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120 件を表示 632

てんぷら てらおか

北鎌倉/天ぷら

4.06

28

¥30,000~¥39,999

¥30,000~¥39,999

定休日
月曜日、木曜日、金曜日

昼の点数:4.3

もうすぐ1周年を迎えられる北鎌倉の隠れ家へ。 暑い時期を避けていたら、約半年ぶりの訪問になりました。 最近は評価も認知も一気に上がってきており、平日でも都内など遠方から訪れる方も増えてきている様です。 その分、ワインなどをグラスで楽しむ方も増えてきている様に感じます。 山の上時代からの常連さんもわざわざ来られている様で、その人気や信頼も窺えます。 都内の山の上出身の方々のお店よりも衣は軽く感じ、素材や仕立てを含めて、伝統は大切にしながらも、より素材を大切にした現代的な部分を感じます。また、他ではなかなか楽しめないグラスワインや日本酒の種類が豊富なのも嬉しいところ。 厳密なペアリングではありませんが、好みを聞きながら、色々と提案して頂けます。ワインもクリーンナチュラルっぽいものも含めて、ちゃんと天ぷらに合うものを選ばれており、ついつい飲み進めてしまいます。 コースは素材のプレゼンテーションから始まりますが、前半は天ぷらにしながらも、より一品料理っぽい仕立てで提供され、より味わいのバリエーションも楽しめます。 秋の素材の旬もそろそろ終わりだと思いますが、季節の移り変わりも感じられる内容で楽しみました。 また定期的に伺いたいと思います。 ハタケシメジ キンタケ 紫しめじ アケビ 無花果 栗 和三盆 渋皮 カマス 鮑 むかご 自然薯 御飯 出汁 鰹 焼きあご 昆布 海老 脚 海老 尾 蓮根 ヒメコダイ 鱚 茄子 馬糞雲丹 メークィーン 二年熟成 さつまいも 穴子 天丼 舞茸 甘鯛 しじみ 赤出汁 柿 豆 抹茶アイス オープンから約半年の北鎌倉の隠れ家に数ヶ月ぶりに訪問です。 最近は認知度も上がっており、近隣から何度も訪れる方も増えてきている様子。1日2回転で各回二組ずつなので、週末のランチは早めの予約が良い様です。 客層や利用状況も見ながら休業日もオープン当初からは変更されている様です。 前回は既に春っぽい食材も入ってきていましたが、この時期は若干、素材的には難しいかなと思いきや、色々と用意して下さっていました。 元々、親方は旬を早めに取り入れて食材を仕入れていると言います。 山菜を先ず、色々と提供されてから、鱧や稚鮎などの魚介も。トータルで20品程度が標準の感じ。 それなりに品数も多いし、てんぷら近藤さんなどでも芋は追加しない事もあり、今回は芋の追加は無しでお願いしました。 どの品も素材を大事にされている事がよく判り、先ず、最初に見せて頂ける。 食材は全国から最高のものを仕入れていて、揚げる前から驚きも多い。 最初は立派な帆立から。天ぷら屋で先ず生のものを食させるのは珍しい。豊かな風味や食感を感じられ、生と天ぷらの比較も面白い。 それぞれの食材の持つ甘さや風味、食感の良さをどれも最大限に引き出し表現されていて、相変わらず都内でもなかなか頂けないクオリティを優雅な空間で堪能できる。 また珍しいのは天ぷら専門店としてはグラスワインの種類が豊富な事。山の上出身の方々の中でも珍しく、かなり貴重。 今回もオススメのワインをペアリングの様に色々と出して頂いた。メニューに載らないモノもあるので、是非、親方に確認してもらいたい。 これからは鎌倉も一年の中でも特に混む時期になりますが、少し喧騒を離れて、また別の季節に訪れたいと思います。 帆立 蕪 枇杷 人参 蕗の薹 浅利 アケビ新芽 海老 グリーンアスパラガス 鱧 花山椒塩 稚鮎 山菜 タラの芽 コシアブラ 山ウド 蛤 餅米 花山椒 出汁 舞茸 雲丹 熟成メークィーン 穴子 甘鯛 ハリギリ こごみ オクラ 抹茶アイス 豆 北鎌倉の立派な邸宅が並ぶ閑静な住宅街に昨年末オープンされた天ぷら専門店に伺わさせて頂きました。 大将は老舗の山の上ホテル内で長く修行された方との事で早速、話題になっていますが、同じ鎌倉の北じまさんなどで噂を聞いて訪れる方も増えているそうです。 北鎌倉駅からは徒歩で伺います。軽い登りですが、10分も掛からずに到着。 若干、わかりづらい場所ですが、敷地の入り口で大将が待っていて頂き、迎えてもらえます。 敷地内は元々、大邸宅でかなり贅沢な造りの建屋が並びます。新規に飲食店や旅館など専用の建物をなかなか作れない鎌倉周辺ですが、ここまで贅沢な住居を使った飲食店もなかなか無いと思います。 一歩、店内に入ると、どこかの結婚式場やチャペルの様な素晴らしい造り。内壁など殆ど弄ってないそうで、元々の造りが相当素晴らしかったのだろう。 元のオーナーはパーティールームとして使っていた様だけれど、それにしても豪華過ぎて、どこか旅行で訪れた様な贅沢さも感じられる。 広いホール内にカウンター席のみを設け、更に各回、二組までに絞った営業をされており、ご夫婦二人で回されているとは言え、かなり余裕をもった贅沢な雰囲気を感じられます。一名での利用も歓迎との事なので、是非、少人数で伺って欲しい。 とは言え、きっと直ぐに予約困難店になってしまうのではと心配です。 コースが始まると天ぷら専門店ですが、揚げる前のどの素材も立派過ぎて、素材自体に先ず惹かれてしまいます。 旬の素材を大切にしているのがよくわかり、実際に頂いても素材の良さをよく引き出されており、衣や揚げ方も調整されているのがよくわかる。 また、ただ揚げるのでは無く、隠し包丁なども適切に入れられており、食感や食べやすさの工夫も。 どの食材も絶妙な火の入り方には驚かされるが、更に食べ比べとして生でも頂いた百合根の食感は大変驚いた。長年、良い素材を扱う生産者と向き合ってこられた大将ならではなのだろう。 横浜や鎌倉周辺で、ここまで本格的な天ぷら専門店はこれまで皆無でしたので、美味しい天ぷらを頂くには都内などに出向く必要がありましたが、本当に素晴らしいお店が出来たなと感激します。 ドリンクは日本酒だけでは無く、ワインもグラスで多くの種類を用意されている。厳密なペアリングなどは提供していないが、大将におまかせで選んでもらうのも楽しい。ソムリエの資格も持たれている様で日本酒にもワインにも詳しく、色々な話も伺える。 若干、強気の値付けに感じられるが、気前の良い量を出して頂けるのも嬉しい。グラスも木村硝子の背の低いものを拘って使われている。 そして、ちゃんと天ぷらの素材と味わいを引き立てるセレクションだと感じられる。 トータルで満足度は高く、既存の予約困難な有名店に伺わなくても、十分に素晴らしい体験が出来ると思う。 一年を通して、色々な季節にまた、伺ってみたい。 なお、ゆっくりと過ごして頂きたいとの事で、敢えて食事の提供スピードはゆっくり目で、約3時間をかけて提供される。もっと早く提供する事も可能との事なので、後の予定などがある場合には予め相談されると良いと思います。 筍 完熟金柑 胡桃 自然薯 むかご 金時人参 黄金蕪 やがら 車海老 新玉葱 蕗の薹 鱚 黒舞茸 甘鯛 原木椎茸 天豆 もち米 雲丹 月光 百合根 赤芽大吉 親芋 穴子 芋 天丼 白魚 牛蒡 河豚白子 抹茶 豆 西条柿

2025/11訪問

3回

揚雫

日本大通り、元町・中華街、石川町/とんかつ、食堂、日本料理

4.22

232

¥6,000~¥7,999

¥6,000~¥7,999

定休日
月曜日、火曜日

夜の点数:4.2

昼の点数:4.2

今回も約1ヶ月ぶりの訪問です。 以前に比べても予約の枠が埋まるのが早くなっており、かなり貴重な席となっています。 その為、今回は初めてのディナータイムでの訪問。内容的には特にランチと変わりませんが、BGMなど雰囲気が少し違って感じます。 最近は昼も都内など遠方から訪れる方が増えていますが、半数は地元の方だと思います。夜は明らかに未だに初めて訪れる遠方の方が多そうで、認知が上がってきた影響がまだまだありそうです。 先月からルイビ豚の提供も始まっていますが、入荷のタイミングでTOKYO Xと比べて肉質の良い方を仕入れている様で、今のところTOKYO Xの提供が続いているとの事。 という事で、今回もTOKYO Xでの提供となりました。 ロースのオーダーでしたが、色合いや食感、風味も以前と明らかに違う。 パン粉が変わったり、肉の厚みの違いもあるのかと思いながら食べ進めますが、以前よりも優しく、歯切れもいい。なんとなくヒレの食感にも近く感じられる。 食後に店主さんと話すと、どうやら火入れの手法を変えた様でヒレに近い感じを目指した様。 脂の感じや歯応えも本来なら活かすのでしょうが、こういう感じのロースも面白い。フレンチなどで食すピンク色のローストポークにも近い雰囲気です。 ご飯は今回は山形の雪若丸との事。 粒ダチの良さは相変わらずで、丁寧に炊かれているのがよくわかる。以前の方が甘さは感じられましたが、味噌汁や漬物も含めて、料亭以上のクオリティです。 常に改善しながら、とんかつ自体のクオリティを上げて進化されている揚雫ですが、ドリンク類も少しずつ力を入れていきたいとの事です。日本酒も揚げ物に合うものを選んでいる様で、まずは旨み重視でとの事。コース料理とは違うので、なかなか絞るのは難しいと思いますが、気軽に高品質の日本酒やワインをグラスで楽しめる様になると面白そうです。豚肉には白ワインも合わせやすいですし。 約1ヶ月ぶりの訪問。 相変わらずの予約困難な状況が続いており、食べログアワードのノミネートも発表されて、益々、人気も認知も上がっています。 今月からルイビ豚の入荷も決まっていますが、今回はTOKYO X。タイミング次第なので、予約時に銘柄が判らないのは難点ですが、その内、頂く機会があるのを楽しみにしたいと思います。 今回は久しぶりのヒレを頂きます。 前回はロースを食べ進めるスピードが速すぎましたが、ヒレは逆に全てが提供された瞬間がベストの様で、出来るだけ一気に食べるのが良い様子。 実際、食感やジューシーさが時間が経つにつれてダレてくる雰囲気があります。 また、以前にヒレを頂いた際に脂っこさを感じさせたパン粉ですが、きっちりと改善されてきています。 ヒレにもちゃんと合う様に仕上がる様に調整された様で、違和感が無くなった様に感じられる。ただその分、やっぱり、以前の様にヒレとロースのセットも食べたくなる。 余裕ができてきたら、ヒレの追加が出来る様に検討してほしい。 相変わらず、予約困難な状況が続いている揚雫さんに約1ヶ月ぶりに訪問。 予約が取れる内はお店の進化を見届ける為にも、引き続き応援していきたいと思いますが、月初めの予約スタート時は、ほぼ一瞬で予約が埋まってしまう状況。 各方面で話題になっているので、以前よりも幅広い客層が来ており、一般的なトンカツが好みの客も増えてきそうで、若干、心配。大衆的なトンカツの範囲で食べ歩く方には味わい的にもコストパフォーマンス的にも満足度は低くなるだろう。有名店だからとか、誰かが美味しいと言ったからという事で訪れる方もきっとリピートはしないのではと感じられる。 普段から美味しいものを求めて、自ら開拓したり、お店や店主の追求するものを理解し、リスペクトできる方には、是非、訪れて欲しいと思わせるお店だと思います。 こちらで提供されるのは、トンカツの形を明らかに超えたもの。味わいや食感も含めて、より高いクオリティを目指しているのがよくわかる。 今回は数ヶ月ぶりに貴重なTOKYO Xのリブ。 前回はその肉質だけで無く、脂の食感にも驚かされたが、今回も固さや脂っこい雰囲気は全く無く、旨みや甘みが際立つ。 20分ほどで提供されて直ぐに右端から食べ始め、左のカットへ。最後近くになって、気づいたのが肉の手前側がいつもの火入れに比べて明らかにレア感が強い。何か変えたのか、肉のポーションにもよるのかと思ったが、どうやら食べるペースが速すぎたらしい。 店主さんによると、食べるスピードも含めて、盛り付け後も徐々に火が入って行くことを計算されているとの事。ロースやリブロースだと食べ始める右側は提供時で丁度いい感じだけれど、その時点では左端はかなりレア気味。十数分かけて食べ進めると丁度よくそれぞれのカットに徐々に熱が入っていくのを計算されている様。 今回は10分もかけずに食べてしまったのが要因。 人によって食べるペースは違うと思うので、その辺も前もって、どこかに注意書きされても良いのかもしれない。ご飯が提供されるタイミングで二切れくらい食べている位のスピードが丁度良さそう。 小さいサイズのカットにしてコース仕立てにすれば、火入れは均一になるが、大きなカットのまま、提供したいという店主さんの拘りもある様。 来月からはTOKYO Xとルイビ豚が交互に入荷するとの事で、また新しい体験が出来るのを楽しみに今後も頑張って予約したいと思います。 有名になり過ぎて、相変わらず予約が取りづらい状況ですが、ありがたい事に今回も1カ月ぶりの訪問。 平日でも都内から初訪問される方が多く、まだまだこの状況は続きそう。 定番ではなく個性を出しながら、拘りを持って質の高い料理を提供するお店がほぼ皆無の横浜周辺では、席数を絞ってまで、より高いクオリティを目指すこの様なお店は貴重な存在。 横浜周辺の客には受け入れられなくても、都内や海外など遠方からわざわざ訪れる客が増えたのは嬉しい限り。本当に良いお店なら、場所は関係ないのだと改めて感じさせます。 今後、更に評価も上がって、認知も上がりそうで、予約は更に難しくなりそうですが、店主さんはポジティブで更なる質の向上も目指されています。 今回はTOKYO Xのヒレを前もって予約。以前、訪問の際は入荷や熟成の都合もあって、特選の別のものになってしまったので、ようやくありつけました。 TOKYO Xは繊維の状態にもよる様ですが、他の豚のヒレと比べても柔らかくジューシーな仕上がりで、また全く別物の仕上がり。熟成させる事で水分は減っているはずなのに、ちゃんと内部に水分を保っており、なかなか面白い仕上がりで驚かされた。パン粉の食感も以前とは異なっていて、肉質との兼ね合いで違う印象を受けたのかとも思ったけれど、どうやらまた、色々と変えているらしい。食感重視の様だけれど、ちょっと油を保持しやすい様に感じられる。次に訪れる頃には、きっとまた改善をされておられるだろう。 ごはんは相変わらず炊き上がり直前の店内に拡がる香りが素晴らしい。これまで使っていた新之助の入荷が難しく、最近は秋田のサキホコレに変えたとの事。甘さが減った感じはするけれど、粒の立ち方はこれまで通りで素晴らしい仕上がり。 暫く続いた柑橘系の食後のフルーツは今回は贅沢な夕張メロン。香りが素晴らしく、甘さもバランス良く美味しい。 認知度が上がった事で、どうやら使える食材も変わってきている様で次回予約分の10月からは銘柄豚にルイビ豚が加わるそう。ただし、入荷や熟成のタイミングもあって、現状は銘柄を選んでの予約は出来ないとの事。運次第で一期一会になりそうで、また何度か通って、別次元の体験をしたいと思います。 横浜、山下町の揚雫さんに約1ヶ月ぶりの訪問。 相変わらず予約困難な状況が続いており、予約方法が変わった事に加えて、食べログの影響力の強さを感じさせます。特に今年に入ってからは多くの有名レビュワーが挙って訪れて、高評価を付けているので、全国的な認知度も上がっていますが、いつの間にか横浜市内の飲食店でも同率で一位に。 有名になるのはお店に取っても良い事らしく、キャパシティ的にこれ以上、儲かることは無いのでしょうが、良い食材を扱いやすくなる点で有り難いとの事です。 今回は数年ぶりにリブを頂きました。 オープン当初に贅豚のリブを頂く機会がありましたが、今回のリブは全く別物で驚かされました。 リブロースの部分は脂が層になって入り、どうしても固く筋の様な食感になる事が多く、食べ応えを求める方には良いものの、好みは分かれる部位だと思います。 ところがこちらのリブは全く別次元の印象を受けました。しっかりとした食感をイメージしながら一口頂くと脂が非常に柔らかい。ふわっとした食感で、脂っこい感じも全く無い。特に右端と左端のカット部分は柔らかく、通常のロースともヒレとも全く異なる味わいを感じました。店主さんによると、まさしくこの食感を狙って、通常とは全く異なる火入れをされているそう。本当に手間が掛かっていて、感動します。 炊き立ての御飯も相変わらず香りもよく、粒感や甘さも感動させられるが、付け合わせのキャベツや味噌汁もどんどん美味しく進化している様に感じられる。 予約は今後もいっそう難しくなると思いますが、頑張って通い続けて、応援したいと思います。 世間の認知度が一気に高まり始めると同時に、3月以降、予約方法が変わり、更に予約が取りづらくなっている印象。現在、7月末までの席は埋まっており、毎週開放される日曜日の予約分も即時に埋まっている感じ。営業の回転数を増やして欲しいとも思いますが、自前で熟成させている事もあって、これ以上、仕入れも仕込みの量も増やせないのだとか。 そんな中、今回も2ヶ月ぶりの訪問。 今回はロースでの予約です。 以前の様にヒレの追加が出来ないので、量的には若干の物足りなさはありますが、以前にも増してクオリティが上がっている様に感じます。 つい数ヶ月前に頂いたものと食感も風味もジューシーさも何だか別のものに感じてしまう。 どうやら短期間でも色々と変えてきている様子。厚みは個体差もあるのでとの事だが、揚げ時間などは常にひとつひとつで調整。 パン粉は最近、変えた様で、以前のものと食感も風味も確かに異なる。どっちが好きか聞かれたが、ロースには今のものの方が良い気がする。 個体差によって熟成感も少し異なるとは思うが脂も今までで一番美味しく感じられた。意外にリブが人気だというのも頷ける。 炊き立てのご飯も相変わらず、香りも食感も最高。炊き方のコツを聞いて自宅でも真似してみたい。遅れて提供される味噌汁も直前に仕上げているが、こちらも相変わらず風味も具材も美味しい。 他のとんかつ専門店の様な全体的に脂っこさを感じさせない上品さが素晴らしいと思う。 次に来られるのは、また少し先になると思うけれど、また更なる進化を期待したい。 前回は二年ぶりの訪問でしたが、今回は二か月ぶり。 3月から予約方法が変わって、完全にオンライン予約のみに。合わせてメニュー構成も少し変わって、ヒレの45gを単品で頼めなくなってしまいロース、ヒレの盛り合わせみたいな頼み方は出来なくなってしまいました。 クオリティ維持を優先する為に、在庫管理や一度に提供できる量の問題もあって、予約も各回、席数で制限するのではなく、提供できるメニューの数で制限している様で、とんかつを一人で複数頼んでしまうと、その分、席は空いていても頼めるものが無いという状況が出てしまう様です。 現在、予約枠が2ヶ月先まで公開されていますが、完全に予約は埋まっている状態。予約が取れない事で、更にヒートアップしている感もありますが、食べログの影響だけでこんな事になってしまうとは。昨年秋以降の急激な状況の変化に店主さん含め戸惑っている方も多い様子。 数を制限していても、熟成具合やどのくらい取れるかも直前まで判らず、安定していない為、TOKYO-Xのヒレは予約していても用意出来ない場合もある様子。その場合は特選での提供になってしまいます。 各週日曜日の予約分は直前の金曜日にリリースされますが、これも現状、数分で埋まってしまっている。ただ、在庫調整の意味合いもあって直前の公開にしている様で、逆にメニューの選択肢は豊富な事もある様子。 さて、今回はヒレを頂きました。 135gだとヒレでもしっかりと量もあって、普通の方なら十分に満足できる量。 ひとつだけ切って断面がわかる様になっていますが、相変わらず綺麗な色合い。 齧り付く方向によって繊維の方向も変わるせいもあるかもしれませんが、切ったものと丸ごとでは食感も異なる感じで面白い。優しい旨みと柔らかさは本当に印象的。 ご飯は相変わらず料亭で頂く様な美味しさ。粒が立って甘みも感じられて美味しい。とんかつを待っている間も炊き上がりの香りが漂ってきて、期待も高まります。 味噌汁はいつもに増して美味しかった。 いつも調整しながら提供直前で仕上げている様だけれど、予約の対応に手間が掛からなくなり、時間的にも精神的にも余裕が出てきているのだろう。それが全体的に更なるクオリティアップに結びついている感じ。 今回の変化は利用する側からするとメニューの選択肢や訪問のタイミングなど利便性やフレキシビリティーは低くなるが、過渡期として様子を見守っていきたい。 店主さんも今後、客層を見ながら、更に珍しい銘柄豚を扱いたいとも考えている様で、更なる進化も楽しみです。 以前から横浜山下町の裏通りで、横浜では珍しい拘りの強い高品質のとんかつを提供する揚雫さん。 なんと2年近く空けて、久しぶりの訪問です。 元々、調理に時間がかかる為、予約が推奨で、来店に合わせて調理を進めてという感じでしたが、最近は認知も人気も上がり、平日でも遠方から訪れる方や外国人の利用も増えた為、仕入れや仕込みの量の制限もあり、予約自体が入れづらい状況が続いています。 思い立った際に伺いづらかった事もあり、足が遠のいていましたが、なかなか他では美味しいとんかつを頂く事が難しいので、数日前に電話して伺いました。 最近は1、2週間前には予約するのがオススメの様ですが、一名なら前日でも入れる場合もある様です。 訪れると以前と変わらない雰囲気。 ただ、滞在中もひっきりなしに電話が掛かってきたり、飛び込みで訪れる客も。 営業中とはいえ、基本的にはお一人で営業されているので、予約の電話は営業の合間にする様にすべきだと思う。店主さんも落ち着いた時間帯に折り返し電話されたりはしているが、予約する側も想像力を効かせて欲しい。 着いて暫くすると、仕上げに取り掛かる店主さん。 以前同様に仕上げにも2、30分掛かる感じ。 その間はビールを頂きながら、のんびり待ちます。 以前はビールはスーパードライのみでしたが、最近はスーパードライは無くなって、クラフトビールのレッドエールとエビスの提供となっています。 暫くすると先ずはとんかつが出てきます。今回はロース140gとヒレ45gを頂きました。仕上がりの感じは以前同様。 ピンク色の肉の断面と白くサクサクの衣が印象的。 ただの低温揚げだと勘違いしている方は多い様ですが、時間や油の温度だけで管理しているのでは無く、芯温で管理しているのは変わらないはず。脂の入り方やポーションの影響が出づらい様に細心の注意を払われている。調理の様子は覗けない様になっているので、詳細は判らないが。以前は壁に色々と調理に関するメモが書かれていたが、現在は消されていた。 食べてみると以前頂いたものよりも旨みや食感も若干変わった印象。豚の品種の違いもあるとの事。 最近はTOKYO Xを使われているが、以前のものもまた食べてみたい。 少し遅れて、ご飯と味噌汁も提供されるが、どちらも相変わらずクオリティが高い。固めに炊かれたご飯も粒が立って料亭などで頂く感じで、それだけでも美味しい。 いい値段のランチではあるが、ゆっくりと過ごせて、満足度も高い。 ふらっと行ける感じでは無くなったが、今後さらに人気が出そうだし、また頑張って予約して伺いたいと思います。 数ヶ月ぶりの訪問でした。 今回は予め予約しての訪問。以前より認知度も人気も上がっている様で、売り切れのことも多い様ですし、店主さんも手間を掛けて提供されているので、前日までに予約しないと現状は難しい様です。 今回はヒレの150gと定食セットを前日予約。 訪問時間は指定していますが、仕上げにも時間はかかるのか、お店に着いてから提供までは30分ほど掛かっていました。 ヒレは一個50gの様で、皿には3個のってきます。ひとつだけ半分にカットされており、その美しい断面とジューシーさがよくわかる。肉の表面が乾いてしまうので、カットされているものから、頂きます。以前に頂いたものよりもジューシーさがよくわかるし、柔らかさも旨みも最高です。少し山葵と塩をつけて頂くのがオススメ。ソースはキャベツにかけて、口直しに食べるのが良いと思います。 残りのカツはそのまま齧りつきます。 柔らかいので、普通に噛み切れるというか、肉の繊維が解ける感じ。 ご飯や味噌汁のクオリティも高く、固めに炊かれたご飯は上品さを感じます。 食後のフルーツには、せとか。ほうじ茶も風味が良く、高級な日本料理店に伺っている様。 価格はそれなりにしますが、満足感の高いとんかつだと思います。 次回はロースも頂きたいと思います。 横浜中華街にもほど近い山下町の裏通り、県民ホールや芸術劇場の裏辺りに出来たとんかつ屋さん。 この通りは昔から銅鑼など古くからあるお店がある一方、なかなか飲食店も増えないエリア。 そんな中、なかなか尖った感じのお店ができたなと以前から気になっていました。 低温で揚げる白い衣の豚カツは都内などでも増えつつありますが、こちらも低温でゆっくり揚げており、中の肉もピンク色。オーダーから準備し始めて40から50分は揚げるのにかかるとのことで、予約して、その際にオーダーする事を勧められています。 今回は電話がうまく繋がらなかったので、直接伺いました。ロース140グラムとヒレ50グラムをオーダー。実際に50分くらい掛かるとのことで、店外で待って戻ってきてもいいとのことでしたが、カウンターでビールを飲みながら待ちました。 50分弱くらいでまずはロースが運ばれて来ました。どうやらこの日はリブロースという事で、若干、脂が多いですが、綺麗にピンク色の見た目。衣はサクサクで低温の割にはこのコントラストも良いし、全体がピンク、その割には肉汁が逃げずにしっとりとジューシー。なかなかの技術を感じます。 実際に食べてみて脂の部分も食感も良いし、肉の旨みも素晴らしい。更に驚いたのはヒレ。まあまあ良い大きさだし、切られて無かったので、そのまま齧り付きましたが肉の繊維が自然に解ける様な柔らかい食感。こちらも全体がピンク色でジューシー。きっと箸でも切れるのではという感じ。 低温で揚げたものでも、ここまでレベルの高いものはなかなかありません。都内までとんかつを食べに行く必要は無くなったと思えるほど。 ヒレとロースは大きさも違うので、どう扱っているのかと思いましたが、どうやら芯温を計りながら別々の温度で揚げているとのこと。 一度に多くのカツは揚げられないので、大人数のグループは断っている様ですし、ランチなど重なる時間帯は更に提供に時間が掛かることがあるようです。 どうやらオープン時はクラウドファウンディングをされた様で、その際の客層が多かった様。若い方や、年配でも値段重視の方が多い印象です。 オープン当初は提供時間重視で若干、クオリティが落ちる事も多かったようですが、最近は味わい重視でクオリティが落ちない様に気をつけているとの事。 とんかつだけでなく、つけ合わせやご飯もまるで料亭で頂く様な感じで質が高い。 以前に、こちらに伺ったことがある方も是非、また伺ってみてほしい。きっと、また印象が変わるはず。 横浜は客層も保守的で豚カツも老舗を選ぶ印象が強いが、こういうお店が横浜でも増えていって欲しい。

