tomkagaiさんが投稿したレストラン サンパウ(東京/日本橋)の口コミ詳細

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tomkagai (男性・埼玉県) 認証済

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移転レストラン サンパウ日本橋、三越前、茅場町/スペイン料理

1

  • 昼の点数:4.4

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.7
1回目

2015/10 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.7
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

都会のオアシスでいただくモダン・スパニッシュ

バルセロナの北、ジローナ手前の海岸沿いにある3つ星店の東京支店。2015年に1つ星
から2つ星に。ジャンルはもちろん現代風スペイン料理。

スペイン料理はバルとパエージャぐらいしか馴染みがないが、一度モダンスパニッシュ
も食べておこうと思い、行ってみた。日本橋で降りたが、全方位に改札があってちょっと
迷う。マップを見てC2出口が一番近いのだろうと思ったが、ここは地下のお店に直結
しているので、C1出口からコレド日本橋に入り、エスカレーターを上って左に道なり
に行くとすんなり行ける。サンパウは隣接するアネックスにあるが、竣工と同時に
開業したようだ。本館とアネックスの間は意外な事に公園になっている。正面1Fに
ガラス張りのサンパウの厨房があり、大勢のシェフ達が動き回っている。早く着きすぎた
ので収まりの良さそうな椅子に座る。公園はビジネスマン達が忙しげに往来している。
見ると、紅葉も植わっているではないか。この舗装でメンテの大変そうな落葉樹を
植えるとは金がかかっている。これからの季節はとても良さそうな場所だ。

店内に入るとフロアスタッフの数も多い。何も公園に座ってなくてもウェイティング・
ルームがあったか(^_^;そう言えば2つ星店のレビューをするのは初めてだ。サービスの
フォークは4本かな。レストランフロアは2Fか。店内にはモダンアートが飾られている
が、店自体は落ち着いた暖かみのある内装だ。テーブルには花が一輪。半球状の液体の
詰まったランプ(?)に火が点けられる。
#本店と同じ内装だそうです。

〇デグスタシオx3種(泡・白・赤) ¥5000
〇水(500ml) ¥500
・カバ
本店のあるバルセロナ近郊で作られたというカバ。レゼルバ。スペインの土着品種
だったが、名前ともども失念。

〇MENU EXECUTIU ¥9000
ランチ3種の内、真ん中のコース。外税+サービス料10%。

・トウモロコシとパプリカのクッキー
アペリティーボの前に。薄いけれどチップスみたいに硬くはなく、確かにクッキーだ。
塩味だが独特の旨味がある。サンパウのロゴ入り。

・アペリティーボ1(賀茂茄子)
賀茂茄子+カツオ・昆布の出汁。上にもカツオと昆布、ピンクペッパーがかかっている。
ソースはレモンタイムを効かせたヴィナグレッタ(ヴィネガー)とマヨネーズ。
何だかナスっぽくないが、そもそも賀茂茄子の特性自体、知らなかったりするので
何とも言えない。

・アペリティーボ2(タコス”収穫祭”)
中はチコリー、パプリカ、葡萄、ペコロス(小タマネギ)、ブラックオリーブ、サンマ。
…サンマ!?もちろん、テーマは秋だ。かじろうとするがこぼれそうになるので一口で。
あ、これは美味しい。何味なのかさっぱり分からないがちょっと甘い。この皮が普通の
トルティーヤではなく、空気が入った感じでさっくさくだ。

・ヤリイカ2015 肝のソース
斜めになった皿。後ろも写すために横から撮影。付け合わせはそば粉チップスとカブ。
オレンジのキューブは何とゲソにパプリカとブラックペッパーを混ぜた物。ピリ辛だ。
黒いキューブはもちろんイカスミ。料理自体はア・ラ・プランチャという鉄板焼きが
ベースだ。説明している間もイカの良い香りが漂う。さっそくいただきます。う~む、
美味い。肝が美味しくないはずがないのだが、あくまで上品な味だ。そば粉チップスの
上にもオリーブオイル(?)が多めにかかっていたが、何だか複雑な工程を経ていそうだ。
先ほどからチップス系多いが、どれもお馴染みのトウモロコシ味ではなく、独特の味だ。
カブは水分を含んだシャックリとした食感。イカは冷めてからも美味しかった。

・ラファエル・パラシオス ロウロ
ガリシアのワインで、ゴデーリョという品種。白い花+αな出だしで、杏っぽい甘い
香りが加わったが、苦みもある。さすがにこのクラスのワインはピークも持続しますね。

・パン
しっとり系の茶色がかったパン。バターなし。あんまり特徴はないかな。

アルコールも入り、サービスがとても心地よく感じられるようになってきた。それほど
眺めがいいわけではないのだが、下の人通りは見えず、緑だけ目に入るのはやはり、
気分がいい。都心でこんな光景が眺められるとは思わなかった。隣のカップルの男性は
自分でも料理を作るらしく、なかなか面白い話をしている。それにしてもどのテーブル
も一番高いメニュー(¥16000)頼んでますね(汗)。

