kei~さんのマイ★ベストレストラン 2018

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マイ★ベストレストラン

1位

イナカーザ (神奈川、京急東神奈川、東神奈川 / イタリアン)

27回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999

2025/09訪問 2025/09/08

隠れ家で頂く、常に進化を続けるモダンイタリアン

約半年ぶりに横浜の隠れ家イタリアンへ。

12月にはオープンから8周年を迎えられますが、いつの間にか食べログでは横浜市内のイタリアンで1位となっており、認知度も人気も上がっています。

暑い夏や台風の影響もあって、素材選びや仕入れも大変だとは思うけど、オープン当初から続く夏の定番、更にその変化も感じられる内容を含め、毎回、訪れる度に進化も感じられるのも楽しい。

未だに、独立準備中に短期間、在籍した有名店らの名前を挙げてシェフの経歴を説明される方が多いですが、そろそろ「イナカーザ」の名前だけで通用する様になって来そうな気もします。

横浜で全国各地の有名生産者の食材を頂けるのは有り難いですが、ブランド関係なく、その時に美味しいものを、ベストな調理と素材の組み合わせで造り上げた雰囲気があり、余計な高級食材を多用しないのも、本当に美味しさを追求している感じが現れていると感じます。

一時期は横浜らしさやイタリアンらしさを敢えて出されていた時期もありましたが、以前よりも地元のリピーター客も増えているのか、そこまで追求されておらず、コースの流れにも変遷を感じられる。

ドリンクは今回もワインと台湾茶のMIXペアリングを選択。
お二人は先日も台湾現地に訪れて、茶葉の生産者のもとにも直接、伺われている。
そのクオリティもあるのだろうが、有名店でのティーペアリングでも難しく感じられる料理の味わいの強さとのバランスも、ボリューム感や香りで上手く合わせている。

現状、遠方や都内の方よりも横浜の方の利用が多く、比較的、予約は取りやすいので、また定期的に伺いたいと思います。


黒文字茶

白茄子 雲丹 トマトウォーター

米粉のタルト 鮪 大蒜 アーモンド

生ハム リコッタ ナスタチウム

鱧 鶏白湯 唐墨 梨

玉蜀黍 アマゾンカカオ コッパ

ジロール ポルチーニ サルシッチャ スパゲットーニ

鮎 芋 カーボロネロ

尾崎牛内腿 万願寺とうがらし

素麺 つぶ貝 アーモンド



茶菓子



数ヶ月ぶりの訪問ですが、今回は久しぶりのランチでの利用。
ランチもおまかせコースとペアリングの組み合わせですが、ディナーに比べると利用しやすい価格帯。ランチ営業は曜日が限られますが、女性グループの利用も以前から多い様に思います。

コース内容もディナーから比べると素材的にはリーズナブルになりますが、旬の素材を贅沢に使い、手間も掛かっていると十分に感じられ、味わい的にも楽しめ、こちらのお店のポテンシャルを充分に感じられる内容になっていると思います。

ランチでも伺う度に進化や変化を感じられ、楽しめる感じ。

まずはアミューズは香りが立ち、期待を高める。

最近は多くの有名店でも使われていてメディアなどへの露出も多い高農園さんの野菜を使った野菜も温かい仕立てのサラダで風味をより楽しめる。

イタリアンらしいパスタは手打ちではありませんが、食感の良い太めのスパゲットー二を使い贅沢にも尾崎牛と月光を使ったラグーと合わせている。

更に今回、面白いと思ったのはペアリングの最後に提供されたノンアルコールカクテル。ノンアルコールビールとカカオティーなどを合わせて、見た目には黒ビールの様で、甘さと酸味、苦味のバランスも良く、青さも感じさせる雰囲気に仕上げ、甘さ控えめのアマゾンカカオを使ったデザートとの相性も良かった。

常にペアリングの検証もされてコース内容も決めているお店ならでは。

次はまたディナーで伺いたいと思います。


新玉葱 菜の花 唐墨 茶碗蒸し

白魚 フリット 小田原レモン

ホワイトアスパラガス 卵
自家製リコッタ 生ハム 冬トリュフ

甘鯛
高農園 サラダ
カシューナッツ ソース

尾崎牛 百合根 ラグー スパゲットーニ

アリスタディマイアーレ
春キャベツ

アマゾンカカオ ボネ あまりん
ミルクジェラート

みたらしフィナンシェ
夏以来、数ヶ月ぶりに訪問です。

今回もおまかせコースに中国茶とワインのミックスペアリングで。

12月頭には開店から早くも7周年を迎えられます。当初から見ると、料理も定期的に変化が見られますし、ペアリングもワインのセレクションも以前よりナチュラルよりになっている様にも感じます。更に中国茶への拘りも強くなってきており、台湾にも訪問して勉強を重ねられています。
都内や中華街の名店でもなかなか味わえない茶葉も惜しみなく使われており、ペアリングとしての精度も上がり、味わいとしても拡がりを感じさせます。

料理の方は旬の食材をさりげなく贅沢に使い、その風味だけでは無く、香りや食感までにも気を遣い、楽しませてくれます。

ただ、ひとつひとつの素材が際立ち過ぎるのではなく、ひとつの料理としてトータルとしてコントラストも表現しながらバランスの良い感じに完成させている。
これがワインとのペアリングの完成度も上げていると思われる。

新しい料理としては初めてニョッキを頂いた。
珍しい蓮根をメインに使ったもの。生地もほぼ蓮根だが、食感を出す為にそのまま潰したものも練り込んでいる。クリーム系のソースだが自家製の唐墨パウダーで仕上げており、旨みの重なりだけで無く、酸味も良いニュアンス。

メインは今回は久しぶりにオープン当初から使われている尾崎牛を頂けた。比較的、尾崎牛でもしっかりとした食感の内腿。味わい的にも素晴らしいが、ここまで来るとやっぱりもっと切りやすいステーキナイフが欲しくなる。
以前から検討はしている様で、また、8年目に向けて色々と新しい進化を期待したい。


香箱蟹
里芋
白子

墨烏賊
幸福豚 サルシッチャ
蓮根 ニョッキ
尾崎牛
松茸 煮麺
ティラミス
お茶菓子
数ヶ月ぶりに訪問です。
最近は横浜でも認知度が上がって、初めて訪れる方も多い様ですが、まだまだ横浜では少ないスタイルなので、そのモダンな料理やペアリングにも未だに戸惑う方も多い様子。
日によってグループ客もいたりする様ですが、大勢の中には食に対しての熱量や経験が低めの方も大抵含まれると思うので、その辺から評価も別れるのかもしれません。

今回も大きなスタイルの変化はありませんが、以前に頂いたことのある料理も素材の組み合わせや仕立てが変わったりと、常に進化されており、全く印象が変わり驚かされる。

毎年、提供されている玉蜀黍の皿も、以前は薄焼きのワッフル生地を焼かれていたが、微妙な厚みと食感の違和感から、模様の無い薄焼きに変えられた様子。更に盛り付けも落としたアイスクリームを連想させる遊び心も。

食材も横浜では、なかなか見られない面白いものを使われていたり、毎回、何らかの新しい体験ができるのも嬉しい。

パスタも最近は自家製のものを出されることが多い様だけれど、今回はパスタマシンで目の前で仕上げられていく。生地には山椒が練り込まれ、全卵の卵麺の食感に加えて、後味にもアクセントを感じられる仕上がりに。

自家製のパンも安定感が増し、焼きたてで食感も風味もいい。

牛肉は通常は尾崎牛を使われる事が多いが、今回は珍しく松坂牛のイチボ。焼き始めの際には独特の脂の香りも店内に拡がり、脂が多めなのかなと想像したが、仕上がりは食感も比較的、しっかりとして食べ応えもあり、なかなかバランスの良い感じで美味しかった。松坂牛などでも、こういう風に仕上げられるのは薪火の力もあるのだろうか。

〆のデザートは珍しい平べったい桃を使ったもの。
追熟もほとんど行われておらず、硬いものだが、それをガストロバックで減圧調理し、シロップを浸透させ、食感も柔らかく仕上げている。食べると見た目や味わいは完熟の桃の様だが、食感は残る理想的な状態。通常のコンポートだと柔らかくなりすぎ、熱が入ることで缶詰の様になってしまうので、適度に生の感じを味わえるのは桃に関しては減圧調理は
理想的かもしれない。

ペアリングは今回もワインと中国茶のミックスで。
使われている中国茶もクオリティも仕立ても毎回良くなってきており、満足度も上がっている。シロップや炭酸水も使われているものもあるが、水出しのものをそのまま出されているものでも、濃厚で美味しいし、料理の素材ともいいペアリングになっている。

ワインも雲丹などの難しい素材と合わせても申し分無い様なものを選ばれていたり、かなり研究も検証もされている。

以前よりも伺う頻度は減っているが、予約が取れる内は、のんびりとまた訪れたいと思う。
一週間ほど前に予約して、年末以来、数ヶ月ぶりの訪問です。

最近はプロ向けの雑誌で10ページにも渡り紹介されており、認知度はかなり上がってきている様ですが、まだまだ横浜では知らない方も多い様子。実際、10年以上もミシュランの評価がされておらず、掲載も消されているのに、未だにミシュラン星付きを謳うお店があったり、老舗や有名店を好み、自分では判断しない文化の横浜。こちらのお店も残念な事に未だにカンブーザの名前を出されて評価するのは如何なものかと感じます。実際にシェフの稲崎さんもカンブーザでは、ほとんどキッチンには立っていなかったとか。

イナカーザでの営業は7年目に入りましたが、また少しずつ、コース内容に変化が出てきており、更なる進化を感じられます。

オープン当初はCAINOYA仕込みのガストロバックを今より多用する感じで、その後は少し抑えた感じもありましたが、最近はメリハリを付けて使っている様で、元の素材を活かすものは使わず、逆に旨みを入れるものや、軽く減圧調理ならではの火が入った様な状態を出したい場合には使うという感じ。

コースの流れは大きく変わりませんが、新しい試みとして、以前からやりたいと言っていた手打ちのパスタも提供され始めています。
卵と小麦粉だけで練り上げたものを一日寝かせた水分量も少ない固めの生地。それを細めのキタッラに目の前で仕上げていきます。キタッラとしては細めのカットですが、パスタとしてはしっかりとした感じ。
今回は白いアマトリチャーナのソースで、新玉葱の甘みや旨みに鶏出汁とチェリートマトの酸味がアクセント。仕上げにチーズも使いますが、食べていると白濁した鶏白湯や野菜ポタージュ系のつけ麺の濃厚なスープの様にも感じられ、しっかりとしたパスタの麺とも相性がいい。残ったスープに自家製のパンのおかわりを貰って残さず拭って食べる客も多い様ですが、自分も思わずご飯が欲しいなと思ってしまいました。メインとパスタの順番を入れ替えて、今回頂いた焼き飯やリゾットの様なものを合わせて頂くのも面白そう。

ドリンクは今回もミックスペアリングで。
最初からお茶に炭酸を合わせたものを出されたり、新しい試みも。色々なお茶を楽しめるし、料理と合わせる上でも良いと思う。

ワインは変則的にコース前半で赤ワインが提供されたが、口にすると意外と違和感は無く、サルサヴェルデの風味と合わせると甘みも感じられる良いペアリングだと感じた。

デザートでは久しぶりに減圧調理の苺が提供されたが、オープン当初以来、かなり久しぶりに頂いた気がする。中心まで綺麗に透き通った感じはガストロバックならでは。

ティラミスは昨年頂いたものと大きくは変わっていないがティラミスらしい風味はこれまでで一番だったと思う。

人気も上がってきた事もあり、タイミングによっては予約が取りづらい事もあるが、また様子を見ながら訪れたい。
数ヶ月ぶりにディナーでの訪問です。
コースの大きな流れは変わらないものの、細かいブラッシュアップがあったり、年末に近いという事もあって、使われている素材も少し良いものだったりと、短期間でも変化や進化を感じられると思います。

