「秋田県」で検索しました。
1~10 件を表示 / 全 10 件
The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店
食べログ フレンチ EAST 百名店 2025 選出店
仁賀保/フレンチ
にかほ市の隠れ家フレンチ「Remède nikaho」。 照明に浮かぶ控えめなサインからも、店の静けさと気品が伝わる。 コースは秋の地産地消がテーマ。 比内地鶏の清らかなスープで幕を開け、赤海老と枝豆の前菜は、甘みと香りのコントラストが印象的。 棒アナゴや南瓜、太平山ポークなど、秋田の食材をフランスの技法で軽やかに再構築。 特に「のどぐろと蟹」は旨味が幾重にも重なり、余韻の長さに感嘆。 短角牛とトリュフの皿は圧巻で、香り・塩味・火入れの三拍子が見事。 庄内鴨のカシスソースも濃厚ながらくどさがなく、最後のデセール「桃とアッサムティー」で一気に余韻をリセット。 器や盛り付けも洗練され、自然と人の調和を感じるコース構成。 秋田の風土を、フランス料理の文法で再定義したような一夜だった。 地方にありながら、確実に“目的地”となる一軒。 渡邊シェフの手から生まれる料理は、丁寧で芯がある。 次の季節にも、必ず再訪したい。
2025/10訪問
1回
秋田市の繁華街の細い路地にある「麺屋 誠」。 看板の灯りと人通りの少ない路地が、ラーメン好きにはたまらない雰囲気を醸し出している。 注文したのは定番の醤油ラーメン。 一口目から分かる、ただの醤油ではない深み。ベースには鶏ガラがしっかり効いており、旨味の層が厚い。醤油の香り立ちはありながら、角が取れた優しい味わい。 麺はやや細めで、スープの持ち上げが良く、食感も滑らか。 チャーシューは、低温調理と脂身のバランスが絶妙で、噛むほどに肉の旨味が広がる。 上には秋田産の九条ネギがたっぷり。香りとシャキッとした歯ざわりが、スープに良いアクセントを加えている。 派手さはないが、滋味深い。 深夜でも行列ができる理由がよくわかる一杯。秋田ラーメンの実力を静かに感じられる店。
2025/10訪問
1回
秋田の住宅街にひっそり佇む「Ramen Ao」。 木製の控えめな看板が目印。店内は清潔で、BGMも静か。ラーメンに集中できる空気がある。 醤油ラーメンを注文。 スープは透明感のある琥珀色で、動物系と魚介の旨味がバランスよく立ち上がる。醤油の香りもきりっとしており、後味に雑味がない。 麺はやや太めのちぢれ麺で、コシがしっかり。スープがほどよく絡み、啜るたびに香ばしさが鼻に抜ける。 チャーシューは低温調理で柔らかく、脂の甘みが上品。青ねぎとメンマの塩気が全体を引き締めている。 派手さはないが、丁寧に仕上げた一杯。 秋田のラーメンの中でも完成度が高く、地元客が通う理由がよく分かる。 再訪確実。
2025/10訪問
1回
ラーメンの写真を撮ったのですが、保存されず。 昔ながらの鶏ガラ醤油のラーメンをいただきました。 なお、スープマシマシを選ぶと溢れるスープになります。 卵のせチャーハンもセットにして、お腹も膨れました。 見た目と反して、サッサリ気味の食べやすいラーメンでした。
2025/03訪問
1回
秋田の中華といえば外せない「チャイナタウン」。 名物の味噌ラーメンを注文。 登場した瞬間から湯気がすごい。餡がかかっているため、スープは最後まで熱々。 一口すすると、濃厚な味噌と野菜・海鮮の旨味が一体になった独特の味。 具はまるでシーフード八宝菜。海老、イカ、豚肉、野菜がとろみの中で調和している。 麺は太めの中華麺で、餡の重みに負けず、もちっとした食感が楽しめる。 サイドの餃子は種類豊富だが、特におすすめは「イカ餃子」。 柔らかい餡にイカとエビの旨味がしっかり詰まっていて、ここでしか味わえない一品。 老舗の安定感と、家庭的な温かさを併せ持つ秋田らしい名店。 寒い季節にこそ訪れたい。
2025/10訪問
1回
秋田ふるさと村のフードコート内にある「出端屋」。 横手やきそば四天王の一つとして知られる名店で、今回は黒毛和牛焼きそばを注文。 麺は横手らしい中太のややもっちり系ではなく、しっとりと柔らかめに仕上げられたタイプ。 甘めのソースがじんわりと絡み、脂の香ばしさとキャベツの甘みが調和する。 上には黒毛和牛の薄切り肉がどっさり。タレが染みた肉の旨味が麺に絡み、満足感が高い。 仕上げの半熟目玉焼きも絶妙で、黄身を崩して食べるとまろやかさが増す。 紅しょうがの酸味が全体をうまく引き締めており、最後まで飽きない。 地元の味として完成度が高い。 観光地価格に感じさせない満足度で、「横手やきそば」を改めて実感できる一皿。
2025/10訪問
1回
秋田・川反の名店「たかむら」にて。 静かなカウンターでいただく会席は、どの皿も手仕事の細やかさが光る。 先付は、銀杏・鰊・芋・胡麻豆腐などを上品に盛り合わせ、秋の味覚を一口ずつ味わえる構成。 造りは鮮度抜群で、特に白身の引き締まった旨味と酸味のバランスが秀逸。 温物は、地元の山菜の風味と優しい出汁が一体となり、ほっとする一品。 焼物の鰆は皮目香ばしく、身はふっくら。添えられた酢橘で軽やかに締まる。 強肴は天然フグのたらこを使った揚げ物。衣の中にしっかりとした旨味が詰まり、熱々を噛むとふくよかな香りが広がる。 後半の炊合せは、滑らかな餡がかかる蕪と牛肉の取り合わせ。 小鉢の白和えも濃厚で、最後の食事・いくらご飯まで緩急のついた構成。 派手さはなくとも、素材と出汁の力で魅せる誠実な料理。 秋田の地で、静かに食を愉しむには最適の一軒。