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創作料理・イノベーティブ

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「創作料理・イノベーティブ」で検索しました。

これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。詳しくはこちら

120 件を表示 86

ALTER EGO

イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店

食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店

ALTER EGO

神保町、九段下、竹橋/イノベーティブ、イタリアン

3.98

279

¥20,000~¥29,999

¥15,000~¥19,999

定休日
日曜日

夜の点数:4.3

昼の点数:4.3

数ヶ月間の休業を経て、7/24からリニューアルオープンされるAlter Egoさん。 そのプリオープンイベントを地方などでも行われていましたが、遂にリニューアルしたばかりの店舗で徳吉シェフが帰国され、更にBon Dabonの多田さんが自らスライスしたペルシュウも食べ放題という贅沢な機会に伺わせて頂きました。 コロナ前のオープン当初は何度か伺っていましたが、アラカルト中心の現在のスタイルに変わってからは、ご無沙汰していました。 新しくなった店内は全体的にゴージャス感が増して、モダンな感じ。大きな絵画や壁の色も印象的で、Alter Egoらしいと言って良い感じの雰囲気。 工事中にお店の前を通った際は通りの雰囲気を含めて荒れていたので心配したが、入り口の看板周りも含めて新しく作り直し、美しく生まれ変わっていました。 店内は一階のカウンター周りは席数を減らし、キッチン内のスペースを増やしたそうですが、目の前にあった仕切りが無くなって、調理風景が見える様に。元々、カウンター越しでも良い距離感でシェフとも話しやすい雰囲気でしたが、壁が無くなった分、臨場感も上がっています。 コースだと料理が目の前に運ばれてくる前にネタバレ感がありますが、アラカルトメニュー中心の現在のスタイルだと、今の方が良いのでしょう。にしても滅多に無いとは思いますが、二階のダイニングや半個室の席の分も含めて、一気に皿が並び仕上げていく様子は圧巻です。 今回のコースでは定番になっている米粉生地のpizzaから。ペルシュウが食べ放題ということもあって、ほぼ全ての料理にペルシュウをトッピングできる贅沢さ。単体でも料理は完成されていますが、ペルシュウの塩味や風味もいいプラスになっていました。17ヶ月と24ヶ月の食べ比べができるのも貴重な機会。 一部の店舗では頂ける事はあっても、少量のみの事が多く、イベントでもない限り、なかなか味わえない贅沢です。 以前のコースではスープと合わせる事で、より食材の香りや風味を引き立てている感じはありましたが、今はスープペアリングはやっておらず、全体的にスタイルも少し変わった印象。それでも食材の良さを十分に感じられる仕立てや組み合わせ。 更にワインペアリングも以前同様によく仕上げている。サービス面でも、うまくこの席数を捌いているのも流石と思わせるチームだと思います。 また、通常営業時にも近くに伺う際に利用したいと思います。 Special Corse Menu Pizza Asporto ピッツァデリバリー Mozzarella. Melanzane. Jyunsai 水牛モッツァレッラ シチリア茄子 じゅんさい Sarde. Patate. Finocchio 真鰯 二冬越 ウイキョウ Polpo. Pomodoro. 真蛸 青トマト 黒崎茶豆 Anguílla. Cacio Cavallo. Pärùt 鰻 タカラのフュメ ペルシュウ Taglíoní. Zucchíní. Bottarga タリオリーニ ズッキーニ カラスミ Agnello. Asparagí. Artemísía サフォーク ハセパラ 蓬 Lombata dí AKAUSI 土佐あか牛サーロイン Mango. Aoyuzu. Zenzero アーウィン 青柚 生姜 Meríngata. Pesca. Rabarbaro メリンガータ 夢しずく ルバーブ 数ヶ月ぶりの訪問です。 つい先日、ミシュランの一つ星をミラノのお店についで、東京でも取られたので、今後は以前よりもメディアにも取り上げられるでしょうし、予約も取りづらくなるかもしれませんね。 今回も徳吉オーナーシェフがお店に立たれている際に訪問です。京都にも料理をプロデュースするお店 ERUTAN RESTAURANT BARが出来たばかりで、本当にお忙しそう。イタリアにはいつ帰っているのだろうと心配にもなります。 コースの方はスペシャリテのピザのデリバリーボックスに入った前菜から。この手のサプライズは初訪問時には良いですが、なかなか2回目以降の驚きは薄まるもの。 それでも、薄くスライスされた生ハムとチーズの旨みなど、これだけでも暫く飲めると思ってしまいます。 スタッフが以前に比べて増えており、その分、以前よりもテンポ良くコースが進みますが、若干、スープやワインを出すタイミングはズレることも。席数は少ないとは言え、サービスのタイミングなどは今後の課題かもしれませんね。 特に年明けからは現在の二部制をやめて、2階の個室も全て開放。よりゆっくりと過ごせる様にする代わりにサービス料を取るとの事で、調理のタイミングも複雑になるので、頑張って頂きたいところ。 トータルの席数は個室とカウンターを合わせると現在とあまり変わらないようなので極端に予約が取りづらくなると言うことはないと思いますが。 何度か同じ店を訪れていると、その分、感動は薄れて来るものですが、スープペアリングとワインペアリングの両方とも楽しめる事、フレッシュな食材に拘る料理やワイン自体も美味しくて、相変わらずレベルは高いなと感じました。 "Equilibrio" Pizza Delivery 鮪 生ハム (ケッパー 台湾胡椒) 白子 カリフラワー (パルミジャーノ 豆乳) クエ 発酵バター 文旦 (牡蠣 ミント) 伊勢海老 カチャトーラ (じゃがいも ローズマリー) 猪 秋刀魚 (紅玉 カカオヴィネガー) 卵かけご飯 毛蟹 九条ネギ (大山鶏 生ハム) レクチェ レンズ豆 (葡萄 スパイス) "Cannolo Siciliano" ミラノでミシュラン一つ星獲得された徳吉シェフが傳の跡地にオープンされたお店。徳吉シェフ来日中の貴重な席にお邪魔させて頂きました。 スープペアリングという新しい手法。素材の良さとそれを引き出す調理方法、素材の組み合わせが味わいを別の次元に引き上げています。どの料理もプレゼンテーションも素晴らしく、カウンターの向こうのオープンキッチンがまるで劇場の様。 更にイタリアだけに拘らない自然派ワイン中心のペアリングも彩りを添えていました。 シェフの話も興味深く、久しぶりに色々と感動することが多いお店でした。定期的に通いたいと思えるお店の一つです。 Pizza Delivery ピザ屋のデリバリーに見立てた箱に入った前菜。ポレンタとお米を使ったパリパリの生地。エディブルフラワーやハーブのトッピングも美しい。 鮪 生ハム (ケッパー 台湾胡椒) 程よく漬けた漬け鮪に非常に薄くスライスされた生ハム。脂と旨みの相乗効果。台湾胡椒を使ったスープの風味が料理にもワインにも深みを与える。 ニョッコフリットに生ハムを乗っけて頂く。やっぱりこの食べ方好きです。店内にあったスライサーは0.02mmまで薄くカットできるとのこと。貴重なスライサーでカットした生ハムは本当に美味しいです。 夏野菜 ケンサキイカ 帆立 (イカ アニス) ハーブがたっぷりと盛られた下には烏賊と帆立が隠れています。ハーブや花は広島の梶谷農園のものだそう。赤いハーブの花は初めて見ました。 烏賊の風味がほんのりするスープは主役ではなく、引き立て役として、良い仕事をしている。アニスの風味はリースリングともよく合います。 Gyotaku (サオール) ミラノでも提供しているというGyotakuと名付けられた一品。徳吉シェフ自ら目の前でスタンプを押し、皿に魚の頭の部分を描いていきます。 鰯の身はふっくらとして、柔らかく、コクもある味付けも素晴らしい。 合わせるスープはサオールという料理をベースにしたもの。ローストオニオンの様な風味と酸味を感じます。 トマト水 雲丹 賀茂茄子 (ズッキーニ オリーブ) 目の前で焼いた賀茂茄子をシェフが捌きます。食感も良いパスタは乾麺の様にも生麺の様にも感じます。雲丹の甘みも加わり贅沢なパスタです。 スープはオリーブらしい風味もちゃんと感じられました。 エゾ鹿 鮎 葡萄 (椎茸 山椒) 鹿肉の陰から鹿の顔が覗くシュールな一皿。笑 葡萄は鹿肉と合うのは判っていたけど、鮎のペーストを添えるのは斬新。 卵かけご飯 花咲蟹 (焼きトウモロコシ) イタリア人には不評らしいリゾット風卵かけ御飯。固めに炊いたご飯に白身、黄身、チーズの順に混ぜていきます。トッピングは花咲蟹の身と和牛の生ハム。 スープは甘い焼きトウモロコシの香りが。 ボネ 苺 (カカオヴィネガー ミント) Cannolo Siciliano 目の前でリコッタチーズを詰めて仕上げてくれます。 フレッシュハーブでいれたハーブティーも美味しかったです。