実際に今年は認知も評価も上がったことで、以前よりも予約は取りづらくなってきている様に感じます。

そういう意味でも、都内周辺の同等のお店と比べても、コース内容やペアリングを考えても、かなりリーズナブルに感じられ、クオリティの維持や客層のコントロールを考えても、最低でも数千円以上は価格を上げた方が良い気がする。

時期的なものもあると思いますが、白トリュフを含め、トリュフやキャビア、雲丹、香箱蟹などの高級食材が惜しげも無く、贅沢に使われています。

タイミングによっては貴重なワインもペアリングで提供される事もありますし、先日、台湾にも勉強に行かれていましたが、ペアリングで出される中国茶も貴重なものが提供されたり、ミックスペアリングも満足度は高いと思います。

今回、個人的にやっぱり一番良かったのは尾崎牛でしたが、食感や旨みは余韻が残ります。

また、フィナンシェは以前の様に焼きたてではありませんが、使っている醤油も変えたりもされており、今の方が風味や食感も良く、有名な焼き菓子専門店やアシェットデセールのお店で提供されるものより、美味しく、これだけ販売しても人気が出ると思われる。

年に数回はデザートコースだけの日を作っても面白いかもしれない。

前回はランチでの訪問でしたが、今回は久しぶりにディナーでの訪問です。
12月でオープンから6年を迎えられますが、最近は認知も評価も上がってきており、新しいお客さんも増えている様です。

料理も常にブラッシュアップを続け、毎回進化を感じられますが、今回は特に食感も、香り、風味も以前より良くなっていると感じられました。

料理単体でもレベルが上がっていますが、それを支えるドリンク面でも進化を感じられます。
最近はこちらでは続けてワインと中国茶のMIXペアリングを頂いていますが、以前に比べてもティーペアリングはかなり良くなっています。
都内の有名店などでも中国茶のペアリングは難しいのか、あまり厳密なペアリングは行われておらず、脂や風味を流す様なペアリングになりがちですが、今回、玉蜀黍の皿に合わせられたお茶とクラフトコーラのカクテルは、若干の調整は必要なものの玉蜀黍の風味を上げる役目をしっかりと担っていましたし、雲丹のパスタに合わせられたものも、後味に雲丹の風味をより拡げており、他の店のティーペアリングでは感じられない程のレベルに明らかに登って来ていると感じられた。
これもシェフとソムリエの奥様が普段から研究熱心で、よくコミュニケーションも取れているからこそ出来るのだと感じる。

今回のコースは中華っぽいニュアンスも普段より入って来ているが、嫌味の無い程度のもので、きちんとモダンイタリアンらしさも維持されている。

食後は常にバージョンアップを続けるティラミス。
初期の頃は分解ティラミスという感じであったが、今回は目の前で層を重ねて造り上げるデザートの割には融合感も強くなり、ティラミスらしいエスプレッソやチーズの風味や香りもこれまでで一番感じられた。

また年内にでも伺いたいと思いますが、また更なる進化を感じられるのを楽しみにしたいと思います。
数年ぶりにランチでの訪問でした。
ディナーのコースに比べると簡略化はされているものの、現在のスタイルのディナーのエッセンスは十分に感じられる内容で、頻繁に通うならランチコースのリーズナブルさ、適度なボリューム感を含めて良いかもしれません。

薪ストーブで焼いた肉は頂けませんが、焼きたてのフォカッチャ、目の前で仕上げられていく旬の素材を使った料理、珍しい台湾茶、焼き立てのみたらしフィナンシェなど、外食に慣れた方でも驚きを感じられると思います。

フォカッチャも昨年はフルーツなどから培養した天然酵母を使っていましたが、今年は麹由来で発酵させている様で、酵母が弱いので手間はかかりますが、安定して発酵出来ている様です。もっと目が詰まった感じの仕上がりかと思いましたが、これまで同様に外側はカリッと、中はふんわりと遜色なく、麦の風味がそのまま感じられる感じになっていました。最近はパンだけの予約販売もされている様なので、近くの方はこれだけ求めてという方もいる様です。

今回、面白かったのはエスプーマの泡の下に隠れたオレンジの風味のする白海老。子持ちヤリイカを使ったジェノベーゼの風味が優しい味わいの中にハーブの青さとイカの旨み、パスタの食感が重なる感じも良かった。

更に驚いたのはしっかりと焼きが入った骨付きポークチョップ。生ハムに使われているものと同じ豚とのことだが、外側がパリッと、中はジューシー、脂がしつこく無く、まるで鳥系の肉のコンフィやローストの様な脂の香り。最近は半生の様なピンク色の状態の豚を頂く事が多かったけれど、しっかりと焼いた豚も美味しいと再発見しました。

人気や認知は上がって来ていますが、また季節が変わる頃にでも伺いたいと思います。
12/2に5周年を迎えられたINACASAさん。

夏以来、数ヶ月ぶりに伺いましたが、今でも訪れるたびに変化や進化を感じられるお店。

今年に入ってから急激に食べログ上の評価も上がり、認知度が上がった様で、今年に入ってからの常連になった方や、初めて訪れる方も増えている様子。

オープン当初から比べても同じモダンイタリアンでも料理やコースの流れもスタイルが若干変わっており、コース一本に絞った分、旬の素材、サステイナブルをより意識した感じに。

中国茶のペアリングや提供の仕方、継ぎ足しの自家製の生地からコース開始以降に焼き上げるパン、清水焼の特注の器、端材を使った出汁を使った煮麺など面白みは増しており、変化を受け入れない保守的な横浜にあって注目を集める存在になりつつあるのも頷けます。

タイミング次第では予約が取りづらい場合もある様ですが、予約が取れる内は引き続き、定期的に伺いたいと感じさせるお店です。

数ヶ月ぶりの訪問。
大きな流れは変わらないものの、少しずつ新しい試行があったり、原点回帰があったりもしながら、全体的な安定感は料理、サービスともに増していると感じます。

ここ最近は美しいミニ生春巻きからコースが始まりますが、見た目の美しさだけでなく、素材感も以前より増しています。手作りっぽい皿は旅先で入手してきたものの様で、原始的な素焼きで焼いた時の模様も見られます。

コースが始まってから焼き始める自家製パンは、お客さん達にも人気の様でブラッシュアップもされています。以前はふっくらとした感じがメインで焼き立ての水分が多い感じでしたが、焼きたてで頂くなら少し変えた方が良いかなと思っていたら、最近は捏ねない水分量の多い以前よりも薄いパンになっていました。薄い分、水分は適度に抜け、外側は水分のおかげもあり、よりパリッとした食感。生地は足しながら造り続けている事で、発酵による酸味、旨みも増している気がします。

数年前から続けている夏場の玉蜀黍をメインにしたワッフルコーン、アマゾンカカオの風味も。これに合わせるサルデーニャの個性的な酸化熟成されたオレンジの様な風味のワインも新しいヴィンテージで健在。この組み合わせは定番となっている様です。

薪ストーブに何度も出し入れしながら焼き上げる尾崎牛は確か今回は内腿。なんとなくいつもより大きめの感じ。脂の風味はいつもより感じますが、食感は結構しっかり。肉が好きな方は、何も付けなくても食べ応えがあり、美味しく感じるのではと思います。個人的には、より爽やかな塩か、柑橘や酸味の強いソースと合わせると脂とのバランスが良くなる気がしました。

最後の素麺はオープン当初に提供されていたリゾットを意識された感じに。原点回帰的に端材などを使って出汁を取った贅沢な出汁を使ったもの。スープだけで頂いても充分に美味しい。器も昔のリゾットと同じもので、当時から通っている方にも懐かしさも含めて感慨深いのではと思います。素麺自体も食感をうまく残しており、美味しいのですが、もっとパツパツ感のある麺でも面白いかなと思いました。

常により良いものを提供しようと研究熱心な姿勢は相変わらず素晴らしい。

認知度、評価も食べログ上だけでなく上がってきており、予約も取りづらくなりそうですが、これからも定期的に訪れたいお店です。
久しぶりのINACASA。
通常のコースを頂くのはコロナ禍のせいもありますが、なんと2年半ぶり。

入店時に素敵にライトアップされた外観を見たのも、相当久しぶりな気がします。笑

今回は元々、台湾茶とワインのミックスペアリングをお願いしましたが、先ずはウエルカムドリンクの台湾茶から。

また、何も言わなくても、最初からスパークリングウォーターをそっと出して頂けるのも、好みを覚えて頂いていて嬉しい限り。

料理はコロナ禍以前からの流れやコラボレーションなどの影響も受けながら、以前よりもブラッシュアップされており、やりたい事を形にし始めている感じ。

横浜はやっぱりワインに関しては保守的なところもあり、その辺の難しさはペアリングからも感じられますが、妥協せずに頑張って欲しい。

コースの値段は4月から上がってしまいましたが、納得の出来る内容だと思いました。

食べログ上でも評価は上がっていて、今後、予約は取りづらくなるかもしれませんが、また、是非、機会を見て伺いたいと思います。
早くも、もうすぐ4周年を迎えられます。
少しずつ料理やペアリングもブラッシュアップされており、今後の進化も期待されます。

コロナ禍の影響もまだまだある様ですが、毎日がベストの料理とサービスを提供するという意気込みでオープン当初からやられており、今年もクリスマスは特別メニューはありませんが、年末まで予約はかなり入ってきている様です。

2周年を迎えられたINACASAさん。
新しいものを吸収しながら、自分達ならではの形で表現をされてきていると思います。

2周年に合わせて、いつもとは違うスペシャルかつ緩い感じで、白トリュフを使ったパスタを頂く夜。

食感の良い卵麺のタヤリンにクリームと水牛のバターを和えて、たっぷりと白トリュフを。

このパスタに合うワインを探しながらのペアリング。
通常は熟成されたバローロなどを合わせる事が多いですが、長く熟成された濃厚な白ワインは乳酸の香りもマッチして良い感じとなっていました。
久々に通常バージョンのINACASAさんへ。

平日のランチですが、フルのおまかせコースを贅沢に頂きました。

ウエルカムドリンクから
イタリアのスプマンテと手で頂くスナック2種類。
- ムール貝などを巻いた生春巻風
- ピザやクラッカーの様な薄い生地を炙って

そして、定番っぽいサーモン。
合わせられたのはグレープリパブリックのスパークリング。

スープはトリュフもたっぷり
ワインは華やかな白。温度が上がるとより華やかに。


白いパウダーはなんと大根。久しぶりに美味しい焼き魚を頂いた様な感じ。真空調理や、何度も色々な方法で火を入れた半生だけど皮はパリパリ、身の締まり方、脂の感じなど理想に近い状態でした。

モンブラン風の黄色いモンブランという名の一皿
今回は自然派の濁りのある白と合わせます。酸と旨味が強いもの。黄色繋がりで次回は熟成したヴァンジョーヌとペアリングしても面白そう。

キノコたっぷりのタリオリーニ
ジロール 香茸 など オマケに唐墨も
合わせられたのはブルネッロ。

尾崎牛
薪ストーブも使っての火入れは相変わらず絶妙。
肉の食感はしっかり、牛肉らしい脂、旨みもしっかり。何も付けなくても本当に美味しい。
ラッツィオの赤をソースとして合わせます。

その日の食材から取った出汁で作るリゾット
結構、この日は王道の味わいでバランスも良い感じに。
その日のペアリングワインから振替って頂けますが、選んだワインはやっぱり白2種。

その後はデザート、御茶菓子へ。
デザートワインと本格的な中国茶が。。



いつも通りの様で、何かが少しずつ違う。

今、横浜で最も進んだことをされていると思われる二店、おか田イナカーザがコラボした企画。

「おかーザ」

日本料理とモダンイタリアンで経験を積まれた料理人、二人が練りに練って作りあげた、それぞれのテクニックが詰まったコースとワインペアリング。

一日だけの大変貴重な限られた席に伺って来ました。

今回のメニューは当初は一品ずつ交互に料理を出す予定でしたが、それでは折角のコラボレーションの意味が無いという事で、全てのメニューを二人で作られる事に。
夜な夜な営業後に何度も集まってメニュー作りをされていました。

コースは二人の和食とイタリアンの要素だけでは無く、横浜らしい中華の要素も取り入れられ、なかなか面白いものになっていたと思います。
和の要素も最先端の調理器具で味わいも大きく変わる可能性も感じられました。

今回の経験が、また、それぞれのお店の料理やワインにも影響を与えて、進化するかと考えると次回にそれぞれのお店に訪問するのが、今から楽しみです。

約1ヶ月ぶりにINACASAさんへ。
今回もおまかせコース+ワインペアリング。

いつの間にかロゴ入りのお箸を作られていました。今後、箸で頂く料理も増えてくるかな?

