時間軸を大事にしているからであろう。刺身も注文後に骨から外し始めるし、はんぺんも白身の魚をすり鉢でするところから始まるのである。
ある面「普通の料理」ではあるがそれを誰も到達できない高みに持っていく大将の料理は多くの人を魅了し続けているのである。
また巷で言われる「宇宙一の天むす」は誰しも感動する一品であろう。これを食べたら他では天むすは食べることができなくなるのである。
今回も最初から最後まで美味しく楽しい時間を過ごすことができた。
また伺うのを楽しみに待ちたい。
2024/08/28 更新
2024/06 訪問
宇宙一の天むすはマスト!!
約2カ月ぶりの訪問となった。こちらを訪れるたびにやっぱりココが一番落ち着ける・・・そんな気持ちになれる店なのである。
ただこの日は残念なことにとなりには傍若無人に大きな声でしゃべっている下品な客と遭遇・・・
ただ同席客は選べないから仕方のないこと・・・これも運のうちだろうね。
それでもそんな雰囲気を払拭する素晴らしい料理の数々を楽しむことができた。
この日は
お造り
アオリイカ、シマアジ
コチ
わたりがに
水茄子と貝柱の生姜味噌
アオリイカと干し芋の天ぷら
牛肉と新玉葱の鋤焼き
〆あじ握り
穴子と万願寺唐辛子
雑煮(強餅、茗荷)
宇宙一の天むす3つ
やはりどれも感動の領域にある料理の数々であった。派手さはないがお刺身は骨付きの状態で保存してあり注文が入るたびそこから切り出すという丁寧さ・・
そしていつものようにはんぺんはすり身から作っていた。
ワタリガニも注文が入ってから大将と女将さんが箸で身をほじくり出して提供するといった手のかけ方なのである。予めカニを剝いたまま保存しておくと味が落ちるのでそうされているのだろう。
とにかくひとつひとつに手間暇を惜しまず美味しい料理を提供してくれるのだ。
最後の天むすは3つは食べないと帰れないのはいつものルーチンだ。その他の〆のご飯物も美味しいがやはりココでは天むすがダントツだろう。
今回も最高の料理を楽しむことができた。大将と女将さんには健康に留意して長くお店を続けて頂きたいものである。ずっと通い続けたい筆頭のお店なのだ。
2024/06/20 更新
2024/04 訪問
宇宙一の天むすと宇宙一の居心地!!
今回は友人4名との訪問であった。こちらの暖簾をくぐるともうそれだけでテンションアップ!!
料理も美味しいが、大将と女将さんのとのお話しするのが一番の楽しみなのである。
大将と女将さんはとっても人の良い方たちなので初めての方にも気軽に予約をさせてあげた結果、もう2026年まで満席というとんでもない状況になってしまった。
その先は年齢的に営業できるかどうか分からないのでまだ予約は取っていないそうである。
そんなこと言わずに頑張って欲しいと思うファンは私だけではないだろう。
この日も多くのメニューの中から定番の物、そして季節の美味しいものなど選りすぐりを頂くことができた。
いつもの通り大満足であった。
この日は
お造り3種
メジマグロ
鯛の霜降り
シマアジ
ワタリガニ
酢みそ
サザエ、げそ、うど、パプリカ、ブロッコリー
出汁巻き玉子
アオリイカと干し芋の天ぷら
〆あじ握り
牛肉とわらびと新玉葱の鋤焼き
蒟蒻田楽
強餅
宇宙一の天むす×3
やっぱり素材の良さに加えて時間軸を大事にした大将の手間暇が旨さを加えているのだろうな~~
初めて食べた味噌田楽、チャーシューなども抜群の美味しさであった。
そしていつもの定番の「宇宙一の天むす」は3個頂いた。市販の物に比べて大きいのであるが、注文が入ってからエビの皮を剥き衣をつけて海老天を作り、ご飯に入れて作る天むすはここでしか頂けない一品である。やっぱり最高であった。
強者の私の友人は予めこちらに電話をしてご飯を炊けるだけ炊いておいて欲しいとリクエストしているそうである笑
その友人はどんなにお腹がいっぱいでも責任を取って炊飯器が空になるまで天むすを食べるそうなのだ。
また近いうちに伺います!!
