2回
2019/02 訪問
クレマン・ド・ジュラ
マッシュルームのあたたかいフラン
マッシュルームのあたたかいフラン
パン
アルボワ・ブラン・シャトー・ルナール2014
岩手県八幡平イワナの低温コンフィ セロリラブのレムラード
ゲヴェルツトラミネール
会津産ホワイトアスパラのシャルロット、エストラゴン香る天使エビのタルタル
会津産ホワイトアスパラのシャルロット、エストラゴン香る天使エビのタルタル UP
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ サヴァニャン2011
伊達鶏とモリーユ茸 ソースかける前
伊達鶏とモリーユ茸 ヴァン・ジョーヌソース
伊達鶏とモリーユ茸 ヴァン・ジョーヌソースUP
ドメーヌ・フィリップ・ジャノ サントネイ ヴィエイユ・ヴィーニュ2016
ブルターニュ産仔鴨の炭火焼 ソース・ポワブル
チーズ用レアワイン達
Domaine BERTHET-BONDET Cuvee du trentenaire ¥1620
チーズ(モン・ドール、コンテ)
マ・プール特製パフェ(チョコバナナ)
マ・プール特製パフェ(チョコバナナ)
マドレーヌ
コーヒー
2019/02/25 更新
2018/09 訪問
日本のジュラがここにある
ドミニク・コルビ氏に長く師事されているシェフによるジュラ郷土料理の店。国内では
トゥールダルジャン、海外ではジュラやブルゴーニュの2つ星店などで修行されている。
開店して2年弱。
#参考:EATPIAの紹介記事
マイレビュアーさんのレビューから。分化傾向の強いイタリアンと違ってフレンチ郷土
料理の店というのはあまり数がない。リヨン、アルザス、ブルターニュ、先日行った
フレンチ・バスク、どれも3つ以上店を挙げろ、と言われると急には出て来ない(あ、
ルディックは一応コルス料理かな?)。個人的にはプロヴァンス田舎料理の店とか
あってもいい気がするのだけれど。そんな中でのジュラである。ワインも楽しみにして
出かける。
強力台風が近付いていてどうなる事かと思ったが、幸いにもちょうど隙間時間になった。
傘も持たずに出かける。東大前駅から進むと大きなフランス国旗とフランスカレーと
いう店が気になったが(休業中)、特にフレンチではないようだ。遠くからでも目立つ
黄色いビストロが見えてきた。…ヴァン・ジョーヌ色かな?まだ少し早いがOPENと
なっているので店内へ。前出の記事を読んできたので何だか身近に感じられる。少し
アンティークな、絵に描いたようなビストロだ。2人がけテーブルが3つに4人がけ
テーブルが1つのこぢんまりとした店だ。鶏のオブジェとか置いてあるのもいかにも、
といった感じ。
○ムニュ・マ・プール ¥6048
4コースの内、下から2番目。ランチの場合はおまかせになる。サーヴィス料なし。
○ムニュ・ピコル(×3) ¥4212
ペアリング。×4と×5もある。
・ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル クレマン・ド・ジュラ
おや、泡からか。最初にクレマン冷えてますよ~、と言われていたものだ。ん?果実味
というかしっかりとした味わいがある。フルートだけど結構量も多いな。
#帰って調べたらこのドメーヌは以前、Odeで出してもらった事があった。
このドメーヌはエトワール村というところにあるのだが、名前の由来です、といって
見せてくれたのが星形の化石(確かウミユリ)。これがブドウ畑に転がっているのだ
そうだ(ジュラには前月行かれたばかりでFBに写真がたっぷりあります)。ジュラは
もちろんジュラ紀の命名元となった地名である(今度、チバもなりますね)。
・エスカルゴの温かいフラン
ん、塩強めだな。まあ現地仕様か。たっぷりのバターとエスカルゴの風味。いいねぇ。
・エミール・ベイエ リースリング・トラディション
おっと、もう2杯目か。細長いアルザス・リースリングのボトルが出て来た。ひたすら
淡い。
・パン
カンパーニュ。
・阿寒湖産エクルビス、イワナのクネル ベアルネーズ・ビスクソース
ザリガニです。水質がいいので泥も吐かせていないとか。エビよりも淡白な感じだが、
ビスクソースはやっぱり美味い。クネルも某1つ星で食べたのより美味しく感じる。