2025/11訪問

10回

イナカーザ

イタリアン EAST 百名店 2025 選出店

食べログ イタリアン EAST 百名店 2025 選出店

イナカーザ

神奈川、京急東神奈川、東神奈川/イタリアン

3.82

129

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-

夜の点数:4.2

昼の点数:4.1

隠れ家で頂く、常に進化を続けるモダンイタリアン

2025/09訪問

27回

ガストロノミアヘリテージヨコハマ

平沼橋、高島町、戸部/イタリアン、パスタ

3.60

240

¥10,000~¥14,999

¥4,000~¥4,999

定休日
月曜日

夜の点数:4.1

昼の点数:4.1

数ヶ月ぶりに横浜の隠れ家イタリアンへ。 ビコローレが閉店されて、暫く経ちましたが、ヘリテージに集約された事で認知度も上がり、ディナーではより本格的で高級感もありながら、シェフの遊び心も感じられるコースを頂く方も増えてきている様です。 今回も旬の食材を使ったシェフおまかせコースを頂きます。内容的にも同クラスの他店のコースよりもリーズナブルだと思います。 季節的には難しい時期ですが、長い夏の終わりと秋を感じさせる内容でした。 定番もありながら、新しい感じの料理も。世界的に近年はアジアや中東っぽいニュアンスを入れたイタリアンが増えていますが、こちらでもパニプリを使ったアミューズなどからその雰囲気を感じられます。 初めて見ましたが、アミューズに使われた木の台皿はなんとシェフ自ら工作して作られたそうです。 パスタはなんと3種類。 パスタ好きな方も満足しそう。手間が掛かりそうな自家製のトルテリーニも現地のスタイルでブロードに浮かべたもの。地鶏の旨みと冬瓜の優しい雰囲気の組み合わせも面白い。続くポルチーニのパスタはトマトソース。トマトベースのポルチーニのパスタは初めてでしたが、甘み、酸味と組み合わせるのもありですね。 ドリンクは今回もグラスワインをおまかせでペアリングの様に出してもらいました。 先日、シェフとマダムは沖縄に行かれていたそうで、一杯目は和梨とシークワーサーを使ったカクテルから。 その後は珍しいイタリアワインも色々と。前半で赤ワインが提供されたりと攻めた部分もありますが、鰹に合わせるには冷やした赤が確かに合います。どれもきちんと料理に合わせて考えられており、フレッシュなもの、熟成感のあるものなど堪能しました。 また、最後は貴重な熟成したRADIKONも出して頂きました。赤だとメルローが定番ですが、珍しいPignolo。前日から考えて用意して頂いた様で、有り難く楽しませて頂きました。 ワインに関してはなかなか難しい横浜ですが、他にも貴重なナチュラルワインも沢山、セラーに並べられており、その内、ボトルでも頂きに伺いたいと思います。 ビーツ スープ 揚げピザ 鰯 じゃがいも サルサヴェルデ タルト 蝦夷鹿 パニプリ 鰹 無花果 ゴルゴンゾーラ 胡桃 アマランサス ペンタス 毛蟹 アボカド パプリカ 玉蜀黍 ブッラータ 秋トリュフ 秋刀魚 唐墨 かぼす 九条ネギ パスタ 丹波黒鶏 トルテリーニ 冬瓜 コンソメスープ ポルチーニ トマトソース タリアテッレ ペコリーノ 蝦夷鹿 モンテビアンコ この4月から遂に人気店のビコローレを完全に閉業、撤退されて、こちらのヘリテージに集中される事になりました。 ここ最近はビコローレは一時休業の形になっていて、スタッフも異動されていましたが、この形が今後も続くことになります。 ビコローレはカジュアルで、スタッフも客層の雰囲気も賑やかな感じはありましたが、ヘリテージでは高級感もあり、大人の落ち着いた雰囲気。これまではヘリテージでもビコローレ風のカジュアルなコースを出しており、前菜もカジュアルな感じの盛り付けでしたが、今はどのコースも最初の前菜は洗練された感じに変化しており、旬の素材をより活かした方向性で高級感も増している。 今回はかなり久しぶりにディナーでの利用。シェフのおまかせコースにワインペアリングでお願いしています。 料理は若干、原点回帰でシェフのスペシャリティ的な料理が多かったですが、シェフの遊び心も充分に堪能し、シェフならではの味わいも楽しめました。 新しいと感じたのは、珍しくアジアのテイストを取り入れたパスタ。具材にパクチーを使っていますが、なんとパスタにもパクチーを練り込んでおり、爽やかな雰囲気。桜エビとの組み合わせでタイ料理っぽい雰囲気も。最近は東南アジアや中東のニュアンスを取り入れたイタリアンは国内だけでなく、海外でも増えていますが、イタリアン全体のトレンドなのでしょうか。 モダンな料理では色々なニュアンスを取り入れやすいので、面白い進化だと思います。 ワインはグラスワインの種類が豊富なので、一皿毎にオススメを合わせて出してもらいました。多分、ペアリング自体はメニューに無いと思いますが、ワイン好きの方は是非、ペアリングでお願いして欲しい。横浜ではワインを頼む方は少ないと思いますが、カジュアルに楽しめるリーズナブルなペアリングコースも是非、レギュラーメニューとして提供して頂きたいと思います。 実際に今回はペアリングの精度もよく、料理の風味をよく引き立てており、楽しめました。 また、別の季節に伺わせて頂きます。 グリーンピース ひよこ豆 シラウオ パルミジャーノレッジャーノ 信州サーモン 日向夏 ルビーオニオン 平目 ほうれん草 パンチェッタ プンタレッラ タプナード ポートベローマッシュルーム ブッラータ 生ハム サマートリュフ パクチー タリアテッレ 桜エビ グリーンアスパラガス 浅利 三重県産ガス海老 羽太 新玉葱 ラビオリ 天豆 パンチェッタ サマートリュフ 牛ヒレ カルドンチェッロ マコモダケ 筍 パフェ チョコレート 苺 ナポレオンパイ風 夏以来、数ヶ月ぶりにランチで訪問です。 この日のランチは珍しく比較的、落ち着いていた感じですが、これからのシーズンは忙しい日が続くそうです。 有名店となったビコローレは休業を続けていますが、その分、こちらに集中して営業を行っていて、間もなく3周年を迎えられますが、ようやく一般の横浜の方々にも認知されてきている様です。 こちらの方が高級感もあり、大人の雰囲気もあるせいか、カジュアルなビコローレよりも客の年齢層は高めですが、コースの大半はリーズナブルでカジュアルな内容なので、ビコローレで提供されてきたものと同等だと思います。 ただ個人的には最初の前菜盛り合わせ的なアミューズはビコローレスタイルでは物足りないというか大衆的過ぎるので、より遊び心もあり、一品ずつのクオリティも上のシェフのおまかせコースに目が行ってしまいます。 今回も前もってコースの予約をして伺いましたが、いつもに増して旬の素材を取り入れた内容でした。 アミューズは見た目はデザートっぽいですが、甘くなく仕立てた三品から。これもおまかせならではの定番。 その後は、旬の魚介を使った料理が続きますが、どれも香りが立って、運ばれてきた瞬間からテンションが上がりますが、仕立てや素材の組み合わせにも気を使っていて面白い。 贅沢に香箱蟹を使ったパスタも変に濃厚過ぎる感じは無く、単体でもワインと合わせてもバランスよく仕上げられている。 白トリュフを使ったアニョロッティもシェフ自ら多めに削ってくれて、贅沢な香りを堪能させて頂きました。 メインは猪。骨付きでしっかりとした味わい。 ジビエなども頂けるのは嬉しい。 ドリンクは今回もペアリングの様に各皿に合わせて出して頂いた。特に高級なものや珍しいものはないが、リーズナブルで若くても品質は高く、ペアリングとして考えられているラインナップ。 グラスワインで色々と頂け、量も調整して頂け、フレキシブルなのは流石。 また、シェフズテーブルの利用も含めて、定期的に伺いたいと思います。 アミューズ 鰤 ガス海老 桜海老 バターナッツスクワッシュ コリンキー 白子 サルサヴェルデ 香箱蟹 リゾーニ 蛤 下仁田葱 トリュフ アニョロッティ 百合根 白トリュフ 猪 トマト 蓮根 モンテビアンコ もっと伺わないとと思いながら、約1年ぶりの訪問でした。 今年に入ってから、元々のビコローレを休業され、現在のヘリテージに営業を集約されて、効率化。スタッフもこちらに移られており、佐藤シェフの元、忙しく働かれています。 実際にヘリテージのキッチンにこれだけ多くのスタッフが入られているのも初めて見ました。 ヘリテージに集中する事で、老舗などの有名店を名前で選びがちな横浜の客層にも本来のシェフがいるヘリテージの認知が上がり、食べログなどでの評価も上がっており、効率化だけではない色々と良い変化も出てきている様です。 今回もシェフのおまかせコースを頂きましたが、良いバランスでモダンな要素が入り、シェフの遊び心や個性を感じながら、高級感もあるので、なかなか楽しめるし、意外と内容の割にリーズナブル。 ビコローレはどうしても雰囲気だけでは無く、カジュアル感が強く、リーズナブルな点だけが目立っていたので、客層のコントロールにも良さそうです。 ほぼ一年ぶりの利用という事で、コースの内容的には被るものもいくつかあったが、仕立ての変化など、進化も感じられるし、トータルの皿数も増えている様で満足度も高い。 ワインはペアリングで一皿毎に出して頂いた。 以前にいたキッチンもソムリエも熟すスタッフはいなくなっていたが、なかなか精度の高いペアリングで驚いた。魚介が多いコースであったが変な生臭さも感じず、考えられたセレクションだったと思う。 暑い日が続くとなかなか横浜で出歩く機会は増えないが、涼しくなった頃にでも、また伺いたいと思う。 突出し 甘く無いお茶菓子 カルパッチョ キハダマグロ フリット 唐辛子海老 マンゴー 生ハム ブッラータ 玉蜀黍 黒トリュフ 冷製パスタ タリオリーニ 鮎 蛸のグリル 経産牛 ザバイオーネ 桃コンポート ローリエ 約半年ぶりの訪問です。 どうしてもビコローレの方が有名で、これまでの歴史もあるので、こちらはどうしても落ち着いていますが、ようやく平日のランチも女性のグループ客やおひとり様を含めて、多くの方が利用されていました。 大人のお落ち着いた雰囲気もあり、少し贅沢したい際はビコローレよりもこちらの方がお勧めです。実際に佐藤シェフもこちらで調理されています。 キッチンを覗くといつもよりスタッフも多く入っていて、忙しそう。佐藤シェフも久しぶりにマスクを外して、営業されており、久しぶりに素顔も拝見しました。 今回は数日前にコースを予約しての訪問です。 通常のランチメニューよりも品数も多く、一皿ずつ提供されるので、より旬の素材や盛り付けも堪能出来ます。 一品一品しっかりとした感じですし、前菜もパスタも二品ずつの構成で、お腹もかなりいっぱいになりました。 いつもはドリンクはペアリングの感じで、グラスワインを合わせて出して頂くのですが、ここ最近はキッチン補助に入られていたソムリエさんが、久しぶりにサービスもされていて、相談しているとオレンジワインをボトルでコースを通して合わせる事を提案。 グラスでは出しづらい、ちょっと良いワインをこういう形で合わせるのも面白い。 通常、泡や白、赤ワインはさすがに一種類だけでコースの全皿に合わせるのは難しいけれど、これはオレンジワインならではの試み。 実際、オレンジワインを温燗程度の温度で提供するお店もあるが、今回も氷水で冷やしたり、お湯で温めたりなど、温度調整をしながら提供して頂いた。 合わせる料理にも味わいの感じ方は変わるが、提供温度や注いでからの時間、使うグラスによっても、大きく風味や後味にも変化が見られて、久しぶりに面白い体験が出来たと思う。 以前はウォークインでの利用も比較的簡単に出来ましたが、波はあるものの、席がある程度、埋まっている事もあり、予約して伺うのが良さそうです。 フレキシブルにコース内容なども対応してくださるそうです。 1/26にオープンからちょうど1周年を迎えられたヘリテージさん。入口付近にはお祝いの花が沢山並びます。 コロナ禍中でのオープンだった事もあり、大々的なイベントなども当時は出来ず、佐藤シェフがこちらで腕を振る舞われているにも関わらず、地元での認知度はビコローレの方が高い状況が続いている様です。 ただ、個室のMamorudiniの方は連日常連さんの方から個別にお祝いを兼ねた予約が入ったり、週末には関係者や常連客さん達に声をかけてパーティをされる様で、贅沢なものになりそうです。 1周年当日は比較的、ひっそりとした営業でしたが、その分、贅沢な時間を過ごさせて頂きました。 久しぶりの利用でしたが、ディナーでおまかせコースを頂いたのも久しぶり。 基本的な流れは変わりませんが、以前よりも仕立てや味わいのバランスなどが良くなっているなという印象を一品目から受けました。合わせるワインもグラスで普段よりも少し良いものが開いていて、ペアリングとして色々出して頂いた事もあるかもしれません。 それでも、以前に頂いた事のある料理もレベルが上がって感じましたし、新しい試みもあって、温度感が良くなったり、遊びの部分も増えていた様に感じます。 初モノのホワイトアスパラガスをはじめ、旬の素材もそれぞれの皿に使われていて、メインのウリ坊はその細くて長い肋に付いた肉の中で色んな食感や味わいが楽しめて、ここ最近頂いた肉料理の中でもトップレベルでした。 ワインは綺麗なクラッシックよりのイタリアの自然派ワインを中心に提供されています。味わいや風味が特徴的なワインもありますが、レアなものも含めて、良いペアリングになっていたと思います。 年末年始は色々と大変だった様ですが、また、合間を見て、立ち寄ってみたいと思います。 2か月ぶりにランチタイムに訪問しました。 予約無しで伺いましたが、テーブル席は複数のグループが入っています。少しずつ認知度は上がっているようですが、食べログ上ではビコローレの方が評価が高いので、一般的にはそちらに伺う方が嬉しいと感じる様です。 ランチのメニューですが、プレフィックスのコースに加えて、予約オンリーのおまかせコース。他の客の内容を見る限りは充分にプリフィックスでも満足出来そう。 ただ、選択肢が多いので、どれを選ぶか迷っていたら、シェフが特別におまかせでも大丈夫との事で、おまかせに。 前菜から最近人気のメニューが並んで、数ヶ月ぶりに伺うと一通り最新の料理が頂ける感じで、新鮮さも。 秋っぽいメニューに夏っぽいメニューが混じる感じですが、どれも見た目にも味わい的にも堪能させて頂きました。 ワインはグラスでペアリング。 相談しながらメニューに載っているもの、開いているものから出して頂きましたが、一部、新たに開けてもらいました。 一杯目だけはアペロールにブラッドオレンジを加えたカクテルを敢えて頂きましたが、これが最初のスープに使われているオレンジのオイルと風味がバッチリ合って、なかなか。 普段は自然派ワインは比較的、リーズナブルなものを提供している様ですが、オレンジワインもあるし、まあまあ満足。 セラーには有名生産者の貴重なものも並んでいるので、たまにはボトルでこういうのを頼むのもありかもしれません。 久しぶりに夜に訪問しました。 少し過ごしやすい日はテラス席で食事されたり、店内も早い時間から数組が利用していたり、コロナの影響はあるものの、以前より認知度は上がっている様。 ディナーはウォークインだとアラカルトオンリー。 それでもポーションを調整してもらい旬の食材を使った料理でコースっぽく仕立てて頂きました。 タコのサラミはスペシャリテ。 スライスする前のものも見せて頂きましたが、綺麗に仕上げられています。 安定した入荷は難しいと思いますが、花ズッキーニ、夏鹿なども。 ワインはやっぱり客層的に夜でも横浜では難しい様で、グラスワインは開いているものが少ない印象。冷たいものも飲みたかったので、アペロールをブラッドオレンジジュースで割ったものも頂きました。 また機会をみて伺いたいと思います。 前回訪問から約2ヶ月。 いつの間にか通常のランチやディナーでもおまかせコースを頂ける様になって、個室のシェフズテーブルまでのプレミアム感は無いものの気軽にフレキシブルで多彩な料理を楽しめるようになっていました。 ランチの下のコースではビコローレの様な前菜盛り合わせから始まり、差別化が出来ていないのは残念。盛り合わせが食べたい客はビコローレに行ってもらい、値段が上がってもこちらではクオリティの高い前菜を出して、客層を含めて雰囲気も、料理の内容も質を維持していって欲しい。認知度が上がるまでは難しいとは思うが。。 前菜2皿、パスタ2皿とボリュームを心配しましたが、丁度いい感じ。 内容的にもシェフのお遊びも楽しめる感じで、堪能できます。 ワインはイタリア縛りですが、比較的クリーンな自然派ワインをグラスで合わせて楽しめますし、この日は少し懐かしいスーパートスカーナをグラスで頂けるということでハーフで頂きました。 締めのコーヒーはデフォルトでマキアートがメニューに載っているのも嬉しい。 前回訪問からいつの間にか2か月。 その内、ランチで伺おうと思っていましたが、夜のアラカルト営業を先日から始められたので、様子を伺いに。 メインダイニングの夜営業を始められた事もあり、個室のシェフズテーブルのネット予約は廃止して店舗での別途対応となる様です。その為、ほぼ一見さんの利用は難しくなりそうです。 その分、今後暫くはメインダイニングの方は若干カジュアルになるものの予約無しでウォークインでも気軽に利用出来そうです。 料理の盛り付けも海外のホテルのバーやラウンジっぽい雰囲気ですが、素材は旬のものを使い、クオリティは高い。 合わせて出して頂いたワインもグラスでイタリアの自然派ワインが中心で、珍しいものなども。横浜はなかなか客のほうがワインや自然派ワインへの理解や需要が低いので難しさはありますが、拘りを持って提供を続けていって欲しい。 大人の雰囲気で自然派ワインを気軽に楽しめるお店は横浜には皆無なので、今後、認知度が上がれば、もっと人気も出そうな感じです。 横浜のイタリアンの今では老舗と言って良いお店の一つ、ビコローレの姉妹店というか、これからはこちらがメインになるであろうお店が1月26日にグランドオープンされました。 これまでのカジュアルな雰囲気はもう忘れて良いと言っていいほど、大人の空間に仕上げられています。 ビコローレのカジュアルな感じや、ちょっと古臭い雰囲気の料理、リーズナブル路線のワインのセレクションはここ10年くらいの横浜の客層や需要には合っていたのでしょうが、これがスタンダードとなって、良いお店が横浜には増えなかった理由の一つになっていた気もします。 今回のお店は、料理のクオリティもサービスの雰囲気もモダンとまでは行かないものの現代風の大人の雰囲気になっている様に感じました。 素材をメインに、多くの素材を活かした感じのサラダから始まるランチコースも好感が持てます。 パスタ、メインは若干、ソースの甘みが気になったものの、ビコローレと比較しても、伝統や基本を重んじながらも、良い感じで盛り付けも含めて、自分流にアレンジしている様に感じました。 合わせられたグラスワインはまだオープン仕立てという事もあり、あまり種類は開いていませんが、イタリアの自然派を中心に比較的、クリーンで果実味が豊富なものを選ばれている様に感じます。現在の料理の味付けにも合わせやすいラインナップで良い感じだと思いますし、今後、認知度が上がり、客が増えた際の進化にも期待します。 現在、昼はパスタランチも含め、カジュアルなランチセットのみですが、ビコローレとの差別化をもっと図って、値段的にも差を作っていっても良い気がします。 夜は個室でのシェフズテーブルが今週中はメインとなる様で、8席のみのプレミアシート。 カウンターのみで、完全に隔離されて、一斉スタート。 空間を見せて頂きましたが、キッチンも特別に作られており、かなり贅沢な空間。こちらでの写真撮影は可能ですが、SNSなどには非公開との事です。 ワインもグレードが上がったものを提供される様で、シェフの本気を見られる貴重な機会になる様です。これまでのビコローレがかなりカジュアル路線でシェフの実力を知る機会がほぼ無かったので、今後の展開に期待します。 (予約しづらくなる状況は困りますが。。。) *オープン直後の為、一時的にクレジットカードが使えません。PayPayは使える様なので、前もってチャージして伺うのが良い様です。