ウェルカムドリンクは菊のお茶。
華やかな香りでまるでワインの様。

一口で頂く前菜はムール貝、甘くないチーズケーキと続きます。合わせるのはジョージアのオレンジワイン。比較的、綺麗な造りです。

パスタはキタッラのラグーソースにサマートリュフ。
肉の旨味だけでは無く、リコッタチーズの旨味も加わったソース。パスタも乾麺と生麺の良さを合わせもつ食感で面白い。

メインは珍しく地鶏。
薪で焼いているので、外はカリッと中はふっくらっとレアな状態。焼き鳥もやると美味しそう。
合わせた自然派ワインは梅ジュースっぽい感じもあるので、鶏との相性もいい感じ。

〆の振り返りのリゾットは、いつも通り、この日の食材から取った出汁で。ポルチーニが入ったので、ポルチーニがかなり強く感じます。合わせるのに選んだワインはTettaとジョージアワイン。このジョージアワイン、なかなか優秀です。

この日はたまたまフィナンシェは焼きたてを。
いつものカリッとした感じではなく、しっとり感もあり、面白い経験。

次回はおか田さんとのコラボ。
今から楽しみです。
今回もおまかせコースにワインペアリングを付けて。ペアリングは比較的、自然派ワインを中心にお願いしました。

何度訪れても、毎回異なる料理で新しい発見を感じられる、常に進化を続けるお店だと思います。

まずは前菜。横浜中華街を意識した海老餃子の様なぷりぷりの食感の生春巻きは面白いです。

アイスクリームの様なワッフルに入った料理は素朴ながらも豊かな玉蜀黍の風味。甘み、苦味、旨味などが良いバランスで感じられ、サルディーニャのワインとも良く合います。フロールを付けて熟成されたワインはジュラっぽい風味も。因みにワッフルもシェフの手作りだそうです。

ディナー開始前にポテトチップスを揚げてるのを見ていましたが、何に使うのかと思っていたら、鮎とだだちゃ豆のタルタルソースの料理に。鮎の苦味とタルタルソースの旨味が懐かしく感じられます。乳酸の香るシャルドネとタルタルのマッチングも良い感じでした。

つくねの様な一皿はサルシッチャとカチョカバロ、イタリアンパセリをローリエの枝に巻いていますが、豚肉なのに本当に鶏肉と大葉で作ったつくねの様に感じました。ローリエの枝も香りが良くて、このまま削ってスパイスにしたいくらい。

また、Tettaの赤サンスフルは初めて。白よりも若干、ドライですが、ピュアなストロベリーの様な香りが良い感じ。

浅利のキタッラは浅利の旨味と塩味に加えて野菜のピューレが良い感じに味わいを引き立てています。パスタは乾麺だそうですが、敢えてモチモチにして生パスタっぽい食感を出していました。

メインは尾崎牛。
しっかりとした肉質だけど、何度か噛んでいると、繊維も解けていく感じも。やっぱり美味しいです。

そして、いつもはコースの振り返りでリゾットが提供されますが、今回はビリヤニ風。特にカレーやスパイスは使ってないので、バスマティを使った炒飯の様な感じ。これはこれでアリだなと思いました。〆にカレーを出す高級店もありますが、あれはそれまでのコースの流れを完全に破壊してしまう破壊力があるので、スパイスを使わずに出汁だけで作り上げたのは流石だと思いました。

最後はお茶菓子と中国茶。
いつもは焼きたてのフィナンシェですが、今回は冷やして。食感も味わいも全然異なるので、面白いと思いました。

中国茶は貴重な普洱茶。古木のものだそうです。

また、機会を見つけて伺いたいと思います。



数ヶ月振りに訪問。
隠れ家的な素敵な雰囲気は変わらず。

おまかせコースとワインペアリングを楽しみました。
ウエルカムドリンクはよく冷えた水出しのお茶。夏場は特に良いですね。

まずは前菜から。
横浜らしい春巻きを意識したり、イタリアンのピザをベースにしたものも。

新玉葱のフランは旬は終わっていますが、優しいながらも、しっかりとした旨みも。

ペアリングの検証で、シャルドネをグラス違いで試した後は、もう少しコクのある方が合うかなと感じ、他のワインも試しに。甘み、旨みのレベルを料理に合わせるのは難しいと思うけど、少し熟成したシャンパン、濁りもあるペットナット、或いは南ローヌの白、グルナッシュブランなども良いのかなと感じました。

蛸とジャガイモのジェノベーゼ。
蛸はガストロバックで調理して、凄く柔らかくなってます。

花ズッキーニをサルシッチャ風に。
肉を詰めるのは結構、珍しい。フリットとかも良いけれど、色合いを残して綺麗に調理するのは難しいので、こういう感じもありだと思う。

定番のパスタはピチ。
ソースは海老の風味が濃厚、甘エビものせています。
甘エビは、今回はかなり柔らかくなっていたので、細かくほぐして混ぜて食べると良さそう。食感重視でピチの食感に合わせてプリプリの海老でも面白そう。

メインの肉は今回は敢えてドリップ滴る感じに。いつもは尾崎牛ですが、松坂牛の内腿で肉質はしっかりで食べ応えあります。濃いワインとも合うと思います。

他にも今回は色々と頂きましたが、料理や提供の仕方はスタイルも少し変わったかなと感じました。常に新しい事にチャレンジされてるのも感じます。

よりそれぞれのお客さんに寄り添ったメニュー作りもされている様です。こういう事が出来るのもオープンキッチンの小さなお店だからこそ。

余程の人気店でもない限り、やっぱり客がお店を育てるんだと改めて感じました。

また、定期的に伺います。

週末の日中に特別にワインを持ち込んで貸切でワイン会をさせて頂きました。

前もってワインはお知らせしていましたが、全て自然派のオレンジワインというラインナップに料理からも寄せて頂き、大変素晴らしいワイン会となりました。

前菜から提供の仕方も工夫していただき、いつもとは違う形式で出して頂き、大変面白かったです。

常に新しい事に挑戦されているので、こちらも伺う度に新しい体験が出来るので、また、通常のコースとワインペアリング、ノンアルコールペアリングも楽しみに伺いたいと思います。

ダルマット 西麻布本店La CHIARAカンブーザカイノヤなどでも活躍されたシェフ。最近は雑誌などのメディアにも記事が載ったりしているので、今後、予約が取れない人気店になってきそうです。

ナチュラルワインを提供する横浜の飲食店の料理人たちが集まって開催されたイベント。
イベントでも調理方法や素材にこだわった料理を提供されていました。
横浜駅からも少し離れており、隠れ家的なお店ですが、これを機に実際に足を運んでモダンイタリアンを頂く方が増えると良いなと思います。

イノウエ グリリアおか田横濱蕎麦 傳介Cucina italiana e vino DA HÔRIタンメン・カントナなどとの合作のカレーも提供されました。
約2ヶ月ぶりに訪問。
常に進化する横浜の隠れ家モダンイタリアン。

今年も新しいお店にはいくつも行きましたが、その中でも最高のレストランの一つ。
横浜という難しい場所で都内のお店にも負けないスタイルと空間を提供されています。

新しい調理方法も取り入れながら、薪ストーブでの肉の調理をするという、素材にあった調理も常に研究されている様です。

ちょうどトリュフの季節ということで、追加で黒トリュフを白トリュフにグレードアップ。提供前に少し加熱することで店内にトリュフの香りが広がります。尾崎牛を使ったポルペットは旨味も食感も抜群でした。

シャラン産の鴨は調理中は鴨特有の脂の匂いがしていましたが、食べる際には臭みも全くない、肉はレア気味だけと皮目の脂はカリカリで付け合わせのラディッキオを焦がした苦味ともいい感じに合っていました。

クリスマスコース、おせちなどはネットではアナウンスしていないものの素晴らしい内容の様子。
来年もまた何度かお世話になるかと思いますが、今から楽しみです。

先日、松茸と香茸づくしの特別メニューをいただく会に参加させて頂きました。
何度も伺ってるお店ですし、常連さんも何人かいますが、それでも感動する料理の数々とワインペアリングでした。
それぞれの素材にあった調理方法をちゃんと分かっておられるし、旨味がちゃんと出る調理温度なども研究されてるということです。

やはり定期的に通うべき横浜では貴重な隠れ家モダンイタリアンです。
横浜の隠れ家イタリアン。
ディナーの時間帯では初訪問。
通常はワインペアリングのところ、今回は特別に持ち込みで。

料理は通常のティスティングコースをグレードアップ、カスタマイズしてもらいましたが、ある意味、上のお任せコースよりも豪華になった気がします。

前もってワインの銘柄はお店に伝えていましたが、ペアリングを考えるとワインも多くなってしまいましたし、偏っていたので、料理の構成も難しかったのではと思います。それでも、飲んだことないワインに対して、コースをまとめて頂き、素晴らしいものとなっていました。

メインも通常は豚か尾崎牛のみなのですが、鴨、豚、牛の食べ比べが出来る豪華な構成で、色々と気を使って頂き大変感謝です。
横浜の隠れ家イタリアンINACASAに約1ヶ月振りに訪問。
ランチで伺いましたが、今回は通常のワインペアリングを含むテイスティングコース。
やっぱり、お任せコースの方がグレードは上ですが、今回のコースでも、十分にお店の魅力を感じられる内容でした。
また、来月の訪問も楽しみです。

昨年末にオープンした、横浜では珍しい住宅街の隠れ家イタリアン。
完全予約制で住所も基本的には非公開です。
横浜では有名なカンブーザやダルマットなど出身のシェフとワインインポーターでも働かれた経験のある奥様と二人で自宅の一階で営業されています。
カウンター7席と隠し部屋のような個室3席だけの小さなお店ですが、外観も内装も雰囲気のある造りで拘りも感じられます。カウンターのデザインが外苑前のAn Diにそっくりなのは、流行りとかあるのでしょうか?