2025/07訪問

3回

KOKE

創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

食べログ 創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

KOKE

烏丸御池、丸太町(京都市営)、二条城前/イノベーティブ

3.84

118

¥30,000~¥39,999

¥15,000~¥19,999

定休日
月曜日

夜の点数:4.3

昼の点数:4.1

烏丸御池の隠れ家、KOKEさんに久しぶりの訪問。 思いがけず1年ぶりの訪問となりました。 毎年、12月頭には綺麗に色付く庭の紅葉。 今年は去年より葉が残っています。 ソムリエの大山さんが卒業され、新しいソムリエが入ったり、若いスタッフも増えており、以前よりも大所帯になっています。 その分、客入りも増えており、最近は海外の方の利用が大半とのこと。 その辺もあってか、オープン当初のスペイン料理っぽい雰囲気は以前よりも抑えて、京都の食材は使いながらも、沖縄料理のニュアンスをかなり強めています。 以前はTAPASとしていたものも沖縄盆と名付け、料理名も沖縄の言葉で。以前からある料理も含まれ、味わいも継承されていますが、全体的にはポップな感じを抑えて、落ち着いた雰囲気になっています。 新しいソムリエの提案するワインも気になりますが、ドリンクは今回はノンアルコールペアリングで。最初に相談して、一部の料理にはワインも同時に出していただきました。 ノンアルコールはマダムが自然な素材から造り上げたもの。ユーカリやノニなど、珍しい素材をつかったり、自家製のノンアルコールの味醂やコンブチャを使ったものなど、バラエティ豊かで、料理の味わいにも良いバランスで合わせています。 ワインは以前よりも落ち着いた雰囲気。海外のお客さんも多いせいか、以前の海外のトレンドを抑えた感じよりも、日本ワインも多く取り入れた方向性。 ただ、ペアリングとしては、調和を意識した構成で、相乗効果が乏しく、面白さはあまり感じられないのが残念。 最近は敷地内のIDOCHAで週末に御菓子丸さんとコラボをされたりもしており、そちらも気になります。 来年にはスーシェフも海外修行のために旅立つとのことで、今後も変化がありそうですが、新しいKOKEをまた見守っていきたいと思います。 Dashi 命ぬ水 Spring Water, Pork, Yuzu Snacks Fruit Tuiles, Homemade Tofu-yo Okinawan Seaweeds 海藻 White Miso Soup Ryukyu Bon 琉球盆 A Tapas Selection of Okinawan Appetizers シークワーサー ジーマーミー豆腐 スーチカー クープマチ アンダンスー ゴーヤー ヌクガラス Herbs Cabbage, Mirin Grouper 京丹後クエ Koji, Shekwasha, Suguki Pickles Kyoto Nanatani Duck 七谷鴨 Brown Sugar & Awamori Sauce, Mango, Berry Dessert Hinoki, Pineapple 夏以来の訪問です。 同じ敷地内には新たにイタリアンも出来、相乗効果でより進化されると面白いかなとは思いますが、現状はまだまだこれからかなとも感じます。 今年は京都の紅葉も遅く、長く保っているようで、お店の前の庭の紅葉も、例年の同時期に比べても、まだまだ紅く葉を多く残している。 こちらも相変わらずというか以前にも増して外国人旅行客の利用が増えている。 ミシュランなどの影響もあるが、SNSなどの影響もあるのだろう。その分、ボトルを頼んでリーズナブルに抑えようとするよりもペアリングをする客が増えているのは喜ばしい。 コース内容は少しずつ、ブラッシュアップしながら、変わってきている点も多いが、特に今回は年末ということもあってか、年間を通して過去にも出したものも含めて、構成しているとの事。京都の一年、季節を料理を通して感じて欲しいという事なのだろう。 そういう事もあってか、一見、シンプルに見えるメニューもタパスの様に小皿で複数並べて提供されるものがいつもより多かった様に思います。 フレーバーや食感も多彩な表現で仕立てていて、楽しめました。 ドリンクは今回もクリーンナチュラルなワインが基本のワインペアリングと自家製のノンアルコールドリンクのペアリングの両方を楽しむダブルペアリング。 ワインリストやワインペアリングに関しては以前から定評がありましたが、ノンアルコールも今のスタイルになってからメディアでも取り上げられたり、評価は高い。また、思想や宗教的な理由からアルコールを摂取しない海外の客も増えており、ノンアルコールペアリングは人気になっている。 実際、どのノンアルコールドリンクも以前よりも仄かな風味を意識しており、食事に合わせても香りや旨みで合わせていて、ワインよりも繊細に感じさせる。 個人的にはオープン当初の様な赤座海老やオジャなどが好みで、また食べたいとは思いますが、多皿の今のコースも意外と重過ぎずありだと思う。 以前よりも季節感を感じる構成になってきているし、また、別の季節にのんびりと訪れたいと思います。 Water 水 Snack スナック Taiza crab 間人蟹 Seaweeds 海藻 Tapas タパス ROOT BEER ルートビア Wintermelon 冬瓜 Grouper スジアラ Venison 蝦夷鹿 Arroz 米 Sugar cane サトウキビ Shell ginger 月桃 Sweet treats 茶菓子 Tapas: Gazpacho ガスパチョ Olive oil オリーブオイル Peanuts 落花生 Jamon 生ハム Marinada マリネ Salchicha サラミ Pinchos ピンチョス Anchoas アンチョビ 半年以上を空けての訪問です。約一年ぶりのディナーでの利用です。 これまでは比較的、スペシャリテ的なメニューが多く、いい意味ではシェフやお店の個性やコンセプトが出ていて、印象が大きく変わる事はありませんでしたが、今回は変化や進化も色々と感じられました。 相変わらず、ミシュランなどの影響か外国人観光客の利用は多い様子。その辺も影響して変化に繋がっているのかもしれません。 コースの流れは大きくは変わりませんが、まずは最初の水から。今までは熱々のスープを出されていましたが、今回は冷たいもの。アグー豚から取ったもので冷やしていてもしっかりと旨みを感じる。 その後に続く皿もテクスチャーや味わいのコントラストを意識した仕立てが多くなった様に感じられる。パンも以前のものと異なり、食感や風味を意識したものに変わっていた。 今回も予約の際から、アルコールペアリングとノンアルコールのダブルペアリングを提案され、両方を一度に試す感じに。 ノンアルコールペアリングはマダムの担当で全て自家製ですが、こちらも大きな進化を感じられました。以前はワインと飲み比べると、どうしてもボリューム感を出す為にノンアルコールの風味が勝ってしまいフレーバーの強さを感じましたが、今回は繊細なバランスで、逆にワインの方が強く感じられる場合あるくらいで、ワインと同程度のボリューム感や味わいの強さに調整されていた。 それでも物足りなさは全く無く、繊細な素材の風味を上手く表現されている。塩味や酸味の使い方もあると思うが、手間もかなり掛かっており、かなり時間を掛けて研究されているのだろう。 海外を含めてもここまで仕上げているお店は少ないと思う。 ワインの方も客層的なものもあってか、以前よりはフランスのものが中心で、日本ワインなども入ってくる感じ。それでもニューワールド的な華やかなものもあって、なかなか面白い。 次はまた寒い時期にでも訪れたい。 Water 水 Snack スナック Spiny lobster シマイセエビ Seaweeds 海藻 Tapas タパス ROOT BEER ルートビア Wintermelon 冬瓜 Ruby snapper アカマチ Lamb 仔羊 Arroz caldoso おじや Sugar cane サトウキビ Pineapple パイナップル Shell ginger 月桃 Sweet treats 茶菓子 Tapas: Gazpacho ガスパチョ Olive oil オリーブオイル Peanuts 落花生 Jamon 生ハム Marinada マリネ Salchicha サラミ Pinchos ピンチョス Anchoas アンチョビ 今回は3ヶ月をおいての訪問です。 前回はディナーでしたが、今回はランチでの利用で、ショートコースですが、内容的にも充実しているし、満足度も高いと思います。 京都市内でもピークよりは落ち着いたものの外国人観光客は多くなっている印象ですが、こちらでも最近は半数は外国人の様。 ミシュラン掲載店は特に外国人が増えている様。隣の席の外国人の方と少し話ましたが、RED u-35の賞を獲得されているシェフにも注目されている様で、他の国内のREDでグランプリを獲ったお店にも伺う予定との事でした。 今年はこちらの中村シェフもSilverまで残っており、来年の決勝、グランプリ発表も楽しみです。 ドリンクは前もってペアリングをお願いしましたが、前回同様にノンアルコールも含めたミックスで。マダムがかなり真剣に作り上げており、素材も味わいも面白く仕上がっている。ワインと同時に頂くとワインがどうしてもフレーバーの強さで負けてしまう感じはありますが、アルコールのボリューム感がない分、どうしても味わいは強く仕上げないと料理とのペアリングは難しいので、これは仕方ないかなと思います。 逆にワインはそれだけ繊細な味わいのバランスで出来上がっているし、それでペアリングを行っているというのは、凄い事なんだなと改めて思います。 こちらのソムリエの大山さんには今回も幅広いラインナップでワインを出して頂き、どれも高いレベルでペアリングが成立していたと思います。 料理内容に関してですが、以前と似た素材を使っている部分もありますが、それぞれは仕立てが違ったり、別の素材を組み合わせたり、味わいとしても進化しているなと感じさせます。たった数ヶ月をおいての訪問ですが、一気にイメージが変わった部分も多くありました。 今後の進化にも期待し、また、定期的に伺いたいと思います。 Water 水 Snack スナック Abalon あわび Tapas タパス Smoked beetroot 燻製ビーツ Redbanded grouper アカハタ Pigeon 鳩 Sweets 小さなデザート Chestnut 栗 前回から約半年を空けての訪問です。 今回はディナーでの訪問。京都の街は少し前に比べると、学生や外国人などの観光客も落ち着いているが、こちらのお店は明らかに客も増えており、その半数は外国人。世界的にも認知が上がって来ているのは嬉しいところ。 最近、こちらのお店では自家製ノンアルコールドリンクのペアリングにも力を入れていて、Instagramでも情報を発信されている。 https://instagram.com/nona_koke_drink 担当されているのはMarutaなどでも職務経験のあるマダム。訪問前から相談して、ワインとのミックスペアリングにしようかとも話していましたが、折角なので、ハーフサイズでのワインとノンアルコールとのダブルペアリングでという事に。 全ての皿に2脚ずつのグラスとボトルが並ぶのは圧巻です。 全てのドリンクが自家製で、素材の組み合わせもよく考えられている。またよくノンアルコールやティーペアリングで失敗しがちなボリューム感の欠如で完全に料理の味わいに負けてしまったり、余韻が短く、後味が残りづらいという点もしっかり対策されていて、かなり勉強や研究もされているのがよくわかる。 元の素材は発酵なども取り入れており、アルコール発酵が起きない様に注意もされているが、素材の風味や香りがちゃんと活きる様に工夫もされているし、季節の素材を色々と発酵させて保存させたりもしている様子。 今後も進化発展も楽しみです。 どのドリンクも上手く甘み、酸味などバランスを取っており、味わいに厚みを持たせているのは流石。実際に料理に合わせるとそれぞれ単体では感じにくい風味を感じられたのは面白いと思いました。 今回ダブルペアリングにした分、逆にワインが単調な味わいに感じられ、ノンアルコールの方が風味やボリューム感も強く、そちらに負けてしまった感じが出てしまったのは残念ながらも面白いと思いました。ワインはそれぞれ単体でも料理とシンプルに合わせると、どれも素晴らしいものではあるのですが。それでも後半はワインもノンアルコールに負けてはいませんでした。 料理は全体の流れや構成はこれまでと大きく変わらず、ソースや味わいなどもオープン以来のスペシャリテらしいものが続きながらも変化や進化もしている感じ。この時期は素材的にも難しいところはあるが、上手くまとめられている。 料理もワインもノンアルコールもと贅沢かつ我儘に堪能させて頂きましたが、次回以降も楽しむべき要素が増えてしまい大変ですが、また違う季節にのんびりと伺いたいと思います。 Water 水 Snack スナック Spot prawn 牡丹海老 Mozuku もずく Tapas タパス ROOT BEER ルートビア Smoked beetroot 燻製ビーツ Longtooth grouper クエ Duck 七谷鴨 Arroz caldoso おじや Hops ホップ Hibiscus ハイビスカス Sweet treats 茶菓子 前回訪問から2ヶ月ちょっと空けての訪問。 前回は週末のランチでしたが、今回はディナーでの訪問です。 これまでは庭の紅葉が綺麗な時季の訪問でしたが、葉が落ちた冬らしい樹々のライトアップされた感じも印象的です。 入り口に近づくと今回もこちらがドアを開ける前にマダムが扉を開けて出迎えて頂きました。 早めに伺ったつもりでしたが、他のお客さん達は既に席に付かれています。波はある様ですが、ディナーの時間帯も京都市内や外国からを含めた観光客も戻ってきている感じ。 大きめの幅広のカウンターはそれでもゆったりとして居心地がいい。 料理は一部のものは被るものの仕立てや印象が異なり、新鮮。ペアリングされるワインの味わいの影響もあるのかもしれないが既視感がある料理はほぼ無く、面白さや驚きも感じられる。 薪火を使ったお店は全国的にも、京都でも増えているが、さりげなく薪の香りを付けたり、バランスよく使われている感じ。 ドリンクは今回もワインペアリングでお願いした。クラシック寄りのものも一部あるが、クリーンナチュラルが中心でうまく組み立てているのは流石だと感じられる。料理の味わいの方向性に合ったものをワインのフレーバーも見ながら合わせており、ワイン単体でも面白いと感じるものがいくつかあった。 あっという間の2時間半でコースは終了したが、この日は比較的、早い方らしい。テンポよく他の客も食べ終わっていたけれど、バー営業もすれば良いのにと思える雰囲気の良い空間。 またゆっくりと別の季節に伺いたいと思います。 約1年ぶりにKOKEさんへの訪問。 烏丸御池からすぐの裏通りの井戸を中心とした施設内にあり、庭の紅葉もこの時期は綺麗。 昨年より少し紅葉は遅れている様ですが、夜はライトアップもされていて、より綺麗に見えます。 今回はランチでの訪問です。 夜に比べると短いコースですが、エッセンスは十分に感じられる内容だと思います。 前回、訪問した際にも料理もワインペアリングも素晴らしいと感じましたが、完成度が高い分、コースの流れや内容的に変化は少ないかなと感じていましたが、それを覆す、料理。 全体的なイメージは変わらないものの、ひとつひとつは初めての感じ。和の要素もありながら、味付け的にはスペイン料理っぽい。 ワインペアリングもおまかせでお願いしましたが、自然派ワイン中心のペアリング。前回の様にオーストラリアやカリフォルニアのものは入って来ませんでしたが、一般的にも受け入れられやすく面白いと感じるラインナップ。国際的なワインリストの評価でもアジア1位を得ており、今後も楽しみ。 スタッフが減って、若干、大変そうではありましたが、以前よりもサービスは安定感を感じました。 トータルでも今回伺った京都のお店の中でも満足度は非常に高い。 次回は是非、ディナーで伺いフルのポテンシャルを再確認したい。 京都で4月にオープンされたばかりのお店。 最近、どこのお店に行っても噂に上がるのは此方のお店でした。グルメなお客さんだけでなく、飲食店の方からもオススメされたり。 オープンから一年経たずにミシュランで星を取られたことも最近は話題ですが、実際に訪れてみると、そんなことはどうでも良いと思えるくらいに魅力の多いお店でした。 シェフとソムリエは神戸の有名店カセント出身。東京の薪火料理で有名なマルタを経て独立されました。 お店はIDOという名称の建物の中。京都らしい細い通りの奥にライトアップされた庭木が先ずは目を惹きます。 大きなお店ではありませんが、カウンター越しのオープンキッチンとテーブル席。比較的ゆったりと距離感を保った席も好印象。 適度な距離感を保った客への接し方も最初から最後まで居心地の良さを感じました。 洗練された丁寧に調理された料理はどれも美味しいですが、ワインもクラシックからモダンなクリーンナチュラルな自然派まで幅広く扱われており、ワインもかなりツボ。星付きの名店でここまでペアリングでもハマるお店は日本では滅多になく、本当に毎月でも伺いたいと感じるお店です。

2025/12訪問

8回

ラルジャン

フレンチ TOKYO 百名店 2025 選出店

食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2025 選出店

ラルジャン

虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、国会議事堂前/フレンチ、イノベーティブ

3.97

174

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
木曜日

昼の点数:4.1

銀座の一等地から霞ヶ関/虎ノ門に移転されたばかりのL’ARGENTさん。 銀座の雰囲気があまりにも凄かったイメージがありますが、場所的に客層も全体的な雰囲気も以前のSublimeの頃と比べ、少し違うかなという雰囲気もありました。 最高の立地での営業を止めてまで、この場所に移ったのは、どんな理由があるのかなと思いましたが、単純に契約更新のタイミングだった様です。 とは言え、今の場所は周辺地域に比べてもまともな飲食店も少ないし、官公庁や日本企業が多く、昼も夜も食にはお金を掛けない人達が多いエリアで、集客は難しいと思われ、以前からの常連やミシュラン至上主義の外国人観光客じゃないと利用は無いようにも思えます。実際に、最近の利用客は外国人が半数との事でした。 今回はランチでの訪問です。 居酒屋なども入るオフィスビル内の立地で、入り口は別に設けているとは言え、銀座やsublimeなどと比べて、また違ったモダンな雰囲気。 比較的、大きなガラス張りの明るい雰囲気で、カウンター中心の客席。 キッチンは奥にありますが、加藤シェフが前面に出て、直接、客の目の前で料理を仕上げたり、料理の説明をされるので、銀座の頃に比べると、かなり距離感が近く、色々な話を伺えて、良い方向に変わった様に感じました。 料理は相変わらずフレンチベースの北欧感を感じますが、若干、クラシック寄りになったかなとも感じます。 相変わらず、発酵マッシュルームのスープは有名で人気ですが、最近は地元静岡の抹茶を使ったフォアグラの一品をスペシャリテに位置付けている様で、ランチでも提供されています。 全体的に日本の食材にフォーカスしたコース内容になっていますが、より静岡の食材には注目していきたいそうです。また、サステイナブルな食材にも注目をされている様です。 味わい的にも、どの料理も上手く酸味を効果的に使われているのは流石。そこに苦味が以前より入る様になってきている印象です。苦味は抹茶や春菊などの自然な要素もありますが、焦がしバターの風味も比較的多く使われていた様です。 途中で出されるパンは広尾のbrodさんのもの。酸味のあるサワードウなど、食事に合うものを選ばれており、自家製のバターとも相性が良い。 ランチはショートコースになりますが、ディナーでも訪れてみたくなりました。メニューは季節毎くらいのタイミングで変わる様です。 ミシュラン発表直前の訪問で、移転時期が微妙だった事もあり、心配されていましたが、無事に一つ星を維持。おめでとうございました。 銀座の頃の様に高級感だけ期待する客層では無いと思われ、冒険もしやすいと思うので、今後の更なる進化を期待します。 宮城 畠山さんのムール貝 ムール貝 茄子 エスプーマ スウェーデン産キャビア 愛媛 シマアジ 縞鯵 柚子果汁 ミント ディル 静岡 掛川茶✕フォアグラ フォアグラ 掛川茶 ラタフィア ピスタチオ ブリオッシュ 愛媛 白甘鯛 白甘鯛 春菊 柑橘 京都 弥栄の七谷鴨 七谷鴨 芋 青森 はつ恋ぐりん 青リンゴ エルダーフラワー オゼイユ 静岡 ミニャルディーズ 和紅茶 シークアーサー 抹茶 二郎柿 サトウキビ