上にエストラゴン?、細長いのはイワナの皮。うんうん、ワインはこれでいい。
エクルビスは阿寒湖が凍るまで味わえるそうだ。昨年は11月だったとか。
今日は他は皆さん全員キャンセルされてしまったそうで、貸し切り状態。マダムとの
フレンチ談義が楽しい。何しろブルゴーニュで5年ソムリエールをされていたという
経歴の持ち主である。やはり黄色い制服を着ているのだが、本当にジュラのちょっと
贅沢なビストロに来ているようだ。一方のシェフは黙々と料理を作られている。
・ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ サヴァニャン2011
AOCアルボワ、Bio。30ヶ月熟成で、シェリーの香りがする。
・伊達鶏とモリーユ茸 ヴァン・ジョーヌソース
スペシャリテ。現地ではブレス鶏を使うようだ。伊達鶏ってこんなに旨味があったのか、
と驚く。お手本のようなソースに、下にはリゾット。黒米と赤米も入っている。米は
栽培はしていないようなのだが、イタリアの影響で食べる習慣があるそうだ。
着席した時から水を注いでくれたのだが、ピッチャーがブドウの模様の付いた陶製で
ある。現地の物なのだろう、大事に使っている、とのこと。
・Gloire de mon Pere
あれっ、数が合わないぞ。というかもう一皿あるの忘れていたのでサーヴィスして
くれたようだ。ローヌ、ヴィサン村。父の栄光?これってプロヴァンス物語の原題か。
プロヴァンスどうたらと言ってるのもこの映画の影響のはずなのだがストーリーは
忘れてしまった。
・レバー バニュルスソース?
既に素晴らしい料理を出すビストロ、という評価を固めていたが、この皿を見てちょっと
真顔になった。いやこれ、ビストロで出す皿のビジュアルじゃないぞ。ピスタチオが
使われているのだが、このローストがいい感じ。後はドフィノワと、ジュラのチーズ、
コンテを使ってるのがこの皿だったかな…。ほとんどメモ取らなかったのであまり
覚えていない。
・デセール(リンゴキャラメリゼとヴァン・ジョーヌのアイス、パフェ仕立て)
マ・プールの銘入りサブレが乗っているがこれはなんとポレンタ。ゴードと言うそうだ。
上から撮っているので分かりにくいが容器はパフェ状でキャラメリゼしたリンゴが
たっぷりと。
○コーヒー ¥432
・マドレーヌ
で、でかい。これがまたきっちりと美味しい。隙がないね、この店。
こうして心ゆくまでこの店を堪能した。シェフに軽くあいさつして店を後にする。
お腹いっぱいな上に1時間半で4杯飲んだもので帰ってから寝てしまった。
□総評
ジュラのちょっと贅沢なビストロ、これを体現しつつ、もう一歩進めた感じの店。
ジュラは湧水があるので淡水魚料理があるのだけれど、リヨン・アルザス・
ブルゴーニュ・スイス・イタリア、と隣接地域の様々な影響が感じられる。フレンチ・
バスクは思いっきりローヌのキッシュが出て来たりしてスペイン・バスクとはまったく
違っていたし、イタリアとの文化の違いもちょっと分かってきた気がする。酪農も
盛んなようで、だからこそ上のコースにチーズが付いているのだろう。またこれを
食べに行かないと。しかしこれ以上の量を果たして食べきれるのか…。
先行レビューも思い入れたっぷりに書かれている方が多いが、そういう語りたくなる
魅力にあふれている。フレンチが好きだ、という人には是非とも行って欲しい店です。
きっともっとフレンチが好きになる事でしょう。
ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル クレマン・ド・ジュラ
エスカルゴの温かいフラン
エスカルゴの温かいフラン
エミール・ベイエ リースリング・トラディション
阿寒湖産エクルビス、イワナのクネル ベアルネーズ・ビスクソース
阿寒湖産エクルビス、イワナのクネル ベアルネーズ・ビスクソースUP
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ サヴァニャン2011
伊達鶏とモリーユ茸 ヴァン・ジョーヌソース
ソース用ヴァン・ジョーヌ
Gloire de mon Pere
レバー バニュルスソース?