今回はランチでの訪問ですが、夜のコースも用意出来るとの事なので、季節のおまかせコースを頂きました。

コースにはワインペアリングも含まれており、お二人でかなり研究されながら、料理やワイン、ワイングラスも合うものを選んでいるとの事です。今回のペアリングは、いきなり、こしひかりを使ったビールが出てきて良い意味で裏切られましたが。笑

料理は食材や調理法にも拘りがあり、尾崎牛も尾崎さんから直接仕入れられており、クオリティは都内のお店にも負けないと思います。
新しい調理方法も取り入れられていますが、薪ストーブをオーブン代わりに使って低温で肉の調理をしたりもされており、変にスモークの風味をつけるよりはいいと思いました。
カウンター越しの近い距離で調理されているのを見ながら、シェフとも直接会話しながら食事できるのも、楽しいと思います。

また、面白い趣向なのはコースの最後にコースを振り返る〆の料理を今日のワインの中の一杯と合わせて、楽しめるという事です。使った食材の出汁を使ってリゾットを頂くのですが、旨味が濃縮されており、美味しかったです。

デザートはティラミスを敢えて分解したもの。ジェラート自体はそのままでも美味しいのですが、分解されたパーツを混ぜながら頂く事でティラミスに近い風味を感じられました。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

おか田 (横浜、三ツ沢下町、反町 / 日本料理)

15回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999

2023/01訪問 2023/03/23

隠れた横浜最高峰の日本料理x自然派ワインのお店

横浜西口から少し歩いた反町に向かう坂を登り始める沢渡のビルの二階にある隠れ家的な日本料理のお店。横濱蕎麦 傳介さんと同じビルで、手前の階段を上がった場所です。

コロナ禍前は頻繁に伺っていましたが、今回はなんと三年ぶりの訪問。あまり面白いと思えるイベントが無かったこともありますが、大きな変化も無かった事もあります。

今回、久しぶりに伺いましたが、色々な変化を感じました。良い、悪いはそれぞれ客によっても感じ方は違うと思いますが。昨年、食べログ上での評価が上がり、認知度も上がったことで、これまでとは異なる新規の客も増えて来ている様ですし、方向性はもう少し明確にされた方が良いとも感じます。

まずは、これは数年前からですが、二階に上がったお店の入り口に付いた店名の入ったサイン。これはお店の雰囲気とは合わないので取り払った方が良い気がします。
或いはもう少し落ち着いたものにするか。

コースの値段がオープン当初から結構上がり、色々と大変な事も判りますが、その分、内容的には維持するか、上がっている事を期待しましたが、若干、以前よりも残念な点も感じました。

味わい的にも少し以前と方向性が変わっている様にも感じられます。もっと日本料理的な優しい旨みをベースにした感じで、オレンジワインやより華やかな雰囲気の自然派ワインとも合う感じがありましたが、今回は以前より意図的に酸を使ったり、発酵食品を多めに使ったりという風に感じました。

この辺は、自然派ワイン販売店やパテシエの経験を持つ高森氏が参加された事の影響もあると思いますが。

ペアリングに関しては、これまでも課題があり、これまでは通常営業では厳密なペアリングはされず、イベント営業などで試みはありましたが、なかなか上手くはいっていなかった様に感じます。

最近はペアリングは提供されていますが、実際の皿数よりもかなり多めのグラスを提供されており、ワインを多く飲む客には有難さや面白さも感じると思いますが、居酒屋では無いのだから、もう少し面白い、質の高いものに絞って精度も上げた方が、ペアリングやコース自体の評価も上がると思います。
また提供されているワインがヨーロッパの比較的、落ち着いたクラッシックな造りの自然派ワインと日本ワインに集中していて、以前のお店では経験が乏しいのだと思いますが、ニューワールドのもう少し華やかなものも取り入れられるとメリハリも出て、全体的に料理も含めた幅も拡がるのかなと感じられ、以前ほどの満足感が無い一つの要因にも感じました。
コース終盤に向けた盛り上がりの欠如もボヤけた雰囲気から来るのかもしれません。

またワインが前面に出たサービスの為、以前よりも岡田さんと話す機会も減り、料理の印象が薄くなり、岡田さんの顔が見えにくい感じになっている様にも感じました。

オープン当初の雰囲気を知っているからこその意見ですが、今の体制を続けるなら、今一度、色々と議論はして欲しいと感じました。
おか田さんの二周年の貴重な席に伺いました。
ワインはVortex 立野さんのペアリングで。

・毛蟹と菜の花
 Sous Larrey Blanc de Blancs 2014 Rémi Leroy

冷製の前菜から。春らしい苦味ある菜の花。毛蟹の提供温度がもう少し高くても良かった気がしますが、旨みを活かした日本料理らしい一品。
合わせられた自然派のシャンパンは酸化のニュアンスもあり、リクールを足さない辛口のもの。バランス的にはクレマンドジュラの様な雰囲気。熟成感と旨みはあるが、もう少し甘みのある方が日本料理には合う気がしました。


・鮟肝最中
 Likor 2015 Jean Christophe Garnier

最近は都内のお店ではフレンチでも日本料理でも定番料理として最中を出すお店はありますが横浜ではほぼ見かけません。また普通はフォアグラを詰めますが、今回は鮟肝という新しい試み。他の食材で複雑味や苦味も出しており面白いバランスだと思いましたが、フォアグラと比べると、やっぱり若干甘みは足りない気がします。ただこれは合わせるワインのせいかもしれません。
合わせられたワインはロワールのシュナンブラン。一口目はヴァンドリキュールかなとも思いましたが遅摘みによるものの様。ワイン自体は華やかさもあり美味しいけれど、鮟肝と合わせるとなるともう少し優しい感じでも良かったかなと思いました。
特にフォアグラとのペアリングでも最近はモダンなお店でも甘口を合わせる事は少なくなってると思いますし。

このワインの面白さは実は別にあり抜栓が一年くらい前のもの。風味は梅酒の様なニュアンスも。熟成とメイラードの感じは抜栓直後には無いものだろう。


・すっぽん土瓶蒸し
 Chardonnay 2015 Chateau Saint Martin

すっぽんを贅沢に使った土瓶蒸し。すっぽんの出汁にコラーゲンたっぷりで、ぷりぷりの身も美味しい。真薯はハモをベースにスッポンの身も混ぜられています。優しい味わいがいい感じ。
合わせられたのはラベルも貼っていない貴重なジュラのシャルドネ。通常はドライ過ぎたり、風味が強すぎるジュラのワインは日本料理とは合わせづらいのですが、こちらの優しい味わいはお互いに包み込む様で、良いペアリング。Alter Egoの様なスープを料理に合わせる様なニュアンスも感じる様で、日本料理でもスープペアリングで優しい感じの方向性を模索しても面白いかもと感じました。


・鰤の藁焼き
 In the Shadow of the Morning Sun 2018 Anders Fredrick Steen

ある意味、おか田さんの定番になっていると言える鰤の藁焼き。塩だけで充分美味しく、新鮮さも食感からよくわかる。
合わせられたワインはグルナッシュ。血合の部分があるので、醤油がなくても充分に赤やロゼともいい感じだと思います。ワイン自体はしっかりとしたものでは無いですが、逆に若い割には面白いバランスだと思います。


・ふぐ白子焼玉地蒸し
 Clos Béru 2014 Sans soufre

贅沢に河豚の白子が入った皿で潰して混ぜながら頂きます。
そちらに合わせられたのはシャブリのマグナムですが、乳酸が強いシャブリらしく無い造りのもの。後味に若干キリッとしたミネラルっぽい感じがあり、それが唯一シャブリらしさを感じます。


・仙台牛塩焼蕗味噌添え
 Genés blanc 2004 Les Jardins Esméraldins

シンプルな塩だけで味付けされた仙台牛。
白ワインを肉に合わせるのは豚や鶏ではやる事はあるが、赤身とはいえ血をあまり感じ無いあっさりとした牛肉であれば、味わいの強い白ワインを合わせるのは有りなのだろう。お互いの塩味のバランスが取れていれば良い調和になるのは面白い。
このワインは世界中探しても見つからない貴重なワインでもあるので、その点でも貴重な経験。


・唐墨の土鍋御飯
 L’O2 Vigne 2011 La Coulée d’Ambrosia

〆の土鍋御飯。敢えて柔らか目に炊かれた御飯に自家製の唐墨をのせて、更に出汁で味付けされた黄身を掛けて頂きます。
これだけでも何杯も頂きたくなる美味しさ。
唐墨をはじめ魚卵系は通常のワインとの相性は良くないのですが、合わせるとしたら酸化のニュアンスの有るシェリーやオレンジワインと合わせる事が多いと思います。今回はジュラワインの様なニュアンスを持つロワールのシュナンブラン。ブラインドで飲めば、誰しもジュラワインだと思うと思います。強い産膜酵母の風味が唐墨の風味ともよく合いました。


Uf-fuのお茶とcacao huntersのチョコレート
 Ambroisie 2005 la Coulée d’Ambrosia

デザートはcookiegirlが特別に作ったもの。多分、単独で頂くとカカオや紅茶の風味など複雑さやバランスの良さが良くわかるのだろうが、ちょっと残念なのは、ペアリングされたワインが強いので、仄かなニュアンスを感じるのはワインを飲みながらだと難しいと感じました。

デザートワインと合わせるなら、もう少し苦味と甘みが強いチョコレートを使い、紅茶や梅ではなく、オレンジなどを使った方が王道だと感じました。じゃないと、ワインの甘みのせいでデザートが単調なミルクココアの様になってしまうので。
実際にペアリングではチョコレートと特に赤ワインは合わない事が知られていますが、チョコレート系のデザートと上手くペアリングが出来てるお店は日本では皆無かもしれません。

ペアリングに関しては個人の味覚や食の経験も大きく、プロでも万人に合うペアリングを作り出すのは難しいし、日本では特にセオリーとして確立できておらず、経験豊富な方は食やワインのプロでもかなり少ないので、今後の大きな課題だなと改めて感じました。

久しぶりに通常バージョンのおか田さんへ。
最近は平日も横浜の常連さんが訪れ、満席になる事が多そうです。

料理のクオリティは横浜市内の多くのガイドブックなどで紹介されたり数年前に食べログやミシュランなどで高く評価された料理店に比べても、数段上に感じます。

その辺を良く理解している年輩の横浜在住の富裕層の方や都内からわざわざ訪れる方が非常に多い様です。
ただ年輩の方はあまりワインには興味ないのが残念なのですが。

今回も旬の食材を入れ込んだおまかせコース。香箱蟹もなかなか贅沢な盛り付け。
自家製の唐墨もなかなか味わい深かったです。

年末年始はコラボイベントなどを精力的に行う様。若干席が空いている日もある様なので、興味ある方はこれを機会に伺ってみては如何でしょうか?

ホッキ貝 いくら
すっぽん 煮凝り
自家製唐墨
ばってら
真薯
金目鯛 カワハギ
スマガツオ 藁焼き
香箱蟹
牛肉 黄ニラ 湯葉
牡蠣御飯 寒鰆

おか田さんとPeròさんのコラボイベントに。
料理はおか田さんが、ワインはPeròさんが提供しペアリング。

コースの内容は旬の素材を贅沢に使ったもので、その調理方法やアレンジも面白いものでした。

- 穴子蒸鮨
シャリは餅米を使っており、食感も普通の寿司とは違うので、一品目に頂くものとしては面白い。
穴子の柔らかさにも良く合ってるのかもしれない。

- 鱈白子 蛤出汁 アスパラ

- 御坊掻き揚げ トリュフ 半熟玉子

- 牡蠣と松茸の土瓶蒸し 白味噌仕立て
贅沢に牡蠣と松茸が使われ、更に白味噌の甘み、旨味が加わり、複雑な味わいに。

- 九絵昆布〆
厚切りの割には透明感があり、良い具合にしめられています。若干、ねっとりとした舌触りと、しっかりとした食感。

- 牡丹海老 本占地 唐墨
生の海老ですが、他の食材の旨味とも合わせてよく纏まっていました。適度な塩味の生唐墨も相変わらず美味しいです。

- 米沢牛湯葉巻き蒸し
まるで湯葉が牛肉の一部の様な味の一体感。まるで湯葉が牛の皮膚の様に感じました。

- 毛蟹 いくら 蓮根豆腐
漬けたいくらを調味料として、蟹を頂く贅沢。蓮根豆腐の旨味も相乗効果となります。

- 松茸土鍋御飯 牛出汁掛け
贅沢な松茸御飯だけでも美味しいのに、硬めに炊いた御飯に濃厚な出汁をたっぷり掛けてリゾット風に。枯れた感じの旨味の重なりは最高です。

- 栗渋皮煮と抹茶のモンブラン


今年は精力的に他店とのコラボをされている、おか田さん。
今回は以前にナチュラルワインのイベントでもコラボされていたINACASAさんと。

当初はそれぞれの料理を交互に出す予定だったらしいですが折角ならという事で、全てのメニューを共同で作り上げられていました。

2店とも横浜駅周辺という立地もあり、営業終了後に夜な夜な集まり、レシピを作り上げた様。日本料理とイタリアンの要素だけではなく、横浜らしさ、最先端の調理方法など、今後の進化も期待できるコース内容となっていました。

鎌倉の祖餐さんとのコラボ企画として実現したおか田さんの寿司と祖餐のいし井さんが選ぶ自然派ワインのペアリングを楽しむ会。

岡田さんは、料理人としての経歴を寿司職人として始められた事もあり、今の店舗でもコースの中に一品は握りや巻物を入れられていますが、全品を寿司というのは本当に特別な機会でないと頂けません。