2023/12訪問

1回

レミニセンス

フレンチ EAST 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店

移転レミニセンス

大須観音、矢場町、伏見/フレンチ、イノベーティブ

4.41

529

¥20,000~¥29,999

¥15,000~¥19,999

定休日
-

昼の点数:4.1

ストーリー性のあるコースで魅了

2016/09訪問

1回

AKAI

2025年Silver受賞店

The Tabelog Award 2025 Silver 受賞店

創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

食べログ 創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

AKAI

広電宮島口、宮島口、広電阿品/イノベーティブ

4.41

263

¥15,000~¥19,999

¥15,000~¥19,999

定休日
-

夜の点数:3.9

昼の点数:4.2

宮島口のAKAIさんに、数ヶ月ぶりに訪問です。 6月は1ヶ月間、通常営業を休まれていましたが、何か変化があったのか、確認も兼ねて。 広島駅から電車で向かいますが、比較的、街中には外国人が歩いている割には宮島へ向かう観光客は一時期よりも少なく、車内も空いている。 お店には宮島口から歩くか、タクシーで向かう方が多いと思いますが、一つ手前の阿品で降りて駅前に常に数台いるタクシーを捕まえて向かいます。 宮島口ではほぼタクシーは待っておらず、アプリで呼ぶにもかなり時間がかかるので、前もって予約するか、阿品から向かうのが良さそうです。因みに帰りは周辺地域で一番強いDiDiでお店に迎えに来てもらうのが、一番早いし、安く上がります。 さて、お店に着くとカウンターには数組の予約客が。11:45スタートとなっているので、初訪問の方はその時間に間に合う様に来られる方がお多い様。 12:00を過ぎるとシェフが席を周って挨拶され、コースがスタート。 以前は最初に米が出てきたりしましたが、暑い時期という事もあってか、比較的、さっぱりとした料理からのスタート。 大きくスタイルは以前と変わりませんが、一皿ずつ進むにつれて、以前よりも食材への拘り、火入れ、仕立て、出汁など格段に良くなっているのが感じられる。シェフは時期的なものもあると言うが、風味や食感はレベルが上がった様に感じられた。 ドリンクは今回もペアリングで。 ワインや日本酒は以前と同様に嫌味の無いバランスだ自然派ワインと日本酒が合わせて出されるが、日本酒は地元のものも比較的、以前よりも辛口過ぎずバランスが良いものが出されていた。 今回は特に鮎の食感や仕立て、魚や肉の食感に驚かされた。また〆の御飯も食材の組み合わせや味わいの豊かさを引き出しているのは流石だと感じさせられた。 次はまた涼しい時期にでも変化を感じに訪れたいと思う。 夏野菜 すっぽん煮凝り 天然鮎 胡瓜 焼き鮎 飯蒸し お椀 白茄子 白甘鯛 梶谷農園ハーブ 真魚鰹 蝦夷鹿 蛸飯 リコッタチーズ パッションフルーツ プリン 半年以上を空けて、久しぶりの訪問です。 今回もランチでの訪問です。 夜は周辺は街灯も無く真っ暗で、心細いと思うし、迷いやすいと思うので、初めて伺う方はランチでの訪問がオススメです。 とは言え、何のサインも無いので、地図を見ながら進むしか無いのですが。 今回は久しぶりに宮島口から歩きましたが、タクシーを使うなら、予め予約したり、アプリで呼んでおかないと宮島口駅前からタクシーを捕まえるのは非常に困難です。 広島から向かうなら一つ手間の阿品駅前にはタクシー会社もあり常駐されているので、阿品で電車を降りて向かうのが良い様です。 お店の予約は波がある様ですが、人気店の割には直前でも予約は取りやすい様です。日によって、ランチがいっぱいだったり、逆にディナーがいっぱいだったりという事もありますが。 コースの流れ以前と同様。 旬の素材を使いながら、まずは米料理から始まり、前菜が続いた後、肉を途中に挟んで、魚、その後、肉、〆の料理と続きます。 ドリンクは今回もペアリングでお願いしましたが、こちらも途中で赤ワインが入って、白に戻ったりするので、違和感を覚える方も多い様です。 今回は見ていると、ペアリングを選択されている方は少ない様でした。 季節的に春から初夏は広島は食材的に難しいのかもしれませんが、こちらでもそう感じます。 実際に6月は通常の営業はお休みして、スタイルを変えて、惣菜屋さんとなるようです。 その間に今後のコース内容やスタイルも模索されるのだと思います。 7月以降、どういうコース内容で再開されるのか、今から進化が楽しみです。 山菜 煮えばな 平貝 山菜 黄身酢和 牡蠣 柑橘ジュレ 豚 肩ロース 玄米麹 甘鯛 原木椎茸 がんもどき 猪 ハンバーグ ご飯 グリーンアスパラガス 黄身醤油漬け レモン アイスクリーム 約半年ぶりに広島の宮島に程近い場所にあるAKAIさんへ。 前回は寒い時期の夜に訪問しましたが、今回は昼間に。 夜は周囲には何も無く真っ暗で、看板も無いので、不安になりながら向かいましたが、今回は一度行った場所だし、周囲も明るいので安心。とはいえ、真夏の炎天下に駅から歩くのはきつく、宮島口の駅前からはタクシーで向かいます。最近は駅前にタクシーがいない事が多いので、Uberで地元のタクシーを呼ぶのがリーズナブルだし便利な様です。大抵は数分で来てくれます。 お店に着くと前回同様に直ぐにスタッフの方が表まで出てきてくれます。 今回もおまかせコースにアルコールのペアリングを付けて頂きました。 前回の年始のコースに比べて、素材の良さを感じられ、相変わらず和の要素は強いが、AKAIさんらしい料理。 今回、驚いたのは鮎をおろして、ほぼ生で洗いにして出していて、小骨も気にならないし、厚みのある身も食感が良かったこと。 鮎は焼いたりコンフィにするお店が多いが、骨の処理と苦味をどうするか難しい食材。特にワインと合わせるなら苦味や生臭さはどうしても気になるが、こちらではそれらを全く感じず、上手く鮎の旨みを引き出している。 ペアリングもワインと合わせても面白かったかもしれない。 年末年始のコースは日本酒も多いペアリングでしたが、今回は一部のものに限られる感じ。お米と生に近い魚には日本酒を合わせている。比較的、味わいも強く、最近の造りではあるので、食事に合わせやすいものを選ばれている印象。 ワインも味わいはクラシックだが、自然に近い造りのものが多く、和食にも合わせやすいものが多い様に感じられた。 ただやはりクラシックなセオリー通りに近いペアリングとなっており、驚きはすくない。ソムリエが入るか、何らかのコンサルティングが入ると、より一段、良いお店になる気がする。 なかなか来れないお店ですが、また違う季節に訪れたいと思います。 広島駅から電車で30分ほど、郊外の宮島、厳島神社の玄関口の宮島口駅から更に徒歩で10分ほどの距離にあるお店。 少し高台の裏道の奥にある古民家をリノベーションされた雰囲気のある佇まい。 ただ、実際に歩いて向かってみると、ネット上の地図の通り、踏切を越えて、車一台が通れるくらいの細い道に入っていくのだが、あまりにも真っ暗で、そこに道があるのかもよくわからない。18時45分からの一斉スタートであるが、この時期は既に辺りは暗く、初めての訪問であれば、昼の訪問をお勧めしたい。 街や大通りからもそれ程、離れてはいないが、山奥に入った様な静けさと暗さは、よくこの場所を見つけたなという感じで、街灯も無く、更にお店の看板なども無い事から、正しいルートで向かい、実際にお店の前に着いても本当に合っているのか、どこからお店に入るのかもよくわからず不安になる事だろう。 お店の入り口は敢えてなのか、勝手口や茶室の入り口の様な狭くて低い造り。 実際に中に入ると古民家らしい雰囲気などは残しながら、カウンター中心の贅沢な造り。 敢えてなのか、店員さんは客側の方には入らず、荷物や上着なども預からず、客自らが管理して席の側に置く感じ。 客が全員揃うとドリンクやペアリングの確認をして、コースが始まるが、季節柄か、年始だからか、日本酒のペアリングが非常に多い設定であったが、お店側からも日本酒が多く入るけれど良いですか?との確認もあった。 なので、普段のコースの感じとは若干異なるのかもしれず、面白さはあるが、不思議な感じも若干、感じられた。 この辺は別の季節に再訪してみないと判断は難しいが、和のニュアンスが全面に出ており、都内周辺などでもよく見られる日本料理とクラッシックな洋食の部分が調和した料理に感じられた。貴重な食材はふんだんに使っているが、目立つ高級食材は使用しておらず、一般的な年配の客層が多いお店の様だが、そういう層には解りやすい内容だと感じられた。 また、料理に相当な自信があるのか、白い皿を敢えて使っているのは、最近の高級店の多くが有名な窯の作品を使っている中で好感が持てる。 ドリンクは日本酒とクリーンナチュラルなワインが半々くらいで、かなり日本酒比率が高いペアリング。質が高いものばかりだし、決してペアリングも下手では無いが、流れや特別感などで不思議に感じるものも多くあると感じられた。 料理は最初に〆の様な温かい米を使った料理から始まるのは面白さもあるが、季節的に次に冷菜が来るのはコントラストが激しく感じられた。 更に広島では流行りなのか、こちらだけでは無いが、ペアリングでコースの中盤にスパークリングワインを入れるのは、あまり納得感も無く、流れ的にも疑問に感じた。 コース中盤で魚料理の前に肉料理が出たり、合わせて赤ワインが出たりもするので、一部の年配のお客さんは戸惑っている様にも感じられた。 店主はかなり自身にも客にも素材にも真剣に向き合っている様に最初の挨拶から感じられたが、目の前で火入れする様子を見ても、何度も焼きの工程を繰り返して、仕上げる感じは、なかなかの真面目さも強く感じられ、トータルとして好感を持った。 丁寧に仕上げている事もあるのか、トータルで十品のコースであるが、店主自らが淹れるコーヒーを飲み終わるまで、ほぼ三時間の所要時間。 飲む事を考えると大半の客が電車で伺うことになると思うが、夜は30分おきにしか電車は走っておらず、タイミングを逃すと大変なので、ゆっくりとした余韻の時間を楽しみたい気持ちはあるが、オーベルジュでは無いので、終了時間はもう少し気を遣われるか、敢えて辺鄙な場所を選んだのだから、駅まで送迎するくらいはしても良いのではと感じられた。 なかなか人気も上がってきており、今後は予約も困難にはなるだろうが、別の季節に今度は明るい時間に訪れて、お店の周囲の雰囲気もまた感じてみたい。

2024/07訪問

4回

cenci

2025年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店

イタリアン WEST 百名店 2025 選出店

食べログ イタリアン WEST 百名店 2025 選出店

cenci

神宮丸太町、東山、三条京阪/イタリアン、イノベーティブ

4.16

445

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
月曜日、火曜日

夜の点数:4.1

昼の点数:4.0

最近はお休みも多く、なかなかタイミングよく予約を取りづらい感じですが、数ヶ月ぶりの訪問です。 12時オープンですが、10分くらい前までは入口の鉄格子の門が閉まっており、イタリア語のクローズのサインが出ていて、それを店名と勘違いして迷うかたもいらっしゃる様子。京都では特にギリギリじゃないと扉が開かないお店は多いので、注意が必要ですね。 今回は久しぶりにランチコースを頂きました。 約一年ぶりですが、ランチコースの流れは大きく変わらない感じ。 ペルシュウから始まりますが、とろける感じを堪能するなら、ディナーコースの方がやっぱり良いですね。 ランチコースでも色々と楽しめるのですが、ディナーコースの方がシェフの遊び心や他のシェフとのコラボなどから得た経験を活かした感じがより楽しめる様に感じます。 今回、以前と変わったなと思ったのが、デザート。もっとシンプルなものが多かったと思いますが、今回は比較的、しっかりとしたボリュームもあって、クオリティも上がった様に感じました。 ドリンクは今回もペアリングで。 イタリア周辺の自然派ワインが中心ですが、貴重な日本ワインも入れたラインナップはありがたい。今回は農楽蔵さんの試験的に造られたもの。 比較的、時間が限られる際や軽めに頂きたい時はランチコースが良いと思いますが、次回はのんびりとディナーコースを頂きたいと思います。 今年も色々とコラボも予定されている様で、今後の進化もまだまだ楽しみです。 ペルシュウ ほうれん草 ポロネギ ヒラマサ 芹 黒胡麻 金柑 牛蒡 きのこ 九条葱 きなこ豚 リゾット 菊芋 春菊 人参 キヌア アーモンド プチヴェール 親芋 じゃがいも 京赤地鶏 完熟山椒 キャベツ すぐき オナガダイ 七味 リングイネ 蕪 牡蠣 レモン フェットチーネ ビーツ キウイ ミント 苺 ティムールペッパー 碾茶 柚子 平安神宮近くの人気のイタリアン。 約半年ぶりの訪問。夜に訪問するのは一年ぶりでした。 この日は遅めのスタートですが、18時半になると一気に店内はいっぱいになって、スタッフが一気に動き出して慌ただしい感じに。 とは言え、各席は距離もあり、落ち着いて食事ができます。 日本人のお客さんも見られますが、やはりこちらも半数以上は海外からのお客さん。 元々、和のニュアンスや京都らしい素材も使った内容ですが、この時期は更に京都らしい食材が贅沢に使われているのがメニューを一目見ただけでも判る。シェフとコースが始まる前に少し話しましたが、それでも最近のスタイルとして確立しているインドやアジアの雰囲気も取り入れているとの事。 実際にコースが始まるとまずは琵琶湖の食材を使い和と洋の良さを取り合わせたようなアミューズから。もろこは京都では一般的な食材だと思いますが、こんな風に開いて仕上げたものは初めてでした。 二皿目のペルシュウはなんと小さなインドのドーサをアレンジしたものを合わせています。最近は日本でも認知され始め、大きさをアピールしているインド料理店が多いですが、逆にこんなに小さなものは初めて見ました。生地も自前で発酵させて作っていて本格的。中にはマスカルポーネが入っていて、ちゃんとイタリアンになっている。 その後もタイ料理っぽいニュアンスが入ったり、タピオカの原料になるキャッサバを使ったり、かなり国際色豊か。それでもちゃんと京都周辺の食材にも拘っていて、京都の生産者も新しい食材に手を出して面白い事をやっているなという印象です。 〆は今回、追加のリゾットを頂きました。 そのままだとシンプルに和風の栗を使ったリゾットですが、更に追加でピエモンテの白トリュフ。 かなり贅沢に削って頂きました。 その分、いつもより支払いは上がりますが、都内のイタリアンで頂くよりはかなりリーズナブルだと思います。 どの料理も年末らしい贅沢さですが、メインの猪が火入れも含めて最高でした。 ドリンクは今回もおまかせでペアリング。 クリーンナチュラルなセレクションのワインはどれも料理の味わいを更に引き立てていて、流石のセンスを感じます。 こちらも外国人の旅行客の利用が以前よりも増えていますが、また、予約が取れたら伺いたいと思います。 聖護院蕪 モロコ 白人参 柿 ペルシュウ 百合根 ほうれん草 甘エビ パクチー 白蕪 辛味大根 新生姜 伝助穴子 柚子 キャッサバ 九条葱 雲子 すぐき 聖護院大根 原木椎茸 豆腐 荏胡麻 わさび菜 根セロリ 牛蒡 猪 ビーツ ブルーベリー アールグレイ アニス みかん 香住蟹 大根 フェットチーネ 丹波栗 黒胡麻 栗の蜂蜜 リゾット ピエモンテ産 白トリュフ アマゾンカカオ 洋梨 アーモンド チャイ ローゼル 林檎 平安神宮近くの人気のイタリアン。 数ヶ月ぶりに訪問です。最近は昼に訪問してもディナーコースを頂く事が多かったですが、久しぶりにランチコースを頂きました。 以前から地元の方々がランチで訪れている感じですが、ミシュランやAsia’s 50bestなどの発表直後であり、かつ外国人旅行者が増えている事などもあってか、外国人客の利用も以前よりも増えている様です。 今回はランチコースなので、比較的、カジュアルでシンプルな構成。一時期はアジアンなニュアンスが強かった仕立ては京都らしい和のテイストが入ったイタリアンとしてバランスを取っている感じ。 一品目はいつものペルシュウから。 パスタ生地を揚げたものにのせていますが、やはり、ペルシュウをそのまま頂くよりは若干、優しくトロける感じは感じにくいものの、最初から楽しい。 その後もテンポよく前菜が続き、あっという間にメイン、パスタへ。 とは言え量も充分だし満足感は高いが、ゆっくり色々と味わいたいなら昼でもディナーコースを頂くのが良いかもしれない。 またデザートは以前よりも香りが印象的に感じた。シンプルなものだったせいもあるのかもしれないが、レベルが上がっている様に感じられた。 ドリンクは今回もペアリングで。 イタリアの自然派が中心だが、初めて頂くものが多く、勉強にもなる。 タイミングよく予約が取れれば、また定期的に伺いたいと思います。 ペルシュウ 賀茂茄子 胡瓜 帆立ココナッツ ホワイトアスパラ きなこ豚 赤万願寺 リゾット グリーンアスパラ ピスタチオ パクチー 紫蘇 スナップエンドウ トマト 京地鶏 ローリエ 絹かわなす 鱒 バジルリングイネ 上賀茂胡瓜 すじ青のり 雲丹 タリオリーニ パイナップルライム ミント アニス アマゾンカカオ ブラックベリー ラベンダー 年末以来、数ヶ月ぶりの訪問です。 前回はディナーでの利用でしたが、久しぶりにランチでの訪問です。 平日、ランチでの利用でしたが、平日はショートコースの利用が多い様子。更には意外とお一人での利用も多い感じ。 ショートコースとフルコースは周囲を見ていると、流れも中身も大きく異なっており、ほとんど同じ料理はありませんでした。頂いた後の印象も異なると思うので、出来れば両方を一度は経験されることをオススメします。 昨年は海外シェフとのコラボも多く、アジアのニュアンスが強く感じられる雰囲気の料理がコース全体に多かったですが、今回は和の雰囲気とアジアをイタリアンをベースにバランスよく取り入れてきていると感じました。昨年は外苑前のĂn Điさんともコラボをされていましたが、その時に教えてもらった食材なども使われているとの事でした。 ワインは今回もペアリングで。 以前よりも定番のイタリアの自然派ワインが多い様ですが、中には酸化のニュアンスを取り入れたマニアックなものもあり、中々面白い。 また、久しぶり貴重なボー・ペイサージュも頂けました。 また、予約が取れれば、定期的伺いたいと思います。 カリフラワー 蕎麦 鰯 すじ青のり ペルシュウ 海老芋 菜の花 伝助穴子 大根 レモン 蓮根 紅ズワイガニ セロリ タマリンド 百合根 北寄貝 豆乳 香茸 パクチー ほうれん草 菊芋 キヌア 馬告 根セロリ 九条葱 猪 金柑 完熟山椒 シークワーサー キウイ フェンネル キャベツ 牡蠣 アーモンド タリオリーニ そら豆 七谷鴨 胡麻 リゾット アマゾンカカオ 苺 トンカ豆 林檎 シナモン クローブ ちょうど半年ぶりの訪問です。 今回もディナーでの利用ですが、初めてテーブル席へ。 意外と少人数での利用も多い様子。 相変わらずスタッフも多く、新しいスタッフも入っている様に見えます。 ドリンクのオーダーをして、温かいウエルカムハーブティを頂きます。身体が温まる様にカモミール 、ジンジャー、エルダーフラワーが使われており、食前にも最適。 いつもの様にシェフが席まで来てご挨拶して頂き、コースが始まります。 コースは相変わらず、旬の素材を贅沢に使い、それぞれの味わいを上手く活かしている感じ。貴重なペルシュウもしっかりと頂け、コースの流れも大きくは変わりませんが、一皿ごとの満足度は以前よりも上がっている。 というのも、以前は和のニュアンスをバランスよく取り入れたイタリア料理という感じでしたが、最近はインドのお店とのコラボの影響が強く出てきており、スパイスやハーブがふんだんに使われていて、肉料理まではどの皿もアジアのニュアンスが強い印象。それも半年前よりも使われ方が上手くなっています。海外のお客さんが増えている事もあると思いますが、日本人だけで無く、世界的にも評価が上がる様に感じます。 それを支えるペアリングもワインはイタリアのものだけで無く、カリフォルニアなどニューワールドのものも良いものはバランスよく取り入れており、今後も日本ワインをはじめ面白いものは積極的に使っていって欲しい。 イベントなども積極的に行われている為、通常営業の予約は難しくなってきていますが、また定期的に伺いたいと思います。 聖護院蕪 柿 もろこ ペルシュウ 安納芋 グラニースミス 大根 鰆 白味噌 白菜 天然きのこ クエ ハラペーニョ レモングラス 九条葱 海老芋 雲子 クミン 根セロリ 椎茸 豆腐 洋梨 ほうれん草 大豆 蝦夷鹿 ラズベリー パクチー 梨 柿 クローブ 小蕪 桜海老 黄柚子 フェットチーネ ポロ葱 北寄貝 リゾット 栗 黒糖 小豆 アマゾンカカオ みかん シナモン 約半年ぶりの訪問でした。 前回はランチでの訪問でしたが、今回はディナーでの利用です。 早い時間から店内は、テーブル席もカウンターもほぼ満席で賑わっています。18時からの利用がこの日は多かった様です。 連日、予約は埋まっている様で、以前よりもスタッフも増えている様にも感じ、その分、賑やかさも忙しさも増して感じます。 席に着くと、シェフが挨拶に来られます。この辺の対応は相変わらず完璧。 料理は貴重なペルシュウから。 極薄の生ハムの食感は絶品ですが、添えられたヤングコーンも驚いた。旨みや甘みもあり、これがペルシュウの旨みとも良く合いますし、更に髭の部分に酸味が加えられていて、初めてヤングコーンの髭が美味しいと感じられました。こういうセンスは流石だなと思います。 そのあとの料理もアジアンっぽいニュアンスがあったり、季節柄もあると思いますが、適度に酸味が加えられているものが多く、最近のコラボの影響もあるのかなと感じられました。 ドリンクはペアリングをお願いしました。 以前は日本ワインやニューワールドのものなどを含めたペアリングでしたが、今回はほぼヴィナイオータ祭りという感じ。マグナムボトルや見たことのないものも含めて貴重なワインが次々と。 近所にあったら、本当に通い尽くしたいと思えるお店です。 ペルシュウ 茄子 黒米 桜海老 木の芽 胡瓜 長芋 太刀魚 ディル グリーンアスパラ 烏賊 ホワイトアスパラ 胡麻 アーモンド トマト 芽生姜 七谷鴨 パクチー パッションフルーツ 紅芋酢 ヨーグルト ライム 北寄貝 バジル マリーゴールド フェットチーネ 賀茂茄子 雲丹 カルナローリ 酢橘 甘夏 レモン フェンネル アマゾンカカオ 放牧乳 苺 カシス 京都で以前から人気のイタリアン。 平安神宮のすぐ近くで、駅からは遠いものの周辺はツアーの観光客らしい方達が団体で歩いていたりもします。 周辺の他の観光客向けのお店とは異なり、外には目立つ看板もなく、前を通っただけでは何のお店かはわからないかもしれません。 入店すると先ずはハーブティーをウエルカムドリンクとして出して頂きます。京都の冬は寒いので有り難いですね。更にシェフからもご挨拶。 意外と奥は広い店内で、中央は掘り下げたフロアになっており、海外のお店の様な贅沢な造り。ただ全体的にカジュアルさもあるバランスの良さも感じる。 今回はドリンクは料理に合わせてペアリングをお願いしました。ランチのショートコースとはいえ、料理の品数もクオリティも充分、満足度が高い。 ワインも貴重なものも含めて、グラスで提供されており、素晴らしい。ランチだとワインを飲む方は他のお店でも少ない印象だが、こちらはスタッフがセラーにも度々、入られていたので、飲む客も多い様子。 貴重なボーペイサージュを含めて日本ワインも力を入れておられる様ですし、日本では珍しくカリフォルニアのクリーンナチュラルワインもペアリングに入れているのも好感が持てる。 料理はペルシュウをはじめ、貴重な食材を使い、和の要素、雰囲気も取り入れた感じの少しカジュアルなイタリアンという雰囲気。 どの料理も運ばれてきた瞬間から香りがたっており、食べる前から期待が高まる。 ランチでも総じて満足度が高く、次回は是非、夜に伺いたいと思いました。