2025/09訪問

11回

1000

2025年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店

焼き鳥 EAST 百名店 2025 選出店

食べログ 焼き鳥 EAST 百名店 2025 選出店

1000

関内、馬車道、日本大通り/焼き鳥

4.07

455

¥15,000~¥19,999

-

定休日
土曜日、日曜日

夜の点数:4.1

約二ヶ月ぶりに人気の1000さんへ。 今年に入ってからは、毎月、メニューが変わっていて、短いスパンで訪れても何かしらの変化があって、楽しめる。 今回は十分に金柑が入手できなかった様で、ちょうちんの提供は無かったが、最初にスープが提供されたり、前回のスライダーがミニホットドックスタイルになったり、串がソリレスからスタートになったりと変化を楽しめた。 また、使う高坂鶏の種類や育て方も変わってきているのか、脂がのった白レバーに近いレバーになってきていて、切る前のものもなかなか立派なもの。寒い時期になってきたせいもあるのかと思うが、食感や旨みもなかなか。つくねなどもそうだけれど、シンプルな味付けで素材を以前よりも大切にしている雰囲気は成長を感じさせてくれる。 今回はドリンクはワイン中心でおまかせのペアリング。最近もグレープリパブリックやサローネにいた藤巻さんとの取引で新しいワインも入荷している。久しぶりにフレッシュなオーストラリアワインも楽しみました。 来月も気合いが入った内容だとか、また楽しみに伺いたい。 高坂鶏のスープ ソリレス サラダ ホットドック 高坂鶏の刺身 レバー ささみ ハツモト 砂肝 胸肉 磯辺焼き クリームチーズ 胡瓜 ハツ エルフランス 銀杏 茶碗蒸し シルクスィート つくね せせり つくね 厚揚げ えのき 最中 クリームチーズ みかん レバー 大根おろし 手羽 炊き込みご飯 (追加) ハーフラーメン (追加) クレームブリュレ 有り難い事に二ヶ月ぶりの訪問。 今年に入ってから、毎月コース内容や流れも変わっており、新鮮な気持ちで楽しめます。 ちょっと前までは必ずコースに入ってきた麺の使用が無くなって、新しい試みでスライダー的なミニバーガーや最中が挟まれて、流れ的にも良くなった気がする。今後、定番のメニューになっていきそうだし、色々とアレンジも出来そう。コースの前半に麺が提供されるよりも全然いいと思う。 定番のつくねも仕立てや焼き方も変えてきている。懐かしい感じながら、レア気味の火入れ。 肉の旨みがダイレクトに判るので、以前の卵黄やトリュフを使ったものより、個人的には好み。 〆は色々と選べるが、ラーメンはまたスープが少し変わった。出汁の引き方を変えた様で、旨みをより感じられる。麺も今の方がシンプルで良い。 全体的に鶏や素材の良さを直接表現する様になって来ている気がする。 また次回、どの様な変化を見せてくれるか、楽しみです。 四種きのこのマリネ 胸肉 高坂鶏 刺身 高坂鶏 胸肉 ミニバーガー クリームチーズ いぶりがっこ 胡瓜 ハツ ちょうちん 銀杏 南瓜餅 つくね 松茸 フリット (追加) セセリ 最中 シャインマスカット 無花果 厚揚げ レバー 椎茸 エルフランス 膝周り ハーフラーメン (追加) 秋刀魚 炊き込みご飯 (追加) クレームブリュレ 今回は先月に続けて、1ヶ月ぶりの訪問。以前なら、ほぼ同じ内容のコースだったと思いますが、最近は毎月メニューを変えていて、常に季節感を出したり、ブラッシュアップもされている。その為、短いスパンで訪れても変化を感じられて、面白い。 まず、最初に目につくのが、入り口に飾られている「冷やし中華はじめました」の文字。町中華なら、よく見かける光景ですが、焼鳥専門店では見たことありません。若い店主ならではの遊び心ですが、最近はコースの中にも麺を取り入れたり、〆のオプションのラーメンもクオリティが上がっていて期待度が上がります。 先月までは最初に出されていたクリームチーズが無くなって、生野菜が最初に。盛り付けも以前のサラダやマリネとは大きく異なり、鶏の形に抜かれた大根以外は比較的、クラシックな雰囲気で、これまでの見た目重視の印象とは異なります。 暫くするといつもの胸肉。 前回は比較的、クラシックな印象を受けましたが、今回は皮はしっかりと焼かれていますが、全体としてはバランスの良い感じ。 そしてこのタイミングで大きなウズラの卵をのせた冷製パスタに見立てたキャビアもトッピングされた中華麺。以前のよだれ鶏の出汁で頂く麺よりもクオリティは上がっていて、面白い。卵も全て混ぜて頂くのが良さそう。 更に新しいメニューが続きます。コースが始まる前に雲丹を使うか聞かれていましたが、生つくねにたっぷりと雲丹がのってきます。雲丹はどうやらオプションの様ですが、雲丹が無くても十分に美味しさがわかるつくねでした。 高坂鶏の内臓などを含む鳥刺しはクラシックな仕立て。やっぱりこの食べ方が一番、高坂鶏の味わいを堪能できる。可能なら今後、もう少しポーションも大きめのカットになると嬉しい。 続くタタキも腿と胸肉の食べ比べ。 これも新しい仕立てで、トッピングのスプラウトも広島の有名な梶谷農園出身の方が始めた江戸前ハーブを使っている。これだけ暑かったり、雨の多い時期は難しいハーブ類だが、新しい試みはいいアクセントになっている。 冷製のスープも新しい仕立てと盛り付け。 玉蜀黍の甘さがその前の串からもよくわかる。 串ではレバーやつくねが以前よりも優しい火入れとなっていて、なかなか攻めている。 トータルとして、これまでとは全く異なる印象を受けました。 次回訪問時にはまたどんな変化が見られるのか、今から楽しみです。 コリンキー 水茄子 紅芯大根 枝豆 胸肉 エルフランス キャビア カッペリーニ 生つくね 雲丹 海苔 高坂鶏刺身 タタキ 股肉 胸肉 おろし 江戸前ハーブ 丸ハツ ちょうちん 玉蜀黍 冷製 玉蜀黍スープ せせり 厚揚げ レバーパテ 水茄子 レバー 股肉 ねぎま つくね 冷やし中華 炊き込みご飯 数ヶ月ぶりの訪問です。 最近は意図的に変化をつける様にされている様で、変化の大きかった前回に比べても、新しい点や原点回帰と思える点もあり、全体的にクオリティアップに繋がっていると感じました。 コースの最初は定番になったクリームチーズから、ワインとの相性も良いトリュフのバランス。白和えも旬のフルーツを使う様になっていて、今はアメリカンチェリー。 串は胸肉から。 幾度となく食べているはずだけれど、今回はいつもとは食感も肉質も異なって感じた。若干、火入れが強くなっているのか、素材に変化があったのか、クラシック寄りになった感も。 鳥刺しも黄身醤油はやめて以前の様にシンプルなものに戻ったおかげで、ちゃんと素材の良さや味わいがわかる様になったのは嬉しい原点回帰。 よだれ鶏からの流れはタレが敢えて辛さを出したものではなく、旨みのしっかりとした出汁中心の味わいにされているのはセンスが良いし、ただのマネでは無く、オリジナリティが出ている。 表面的なアレンジだけで無く、素材を大切にし始めているのは、色々と成長もあっての事だし、勉強して、真面目に料理に向かいあっておられるのだと感じさせる。そろそろ大衆ウケする感じからは脱却して、より上のレベルを目指してほしい。 新規で使い始めたエルフランスという大きなウズラの卵には大きさだけで無く、その優しい旨みにも驚かされる。 また、串の最後に提供されたつくねも昔っぽい雰囲気に変わって、シンプルに美味しさを味わえるのは嬉しい。今の形の方が高級感や質の高さを感じられると思う。 〆に頂いたのはラーメンと炊き込みご飯。 コースの途中で麺を頂いているので、被る感じは否めないが、〆のラーメンはスープも麺も以前と比べても質が上がっている。途中で出す麺も何か食感や旨みが際立つ工夫があると相乗効果が出てくる気がする。 季節の変化を出しにくい焼鳥だけれど、毎月、変化をつけてきている様で、頻繁に訪れても面白さを感じられる様になってきている。 焼鳥店が増えてきている関内周辺だが、今後オープンする新しいお店の監修にも関わっている様で、横浜全体として質の高い面白いお店が増える様に頑張っていってほしい。 あとは4周年を迎えられて、そろそろカウンター周りを綺麗にリニューアルされても良いのかなと感じます。予約も埋まっているので、なかなか難しいとは思いますが。 トリュフ クリームチーズ アメリカンチェリー 白和え 胸肉 高坂鶏とアメーラトマト 土佐酢和え 高坂鶏 刺身 高坂鶏 よだれ鶏 雲呑 麺 ハツ ちょうちん 銀杏 春巻き ヤングコーン 鶏そぼろ せせり レバーパテ 厚揚げ 高坂鶏 皮 ホワイトアスパラ レバー エルフランス 手羽先 つくね 大根おろし ラーメン 炊き込みご飯 クレームブリュレ 今回は短いスパンで約1ヶ月ぶりの訪問。 これだけ短期間で何度も伺うのは久しぶり。 先月からあまり内容は変わらないかなと思っていましたが、そんな心配はコースの前半で覆されました。 最近はコースの始まりはクリームチーズと白和えからというのが定番にになっています。 大将おまかせのペアリングでドリンクを頂き、珍しく最初からシャブリが出て来て、その酸にも驚きましたが、チーズを一口食べてからワインを飲むと味わいの変化に驚きました。最初からハマるペアリングは久しぶりで、大将の本気度もうかがえます。 今まではサラダを出していたタイミングで旬の春野菜を使ったマリネ。今までは季節感を出しにくいコース内容でしたが、積極的に旬の素材を使っている。以前にも夏野菜のマリネを出されていましたが、今後は定番になっていくのかな。 まだ過渡期で、味が濃すぎるかなと思っていた鳥刺しの黄身醤油も味わいを変えてきて、少し優しい味わいに。鳥刺しの味わいを邪魔しすぎない様になって来た。更に卵を無駄なく味わえる様にこのタイミングで麺とトリュフを和えて頂く新しい試みも。カルボナーラっぽい雰囲気になりますが、麺もクオリティは高く、いつも〆で出しているラーメンも変化を想像させる。チーズもたっぷり掛けるとより良いけど、コース前半で頂くにはやり過ぎか? 串にも変化はあり、旨みが中心で単調になりがちなちょうちんにも行者にんにくの葉を挟んで良いアクセントを加えている。 これまで茶碗蒸しを出していたタイミングでは、蓮根餅の餡かけ。これまでよりも手が込んでおり、程良く高級感も足された感じ。 最近は〆はマンネリ感もあり、炊き込みご飯しか頼んでいませんでしたが、オススメという事もあって久しぶりにラーメンのハーフも追加。 鴨出汁を加えたり、少しスパイシーな油も足され、麺も少し太くなった感じもあり、トータルのクオリティがアップ。オマケ感が強かったのが、バランスの良い、単体でも十分に満足できる味わいになってきたと思います。 ドリンクのペアリングも面白いワインを積極的に使う様になってきており、今回も貴重なラディコンをグラスで出して頂いた。 次に伺えるのは、また数ヶ月先になりますが、変化や進化を楽しみに訪れたいと思います。 トリュフ クリームチーズ あまおう パールホワイト 白和え 高坂鶏 胸肉 春野菜 マリネ エディブルフラワー 高坂鶏 刺身 黄身醤油 麺 トリュフ 胸肉 磯部焼き ハツ ちょうちん 行者にんにく 銀杏 蓮根餅 餡かけ そぼろ せせり レバーパテ 厚揚げ カリフラワー レバー 大根ジュース 股肉 葱間 つくね ラーメン ハーフ 炊き込みご飯 ティラミス 年末以来、数ヶ月ぶりの訪問です。 旬の食材を意図的に取り入れて、変化をつけている。大きなコースの流れは変わらないのだけれど、最近は高坂鶏の串から始まるのでは無く、クリームチーズから。 食前酒的なドリンクから始める方には串が焼けるまで待つ間に頂くには丁度いいのだろう。 今回、料理の説明で明確に高坂鶏と説明があったのは刺身のみ。元々、内臓など希少部位は別の鶏を使っているが、色々と他の銘柄鶏も取り入れていく事を考えている様子。今年も少しずつ串の方も変化を見せてくれそう。 ペアリングの方もちょっといい自然派ワインを取り入れたり、日本酒の熱燗も出したり、ビールも出したりと少し変化を感じさせた。 相変わらず焼き鳥に合わせてグラスワインを色々と頂ける感じは嬉しい。 また定期的に伺いたいと思います。 トリュフ クリームチーズ あまおう パールホワイト 白和え 胸肉 ねぎ 高坂鶏 刺身 黄身醤油 トリュフ 胸肉 藁焼き 磯部巻き 丸ハツ ちょうちん 銀杏 茶碗蒸し 百合根 月光 つくね 内腿 レバーパテ 茄子 厚揚げ アピオス レバー 股肉 ねぎま つくね 黄身 炊き込みご飯 鰆 ティラミス 約3ヶ月ぶりに訪問。 相変わらずの人気で、コースの流れに大きな変化はありませんが、新しい皿を使われたり、気分転換されているそうです。笑 この日は若干、いつもと流れが異なりましたが、内容的には少しずつブラッシュアップも見られます。 季節的なものもあるのか、高坂鶏以外の串も肉付きが良く、大きいものが目立つ。セセリもハツもここまで大きいものはなかなか無い気がする。 最後のデザートはいつの間にかティラミスになっていた。持ち帰りにさせて頂いたが、味わい的には本格的で美味しかった。 ドリンクはこの日も大将のおまかせで。 最初から新政が出たり、贅沢に。 因みに新店舗の鶏の焼き肉屋は箱が大きい分、難しさはあるし、迷いも見られるが、席数を少し絞って、ここでしか味わえない1000のプロデュースらしさを出していって欲しい。 一方で1000はキャンセルはそれなりに出るものの予約は相変わらず難しいけれど、また、定期的に伺いたいと思います。 クリームチーズ サラダ 股肉 高坂鶏 刺身 胸肉 磯部焼き ハツ ちょうちん 銀杏 茶碗蒸し つくね 牛蒡 せせり 蕪 あやめ雪カブ レバー 手羽先 つくね 炊き込みご飯 ムカゴ 相変わらず人気の1000さんに約2ヶ月を空けての訪問です。 涼しくなってきているとはいえ、コース内容的にはまだ夏メニュー的な内容で、あまり変化は感じられませんでしたが、新銀杏などは少し季節を感じられました。 客層的に飲食店関係者が相変わらず多そうな雰囲気。その分、やっぱり派手さが求められている感じはあり、以前よりもペアリングを頼む方は少なそう。それでも自分のペースで飲み、ワインなどはオススメでペアリングされている方もいる様です。 ワインは自然派ワインは元グレープリパブリックの藤巻さんと取り引きは続いている様で、彼の新しいラインナップなども並ぶ。 また新たなチャレンジとして鶏焼肉のお店を11月にオープンさせるが、ビルには既に看板が付いていた。 そちらもタイミングを見て伺いたいと思います。 クリームチーズ 胸肉 夏野菜マリネ 高坂鶏鳥刺し レバー ささみ 胸肉 磯部巻き ハツ ちょうちん ヴィシソワーズ 二年熟成インカの目覚め 銀杏 せせり レバーパテ 厚揚げ 皮 茄子 レバー 松茸 股肉 つくね 秋刀魚 炊き込みご飯 プリン 今回も有り難いことに約1ヶ月半を空けての訪問。 前回は早い時間帯でしたが、今回はいつもの遅い時間帯に。 最近はやはり、何度かリピートして来られている方が多い印象。 なかなか変化を付けづらい焼き鳥ですし、季節感を出しづらいとは思います。それでも、毎回、何かしらの変化を感じられる様にしているのは流石です。 今回はオープン当初から提供されているサラダを夏野菜のマリネにアレンジ。夏場は定番のメニューになりそう。 その他、茶碗蒸しも冷製ポタージュになったりと。 最近は高坂鶏の刺身は黄身醤油で出されていますが、ちょっと味が濃く、折角の高坂鶏の味わいがわかりづらいと感じていましたが、今回は優しめの味わい。特に何も変えていないとの事ですが、黄身の味わいなどで差が出来るのか、合わせたお酒で感じ方も少し変わるのかもしれません。 今回もドリンクはペアリングでおまかせしましたが、最初から素晴らしいものが続きます。 人気で貴重なRADIKONも。焼き鳥屋さんでRADIKONを頂いたのは篠原さん以来だと思います。 因みにこちらでは全て京都高坂鶏を使われている訳では無い。他の鶏を使った串も知らずに食べて高坂鶏だと勘違いして感動されている客も意外と多いが、この辺はもう少しちゃんと説明された方が良い様に感じる。人気店になったのだから、特に評判を下げることも無いと思うし。 また、近々、関内常盤通沿いに新たに別業態で二店舗目を出されるらしい。 こちらはよりカジュアルに鶏肉を楽しめるお店になる様だけれど、人気店になりそうで、そちらの展開も楽しみです。 胸肉 夏野菜のマリネ 高坂鶏 刺身 黄身醤油 胸肉 磯部 ハツ ちょうちん 銀杏 玉蜀黍 冷製ポタージュ せせり 玉蜀黍 レバーパテ 茄子 厚揚げ レバー 大根おろし 手羽先 つくね 金目鯛 炊き込みご飯 焼きプリン 先月に続き、1ヶ月ぶりに訪問です。 今回はかなり前から予約して、1年ぶりくらいに早い時間帯の一回転目での訪問でした。 コースは大きな流れは変わらないものの、一部の料理は入れ替わっており、工夫も見られます。 色々と焼き鳥専門店も最近は伺わせて頂いていますが、火入れに関しては攻めている方だなとやはり感心します。 また焼きながらでも、客の飲み物や話の内容などに注意を払っていて、今回もドリンクは合わせて出してもらいましたが、良いタイミングで今回はワインを中心に出して頂きました。何も声を掛けなくても自動的に出てくるのは有り難い。 最近は以前、グレープリパブリックやサローネグループにいた藤巻さんが直接、ワインを売り込みに来ている様で久しぶりに頂く生産者のワインもあって、なかなか最初から楽しめました。 早い時間帯は特に予約が埋まっていて、予約はかなり困難ですが、遅い時間よりも最近は客層が落ち着いている様に感じました。 これだけ通っているとなかなか新しい変化は見られませんが、リニューアルした醤油白湯スープラーメンや金柑がのった炊き込みご飯も美味しく頂きました。 また近々、伺いたいと思います。 約3ヶ月ぶりの訪問です。 焼鳥という性質上、なかなか季節感は出せないと思うので、数ヶ月から半年おきくらいの訪問が良いのかなと思いつつ、訪れる度に何か新しいものを取り入れているのは流石だと感じる。 予約が取りづらい状況なのは相変わらずですが、常連が増えている様で、地元の客よりも遠方の客も増えていて、客層的にはお店のスタイルもありますが、若干、洗練された雰囲気から離れてきている様にも感じます。もう少し落ち着いた雰囲気が出てくると良いお店になると思いますがコントロールは難しいのかもしれません。 コース自体はオープン当初よりも値段は上がっていますが、色々と工夫も見られます。 黒トリュフが入手しづらい時期なので、つくねはタレ焼きにして、トリュフをかけなくしたり、その分、鳥刺しにサマートリュフを使ったり。ただ、個人的には今の黄身醤油は味が濃すぎるので、もう少し鶏自体の味わいを活かして欲しい。折角の京都高坂鶏なのだし。 モノ自体は高坂鶏ではありませんが、最近はハツは開かず提供したり、手羽元を串で提供したり、スタッフが増えたせいか、以前よりも仕込みにも手間を掛けている様に感じる。 また新しい変化としては〆にバーミキュラを使った炊き込みご飯が追加された事。炭を最後に入れてスモークしており、ご飯にもしっかりと風味が付いている。新しいパフォーマンスが増えた感じもあり、ほとんどのお客さんがオーダーし、写真や動画も撮られていました。 ドリンクは今回もペアリングで。 最初から貴重な新政が提供されたり、豪華に。全体的にラインナップはこれまでと大きく変わらないのは残念ですが、今後、旨みの強いオレンジワインなども入ってくると面白くなるかなとも思います。値段的に提供できるものも限られるのかもしれませんが。 次は短いスパンでの訪問予定。 大きな変化は無いと思いますが、次回も楽しみにしております。 前回、年末の訪問はかなりイレギュラーだったけれど、今回は元々、予約を持っていた枠での訪問です。 それほど頻繁では無いものの当日キャンセル枠などで滑り込む客もいるので、よほど運が良いか、頑張れば、新規でも訪問は可能な様子。 とは言え、常連客でも次の予約は半年後となかなか厳しい状態が続きます。 焼鳥という性質上、季節でそれほど変化は感じられないし、意図的にコースの流れや内容を変えていかないと流石に数ヶ月おきの訪問でも既視感があり、飽きが出てくる。 なのに、1000さんは短いスパンでも、細かい調整やブラッシュアップが見られる。今回は久しぶりに刺身や〆の焼おにぎりなどでも変化が見られ、新鮮に感じられた。 ドリンクは今回もおまかせでペアリング。 いつもよりスローペースでお願いしたが、こちらが飲んでいる様子を串を焼きながらも常に見ていて、さりげなく次のドリンクを準備するのは流石だなと感じる。 今年も数ヶ月に一度は訪れ、進化を見届けていきたい。 なかなか新規予約は難しく、次に伺うのは数ヶ月先の予定でしたが、急遽、席が空いたとの事で、伺いました。 大きな流れは変わりませんが、短期間でもちゃんとブラッシュアップして微調整してくるのは流石のセンス。 年末の営業という事あって、仕込みや仕入れも難しいところはあると思いますが、きちんとクオリティも維持しながら仕上げてきている感じ。 客層的には相変わらず、シメジというとブナシメジしか知らないので、本シメジを見て驚く感じの方が多いのは不思議に感じ、横浜はやっぱり食に興味がある方は少ないんだなと感じてしまうのは残念。 その分、どうしても派手さを演出しないと、なかなかトップには辿り着けないのだろう。 ドリンクは今回もペアリングで。 さりげなく、こちらの飲むペースをちゃんと見ていて、次の料理のタイミングで合うものを何も言わなくても出してくれるのは、やっぱり凄いなと思う。 〆のラーメンもシンプルになって、美味しくなっていた。もっと鶏出汁を全面に出しても良い気はするけど。 お土産も色々と頂いて、支払いは過去最高記録でした。 また、数ヶ月後に伺いたいと思います。 3ヶ月ぶりの訪問です。 ある程度、定期的に伺えるのはありがたい。 相変わらずの人気店で、omakaseからの予約は3ヶ月先までになりますが、ほぼ新規の予約は困難な状況が続いています。それでも初めて訪れている客も少なからずいて、皆さん頑張って予約しているのだろうなと思う。 今回のコースですが、大きな流れは変わらないものの、味わいや焼き方もブラッシュアップされているのだろうなと感じたり、季節感の感じにくい焼き鳥屋にも関わらず、栗や芋を取り入れ、秋らしい雰囲気も出している。 メニューは見ずに、今回もドリンクはおまかせで合わせて出して頂いていますが、ワインも日本酒も結構一新されていて、こちらでは初めて飲むものも。 KAZU WINEやDOMAINE KUHEIJIなどは、客層的にはハマる方も多そう。 京都高坂鶏に変わってから暫く経ちますが、焼き自体は以前よりもしっかり目になっている気がします。脂がのって来ているのもあるかもしれませんし、大きめの個体も増えているのかもしれません。 仕入れの羽数も以前より増やしている様です。 〆の麺もまた短期間でリニューアル。 元々、魚粉を飼料に使っているせいか、出汁を取ると魚っぽい風味がしていましたが、今回は帆立などの貝系の風味がしており、少し使っている感じ。 醤油の風味や酸味もあるので、鶏自体の風味は弱まっていましたが、これはこれでバランスの良いスープ。横浜ではあっさり系の醤油ラーメンが好まれるので、その系統ではあるが、個人的にはもっと焼鳥屋らしさを出して欲しい。 パツパツの中華系卵細麺に鶏出汁スープは素朴な中国で食べる中華麺っぽい感じで、〆には合う気がする。 オープンから2年半で横浜でも一番に評価されている人気のお店となって、予約も取りづらい状況が続くが、年に数回でも伺って、進化を見届けていきたいと思う。 最近は続けて、色々な方を紹介がてらお連れする機会が増えています。 縁あって、今回は珍しくかなり短いスパンでの訪問です。 コースの流れは大きく変わらない感じですが、いつもより、一つ一つの味わいが塩のせいだけでなく、濃く感じられる気がしました。 意外とこの時期は鶏自体も旨みが増すのかもしれません。 京都高坂鶏になって、しばらく経ちましたが、多少の変化もあるのでしょうか。全ての部位が京都高坂鶏を使っているわけではありませんが、何か食べ比べできる機会があると面白いかもしれません。 同じ料理でも毎回、少しずつクオリティが上がっていたり、変化を感じられ、まだまだ伸びしろを感じさせる。 いつもより、ペースは落として飲んでいるものの、おまかせでワインや日本酒も出して頂きました。最初の一杯が十四代に戻っていたり、日本酒は変化があるものの、そろそろワインはラインナップを一新して、鶏肉の旨みに合わせて自然派も多く取り入れても良い気がする。 次はまた数ヶ月後に伺えるかな? 1ヶ月半ぶりに訪問。 今回もドリンクはおまかせで合わせて出してもらっています。 コースの概要は変わりませんが、串も少しずつ、仕立てが変わっていたり、変化も見られます。 久しぶりに〆で麺も頂きましたが、全体的に完成度が高くなっていました。 今回も約2ヶ月を空けての訪問です。 5月から、おまかせコースの値段が少し上がって、12,500円に。こちらでも物価高騰の煽りを受けているとの事です。 その分、コースの大きな流れやクオリティは変わりませんが、いくつか変化が。 まずは先付けで箸休め的な皿が追加されていて、最初からお盆にのせられています。これも意外とよく出来ていて、日本酒が進む感じ。 以前訪問時にもプリンを出したいと話されていましたが、食後に焼きプリンのデザートが追加されています。しっかりとした容器に入っていて、お持ち帰りで購入も可能です。 更に数量限定で、準備できる日も限られている様ですが、弁当の購入も可能な様です。結構人気な様なので、希望される場合には訪問前に取り置きをお願いした方がいいかもしれません。 既に予約枠を持っているので、今回は特に新規予約の確認はしていませんが、ネットで受付ている7月までは完全に埋まっており、新規は時間帯にもよりますが8月、9月以降じゃないと難しい様です。まだ年内の予約が可能な分、うまくコントロールしている印象です。 次に伺う際には更なる進化を期待します。 ありがたい事に今回は短いスパンでの訪問。 内容的には大きくは変わりませんが、クオリティは少しずつ上がっていると感じます。 特に他の高坂鶏を扱うお店で焼き鳥を頂いた後にこちらに戻ってくると、難しい高坂鶏の火入れを突き詰めているのがよく判る。 今回、すぐにわかる変化は皿が一新されている点。 可愛いアンティークの様なひと昔前っぽい絵柄が目を惹きますが、どうやら一つ一つ手描きだそう。 カウンターに置かれたものは座っていると気づきにくいですが、こっそりと1000の文字が。。ちゃんとオーダーメイドの様です。笑 店主の千田さんは、相変わらず、焼き場を見ながらも、写真写りも含めて客とのコミュニケーションを満遍なく取っていて上手い。 ワインや日本酒もおまかせでお願いすると合うものを客の飲み進み具合を見ながら、タイミングよく出してくれる。ついつい飲み過ぎてしまう客も多そうです。 ワインはそろそろ新しいラインナップは欲しいものの、どれもちゃんと食事や焼き鳥にも合うものを揃えている感じ。あまり頻繁には来れないし、これはこれで大半の客層のニーズには合っていそう。 現状、omakaseで公開されている5月分までは満席。次に予約が取れるのは6月とか7月以降の様ですが、年に数回でも伺えるだけで有り難い。 ますます人気店となっていますが、次回も楽しみにしています。 なかなか新規予約を入れづらい状況が続いていて、予約サイトからの予約は公開されて数分で全て1ヶ月分が埋まる状況。その為、今回は前回から3ヶ月以上空けての訪問です。 ただ、大きなコースの流れの変化は最近は無かったので、まあ良いかなと思っていましたが、実際に訪れてみると、目に見えない仕立てや火入れの変化があり、以前とは印象が異なるものも複数ありました。 鶏だけに素材を絞ると、どうしても季節感の出づらい焼き鳥ですが、それでも野菜の串を挟んだり、茶碗蒸しの素材を変えることで変化は見られます。ただ、一部の常連客は毎月訪れている方もいる様で、よく飽きないなとも感じます。 ドリンクは少し新しいものも入れたりもしていますが、グラスワインのラインナップは大きくは変わらないのは若干、残念。客層的に高級感を求める方も増えているせいか、グラスワインは余程普段から色々試していないと難しく、どうしても有名なものに頼ってしまうのも頷けますが。 次はまた数ヶ月先になると思いますが、また伺いたいと思います。 2ヶ月半ぶりの訪問。 なかなか予約が取りづらい状況が続いており、少しずつ訪問するインターバルが伸びてきています。 常連さんも増えていますが、初めての方々も少しいる感じ。 ただ、以前の様に微妙なワインをボトルで飲み続けたり、ほとんど飲まない方は見られず、ほとんどのお客さんがメニューにも載ってないのにおまかせでワインペアリングを頼んでいるので、このスタイルが認知されて、浸透して来ているのが嬉しい限り。 ただ今回は最初からなかなかのペースでペアリングされたので、いつもより飲んだかも。 焼きの方ですが、またレベルが上がった印象。 以前は神戸高坂鶏に合わせた焼きを模索している感じでしたが、違和感が無くなって来たし、下処理も安定した感じ。食感も風味も良くなっている。 次回、訪問はまた数ヶ月先になりそうですが、また新しい変化も感じられそうで、今後の進化も楽しみです。 今回は3ヶ月近く空けての訪問でした。 サイトからの予約も難しくなっており、次の2ヶ月は満席の状態が続き、貴重な席。 初めて訪れる方もいますが、特に遅い時間は大半は常連さんになりつつある気がします。 いつものおまかせコースにワインをいつもの様にペアリングで出して頂きました。コースの流れは大きく変わりませんが、焼き方や一品料理にも進化は見られ、食べ歩きしながら色々勉強されているのもよくわかります。 この日の鶏は内臓系はどれもいつもより大きく食感も良い。たまたまとの事でしたが、食材的には当たりだった様です。 サマートリュフが出回っており、トリュフの使用も復活していました。 今回驚いたのはサラダの盛り付けも変わって、チーズの風味がワインともよく合った事。ワインとのペアリングは是非、こちらでは試してみてほしい。 追加も含めて、今回は今までで一番食べたし、飲みました。この日は1回転目のお客さんが追加が多く、遅い時間ではあまり残っていなかった様ですが。 ワインもほぼ自動的に出して頂いたのでワインも10杯ほど頂いていました。 その分、支払いも過去最高でした。。。 次はまた数ヶ月後に。 今回は短いスパンでちょうど1ヶ月ぶりに訪問しました。 ただ、次回の予約はかなり難しい状況で、ネットからの予約は2ヶ月先までいっぱいで、貴重な席。 今回もおまかせコースにドリンクもおまかせでペアリングをお願いしました。様子を見ながら、ほぼ自動的にワインが提供されるのは嬉しい。千田さんは焼きながら、こちらの状況をほぼ全て見られて、さりげなく指示を出しているのが、やっぱり凄い。 今回は常連さんが多く、手間が掛かる状況だったのか、コースの流れはほぼ同じものの、以前よりも若干、提供が全て終わるのが遅くなっており、一回転目、二回転目共に2時間半以上掛かっている感じだったのは気になりました。 料理はトリュフの入荷がない時期のせいか、つくねにトリュフをかけないこと以外は、エディブルフラワーの使用や冷製茶碗蒸しへの移行を除いて、ほぼ変わらないが、神戸高坂鶏に合わせた焼き方を模索しているのが感じられる。以前の高坂鶏に比べるとやっぱり柔らかい食感のものが多いが、唯一、手羽元はしっかりとした肉質を感じられた。 ワインの方は、以前よりも日本ワインが多めの構成。若干の偏りはあるが、鶏の旨みや脂には合っている酒質だと感じました。 次回はいつ行けるか判りませんが、また機会があれば伺いたいと思います。 約2か月ぶりにこちらに訪問。 前回、訪問時は予約サイト上でも少し空いてる日があり、予約は難しいもののなんとか取れたのですが、その直後から予約サイト上での空きは無く、予約が開始されても直ぐに満席。たまにInstagram上で当日にキャンセルは案内されるものの完全に予約困難店となってしまいました。 先月から以前より使用されている高坂鶏から神戸高坂鶏にグレードアップ。今月はちょっと贅沢なコースになっている様です。 高坂鶏に関しては以下参照。 http://takasakadori.co.jp/ 実際に頂いてみると肉質が異なるのか、ジューシーさや柔らかさが異なり、以前よりも肉質は優しい雰囲気。 伺ってみると、焼き加減がかなり通常のものより難しいそうで、火が入りすぎると固くなりすぎてしまう様で、じっくりと火を入れているとの事。 篠原さんで頂いた際にも味わいの違いは感じていましたが、焼き方も変えないといけないほど難しい鶏なんですね。 コースの流れや内容は以前とほぼ同じながら、どれも以前頂いた際の高坂鶏とは異なるイメージで面白いと感じました。 ドリンクは今回もおまかせでペアリング。 ワインも隠し球も含めていつもより早いペースで飲んでおり、飲み過ぎました。 自然派ワインだけ、日本ワインだけでもないのに、上手く鶏肉の旨みと合わせており、若いながらもセンスの良さは相変わらず。少しずつ勉強もされていると思いますが、また幅広いワインのラインナップが通常のメニューにも反映されてくると面白いかなとも思います。 なかなか予約が取りづらい状況は続きますが、定期的に今後も伺いたいと思います。 約1ヶ月半ぶりに訪問。 早くも予約困難店の仲間入りをしており、今、予約が取れるのは約2ヶ月後。まだ、予約が取れる分、良いですが。。平日でも都内から訪れる方も多いし、まだまだ初めて訪問という方も多いので、しばらくは今の状況が続きそうです。 それにしても横浜は焼き鳥バブルなのか、今年も独立や新店オープンが続きそうです。 1000さんですが、コースの流れや内容はあまり変わらないものの、確実に少しずつ、改善、進化をされている様です。 新しいスタッフも増えており、サービスも安定。 焼き鳥以外の料理温度も一部、以前は気になる部分がありましたが、全て改善されており、安心して全ての品を楽しめると思います。 客層的に派手でわかりやすいワインや日本酒を出さないといけない様に見えますが、より本格的でクリーンな自然派ワイン、日本ワインを勉強しながら置くようにしていってほしい。 今年オープンされたばかりの1000さんへ。 こちらのビルは以前に今は無き別のお店に数年前に伺ったことがありますが、高級感は無いので、ちょっと怪しさ満載。笑 美鶏で以前に千田さんの焼き鳥は頂いたことがありましたが、独立されて、以前よりも自由にやられている感じ。 まだ20代でお若いですが、ソムリエやSAKEディプロマなどの資格も取られ勉強熱心。 そのおかげで出来たばかりなのに神奈川では少ないOMAKASEにも掲載。早速の人気店となり、連日満席の様です。 現在、おまかせコースのみの二部制での営業。早い時間は場所柄、同伴っぽい方たちも。 基本的には一日で捌いて提供するのは2羽分のみとの事で、それで16人分出されている様。 新鮮な鶏肉を炭火で焼いて提供される焼き鳥はかなり久しぶり。横浜ではここ数年で独立や2号店などかなり焼き鳥屋は増えましたが、一串目から心を奪われてしまうくらい焼き加減絶妙な焼き鳥でした。 おまかせコースのみの料理ですが、お願いするとドリンクもおまかせで合わせて出して頂けます。メニューにもグラスやボトルも載っていますが、載っていないものも含めて、自然派ワインからクラシックワイン、日本酒まで色々と出して頂けるし、たっぷりと大きめのグラスに注いでいただけるのもありがたい。 以前の美鶏でも自由にワインを選んでいて数少ない自然派ワインも出している焼き鳥屋でしたが、その方向性は変わらない様。うまく焼き鳥に合うものを幅広く選ばれている感じでした。