今回は祖餐さんでの開催ということもあり、大変だとは思いますが、ネタも寿司のクオリティも流石という感じです。下手な都内の高級店よりも素晴らしいと感じました。

本格的な寿司に自然派ワインを合わせて頂けるのも本当に貴重な機会。都内などの高級店でもワインは置いていますが、本来、寿司や和食には到底合わないドライなクラシックワインばかり。シャンパンなどもかなり熟成させたものでも、合わせるのは難しいので、どれだけの日本人が値段や銘柄だけで寿司とワインを楽しんでいるのかと考えると本当に悲しくなります。
日本酒を合わせるのも一般的ですが、甘みが強すぎたり、酸味がワインに比べて少なかったり、水の様なものも多いので、実際にペアリングするには、最近の一部の生酒以外は難しい場合が多いです。

それに対して、自然派ワインは旨味や酸味もしっかりとしていたり、バリエーションも多く、色々なネタや寿司酢が効いたシャリとも違和感無く合わせられます。

いつもの日本料理のコースとのペアリングでも発見は多いですが、今後もこの様な寿司もたまには提供してもらえると嬉しいです。


ヒラメ
金目鯛湯引き
小鯛昆布〆
赤むつ(ノドグロ)焼霜
真鯵
鰯酢〆
穴子
煮蛤
新いくら
雲丹
かんぴょう巻

和牛漬けの握り
短角牛コンビーフと梅肉巻
鰹藁燻し

潮汁



今月もおか田さんへ。
大幅に開始時間が遅れて、御迷惑をおかけしましたが、快く対応して頂きました。
ワインも料理も、相変わらず素晴らしい。

旬の素材、時季に合わせた料理の数々は横浜近辺では随一と言って良いほどの質の高さを感じます。

また、何度通っても、いつも新鮮さを感じる様に、以前に食べた料理や食材は、ほぼ被らない様な徹底さも凄い。

お店にお一人で立たれている時は、料理もしながら、ワインの提供などサービスも同時進行。カウンター席の使い勝手もあるが、手際の良さも、素晴らしい。

今回の料理はガスパチョ風の少し洋のニュアンスが入ったりされているのが最近の傾向だが、コラボイベントなどの良い影響だと思われる。あまり他の要素を取り入れすぎるとエクアトゥールっぽい料理になってしまう恐れはあるが。。対して、鱧、早松茸、鰻などを使ったお椀や焼き物、〆のご飯は質の高さから純粋に和として楽しめ、自然派ワインにも合うバランスもあり、楽しく感じる。

以前はイタリア、フランス中心のワインのラインナップでしたが、アメリカ、オーストラリア、オーストリア、ジョージアなどと幅広く取り揃えられる様になって来ています。どうやら、ウォークインセラーを同じビル内に新設。より多くのワイン在庫を持てる様にされた様です。
2週間ぶり、今月2回目の訪問でした。
なぜか短期間で続けて伺う機会が多かったりしますが、今回も前回とは食材も料理も被らず、その辺は流石だなと感じます。

夏らしい素材も色々入っており、鱧や稚鮎の様な高級店で出される素材も。
お任せ11,000円のコースでこれだけ頂けるのは、都内では皆無ですし、横浜のミシュラン獲得店でもありえません。

そして、素晴らしいのは、より日本料理に合わせやすい自然派ワインをメインに合わせて頂けること。あえて日本酒などはあまり置かず、高級店の様に本来は幅広い日本料理には合わせづらいシャンパーニュやブルゴーニュの様な高級ワインも置かないので、より素直なペアリングが楽しめるのも良いところ。

今回はペットナットから始まり、オレンジワイン多めで楽しませていただきました。
シャンパンよりも旨味も強いワインなので、日本酒同様に日本料理には合わせやすいと思います。

数ヶ月ぶりの訪問。
昼間の営業は日曜日のみですが、昼間の訪問は初でした。

今回は色々あって、完全に貸切状態。
その分、色々と楽しめたかとも思います。

春の素材から夏の素材に切り替わってきており、夏らしい料理も頂けました。
横浜ではここまで本格的な日本料理を頂けて本格的なワインも頂けるお店は皆無なこともあり、看板も出さず、ネットなどでも全く宣伝もしていないにもかかわらず、自然派ワインのマニアだけでなく、横浜でも徐々に知名度を上げてきている様です。

数ヶ月おきにワインバーやワインショップなどとのコラボをしているので、新しい試みも少しずつ入ってきており、進化も見られます。コラボイベントでは珍しいワインだけを求めてきてる残念な方もいたり、ワインのカテゴリー的にも絞られてしまうので、本来の価値は通常営業の時の方がありそうです。

今回も旬の素材に加えて、中華やイタリアンの様な水餃子。ヴァンジョーヌ塩など新しい趣向も。鱧に見える造りも実は穴子というのも面白いと思いました。
〆のご飯は贅沢に白海老を使ったもの。殻は剥かずにそのまま揚げているので食感も風味も抜群でした。

ワインも以前のイタリア中心だった頃から、ジュラワインが入ってきたりしていましたが、日本料理としてのペアリングは幅が拡がらないので、ニューワールドや東欧のワインなども置く様になってきており、モダンなペアリングも今後可能になってくるかもしれません。

横浜はそれでも保守的でクラシックなものが日本料理でも好まれる場所なので、客の思想や世代が変わって世界的なトレンドに追いつくまで時間はかかるかもしれないのが、若干、残念ではあります。

開店一周年を2月15日に迎えられた日本料理と自然派ワインという組み合わせを提供れている、おか田さん。
そちらの記念ディナーコースとペアリングを堪能する貴重な機会に参加させて頂きました。

イタリアで初めてオレンジワインを経験されたというおか田さん。
その際に飲まれたダミアンを日本に輸入されているeVinoさんとのコラボイベント。ワインは全てeVinoさんが事前に料理を試食されて選ばれたということで、日本では珍しくきちんと料理に寄り添ったペアリング。オレンジワイン中心のラインアップですが、面白いものになっていました。
日本の大半のレストランではペアリングを提供されていても、ソムリエが試食もしていなかったり、シェフもワインに合わせることもないので、基礎的なオーソドックスなペアリングの店が多く、感動はないので、こういう機会は特に貴重です。それも日本料理へのペアリングというのは日本国内では、ほぼ皆無ではないでしょうか?

料理の方は採算度外視とも思える様な内容。(ワインペアリング込みで20000円+税)
河豚やクエ、ズワイ蟹など惜しげも無く使われ、本当に贅沢な食材を調理方法も工夫され、面白いものになっていました。

・牡蠣の藁蒸し
・ふぐ白子どんこ焼
・雲丹にぎり
・ずわい蟹の真丈椀
・ふぐ昆布〆
・鮟肝土佐煮
・くえ西京焼き
・サーロイン牛蒡御飯
・苺と胡桃のパフェ

特に河豚の昆布締めは通常は熟成させて食べる河豚を昆布締めで短時間で水分を抜き、生に近い食感で旨味も入り、素晴らしい味わいとなっていました。ポン酢で食べないことを意識して河豚の美味しさを生かしたこの調理方法は他のお店にも広がって欲しいと思いました。

自然派ワインと合わせるに当たって素材の旨味を引き出すスタイルの日本料理は本当に貴重。
2年目も色々と計画されている様で、今後の進化も楽しみなお店です。

ほとんど広告も出していないし、宣伝もしておらず、ネット上にもほとんど情報がないのに、満席の日が増えている様で、口コミなどで伺って、こちらのお店の常連になってる方も増えている様です。


今回はナチュラルワインのイベントで料理を提供されていました。
以前は寿司職人もされていただけにクオリティは高いです。バッテラの鯖やシャリのバランスは良く美味しかったです。
数時間も続けて肉寿司も握られていましたが、肉の味付けとシャリのバランスは今一つだった気もします。コラボイベントなので難しいですが。笑
ここ暫くは、たまたま数週間おきに何度か立て続けに伺うことになった、おか田さん。
今回は貸切でワインも持ち込みでお願いしました。
11月からはコースの料金が値上がりしましたが、今までが安すぎと言える値段だったので、異常でした。今は11,000円になりましたが、それでも内容を考えるとかなりお得です。
何人かは何度も通ってるメンバーでしたが、ここ数回の料理も被らない様に工夫して頂いていており、素晴らしいです。
自然派ワインばかりの持ち込みでオレンジワイン多めでしたが、おか田さんの料理には合いますね。

また、冬の時期は素材も面白いものが入ってきそうですし、定期的に伺いたいと思います。
今回はワインを持ち込みで伺いました。
店内は秋の装いに変わっており、ここ最近、数週間おきに伺ってるにも関わらず、新たな発見、楽しみも。
料理も被っておらず、同じ素材でも、また、違う料理として楽しめました。
持ち込んだワインとも合い、素晴らしい時間を過ごせました。
残念ながら、11月からはコースの料金は値上がりしますが、都内の同程度のお店よりも格段に安く、よりクオリティの高い料理を今後も楽しめると思います。
以前から気になっていた日本料理と自然派ワインのおか田さん。開店から6ヶ月経って、ようやく伺いました。
全10品とフルーツ、ワインもグラスで色々頂いてもかなりお得で、都内の有名店に一回行く値段で3回くらい行けそうです。
とはいえ、旬の素材も和食らしく多く使われ、また、都内でも珍しい自然派ワインと合わせて頂ける素晴らしいお店です。
看板が出ていないので、基本的には要予約、ふらっと立ち寄るお店ではありませんが、昨夜は8席全て満席でした。

高級感のあるお店、拘りの料理、ワイン、全て色々難しいところがある横浜で、いい感じのお店が少しずつでも増えて来ているのは嬉しい限り。また、定期的に通いたいお気に入りのお店が増えました。

ワインを飲む客が少ない横浜では難しそうですが、その内、ワインペアリングも行える感じになるまで、お店も育ってくれると嬉しいです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

An Di (外苑前、表参道、明治神宮前 / ベトナム料理、アジア・エスニック、ワインバー)

20回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2025/10訪問 2025/10/26

特別な空間でのワインペアリング

隠れた別室で久しぶりにĂn Ðiのフルコースを頂きました。
新しいシェフになってからは初めて。

これまでのスペシャリテや定番の料理もフレンチシェフという感じを抑えて、これまでのĂn Ðiのフレンチベトナミーズやモダンベトナミーズの雰囲気よりも日本の食材を使いながら本格的な現地のベトナム料理のニュアンスを強めて、お店の雰囲気だけでなく、料理にも高級感を感じさせる様に進化している。

人気も評価もまた更に上がりそう。


Welcome
タマリンド すじ青のり
海老 ベトナムコーヒー
さつまいも 猪

Signature
発酵茶葉 ホオズキ 金木犀

Gỏi cá
スミイカ 冬瓜 いしり

Summer roll
秋刀魚 ビーツ

Banh Duc Nong
きのこ 秋鮭 ねり餅

Món Thịt
銀の鴨 リーキ しょっつる

Pho Ga
黒さつま鶏

Chè
バジル
今回も遅い時間帯に利用です。

アラカルトで生春巻きとフォーを。
伺うたびに季節を感じるものがあり、楽しい。

グラスワインもペアリング向けに色々と開いているので、貴重なワイン楽しめるのが嬉しい。

次はそろそろ久しぶりにコースをひと通り頂きたいと思います。

フォーのスープが更に進化していました。
丸鶏の脂の香ばしさと旨みが濃厚な感じに。

穴子と無花果を巻き込んだ生春巻きも美味しく頂きました。グリーンのソースと相性も素晴らしい。

久しぶりに頂いたレモンサワーも以前より爽やかなレモンの香りで夏らしい感じでした。
今回は遅めの時間にアラカルトで。
遅くまで、コース利用のお客様でいっぱいの事も多いですが、席が空いていれば、少しグラスワインを頂きながら、クオリティの高いモダンベトナム料理をアラカルトで頂く事も可能です。