2025/09訪問

8回

ima

ima

烏丸、四条(京都市営)、烏丸御池/フレンチ、イノベーティブ

3.07

8

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

烏丸御池や四条烏丸からも程近い蛸薬師通沿いの隠れ家フレンチに数ヶ月ぶりに訪問。 前回はのんびりとディナーで訪れましたが、今回はランチでの訪問。 ディナーに比べると品数の少ないショートコース的な内容ですが、十分にエッセンスを感じられると思いますし、前回、そのクオリティにも驚かされたワインペアリングやノンアルコールペアリングも選択可能です。 コースはメニューには載らないさやいんげんのスープを燻したものから始まり、スペシャリテ的な扱いのショーソンは年間通してランチでも提供される。それ以外は季節も感じられる内容。 以前から発酵にもチャレンジされていますが、オープン以来準備されていたという肉醤も料理に使われていたり、見えないところで味わいにより深みを与える工夫や努力をされている。動物性のものを発酵させて提供するのは、なかなか勇気もいるし、技術も必要だと思います。 相変わらず皿は直前まで温められており、触れないくらいに熱々。全てにおいて料理を最高に仕上げる為の工夫をされているのが素晴らしい。 ドリンクは今回はノンアルコールペアリングを選択。気になるものがあれば、ワインも追加で頼めるとの事。 フレーバーの強さなど、ノンアルコールペアリングは難しい部分も多いが、今回も料理の味わいの強さとのバランスもよく、単体では一口目はドライに感じられるものもソースと合わせると甘みが引き立ったりと上手く組み立てていると思います。 ショートコースという事もありますが、約1時間でコースが提供されるのはランチでは非常に使いやすく、地元の方もフレキシブルに利用できると思いますし、内容を考えるとリーズナブル。 店の前を通る外国人旅行者も興味深く覗いて行かれる方も多いし、今後、人気が出そう。 また、別の季節に伺いたいと思います。 鰹/にんにく/ミント bonito / garlic / mint 万願寺とうがらし/仔羊/ゴーヤ manganji pepper / lamb / bitter melon 京しいたけのショーソン chausson de shiitake 亀岡牛/つるむらさき/黒にんにく Kyoto wagyu / Malabar spinach / black garlic いかのセトワーズ/とうもろこし/京都旭米 squid setoise / corn / Kyoto Asahi rice 桃/チーズ/ルバーブ peach / cheese / rhubarb ハーブティーまたはコーヒー herb tea or single origin coffee 京都の四条烏丸や烏丸御池からも程近い蛸薬師通沿いの古民家に入る隠れ家的な雰囲気のお店。 以前には人気のハワイのシェフがプロデュースするKAJI KYOTOがあった場所で、外観や内装の雰囲気は、ほぼそのままですが、どうやらオーナーは同じとの事。以前は外国人シェフを中心にアメリカ料理的なニュアンスでしたが、現在は日本人シェフを中心にクラシックフレンチがベースだけれどモダンな要素も感じられるスタイルのお店。 店内はカウンターの配置は以前と同様。 お店の中央に薪火の炉が配置されているが、以前とは異なるのが大きな排煙用の煙突が配置され、高い天井の方に抜けている。 以前も薪と炭は使っていたと思うが、実際に薪だけを使うと排気が間に合わない様で増設したとの事。営業中は大きな火を使う事はほぼ無く、熾火と煙を使った料理になるが、店内に煙が広がる事は特に無さそう。 シェフはフレンチやスペイン料理にも長けていて、京都周辺の素材を活かしたフレンチ的なスタイルな中にスペイン料理的なソースなどニュアンスが入って来る感じ。嫌味のない程度に薪の香りが付き、全体的な味わいをまとめている。 更に驚いたのが、温かい料理は皿がかなりの熱さに温められて提供されている事。触れない事はないが持てないくらいの熱さで、ここまでの温度のお店は他に知らない。ただそれが、料理の香りや風味を引き立てている。 どの料理も香りや風味も豊かで、これが合わせるドリンクとも引き立て合う。 ドリンクはKAJIの頃からもいらっしゃる方が担当。ワインペアリングは日本ワインとナチュラルワインを中心とした風味も豊かなものが中心のラインナップ。ノンアルコールペアリングはリーズナブルながら、自家製のもの。複数の素材を組み合わせて、きちんと料理とのペアリングを考えたバランスで仕上げていてセンスが良い。今回は両方とも気になったので、ワインとノンアルコールのダブルペアリングでお願いしたが、なかなか面白い体験ができました。 ノンアルコールは料理に合わせる為にボリューム感を出そうとすると、どうしてもワインに比べてフレーバーが強くなり過ぎてしまうが、こちらのものはバランスよく酸味や風味が効いていて、後味が拡がる感じ。ワインと同様のアフターフレーバーがあったり、飲み比べるとノンアルコールの方が料理にも合っていると感じられた組み合わせも。 ワインの方もクリーンナチュラルなラインナップなので、飲み慣れない方やクラシックワイン好きな方にも受け入れられる感じで、センスもいい。 ワインもノンアルコールもシェフもスタッフも実際に試して練り上げないと、なかなかここまでのクオリティでペアリングを仕上げるのは難しいだろう。 現在、コースの途中でパンなどは提供していないが、将来的には自家製のものを出したいとの事。個人的にはワインを飲みながらだと、特にパンは欲しいとは思わないのだが、お酒を飲まない方はパンをお代わりする程よく食べる傾向にあると思うので、物足りなく感じるかもしれない。 トータルとして、品数もしっかりとあって、満足度も高い。二時間くらいで全て提供されており、ゆったりと過ごせながらも使い勝手も良い。 通年で提供されるというスペシャリテ的なパイ包みも美味しかったし、椎茸の食感に驚かされたが、また違う季節にどう旬の食材を活かされるか、更にどの様なノンアルコールペアリングを提供されるのか体験しにまた伺いたいと思います。 ヤングコーン / 鴨醤 young corn / duck garum 生麩 / 京都高原豚 / キャビア wheat gluten / Kyoto pork / caviar イサキ / やぎミルク/ スナップエンドウ isaki / goat milk / snap pea ズッキーニ / ホタルイカ / ロメスコ zucchini / firefly squid / romesco 京しいたけのショーソン chausson de shiitake 甘鯛 / キャベツ / 唐辛子 tilefish / cabbage / espelette 亀岡牛 / アスパラガス / 実山椒 Kameoka wagyu / asparagus / sansho いかのセトワーズ /うすい豆 / 京都旭米 squid setoise / young pea / Kyoto Asahi rice 薪香アイス / 金ごま油 / 昆布 fire wood ice cream / golden sesame oil / kombu ブランマンジェ / 青梅 / 新生姜 blancmange / green plum / ginger ハーブティーまたはコーヒー herb tea or single origin coffee

2025/09訪問

2回

OLINA

掲載保留OLINA

麻布十番、赤羽橋、六本木一丁目/フレンチ、イノベーティブ

3.13

11

¥20,000~¥29,999

¥15,000~¥19,999

定休日
月曜日、日曜日

昼の点数:4.0

麻布十番からも程近い、東麻布の裏通りに今年オープンされたばかりのモダンフレンチ。 オープン当初からSNSでもチェックして気になっていましたが、なかなか伺う機会がありませんでした。少し涼しくなってきた事や他のお店でオススメされた事もあって、ようやくの訪問です。 営業はフランス人のシェフと日本人のマダムが中心な様です。発酵を取り入れた料理のスタイルやペアリングも以前から話題です。 地下鉄の麻布十番駅から徒歩で向かいます。新しいビルの5階という事もあって、前を通るだけでは気付きづらい立地。その分、隠れ家的で、お店に入ると落ち着いたナチュラルな雰囲気も居心地が良い。 今回はランチでの訪問です。 メニュー的にはディナーに比べて品数は若干少ないとの事だけれど、十分にエッセンスは感じられる内容。合わせてアルコールペアリングも頼んでいます。 まずは可愛らしいアミューズ3品からのスタート。どれも拘りを感じさせる野菜をメインにした構成。 全て冷たい前菜かと思いましたが、一つは温かいもので、驚かされた。風味や食感も楽しめる内容で面白いし、シェフのセンスも感じさせる。 ペアリングはなんと国産のジンからスタート。海外では食前酒で蒸留酒を頂くことはあるが、国内のコースのペアリングでは珍しい。地域的にスパークリングワインを好む客層も多いだろうから、なかなかのチャレンジだと感じさせる。 ただ日本国内の生産物に拘っているのだろうとも想像できる。 その後の料理も温度感や香りに気を遣っているのがよくわかる内容。帆立や牛肉の仕立てやソースの感じもなんとなくモダンでありながらも懐かしく感じさせる。海の魚介と陸のものを敢えて一皿の中に両方使う構成もなかなか興味深い。 合わせるドリンクはその後も温燗の日本酒や自然派ワインなど、海外のレストランに伺ったかの様な構成で面白い。ダブルペアリングをスタンダードで取り入れたり、ワイン好きな方でも驚かさるだろう。 メインの後はグラニテの代わりにシェフが目の前でカキ氷を削ってくれたり、最後まで拘りを感じさせる。 その都度、並べられるカトラリーや使われている皿も個性があるし、デザートの提供では敢えて器を裏返しに使ったりとフランス人シェフならではとも思える発想で面白い。 また、色々な季節に伺いたいと思ったが、どうやら最近になってこちらのお店は10月末での終了を決められたらしい。 積極的にメディアにも露出があったりと頑張られていたが、周辺地域の特性や環境の変化もあるのかもしれない。 今後は以前から進められていた房総の方のプロジェクトに集中される様子。 農家さんやチーズ工房、お酒関連も既に今のお店でもそちらからの物を使っておられるので、より密接な感じでの進化も感じられる様になるかもしれない。 フランス側の経営母体からの影響は色々とあるのかもしれませんが、今後の活動も見届けていきたいと思います。 Green Tacos Japanese Radish Cornet Potato Roll Scallop - Turnip - Squid Garum Cod - Japanese Leek - Smoked Pork Beef - Celeriac - Mussels Champagne Kakigori Hay Cheese Cake - Figl Pâte de Fruits Pear Sweet Potato Crème Catalan Soy Chocolate Tart グリーンタコス 大根コルネ 馬鈴薯ロール ホタテ・カブ・イカガルム 真純・タケイファームのネギ・スモーク豚 牛フィレ・セロリアック・ムール貝 シャンパーニュシロップかき氷 藁チーズケーキ・イチジク 梨のパット・ド・フリュイ さつまいものクレームカタラン 豆乳チョコレートタルト