2024/04/15 更新
2024/02 訪問
どれを食べても抜群!!「宇宙一の天むす」!!
先月に引き続き今年2回目の訪問である。今回は貸し切り会とさせて頂いた。ご参加下さった皆さんどうもありがとうございました!!
花いちさんの良いところと言えば何といってもボードのメニューから好きなものを好きなだけ頂けるというところだろうな。お店にすれば一番手間暇のかかるシステムなのであるが銀蔵大将は見てるだけで惚れ惚れする様な手際で注文をこなしていくのである。
プロの技とはこういうものだ、というのを見せてくれるのだ。
この日も最高に美味しい料理に舌鼓を打つことができた。
この日は
お造り
メジマグロ
シマアジ
さわらのたたき
えびと貝柱のみぞれがけ
出汁巻き玉子
アオリイカと干し芋の天ぷら
はんぺん
早寿司
春子握り
牛肉と新玉葱の鋤焼き
甘湯葉、豆腐、わかめ味噌粕汁
天むす3個
強餅
を頂いた。
どれも外すことのできない定番料理ばかりではあったが、すき焼きなどは新玉葱を使うなど微妙に料理の内容が違っていた。
早寿司はいつもなら鯵なのだがこの日は春日鯛・・これも美味しかったなあ~~
出汁巻き玉子は一見簡単そうに見えるのだがこれを真似して家で成功したという話は聞いたことがない笑
〆の「宇宙一の天むす」はその名に違わぬ美味しさで最高に幸せを感じさせてくれたのであった。
アラカルトでここまで美味しい料理を楽しませてくれる店をわたしは他には知らない・・・これからもずっと通い続けたい・・・そんなソウルフードを楽しむことのできるお店なのである。
2024/02/26 更新
2024/01 訪問
2024初「宇宙一の天むす!!」
今や2026年まで予約がいっぱいの花いちさんに久しぶりにお邪魔してきた。
そんな厳しい予約状況下でも年に数回訪問できるのはとてもありがたいことなのである。
もちろん料理も抜群に美味しいがこちらの店にはそれ以上の何かがあり、私も含めてではあるが多くの客がそれを求めて通っているのであろう。
今回も一切妥協のなく細部にまでこだわった絶妙に美味しい料理の数々を楽しませてもらうことができた。そしてご夫婦の温かいおもてなしに心が和み最高の時間を過ごすことができたのである。
銀蔵大将、奥様!!いつもありがとうございます!!
この日は
お造り
メジマグロ、寒ビラメ、アオリイカ
酢味噌
(サザエ、げそ、百合根、ブロッコリー、パプリカ)
揚げ物
アオリイカと干し芋の天ぷら
はんぺん
煮物椀
牛肉と下仁田葱の鋤焼
雑煮
(強餅、椎茸、菜の花)
汁物
蛤のお吸い物
宇宙一の天むす×3
今回はいつも頂くもの、そして初めてではあるが正月限定のお雑煮も頂いた。
お造りはいつものようにオーダーが入ってから骨から外すものだ。やはりそういうこだわりが絶妙に美味しいお造りとなっているのである。
お雑煮はこちらの自家製の強餅(こわもち)使用していた。強餅とは完全にお餅を伸びるまでつかずに米の食感をわずかに残して伸びを抑えた独特のお餅である。伸びるお餅も美味しいが、このようにプチプチと歯切れの良いお餅も美味しかった。
魚のすり身を出してすり鉢で擦って揚げたはんぺんは定番中の定番・・・これは食べずには帰れない。また干し芋の天ぷらもほんのり香る大徳寺納豆の風味で頂くと抜群に美味しいのである。