・カサゴ ロメスコ出汁 写真なし
あれ、写真がない(T_T)。ロメスコソースはトマトベースなのだが、出汁?が加わって
薄いオレンジ色。付け合わせはマコモダケにロメインレタス。どの辺にキノコが?
と思ったら稲科の植物で、ウイキョウみたいな外観のがそうだった(汗)。カサゴは
カリカリ系の火入れ。このロメスコ出汁が薄味なのだがとても美味しい。そして、
赤紫蘇が散りばめてあるのだが、この意外な取り合わせがいかにも現代風な料理だった。
今回、これが一番の皿だったのだが…orz

・レダ ビーニャス・ビエハス
テンプラニーニョ100%だが、ボルドーっぽい造りというワイン。なるほど確かに
ボルドーっぽいが、単一品種っぽい平坦感もちょっとある。散々テンプラニーニョは
悪酔いするので苦手、と言ってきたが、いい加減、偏見だと認めざるを得ないか。

・和牛のミスジ
何だかホホ肉に似ていると思ったのだが、結構稀少部位?甘みはさすがに肉の味では
ないか。付け合わせはパースニップとそのピュレ、そしてモロヘイヤ。あれ、これは
天麩羅か。美味いなぁ(全然知らなかったけど、結構定番?)。

・洋ナシのシャーベットとほうじ茶のムース
グラニテ的なもの。ぐはっ、何だこのほうじ茶の鮮烈な香りは。8:2ぐらいでほうじ茶
だ。

・デザート(長野パープル・ヨーグルト・ブラックタピオカ)
聞き慣れないブドウだが、皮ごと食べられる品種らしい。アールグレイで味付け(
パウダー状のもそうだったかな)。ヨーグルトも一部、パウダー状になっている。
ブラックタピオカはもっちもちだ。タピオカと違うようでいて、実は同じものらしい。
真珠に対する黒真珠的なものか(説明になってない)。これも全体的にアールグレイ
の香り。結構、香りも印象に残った。

・10種類のプティ・フール
(ピルレタ、海苔とカカオ)
(バジルのマカロン、フィリピノ、クランチチョコ、抹茶のガナッシュ、ミニ・クレマ・カタラーナ、ポルボロン、フランボワーズのクランブル、ゴミノラ)
・コーヒー
たくさんあるが、イラスト入りの説明書きがある。ピルレタは桃のアイスキャンディー。
これと海苔カカオだけ別皿での提供。海苔カカオは意表を突いて海苔の香りの方が
強い。マカロンはあまりバジルっぽくない。ゴミノラはゼリー菓子?何だか食べた事
ある味だ。郷土菓子も入っているとの説明だったが、ポルボロンはそんな感じの
メレンゲとクッキーの中間みたいな不思議な食感。ロメスコソースにしても、元の料理
を味わったことがあるとより一層、楽しめるのだろうが…。この中で印象に残ったのは
ピルレタ、海苔カカオ、ガナッシュ、ゴミノラ、ポルボロン(半分じゃねーか)。

さて、プティ・フールもほぼ食べ終えようかという頃、シェフが各テーブルを回って
あいさつをしている。んん?あれはもしかしなくてもオーナー・シェフのカルメ・
ルスカイェーダ女史なのでは?何故ここに?頭の中がぐるぐるしている内にこちらの
テーブルにも来られたので、テンパって会話にならずorz。まったくの偶然だが、何と
この日は年に4日だけ(ランチは3日だけ)、来日したシェフが支店を取り仕切っている
日だったのだ(もちろん、HPにはちゃんと告知してある)。そりゃ皆さん、一番上の
コース頼みますよね。こんな間抜けな私にも、驚かせてしまって…とフォローして
下さるお店の優しさよ。

□総評
モダンフレンチと同じく、発想の面白さがあり、洗練された味(こんな観点ぐらいで
しか語れないが…)。結構、和のエッセンスもあり、違和感なく取り込まれている。
フレンチ以外が美味しいと感じられるのかちょっと不安だったが、杞憂だった(北欧系
はどうも怪しい予感がするのだが…)。サービスは快適そのもの。ランチにこれ以上、
何を望むと言うのだ。どの方も謙虚さと余裕を兼ね備えていた(ソムリエ氏の語り口
には愛も感じた)。有名店なので某店のランチのような穴場感は無かったが、緑の
見えるロケーションは意外な得した感。11月は狙い目なんじゃないかとも思ったが、
角度的にそうでもないのかもしれない。
#その後、確認しに行ったけれどまだ紅葉してなくて良く分からず。
#どのみち、手前に植え込みがあるので直接は見えないはず。

  • 和牛のミスジ

  • デザート(長野パープル・ヨーグルト・ブラックタピオカ)

  • ヤリイカ2015 肝のソース

  • レダ ビーニャス・ビエハス

  • ラファエル・パラシオス ロウロ

  • 10種類のプティ・フール(バジルのマカロン、フィリピノ、クランチチョコ、抹茶のガナッシュ、ミニ・クレマ・カタラーナ、ポルボロン、フランボワーズのクランブル、ゴミノラ)

  • 10種類のプティ・フール(ピルレタ、海苔とカカオ)

  • プティ・フール一覧

  • アペリティーボ2(タコス”収穫祭”)

  • アペリティーボ1(賀茂茄子)

  • カバ

  • トウモロコシとパプリカのクッキー

  • 洋ナシのシャーベットとほうじ茶のムース

  • パン

  • コーヒー

  • 花とランプ

  • セッティング

  • メニュー表紙

  • 2F

  • コレド1Fマップ

2016/01/04 更新

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