2024/10訪問

1回

KAJI KYOTO

掲載保留KAJI KYOTO

烏丸、四条(京都市営)、烏丸御池/創作料理

3.10

9

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.0

ハワイの人気店オーナーのカジオカ氏がこの春、京都にオープンしたこちらのお店。 四条烏丸からも程近い古い京町家らしい雰囲気の造り。敢えて古い木材と新しい木材の組み合わせがそのまま見える様な内壁や柱はまだ建築中の様にも見え面白い。 薪火の窯がメインのキッチンを挟んで入り口側と奥側にカウンター席が配置され、全ての席から調理の様子が見られる。 スタッフは多めで調理は皆、外国人っぽい方が担当。 サービススタッフは日本人ですが、どなたも英語を話され、シェフとのコミュニケーションも問題なくこなされている。 実際に調理を担当するシェフはペルーにルーツを持つ日系人のKeone氏。明るく、話すのが好きそうで、色々と料理の説明もしてくれる。日本国内で活躍する外国人シェフなどとも繋がりがあり、横浜のSmoke DoorのTylerシェフも知っているとの事だった。 料理は日本の素材も使いながら、モダンアメリカ料理やペルー料理のニュアンスをバランス良く入れて仕上げている。スパイスや酸味の使い方は流石。 品数の割にはテンポよく料理は提供され、あっという間に終わった感じ。ただ一つ一つの料理は海外で頂く様な味のバランスで、クオリティも高く、満足度も高い。 自家製のサワードウは焼きたてで、若干、酸味は日本人向けに抑えられているが、水分を逃さず、外側はカリッと仕上げ、拘りを感じさせる出来。 酵母から育てて、生地も一晩寝かせて発酵させている。 ワインはペアリングをお願いした。料理に合わせて、カリフォルニアやアメリカのものが多い構成かなと想像したが、世界中のクリーンナチュラルを中心にした構成。どうやら京都市内、岡崎のethelvineさんから仕入れている様で納得。 更にノンアルコールペアリングも用意されており、内容を見るとティーベースのものが多い印象。ひとつだけ、トマトを使った皿に合わせてトマトとココナッツウォーターを使ったものを追加で頂いてみたが、なかなか面白く仕上がっていた。次回はフルでノンアルコールペアリングを頂いてみるのも面白そう。 また別の季節に伺ってみたい。 caviar / brioche / maple キャビア/ブリオッシュ/メープル hirame / aji amarillo / passionfruit 鮃/アヒアマリロソース/パッションフルーツ ashiaka shrimp / peruvian potato 足赤海老/インカのめざめ asparagus / yuzu / egg / radish アスパラガス/柚子/卵/ラディッシュ sourdough / chicken skin サワードウブレッド/ 鶏皮 beet / panca pepper / tomato ビーツ/パンカペッパー/トマト kinmedai / burnt lemon / zucchini / asari clams 金目鯛/レモン/ズッキーニ /アサリ sustainable Wagyu / sweet potato / huacatay 和牛熟/さつまいも/ワカタイ grape / white chocolate / whey 葡萄/ホワイトチョコレート/ホエー pineapple / akamiso / cream パイナップル/赤味噌/クリーム

2023/09訪問

1回

villa del nido

2025年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店

イタリアン WEST 百名店 2025 選出店

食べログ イタリアン WEST 百名店 2025 選出店

villa del nido

多比良/イタリアン、イノベーティブ

4.33

159

¥20,000~¥29,999

¥20,000~¥29,999

定休日
-

昼の点数:4.0

長崎県雲仙市国見町にあるイタリアンがベースのローカルガストロノミー的なお店。 島原鉄道の多比良駅が最寄りで、歩くと10分ちょっと掛かります。また近くには多比良港があり、フェリーで熊本側の長洲港から渡ることも可能です。 どちらの場合でも、タクシー乗り場にある電話番号から地元のタクシー会社に連絡して迎えに来てもらうのがオススメです。 周辺は農村地帯といった感じでビニールハウスや大きな農家が目立つ感じ。 お店の前まで来ないとそこにお店がある事に気付きませんが、店名が入った看板の傍から敷地内に入り、青い扉が印象的な小さな建物の中へ。 店内はいくつかのテーブル席に別れていますが、一部の席は若干近く、グループ客がいると騒々しく感じることもありそうです。実際、地元客の利用も多い平日は注意が必要です。 お店はご夫婦で営業されている様で、基本的には料理もワインのサービスもシェフのご主人が行い、サービスの補助を奥様が行なっている感じで、詳しい説明などは全てシェフがされていました。 全体的に落ち着いた雰囲気で、シェフも奥様も穏やかな対応。 料理はまさにローカルガストロノミーといった感じで、地元の素材を贅沢に使った感じ。 素材の旨みを重ねて、素材の良さを引き出している。 旨み、酸味のバランスも良く、ワインとの相性も良い感じに仕上げている。 また火入れや調理法も工夫されていて、食感も良く仕上げていたり、料理の温度感も良い。 自家製のフォカッチャも2種類提供されているが、水分量が多い生地で、モチモチ感もあり、長時間発酵の酸味も仄かに感じられる。料理にもワインにも合うバランスの良い味わい。 ランチもディナーも一斉スタートのおまかせコース一本だが、所要時間は二時間半くらい。ディナーは帰りのフェリーの最終時間に合わせて、早めに提供するなどの対応もされている様なので、次の予定などがあれば、予め相談されてみるのも良いかもしれない。 ドリンクは最初からアルコールペアリングの用意があり、飲まれる場合はこちらがオススメ。トータルでワイン一本分くらいとの事であったが、あまり飲まれない方は少なめのハーフの量でのペアリングもある。 ノンアルコールドリンクなど一杯でコースを通して過ごされる客も多いけれど、お店にも失礼だし、ノンアルコールでも数杯をペアリングの様に頂くのが良いと思われる。 ペアリング自体はクリーンな自然派ワインからクラシックよりのものまで、バリエーションは豊富。 シェフが選んでいる事から、きちんと料理もワインも引き立つ感じでセンスもよく感じられた。 〆の飲み物がデフォルトでコーヒーな点は拘りもあるし、日本人には特に問題も少ないと思うが、将来的にはハーブティーなども推していくなど、世界的な客層にもフレキシブルで対応できる様にしていくと、またレベルが上がる気がする。 なかなか伺いづらい場所ではあるが、長崎や熊本周辺に来る機会があれば、また足を伸ばしてみたい。 湧水パン 突出し 味重 モリ突き海中神経締め 初夏 素麵 親鶏昆布 粉物 肉 デザート 寺門さん焙煎珋琲

2023/07訪問

1回

MAZ

2025年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店

創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

食べログ 創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

MAZ

永田町、赤坂見附、麹町/イノベーティブ

4.08

235

¥40,000~¥49,999

-

定休日
火曜日

夜の点数:4.0

世界的にも評価され、The World’s 50 Best Restaurants 2022では世界第2位に選ばれたペルー、リマのCentralがプロデュースするこちらのお店。 運営はSant PauやCook Japan Project、最近はJeromeのTinc Ganaなどでも海外からシェフを誘致する有名な会社。 赤坂見附からもすぐの東京ガーデンテラス紀尾井町内、永田町側から入るとすぐ目の前の壁に目立たない様にMAZの文字が。知らないと見落としてしまいます。。 入るにはパスコードを入れないといけないのですが、余程入り方がわからない方が多かったのか、予約のある時間帯にはお店の方が外で待たれていて案内して頂けます。本来のコンセプト的には徹底して客自らパスコードを入れて入る方が食事前の期待度は上がるかなと感じます。 一歩、中に入ると薄暗い別空間。。 まずはペルー固有の食材が並ぶカウンターがあり、簡単な説明などを受けた後にテーブル席へ。 シェフは海外出身の方なので、挨拶だけは日本語でされますが、英語がわかる様であれば、シェフとの以降の説明は全て英語に。最初にサービスの方からも英語に関しては確認がありますが、ソムリエも海外出身らしき方がいて、ワインの説明も結局全て英語でして頂き、本当に海外のレストランに来た様な雰囲気です。 料理はペルー料理のエッセンスは入っていると思いますが、見た目はモダンでイノベーティブなものが続き、かなり斬新です。 素材も料理も一般的な日本人からは見慣れないものばかりなので、あまり海外のレストランを訪れた事の無い方には理解ができない、評価できないという状況に落ちいるのは想定内なのかもしれません。 その為か料理を素材などのイメージからくるペルーの標高や風景に例え、一皿ごとにそのイメージをカードとして表現、テーブルに置かれていくのも面白いと思われます。 かなりディナーでもテンポ良く料理が運ばれてきて、かなりお腹は途中でいっぱいなります。料理の提供は1時間半程度、お茶を飲み終わると2時間という感じです。 このテンポはもう少しゆっくりな方が料理もワインも余韻を楽しめるかなと感じました。 またワインペアリングを提供されていますが、こちらの料理はワインペアリングあってこそ完成されると思えるほど、酸味や甘さの引き立ち方が口内調理をした際に大きく変わります。ペアリング無しでこちらのコースを頂いている方々は大きな損をしているし、こちらのお店の価値を正しく評価できていないと思います。 どうしても見た目先行になってしまいがちですが、料理はどれも上手く素材の味わいや食感のコントラストを出す組み合わせとなっているのも面白いし、よく考えられている。 ペアリングのワインも南米を中心に上手く選んでいると感じた。 高級ワインや高級素材を求める方々には向かないと思うが、面白さや新しい体験を重んじる方や海外経験が多い方には一度は訪れる事をオススメしたい。 値段的には国内ではかなり高いと思うが、同じクオリティのお店を海外でやると多分、1.5〜2倍以上の価格帯になると思われ、日本でリーズナブルにこの体験を出来るのは、逆に素晴らしい事なのかもしれない。 スタッフは若い方が多く、この辺は若干の危うさも感じたので、今後、こなれて落ち着いてくると、もう少しお店の雰囲気と合ってくるかなと感じた。

2022/10訪問

1回

ORIGO

創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

食べログ 創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

ORIGO

北鉄金沢、七ツ屋、金沢/創作料理、イタリアン

3.63

11

¥20,000~¥29,999

-

定休日
日曜日

夜の点数:4.0

金沢駅からも徒歩圏内の笠市町にあるモダンイタリアンのORIGOさん。 もっと来ていたつもりでしたが、ちょうど一年ぶりの訪問でした。 イタリアンをベースに地元の食材に拘ってモダンな感じに仕上げられた料理は徐々に認知されてきている印象。隠れた名店となっていますが、市内の飲食店のシェフなどには、ほぼ知られている様に感じます。 日本人シェフ以上に金沢周辺の食材を積極的に以前から使っており、発掘もされている。能登の古い食材である巻鰤を復活されて料理にも使用されている事でも話題になっている。 シェフはこの2月、3月とイタリアに戻って、田舎の農園レストランで修行し、チーズ造りをメインに学んできたらしい。定期的に日本や海外の有名店で研修され、常にブラッシュアップされているのは相変わらず素晴らしい。 昨年と同じ時期の訪問だったので、食材は被るが、同じアスパラを使った皿も印象が大きく異なる仕立てで、面白い。 発酵を使った素材、料理も増えているし、魚も適度に熟成させている。 今後、能登の牛乳を使った自家製のチーズを提供したり、ワインを自前でイタリアから輸入もされるそう。 以前はシェフとは英語でのやり取りだったが、今回は敢えて日本語でコミュニケーションを取ったが、こちらの話していることは理解されていた。 少しずつ、金沢周辺での認知は上がっているが、今後は遠方からのお客さんも増えそう。日本人スタッフも増えて、英語やイタリア語が出来なくても訪れやすい雰囲気になってきていると感じた。 予約が取りやすい内は、また違う季節に伺おうと思います。 アスパラガス チーズ 黄身 カルパッチョ こごみ きゅうり コンブチャ 猪パンチェッタ 鱈 グリーンピース リコッタ 自家製パン 豚ラード 蛍烏賊 白海老 たけのこ 甘海老 パスタ 菜の花 アンチョビ 桜鱒 ホエイ ジャガイモ 春キャベツ 猪 牛蒡 椎茸 ミルフィーユ キャロットケーキ 金沢の隠れた名店となっているORIGOさん。 約半年ぶりの訪問です。 以前よりも認知度は上がっているのか、他にも数組の利用がこの日は見られましたが、金沢でも全国的にも、もっと評価も認知も上がっても不思議では無いと感じます。 実際に関西などの有名店での経験も重ねた事で、以前のCASAの頃よりも数段レベルが上がったと思わされます。 地元の食材も以前よりも珍しいものも含めて使われており、日本人でもなかなか頂いたことの無いものもあり、金沢周辺の生産者との結びつきも強くなっている様です。 どの料理もしっかりとしたイタリアンのベースがあり、現地の料理を日本の食材を使ってアレンジしている感じ。 ただ既存の日本人が作った日本人の舌に合うイタリアンとは大きく異なる。きちんと食材やイタリア料理にもリスペクトを感じられる。 今回は猪の脂から自ら作ったバターや、能登の巻鰤、高岡の筍、地元の山菜などが特に面白さを感じられました。 また、相変わらずチーズの使い方は上手く、さすがはイタリア人だと思わせます。笑 最近はイタリア語も堪能な日本人女性がサービスに入られている様で、ワインやサービスの知識は若干微妙な部分はありますが、シェフとのコミュニケーションがしやすくなった事で全体的に安定感は増している様に感じますし、英語やイタリア語ができない方も客として訪れやすくなっている様にも感じます。 最初は気付かなかったのですが、どうやらこの女性、こちらのお店でも使われているオリーブオイル TESORO D’ITALIA の輸入販売をされている方との事。自分も以前からたまに購入していました。金沢近郊の会社なのは知っていましたが、こんなところで会えるとは。どうりでイタリア語も堪能で食材の知識もあるわけです。 今後、客入りがもっと安定して、マーケティングもうまく出来ると、もっと評価も認知も上がるだろうし、今後の進化も楽しみです。 あとはワインペアリング込みのコースにするなど、ワインを飲む客が増えれば、もう少し珍しいものやクオリティの高いワインを中心に提供できる様になるだろうし、もう少しナチュラルよりのワインや日本ワインも合わせて出すと彼の今の料理にもよく合って相乗効果が出そうに感じます。 ペアリング込みでも2万円以内という価格設定も以前から変わっておらず、まだまだリーズナブルでかなりのお得感もあります。 金沢駅からも歩いて行ける距離にあるこちらのお店。 浅野川にも近い裏通りの古民家の一階に2年前にオープン。 以前はこちらからも程近い此花町にCASAというお店を営まれていましたが訳あって惜しまれつつ閉店。その際もセンスの良い造りのお店でしたが、こちらもそれにも優るし、店舗スペースが格段に大きくなっています。 入口近くは別のカフェ、上の階は長期滞在も出来るスペースとしても使われています。 客席部分は非常に屋根の高い造りで、以前は漁に使う網を吊るすのに使われていたとか。歴史的にも貴重な町家となっています。 オーナーシェフはイタリア出身。満を持しての再オープンでしたが、それまでは皆さんの支援、応援を受けながら準備を進めつつ、La CimeやINUAなど日本国内の有名店でも経験を重ねられた様です。 その為、料理も以前よりクオリティが上がっている様子。ワインペアリングも一部、ナチュラルワインも取り入れながら精度も上がっていると感じました。 今回は特に一皿目から驚かされた。 ブッラータを使った料理ですが、ソースもブッラータも適度に温められており、これが良い風味と食感を出している。日本ではブッラータは冷たいまま出される事が多いですが、全く別物と思えるくらい絶妙な感じ。これはイタリア人ならではの感性もあるのかもしれない。 更にサステイナブルを意識した海苔の切れ端をまぶして風味も食感もアクセントをプラスしている。 他の詳細は省きますが、是非、現地で経験してもらいたい。 シェフは日本語はまだまだ片言ですが、以前よりは上達している感じ。現在、アシスタントは香港出身の若い方が入っているが、日本語は日常会話レベルでコミュニケーションは特に問題無い。お二人とも英語の方が得意な様なので、英語でのコミュニケーションも楽しめ、日本にいながら海外の雰囲気も感じられる不思議なお店だと思います。