今回も「宇宙一の天むす」は3個頂いた。これくらい食べないと何となくだが落ち着かなく帰る気になれないのである。どうやらそんな習慣が身についてしまったみたいだ。どれだけお腹いっぱいになっても3個は食べたい!そんな天むすであった。
大将と女将さんのお人柄のおかげで家でご飯を食べるぐらいリラックスできるのである。末永く通いたいお店である。
2024/01/31 更新
2023/11 訪問
定番!!「宇宙一の天むす!!」
またまた再訪させてもらうことができた。今や2026年まで満席という聞いたことがないぐらいに予約がいっぱいとなっており、今回の予約も何年前に入れたのか見当もつかないぐらいなのである。
それでもそう日を置かずに訪問できるのはありがたいことなのだ。
この日は
お造り盛り合わせ
紋甲イカ、かます、カンパチ
渡り蟹
玉子焼き
甘鯛の一塩
はんぺん
イカと干し芋の天ぷら
牛肉と茗荷の鋤焼き
鯵の早寿司
強餅
天むす3個
前回とほとんど同じではあったが毎回新たな喜びを感じさせてくれるのである。どれもとても丁寧に作られており、ほぼ下準備なしにオーダーが入ってから作り始めるスタイルはずっと変わらないのである。
天むすの海老もオーダーが入ってかっらエビの殻を剥き始め、丁寧に処理して天ぷらにしていった。食感は鮮度の良いときにのみ感じられるプリプリ感の中にもモッチリとした感触を楽しめたのである。そこに熱々ご飯が重なれば鬼に金棒・・・最強の天むすになるのである。
今回も最初から最後まで楽しませてもらうことができた。これからもずっと通い続けたい大好きなお店なのである。
2023/11/10 更新
2023/10 訪問
いつも幸せな気分になれる店
3カ月ぶりに訪問させて頂くことができた。今回の予約は行ったいつ取ったものか全く記憶がないのであるが、おそらく3年ぐらい前のものだろう。
今は2026年の予約を受け付けているようであるが、もう先過ぎて何がなんやら分からなくなってしまっているのである。
今回は6名での貸し切り会であった。いつも一緒に食べ歩いている仲間も、そして数年ぶりにお会いする人もいて楽しい時間を過ごすことができた。こうやって気心の知れた仲間との食事の時間は何物にも代え難いと思うのだ。
今回もアラカルトでお願いした。皆さん食べたいものを好きなだけ頂いたのである。その分大将と女将さんは大変だったとは思うがやっぱりこちらではコース料理ではないところが魅力的なのである。
この日は
お造り盛り合わせ
太刀魚、キス、カンパチのミカンたたき
渡り蟹
甘鯛の焼き物 一塩
はんぺん
イカと干し芋の天ぷら 大徳寺納豆の塩で
栗と里芋
茗荷の鋤焼き
鯵の早寿司
宇宙一の天むす 3つ
強餅
今回もいつも頂く定番の物中心に頂いてみた。やはり定番の物はなかなか外すことができないが、新しい物にも挑戦したい・・・
この中で初めて頂いたものは「栗と芋」でこれは秋らしい料理で栗の甘みと里芋の滑らかさが素晴しい今だけの料理であった。
宇宙一の天むすはこれを食べないと帰れない・・そんな気すらするマストなものなのである。あのご飯の仕上がり、塩梅、そして注文が入ってからエビの殻を剝き海老天を作るというほぼ下準備しない大将のこだわりの詰まったものなのである。
ホントこれ以上美味しい天むすがあったら教えて欲しいと思うのだ。今回も素朴ではあるが極上の料理を楽しませて頂いた。またの再訪が楽しみである。
2023/10/17 更新
2023/08 訪問
宇宙一の天むす!