2025/11訪問

32回

デュ・ヴァン・ハッシシ

フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

デュ・ヴァン・ハッシシ

石川町、日本大通り、関内/フレンチ、イタリアン

3.64

239

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
日曜日

夜の点数:4.1

昼の点数:4.0

横浜中華街の外れにある横浜のワイン好きには有名な本格的なフレンチのお店。 西村シェフ自体も有名で近隣に新しいお店が出来ると足を運んで、世話を焼かれている。 そんなお店が来年には閉められると先日、発表された事もあり、久しぶりに伺ってみました。 最初にシェフがメニューの内容を席を廻って説明してくれます。 月替わりのメニューも旬の素材を活かしていて、楽しいのですが、長年通っていると、定番化しているので、今回はシェフのおまかせのスペシャルコースを頂きました。高級食材は使っていませんが、月替わりのコースのエッセンスも感じながら、色々と頂ける感じ。 どの皿も相変わらず、優しい味わい。素材の組み合わせも楽しめ、甘みや旨みを活かした構成。 モダンな雰囲気や調理法も用いて、シェフの遊び心も感じさせる盛り付けも、見ているだけでも楽しめる。 今回は比較的、早い時間に訪れた事もあって、テンポよく、全7品はあっという間でした。次はもっと品数の多いメニューにしようかなと思うほど。 ワインは通常、3杯のセットを用意されていますが、半分の量で6杯でペアリングはどうかと初めて提案された。フルの量でも大丈夫だけれど、提案のままに頂いてみて、足りなければ調整しようと思ったが、ペース的には丁度良かったかもしれない。大きめのグラスで出してもらえるので、意外と多めに感じられたし、ペアリングの精度もよく、最近ではトップクラスに楽しめたペアリングだったと思う。 営業も残り一年を切っていることもあってか、少し熟成が進んだワインやマグナムボトルのブルゴーニュも惜しげも無く、提供されている様に感じられる。 あと何回、来れるか判らないが、今年は何度か伺いたいと思います。 ホワイトアスパラのブランマンジェと海胆 和牛の炙りとワサビのムース 貝のハーブバター煮込み、ヨモギニョッキ オマール海老と桜えびのフラン イサキの赤ワインソースとアーティチョーク 仔羊のロースト、ロックフォールソース キウイのスープ仕立て 自家製 縄文パン(雑穀、どんぐり粉、ライ麦) 小菓子 コーヒー・紅茶・ハープティー 時間が出来たので、久しぶりに約一年を空けてディナーでの訪問です。 まだランチタイムも営業されていますが、ディナーも席数は減らして営業されている様子。全ての席が半個室になる感じ。 自分はいつもの特等席のカウンターへ。 スタッフはここ数年で入れ替わりはあるものの、数は維持していて、人手不足のお店が多い中、さすがです。 今回は月替わりの旬のコース。 定番になっている繰り返し頂いた事のある料理も多いですが、仕立てが変わったり、変化も楽しめる。 若干、以前よりも全体的に優しい味わいになってきているけれど、以前ほど和のテイストは感じられない気がする。 盛り付けは相変わらず、鮮やかで、横浜だけでなく、全国的にも唯一無二な感じ。 ワインは以前から少しずつ、クラシックなものに加えて自然派も取り入れていたが、今回も選択肢を頂きながらクリーンナチュラルが多めのセレクション。 明確に一皿ごとのペアリングはメニューに有りませんが、ペースを見ながら用意して頂けるので、各料理に合わせて頂きました。 比較的、予約は取りやすいので、またタイミングを見ながら訪れたいと思います。 7月 旬を盛り込んだ6皿のコース ガスパチョスープ スイカのグラニテ フォアグラのクレームブリュレとトウモロコシ 冷製 鮎のパスタ ルッコラと鮎ワタグリーン 焼きカサゴにアリッサ、アサリのアクアパッツア見立て 鴨のローストと枝豆トリフソース 本日のデザート 自家製縄文パン&コーヒー・紅茶・・ 久しぶりに横浜中華街のはずれにあるハッシシさんへ。 訪問自体も約1年ぶりですが、ディナータイムの訪問はなんと約5年ぶりでした。 ある程度、人出は戻って来てるとはいえ、まだまだ波はある様で、なかなか平日の夜は難しそう。 ただ、週の後半はまだランチの営業もされている様なので、フレキシブルに使える感じ。 以前いたスタッフの入れ替わりがあり、キッチンもサービスも男性スタッフばかりになった事で以前よりも落ち着いた雰囲気に感じます。 料理は以前と変わらず、風味豊かで優しい味わいのフレンチ。適度にモダンな感じや新しい技法が入っているのも以前と同様。 旬の素材を使い月替わりのメニューもありますが、毎年、同じ時期には似た感じのメニュー構成になるので、常連さんの多くは皿数の多いスペシャルを選ばれている様です。 一部は月替わりのメニューからも料理は出されますが、より贅沢な素材を使っていたり、ポーションも多めに感じ、豪華。 ワインは以前から少しずつ自然派のものなども置かれていましたが、クラシックのものと同程度にグラスでも提供されており、ペアリングの幅も拡がっており、こちらの料理ともよく合う感じ。 コラヴァンも導入されており、ワインの品質維持も上手く出来ている。 久しぶりの利用でしたが、定番の感じも、新しい感じもあり、楽しめました。 海胆とワサビムース フォアグラのクレームブリュレとコーンのアイス アワビのソティ、鮑の肝ソース 冷製トマトジュレの鮎パスタ ウナギのスモークのフリカッセ 鴨のロースト、トリュフソースと枝豆 トロピカルの一皿 自家製 縄文パン (雑穀、どんぐり粉、ライ麦) 小菓子 コーヒー・紅茶・ハーブティー 前回、こちらに伺ったのは日本でもコロナ禍が騒がれはじめた約2年半前。ちょうどランチを始められたばかりの頃でした。 当初はランチはプリフィックスのコースでディナーの料理から抜粋した感じで、若干の物足りなさを感じましたが、現在はディナーで提供されている月替わりの旬のコースやスペシャルコースも選べる様で、明るい内から西村シェフのフルコースを頂けるのは有り難い。 今回は旬のコースを頂きました。今月から物価高騰の煽りを受け、価格はそのままで、品数を一品減らしたそうです。ただ、ひと通り頂いてみて、それぞれの皿は以前に頂いた知っている料理だったりしますが、盛り付けが変わったり、ポーションが全体的に増えていたり、しっかり目の味付けに変わっていたり、満足感は特に変わらないと感じました。盛り付けは以前からと同様に美しいです。 ワインはペアリングで。最初は3杯セットから初めて、状況を見ながら追加する感じで。クラシックなものから、少しナチュラルなものまで、新しいものも積極的に取り入れる西村シェフならでは。  営業自体を長く休まれていたりもしたので、まだまだランチ営業されている事は意外と認知度が低い様で、何度か訪れている方でも知らない方もいる様です。 平日は比較的静かな事が多い様なので、お一人様も気軽に伺いやすい環境だと思います。 最近の難しい状況が続く中で、早くから客離れが続く横浜中華街周辺は特に大変な様で、飲食店も色々と工夫を始めています。 長く人気のフレンチのハッシシも模索をしながら、遂にランチ営業を開始されました。長く都内や横浜で営業される中でも初めてではないでしょうか。 反響は大きい様で、以前からの常連さんや普段は夜は来れない飲食業界の方など、早速訪れている様です。 コースの中身は皿数で異なり、プリフィックス、おまかせコースの差はありますが、食べ慣れた夜のコースからの抜粋の様な感じで、美味しいところを切り取ってリーズナブルに頂けます。 一部、パンはランチ向けにいつもは出していないタイプのものも出していたり、違いも見られたりします。 普段は来られない方や、行ってみたかったけどなかなか敷居が高くという方も気軽にランチならという方も多いと思うので、是非、この機会に。 お酒を飲まなければ、3000円ほどで楽しめるので若い方にもオススメです。 この日は4月の旬のコースをベースに色々頂きました。 季節柄、春らしい食材や桜を意識した料理になっています。 ふきのとうや春菊、ホワイトアスパラ、トリュフもこの季節の外は白いけど、中は茶色のもの。香りは良いので、アスパラともよく合いました。 魚の皿は鰆と筍、肉は鴨やラムもありましたが、桜肉を頂きました。ロースで赤身で、良い感じの弾力があり、食感もよく美味しかったです。食感だけだと牛タンにも似てる感じでした。 デザートも桜を意識したもので、抹茶アイス、抹茶ケーキに桜モンブランを合わせてましたが、和菓子のテイストが強く感じました。 場所は中華街の外れで、なぜここにという感じですが、以前は都内でやられてた事もあり、横浜ではここまで洗練されたお店は珍しいです。 どの料理も旬の素材を生かしており、素晴らしいです。 コースを頼むと、以前に食べたメニューを全て記録されていて、被らない様にシェフがその日に出せる料理から相談しながらアレンジしてくれます。そのため、どのコースを選んでもかなり満足感が高いです。 グラスワインも色々あり、少しずつでもリーズナブルに楽しめます。3杯のセットでもOKですし、それで足りなければ追加で料理に合わせて頼む事も可能です。 最近は混んでることも多いですが、タイミングが良ければ、一人でもカウンターでゆっくり食事を楽しむ事も出来ます。 コースも色々あり、平日夜ならば一人でもプティコースが選べますし、アラカルトもあり、2軒目に少しだけ頂く様な使い方も出来そうです。 店内は比較的広いので、他のお客さんも気になりませんし、グループでの使用も可能です。 (何度目かの再訪) 予算を決めて、数人でのワインを持ち込んでのワイン会。週末なので混んでて、予算的にも厳しいところがありましたが、通常のコース料金+αで込み込みでお願い出来ました。グラスも最初から3脚用意してくださり、追加で飲み比べ様にも出して頂きました。 コースの内容はその日次第、料金次第のところもありますが、今ならジビエや白トリュフも盛り込んでもらえそうです。(シェフが最初にいつも通り料理の説明をしてくれます。) ワインを最初に預けてしまえば、あとは通常通りのサービスをして頂け、こちらも楽でした。