レバー バニュルスソース?UP
デセール(リンゴキャラメリゼとヴァン・ジョーヌのアイス、パフェ仕立て)
マドレーヌ
コーヒーセット ¥432
パン
エトワール村のエトワール(星)型化石
素敵な水差し
仲むつまじい鶏のショップ・カード
2019/01/06 更新
今回はOFF会で。メモは取ったつもりでいたのだけれど、びっくりするほど何も書いて
なかったので適当モードです。3組で小さな店はもう一杯。フリーでやって来て断られ
ている人もいた。
○食いしん坊コース ¥8640
○ペアリング ¥5616
・クレマン・ド・ジュラ
多分、前回と同じ。
・マッシュルームのあたたかいフラン
この濃厚な味と香り。塩気は前回ほど強くはない。
・パン
・アルボワ・ブラン・シャトー・ルナール2014
どんなんだったかな(汗)。
・岩手県八幡平イワナの低温コンフィ セロリラブのレムラード
レムラードって何だろう、と思ったのだけれどタルタルみたいなソースがそれ。
マヨネーズにマスタードその他が入っている。コンフィと言ってもきれいな色だ。
周囲にジュラ産モルトソーセージ欠片とレモン?のソース、アブサンの泡、上に
クレソン。このレモン?がいいアクセントになっている。
この店はフレンチ好きなら絶対に満足してもらえる自信があったのだが、二皿目で
これ、ビストロの料理じゃないですよね、と指摘されさすがにびっくり。
判っていただけましたか。
・ゲヴェルツトラミネール
オレンジがかった黄色。
・会津産ホワイトアスパラのシャルロット、エストラゴン香る天使エビのタルタル
こういう円柱状の盛りつけがシャルロット。中央にタルタル?がある。下にトマト
ソース、周囲にコンテチーズ、このコンビがいい。イタリアンの味だけど。
メニューも斜め読みで上のジュレがエビ味で、?と思ったのだけれどこれも天使エビ
だったか。
・ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ サヴァニャン2011
前回からコピペ(^_^; これが30ヶ月熟成、ソースの方は6年熟成。
・伊達鶏とモリーユ茸 ヴァン・ジョーヌソース
ソースをかけて完成。本当にうっとりするようなソース。これは何度でも食べられる。
私だけでは理解出来ていなかったのだけれど、火入れの良さを指摘される。またこの
形状はモモ+間に胸肉で巻いて作ってある事が判明。
・ドメーヌ・フィリップ・ジャノ サントネイ ヴィエイユ・ヴィーニュ2016
若々しい色。香り○と書いてあるが具体的には何も書いてない(笑)。
・ブルターニュ産仔鴨の炭火焼 ソース・ポワブル
ポワブラードソースかと思ったのだけれどこういう表記。ピンク・ペッパーが見える。
下にオレガノ風味のポレンタ、上にタマネギ。鴨もしっかりと美味しい。
・チーズ(モン・ドール、コンテ)
モン・ドールはウォッシュ。秋冬限定のチーズでこうやってスプーンですくって食べる
らしい。店でさらに熟成しているとの事で、確かこっちだったと思うが一瞬、たくわん
みたいな感じもした。ハードのコンテの方はとろけさせてある。
○Domaine BERTHET-BONDET Cuvee du trentenaire ¥1620
さて、これは中々他の店には無いですよ、とチーズ用にレアワインがずらり。
30年という特異なヴィンテージ表記になっているが、これはソレラ・システムで30年分
をブレンドしてある。後はメモなし!
・マ・プール特製パフェ(チョコバナナ)
バナナのチュイルとアイス?、ガトー・ショコラ。下にフレーズ?
バナナ○とだけ書いてある(適当)。
・マドレーヌ
○コーヒー ¥432
気が付くともう3時間半も経っていてびっくり。せいぜい2時間半ぐらいの感覚でいた
のだが。でも他の組もまだ残ってましたからね。今回も大活躍だったマダムとシェフに
見送られ、店を後にする。食いしん坊コースの量を警戒していたけれど、総量はそう
変わらなかった。まだ飲める気がしていたようでやっぱり飲み過ぎだったけれど。