2024/04訪問

3回

enso

閉店enso

鎌倉/フレンチ、創作料理、イノベーティブ

3.58

79

¥6,000~¥7,999

¥6,000~¥7,999

定休日
火曜日、水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.0

冬メニューを頂きに数ヶ月ぶりに訪問です。 この時期の鎌倉は平日でも人が週末並みに多い。 春節でアジア系の旅行客が目立つのに加えて、何故か敢えて混むのがわかっているのに、このタイミングで行われている修学旅行。雰囲気だけの微妙な大衆向けのお店も増えて、普段は空いているお店も入店待ちの行列が出来ている。 やっぱり鎌倉周辺に訪れるモチベーションは年々下がっていく。 そんな中でも喧騒を離れて、隠れ家的なこちらは普段よりも訪れる客は多い様だけれど、落ち着いた雰囲気の中、拘りの料理を頂けるのは嬉しい。 コース内容はどの料理も変態的に発酵を取り入れたものばかり。一年以上前から準備した食材などもあり、通常ではやらない様な動物性の食材も発酵を取り入れており、相変わらずの拘りを感じさせる。 冬の寒い時期という事もあるかもしれないが、今回はコースを通して、比較的、これまでよりも味が濃い様に感じられた。これまでは殆ど無かった揚げものも複数入っていた事もあるかもしれない。 調理法的にも少しモダンな手法も取り入れた透明なポテトチップスを使ったりと、落ち着いた盛り付け以上に色々と凝った感じや遊び心も感じさせる。 ドリンクは今回も発酵を取り入れたノンアルコールを中心に合わせて、頂きました。 この春にはオープンから三周年を迎え、3月末には特別イベントも計画されているとの事。 今後の進化や変化も楽しみです。 Seasonal course 春隣 発酵じゃがバター 発酵牛 発酵加賀蓮根 発酵鴨葱 寒鰤 発酵パプリカ 発酵トマト梅 しらす 発酵海苔 抹茶 青林檎 青紫蘇 ローゼル 日中は鎌倉は人が多く、更に暑い日が続いていたので避けていましたが、数ヶ月ぶりにensoさんへ。 不定期に朝や夜の営業もされていますが、基本的には昼のみの営業。 その為、訪問にハードルが高い方も多いと思いますが、メディアなどへの露出やコラボなどもあってか、予約が埋まっている日も多い様です。 変態的な自家製の発酵素材を使った料理が認知されてきており、一般にも料理業界でも話題の様子。 季節ごとに大きく変わるコース内容は今回も全ての皿に発酵を取り入れている。 ただ、旨みや風味を引き出す手法して使われているので、変なクセや臭みは一切、感じられない。 食後に元の発酵素材を見せて頂き、テイスティングもさせて頂いたが、非常に綺麗。きのこも酸っぱい香りがするものの味わいは非常に優しい。通常の乳酸発酵では、なかなかこうはならないので不思議。 サーモンや鰹も自家製の酒盗や塩辛の様な味わいで、身もほぼ溶けきっていて、なかなか興味深い。 秋らしい雰囲気を香りや味わい、食感でも感じられるコースをペアリング込みでもリーズナブルに頂ける感じは相変わらず素晴らしい。 次はもっと涼しくなった頃にでも伺いたいと思います。 Seasonal course 発酵人参 長芋 鎌倉産薩摩芋 栗 発酵南瓜 横浜産椎茸 発酵キノコ 発酵信州サーモン 発酵蕪 発酵初鰹 戻り鰹 追い鰹 シャインマスカット 発酵白萄 バジル この4月にオープンから二周年を迎えて、鎌倉の裏通りの古民家を活用した料理屋さんとしても認知度は上がってきている様です。 鎌倉自体も外国人観光客や修学旅行生が異常に増えていて、小町通り周辺ではトラブルがいつ起きてもおかしくない状況。駅や電車も異常な混雑なので、そろそろ修学旅行で鎌倉に来ると言うのはデメリットしか無いのではと思ってしまいます。 そんな喧騒から離れた裏通りという事もあって、店内は静かで大人の雰囲気。席も以前より埋まっていることが増えている様です。 今回は久しぶりの窓側の席で明るい雰囲気。夏場は以前はクーラーの効きが悪くて大変でしたが、増強されているせいか、この日は客席側のクーラーはオフのままでも特に問題はありませんでした。 料理は相変わらず自家製の発酵食材を多く使った唯一無二の料理ばかり。全ての皿で発酵食材を使っており、料理と一緒に小瓶に入ったものを見せて頂きました。 特に野菜中心の皿はクオリティが高く、味わいのバランスも風味も良い。この感じなら、全てビーガンの構成のコースをされても面白そうと感じます。 更に発酵ノンアルコールドリンクも以前よりも充実。ノンアルコールドリンクのペアリングも始められ、リーズナブルに楽しめる様になった様です。 以前は同じ素材を使ったドリンクを同調的に合わせてオススメされる事もありましたが、今回のペアリングは以前からあるものもありますが、料理とは異なる素材を使っていてもお互いの風味が引き立つ様なペアリングで、以前よりもレベルが上がった感じ。 一部の料理は若干、単体では味わいが強すぎるかなと感じるものもあったので、ドリンクがあってこそ、味わいが完成されると感じた。なので、こちらではペアリングを選ばないのは損しているとも思えるほど。 定期的にコースの内容は変わるので、一期一会的な感もありますが、混雑する時季を外して、また伺いたいと思います。 柚花 フルーツトマト 鎌倉産切り干しビーツ 一年発酵湘南ゴールド 新玉葱 発酵グリーンピース 初鰹 enso産発酵塩柚子 鯖 発酵じゃがいも 発酵空豆肉味噌 発酵軍鶏 発酵唐辛子 白胡麻 マンゴー パイナップル バジル なかなかタイミングが合わず、思いがけず、数ヶ月ぶりの訪問になったensoさん。 鎌倉の街を歩く事自体もかなり久しぶりですが、以前にも増して駅周辺は修学旅行っぽい中学生が非常に多くて驚いた。中学生もそんなに暇な時期では無いと思うが。 鎌倉の街自体も建て直しや新店舗の出店が目立ち、少し歩くだけでも新鮮に感じる。観光地なので、本格的な良いお店が増えることは期待していないが。 そんな路地を通り過ぎて、いつものコースでensoさんへ。 こちらもオープン当初から比べると認知も上がっていますが、平日はやはり波はある様子。どこに聞いても年明けからは比較的落ち着いていると聞きますが、こちらも同様で年末に比べると直前でも予約は取りやすい様子。 ただコース内容は頻繁に変わり、クオリティも上がっているし、ほぼ全ての料理に何らかの発酵素材が使われているし、シェフの個性もより出ている様に感じる。 映えを意識した見た目だけの料理とは異なり、比較的、落ち着いた地味な色合いの料理が続くが、どれも香り高いのは変わらず、更に風味や旨みもしっかりだし、以前よりも食感や味わい、食材の組み合わせなども含めてバランスが良くなっている様に感じる。 発酵食材も一年前に仕込んだ大根おろしや、自前で熟成させた魚など、明らかに変態と言っていい領域。普通なら熟成専用の高価な冷蔵庫を購入するのでしょうが、そういう機材を使わず発酵の力を使って魚も熟成させてしまうのは流石。 以前は玄関に発酵用のガラス瓶が並んでいましたが、手狭になったのか他にもスペースを作られている。今後も面白い発酵食材を使った料理が色々提供されるだろうし、楽しみです。 ドリンクも自然派ワインに加えて、自家製の発酵ノンアルコールドリンクも新しいものが加わっていて、通常のペアリングの合間にそれらを頂きましたが、普通にミックスペアリングとして提供されても面白いのではと感じました。 また、タイミングを見ながらゆっくり訪れたいと思います。 根喰 ずわい蟹 鎌倉産カリフラワー 自家製唐墨 鎌倉産菊芋 発酵金時人参 燻製里芋 鎌倉産大根 焼きネギ 発酵鰤と発酵大根おろし 活け〆熟成魚 冬瓜 乳酸発酵鎌倉産ラディッシュ 自家製鮭フレーク 発酵トマト梅酢 ロースト苺 発酵ピスタチオ餡子 蜂蜜マスカルポーネ 鎌倉は夏休みシーズンを終えて、以前よりも若干、人通りは落ち着いていて、若者や外国人がお店の前で並ぶ様子は減っている様。それでも週末は混む事が多い様ですが。 定期的に伺っているこちらのお店。今回は前回から約二ヶ月を空けての訪問です。 客が増えている事もあるのか、最近はオープン当初よりもメニューが変わる頻度は増えており、短期間で新しい料理がメニューに入ってくる感じです。 その為、今回のメニューも全て新しいものです。 どの皿も香りがたっており、運ばれてきた際に食べる前から期待が高まる。 季節は本来、もう秋ですが、若干、まだ夏らしい素材も使われています。まあ、今年の残暑を表現する上でもありなのかも。 発酵のニュアンスを上手く使っているのは相変わらず。 玄関前の棚のガラス瓶は減らされていましたが、別の場所で発酵は色々とされている様です。 今回も自家製のキノコ醤油を味見させて頂きましたが、なかなか面白く仕上がっており、醤油というよりも魚醤の様で、興味深い。 今回、ドリンクはノンアルコールを中心にあまりペアリングについて深く考えずに一皿ごとに一杯ずつ頂きましたが、南瓜を使ったドリンク以外は比較的、万能でどの皿にも合わせやすいと思いました。 ノンアルコールを頼む方は最初から最後まで一杯で通す方も多いと思いますが、ノンアルコールでもペアリングの様に試してみて欲しいと思います。 また、涼しくなった頃にでも伺いたいと思います。 Seasonal course 残夏 発酵栗 青森カシス カカオ 金糸瓜 発酵海老醬 パクチー ライム ナス科のお野菜 発酵唐辛子 炭火焼きアボカド 旬魚 発酵青紫蘇 青柚子 コシヒカリ 戻り鰹藁焼き 梅干し 新生姜 無花果 赤葡萄 フィグリーフ 今回、3か月以上を空けての訪問でした。 メニューは全て一新されて完全に夏のメニューに。 一品ずつ徐々に入れ替わっていく形式ですが、以前よりもメニューの更新が早くなっており、シェフによると春からだと2周していますとのこと。 初夏のメニューを食べ損ねたことになりますが、SNSなどにも上げているかたは少ない様です。 既に秋以降のメニューも試作や準備に入っている様で、発酵素材の増加もあり、今後も楽しみです。 今回のメニューもフレーバーや香りに驚かされる料理が多かったですし、以前よりもワインにも合わせやすい感じになっていると思います。 とはいえ、今回はノンアルコール中心に頂いてみました。以前からある定番のものが多いですが、トマトのクラフトコーラはかなり万能の様に感じます。 ワインも三杯のペアリングセットが出来たり、醍醐のしずくなどの日本酒もメニューに載ってきており、以前よりも楽しむ幅が拡がっていると思います。 また昨年は古い造りで真夏は暑さを感じる店内でしたが、今年はエアコンも増設して気にならない程度に過ごしやすくなっていると思います。 次はもう少し早いタイミングで伺いたいと思います。 Seasonal course 楽夏 神奈川産発酵とうもろこし バスク唐辛子 ライム ゴールデンビーツ 発酵湘南ゴールド パッションフルーツ 鎌倉産じゃがいも インゲン 神奈川産ズッキーニのジェノベーゼ 旬魚 鎌倉産発酵トマト 一年熟成鰯魚醤 ルッコラ コシヒカリ 小柴穴子 焼き茄子 乳酸発酵胡瓜 山椒 西瓜 発酵牛乳 フルーツトマト 胡瓜 青柚子 4/1に昨年のオープンから一周年を迎えられたensoさん。 一周年を迎えるにあたって、色々な変化や進化を遂げられています。 まずは予約時間が三部制となり早い時間帯もよりフレキシブルになった感じ。それでもほぼ満席で、外には目立つ看板も無いにも関わらず、認知度も人気も上がってきている様子。 4月からはコース内容がより充実。以前より品数が増えて全6品に。最初はスープから始まる様になりました。 陶芸家の方にお願いしてensoの為だけに作られたものを使う事で器が一新されました。 自然の風合いも活かされており、器自体も以前よりしっかりとしたものばかりで目を惹きますが、その分、料理も映える様になっていると思います。 ドリンクメニューも充実で、デフォルトでペアリングの選択肢が。ただ、スープとデザートを除いても4品のところに3杯のペアリングなので、若干、説明不足や準備不足も感じられる。ロゼワインもメニューには加わっているので、一皿ごとにしっかりと合わせて4杯の構成にするか、泡、白、ロゼ、赤を効果的に出してほしい。また、以前よりも自然派志向が無くなっているので、もっとナチュラルワインらしいクオリティも高いものを若干値段が高くなっても入れていった方が料理にも合うと思われる。ペアリングの場合は量も調整しても良いかもしれない。 シェフ自身が全く飲めない事もあり、自家製のノンアルコールドリンクも充実しているのでノンアルコールだけのペアリングやワインも合わせてミックスペアリングもあると全体的に幅が拡がる様にも思う。シェフの負担は上がると思われるが。 トータルとして、品数が増えた事よりも、料理のレベルが一段階上がって、手間もかかっているなと感じられる点が強い。どの皿も香り豊かな感じはそのままに、素材を増やしながらも、活かしている感じ。発酵させた素材もより贅沢に使っており、風味も豊か。 その分、味わいが強すぎると感じる場合もあるので、よりワインとのペアリングが重要になってくると感じられる。 この一年、ほぼ2か月毎に訪れたが、シェフの師でもあるレフェルヴェソンスの生江さんのスペシャリテでもある蕪を使った皿も色々なバリエーションで提供されており変化を感じられた。 原点に返りつつも新しいものを取り入れ続けており、今後の進化も楽しみです。 Seasonal course 陽春 アスパラガス トマト 発酵湘南ゴールド 鎌倉蕪 発酵しらす サヤエンドウ マスカルポーネ ミント 台湾胡椒 旬魚 自家製塩麹 鎌倉発酵白菜 enso産柚子 ササニシキ 桜海老 空豆 発酵海老トムヤムクン 苺 神奈川産関山桜とルバーブ 発酵カカオ After drink 足柄茶 箱根山麓紅茶 和ハーブティー 昨年末から2ヶ月弱を空けての訪問でした。 一部のメニューは被りますが仕立てやオーダーも変わっており、全て新鮮な感じで頂きました。 時季的なものもありますが、以前より全体的に香りが立ちにくい感じはありますが、どの料理も素材の美味しさを引き出していますし、組み合わせが他のお店では見られない面白さを感じます。 また発酵がさりげなく使われており、これが更に旨みや酸味など良いアクセントになっています。 ドリンクも今回は自家製の発酵ノンアルコールドリンクを中心に頂きました。特に面白いと思ったのが、発酵トマトコーラ。トマトと麹を発酵させてシロップに仕上げている様です。トマトが苦手でもトマトのフレッシュな出汁の感じが効いていて、これがスパイスやハーブの雰囲気ともよく合って美味しいと感じました。もうこれだけ売っても商売になりそうな出来だと思いました。 春らしい暖かな陽気の日には平日でも結構、席は埋まっており、シェフもスタッフも忙しそう。最近は業界でも話題になっているのか、飲食店関係者が勉強に訪れている事も多い様です。次々と面白い皿を生み出しているシェフにも脱帽です。また春には新しい試みも考えている様で今から楽しみです。 Seasonal Course 蕪 自家製唐墨 塩蔵赤紫蘇 カリフラワー 蟹 発酵カシス 笠子 鎌倉栞と酒粕 ササニシキ ちりめん山椒 発酵大根おろし 柑橘 発酵人参 コリアンダー 今回も約2ヶ月ぶりの訪問。 鎌倉は人出も戻ってきていますが、少し前よりも落ち着いている感じ。 ただ、こちらのお店は比較的、認知も上がってきている様に感じました。 メニューは相変わらず発酵を取り入れた感じで、和の要素も強くなってきていますが、ensoスタイルと言って良いくらい、独自の感じでフレンチなどの要素ともバランスを取っている感じ。 クラシックな昭和時代以前から変わってない和食が日本では多い中で、新しい形の和食として進化している途中なのかもしれません。 かなり平日でも人出が戻ってきている鎌倉。 電車や駅周辺も外国人観光客が目立つようになってきている様です。 小町通りはなぜか日本人ばかりですが。。 通りの喧騒を抜けて、裏通りのこちらへ約2か月ぶりに。 表には目立つ看板は無いので、やはり未だに多くの人は気になりながらも通り過ぎていきます。認知度は上がって来ているものの隠れ家で、平日はかなり落ち着いて食事が出来ます。 メニューはオープンの春以来、完全に全て入れ替わっており、秋らしい料理となっています。 スタイル的に発酵をより取り入れた感じで、以前よりも和の要素が強くなり、鎌倉らしい野菜や魚介を中心とした内容になっています。 運ばれてきた瞬間から、どの料理も見た目以上に香りが立っており、温度感や香りを引き立たせる感じは相変わらず流石という感じ。 風味や味わいも発酵由来だけでなく、調理方法でも工夫が見られ、特に金目鯛の感じは熟成させながらも、レア気味に仕上げ、旨みは今まで食べた金目鯛の中でも非常に強く仕上げられている。 最初のスープもうまく甘みと苦味を活かしているし、焼きおにぎりもサーモンにじわじわと食べながら火が入って半生の状態になる感じも計算されていそう。 11月には冬メニューに変わる様なので、また年内にでも新しいメニューを頂きに伺いたい。 Seasonal Course 発酵鎌倉南瓜 エスプレッソ カカオ 横浜生椎茸 発酵キノコ 銀杏 かぼす 金目鯛 発酵海老 ササニシキ 信州サーモン 自家製いくら シャインマスカット 発酵牛乳 アロエ 青柚子 少し久しぶりの訪問。 前回は梅雨に入った頃、今回は晩夏。 鎌倉の街自体は夏休み中という事もあり、普段よりも高校生や大学生くらいの若い人が駅構内から異常に多い。子供連れ客も多い印象です。 その分、ガイドブックに紹介される有名店やリーズナブルなお店に客が集まる様で、普段は空いているお店も行列が出来ていたり、横浜同様に本来の質とは異なる形で人が集まる状態はいつも不思議に感じます。 そういう風景を横目に見ながら、裏道を入り、こちらのお店へ。 ランチのコースは予約のみですが、最近はこういう街の状態もあり、大人な客層は夏休み中は鎌倉を避けている様で、8月は比較的、のんびりで予約は入れやすい様です。 前回、訪れた際とメニュー上は変わらない料理もありますが、実際に料理が運ばれてくると驚かされます。 冷たい料理も温かい料理も香りがすごく上がってきて、料理を頂く前から気分が上がります。同じメニューでも素材の組み合わせや調理法のブラッシュアップも見られて、明らかに香りだけでなく、風味や味わいも強くなっていたり、食感なども意識されているのがよくわかります。 化粧品ブランドが運営されている事もありますが、この方向性はシェフの感性や技術もうまく表現されているのだと思います。 入り口付近には発酵された食材の瓶が並べられていて、実験的なものも含めて、なかなか面白い。プロの方や発酵に興味ある方はかなり興味深く見られる様で、帰り際にシェフに色々と質問される方も多い様です。 この話を聴くことを目的に伺うのも面白いかもしれません。 定期的に自家製の発酵ドリンクも変わりますし、秋以降のメニューもそろそろ始まりそうだし、また涼しくなった頃に伺いたいと思います。 古民家なので、冷房が効きにくいとの事でしたが、日差しが強く35℃を超える日だと難しいかもしれませんが、既に日差しは秋っぽさもあり、気温が30℃くらいだと屋内は廊下や玄関先でも涼しく感じました。 約2ヶ月ぶりに久しぶりに伺いました。 梅雨入りして曇や雨の日が続きますが、鎌倉は紫陽花の季節が訪れて、表通りはかなり人が多くなってきた印象です。 こちらは駅から近いのに静かな裏通りで、目立つ看板も出ていないので、落ち着いて食事が出来る穴場です。ただ、認知度は上がっているので、予約で満席になっている日も増えている様です。 週末は時間をずらして遅めのランチや平日のカフェタイムの利用も出来ますが、Webから予約をして伺いましょう。 メニューは、コースの内容がほぼ入れ替わっており夏らしい料理や素材になってきています。 前回訪問時からの変化でまず気づくのが、どの皿も以前よりも香りや風味が立っており、運ばれてきた瞬間から素材や出汁の香りが感じられ、シェフも意識して料理を作り上げているのが感じられます。それぞれの素材も提供時の温度まで気遣っているのがよくわかります。前回の料理も素材の使い方などにセンスを感じましたが、少し以前とはスタイルの異なる料理もありますが、コンセプトがしっかりとした方向性に好感を覚えます。 自然派ワインをグラスで提供されていますが、泡、白、赤と順番に飲むことでペアリングの様にも。どのくらい意識して選ばれているかは判りませんが、意外と良いペアリングとなりました。 自家製の発酵ドリンクも入れ替わってきているので、次回こそ、色々飲んでみたい。こちらも複数、選択肢があるのでノンアルコールのペアリングも出来そうです。 また、サービスの方も安定感が増しており、危うさは殆ど感じず、色々とお話も伺え、楽しい時間を過ごせました。 しばらくは鎌倉は混雑する時季が続きますが、また定期的に伺いたいと思います。 鎌倉小町通りの一本裏、表には明確な看板も出ておらず、立派な門構えの古民家で、高級料亭とも思える外観のお店。 今月頭にオープンされたばかりの化粧品などをプロデュースするOSAJIが運営するレストラン。オープン前にたまたま知って Instagramで暫くチェックしていましたが、コンセプトも面白そうなので、早速、伺ってみました。 ランチとティータイムのみの営業だし、まだまだオープン直後という事もあり、認知度も低く、小町通りの喧騒を離れてゆっくりとした贅沢な時間を過ごせます。 門を潜る前から駅の直ぐ近くの割に、その雰囲気の良さは、流石、鎌倉だなあと思える環境の良さを感じます。 入り口の脇にはエッセンシャルオイルの調香を体験できるスペースが併設されており、そちらの体験も面白そう。 入店時の消毒用のアルコールも柑橘の香りがして、期待を高めます。 古民家らしい造りの廊下を奥まで進むと、光の入り方も素敵な感じのダイニング。 元々は古い置屋だったものを近年は住宅として使われていたそうです。古い建物ですが、丁寧に使われて保全されている雰囲気です。 こちらの料理ですが、L’Effervescence系列のbricolage出身のシェフが作るモダンフレンチをベースにした素材を大切にした料理という感じ。シェフによるとレフェルヴェソンスの生江さんを師と仰ぐそうで、料理にもなんとなく、そのエッセンスを感じます。 ドリンクは色々と選択肢があり、ノンアルコールの自家製の発酵ドリンクも気になりますが、今回はワインを頂きました。ワインは自然派ワインを近くの湘南ワインセラー の監修で提供されているとの事。昼営業だけだし、アルコール類を飲む客はまだまだ少ないと思いますが、泡、白、赤と一種類ずつ提供されている様子。選択肢の少なさは現状では仕方ありませんが、自然派ワインを提供するお店も多い鎌倉ですし、今後のラインナップの充実にも期待したいと思います。 コースの頭に一口だけ提供されるドリンクも非常に美味しく、次回はノンアルコールも堪能したいと感じました。