次回はちゃんとしたコースとペアリングも久しぶりに頂きたいと思います。
今回は久しぶりのAnnexで。
シェフが変わっても相変わらず美味しいです。
今回は久しぶりの別室のannexへ。
年初以来ぶりでアンディの食事を頂きました。

なかなかワイン会などを開催するのも難しい状況が続きますが、他の客と接する事も無く、接する店員さんもほとんどいないので、安心して食事とペアリングを楽しめました。
最近はAnnexの利用が多く、実店舗の利用は久しぶり。
今回は遅い時間からアラカルトを頂きました。

間も無く始まる次のステップに向けて、スタッフが増えていて、遅くまで多くのお客さんもいらっしゃっていました。メディアにも頻繁に取り上げられているので、引き続き注目されている様です。

入り口付近の壁には有名生産者のサインがびっしりと。伺う度に増えているので、お気に入りの生産者のものを探すのも楽しいかもしれません。

先ずは定番のティーリーフサラダを頂きます。
この時期は八女茶のほうじ茶を使ったティーリーフサラダ。シェアしても充分な量です。
色々な食材の食感のコントラスト。
茶葉の苦味と香ばしさ。フルーツやドレッシングの甘みと酸味。海老の風味もプラス。絶妙なバランスですが、若干、いつもよりは茶葉の香りが弱かった気がしました。

合わせて頂いたのはシードルでした。

続いてはコースには滅多に入ってこない揚げ春巻き。蟹肉も入った贅沢なもの。

アラカルトでもグラスでペアリングを提案して頂けるのも嬉しい。普通はグラスではなかなか飲めない農楽蔵さんのも。

〆ではフォーをアラカルトで。フォーもアラカルトだとシェアしてもコースより多い充分な量。この時季だけの酒粕はまつもとさんのだそうです。旨みや甘み、酸味がプラスされるので、ワインとも合わせられるバランスでした。



約一年ぶりにĂn Đi annexへ。

Ăn Đi とは場所も空間も異なる、特別な空間。

個室がないĂn Điですが、別館として特別な空間を提供しています。普通に使うことは難しいのですが。。

同様のコースメニューとペアリングもオーナーの大越さんのレクチャーを受けながら楽しむ事が出来、隠れ家で味わう特別な経験です。

この日は通称 AnDi annexでの食事。
本店のAnDiからもすぐ近くのマンション内に存在し、元々は倉庫利用にする予定だったみたいですが、個室がわりでケータリング形式でワイン会などの開催もできる様に。
ケータリングですが、基本的にAnDiとほぼ同じクオリティの料理とワインペアリングが楽しめます。
オーナーの大越さんのセンスも光る雰囲気とペアリングは健在で、自由にワイン会などのイベントができるのも嬉しいですね。
オレンジワインの専門書、Amber Revolutionの出版を記念してのリリースパーティ。
オーナーの大越さんがワイン業界では有名なこともあり、この手のイベントが時折開催されるAnDi。
元々、メディアにも取り上げられ人気のレストランでもあり、今回のイベントもすぐに満席になっていたので、大変貴重な機会でした。

通常は色々なワインをペアリングされるディナーですが、今回は全てオレンジワイン。
どんな料理とも比較的合わせやすいオレンジワインですが、モダンベトナム料理のそれぞれの味わいと、また個性も強いオレンジワインときちんとしたペアリング理論で合わせてくるのは流石という感じでした。

料理は毎回、少しずつ変化もあり、季節の素材もうまく取り入れています。
定番のティーリーフサラダもほうじ茶を使ったものに変わっており、より風味や香りが増していました。

また、店外の樽の彫刻や店内の飾りを彫刻家のRyotaさんが携わって完成されて、また、店の雰囲気もより良い感じに。
Ryotaさんの作品は国内外のワイナリーや、ワインバー、レストランなどでも見られます。
Kabiの入り口のドアの取っ手なども作られています。
https://www.ryotayamashita.com/
イベントで出展されており、特別メニューのバインミーと生春巻きを頂きました。
この日は店舗の方はお休みでオーナーの大越夫妻もブースに立たれていました。
どちらのメニューも流石のクオリティの高さでした。

オープンからまだ一年も経っていませんが、外苑前の人気のモダンベトナム料理のお店。
レフェルヴェソンスのスーシェフがこちらのシェフとして参加してから間もないですが、メニューも少しずつ変わってきている様です。
元々、こちらの定番のティーリーフサラダと春巻きは彼のレシピらしいので、オープン当初から携わってらっしゃいますが、春巻きも今回は季節のホタルイカを使った茹で春巻きとして進化もしていました。
今回は通常のペアリングではなく、特別に持ち込みしたワインでのペアリングさせていただきましたが、泡、白、ロゼ、オレンジ、赤という流れをつくれば、料理も合わせていただける様です。
オーナーの大越さんのサービスと的確なワインコメントも頂き、長時間のランチとなりましたが、十分にこのお店の魅力を堪能しました。

これからも進化を続けるお店だと思います。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

Kabi (不動前 / イノベーティブ、オーガニック、ワインバー)

2回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2022/01訪問 2022/01/12

目黒、不動前のKabi。
どの駅からもまあまあ距離がある古い建物をそのまま活かして作られたお店。
都心にありながら、わざわざここを目指して伺うという雰囲気。

数年前にオープンした際には、まだ発酵という調理方法がまだ日本国内のフレンチやイタリアンでは一般的ではなく、モダンな調理方法のひとつとして特化したレストランとしてパイオニア的なお店。

しばらくこちらのお店にはコロナなどもあり、なかなか伺えていませんでしたが、超久しぶりに訪問。ランチで伺ったのは初めて。


SCALLOPS AND LILIES
帆立と百合根

表面をしっかりと焼いた帆立の貝柱に、(多分)アレッタ、百合根、芽キャベツなどの苦味、旨みのある野菜を合わせた一皿。

ペアリングはブルゴーニュのピノノワール100%のスパークリング。なんとデゴルジュまで77ヶ月も寝かせており、旨みも風味もしっかり。初めて頂きましたが、これは素晴らしいワイン。

オープン当初はCross Winesさんの扱うワインを多く使っていた印象ですが、最近は幅広く使っている感じ。


ROASTED WINTER VEGETABLES
冬の野菜のロースト 白菜のソース

カブをメインに旬の野菜のロースト。ハーブを使ったソースにナスタチュームの葉。

ペアリングはLaurent Bannwarthのgewurztraminer。ドライな造りですが、華やかさはよく出ており、面白い。

因みに少しずつワインは注いで頂けますが、足りないときは、直ぐに注ぎ足して頂けるので、ペアリングですが、ついつい飲み過ぎてしまいます。


TROFIE
トロフィエ

手打ちの食感がよく出たトロフィエ。
比較的、トマトソースと合わせて頂く事が多い気がするトロフィエですが、オイルベースで人参やカラスミと合わせるのも面白い。

合わせられたワインはサルデーニャのメイガンマ。メイガンマは久しぶりで、白ワインを頂くのは初めて。醸しをしっかりとしていますが、それ以上に塩味もしっかり。ボッタルガといえばサルデーニャですが、お互いの塩味が別の旨みを引き立てます。


ROASTED CHICKEN
鶏のロースト

メインは鶏。
しっとりジューシーで柔らかく仕上げられています。

ワインはブルゴーニュですが、ピノノワールでこんなにタンニンが強いものはカリフォルニアやオーストラリアのものを含めても飲んだことはない。日本人のイメージとしてはブルゴーニュはエレガントだしそうあるべきと考えていますが、生産者を含めてフランス人の多くは実は濃いワインを好んでおり、これが彼らの理想のスタイルなのかもしれない。

このタンニンがうまくソースやケールの苦味を抑えて、旨みを引き出している様です。


OJIYA
おじや

〆はおじや。
少量だけど満足感のある味わい。

ペアリングは醍醐のしずく。比較的、ベーシックでストレートなペアリング。Kabi では比較的、寺田本家をよく使ってる気がする。最近の醸造のものだが、醍醐のしずくにしてはアルコール高め。味わいはいつもの乳酸、チーズ感。

これだけ甘みもあるので、ちょっとおじやにもスパイスを使っても面白いと思う。


BLACK BEAN ICE CREAM
黒豆のアイスクリーム

チョコレートや牛蒡など甘みと苦味の絶妙な組み合わせ。

ペアリングされた黒糖焼酎ベースのコーヒーを使ったカクテルは上手いバランスで仕上げられている。
この薄いグラスに氷を入れる勇気もさすが。笑


全体的に以前よりも発酵調理っぽい感じは減っており、ワインペアリングも攻めすぎておらず、一般ウケも良い方向になってきている感じがする。その分、面白さは若干、減っている様にも感じる。

目黒駅からも少し離れているこちらのお店。
発酵を取り入れた料理と自然派ワイン、古民家をリノベーションしたお洒落な雰囲気もあり、連日満席で人気の様です。

若いスタッフ中心で、料理もワインペアリングも改善の余地はありますが、これからまだまだ伸びる可能性を感じさせるお店です。
ノンアルコールペアリングもあり、それもなかなか面白い感じに出来上がってると思いました。

料理の方は、それほど強く発酵を感じるものではありませんが、うまく素材の味わいや旨味を引き出すことは出来てると思いました。海外でも最近は日本の調理法や旨味、発酵を意識したモダンフレンチは増えていますが、こちらはさらに日本的に進化させている感じがします。

定期的に通いたいと思わせてくれるお店です。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

デュ・ヴァン・ハッシシ (石川町、日本大通り、関内 / フレンチ、イタリアン)

15回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999

2025/04訪問 2025/05/02

横浜中華街の外れにある横浜のワイン好きには有名な本格的なフレンチのお店。
西村シェフ自体も有名で近隣に新しいお店が出来ると足を運んで、世話を焼かれている。

そんなお店が来年には閉められると先日、発表された事もあり、久しぶりに伺ってみました。

最初にシェフがメニューの内容を席を廻って説明してくれます。
月替わりのメニューも旬の素材を活かしていて、楽しいのですが、長年通っていると、定番化しているので、今回はシェフのおまかせのスペシャルコースを頂きました。高級食材は使っていませんが、月替わりのコースのエッセンスも感じながら、色々と頂ける感じ。

どの皿も相変わらず、優しい味わい。素材の組み合わせも楽しめ、甘みや旨みを活かした構成。
モダンな雰囲気や調理法も用いて、シェフの遊び心も感じさせる盛り付けも、見ているだけでも楽しめる。

今回は比較的、早い時間に訪れた事もあって、テンポよく、全7品はあっという間でした。次はもっと品数の多いメニューにしようかなと思うほど。

ワインは通常、3杯のセットを用意されていますが、半分の量で6杯でペアリングはどうかと初めて提案された。フルの量でも大丈夫だけれど、提案のままに頂いてみて、足りなければ調整しようと思ったが、ペース的には丁度良かったかもしれない。大きめのグラスで出してもらえるので、意外と多めに感じられたし、ペアリングの精度もよく、最近ではトップクラスに楽しめたペアリングだったと思う。

営業も残り一年を切っていることもあってか、少し熟成が進んだワインやマグナムボトルのブルゴーニュも惜しげも無く、提供されている様に感じられる。

あと何回、来れるか判らないが、今年は何度か伺いたいと思います。


ホワイトアスパラのブランマンジェと海胆

和牛の炙りとワサビのムース

貝のハーブバター煮込み、ヨモギニョッキ

オマール海老と桜えびのフラン

イサキの赤ワインソースとアーティチョーク

仔羊のロースト、ロックフォールソース

キウイのスープ仕立て

自家製 縄文パン(雑穀、どんぐり粉、ライ麦)

小菓子

コーヒー・紅茶・ハープティー
時間が出来たので、久しぶりに約一年を空けてディナーでの訪問です。
まだランチタイムも営業されていますが、ディナーも席数は減らして営業されている様子。全ての席が半個室になる感じ。

自分はいつもの特等席のカウンターへ。

スタッフはここ数年で入れ替わりはあるものの、数は維持していて、人手不足のお店が多い中、さすがです。

今回は月替わりの旬のコース。
定番になっている繰り返し頂いた事のある料理も多いですが、仕立てが変わったり、変化も楽しめる。
若干、以前よりも全体的に優しい味わいになってきているけれど、以前ほど和のテイストは感じられない気がする。