2025/04訪問

15回

焼鳥うかじ

日本大通り、元町・中華街、石川町/焼き鳥

3.05

18

¥15,000~¥19,999

-

定休日
-

夜の点数:4.0

大阪の鳥匠いし井出身、麻布の鳥匠いし井 ひなでは焼き手も務めたという大将が地元の横浜で独立。正統派で現代的な高級焼き鳥専門店がオープン。 近年は焼き鳥専門店の激戦区となってきた印象の横浜。 元々、比較的リーズナブルでカジュアルなお店は多かったですが、昨年くらいから10000円前後のおまかせコースを提供するお店が増えてきた印象。 とは言え、ちゃんとした焼き鳥専門店で修行された方は限られていて、日本料理などの別形態からの転向された親方も多く、試行錯誤されているお店も多い様に感じていました。 そんな中、里葉亭出身者以外での正統派の高級焼き鳥専門店は初めてかもしれません。 オープン前から情報は得ていましたが、ようやくの訪問。訪れる前から、期待も高まります。 場所は横浜中華街の外れ、以前は人気のインド料理店なども入っていたビル。最近はハイアットも近くに出来、そちらが良い目印になるかもしれません。 現在、完全に入れ替えの一斉スタートでの二回転の営業。二回転目は20時45分からと遅めのスタートで、地元の方以外の利用はなかなか難しいかもしれません。それでも、話題になっているのか、比較的、予約は平日でも埋まっている事が多いそう。一応、遅い時間帯はゆったりと利用しやすい感じで無理に席は埋めていないとのこと。 店内は広めのカウンターで八席ほど。 直ぐ目の前に仕切りもない焼き台が設置されていて、焼かれる様子が間近で見られて、臨場感が凄い。 煙は上に吸われる様になっていて、元々、ビルの排気設備もしっかりとしているのか、特に店内が煙くなったり、匂いが気になるという事もほぼありません。 コースはシンプルな具なしの鶏出汁の茶碗蒸しからスタート。卵の風味も強く、滑らかな食感で、まるで玉子豆腐の様に感じます。 その後は直ぐに串に移ります。 1本目は抱き身。皮はしっかりと焼かれ、身はしっかりとした食感ながら、ジューシー。温度感もよく、一気にその世界に引き込まれます。 全体的にじっくりと時間を掛けて、仕上げられていて、少ない席数で集中されている分、一本一本のクオリティは高いと思う。以前のお店では席数が多かった様で、現在は余裕が比較的あるのかもしれません。お客さんたちともコミュニケーションを積極的に取られている。 現在のコースは一品料理は合間にほとんど出さず、串に集中している内容。季節感を出しづらいけれど、またすぐに食べたくなる様な中毒性もある感じ。 串は炭で焼かれているが、炭の香りよりも、まるで薪火で焼いた様な香りや風味がするものも。大将にうかがってみると、どうやら仕込みの段階で冷燻を掛けているとのこと。 大将は閉店後から、次の日の仕込みをほぼ一人で熟されており、なかなか大変そう。質の高い串を提供するための拘りの強さを感じさせる。 〆は久しぶりに正統派の親子丼。 普通サイズでは少なく感じるくらい、もう少し食べたくなる。 グラスワインや日本酒も比較的、豊富なのも嬉しいところ。色々と頂いてもリーズナブルでした。 予約が取りやすい内は、本格的な焼き鳥を食べたい場合には良い選択肢になりそう。これまでは都内に出ないといただけなかった様なクオリティの焼き鳥が横浜でもいただける様になりました。 まだまだ若い大将は横浜の他の飲食店の若い大将たちとも早速、繋がりもできていて、今後の進化も楽しみ。定期的に訪れて見守っていきたいと思います。 鶏出汁 茶碗蒸し 抱き身 山わさび せせり 大なめこ 飛騨 はつ 股肉 肝 オイル煮 手羽中 下仁田葱 砂肝 蒸し鶏と水耕栽培レタスの生春巻き はらみ つくね 親子丼 ソリレス (追加) 肝 (追加) グラニテ

2025/12訪問

1回

ishi

鎌倉、和田塚、由比ケ浜/スイーツ

3.12

18

¥8,000~¥9,999

¥8,000~¥9,999

定休日
火曜日、水曜日、木曜日

昼の点数:4.0

テイクアウトの点数:4.0

久しぶりに鎌倉、佐助にあるishiさんへ。 10月から暫くはコースの提供ではなく、かき氷やパフェのアラカルトでの営業となっています。 基本的には予約制なのは変わらずですが、タイミングが良ければウォークインでの利用もできる様です。 パフェの提供が始まったことで、パフェを食べ歩くマニアの層の利用も増えている様子。ただ、その分、写真を撮る事がメインの目的だったりと、明らかに客層が変わっている様にも感じます。 ペアリングでワインを選ぶ方も少ないですが、パフェにもペアリングは付いていて、自家製のノンアルコールドリンクかワインが選択できます。 どちらも量は少なめなので、出来れば、倍くらいの量に増やして頂けると、よりペアリングとしても楽しめる様に感じます。 かき氷も今のところ、暫くは提供する様ですし、落ち着いたら、コースの提供も再開される様です。 また、これまでnamiでしか提供されていなかったストローパフェは現在、ishiでしか提供されておらず、namiではコース内でミニパフェの提供になっており、抽選に当たらないと頂けなかったパフェをこちらでは普通に頂けるので、気になっていた方には良いチャンスだと思います。 貴重な旬の食材なども使っている分、比較的、高級感のある価格にもなっていますが、また、タイミングをみて伺いたいと思います。 八月の限定和菓子コース。 毎月、月末近くの週末に提供される、かき氷と和菓子のコースを頂きに約1ヶ月ぶりに訪問。 日中のみの営業の為、この暑い時季に歩くのは大変ですが、今回は夕方の会に。 お茶菓子だけでは無く、最初のかき氷や途中のパフェも和の仕立てに。流れ的に今回は中華の要素も入り、焼売を挟んだり、白木耳がパフェに使われたりも。 全体的には旬の素材を使って仕上げており、デセールコースとしても和の雰囲気を入れているのは稀で面白い。更にパフェは餡蜜の要素を入れながら、真っ白な見た目に仕上げているのも面白い。 葡萄や梨の様な生のフルーツに餡子を合わせるのも珍しく、懐かしさも感じられる味わい。 なんとなく食後は抹茶で〆たくなりました。 ペアリングのドリンクはワインか自家製のノンアルコールになりますが、今回もワインで。nami同様にテイスティング程度の少量の提供なので、食事の量に対しても、若干、物足りない感じはありますが、フレーバーを補う目的としては丁度いいのかもしれません。個人的にはペアリングとは別に追加でグラスワインを提供しても良いのかなとも思いますが。 毎月、通常の洋菓子のコースも内容が変わりますが、次はまた涼しくなった頃にでも伺いたいと思います。 ishi 葡萄 蒸 梨 縞綱麻 茶菓子 _________________________ 白ゴーヤ 和梨の寒天 和梨のマリネ 求肥 青柚子 サワークリーム 白こし餡 ミルクレモンジェラート 塩落花生 銀耳 ジャスミン花のパンナコッタ 白小豆 かのこ豆 ジャスミン茶のジュレ 鎌倉の佐助にオープンされたばかりの隠れ家に数週間ぶりに。 通常は洋菓子がメインのコースですが、月に三日間のみ和菓子をメインにしたコースに。 お菓子の間には食事メニューを挟み、ペアリングも提供されるのはいつものコースと同様。内容は旬の素材も使い、毎月変わります。 今回は出始めた無花果を使ったかき氷から。 和風の練乳や豆、果実の甘さだけでは無く、山椒などもアクセントで使われていて楽しいし、ワインなどにも合わせて楽しめる様によく考えられている。 パフェも甘み、酸味だけでは無く蓬の青さや苦味も感じられ、食材の食感も含めて、なかなか面白い構成。 最後には上生菓子として、花火を模った練り切り。 目の前で作り上げていくのを眺めて待つのは、何処かの茶会にでも招かれて、静かに提供されるのを待つ感じ。これも甘みだけでは無く、果実の酸味、スパイシーな感じの風味もあって、見た目だけでは無く楽しめる。 スモーキーな感じの番茶ベースのお茶が提供されて、これも合いますが、濃い抹茶とかも合わせてみたいと思いました。 近年はアシェットデセールのコースを提供する専門店は増えていますが、これを和菓子で行われるのは稀で、更にペアリングもあり、少し新しい体験。暑い時期は駅から歩くのは大変ですが、毎月、伺ってみたいと思うほどです。 ishi 無花果 貝 桃 湯葉 茶菓子 ____________________________ レーズンと麹のミルクジェラート 滝の沢ゴールド ヨーグルトと杏と白餡 玄米パフ 大葉のパンナコッタ 桃のコンポート 蓬のスポンジ 茗荷と蓮根のピクルス 杏露酒のジュレ 店頭で販売されている人気のお菓子達。 今回もゴルゴンゾーラマカロンを頂きました。 当初は12個入りでしたが、同じシンデレラの絵柄の箱を使って、9個入りに変更。 詰め方は変わりましたが、お求めやすい価格に。 相変わらず、赤ワインにも合わせやすい感じで、美味しいです。 鎌倉の材木座の隠れ家。namiさんがプロデュースする常設の菓子店がオープン。 佐助一丁目の交差点から銭洗弁天の方に入って直ぐ。 オープン一週目はnamiの常連さんや知り合いなどで、直ぐに予約が埋まっていました。 https://www.instagram.com/nami.zaimokuza https://www.instagram.com/ishi_kamakura namiの方は主宰のさわのめぐみさんのご自宅で営業されており、毎回、抽選制の為、何度か伺っていますが、なかなか訪れるのはハードルが高い。更に自宅という事もあって、食べログやgoogleなどにはレビューの掲載不可という事もあり、人気の割には情報が少ない状態でした。 ishiは若いスタッフ中心に、かき氷と和洋菓子のコースのお店。週末を中心にした営業ですが、ネット予約ができるので、namiよりはハードルが低い。こちらでもnamiのクオリティのコースにワインやノンアルコールのペアリングも二杯付いてくる。 品数やボリューム的にはアフタヌーンティーくらいで、namiのエッセンスを凝縮したミニコースという感じの雰囲気です。namiらしい甘さ控えめのスイーツにアジアテイストの食事メニューも挟んだ内容で、スパイスの使い方など、ペアリングされるナチュラルワインとも相性が良い。 鎌倉駅からは江ノ電、市役所方面に出て、トンネルをくぐって佐助方面へ。namiよりは駅からは近く、散策している観光客もチラホラ。「氷」と書かれた幟もぶら下げられており、ウォークインで覗かれる方も。 コースの方は予約オンリーですが、アラカルトでかき氷のセットも頂ける様になった様です。 また予約無しでもテイクアウトでお菓子も購入できます。鎌倉の散策ついでに訪れてみるのも良いと思います。 ishi 桃 鶏 玉蜀黍 蕃茄 茶菓子 ______________________________ パフェ とうもろこしのジェラート ケイジャンスパイスのクッキー カダイフ ピーマンのムース マンゴーとカカオパルプのマリネ パッションフルーツクリーム ココアスポンジ 焼きとうもろこし パッションフルーツ バイマックルーとライムのジュレ ものがたり食堂、nami材木座を主宰する、さわのめぐみさん。 その十周年イベントでも人気だったというシグネチャーのゴルゴンゾーラを使ったミニマカロン。 それが常設店としてオープンされたばかりのishiで購入できる様に。 他にもクッキーや和菓子など、拘りのお菓子も。 マカロンはワインなどのお酒にも合わせやすいバランスで、ゴルゴンゾーラの風味もしっかり。 佐助一丁目の交差点から銭洗弁天の方向に入って直ぐの一見すると普通の民家の様な佇まいですが、営業時は「菓子」の小さな看板が置かれて、ドアは開放、脇のランプも灯っています。鎌倉散策中に気軽に覗いてみるのも良いと思います。

2025/10訪問

6回

cucina D.

川崎新町、八丁畷、川崎/イタリアン

3.39

24

¥8,000~¥9,999

¥3,000~¥3,999

定休日
月曜日

昼の点数:4.0

川崎の住宅街の隠れ家イタリアンへ。 オープン当初から存在は知っていましたが、ようやく訪問出来ました。 間もなく一周年を迎えられますが、SNSなどに上がるパスタなど料理のクオリティが高く、その内伺いたいとずっと気になっていました。 川崎駅からは駅前のチッタや怪しい街を抜けた先の静かな住宅街。徒歩だと10分ほどの場所に現れます。 駅前で営業するよりはちゃんと客層を分けられて良いと思いますが、それでも元々、本格的なイタリアンを含め、クオリティの高い飲食店がほぼ無い川崎駅周辺ですので、難しいだろうなと思います。それでも近所には比較的、食に拘りを持つ方も多い様で、都内や横浜まで行っていた客を捕まえる事に成功されている様子。 ランチでも良い価格帯ですが、実際に頂いてみて、クオリティの高さにも驚きます。 シェフは都内など色々な系列のお店で働いてからの独立。元々、イタリアンから始めたという訳では無いようですが、手打ちのパスタの種類やそのクオリティにも驚かされます。 前菜の盛り合わせも高級感のある盛り付けに旬を意識した素材選び。 パスタはコースの中で数種類を提供されていますが、どれも手間も掛かっていますし、食感も風味もよく驚かされる。 途中で提供されるフォカッチャも拘りを感じられる。焼きたてではありませんが、高加水で水分が多い作り。表面の食感も良く、蒸気が立ち上がって、焼きたてを切ったばかりの様な雰囲気。 ドリンクはペアリングで。 杯数によって値段は異なるが、具合を見ながら調整も可能。最初に一杯の量を選べるのも嬉しい。結局、全ての皿にそれぞれ合わせて出して頂きました。シェフお一人で全て対応されているので、こちらから声を掛けなくても自動的に提供されて、お互いに楽だと思います。またペアリングのクオリティも料理の味わいも知っているシェフが選ぶので、レベルは高い。イタリアのリーズナブルなクリーンナチュラルが中心ですが、幅広い客層にもウケが良いと思います。 なかなか川崎には来る用事はありませんが、このお店に伺うためだけに来るのもありかなと感じます。 新玉葱 メヒカリ 筍 天豆 馬肉 桜ぶり 紅芯大根 カリフラワー グリーンピース ブランマンジェ 鰯 トマト オレンジ 冷製 タリオリーニ ホワイトアスパラガス ブジアーテ ホタルイカ 兎 ラグー ラザニエッテ 熊本 牛肉 デザート お茶菓子

2025/04訪問

1回

&GRILL

桜木町、みなとみらい、馬車道/イタリアン、ステーキ

3.54

25

¥8,000~¥9,999

¥3,000~¥3,999

定休日
月曜日、祝後日

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

横浜、桜木町駅近く、紅葉坂下の隠れ家イタリアンに約2ヶ月ぶりに訪問。今回はディナーで。夜の利用は約半年ぶりです。 クオリティも高く、カジュアルに利用できる事もあって、近所のリピーターも増えており、この日は早い時間から、ほぼ満席。遅い時間は場合によってはウォークインも可能かもしれませんが、予約して訪れる事をオススメします。 ランチとは異なり、ディナーは基本的にアラカルトメニューでの営業です。前菜から数品、パスタ、メインと選ぶのが良いと思いますが、シェフと話して、おまかせで色々と出して頂く事に。量も調整しながら、フレキシブルに対応して頂けるのはありがたい。 結局、メニューを組み合わせて、食べたいものが色々と入ったコース仕立てに。 更にパスタをメインの先に頂くか、〆にするか相談してシンプルなジェノベーゼをメインの後に。 この日は乾麺のみの対応でしたが、シンプルな具材ならメニューに載ってないものでも作れるとの事。こういうのも嬉しい対応です。 どの料理もパンと合わせて楽しみたくなる様な美味しさ。現在は実際にはパンは提供していませんが、その分、ワインが進みます。 今回も料理に合わせて、マダムのオススメを色々と頂きました。クラシックでリーズナブルなものが中心のラインナップ。どれもバランス良く、料理を引き立ててくれます。通常は特にナチュラルワインは出していませんが、人気のオレンジワインはたまに出されている様で、旨みしっかりの料理ともよく合いました。 デザートは女王のティラミスと名付けられたもの。 生地にはしっかりとグラッパを染み込ませており、メロンや軽く仕立てたマスカルポーネとの組み合わせも面白い。 予約時にお願いすれば、コース対応や食べたいメニューなども用意できるとの事なので、また次回はコースで楽しみたいと思います。 生ハム ブッラータ メロン 前菜盛り合わせ 自家製ツナ カポナータ 鰯 トリッパの炭火焼き 塩漬け鱈 ムール貝 仔羊 ラムチョップ ポルペッティ リングイネ ジェノベーゼ 女王のティラミス 数ヶ月ぶりに紅葉坂下の隠れ家イタリアンの& GRILLさんへ。 今回も週末のランチ利用です。ランチはプリフィックスのコースメニューのみで、色々と頂けて、昼飲みにも丁度いい感じ。坂の上のマンションなどに住む近所の方々の利用も増えている様です。 通常はパスタのみか、メインのみのコースのセレクションですが、今回もパスタとメインの両方とも頂きました。量の調整もして頂きフレキシブルに対応してもらえるのが嬉しい。更にパスタに玉蜀黍を使ったものを選んだので、気を遣って頂き、メインの付け合わせのポレンタをポテトに変えてもらえました。ポレンタなので、そこまで被る感じはありませんが、嬉しい配慮です。 今回もどの皿も素材から驚かされ、風味も素晴らしい。鰯も肉厚で良かったですが、盛り合わせに使われていたトマトの味わいの濃さにも驚きました。どうやら元々、味の濃い品種の熟したものを仕入れている様ですが、更に自前で追熟されているそうです。素材への拘りを含め、野菜の美味しさを引き出しているイタリアンは意外と少ないので、素晴らしいと思います。 メインで選んだのは蝦夷鹿。 じっくりと火入れされて、美しい仕上がり。肉自体も美味しいですが、更に自家製のハーブのソースが美味しい。これだけパンに付けて食べてもワインが進むと思います。 ワインはマダムのオススメでペアリングの様に頂きました。個性的なワインも多いですが、料理との相性も良かったです。 まだまだ試行錯誤の部分もある様ですが、また定期的に伺いたいと思います。 Amuse/アミューズ いわしのカルパッチョ Antipasto Mist & Salad/5個の前菜盛り合わせ 帆立 ルッコラ オムレツ グリッシーニ 生ハム ボローニャハム トマト ビーツ プンタレッラ 鴨肉 ブルスケッタ Lamb & Corn Ragu w/Tonnarelil 豪州 仔羊とトウモロコシのラグー トンナレッリ Grillled Venlson w/Polenta 北海道産 蝦夷鹿の炭火焼 w/ポレンタ 紅葉坂下の本格グリルイタリアンに数ヶ月ぶりの訪問。今回は予め予約してのランチ利用です。 ランチ営業は週末のみ。みなとみらいも近く、紅葉坂の交差点を行き交う人も多いながら、意外と穴場で、オープンからまだ間もないことから認知度も低いと思います。 それでも数組が利用しており、ウォークインも可能ながら、予約がオススメです。 ディナーはアラカルトメニューですが、ランチはプリフィックスのコースメニュー。 通常はパスタかメインかを選びますが、量も調整はして貰えるので、両方とも選択も可能です。 まずはクオリティの高い前菜から。 最初の温かいスープも旨みがしっかりで美味しいですが、盛り合わせやモツ煮のクオリティも高い。 雑に大盛りの前菜の盛り合わせを提供するイタリアンも多いですが、ひとつひとつの質も高く、独立して盛られているので、ソースやオイルが混ざり合わないのも嬉しい。 パスタもソースも贅沢で美味しいですが、自家製のパスタも太めのトンナレッリで食感もいい。 メインは他では見たことのないサルシッチャのカツレツ。トマトソースでしっかりとイタリアンなのですが、面白い。シェフのオリジナルアイデアの創作だそうです。軽く頂けるので、ワインでもビールでも良さそう。 全体的にはクラシックな仕立ての料理が多いですが、シェフの個性も出ているのが良いですね。 ドリンクは合わせてグラスワインを色々と出してもらいました。クラシックなイタリアワインが多いですが、オレンジワインも提供されていて、最近はちゃんと濁らせて出されているそう。甘みや旨みが際立つので、その方が嬉しい。 もっと他にもクリーンナチュラルな自然派ワインの種類が増えてくると面白いかなとも思います。 今後、日曜はバー営業を通しでやる予定との事。 野毛辺りからの二軒目など気軽に利用出来るのも幅が拡がって良いですね。 Amuse /アミューズ 白インゲン豆のズッパ Antipaste Mist & Salad / 5種の前菜盛り合わせ フリッタータ、フルーツトマトとホタルイカ、ボローニャハム、レバーベースト、イタリアのモツ煮 炭火焼パン Pasta Course /パスタコース 蝦夷鹿のラグーソース 手打トンナレッリ Main Course/メインコース Homemade Saisiccia Cotoletta 自家製サルシッチャのカツレツ w/モッツァレラ 紅葉坂下に昨年秋に開店されたイタリアンのお店。 オープン当初から気になっていたのですが、なかなか伺う機会が無く、ようやく訪問です。 桜木町駅から徒歩数分の距離で大通りに挟まれた立地ですが、紅葉坂を上る通行人は以前より多いものの、お店の入り口前は脇道となる為か、まだまだ穴場だと思います。 以前は石川町や都内のお店で働いておられたというシェフ。本格的なイタリアンの経験はそこまで豊富では無いそうですが、素材を活かし、伝統的な料理をベースにモダンなワインにも合うスタイルを創り上げている。 ワインはソムリエのマダムが担当。 グラスでリーズナブルながらも品質の良いものを色々と提供されており、横浜では珍しいロゼワインも出されていたり、オレンジワインも提供されており、トレンドも抑えながら、クラッシック過ぎないラインナップも魅力。イタリアワインの知識の豊富さにも驚かされるし、ペアリングのセンスと知識も素晴らしい。 料理は基本的にはアラカルト。 その時の気分で色々と選べる。ポーション的には二人でシェアしても若干多いかなと思える感じだが、大半のメニューは1人客向けにハーフサイズに調整してくれる。 地元の旬の食材も使い、メニューは毎日変わる様で、頻繁に訪れても食べた事がない新しいメニューがある感じ。 パスタも乾麺のスパゲッティだけで無く、手打ちのものやニョッキもあり、その時の気分で合わせてくれる。麺の量的には茹でる前で80〜100g程度との事で〆に二人でシェアするなら丁度いい感じ。 今回は食べなかったが次回はパスタやデザートも頂いてみたいと思います。 メインは今回は鹿肉。長時間かけて火入れをされており、小さなサイズでも良い感じの仕上がり。サイズも調整が利くので数人でシェアしても良いだろう。 通常1kg前後のサイズが多いTボーンも500gから提供されており、気軽にオーダー出来そうなのも嬉しい。 どの料理もソースにも拘りを持っていて、一般的には馴染みの無い感じの組み合わせも。ただ、どれもワインにはしっかりと合う感じでセンスも良い。 不思議だったのは、味が薄いかもと塩もいくつかの料理では別添えで出されていたが、自分にとってはどの料理も特に味が薄いという事は無く、逆にもう少しあっさりにしても良いかもと感じるくらいだった。 こちらの常連さんにはもっと濃い味わいを好む方も多いのだろうか。 料理は完全にシェフ一人で作られていて、混む時間帯はきっと大変だと思う。 17時半から開いているし、空いている時間帯に予約して伺うのがオススメですし、週末のランチタイムも良さそうです。 また、散歩がてら伺いたいと思います。

