5回
2020/12 訪問
相変わらずの丁寧な旨さ
またまた最近のお気に入り「彩音(さいん)」さんへ
特製塩 1150円
この日は並びは3人。
落ち着いてきたとは言えやはり安定の人気ぶり。
本当は「日本酒ペアリング」を試してみたかったのですが、なんと、、、財布の中に現金が1200円しかない!
最近はキャッシュレスで現金をあまり持ち歩かないことが多いので失態でした。千円札が1枚あってよかった、、、。
初めてテーブル席に案内されました。2人がけの小さな席です。あまり外の行列がなかったので良かったです。
接客は相変わらず丁寧です。
さて、程なく現れた「特製 塩」。
やはり美しい見た目です。
1150円と、ラーメンとしては安くはありませんが、この姿を見た時点で元は取れた気分です。
【スープ】
前回と同じく若干のごま油の風味を感じましたがすぐに分からなくなりました。
全体的には鰹節?の風味が強く、前回よりもしょっぱさは控えめに感じましたがそれはこちらのコンディションかもしれません。
相変わらずの絶品の塩スープで、キラキラと輝く黄金の色彩が美しいです。
【麺】
全粒粉の練り込まれた細麺ストレート。
これ以上ないと言うくらいに塩スープとの相性が良く、麺を啜るとスープの魚粉の香りもしっかりと付いてきます。
茹で加減はやや硬めですが、食べているうちにしなやかな柔らかさに変化していく様もまた楽しい。
【具】
いつもの鷄&豚のレアチャーシューです。
前回感じた青リンゴのような「青臭さ」はほとんど感じませんでしたが、若干ほんのり青臭い。やはり
オリーブオイルなのかな?
メンマは太めに切られ柔らかめ。
刻みネギや水菜が清涼感をさらに引き立てる。
味玉は醤油の風味が強めであっさり塩スープと共に食れば絶品です。
ワンタンは生姜と紫蘇?かな?の風味がありますね。
繊細なスープの上でこそ引き立つ優しい味わい。
【総評】
やはり五反田界隈でも屈指の名店と思わせる見事な味わいでした。
個人的には醤油らーめんも捨てがたいのですが、他の人に勧めるなら塩です。
数種の日本酒も使用しているそうでさすがの風味の豊かさを楽しめました。
来年も楽しみです。
ごちそうさまでした。
2020/12/27 更新
2020/12 訪問
油そばは割と普通かも
五反田の「彩音(さいん)」さんへ。
オープン以来ずっと行列の人気店。
この日は誰も並んでかったので未食の「油そば」目当てで入店してみました。
特製煮干油そば 1150円
(ワンタンスープ付き)
相変わらずの丁寧な接客で好印象です。
以前はカウンター席を一席ずつ空けて座っていたと思いますが、この日は僕の隣に後から来たお客さんがすわりました。また出店後もカウンター席は満席となっていました。ちなみに仕切りはありませんので不安な方は気になるかもしれません。
さて、普段油そば系はあまり好んで頼まないのですが、未食なので試してみました。
【麺】
塩とも醤油とも違う太麺。
結構縮れが強く所謂まぜそば系によく見られる趣き。
茹で加減は硬めで、コシがしっかりとしていて食べ応えがあります。
縮れている事でタレとの絡みも良いです。
量はこれ系にしては少し少なめですかね?僕にはちょうど良かったです。
【タレ】
このジャンルにしてはアッサリ目で、ちょっと味が薄い気もします。
ベースは醤油なのですが、良くある甘めのタレではありませんでした。
提供時にお酢をいただけるので多少の味変は可能ですが、まぜそば系でよくみかける七味唐辛子やラー油はありません。途中から辛味が欲しくなる気もします。
【具】
特製にしたのでチャーシューが多めになっているのかもしれません。
塩、醤油と同じレアの低音調理の鷄と豚ですが、混ぜやすくするため細切りにされています。流石のクオリティです。
背脂が多めに盛られていますが、それほど油っこくもなく比較的サッパリ目。おそらく煮干し粉が混ぜ込んであり、それもサッパリ風味に関係しているのかもしれません。
それ以外にも全体に煮干の魚粉も多く振りかけられていてかなり煮干感は強いです。
刻んだ紫玉ネギ、卵黄、カイワレも乗ります。
【ワンタンスープ】
特製にするとワンタンスープが付属します。
あっさり醤油スープに三つ葉、ワンタン2個、味玉、細切りのネギが入っていて、おまけというにはかなりのお得感。
スープは醤油らーめんのものよりも煮干の魚粉の風味がかなり強く効いています。また醤油らーめんで特徴的だった鶏油の香りは感じませんでした。
【総評】