盛り付けは相変わらず、鮮やかで、横浜だけでなく、全国的にも唯一無二な感じ。

ワインは以前から少しずつ、クラシックなものに加えて自然派も取り入れていたが、今回も選択肢を頂きながらクリーンナチュラルが多めのセレクション。

明確に一皿ごとのペアリングはメニューに有りませんが、ペースを見ながら用意して頂けるので、各料理に合わせて頂きました。

比較的、予約は取りやすいので、またタイミングを見ながら訪れたいと思います。


7月 旬を盛り込んだ6皿のコース

ガスパチョスープ スイカのグラニテ

フォアグラのクレームブリュレとトウモロコシ

冷製 鮎のパスタ ルッコラと鮎ワタグリーン

焼きカサゴにアリッサ、アサリのアクアパッツア見立て

鴨のローストと枝豆トリフソース

本日のデザート

自家製縄文パン&コーヒー・紅茶・・

久しぶりに横浜中華街のはずれにあるハッシシさんへ。
訪問自体も約1年ぶりですが、ディナータイムの訪問はなんと約5年ぶりでした。

ある程度、人出は戻って来てるとはいえ、まだまだ波はある様で、なかなか平日の夜は難しそう。
ただ、週の後半はまだランチの営業もされている様なので、フレキシブルに使える感じ。

以前いたスタッフの入れ替わりがあり、キッチンもサービスも男性スタッフばかりになった事で以前よりも落ち着いた雰囲気に感じます。

料理は以前と変わらず、風味豊かで優しい味わいのフレンチ。適度にモダンな感じや新しい技法が入っているのも以前と同様。
旬の素材を使い月替わりのメニューもありますが、毎年、同じ時期には似た感じのメニュー構成になるので、常連さんの多くは皿数の多いスペシャルを選ばれている様です。

一部は月替わりのメニューからも料理は出されますが、より贅沢な素材を使っていたり、ポーションも多めに感じ、豪華。

ワインは以前から少しずつ自然派のものなども置かれていましたが、クラシックのものと同程度にグラスでも提供されており、ペアリングの幅も拡がっており、こちらの料理ともよく合う感じ。
コラヴァンも導入されており、ワインの品質維持も上手く出来ている。

久しぶりの利用でしたが、定番の感じも、新しい感じもあり、楽しめました。


海胆とワサビムース
フォアグラのクレームブリュレとコーンのアイス
アワビのソティ、鮑の肝ソース
冷製トマトジュレの鮎パスタ
ウナギのスモークのフリカッセ
鴨のロースト、トリュフソースと枝豆
トロピカルの一皿
自家製 縄文パン (雑穀、どんぐり粉、ライ麦)
小菓子
コーヒー・紅茶・ハーブティー

前回、こちらに伺ったのは日本でもコロナ禍が騒がれはじめた約2年半前。ちょうどランチを始められたばかりの頃でした。
当初はランチはプリフィックスのコースでディナーの料理から抜粋した感じで、若干の物足りなさを感じましたが、現在はディナーで提供されている月替わりの旬のコースやスペシャルコースも選べる様で、明るい内から西村シェフのフルコースを頂けるのは有り難い。

今回は旬のコースを頂きました。今月から物価高騰の煽りを受け、価格はそのままで、品数を一品減らしたそうです。ただ、ひと通り頂いてみて、それぞれの皿は以前に頂いた知っている料理だったりしますが、盛り付けが変わったり、ポーションが全体的に増えていたり、しっかり目の味付けに変わっていたり、満足感は特に変わらないと感じました。盛り付けは以前からと同様に美しいです。

ワインはペアリングで。最初は3杯セットから初めて、状況を見ながら追加する感じで。クラシックなものから、少しナチュラルなものまで、新しいものも積極的に取り入れる西村シェフならでは。

営業自体を長く休まれていたりもしたので、まだまだランチ営業されている事は意外と認知度が低い様で、何度か訪れている方でも知らない方もいる様です。

平日は比較的静かな事が多い様なので、お一人様も気軽に伺いやすい環境だと思います。
最近の難しい状況が続く中で、早くから客離れが続く横浜中華街周辺は特に大変な様で、飲食店も色々と工夫を始めています。

長く人気のフレンチのハッシシも模索をしながら、遂にランチ営業を開始されました。長く都内や横浜で営業される中でも初めてではないでしょうか。

反響は大きい様で、以前からの常連さんや普段は夜は来れない飲食業界の方など、早速訪れている様です。

コースの中身は皿数で異なり、プリフィックス、おまかせコースの差はありますが、食べ慣れた夜のコースからの抜粋の様な感じで、美味しいところを切り取ってリーズナブルに頂けます。

一部、パンはランチ向けにいつもは出していないタイプのものも出していたり、違いも見られたりします。

普段は来られない方や、行ってみたかったけどなかなか敷居が高くという方も気軽にランチならという方も多いと思うので、是非、この機会に。

お酒を飲まなければ、3000円ほどで楽しめるので若い方にもオススメです。
この日は4月の旬のコースをベースに色々頂きました。
季節柄、春らしい食材や桜を意識した料理になっています。
ふきのとうや春菊、ホワイトアスパラ、トリュフもこの季節の外は白いけど、中は茶色のもの。香りは良いので、アスパラともよく合いました。
魚の皿は鰆と筍、肉は鴨やラムもありましたが、桜肉を頂きました。ロースで赤身で、良い感じの弾力があり、食感もよく美味しかったです。食感だけだと牛タンにも似てる感じでした。
デザートも桜を意識したもので、抹茶アイス、抹茶ケーキに桜モンブランを合わせてましたが、和菓子のテイストが強く感じました。

場所は中華街の外れで、なぜここにという感じですが、以前は都内でやられてた事もあり、横浜ではここまで洗練されたお店は珍しいです。
どの料理も旬の素材を生かしており、素晴らしいです。
コースを頼むと、以前に食べたメニューを全て記録されていて、被らない様にシェフがその日に出せる料理から相談しながらアレンジしてくれます。そのため、どのコースを選んでもかなり満足感が高いです。

グラスワインも色々あり、少しずつでもリーズナブルに楽しめます。3杯のセットでもOKですし、それで足りなければ追加で料理に合わせて頼む事も可能です。

最近は混んでることも多いですが、タイミングが良ければ、一人でもカウンターでゆっくり食事を楽しむ事も出来ます。
コースも色々あり、平日夜ならば一人でもプティコースが選べますし、アラカルトもあり、2軒目に少しだけ頂く様な使い方も出来そうです。

店内は比較的広いので、他のお客さんも気になりませんし、グループでの使用も可能です。

(何度目かの再訪)
予算を決めて、数人でのワインを持ち込んでのワイン会。週末なので混んでて、予算的にも厳しいところがありましたが、通常のコース料金+αで込み込みでお願い出来ました。グラスも最初から3脚用意してくださり、追加で飲み比べ様にも出して頂きました。
コースの内容はその日次第、料金次第のところもありますが、今ならジビエや白トリュフも盛り込んでもらえそうです。(シェフが最初にいつも通り料理の説明をしてくれます。)
ワインを最初に預けてしまえば、あとは通常通りのサービスをして頂け、こちらも楽でした。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

マークス ガストロノミー&ワイン (元町・中華街、石川町、日本大通り / フレンチ、イノベーティブ)

22回

  • 夜の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 昼の点数: 3.4

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999

2018/09訪問 2024/01/05

元町モダンガストロノミーでブランチ

開店から2年半が過ぎて、コースと値段の改定などがありました。
リーズナブルなコースがランチ、ディナー共に追加されましたが、残念ながら飛び込みで予約なしではちゃんとした料理は頂けなくなってしまいました。

料理、ワイン共に以前と大きくスタイルは変わらないので、横浜のフレンチの中では未だに本格的なモダンスタイルのお店です。

ただ多くの方は、ただのワインバーとしての認識しかないのが残念なところです。
なぜか桜の季節にだけ日本ではロゼワインが持て囃されますが、これはきっとワインショップの怠慢もあるんだろうなと思います。
ロゼワインはどんな料理にも合わせやすいし、特に日本料理には合わせやすいので、日本ではもっと飲む人が増えてもいいと思いますが、甘いワインだと勘違いしている人が多い様子。
そういう人が減ると良いのですが、もっと年中、ロゼワインを出すお店が増えないと難しいかなとも思います。

マークスさんではロゼワインに合わせたランチコースをこれまた桜の季節でしたが、やられていて、昼間からロゼワインを堪能できました。
ランチでは年中、このようなコースをやっても良いのにと感じます。。
不定期に行われている朝食メニュー。
今回は2月末の週末に行われました。
エッグスベネディクトなどの定番メニューもマークス流にアレンジ。
その他の朝食メニューも美味しかったです。
朝早くから近所の方や常連さん達で賑わっていました。
以前からここの料理は旨味を意識したものが多いので、ナチュラルワインと合わせやすいと思ってましたが、遂に普通に自然派ワインがワインリストにも載り、ワインペアリングでも合わせて飲める様になりました。
これまでのクラシックワインもありますが、果実味や旨味をより感じられるワインの在庫を増やしていく様です。
かなり勉強熱心なシェフ、ナチュラルワインに関しては、既にマニアレベルの知識かも。笑
料理自体も、また、新しい進化があるかもしれません。
この日はバー利用のつもりでしたが、少し色々食べたかったので、ショートコースを。
料理もショートとはいえマークスの料理は充分に堪能できます。
デザートはお腹いっぱいになってしまったので、抜いていただきました。
ただ、この日は結構、飲んだ気がします。
自然派ワインを一本に追加でビールやウイスキーなども。
普段からビールやウイスキーが豊富なので、ワイン飲まない方でも、バーで長居されてる方は結構いらっしゃる様です。


この季節だけの花ズッキーニ。
なかなか期間も短く、食べ逃す事もありますが、今年はこちらで頂きました。

通常はフリットが多い花ズッキーニですが、こちらでは、ちょっと違った調理法で提供。この方が、彩りも華やかで、食材の味もわかりやすく、お店のコンセプトにも合ってると思います。
この日は他にも、特製のフィッシュアンドチップスやウズラも特別にアラカルトで。
グラスでワインも色々頂き、その後はウィスキーと夜遅くまでお邪魔しました。

今回は7人でのワイン会でした。

2階が貸切状態でシェフのテイスティングメニューを頂きました。
一ヶ月以上前から予約をしていましたが、当日までメニューの詳細は秘密。。。
通常のメニューでもソースなどを作るのに数日以上掛けてるようですが、シェフは仕入れや下ごしらえなど準備を一週間前から行ってくれた様です。

ホワイトアスパラガスなどの春らしい素材も入れながら、いくつかの素材を合わせて複雑な味わいを出すソースや真空低音調理による色鮮やかで食感や味わいがより楽しめる料理などを全7皿堪能しました。
海外のテイストも入りながらの日本らしい出汁や素材も入った料理は海外出身のシェフらしい感性の部分もありますが、横浜でもこのレベルの料理を頂けるのは本当に嬉しいです。また、日本でも数少ない海外出身シェフの質の高い料理を頂けるお店の一つです。

今回のメニュー
アミューズ: キャビア イノシシ
前菜: ロワール産ホワイトアスパラ トリュフ 生ハムのロースト ウズラのたまご
    フロマージュブラン ミント グリーンピース キャンディービーツ ヘーゼルナッツ
    天使の海老の真空低温調理 あさりのベルーテ 大根 葉わさびのピクルス

魚料理: 尾長鯛のポワレ イカ 紫ミズナ ブイヤベースのソース
肉料理: 乳飲み仔豚のロースト 肩肉のクリスピーコンフィ さつまいも 赤ワインとリンゴのピューレ グアンチャーレのソース