2025/08訪問

4回

鎌倉 北じま

2025年Silver受賞店

The Tabelog Award 2025 Silver 受賞店

日本料理 EAST 百名店 2025 選出店

食べログ 日本料理 EAST 百名店 2025 選出店

鎌倉 北じま

鎌倉/日本料理

4.41

272

¥30,000~¥39,999

¥30,000~¥39,999

定休日
-

昼の点数:4.0

八月の鎌倉 北じまさん。 数ヶ月ぶりに訪問です。 暑さピークの時期ですが、鎌倉は都内や横浜よりは若干、涼しい。それでもお店まではタクシーで向かうのが良いと思います。タイミングによってはなかなか駅前で待っていても来ない事はありますが、乗ってしまえば10分も掛からずに到着。お店の入り口は早めに着くと閉まっていますが、15分くらい前には受け入れてくれる様です。 コースは季節的に素材は難しい時季だと思いますが、夏らしい素材に加えて少し秋も感じさせる様な内容。 ランチという事もありますが、全体的にテンポよく、料理は提供されます。その分、お酒も進みます。 今回もグラスで色々と。基本的に日本酒中心のラインナップで、ワインは一種類程度の用意ですが、この日は赤ワインも含めて、他にもいくつか開いていたとの事。それでも、高級ワインじゃなくても、やっぱり、もう少し充実させて欲しいと感じる。 〆のご飯はSサイズで全種類、頂きました。 2、3口程度との説明ですが、普通の方なら十分な量だと思います。 最後に抹茶をいれて頂けるのも嬉しい。 お店を後にするまで、ゆっくりとした時間を過ごせます。 赤紫蘇 柑橘 鬼灯 トマト バチコ 南瓜 ズッキーニ 胡瓜 鰻 御飯 鰹出汁 造り お椀 真薯 イバラガニモドキ 焼物 甘鯛 無花果 蓮 揚げ物 きのこ 鮑 冬瓜 鯖棒寿司 漬け丼 拉麺 蛸 万願寺唐辛子 御飯 冷やし茶漬け 桃 茶菓子 抹茶 鎌倉の隠れ家、北じまさんに数ヶ月ぶりの訪問。 今年に入って完全に以前の状態に戻っており、訪れるのを楽しみにしていました。 最近は京都でも和久傳出身の方のお店に伺う機会も増えていますが、近場でそのクオリティを頂けるのは有り難い。 今回は鎌倉駅からタクシーで向かいましたが、数分で到着。思ったより、かなり、早く着いてしまいましたが、時間まで入れてもらえないという様な事も無く、店内に受け入れてくださり、ゆっくりと席で時間まで過ごさせて頂きました。 待っている間に先ずは山菜を使ったお茶をウエルカムドリンクとして。ほんのりと蕗の薹の様な香りや苦味があり、鼻や舌の感度を上げてくれる。 コースが始まると都内の有名店の様な高級食材ばかりという感じでは無く、地元の旬の食材を京料理をベースに遊び心も入れて、仕上げられている。 どの料理も何らかの驚きもあり、個性も感じさせる。 過度なプレゼンテーションをせず、高級食材を使っていない点も逆に好印象。 ドリンクは日本酒をグラスで色々と旬のものを料理に合わせて出して頂いた。最初にペアリングをお願いすると、こちらのペースを見ながら出して頂けるので有り難い。ワインは1種類のみグラスで用意しており、あとはボトルになるとの事。鎌倉や横浜周辺では元々、客層的にワインが出づらいのだと思うが、他の和久傳出身の方々のお店の様にグラスワインも充実させていって欲しいと思う。 相変わらず、新規の予約は取りづらいが、また、季節を変えて、伺わせて頂きます。 山菜 フウトウカズラ お茶 先付け イバラガニモドキ 百合根 蛤 天豆 お造り 三浦 金目鯛 相模湾 アカムツ お椀 大紋羽太 揚げ物 泥障烏賊 海苔 胡麻和え 山菜 苺 ヒラマサ 焼きしゃぶ 安康 棒鮨 太刀魚 漬け丼 きはだまぐろ ラーメン ミンク鯨 炊き込みご飯 干蛸 花山葵 雑炊 赤出汁 人参 オレンジ 茶菓子 抹茶 鎌倉の隠れ家的な日本料理のお店。 オープン当初から存在は知っていて、その内、伺おうと思っている内に、あっという間に予約困難店に。 現在は火災の影響もあり、厨房設備が不完全の中の仮営業中、ドリンク類なども絞っているそうです。 今回はランチでの訪問。 鎌倉駅からは、まあまあ距離はあるので、タクシーやバスで向かうのも有りですが、この時期は寒いながらも日差しもあり、散歩がてら向かうのも良いと思います。住宅街を抜けてのんびり歩いても20分程度で到着です。ついでに近所のお寺などに寄ってみるのもありですし、材木座の海岸側から周っても良いと思います。 お店に着くとカウンター席に迎えられます。 先ずはウエルカムドリンクから。コンブチャを提供されており、さっぱりとした甘みのある液体は心地良いですが、日本料理店では珍しいスタイル。最初は自家製のものかと思いましたが、どうやら市販のもの。自分も以前から何度も取り寄せていたところだったので、美味しいとは思いますが、逆に何故これを使っているのかは不思議に感じました。 将来的にはノンアルコールを充実させながら、自前で作っていくと更に面白くなるのかなと感じました。 その後、ドリンクを聞かれますが、日本酒をメインにワインも一部グラスで提供しているとの事で、全て料理に合わせてペアリング的に様子を見ながら出して頂きました。 日本料理と日本酒のペアリングなので、よほど辛口でもない限り、合わない事はありませんが、飲んだことの無いものも含めて、旨みの強いものを多く提供され、セレクションのセンスは悪くないと思いました。 ワインも日本料理店では珍しい貴重な自然派ワインも用意されていて、なかなか面白い。早飲みスタイルのラディコンのオレンジワインというか、ラマートスタイルのものですが、なかなか良かったと思います。本営業に戻った後もこういうワインが多く取り入れられると、通い続けたいと思わされます。 コースが始まると料理は京都や和久傳らしさというよりは、大将の個性や神奈川周辺の良さも感じられる内容。京都では最近は和久傳出身の方々のお店にも度々、伺わせて頂いていますが、それらともまた違う雰囲気を感じさせます。 ただ、どの料理も味わいだけでなく、香りや食感も大切に仕上げているのがよく判ります。 きちんと各席の目の前で食材の説明やプレゼンテーションもされているのも素晴らしい。 コース後半は仮営業中の現在は寿司が続きます。 有名店出身のスタッフが握られるので、これまた本格的です。 来年からは厨房も復活との事で、握り寿司の提供は終了し、麺を出されるとの事。 コースは二時間ほどで終了ですが、最後のデザート、緑茶まで楽しめました。 本営業再開の後にまた伺えるのを楽しみにしたいと思います。 先付け 三浦大根 バチコ お椀 七運そうめん 人参 蓮根 インゲン 銀杏 南京 蒟蒻 お造り カンパチ お造り 黒ムツ お椀 柚子 柚子湯 イバラガニもどき しんじょ 揚げ物 湘南ポーク きのこ 白和え サンドイッチ 煮物 蓮根 寿司 泥障烏賊 寿司 鮪 赤身 寿司 鮪 中トロ とろろ汁 ムロアジ 棒寿司 キンパ 紅玉 金柑

2025/08訪問

3回

やきとり割烹 旬季

関内、馬車道、桜木町/焼き鳥、日本料理

3.52

23

¥10,000~¥14,999

-

定休日
日曜日、祝日

夜の点数:4.0

希少な天城軍鶏を焼き鳥として提供する馬車道の隠れ家、旬季さんへ数ヶ月ぶりに。 訪問時は気付かなかったけど、1周年を迎えられた様。それもあってか、メニュー構成が変わったり、ランチもこっそりと始められている。 以前は水炊きのコースもありましたが、現在は天城軍鶏の焼鳥に絞ったコースとショートコースのみに。また焼鳥の合間に提供される一品料理も日本料理や割烹というよりは焼鳥専門店らしい料理も増え、クオリティも上がっている様に感じます。 一部は有名店などでも提供される料理のオマージュ的なものありますが、味わいや火入れは工夫されており、オリジナルといっても良いし、元のお店のものよりも美味しいと感じられた。また、京都の橘さんの様に野菜を焼鳥の下に敷いて育てるスタイルは継続。冬場はズッキーニから大根など別の野菜に変えていく予定とのこと。 火入れは以前よりも皮はパリッとしっかり、身は優しい感じに。 追加の串は種類は少なめでしたが、色々と堪能させていただきました。 ドリンクはワインや日本酒を中心に。日本酒はメニュー以外にも色々とあるので、聞いてみるのが良さそう。ワインも通常はボトルで出しているものもグラスで提供できる様。ワインを飲む客は横浜では少ないので、難しいとは思うが、気軽にワインを頼める感じは嬉しい。 現在、ランチではコースの〆で提供されている麺を出されているが、以前から専門店以上のクオリティ。 看板など路面に出されていないので、認知は低いけれど、今後、評判になりそう。その内、ランチでも伺ってみたい。 八寸 お椀 鶏つくね きのこ 西京味噌 なめ茸おろし 腿 せせり せん胃 鶏カツサンド 茄子田楽 最中 すり流し ソリレス アカ 銀杏 胸 ハツ 手羽先 追加 ズリ レバー ふりそで そぼろ御飯 鶏そば ババロア 馬車道の隠れ家、旬季さんに約半年ぶりに。 有名フレンチや高級店などでも使われている天城軍鶏を贅沢に焼き鳥にして提供される鳥割烹ともいえるお店。 少しずつ認知度は上がっていると思いますが、まだまだ波はある様子。敢えてなのか、地下のお店なので、目立つ様にはしていないし、宣伝もされていないので、隠れ家的な雰囲気。 以前は一部のコースは予約なしでも利用可能でしたが、基本的には予約のみの対応になっている様で、数日前には予約されて伺うのが良いと思います。 価格的には質の高い一品料理も含んだコースが最近の高級焼鳥専門店の価格の半分くらいで頂ける。貴重なブランド鶏を頂けるだけで無く、季節を意識した料理も以前よりクオリティが上がっていると感じます。 追加の串も天城軍鶏の希少部位を含めて提供。タイミングによっては無いものもある様ですが、特にグループ客には量的にコースでは提供できないものも多い様なので、少人数で通って色々と頂くのが良さそう。 更に最近は新しい試みとして、京都の橘さんの様に野菜を焼き鳥の下に敷いて味を染み込ませ、最後に焼き上げて提供している。野菜の甘みに鶏の旨みものって、美味しい。 〆は麺だけで無く、ご飯なども選べる様ですが、今回は季節限定のつけ麺。これが凄く美味しくて驚きました。小麦の風味が良い麺を出汁に入れて提供。トッピングされたとろろ昆布も香りも風味もよく、これだけでも満足感が高い。つけ汁はしっかり目ですが、脂のバランスなど計算された感じ。これに山椒をしっかりとかけても面白そう。 ドリンクは今回もワインを含めて色々と。 メニュー以外のグラスワインの種類が豊富なのも嬉しい。味わいに厚みのあるものが多く、旨みに強い鶏肉にも、しっかりと合う感じ。 比較的、年齢層は高いと思うけれど、もっと人気も評価も上がって来そうな感じ。 また、季節ごとにでも通いたいと思います。 数ヶ月ぶりの訪問。 前回は予約無しでも頂けるコースでしたが、今回は数日前に予約が必要なコース。天城軍鶏を堪能出来るのは全国的にも貴重。横浜周辺では天城軍鶏自体を扱っているお店は皆無ですし、内臓も頂ける機会は本当に貴重だと思います。 天城軍鶏は本来、都内のフレンチや日本料理などの高級店で使われる事が多く、焼き鳥専門店でも珍しい銘柄鶏ですが、その食感にはどの部位を食べても他では経験した事のない感じで、貴重な体験をさせて頂ける。 基本的には比較的肉質が優しい雌のみを使っているそうですが、新鮮さもあると思いますが、ジューシーで旨みもあり、味わいには驚かされます。 串はほぼ全て天城軍鶏を使っており、その部位ごとに火入れも調整されており、上手く特徴を引き出されている。 シンプルな味付けでも、その素晴らしさが判るが、意外と面白かったのはワインに合わせてブルーチーズを使ったソースで頂くつくね。通常は卵黄と一緒に出されるそうだけれど、こっちの方が好きかも。皿に残ったソースも舐めてしまいたいほど。 上のコースなので、前回よりも一品料理の皿数も増えているが、前回よりもクオリティは上がっている様に感じられた。季節を感じにくい焼き鳥のコースにいいアクセントを与えている。 ドリンクは日本酒やワインなどをグラスで色々と頂いた。ワインは現在、取引先に任せている部分もある様だが、ラインナップを変える予定との事で、楽しみでもある。 少しずつ認知も人気も上がっていると思いますが、また貴重な経験をしに、タイミングを見て伺いたいと思います。 前菜 天城軍鶏 独活 土瓶蒸し 股肉 胸肉 ハツ セセリ 砂肝 天ぷら からすみ 筍 土佐煮 金目鯛 煮付け 白レバー ふりそで 手羽先 つくね ゴルゴンゾーラ せんい 追加 ハラミ 追加 そぼろ丼 抹茶プリン あまおう 馬車道に今月オープンされたばかりの焼鳥店。焼き鳥の串がメインだが、店名にもある様に専門店というよりは日本料理や割烹的な料理も推しになっている様子。 更に鳥は伊豆の銘柄鶏の天城軍鶏を使っているという事で気になって早速、伺ってみる事にしました。 横浜周辺では天城軍鶏を使うお店は聞いた事がない。都内などでも焼鳥店だけではなく日本料理やフレンチなどの名店でも使われており、取引のあるお店はかなり限られている。 お店は勝烈庵の道を挟んで向かいのビルの地下一階。早い時間帯は地下に降りる階段のドアはしまっており、エレベーターで降りるのが良さそう。 外には立て看板も出ておらず、前を通っただけでは気付きにくいだろう。 店内はカウンターに加えてテーブル席もあり、意外と広く、フレキシブルに使えそう。 焼き台の中はカウンター正面からは覗けなかったが比較的大きく、上面にも覆いがあったので上から引き込むスタイルかと思います。 今回は前もって一品料理と串が含まれるコースを予約して伺いました。 料理や串の数にバリエーションがあるコースがいくつかあり、色んなシチュエーションでも使い分け出来そう。 串に使われている鶏は現状、予約もオープン直後で落ち着いている事もあって、希少部位も含めてほとんど100%天城軍鶏という事で、更に貴重な体験が出来そう。 店主は福富町や長者町周辺にこれまでも複数のお店を経営されており、居酒屋や焼鳥も経験がある様だが、その中でもこちらは高級路線。以前に都内で天城軍鶏を食した際に衝撃を受けて、それから5年の歳月をかけて生産者との取引に漕ぎつけたとの事。 一部の一品料理は温度感に疑問を感じるものがあったが、旬も感じさせるもの。比較的、クラシックな標準的な日本料理だが、合格点だろう。 串は固くなりがちな天城軍鶏の肉質を上手く仕立てていると思います。 毎日、伊豆から届くらしいので新鮮な肉のニュアンスを充分に感じられ、生に近いレバーも美味しかったです。逆に皮目はしっかりと焼かれ、部位によって絶妙な火入れとなっています。 また嬉しいのはカウンター上には山椒と黒七味が用意されているところ。山椒自体の提供をされているお店が最近は少ないし、七味も山椒がたっぷりと使われた黒七味と、辛さだけを求めるのではなく、山椒推しなのは有り難い。 ドリンクは比較的、ワインを多く用意されておりグラスでも色々と楽しめます。実際のボトルを見せなかったり、提供には不慣れな部分も見られるが、将来的にはペアリングの提案も出来る様になると面白いかなと思います。 系列店でラーメンも提供しているらしく、〆の鶏そばも美味しかったです。 また、機会を見て伺いたいと思います。 風コース 春菊 あわびたけ 鶏肉 雲丹 なめろう 腿 白子 磯辺揚げ 梅肉 ハツ 膝周り レバー 松茸 土瓶蒸し 砂肝 海老芋 肝味噌田楽 せせり 手羽先 ふりそで つくね 鶏そば

2025/11訪問

4回

鼎泰豐 高島屋横浜店

横浜、新高島、平沼橋/飲茶・点心、台湾料理

3.38

559

¥3,000~¥3,999

¥2,000~¥2,999

定休日
-

昼の点数:4.0

以前から横浜高島屋のレストランフロアに入る鼎泰豊。 日本国内でもお店は増えましたが、台湾と同様のクオリティで世界中で営業されているのは凄い事だと思う。以前にアメリカに初出店の際にも話題になって行列が出来ていたのを思い出します。 横浜高島屋内の店舗は昨年リニューアルされた様。 小綺麗にはなった印象ですが、台湾のデパートやモール内にある店舗の造りと比較的、似ていて、お店の外から小籠包をオーダーが入ってから包む様子が眺められて圧巻です。 鼎泰豊は台湾や上海などの高級店でも比較的、カジュアルで大衆的な雰囲気を感じますが、日本でも店内の雰囲気やオーダーの仕組みなども現地とそっくりで、わざわざ台湾に行かなくても雰囲気を充分に堪能できる感じです。 今回メニューを見ていて、以前は提供されていなかった小籠包のバリエーションが増えています。 トリュフや鮑といった高級食材を使ったものもレギュラーメニューになっている様です。 通常の小籠包と比べると値段は上がりますが、二個からオーダー出来るので比較的、気軽に試せると思います。 オーダーから10分ほどすると小籠包が蒸し上がって運ばれてきます。一度に来るので、空いている時間帯は注意が必要かもしれません。 こちらもランチのピーク時は外で待っている方も多く入店まで時間が掛かりますが、15時前後には空席も出てくる様です。 現地とほぼ同じサイズの小ぶりな小籠包は意外といくらでも食べれると感じられる。 特に鮑を使ったものは旨みが強く、トリュフよりも美味しいかも。どちらもワインとはよく合うと思います。こちらではワインもグラスも安いもので高級感は無いのですが。 小籠包自体の味わいも現地で頂くよりも若干、洗練された感じもありますが、概ね同様の体験が出来る感じです。 現地では季節の野菜を使った炒めものが複数あって、いつも相談しながら頼みますが、こちらではニンニクを使うか使わないかでメニューが分かれている様。どちらも口直しには良いと思います。 思いがけず、老舗の小籠包を梯子して頂きましたが、横浜駅周辺で本格的な台湾料理を堪能できるのは有り難い。 また、お一人で訪れている方々が意外と多く、気軽に小籠包や台湾料理を楽しめる環境になっていると感じられる。 此方にはかなり久しぶりの訪問でしたが、また伺いたいと思います。

2024/09訪問

1回

京鼎樓 HANARE 横浜フロント鶴屋町店

横浜、神奈川、反町/小籠包、飲茶・点心、四川料理

3.20

141

¥5,000~¥5,999

¥2,000~¥2,999

定休日
-

昼の点数:4.0

数ヶ月前にオープンした横浜駅に「ほぼ」直結のYOKOHAMA FRONTの二階に入る台湾料理のお店。 日本では恵比寿を中心に展開されており、老舗の鼎泰豊とも並べて評価される事が多いと思います。 元々、鼎泰豊出身の方が始められたお店だとは思いますが、台湾でも鼎泰豊よりも高級路線をすすめている感じですが、いずれのお店もデパートなどでもよく見かけます。 日本では経営や運営がどうなっているか判りませんが、現地よりももう少し高級感を出し洗練された雰囲気をお店自体もそうですが、料理の方も同様の路線の様です。 横浜店は入り口から覗くと席数も少ない様に見えますが左奥にもテーブルや個室がある感じ。 個室はグループ客が多く、平日から騒がしいです。 それでも駅ビルのNEWoMan内や高島屋などの飲食店フロアと比較すると落ち着いた感じもあります。ただ同じビル内にはあまり良いお店が入っていない印象で、こちら以外には伺うモチベーションがオープン以前から湧きませんでした。 こちらは平日でも14時近くなると席も空いてくる様で、予約しなくても待たずに入店が可能な様子。 鼎泰豊とは異なり通し営業ではありませんが、のんびりと食事をされている方も多いです。 ランチのセットやコースはそれなりの値段はしますが、クオリティの高い小籠包や前菜、麺などもリーズナブルに頂けます。更にアラカルトでのオーダーも可能な様です。 スタッフが限られる為か多少、対応に時間が掛かることもありますが、高級店らしい対応や教育はされていて気持ちが良い。またチケットによるチップ制の様なものを導入されていてスタッフのモチベーションも上がりやすい様です。入り口のカウンター脇にはキッチンスタッフへのチップも渡せる様に箱が用意されているので、料理が気に入ったら一枚はこちらの箱に入れると良いと思います。 料理自体は台湾の京鼎樓で頂くよりも洗練された感じで仕上げられていて味わいも素晴らしい。 以前は鼎泰豊でも一部のお店でしか出していなかったトリュフ入りのものも台湾や上海で頂いたものよりも風味がよく美味しかったです。 これにはやっぱりワインが合うと思いますが、グラスでは比較的しっかり目のものが多く、若干難しさはありますが、デフォルトで多くの種類を用意されていて、更にリーデルの大ぶりの高級グラスで提供されており、飲みごたえもあり、素晴らしい。 台湾や上海などの専門店まで行かなくても充分だし、より気軽により高品質のものを頂ける感じで、またリピートしたいと思います。