丁寧に作られた良くできた一品ですが、塩らーめんや醤油らーめんと比べると、この店ならではの魅力には乏しいかなと思いました。
この界隈だと、「凪 すごい煮干ラーメン」さんで似たキャラで強烈なやつを食べられますので。。。
やはりこちらでは「塩」、「醤油」がお勧めかと思います。
これで一応麺類は3種類ともいただいたことになります。次は「日本酒ペアリング」なんてのもあるので試してみたいですね。
外に出ると既に10人ほどの行列となっていました。
これからも楽しみなお店です。
ご馳走さまでした。
2020/12/25 更新
2020/10 訪問
醤油も旨い
2度目の訪問の「彩音(さいん)」さんへ。
夜の部の開店18時に到着しましたが既に行列ができていて1ロット目では入店できず。約25分後に入店できました。僕の後ろにも既に10人ほどの行列ができていて、開店から間もないとは言え結構な人気ぶりの好調なスタートではないでしょうか。
前回は塩の特製にしたので今回は「特製醤油」1150円にトライしてみました。
提供まではそれほど時間がかかりませんでした。
塩と同様とても美しい見た目。
いい香りがします。
【スープ】
これは。旨い。
一口目から鶏の香りが芳醇です。
大山鶏と名古屋コーチンから出汁を取り、抽出された鶏油も使っているそうですが、この鶏油がとても良い香りです。また、醤油は群馬県産や数種類をブレンドしているとのことですが、「塩味」とはまったく違ったアプローチですね。すっきり淡麗系で、「支那そばや」や目黒の「竹むら」の様な、魚介に頼らない鶏ガラ醤油で直球の旨さが好印象です。
【麺】
噂通り、「塩味」とは違って全粒粉の練り込まれていないストレート細麺。博多ラーメンほどは細くありませんが低加水のパツッとした物で、「塩」よりもしなやかな感じでしょうか?旨いのですが、麺に限っては「塩味」の方が好みかな。全粒粉入りの麺でも醤油と合いそうなんだけどこだわりでしょうか?
【具】
「特製」にしたので、前回の「特製塩」と同じ構成。
前回気になった低音調理の鶏、豚チャーシューの「青臭さ」は今回はまったく感じませんでした。
塩と醤油で別のチャーシューを使っているとも思えないので前回がたまたま青臭かったのかな??ちょっとわかりません。
ここまでレアな豚肉も珍しいですね。上北沢の「小池」を彷彿とさせますが、こちらの方が厚みがしっかりしていて食べ応えがあるかも。肉の味付けは最低限で素材の風味で勝負している感じです。正直ちょっと淡白なので、醤油スープの方が合うかなとも思いました。また味玉も醤油の風味が豊かなので、チャーシューと一緒に食べると美味しかったです。
ワンタンは生姜の香りが良いアクセントになっていました。
今回も大満足です。「塩」も捨てがたいのですが個人的にはこちら「醤油」の方が好みでした。
五反田では珍しいジャンルですが、しばらくすれば行列も落ち着くと思います。これだけの完成度のラーメンを食せるのは嬉しい限りです。長く続いて欲しいお店ですね。
ごちそうさまでした。
2020/10/13 更新
2020/10 訪問
2020年9月オープンの西五反田の「彩音(さいん)」さんへ
「さくら井」の出身だそうです。
ここは「上等カレー」が2019年7月にオープンしたばかりの場所ですが、1年ちょっとで閉店してしまいましたね。正直立地としては微妙で、同じ建物に色々な飲食店が入っているのですが、その中でも一番目立たない位置にあって、しかも街路樹に隠れてしまい中途半端な2階なので条件としてはあまり良く無い物件なんだとおもいます。
しかし、この日は台風の影響で雨が降っていましたが、開店10分前にはすでに3人並んでいました。
4番目に並び、ほどなく入店。
注文したのは「特製塩らーめん」1150円
店員さんは若い男性が厨房に2人、ホールに若い女性2人。みなさん20代と見られ、バイトさんたちなのかな?でも仕事はハキハキとしておられました。
出てきたラーメンは澄んだスープと麺線が美しい盛り付け。
【スープ】
かなり透明度の高い塩スープ。
一口目、若干の胡麻油の風味を感じましたが、すぐにわからなくなりました。
魚介の風味が芳醇な仕上げで、それなりにしょっぱいですね。僕はどんなに塩がオススメのお店でも醤油の方が好きなことが多いのですが、こちらはなかなか満足度の高いスープだと思いました。
塩を選んだ理由は麺にあります。
【麺】
全粒粉の練り込まれた細ストレート。