チーズ盛り合わせ

デザート: ビーツとバーボンのアイスクリーム みかんのパルフェ フェンネルのチップ
お茶菓子
コーヒー、ハーブティーなど

この日は久々にディナーで訪問。
夜のコースをいただくのは実ははじめてでした。
昼のランチの方がリーズナブルで量的にも丁度良いのがありますが、夜は比較的、下のバーカウンターで簡単な料理とお酒を楽しむ方が比較的多いです。
それでも、週末や記念日などに夜のディナーコースを頂く方も多く、シェフの本領発揮はテイスティングメニューだと思われます。
この日は比較的、大人しい感じの料理が多かったですが、出汁と別の素材との組み合わせで全く別の味わいをソースにもたせたりするのは上手いと思いました。
最近、行ってみたいという人が多く、一緒に訪問する頻度が何故か増えていますが、今回ものんびり平日ランチでワインペアリングとともに楽しみました。

この日のランチもうまく日本の出汁と西洋の食材、調理法を取り入れた興味深いメニューでした。
どの料理も付け合わせやソースもかなり長時間かける調理法で食材の味や形を崩さないように手間をかけて調理されていました。

前菜はスペイン産の栗を食べて育った豚のベーコンをシードルで長時間かけて煮込み、レンズ豆も長時間かけて調理したものを乗せていました。ソースはハーブとオリーブオイル、出汁などをうまくミックス。

魚はソイに、ゴボウとタイム、出汁をうまく使ったソースで、旨味と爽やかさがバランスとれた不思議なソースでしたが、それがワインとうまく合う感じになっていたと思います。

肉はこの日は軍鶏。表面がカリカリですが、肉は柔らかく、いかにもモダンブリティッシュという感じの仕上がり。太いネギのようなリークを付け合わせ、出汁の効いたソースもあり、ヨーロピアンなのですが、少し和の感じも入ったテイストでした。
合わせたワインはスペインのものでしたが、これも良く合っていました。

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南アフリカ出身でロンドンで活躍されたシェフが創るアートの様な料理の数々。見た目だけではなく、日本の素材や出汁を西洋の食材ともバランスよく組み合わせた興味深い料理を堪能出来ます。メインの肉や魚は真空低温調理をされていて、素材の風味や旨味、色合いを残したまま、食感を柔らかく仕上げています。

また、気軽にランチ、ディナーのコースに合わせたワインペアリングもあり、料理とのマリアージュも楽しめます。普通サイズのグラスではちょっと多いかなと言う場合にティスティンググラスでのハーフサイズでもワインを楽しめます。
基本的には料理はコースのみでアラカルトはありませんが、バー利用で気軽に一杯だけや、バーメニューを一皿だけという使い方も出来て、一人での訪問も可能です。まずはリーズナブルなバー利用でお試しで行ってみるのも有りだと思われます。もう少し、ディナーが忙しくない時はバーメニューも増やして、コースからアラカルトで一品だけなど出してもらえると嬉しいですが。

また、食材に関しても普段から素材選びに気を使われていますが、アレルギーやベジタリアンなどへの対応も素晴らしかったです。

ランチはこれまで月替りでメニューが変わっていましたが、その日に入る食材を考慮して、もっと頻繁に内容を変えていく方向らしいです。頻繁に通ってもメニューがかぶりづらくなるのは、嬉しいですね。
今回は人数が多くなってしまったので、2階を貸し切っての食事&ワイン会。
何度も食事やワインを人数分運んで一階と二階を行ったり来たりでお店の方は大変だったかも。。

3時間を超える週末ランチとなりましたが、タイミングよく料理も出してもらえ、良かったです。
グラスも多く用意して頂き、ワインも堪能しました。

場所が元町の裏の方なので、初めて来る方は若干わかりづらかったみたいですが、携帯で見ながら問題なく辿り付けた様です。
12月で1周年を迎え、2年目に入ってメニューの選択肢が増えました。
年始はロンドンに里帰りされていて、色々、新しいアイデアも得て来られてると思いますが、1年目のプロモーション期間が終わったという事で、これからより本格的なモダンヨーロピアン料理が楽しめそうです。
ランチもディナーもショートコースが増えて多少、気軽に伺いやすくなりました。ワインペアリングも新しいワインが入ってきており、勉強になりました。
<年始も1月1日からお店を開けるそうです。ただし、22日まではロンドンに帰省されるので1月は暫くお休みだそう。。>

開店から一年を迎えて、今後の進化も楽しみなお店です。二年目に入り、昼、夜のコースメニューにもバリエーションが増え、夜も気軽にコースを頂く事が出来る様にするとの事でした。昼も以前に期間限定でやってたショートコースを導入予定との事で、今後、客層も拡がりそうです。

南アフリカ出身でロンドンで活躍されたシェフが創るアートの様な料理の数々。見た目だけではなく、日本の素材や出汁を西洋の食材ともバランスよく組み合わせた興味深い料理を堪能出来ます。メインの肉や魚は真空低温調理をされていて、素材の風味や旨味、色合いを残したまま、食感を柔らかく仕上げています。

また、気軽にランチ、ディナーのコースに合わせたワインペアリングもあり、料理とのマリアージュも楽しめます。普通サイズのグラスではちょっと多いかなと言う場合にティスティンググラスでのハーフサイズでもワインを楽しめます。
基本的には料理はコースのみでアラカルトはありませんが、バー利用で気軽に一杯だけや、バーメニューを一皿だけという使い方も出来て、一人での訪問も可能です。まずはリーズナブルなバー利用でお試しで行ってみるのも有りだと思われます。もう少し、ディナーが忙しくない時はバーメニューも増やして、コースからアラカルトで一品だけなど出してもらえると嬉しいですが。

日本人の奥様と長くロンドンにいらした事もあり、バーではカクテル、スコッチ、イギリスのビールも楽しめますし、海外の色々な話を聞くだけでも楽しいです。

また、食材に関しても普段から素材選びに気を使われていますが、アレルギーやベジタリアンなどへの対応も素晴らしかったです。

ランチはこれまで月替りでメニューが変わっていましたが、その日に入る食材を考慮して、もっと頻繁に内容を変えていく方向らしいです。頻繁に通ってもメニューがかぶりづらくなるのは、嬉しいですね。

元町チャーミングセール期間中は少しリーズナブルな日替わりのクイックランチメニューも出されていました。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

FRATELLI PARADISO (明治神宮前、表参道、原宿 / イタリアン、ワインバー、ステーキ)

8回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 ¥2,000~¥2,999

2023/06訪問 2023/06/09

オープン当初は頻繁に伺っていたのに、今回、伺ったのはなんと5年ぶりでした。
なかなか表参道周辺に伺う機会がないのもありますが、コロナの影響もありました。

その間にソムリエもシェフも変わったし、コロナ禍中では、UberEats対応もされていたりしたので、表参道ヒルズの中でもかなり大きめのフロア面積を持つお店ですし、結構、大変だったのだろうと思います。

以前は頻繁にオーストラリアの本店から訪れていたオーナーも、ようやく数年ぶりに先日、来日されていたそうです。

久しぶりに伺ってまず気づくのは、QRコードからアクセスしたWebからのオーダーになった事。比較的、客層は若者が多いと思いますが、ワインや雰囲気を求めて訪れる年配の客も多そうなので、メリットもデメリットもありそう。
メニューを見ていると以前よりも定番メニュー以外は少し絞った感じになっているなと思いました。

ただコースメニューは維持している様ですし、オーダーもサービスの方などとも相談して、直接することも可能な様です。

ワインも基本的にはWebからのオーダーですが、種類は少なめなので、ソムリエさんに直接相談して出して頂くこともできます。

他にも色々とフレキシブルに対応して頂けるのも以前と変わらずで、ホスピタリティに溢れている感じはそのまま。

近々、シェフなどがシドニー本店に訪れる機会もある様で、より本店に近いメニューなども増えるかもしれません。

今後のブラッシュアップにも期待します。
遅い時間から、特別にワインは持ち込みで、伺いました。
基本的にナチュラルワインが中心のお店ですので、料理も素材を生かしながらも旨味が効いたものばかり、持ち込んだワインともよく合いました。
料理は定期的に季節によって変わるので、少なくとも数ヶ月に一度は通うとモダンオーストラリア料理の雰囲気を十分に感じられるお店です。
夕方ごろに伺って、軽く一杯いただきました。
日本では珍しいアーティチョークを丸ごとフライにしたものなどもあり、なかなか面白い料理もいただけました。大きめのアーティチョークは外側はパリパリでチップスの様な食感。中心はアーティチョークコアの柔らかい食感も残っており、楽しめました。
ワインは最近、流行りのオレンジワインを。華やかさもあり、良かったです。
グラスワインの種類はプレオープンの際よりも限られるようになりましたが、相変わらず、珍しいワインやここでしか飲めないワインの一部もグラスで提供されています。
食事もランチでもコース以外に一通りはアラカルトでも注文出来るとの事です。コースのカプレーゼサラダはトマトも彩りよく、自然派ワインの酸味ともよく合いました。手打ちのパスタも歯応えが良く美味しかったです。
この日は撮影も入っていたので、他の料理の写真もまとめて撮って来ました。
昼から夜まで通し営業なので、行けるなら、平日の14時くらいに時間をずらして行くのが、ゆっくり出来て、オススメです。

プレオープン中のシドニー発の自然派ワイン中心のイタリアンに行ってきました。
こちらは本来はイタリアワイン中心のお店ですが、日本に出店するに当たって、古くから交流のあるオーストラリア、アデレーード郊外の自然派ワインの生産者たちの協力を得て、シドニーの本店でも飲めない東京店の為に特別なワインを大量に準備。あのルーシーマルゴーだけでも4種類もあり、どれも他の一般リリースされてるワインとはラベルも中身も異なり、特別な味わいがあります。それも、ボトルではなくグラスで頂けるという素晴らしい心意気です。
5/8のグランドオープン以降もこの形でワインは提供したいとの事です。また、可能な限りイタリアワインだけでなく、オーストラリアワインも増やしていきたいということです。

今回は簡単なおつまみだけ頂きましたが、オーストラリアらしい素材を活かした料理を頂けそうですし、その分、自然派ワインとも合う味わいを出していると思います。

プレオープン中はオーナーも来日中ですし、シェフも本店で長く経験がある方、チーフソムリエもオーストラリアのワイナリーや他のオーストラリア料理のお店で働いた経験があり、自然派ワインを提供していく上でかなり強力なチームとなっています。

グランドオープン以降はアラカルトメニューも充実させる様ですし、気軽にバーで一杯という感じの利用も可能になりそうです。
今後のお店の進化発展に期待が膨らみます。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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8位

L'EAU (外苑前、青山一丁目、乃木坂 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2018/12訪問 2019/01/16

長い間、西武線の東長崎で営業されていたセビアン。昔ながらの洋食屋さんの雰囲気もあるフレンチでしたが、息子さんが青山に新しくオープンされた素材を活かしたモダンフレンチのL’EAUに伺ってきました。まだ開店から1ヶ月で入口にはお花が並んでいました。
やっぱり人気のエリアでオープンするお店も多いので、かなり長く物件を探されていた様です。
でも、その分、場所も空間的にも良い感じになってました。

料理はモダンなスタイル。店名の水に関する料理は最初のアミューズのみなので、もう少し料理全体に水を意識したものになると面白いかなと思いました。
ワインペアリングは比較的クラシックですが、日本酒の温燗を入れていたのは面白いかなと思いました。ペアリングのクオリティ自体はいまひとつと言うふうに感じました。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

サンプリシテ (代官山、渋谷、恵比寿 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2018/02訪問 2018/12/25

代官山の外れ、魚介を中心にした料理がメインのお店。
初めて伺った際は夜でサインもわかりづらく、住所と2階だということを気にしながらも、明確に場所がわかりませんでした。笑

元々、個室を予約していましたが、この日は客も少なくカウンターの方が料理している姿も見ながら頂けるので、カウンターでの食事に。
シェフとの会話も楽しみました。

アビスとは異なり、魚介を中心にしているとはいえ、制限は緩く、肉料理も出ますし、ワインも白だけではなく、赤ワインも出ます。

繊細な味わいを楽しめるお店で、今後の発展も期待したいです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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