またまた大好きなこちらに訪問することができた。この日は少々遅めに時間からではあったが大将も女将さんも快く受け入れて下さった。
前回の訪問からまだ1カ月ぐらいしか経っていなかったがそれでも数日前から指折り数えて待つぐらい楽しみにしていた訪問であった。
あの空間に身を置くだけで幸せな気分になれるのである。そういう店は私の中では数えるほどしかないなあ~~
この日も好きなものを思いっきり頂くことができた。
お造り
イチミダイ、真鯛、ケンサキイカ
酢みそ
サザエ、ゲソ、アスパラパプリカ
渡り蟹
はんぺん
甘鯛の一塩
ケンサキイカと干しいもの天ぷら
鯵の早鮨
豆腐、湯葉 切り干し大根の粕汁
宇宙一の天むす3個
強餅(こわもち)
毎回大体同じようなものを頂いているが、それでも大満足なのである。新しい料理にもチャレンジしたいのだが段々定番が多くなってきてそこから逸れることができなくなってきているのだ。
天むすは3個は食べたいし干し芋の天ぷらも外せない・・・といった具合にである。
お刺身もいつものように提供直前に骨から外していたし、茹でたワタリガニもオーダーが入ってから殻からむいていた。
こういう店って他にはないだろうなあ~~
毎回行くごとに幸せを感じることができる私にとってはとても大事なお店なのである。
2023/09/01 更新
2023/07 訪問
何個でもイケる「宇宙一の天むす」
約2か月ぶりの訪問となった。私は縁あって定期的に通わせてもらっているが、今では2025年まで満席・・こちらへの訪問はかなりの狭き門となっているようである。
そんな中またまた最高の幸せを感じることができる料理を楽しませて頂いた。大将、女将さん、いつもありがとうございます!!
この日は
お造り
太刀魚、シマアジ、真鯛
渡り蟹
焼き物
甘鯛のひと塩
アオリイカと干し芋の天ぷら
はんぺん
焼いた揚げと水菜、貝柱の芥子和え
牛肉と茗荷の鋤焼き
椀物
こちと焼き茄子の吸い物
宇宙一の天むす3個
どの料理もとても滋味深くて心を落ち着かせてくれる物ばかりであった。驚くような高級食材を使った料理も好きだが、こういう家庭料理の延長上にあってそれでもなかなか食べることのできない料理も大好きなのである。
1品1品に心を込めて大将が作ってくれる料理は何物にも代えがたいのである。
どれも美味しかったがこちらの名物である宇宙一の天むすは何度食べても格別な美味しさであった。最後にこれを食べないと終わらないからね~~
こういう店は毎日行っても飽きないだろうな・・・私にとっては一番大事にしたいお店の一つなのである。
宇宙一の天むす
お造り、太刀魚、シマアジ、真鯛
渡り蟹
甘鯛ひと塩
アオリイカと干し芋の天ぷら
スイカジュース
手作りはんぺん
焼いた揚げと水菜と貝柱の芥子和え
牛肉と茗荷の鋤焼き
こちと焼き茄子の吸い物
2023/08/02 更新
2023/05 訪問
毎日でも食べたいホッとする料理
2か月ぶりぐらいの訪問である。もちろん今回の予約もかなり前に入れたものではあるがこうやって忘れた頃にでも順番が回ってくるととても嬉しいものなのである。
今回は貸し切り会での訪問となった。
こちらはカウンターのみで6名、もしくは詰めてギリギリ7名で満席である。かつて1度だけ入口付近のスペースにちゃぶ台を置いてそこで食事をしている家族を見かけたことがあったが、あれはあそこじゃないと嫌だという人がいるとのこと・・・そのちゃぶ台はその人専用の物らしいのだ。
そういえばちゃぶ台って最近見かけないなあ~~私の中では「巨人の星」が頭を過るのであった笑
私なぞはまだまだそのちゃぶ台好きの方の境地には至っていないのであるが、こうやって通っているとどの料理を食べるよりも気持ちが落ち着く・・そんな気になれるのである。
この日もほとんどいつものパターンと同じであったが滋味深い料理の数々を楽しませてもらうことができた。
お造り3種
太刀魚、アオリイカ、キス
渡り蟹
はんぺん
アオリイカ、干し芋の天ぷら
粕汁
牛肉と茗荷の鋤焼き
宇宙一の天むす2個
強餅
いや~~どれも最高であった!!