2025/01訪問

13回

cocon

中目黒、代官山、祐天寺/フレンチ、ヨーロッパ料理、イノベーティブ

3.58

75

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
水曜日

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

中目黒の隠れ家に約半年ぶりに訪問。 最近は満席の事が増えていて、予約は早めにしないと難しくなってきている。どうやら海外のSNSなどで話題になった様で、客の半数くらいは海外の方の利用の様子。全席、海外の方で埋まることもある様です。 今回は最近は減らしているというランチ営業の貴重な枠で。この日は比較的のんびりとした感じですが、ランチとディナーのコースの両方を準備しながら、更に全席分のペアリングも出されて、それでも客とのコミュニケーションもゆっくりとされて、流石という感じ。 それでも毎月変わるメニュー作りやノンアルコールペアリングまでは手が回らないので、手伝いは頼むかもという話でした。 オープンからもうすぐ4年という事で、既にスペシャリティとなった、いつものカンガルーも、アレンジを変えたいとの事なので、今後の変化も楽しみです。 料理は今回は比較的、奇抜な感じのアレンジは少なくクラシックよりな雰囲気でしたが、魚の火入れなども素晴らしく、旬の食材の組み合わせや食感も楽しい感じでした。 更にそれを引き立てるペアリングも日本ワインや日本酒、シードルなども入った構成で、それ自体も美味しいですが、ペアリングとしても楽しめた。 後半はいつもの感じでダブルペアリングになるのは御愛嬌とサービス精神からくるものなのだろう。 また、異なる季節に伺いたいと思います。 カンガルー 蕪 春野菜 新玉葱 北寄貝 カシューナッツ 芹 フェタ 春人参 クマ海老 ホワイトアスパラガス モリーユ 舞茸 ラルド 鰆 桜鯛 仔羊 エウガネイ きたあかり とちおとめ 春菊 ココナッツ びわ みかん パッションベリー 中目黒の隠れ家的なモダンフレンチ。 最近は雑誌などでも取り上げられたり、ワインペアリング、ノンアルコールペアリングや、たまにやるデザートコースも人気で認知度も上がってきている様子。 予約が以前よりも取りづらくなってきているのもあるが、ここまで暑いと出掛ける事自体、億劫になってしまい、タイミングもなかなか合わず、約一年半ぶりの訪問になってしまった。 毎月変わるコース内容は、模索中のものもあった様だが、流石のセンスで素材や調理方法も工夫されていて、なかなか面白い。 基本的にワインペアリングが前提のコースであるので、ワインに合う絶妙な塩味や酸味のバランス。 そこに素材の風味や香り付けがあり、サブの食材の組み合わせでアクセントが入る。 素材そのままでも面白いと思うけれど、ちゃんと水分量も調整してワインとの相性を考えられている。 日本では一般的な昔ながらの重厚なクラシックなフレンチが好みな方が多いので、海外経験の少ない方には合わないかもしれないが、オーストラリアらしいモダンな方向性の料理は最近流行りのバランスの良いワインともよく合う感じ。 今回も一部、ノンアルコールを混ぜてのペアリングだったり、ダブルでペアリングしたりもさせて頂いたが、どれも面白い感じに仕上がっていたと思います。 いつもお一人でここまで仕上げているのは流石だと思う。スタッフがいれば、もっとやりたい事も出来るだろうとは思うけれど、一人だから自由にやれる部分もあるのかもしれない。 場所柄、客層的に難しさはあると思うが、以前より予約も安定している様だし、今後もクオリティを上げながら頑張っていって欲しい。 また定期的に伺いたいと思います。 カンガルー 鮎 梨 枝豆 鰹 焼き茄子 白烏賊 根セロリ 鰻 玉蜀黍 鳥レバー 牛肩 煮込み クスクス スズキ 山形豚 千葉猪 ハッカ 西瓜 桃 ブランマンジェ 今回は久しぶりに夜の訪問でした。 いつもの感じでおまかせコースとワイン中心のペアリングで頂きます。 ペアリングは予め伝えておけばノンアルコールのペアリングも可能。準備も大変なので、ある程度余裕をもって数日以上前にお願いした方が良いと思います。 この日は珍しくカウンターに数組のお一人様が並びます。また、皆さん、飲食店関係の方だった様で、知り合いも多いと思いますが、業界内でも注目されている様です。 ケータリングや出張料理の依頼も多い様中で、これだけの品数を毎日用意されているのは凄いし、値段的にもかなり破格だと思います。最近はハーフで品数の少ないコースも用意されているので、あまり量が頂けないという方には、それでも十分にエッセンスは感じられるのでありかもしれません。 今回は比較的、いつもより味がしっかり目に感じられたり、以前に見た様な料理っぽいものも含まれましたが、また違う季節に伺いたいと思います。 こちらもコースの内容や価格の変更も検討されている様です。 久しぶりの訪問です。 最近は出張イベントや企画などでも忙しそうなcoconさん。メディアなどにも取り上げられる機会も増えており、新しい客層も拡がっている様です。 今回はほぼ半年振りの訪問。 やっぱりお一人で全てやられているので、なかなか大変そう。新しいメニューの開発なども時間は無いだろうにしっかりと品数も、使う素材も含めてちゃんと組み立てている感じ。それなりに新しい試みなどもあるし、目の前で仕上げていく姿を見ているとよく素材や工程を忘れないものだと感心します。 季節の変わり目という事もあってか、そこまで季節感は有りませんが、見た目や使っている素材よりも、その味わいに相変わらず驚かされます。 毎回、違う料理が頂けるなら、もっと頻繁に訪れても毎回満足させてくれそうです。 ドリンクは今回もペアリングで。最初の一杯だけは自家製のノンアルコール。柚子の香りとヴィネガーの風味もバランス良く効いている。 あとはワイン、日本酒、ビールなどバラエティ豊かな感じ。クリーンナチュラル中心ですが、ほぼ途中から2種類ずつの気前の良さ。それでもペアリングはちゃんと計算されているのは凄い。料理も若干おまけが加わり、ドリンクも料理もかなり頂きました。 なかなか客層的には中目黒という場所柄も含めて、まだまだ恵まれていない感じもあり、質を高めていくのは大変そうだと感じます。モダンなスタイルを維持していく為にも、良い客層にフォーカスしていく為にも、若干値段を上げるか、ペアリングは込みの設定にしていく方が良い様な気がします。とりあえず、今年は最低でも季節ごとには伺いたいなと思いました。 先日、1周年を迎えられたcoconさん。 メニューも変わった事もあり、時間ができたので、お祝いを兼ねて、2週間ぶりに伺いました。 一皿目は「いつもの」というカンガルーから。今回の部位はサーロイン。前回のヒレよりも脂が多く、食感的にも歯応えがある。 現地で頂いた記憶ではもっとしっかりとした食感だったが、その片鱗はタルタルにしても感じられる。 ペアリングは前もってノンアルコールも織り混ぜた感じでお願いしたが、最終的にフルのアルコールペアリングに追加でノンアルコールのドリンクも頂く感じに。笑 トータルでかなり贅沢な構成になりました。 オーストラリアではかなり有名なお店の出身のシェフなので、素材の使い方もペアリングも日本の他のお店では感じられない面白さがある。 来週はまだ席も空いている様なので、是非、伺ってみてほしい。 もう直ぐ、オープン1周年を迎えられるこちらのお店に約3カ月ぶりに訪問。 ランチでディナーコースとペアリングを堪能しました。 コースは以前よりも品数を絞っている様ですが、それでもオマケを加えても充分すぎる。 ペアリングも一皿に2種類だったり、一杯の量は少なくてもかなり楽しめると思います。飲める方にはほぼフリーフローで飲み放題状態なのだそうです。 料理は定番のカンガルーから。 初夏ながら既に夏らしいメニューが続きますが、このメニューもあと1週間くらいで変わるそうです。 またノンアルコールペアリングも前もって伝えれば、少し高くつくけれど準備してくださるそう。フルじゃなくてもミックスペアリングとかで次回は楽しんでも面白そうと思いました。 中目黒の駅からも直ぐの場所に昨年夏にオープンされたcoconさん。 土日月曜日にランチ営業されており、昼間からワインペアリングとおまかせコースを堪能してきました。 駅からもかなり近いですが、桜目当ての大衆とは逆方向に改札を抜けて裏道を入ったビルの4階で、下の階には人気店が入るものの、こちらはかなりの隠れ家的なお店。 日本で生のカンガルー肉を頂けるという事で以前から気になっていましたが、ようやく訪問。 オーストラリアに今はなかなか行けない中で、現地でも珍しいカンガルーの生肉やモダンオーストラリア料理の要素が入ったコースを頂け、更に世界各地の自然派ワインを頂けるというのも、この半年で伺ったお店の中でも更にツボ。 なかなかセンスの良さをお店に入った直後から感じますし、料理やワインのセレクションや流れも良い感じだと思っていましたが、シドニーでも有名なQuayのグループ、その最高級店のひとつであるオペラハウス内のBennelongのオープニングスタッフとして一年居られたとの事。 なかなか敷居も高く、予約も取りづらいお店ですが、そのエッセンスを日本でも堪能できるのは素晴らしい。Quayに実際に伺った際も料理やペアリングの質には驚かされましたが、どことなくオーストラリアらしいセンスの良さを盛り付けや、素材の組み合わせからも感じられました。 ひとりで調理しながら、ワインの提供まで全てこなされている感じもスムーズで、幅広のカウンター越しでの対応も非常に心地良い。 窓越しに日差しも入り明るい店内で料理もワインも映える感じも良く、ランチで伺う利点の一つだと感じます。 メニュー自体は季節に二度変えたいとの事で、旬の素材をうまく使い熟されている感じ。 それに合わせるワインはオーストラリアに特に拘っている感じはなく、この日は一種類のみ、ニューワールドや日本酒も含め、多様なものを使われていますが、どれも料理とワインを上手く引き立てあっていて、ロジカル且つセンスの良さも感じられるペアリング。 一人で訪問される方も多い様だし、また落ち着いた頃にゆっくりと定期的に伺いたい。