2024/09訪問

1回

レウカ

逗子・葉山、逗子/中華料理

3.58

18

-

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

逗子の隠れた中華の名店 Leucaさんへ。 昨年のシェフのバースデーコースを頂いた以来だったので、約一年ぶりの訪問でした。 いつもは昼の利用でしたが、今回は夜の利用。 意外と逗子の夜は最近は静かな様で、駅前などを歩いていても以前より少し荒んで感じます。徐々に淋しい雰囲気にはなってきていましたが。 その分、完全予約制だと、お店に入ると落ち着いて食事が出来るのは良いのかもしれません。 予約時にお願いしていたのは、この季節ならではの上海蟹を使ったコース。 上海蟹の用意の為に一週間前の予約が必要です。 料理内容ですが、横浜中華街の有名店、聘珍楼や同發で修行されただけあって、流石のクオリティ。 最初に出される上海蟹も立派ですが、その味わいも、これだけ円やかで綺麗に仕上げているのはなかなか無いレベルです。 丁寧にカットされているので、手は多少は汚れますが、食べやすくなっており、これだけで、お酒が進む感じ。 先ずは熟成された紹興酒から。優しい味わいで上海蟹とも合います。いつもなりビールやワインで始めるところですが、このコースなら紹興酒が良さそうです。 因みに以前はグラスでもワインを提供されていましたが、場所柄、難しい様で、最近はボトルのみでの提供となっているのは残念。気軽にナチュラルワインをグラスでもいただけるか、ペアリング仕立てにできると嬉しいのですが、都内とかじゃないとコラヴァンでも使わないと難しいでしょうね。 続く料理も目の前で仕上げられていき、香りも良く、楽しめる。 品数は多いわけではありませんが、十分に堪能しました。 次はまた別の季節に別のコースを頂きたいと思います。 上海蟹コース 酢っ払い上海蟹(メス) Leuca 特製薬膳蒸しスープ 上海選の姿蒸し(10月メス・11月12月オス) 季節野菜の料理・点心 窯焼き鶏もも肉 油淋鶏ソース 上海蟹味噌のあんかけ炒飯 杏仁豆腐 逗子の知られざる名店のレウカさんに約半年ぶりに訪問です。 カウンターだけの小さなお店なので、お一人での利用も多く、少人数で本格的な中華料理を好きなお酒と一緒に楽しめるのは嬉しい。 上海蟹のシーズンも始まって、上海蟹尽くしのコースも人気の様子。オーダーされる方は一週間前には予約が必要な様です。 今回は上海蟹も入るシェフのバースデーウィークコース。 リーズナブルながら贅沢な前菜や薬膳スープも堪能出来る内容で、横浜中華街の名店で修行された技術も感じられるし、適度なモダンな雰囲気も広東らしくて良い。 逗子まで、こちらに訪れる為だけに足を伸ばすのもアリだなと十分に感じられる。 ワインも頂ける本格的な街中華は関東ではまだまだ貴重。また、機会を見つけて定期的にお訪れたいと思います。 9種類前菜盛り合わせ (本日の豪華前菜9種盛り) Leuca 特製薬膳蒸しスープ 上海蟹の姿蒸し(メス) 国産牛リブロース豆乳山椒煮込み 上海蟹味噌の煮込み麺 杏仁豆腐 ココナッツケーキ くじ引き 逗子の駅前から少し離れた場所に1年半くらい前に出来たカウンター中華のお店。 昨年どこかで、このお店の噂を聞いて、その内、伺おうと思っていましたが、なかなか伺う機会が無く、ようやく。 店主は横浜中華街の有名店、聘珍楼や同發などで修行された、かなりの本格派。コースは手頃なものから、高級食材を使った手の込んだコースまで色々とあり、都内や横浜などの有名店でもなかなか頂けない様なクオリティです。 まだまだオープン仕立てと言うこともありますが、あまり宣伝もうまく出来ていない様で、かなりの穴場だと思います。店内はカウンター数席だけの小さなお店で、店主さんが目の前で造るのを見ながら、料理を頂け、色々と話も直接伺える貴重な体験のできるお店。都内にあったら間違いなく、話題になっているであろうお店だと思います。 都内だとこのスタイルだとサエキ飯店さんを思い浮かべますが、サエキさんも聘珍楼出身。場所柄、そこまで突き抜けた感じはありませんが、香港の現地の雰囲気は十分に味わいに出ていますし、聘珍楼譲りの部分もあると思いますが、同様にオレンジワインも提供されており、本格中華とワインのペアリングも少ない銘柄ながら楽しめる。 大人数を集めなくても1名からクオリティの高いコースを頂けるのも嬉しいところ。 近所に有れば、本当に通い詰めたいと思うほど。 逗子や葉山周辺も横浜や鎌倉同様に意外と食やお酒にお金をかけたり、拘りが無く、どうしてもリーズナブルなお店や有名店などに偏る傾向があり、こちらでもなかなか認知が上がっていない。 ちょっとしたキッカケで一気に人気は出そうだが、現時点では予約も取りやすく、人気になっていないのは、なんだか勿体ないと思ってしまう。 中華街の様な観光客向けや日本人向けになり過ぎてない本格中華を求めて、また機会を見ながら伺いたいと思います。 本日の前菜9種盛り Leuca 式薬膳蒸しスープ 季節野菜の炒め ホタテと海老のガーリックバター蒸し 国産牛リブロース 本日の煲仔飯 豆乳杏仁 マカオ式(ポルトガル式)エッグタルト 【Leuca のご紹介】 Leuca-レウカーは、香港のソウルフード「焼味(シュウメイ)」をはじめとした、広東料理を楽しんでいただける中華ダイニングです。 焼味とは、特別な味噌やお酒などで下味をつけた肉を、専用窯であぶり焼きにしたもの。 又焼(ローストポーク)、焼鴨(ローストダック)などが有名で、広東料理の王道のごちそうの一つです。 また、逗子近海でとれた魚介や三浦野菜などを使用した薬膳料理もご用意。 化学調味料や添加物をほとんど使わず、自然の恵みを存分に楽しめる美容と健康に良いメニューも取り揃えています。 【店名の由来】 店名のLeuca-レウカーは、店主が大好きな花 Leucadendron-レウカデンドロン-から名づけられました。 Leucadendron は南アフリカ原産のワイルド・フラワーで、白や緑の葉に包まれるようにして、赤や黄色の鮮やかな花を咲かせます。 その花言葉は「閉じた心を開く」。 おいしい料理を通じて、おなかだけでなく心も満たされてほしい、花しい日常によって閉じかけている心を開放してほしい この店名には、店主のそんな想いが込められています。

2025/11訪問

3回

ブリーザー コーヒー

逗子、逗子・葉山/カフェ

3.42

73

-

~¥999

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

かなり久しぶりの逗子。 鎌倉から一駅とはいえ、鎌倉から先に足を伸ばすことは、何か目的や用事が無いとなかなか難しい。 夏場は海沿いは混み合うが、特に冬は地元の人たちくらいしかいないだろうし、街中の商店街は相変わらずの雰囲気。 そんな逗子の駅から徒歩数分の距離に何年か前に出来た本格的なコーヒー専門店。 時間が出来たので、暇潰しの目的で寄ってみました。 外観も内観もシンプルながらおしゃれな雰囲気。 大きなガラス張りなので、店内は明るい。 店内は小さなカウンター席のみなので、長居するというよりは純粋にコーヒーを楽しむ感じ。 メニューを見るとWhiteとBlackの区分け。もしかしたら、オーストラリアで修行された店主なのかなと思いながら、メニューを眺めます。細かい説明は書いていないので、普通の日本人は常連さんでもちゃんと判って無いのでは?意外と値段もかなりリーズナブル。 今回はFlat Whiteを頂きます。 一杯ずつ丁寧に仕上げており、オーダーから数分で席に店主が運んできます。 ミルクたっぷりの感じに美しく描かれたラテアート。 味わい的にも優しい感じで、メルボルンなどで頂く感じに近い。 オーストラリアのカフェ文化を知る方にはかなり貴重な存在だと思いますし、逆にそれを知らずに訪れて何となく利用している地元の方には勿体無い。何故、逗子を選ばれたのだろうか? 店内で豆もローストされていて、かなりの拘りも感じられる。 また近くに行った際には必ず寄りたいと思います。

2024/01訪問

1回

Libertemps

馬車道、日本大通り、関内/フレンチ、日本料理

3.63

70

¥10,000~¥14,999

¥5,000~¥5,999

定休日
日曜日

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

久しぶりに隠れ家フレンチのLibertempsへ。 訪れたのは半年ぶり、ディナーは1年ぶりでした。 オープンから2年が経ち、そのスタイルも安定し、常連客もついている様です。 場所的なものもありますし、スタイルもあると思いますが、横浜にしては比較的、客の年齢層がかなり高めで、その分、和の要素を取り入れたり、日本酒の提供なども保守的な横浜の客の好みにも合っているのでしょう。 元々、ランチの方がフレンチの要素が強く、ディナーは和の要素が強い感じの構成でしたが、季節的なものもあると思いますが、今回のコースはバランスの良い感じ。ただ今年の夏はやっぱり海産物も難しいし、野菜なども難しい様子。 それなりに個性も出しながら、クオリティを維持して仕上げていますが、難しさは感じられる。 素材の組み合わせは新しさや独創的な部分もあって、充分、面白いのですが。 次はまた涼しくなった頃にでも伺いたいと思います。 Menu Liberetemps 先付八寸 ・トマト豆腐 生ハム ・鰯 南蛮漬 ・白魚 叩きオクラ ・蛸 煎り酒 ・素麺カボチャ そぼろあん 前菜 とうもろこしのアイス 髭のコンソメ 雲丹 スープ 白鳳の摺流し流し ツブ貝 バジル 魚料理 鮎のパートブリック包み焼き ルッコラセルバチコのソース 肉料理 夏鹿内もものロースト ベリーのソース 米料理 鱧の有馬煮 ご飯 甘味 なめらかプリン お茶菓子 トンカ豆のカヌレ パッションフルーツ マカロン 食後のお飲み物 黄金ほうじ茶 和と仏の要素が融合したコースが人気のLibertempsさんに久しぶりの訪問。なんと半年ぶり、ランチは一年ぶりでした。 ランチでも早めの予約でディナーコースを頂けますが、今回はランチコース。 リーズナブルながら八寸を始め、一通り頂けるのは嬉しい。 旬の食材も入って、季節感もありますし、貴重な食材も。 今回特に良かったのは聖護院蕪のすり流しのスープ。最初は旨みを感じながらもあっさりですが、食べ進め、酒と合わせると甘みをより感じます。 魚料理の平目はかなり肉厚。元々、かなり巨大な個体だった様。 日本料理っぽい出汁の味わいもありながら、フレンチの技法も使って、塩味も強目なので、ワインとも合う感じ。合わせる場合もちゃんと雲丹の風味との相性も計算されている。 メインは猪。 肋の骨は細いながらも、脂もしっかりとあって食感も旨みも良い感じ。 デザートは小さなアップルバナナのキャラメリゼ。 甘すぎないので、どんなドリンクとも合いそう。ブラッドオレンジの風味も良いアクセント。 今回もドリンクは合わせて色々と出してもらいました。以前からですが、日本酒のラインナップは貴重なものも含めて色々。生の魚介以外のフレンチと日本酒を合わせるのも面白いですね。 以前よりも比較的、年配の落ち着いた客層が増えており、波も有るものの満席の事もある様なので、早めに予約するのが良さそうです。 また、タイミングを見て伺いたいと思います。 Menu Libertemps 先付八寸 ・来の花の白和え・新わかめと佐島蛸 ・トマト豆腐とホタルイカ・唐墨大根 ・燻製サーモン スープ 聖護院かぶらのスープ 蟹しんじょう 魚料理 平目の海藻蒸し 雲丹のエミュリュション 肉料理 しまなみ猪の背肉のロースト 甘味 アップルバナナのキャラメリゼ 酒粕のアイス 食後の温かいお飲み物 珈琲 or ほうじ茶 数ヶ月ぶりに訪問です。 6月に1周年を迎えられて、そのスタイルも定着しましたし、リピートされるお客さんも増えてきている様です。 コースの値段も少し上がっていますが、元々、リーズナブルすぎでしたし、客層のコントロールの為には更にコースを一本に絞ったり、ドリンクも日本酒とワインだけに絞って、ビールやウイスキーの提供はやめても良い様に思います。まあ、色々と考えられて、賢く営業されている店主さんご夫婦なので、今後も難しい横浜でも独自性を出しながらも人気を維持されていくと思います。 さて、この日は比較的、のんびりと。 暑い日が続いているせいもあると思いますが、横浜は相変わらず週の後半は予約が入りづらい様です。 コースの内容的には大きく変わらないと思いますが、以前よりもバランスよくフレンチと日本料理を合わせており、ちょっといい地方の料亭や旅館にでも来た様な感じも。 調理の合間には色々な話を店主さんとできる感じも楽しい。 ドリンクはおまかせで色々と合わせて出して頂けます。メニューにはペアリングは現在ありませんが、個別のドリンクは無くして全てペアリングにして、お客さん次第で調整しながら提供するのも面白いのかもしれません。 また、季節を変えて、のんびりと伺いたいと思います。 Menu Libertemps 先付八寸 ・黒オリーブマドレーヌ ・鰯 グレープフルーツ ・玉蜀黍豆腐 雲丹 ・サラミ串 ・長芋素麺 雲丹 前菜 琵琶湖 稚鮎のカダイフ包み 赤肉メロン スープ フルーツトマトのガスパチョ 真蛸 魚料理 帆立貝のグリエ パッションフルーツのソース 肉料理 岩手産短角牛内ももロースト 〆の米料理 穴子飯 氷菓 ピスタチオのソルベ お茶菓子 ブラウニー 食後のお飲み物 珈琲or 黄金ほうじ茶 かなり久しぶりにディナーでの訪問です。 とは言え、昼の利用でも、ディナーメニューの選択が出来るので、特にコースの流れは大きく変わりませんが。 今回は特に旬の素材が多く使われていた様に感じますし、素材の組み合わせも面白いし、よく考えられている。敢えてメニューにはソースの詳細は書かれていませんが、きちんと素材を引き立てている。 ドリンクは今回もワインや日本酒からオススメのものをペアリング的に出して頂きました。 比較的、風味が豊かなクラシックワインが多く、料理とも合いますが、もっと攻めても面白いかと思います。横浜の客層は保守的な方が多いので、料理もワインも客に合わせているのかもしれませんが、客を育てていっても欲しいと感じました。 Menu Libertemps - 先付八寸 ・ナッツと酒粕チーズのタルト ・ブータン・ブラン ・南瓜豆腐 ・しめ鯖と芽キャベツ昆布〆土佐酢ジュレ ・天豆と味玉子 - 前菜 北海道産本鱒のミキュイ 山菜 - スープ フランス産グリンピースのポタージュ - 魚料理 平目のポワレ - メイン料理 マグレ鴨のロースト - 〆の米料理 ホタルイカの土鍋ご飯 - 甘味 青リンゴのソルベ - お茶菓子 フィナンシェ フランボワーズ羊羹 - 食後のお飲み物 珈琲 or紅茶 思いがけず、前回訪問から少し時間が空いてしまい、約3ヶ月ぶりの訪問です。 前回はランチタイムにディナーコースを頂きましたが、今回は通常のランチコースを頂きます。ランチはフレンチ色の強いコースです。 …の予定でしたが、前菜を夜の先付けに置き換えたコースに。 まさにフレンチと和の融合した感じのコースに仕上がっています。 最近、日本酒ペアリングの会などもされた影響もあってか、酒粕も料理に使われており、和のニュアンスや旨みをうまく使われている。 季節のその日次第の素材で内容は常に変わりますが、シェフのセンスと経験からか、どれも完成度が高く、素材の良さを引き出している。 ドリンクは今回もグラスで色々と頂きます。ペアリングスタイルで、合いそうなものをワインや日本酒から提案頂きます。 その時に開いているものから、選んでいるだけに見えながら、実はご夫婦で事前に色々と検証しながら、何が一番合うか確認されているとの事で、比較的、クラシックなワインが多い割にはペアリングも外れないのには納得。 ちょっと贅沢なワインも出して頂きながら、この価格帯で収まるというのもリーズナブル過ぎて、毎回驚かされます。 常連さんも付いてきていますし、コースの値段も1、2割上げても十分に納得出来る様にも感じます。 また、タイミングを見ながら伺いたいと思います。 ほぼ1ヶ月ぶり。今回も平日のランチでの訪問です。 通常はランチのコースは、ほぼ完全にフレンチという内容になりますが、前もって予約時にお願いすれば、昼でも夜のコースを頂けます。 内容的には八寸から始まる和の要素も強い内容で、〆には旬の素材を使った炊き込みご飯も。 土鍋で固めに炊かれているので、風味も食感も良い。 ドリンクはペアリングっぽい感じで一品毎にワインや日本酒などを堪能させて頂きました。 料理自体もワインでも日本酒でもよく合う感じなので、どちらを合わせるか迷いますが、温燗など温度も色々と調整して頂けるので、日本酒を合わせるのも面白い。 料理内容や素材も予約時にお願いすれば、用意できるものであれば対応してくださるとの事。 また、タイミングを見ながら伺いたいと思います。 Menu Libertemps 先付八寸 ・いくら スクランブルエッグ ・真蛸 隼人瓜 ・さつま芋 きんとん ・穴子 八幡巻き ・なめ茸 鬼おろし 白海老 前菜 北國甘海老とバターナッツのムース コンソメジュレ お椀 スープ・ド・ポワソン お魚料理 ギンバトウのムニエル お肉料理 鹿肉のロースト 胡椒ソース 〆の炊き込み飯 栗ご飯 甘味・お茶菓子 ・抹茶のソルベ ・カヌレ トンカ豆風味 ・カシス羊羹 食後のお飲み物 珈琲 or ほうじ茶 約2ヶ月ぶりに訪問です。 前回はディナーでの訪問でしたが、今回はランチでの利用です。 オープンから数ヶ月経ち、認知度も上がり、複数回訪れている常連客も増えており、現在もランチのウォークインは受け入れていますが、当日でも一応連絡してから伺うのが良さそうです。 コースでもアラカルトでも利用可能ですが、コースは内容の割にはリーズナブルですし、おまかせ出来るので、コース利用がオススメです。 まだ手探り感はありますが、客層をコントロールする上でも絶妙な価格帯に設定されていますが、ワインを飲む客を増やすなら、もう一つ上の価格帯のコースを増やし、下のコースは常連さん向けの隠しコースにしても良いのかもと感じました。 それくらい色々と飲んでも最近伺ったお店の中ではかなりリーズナブルに感じました。 お昼は夜に比べて少し雰囲気がかわって、和の要素は少なく、ほぼフレンチビストロっぽい感じ。手の込んだ料理も多く、高級フレンチで出される様なものも。 夜は大抵、シェフお一人での営業ですが、昼は奥様もお店に出られている事が多い様です。 ドリンクは日本酒もワインも提供されますが、横浜の客層的に年配の方が多く日本酒メインに頂く方も多そう。ただ日本酒バーでも居酒屋でも無いので、本当に拘りのあるワインと日本酒だけにドリンクは絞って、ワインも日本酒もワンランク上の自然派よりのものだけを出された方がお酒を求めて伺う客も増える気がします。 またその内、ふらっと訪れたいと思います。 Menu Libertemps 前菜 パテドカンパーニュ スープ マッシュルームのポタージュ 魚料理 穴子と牛蒡の八幡巻き 赤ワインソース 肉料理 仔ウサギ ブランケット 甘味・お茶菓子 酒粕バスクチーズケーキ 食後の温かいお飲み物 珈琲 or ほうじ茶 横浜の関内から海岸通り方向へ、北仲通り沿いの少し飲食店が集まる一角に先日オープンされたばかりのフレンチレストラン。 シェフは以前は池尻大橋のcalmeにいらした植松さん。奥様と二人でこちらのお店を始められました。 お二人とも、元々、横浜周辺のお店と関わりがあったりする様で、横浜には縁がある様。 料理のスタイルですが、calmeの頃とは異なり、日本料理とフレンチが融合した様な雰囲気。モダンな要素もありながら、少し古い懐かしい昔のフレンチの様にも感じる部分も。どうやら奥様は日本料理のお店に居られた様で、その要素が料理に入っている様。最初の八寸の盛り付けなども日本料理っぽい雰囲気。 味わいも優しいものが多いですが、これが旨みの強い自然派ワインや日本酒と合う感じ。日本酒は常温でも燗酒でも提供され、料理に合わせて出していただけます。 この日はペアリングの形式で一皿ずつにワインや日本酒を出して頂きました。厳密に決まったペアリングではないと思いますが、グラスワインも色々、用意されている様です。 まだオープンから間もないですが、コース内容もドリンクもよく準備されています。 通常は平日夜はご主人一人でのオペレーションで忙しそうな場合に奥様が入られる様ですが、お二人とも飲食店の経験が長いことから、もう何年もやられているお店の様に安定感もある。 まだ客層的には以前からの知り合いや関係者が多い様ですが、客入りも安定してくると、ワインもより拘りを持ったものが増えて来そうだし、また面白いお店になりそう。 横浜の富裕層の方々などのウケも良さそうな感じなので、すぐにランチもディナーも人気が出そうだと思います。 ランチは火〜木曜日のみ、3500、5500円のコースを用意されており、ウォークインも可能との事なので、その内、ふらっと伺ってみたいと思います。 Menu Libertemps 先付八寸 ・南瓜豆腐と縞海老 ・アメリカンチェリーの白和え タルト ・鮎のシュークリーム ・豚ロースの西京味噌ハム ・牡蠣のコンフィ 前菜 ・鯵のタルタル 翡翠なす 昆布シュレ寄せ スープ ・とうもろこしの冷製ポタージュ 魚料理 ・津本式究極血抜き 真鯛の蒸し物 ブールブランソース 肉料理 ・ハンガリー産マグレ鴨のロティ 実山椒のソース  締めのご飯 ・鮎の炊き込みご飯 ・香のもの 甘味・お茶菓子 ・ゴールデンパインのソルベ ・抹茶とホワイトチョコのスコーン ・フランボワーズ羊羹 食後のお飲み物 ・珈琲 or ほうじ茶