前回とほぼ食べたものは同じなのだが、もうこのパターンは私の中では完成形なのだろうな・・
刺身も相変わらずオーダーを受けてから骨から外していたし、はんぺんもすり身から作られていた。
アオリイカと干し芋の天ぷらを大徳寺納豆の入った塩で頂くと淡泊な天ぷらが2倍にも3倍にも美味しくなる気がするのは気のせいではないだろう。
そして誰が名付けたのかは知らないが、最後の「宇宙一の天むす」はどれだけお腹がいっぱいでも避けては通れないものなのである。この日も最初から最後まで大満足であった。
次は夏頃・・・伺うのがとても楽しみなのである。
2023/06/12 更新
2023/04 訪問
やはり一番ホッとするお店
久しぶりに伺うことができた。今回は自分自身の予約ではなく友人の貸切会に参加させて頂いた。どのような形であれこちらにお邪魔できるのはとても嬉しいことなのである。
住宅街の中にひっそりとあり、大将と女将さんの温かいおもてなしの中、ほっこりする料理を楽しめるのが何よりの魅力であろう。高級素材をふんだんに使った料理と比較される方もいるようだがそれとは全くの別物。そういう料理は他の店で楽しめばよい。
そういう分野とは全く異なりあくまでも料理の基本中の基本、つまり普通の食材を料理人の腕だけで絶対真似できない高みまで持って行くというのがこちら花いちさんの料理の魅力なのである。
以前にも書いたが魚の身は骨から外した瞬間から劣化が始まるので、花いちさんでは予め3枚におろしてはなく骨についた状態で保存し、客から注文があって初めて骨から外してお造りにするといった具合なのである。名物のはんぺんもすり鉢とすりこ木で白身を擦るところから始まるのだ。
そういう他ではできない手間暇をかけるからこそ感動の領域まで持って行くことができるのであろう。
この日もいつもと同じパターンでお願いした。
お造り
メジマグロと鯛
太刀魚の塩焼き
イカと干し芋の天ぷら
メバルの煮付け
出汁巻き玉子
はんぺん
湯葉の粕汁
宇宙一の天むす3個
強餅
このうち「宇宙一の天むす」というのはメニューにそう書いてあるわけではなく私たち客サイドが勝手にそう名前を付けているだけである。しかしホント宇宙一と言われても納得がいく、それくらい美味しいのだ。
この日もすべて堪能させて頂いた。こういう味なら毎日でも飽きずに食べることができる。やっぱり歳を取るとこういう素朴な味に飢えてしまうのである。
心から末永く通いたい、そう思えるお店なのだ。
2023/05/04 更新
2022/12 訪問
ほっこりと、幸せな気分に浸れます!!
またまたあまり日を置かず大好きな店に訪問することができた。今や名古屋屈指の予約困難店となってしまったが、こうやって定期的に伺える幸せを感じながらでの食事である。
今や2024年までは満席、とうとう2025年の予約が始まったという恐ろしい状況になってしまっている。ただあの居心地の良さ、料理の素晴らしさを考えれば一度行った人はほぼファンになり通うことになるのでそうなってしまったのだろうなあ~~
今回は
お刺身の盛り合わせ
シマアジ、真鯛、イカ
海老とアボカド、貝柱のみぞれ酢
出汁巻き玉子
甘鯛の一塩
アジの早寿司
自家製焼き豚とセロリの細切り
イカと干し芋の天ぷら
はんぺん
牛肉と茗荷のすき焼き
天むす3個
焼き餅
を頂いた。行くたびに段々とレギュラーメニューが増えるので冒険ができなくなってしまっているが焼き豚は初めてだったかな??