2025/05訪問

7回

フィエルテ

フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2025 選出店

フィエルテ

鎌倉、和田塚、由比ケ浜/フレンチ、イノベーティブ

3.96

213

¥10,000~¥14,999

¥8,000~¥9,999

定休日
-

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

今回は珍しい素材を頂きに前回訪問からは短いスパンでの訪問でした。 最近は見かける機会も以前よりは少し増えてきたと思いますが、ジビエとしても珍しい鴉。 とは言っても街中にいるものは印象も悪いし、何を食べているか判らず衛生的な問題もあるので、山にいるもの。 今回は北海道の猟師さんがたまたま山中で獲ったものだそうです。 クラシックなフレンチやジビエ料理が中心のお店でも、実際に提供することはほぼ無いだろうし、食べたいという客も少ないだろう。 今回は旬の素材を堪能できる内容で、どの皿もいつもよりもクオリティ的にも上がっている様に感じるが、その中でも際立ったのはやっぱりカラスかもしれません。 入荷から一週間ほど熟成されていますが、小柄な個体ながら、その肉質や旨みは鳩や鴨にも似た感じはありますが、強い弾力は軍鶏や地鶏の様。通常のナイフやフォークで食べ進めるのはなかなか大変だと思います。 ジビエは穴熊も入荷している様で、これからの季節は楽しみも増えますね。 面白いと思える食材を適度にモダンなニュアンスも入れながらバランス良いコースに仕立てているのは流石だと感じました。 干し椎茸/オレガノ/胡桃 鎌倉産 落花生/自家製からすみ 蕪/赤海老 島根県産 真鱈 白子/カリフラワー 国産 黒毛和牛/茨城県産 栗/仏産 黒トリュフ 佐賀県産 22日熟成 鰆 北海道産 烏 イスラエル産 死海の塩/シチリア産 オリーブオイル 奈良県産 柿/サワークリーム お茶菓子 鎌倉駅近く、御成通りから少し入った隠れ家っぽいフレンチ。伺わなきゃと思いながら、なんと一年以上空けての訪問でした。 鎌倉は最近は異常に人出が増えており、伺うなら夜かなと思っていましたが、ここまで暑い日が続くと外出する気が完全に失せてしまいます。 更に一時期、高級食材に偏ったり、クラシック寄りのコース内容になっていて、個性が消えて、魅力も落ちた感じがあり、わざわざ伺うモチベーションも落ちていました。 ネット上には上のコースは高級食材を使ったとの説明がありますが、必ずしもそういう訳では無いそうです。 多少のグレードアップはありますが、面白みの少ない、他のお店でも頂ける様な完全クラシックではなく、ちゃんと個性や差別化も感じる適度にモダンな要素も入った感じで仕上げて頂けそうです。 今回は懸念もあったので、敢えて下のコースを頂きましたが、次からは安心して伺えそう。 鎌倉の夜は通り沿いや駅前は相変わらず人も多いですが、多少は落ち着いた様子。 以前はランチなどはウォークインも受け入れていましたが、現在は完全予約制にした様で、週末以外は比較的、のんびりと食事を楽しめそう。 少し急な階段を登るといつも通りお二人が迎えてくれます。入り口は若干、綺麗になっている気がします。どうやらトイレ周りなど、空調も含めて改装している様です。 コースが始まると相変わらず、お二人のコンビネーションが素晴らしく、手際よく料理が提供されます。話しながらでも、それぞれの料理に合わせたワインもタイミングよく出されます。 こちらではやっぱりワインペアリングがオススメ。 グループで訪問する方以外はボトルでのオーダーは少ない様で、ペアリングが主流になってきているのは、ちゃんとワインも食事も楽しむ方が増えている傾向で素晴らしい。 実際に適度にクラシックとモダンな感じ、自然派やオレンジワインも取り入れており、フランスワインだけだった以前の感じからも少し変わってきている感じ。シェフはブルゴーニュ大好きらしいが、こちらの料理はコテコテのクラシックワインよりも適度にモダンな感じのワインの方が合うと思う。 最近は遠方から訪れる方も増えてきている様で、認知も上がっている。 また、タイミングを見ながら、ゆっくりと訪れたいと思います。 黒ゴマ/さつまいも/オレンジ クロアチア産 本マグロ/キャビア/サワークリーム 長崎県産 鯵/茗荷/きのこ 長崎県産 穴子/コラトゥーラ 宮城県産 秋刀魚/トランペット茸 静岡県御前崎産 10日熟成 金目鯛 青森県産 銀の鴨 フランスロレーヌ産 塩/チリ産 オリーブオイル 山形県産 ラフランス/カルダモン/コロンビア産 カカオ/生姜 お茶菓子 久しぶりの訪問、半年以上ぶりだし、夜の訪問は一年以上ぶりでした。 もっと伺わないとと思いながらも、人が増えてくると鎌倉に足をのばすモチベーション自体が無くなってしまいます。 先日、別のお店で偶然、こちらのシェフとお会いする機会もあったし、これも何かの縁と思いながらも、約1ヶ月が過ぎ。。少し時間が出来たので、ようやく伺えました。 店内に入ると、いつも通り、シェフとスーシェフのお二人が忙しく動きながらも迎えてくれます。 カウンターの奥にはゴエミヨのプレートが飾られているのも目に入ります。複数の席の準備が既に出来ていて、平日の夜も客が戻ってきているのが判ります。以前はもう少し遅い時間のスタートも可能でしたが、忙しくなってきている事もあり、最近は18時半までのスタートとなっている様で、ウォークインもほぼ断っているそうです。 これまでは、いつも秋から冬にかけての訪問だったので、この時期は初めて。 コース内容的には大きく変わりませんが、やっぱり初夏っぽい素材が多く使われていて、若干、これまでのフィエルテさんのイメージとも異なる感じも。 メインは贅沢にも、うずらを使ったもの。ワインも2種類出して頂き、贅沢な感じで仕上げて頂きました。ただこちらでは高級食材を使ったものより、旬の食材を使ったものの方が仕上がりのレベルは高いし、こちらのスタイルにも合っていると思います。程よくカジュアルさとモダンな感じを取り入れたバランス感覚は維持してほしい。 料理は全体的にどれも風味や食感が印象的な仕上げでしたし、特に花の部分をメインにした花ズッキーニの仕立ては見た目にもかなり印象的でした。 デザートは以前の様に旬の生のフルーツをその場でカットして仕上げていく感じではありませんでしたが、余裕がある時はまた復活させて欲しいなと思いました。その分、お茶菓子はまた少し手が込んだものになっていましたが。 ドリンクはいつもの感じでペアリングでお願いしましたが、ワインもこれまでのクラシックなイメージよりも少し自然派っぽいものも含めて使われていて、幅が拡がった様にも感じました。 まだまだ認知度は低いものの料理は鎌倉で一番だと相変わらず感じます。またタイミングを見て伺いたいと思います。 いんげん/アーモンド/胡桃 長崎県産 牡蠣/ディル 北海道産 ホワイトアスパラ 秋田県産 グリーンアスパラ/兵庫県産 蛍烏賊 三浦産 ズッキーニ 静岡県產 18日熟成 金目鯛 仏産 うずら ヒマラヤ岩塩/シチリア産 オリーブオイル 百花蜂蜜/レモン/クレームダンジュ お茶菓子 久しぶりにランチで訪問。 鎌倉は夏休み時期に比べると落ち着いているものの、やっぱり人は多く、こちらのお店の周辺も裏道で行き止まりに関わらず、何組ともすれ違います。 階段を上り入店すると、いつも通り、カウンターに案内されて、ペアリングもお願いしていたので、すぐにシャンパンが出てきます。 相変わらず、シェフとスタッフのコンビネーションが素晴らしく、どちらかが客対応をしていると、素早く、調理や他の対応もカバーに入っていて、さすがという感じ。 更にスタッフの元気くんは今年は35歳以下のシェフのコンクールRED U-35に挑戦していて、先ずは一次審査を通過。同じ神奈川からは三ツ境の膳薫の宮田さん、デュヴァンハッシシの山川さんなども残っており、皆さんどこまで残るか楽しみ。 その辺の話や他の最近のお店の話などもしながら、コースが進みます。今回、いつもより驚いたのがペアリングの精度が上がっている事。料理の口に残る質感が合わせるワインの酒質にどれもぴったり。 秋らしい素材も色々入ってきて、デザートまで楽しめました。 来年はゴエミヨも取りそう?という話もしながら、またゆっくり伺いたいと思いました。 鎌倉の夜は未だに静か。日が暮れると歩いている人はかなり疎です。 この日は特別にシャンパーニュから。 特別コースを頂いたので、前回のランチよりも贅沢に。 - 白胡麻/パースニップ/アーモンド - 愛知県産 8日熟成 鰤/仏産 キャビア - 小芝穴子/仏産 フォアグラ/独活 アミューズは3種類。 エクレアも前回とは異なるアレンジですが、穴子が美味しい。一般的な煮アナゴとは異なり、いい食感。独活もエグみなどは無く、美味しい。 - ロワール産 ホワイトアスパラ/雲丹/ツブ貝 アスパラの食感、火の入り具合が絶妙。 素材の組み合わせ、温度も難しいと思うが、雲丹やツブ貝も絶妙に調節していると感じられる。 - 岩手県 広田湾 牡蠣/ハーブ/自家製 カラスミ 自家製のカラスミを使った一皿。 片方は甘いアニスの香りがするパスティスを使っており、料理からも仄かに香りが。 食べ比べもさせて頂きましたが、単体だと難しい感じ。これを料理に仕上げて、ワインペアリングも良い感じに仕上げてくるのは、2人のセンスの良さだと思う。 - 千葉県産 黒鮑/仏産 モリーユ茸 かなり贅沢な一皿。 運ばれてきた瞬間から、強いキノコの香り。 その昔、小久江次郎さんのキノコのスープを頂いた際の衝撃を思い出しました。 鮑は柔らかいながらも旨みが素晴らしい。ソースは肝を使ったもの。更にトリュフの香りと泡はマッシュルームの香り、旨みも重なります。 - ブルターニュ産 オマールブルー/エストラゴン/根セロリ 贅沢なメニューが続きます。 ブルーオマールを使った一皿。中心はレアに仕上げられており、香ばしさもありながら、生の風味も味わえる。 セロリアックは最近はよくペーストではよく見かけますが、ブロック状で形を残しているのは初めて。こういう使い方も素材本来の味わいが判って面白い。 - 佐賀県産 28日熟成 キジハタ フィエルテならではの熟成魚。 絶妙な熟成具合。こちらも火の入れ方が皮目はしっかり、身はしっとりという感じで 上手い。 日本料理の焼き魚は本当に美味しいところはなかなか見当たらないが、フレンチだとこういうのは有りだと思います。 - 鹿児島県産 尾長鴨 藁焼きの風味が付けられた尾長鴨。 きちんと自ら熟成、処理されているそうです。 これもなかなか贅沢な素材。 コンフィも美味しい。 珍しいと思ったのは大きめのチューリップグラスでボルドーのワインを頂いた事。柔らかいワインですが、青さも有り、それをストレートに上げるのに良いと選ばれたとの事。自由な発想が面白い。 - 熊本県産 晩白柚/ヨーグルト - コロンビア産 カカオ/仏産 トリュフ/鎌倉産 キャラメル - お茶菓子 デザートも素材を活かした面白さ。 2月だからかチョコレートっぽい感じが強い。 トリュフは普通は冷たい量だと香りが立ちにくいが、これは運ばれてきた瞬間から、強い香りが上がっている。 自家製のキャラメルを鎌倉産と言い切ってしまう、お遊びも。 2019年にオープンしたフレンチレストラン。 鎌倉駅からも程近いですが、看板も出ていない細い路地を奥まで入っていくとモダンな造りの建物が並びます。 階段を上がると小さいながらも洗練された雰囲気の良い空間。 晴れた日はガラス張りの一角から光が入り明るい店内。線路を走る電車も間近に見えるので、鉄道好きにも良いかも。笑 シェフはフランスや銀座などでも修行した後に独立したされた様ですが、素材の組み合わせや盛り付けにもセンスが感じられ、早速、人気店となっている様子。 この日は比較的、落ち着いていた様ですが、飛び込みのお客さんもおられ、常に忙しそうでした。 まだコロナの影響はありそうですが、平日も昼はほぼ予約でいっぱい。夜が比較的、空いてるかもしれません。 料理はお店で体験された方が良いと思うので詳細は省略したいと思います。 ワインは基本的にフランスのもののみで比較的リーズナブルでクラシックなものをペアリングして頂けます。 ペアリングのセンスも評価できるものでした。

2024/11訪問

6回

タカヤマ

2025年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2025 Bronze 受賞店

創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

食べログ 創作料理・イノベーティブ 百名店 2025 選出店

タカヤマ

京都河原町、祇園四条、清水五条/イノベーティブ、創作料理、イタリアン

4.04

92

¥30,000~¥39,999

¥30,000~¥39,999

定休日
月曜日

昼の点数:4.0

印象的な店内とモダンな料理以上にシェフのキャラクターが印象的でした。笑

2020/03訪問

1回

Nomad.PDX

シアトル・タコマ国際空港周辺/イノベーティブ、アメリカ料理、フレンチ

3.01

1

¥15,000~¥19,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

Nomad PDXはモダンなスタイルのお店ですが、面白いのは外から完全に繋がった空間のキッチン。本当にオープンキッチンスタジオのような造り。そんなキッチンの奥にダイニングテーブルを配置し、シェフズテーブルスタイルですが、その日の客全てでテーブルをシェアするスタイル。 基本的に旅行客が多いようですが、面白い出会いもあるかもと感じる、不思議なお店でした。料理も素材を活かしたモダンなスタイル。合わせるのは全てローカルの自然派ワインというのも素晴らしいと感じます。 こういうスタイルがオレゴンで増えているのは面白いと思います。 日本でもこういうお店がワインカントリーに出来ても良いのではと感じました。

2019/07訪問

1回

Restaurant COCON (鎌倉古今)

鎌倉/イタリアン、イノベーティブ、オーベルジュ

3.65

68

¥10,000~¥14,999

¥10,000~¥14,999

定休日
水曜日、木曜日

昼の点数:4.0

鎌倉ならではの古い良さを感じる空間とモダンな料理、素晴らしい素材とサービスが融合

2019/06訪問

1回

Quay Restaurant

ロックス / サーキュラーキー/ヨーロッパ料理、イノベーティブ、創作料理

3.05

9

¥20,000~¥29,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

オペラハウスの向かいにある眺めも素晴らしいオーストラリアを代表するレストランの一つです。 以前から、Australiaのベストレストランなどのリストにも必ず選ばれる有名なお店です。ロケーションや雰囲気も良いですが、なかなか敷居が高いし、予約も取りづらいので、行ってませんでしたが、一度は行っておこうと思い、行ってみました。 元々、和のテイストなどを取り入れたオーストラリアフュージョン料理ですが、今回の料理もかなり和のテイストが強く、出汁は当たり前に使っている感じです。他にも中華や韓国の味の要素も入れていると思われる料理もありました。 ワインペアリングもありますが、なかなか良い値段、日本酒も入るかと思いましたがワインだけのペアリングで、常識には捕らわれない肉にも白を合わせるなど、実際の料理の味に合わせた面白いペアリングでした。 日本だと教科書通りのペアリングが多く、明らかにシェフもソムリエもちゃんと料理とワインを事前に試していないと思われますが、こちらはお互いに議論しながら決めているんだろうなと思うほどのクオリティ。日本の多くのレストランも見習ってほしいと思いました。

2017/10訪問

1回

JULIA

移転JULIA

恵比寿、代官山/イノベーティブ

3.58

42

¥15,000~¥19,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

OUTでのPOPUPイベントで復活

2019/03訪問

1回

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