全粒粉入りなのは塩味だけで、醤油味は別の麺が使われているそうです。せっかくなので全粒粉麺を食してみたく塩にしました。
この手の麺は今でこそそれほど珍しくないですがやはり安定の旨さですね。
「AFURI」のような麺です。硬めに茹でられていて、食感も良く、また、このジャンルにしては量も多めに感じました。
【具】
特製にしたので具沢山です。
低温調理の鶏チャーシュー、豚チャーシューはしっとりとした口当たり。かなり丁寧に作られていると思われますが、なんでしょう?青臭い風味がします。青リンゴの様な、、、もしかしたらエクストラバージンのオリーブオイルかもしれません。ちょっと風味は苦手でした。
味玉、メンマ、ネギ各種は無難に美味しかったです。
あとワンタンが2個乗ります。ワンタンにはあまり詳しくないのですが、餡がしっかりとしていてツルッと美味しくいただけました。
総合的にはとても丁寧に作られた美味しいラーメンで大満足でした。
実は五反田ではこのジャンルのラーメンは珍しいです。と言うかほかに無いですね。
最近すぐ近くに「つけ麺GAKU」もオープンして、プチ激戦区になるかと思いきやなんと「ラーメン大」が閉店してしまいました。帰りがけには15人ほどの行列となっていました。この場所のラーメン屋さんはなかなか厳しい立地に苦しめられてそうですが、人気が続く事を祈っています。
次は是非とも醤油にチャレンジしてみたいです。
ごちそうさまでした。
2020/10/10 更新
気がつけば4年ぶりの五反田「麺屋 彩音」さんへ。
自分の行動圏内で良く近くを通るのですが「いつでも行けるし」と思い逆になかなか来ないパターン。いつもは行列の大人気店ですが、この日は待ち客がいなかったので久しぶりに入店してみました!
◼︎特製塩 1500円
2021年は1150円だったのでだいぶ値上がりしてますが、今の物価だと致し方ないでしょう。
ちょっと前までは1000円超えのラーメンなんて炎上ものでしたが、最近では当たり前になりましたね。
【ご対面】
相変わらず手際も良く、それほど待たずにラーメン到着。見た目からして本当に美しく高級なお料理だと思わされます。いただきます!
【スープ】
僕は普段は塩ラーメンは好んで注文しません。塩が売りのお店でも大概醤油のほうが好みな事が多いのですが、こちら「彩音」さんは塩の方がオススメです。
透き通った黄金色のスープは日本酒も使われている様ですが、まあその香りはあまり分からないのですがちょっとなかなか他では味わえない芳醇な感じがあります。
文句なく美味しいスープです。
塩加減も絶妙で和風なんだけどコンソメスープみたいな、飲み干せてしまう美味しさ。
塩を売りにしてる数々のお店の中でもちょっと別の次元にある気がします。
【麺】
最近では珍しくもないですが、全粒粉が練り込まれた細麺で、神奈川淡麗系などに通じるものがあります。
硬めの茹で加減でパツパツした食感が良く、アッサリ目のスープとも見事な相性だとおもいます。
【具】
特性にしたので具沢山
・雲呑
紫蘇の香りがして餡が多めでこれだけでもお酒のおつまみになりそう
・ネギ、水菜
清涼感としてとても良いアクセント。特に塩スープにはよく合うと思います。
・チャーシュー
鶏肉と豚肉の2種。
低温調理でしっとり系。今となってはそれほど珍しいものでもありませんが、丁寧に作られた印象で美味しいです。
・煮玉子
醤油の香りが強めで個人的にはとても好みです。
ただの半熟ゆで卵ではなく、ちゃんと風味を楽しめる。これまた塩スープとの相性が絶妙です。
・メンマ
あまり特徴はないですが、甘すぎないのが良いですね。甘いメンマは苦手だけどこれは良い箸休めとなりました。柔かめですが若干のコリコリ感も残っていてよかったです。
【まとめ】
多分今回で10回めくらいの訪問ですが記憶通り絶品と言って良いレベルの美味しいラーメンでした。
また醤油も食べたくなりましたが、トータル的にはこの塩が一番美味しいのかもなと思います。具材も豪華ですが、スープと麺の完成度があまりにも高いので普通の塩(1000円)でも十分に満足度が高いのではないかと思います。
日本酒のペアリングコースもあり、そちらが特にオススメですが、今回はラーメンのみで楽しみました。
綺麗な店舗で店員さん達も感じがよく、とても良いお店です。
このあたりはお店の入れ替わりが激しく、お気に入りのお店が無くなってしまうこともよくありますが、彩音さんは人気店だし、これからも続いてほしいです!
大満足でご馳走様でした!