出汁巻き玉子もマストだし、干し芋とアオリイカの天ぷらはこれも大徳寺納豆の香りのする塩で頂くと絶妙なのだ。お刺身は提供直前に骨から外すというスゴ技を見せてくれるし、はんぺんはすり身から作ってくれる。
今回は椀物はなかったが炭水化物前の最後は牛肉と茗荷のすき焼きを楽しませて頂いた。
この日も宇宙一の天むすを3個、そして焼き餅も頂いた。もうこれだけ美味しいと天にも昇る心地である。
今回も最高の幸せを感じさせてもらうことができたのである。
次も楽しみ・・・そんな素敵なお店なのだ。
2022/12/19 更新
2022/10 訪問
アットホームな空間で極上の料理を
今や2024年末まで満席の超人気店である。多くの人は一度花いちの魅力にハマったらもう抜け出すことはできないようだ。
客を惹きつけて止まない店なのであるが、とりわけ全国の名店を食べ歩いた経験値の高い人に人気があるようである。
一見単純そうな料理の奥深さを理解するとこちらの凄さというものが分かるのである。
今回は2カ月ぶりにお邪魔させて頂いた。こうやって間を置かずに定期的に訪問できるのはとても幸せなことだとお店に伺うたびに咬みしめているのである。
私は手の込んだ料理もそして高級素材を使った贅沢な料理も好きなのだが、やっぱり一番好きなのはこういう素朴な料理を極限まで突き詰めている料理なんだなあ~と改めて思ってしまうのだ。
この日はアラカルトで頂くことにした。完全に大将に任せても良いとは思うのだがその日の気分で微妙に食べたいものが変わってくることもあるので後悔しないように自分ですべて選んだのである。
刺身
カンパチのみかん
サワラの炙り
酢味噌和え
はんぺん
甘鯛一塩
イカと干し芋の天ぷら 大徳寺納豆の塩
椀物
蕪の摺り流し
アジの早寿司
牛肉と茗荷の鋤焼き
宇宙一の天むす
やはり他の割烹とはレベルが全く違う。
その理由はよく分からないのだが、その一つにほぼ「作り置き」というものがないのである。通常和食店でも鮨屋でも魚は短冊になったものを刺身とかネタにするのであるが、こちらでは提供直前にウロコだけ取ってある魚からおろすのである。魚の身は骨から剥がした瞬間から劣化が始まるが捌いてすぐのお刺身を頂けるため抜群に美味しいのだ。
はんぺんはすり身をすり鉢で作るところから始まるし、天むすもオーダーが入ってから海老の皮をむき始めるのだ。おそらく大将はそれ以上下準備を進めると素材が一気に劣化するポイントをご存じなのだろう。
天むすもご飯は普通の炊飯器で炊いたものだし、魚の焼き台はガスである。それでも焼き魚は炭火を使う割烹よりも格段に美味しい~~
生涯通いたいと思うお店というものは実際のところ数は少ないがこちらもその一つなのである。
2022/11/01 更新
私は複雑な工夫を凝らした料理よりもシンプルで素材の持つ美味しさを引き出している料理の方が好みなのである。
そんな私にとって最高峰と言える店がこちらなのだ。
2026年の予約はもういっぱいで2027年はご高齢の大将ご夫婦の健康状態が許せば店を続けるかも、というスタンスなのでまだ予約は取ることはできない。
私たち客はずっと続けて頂きたいと切に願うばかりなのである。
この日も 普通の食材だが恐ろしいほどの手間暇、時間をかけて本物のプロが作るとこういう味になるのだということを教えられた料理ばかりであった。
この日は
アオリイカ
鯛の霜降り
しまあじ
わたりがに
海老と柿の胡麻だれ
さわら西京焼き
出汁巻き
干しいもとアオリイカの天ぷら
はんぺん
牛肉と茗荷の鋤焼き
強餅
宇宙一の天むす
もう素晴らし過ぎる。何と表現したら良いのだろうか。値段的に見ても素材は吟味はしていても極上のものではないだろう。
しかし極上物と同等、もしくはそれ以上の感動を受けるのである。
刺身はオーダーが入ってから骨から外し 切り始める。 はんぺんはすり鉢で魚の白身をすりおろしそして 油で揚げて作るのである。
また天むすを作る時には注文を受けてから 海老の殻をむきそして揚げ、熱々のご飯に入れて提供する。
そういう姿勢が全ての料理をこれだけの高みにあげているのだろうなあ。
どの料理を食べても心にしみるものばかりである。
私の中では一番幸せになれる店である。