2025/08訪問

8回

うなぎと炭焼 久松

日ノ出町、伊勢佐木長者町、関内/うなぎ、日本料理

3.63

148

¥10,000~¥14,999

¥6,000~¥7,999

定休日
-

夜の点数:4.1

昼の点数:3.9

数ヶ月ぶりに福富町の久松さんへ。 以前から正式オープンが待たれていたハナレを関内にオープンされたばかりの久松さん。 若手の料理人たちはそちらに移った様で、本店の方は大将と女性スタッフで運営されている様子。 オープン時間にお店に着くと店の前で大将が待たれています。営業時間中は治安重視で以前と同様に鍵を閉められていますが、開店直後のお客さんが来るタイミングは外で待たれる様にされた様で、ホスピタリティの面でも改善されてきている様です。 お店自体、そろそろ移転の予定でしたが、遅れている様で、年末ごろになる様子。更なる進化も期待されますが、現在も旬の食材を使った料理とお酒のペアリングは横浜市内の他の日本料理店と比べてもレベルは高いと思います。 貴重なオレンジワインなどもコラヴァンを使って惜しみなく提供され、日本酒も幅広く旬のものを扱われている。 鰻メインで訪れる客は未だに多いと思いますが、鰻自体は最近は安定感も出つつ、他の料理も金田中の系統に加え、京料理っぽいニュアンスも感じられる。 移転後は屋号からも鰻は消え、メインから外れる方向性らしいので、更に質の高い料理に期待も。 移転前の利用は今回が最後になると思いますが、移転後も応援していきたいとと思います。 渡り蟹 茶碗蒸し カマス 菊芋 銀杏 お椀 鯛 松茸 茄子 お造り キハダマグロ 平目 鰻白焼き 白和え 栗 無花果 鍋仕立て きのこ 鶏 土鍋御飯 鰻蒲焼き 鯛 胡麻だれ 嶺岡豆腐 クイーンルージュ シャインマスカット 春以来、久しぶりに福富町の隠れ家の久松さんへ。 周辺環境は相変わらずで、いかがわしさはMAX。開店前に着くと店の前の通りを大声で奇声を発して通り過ぎていく人々。 お店の方はチャイムを鳴らして一歩、中に入ると落ち着いた雰囲気。土用の丑の日の直前でしたが、落ち着いた感じでした。 用意して頂いた食材はなかなか気合いの入った内容。頑張って仕入れて頂いた様です。 鰻も養殖ですが、これまででも無いくらいに立派なもの。氷で冷やされて大人しくしていたのに、捌かれている際もずっと暴れていて、その力強さにも驚かされます。 久しぶりに頂いた鰻の刺身には肝も添えられていましたが、その大きさにも驚かされます。 焼きの感じも肉厚で、食べ応えもありますが、香ばしさや食感もこれまででも最高な感じでした。 〆の御飯は玉蜀黍御飯に加えて、白飯の食べ方のバリエーションが色々と。まずは立派な蒲焼ですが、追加でオススメされるまま、とろろをかけたり、濃厚な卵をかけたり。御飯自体も粒がしっかりと炊かれているので、どんな食べ方でも負けない感じで美味しい。 ドリンクは今回も日本酒やワインをペアリングで出して頂きました。 貴重なワインもグラスで出して頂き最後まで堪能させて頂きました。 現在はどうしても鰻がメインで鰻重中心の客層ですが、そろそろ移転の方も見えてきている様で、本来の日本料理での今後の進化も楽しみ。 毛蟹 玉蜀黍豆腐 鰻 一口鮨 揚げ物 万願寺 椀 北寄貝 おかひじき 造り 鰻 肝 鮑 鰹 雲丹 白焼き 浜名湖 口直し 鮑 山かけ 素麺 鍋 鼈 炊き込み御飯 玉蜀黍 御飯 鰻 蒲焼 一色 水菓子 横浜福富町の久松さんへ。 思いがけず、半年近く空けての訪問。年末から何度か伺おうと思っていたのですが、なかなかタイミングが合わず。。 周辺の雰囲気は相変わらずですが、気になる方は直接、お店の前に直接、タクシーで向かうのが良いでしょう。特に夜は。 昼は鰻を求める客が多いものの、夜は少しずつ、鰻はオマケ程度に考える方も増えている様。実際、夜は料亭仕込みの本格的なコースで、旬の素材が贅沢に使われている。この時期は河豚や鼈も。そこに少しずつ春らしい素材も。 今回、驚いたのは若いスタッフが増えている事。皆さん、若いながらも有名店出身との事。 元々、ハナレの計画もあっての事だと思うが、どうやら進んでいない様で、また新たな計画も進んでいるとの事。半年くらいはかかると思うが、正式発表を待ちたい。 ドリンクは今回もおまかせで。 少しずつ、攻めた感じにもしていきたいとの事。 もっとワインが多めでも良さそうだし、クラシック過ぎないラインナップの方が食事にも合うし、銘柄で選んでいない感じも出て、既視感も出にくく良いと思います。仕入れ先のせいか横浜では特に同じ様なワインを出しているケースが多いので。 今年もまた、定期的に伺いたと思います。 先付け 鼈 芹 蛍烏賊 春巻き 鰻 お椀 蛤 わらび 河豚 皮 鮟肝 鰻 白焼き 赤貝 うるい こごみ 河豚白子 牡蠣 土手煮 鼈 炭焼き 炊き込みご飯 蛍烏賊 鰻重 嶺岡豆腐 出歩きたくない暑い時季と意味不明な土用の丑の日前後は避けて、数ヶ月ぶりの訪問です。 相変わらず横浜は週の後半は弱い様で予約が必要な飲食店は静かなところが多く、狙い目。街全体も一時期に比べると若干、静かに見えます。 今回は落ち着いて旬のコースを頂きます。 どうやら山手の方に分店を立ち上げ、今後はランチの鰻はそちらでの営業が中心になる様子。 将来的には現在のお店は店名から「うなぎ」の文字は外して、評価も高い本来の日本料理に専念されても良い様に思う。 鰻も以前に比べると扱う種類が増えたり、養殖ものでも大きな個体を仕入れられている様ですが、旬の素材も色々と仕入れられており、今は松茸が中心。 難点は横浜や神奈川周辺の素材に拘ると良い素材が集まらないところ。横浜周辺では日本料理やフレンチでも野菜くらいは地元のものを使っていても、他の素材は年間を通しては難しい様で、ローカルガストロノミー的なお店が皆無なのは客層以外にも、こういう原因がありそう。 とは言え、新しい雰囲気や仕立ての料理もあり、全体的に楽しめた。特にワインとのペアリングは意外にも良く、どの料理も最初からワインと合わせることを計算していたのではと思わせるくらい。 好みのお酒だけ飲むのでは無く、是非、店主に任せてペアリングを楽しんでみて欲しい。 浜名湖 唐揚げ 飯蒸し 山形 原木舞茸 お吸い物 松茸 クエ お造り 共水鰻 鯛 キハダ鮪 鰻白焼き 山口 鰻肝焼き 白茄子 八寸 目鯛 フライ 鍋 鰻 松茸 雑炊 松茸御飯 鰻重 梨 シャーベット マスカルポーネ 残念な事に、相変わらず、こちらのお店を鰻専門店だと勘違いされて訪れる方が多い様ですが、どちらかというと日本料理や割烹。鰻だけを求めて訪れる客はこの時期、更に増えますが、失敗しない為にもそういう方々は他のお店に行かれる事をオススメします。 訪れる度に料理やコース内容にも進化が見られ、最近、コースの価格も上げられましたが、素材や出汁の取り方なども以前と比べても拘りを感じられます。 場所柄、客層に恵まれていないのは相変わらず。最近は夜も周辺の通りは人も増えていますが、ガラは良く無く、訪れる際は近くまでタクシーを使われる事をオススメしたい。そういう雰囲気を避けるためにお店も営業中は敢えて鍵を閉め、インターホンで呼び出す様になっていますが、無理矢理、こじ開けて入ってくる予約客も多い様で、なかなかお店も大変そう。 さて、席について直ぐに目に付くのが、出汁に使う鰹節と昆布。全国的にも有名な本格的な日本料理店に色々な意味で近づいて来たとも感じます。さらに土用の時期と言うこともあって、鰻は多く仕入れられている様子。大半がランチの鰻重向けの様ですが、敢えてこの時期は某有名店の様にランチを止めても良い様に感じます。ディナーに結びつく客層では無いし、コントロールするにはランチの値段もかなり上げるのもアリなのかもしれません。 料理の方は旬の素材を贅沢に使われている。 あまり普段、料亭や割烹の様なお店に行かない方には、十分に有名店レベルの味わいをリーズナブルに堪能、満足できる内容です。 そこに鰻料理がバランスよく挟まれて入ってくる感じ。 焼き具合やタレもオープン当初と比べて、段違いに良くなっており、確かに鰻だけでも満足しそうですが、メインでは無いという認識です。 また日本料理では数少ないワインと日本酒をペアリングで提供されているお店。ついつい飲み過ぎてしまいますが、値段的にはリーズナブルで有り難い。 この感じであれば、モダンな造りのワインだけでペアリングしても面白いようにも感じます。 夏の間は鰻重目当ての客層ばかりになると思うので、鰻の本来の旬の秋以降にでもまた訪れたいと思います。 玉蜀黍豆腐 雲丹 ジュレ 鰻ざく じゅんさい お椀 コチ 翡翠ナス 造り 鰻 共水 造り 本鮪 壱岐 焼き物 鮎 天竜川 鰻 白焼き 浜名湖 肝焼き 共水 佐島 蛸 モロヘイヤ 鯨 煮物 鱶鰭 南禅寺蒸し 玉蜀黍 御飯 鰻丼 わらび餅 数ヶ月ぶりに訪問です。 今回も日ノ出町側から歩いて向かいます。 開店後も入口は鍵が掛かっており、チャイムを鳴らして開けてもらう感じですが、夜は一斉スタートで、5分前に暖簾を出されるので、それが回転の合図な様です。 以前から伺う度に細かい変化や調整は感じられ、進化されてきた印象ですが、今回はこれまででもベストの体験でした。 夜は基本は鰻も提供する日本料理のコースというイメージですが、今回は良い意味で裏切られた。普段は浜名湖の養殖物をメインに使われていますが、この日は天然ものも入ったので、追加で白焼きはどうですか?という事。かなり大きめの個体で折角なので頂くことに。 コースは以前は先付け八寸からでしたが、老舗の料亭の古いスタイルで見た目重視という感じ。中には冷蔵庫からまとめて出してきたと思える様な前菜を提供するお店もあると思います。 そういう事もあるのか、最近はそれぞれの料理の温度感を重視して、八寸をバラして一品ずつ提供される事にした様です。その分、お酒もゆっくりと楽しめます。 今回もドリンクは大将のおまかせで合わせて出して頂きます。日本酒もワインもグラスで提供されるので、色々とリーズナブルに楽しめるのは、他の日本料理や鰻専門店でも珍しい。 旬の素材も適度に使われており、この値段のコースではかなり贅沢。 更に今回は鰻自体も色々な仕立てで楽しめるのと同時に白焼きでも天然と養殖の食べ比べと貴重な経験。これだけ贅沢に鰻を堪能できるお店は老舗の割烹や有名な鰻料理のお店でもなかなか無いと思います。 蒸しが入らない関西風の焼き方ですが、焼き過ぎて焦げ目がつき過ぎない様に火入れも丁寧。 時間を掛けてふっくらと仕上げているので、食感的にもバランスが良い。 また、鰻のお造りも他のお店では頂いた事はあるけれど、なかなか貴重な体験。鰻の血には毒があるので、生で頂く機会は少ないが、2日掛けて、丁寧に血抜きをされているとの事。薄造りにはしているが弾力のある食感を堪能できる。 〆のご飯も炊き込みご飯や鰻丼も提供されており、どちらも大きな土鍋で炊かれており、固めで粘りの少ない感じは鰻にも合っている。 鰻丼のタレは和三盆を使っている事もあり、優しい味わいだが、継ぎ足しで、ようやく円やかで味わい深くなってきたと感じる。 残った炊き込みご飯はお土産にもして頂き、帰ってから楽しんだ。 6月からはより旬の素材を使ったコースになる様で、値段は上がるが、これまでは安すぎという感じだったので、今後の更なる進化に期待したい。 胡麻豆腐 グリーンピース 雲丹 骨せんべい 平貝 筍 木の芽 春巻き お椀 甘鯛 筍 造り 鰻 鰹 藁焼き 稚鮎 白焼き 浜名湖 しんこ 白焼き 天然 四万十川 肝焼き 浜名湖 鰻ざく 椀 蓮根餅 炊き込みご飯 桜海老 鰻丼 赤出汁 嶺岡どうふ 無花果 今年初の訪問です。 数日前に予約して伺いました。 今回は久しぶりに日ノ出町から歩きましたが、バス通り沿いは意外と人が多くて、驚きました。とは言え、横浜の他の繁華街とは明らかに異なる客層なのは相変わらず。お店のある清正公通りに入ると、怪しい雰囲気の女性が出勤前っぽい感じで歩いてはいますが、人通りは少なく、危険をそれほど感じず、お店に到着。いつも通り、扉の脇のインターホンのボタンを押して、入店します。 カウンターも個室もそれなりに席は埋まっており、ほぼ満席。意外と地元の初訪問らしき方も多く、認知度が徐々に上がってきている様。日本料理というよりは鰻がメインで訪れている方が多い様で、横浜らしいと言えども、その辺はもう少し客層のコントロールをしていくべきかなとも思います。ただ夜の営業なので、日本酒を合わせて飲む方が増えているのは喜ばしく思います。 ドリンクは正式にアルコールペアリングの設定がメニューにも載り、大将のワインや日本酒の知識も上がっている証拠。今年はワインエキスパートやSAKEディプロマの資格にも本格的に挑戦される様で、今後の進化にも期待します。 料理は冬の高級食材を使ったコース内容から、より堅実な春に素材を使ったコースに変わって来ており、料亭レベルの料理がより気軽に味わえます。 八寸や前菜の料理のクオリティも一年前と比べても明らかに上がっている。忙しい時はスタッフも増やしており、安定感も増しているし、料理の温度感なども以前より気を遣っている感じ。 意図的に北陸の食材も必ず入れるようにしている様。 中でも鰻の白焼きの食べ比べは養殖とはいえ、大きさなども異なるが、味わいや食感も違いを感じられ面白い。 また鰻のタレも継ぎ足して使っているが、明らかに円やかになってバランスの良いタレになってきていて、普通に鰻丼だけでも満足感は以前より上がっている。 日本酒のペアリングも納得感がある感じでオススメだが、ワインも面白い。クラシック過ぎない感じで、もう少し幅が拡がってくると更に面白くはなりそうで、今後も楽しみ。 だんだんと予約は取りづらくなって来そうだが、また定期的に伺いたいと思います。 蛤 春野菜 八寸 浜名湖すっぽん 氷見 メジマグロ 白焼き 浜名湖 共水 肝焼き 浜名湖 横浜 大根 松坂牛 ヒレ 鰻 みぞれ煮 鰻丼 牛すじ丼 峯岡豆腐 とちあいか レモンシャーベット 今回は短いスパンでの訪問ですが、久しぶりの夜の訪問です。 改装後は昼は鰻重メインのショートコース。 夜はアラカルトの提供を止めて、季節の素材を取り入れたコースのみとなっており、以前より本格的な日本料理を頂ける様になりました。 この時期は大将が直接現地まで伺ったというズワイガニを取り入れており、蟹と鰻を楽しめるという贅沢なコース内容に。因みに年明けは河豚になるのだとか。 かなり品数も多い内容で、鰻も色々なスタイルで頂けるが、もっと鰻を使うのを減らしても、面白いコースになるのではと感じた。 味付け的には若干、関東風なのか、醤油が強く感じられるが、上手く素材も扱っていると感じた。 鰻重は量を選べるので、半身にしたが、コースの流れ的にはお茶碗一杯くらいでミニ鰻丼くらいをスタンダードにするくらいが一般的には良いかもしれないし、夜はそこまで鰻をメインにしない方が将来的には良い気もする。 現在、日本酒やワインの勉強中の大将だが、この日は日本酒を中心に色々とグラスで少しずつペアリングとして出して頂いた。ほぼ自動的に料理に合わせて出して頂いたので、かなりの種類を頂いたが、旨みや酸味のバランスが良かったり、味わいが強いものも多く、料理と合わせる事で、日本酒の味わいも引き立つ感じが多かった。 これだけ食べて飲んで、丁度、20,000円という値段も素晴らしい。 また違う季節に伺いたいと思います。 先付け 海老芋 セコガニ 八寸 鰻ざく 胡麻豆腐 アオリイカ 蟹クリームコロッケ 唐墨 骨せんべい 聖護院かぶ すり流し セコガニ メス 壱岐 本鮪 黄身醤油 焼き蟹 鰻 白焼き 肝焼き 和牛 炭火焼き 蟹 素麺 鰻蒲焼き 海苔巻き 鰻 スッポン 芹 鍋 鰻重 黒蜜 嶺岡豆腐 紅マドンナ 無事に店内の改装を終えて11/21から正式にリニューアルオープン。 早速、予約が結構入っており、夜はほぼ年内の予約枠は埋まっている様です。 という事で、先ずはランチでの訪問です。 いつも通り、お店に伺うと外観は特に変わっていません。暖簾が出ていますが、扉を開けようとすると、鍵が掛かっていて開きません。 よく見ると扉の左側にインターホンが。鳴らすと程なく、スタッフが扉を開けてくれます。 以前から話されていましたが、場所柄、変な客がいきなり入って来ない為の対策の様です。 お店に入って直ぐに気づくのは以前、テーブル席があった場所に壁が出来ていて、新たに個室が追加されています。 カウンターは若干幅を拡げ、向かいの壁は棚が無くなり、包丁が飾られています。 焼き場も以前より、大きな焼き台が設置されて、火加減などもしやすくなり、一度に焼ける量も多くなっています。 今回のランチは以前の内容と大きく変わりませんが、ひとつひとつのクオリティーは上がっている様に感じます。 白焼きも以前よりふっくらとしており、炭焼きだけでも表面はパリッと、中はふわっと柔らかい。 鰻重もまたタレがバランスよくなってきている様に感じますし、寒くなってきたせいか、身もしっかりとしている。 ドリンクも少しバリエーションを変えて、高級志向の客向けのものも取り扱いを始めた様。 店主さんは日本酒やワインの勉強も続ける様なので、今後も試行錯誤しながら面白いものが増えてくるかもしれません。 予約は取りづらくなっていますが、キャンセルも入る様で、また近々、今度は夜に伺いたいと思います。 前回の訪問から約半年を空けての訪問です。 基本的に鰻が痩せて美味しくない暑い夏の時期にはあまり鰻を食べたいと思わないし、食べることは、殆ど無いのですが、涼しくなって来たのと、こちらが来週から暫く改装の為に休みに入り、11月末以降はスタイルもまた変えられそうなので、今の内にランチで伺って来ました。(ランチ営業は無くなるかも。) 勉強熱心だし、常に少しずつ改善もされて来ていて、ランチのコースでも八寸の内容もクオリティも上がっているし、見せ方も上手くなっていると感じた。 鰻は活鰻を使っており、立派なものを先ず見せてくれ、カウンター内で捌き始める。 現在、カウンターの仕切りが高いので、直接、捌いている様子は見られないが、改装後は少し仕切りを低くするらしい。血が飛んだりするのは若干心配だが、上手く捌く自信はあるのだろう。 串に刺さった状態も美しい。 現在、コースには頭は入っていないが、頭も将来的には出して欲しい。 横浜市内ではランチのショートコースでも、ここまで鰻づくしで色々と頂けるお店はほぼ無く、貴重な存在ではあるが、元々は新橋の料亭出身という事もあり、他の料理にも定評があり、鰻を少し離れて季節ごとで変わる素材を使ったコースにシフトしていっても面白いと思う。 どうしても場所の悪さは指摘されがちだが、以前ほど夜も危険なエリアではなく、根岸道路沿いのセブンイレブンから清正公通りを入ってくれば、殆ど怪しさも危険さも感じずにお店に着けると思う。 店主は日本酒やワインの勉強もされていて、今後はより面白いものをペアリングの様に合わせて出してくれる様になると、より良い店になりそうです。 客層的にも上品な美味しいものを求める客も増えている様で、その分、お店の進化も続きそうで、今後が楽しみです。 年始以来、久しぶりに鰻重を頂きにランチで訪問。 遅めの時間帯でしたが、この日は他の予約は早い時間だった様で、お店に着いた頃には貸し切り状態でした。 最近は昼はのんびりしている事も多い様なので、昼はのんびりと飲むにも穴場かもしれません。 今まではお店に着くと既に鰻が捌かれている事が多かったですが、この日は立派な活きうなぎを捌く前に見せて頂きました。 本当に手際がよく、前菜を食べて、店主と話している内にいつの間にか、もう串に刺して焼き始めていました。 カウンターの仕切りが高いので向こう側が見えないのは残念。ただ、これより低くすると鰻の血が客側に飛んでしまうそうです。カウンターの奥行きも狭いので現状は難しい様ですが、将来的にはカウンターを伸ばしたいとも話されていたので、来年には全く違うお店になって、料理や客層も大きく変わっているかもしれません。笑 現在の客層を考えるとなかなかワインや日本酒も変わったものを置けない様ですが、ワインの勉強を始められた様なので、資格を取られる頃には積極的にワインのペアリングをされるお店になっている事を期待します。 料理の方も以前よりも進化や改善が感じられ、鰻のタレも以前は甘みが少なすぎて、醤油の焦げた香ばしさや苦味が強かったのですが、今回は和三盆の甘み、醤油の酸味も感じるバランスの良い味わいに変化していました。 タレの継ぎ足しの効果もありますが、以前よりも若干、和三盆の量は増やしているとの事でした。 若い店主でやりたい事も多い様なので、今後の進化が楽しみです。 前回はお昼の訪問でしたが、今回は夜に訪問。 前もって予約して、早めの時間帯に訪れました。 昼は鰻重が中心のメニュー構成ですが、夜はおまかせコースで、ちゃんとした日本料理や割烹をベースにした内容。若い店主ですがさすがは老舗料亭出身という事で丁寧な仕事がうかがえます。 鰻だけでは飽きてしまう事もあるのだと思いますが、鰻はところどころには使われているものの全ての料理に鰻が入っている訳ではありません。ただクオリティはどれもしっかりとしており高級店で頂ける様な雰囲気や味わい。出汁もしっかりと取られているのも判る。 まだお店を始められたばかりだし、若い事もあると思いますが、もう少し何か個性が出てくると面白いかなとも感じます。 現状は鰻が中心で、客層的にも鰻重目当ての方がほとんどだと思われるので、もう少し値段を上げつつコースのみの設定にするなど客層のコントロールが必要かなとも感じました。 怪しい福富町の裏通りにも関わらず、予約無しでふらっと訪れて扉を開ける客も多いし、営業中にも関わらず電話してくる客の多さを見ても、色々と変えて行く必要はありそうです。 ただオープンから数ヶ月も経っていないのに、この人気は今後の進化を裏付けるものでもあるかもしれません。 またその内、ランチなどでもゆっくりと伺いたいと思います。 横浜の福富町に昨年11月にオープンされた鰻をメインに扱っているお店。 最寄りは地下鉄ブルーラインの伊勢佐木長者町、京急線日ノ出町、JRの関内駅などになると思いますが、どちらからも同程度の距離。横浜市内の方はバスで向かうのが一番楽かもしれません。 こちらのお店はたまたまInstagramでオープン以前から投稿されているのを見ていました。以前のお店を譲り受けて、一旦スケルトンにしてからの改装リニューアル。数枚の投稿ですが、そちらと見比べると少し感慨深い。 場所的に横浜ではガラも悪いし、安さを求める客層も多く、難しいエリアだと思いますが、新しさもあって周囲に比べてもモダンで綺麗な門構えで浮いてるけれど、目立つ造り。 店主は若いけれど、お話を伺っていると、どうやら新橋の老舗料亭出身。そこをひけらかす感じは無く、親しみを感じる接客ではあるが、料理には料亭らしいクオリティや日本中から自分がベストと思える産地の素材への拘りもあり、なかなかのセンスを感じる。 あぐらをかいた経営を続ける名前だけの多くの横浜の老舗割烹などと比較しても、まだ粗削りながら、きちんと仕事をしていると感じさせます。横浜でお店をやる事に難しさを感じながらも、少しずつ自身も改善しながら、勉強、努力されている感じも好感を受けました。ワインや日本酒に関しても、今後、勉強しながら、もっと充実させたいとの事でした。 この日はランチでの訪問。 予め予約して伺いました。浜松から毎日仕入れる鰻の数が決まっている様で、若干の波があり、売り切れることもあるため、予約無しでも入れる場合もありますが、予約して伺う方が確実な様です。 席数はそれほどある感じではありませんが、焼き場が狭く限られているので、一度に焼ける本数も限られる事もあり、出来るだけピークを避けたり、少人数で伺う方が良さそう。混む事がわかっている場合には予め鰻は捌いて、白焼きの状態に下焼きして備える場合もあるとのこと。 蒸しが入らない焼き方ですが、この手のお店では強火で焼くお店が多く、プリッとした食感も感じる事が多いですが、こちらは直焼きでも、少し遠火でじっくりと焼かれている様で、ふっくらとジューシー。焼いている最中に漂う鰻自身の脂の甘い香りが漂うのも新鮮。 白焼きでは、その雰囲気と旨みを感じられるので、日本酒との相性もいい感じ。 蒲焼きはタレは甘さ控えめで砂糖を使っておらず、変なくどさは無い。醤油の焦げた感じの風味がしっかりとあり、味の濃さはあるものの山椒をかけて頂くと飽きる感じはない。どうしても旨みと苦味が中心の味わいになっている感じはあるので、若干、醤油の酸味も活かした感じに調整したほうが良さそうな気もするが、好みもあるだろう。 盛り付けは敢えてなのか、若干、尻尾がはみ出した感じで、この辺は、若い店主ならではのセンスな気がする。若干、下品にも感じるが、場所的には合っているかもしれないが、器も漆塗りの高級なものに変えるとの事なので、はみ出さない盛り付けに修正した方が今後の客層的には良い気がします。 ご飯は羽釜で炊いたものを炊きたてで。自ら訪れて選んだ佐渡のお米をこだわって使っているそう。粘りが出づらい固めの感じは鰻のタレとの相性もいい。 鰻重専門店や老舗などでもご飯を盛り付けてから時間が経ったものを提供しているところも多いので、こういうのは個人店ならではの拘りとも言える。 横浜でこのレベルの鰻重を頂けるお店はほぼ無く、流石の拘りとクオリティ。既に横浜の有名店以上のレベルには追いついていると感じます。また値段的にもかなりリーズナブルです。 夜はアラカルトで、鰻以外にも日本料理としても楽しめる様なので、また近々、ふらっと寄ってみたい。

2025/10訪問

13回

カヌレと焼き菓子専門店 galbe

大倉山/洋菓子、ケーキ

3.42

79

¥1,000~¥1,999

¥1,000~¥1,999

定休日
月曜日

昼の点数:4.0

大倉山駅前のカヌレを中心とした焼き菓子専門店。 駅前の通りのビルの2階という事もあり、前を通っただけでは気付きづらいので、このお店を目的に来る方じゃないと入店する方はいない気がします。 最近は流行りも落ち着いては来ていると思いますが、カフェなどでも見かけることが増え、色々な場所で提供されています。 ただ、その分、形だけカヌレっぽい雰囲気で、蜜蝋も使わず、食感や風味も全然違う、低クオリティのところが多い様に感じます。 そんな中、ここ最近、今年頂いたカヌレの中ではトップクラスだと感じたのがこちらのお店のカヌレ。 大きさ的にも適切だし、外側はカリッと、中はトロけたカスタードっぽい雰囲気。 お店では数種類の味わいや見た目のものが売られておりバリエーションも楽しめます。季節感も感じられる様に作られており、見た目だけでなく楽しめます。 横浜では値段を気にする方も多いので、このサイズで350円程度というのは、難しさもあると思いますが、十分その価値は感じます。 美味しいコーヒーと一緒に楽しみたい雰囲気。ちょっと焼き直して頂くと更に楽しめると思います。

2022/12訪問

1回

Mamorudini

平沼橋、高島町、戸部/イタリアン

3.05

9

¥15,000~¥19,999

-

定休日
月曜日

夜の点数:4.0

魅惑のMamorudini

2022/02訪問

1回

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